投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 11 日 21:01:28:
回答先: この非常用炉心冷却配管は第一級の核心施設であって、心臓の血管に当たる部品 投稿者 転載(い) 日時 2001 年 11 月 10 日 18:37:40:
11/11 19:12 1号機老朽化の指摘強まる 原発耐用年数の定めなし 社会27
共同
中部電力浜岡原発1号機で、配管破断事故に続いて起きた原子炉
漏水事故は、原子炉の中枢である圧力容器内の損傷が原因で引き起
こされた可能性が高まったことで、1号機の゛老朽化″を指摘する
声が強まっている。
浜岡町役場に十一日午後、事態の説明に訪れた経済産業省原子力
安全・保安院の広瀬研吉審議官に、同町原子力委員会の委員長が「
事故は老朽化が原因ではないのか。原発の耐用年数を四十―五十年
と設定しているが、何が根拠なのか」と詰め寄るなど、現地でも不
安が高まっている。
中部電力によると、米国の原子炉施設の機器はライセンス制によ
り耐用年数が定められているが、国内では原則的に年一回の定期点
検を通過すれば使用は可能で「耐用年数はあってないようなもの」
(中電静岡支店)。
水漏れが起きた制御棒を収納する「ハウジング」は設置以来、二
十五年間交換されておらず、内部の本格的な点検もなかった。
1号機で十三年前に起きた原子炉水漏れは、ハウジングと同じ材
質、溶接方法をとる配管「インコアモニタハウジング」の溶接部分
の応力腐食割れ(SCC)が原因。
市民団体「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」の長野栄一代表
は「配管の破断や水漏れは原子炉の『心臓』に寿命がきていること
の表れ。1号機と同じ時期に設置された2号機も経年劣化している
のではないか。修理だけで済ませたら同じことの繰り返しになる」
と安全性を危ぶんでいる。
(了) 011111 1911
[2001-11-11-19:12]