この非常用炉心冷却配管は第一級の核心施設であって、心臓の血管に当たる部品

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投稿者 転載(い) 日時 2001 年 11 月 10 日 18:37:40:

回答先: 浜岡原発の炉心配管破断事故について、報道統制が働いているように思える 投稿者 転載(い) 日時 2001 年 11 月 10 日 18:34:08:

 もっと大きな問題は、破断した配管が、福島原発のように空気配管ではなく、緊急
冷却水非常配管だったことだ。これは炉心の命綱とも言えるもので、ホテルのスプリ
ンクラーが平常時にボロっと落ちて、水が噴き出したようなものだ。これでは、もち
ろん本当に必要な非常時には全く役に立たないわけだから、数ヶ月後に迫った東海地
震の際には100%メルトダウン、結果として超巨大災害を免れ得ないことを証明し
たのである。

 この非常用炉心冷却配管は第一級の核心施設であって、心臓の血管に当たる部品で
ある。これがなければ心筋梗塞を起こして即死する部品であり、原発では100%、
炉心が完全破壊され、全量の放射能放出をもたらし、数百万人の死者を出す事態が約
束されるのである。当然、設計・材質・メンテナンスともに最高最大の力が投入され
ていて、原発推進者が口を酸っぱくして「この配管破断など絶対に起こり得ない事故」
と強調し、危険を指摘する我々を嘲笑してきた代物である。

 「君たちは現代科学の最高の成果が信用できないのか?」と、原発反対論者を小馬
鹿にしてきた推進側、中部電力経営者は、今回の一切の言い訳が通用しない致命的事
態を、どう評価するのか? 我々は断固、追求しなければならない。

 破断の原因については、内径15センチ、外径30センチもあるステンレス鋼管が、
ほぼ完全にポッキリと折れたという情報を考察するなら、25年間の稼働による膨張
収縮の繰り返し疲労により、内部溶接欠陥を起点とする応力集中疲労破壊が起きたも
のとしか考えられない。常識ではありえない事態だが、これには炉心から放射される
遅速中性子による劣化が深く関与している。

 当初、世界の研究者の間では、原子炉の寿命は30年と考えられていた。これは中
性子劣化のパラメータを考慮して、そう定められたのである。ところが日本政府は、
この中性子劣化現象を無視し、一般のプラント構造物と同様の基準にすり替え、勝手
に炉心耐用年数を2倍に引き上げてしまった。その理由は、炉心放射性廃棄物の処理
に困ったことと、経済性を優先させる発想からである。したがって、今回の事件は、
原子炉メンテナンスに携わる技術者から見れば、弁解の通用しない当然の結果だった
のである。

 推進側、設計者の多くが、明らかに中性子劣化現象を甘く見ていた。炉心付近では、
厚さ30センチを超す鋼鉄の圧力容器が、30年も経てば、まるでスポンジのように
劣化してしまう。当然、配管フランジ部の劣化は想像を超えて危険な状態になる。こ
の現象を知っていたのは、非破壊検査技術者だけであるが、彼らには発言権はなく、
知っていても、それを口に出した瞬間、不良業者として排除される宿命だった。

 東海地震が近づいた今、浜岡原発は、チェルノブイリ4号炉なみの不良原発である
ことが明確になった。我々は、数百万人の命を守り、後世まで、日本居住者の遺伝子
の健全性を守るために、浜岡原発の稼働を許してはならない!

http://www1.odn.ne.jp/cam22440/yoti01.htm



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