投稿者 転載さん 日時 2001 年 10 月 24 日 12:48:57:
2001年10月23日(火)
WIRED NEWSの誤報と、住民票関連裁判
あまり批判とかはしたくないのだが、間違いは間違いということで指摘しておきたい。もともと英文記事なのだが、WIRED NEWS 2001年10月19日 2:00amの記事『テロ組織の情報戦略に活用されるウェブ』(Julia Scheeres、[日本語版:藤原聡美/高橋朋子])に、アレフのサイトについて、こう書かれている。
ウェブ上ではその活動について秘密主義を貫こうとするところもある。終末論を唱える日本のカルト集団『アレフ』(旧オウム真理教)では、メインサイトへのアクセスにパスワードを要求し、パスワードは2週間ごとに変更するシステムをとっている。
どこに「メインサイトへのアクセス」に対するパスワード要求がありますか? 確かにアドバンス・コースにはパスワードが必要ですが、それはごく一部分ですし、2週間ごとに変更するという事実はありませんね。しかもパスワードはどなたにも自動発行されていますから、「秘密主義」にはまるで該当しないのです。つまり、この記事は完全な誤報です。
というか、公式サイト・広報部・各道場に加えて個人サイトまで公開しているアレフのどこが「秘密主義」なんでしょうか?
「取材して事実を確認してから記事を書く」という基本中の基本ができていない記者は困りますね。実際にリンクをたどってページを見に来た方から「あれ? 秘密主義とちゃうやん? この記事、ちゃんと調べてるんかいな?」と疑問に思われてしまいますよ。
あと、日本語版記事なのだからリンク先を日本語版トップページに変更しておいてほしいと思いましたが、一応のリンクはあったのでこの点は突っ込まないことにします。