投稿者 付箋 日時 2001 年 10 月 07 日 12:49:43:
《Q》イギリス渡航者経験者の献血制限 (2000/1/25)
質問は、狂牛病に関連するイギリス渡航者経験者への献血制限です。
1 イギリス渡航者の献血制限は、本当ですか?
2 献血制限の対象となるのは?
3 イギリス渡航者とどうやって判断するのですか?渡航歴を外務省のデータなどで調べる?自己申告にまかせる?
4 もし自己申告であれば、その申告をしなかった場合は、罪に問われるのですか? 何の罪?
5 もしそのまま献血された場合、狂牛病を検出できるのですか?
6 イギリス人及びその他の外国人も制限されるのですか?
7 日本に帰化したイギリス人等の外国人もですか?
8 制限は、いつまで続くのですか?
9 制限は、全国にですか?
10 輸入血液又は、血液製剤でついては、制限は、あるのですか?
11 フランスでも狂牛病発病者が出ていますが、今後制限は拡大されるのですか?
宜しくお願いしますm(__)m (KASさんより)
《A》【センターから】(2000/2/1)
近年、イギリスを中心に発生しているクロイツフェルト・ヤコブ病は新しいタイプで、牛肉の摂取による人への感染の可能性と、リンパ球を介しての人から人への感染の可能性が示唆されていますが、まだ不明の点が多いようです。
米国およびカナダで、昨年8月からイギリス渡航経験者の献血制限が開始されたことを受けて、わが国でも以下のように開始されます。
イギリス渡航経験者の献血制限について、順を追ってお答えします。
1 本当です。イギリス渡航の経験のある方で以下の条件にあてはまる方は、今年の2月1日から献血ができなくなりました。
2 「1980年から1996年の間に通年6か月以上イギリスに居住(滞在)していたことのある方」は、献血ができなくなりました。
3 問診時に、海外渡航の経験のある方に、「イギリスへの渡航」の経験がなかったかどうか詳しくお聞きいたしますが、基本的には、自己申告していただくしか方法はありません。
4 申告しなかったからといって罪に問われることはありません。
5 この病気に関しては、現在もなお不明な点が多く、簡単には検査できません。
6 (7.も含みます)イギリス人でも日本人でも、1980年から1996年の間に通年6か月以上イギリスに居住(滞在)していたことのある方は、みな対象になります。
8 未定です。感染の機序が明らかになり、安全が確認されるまでは、念のため献血をお休みいただくことになります。
9 制限は、全国一斉に行われます。
10 輸入血液や血液製剤に関して、現在検討中です。
11 可能性はあると思いますが、はっきりしたことはわかりません。