投稿者 主催したのは・・・ 日時 2001 年 9 月 07 日 14:48:02:
回答先: 集団的自衛権の行使を条件付きで是認 宮沢元首相講演 投稿者 アメリカの景気対策っすか? 日時 2001 年 9 月 07 日 14:44:36:
宮沢元首相、集団的自衛権の一部行使を提唱
【サンフランシスコ6日=永田和男】サンフラ
ンシスコ講和条約調印50周年を記念する「日米
21世紀プロジェクト」(北カリフォルニア・ジ
ャパンソサエティと読売新聞社など主催)の幕開
けを飾るシンポジウム「日本とアメリカ〜激動す
る世界における恒久的パートナーシップ」が6
日、サンフランシスコ市内のパレスホテルで始ま
った。
基調講演に登壇した宮沢喜一・元首相は、吉田
茂首相率いる全権団に随行して講和条約の調印式
典に参加した思い出に触れながら、「サンフラン
シスコ講和条約体制は、その後50年間有効に機
能しており、日本における米国の軍事力のプレゼンスに裏打ちされた日米同盟関係を
築いた」と過去半世紀を総括。そのうえで同盟をより効果的なものにするため、「米
軍が日本の安全保障に明確、直接にかかわる活動をする際に自衛隊が援助を行えるよ
う」との限定付きで、日本政府が自衛権の延長としての集団的自衛権の一部行使を認
めることを提案した。ただ、憲法9条の改正は必要なく、政府による憲法解釈で行え
るとの見解を示した。
また宮沢氏は、「中国が軍事大国となる可能性に懸念を持たざるを得ない」と述
べ、北東アジアの新たな安全保障体制構築を提唱した。
続いて行われた全体会議では、ブッシュ米政権のいわゆる一国主義的な外交姿勢を
巡り議論が白熱。宮沢氏が、「ミサイル防衛のような発想の転換を迫る構想に同盟国
の理解を求めるには、もっと時間をかけた説得が必要だ」と指摘したのに対し、ジョ
ージ・シュルツ元国務長官が「日本には、北朝鮮のミサイルという切迫した脅威があ
る。それに備えるミサイル防衛の意義がなぜ理解できないか」と反論する一幕もあっ
た。
シンポジウムは日米両国の有識者が参加し、7日まで行われる。8日には田中外相
やパウエル国務長官も出席し、講和条約調印50周年の記念式典が、条約の調印され
た戦争記念オペラハウスで行われる。
◇
シンポジウムの議論の詳報は、13、14日付本紙朝刊で掲載します。
(9月7日13:24)
このページの感想 |