投稿者 アメリカの景気対策っすか? 日時 2001 年 9 月 07 日 14:44:36:
集団的自衛権の行使を条件付きで是認 宮沢元首相講演
宮沢喜一元首相は6日、サンフランシスコで開かれた対日平和条約調印50周年を記
念するシンポジウムでの講演で、「(個別的)自衛権の論理的延長として、集団的自衛
権を位置づけることを提案する」と述べ、ケースを限定した上で日本政府が違憲として
きた集団的自衛権の行使を認めるべきだとの考えを明らかにした。自民党の護憲派・ハ
ト派の代表的存在の宮沢氏が、集団的自衛権の是認を明確に打ち出したことは、安保や
憲法をめぐる議論に波紋を呼びそうだ。
宮沢氏は集団的自衛権の行使を認めるケースとして、「米軍の活動が日本の安全保障
に明確、直接関わる」場合を挙げ、「米軍を援助し、守るために日本の自衛隊を運用で
きる、運用すべきだ」と発言。さらに「憲法9条の変更は必要ではない。政府は必要で
あれば、9条を集団的自衛権に関してどう解釈するのか明確にすべきだ」とも述べ、政
府解釈の変更で対応すべきだとの見解を示した。
宮沢氏は、集団的自衛権を認める理由を「日米同盟をより効果的なものにし、地域の
現状の変化への対応性を高めるため」と説明した。
また、憲法解釈を変更する条件として、政府が、(1)自衛以外を理由とした戦闘目
的で自衛隊を運用しない(2)核武装を決して行わない、という従来の立場を再確認す
る必要があると強調した。(10:22)
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