投稿者 nikkei 日時 2001 年 9 月 06 日 15:36:04:
ミサイル防衛で日米技術協力を期待・米国防副長官
【ワシントン5日=春原剛】ウルフォウィッツ米国防副長官は5日、日本経済新聞とのインタビュー
で、ブッシュ政権が進めるミサイル防衛構想に日本が主要同盟国として、研究開発の段階から参画す
ることに強い期待を表明した。アジア太平洋地域での米軍前方展開戦力については「(紛争対応へ
の)能力を大幅に増強する」と断言。一方で「兵力に根本的な変化はない」と述べ、抜本的な国防戦
略見直し後も在沖縄米軍を含め、大幅な兵力削減は想定していないことを明らかにした。
ウルフォウィッツ副長官はブッシュ政権の高官の中でも対中強硬派と位置付けられ、国防総省でア
ジア政策を統括する立場にある。
ミサイル防衛構想に関して、同副長官はレーガン政権時代に戦略防衛構想(SDI)に日本が研究
開発段階から参加した例に触れながら「ああいった形を見たいと強く思っている」と言明。「ミサイ
ル防衛について、米国と協調するのは日本の国益であり、両国による技術的な協力は大変重要になる
と思う」と指摘した。
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