投稿者 かづ 日時 2001 年 7 月 25 日 20:24:13:
回答先: (記事・再投稿)教科書問題で非難応酬 投稿者 踊る藁人形 日時 2001 年 7 月 25 日 00:40:11:
なんかいっぱい書いてある割には、意味のない文章だね。
要するに、植民地支配を正当化するなということ?
それとも、「つくる会」の確信犯的なところが気に入らないということ?
あの教科書には、コラムとかエピソードとか当時の言葉をできるだけ掲載しながら
歴史上の人物と現在の我々が向き合うような工夫がしてあって、悪くないと私は思う。
いつの時代においても人間はその時代による被規定性の枠中にあり、現在の我々も
例外ではない。そのことをふまえつつ、出来るだけ当時の背景を考慮しながら、
歴史上の人物、事件を記述するということは、それ自身が現在の我々を再認識する
行為でもあるだろう。
客観的な歴史の記述というのは幻想であって、我々が出来ることは、当時の人々が
意図した事、考えていたことと現在の我々が対峙することであり、我々にはさらに、
現在に生きるという課題が残っている。
妙な歴史観やら、信仰やらを前提にしたまま、それを疑うこともせずに歴史を語る
事の方が危険なのではないのか。日本は植民地支配を行いました。大変悪うござい
ました、ということが、歴史の記述なのか?
現在の視点で過去の事象を記述しようとすると、それはもはや歴史ではなく、単なる
プロパガンダにしかならないのでは。
日本の歴史教科書は検定制度のもとにあり、国定教科書ではない。
近隣諸国のものが国定教科書であることを考えれば、許容範囲は某国のものよりは
広いだろう。言論の自由とはそういうことだ。この国もまんざらではない。