投稿者 DC 日時 2001 年 8 月 22 日 01:29:58:
回答先: 戦争責任 投稿者 DC 日時 2001 年 8 月 18 日 02:02:36:
http://plaza10.mbn.or.jp/~sasakih/_N0103.htm
May 2001
Report
相場とは全く関係ありませんが、今の外務省の話題をちょっと。
田中新外務大臣の言動を巡っての話題が沢山出ているのですが、これを見ていてすっごく不満があ
ります。田中さんの言動や来し方は、かなりマスコミや生まれの環境に対するトラウマが影響してい
ますから、あれでいいとかは思いません。
しかし、今回の外務省職員らに対する報道をみると、関連報道をしてきたマスコミの方の考え方にちょ
っとついていけないものがあります。
それは、組織の人間のあり方として上下関係です。上席者は普通権限がありますよね。そして、その
権限の見返りに責任があります。権限と責任は表裏一体の関係です。では、権限とは何かというと、
「決定権」を持っているってことです。部下が議論の間は何を言おうとも、決定するのは上席者の仕事
です。その決定権を持っている代わりに、その結果に対して責任をとらねばなりません。だからこそ、
部下は上席者の下した決定には服従しなければなりません。じゃなければ、上席者は上席者でなく
なってしまいますもの。
これは、何処の国でも、どこの組織でも常識です。大日本帝国が戦争によって破滅に向かったのも、
この上下関係が崩れて、スタッフが上席者を無視して暴走したからですし、バブル生成と崩壊も同じく
スタッフ官僚の暴走によるものです。
ところが、今の外務省を巡る状況を見たら、この常識は常識とはなっていないし、そのことを指摘する
報道も見られません。上席者である外務大臣が下した命令に違える部下の暴走を指摘する報道が一
つも無い事にショックを受けました。こうした暴走する部下は排除しなければ、きちんとした責任を取れ
るリーダーシップは取れません。ところが、こうした暴走している部下が勝手に組織外で上司の悪口を
言っている(居酒屋ならまだしも、マスコミに無断で告げ口をするなぞ、組織人としては二重のルール
違反です)ことを、そのまま受けて報道するのは、いったい何を考えているのでしょう?また、戦前と同
じ道を辿ろうとしているのでしょうか?
この事は、今週の日経ビジネスに長野県の元土木部長のコメントを読んで意を強くしました。だって、
前の上司の言う事は聞いても今の上司の言う事を全く聞かないという自分の態度に対する反省の言
葉が一言がないのですもの。ここまで非常識かと悲しくなりました。