投稿者 MASA 日時 2001 年 8 月 08 日 23:10:11:
今日のニュース・ステーションは何とエシュロン特集。阿修羅掲示板が元ネタと思える
ような内容だった。陰謀・謀略も暴かれ始められるか?
以下基礎資料。(平凡社百科事典からの抜粋、又は要約。)
情報機関の仕事について
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情報機関
国家の安全保障や外交政策に資するため、(1)主として秘密裡に他国の情報を
獲得し(情報活動諜報活動)、(2)自国の情報がもれるのを防止し(対情報活動),
(3)秘密裡の政治工作等により相手国の行動に影響を与える(謀略活動)、などの
活動に従事する組織をいう。
「歴史」 ・・・・・ 略 ・・・・・・・
現在では,戦争が総力戦化したこと、国際関係がより緊密になり複雑化したことなど
によって、情報活動は一層重要視されている。
「情報活動」 必要とする情報のかなりの部分は新聞、雑誌、書籍、ラジオ放送、テレビ
放送等のいわゆる公開(公刊)情報の分析によって得られる。秘匿されている情報は、
航空機や人工衛星による偵察、通信電波やレーダー電波の傍受、およびスパイ等の
活動によって得られる。収集される情報は政治、経済、人口、軍事力、科学技術、工業
等の基礎的資料から、首脳の人物、思想、私生活、人間関係等にいたる多方面なもの
である。近年、国内外の通信やレーダー電波等、電波の傍受が活発化している。これ
には、地上の傍受施設のほか、電子偵察機、情報収集鑑、偵察衛星等が使用されて
おり、コンピュータを使用して多量のデータが処理されている。
「対情報活動」 情報の収集をさまたげる活動で、(1)自国の秘密保全ーー政府機関
等内部の不穏分子、あるいは秘密に秘密に近づくことのできる者などの監視と、秘密の
管理保全のチェック、(2)相手国スパイの監視ーー外部から上記職員に働きかける者
やスパイの可能性の高い者の監視、(3)自国スパイ網の監視、などの活動から構成さ
れる。担当する機関は、任務上から秘密警察としての性格を持ち、司法権によらず被疑
者を処断できる権力を持つ場合もある。
「謀略活動」 対情報活動に分類する場合もある。相手国内の反政府団体への資金
援助や政治指導、暗殺や破壊工作等によって相手国の行動に影響を与える活動である。
このほか自国の行動の意図を隠すため、偽情報を相手国に流し、相手国を別の解釈に
導く欺瞞活動も謀略活動に分類される。
(謀略・・・人をおとしいれるはかりごと。策略。)
各国の情報機関
「アメリカ」 世界最大・最強の情報機関を持つ。対外活動の中枢はCIA。
「ロシア」 旧ソ連時代のKGBの機能を引き継ぐ4局及び1機関である。
「イギリス」 歴史は古くエリザベス一世の時代(1558ー1603)には既に近代的
情報機関が創設されている。その活動の秘密性は非常に高い。
「ドイツ」 ユンカーを主体とする貴族政治の伝統が尾を引き、情報活動に携わる
者は軽視される風潮があった。第1次大戦中であってもこの傾向は強く
情報活動は低調であった。第2次大戦中は、党情報機関と国防軍の情
報機関、伝統的ユンカー出身将校とナチスとの深刻な対立がわざわいし
、情報戦に敗れた。
「フランス」 第1次大戦、第2次大戦 を通じて十分な活躍を示していない。戦後
のインドシナ戦争やスエズ動乱などでも情報活動は十分ではなかった。
同じ植民地主義国であったイギリスが外務省を中心とする対外情報活
動を活発に展開してきたのとは対照的である。
「イスラエル」 国の存立の特異性から情報機関の必要性を非常に強く感じている。
イスラエルの情報機関はモサドMossad(中央情報局)、アガフ・モディーン
(国防軍情報局)、アマンAman及びシャバクShabak(国家保安局)が
中心である。モサドの実体は高度の秘密が保たれていて推測の域を
出ないが、本質的にはアメリカのCIAと同様な総合的情報機能を備え
ているものと見られる。
「中国」 世界史上最初に体系的な情報理論を持ち、情報機関を持った国といわ
れている。
「日本」 日本はCIAやKGBに当たる総合的情報機関を持っていない。戦前は
大陸各地、東南アジア占領地に特務機関が設けられ様々な活動が行わ
れていた。1938年に開校した後方勤務要員養成所は39年には陸軍中野
学校となり、情報・謀略活動、遊撃戦を中心にした教育を行い多くの特務機
関員を養成した。陸軍登戸研究所は情報・謀略用機材の開発を担当した。
(占領地特務機関に類似の外国の機関として、日本占領アメリカ軍のCIC
=対敵情報部隊「陸軍対情報部隊」などがあげられる。)
国内の対情報活動は特高警察によって行われたが、対象は社会主義運動
(左翼・共産党)、労働運動、農民運動、在日朝鮮人の民族解放運動、また
は宗教団体であった。1945年10月4日のGHQ覚書で特高警察は解体の
方向に向かい13日までに機構は解体され係員は一斉に罷免された。
現在、日本の情報機関として国内外の情報収集を担当する内閣情報
調査室があり、1997年には防衛庁の情報部門が一元化されて情報本部
が設けられた。業務の主体は電波傍受、レーダー監視、商業用衛星の画
像分析などである。対情報関係では公安調査庁や警察の公安部などがあ
る。国内の治安情報の能力は各国に比べ優れているが、対外情報を担当
する機関は米英露などに比ぶべくもなく小規模なものであり対外情報活動
も非常に制限されている。
寄村武敏
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「謀略活動」は各国情報機関の正規な任務。日本も戦前はやり放題だった。日露戦争
時にはロシアの革命勢力を援助して勝利、太平洋戦争開戦期にはインドやビルマの独
立派を援助して今でも感謝されている。
平和主義を憲法に掲げている現在の日本、外国に対する謀略活動は控えるとして、
しかし外からの謀略に備える強力な態度(機関)は自衛力として必要だろう。さもなければ
いつまでも周辺各国(アメリカ、韓国、北朝鮮、ロシア、中国)の餌食にされる、独立国とは
言い難い国家のままである。欧州からは軽蔑も混じった同情のまなざしで見つめられなが
ら大国日本を誇るのが日本の政治家であり日本国民だ。
アメリカ占領下、日本の情報機関は、解体され、又は骨抜きにされ、又はアメリカ情報
機関の手下に落ちて(支配下になりさがって)いるのだろう。公安・警備は共産党の監視
が主な仕事。
「共産党党員30万人が一斉に武装蜂起したら日本はどうなる?」
・・・・・・これがエリート意識に満ちる公安職員の政治・社会感覚である。公安・警備警察
は全警察の6割を占めるという。目的は一つ、「日本の体制を維持すること。」 平和的に
現体制を変える勢力も手段を問わずに圧さえ込まねばならない。小泉首相が本気で日本
を大きく変えようとしたら、きっとすぐに潰されるだろう。