投稿者 山幸彦 日時 2001 年 7 月 05 日 12:37:05:
回答先: 日蓮上人系霊能者の方へ提案 投稿者 山幸彦 日時 2001 年 7 月 03 日 05:49:35:
お釈迦様の出世の本懐は、
私達人間が、六道(天上界、人間界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界)を、輪廻している。
この苦しみから、救い、転生出離し、生まれてくる必要がないようにする。
これが、衆生済度の意味です。
日蓮上人系の宗教団体の方は、お釈迦様の仏教の主旨を、間違えている方が、多いのかも知れません。
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<唯我独尊について>
釈尊は、生まれてすぐに東西南北に七歩ずつ歩いて「天上天下唯我独尊」と言った、という話が残っています。
七というのは六から一歩出た数です。つまり六道から一歩出て、苦しみ迷いの世界から離れる、ということを表しているのです。
これを六道出離といいます。「ただ我ひとり尊い」と釈尊が自惚れている言葉のように受け取る人がいますが、これはたいへんな誤りです。
ここで「我」というのは釈尊のことではなく、我々人間、全人類ということです。
従って、人間に生まれなければ出来ない尊い目的、崇高な使命がある、というのが本当です。
それが六道出離、苦しみの解決です。華厳経に「人身受け難し今己に受く、仏法聞き難し今己に聞く、
この身今生に向かって度せずんば、更にいずれの生に向かってかこの身を度せん」とあります。
仏法は現在生きている時、苦悩の一切が解決できること、その唯一の方法を教えたものです。
合掌