投稿者 「個人情報保護法案 今国会断念」 は「勝利」ではない by 宮崎 日時 2001 年 6 月 07 日 03:01:47:
回答先: 官僚と既成利得権益組のタグチームによる田中真紀子バッシングが始まった。 投稿者 「国益論」にだまされるな。田中真紀子を擁護せよ by 宮崎学 日時 2001 年 6 月 07 日 02:46:14:
「個人情報保護法案 今国会断念」 は「勝利」ではない
戦いはつづく。そのための方針もだした。
宮崎学である。
本日の夕刊には小泉総理が「個人情報保護法案 今国会見送り」とか、 社
民党の北川れん子議員の質問にたいして「事務方」が「フリーライターも 適
用外」との答弁書をよこしたとか載っていた。
これは、「勝利」ではない。党員、組員はしっかり銘記してほしい。
官僚ごときに「あんたたちは見逃してあげる」などといわれて「はいそうです
か、ありがとうござい。私たちは正しい良い子です」と誓って見せた読売新聞
のようなみっともないことをしているのではない。このような規制をしようと
いう国家権力と自由な報道を求める個々の人間の権利の戦いなのだ。
「盗聴法」の時を思い出してみい。秋の国会ではやつらは引っ込めた。そして
次の夏の国会で採択しよったやろ。ここでだまされたら負けやで。
敵はこの国の「真の支配階級」である官僚利権組織であって、小泉などではな
い。
このモンダイはいつまで総理やっとるかしれん小泉がなんといおうと、
「敵」の意思は かわっていない。 つまり、今国会での「断念」は敵の一時的
な「戦略的退却」に過ぎない。
その理由は、この法案は官僚たちが戦略的に、商法改正、風営法改正、暴対
法、 」そして盗聴法、という一連の法律をつくってきた流れの中にあるもの
であり、 たまたまあまりの森とかアホな首相がおってスキャンダルまみれに
なったから、余計なスケベ心だしてしもて、あまりにお粗末だったから、 も
の書きが気が付いて反対しだしたということだからだ。
つまり、同様の法案はいつでもエイリアンの卵のように「復活」する、という
ことだ。今度は、もうちょっと巧みにやるやろ。
「フリーライター」も「新聞社」なみに認めるとかで懐柔されたらアカンで
え。まあ、フリーの連中はそれほどアホやないやろ、とはおもうけどな。
そもそも「政府」などに認めてもらうかどうか、などというもんだいではな
く、政府を規制すべき法律がいつのまにか、民間を規制する内容にすりかえら
れてしもたことがモンダイなのである。今後、フリーの諸君はそのプロセスを
ぜひ持ち前の取材力で検証してほしい。
ただ、今回の「勝利」があるとしたら、わしはこの法案をつくったええかげん
な 官僚個人を公衆の面前にひきずり出したことにある、とおもう。
これまで「政府」とか「自民党」とか言われていたが、「誰」が作ったとい
うことは マスコミは報道しなかった。しかし、今回は、今朝の毎日新聞のよ
うに作った官僚が 矢面にたった。 これほどお粗末な法案を作った「作者」が
広く日本のマスコミ界に個人として認識さ れたわけや。今後、あのアホな総
務省官僚はしっかりマークできるやろ。
官僚組織は「無名性」に隠れて権力を把握しておるわけで、名前がでてし
まうことは彼らにとってダメージ なのである。 わしはあの藤井ゆう官僚の家
族構成からどこに住んでるか、個人的データまで全部調べさせた。法案が通っ
てからやと「本人の同意」とかでめんどうやし(^^)。そんなん発表すると今
後、あいつらがそれを理由に でてこなくなるから発表はしなかったけど。
そして、この官僚引っ張り出し、にあたっては東京21区の川田悦子さんと
こに「ご進講」 にきたことから「正体」がわかって、それなら呼んで討論し
よう、ということになったのも記憶 されるべきである。
このときは社民党の駄目でない半分のほう、労組やないほうである主として
女性議員たちもよう がんばっておった。 労組系はぜんぜんアカン、ちゅうの
もおぼえときや。あれらも既得権益集団やさかいな。 無論、藤井の背後にさ
らにしっかりいろんなんが隠れておる。それも大体わかったつもりだ。
これら「ふつーの人」が戦っていたのにくらべて恥ずかしいのが大マスコ
ミであったのはすでに指摘したとおりだ。
もう今国会では無理、ときまった昨日、6月4日の朝刊で、某A新聞は「社
説」で「この法案はとうせない」 とか書いていた。車内暴力で不良がいなく
なってから、「けしからん、市民社会として許せない」 とか演説ぶってる乗
客ようなもんやけど、次にでてきたときに真価が問われるだろう。もっとも公
平を期すと、このA紙では週刊誌の方ががんばっておったけどな。 ええコンジ
ョしとる記者はみな週刊誌に追放されとるんかいな。
大マスコミでは毎日新聞の健闘が目立った。これはほめておこう。
さらに痛快だったのは戦わない大マスコミを記者クラブから追い出した田中康
夫長野県知事やけどな。まあそんなことはもういうといたからええ。
わしは今回おもたんやけど、反対する側の喧嘩の仕方がめちゃめちゃ下手糞
であった。 最初の段階で、あまりの下手さにびっくりした。しやからわしし
ゃあないから余計な口だいぶはさんだ。
おかげで藤井の背後にいるやつらが「宮崎と白川にやられた」というよう
なことを言うておるそやでえ。光栄やけどな。あはは。
わしはともかく、 白川勝彦の戦闘力というのはあの議員たちの中でも傑出
していた。あの藤井がでてきた集会に参加したやつはわかるとおもう。
頭ええのも誠実なんもおるけど、 こと「戦闘力」という点では白川が一番
やった、とおもう。参加でけんかった やつはもういっかい、宅配便屋のライ
ナス奥宮が2日徹夜して起こした集会記録を読んでみい。
こんど白川が参院選全国区に、なんや恥ずかしいような名前の新党を自分ひ
とりで立ち上げ て戦うゆうとる。だからわしはこの際、エイリアンの卵つぶ
しに白川と「政策協定」することにした。 次の参院選は、可能なあらゆる手
段を使って白川を当選させるためにがんばる。衆院は白川の選挙区は民主党で
代議士しとる、いつも白川にまけとるこれも親友の筒井ゆうのがおってやりに
くかったけど、参院やったら関係ない。
そして白川は当選したら 「盗聴法廃止」と「個人情報保護法案」再生の芽
をとことんつぶすために戦う、という約束だ。 これは男と男の約束である。
「盗聴法」ちゅうのは白川が自治大臣・国家公安委員長をやっておったときに
芽をふいた法律だったが、あのあと某仏罰党と、警察、大マスコミ一体の攻撃
を受けて、あの法律は間違いだった、こんな連中に盗聴なんかゆるしたらえら
いことになる、と身をもって体験した白川の決意は固いんや。
今回、自分が報道の被害者であったにもかかわらず、報道の権利を擁護す
る、というた川田悦子さんの果たし
た役割はとても大きかった。多くの大マス
コミ自称報道人より立派であった。
そして、その川田さんを 当選させるとき、電脳突破党の果たした役割はま
あ、ちょとしたもんであった。あの時、選挙運動に参加した党員・組員は日本
を変える役割を確かに果たした、というてええのや。田中康夫長野県知事も同
様である。
そして、この上、白川を 参院に送り込んだら、この種の法案を垂れ流しマス
コミのアホ記者だまして、そっと通そうとする官僚群にとっては相当な脅威に
なる、 白川のホームページは、今やわしのこのサイトと同じぐらい人気ある
やんけ。そこでどんどんあいつの見た事実を情報公開するやろ。
真の情報という意味で、大マスコミなんちゅうのがいかに頼りにならんかは
っきりした時代に、もうそれが不満なやつ は自分で喧嘩しまくるしかない。
その代表に白川をさせて、参院に送り込もうや。あの眠たくなるような官僚の
アホな答弁相手に粘り強く戦える、という点では白川勝彦はわしよりエライ(^
^)。
今度の参院選は、それを至上命題とする。
今年解散する、電脳突破党の「最後の戦い」だとおもってくれ。
近く、仰天するような指令を出すから、党員は今から体調と銭をしっかり用意
して楽しめるようにしとけや。
しかし、まあ、今回の「小泉談話」を引き出すにあたって一番功績があったん
はわしは田中真紀子やないか、とおもう(^^)。 真紀子問題がおおきくなって
きたから、こんなできのわるい官僚の作文法案にかかわってる暇が小泉になく
なったんちゃうか。これは別にあとで言う。