投稿者 周饅 日時 2001 年 4 月 18 日 16:46:58:
回答先: 地球の脳波「シューマン共振」の周波数変動と生命体への影響 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 4 月 18 日 09:01:23:
シューマン共振現象とELFトランジェントの研究
地表と電離層は一種の空洞共振器を構成するが、雷放電によって励振され共振する。これがシューマン共振(周
波数=8,14,21Hz・・・)である。近年、この強度モニターが地球温暖化にきわめて有用であることが示唆され、
国際共同研究が開始された。我々は北海道母子里観測所にELF観測ステーションを構築し、稼働中である。垂直
電界と水平磁界2成分による観測である。既に1年程度のデータが蓄積されている。更に、1970年代の過去のデー
タ解析も行っている。長期間のデータ蓄積と国際共同観測により地球温暖化のモニターを行いたい。
以上のシューマン共振現象は定常的現象であるが、これらの定常雑音にしばしばELFトランジェントと呼ぶ非定
常雑音が重畳している。これは新しい現象(雷と電離層間の放電、従来の落雷は雷と大地間である)の帰結である
ことが近年明らかになり、これらのELFトランジェント(Qバースト、スローテイル)の解明は極めて重要となっ
て来ている。昨年末から本年初めにかけて、北陸の雷(正極性落雷で有名)に伴う発光現象、ELFトランジェン
ト、VLF散乱の総合観測を実施しており、興味ある成果が出つつある。
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* しかし「シューマン共振」で検索するとトンでも系がわらわら引っ掛かるなぁ。(^^;