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投稿者 佐藤雅彦 日時 2001 年 3 月 31 日 10:28:50:
テレビ史上最も悪趣味なワイドショー？？？
●まだガキの頃、30年ちかく前に、『ロッキーホラーショー』という映画を見て、「やがてショービジネスは猟奇的な殺人を見世物にして視聴率を稼ごうとするんだろうな」とイヤ〜な予感がしたものでした。
●その後、プロレス＆格闘技方面でそういう状況が出てきたし、ビートたけしの『テレビショッキー』や『お笑いウルトラクイズ』なんかもこうしたテイストを売り物にするようになりました。
●もっとも、タレントが録画中に大けがしたり死んだり、というのは日本テレビのビートたけし関係の番組よりもフジテレビのバラエティーが圧倒的に多くて、有名なところでは10年ほどまえのヒロミ氏にロケット花火6000本を装着して千葉の海岸から打ち上げようとして大やけどを負わせた事故や、“香港のSMAP”といわれるアイドルグループが収録中に事故で死んだ事件など、フジテレビが女子医大の裏にあった頃は、そうしたアンタッチャブルな事件がたびたび起きていました。
●最近では関西の番組で、お笑い芸人にひどい凍傷を負わせてカタワにしてしまった、という事件も起きていますしね。
●そういう問題に頬被りしているテレビ報道ってのは――とくにワイドショーが問題ですが――こういう公然イジメや故殺の隠蔽に加担しているという意味では“共犯関係”にあると断言できるでしょうな。
●だけど、重病人をキャスターに据えて、その日々衰えていくありさまを見世物にするなんていう悪趣味な番組は、おそらくこれまでなかった。欧米では数人の人々を家の中や孤島に閉じこめて、ケンカ諍[いさか]いや愛欲ドロドロ劇を見世物にするテレビ番組が最近評判ですが、人生の死期を追跡したまじめなドキュメンタリーでは少数の例外があるものの、面白半分で“癌患者が弱っていくさま”を毎日ショー化して見せる不届きな番組なんてない……。
●そういう意味で、闘病中の向井亜紀さんをキャスターに据えた日本テレビの――来週から始まる――『レッツ！』というモーニングショーは、どういう神経しているんだろうって思っていましたが、芸能関係のメルマガ『日刊★やっぱり芸能ニュース』（３月31日付け）に気になるニュースが載っていたんで紹介しておきます。
以下はその記事の引用転載――
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■ 進藤アナ 結婚は否定 復帰も示唆 （省略）
■ モー娘。派生ユニットのベスト版発売へ （省略）
■ 羽賀 アンナ本にキれる （省略）
■ 千原兄弟の弟 バイクでガードレール激突 重傷 （省略）
■ その他の芸能記事 《うの転倒骨折で囁かれるウワサ》 （省略）
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▼その他の芸能記事
◎向井亜紀の本当の容体子宮頚がんのために子宮摘出手術を受けた向井亜紀（３６）が、レギュラ ー出演する日テレの新ワイドショー「レッツ！」の記者会見で、久々公の 場に現れた。番組関係者は「健康面は問題がない」というのだが、果たして本当なのか。３０日の夕刊紙の情報によると「医者は手術後、がんの転 移を血液を採取し『腫瘍マーカー』て調べるが、向井はこの数値が徐々に 上がっている」という。体重も６３キロから５０キロに減少し、体調も戻 っていない。本格復帰できる状態ではないと指摘している。向井の体調不安が視聴率アップに繋がると見られるわけだが、向井も責任感が強く頼まれたら嫌と言えない性格という。日テレは“闘病ドキュメンタリー”として承知の上でやっているところもありそうだという。しかも最悪のケース を想定し「ルックルック」の笛吹雅子アナのスケジュールを空けさせてい るとの情報も。
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●この情報が本当だとしたら、視聴者をバカにしてるんじゃないか？ 「闘病ドキュメンタリー」だとさ。 いつ降板するか、とか、それ以上のことについても、賭をするような不届きな輩[やから]が出てくるでしょうな。 だって、この番組自体、そうした賭事として放映されるみたいだしね。
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