投稿者 SP' 日時 2000 年 12 月 21 日 12:54:26:
回答先: 1ユリ・ゲラー独占会見 投稿者 SP' 日時 2000 年 12 月 16 日 21:25:15:
僕の超能力は肉体のないETIからくる
当日、本誌3月号を手渡すと、彼は我々の質問を待たず、開口一番こう言った。
ユリ UFOについては話したいことがたくさんあるんです。普通は他人には話さないようにしているのですが……というのは、こういった話をしてもほとんど信じてもらえないからなんです。あなたがたはfar‐out magazineの方だから、たぶん信じてもらえると思いますが。
後日、通訳の方に聞いた話では、ユリは今回の来日中多くの取材を受けたが、その中で、我々のインタビューが一番内容的に充実しており、ユリ自身も特に気に入っていたという。そのせいか、彼は普通話さないUFOやETI、彼の宇宙観などについても大いに語ってくれた。
ユリ 私はいつも超能力は心の作用によるものであると言っていますが、本当はこのパワーは、地球外の知性体(ETI)から送られて来ているのだと信じています。ただこの場合の知性体というのは、物理的な肉体を持ったいわゆるE・T・のようなものではなく、もっと進化して肉体を持たないようにまでなった存在だと思います。
8年前にカセットを通してコンタクトしたとき、彼らは自らを“スペクトラ”と名乗ったり、あるいはスペクトラというのは彼らの宇宙船の名前であると言ったりしています。これは我々にわかるように名前をつけているだけで、実際は我々には想像もできないような進化した存在でしょう。
8年前のコンタクトについては先月号でも報告したが、前出の「超能力者ユリ・ゲラー」によれば、このカセットテープによるコンタクトはその後もことあるごとに起こり、ユリとプハーリッチにさまざまなメッセージを送り、彼らの行動について指示を与えていたという。その指示の中にはSRI(スタンフォード研究所)での実験や、ユリがアメリカに移住したことなども含まれているらしい。
ユリ その知性体は、ときどき道化師のようなことをします。ちょうど、もし3歳くらいの道化師がいたらやりそうなイタズラ、たとえば灰皿や、一人では運べそうもないような重いタンスなどを、突然とんでもない場所に移動させてしまったりするのです。
私はカセットを通じてのメッセージだけでなく、私や私の周囲にいる人に起こる不思議な現象もすべてコンタクトだと思っているのですが、そう考えると今の例のように、まったく理解に苦しむようなことばかり起こるのです。だいたい私がスプーンを曲げること自体、どんな意味があるというのでしょうか。これは複雑なパズルのようで、私には本当の目的はわかりません。
ただこれらの現象の後ろには、とても大きな目的があるような気がします。私はそのまっただ中にいるために、かえってその全体像を見ることができないのだと思っています。
──彼らは、我々を助けようと思っているのでしょうか。
ユリ それは確かだと思います。現在我々の世界は、非常に危険な状態にあります。我々は自分たちの星を吹き飛ばしてしまうほどの核兵器を持ってしまっているからです。もし我々がそれを自分たちの手で始末しなければ、5年から15年の間に、宇宙的規模のE・T・現象が起こるような気がします。
ただ、彼らは我々をコントロールして危機を防ぐようなことはしないでしょう。我々には神から与えられた自由意志があるからです。彼らは我々に、核兵器を破壊できるほど強力な心の力を与えてくれます。しかし、それを使うのを決めるのは我々自身です。生きるも死ぬも我々自身の責任だと思います。
ユリが遭遇した2つのUFO事件
ユリ・ゲラーはスペクトラの他にも、フーバ、ロンバス四次元などと名乗るETIとコンタクトしているが、彼らはすべて非常に進化しており、宇宙船など必要なくなった存在だという。
それでは、物理的な構造を持ったUFOは存在しないのだろうか。実際には彼自身、何回かUFOを目撃している。その中には、複数の同時目撃者を伴ったこともある。プハーリッチ博士とアイラ・ジィベル女史が立ち会った例であるが、博士の言葉を借りて紹介してみよう。
「私たちは東へ進んでいた。一ヵ月前、IS(彼はETIをこう呼んでいる)の赤い眼を目撃した地帯に近づいたとき、今度は左に巨大な宇宙船が現われたのだ。……それは2マイルほど離れたところにあり、宇宙船は、左の峰に接近して進み、気球のような安定性を保って浮かんでいる。私は、それが丘の上に影を落としていないことに気づいた。宇宙船の長さは、ボーイング747の2倍ほどだった。事実、それはボーイングを2機合わせたような形で、翼はなく、尾をくっつけ、1機は逆さまになっていた。宇宙船は反射する表面がなく、太陽の光にきらめかなかった。舷窓もなく、非常になめらかで、色は鈍いメタリックグレーだった」(「超能力者ユリ・ゲラー」より)
この例では、目撃者はユリを含めた3人で、同じ車に乗っていた兵士には見えなかったという。
そのため、プハー
リッチ博士も、実際にはそこには何もなく、心の中にある宇宙船のイメージが、像として浮かんだだけかもしれないという可能性を認めているのだ。
しかしその場合でも、彼はそのイメージは秀れた知性体により送られたものだろうと述べている。重要なのは、3人が同時に同じものを目撃し、他の人には見えなかったということだろう。
これは逆に、目には見えなかったが写真に写ったという例もある。これは、ユリがドイツへ向かうルフトハンザ機の中で体験した事件で、彼とシピィ(彼の義弟)が座っていると、突然座席の下に置いてあったニコンのカメラが空中に浮き上がり、目の前の中空に止まったのだという。
そこで彼は、これは何かのメッセージだと思い、そのカメラを手に取って窓の外を何枚か撮影した。
そのとき、彼の目には、ただ青い空と白い雲しか見えなかったが、フィルムを現像してみると、そのうちの1枚に、UFOが写っていたのである(写真参照)。
マイヤーもアダムスキーも本物だ
他にもユリは、着陸したUFOに近づいた経験などを持っている。にもかかわらず、彼はスペクトラを肉体を持たない、宇宙船を必要としない存在だと考えているのである。では彼はいったい物理的なUFOについて、どのように考えているのだろうか。
ユリ 私は物理的なUFOや、それに乗った人の話を信じます。彼らのうちの何人かは、作り話をしているかもしれませんが、たとえ10人の話のうち9人までが嘘をついていても、1人でも本当のことを言っている人がいれば、十分だと思います。同じように、UFO写真についても、10枚のうち9枚がニセ物でも、本物が1枚あれば、それで十分だと思っているのです。
──たとえば、アダムスキーやマイヤーのケースを信じますか。
ユリ 彼らは本物だと思います。UFOコンタクト事件についていえば、私はパスカグーラ事件のあった場所に行って見たことがあります。
パスカグーラ事件については、多くの書物で紹介されているが、1973年10月ミシシッピー州パスカグーラで2人の漁師が低空飛行のUFOとその搭乗者を目撃、そのうちの1人がUFOの中に「誘拐」されたという事件である。目撃者は2人とも、体験を思い出すように依頼されると、大変な苦しみようで、その試みは断念されたという。
ユリ 私は事件のあった場所をこの目で確かめようと思って行ってみたのです。そこは川が流れ橋がかかっている、とても簡素な場所でした。しかし、私はそこに着くとすぐ、とても奇妙な感覚を受けました。とても言葉では説明できない感覚ですが、私には確かにそこにUFOが着陸し、彼らを連れ去っていったのだということがわかりました。
──そのようなUFOは、どんな推進原理で飛行しているとお思いでしょうか。
ユリ 私のコンタクトしているETIは、推進原理など必要としていません。しかし他の文明から来ているUFOについては、推進機関はもちろん必要でしょう。
私は、それらは宇宙にある磁場により起動されているのだと思います。彼らは宇宙に満ちている磁場を取り入れて蓄える方法を知っており、それを使って飛行しているのでしょう。それにより彼らは、どんな速い速度でも移動することができるのです。でも、私のコンタクトしている知性体はUFOを必要としていませんし、もちろん推進機関など持っていません。彼らは純粋な光なのです。
どうやら彼の考えているETIは、何段階にも分かれ、色々な種類があるらしい。
私たちと同レベルの文明を持った星やそれ以下の星、もっと高度な文明を持ち、UFOに乗って飛行して来るものなどがあるのだろう。そしてそれらの中でもっとも進化したものが、ユリのコンタクトする光の生命体なのかもしれない。
我々もいつか純粋な光にまで進化する
しかし、彼のいう“光の生命体”という存在の中味については、ユリ自身とまどっているという感じで、その説明には苦心している様子だった。
ユリ 彼らは、光よりも速い速度で移動できるのです。そして、彼らは宇宙の中の何10億という星を選んで、そこに住む人々をテストしているのだと思います。その中には我々はもちろん、もっと進化した知性体も含まれていると思います。私の起こす超常現象や、スプーン曲げ少年たちのやっていることも、彼らのテストの一部なのかもしれません。先ほども言ったように、その理由はよくわかりませんが。
──彼らは、どこからやって来たのでしょうか。
ユリ 私は、彼らがどこから来たのか知りません。しかし、遠い昔、彼らもどこかの星で、我々と同様に肉体を持った存在だったことは確かでしょう。
何10億年もの年月が流れる間に、彼らは進化し光になったのだと思います。
私は、我々もまたいつの日か、進化して純粋な光になるのだと思っています。
それにはやはり、何10億年もの年月が必要でしょう。そして、そのとき、我々も光の生命体として、思った所どこへでも旅することができるような存在になるのです。しかし、そこまで進化してもまだ限界があります。なぜなら、そこには無限があるからです。それはちょうど、神に手が届くかという問題に似ています。それは誰にもできません。
ユリ・ゲラー随行記 ●NTV 木曜スペシャル コーディネーター マリー・S・イカミ 8年前ユリが初来日した時、私はテレビの前でただただ驚嘆していた。それが今日の来日では1ヵ月もユリに随行して、様々な超常現象を目のあたりにし、ますます驚嘆するハメになった。ユリの超能力はホンモノである。まだ半信半疑の人がいたら、この際ケチな疑いは捨ててしまったほうがいい。 4月4日、夜8時頃。ユリと私はホテルニューオータニのレストランで、特注野菜スパゲティーを食べていた(ユリは狂信的菜食主義者で、チーズ、バターから卵にいたるまで動物性のものはいっさい口にしない)。いつものように話題は、自然と超能力のことになっていく。 「透視で油田を当てたこともあるけど、もっと有益な使い方をしたくてね」とユリ。「石炭をダイヤモンドにするってのはどう? 炭素の位置をちょっとずらすだけでいいのよ。物質の分子構造を変えるなんて、あなたには朝メシ前でしょう?」とワタシ。 「おもしろいね。今度やってみよう」といって、ユリがスパゲティーを口に入れた その時である。ユリは急に目を大きく見開いて、当惑の表情を示した。口の中でフォークが曲がってしまったのである。 4つに割れた先の部分の外側の1本が、30度ほど裏側にそってしまったのだ。ホテルに文句を言われるのもイヤだということで、このフォークはひとまず私のハンドバッグの中に隠しておくことになったのだが、30分ほどして取り出してみると、すでに120度ぐらいの広角にそり返っていた。 ユリは「超能力そのものが知性をもった存在である」と確信していて、実際彼の意志とは無関係に、超常現象が起こることがしばしばある。ゴルフクラブが突然爆発したり、ボールペンのインクがディマテリアライズ(非物質化)して消えてなくなったり、ユリと一緒にいた1ヵ月間は、“ザッツ インクレディブル(信じられない)!”の連発だった。 3月31日・木曜スペシャルの放送が終わったあと、ちょっとした事件があった。東京タワーの出口で、変な男が「悪魔め、死ね!」と言ってユリに襲いかかったのだ。幸い大事には至らなかったが、ユリもさすがにショックを隠しきれない様子だった。 未知のものを受けいれることはむずかしい。ガリレオやコペルニクスも、最初は誰にも信じてもらえなかった。中世の魔女狩りで火あぶりにされた人たちも、もしかしたら超能力者だったかもしれないなどとふと思ったりする。 ユリ・ゲラーという、すばらしい可能性を秘めた未知の存在を、生かすも殺すも私たち一般大衆次第ではないだろうか。 |