投稿者 二重投稿すまソ 日時 2001 年 1 月 16 日 12:41:13:
回答先: Re: <TWP特報・忠誠心なき外交 外務官僚たちの機密費私的流用> 投稿者 weeklypost.com/010126 日時 2001 年 1 月 16 日 12:39:03:
<TWP特報・忠誠心なき外交
外務官僚たちの機密費私的流用>
(4)機密費私的流用の内部証言
外務省
がいくら
隠し通そ
うとして
も、S氏
や松尾氏
に限ら
ず、外交
機密費の
流用が公
然と行な
われてい
るケース
は枚挙にいとまがない。本誌がこれまでの外務省本省
や在外公館関係者への取材から得た内部証言の一部を
紹介しよう。
■大使夫人のパンティも公費
ミャンマー大使館に勤務していたノンキャリア外交
官の証言である。
「最後発途上国のミャンマー大使館の職員は、週末に
なると交互に隣のバンコクに息抜きに行くが、単なる
休暇ではなく、その時に重要な任務が与えられる。大
使夫妻の日用品の買い出しだ。ミャンマーではタオル
↓石鹸に至るまで夫妻が使う高級品を手に入れるのが
難しく、調達はわれわれの仕事だった。私が仕えた大
使はとくに好みがうるさく、パンはどんなもので、バ
ターはこれこれと細かく指定されたが、在外公館の職
員といっても食費は自前なのに、大使夫妻は普段の食
事の材料から日用品まですべて公費でまかなってい
た。ある時、大使夫人にパンティを買ってくれと頼ま
れたものの、さすがに自分では買いにくく、同僚の奥
さんに頼みました。もちろんそれも公費でしたが、ど
んなパンティだったかは大使館の“最高機密”扱いで
すよ」
大使館には大使夫人のパンティ予算まであるという
のだろうか。
■「査察使」への省内接待
外務省には赴任先が決まっていない待命中の大使を
「査察使」として在外公館に派遣し、経理など業務内
容をチェックさせる制度がある。ところが実態は査察
とは名ばかりの物見遊山なのだ。内部証言である。
「査察使は大使や領事など在外公館の公私混同を調査
するのが役目なのに、受け入れ側は報告書に厳しいこ
とを書かれないために、接待役を決め、事前に要望を
聞いてゴルフを予約し、日曜日には公用車で観光地を
めぐり、夜は豪華な食事で接待攻勢をかける。当然、
査察使もそれをあてにして来るから、外交官同士が身
内で馴れ合いの官官接待をしている」
この証言者は、査察使がゴルフをした日付から公用
車でどんな旅行をし、何を食べたかまで克明に記録し
ている。
■主計官に豪華旅行を贈呈
毎年、年度末になると、外務省は予算を担当する財
務省主計局幹部を海外視察に招待する。
主計局幹部には外交旅券が交付され、外務省から経
済協力局の首席事務官や総務班長がお供する。現地の
大使館には官房長か経済協力局長から「VIP待遇す
べし」という特電が打たれ、大使や領事自らが接待し
なければならないことになっているという。
「私の勤務していた大使館には、援助プロジェクト視
察の名目で1年間に2回も主計局幹部が来た。ホテル
代や食事代はお供の外務省の若手がすべて支払い、視
察は早々に切りあげてゴルフと夜の接待というお決ま
りのコースを用意して、予算をつけてもらったお返し
に慰安旅行をプレゼントするわけです」
外務省がどんなに派手に機密費を流用しても、財務
省が予算を削らない理由がここにある。
■在宅手当まで水増し請求
建設省からある国の大使館に出向した若手官僚が告
白した蓄財の手口はこうだ。
「大使館に着任して、前任者から引き継いだ第一は、
住宅手当を水増しするために、本当の家賃と、その2
倍近い水増しした契約書とを二通つくれというものだ
った。大使館幹部の指導で全員がねつ造した方の契約
書を提出したが、昔から組織的に行なわれてきた慣例
だったから、誰も罪の意識などない。正直なところ、
私は3年間の大使館勤務で家賃の差額300万円の不
正な利益をあげた。私などまだ少ない方で、大使館の
会計担当官はノンキャリアで私より給料等級が低いの
に、1年間で数百万円を貯金していた」――。
まさに松尾氏の疑惑は氷山の一角にすぎず、外務官
僚たちは機密費を≪裏給料≫としか考えていないこと
がはっきりしている。