投稿者 SP' 日時 2001 年 1 月 13 日 09:02:32:
回答先: ガードナーの空洞地球 投稿者 SP' 日時 2001 年 1 月 13 日 08:59:16:
『大統領に会った宇宙人』(フランク・E・ストレンジズ著、韮澤潤一郎監修、金子浩訳、たま出版)より。
序文
一九五六年から一九五七年にかけての冬、ワシントンDC周辺の冷えこみは厳しかったが、わたしは国防総省の高官の護衛として働くことに喜びをおばえていた。
わたしはペンタゴンからさほど遠くない、アメリカの首都の古い地区、ジョージタウンに住んでいた。J・F・ケネディ上院議員(後に大統領となる)の家は、プロスペクトにあったわが家から一ブロックしか離れていないO・ストリートにあった。
米海軍儀仗兵たちとともにまわって大成功に終わった旅で、わたしたちは大活躍した第一世代の宇宙飛行士、グレン、クーパー、ウォーリー・シラーと会見した。またわたしたちは、数え切れないほど何度も無名戦士の墓に参拝したし、高官たちは、ワシントンを訪れるたびに、この墓に花輪を捧げているように思える。
空港で数回、イギリス女王を出迎えたこともあった。というのも、それは海軍の若い将校だったわたしの任務のひとつだったからだ。
亡き叔父、リチャード・E・バード少将の葬儀で、少将のふたつ星の旗を運んだあと、わたしは機密情報接近許可に推薦され、半年という長期におよぶ背景調査のあとで最高機密情報接近許可を与えられた(一九五七年にB1完了)。海軍情報部長(CHINFO)のもとに配属されたわたしは、機密情報接近許可課で働いたあと、プロジェクト・ブルーブックと呼ばれる特別機関に転任した。
プロジェクト・ブルーブックは統合機関だった。なにしろ、二名の海兵隊員、二名の陸軍軍人、二名の海軍軍人、三名の空軍軍人からなっていたのだ。
任務は、送られてきた手紙を開封し、数多くの偽物UFO写真から本物の目撃報告と呼ばれたものを分類するという、毎日決まりきったものだった。プロジェクト・ブルーブックはまた、まるで広告代理店のような、広報部(PIO)としても機能していた。あらゆる出版業者の夢は、UFO問題に関する国家方針を左右しているグループによって抑えられていたUFO現象の真相を知ることだった。
一九五七年中頃、わたしたちはワシントンDC近郊の町アレキサンドリアから緊急メッセージを受けとった。そのメッセージによれば、勤務中の警官二名が、ペンタゴン・ブールヴァードから二十二キロ南の地点に着陸した異星人の身柄を確保したという。そしてその異星人乗組員は、まずペンタゴンに送られて国防長官と会見し、つぎに地下を移送されてアイゼンハワー大統領とリチャード・ニクソン副大統領と会見した。
およそ一時間におよんだこの会見の結果、異星人訪問者はVIP待遇を与えられ、ペンタゴンにもどされて、一階コンコース近くの陸軍受付オフィスで一夜を過ごした。この異星人の名前はヴァリアント・ソーだった。
機密情報接近許可・査察課にプロジェクト・ブルーブックの担当将校として詰めていたのはジェームズ中佐だった。
公式のルートを通して会見に立ち会った中佐は、国防総省での呼び方によれば“宇宙からの使者”の着陸と会見の顛末を、国防長官D・F・フォレスタルをはじめとする軍の高官と十二人の科学者からなり絶大な力を持つグループ(MJ12と思われる−監修者註)に報告した。彼らはかわるがわる、大統領や閣僚、CIA(中央情報局)、FBI(連邦捜査局)、NSA(国家安全保障局)などに勧告した。
ヴァリアント・ソーの着陸は、軍人によって報告書が作成された最初の人間型異星人の着陸だろう。
ヴァリアントはペンタゴンで、UFO異星人問題の重要性を訴えていた個人と接触した。そして今度はその“ナンシー・アレン”が在野の研究者で神学者でもある牧師、フランク・E・ストレンジズ博士に接触し、つぎに博士が異星人と会見したのだ。
ストレンジズ博士は、全米福音伝道センターに招かれ、二週間にわたって講演した。
ヴァル・ソーはアレキサンドリアに着陸し、大統領と会い、世界的な問題について語りあい、その対処法・解決法を助言した。
ヴァルはミスター・アイゼンハワーに、世界はきわめて危険な状況にあり、もしも世界の戦時体制が続くなら−−ヴァル・ソーには自滅的状態としか思えなかった−−全世界に経済的不均衡が生じてしまうと指摘した。
ヴァル・ソーは一九六〇年三月十六日まで地球に滞在してから、故郷の惑星、金星に帰還した。
ヴァルによれば、全宇宙の惑星の多くと同じように、金星でも人びとは地下に居住しているという。
また、大勢の異星人が世界各地にぞくぞくと着陸して、地球の解決不可能に思える問題の解決を助けるだろう、とヴァルは語った。
はるかかなたの太陽系から来る異星人の一団が、地球の進歩を助けるためにやってきて、救いの手をさしのべ、情報を与えてくれるだろうとも。
キリストは宇宙に実在しているし、キリストの進んだ教えがつづいているのを目のあたりにすると心が温まる、とヴァルは言う。このペンタゴン訪問は、わたしたちの惑星における知識と知恵と叡智に関し、新時代を画する出来事になるだろう。