投稿者 2001年問題観察者 日時 2000 年 12 月 16 日 03:07:58:
回答先: 陰謀論経済学 投稿者 2001年問題観察者 日時 2000 年 12 月 14 日 08:26:20:
MSNの田中サカイ氏の新しいコラムが面白いです。
http://tanakanews.com/a1214aho.htm
加藤の乱についてハーバード人脈の介入を
示唆した
以前のコラムは、一種の示威行為でアメリカや
今はそこに巣食っている金持ち集団の影響力を誇示する為に
書かれたか、そのような集団に属しているとの田中氏の
個人的な自慢から出てしまったように思います。
しかし、その反響が各所で大きかった事と、アメリカの手先と
見なされて加藤代議士の政治生命が終わってしまう可能性が
非常に高い事から、今後、ダメージコントロールが
活発になるものと思われます。
その一つが最新の田中氏のコラムです。
「ハーバードのアジア研究がつまらない理由」という
題だけ読むと、ハーバード批判がメインの記事かと
思いがちですが、読んで見ると違います。
実はこの記事の書き方は、否定したい事を最初の方で
自分で部分的に認めてしまい、反対意見を持つ人の
共感を呼んでおき、後の方でそれをひっくり返して言いくるめる
というアメリカでは頻繁に使われる小手先の技法です。
早い話、詐欺師が相手の意見にもっともそうに同意して誠実さを
装って信頼感を抱かせ、後でいいように騙すのと同じ原理です。
このコラムの「書き方」を見て、私は田中氏がハーバード人脈や
金持ち連中の駒の一つになっているとの見方を強めました。
彼の文章の最後も、「日本の民度の低さ」を強調し、
相対的にアメリカや西欧諸国を礼賛する締めくくり方ですし、
私流の判断基準のほとんどに陽性反応が出ているので
個人的にはほぼ確実だと思っています。
同じ手法は、先輩格の船橋洋一氏も多用しているので
御覧ください。
彼の「世界ブリーフィング」については以前にここでも
取り上げられていましたので憶えている人もいるかと思います。
プーチン批判の記事の中でブッシュを庇う書き方などが
全く同じ技法です。
http://www.asyura.com/sora/bd10/msg/586.html
アメリカ的政治、商業詐欺文では当たり前で違和感すら
感じない人もいるかもしれませんが、日本ではまだ
一般化していないし、詐欺的な手法である事が
ばれやすい単純技法でもあります。
もう一つ文章の書き方で言うなら、加藤代議士の
12月8日の声明文が面白いです。
この中で読者の人達からのメールを紹介している部分があるのですが、
これらのメール文は本当に送られてきた物ではなく、
この声明文を書いたゴーストライターが作成したものだと思いました。
その理由は、メール文を読むとアメリカ人なら言うかもしれないが
日本人が書いたとは思えない例が並んでおり、
おそらくアメリカ人の発案を日本人がそのまま下手に訳して
あのような文章になったものと思われます。
「私たちに出来る事はなんでしょうか?」といったような事が
書いてある部分です。
逆に言えば、政府も度々強調している「自立」、つまり
政府に要求するのではなく、求められたら、あるいは
求められなくても政府に「奉仕しろという暗示」と重なっているので、
これが、キッシンジャーを筆頭とする連中が日本人に
植え付けたい考え方であると思って良いでしょう。
奉仕の精神も結構ですが、宗教カルトの救済の精神と
ダブってくるかもしれないので程々にして欲しいです。
最後に語呂合わせ陰謀論で遊びたい人へのおまけです。
サカキバラ事件では「野菜」が一つのキーワードに
なっていました。
宗教カルト事件では「救済」がキーワードです。
「八さい」、「九さい」という数字的な語呂合わせが出来そうですよ。
私は、語呂合わせ陰謀犯罪論にはほとんど興味がありませんし、
オウムの安直陰謀論と同じように陰謀論全体をキチガイと
見せるための陰謀だと思ってますが、「暗示」を多用する
情報操作に置いては「言葉の使い方」が重要であり、
日本や世界の社会操作をしようと考える人達がいるなら
「言葉」には異常な程入れ揚げている可能性はあるかもしれない
と思います。