題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。
投稿者 ２００１年問題観察者 日時 2000 年 11 月 02 日 04:20:04:
オウムの終末論はオウムの教義と同様に以前から知られていた
陰謀論やトンデモ予言の類いを寄せ集めたガラクタである。
だが、これはオウムに限った事ではなく、幸福の科学の終末論や
あごん宗、エホバの証人、キリスト教、ユダヤ教、統一教会などの
ほとんどの終末論カルトに共通して見られる現象である。
各カルトの信者はもちろん自分が盲信する終末論が正しくて
他のカルトのものは間違いであると思い込んでいるし、
カルトが示す「良い事」を行ない「悪い事」を避ければ終末が
やってきた時に生き残れたり復活できたり他の人よりも有利に
なると信じているのである。
そして、そのような自己中心的で独善的な考えは、しばしば救済や
世界の復興などの「使命」を与えられているというへ理屈で
正当化されている。
終末論カルトに限らず、カルト信者は「自分が良い人で使命がある
（存在する価値がある）と信じ、カルトが指定する「良い事」を行なう」ように
調教されている。
終末論カルトは、人類や世界の終わりという恐怖を鞭として使う事で
地獄や不運といった個人的な罰を使うよりもさらに大きな影響力を
潜在意識のより深い層にまで及ぼす点が異なると言って良い。
この場合、影響力はいわゆる集合意識に近い部分に及ぶので
終末論カルトの信者は集団で自己破壊的な行為を行ない、
時には周囲の人にも被害を与えるのである。
では、カルトが終末論に傾倒するのはどんな場合なのだろうか？
元々教祖に破滅願望があり、最初から終末論カルトとして出発する
ものもあれば、発展や衰退の途中に閉塞感などから終末論に
走る場合もあるだろう。また、教祖や幹部自身は終末論を信じていない教団が、一般信者を操る手段として
終末論を使用する場合もあるかもしれない。
そして、テロや支配の道具として既存の教団を終末論カルト化したり、
適当な教祖候補を祭り上げて終末論カルトをでっち上げる事もある。
今までに終末論を信奉して実際に自滅を果たした教団を見てみよう。
有名なものだけで、数百人が集団自殺をした人民寺院、ブランチダヴィデアン、太陽寺院、ヘールボップの時のデジタル教団などがある。
これらに共通する点は、信者がかなり真剣に終末を信じ、
実際に終末の到来に備えて物質的な準備を行ない、
そして、最後に自作自演で終末を現実のものとした事である。
オウムをこのリストに加えようかと思ったが、教団全体の
スケールで終末を迎えたとは言い難いので除外した。
だが、オウムが初めからテロや破壊の目的で創造された
終末論カルトであるならばは、金や人材を投資した連中は
ほとぼりが冷めるのを待ってもう一度オウムを活性化するかもしれない。
１９９９年末の上祐の出所と今春のアレフへの改名といった
組織改造が２００１年に向けて終末論カルトの清算と投資の
回収の為の下準備である可能性があると私は考えている。
ほっておけばこのままじり貧になって衰退するはずのオウムであるが
公安調査庁の生き残り戦術として飼い殺しにされるだけでは
収まらずに、多少の再投資による破壊的有効利用が計画されている
としたら、リストラ対策のスタンドプレーで醜態を晒してないで
真面目に監視すべきであろう。
先日の強制捜査や別件逮捕で公調でなく警察が動いたのは
公安に任せておいては危険過ぎる可能性があるからなのかもしれない。
問題は、アレフを使って何を破壊しようとしているか？である。
政党政治の破壊を目指しているという噂もある。
前回は国会の近くの霞ヶ関で毒ガスを撒いた。
次回は国会の中で細菌でも撒くのだろうか？
私は散々あくどい事をやってきた国会議員が何人か殉職しても
ちっとも悲しまないだろうが、守衛のおじさんや真面目な議員が
巻き添えになるのは良くないと思うし、そもそも人殺しで
物事を解決しようとするのは賛成しない。
現在の日本に様々な問題点があるのは確かにそうだと思うが、
だからといって違法行為で破壊するのはどうかと思う。
ともかくオウムや他の終末論カルトが違法行為をやらかすと
決まったわけではないが、オウムやオウムの背後で何らかの
「破壊」が計画されている事についてはほぼ確実であると思っている。
その計画は失敗に終わるのだが、それでも色々影響がでるかもしれない。
そして、その影響は結果的に従来の問題点を浮き彫りにしたり
改善するのに役立つ可能性すらある。
それでも、オウムの周辺、特に背景には注意するに越した事はないだろう。
それは、オウムと繋がる他のカルトや団体にも当てはまるかもしれない。
疑心暗鬼になる必要はないのであるが、ほんの少しで良いから
注意しているのが望ましいと思う。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。