投稿者 転載多し 日時 2000 年 10 月 22 日 08:53:40:
回答先: Re: 提携で釣る日本企業の潰し方 投稿者 転載多し 日時 2000 年 10 月 22 日 04:15:28:
おーるさんのドキュメント日誌から転載です。
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日記を書いていて気が付いたことがある。何かを知るということと、考えるということの違いを実感させられるのだ。つまり、知っていても考えていないことを、日記を書きながら自覚したというわけである。当たり前のことだが、その当たり前のことが分からなかったことになる。現代は情報化社会と言われるように、テレビなどのメディアからは洪水のように情報が溢れてくる。このような溢れる情報化社会においては、情報を得るというより捨てていくと言い換えたほうがピッタリする。自分の欲しい情報すら分からない、迷ったときには、とにかく自分に必要のない無駄な情報は捨てるしかない。必要な知識を得たという時点でも理解したことにはならない。学校教育エスケープ組の私は基礎知識さえ乏しいので、辞書は手離せない。頭に入った知識は、さらに紙に書き出して手に覚えさせる。そして個々の情報を線で結び付けていく。さらに百科事典などで時代や人物の背景などを調べる。以前はそんな作業に没頭して読書をしていたものだ。しかし歳月は確実に脳細胞を枯れさせるらしく、つい数分前の出来事も忘れるようになった。細かい文字も目がかすんで判別しにくい。そして何より神経が疲れ、何かを覚えようとする以前に生理的な拒否感が生ずるようになってしまった。こうなると読書も苦痛になる。今ではテレビから流れる音にも拒否感が生じ、消音スイッチを押して画像だけ流していたりする。情報を捨てるというより、閉ざしてしまう。テレビ画面の対話する映像だけを見ていると、その表情が浮き彫りになって、微妙な感情も読み取れることに気付く。さらに映像を切って話す声だけ聞いていると、人が話す内容に一喜一憂している心の動きまでも感じることができる。それら全ての情報を閉ざし、頭の受信機能をオフにするとき・・・はじめて自分の心に向き合うことになる。日記はそんな時間帯にしか書けないような気がする。時間を惜しむ焦りがあるうちにも日記は書けず、ボンヤリした惰性が心に馴染むまで待っている。およそ機能的ではないそんな次元に漂いながら、これを書いている。隣で猫が丸くなって眠っている。
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おーるさんが述べている通り、現代では
情報の量が余りにも増えています。
テレビもラジオも四六時中流れているだけでなく、
インターネットやビデオや他のメディアも
これでもかこれでもかと情報を流しています。
そして、我々の頭脳はある種の消化不良や
腹痛、下痢のような病状を呈していると
思うのであります。
また、情報も麻薬のように中毒症状を
起すような情報、毒にもなる情報、薄味や
癖のあるものなど、食品や薬品にも似た
効能や副作用があると思います。
しかし、何にも増して、要りもしない食物を
大量に食べ続けていれば健康に害を
もたらすように、情報も取捨選択するのが
大事かと思います。
つまり、時々おーるさんのように情報を
遮断してみる、部分的な断食をしてみると
禁断症状が露見したり、過食で鈍っていた
感覚が研ぎ澄まされて思わぬ発見をしたり、
得るところが多いかと思うのです。
また、そうして情報に対する無駄な飽食を
止める事で、自分の頭が本当に必要としている
情報を見分ける能力も回復すると思います。
陰謀論としては、要らないファーストフードや
世界的大企業の作る駄菓子を食べさせるのも、
要らない情報を押し付けるのも全く同じ意図に
基づく破壊の為の工作であると言えるでしょう。
過食によって我々は自分の好みや思考を見失い、
不安の中で中毒的に飽食を繰り返す
消費ロボットになり易いからです。
そして、我々に要らない物を買わせたり
必要でもない情報を摂取させる為の手段が
夢と希望、恐怖と恫喝を織り交ぜた広告
なのであります。
日本企業が美味しそうな提携の話に引っかけられ
かえって損害を増やしてしまうのも、
金融バブル過食の後遺症で企業の脳味噌が
麻痺しているからと言ってもよいでしょう。
必要最小限の事しかやらない、買わない、
売らないという、変な商法が、これからの
地球では好ましいのかもしれません。