投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 21 日 10:27:18:
回答先: パレスチナ騒乱再燃、合意の枠組ほとんど崩壊(讀賣新聞) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 21 日 10:15:42:
パレスチナ人とイスラエル治安部隊の衝突が20日、激しく再燃し、少年を含むパレスチナ人9人が死亡した。イスラエルのバラク首相は、同日夜放送されたテレビ・インタビューで、21、22両日のアラブ首脳会議の間もパレスチナ側の暴力行為が続くなら、和平プロセス見直しのために交渉を無期限に中断する、と語った。衝突回避、ひいては和平交渉の再開を目指した17日のエジプト・シャルムエルシェイクでの合意は、無に帰そうとしている。
20日、最も激しい衝突があったのはヨルダン川西岸北部の自治区ナブルス。周辺に配備されたイスラエル治安部隊に対し、投石や発砲があり、イスラエル側の銃撃でパレスチナ人4人が死亡した。このほか西岸のラマラ、カルキリアなど4カ所でも10代の少年らが撃たれて死亡し、同日だけで死者は9人に達した。
このほか、エルサレム南部の住宅地を銃撃してきたとして、隣接するパレスチナ人地区に対し、イスラエル軍ヘリコプターや戦車が機銃攻撃を加えた。西岸北西部トルカレムでは、パレスチナ側の検問にさしかかって戻ろうとしたイスラエル軍車両にパレスチナ警察が発砲、兵士6人が負傷した。
パレスチナ側が、イスラエル治安部隊の重火器も使った攻撃による住民の犠牲を強調するのに対し、イスラエル側は、アラファト自治政府議長がアラブ諸国の支持を得ようとして、流血をあおっているとみている。こうした見方を背景に、バラク首相は和平交渉中断も辞さぬ意向を固め、20日、クリントン米大統領にもそれを伝えたと語った。
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