投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 18 日 14:51:06:
【エルサレム18日海保真人】
パレスチナ・イスラエルの衝突停止への合意を受け、バラク・イスラエル首相は17日夜(日本時間18日朝)、緊急中東首脳会談の終了後に声明を出し、イスラエル治安部隊に対し合意を履行するよう命令を出したことを明らかにした。武力行使終結を確認する公式声明とは言えないが、イスラエル側がパレスチナ自治区封鎖の解除や軍の撤退を実施すれば、次はパレスチナ側の動向が注目される。
声明によると「合意履行のため、あらゆる必要な措置を実行することを命じた」という。またパレスチナ、米国関係当局と緊密な連携を取ることも指令している。
一方、緊急中東首脳会談で合意成立後の17日午後から夜にかけて、パレスチナ自治区などではパレスチナ人とイスラエル治安部隊の銃撃戦や衝突が相次いだ。エルサレム南郊のユダヤ人入植地に近いベイトジャラで、合意後初の銃撃戦が発生、イスラエル警官1人が重体となった。
夕方には自治区ガザのエレツ検問所で、パレスチナ住民らの投石とイスラエル治安部隊の発砲が激しくなり、パレスチナ警官1人が撃たれて死亡した。夜に入ってもヨルダン川西岸地区ヘブロンなどで銃撃戦がやまなかった。
[毎日新聞10月18日] ( 2000-10-18-11:46 )