投稿者 転載 日時 2000 年 10 月 03 日 22:58:29:
回答先: ちょっと所用で離れていましたが、なるほどなぁ 投稿者 ちょっと考えること 日時 2000 年 10 月 03 日 19:49:30:
>それは、阪神大震災がハンパな取組みでは対応できないと思ったからです。
地震当日の避難所への避難者38万人。
どうすれば、これだけの人数を安全に誘導できるでしょう。
「出来る筈」といった推定の議論は、全く用をなさないと思います。
「出来るわけがない」という否定先行の行政弁護と納税者への責任転嫁は被害者の感情も生活も無視した暴論でしかありません。
加えて詭弁術も多用なされるのは御自分の主張を弱めるだけです。
難しいからといってやらない、試みない、間違えばかりしているとしたらそれは怠慢です。
>例えば、転載さんと「犯人を1人で捕まえられるか」で応酬をしてしまいましたが、
私は「犯人を追いかける」=「自分の命が危ない」も考えていました。だって、まわり
には誰もいないんです。追跡者には犯人の心の「たが」が外れてナイフを突き刺される
恐怖もあるのではないでしょうか?
(ナイフの携帯、ノーチェックでしたね。警官の前で腰にナイフを下げて歩いても
全く呼び止められませんでした。だって、あの瓦礫の街ではナイフは必需品でした
から。)
だから、現状を体験されなかった転載さんの意見に「挑発的」になったのでしょう。
犯人逮捕についての話は警官や自衛官の場合の事でしたのに、御自分の場合であったかのように話を変えて弁護なさるのは詭弁であります。
>ただ、転載さんには、もうちょっと「人間の感情」を考えて欲しかったです。
三宅島の島民の義務を強調し行政の弁護を続ける方に人間の感情がご理解いただけるのか大いに疑問であります。
阪神大震災を経験していなければ被害者の感情に思いを寄せる事が出来ないかのようなお言葉が目立ちますが、人生の悲劇は災害に限るものではありません。
本当に苦しみを体験した被害者の方で心を閉じてしまわなかった場合には、他の苦しんでいる方の弁護をする事はあっても十分な援助をしていない行政の弁護に力をいれるとは思えません。
自力を強調するのは結構ですが自力が足りない人々にまでそれを強要するのであれば人の苦しみを知らないか、被災の苦しみで心が捻くれてしまわれたのやもしれません。
>ところで、蛇足を一つ。
阪神大震災で、重大なのに取り上げられなかった問題。
それは、地下鉄の駅が崩れたこと。
都市災害の避難場所として地下施設が重要視していましたが、
この地震で地下施設の安全性が見事に否定されました。
我々の逃げる場所は、ますます閉ざされますね。
安全でない地下施設を避難場所として重要視する「行政の間違い」があったという事なら他の自治体は参考にすべきでありましょう。
自力主義の方にも参考になる事ですのでこのような話であれば行政弁護を繰り返されるより数段有意義であると思います。
他に重大な問題があったのなら出し惜しみせずに共有なされれば自力を目指す方にも行政の方にも大いに参考になる事と思います。
ですから初めの頃から御自分の体験を発表なされてはどうかと提案していたのです。
それこそ「用をなす」話であると思います