投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 9 月 30 日 19:07:14:
09/30 14:45 「家畜の福祉」に集中砲火 EU案に途上国が一斉反 外経66 #01
【ジュネーブ30日共同】欧州連合(EU)が世界貿易機関(W
TO)の農業交渉で持ち出した「家畜の福祉」案に批判が高まって
いる。二十九日に開かれた農業委員会の特別会合で、発展途上国を
中心とする各国から「家畜よりも人間の福祉向上で精いっぱいだ」
と集中砲火を浴びた。
「家畜の福祉」は、牛やニワトリなどの飼育法や食肉に処理する
方法について一定の基準を設けて、畜産物の質の向上につなげるの
が狙い。EUはこうした手順についてEUの規定を設けており、こ
れをWTOにも適用が可能かどうかを検討すべきとしている。
畜産物を輸出する途上国がEU案に反発する背景には、家畜飼育
の水準を引き上げるなどしてEUが新たな「輸入障壁」をつくるこ
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とへの警戒感もある。
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09/30 14:45 「家畜の 外経66 #02
通商筋によると、二十九日の会合では「野生動物の保護ならとも
かく、いずれ食肉として処理する家畜の権利を論じても意味がない
」などの意見が相次いだ。
ウルグアイの農業担当者は、EU加盟国スペインの闘牛を例に挙
げ「われわれは少なくとも、牛を闘わせるようなことはしていない
」と述べ、EU案を皮肉たっぷりに批判したという。
これに対し、EUの担当者は「われわれは、EU基準を世界に輸
出しようとしているのではない」と述べ、防戦に追われた。
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