投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 29 日 15:07:08:
警視庁の犯歴データなど個人情報が、同庁OBが社長を務める東京都内の興信所に漏れていたとされる問題で、現職の警視庁警察官ら数人が関与していた疑いが強まり、警視庁捜査二課は29日、このうち現職警官1人について地方公務員法違反(秘密漏えい)の疑いで、また興信所社長(42)を同法違反(そそのかし)の容疑で取り調べを始めた。この問題では、興信所の受注記録を記載したとされるリストが外部に流出していたことが分かり、警視庁が内部調査を進めていた。
調べなどによると、現職警察官らは1998年秋から今年春にかけて、興信所社長から依頼され、犯歴や免許証に記載されている本籍、住所などを漏らしていた疑いが持たれている。
興信所から流出したリストによると、調査対象者は延べ約500件で、うち80人が犯歴を調べられていた。調査対象者の中には事件の容疑者や芸能人なども含まれていた。
この社長は97年、警察署の盗犯係警部補で警視庁を退職。98年10月、東京都港区に興信所を設立した。同社のホームページでは「刑事警察の第一線で活躍し、刑事・民事に精通した警視庁OBグループが、不安定な社会情勢を起因として発生するさまざまな難問を解明」などと説明していた。
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