投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 28 日 00:59:22:
回答先: 政管健保、2002年度に破たんも(讀賣新聞) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 28 日 00:42:01:
中小企業のサラリーマンらが加入する政府管掌健康保険(加入者約3730万人)の1999年度の赤字額が過去2番目に大きい約3200億円にのぼったことが、27日発表された厚生省・社会保険庁の収支決算でわかった。70歳以上の医療費を各保険で分担する老人保健拠出金の支出が急増したうえ、不況やリストラで被保険者数と給料が減ったことが響いた。厚生省は、2002年度には貯金にあたる事業運営安定資金が底をつき、医療費を払えない破たん状態に陥ると予測し、先送りされている医療保険制度の抜本改革をしない限り、保険料率を現行の月給(標準報酬月額)の8.5%から9.6%へと、過去最大幅で引き上げるしかないとの見通しを明らかにした。
99年度の収入は、前年度より1%減って6兆9091億円。標準報酬月額が戦後初めてマイナスとなり、被保険者数も1.3%(約26万7000人)減と2年連続で減ったあおりで、収入の大半を占める保険料収入が2%落ちた。
支出は前年度より3.6%増の7兆2254億円。2年連続の減少から増加に転じた。老人保健拠出金は政管健保や大企業の健保組合、公務員の共済組合などが高齢者の医療費を均等に負担するために拠出する仕組み。それが高齢化で前年度より12.5%も増えて2兆3372億円に跳ね上がり、退職者給付拠出金も合わせると支出全体の4割近くを占めた。
赤字額の3163億円は96年度の4193億円に次ぐ。93年度以降7年連続の実質赤字だ。
厚生省の試算ではこのまま老人保健拠出金の増加傾向などが続くと、赤字は2002年度5800億円、2003年度7600億円に膨らむ。赤字の穴埋めに取り崩してきた事業運営安定資金は2002年度に底をつき、2003年度は9900億円が不足する計算になる。
老人保健拠出金で賄われる現在の高齢者医療制度を含め、医療保険制度の抜本改革が進まなければ、保険料を上げるか借金をしない限り、医療機関から請求される医療費を保険者として支払えない事態になる。
現状が続けば、破たんを避けるには「保険料率を2002年度に9.6%程度に引き上げるしかない」と厚生省は試算している。政管健保の保険料率は97年度に8.2%から過去最高の8.5%に引き上げられたばかり。しかも、上げ幅の1.1%は過去に例がない大きさだ。今後は厚生年金保険料の引き上げなど負担増が相次ぐ見通しだけに、野党などから強い反発が予想される。
(23:57)
★嗚呼むゴイ。給料の大部分が社会保険料・厚生年金・所得税に持っていかれ、そのうえモノを買うたび消費税15%という時代ももうまもなくのようです(T_T)