投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 26 日 15:29:08:
【ロンドン26日=渡辺覚】
二十五日付の英大衆紙デイリー・エクスプレスは、一九八〇年に元ビートルズのジョン・レノン氏を射殺して米刑務所に収監されているマーク・チャップマン受刑者のインタビューを掲載した。同受刑者は、米司法当局の審問を経て、年末にも仮釈放される可能性があるが、「ジョンも釈放を望むだろう」との独自の解釈を示して社会復帰への希望を語った。
インタビューの中で同受刑者は、「ジョンはリベラルで、気づかいをしてくれる人物だ。おそらく彼は、私の釈放を見たいと願うだろう」と述べ、特に反省の言葉もなく、自らの仮釈放への期待を語った。
一方、犯行動機については、「自分と別の人間になろうとした」などと告白。ただ、自身にとってレノン氏の存在は、「レコードの表紙の写真」に過ぎず、サインを求めに近寄ったのも、殺害のための工作だったと語り、同受刑者がレノン氏の熱烈なファンだったとする定説を否定した。
ニューヨーク州の刑務所に二十年間収監されている同受刑者は模範囚と評価されている。来週行われる審問の結果次第で、早ければ十二月にも仮釈放される可能性がある。これに対しオノ・ヨーコさんらレノン氏の遺族は、安全上の理由などから懸念を抱いているとされている。