投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 25 日 16:23:20:
日米で共同開発した航空自衛隊の次期支援戦闘機F2の量産第1号機の引き渡し式が25日、愛知県豊山町の三菱重工業小牧南工場で行われる。F2はF1支援戦闘機の後継機「FSX」として1988年に日米で開発に着手。米国のF16戦闘機をベースにエンジンをパワーアップし主翼面積の増大により旋回性能を向上したほか、一体成形複合材や高性能電子機器などの最先端技術を数多く採用。1機当たりの平均単価は約120億円で「史上最高額の戦闘機」とされる。
F2の開発をめぐっては、試作機で左右の主翼に亀裂が見つかったり、尾翼の強度不足が判明するなどして防衛庁は開発期間を計3回延長。当初予定から1年3カ月ずれ込んで今年6月に12年ぶりに開発が完了した。
第一号機が26日に配備される空自三沢基地(青森県)は来年3月末から約20機体制で実任務を開始するが、三沢市議会の基地対策特別委員会は「安全性などで不安がある」として配備の延期を求めている。
防衛庁はF1、F4戦闘機などの退役に伴って将来的には計約130機のF2を配備する方針。