オウム真理教強制捜査は明日!
PC−VAN 未知の世界(J MITI) フォーラム(3) 資料室(9)
の ログです。これは現在も参照することが出来ます。1996-08-05
今となってはお笑いの内容ですが、参考資料として恥を忍んでの
掲載です。笑いの種にはなるでしょう。
ただし、注目点は「怪電話の男」です。オウム事件のそこかしこに出没する
「すべてを知っている(?)怪電話の男」、「松本サリン事件に関する一考察」
という名の怪文書。さぁ、みなさんいっしょにぃ『ふしぎだねぇ』。
マスコミはこの書き込みの日時(ログに注目)から、
「強制捜査をよげんした阿修羅なる人物」いったいこいつは何者だ?
と、いぶかしんで見せましたが、これはマスコミの大嘘です。
大嘘に関しての参考書籍からの抜粋。参考情報:★阿修羅♪プロフィール
『悪魔の白い霧』 下里 正樹
> 「3月17日、警察庁筋の情報が、有力在京マスコミ各社のあいだを駆けめぐっ
> た。
> 『明日二十日、早朝を期して約二〇〇〇人の警察隊が、上九一色村の建物
> にガサを入れる模様』
> リークしたのは警察庁のキャリアらしい。各社ともオウム担当記者、カメラ
> マンを急遽、山梨に向かわせた。『週刊現代』のK記者宅に電話すると、「じ
> つは急いで山梨に出張したんです」と婦人の心配そうな声が受話器に響いた。
> そうか、いよいよ「Xデー」が来たか。今夜は徹夜になりそうだと覚悟する。」
> (第七章 教祖の予言 P.239)
こいつら「アタマダイジョウブカ?」
#605/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 7:18 ( 98)
SUB:オウム真理教強制捜査確実!NO.1 ★阿修羅
★内容
KEY:★阿修羅
「オウム真理教の強制捜査がここ数日中に行われる」と言う話が、複数のルートから
入ってきた.今回は逮捕者を相当数出すと言う話もある.私たちはここで、権力の弾
圧をリアルタイムで見ることができる.
オウム真理教はオウム真理教側の言い分を新聞にして配り始めたらしい.ここに、そ
の新聞がある.「契約の書NO.7」どのように警察、マスコミが動いているかが書いて
ある.オウム真理教側とすると、もうすでに、この方法でしか大衆に訴えることはで
きないのだ.マスコミはいっさいオウム真理教側の言い分は公表しないからである.
この新聞を見ることのできない人のためにできる限りの早さで入力し、この場に投稿
する.これによって、国家権力の暴走の第一歩をリアルタイムで理解することができ
るのではないかと思う.日本は戦争へと走り始めたのだ.
契約の書NO.7 全8ページ
目黒公証役場事務長拉致事件でっち上げの真相
警察がオウム真理教を犯人にしたい理由
事件は仕組まれていた.95年2月28日夕方、東京都目黒区の路上で、ある男性が
拉致された.男性は目黒公証役場事務長の仮谷清志氏(68歳).オウム真理教の信
徒であるA子さん(62歳)を妹に持つことから、オウム真理教を犯人と決めつける
報道が意図的になされている.しかしそれは、警察や正体不明の「関係者」による怪
情報に基づくもので、そのすべてが意図的にでっち上げられたデタラメ情報であるこ
とはほとんど知られていない.なぜ、警察は、そして警察に操られたマスコミは、虚
報ばかりを流すのか.なぜ、オウム真理教を犯人にしようとするのか.報道されない
真相を探っていくとそこから恐るべき事実が見えてきた.
暴かれた警察の嘘 仮谷メモは存在せず!
警察は、オウム真理教を犯人と匂わせるために、様々な嘘の情報を乱発し、マスコミ
に報道させている.まずは、つい先日「でっち上げ」であることが暴露された警察報
道の一つについて明らかにしよう.
それは、仮谷氏が拉致される前日に同氏の前日に、同氏の長男に、「私が拉致された
らオウム真理教を探してくれ」というメモと、その日に面会した教団信者の名詞を託
していた、という内容である.新聞各紙は一斉に、「警視庁捜査一課の調べの結果」
として、此の情報を鵜呑みにして報道した.
「『何かあったら警察に』メモのこし」(朝日)
「拉致前日、宗教団体名書き置き」(読売)
「宗教団体の名刺 拉致事件前日に残す」(毎日)
との見出しを掲げ、大いにオウム真理教への疑惑を書き立てた.
しかし、拉致前日にメモを残すなどあまりにも「わざとらしい」話ではないか.その
上、メモの様態についても、新聞各紙が「便せん一枚」と報じる一方、3月6日報道
のフジテレビ「スーパータイム」では「数枚にわたる便箋の手紙」とされているなど、
情報に差異がありその実在が疑わしいものであった.
結局、此の情報は全くのでっち上げてあることがわかった.某有力ジャーナリストの
調査の結果、長男がメモの存在を全面否定したのである.「日刊スポーツ」95年3
月7日号もこう報じる.
「刈谷さんの長男(35)はこの日「メモなどの存在は知らない.(A子さんとは)
あったことがなく、父も宗教団体のことはいっさい話をしていなかった」と話してい
る.
実は、この情報が事実無根であることは、情報源である警察の不審な言動がすでに物
語っていたのである.
メモをでっち上げた刑事たち
オウム真理教側は、身の潔白を証明するために、事件の翌日から警視庁大崎警察署に
出向き、事情聴取に協力している.出頭しているのは刈谷氏の妹A子さんを担当して
いたオウム真理教の出家修行者K(27歳).
このKに対する事情聴取の際、事件の言動が、あまりにも不審だったのである.
まず3月1日の聴取のとき、森刑事は、メモの内容について、最初は「私がいなくな
ればオウム真理教に連れて行かれたと思って警察に届けてくれ」というものだと言っ
ていた.しかし、その次には「、、、オウム真理教を探してくれ」という内容へと変
わる.その後も、さらに内容は変遷していった.
Kには、警察がこの名刺やメモを根拠にしてオウム犯人説をこじつけようとしている
かに思えて仕方がなかった.そこで、3月3日の2回目の事情聴取において、八反田
刑事に対して疑問をぶつけてみた.一昨日の森刑事の話でメモの内容が変遷した点を
指摘するとともに、「(警察は)その名刺とメモを誰からもらったのですか?」と聞
いてみたのだ.すると、八反田刑事は「それは言う必要が無いでしょう」と言い、
「トイレに行って来る」と言って部屋を出、10〜20分もの間席を空けたのである
(しかし、実際にはトイレに行っていない).そして八反田刑事は戻ってくると、K
の問いに対する答えを無視して、事情聴取をすぐに打ち切ったのだ.
この不透明な警察の態度にオウム真理教側が不審を募らせていたところ、前述の某有
力ジャーナリストが、裏付け調査の結果、メモと名刺が完全な警察の作り話であるこ
とを突き止めたのである.
メモだけではない、報道によれば、刈谷氏は事件当日喫茶店を訪れ「誘拐されるかも
しれない」と麻雀仲間に告げたことになっている(東京新聞3月5日).ところが、
これも有力ジャーナリストによる調査の結果、真っ赤な嘘であることが判明したのだ.
警察は事実無根の情報を発表し、マスコミはそれを事実であるかのように流し、国民
を欺き続けている.「布施や脱会のトラブルに巻き込まれた刈谷氏がオウム真理教に
拉致された」ーこんなストーリーは全て作り話にすぎない.次に述べる事件の経緯を
見てもそれは明らかだろう.
つづく
★阿修羅 1997-03-19 02:06
#606/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 7:20 ( 96)
【事件に巻き込まれたのはオウム真理教】★阿修羅
★内容
オウム真理教の主張新聞「契約の書」NO.7 NO.1のつづき
【事件に巻き込まれたのはオウム真理教】
A子さんは、東京都港区青山のオウム真理教東京総本部道場に通う熱心な信徒であっ
た.麻原彰晃尊師が解き明かす真理の法に触れ、尊師に確信を深め、95年2月にな
ってからは、毎日のように道場に通っていた.そして、2月15日には準出家者とな
り、20日からは道場に泊まり込みで修行に励むようになった.
ところが、2月24日、「箱根の知人を入信させに行きたい.そして、小田原の知人
にも会ってきたい」と言って道場を出たきり、連絡をよこさなくなってしまったので
ある.26日になっても連絡は無かった.
A子さんに、修行上のアドバイス等を担当していた出家修行者Kは、「あれほど熱心
で出家まで考えていた人がどうしたんだろう?」と心配になった.A子さんの自宅に
電話をかけてみたが、なぜか不在.いぜん連絡は取れなかった.
そこで、27日、KはA子さんの居場所を尋ねようと考え、A子さんの親族の誰かが
勤めていると聞いていた、A子さん宅の一階にある目黒公証役場に赴いた.Kが中に
入り「A子さんはいますか?」と呼びかけたところ、しばらくして「A子の兄」と名
乗る男性が対応に出てきた.それが仮谷氏であった.Kが刈谷氏と合うのは、そのと
きが始めてであった.
刈谷氏はKの問いかけに対して「わかりません.1〜2週間会っていません.」と答
える.対してKは「では居場所が分かったらご連絡を下さい」とお願いし、自分の名
刺を渡して去ったのである.この際、全くトラブルは生じていない.Kはただ刈谷氏
の言葉を信じてA子さんから連絡を来るのを待とうと思ったのであった.
そして翌28日の午後5時15分、A子さんから青山道場に電話がかかってきた.
「麻原尊師がすばらしい人だと言うのはわかるし、オウム真理教の修行も続けたいけ
ど、信徒をやめさせていただきます.」と言う内容だった.突然の電話の内容を聞い
たKは、「残念だけど、本人がそういうなら仕方がないな…」と思い、あきらめざる
をえなかった.
さらに、午後8時頃には、A子さんから二度目の電話があった.「公証役場に電話を
掛けたら兄が拉致されたと言うことを聞きました」という.
それと前後して、警察からオウム真理教に、「仮谷さんが拉致された」と言う知らせ
が入っていた.拉致事件が起きたのは午後4時〜4時30分の間とされている.
翌3月1日、Kは警察の事情聴取に協力するため、青山吉伸弁護士と一緒に、大崎警
察署を訪れた.その際、森刑事は、「仮谷さんを拉致したのはオウム真理教じゃない
のか?」と決めて掛かったような言い方をし、別の刑事は青山弁護士に向かって、
「警察としては、オウム真理教の強制捜査も考えている」とまで言い出したのだ.
27日に実際に会うまでは、刈谷氏の存在を知らなかったK、そしてオウム真理教.
ところがなんと、一夜明けたら、刈谷氏を拉致した犯人に仕立て上げてしまっていた.
キツネにつままれているような気分とは、まさにこうゆうことを指すのだろう.
【作られた「布施や脱会のトラブル」】嘘だらけの警察発表
事件に巻き込まれ困惑するオウム真理教をよそに、すでに用意されたオウム犯人説の
ストーリーは、「警視庁の捜査の結果」などとして、どんどん世間に波及していった.
それによると、A子さんの布施や脱会をめぐってオウム真理教とA子さん・仮谷氏と
の間にトラブルが生じ、オウム真理教が事態収拾を図って仮谷氏を拉致したという事
になっているらしい.何という「絵に描いたような悪事」であろうか.警察の意向を
受けたデタラメだらけの報道内容について、以下に真相を述べておこう.
1:布施のトラブルなど無かった
◎「(A子さんはオウム真理教から)さらに多額の寄付を要求され」(朝日3月4日
夕)◎「(A子さんはオウム真理教から)所有していた同役場の土地と建物を寄進す
るよう同団体から持ちかけられるなど不動産の処分をめぐるトラブルがあったという」
(産経3月5日)
−−事実は全く違う.A子さんは出家を間近に控えており、出家に伴って自分所有の
土地・家屋を布施するつもりであった.出家の際に、自己の所有する資産を全て教団
に布施するのは2500年依頼の仏教の常識であり、A子さんはそれを承知の上で出
家を希望していたのである.教団から寄付を要求したものではないのはもちろんのこ
と、A子さんとの間でトラブルなどは一切生じていない.
2:脱会の意思表示は拉致事件の後
◎「(A子さんが)入信していた宗教団体と脱会をめぐるトラブルになっていた…事
件の数日前に、この団体に脱会を申し入れていたという」(朝日三月4日夕)◎仮谷
さんが行方不明になる直前、(A子さんは)宗教団体に電話などで脱会の意思を伝え
…」(産経3月4日夕)
−全く事実に反する.A子さんが初めて脱会の意思を表明し、オウム真理教側がそれ
を知って驚いたのは、仮谷氏が拉致された後の2月28日午後5時15分のことであ
る.脱会をめぐってのトラブル自体起きていないが、A子さんの脱会の意思がわかっ
たのが、拉致事件発生後である以上、「脱会のトラブル」によって事件が発生したこ
とは絶対にあり得ない.
3:仮谷氏との間にトラブルはない
◎仮谷さんは、実妹(62)の新興宗教団体からの脱退をめぐり、同団体とトラブル
を抱えていた」(産経2月4日夕)
−これも絶対にあり得ない.オウム真理教が仮谷氏の存在を知ったのは、拉致事件前
日にKが面会したときが初めてだからである.そのときまでオウム真理教側は、A子
さんに親族がいることは聞いていたが、それが仮谷氏であることは全く知らなかった.
そして、A子さんの信仰に仮谷さんが反対していたという話は、事件後の新聞報道で
知ったほどである.仮谷氏との間にトラブルなど起こりえるわけがない.
#607/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 7:22 ( 95)
【仕組まれた事件の謎、なぞ、ナゾ…】 ★阿修羅
★内容
4:究極のデマ−脱会の引換条件?
◎「A子さんは土地家屋を教団に寄付しなければならない事から仮谷さんに反対され、
脱会の意思を教団に伝えた.これに対し、教団側は、脱会の条件として役場の土地建
物を教団に寄進するように持ちかけ、事件当日の2月28日が寄進に同意するかどう
かの回答期限だった」(共同通信配信による)
−これこそ究極のでっち上げである.事件発生日の28日に意味を持たせようとして、
オウム真理教に悪意を抱くものが背後から流したデマだとしか言いようがない.オウ
ム真理教の脱会は自由意思に基づくものであり、制約が加えられることは全くない.
脱会の見返りに資産を要求するなどは、教団の名誉と威信にかけて行ってはいない.
そもそも教団側がA子さんの脱会の意思を知ったのは28日なのだから、この様な話
は決してありはしないのだ.この情報を提供したのは、報道によると「関係者」と言
うことになっているがいったいどのような人物だと言うのだろうか.
これらのことから、「布施や脱会をめぐってのトラブル」などは全くなく、オウム真
理教に仮谷氏を拉致する動機がないことがおわかりいただけるであろう.「警視庁の
捜査の結果」「関係者によると」と言う名目で流されてきた情報の以下に虚偽に満ち
ていたことか!
【オウム犯人説はあり得ない】
オウム真理教に仮谷氏を拉致する動機が無いことは、一面でおわかりいただけたであ
ろう.そればかりではなく、その他の事実や事情も、オウム犯人説を否定しているの
である.
【オウムらしからぬ犯人達】
さらに、目撃された犯人像やその行動も、オウム犯人説を否定している.
拉致現場の目撃者によると、犯人グループは、「髪を茶色に染めたり、髪を肩まで伸
ばした長髪の、スケードボードを趣味にするような今風の若者だった」という.これ
は、オウム真理教の人間の姿にはほど遠い.オウム真理教の信徒は、「頭陀の行」に
徹しており、服装や身なりにはとらわれず、外見を飾るようなことはしないからであ
る.
また、犯行に使われた三菱デリカは、犯行の二週間前から止まっていたという.オウ
ム真理教は坂本弁護士「拉致」事件、宮崎における資産家「拉致」事件と言う形で話
をでっち上げられ、あらぬ嫌疑をかけられ続けた経緯がある.よって教団信者は普段
から、少しでもあらぬ嫌疑を掛けられぬよう気を配らせている.そういう中で、ただ
でさえ目に付く様な人通りの多い場所に、2週間も車を止めておくことをするだろう
か.
さらに、犯行は白昼堂々と行われている.白昼堂々と拉致行為をし、もし失敗したら
オウム真理教はまたもや拉致事件の容疑者として大きなダメージを負うことになるの
は目に見えているではないか.そもそも考えてもいただきたい.オウム真理教にとっ
て仮谷氏を拉致することにどんなメリットがあるというのだろうか.そんなものは何
も存在しない.
反対に、オウム真理教は、坂本弁護士失踪事件以来、不当にいわれのない疑いを掛け
られる傾向にあり、この様な拉致を行えばマスコミにたたかれるなどのバッシングを
受けることは事前に容易に予想できる.つまり、メリットどころかデメリットしか存
在しないのである.現に、マスコミの大々的な報道によって、社会的イメージは大幅
にダウン.大変な打撃を被っているというのが現状だ.これらのような危険を冒して
わざわざ拉致など行ったりするメリットは全くない.
この様に、オウム犯人説は「砂上の楼閣」であり、多くの矛盾を含んでいるのである.
【仕組まれた事件の謎、なぞ、ナゾ…】
この事件はオウム真理教を陥れるために仕組まれたと見るのが自然であろう.そのた
めに数々の不審な点が認められる.
【その日に限ってなぜ早退?】
仮谷氏はまじめな勤務ぶりで、30年間毎日決まった時間に出勤して、ほぼ決まった
時間に帰ってくる.規則正しい生活を行っていたという.ところが、なぜか事件当日
に限って、「体調が悪い」と言って午後4時半に職場を後にしている.仕事に責任感
がある仮谷氏のような人物であれば、通常は終業の5時まであと30分くらいは我慢
するのではないだろうか.
【なぜ早めの帰宅で拉致できたのか?】
犯人グループが2週間も下見をしていたのであれば、仮谷氏がいつも何時に終業して
どの道を通って帰路に付くのかは熟知していたはずである.
しかし、その日に限って、仮谷氏は午後4時半に帰路に付いている.犯人グループは、
終業は5時という認識を持っていたにもかかわらず、突然現れた形の仮谷氏にどうし
て迅速に対応できたのか.
ましてや、公証役場から大通りに出たところと、そこからワゴンがいつも止まってい
た地点とは距離にして10〜20メートル、歩いて10秒程度である.不意を付かれ
た犯人は、その短い時間で仮谷氏の姿を認識し、仲間を呼び、数人で速やかに拉致し
たことになる.
普通であれば、早く帰途についた仮谷氏の姿を認めるにも戸惑うのではなかろうか.
認めたとしても、仲間を呼んで拉致するには仮谷氏がある程度歩いた後、つまり公証
役場からかなり離れた所でないとできないのではないだろうか.しかし、そこで拉致
したとしても、車が近くにないので、仮谷氏を車に乗せるのに難儀するはずである.
それでは、なぜ速やかに拉致できたのか−それは犯人グループが午後4時半に帰途に
つく事を待ちかまえていたからではないだろうか.
ところで、午後4時半とは微妙な時間である.日はまだ沈んでいないので人目にもつ
きやすく、犯行はしっかりと目撃できる.また、ラッシュアワーの時間ではないので、
そんなに人通りは多くなく、通行人が犯行を目撃したとしても被害者を奪還すること
はできないだろう.
#608/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 7:24 ( 96)
【国家権力による弾圧の口実作り?】★阿修羅
★内容
【なぜ周囲の警告を無視したのか?】
仮谷氏は拉致直前に、周囲の人から「裏から帰れば?」と勧められた.にもかかわら
ず、その警告を無視してわざわざ表道から帰り、その直後に拉致されてしまったので
ある.
【なぜ簡単に拉致されたのか?】
仮谷氏は「助けてくれ!」と言っているにもかかわらず、簡単に拉致され車であっと
言う間に連れ去られている.普通であれば、白昼であるため、犯人も周囲を気にして
行動が慎重になるため、一対四であってもそんなに簡単に拉致はできないのでは無か
ろうか.
【堂々たる犯人】
なぜ、犯人らは特段、顔を隠そうとはしなかったのであろうか.もともと犯行を目撃
してもらうことに目的があったのだろうか?
【警察はなぜA子さんの居所を知っていたのか?】
さらに、警察の動きにも不思議な点がある.
3月1日の事情聴取の際、Kが「A子さんはここ(大崎警察署)に来たのですか」と
たずねたところ、「28日に出頭している」との答えをえている.A子さんが警察に
出頭したのは、仮谷氏が拉致されたことを知ったからであると考えられるが、では彼
女はどうやってその事実を知ることができたのであろうか.
28日午後8時頃に青山道場に掛けてきた電話で、A子さんは「公証役場に電話を掛
けて兄が拉致されていることを知った」と語っているものの、午後5時15分にKに
電話を掛けてきたときにはまだ拉致の事実を知らなかった.しかし、役場が午後5時
に終業することをA子さんは知っていたのだから午後5時15分以降に同役場に自ら
電話を掛けることは考えられない.
となると、A子さんが拉致の事実を知るための唯一の手段は、警察からの連絡しか考
えられない.では、なぜ警察はA子さんの連絡先を知っていたのか?矛盾を感じざる
を得ない.
【真犯人は誰か?】
【怪電話−真犯人の策略!】
その手がかりとなるのが「怪電話の男」である.
この男は、事件発生後の2月28日午後8時頃、朝日新聞をはじめとする複数の新聞
社や雑誌社に、「オウム真理教の内部のものだが、今日、うちのもの4人が品川の公
証人役場職員を拉致した.こんなやり方は許せない.助けてやってくれ」という内容
の怪電話を掛けまくっている.
しかも、この男が通報したマスコミは、オウム真理教が以前に名誉毀損で提訴してい
た、「週間新潮」「週刊朝日」の親会社である朝日新聞、「週間文春」なのである.
(その他の主要紙・テレビ局にはほとんどかけていない.)
実際、朝日新聞は3月4日の夕刊において主要紙の中でだた1社だけ「オウム真理教」
の実名を挙げた不当報道を行っている.
また、この男は、ねつ造記事を掲載して盛んにオウム真理教を非望中傷してきた「週
間文春」に対して念入りに2回も電話を掛け、同誌に中傷記事を執筆しているフリー
ジャーナリスト江川紹子の名を挙げた上で「江川に連絡を取ればわかるから連絡しろ」
と命令しているのだ.
「助けたいなら110番するはず.マスコミへの電話は別の意図を感じる」(毎日3
月10日夕)と言う声も上がっているように、電話をした男は、明らかにオウム真理
教を敵視しているマスコミを選び出して通報し、オウム真理教犯人説を煽り立てよう
としている.怪電話の男がオウム真理教の信者でないのは明らかだ.
少なくとも、オウム真理教に対して悪意を抱く者たち、オウム真理教を潰すための世
論を事前に喚起しておこうと画策する勢力に連なる者だといえよう.そして、それこ
そ事件の真犯人であることは疑いない.
【国家権力による弾圧の口実作り?】
そこで想起される存在が、やはり国家権力と言うことになる.
これまでにも国家権力は、オウム真理教に対して様々な弾圧を行ってきた.本誌4〜
7面で述べる国土法事件等派その典型だ.そして現在でも国家権力は、何らかの口実
をもとにオウム真理教に強制捜査を行おうとして虎視眈々と狙っているのである.
事実、「週刊ポスト」95年1月13・20日号には公安関係者の言葉として次のよ
うに報道されている.
「(松本サリン事件の)犯行をA(オウム真理教)と関連づけて、国松孝次・警察庁
長官が直々の指揮を取り、公安が主導の異例の捜査態勢へと極秘にシフトしている」
「(警察は)どんな情報も見逃さず、それを検討して家宅捜索したいのが本音だ」
この様に警察当局は、適当な口実をつけてオウム真理教を弾圧しようと普段から機会
をうかがっている.拉致事件がそのために仕組まれた可能性は大きい.それを示すか
のように、95年3月15日号「フォーカス」には、警視庁詰め記者の言葉として、
次のように報じられている.
「(警視庁は)待ってましたとばかりに捜査員20名を投入.捜査一課は事件の翌3
月1日から所轄の大崎警察署に出向き異例の陣頭指揮を取っている.もちろん狙いは
オウム真理教1本です.」
づづく
★阿修羅 1995-03-19 04:24
#609/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 7:26 ( 90)
SUB:警察庁の策略を糾す 強制捜査NO.3★阿修羅
★内容
オウム真理教の主張新聞「契約の書」NO.7 のつづき
坂本事件オウム犯人説を印象づけるために
では、なぜ事件のストーリーは「拉致」をテーマにした物でなければならなかったの
であろうか.それは、オウム真理教の社会的イメージを著しく低下させた横浜の坂本
弁護士失踪事件を人々に思い出させるとともに、坂本弁護士を拉致したのはオウム真
理教であると改めて人々に印象づける狙いがあったからではないだろうか.
特に最近は、坂本弁護士事件の犯人がオウム真理教ではなく公安警察当局であるとの
説が紹介され始めたので、事実の発覚を恐れた国家権力がオウム真理教に罪を擦り付
けようとしてきた可能性もある.
というのも、94年12月26日付け「朝日新聞」神奈川県版は、「『物証』に不自
然さ漂う」との見出しを挙げ、坂本弁護士宅に残されていたオウム真理教のバッチは、
捜査を撹乱するために何者かが意図的に置いた物ではないかとして、オウム真理教犯
人説を否定する見解を紹介している.
また、「週間金曜日」95年2月24日号には、中京大学の池田昭教授(宗教社会学)
による、「拉致された坂本弁護士の周辺に漂う権力介在の疑惑−坂本弁護士が関わっ
ていたもう一つの事件」と題する論文が掲載された.それによると、当時坂本弁護士
は、横浜の国労弾圧事件の陰謀を記録した証拠テープを解析するという重要な役割を
担っており、そのテープを次回の法廷で暴露する予定を控えていた.そんな坂本弁護
士を敵視した公安当局こそが事件の真犯人であり、坂本弁護士宅にオウム真理教のバ
ッチが落ちていたのは、捜査を撹乱するための彼らの策略によるものではないかとの
趣旨である.
この様な説が有力になるのを恐れた国家権力が、新たに拉致事件をでっち上げておう
む真理教を拉致犯人と印象づけようとしている可能性は否定できない.
【もう一つの事件−創価学会の暗躍】
国家権力だけではない.それに連なる勢力が暗躍していることも考えられる.という
のは、1つ気になる事件が此の拉致事件と同時期に起きているのである.
それは、2月11から12日頃発生した.東京都内の複数のオウム真理教道場近辺の
電柱や掲示板など約50カ所に、「松本サリン事件の犯人はオウム真理教だ.オウム
真理教を追い出そう」という内容を記した非望中傷ビラが大量に張り付けられたので
ある.またビラの各戸配布もされている.
ビラの張り付け現場を目撃したオウム真理教信者が、犯人の車のナンバーを記録し、
調査したところ、車の所有者は創価学会の熱心な信者であった.
此の事件について特に注目すべきは、その時期と場所である.
2月11〜12日といえば、A子さんが出家を意思するきっかけになった富士山総本
部道場での修行に行った直後である.
さらに、ビラは、オウム真理教亀戸道場のある江東区亀戸七丁目でも張り出されたが、
偶然の一致か、仮谷氏の自宅も同じ亀戸七丁目で、ビラが貼られていた場所の近くに
あるのである.
仮谷氏の拉致事件に創価学会が関与しているという証拠はない.しかし、それと関連
のある時期・場所に発生したもう一つの事件に創価学会が組織的に関与しているのは
紛れもない事実なのだ.
【警視庁の策略を糾す!】
さて、最後に警視庁に問いたい.今度はいったいどのようなデッチ上げを画策してい
るのか.どのような嘘の情報を発表して、マスコミに流そうとしているのか.
89年、オウム真理教が宗教法人承認申請を東京都に行ったときから、すでに警視庁
は、自民党国会議員と共に認定妨害に乗り出していた.その後、坂本弁護士事件、国
土法違反などのデッチ上げ事件を通じ、数年がかりでオウム真理教を叩き潰すために
動いてきた.
そして、いよいよ総仕上げというわけか?強制捜査で最後の王手をかけるつもりなの
か?
しかし、私たちは逃げも隠れもせず、堂々と真実を訴えていこう.決して権力の圧迫
に屈することなく、広く正邪をはっきりさせていこう.そのときこそ権力が馬脚を現
し、真実が明らかになるであろう.
いつの世にあっても、曇りなき目を持つ勇気ある人々は、権力者の情報操作に惑わさ
れず、真実を見極め、最後には勝利し、新しい時代を切り開いていったのだから−.
「正しい理論は、終局に置いては、勝つべきものにちがいないけれども、現実には、
そのときどきの支配的な力によって抑圧されることが少なくない.ことに、理論が真
実に基づくとき、それに対する抵抗は強烈であって、力づくで理論を押さえつけよう
とする無謀な企てが展開される.
世の中には、真実を知られたり語られたりしては困る人たちがいて、そうゆう人たち
が現実には力を有しているからである.すなはち、政治的、経済的、宗教的その他社
会的の支配力を有している人たちやその階層は、自己の支配力をどこまでも維持し現
状をそのまま維持しようと焦慮するが故に、その支配力について批判したりその現状
について疑惑を持ったりするものを恐れ嫌って弾圧しようとするからである.」(法
学の権威・末川博 博士『法と自由』岩波出版より)
★阿修羅 1995-03-19 06:09
#610/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 7:29 ( 97)
SUB:哀れ「幸福の科学」国家権力の手先★阿修羅
★内容
オウム真理教の主張新聞「契約の書」NO.7 のつづき
策略の尻馬に乗る、国家権力の手先
「オウムが犯人」と叫ぶ彼らの狙いは?
ここに、国家権力の手先となり、策略の尻馬に乗り、国家権力にいいように利用され
ている哀れな宗教団体がある.その名は「幸福の科学」.彼らはいま、「オウム真理
教よ!仮谷清志さんを解放せよ」と題するビラを配布し、その内容に沿った街頭演説、
街頭宣伝を全国的に行っているのだ.
【組織ぐるみの策略活動】
彼らが配布しているビラには「宗教法人 幸福の科学 全国会員有志一同」と書かれ
ており、此の活動がいかにも一部会員の自発的行為であるかのように印象づけられて
いる.しかし、此の活動が組織ぐるみの物であることは明らかだ.
なぜなら、彼らは、札幌から沖縄にいたるまでの日本全国で、同じ文面内容のビラを
100万部以上(同教広報部)にわたって印刷し、一斉に配布しているからである.
それも、彼らは3月8日にはすでに配布活動をしており、拉致事件を警察が発表した
3月4日からわずか4日程の間に、こんな大規模な活動を、きわめて迅速に展開して
いることになる.
これは、有志の会員が自然に集まったというだけでは不可能である.幸福の科学の上
層部の命令一下、会員が組織的に動員されたものであることに疑いない.
しかも、ビラの文面にある、オウム真理教・麻原彰晃尊師は石川五右衛門の生まれ変
わりである云々との荒唐無稽な主張に対して会員が疑問を抱いていないところを見る
と、この主張は、幸福の科学主宰・大川隆法氏によるものであろう.
今回の幸福の科学の行動が、大川氏レベルの指示に基づいた物であることは疑いない
といえる.
【権力の手先に成り下がって−】
配布されているビラの内容を見ると、幸福の科学はM、本当に国家権力に乗っ取られ
てしまったのではないかと心配になってくる.
彼らはビラで、オウム真理教が仮谷氏を拉致したと決めつけた上、坂本弁護士を拉致・
殺害したとか、松本サリン事件の犯人であるとか、事実無根の文句を並べ立てている.
いったいどんな根拠があってこんな狂言をなすのか.かれらは公安警察が意図的にリ
ークてきたとおぼしき情報をそのまま叫んでいるだけである.いったいいつから公安
警察のスピーカーになったのだろうか.
そのうえ、ご丁寧にも「全国の警察のみなさん!オウム真理教の施設を一斉に強制捜
査して下さい!!私たちは全面的に応援します」とまで記している.これでは自ら国
家権力の代弁者であることを暴露しているようなものだ.
【事件を利用して私怨を晴らす…】
彼らは「宗教者」として仮谷さんの救済に立ち上がったという.しかし、この活動に
従事する彼らに宗教心を感じることはできない.
第一に、彼らには、ことばのわりは仮谷さんを救出しようとする熱意が見られない.
3月8日にワゴン車に乗ってオウム真理教亀戸道場ににやってきた彼らは、拡声器を
用いて「ただちに仮谷さんを解放しなさい!」と怒鳴りながらも、たかだか10分ほ
どで「もう言うことは言ったからいいや」と言い残して帰っていった.同日オウム真
理教杉並道場に現れたメンバーは「隠れてないで出てきなさい!」と拡声器で叫んで
いたが、いざオウム真理教信者が出ていったら一目散に逃げてしまった.なんのこと
はない.単に上の命令に従ってやらされているだけなのだ.
一方、彼らに旺盛なのは、オウム真理教に対する敵愾心である.3月10日、亀戸道
場付近にいた信者が、非望中傷を繰り返す街宣車を写真撮影したところ、彼らは激怒
し、スピーカーを用いて「おい、そこの女、どうしてカメラを撮る!みなさん、ご存
じだと思いますが、彼女がオウム真理教の信者です」と言い、さらに「どうしてカメ
ラを撮る!そうやって今度はオレ達を拉致監禁するんだろう!」などと怒りまくった.
救出意欲ゼロ、あるのは敵愾心だけ.そんな彼らの本音は、ビラの文面にも現れ出て
いる.それは、オウム真理教が坂本弁護士一家を拉致して「殺害」したという箇所だ.
同弁護士一家が殺害されたという証拠は何もない.にもかかわらず、この表現は、今
も弁護士一家の生還を待ち望んでいる親族の方々などの心情をいたく傷つけるもので
はないだろうか.それを無視してでも、彼らはともかくオウム真理教にダメージを与
えたいのだ.
要するに、彼らはオウム真理教を叩くために今回の拉致事件を利用しているだけなの
である.「仮谷さんの命を守るために立ち上がった」という彼ら.これを偽善と言わ
ずになんと言おう.
【根底にはオウム真理教への逆恨みが】
彼らがこの機会を捕らえてオウム真理教をここまで激しく攻撃するには実はそれなり
の理由がある.彼らは教義論争でオウム真理教に完敗しているため、オウム真理教に”
逆恨み”をしているのだ.
91年9月27日、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」という討論番組で、「宗教」を
テーマにして、麻原彰晃尊師率いるオウム真理教と、幸福の科学幹部とが対峙・討論
した.その結果、教義的にオウム真理教の方が優れていることが有識者らにひろくし
られることになった.
「『幸福の科学』と『オウム真理教』の主張を比べてみると、はっきり言って『幸福』
の方が底が浅い.それは『朝まで生テレビ』で議論を聞いた多くの人が感じたことだ
と思う.」宗教学者・日本女子大助教授 島田裕巳氏『週間朝日』91年10月11
日号より)
「麻原彰晃尊師率いる『オウム真理教』と大川隆法エル・カンターレ様の『幸福の科
学』を比べれば前者の方に一本筋が通っているというのは、すでに玄人筋の一致した
見解である」(『バッカス』TBSブルタニカ 92年1月号より)
さらに、麻原彰晃尊師は『幸福の科学の会員よ聞きなさい!真実の仏陀の教えはこう
だ』と言う本を執筆し、幸福の科学の教義の誤りを厳しく指摘された.これに対して
幸福の科学側は一切反論ができず、教義論争において幸福の科学側は完敗した形にな
っていた.
そこで、教義に置いてはとうてい太刀打ちできないと考えた幸福の科学側は、その後、
宗教者の本領たるべき教義に関する論争から離れて、坂本弁護士事件や国土法事件と
いった事件を取り上げては、オウム真理教を非望中傷し続けてきたのである.そんな
ときに、今回の拉致事件が発生…彼らにとってはオウム真理教に復讐するための絶好
のチャンスと映ったに違いない.
しかし、その活動は、あまりにもなりふり構わぬものといわざるをえない.かえって、
周囲から自分たちの品位を疑われかねないと言うことがわからないのだろうか?
【ひょっとして拉致デッチ上げに荷担か?】
そして何より、幸福の科学がここまで組織的に、国家権力の策略に荷担する姿を見せ
ている以上、彼らもこの拉致事件デッチ上げに関与しているのではないかという疑い
も出てくる.国家権力と言うものは、どのような手段をつかうかわからない.彼らが
知ってか知らずか権力に操られる結果となっているのは確かなのだ.
いずれにせよ、まことに「哀れ」な教団と言う他はあるまい−.
★阿修羅 1995-03-19 07:00
#611/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 13: 7 (199)
警察のスパイ活動 暗躍する公安 ★阿修羅
★内容
今、まさにリアルタイムで宗教弾圧が行われる!
オウム真理教の主張新聞 「契約の書NO.7」4ページ(全8ページ)
【国土法事件の謀略性が浮き彫りに!】
【明らかになった警察のスパイ活動】
みなさんは、「国土法事件」を覚えているだろうか.
90年10月にオウム真理教関係者の逮捕や教団施設の強制捜査が行われ、「戦後最
大の宗教弾圧」といわれた、熊本県警察による弾圧事件である.
当時、新聞の一面を飾ったこの事件も国民の記憶の片隅から消えようとしている.し
かし、後半は佳境を迎え、法廷に置いて新たな事実が浮かび上がり、警察による不当
な弾圧の図式が明らかになってきている.
警察がそんなことをするのだろうか−読者のみなさんはそう思われるかもしれないが、
ここでその信じがたい事実の数々を克明に検証してみたい.
94年7月から、国土法公判において、オウム真理教の波野村への進出を最初に察知
したとされる一の宮警察署の西村巡査と、その報告を受けて進出阻止を計った同署防
犯係長・田上警部補の証人出廷が行われた.この法廷の席上では、国土法事件が権力
によってストーリー通りにでっち上げられたものであることが明らかとなっていった.
警察と行政がグルになったオウム弾圧の構図−およそ法治国家日本では考えられない
ような冤罪の構図が浮き彫りとなっていったのである.
【暗躍する「公安」の実体はこうだ!】
90年5月、オウム真理教は聖なる修行場を求めて熊本県阿蘇郡波野村に進出した.
その際、西村巡査は、オウム真理教が土地交渉を進める地主の土地を斡旋する不動産
業者から、最初にオウム進出の情報を得た警察官と言うことになっている.しかし、
これがとんでもない嘘であることは後述するとして、西村巡査の中立性を欠いた手段
を選ばぬ土地取引介入の実体が明るみになったとき、傍聴席から思わず怒りの混じっ
た溜息が聞こえたほどであった.
みなさんは警察官職務の原則を知っているだろうか.「民事不介入の原則」と「中立
の原則」とは、警察官に要求される基本的な行政上・服務上の規定である.しかし、
そういったものは警察から見ると単なる「絵に描いた餅」でありお題目にすぎない事
が公判で明らかになったのだ.
みなさんは「公安」という言葉を聞いたことがあるだろう.警察には捜査、防犯、交
通、地域、警備と言うそれぞれの分野があるが、公安とは警備の中の一分野.簡単に
言えば、主に共産党・学生運動・労働運動・大衆運動の情報を取集するため、狙った
組織の人間に近づいてスパイ工作を図る警察官の集まりを公安という.
そのため、もしスパイ行為がばれた場合のリスクは大きい.情報収集活動にはいささ
かのミスも許されない.よって、公安係になるには「警備情報専科」「警備事件専科」
等の一級の特殊教育を受けなくてはならないのである.その課程において、対象団体
への接近工作、協力者の獲得工作が教えられていくが、その技法も尾行、写真撮影、
ときには盗聴等のスパイ行為と多種にわたっている.
【ここまでできる?警察官のスパイ工作】
そして、この西村巡査もその公安出身者だったのである.刑事らにはないスパイ技術
を身につけた公安だったのである.
90年5月7日、不動産業者からの電話通報でオウム真理教の進出を知ったという
(後述するが、実際はそれ以前に警察はその情報を知っていた)西村巡査は、情報を
収集すると同時に取引の妨害を行うため、自分の身分を早速、不動産業者社長の部下
と偽っている.そして不動産業者、土地地主、オウム真理教信者の土地下見に同行す
ることに見事成功した.いわゆる接近工作だ.
その日、現地下見に行ったオウム真理教信者は、まさか警察官がスパイとして同行し
ていることなど全く思いもよらなかった.まずは身分を詐称して潜入する事から−と
いう公安の鉄則を西村巡査は果たしている.しかし、後に、このスパイ活動は公判に
おいてバレルこととなった.
この期に及んで西村巡査は一貫して「不動産業者から頼まれてやった」と逃げ腰の発
言をしているが、不動産業者は「西村から頼まれた」「変装用のジャンバーを貸した」
とはっきり証言しており、都合の悪いことはしゃべらないと言う警察の証人出廷対策
が忠実に法廷に持ち込まれた結果となっている.
また、西村巡査は名目上、不動産業者のボディーガードとして同行したことになって
いるが、帰り道では自分の方からボディーガードの役割を放棄し、不動産業者から離
れ、西村巡査のことを警察官と知らなかった地主の方について一緒に帰っている.そ
の途中でオウム真理教の悪口を言って取引をやめるように言ったことは言うまでもな
いところである.つまり離反工作だ.
このことからも、西村巡査の目的がボディーガードにあるのではなく、最初からオウ
ム真理教信者と接触して生の情報を得ると同時に、地主に対して土地取引に応じない
ように説得することにあったことがわかるだろう.
注目すべきは何も実害が生じていないのにも関わらず、警察が民事の土地取引に大胆
にスパイ介入してきたという事実である.なお、波野村ではこれまでゴルフ場開発等、
大きな土地取引が行われているにも関わらず、一回たりとも警察の介入がなされたこ
とはない.
西村巡査の苦し紛れの証言が公判で続けられたが、介入の理由が全て空々しく虚しく
聞こえるのは、傍聴席で聞き入る者全てが感じたところであった.
【組織をかばう警察官たち】警察組織の犠牲になった田上・西村両警官
ところで、みなさんは、「本部長指揮事件」という聞き慣れない言葉を知っているだ
ろうか.これは各警察で事件の重要度をランク決めし、各県の「犯罪捜査に関する訓
令」において最も重要度の高い事件として指定された事件である.
たとえば、殺人、強盗、強姦、放火のような重要事件、多くの被害者を出した火事、
将来治安上大きな社会的反響を起こすと予想される事件等については、本部長指揮事
件として、警察署独自の捜査はできないというものだ.
つまり、本部長指揮事件の場合、常に警察署は警察本部に連絡し、警察本部の指揮を
受けてからでないと捜査はできないシステムになっている.
90年5月7日の時点で西村巡査とその報告を受けた田上警部補が、オウム真理教の
波野村進出を本部長指揮事件に該当するくらいの事案であると判断したであろう事は
色々な状況が物語っている.例えば◎西村巡査は公判で「不動産業者唐土地取引の相
手が「オウム出版」と聞かされたとき、将来、治安上問題になると思った」と証言し
ている.その気持ちを裏づけるかのように、その日のうちに西村巡査は取引をやめさ
せるため、一日に3度にもわたって不動産業者を訪れたばかりか、前述したように不
動産業者の従業員になりすますというリスクの大きいスパイ活動をあえて行っている.
◎西村巡査の報告をうけた田上警部補は、昼食時間を含めたわずか3時間の間に「オ
ウム出版」の所在地を管轄する博多警察署にその実態を照会した後、報告用の文書を
作成し、その文書を持って所長に飛び越え報告をし、その次に本部に報告している.
そして、その日の午後に、田上警部補自ら波野村役場を訪れて役場助役に面会し、行
政の方からも地主に対して土地取引をやめさせるよう指導を行ったほか、その足で不
動産業者を訪れ、土地取引をやめるように働きかけている.
−という動きでもわかるとおり、5月7日は西村巡査も田上警部補もめまぐるしく動
き回っている事がうかがわれる.
しかし、二人とも公判においては、おとぼけを装い、田上警部補などは、「西村巡査
の報告を受けても何の関心も無かった」と証言するなど、西村巡査の報告を受けた後
に性急に動き回っていた自分の行動と著しく矛盾するようなことを平気でいってのけ
ている.またオウム真理教についてはその名前すら知らなかったといって、当初から
オウム真理教に対する弾圧の意図があった事をひたすら秘している.
しかし、田上警部がオウム真理教の名前を全く知らなかったということは、不自然極
まるのである.
当時、マスコミで坂本弁護士失踪事件が盛んに報道され、警察庁、弁護士等が弁護士
失踪という事態を重く見て、全国的に捜索活動を行っていた.と同時に、坂本弁護士
宅にオウム真理教のバッチが落ちていたということで、事件とオウム真理教との関係
がマスコミで公然と報道されていたのである.
当然、警察署にも手配写真が多く出回っていた.そんな中において、失踪等、家出人
を主管する防犯の係長である田上警部補がオウムのオの字も知らなかったという事は
普通の刑事感覚では考えられない.開いた口がふさがらないような証言である.
話は戻るが、この様に本部長指揮事件に該当すると西村巡査、田上警部補が判断した
であろう状況証拠があるにも関わらず、田上警部補は、本部の指揮・所長の指揮が全
くなかったと公判で一貫して主張し、組織的背景を否定している.考えてもみてもら
いたい.あり得ない話なのであるが、もしかりに田上警部補がオウム真理教の名前を
知らなかったとしても田上警部補の所長報告が4〜5分で終わる(田上警部補の証言)
ほど署長まで無関心であったとは思えない.
田上警部補が報告のため作成した文書を見るだけでも5分はゆうにかかる.田上警部
補の証言をまともにとるとほとんど会話は交わされなかったことになる.
署長は田上警部補からオウム真理教の名前を聞くと同時に坂本弁護士事件との関係を
取り上げた週刊誌のコピーを見せられてもいる.そのコピーを見るだけでもさらに5
分はかかる.
普通全国で捜査を進める事件に関係していると取り沙汰されていた宗教団体が自署館
内に来たという話を聞いた署長が、関心も示さず、その後の部下の行動に何の指示も
与えない事があるだろうか.
これについて、当時、熊本県警本部刑事部捜査第一課にいた元警部補高山勇三氏は
「絶対あり得ないことです.当時あの事件は全国的に耳目を集めていた事件で、どん
な小さな情報でもほしかった事件です.もし、署長報告がそのくらいで済んでいると
いう事は、前もって警察はその情報について知っており、特段慌てる必要が無かった
ということをしめすことになりますね」と語っている.
【「鉄の規律」で固めた警察組織】
では一体、そこまで隠さなければならない警察とは一体どういう組織なのであろうか.
警察の抗議対策を例に取ってみよう.警察の不当な職務に対して、国民が警察署に抗
議に行ったとしよう.しかし、警察には”鉄の規律”が存在し、どんなに警察に非が
あろうと、抗議する者を署長には絶対に面会させないという「掟」が存在する.もし、
署長に面会させたら、相手の抗議を受け入れたことになり、相手に付け入る隙を与え
てしまうからである.
例えば、もし警察官に暴行・暴言を浴びせられたとしよう.しかし、署長に会いに行
こうとしても絶対に会えないのである.せいぜい副所長か次長止まり.つまり、どん
なに国民が抗議しようとしても警察のトップには会えない.トップに会えないという
ことになれば、組織的責任の解明を図れないというわけだ.この鉄の規則に田上警部
補は忠実に従っているのである.もし、田上警部補が本部長の指示があったことを証
言しようものなら、警察の組織的背景が浮き彫りになる.そうした事態になることを
ことさらにさけているのは明らかだ.田上警部は公判において懸命に取り繕っている
のである.
(手が疲れたから見出しのみで記事略ここから)
【「視察内定団体」に入っていたオウム真理教】
【警察の闇調査!】
【仕組まれていたオウム弾圧のシナリオ】
【不当な行政介入の実態】
【弾圧工作を暴露した「字図」の存在】
【不動産業者への圧力!】
【田上証言の嘘を明かす”助役ノート”】
【こんな事があり得るのか?村役場の堕落】
【無理矢理作り上げられた事件】
【本当に救出したいのか!?−坂本弁護士救護団の謎の行動】
【何の意図が?−看板を撤去できない警察の事情】
(手が疲れたから見出しのみで記事略ここまで)
★阿修羅
#612/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 13:10 (173)
坂本弁護士は国家権力が拉致? ★阿修羅
★内容
【国土法事件と坂本弁護士事件の見えないパイプ】
【坂本弁護士は国家権力が拉致?】
「もう一つの介入」、それは坂本弁護士失踪事件である.坂本弁護士失踪事件も、雑
誌「週刊金曜日」において、池田昭・中京大学教授の調査によって、国家権力を背景
とした「公安犯人説」が大きくクローズアップされてきた.
この事件とは、国鉄分割・民営化に反対していた国鉄労働者に対し、国家権力が行っ
た「デッチアゲ」の弾圧事件である.
事件は86年11月10日に起こっているが、ほぼ20日後の同月28日に国鉄分割・
民営化法が成立している.事件は、国家権力が国有鉄道運営に関する重要政策を実施
する上で、これに反対する勢力を弱体化する決定的なものであった.以下、池田教授
の長年にわたる研究成果を集約したレポートを要約して紹介してみよう.
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ここから
86年3月に国鉄の一部の労働者を収容した「人材活用センター」が設置されたが、
内容はその名称から想像される者とはおよそ違っていた.
国鉄分割・民営化法阻止闘争の最も激しかった神奈川県下の1つのセンター、横浜貨
車区は、窓が小さく、蛍光灯1本と裸電球がぶら下がっているのみで、室内は薄暗か
った.壁はコンクリート作りであって、ボロボロにかけ、冷え冷えとしていた.日も
あたらず、陰鬱さは室内に満ち、トイレのにおいが漂っていた.このセンターは代用
監獄どころか刑務所の監獄でさえあり得ない室内状態だった.
さらに労働者に課された仕事は竹細工、文鎮作り、銘板磨き、車両の床のガム落とし、
草刈りなどであった.これらの労働は、これまで勤務してきた車掌や運転手などの仕
事とはかけ離れ、さらに転職のための新しい技術獲得の訓練ともほど遠いものであっ
た.
このセンターは所轄の戸部警察署の指導を受けて念入りに鉄条網が張られた.その上、
出入口には南京錠までかけられていた.労働者は、ときには労働者の人員数よりも多
い管理職の助役と労働課の職員から一挙手一投足が監視された.このような性格を持
つセンターを労働者はナチの強制収容所をにらんで「強制収容所」と呼んだ.これは
死ではなく、自ら国鉄を辞めるように勧めたものである.しかし、労働者らは労働の
基本権を奪おうとする国鉄当局に対し、意義を申し立てた.
それに対し、国鉄当局は「鉄道公安官」という「物理的強制力」を行使できる警察官
とともに「民事不介入」の原則を破る「デッチアゲ」諜略を行った.これは実行役の
助役の思いつきではなく、当時労務管理の責任者らと密接に連携をとって計画的に実
行された.この謀略が行われたのは同年11月10日である.
この謀略事件から18日たった11月28日に国鉄分割・民営化法は決議された.
私がこの謀略事件を知ったのは、90年6月10日の深夜番組「ドキュメント90」
(讀賣テレビ放送)であった.番組では謀略をストレートに物語る1つのテープが流
された.音声はかなり聞きづらいものであったために正確に内容を知ることができな
かったので、これを知るために「刻まれた謀議」(「放送レポート」106号)を手
に入れた.弾圧された労働者側の証拠として法廷に提出された物である.放送された
謀略の一部を示そう.
男の声:やつらたくさんいるんでさ、うごかないんですよ.…日程のその関係もある
んで、一応あのう、公安関係の人、残っていただいてね.あと主幹係の方も、ちょっ
ともうしわけないけれども.それ以外の方は、結構ですと.
男の声:…残っていただく方はそこにいていただきます.それでですね、ここにいて
いただいて、うちのほうは繰り返しやりますから.で、しばらくやっている間に、い
なくなったなぁ、というかんじでみなさんここに一応隠れてもらって、それで何かあ
ったた時にはすぐ飛び出してもらいます.そうゆう形でむしろ、あのう、やられる部
分の現認をしてもらうようにしむけますからね.そうゆう形で行こうと思います.
男の声:じゃあ、今日のところは繰り返し業務指示に従いなさい、という感じで何か
事象が起きたらよってたかって皆で現認すると、そうゆうことですね.
男の声:きのうの問題があるんで、むしろうちのほうは隠れててね、やつらにやらせ
るようにしむけますから.そんななかで、今度、決定的なやつをね、私たちだけじゃ
なくて、みなさんに見てもらえば、そうゆう、もし……
このテープはもともと国鉄当局が労働者の暴行の証拠として裁判所に提出し、後に労
働者側にも提示された物である.録音の場所は、あの横浜貨車区のセンターであり、
「国鉄労働組合員が管理職の助役に暴力を振るったとされる現場」である.録音され
たときはそうゆう暴力事件があったとされる数日前である.録音された内容には、明
確に国鉄当局の労働者に対する”挑発”行為の意図が示されている.助役はミミッチ
イ「イヤガラセ」の業務命令を出し、”挑発”による暴力を駆り立てた.
はたして、国鉄当局の意図した通りに”挑発”に乗って労働者らは「暴力行為」を行
ったのであろうか.逮捕された労働者によると「バカヤロー」という大声をあげたも
のの、暴力はふるわなかったという.
実際、国鉄の意図的な計画通りに現場に居合わせた鉄道公安官は、現行犯で逮捕する
ことができず、暴力行為で起訴したものの、公判途中で公務執行妨害に切り替えざる
を得なかった.
93年5月14日の横浜地裁の判決でも、公務執行妨害も成立せず、現在全員無罪が
確定している.けれども国鉄当局の規定方針の「首を切る」執念は強かった.
そこで、国鉄分割・民営化法の国会通過後、5日経った86年12月3日、助役の診
断書(全治4週間)と「デッチアゲ」事件の騒ぎを録音した例のテープに基づいて、
警察は労働者5名を逮捕し、間もなく国鉄当局は意図通りに「首を切った」.
ところが、意思の診断書は虚偽に満ちた物であることがわかり、テープも差わびを物
語るものであって、暴行を裏付けるものとはならなかった.けれども労働者らは、無
罪とはなったものの、職場復帰とはいまだになっていない.
こうした国鉄分割・民営化法をめぐり労働者の受けた不当な弾圧とそれに対する戦い
の間に警察権力は顕著な非合法行為を行っていた.国鉄分割・民営化法案成立の前日、
11月27日、すでに明らかにされているように、日本共産党国際本部長・緒方靖夫
氏宅(「デッチアゲ」事件の行われた神奈川県下)の盗聴事件が発覚している.
この事件は、公安警察が注視していた国鉄分割・民営化法成立過程の中で行われてい
たことに留意せざるを得ない.
謀略事件に続いて起きた労働者の逮捕事件を見、弁護人らは逮捕された人々と接見を
試みた.しかし、警察署の警官らは弁護士に対し、集団で襲いかかり、弁護人の体を
よってたかってはがいじめにして署外に突き出すという暴行を働いた.こうした警官
の不当な行為の中で、弁護団は合法的な闘いをした.その中で、事件の弾圧性を示す
決定的証拠ともいえるテープの分析の主任的役割を担っていたのが坂本弁護士であっ
た.
坂本弁護士はテープを解読した.A面にはあの「デッチアゲ」のための謀議の打ち合
わせ.B面には暴力でなく、騒ぎがそれぞれ録音されていた.国鉄当局からすると、
公にされたくない「デッチアゲ」の意図までも弁護人にわかってしまったのである.
国鉄はこのことまで録音されているとは知らずに、テープを裁判所に提出してしまっ
たのだ.
弁護団が解読したことを国鉄当局は気づいたことであろう.当然の事ながら国鉄当局
は動揺したと思われる.そのことから、国鉄当局が弁護団や労働者に対しどのような
対策を練ったのか、今の所わからない.
しかし、坂本弁護士がこのテープをめぐる公判の開かれる直前の11月3日〜4日に
かけて拉致されたのは疑いのない事実である.
警察が丸5年経った今日でも実行犯を捜すことができないでいる、巧妙・大胆な犯罪
を考えると、残されていたオウムのバッジはあまりにも「わざとらしい」.そう考え
ざるをえない「奇妙な」事実も否定できない.
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ここまで
以上のレポートを見ると、国土法の遠因となった坂本弁護士失踪事件も公安によって
画策された可能性もある.
いずれにせよ、マスコミは、バッジのみで拉致犯人をオウムと関連づける推測を優先
させ、どうしたわけか、坂本弁護士が関わっていた国家権力が重要政策としていた国
鉄分割・民営化をめぐる事件にはほとんど目を向けなかった.
スパイ養成所たる陸軍中野学校を思わせるような公安の動きについて、みなさんはに
わかには信じがたいかもしれない.同じ警察署にいても刑事から見て全く何をやって
いるのかわからないと思わせる公安、閉鎖的で人事異動にも名前が出ず、警察所内に
おいて電話番号も隠されている公安、家族ですらその行動がわからず、夜間に活動す
るという普通の警察官とは逆の生活パターンを繰り返す公安、時には一般アパート等
に拠点を設けて入り込む公安、この公安によってシナリオ通りにオウムバッシングは
画策されていったのである.
【警察マスコミに騙されるな】
さて、このように警察と行政が二人三脚となって仕組んでいった国土法事件のシナリ
オは、マスコミも便乗して三位一体となり、「オウム悪し」のイメージが形成され世
論として定着していったのであった.実態のない虚構の噂がマスコミに乗って広まっ
ていくにしたがっていつのまにかそれは現実味を帯びたものに変わっていったのであ
る.
もし、みなさんがマスコミは事実を客観的に報道するものだと信じ、その報道は
100%正しいと思っていたなら、当然そうした現象を見て、警察のやっていること
は正しいと錯覚させられてしまうだろう.そして、警察権力に対し真っ向から主張を
通すと同時に、真実を伝えないマスコミに対しても決して妥協の姿勢を取らないオウ
ム真理教は端から見れば過激な集団のように映るかもしれない.
それについて、最後に麻原彰晃尊師のお言葉を紹介しておこう.
「ここにいる信徒のみなさんは、警察権力、あるいは国家権力というものに対して、
できるだけ関わりたくないと考えているかもしれない.しかし、私は権力よりも、閻
魔様の方が怖い.私は権力よりも、法に背いた生き方をし、真理の実践をできなくな
ることの方が怖い.私は権力よりも、自分の心の本性に到達できないような人生観の
持ち主になることの方が怖い.なぜならば、権力というものは、この世に生を受け、
死んでいく間の幻影の一つに過ぎない.しかし、心の本性の道を踏み外すという事は、
あるいは偉大なる菩薩の道の、この道のりを途中で放棄すると言うことは、大きな自
己の魂の流れにおいて、あるいは多くの衆生を済度する−まあ、現代語で言うならば、
救済する−という意味において、自分自身が最終的に大乗、タントラ乗のブッダ、つ
まり大いなる如来として完成する道筋を放棄することになるから、それは妥協できな
い.」(90年11月11日大阪説法)
★阿修羅 1995-03-19 12:00 オウムの新聞「契約の書NO.7」より
#613/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 22: 2 (194)
オウム真理教、国家権力に宣戦布告★阿修羅
★内容
オウム真理教の主張が書かれた新聞「契約の書NO.7」より、8ページ/全8ページ
【毒ガス・サリン事件の真相】
オウム真理教に対する毒ガス・サリンによる攻撃事件は、その後、新たな展開を見せ
ている.マスコミが流す虚報に対して反論を加え、最近始まった新たな攻撃の実態な
ど、最新の事情をご紹介する.
【オウム真理教はなぜ廃棄物処理場社長を訴えたのか?】
オウム真理教は、今年の1月4日、山梨県上九一色村の教団施設に毒ガス・サリン等
を噴霧した疑いで、地元の産業廃棄物社長と氏名不詳の人物を告訴した.一部マスコ
ミでは、なぜ被害を受けているならもっと早く告訴しなかったか、オウム真理教が怪
しいという声もあるが、それは全くのデマである.真実をここに明らかにしよう.
【毒ガス被害に耐えかねて】
みなさんの中には、オウム真理教の告訴が荒唐無稽であると考えている方もいるかも
しれない.しかし、もともと、オウム真理教の施設が広範囲にわたって多発的に毒ガ
ス攻撃を受けていることは、各施設の出家修行者がほとんど「びらん性ガス」および
「神経ガス」を受けた場合と同様の症状を示していることからも明らかなのである
(詳細は、オウム真理教発行の新聞「契約の書6」に詳しい>希望者に贈呈.本誌面
左上参照).
そもそも告訴状に神経ガス等を明示して告訴したのは、サリン、イペリットガスの検
知結果が出ており、出家修行者の症状とサリン等ご因果関係があったものと判断され
たからである.
しかし、有害物質の噴霧については、サリン等と限定しているわけでは無い.その証
拠に、最近の出家修行者は細菌兵器によるものと思われる健康被害の症状を呈してお
り、より複雑な方法による攻撃に移行していっているのである.その解明は捜査機関
にゆだねたい.
【今年になって告訴した理由は?】
次に教団が昨年3月に毒ガスを検知しておきながら、なぜそのときに告訴しなかった
かについて述べてみよう.
教団はこれまで、村当局、一部マスコミに対して毒ガス被害を訴えてきたが、教団の
切迫さとは裏腹に、まともに問題として取り上げてもらえなかった.しかも、ある程
度の毒ガス攻撃を疎明する資料(攻撃場所、攻撃法方を具体的に疎明するもの)がな
ければ、荒唐無稽なものとして捜査当局からも「犯罪事実を特定できない」として告
訴を受理してもらえないか、もし受理してもらえたとしても不起訴処分になることが
容易に考えられたのである.
実際、90年の国土法事件において、オウム真理教が村民や警察官などを逮捕監禁罪
および特別公務員職権乱用罪で訴えた告訴・告発事件において、21件中17件が不
起訴となったという経緯もあった.名前を明らかにしてでも告訴せざるをえなかった
背景はそこにも一因があったのだ.
そして本年1月1日、読売新聞の報道により、教団がこれまで村当局に対して主張し
てきたことの一端がようやく証明された.よって、いまだ攻撃箇所や攻撃方法の明確
な疎明はできなかったものの、今回は捜査機関によって捜査してもらえると確信し、
以降の捜査は捜査当局に委ねることとし、告訴に踏み切ったのである.
一部、マスコミにおいては、1月1日に読売新聞がリークしたことにより教団がサリ
ンを製造しているという追及の矛先をかわすため、あたかも自分たちが被害者である
ように先制して告訴したように報道しているが、それは全くのデタラメである.真相
は全く逆なのである.
教団は約10ヶ月をかけて地道に調査した.施設上空を飛来する軍用機等について克
明に記録調査していった.施設周辺の風向き調査、健康被害アンケートの実施、問診
の実施、目撃者・被害者からの事情聴取を地道に実施していった.
普通、告訴においては被害者がここまで調査することはあり得ない.告訴状を提出し
て以降の調査については捜査機関に委ねるのが普通のケースである.
しかし、それができなかったところに普通の殺人事件と違う、ほとんど前例のない有
害物質を噴霧した殺人未遂事件の重大性があったのである.
【米軍機大編隊による”空襲】
オウム真理教に対する化学兵器による攻撃は、今、新たな展開を見せ始めている.新
たな種類の兵器が使われていることを示す現象が認められ始めただけではなく、米軍
が教団施設に露骨な攻撃を仕掛けているのである.
一月4日の告訴によって、確かに1月下旬から、いぜん漂っていた刺激臭が無くなっ
てきた.しかし、それでもなお、出家修行者の体調は悪くなることはあっても良くな
ることはなかった.そこにもう一つの犯人、つまり告訴状に書かれた「氏名不詳」の
団体の存在があったのだ.
氏名不詳の団体、それこそ巨大な国家権力、それと結びついた米軍なのである.
出家修行者の症状の変化にともない攻撃してきている団体は一体何なのかーそれを解
くキーワードは、「契約の書6」で紹介した施設上空を舞うヘリ、軍用機にあったわ
けだ.
【C130H編隊現る】
今年1月31日、それは突然やってきた.
アメリカ空軍のC−130H輸送機が山梨県上九一色村と静岡県富士宮市の点在する
合計8カ所の教団施設上空に現れたのである.しかも、低空飛行で直進、急カーブを
繰り返し、全施設の上空を狙ったように飛んだのだ、しかも何と11機で−.
下で目撃した信者は、「まるでアクロバット飛行を見ているようだった」と口をそろ
えて語る.
当時の模様を撮ったビデオによると、「ゴーッ」という低い音を立てて向かってくる
動機が映っており、まさに戦時下の空襲そのもの.2キロ四方に点在する全施設(内
1施設は10キロ離れている)の上空をくまなく飛ぶには、直線上に飛んだり進路を
変えたりしたくらいではできない.最初から対象物が下にあることを知って、アクロ
バット的に飛ばなくてはできない芸当なのだ.しかし、なぜ米軍がそんなことを−.
【米軍いわく「物資投下訓練だ−」】
みなさんは、C−130Hを知っているだろうか.近代的戦術輸送機の決定版といわ
れる4発プロペラ機で、湾岸戦争の時も、派遣するしないでもめた有名な中型輸送機
である.
オウム真理教は事態を重く見て、早速調査に入った.その結果、日本国内でC−
130Hを11機以上保有している米軍基地は横田基地だけであることがわかった.
そこで、動基地に対して照会したところ、何と驚くべき事実が判明した.同基地広報
部(日本人スタッフ)からの回答によると、
◎飛んだのは36エアリストスコードロン(空輸中隊)である.◎飛行目的は「投下
訓練」で、実際に物資を落としたかどうかについてはわからない.◎米軍側の話によ
ると、ジグザグ飛行も投下訓練の一環であるが、法に触れるような低空飛行はしてい
ない.飛行した地域については、訓練の飛行ゾーンに入っているが、いつ入ったかに
ついてはわからない.◎作戦計画は米軍が立てているので、日本側はではわからない
し、日米安保条約で演習可能となっているのでどうしようもない.◎こうした飛行を
やめさせるには、国と国との話し合いになるので、防衛庁を通してアメリカと折衝す
ることとなる.
ということだった.オウム真理教は低空飛行訓練ルートに入っていたのだった.
しかし、ここで、知ってもらいたい事実がある.
昨年7月25日付朝日新聞で、日本国内に米軍の低空飛行の訓練ルートが4カ所(東
北、中部、近畿、四国の山間部)あることが初めて判明した.これは敵のレーダーに
捕らえられないで、適地に侵入し、目標を攻撃するための、きわめて実践的・攻撃的
な訓練である.その報道の時点では、上九一色村のオウム真理教施設はその訓練ルー
トに入っていなかった.それにもかかわらず、1月31日の時点では、すでにオウム
真理教施設上空はそのルートに入っていたのだ.
【図:C130H編隊の飛行経路図.■印が教団施設を表す.まさに狙い撃ちして飛
んでいるのがわかる】
【オウム真理教に対する攻撃か?】
何の目的で?
ただ一ついえることは、C−130Hは、その機能上、能力上、散布装置取付可能で
あるということである.そして、C−130Hが飛来した約1日後から、咽頭痛を訴
える出家修行者が急増し出したのは注目に値する.ある者は3日間にわたって声がほ
とんど出せな区なり、こんな喉の腫れ方をするのは生まれて初めてだ」と語っていた.
ところで、オウム真理教施設は、これまで指定されていた4つのルートと違って、千
人近い出家修行者が集う空間である.富士の裾野は広大であり、無人の広野・森林が
あるにも関わらず、なぜわざわざ教団施設上空を縫うようにして飛ぶ必要があるのか.
しかも、C−130Hが教団上空を飛んだのはこれが初めてではない.昨年の5〜6
月だけでも8回確認されている.特に昨年12月3日は本年1月31日のケースと同
じ様な飛行形態をとっていたのである.
米軍横田基地に対しては、さらに詳しい事情を聞くため、文書による調査依頼をして
いる.しかし、今現在、回答はまだ返ってきていない.
【公安と米軍の接点】
元警視監・松橋忠光氏がその著書の中で「エリート警察官僚が、毎年アメリカの
CIAに派遣され、盗聴技術や、錠前破りなどの特殊工作の研修を受けている」と指
摘している.また、警察があらゆる手段で収集した情報は大臣や警察OBの代議士に
流れているのも公然の秘密となっている.
国家権力、警察、CIAという巨大な闇のラインが浮かび上がってくるのである.わ
たしたちは知らなさすぎるのではないだろうか.私たちをここまで追い込んだ犯人、
それは国家権力とそれに操られた一部の人間であることは間違いない.
【私たちに残された道】
坂本弁護士事件、国土法事件、サリン事件、そして今回の目黒の拉致事件….オウム
真理教に対する攻撃の手は休められることなく、私たちの前途は険しい.しかし、そ
んな私たちに残された道は朝原尊師が指し示して下さっている.
「順風によってランナーが目的地まで走るのと、逆風の時ランナーが目的地まで走る
のでは、おのずとゴールにいたるタイムが違う.しかし、順風は実力ではない.逆風
のとき、その逆風を突き抜け、ゴールに向かうことこそ真の勝者の、そして、真の勇
者の道であることを理解しなければならない.」
朝原尊師が、今回の阪神大震災を、9日前にラジオで予言されていたのは有名な話で
ある.それも日時と場所までも指定して.これは純粋観照智を身につけられた最終解
脱者だけがなしえるものである.その尊師が「これから2000年にかけて起きる現
象は、筆舌に尽くしがたいような、激しい、しかも恐怖に満ちた現象が連続に起きる
と考えるべきである.あなた方が2000年まで、もし生き続けることができるなら
ば、今の日本をきっと懐かしむであろう.この日本に残るもの、それは….必ず、第
3次世界大戦は起きます.これは私の宗教生命を賭けてもいい.」と明言されている.
私たちはこの予言をどう生かすべきか.何のために生きるのがいいのか.ただ激変す
る世紀末の流れの中で、享楽的で、真実を伝えず、虚報ばかりを伝えるマスコミ情報
に翻弄されながら、「何のために生まれてきたのか.死んだ後どこへ行くのか」とい
う命題の答えも得られないまま無駄死にしていくのか.
いずれにせよ警告は発せられている.真理の法則を体得し、みなさんが「救済」とい
う聖者の道を歩かれることを望むばかりである.
以上、オウム真理教の主張が書かれた「契約の書7」から.
注1:手が疲れたから6、7ページは書いてません.内容は、オウムが警察から受け
た破壊行為、暴行・傷害、不法連行・取調等です
注2:できる限りそのまま書きましたが、変換ミス等が多数あると思われます.頭で
なおして読んで下さい.
注3:今から約2時間後のオウム真理教放送で、拉致事件についての特集をするらし
いです(信者談)AM 1476Hz 3/20 00:00
リアルタイムでの宗教弾圧をしっかり見ておくことをおすすめします.歴史上、宗教
弾圧の後は必ず戦争があります.不都合な意見は抹殺しなければ、と思っているので
しょう.
では、また.おさわがせいたしました.
★阿修羅 1995-03-19 21:35
#614/000 資料室
★タイトル (ZXM50235) 95/ 3/19 22:28 ( 18)
オウム真理教強制捜査は明日!3/20★阿修羅
★内容
ある人からの情報です。
明日は休暇を取って宗教弾圧をじっくりと見るのも良いでしょう。
オウム真理教の意見がマスコミで取り上げられることはもうほとんど
ないと予想されますが、オウム真理教ラジオ放送で彼らの主張を聞く
ことが出来ます。しかし、この放送は結構電波が弱く、工夫しないと
聞き取ることが不可能です。今から約1時間後の放送で特集を組んで
教団側の考えを公表するそうです。(信者談)これを聞くことにより、
よりいっそう今回の宗教弾圧を深く理解することが出来ると思います。
オウム真理教放送 AM1476 0:00
では、また。
情報、ご意見、ご感想をお聞かせ下さい。
★阿修羅 1995-03-19 22:20