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2021年4月13日20時30分 〜
記事 [国際30] 東京五輪「一大感染イベント」になる恐れ 米紙評論記事で「最悪のタイミング」と指摘(東京新聞・共同)
2021年4月13日 11時38分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/97751

 【ニューヨーク共同】12日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、日本で新型コロナウイルス感染が収まらずワクチン接種も滞る中で東京五輪を開催するのは「最悪のタイミング」であり、日本と世界にとって「一大感染イベント」になる可能性があると伝えた。

 運動面で「このままの五輪でいいのか」と題した評論記事は、人権問題絡みでボイコットの動きがある北京冬季五輪を含め「五輪の在り方を再考すべき時が来ている」と主張。東京五輪は当初予算を大きくオーバーし、国民の多くは大会の延期か中止を求めていると指摘した。

 また現在の五輪は「ドーピングや贈収賄、選手への虐待」などで「スキャンダルまみれだ」と強調。開催都市の住民強制移転を例に「五輪はホスト都市の貧しい労働者に苦しみをもたらした」などとし、今の五輪に「コストを上回る利益があるのか」と批判した。

 その上で、抜本的な五輪改革案として、人権を軽視する国での開催を中止することや、選手の発言権の拡大、1カ所での開催ではなく、各競技を3週間以内に世界各地で実施することなどを提案した。

【関連記事】海外客断念なのに…73億円「五輪アプリ」の見直し迷走中
       https://www.tokyo-np.co.jp/article/97645

http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/448.html

コメント [リバイバル3] audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考 中川隆
4. 中川隆[-5758] koaQ7Jey 2021年4月13日 20:30:27 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[55]
現代真空管アンプ考(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=27010


直熱三極管の交流点火ではハムバランサーが必ずつくといっていい。
この場合、電源トランスのヒーター用巻線の両端のどちらかが接地されることは、まずない。

傍熱管の場合でもハムバランサーがついているアンプもある。
マッキントッシュの場合は、モノーラル時代のモノ(つまりMC60までは)ハムバランサーがあり、
ステレオ時代になってからはヒーター用巻線の片側が接地されている。
MC3500ではハムバランサーが復活している。

同時代のマランツのパワーアンプは、というと、ヒーター用巻線にセンタータップがあり、
これが接地されている。ハムバランサーはない。

ハムバランサーがない場合でも、マッキントッシュとマランツとでは接地が違う。
正直いうと、この接地の仕方の違いによる音の変化を、同一アンプで比較試聴したことはない。

マランツの真空管アンプも聴いているし、マッキントッシュの真空管アンプも聴いているが、
これらのアンプの音の違いは交流点火における接地の仕方だけの違いではないことはいうまでもない。

なので憶断にすぎないのはわかっているが、交流点火の場合、
ヒーター用巻線にセンタータップがあり、ここを接地したほうが音はいいのではないのか。

交流点火が音がいい、という人がいる。
けれど理屈からは直流点火のほうがエミッションは安定化するように思える。
それでも──、である。

ということは交流点火で考えられるのは電流の向きが反転することであり、
この反転がヒーターの温度の安定化にどう作用しているのか。

交流点火になんらかの音質的なメリットがあるとしよう。
ならば交流点火でも、定電圧点火と定電流点火とが考えられる。
通常の交流点火ではヒーター用巻線からダイレクトに真空管のヒーターに配線するが、
あえてアンプを介在させる。小出力のアンプの出力をヒーターへと接続する。

そうすることで出力インピータンスを低くすることができ、
この場合は定電圧点火となるし、このアンプを電流出力とすれば、
交流の定電流点火とすることができる。
しかもアンプをアンバランスとするのか、バランスとするのかでも音は変ってこよう。
http://audiosharing.com/blog/?p=27010


現代真空管アンプ考(その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=27012


ここまでやるのならば、ヒーター点火の周波数を50Hz、60Hzにこだわることもない。
もう少し高い周波数による交流点火も考えられる。
十倍の500Hz、600Hzあたりにするだけでも、そうとうに音は変ってくるはずだ。

そのうえで定電流でのバランス点火とする手もある。

つまりヒーター用電源を安定化するということは、
真空管のエミッションを安定化するということであり、
ヒーターにかかる電圧を安定化するということではない。

エミッションの安定化ということでは、重要なパラメーターは電圧ではなく電流なのだろう。
そうなると定電流点火を考えていくべきではないのか。

300Bだろうが、EL34、KT88だろうが、真空管全盛時代のモノがいい、といわれている。
確かに300Bをいくつか比較試聴したことがあって、刻印タイプの300の音に驚いた。

そういう球を大金を払って購入するのを否定はしないが、
そういう球に依存したアンプは、少なくとも現代真空管アンプとはいえない。

現代真空管アンプとは、現在製造されている真空管を使っても、
真空管全盛時代製造の真空管に近い音を出せる、ということがひとつある。
そのために必要なのは、エミッションの安定化であり、
それは出力管まで定電流点火をすることで、ある程度の解決は見込める。

もちろん、どんなに優れた点火方法であり、100%というわけではないし、
仮にそういう点火方法が実現できたとしても、
真空管を交換した場合の音の違いが完全になくなるわけではない。

それでも真空管のクォリティ(エミッションの安定)に、
あまり依存しないことは、これからの真空管アンプには不可欠なことと考える。
http://audiosharing.com/blog/?p=27012

現代真空管アンプ考(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=27014


定電流点火のやっかいなのは、作るのが面倒だという点だ。
回路図を描くのは、いまでは特に難しくはない。

けれど作るとなると、熱の問題をどうするのかを、まず考えなくてはならない。
それに市販の真空管アンプ用の電源トランスではなく、
ヒーター用に別個の電源トランスが必要となってくる。

もっとも真空管アンプの場合、高電圧・低電流と低電圧・高電流とを同居しているわけで、
それは電源トランスでも同じで、できることならトランスから分けたいところであるから、
ヒーター用電源トランスを用意することに、特に抵抗はないが、
定電流回路の熱の問題はやっかいなままだ。

きちんとした定電流点火ではなく、
単純にヒーター回路に抵抗を直列に挿入したら──、ということも考えたことがある。

たとえば6.3Vで1Aのヒーターだとすれば、ヒーターの抵抗は6.3Ωである。
この6.3Ωよりも十分に高いインピーダンスで点火すれはいいのだから、
もっとも安直な方法としては抵抗を直列にいれるという手がある。

昔、スピーカーとアンプとのあいだに、やはり直列に抵抗を挿入して、
ダンピングをコントロールするという手法があったが、これをもっと積極的にするわけで、
たとえば6.3Ωの十倍として63Ωの抵抗、さらには二十倍の126Ωの抵抗、
できれば最低でも百倍の630Ωくらいは挿入したいわけだが、
そうなると、抵抗による電圧低下(630Ωだと630Vになる)があり、
あまり高い抵抗を使うことは、発熱の問題を含めて現実的ではない。

結局、定電流点火のための回路を作ったほうが実現しやすい。
定電流の直流点火か交流点火なのか、どちらが音がいいのかはなんともいえない。

ただいえるのは定電流点火をするのであれば、ヒーター用トランスを用意することになる。
それはトランスの数が増えることであり、トランスが増えることによるデメリット、
トランス同士の干渉について考えていく必要が出てくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=27014


現代真空管アンプ考(その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=27016


真空管パワーアンプは、どうしても重量的にアンバランスになりがちだ。
出力トランスがあるから、ともいえるのだが、
出力トランスをもたないOTLアンプでも、
カウンターポイントのSA4やフッターマンの復刻アンプでは、重量的アンバランスは大きかった。

電源トランスが一つとはいえ、真空管のOTLアンプではもう一つ重量物であるヒートシンクがないからだ。
SA4を持ち上げてみれば、すぐに感じられることだが、フロントパネル側がやたら重くて、
リアパネル側は軽すぎる、といいたくなるほどアンバランスな重量配分である。

重量的アンバランスが音に影響しなければ問題することはないが、
実際は想像以上に影響を与えている。

出力トランスをもつ真空管アンプでは、重量物であるトランスをどう配置するかで、
アンプ全体の重量配分はほぼ決る。

ステレオアンプの場合、出力トランスが二つ、電源トランスが一つは、最低限必要となる。
場合によってはチョークコイルが加わる。

マッキントッシュのMC275やMC240は、重量配分でみれば、そうとうにアンバランスである。
マランツのModel 8B、9もそうである。
ユニークなのはModel 2で、電源トランス、出力トランスをおさめた金属シャーシーに、
ゴム脚が四つついている。
この、いわゆるメインシャーシーに突き出す形で真空管ブロックのサブシャーシーがくっついている。

サブシャーシーの底にはゴム脚はない。いわゆる片持ちであり、
強度的には問題もあるといえる構造だが、重量的アンバランスはある程度抑えられている、ともいえる。

Model 5は奥に長いシャーシーに、トランス類と真空管などを取り付けてある。
メインシャーシー、サブシャーシーというわけではない。
このままではアンバランスを生じるわけだが、
Model 5ではゴム脚の取付位置に注目したい。

重量物が寄っている後方の二隅と、手前から1/3ほどの位置に前側のゴム脚がある。
四つのゴム脚にできるだけ均等に重量がかかるような配慮からなのだろう。

でもシャーシー手前側は片持ち的になってしまう。
http://audiosharing.com/blog/?p=27016
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1159.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK280] <「日本は市民の声も聴いていない」>世界のメディアが呆れる海洋投棄の決定(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127043] kNSCqYLU 2021年4月13日 20:30:48 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25821]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/261.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] <「日本は市民の声も聴いていない」>世界のメディアが呆れる海洋投棄の決定(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
2. 赤かぶ[127044] kNSCqYLU 2021年4月13日 20:33:11 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25822]

https://twitter.com/TCMJAPAN/status/1381913265706389507



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/261.html#c2
コメント [原発・フッ素53] トリチウムってどんな物質? 海洋放出後に必要なこと (朝日新聞)  魑魅魍魎男
6. 2021年4月13日 20:33:47 : OGTQkoJ4Dc : V0c2Yy9QT0Z6ek0=[181]
報道記者が宮仕えって感覚な…
この阿修羅ですら、朝日記者のふがいなさを問題にすると会社勤めしたことないのか!と絡んできた馬鹿がいるくらいだから(苦笑
ジャーナリズムが死んだのも、それを求める社会というもの自体がなくなったからかもしれないな

http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/440.html#c6
記事 [カルト31] 井口・ラエルのイラン核施設攻撃でアンサクミッション八項目クリア、九項目目が第三次世界大戦。ウクで米露、台湾で米中。キャスボの日本は裏で米の足を引っ張らないと危険な状況である。
中露が考える事は同じで、横田を叩けば米は大人しくなるだろうという事で、中露は金魚のふんのNATOなど怖くはなく、米軍の司令部を叩けば終わりと考えている訳で、米が中露のどこを叩くにせよ、中露が横田を狙うのは目に見えており、霞ヶ関のチャイナロシアンスクールは在日米軍基地のどこをどの程度叩くのか確認する事と米軍配下の自衛隊が何をどこでどうするかもネゴしておく事である。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/649.html
コメント [医療崩壊6] ワクチン接種3日後、くも膜下出血で死亡 因果関係不明 (朝日新聞)  魑魅魍魎男
21. 2021年4月13日 20:37:28 : emxrag4B9U : NFdOL2Jtb3g1dS4=[8]
>>20

>オーストリア、、、いずれのワクチンでも死亡者が続いて、、、

それはどこかの国と同じく、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、のワクチン
での死亡ですね。

その後2月に、オーストリアの首相は、ランセット等に安全性と効果が認められた
ロシア製ワクチン スプートニクVをうつ用意がある、と明言。

更に、4月には、欧州医薬品庁(EMA)のロシアのワクチン「スプートニクX」の
登録作業が長引いた場合、自国で登録する可能性があるとする声明を表しました。

ワクチンからの撤退ではなく、『有効なワクチンを選ぶ』ということでしょう。


 


http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/555.html#c21

コメント [カルト31] カレ・そろそろビルービーム計画のUFO詐欺が幻想的に始まり、同時に株価崩壊とネサラという財産没収と戦争詐欺が一挙に始まる。… ポスト米英時代
4. 2021年4月13日 20:37:39 : khpkj3PNug : TXZXVUppc1FzaDI=[5]
追記
>>2に貼られてる動画に関して
元々↓のサイトとかブログ記事を無断転載してるだけだから
消されても元ネタのブログ記事を見に行けばいつでも見れます

ADAMANTINE
http://blog.livedoor.jp/sagittariun-shinjituwomiru/
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/648.html#c4

コメント [リバイバル3] audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考 中川隆
5. 中川隆[-5757] koaQ7Jey 2021年4月13日 20:37:44 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[56]
現代真空管アンプ考(その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=27019


これまで市販された真空管パワーアンプを、
トランスの配置(重量配分)からみていくのもおもしろい。

ウエスギ・アンプのU·BROS3は、シャーシーのほぼ中央(やや後方にオフセットしているが)に、
出力トランス、電源トランス、出力トランスという順で配置している。
重量物三つをほぼ中央に置くことで、重量バランスはなかなかいい。

同じKT88のプッシュプルアンプのマイケルソン&オースチンのTVA1は、
シャーシーの両端にトランスを振り分けている。
片側に出力トランスを二つを、反対側に電源トランスとなっている。

電源トランスは一つだから、出力トランス側のほうに重量バランスは傾いているものの、
極端なアンバランスというほどではない。

ラックスのMQ60などは、後方の両端に出力トランスをふりわけ、前方中央に電源トランス。
完璧な重量バランスとはいえないものの、けっこう重量配分は配慮されている。

(その20)で、マッキントッシュのMC275、MC240はアンバランスだと書いたが、
MC3500はモノーラルで、しかも電源トランスが二つあるため、
内部を上から見ると、リアパネル左端に出力トランス、フロントパネル右端に電源トランスと、
対角線上に重量物の配置で、MC275、MC240ほどにはアンバランスではない。

現行製品のMC2301は、マッキントッシュのパワーアンプ中もっとも重量バランスが優れている。
シャーシー中央にトランスを置き、その両側に出力管(KT88)を四本ずつ(計八本)を配置。

出力は300W。MC3500の350Wよりも少ないものの、MC3500の現代版といえる内容であり、
コンストラクションははっきりと現代的である。
2008年のインターナショナルオーディオショウで初めてみかけた。
それから十年、ふしぎと話題にならないアンプである。
音を聴く機会もいまのところない。

インターナショナルオーディオショウでも、音が鳴っているところに出会していない。
いい音が鳴ってくれると思っているのに……。
http://audiosharing.com/blog/?p=27019


現代真空管アンプ考(その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=27023


ここまで書いてきて、また横路に逸れそうなことを思っている。
現代真空管アンプとは、いわゆるリファレンス真空管アンプなのかもしれない、と。

ステレオサウンド 49号の特集は第一回STATE OF THE ART賞だった。
Lo-DのHS10000について、井上先生が書かれている。
     *
 スピーカーシステムには、スタジオモニターとかコンシュマーユースといったコンセプトに基づいた分類はあが、Lo-DのHS10000に見られるリファレンススピーカーシステムという広壮は、それ自体が極めてユニークなものであり、物理的な周波数特性、指向周波数特性、歪率などで、現在の水準をはるかに抜いた高次元の結果が得られない限り、その実現は至難というほかないだろう。
     *
こういう意味での、リファレンス真空管アンプを考えているのだろうか、と気づいた。
製品化することを前提とするものではなく開発されたオーディオ機器には、
トーレンスのReferenceがある。

ステレオサウンド 56号で、瀬川先生がそのへんのことを書かれている。
     *
「リファレンス」という名のとおり、最初これはトーレンス社が、社内での研究用として作りあげた。
アームの取付けかたなどに、製品として少々未消化な形をとっているのも、そのことの裏づけといえる。
 製品化を考慮していないから、費用も大きさも扱いやすさなども殆ど無視して、ただ、ベルトドライヴ・ターンテーブルの性能の限界を極めるため、そして、世界じゅうのアームを交換して研究するために、つまりただひたすら研究用、実験用としてのみ、を目的として作りあげた。
 でき上った時期が、たまたま、西独デュッセルドルフで毎年開催されるオーディオ・フェアの時期に重なっていた。おもしろいからひとつ、デモンストレーション用に展示してみようじゃないか、と誰からともなく言い出して出品した。むろん、この時点では売るつもりは全くなかった??、ざっと原価計算してみても、とうてい売れるような価格に収まるとも思えない。まあ冗談半分、ぐらい気持で展示してみたらしい。
 ところが、フェアの幕が開いたとたんに、猛反響がきた。世界各国のディーラーや、デュッセルドルフ・フェアを見にきた愛好家たちのあいだから、問合せや引合いが殺到したのだそうだ。あまりの反響の大きさに、これはもしかしたら、本気で製品化しても、ほどほどの採算ベースに乗るのではないだろうか、ということになったらしい。いわば瓢箪から駒のような形で、製品化することになってしまった……。レミ・トーレンス氏の説明は、ざっとこんなところであった。
     *
トーレンスのReferenceには、未消化なところがある。
扱いやすいプレーヤーでもない。
あくまでもトーレンスが自社の研究用として開発したプレーヤーをそのまま市販したのだから、
そのへんは仕方ない。

その後、いろいろいてメーカーからReferenceとつくオーディオ機器がいくつも登場した。
けれど、それらのほとんどは最初から市販目的の製品であって、
肝心のところが、トーレンスのReferenceとは大きく違う。

Lo-DのHS10000も、市販ということをどれだけ考えていたのだろうか。
W90.0×H180.0×D50.0cmという、かなり大きさのエンクロージュアにもかかわらず、
2π空間での使用を前提としている。

つまりさらに大きな平面バッフルに埋めこんで使用することで、本来の性能が保証される。
価格は1978年で、一本180万円だった。
しかもユニット構成は基本的には4ウェイ5スピーカーなのだが、
スーパートゥイーターをつけた5ウェイへの仕様変更も可能だった。

HS10000も、せひ聴きたかったスピーカーのひとつであったが、
こういう性格のスピーカーゆえに、販売店でもみかけたことがない。
いったいどれだけの数売れたのだろうか。
http://audiosharing.com/blog/?p=27023

現代真空管アンプ考(その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=27053


トランスのことに話を戻そう。

重量物であるトランスをうまく配置して、重量バランスがとれたからといって、
トランスが複数個あることによる問題のすべてが解消するわけではない。

トランスは、まず振動している。
ケースにおさめられ、ケースとトランスの隙間をピッチなどが充填されていても、
トランスの振動を完全に抑えられるわけではない。

トランスはそれ自体が振動発生源である。
しかも真空管パワーアンプでは複数個ある。
それぞれのトランスが,それぞれの振動を発生している。

チョークコイルも、特にチョークインプット方式での使用ではさらに振動は大きく増す。
しかも真空管アンプなのだから、能動素子は振動の影響を受けやすい真空管である。

一般的な真空管アンプのように、一枚の金属板に出力トランス、電源トランス、チョークコイル、
そして真空管を取り付けていては、振動に関してはなんら対策が施されていないのと同じである。

トランスと金属板との間に緩衝材を挿むとか、
その他、真空管ソケットの取付方法に細かな配慮をしたところで、
根本的に振動の問題を解消できるわけではない。

もちろん、振動に関して完璧な対策があるわけではないことはわかっている。
それでも真空管アンプの場合、
トランスという振動発生源が大きいし多いから、
難しさはトランジスターアンプ以上ということになる。

30年ほど前、オルトフォンの昇圧トランスSTA6600に手を加えたことがある。
手を加えた、というより、STA6600に使われているトランスを取り出して、
別途ケースを用意して、つくりかえた。

その時感じたのは、トランスの周囲にはできるだけ金属を近づけたくない、だった。
STA6600のトランスはシールドケースに収められていた。
すでにトランスのすぐそばに金属があるわけだが、
それでも金属板に取り付けるのは、厚めのベークライトの板に取り付けるのとでは、
はっきりと音は違う。

金属(アルミ)とベークライトの固有音の違いがあるのもわかっているが、
それでも導体、非導体の違いは少なからずあるのではないのか。

そう感じたから、トランスの周りからは配線以外の金属は極力排除した。
ベークライトの板を固定する支柱もそうだし、ネジも金属製は使用しなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=27053


現代真空管アンプ考(番外)
http://audiosharing.com/blog/?p=27060


現代真空管アンプ考というタイトルをつけている。
「現代スピーカー考」という別項もある。

現代、現代的、現代風などという。
わかっているようでいて、いざ書き始めると、何をもって現代というのか、
遠くから眺めていると、現代とつくものとつかないものとの境界線が見えているのに、
もっとはっきり見ようとして近づいていくと、いかにその境界線が曖昧なのかを知ることになる。

1989年、ティム・バートン監督による「バットマン」が公開された。
バットマンは、アメリカのテレビドラマを小さかったころ見ていた。

バットマンというヒーローの造形が、こんなに恰好良くなるのか、とまず感じた。
バットモービルに関しても、そうだった。

「バットマン」はヒットした。
そのためなのかどうかはわからないが、
過去のヒーローが、映画で甦っている。

スーパーマン、スパイダーマン、アイアンマン、ハルク、ワンダーウーマンなどである。
スパイダーマンは日本で実写化されたテレビ版を見ている。
ハルクとワンダーウーマンのテレビ版は見ている。

スーパーマンの映画は、
1978年公開、クリストファー・リーヴ主演の「スーパーマン」から観てきている。

これらヒーローの造形は、現代的と感じる。
特にワンダーウーマンの恰好良いこと。

ワンダーウーマンの設定からして、現代的と感じさせるのは大変だったはずだ。
けれど、古い時代の恰好でありながらも、見事に成功している。

日本のヒーローはどうかというと、
仮面ライダー、キカイダー、ガッチャマン、破裏拳ポリマーなどの映画での造形は、
アメリカのヒーローとの根本的な違いがあるように感じる。

較べるのが無理というもの、
予算が違いすぎるだろう、
そんなことを理由としていわれそうだが、
ヒーローものの実写映画において、肝心のヒーローの造形が恰好良くなくて、
何がヒーローものなのか、といいたくなる。

日本の、最近制作されたヒーローものの実写映画での造形は、
どこか根本的なところから間違っているように思う。

「現代」という言葉の解釈が、アメリカと日本の映画制作の現場では大きく違っているのか。
日米ヒーローの造形の、現代におけるありかたは、
「現代」ということがどういうことなのかを考えるきっかけを与えてくれている。
http://audiosharing.com/blog/?p=27060

現代真空管アンプ考(その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=27321


オルトフォンのSTA6600のトランスを流用して自作したモノは、
うまくいった。
トランスの取り付け方だけが工夫を凝らしたところではなく、
他にもいろいろやっているのだが、その音は、
誰もが中身はSTA6600のトランスとは見抜けないほど、音は違っている。

もっといえば立派な音になっている。
自画自賛と受けとられようが、
この自作トランスの音を聴いた人は、その場で、売ってほしい、といってくれた。

その人のところには、ずっと高価な昇圧トランスがあった。
当時で、20万円を超えていたモノで、世評も高かった。

だから、その人も、その高価なトランスを買ったわけだが、
私の自作トランスの方がいい、とその人は言ってくれた。

そうだろうと思う。
トランス自体の性能は、高価なトランスの方が上であろう。
ただ、その製品としてのトランスは、トランス自体の扱いがわかっていないように見えた。

この製品だけがそうなのではなく、ほとんど大半の昇圧トランスが、そうである。
インターネットには、高価で貴重なトランスをシャーシーに取り付けて──、というのがある。

それらを見ると、なぜこんな配線にしてしまうのか。
その配線が間違っているわけではない。
ほとんどのトランスでやられている配線である。

それを疑いもせずにそのまま採用している。
私にいわせれば、そんな配線をやっているから、
トランス嫌いの人がよくいうところの、トランス臭い音がしてしまう。

取り付けにしても配線にしても、ほんのちょっとだけ疑問をもって、
一工夫することを積み重ねていけば、トランスの音は電子回路では味わえぬ何かを聴かせてくれる。

MC型カートリッジの昇圧トランスと、真空管パワーアンプの出力トランスとでは、
扱う信号のレベルが違うし、信号だけでなく、真空管へ供給する電圧もかかる。

そういう違いはあるけれど、どちらもトランスであることには変りはない。
ということは、トランスの扱い方は、自ずと決ってくるところが共通項として存在する。
http://audiosharing.com/blog/?p=27321
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1159.html#c5

コメント [エネルギ3] 自然エネルギーの価値を無視して原発推進をする日本政府の無知をただす 勿忘草
8. 2021年4月13日 20:38:09 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9454]
電力大手5社が販売価格めぐりカルテルの疑い 公取委が立ち入り検査(2021年4月13日)
•2021/04/13
テレ東BIZ
https://www.youtube.com/watch?v=eaUsHGSjChw
http://www.asyura2.com/16/eg3/msg/137.html#c8
コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
18. 2021年4月13日 20:38:23 : Gotth5c1qc : THZxRThVcmtFYWs=[1361]
早速、韓国民が、デモ。いいなあ、
韓国民のデモは
日本人と違って、いつも上手。

デモ慣れしてて、国民も多く、賛同している。

どこをつついても、ウイグル問題や、辺野古の海や
ミャンマー問題と日本企業をつついても、

反応のないヒキガエル、日本人。

海は共有するもの、命に直結するものという自覚が、

他国にはあり、健全です。

  
   
 


http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c18

コメント [国際30] ゲームのルールを変えつつある中国とイラン(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
7. 2021年4月13日 20:41:26 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[901]
助け舟 制裁なんて 跳ね返し
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/440.html#c7
コメント [国際30] 英国のパブで飲み食いするためには携帯電話へ追跡アプリをインストールする必要(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
5. 2021年4月13日 20:41:40 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[902]
流出を 余儀なくされる 外食で
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/443.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] 中国の人権弾圧を黙認する公明党の罪 池田大作と周恩来の縁がそんなに大事か(デイリー新潮) 赤かぶ
48. 2021年4月13日 20:41:46 : FoP2Dr9OdQ : aTNodDdDUFdFdEk=[-1383]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

今頃 何を言ってますか?

兵糧攻めに遭いながら ズーと此奴等のやっている事・やって来た事を

書いているのに。

米国の為に手をかしていた創価朝鮮信者・日本人分断・弾圧に勤しんでいた

創価信者達は出国か帰国で。

(スパイ犯罪行為の輩達ですので)

当然の結果でしょう。

集団ストーカーは 日本人弾圧犯罪。

偽物で胡散臭さを演出。

あともう一つ言いましょうか?

何故 世界中でネオンギラギラのおかしな街が出来上がったのか。

投資を商売にしていたり 金融・外為・証券などの海外も含めた仕事での

ストレス こういうのを解消する為の夜の仕事・貧しい国にさせて

(美人が多い国や地域 例をあげれば 南米・東欧・ロシア・特亜など)

そういう事でお金を貰いたい側と解体側のコラボレーション

宗教とも絡み その為の新興宗教が沢山出来  負の連鎖というか

サークルが出来上がり(この場合サークルは輪)

此れが グローバルと言われている根幹。

笑ってしまうでしょ。

下衆が下衆を呼び お仲間同士で威厳や尊厳・平和を宣う。



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/247.html#c48

コメント [国際30] ワクチン推進派が描く恐怖の幻影(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
3. 2021年4月13日 20:41:46 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[903]
盛り上げろ 恐怖を更に ワクチンで
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/441.html#c3
コメント [原発・フッ素53] 英国ブリストル海峡の二枚貝やカレイのトリチウム濃縮率は2000-3000倍  魑魅魍魎男
10. 2021年4月13日 20:41:52 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[904]
お世辞にも 食う気になれぬ シーフード
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/436.html#c10
コメント [原発・フッ素53] <漁業の危機だ!>政府、汚染処理水の海洋放出決定 2年後に実施見通し(毎日新聞) 赤かぶ
45. 2021年4月13日 20:42:10 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[905]
さあ決めた 後はやるだけ 垂れ流し
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/437.html#c45
コメント [原発・フッ素53] トリチウムってどんな物質? 海洋放出後に必要なこと (朝日新聞)  魑魅魍魎男
7. 2021年4月13日 20:42:17 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[906]
遅いのだ 流した後で 悔いたって
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/440.html#c7
コメント [経世済民135] なぜ非上場の出版会社が「船井電機」へTOB?上場廃止の見通し…M&Aの新たな形態(Business Journal) 赤かぶ
3. 2021年4月13日 20:42:24 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[907]
行き詰まる 輸出頼みが 萎んだら
http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/278.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK280] <「東京1日5600人感染」の衝撃>AIが予測 「第4波ピークは10月、過去最悪の大流行に」 五輪開会式を「変異株ショック」が直撃… 赤かぶ
29. 2021年4月13日 20:42:31 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[908]
最悪の 事態が見える 半年後
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/237.html#c29
コメント [政治・選挙・NHK280] <「日本は市民の声も聴いていない」>世界のメディアが呆れる海洋投棄の決定(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
3. 赤かぶ[127045] kNSCqYLU 2021年4月13日 20:43:25 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25823]

原発“処理水”海洋放出決定で中国政府「極めて無責任」と批判

2021/04/13  TBS NEWS

東京電力・福島第一原発の放射性物質を含む処理水について、日本政府が海洋放出することを決定したことを受け、中国政府は「極めて無責任だ」と批判しました。

 日本政府は、13日朝の関係閣僚会議で、福島第一原発で増え続ける放射性物質「トリチウム」を含む処理水について、濃度を薄めたうえで2年後をメドに海洋放出すると表明しました。

 これを受けて、中国外務省は声明を発表し、「国内外からの疑問や反対意見にもかかわらず、一方的に処分を決定したことは極めて無責任だ」などと日本側を批判。「問題を再検討して利害関係国と国際原子力機関と協議し、合意に達するまで海洋放出を無断で始めてはならない」とけん制するとともに、今後の状況によっては対抗措置の可能性も示唆しています。

 また、台湾の原子力委員会も「日本側に何度も反対の立場を訴えたのに残念だ」と遺憾の意を示しています。(13日13:16)


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/261.html#c3
コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
19. 茶色のうさぎ[-25306] koOQRoLMgqSCs4Ks 2021年4月13日 20:44:54 : 84q94QeUR9 : TzV0R0ZlUWllTjY=[-8]

 高野孟さん💛

 ↑ 日本共産党に復帰して欲しいです。🌈
https://photos.google.com/photo/AF1QipMDEhvPBE1m4Mg7UjCIywjKvbTFpTM8XEeguDxl

 ↓ こいつ、 ころせ💀 ぺっ♪  うさぎ♂
https://photos.google.com/photo/AF1QipNp9xiVQmFM9rf_5MMDbMxv4lQ2xVfjbYAUBuHs


http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK280] <「日本は市民の声も聴いていない」>世界のメディアが呆れる海洋投棄の決定(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
4. 赤かぶ[127046] kNSCqYLU 2021年4月13日 20:45:17 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25824]

原発“処理水”海洋放出を決定、中韓反発 米は容認 IAEA「歓迎」

2021/04/13  TBS NEWS

韓国・ソウルの日本大使館前では市民団体が「タンクを増設して長期間保管し、代案を探すべきだ」などと主張しました。また、韓国政府は緊急会議を開き「強い遺憾」を表明しました。

 「韓国の市民団体、防護服姿で海洋放出に抗議しています」(記者)

 「一方的に海に放出する方式で、福島原発の核汚染水を処理すると決定したが、このようなやり方は極めて無責任だ」(中国外務省 趙立堅報道官)

 中国外務省は声明で、「利害関係国と国際原子力機関と協議し合意に達するまで、海洋放出を無断で始めてはならない」とけん制するとともに今後の状況によっては対抗措置の可能性も示唆しています。

 一方で、IAEAのグロッシ事務局長は、「決定を歓迎し、計画が安全に実行しているかどうかを監視する技術支援の準備ができている」と述べました。

 また、アメリカ国務省は「選択肢と効果を検討し、透明性を保ち世界的な原子力安全基準に従った方法を採用したようだ」として容認する考えを示しました。そのうえで日本政府に対し、監視状況の継続的な共有を求めています。(13日17:46)


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/261.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
28. 2021年4月13日 20:46:31 : LFPGJkpos2 : M0tHaDg4dDJsUnM=[1]
さすがに北村教授も、吉村礼賛とは行かなかったよね。
おれ視てたけど。あっ、ズバリ言ってくれたね、と。
大体、緊急事態宣言を解除して欲しいと言ったあたりから、まともな医療関係者は、こいつの本質が分かったはずだ。
二木教授も北村さんみたいにもっと明確に指摘してほしいもんだ。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c28
記事 [カルト31] 屋形・ピュリ・不正選挙解明から手を引けば十億円とオファーがあり蹴った。ダマスゴミはピュリをテレビ出演させる事である。
この嘘つき野郎と辱しめるスタンスで構わないから逃げぬ事で、逃げるからダマスゴミと言われるのである。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/650.html
コメント [政治・選挙・NHK280] <ヤバイ連中ばかりだ!稲田元防衛大臣が会長>安倍前総理が原発新増設の議連顧問に(ANN) 赤かぶ
31. 2021年4月13日 20:47:38 : EFgce2aWX6 : eUlwLmEzL2EuczI=[492]
 そもそも核燃料廃棄物などの、いわゆる「核のゴミ」をきちんと処分する技術が無い(おそらく永遠に実現不可能)のに何故これ以上原発を推進するのか、理解できない。
 >>29も言っている様に、核兵器を作りたいがためとしか思えない。
 どうしてもと言うのなら、福井市内(稲田の選挙区)や下関市内(安倍の選挙区)に原発と廃棄物処分場をセットで作ればいい。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/254.html#c31
コメント [政治・選挙・NHK280] <「日本は市民の声も聴いていない」>世界のメディアが呆れる海洋投棄の決定(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
5. 赤かぶ[127047] kNSCqYLU 2021年4月13日 20:47:47 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25825]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/261.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] <「日本は市民の声も聴いていない」>世界のメディアが呆れる海洋投棄の決定(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
6. 赤かぶ[127048] kNSCqYLU 2021年4月13日 20:48:55 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25826]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/261.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK280] <「日本は市民の声も聴いていない」>世界のメディアが呆れる海洋投棄の決定(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
7. 赤かぶ[127049] kNSCqYLU 2021年4月13日 20:50:53 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25827]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/261.html#c7
コメント [カルト31] 現代・老老介護の甘くない現実。在宅で自分の家族だけに拘るからそうなる訳で、施設で大勢に見てもらい大勢を世話すればいいの… ポスト米英時代
1. 2021年4月13日 20:51:01 : 38MaaZCFQk : eUN5RWZEWlIxQi4=[37]
映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』
https://www.youtube.com/watch?v=KBg22eyg85k
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/647.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] <「日本は市民の声も聴いていない」>世界のメディアが呆れる海洋投棄の決定(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
8. 赤かぶ[127050] kNSCqYLU 2021年4月13日 20:51:20 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25828]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/261.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK280] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) :原発板リンク  赤かぶ
5. 2021年4月13日 20:51:32 : Ft5PhGZaus : eVhpVlpSams1eTY=[936]
 いずれ、汚染された海水は海流に乗ってアメリカ西海岸に到達する。
 耄碌バイデンが「いいよ、いいよ」と言っているが、そのうち「目玉が飛び出るような賠償要求」がと言うやつだ。
 枝野も、福山も原発について「何も知らなかったのに」寝ずに頑張った。公明党ー創価学会の山口が「責任を」なんてしゃらくさいことを言っているが、創価学会は只々オガムだけじゃなかったのじゃないかい。
 アベのチンカス、簾のガスにしがみつくしかない哀れさよ。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/259.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
29. 2021年4月13日 20:52:09 : LFPGJkpos2 : M0tHaDg4dDJsUnM=[2]
>>26
以前からテレビマスコミ芸能界はおかしいって。
そのおかしさゆえに、まともな国民は、こいつらの言動に違和感持ち始めてる。
なにか、変じゃないの? て。
まあ、これで「世直し」のトリガーにでもなれば、これ幸いです。
次の総選挙、やってやろうぜ!
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c29
コメント [政治・選挙・NHK280] <政府のコロナ対応「評価しない」61%>重点措置「不十分」76%、支持率横ばい 朝日世論調査  赤かぶ
22. 2021年4月13日 20:52:32 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[909]
ウザいだけ 批判と甘さ 入り混じり
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/238.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK280] <世界が軽蔑する中国に「NOと言えないニッポン」>歴史問題持ち出し言いたい放題の中国 反論できない日本政府(NEWSポストセ… 赤かぶ
44. 2021年4月13日 20:52:45 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[910]
虎の尾は 決して踏めぬ 握られて
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/239.html#c44
コメント [政治・選挙・NHK280] 「完成の可能性は低い」辺野古にいつまでしがみつくのか 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 2021年4月13日 20:52:52 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[911]
ダラダラと 引き延ばすのだ カネかけて

揺さぶられ ケチがついても しがみつき
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/241.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK280] アストラゼネカに続いてジョンソン&ジョンソンのワクチンでも血栓の副反応!(くろねこの短語) 赤かぶ
16. 2021年4月13日 20:52:58 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[912]
不安増す 副反応と 聞く度に
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/242.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK280] <「監視すべきは“闇営業”」と疑問の声>吉村知事がドヤ顔の大阪市「見回り隊」 成果はピント外れ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 2021年4月13日 20:53:04 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[913]
されてゆく 「やってる感」の 生け贄に
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/244.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK280] 東京五輪「今さらバイト大募集」は日本の恥。森喜朗の“やりがい搾取”にボランティア大激怒(まぐまぐニュース) 赤かぶ
39. 2021年4月13日 20:53:10 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[914]
杜撰さが バレて失せたり やり甲斐も
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/245.html#c39
コメント [政治・選挙・NHK280] <緊急事態宣言は不可避なのに>五輪ありきの重点措置“乱発”の姑息…関西5府県は壊滅状態(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 2021年4月13日 20:53:16 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[915]
「もうあかん」 関西圏が 泣き叫び
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/246.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK280] 中国の人権弾圧を黙認する公明党の罪 池田大作と周恩来の縁がそんなに大事か(デイリー新潮) 赤かぶ
49. 2021年4月13日 20:53:22 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[916]
駆け引きの 玩具に過ぎぬ 人権も
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/247.html#c49
コメント [政治・選挙・NHK280] <「日本は市民の声も聴いていない」>世界のメディアが呆れる海洋投棄の決定(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
9. 赤かぶ[127051] kNSCqYLU 2021年4月13日 20:56:08 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25829]

福島第一原発の海洋放出、海外メディアも報道。漁業関係者らの反発を紹介する
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c17168f40cc7d4c22ec54ed63f549232be84f58
4/13(火) 16:05 ハフポスト


汚染水がたまっている、東京電力福島第1原子力発電所のタンク(KAZUHIRO NOGI via Getty Images)

政府は4月13日、福島第一原子力発電所敷地内のタンクにたまっている処理水を、国の基準を下回る濃度に薄めた上で、海に放出する方針を決めた。【安田 聡子・ハフポスト日本版】

この決定は、米ニューヨークタイムズや、英ガーディアン、中東アルジャジーラなど、様々な海外メディアでも取り上げられた。

ニューヨークタイムズは、「日本政府は、処理水の安全性を保障するためにありとあらゆる手段を講じるとしている」と伝える一方で、地元の漁業関係者らが強く反発していることを紹介。

「今回の決定は、福島をはじめとした日本の住民、そしてアジア太平洋地域の人々の人権と利益を完全に無視するものだ」という国際環境NGOグリーンピースグリーンピースの声明を紹介するなど、根強い批判があることを報じた。

アルジャジーラも、国連の専門家が3月に「汚染水にはリスクが残り、海への放出は受け入れられない解決策だ」と述べていたことを伝えている。

海洋放出に対する各国の反応はわかれている。

アメリカ国務省は「日本政府は、世界的な原子力安全基準に沿った決定をしている」と日本政府の決定を支持したが、韓国や中国など近隣国は反対を表明している。

ガーディアンによると、中国は「国際的な公益と中国の人たちの健康と安全を守るために、中国は外交を通して、日本政府に懸念を伝えていきたい」と述べた。

韓国も「我々の国民と環境に将来的に、影響を与えかねないこの決定を極めて残念に思う」という声明を発表している。

ガーディアンはまた、「タンクにたまった水は処理されてるが、それでも放射能で汚染されている。日本政府は、この問題で意図的に自国や海外を騙そうとしている」という、グリーンピースの核専門家ショーン・バーニー氏の強い批判も紹介している。

■日本政府の海洋放出とは?

福島第1原子力発電所の海洋放出の決定について、菅総理は13日に「基準をはるかに上回る安全性を確保し、政府を挙げて風評対策を徹底することを前提に、海洋放出が現実的と判断した」と述べた。

2年後には放出を開始できるよう、設備の設置などの準備を東京電力に対し求めていくという。

また政府は、漁業や観光に対する風評被害に対しても、東京電力が賠償をするよう求めている。

安田 聡子・ハフポスト日本版


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/261.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
83. 2021年4月13日 20:56:17 : F4gjeaU2DI : VTZyL2RQa09kdjI=[559]
ポルトガルでの判決:PCR検査の信頼性は低い(新型コロナのPCR検査、Ct値問題)

ここ最近、日本で新型コロナの「感染者」(実際には陽性者)が増加していると、連日けたたましく煽られています。無症状者の内訳や死亡者数の少なさ(水増し操作ありでも少ない)、そしてPCR検査の問題点については言及されないままでの恐怖の植え付けであり、異常なまでの煽動です。

インフルエンザの1日当たりの感染者数は通常だと約3万人らしいですが、新コロの陽性者は1日あたり千人台まで増えたといって散々騒がれています。桁数がひとつ小さい規模で、かつての武漢での疑わしい映像のように誰も突然バタバタと倒れていないのに・・・。

そんななかで、ポルトガル発の良き知らせが届きました。

2020年11月11日にポルトガルのリスボン控訴裁判所が、「陽性者の隔離(監禁)は違憲である」との判決を下しました。同裁判所は、PCR検査の信頼性の低さをも明言しました。PCR検査の信頼性は、検体中の遺伝子の増幅回数であるサイクル数(Ctシーティー値)に依拠しており、高設定のCt値で低量のウイルスRNAが検出された陽性者が感染していると判断する科学的根拠はないとの確言です。

また、ポルトガル憲法では認められていない「自由の剥奪」は違憲であることや、これまでのHIVや結核の感染症などに至っても、感染の疑い・確実性を理由として法律により自由を剥奪された人は一人もいなかったことについても、判決文のなかで述べられています。

本件の判決書 1783/20.7T8PDL.L1-3

ポルトガルでの判決:PCR検査の信頼性はサイクル数に依拠する。35サイクルの場合、信頼性は3%

本裁判は、新型コロナウイルス対策のために隔離されていたドイツ人旅行者グループ4名が請求していた「へビアス・コーパス」(Habeas Corpus;人身保護令状)の承認に関するものでした。4名皆が無症状者であるにもかかわらず、1名がRT-PCR検査で陽性判定が出たことが理由で、旅行中に隔離されていたとのことです。

8月26日にヘビアス・コーパスの請求がアゾレス司法裁判所より認められ、申立人の即時釈放が命じられたにもかかわらず、地域保険局は控訴しました。その理由は、申立人は新コロウイルスのキャリアであり、且つ高リスク曝露を理由とした保健当局命令による積極的監視下にあるため、強制的監禁を認可するよう要求することでした。結果として、喜ばしいことに、控訴棄却となりました。

4名が訴えに出るまでの詳細の事情は以下に記しております。

判決文では、フランスのInstitut Hospitalo-Universitaireによる論文を引用して、PCR検査の信頼性の低さについて言明しています。

「(論文によれば)「(…) サイクル閾値35以上(欧米のほとんどの検査機関に該当)でPCR検査が陽性の場合、感染している確率は3%未満ということになる。偽陽性が出る確率は97%以上」とのことである。(…)

30サイクルが実行された場合、信頼性の程度は20%に低下し、35サイクルに到達した場合、信頼性の程度は3%である。(…)

実験室培養法によって感染性ウイルス粒子の存在が確認されていない限り、RT-PCRによる低レベルのウイルスRNAが感染と同等であると示唆する科学的根拠はない。
Ct値を高く設定した場合、ごく僅かの感染させない量のウイルスやら死んだウイルス遺伝子の断片やらまで検出して陽性判定としているので、信頼できないということですね。社会を混乱させている元凶です。

各国のCt値は異なる。日本は非常に高い。

判決文によれば、ポルトガルでのCt値は不明とのこと。新コロ感染者を「抑え込んでいる」と賞賛されている台湾のCt値は35、中国は37です。アメリカなど欧米は40以上が多く、日本は40から45です。上述の引用論文によれば、Ct値が25より大きいと感染性はないという論文もあるようです。

10月7日付けのダイヤモンド・オンラインの記事「新型コロナ感染者数『大幅水増し』疑惑報道は本当か」でも、「日本の国立感染症研究所のマニュアルが示す『リアルタイムPCR』は45サイクルであり、国内メーカーの3つの検査キットでは40〜45サイクルとなっている」と報じられていました。

(この記事では、拙ブログで以前より紹介させいていただいている大橋眞名誉教授のことが比較的大きく紹介されています。感染判判定のためのCt値は20〜25サイクルが適切とのご主張も明記。)

日本でのCt値といえば、11月15日から16日にかけて、検査装置が「Ct値45」で設定されている証拠画像がTwitterに投稿されて、一部で話題になりました。

6月に台湾から帰国した無症状の日本人が陽性判定された問題で、6月25日に日本側から台湾へ提供されたCt値のデータは37から38だったようですが、今ではCt値を45に設定している機器もあるとは・・・。

サイクル数の上げ下げで「感染者」数を操作しているのでしょうか。

https://seibo-archive.com/2020/11/23/pcr/
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c83

コメント [政治・選挙・NHK280] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) :原発板リンク  赤かぶ
6. 2021年4月13日 21:01:54 : TxImUMsk2Q : M2FkbXNSTU9GeGs=[950]
菅義偉は、福島原発排水の浄化水を飲まなかったね〜

これが日本の総理大臣だわ、、、危ないものでも放出する!

菅直人は、もやしを現地で食べました、、安全を強調しましたね。

菅は?  こいつはもうお終いですわ。菅政権倒れるでしょう。

大阪の吉村原発ゴジラは、大阪湾に蒔くと言っている。

福島で巻いても、海流で大阪湾にも一部は運ばれるの知っているのかな?この馬鹿は。

わざわざトラックで運賃払って運ぶのかい?  大阪市・府の予算で払ってくれよな!

吉村も、化けの皮が剥げて来太郎?当然だと思いますよ。

中身は、武富士高利貸し企業の顧問弁護士、、、あの大阪ヤクザの顧問弁護士であった橋下徹と同じですわ。

政治は、中央も、大阪も、東京都も、、クチャクチャ、、、破壊さすしかありません。

野党がシッカリせんか!  あの野田ブタ元総理大臣野郎では、全くダメだがね。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/259.html#c6

コメント [リバイバル3] audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考 中川隆
6. 中川隆[-5756] koaQ7Jey 2021年4月13日 21:02:00 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[57]
現代真空管アンプ考(その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=27342


無線と実験、ラジオ技術には、毎号、真空管アンプの製作記事が載っている。
この二誌以外のオーディオ雑誌にも、真空管アンプの製作記事が載ることがある。

トランスにはシールドケースに収納されているタイプと、
コアが露出しているタイプとがある。

シールドケースに入っているタイプだとわかりにくいが、
コアが露出しているタイプを使っているアンプ、
それもステレオ仕様のアンプだと、出力トランスの取り付け方向を見てほしい。

きちんとわかって配置しているアンプ(記事)もあれば、
無頓着なアンプも意外と多い。

EIコアのトランスだと、漏洩磁束の量がコアの垂直方向、水平方向、
それに巻線側とでは、それぞれに違う。

そのことを忘れてしまっている製作例がある。

複数のトランスが、一つのシャーシー上にあれば、必ず干渉している。
その干渉をなくすには、トランス同士の距離を十二分にとるのがいちばん確実な方法だ。

けれどこんなやり方をすれば、アンプ自体のサイズがそうとうに大きくなるし、
それに見た目も間延してしまう。

それにトランス同士の距離が離れれば、内部配線も当然長くなる。
どんなワイヤーであってもインダクタンスをもつ。
そうであれば高域でのインピーダンスは必然的に上昇することになる。

配線の距離が長くなるほど、インピーダンスの上昇も大きくなるし、
長くなることのデメリットは、外部からの影響も受けやすくなる。

NFBを、出力トランスの二次側からかけている回路であれば、
NFBループ内のサイズ(面積)が広くなり、このことにも十分な配慮が必要となる。

配線の長さ、仕方によるサイズの変化については、以前書いているので、ここでは触れない。
http://audiosharing.com/blog/?p=27342

現代真空管アンプ考(その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=27557


トランスの取り付け方、取り付け位置は注目したいポイントである。

カタログやウェブサイトなどでの製品の説明で、
良質で大容量の電源トランスを使用していることを謳っているものはけっこうある。

オーディオ雑誌の記事でも、製品の内部写真の説明でも、
電源トランスは……、という記述があったりする。

アンプにしても、CDプレーヤーにしても交流電源を直流にして、
その直流を信号に応じて変調させて出力をさせているわけだから、
電源のクォリティは、音のクォリティに直結しているわけで、
電源トランスは、その要ともいえる。

だからこそ良質で(高価な)トランスを採用するわけだが、
その取り付け方をみると、このメーカーは、ほんとうに細部までこだわっているのだろうか──、
そう思いたくなるメーカーが、けっこう多い。

ケースなしの電源トランス、
特にトロイダルコアの電源トランスをどう固定するか。

どんなに電源トランスのクォリティにこだわりました、と謳っていても、
こんな取り付け方しかしないのか、取り付け方を自分たちで工夫しないのか、考えないのか、
そういいたくなることがある。

安価な製品であれば、それでもかまわない、と思うけれど、
数十万円、百万円をこえる製品なのに、
電源トランスも大きく立派そうにみえるモノであっても、
取り付け方は標準的な方法そのままだ。

ここまで書けば、製品内部をきちんと見ている人ならば、
どういうことをいいたいのかわかってくれよう。

細部まで疎かにせず、とか、細部までこだわりぬいた、とか、
そういう謳い文句が並んでいても、電源トランスの取り付け方が、
そのこだわりがどの程度のものなのかを、はっきりと示している。
http://audiosharing.com/blog/?p=27557

現代真空管アンプ考(最大出力)
http://audiosharing.com/blog/?p=27653


マイケルソン&オースチンのTVA1は、KT88のプッシュプルで出力は70W+70Wだった。
TVA1に続いて登場したEL34プッシュプルのTVA10は、50W+50Wだった。

TVA1の70Wの出力は理解できた。
けれどTVA10の50Wという出力は、EL34のプッシュプルにしては大きい。
EL34のプッシュプルで、AB1級ならば出力は35W程度である。

TVA10に続いて登場したM200は、EL34の4パラレルプッシュプルで200Wの出力。
出力管の本数がTVA10の四倍に増え、出力も四倍になっている。

TVA1は何度か聴いている。
TVA10も一度か二度聴いているけど、M200は聴く機会がなかった。

TVA1とTVA10は、出力管が違うとはいえ、ずいぶん音が違うな、と感じたものだった。
TVA1の音には魅力を感じたが、TVA10には、まったくといっていいほど魅力を感じなかった。

M200までになると、印象は変ってくるかもしれないが、
TVA1とTVA10は、同じ人が設計しているとは思えなかった。

そのことがはっきりしたのは聴いてから数年経ったころで、
TVA10とM200の設計者はティム・デ・パラヴィチーニであることがわかった。

パラヴィチーニはラックスに在籍していたこともある。
コントロールアンプのC1000とパワーアンプのM6000は、彼の設計といわれているし、
管球式モノーラルパワーアンプのMB3045もそうである。

ならば、パラヴィチーニは、ラックス時代に上原晋氏と一緒に仕事をしていた可能性もある。

上原晋氏は、ラジオ技術の1958年8月号で、EL34のプッシュプルアンプを発表されている。
このアンプの出力は60Wと、一般的なEL34のプッシュプルよりもかなり大きい。

だからといって、EL34の定格ぎりぎりまで使っての、やや無理のある設計ではない。
記事の冒頭に、こう書かれている。
     *
このアンプでは、定格いっぱいの用法は敬遠し、できるだけ球に余裕を持たせ、とくにSgの損失を軽くすることによって寿命を延ばすようにしました。結果からいいますとSgの損失を定格の半分くらいに押えましたので、いちおうこの点での不安は解消しましたが、これでも球によってはグリッドのピッチの不揃いからか、2〜3本の線が焼けるものに当る時もありますが、この程度ならたいして実害はないようで、かなり長く使っていてなんともありませんから、まず大丈夫だと思っていいでしょう。
     *
パラヴィチーニは、この上原晋氏のEL34のプッシュプルアンプの動作点を参考にしての、
TVA10とM200の出力の実現なのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=27653

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1159.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK280] <何一つ、明確な回答がなかった>6月末までに終わりっこない高齢者のワクチン接種 五輪に間に合わず(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
20. 2021年4月13日 21:02:59 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9455]
デマを切る!五輪に違約金無し!1000億円の違約金はフェイクニュースだ。この嘘情報に振り回されてる人が多すぎる。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊清水有高。
•57 分 前に公開済み
一月万冊
https://www.youtube.com/watch?v=aikPwyFm8IY
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/252.html#c20
コメント [雑談・Story41] やまゆり園での採火中止を 遺族ら相模原市に要請「鎮魂の場を祭典の場にするのは許せない」(東京新聞・共同)  蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[613] ipeTY4LMlXiObY5S 2021年4月13日 21:07:54 : ThU5Gy6dsg : UWU5VlZ1UlRBak0=[41]
【全文】「津久井やまゆり園」での採火式中止を求める要請書(東京新聞)

2021年4月13日 19時58分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/97822

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で東京パラリンピックの聖火を採取することについて、遺族や家族が中止を求めて相模原市と神奈川県に提出した文書は以下の通り。

    ◇    ◇

要請書
2021年4月13日

相模原市長
本村賢太郎 殿
神奈川県知事
黒岩祐治 殿

「美帆さん」遺族代理人 弁護士 滝本太郎
利用者尾野一矢 家族 尾野剛志


拝啓、ますますご清祥のことと存じます。

 2016年7月26日発生の、津久井やまゆり園事件に関しては、事件の後、さまざまな調整・ご努力を頂きありがとうございます。

 相模原市と神奈川県におかれては、日本国のものと比較して、より最重度の知的・重複障害者も生きる権利があると読めるメッセージを出していただいていることはありがたく存じます。

 ただ、相模原市と神奈川県にあっても、この事件が福祉国家を目指していた筈の日本の政策に正反対の、為政者による「偽りの安楽死」政策を求めてなされたテロ事件であるということを直視されておらず、その点が残念です。

 また、これらメッセージが、神奈川県が相応に関与して成立した「社会福祉法人かながわ共同会」における職員の育成の過誤・監督不十分による要因が確実にあったと思えるこの事件の後になってのこととなってしまったこと、まして、その他の問題を含めて、事件の背景となった利用者に対する虐待めいた事実が、同法人にあって未だ存在したと聞くにつけ、残念です。

 さて、本書では、今回のパラリンピックの「採火」の場所として、相模原市では神奈川県と協議して再建予定の「津久井やまゆり園」にてなすという計画であるとのことなので、この機会に下記の通り、要請します。

 本書は、遺族また被害者・家族らとして、それぞれにまとまった集まりをもつものではないため、一故人の遺族と一被害者家族の要請に止まりますが、おそらくは多くの遺族また被害者・家族らも同じ気持ちではではないか、と考え ます。

 要請者である「美帆さん」遺族は、殺された19人にはそれぞれに人生があったことを現実感をもって社会に示し、法廷で陳述もすることにより、あの刑事裁判を形ばかりの、あの被告人の思うままにさせなかった者であり、要請者である尾野剛志は、あの法廷で、被告人質問まですることによって被告人に対峙し、社会にも伝えてきた者です。

要請の趣旨

1 「津久井やまゆり園」でのパランピックの採火は、止められたい。

2 日本国に対し「最重度の知的・重複障害者も生きる権利がある、このようなテロ行為は決して繰り返させない。」と、7月26日の機会などに現地で宣言するなどしていただけるよう、強く働きかけられたい。

3 1の要請にも関わらず、ここでの採火を実施しようとする場合は、上記2の日本国の宣言が実現することを大前提とし、遺族や被害者・家族等々とも相談しつつ、採火式の開始前から採火した後まで終始、決してこれは「フェスティバル」ではない、「レクイエム」としての「採火」だと公然と、明白に分かり、その記憶として残るように、式次第、音楽、歌、言葉、鳴り物、衣服、車両、報道、記録等々、万事全般にわたり遺漏なきものとされたい。

要請の理由

1 要請者らが、この事実を知ったのは、3月23日の報道につき問い合わせがあったことによります。最初、なんのことなのか訳が分からず当惑するばかりでした。

 「美帆さん」遺族は結局、代理人を通じて、3月24日 「想像もしていなかったので驚きました。言うことはありません」というコメントを出したに止まりますが、これは正式に連絡などない段階で滅多なことを、まして公には言えず、もとよりオリンピック・パラリンピックとも本当に開催されるのか分からない状況でもあり、定めたコメントです。

 すなわち、同遺族は、これを知った当初から、下記の通りの感想を持ったものです。代理人弁護士への同日朝のメール内の文章から抜き出します。

@ 家族が犠牲になった場所で採火が行われるのは違和感があります。遺族の気持ちがないがしろにされるようで悲しい。残念に思う。

A 丸5年をむかえる今も悲しみは変わらない。歳月は関係ない。どんなに歳月が過ぎても悲しいままです。悲しいまま日々過ごしています。

B パラリンピックの採火を決めた方々には、感覚のズレを感じます。事件で自分の家族が犠牲になったらどんな気持ちになるか考えたことがありますか?どんな気持ちで日々いるのか考えたことがありますか? 自分の家族に 置き換えて考えて頂きたいです。

2 その後、3月末の正式発表の後の、4月に入ってから、神奈川県からは、下記の一文を含む「3月」付の文書が、全遺族あてとして届きました。

  3 東京2020 パラリンピック聖火リレーにおける採火式

 ・県では、県内の全市町村で生み出された火を一つに集める集火を行い、一つになった神奈川県の火を「ともに生きる社会かながわの火」とし、パラリンピック聖火リレートーチに点火して東京へと出立させる「集火・出立式」を実施します。

 ・市町村の採火式の具体的な内容については、各市町村において検討しているところですが、相模原市については、共にささえあい生きる社会の実現を願いながら相模原市の火を作ることとし、その採火式を「津久井やまゆり園」で実施することとしています。

 ・上記については、3月31日に記者発表いたしますので、その旨ご承知おきください。

 さらに、4月7日、「津久井やまゆり園園長」名の4月6日付文書が届き、そこには、
「事後報告となり申し訳ありません。別紙を添えておきましたので、お目通りをお願い致します。今後、相模原市からのお知らせ等が整いましたら、ご連絡させていただきますので、何卒よろしくお願い致します。」
とあり、そこには相模原市長の
「本市では、8月15日に津久井やまゆり園において、採火を実施することといたしました。」
なる記載を含む市長コメントの写しが届きました。

 これは、いったいいかなる経過なのでしょうか、まったく理解に苦しみます。ないがしろにされている、と感じます。

3 重要なことは、この事件が、43人が65分間の間に殺意をもって元職員に刺された事件であり、うち19人が亡くなったこと、それは一方的な「安楽死」政策をとるよう、男が国に求めたテロ行為の一環であったことです。

 一方、パラリンピックはまさに「祭典」です。「フェスティバル」の一環としての採火になってしまいます。これを完全に払しょくして「鎮魂・レクイエムとしての採火」にするのは、ほとんど不可能なことだと思われます。この点から遺族や被害者・家族はもちろん、多くの国民が違和感をもつことは、ごく自然のことです。

 上記のことから、ここで「採火」することは許し得ず、要請の趣旨に記載1の通り求めます。

4 もともと、パラリンピックは、その経緯・由来からして、知的障害者が参加できる余地は少なく、まして津久井やまゆり園の利用者のような最重度の知的・重複障害者が参加する余地はありません。

 それを、相模原市及び神奈川県は、分かっておられましょうか。

 どう工夫してみても、「フェスティバル」の一環としての採火になってしまう可能性が高いのに、ここで採火されるのでしょうか。43人の利用者が、一方的な「安楽死」政策をとるよう国に求めたテロ行為の一環として刺され、うち19人が亡くなった事件の場所で、探火するのでしょうか。
あの男や、一部にはいるとみられる同調者は、いったいどう感じ、どう記憶するでしょうか。

5 日本国は、未だ「最重度の知的・重複障害者も生きる権利がある、このようなテロ行為は決して繰り返させない。」という宣言をしてくれていません。 津久井やまゆり園の前でのみならず、首相や厚生労働大臣が示したどのメッセージにもそれがありません。あの男が要請した一方的な「安楽死政策」を、明白かつ明確に否定する言葉を、未だ示していないのです。
 事件は、障害者わけても自らの意思を明確に示すことなどできない最重度の知的・重複障害者の命という、まさに基本的人権の中核に関することであったことから、国内はもとより、世界に対して衝撃的な、歴史に残る事件であって、日本国と日本社会には、歴史的な課題として突き付けられたものでした。
 よって、要請の趣旨の2記載のとおり、求めます。

6 それでも、これを実施しようとされましょうか。もしするのであれば、せめて要請の趣旨3に記載の通り、するよう求めます。
すなわち、相模原市、神奈川県においてはもちろん、要請の趣旨2記載のとおり、日本国からも「最重度の知的・重複障害者も生きる権利がある、このようなテロ行為は決して繰り返させない。」との明白かつ明確なメッセージを、機会をとらえて発しさせて下さい。これが大前提です。

 そして、その上で、遺族や被害者・家族等々とも相談しつつ、採火式の開始前から採火した後まで終始、決してこれは「フェスティバル」ではない、「レクイエム」としての「採火」だと公然と、明白に分かり、そのとおりの記憶として残るように、式次第、音楽、歌、言葉、鳴り物、衣服、車両、報道、記録等々、万事全般にわたり遺漏なきものとされたい。

 以上の通り、要請します。

敬具
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/877.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK280] <絶対おかしい ツギハギ「第4波」対策>菅首相のメンツがワクチン最優先の医療従事者を危険に晒す(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
23. 2021年4月13日 21:08:26 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[917]
綻びが 出ても続ける ツギハギを
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/248.html#c23
コメント [国際30] 東京五輪「一大感染イベント」になる恐れ 米紙評論記事で「最悪のタイミング」と指摘(東京新聞・共同) 蒲田の富士山
1. 2021年4月13日 21:08:31 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9456]
NYTが東京五輪開催に反対だということはバイデン政権も同じく反対だということだろうと思う。にもかかわらず五輪開催のお墨付きを得ようと訪米する菅首相。この認識のギャップはどこから来るのだろうかと思う。朝日新聞に対しては冷酷に接しつつバイデンに対しては犬のようについてゆく。そこにまともな論理的思考があるとはとても思えない。
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/448.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅「コロナ感染の波は想像を超えたもの」危機感もなく想像力欠如で日本漂流(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
12. 2021年4月13日 21:08:33 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[918]
お手伝い 暢気に構え 拡大を
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/249.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK280] <別に今始まったことではないが>フジテレビにまともな政治報道はもうできまい(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
38. 2021年4月13日 21:08:46 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[919]
インチキが 明るみに出る フジテレビ
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/250.html#c38
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
84. 2021年4月13日 21:08:52 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[920]
ばらしたる 厚労省の 嫌がらせ
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c84
コメント [政治・選挙・NHK280] <何一つ、明確な回答がなかった>6月末までに終わりっこない高齢者のワクチン接種 五輪に間に合わず(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
21. 2021年4月13日 21:09:07 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[921]
とても無理 間に合わないぜ 急いでも
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/252.html#c21
コメント [政治・選挙・NHK280] ワクチン接種「メリット」の正体(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
60. 2021年4月13日 21:09:13 : wdkhbuDMPY : REVlaC4xTGt5RVk=[137]
https://www.globalresearch.ca/media-censored-covid-19-early-treatment-options-reduced-fatalities-85/5742508
Media Censored COVID-19 Early Treatment Options that Could Have Reduced Fatalities by 85%. Prominent Medical Doctor

Dr. Peter McCullough also explained that given an 80% level of herd immunity, broad vaccination has ‘no scientific, clinical or safety rationale.’

一部抜粋
群集免疫とワクチン接種
テキサス州での集団免疫の計算では...現在、ワクチンの影響は80%にありません。
そして今日、より多くの人々がCOVIDを発症している。彼らも同様に免疫を獲得するでしょう。COVIDを発症した人は、完全で永続的な免疫を持っています。自然免疫には勝てません。自然免疫に勝つことはできませんし、その上にワクチンを接種して良くすることもできません。
COVIDで回復した患者にワクチンを接種する科学的、臨床的、安全的な根拠はありません,
検査する根拠もありません,と続けた。

私の妻と私はCOVIDに感染していません。なぜ私たちは外で検査をするのでしょうか?そのような検査をする理由は全くありません。
群集免疫が高いことを考えると、McCullough氏は、COVID-19を予防するための広範なワクチン接種による影響は、せいぜい最小限にとどまるだろうと述べた。

COVIDの回復した患者はたくさんいます。 彼らにはワクチンを見送ってもらい、ワクチンを切望している人たちに接種してもらいましょう。しかし、80%の集団免疫では、ワクチンの臨床試験では1%にも満たない......プラセボでは、実際にCOVIDを取得した人はいません。1%未満です。
ワクチンによる公衆衛生への影響は1%です。それがデータの示すところです。
私たちはすでに80%の集団免疫を持っているので、ワクチンで救われるわけではありません。

機械翻訳なので、ちゃんと訳して読んでね。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/234.html#c60

コメント [政治・選挙・NHK280] <ヤバイ連中ばかりだ!稲田元防衛大臣が会長>安倍前総理が原発新増設の議連顧問に(ANN) 赤かぶ
32. 2021年4月13日 21:09:27 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[922]
またも安倍 狂気の沙汰に 限りなし
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/254.html#c32
コメント [政治・選挙・NHK280] 現実に素直に対応して明るく暮らす(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
4. 2021年4月13日 21:10:10 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[923]
日本人 顰蹙を買う 世界から
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/255.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
30. 2021年4月13日 21:10:24 : 8ZOfzsUjXw : SmpsVDRtem00WS4=[924]
逆風に 上手く合わせる 出来レース
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c30
コメント [政治・選挙・NHK280] ワクチン接種率で取り残された日本「G7最下位」の最悪事態(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. 2021年4月13日 21:11:52 : Bk5meOlrFA : Wi5CUkRjbXBaVE0=[5]

毒物注射で3人が死亡している。
実数は恐らく100倍、300人ぐらいは死んでいるだろう。

◎>福岡の看護師。確実にワクチン打って他界だが隠蔽
https://twitter.com/jam2136/status/1378594334241562626
この女性、コロナ病棟で打ちたくないのに打たされたと!
夜勤に来ないから母親がアパートに行ったら、玄関にお弁当や仕事の鞄が置いてあり本人はソファーで女の子座りしてた。両手は上がってて よく見たら嘔吐、鼻血、他色々流れててすでに死後硬直

◎>ワクチン接種の女性死亡 くも膜下出血か 因果関係は評価できず
2021年3月2日 21時14分 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210302/k10012894331000.html
厚生労働省は、4日前に新型コロナウイルスのワクチンを接種した60代の女性が1日、死亡したと明らかにしました。国内で接種を受けた人の死亡が確認されたのは初めてです。死因はくも膜下出血と推定され、女性が接種を受けた医療機関は「接種との因果関係は現時点で評価できない」と報告しているということです。

◎>コロナワクチン、治験で死亡? http://wonderful-ww.jugem.jp/?day=20210306
「大学生の女の子が年末年始にあった治験に参加し、お風呂場で亡くなられたそうです。治験バイトは9万円だったとお友達がツィートされていたのを見ました。治験で亡くなられた方はオープンにはならないのでしょうか。悲しいですし心配です」・・・


毒チンの標的は、高齢者のみならず精神疾患・知的障害を持つ人を加えた。
麻生太郎の考えそうなことだ。

◎>日本 ワクチン優先接種の対象に精神疾患・知的障害を持つ人を追加 https://sptnkne.ws/FDTs
日本の厚生労働省の専門家部会は18日、新型コロナウイルスのワクチン接種の優先対象となる基礎疾患を持つ人の範囲に、精神疾患や知的障害を持つ人を追加することを決めた。

◎麻生太郎>人口削減を支援および促進する32の「エリート」のリスト
https://humansarefree.com/2018/10/list-of-32-elites-that-support-and-promote-depopulation.html
 5. Japan’s Deputy Prime Minister Taro Aso about medical patients with serious illnesses: “You cannot sleep well when you think it’s all paid by the government. This won’t be solved unless you let them hurry up and die.” ●●●●副首相は、重病の医療患者について次のように述べています。「政府がすべてを支払っていると思うと、よく眠れません。急いで死なせない限り、これは解決されません。」


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/258.html#c19

コメント [リバイバル3] audio identity (designing) 宮ア勝己  現代真空管アンプ考 中川隆
7. 中川隆[-5755] koaQ7Jey 2021年4月13日 21:14:41 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[58]
現代真空管アンプ考(その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=30130


真空管アンプではどうしても不可欠になってしまうトランス類、
これらをどう配置して、どう取り付けていくのかについて、
こまかく書いていこうとすると、どこまでも細かくなってしまうほど、
やっかいな問題といえる。

それに真空管アンプを自作される人ならば、
こうやって文章だけで伝えてもイメージされるだろうが、
自作されない方のなかには、なかなかイメージしにくいと思われている方もいるのではないか。

ここまで書きながら、もう少し具体的に、
もう少しイメージしやすいようにしたい、と考えていた。

なので、過去の真空管アンプで、
私が考える現代真空管アンプに近いモデルはあっただろうか、とふり返ってみた。

マランツの管球式アンプ?
マッキントッシュ?

いくつかのブランド名とモデル名が浮びはするが、
どれも違うな、と思う。

結局、QUADのIIが、意外にも、
私が考える現代真空管アンプに近いようにも感じている。

ここで考えている現代真空管アンプとは、
あくまでも自分の手でつくれる範囲において、である。

加工機械を駆使して、金属ブロックからシャーシーを削り出して──、
そういうことまでは、ここでのテーマではない。

もちろん理想の現代真空管アンプとは? ということは考えながらも、
個人でつくれる範囲に、どうもってくるのか。
それもテーマの一つである。

そういう視点で眺めてみると、
QUAD IIというモデルこそが、という想いが確固たるものになってくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=30130

現代真空管アンプ考(その28)
http://audiosharing.com/blog/?p=34357


現代真空管アンプをどうイメージしていくか。
こまかな回路構成について後述するつもりなのだが、NFBをどうするのか。

私は出力管が三極管ならばかけないという手もあると考えるが、
ビーム管、五極管ともなるとNFBをかけることを前提とする。

NFBはほとんどの場合、出力トランスの二次側巻線から初段の真空管へとかけられる。
信号経路とNFB経路とで、ひとつのループができる。
このループのサイズを、いかに小さく(狭く)していくかは、
NFBを安定にかける以上に、
真空管アンプ全盛時代とは比較にならないほどアンプを囲む環境の悪化の点でも、
非常に重要になってくる。

プッシュプルアンプならば、初段、位相反転回路、出力段、出力トランス、
これらをどう配置するかによって、ループの大きさは決ってくる。

信号経路をできるだけストレートにする。
初段、位相反転回路、出力段、出力トランスを直線状に並べる。
こうするとNFBループは長く(大きく)なってしまう。

初段、位相反転回路、出力段、出力トランス、
これらを弧を描くように配置していくのが、ループのサイズを考慮するうえでは不可欠だ。

QUAD IIのこれらのレイアウトを、写真などで確認してほしい。
しかもQUAD IIは、出力トランスと電源トランスを、シャーシーの両端に配置している。

やや細長いシャーシー上にこういう配置にすることで、
重量がどちらかに偏ることがない。

出力トランスと電源トランスの干渉を抑えるうえでも、
この二つの物理的な距離をとるのは望ましい。
http://audiosharing.com/blog/?p=34357

現代真空管アンプ考(その29)
http://audiosharing.com/blog/?p=34437


私がQUAD IIの詳細を知ったのは、
ステレオサウンド 43号(1977年夏号)掲載の「クラフツマンシップの粋」でだった。

QUADのアンプのことは知っていた。
トランジスターアンプの前に管球式のコントロールアンプの22、
パワーアンプのIIがあることだけは知ってはいたが、
具体的なことを知っていたわけではなかった。

記事は、井上先生、長島先生、山中先生による鼎談。
QUAD IIのところの見出しには「緻密でむだのないコンストラクション」とあった。

内容を読めば、そして写真をみれば、
この見出しは納得できる。

山中先生は
《とにかく、あらゆる意味でこのアンプは、個人的なことになりますけれども、一番しびれたんですよ。》
と発言されていた。

この時から、QUAD II、いいなぁ、と思うようになっていた。

43号から約二年後の52号。
巻頭に瀬川先生の「最新セパレートアンプの魅力をたずねて」がある。

そこで、こう書かれていた。
     *
迷いながらも選択はどんどんエスカレートして、結局、マランツのモデル7を買うことに決心してしまった。
 などと書くといとも容易に買ってしまったみたいだが、そんなことはない。当時の価格で十六万円弱、といえば、なにしろ大卒の初任給が三万円に達したかどうかという時代だから、まあ相当に思い切った買物だ。それで貯金の大半をはたいてしまうと、パワーアンプはマランツには手が出なくなって、QUADのII型(KT66PP)を買った。このことからもわたくしがプリアンプのほうに重きを置く人間であることがいえる。
     *
瀬川先生も、QUAD IIを使われていたのか──、
もちろん予算に余裕があったならばマランツの管球式パワーアンプを選択されていただろうが、
いまとは時代が違う。

マランツのModel 7とQUAD IIが、
瀬川先生にとって《初めて買うメーカー製のアンプ》である。

52号では、こんなことも書かれていた。
     *
 ずっと以前の本誌、たしか9号あたりであったか、読者の質問にこたえて、マッキントッシュとQUADについて、一方を百万語を費やして語り尽くそうという大河小説の手法に、他方をあるギリギリの枠の中で表現する短詩に例えて説明したことがあった。
     *
このころはQUAD IIを聴く機会はなかった。
意外にもQUAD IIを聴く機会は少なかった。

マランツやマッキントッシュの同時代の管球式アンプを聴く機会のほうがずっと多かった。
http://audiosharing.com/blog/?p=34437


現代真空管アンプ考(その30)
http://audiosharing.com/blog/?p=34452


QUADの22+IIの組合せを聴く機会には恵まれなかったけれど、
ステレオサウンドで働いていたから、QUADのトランジスター式のアンプをよく聴いた。

QUADのペアで聴くことも多かったし、
それぞれ単独で、他のメーカーのアンプとの組合せでも、何度も聴いている。

そうやってQUADのアンプの音のイメージが、私のなかでできあがっていった。
このことが、QUAD IIの真価をすぐには見抜けなかったことにつながっていったように、
いまとなっては思っている。

QUAD IIは22との組合せで、とある個人宅で聴いている。
他のアンプと比較試聴をしたわけではない。
あくまでも、その人の音を聴かせてもらうなかで、
アンプがQUADの22+IIであった、というわけだから、
その時の音の印象が、QUAD IIの音の印象となるわけではない。

それは十分承知していても、
私がQUAD IIを聴いたのは、このときとあと一回ぐらいだ。
どちらも22との組合せである。

22との組合せこそ、もっともQUADの音なのだが、
こうやってQUAD IIのことを書き始めると、QUAD II単体の音というのを、
無性に聴いてみたくなる。

おそらくなのだが、かなりいい音なのではないだろうか。
出力は公称で15Wである。
実際はもう少し出ているそうだが、
その出力の小ささとコンパクトにまとめられた構成、
そしてQUADのその後のアンプの音の印象から、
なんとなくスケール感は小さい、とどうしても思いがちだ。

実際に大きくはないだろう。
際立ったすごみのような音も出ないだろう。

それでも、フレキシビリティの高い音のような気がする。
このことはQUAD IIのアンプとしてのつくりとともに、
現代真空管アンプとしての重要な要素と考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=34452


現代真空管アンプ考(その31)
http://audiosharing.com/blog/?p=34496


QUAD IIと同時代の真空管アンプ、
たとえばマランツのModel 5と比較してみたい。

比較といっても、その音を聴いてどちらかが優れているとか、
こんな音の特徴もっているとかいないとか、そんなことではなく、
現代真空管アンプ、それもオーディオマニアが自作できる範囲でのあり方を、
二つのアンプを比較して考えていきたい、というものである。

マランツの管球式パワーアンプは、
Model 2、Model 5、model 8(B)、Model 9がある。
Model 8(B)だけがステレオ仕様で、あとはモノーラル仕様である。

QUAD IIもモノーラルである。
QUAD IIの発表は1953年。
Model 2は1956年、Model 5は1958年である。

QUAD IIの出力管はKT66で、マランツはEL34である。
出力はQUAD IIが15W、Model 2が40W(UL接続)、Model 5が30W。

外形寸法は、QUAD IIがW32.1×H16.2×D11.9cm、
Model 2はW38.1×H16.5×D24.1cm、Model 5はW15.2×H18.7×D38.7cmで、
QUAD IIと比較するならばMODEL 5である。

マランツのModel 2、Model 5は、シャーシー構造がいわゆる片持ちといえる。
底板にゴム脚が四つあるが、これらはトランスの重量を支えるためといえる場所にある。

Model 2はシャーシー上後方にトランス(重量物)をまとめている。
手前に真空管が立っているわけだが、
この部分はトランスを支えるシャーシーにネジで固定されたサブシャーシーとなっている。

そして、このサブシャーシーの下部にゴム脚はない。

Model 5はサブシャーシーという構造はとっていないが、
真空管が立っている箇所の下部にゴム脚はない。

Model 8(B)、Model 9はオーソドックスな位置にゴム脚がついている。
http://audiosharing.com/blog/?p=34496

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1159.html#c7

コメント [原発・フッ素53] 福島第一原発の放射能汚染水を海洋放出を決定・・・そんなに安全と言うなら、まずは東京湾に流したらどうだ!!  赤かぶ
102. 2021年4月13日 21:17:19 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[783]
ところで国会で安倍晋三が共産党の議員が原発の危険性について質問した時に「原発は5重の壁に守られているので絶対に放射能漏れの事故は起こりません」と答弁していたのがその5重の壁は全て破られ1、2、3号機すべて爆発し4号機も放射能漏れを起こした。つまり稼働中の原発は全て壊れた。

多摩散人ならぬデマ散人くん、その話はどうなったのかな。

今も何十万人が住む場所を追われたままなのだが。


http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/432.html#c102

コメント [政治・選挙・NHK280] 中国の人権弾圧を黙認する公明党の罪 池田大作と周恩来の縁がそんなに大事か(デイリー新潮) 赤かぶ
50. 2021年4月13日 21:18:40 : IG7i1y9FGA : c3BVOGpNVkg1em8=[5]
>>44さん
「南方都市報」は中国共産党の機関紙ということです。
つまり中国は1983年の死刑の情報を2013年に出してきたということです。ということは現在の中国における死刑の情報は30年後にならないとわからないということです。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/247.html#c50
コメント [自然災害22] 動物の鳴き声 地震の警鐘(東京新聞・河北新報) 蒲田の富士山
2. 蒲田の富士山[614] ipeTY4LMlXiObY5S 2021年4月13日 21:19:53 : ThU5Gy6dsg : UWU5VlZ1UlRBak0=[42]
地下爺さま
 
コメントありがとうございました。
 
以下訂正

いつまは「ケーン、ケーン」と鳴いているキジが、
     ↓
いつもは「ケーン、ケーン」と鳴いているキジが、
 
以上
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/820.html#c2

コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
20. 2021年4月13日 21:20:06 : 6cx8Iy8oRU : bWF5LjlsUndLN3M=[8]


 ★【 安全だから五輪のサーフィンやトライアスロンの「会場=海」に流せば! 】★

  
   WHOも国連もグルだから、どう反応するんだか見ものだなぁ!!

  ================================

 ★【 安全だから水泳の「プール」に入れれば!】★ Srで池江さんがまた再発だろう!!

  ================================

★【 安全だから猛暑に「霞が関と永田町」で散水すれば涼むぞ! 】★

 ===================================

 ★【 安全だからアホウの妾の店2軒で「水割り」に入れれば! 】★

 ====================================

 ★【 安全だから8股不倫の合コン会場でハイボールに使えば!!】★

 =====================================

 東大の大原君!! 出番だぞ!!

 欧州の人はPuをコップの水に入れて、毎朝ガブガブ飲んでるので、風邪もひかない
 ほど健康だ!!

 そうだから、大原君、東大教授の名に懸けて、飲んであげれば!! 凄いな!東大!!

 ============================

 “クリーンで安全な原子力発電!”

  WHOや国連もグルになって世界中でキャンペーンをしたさ。
  CO2の温暖化詐欺とそっくりだなぁ。

 ・・・・・・・・・・・・・
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127052] kNSCqYLU 2021年4月13日 21:30:30 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25830]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[127053] kNSCqYLU 2021年4月13日 21:32:36 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25831]

https://twitter.com/yukitarowww/status/1381873431986102275



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
31. 2021年4月13日 21:34:19 : S7fHVv1qiQ : eEprTEdqcWViLlE=[30]

紹介します
哲学系ユーチューバーじゅんちゃんの哲学講義
 https://www.youtube.com/watch?v=oy4ImHXJ_4o

判りやすく鋭い定義
(ただこの「じゅんちゃん」は数多くの貴重な情報を陰謀論と指摘しまくる問題点は
 あるが)



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[127054] kNSCqYLU 2021年4月13日 21:34:27 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25832]

https://twitter.com/oT9OkYeJclSG5yi/status/1381879060599435267



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[127055] kNSCqYLU 2021年4月13日 21:36:12 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25833]

https://twitter.com/vouaobrasil/status/1381900823966314496



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[127056] kNSCqYLU 2021年4月13日 21:38:27 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25834]

https://twitter.com/sstt6532/status/1381861276641488898



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c5
コメント [カルト31] カレ・そろそろビルービーム計画のUFO詐欺が幻想的に始まり、同時に株価崩壊とネサラという財産没収と戦争詐欺が一挙に始まる。… ポスト米英時代
5. 2021年4月13日 21:39:29 : Ml84C4I6n2 : bWtXdHk4bTEwek0=[24]
カレイドは向こう側の人間じゃないですか?もう何年も前にブックマークから削除したので最近は見てないですが、なんかDS側を賛美してるように感じたので。
「もう人類はNWOからは逃れられないので諦めろ」と言ってるような気がしたので。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/648.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
85. 2021年4月13日 21:41:20 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[784]
ここ阿修羅の掲示板というのにPCR検査の否定派がずいぶん多い。

ところでそんな方針でコロナに立ち向かった国がその後患者が激増して方針転換したのか知らないようだな。ブラジル、スウェーデン。今も苦しんでいる。

皆さんの嫌いな中国それに友好的とされる台湾はコロナ患者を最小限に抑えているがそれらの国は徹底的にPCR検査をやったわな。

それにしても日本はアホが多いな。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c85

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
86. 2021年4月13日 21:45:21 : 0RsfHmiGNE : REtkek9WLldzNE0=[3]
案の定バイト書き込みが湧き出てるが、>>83 みたいな訳もわからずにCt値Ct値書いてる書き込みを読む前に、まずこの投稿に目を通されたし

>リアルタイムRT-PCRの検証
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/590.html
>投稿者 クエ−サ−X1 日時 2021 年 4 月 02 日 22:30:23: zkmpfPUW3JyLw g06DR4F8g1SBfFgx

なお、検査スンナ派の筆頭がTwitterでこんなことを書いてた

>83みたいなのは擬陽性擬陽性と騒ぎ立てるが、現実には擬陰性の方がはるかに問題だという話

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c86
コメント [日本の政治U2] 加藤官房長官「米国の核抑止力が不可欠」 先制不使用宣言で「日本の反対」巡り(東京新聞) 蒲田の富士山
2. 2021年4月13日 21:49:24 : oTswp9pZkQ : QU4uRWxXVHRNd0k=[150]
この問題に関しては、日本人がいかに不正直で嘘つきであるかということを明確にしている。
 そのことを個人個人がどう考えるかが、そしてそれを議論していくことがひつようであろう。

http://www.asyura2.com/15/gaikokujin2/msg/117.html#c2
コメント [雑談・Story41] 冬になった その67 蒲田の富士山
297. 蒲田の富士山[615] ipeTY4LMlXiObY5S 2021年4月13日 21:52:40 : ThU5Gy6dsg : UWU5VlZ1UlRBak0=[43]
もうそろそろ、冬をお終いにしないと、と思う。
 
お終いに、これなんか如何?

https://www.youtube.com/watch?v=x5Ki7eT7AzA
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/859.html#c297

コメント [政治・選挙・NHK280] <別に今始まったことではないが>フジテレビにまともな政治報道はもうできまい(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
39. 2021年4月13日 21:58:34 : wlMnkqCnYY : WDJuc0hPdExHNm8=[9]
フジTVには「時短命令」を発するべき!
併せてテレビ朝日「モーニングショー」(に代表される「コロナ」大本営発表のような報道体制)にも!
半世紀来の、左派としての志操をいっさい曲げていないが(からこそ、かもしれない)、「コロナ」については、「政治地図」はまったく闇の中に入った。
立憲はなぜ「ゼロコロナ」などという、どうしようもない戯言を言い始めたのか?
まさか、「いずれ反対勢力、情勢が変わればすぐ取り下げるか、曖昧にしてしまえばよい」程度の認識なのだろうか?
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/250.html#c39
コメント [原発・フッ素53] <漁業の危機だ!>政府、汚染処理水の海洋放出決定 2年後に実施見通し(毎日新聞) 赤かぶ
46. 2021年4月13日 22:07:44 : 6cx8Iy8oRU : bWF5LjlsUndLN3M=[9]

>>ストロンチウム90を含む核汚染物質がトリチウム、トリチウムと喚くことで隠されている。

>本来は アルプスで濾過して トリチューム水だけになるところが 
> どうせ いい加減なアルプス処理で ストロンチュームも 濾過できていないだろう

<Srその他mU,Pu,Am,I-129と何でもあり。

 ========================

 直ぐに目詰まりしてほとんど機能していない。
 もう一度、タンクの汚染水をALPS処理し直せばいい。
 有機物=浮遊物は沈殿してるからやりやすいだろう。
 フィルターを通してからやればいい。

 ======================

 ★;Srは単体では存在し難い〜測定のSrは単体のものだけだろう。

 Cs,U,Pu,Am,I-129など何でもも複合体だ。
 半数は塩酸溶性のCsボールで半数はSiでの有機Csボール。
 あらゆる放射性核種の複合体であることは、放射化学論文が多数出ていたべ。

 ==========================
 
 塩酸溶性のCsボールは「水または塩酸=胃液で溶ける」もので、タンク内に
 たっぷりあるだろう。

 ALPSじゃ、有機Csボールは除去は困難だろう。
 これが生体濃縮されると、脳でもどこでも蓄積されやすいので危険だ。

 ============================

 ALPSの
 ゼオライトって、これじゃ、直ぐに目詰まりするさ、ダメだこりゃ!!
 https://jza-online.org/about/q3

 
 ★【 未だ未だ改良途中だべ!】★
 
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaie/28/3/28_51/_pdf/-char/ja
    ↑    ↑   ↑   ↑
   まとめはこうだ!!
    ↓    ↓
 『ゼオライトを核とした吸着剤の【 開 発 】の取り組みが、被災地の復興、
  更には、地球環境保護の一助になれば幸いである。』
  ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
 2017年の論文。【 課題が一杯でまだまだ未完成。】
 しかも、この論文はきれいな汚染水での条件が特別なものだろうなぁ。
 すぐ目詰まりで、実際にはかなりいい加減だろうに〜〜!

 ・・・・・・・・・・・・・
 
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/437.html#c46

コメント [政治・選挙・NHK280] 65歳以上ワクチン接種開始 なぜ高齢者は副反応が少ない?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 2021年4月13日 22:08:35 : wdkhbuDMPY : REVlaC4xTGt5RVk=[138]
65歳以上ワクチン接種開始 なぜ高齢者は副反応が少ない?

答え:すぐ、死ぬから。死んでも、因果関係は認められないから。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/260.html#c11

コメント [リバイバル4] ウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプ 中川隆
32. 中川隆[-5754] koaQ7Jey 2021年4月13日 22:09:24 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[59]
audio identity (designing)宮ア勝己

Date: 2月 16th, 2019
Western Electric 300-B(その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=28228


ウェスターン・エレクトリックの300Bの再生産がようやく始まる。
30年ほど前にも、ウェスターン・エレクトリックの300Bは再生産された。

その後、300B同等管が、いくつかのメーカーから登場している。
どのメーカーの300B互換球が音がよいのかも話題になっている。

どの300Bがどうなのか、比較試聴する機会はないのでなんともいえないが、
音と同じくらいに気になるのは、ぞの外観である。

ガラスの形状の違い、
ベースの色の違い、
ベースに印刷されている文字、
それからモノによってはガラスにも印刷されていたりする。

そういったことがすごく気になる。

やっぱり外観は、ウェスターン・エレクトリックの300Bがいちばんである。
ベースが黒の300Bも各社から出ているが、
どうにもガラスの形状、特に肩の部分の曲線の違いが、いつも気になっていた。

今回再生産される300Bのプレオーダーは始まっている。

300B(一本)が699ドル、
マッチドペアが1499ドル、さらに四本マッチングしたものだと3099ドルとなっている。

日本からだと、直接のオーダーはできない。
輸入元エレクトリ経由となる、とのこと。

300B再生産のニュースは昨年秋ごろに知った。
ウェスターン・エレクトリックのウェブサイトをみると、
以前は完実電気が輸入元だったが、エレクトリに変更になっていた。

けれどエレクトリのサイトをみても、ウェスターン・エレクトリックのことはどこにもない。
今日もエレクトリのサイトをチェックしたけれど、なかった。

エレクトリが扱う(はずである)。
http://audiosharing.com/blog/?p=28228


Western Electric 300-B(その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=28230


オーディオ店を通じて、エレクトリへの予約された方によると、
製造が始まるのは来月からで、日本に入ってくるのは夏以降とのこと。

管球王国では、きっと秋以降の号で、300Bの比較試聴を行うだろう。
どの時代の300Bが音がいいのかは、昔から話題になっていた。

一般的には刻印の300Bがいいことになっている。
何度か聴いているが、確かにいい。

けれど伊藤先生によると、必ずしも刻印が常に最高とは限らない、とのこと。
比較的新しい300Bでも、音のいいのがある、とはいう話を伊藤先生から直接聞いている。

伊藤先生ほど300Bという真空管にぞっこんだった人はいない。
その伊藤先生がいうことである。

伊藤先生によると、音のいい300Bは触ってみるとわかるそうだ。
どこが見分けるポイントか、そういうことではなく、
手にとった瞬間、いい音をだしてくれそうな300Bは直観でわかる、とのこと。

これは伊藤先生だからいえることであり、
ものすごい数の300Bにふれ、アンプを作ってきた人だからいえることである。

今回の再生産について、あれこれいう人はいるだろう。
裏事情を知っている人もいよう。
いまはブランドが売り買いされる時代である。

そういう時代において、昔のブランドの威光がどれほどあてになるか。
そんなことはいわれなくともわかっている。

そのうえで、今回の300Bの再生産は、私にとっては嬉しいニュースのひとつである。
http://audiosharing.com/blog/?p=28230

Western Electric 300-B(その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=28232


今回の300Bは、けっこう売れるんだろうなぁ、と思う。
メーカー製の300Bのアンプを使っている人、
真空管アンプを自作している人(ここにはメーカーも含まれる)、
それからオーディオを投資として捉えている人などが買う。

私は、再生産されるのは300Bだけなのか、と思ってしまう。
どのくらい前だったかは忘れてしまったが、
ウェスターン・エレクトリックによる274B、310Aの再生産のウワサもあった。

私はいまでも300Bのアンプでいちばん美しいたたずまいをもつのは伊藤先生のシングルアンプだ、
と思う人間である。

たとえメーカー製の、お金をかけた300Bのアンプであっても、
伊藤アンプのたたずまいに並ぶモノはない。

そうなると300Bだけでなく、274B、310Aも再生産してほしい。
274B、310A(特にメッシュタイプ)は、300B以上に入手が難しくなっている。

310Aの再生産はまずない、と思っている。
300Bと違い、それほど数が出るとは思えないからだ。

整流管の274は、310Aよりは売れるだろうが、
300Bのアンプを作っているメーカー、個人にしても、
必ずしも整流管を使うわけではない。

ダイオードのほうが内部抵抗が低い、レギュレーションがよくなるから、ということで、
整流管は時代遅れだという考えの人もいる。

それに274は整流管の中でも内部抵抗は高い。
私にすれば、だからこそ、と考えるわけだが、
人の考えは人の数だけあるのだから、それはそれとしかいいようがない。

そういう状況において、いま300Bのアンプを自作するならば、
私ならばシングルアンプは選択しない。
どうやっても伊藤先生の300Bシングルアンプのたたずまいに追いつけないからだ。

ならばプッシュプルアンプだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=28232

Date: 3月 1st, 2019
Western Electric 300-B(その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=28321

300Bのアンプで、シングルかプッシュプルか。
フィラメントの点火という点も、プッシュプルを選択する理由のひとつだ。

300Bのシングルアンプだと、どうしても直流点火が必要となる。
そんなの簡単ではないか、と考える人もいるだろうが、
以前書いているように、直流点火にはいくつかの方法があり、
比較的簡単に直流点火が可能なのは、三端子レギュレーターによる定電圧点火である。

ハムもすんなりなくなる。
けれど三端子レギュレーターによる定電圧点火は、すすめられない(やりたくない)。
音がいい、とは思えないからだ。

以前書いていることなので詳細は省くが、
定電圧点火ではなく定電流点火すべきであり、
三端子レギュレーターによる定電流点火も可能だが、これもすすめられない。

定電流点火をきちんとやろうとするならば、
ラジオ技術に石塚峻氏が発表された回路こそがすすめられる。

とはいえ定電流回路は、意外に難しい。
ここでは詳しくは述べないが、実際に定電流点火を試みようと、
あれこれ考えてみると、大変さは作らなくても実感できる。

それに出力管の300Bを定電流点火するならば、前段の真空管も定電流点火したくなる。
そうなるとさらに大変なことになる。

ならばいっそのこと交流点火でいけるプッシュプルでいいではないか、と思う。
けれど、ここで考えるのは、300Bはアメリカの真空管である、ということだ。

アメリカの電源周波数は60Hzである。
東京は50Hzである。

別項「日本のオーディオ、これまで(ラックスのアンプ)」で指摘したように、
アメリカのアンプは60Hzで聴いてこそだ、と思っている。
同じ理由で、300Bも交流点火ならば、60Hzで聴いてこそなのだろう、と思うわけだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=28321

Western Electric 300-B(その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=28336


私が考えている300Bプッシュプルアンプは、
別項「現代真空管アンプ考」で書いていることとは、また別のモノだ。

究極の300Bプッシュプルアンプを、と考えているわけではない。
なんといったらいいんだろうか、気の向くままに作ってみたい、と思っている。

プッシュプルアンプも突き詰めて考えれば、
出力トランスそのものがプッシュプル動作をしているのか、まで考えていくことになる。
そうなってくると、出力トランスをどこかに特註ということになる。

そこまでやるのならばフィラメントも定電流点火にしたくなる。
出力管の300Bだけでなく、電圧増幅段の真空管も定電流点火──、
ここまでくると電源トランスも、ヒーター(フィラメント)用に専用トランスということになる。

そんなふうにだんだんと大がかりなモノになってしまう。
そういう世界のアンプを追求することもまた楽しいが、
私は300Bプッシュプルアンプに、そんなことは求めたくない、という気持がある。

300Bの固定バイアスでなく自己バイアスでいい。
出力トランスも市販のモノから選びたい。
そうなってくると、プッシュプルの平衡度を厳密に考えようとは思わないから、
電圧増幅段、位相反転回路の構成も変ってくる。

入力にトランスを使えば、そのまま一段増幅し、出力段(300B)という構成になる。
真空管の数も少なくてすむし、位相反転回路も要らない。

プッシュプルアンプとして、シンプルな、理にかなった構成なわけだが、
そんなアンプが作りたければ、それは「現代真空管アンプ考」でのアンプとしたい。

それにそんなプッシュプルアンプだと、出力トランスのことが再び気になってきて、
大げさ、大がかりなプッシュプルアンプへと発展してしまう。

そうなるのを抑えたい、
そんな気にならなくなるアンプを目指したい。
http://audiosharing.com/blog/?p=28336

Western Electric 300-B(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=28344


そういう300Bプッシュプルアンプならば、ウェスターン・エレクトリックの300Bでなくとも、
数多くある互換球の300Bでいいじゃないか、という考えをもつ人はいよう。

ウェスターン・エレクトリック以外の300Bでは、PSVANあたりかな、と思いはする。
それでも実際にPSVANの300Bで作ろうとしたら、
私のなかにあるウェスターン・エレクトリックの300Bの印象へと少しでも近づけようとする。

そうなるとフィラメントの点火も、定電流点火にしたくなる。
ウェスターン・エレクトリックの300Bと、それ以外の300Bの音の違いは、
理由はあれこれあるだろうが、そのひとつとしてエミッションに起因しているような気もする。

そうであれば安定化という意味でも、
ウェスターン・エレクトリック以外の300Bだと定電流点火にしたくなる。

つまり定電流点火をやらなくするためにも、
私にとってはウェスターン・エレクトリックの300Bなのである。

それじゃ300Bのフィラメントの点火には何も工夫しないかというと、
いくつかのことはやろうと予定している。

ひとつは、別項で何度も書いているCR方法である。
この方法は、スピーカーユニットに対して、これまで効果的であった。
同じことを300Bのフィラメントにも試してみたい。

300Bのフィラメントの定格は5V、1.2Aである。
つまり直流抵抗は約4.16Ωである。

300Bのフィラメントに対して、
4Ωの無誘導巻線抵抗と4pFのコンデンサーを直列接続したものを並列に接続する。

まだ他の真空管でも試していないが、何らかの効果は得られる(はず)と確信している。

同じことを電源トランスの巻線、
つまりフィラメント点火用の巻線にも施す。

あとはフィラメント用の配線材に銀線を使ってみたい。
このくらいのことならば、大がかりではない。

もう回路も決めてある。
コンストラクションもおおまかに決めている。
http://audiosharing.com/blog/?p=28344


Date: 3月 18th, 2019
Western Electric 300-B(その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=28492


誠文堂新光社から1987年に出た伊藤先生の「音響道中膝栗毛」の巻末に、
300Bのプッシュプルアンプの回路図が二つ載っている。

一つはウェスターン・エレクトリックのTA4767をベースにしたモノ、
もう一つはテレフンケンのV69aをベースにしていて、
どちも真空管は前段に348A、出力段に300B、整流管には274Bを使っている。
真空管の本数も348A、300Bが二本ずつ(片チャンネル)で、274Bが一本と同じ。

さらにどちらも入力トランスを搭載している。
けれど前段(348A)の使い方が、この二つの300Bプッシュプルアンプでは違う。

V69aをベースにしたアンプは、
入力トランスからの信号を348Aにそのまま渡している。
つまり前段、出力段ともにプッシュプル動作となっていて、
位相反転回路はない。

入力トランスを使うからこそ、これ以上真空管の本数を減らせないといえる回路で、
伊藤先生は《回路が簡単で安定性が良好であるから》と書かれている。

以前、別項で書いているように、私は349Aのプッシュプルアンプを製作しようとしていた。
その時、V69aと同じ回路構成で作ろうと考えてもいた。
348Aもメッシュタイプも手に入れていた。

プッシュプルアンプならば、こういう回路がいちばん理に適っている、ともいえる。
なのに、考え直した。

伊藤先生の、TA4767をベースにした300Bプッシュプルは、
348Aの前段で位相反転を行っている。
しかもここでの位相反転回路はカソード結合型ではなく、
オートバランス型と呼ばれる回路の一種である。

入力トランスからの信号を上側の348Aが受け増幅する。
この348Aの出力は二つに分岐され、一つは300Bへ、
もう一つは抵抗分割回路を経て、下側の348Aに渡される。
下側の348Aの出力が下側の300Bへと行く。

つまり上側の信号経路は348A→300Bなのに対し、
下側は348A→抵抗アッテネーター→348A→300Bとなる。

そのため部品数はV69a型アンプよりも多くなる。
当然配線もその分複雑になる。
http://audiosharing.com/blog/?p=28492


Date: 3月 18th, 2019
Western Electric 300-B(その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=28500


それにしても、ウェスターン・エレクトリックはこういう回路にするのだろうか。
ウェスターン・エレクトリックの機械は、映画館で使われる。
つまりお金を稼ぐ機械である。

だからこそ、音と同じくらいに信頼性の高さが求められる。
故障しにくいこと、故障したとしても修理がすばやく確実に行えること。
そういったことが求められている。

にもかかわらずのTA4767は部品点数を増やし、配線を複雑にする回路を選択している。
故障は部品点数が少なければ発生率は低くなるし、
簡単な回路で配線がシンプルであるほど、修理もしやすくなる。

なのにウェスターン・エレクトリックはそうしない。
そういう回路構成のアンプもある。
けれどそうでないアンプの方が多い。

私が初めてきいた伊藤先生製作のアンプ、
ウェスターン・エレクトリックの349Aのプッシュプルアンプは、
ウェストレックスのA10の回路をベースにしたもので、
位相反転にはオートパランスの一種といえる回路を採用している。

A10も、上側の信号経路と下側の信号経路とでは、信号が徹真空管の数が違う。
もちろんA10も入力トランスを備えている。

こうなるとウェスターン・エレクトリックは意図的に、
上側と下側の信号経路が、いわばアンバランス的になるようにしているとしか考えられない。

あえて、そんなことをするのか。
本当のところは設計者に訊くしかないけれど、もうそれは無理なこと。
想像するしかないことだが、結局のところ、音のはずだ。

伊藤先生はTA4767型の300Bプッシュプルアンプを、《作って見て納得した》と書かれている。
頭で考えれば、V69a型300Bプッシュプルアンプのほうが、
特性的にも音的にも、TA4767型よりも優秀である、ということになる。

けれど、音は理屈で推し量れるとは限らない。
だから私が作りたい300Bプッシュプルアンプは、そういうアンプである。

348Aも310Aも、いまではいい球が入手し難い。
だから私はウェストレックスのA10型の300Bプッシュプルアンプを構想している。
http://audiosharing.com/blog/?p=28500

Date: 4月 11th, 2019
Western Electric 300-B(その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=28675


ウェストレックスのA10は、初段が6J7(五極管)で、
位相反転回路が一種のオートバランス型で、ここには6SN7が使われている。

そして出力段が350Bのプッシュプル(五極管接続)となっている。
350Bを四本使用のパラレルプッシュプルがA11である。

実際には6J7による前段回路が、初段の前にあるが、
一般的なオーディオアンプとして、A10のレプリカの製作記事では、
この6J7による回路は省かれる。

伊藤先生が無線と実験に発表された349Aのプッシュプルアンプは、
初段がEF86、位相反転回路がE82CC、出力段が349Aとなっていて、
やはり前段の6J7の回路は省かれている。

NFBは出力トランスの二次側からではなく、出力段からでもなく、
位相反転回路から初段へとかけられている。

A10そのままの回路では、300Bの深いバイアス電圧に対して十分な電圧とはならない。
6SN7による位相反転回路の出力電圧は上側の6SN7が30V程度で、
下側は2V弱高くなる。

30Vちょっとでは300Bには足りない。
だから位相反転回路と出力段のあいだにE80CCによる増幅段を挿入する。

信号部には、300Bの二本を含めて、計五本の真空管を使う。
電源部もダイオードではなく整流管にするから、
真空管は六本使うことになる。

この回路で300Bプッシュプルを作りたい、と考えている。
300Bは固定バイアスではなく、自己バイアスにする予定。

NFBのかけ方も、A10に準ずる。
出力トランス、出力管からNFBを戻すようなことはしない。

もちろんそうしたほうが周波数特製も歪率も良くなるのはわかっていても、
そういうことは、ここでの300Bプッシュプルアンプには必要ない、と決めてかかっている。
http://audiosharing.com/blog/?p=28675

Date: 4月 14th, 2019
Western Electric 300-B(その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=28691


6SN7による位相反転回路と出力段300Bとのあいだに、
E80CCによる増幅段を挿入するのであれば、
最初からE80CCの前段に入力トランスをおくことで、
ノイマンのV69aと同じ構成にすることができる。

こちらのほうが回路的にもすっきりしていて、信号が通る真空管の本数も少なくなる。
しかも私が考えているA10型300Bプッシュプルアンプにも、入力トランスを使うつもりだから、
よけいに6J7、6SN7による増幅段建位相反転回路は不要──、
そう受けとられがちになるだろう。

別項の「現代真空管アンプ考」で書いている(目指している)アンプならば、
そういう構成にするけれど、ここでの300Bプッシュプルアンプは、
そういうアンプはまったく考えていないし、
聴き手である(作り手でもある)私自身の、音楽の聴き手としての生理というか、
もっといえばオーディオマニアとしての生理、本能といったものに、
直截に向きあってのアンプに仕上げたいからである。

向きあって、と書いた。
(むきあって)は剥きあって、でもある。

剥くことによって、仕上げられるアンプというものがある、と考えるからだ。
それに剥くは無垢でもあり、
誰かに聴かせるためのアンプではない。
http://audiosharing.com/blog/?p=28691

http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/107.html#c32

コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
21. 2021年4月13日 22:12:45 : iTPxfVWitI : Z3dSUEtLeWVXeS4=[3]
>また、これまでに1,000基超のタンクに溜まった汚染水は放出できたとしても、汚染水が発生する元を断つことができていないから、引き続き1日あたり140万トンほど汚染水が増え続ける。

いくら何でも、1日あたり140万トンは大きすぎる数字でしょう。

>1基で1,000トンの汚染水を貯えるタンク
に1日で1400基が満タンになるの?10年分の1000基より1日で多くなってしまうが。
こういう数字は、きちんとしてもらわないと、情報に不信感をもたれるだけ。

10年で1,000基超だから、1年で100基ほどで、1基で1,000トンだから、10万トンくらい。
タンカー1隻に十分載せられるんだから、毎年、タンカーを1隻仕立てて、はるか沖合の日本領海、南鳥島か硫黄島近くで深海に投棄すれば、浅いところに来るまでに1000年ほどかかるそうだから、トリチウムの半減期から十分に減衰して問題なくなるのでは。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
87. 2021年4月13日 22:16:47 : 8pKh4md53c : NTZmNnBlczJtdk0=[84]
>>82
偽陽性1%というのは特異度99%のことだろうか?
これはあくまでカタログ値のようなもので実際に行われる検査時における偽陽性率を示すものではない。

実際の測定ではバックグランドが有る為、精度は測定ごとに異なる、またCt値によっても大きく異なる。 だから精度を問題にするならCt値を考慮するのは必須であろう。

PCR検査の偽陽性は信頼性がないとしてポルトガルのみならずオーストリアでも不適の判決となっている。
https://seibo-archive.com/2020/11/23/pcr/
https://greatgameindia.com/austria-court-pcr-test/

判決に提示された論文から考えればCt値35でもまったくまともな精度は得られない。それどころか日本での検査では現状でCt値 40である。 信頼できるはずもない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c87

コメント [医療崩壊6] なぜ満員電車でコロナに感染しないの?→PCR検査しないから(健康姫) HIMAZIN
9. 2021年4月13日 22:22:36 : NVJ7yZqnz2 : NVlCNkxhZng0cS4=[4]
>IC製造現場では困って有機物やウイルスを除去するために強力な紫外線2537Åとかで表面を殺菌されてます

なんかピンとこないですね。
有機物は紫外線を当ててもそのまま残るし、ウイルスも紫外線を当てても死骸が残るような気がしますが?
そういう死骸とかも含めて、ナノバブル等を使って最後に洗い流していると記憶しています。
253nmの紫外線はIC関連だと殺菌では無くEPROMのメモリイレースに使ってますね。

>恐らく高精度のメンブランフィルターを用いても完全無欠のPCR用の薬液を作るのは不可能でしょう。

製造段階で、ウイルスが混入するとは考えづらいですね。もし混入する可能性があるなら、陽性になった人はPCR検査を複数回行えば良いと思います。


>従って開発者の先生はPCRはウイルスの検査や判定に絶対に使うなと言い残してご他界されました。

この発言は武田邦彦氏の虚偽のようです。
同じような内容の英語のツイートがロイター通信、Facebook、ポリティファクト、オーストラリア通信社AAPのファクトチェックを受けて虚偽であると認定されました。
武田邦彦氏もTV番組でその根拠を問われるとしどろもどろに意味不明なことを言ってたようです。

ちなみにキャリー・マリス氏の似たような発言に以下のものがあります。
「PCRは定性的に物質を識別することを目的としているが、その性質上、数を推定するのには適していない」
「この検査はウイルスの遺伝子配列を検出できるが、ウイルスそのものは検出できない」

http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/607.html#c9

コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
22. 2021年4月13日 22:23:28 : JP6g8hVtoU : SExaUjZ1aWNGY1k=[1]
東電の役員や経産省の役人と閣僚が自分で飲んでから安全と言ってくれ。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c22
記事 [ペンネーム登録待ち板7] 騒乱学生
2021年4月13日、午後6時10分頃、新町駅のホームで複数の高校生らしき集団がものすごい大声を出して騒いでいた。この駅は無人駅ではなく駅員がいるが、何もしない。この高校生らしい集団は人数が5人程度ですべて男子高校生のようだった。この駅では線路を挟んで、電車のホームが二か所ある。私は改札口近くのホームで電車を待っていた。異常に大声を出して騒いでいる連中は、いつも中央の改札口から離れた場所にあるホームで騒いでいる。しかも川行きの下りではなく、名古屋方面に向かう上りの電車に乗り込むことが多い。多い時には10人以上にもなる。大声で騒いでいるのは何もこの日だけではなく、毎日のように騒いでいる。この時間帯はかなりの数の利用客がいる。市役所の職員や中部電力の社員や、それこそ周辺のいろいろな会社員が駅に集結する。つまり多くの乗客がこの学生集団の行動を目撃している。どこの学校の生徒か不明だが、改善してほしい。この時この学生らが発した言葉は「うっとうしい」とか、「消えろ」とかそういう物騒な喧嘩を売るような脅し文句だった。大阪で爆発的にコロナ感染者が増えたことによる影響なのか、それとも自粛生活によるストレスなのかわからない。とにかく驚いてしまう。何よりも不思議なのは周囲の人間が誰も注意しないことだ。すべてが見て見ぬふりをしている。駅員も何もしないし、警察も何もしない。誰もが知らぬ顔だ。しかし、怖がっている人もいる。こういうのは放置するべきではない。
http://www.asyura2.com/13/nametoroku7/msg/904.html
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
88. 前河[5803] kU@JzQ 2021年4月13日 22:26:33 : MtFHyc3CNA : L01pQW5mYzVub0U=[100]
>>70 >>73

>PCR検査に関してどのような決着がついているのでしょうか?

既に>>68で説明済み。PCR検査は偽陽性も偽陰性も出たりして完璧な検査法ではないが、医者はPCRだけに頼ってコロナ感染症を判定している訳ではなく、今までの症状や体調など総合的に判断している。

10日位経って症状が治まると、陽性が出ても退院させている。


つまり、PCR検査に関しての決着とは、

コロナ感染症患者を治療する上で問題なく扱う事が出来るので、検査の精度のみを取り上げて文句をつけても意味がない。実戦で十分に役に立ってるのだから。

という意味だよ。

わかりましたか?

PCR検査の精度が滅茶苦茶なら今頃病院は大混乱で大変な騒ぎになってるよ。

検査というのは、どう使われどう利用されて、治療に役に立っているかが大事なんであって、 PCR検査の精度の話のみを取り上げても意味がない。それは研究所でやっとけという話だ。

実戦で役に立っているものを否定しても意味がない。 PCR検査の否定論者というのは、初めから詭弁と矛盾に満ちているという事だよ。

いつまでも意味のわからない非現実的なたわごとを言うんじゃない。

現実を直視しないとね。現実を。


それと「答えられなければ‥」とか、また意味不明な事を書いてるが、72氏は私ではないよ。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c88

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
89. 2021年4月13日 22:34:07 : p1njAJTSqc : Y1RzcllBY3AzVmc=[3]
>87 で有害そうな8pKh4md53c:NTZmNnBlczJtdk0= が例によってCt値Ct値書いてるが、
そこで書いてるCt値というのは
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/590.html
の投稿で説明されている
1) しきい値(threshold)と交差したときのサイクル数
2) カットオフ(プラトー)値
のどちらのことを指してるのでしょうか。なお、上の投稿では
>JAMAによればCT検査で影があり血中酸素濃度が低いのにPCRは陰性だが、新型コロナ感染と判断し。ICU搬送し一命をとりとめその後の検査で陽性判定された例が多い。
という実情が紹介されている。医者によるTwitter投稿でも同様の事例を見たことがある。現実には試料がうまく取れないことに起因する擬陰性の方が多そうである
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c89
コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
23. 2021年4月13日 22:34:42 : KhtVFXOxcI : dllvNEd6TVVVTzI=[1]
Under Controlということでアホベ政権以来推進してきた東京オリンピックですが、まさに何も制御できていなかった事を世界に向けて公表する形になりました。
元々コロナもあって、本当に5輪やるつもりなの?というところに、汚染水垂れ流し決定なので、多くの国が抗議の意味で5輪不参加を表明することになり、オリンピックは事実上できなくなるでしょう。バイデンは汚染水垂れ流しを承知しているのでしょうか?仮にバイデンが承知しようとしても、アメリカの世論が許さないでしょう。
これでスゲのアメリカ訪問も無くなり、スゲ内閣の野垂れ死に決定ではないでしょうか?



http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c23

コメント [リバイバル4] ウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプ 中川隆
33. 中川隆[-5753] koaQ7Jey 2021年4月13日 22:44:50 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[60]
Western Electric 300-B(その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=28694


High Fidelity ReproductionとGood Reproduction、
高忠実度再生と心地よい再生、

瀬川先生が、スピーカーを分類するときに使われていた。
私にとってのグッドリプロダクションのスピーカーといえば、
イギリスのスピーカーで、それもBBCモニターの流れを汲むモノである。

スペンドール、ロジャース、ハーベス、チャートウェルなどのメーカーがあった。
いまもブランドだけは残っているところもある。
ハーベスは、いまも生き残っている会社である。

ハーベスのデビュー作、Monitor HLは、フレッシュだった。
いいスピーカーだ、と思ったし、欲しい、とも思った。

スペンドールのBCIIよりも、その響きは明るかった。

そのハーベスも創立者のハーウッドが高齢のため引退し、アラン・ショウが引き継いでいる。
アラン・ショウによる最初のモデルは、HL Compactだった。

HL Compactの評価は高かった。
HL Compactが登場した時は、まだステレオサウンドにいたから、
皆がほぼ絶賛に近い褒め方だったのをみてきている。

けれど、私の耳には、ずいぶん変ったなぁ、と感じたし、
変ったこと自体は設計者が違うわけだし、時代の変化もあり、当然のことと受け止めても、
私がBBCモニター系のスピーカーに感じていたグッドリプロダクションといえるところが、
HL Compactからは消えていた。

消えていた、というのが大袈裟すぎるのであれば、かなり薄れてしまっていた。
HL Compactを聴いて、何か致命的な欠陥があるとは感じなかった。
バランスのいいスピーカーに仕上がっていた。

けれど、その音が私にとってはグッドリプロダクション(心地よい音と響き)ではなかった。

どうも、このグッドリプロダクションは、少し誤解されているようであるが、
やわらかくてあたたかくて、耳にやさしい感じで鳴る音だから、
グッドリプロダクションではない、と私は考えている。

確かに、そういう音は、心地よい音につながっていくことは多い。
けれど、どこかにもどかしさを感じてしまうと、
どんなに上質な、そういう音であっても、もうグッドリプロダクションではなくなる。
http://audiosharing.com/blog/?p=28694

Western Electric 300-B(その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=28696


300Bのアンプについて書いてきていたのに、
いきなりスピーカーのことを書き始めたのは、
ここで書いている300Bプッシュプルアンプは、
私にとってのグッドリプロダクション・アンプであるからだ。

ハーベスのHL Compactは、聴けば聴くほど、私はもどかしさを募らせていた。
聴く機会は多かった。

悪いスピーカーではない。
そんなことはわかっている。
それでも、聴き惚れることがない。
その音のどこにも、そういう要素が感じられない。

しかももどかしさが、どこかにある。
もどかしさがあるから、心地よくない。

私は、HL Compactの登場によって、ハーベスのスピーカーへの興味を失ってしまった。

HL Compactが1987年、それから16年後の2003年、
HL Compact 7ES3が出てきた。

このスピーカーも評価がよかった。
けれどハーベスのスピーカーに興味を失っていた私は、特に聴きたいとも思っていなかった。
それでも偶然、あるところで耳にしたHL Compact 7ES3の音は、
どうしても拭えなかったHL Compactのもどかしさがなかった。

HL CompactからHL Compact 7ES3のあいだに登場した他のハーベスのスピーカーは聴いていない。
だから何もいえないのだが、HL Compact 7ES3は、グッドリプロダクションである。

HL Compact、HL Compact 7ES3、
どちらもグッドリプロダクションだ、と思っている人は少なくない、と思う。
そういう人には、私がここで書いていることはわかってもらえないかもしれない。

けれど私と同じようにHL Compactに、なにかしらもどかしさを感じていた人もいると思う。
その人は、ここで書きたいと思っているグッドリプロダクション・サウンドを理解してくれるはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=28696


Western Electric 300-B(その13)
http://audiosharing.com/blog/?p=28698


私にとって、最初のグッドリプロダクションのスピーカーはスペンドールのBCII、
最良のグッドリプロダクションのスピーカーはロジャースのPM510である。

BCIIを自分の手で鳴らすことはなかったけれど、
PM510は自分のモノとして鳴らしている。

このPM510を鳴らすためのアンプとして計画していたのが、
伊藤先生が無線と実験に発表された349Aのプッシュプルアンプである。

この349Aプッシュプルアンプが、私にとって最初の伊藤アンプである。
それ以前に真空管アンプは、自作のモノも含めていくつか聴いていたが、
まさか伊藤先生製作のアンプが、こんなにも早く聴ける日がくるとは思ってもいなかった。

東京に台風が接近して大雨だったある日、349Aアンプをじっくり聴く機会があった。
この時から、PM510を349Aプッシュプルアンプで鳴らそうという夢が始まった。

PM510は、まさしくグッドリプロダクションのスピーカーだった。
瀬川先生が、ステレオサウンド 56号に書かれた文章を、
手に入れる前に何度も何度も読み返していた。
     *
 JBLが、どこまでも再生音の限界をきわめてゆく音とすれば、その一方に、ひとつの限定された枠の中で、美しい響きを追求してゆく、こういう音があっていい。組合せをあれこれと変えてゆくうちに、結局、EMT927、レヴィンソンLNP2L、スチューダーA68、それにPM510という形になって(ほんとうはここでルボックスA740をぜひとも比較したいところだが)、一応のまとまりをみせた。とくにチェロの音色の何という快さ。胴の豊かな響きと倍音のたっぷりした艶やかさに、久々に、バッハの「無伴奏」を、ぼんやり聴きふけってしまった。
     *
《バッハの「無伴奏」を、ぼんやり聴きふけってしまった》とある。
まさにグッドリプロダクションである。

ぼんやり聴きふけりたい──、
そのためには、出てくる音のどこかにもどかしさを感じるようであってはだめだ。

HL Compactの音を聴いていて、
この場に瀬川先生がおられたら、HL Compactの音をどう表現されるだろうか──、
何度もそう思った。

音にもどかしさを感じるだけでなく、
そのもどかしさを言葉として表現できないもどかしさも感じていた。

瀬川先生なら、きっと、そのもどかしさを的確に表現されるはず──、
そう思っていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=28698

Western Electric 300-B(その14)
http://audiosharing.com/blog/?p=28701


私が、心底美しいと感じた最初の真空管アンプは、
伊藤先生のEdのプッシュプルアンプだった。

このアンプとそっくりなアンプを自作したい、と思ったのが、
真空管アンプについて勉強するようになったきっかけでもある。

アンプだけではなかった、
Edという、初めて見る(知る)真空管も美しい、と感じていた。

私はST管があまり好きではない。
いかにも真空管という感じがしているからで、
シーメンスのEdのような形が、私の好きな真空管である。

それでも音を聴くと、結局ウェスターン・エレクトリックの真空管ということになる。
伊藤先生のEdのシングルアンプを聴いたのは、
349Aプッシュプルアンプの一年ぐらいあとである。

その時のことは別項で書いているのでくり返さないが、
やっはりウェスターン・エレクトリックなのか……、と実感させられた。

なんだろうなぁ、と、伊藤先生のアンプの音を思い出す度に考える。
349Aプッシュプルアンプの出色の音の良さは、
音楽がデクレッシェンドしていくときの美しさにある。

すーっと音がひいていく。
それまで、そんなふうにデクレッシェンドの美しさを表現してくれるアンプと出逢ったことはない。

アンプだけではない、そういう音そのものを聴いたことはほとんどない。

五味先生は「五味オーディオ教室」、
《はじめに言っておかねばならないが、再生装置のスピーカーは沈黙したがっている。音を出すより黙りたがっている。これを悟るのに私は三十年余りかかったように思う》
と書かれていた。

スピーカーは沈黙したがっている──のかもしれない。
けれど、アンプやプレーヤー、その他のことによって、素直に沈黙できないでいるのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=28701


MQAのこと、349Aプッシュプルアンプのこと
http://audiosharing.com/blog/?p=28730


別項「Western Electric 300-B(その14)」で、
伊藤先生による349Aプッシュプルアンプの、
音楽がデクレッシェンドしていくときの美しさについてふれた。

このデクレッシェンドしていく音の美しさは、その後、一度も聴いていない。
伊藤先生の349Aアンプだけの音だったのか──、
もうそう思うしかなかった。

349Aプッシュプルアンプを聴いて三十年以上経った。
やっと出逢えた。

すべてが違うシステムであったにも関らず、
あのときの音、デクレッシェンドしていく音の美しさにはっとした。

それが2018年9月のaudio wednesdayで、初めてULTRA DACでMQA-CDを聴いた音である。
すべてのディスクがそんなふうに鳴ってくれたわけではない。
あるディスクの、あるところだけがそう鳴ってくれた。

私は、それで充分である。
鳴らせるという確信が得られたのだから。
http://audiosharing.com/blog/?p=28730


Western Electric 300-B(その15)
http://audiosharing.com/blog/?p=28717


伊藤先生の349Aのプッシュプルアンプの製作記事は、
1973年の無線と実験に載っている。

私が持っているのは記事をコピーしたものをさらにコピーしたもので、
何月号なのかははっきりしない。

記事の冒頭に《昭和48年の御代》と書かれているから、
1973年であることは間違いない。
251ページから255ページにわたって掲載されている。

回路図には出力トランスの一次側インピーダンスは8kΩとなっているが、
実際のアンプは10kΩである。

出力トランスはラックスのCSZである。
この10kΩ(カタログには載っていないはず)という値が、
最終的にはネックとなり、片チャンネル、出力トランスが断線してしまい、
修理が非常に困難になってしまっていた。

そんなわけで伊藤先生の349Aプッシュプルアンプを聴いたのは一度きりである。
けれど、その一度きりはじっくりと聴くことができた。

アナログプレーヤーはEMTの927Dstで、
イコライザーアンプの出力をアッテネーターと通して349Aのアンプに入力。
スピーカーはJBLの2ウェイで、
ウーファーが2220、ドライバーは2440(2441ではなかったはず)でホーンは2397。

エンクロージュアはステレオサウンド 51号で、細谷信二氏担当の記事、
ジェンセン型のモノである。

この構成からわかるように、スピーカーはナロウレンジ、高能率である。
349Aプッシュプルアンプも、実はナロウレンジといえる。

製作記事の最後のページには、測定結果が載っている。
周波数特性グラフをみると、低域特性は、-3dBポイントがおおよそ70Hzである。

349Aは五極管で、出力段は三極管接続でもUL接続でもなく、
五極管接続で、出力トランスの二次側からのNFBはかけられていないのは、既に書いてる通り。

それに位相反転段と出力段とのあいだのカップリングコンデンサーの容量からいっても、
低域特性が最低域までフラットになるわけがない。

些細なことだが、回路図では0.05μFとなっているが、
使われいてるのは0.047μFである。

回路図と実際のアンプを比較していくと、コンデンサーの容量は、わずかだが違うところがある。
もっとも特性的にはほとんど差違はないといっていいくらいの違いである。

ナロウなスピーカーにナロウなアンプ。
カートリッジもまだSFLは登場していなかったから、こちらもワイドレンジとはいえない。
EMTのイコライザーアンプも、入力と出力にトランスがあるし、
トランジスター式とはいえ、古い回路構成である。

なのにまったくナロウレンジとは感じなかった。
http://audiosharing.com/blog/?p=28717


Western Electric 300-B(その15・追補)

(その15)を読んでくれた友人のOさんからメールがあった。
伊藤先生の349Aプッシュプルアンプの記事は、1973年5月号に載っている、ということだった。

国会図書館が雑誌の電子化を始めていて、
記事そのものは公開されていないけれども、目次はインターネットで検索できるようになっている。

1973年5月号に伊藤先生以外の製作記事も載っている。
それらの記事のタイトルは、真空管の型番と、
アンプの形式のあとに「設計と製作」とついている。

伊藤先生の349Aのアンプも基本的には同じだが、
「WE-349App8Wパワー・アンプの設計と製作の心得」というように、
製作のあとに「心得」とついている。
http://audiosharing.com/blog/?p=28721


Western Electric 300-B(その16)
http://audiosharing.com/blog/?p=28797


ここまで読まれた方のなかには、
ならば349Aのプッシュプルアンプを作った方がいいのではないか、
そう思われる人もいよう。

私もそうおもう時がある。
とにかく349Aのプッシュプルアンプのデクレッシェンドしていく音の美しさに魅了された。
しかも、それ以降、その美しさを、どのアンプでも聴くことがかなわなかった。

なので思い始めていたことがある。
真空管の電極の大きさが、あのデクレッシェンドの美しさに深く関係しているのではないのか、と。
だとしたら300Bのアンプでは、
いまも耳に残っているといえる、あの美しい音は出せないのかもしれない。

むしろ出せない可能性が高いのではないか。
ならば349Aを、いままた探して出すか。

349Aも、ずいぶん高くなった。
三十数年前は一本五千円程度だった。
ベースにでは、ガラスの上部に、349Aと入っている、
いわゆるトップマークの349Aでも、八千円から一万円くらいだった。

私のなかには、いまさら、という気持が少しある。
だから349Aの代りに、45という選択もあるな、と実は考えていた。

直熱三極管で、電極のサイズも大きくない。
それに45は、瀬川先生がAXIOM 80のために作られたアンプの真空管でもある。

にもかかわらず300Bのプッシュプルアンプを目指そうとしているのは、
別項「MQAのこと、349Aプッシュプルアンプのこと」でのことが関係している。

デクレッシェンドしていく音楽の美しさに、ここで再び出逢えたからである。
ならば300Bプッシュプルアンプでも、トータルで出せる──、
そう確信できたからだ。

もっともそのためにはメリディアンのULTRA DACが前提となるけれど……
http://audiosharing.com/blog/?p=28797

Western Electric 300-B(その17)
http://audiosharing.com/blog/?p=28805


伊藤先生は、無線と実験の349Aのプッシュプルアンプの記事に、こう書かれている。
     *
 他人の作ったものばかり食べている人にはわかりますまいが、本当の食通は他人に嘲笑わても厨房に入りたがるものです。
 一番大切なことをいいましょう。「誰がこれを食べるのか」ということなのです。若い人か、年寄りか、肉体労働をしている人か、どんな条件(部屋)の雰囲気で食べるのか、とそれまで考えてやるべきでしょう。アンプにしてみればスピーカーとの組合わせなのです。プリ・アンプもカートリッジももちろん大切には違いありまんが、それにも増してスピーカーとの関係を大切にしなければなりません。
 測定ではわからないのです……というと、学識のある方に嘲笑われますが、こればかりは如何にもなりません。
 それはスピーカーというものは前述したように府議名もので、アンプに較べて完璧なものが存在しないのです。あるスピーカーを捉えて、こんなアンプならいい音がするだろうなどと極めて無責任な考え方で音を出すのです。私にはそうしか方法がないのです。スピーカーの気嫌を取結ぶためにアンプを組んでいるのです。
 そして、スピーカーからきめてかかるのが一番良い音を出す途への近道なのです。
 良いスピーカーほど癖のあるもので、どんなアンプでも良く鳴るものにはろくなものはありません。
 ここでいう癖は忌(いや)な音というのではありません。誤解しないでください。
     *
349Aのアンプを作りたい、ということを伊藤先生に話したことがある。
「349Aはいい球だよ」といってくださった。
そしてアンプを自作するのならば、まず一時間自炊をしなさい、ともいわれた。

この時のことは別項「伊藤喜多男氏の言葉」に書いている。

平成の三十年間は、夕食に関しては、毎日とまではいかないけれど、自炊してきた。
「誰がこれを食べるのか」も、
三十年間ということは20代の私から50代の私まで、となる。
若い私から初老の私ということになる。

贅沢な自炊をしてきたわけではない。
伊藤先生は、こうもいわれた。
「いきなり300Bにいっても、300Bという球のほんとうの良さはわからないよ」
「349Aから始めるのはいいことだよ」

贅沢な自炊をしたくてもできない時期がけっこう続いた。
でも、それでよかったのだろう、たぶん。
http://audiosharing.com/blog/?p=28805


Western Electric 300-B(Good Reproductionの和訳・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=28818


300Bのプッシュプルアンプについて書いてきていて、
グッドリプロダクション(Good Reproduction)のことに触れ始めている。

グッドリプロダクションについては、これまで何度か書いてきている。
Good Reproductionを心地よい音、としてきた。

たしかに心地よい音、響きである。
でも、それだけでは何か足りないような気も、ずっとしていた。

無理に日本語にすることなく、グッドリプロダクションでいいではないか──、
とも思うけれど、それでももっとぴったりとくる言葉はないものかと、
これを書きながらも思っている。

最近おもうようになったのは、
Good Reproductionとは、居心地のよい音、響きだということだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=28818


Western Electric 300-B(Good Reproductionの和訳・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=28821


Good Reproductionを、居心地のよい音、響きとすれば、
居心地のよい部屋というものを考えてみれば、
居心地のよい音、響きがどういうことなのか浮んでくる。

居心地のよい部屋といっても、たとえば真夏と真冬では、
ベースとなる部屋は同じ空間であっても、
何から何まで、真夏と真冬が同じままでは、居心地のよい空間(部屋)とはいえない。

カーテンひとつにしても、真夏と真冬とでは色を変えたくなるし、
花瓶に挿いた花にしても、季節によって変ってくる。

こまかなところが、四季によって変化していってこそ、
居心地のよい部屋へと近づいていくのであれば、
居心地のよい音というものも、そうであるはずだ。

以前書いているように、井上先生は四季によって聴きたい音は変っていく、といわれた。
真冬は真空管アンプ、それもマッキントッシュの真空管アンプの音が恋しくても、
真夏になるとすっきりとした音のトランジスターアンプに切り替える──、
そんな話をよくされていた。

音の季節感について話されていたわけだが、
実のところ、井上先生が話されていたのは、
Good Reproductionについてだったのか、と、いまごろ気づいている。
http://audiosharing.com/blog/?p=28821


Date: 5月 18th, 2019
Western Electric 300-B(その18)
http://audiosharing.com/blog/?p=28986


菅野先生が、こんなことを書かれていた。
     *
 私は食べるのも好きだが、つくるほうにも興味があり、忙中閑ありで、しばしばキッチンに立つが、料理でもう一つ面白いのが味つけの妙である。例えば、塩加減など一発で決めないとうまい料理は絶対にできない。一回塩を入れて、濃かったらもう駄目だ。いくら薄めてもうまい味は出ない。逆に、薄いところに、後で追加しても思い通りの味には絶対ならない。これは書道における一筆描きの如きもので、かすれていようとなぞったら駄目なのと同じことであろう。また、これは私の体験から分ったことだが、よく料理の時間などで、三人前で塩小さじ一杯などというが、では、六人前なら二杯かというと、そうはいかないのだ。これも料理の実に面白いところだと思う。
(「うまい料理」より引用)
     *
「うまい料理」(「音の素描」におさめられている)を最初に読んだ時は、
まだ自炊はしていなかった。
なので、塩加減について、そうものなのかぁ、ぐらいの受け止め方だった。

でも自炊を積極的にするようになってくると、菅野先生が書かれているとおりである。
《一回塩を入れて、濃かったらもう駄目だ》
そのとおりである。薄めてもうまくいかないし、
《薄いところに、後で追加しても思い通りの味には絶対ならない》のもそうである。

塩加減は、一発勝負である。
私の、たいしたものではない料理の腕でも、年に一回ほど、
見事な塩加減ができるときがある。

そういうときは、ほんとうに美味しい。
けれど、料理の素人である私は、その絶妙の塩加減を再現できるわけではない。
まぐれでうまくいくことが、年に一回ほどある、というだけである。

塩加減の、ほんとうにうまくいったといえる範囲というのは、
ワンポイントなのかもしれない、と思う。
ちょっとでも増えたら(減ったら)、もうその絶妙な塩加減から外れてしまう。

外れたからといって、美味しくならないわけではないが、
ぴたっと絶妙の塩加減におさまった味というのは、自炊を続けているから味わえるともいえる。

菅野先生は、上で引用した文章に続けて、こう書かれている。
《私は録音の時、マイクロフォンを念じておけ≠ニいう言葉を使う》。
http://audiosharing.com/blog/?p=28986

Date: 5月 20th, 2019
Western Electric 300-B(その19)
http://audiosharing.com/blog/?p=29013


塩加減で思い出すことが、もう一つある。
1980年代に、文春文庫から「B級グルメ」シリーズが出ていた。

そこに四川飯店の陳健民氏(だったと記憶している)が、
自宅でつくるラーメンが、とても美味しい、という記事が載っていた。

どんなスープを使っているのか、とよくきかれるそうだ。
でも使っているのは、醤油と塩だけ、とのこと。
その他の調味料は使っていない。
麺はインスタントラーメンの乾麺を使う、とのこと(記憶違いでなければそうだったはず)。

たったそれだけのラーメンなのに、美味しい。
このときは、自炊もほとんとしていなかったから、理解していたわけではなかった。

でも、自炊を重ねて、ワンポイントしかないといえる絶妙な塩加減のことを体験すると、
陳健民氏のつくるラーメンも、塩加減がほんとうに絶妙だからこその美味しさだったのでは……、
とおもうようになった。

陳健民氏は料理のプロフェッショナルだし、料理の天才なのかもしれないから、
いつでも絶妙な塩加減を再現できるのだろう。

中途半端な記憶なのだが、イタリアでは、
オリーブオイルは金持ちにかけさせろ、
塩は天才にかけさせろ、といわれているらしい。

オリーブオイルはケチケチせずに、
塩は絶妙の塩加減は、天才の領域なのだろう。

ほんとうに、イタリアでそんなことがいわれているのかもあやしいが、
納得できることだ。

この塩加減、
アンプの自作では、何に相当するのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=29013


Western Electric 300-B(その20)
http://audiosharing.com/blog/?p=29015


塩加減ということで、さらに脱線していけば、
瀬川先生がステレオサウンド 56号で、
JBLのParagonについて書かれた文章から、次のことを引用したくなる。
     *
 おもしろいことに、パラゴンのトゥイーター・レベルの最適ポイントは、決して1箇所だけではない。指定(12時の)位置より、少し上げたあたり、うんと(最大近くまで)上げたあたり、少なくとも2箇所にそれぞれ、いずれともきめかねるポイントがある。そして、その位置は、おそろしくデリケート、かつクリティカルだ。つまみを指で静かに廻してみると、巻線抵抗の線の一本一本を、スライダーが摺動してゆくのが、手ごたえでわかる。最適ポイント近くでは、その一本を越えたのではもうやりすぎで、巻線と巻線の中間にスライダーが跨ったところが良かったりする。まあ、体験してみなくては信じられない話かもしれないが。
 で、そういう微妙な調整を加えてピントが合ってくると、パラゴンの音には、おそろしく生き生きと、血が通いはじめる。歌手の口が、ほんとうに反射パネルのところにあるかのような、超現実的ともいえるリアリティが、ふぉっと浮かび上がる。くりかえすが、そういうポイントが、トゥイーターのレベルの、ほんの一触れで、出たり出なかったりする。M氏の場合には、6本の脚のうち、背面の高さ調整のできる4本をやや低めにして、ほんのわずか仰角気味に、トゥイーターの軸が、聴き手の耳に向くような調整をしている。そうして、ときとして薄気味悪いくらいの生々しい声がきこえてくるのだ。
     *
Paragonのトゥイーター(075)のレベル調整こそ、
まさに塩加減ではないか、とおもう。

料理の塩加減は、一発勝負でやり直しはきかないが、
スピーカーのレベル調整は、必ずしも一発勝負ではない。

ただし、この領域になると、
いいところに決った、と思って、そこでやめることができればいいのだが、
欲深く、さらに……、とあと少しだけ動かしてみたら、だめということがままある。

それで元に戻したら……、とはなかなかならない。
巻線抵抗のアッテネーターは、けっこうヤクザな造りである。

もとに戻したはずなのに、そうはならないのが巻線抵抗である。
とはいえ根気よくやれば、最適ポイントを探しだせる。
http://audiosharing.com/blog/?p=29015

http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/107.html#c33

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
90. 2021年4月13日 22:48:43 : k84BUhgCxk : Umc2SWZCVGoyS2M=[1]
https://twitter.com/doatease2313/status/1381469593646985218


厚労省が隠匿してる事実は家庭内感染の半分は医療従事者関連から発生してるということ。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c90

コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
32. 2021年4月13日 22:49:46 : KwpbkNIxAI : WVBRL2hFOFlLNjI=[81]
イソジン吉村は昨年だっったか

西浦教授の「接触8割減」で大阪の感染者数がさがったときに

今は無き?K値やらをもちだして(K値はどこへいったの??)

西浦教授をぼろくそにたたいていた!実にチープな理論で!!

本当に調子がいいやつだ。

玉川徹が言ったようにまさに「カスタネット男」で軽薄きわまりない。

なぜまだ維新が大阪で力を持つ?

大阪人は気がくるっているのか。

ここまでいい加減な知事でも構わないのか。

緊急事態宣言を早期解除したのはイソジン吉村。

重傷者ベッドの削減支持も吉村。

大阪人はいい加減に目覚めよ。

選挙で維新を一掃せよ!!

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c32

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127057] kNSCqYLU 2021年4月13日 22:50:45 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25835]

菅総理 都内のワクチン会場を視察 高齢者接種開始で
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f16baf51dcfd78fdd73824dd9c9f546362388b8
4/12(月) 19:15 ANN



 高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種が12日から始まり、菅総理大臣は都内の接種会場を視察しました。

 菅総理大臣:「間近に接種を受けていらっしゃる方の表情見てみますと、ホッとした、そんな表情の方が多かったと非常に印象に残っております」

 菅総理が訪れたのは八王子市役所の会場で、総理官邸から40キロ以上離れていたため、ヘリコプターを利用しての視察となりました。

 報道陣は接種会場での取材は許可されませんでした。

 視察を終えた菅総理は6月末までに1億回分のワクチンを用意できるという見通しを示したうえで、国と自治体の現場の意思疎通を進める考えを強調しました。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
91. 前河[5804] kU@JzQ 2021年4月13日 22:51:16 : MtFHyc3CNA : L01pQW5mYzVub0U=[101]
>>85さんの言われる↓

>ここ阿修羅の掲示板というのにPCR検査の否定派がずいぶん多い。

という点については、一般社会ではこんなバカな意見は全く相手にされない妄想狂なんだが、なぜかこういうコメは多い。

バカが多いのかもしれないが、恐らくは同じ人間か、同じカルトに属しているか、同じ立場の工作員という可能性も結構ある。つまり、実際は少ないが、多く見せ掛けている可能性もある。

一番の問題点は、こういう荒唐無稽な根拠のないデマを流す側が厚労省の味方をしているという点だ。

厚労省の意味不明な政策に意味不明なコメを書く連中が味方をする=いかに厚労省がおかしな事をしているという事の証明の様だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c91

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
2. 赤かぶ[127058] kNSCqYLU 2021年4月13日 22:51:54 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25836]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
3. 赤かぶ[127059] kNSCqYLU 2021年4月13日 22:53:51 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25837]

https://twitter.com/rei59604764/status/1381659728879644672



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c3
コメント [原発・フッ素53] <漁業の危機だ!>政府、汚染処理水の海洋放出決定 2年後に実施見通し(毎日新聞) 赤かぶ
47. 2021年4月13日 22:54:19 : k84BUhgCxk : Umc2SWZCVGoyS2M=[2]
インスタントラーメンのスープは塩分が多いから最後まで飲んじゃダメというが、じゃあ水で薄めて全量飲んだって結局は全部体内に入る・・・・を想像してしまう。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/437.html#c47
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
92. 2021年4月13日 22:54:26 : 8pKh4md53c : NTZmNnBlczJtdk0=[85]
>>89
引用された記事への反論が中に記されていますね。

「アホな記事だ。

閾値と交差するまで増幅を繰り返し、閾値と交差したところで増幅数値をCtとするとは、、、

閾とは何の「しきい」だ?

陽性判断の基準が「閾」ではないか!

つまり「陽性値になるまで増幅を繰り返す」としか、この記事は言っていない。

それを捏造値と云うのだ。

要するに、陽性判断できる閾まで、35サイクルかかればCt35、45サイクルかかればCt45というだけで、普遍に増幅回数を設置していないと云うことでしかない。

すなわち、陽性者を多く出したいと思えば、閾値まで増幅すれば良く、

収束しましたと発信したければ、閾値未達で増幅を打ち切れば、コロナは収束したと発信することができる。

これを八百長だと指摘されているのだ!」

私が想定するのは増幅サイクル数のことです。 つまりどこまでの増幅を行うかということになります。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c92

コメント [リバイバル4] ウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプ 中川隆
34. 中川隆[-5752] koaQ7Jey 2021年4月13日 22:55:28 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[61]
Western Electric 300-B(その21)
http://audiosharing.com/blog/?p=29019


真空管アンプを自作する、
そこでの塩加減はなんのか。

こじつけなのかもしれないが、ハンダ付けにおけるハンダの量のような気がする。

二十数年前に、知人に頼まれて抵抗とコンデンサーだけの、
いわゆるパッシヴ型のデヴァイダーを作ったことがある。

4ウェイ用で、モノーラル仕様。
シャーシー加工が終り、依頼してきた知人が一台、私が一台を作ることになった。

当然だが、使用部品は同じ。
内部の配線もプリント基板を使わずにラグ端子を使って行った。
配線材は左右チャンネルで同じになるように、線材の長さだけでなく向きも揃えた。

そうやって二台のパッシヴ型のデヴァイダーが出来上った。
ステレオで聴いた後に、スピーカーを一本にしてモノーラルでも聴いてみた。

知人が作ったモノと私が作ったモノとの比較試聴である。
部品が同じだから、基本的には同じ音といえるけれど、
まったく同じ音でもなかった。

ここでの音の違いは、ハンダ付けの違いに起因するとしか思えない。
もちろん同じハンダ(キースター)を使っている。

けれど一箇所あたりのハンダの量は、知人と私とでは違いがあった。
知人のほうが一箇所あたりのハンダ使用量は多かった。

多かったといっても、二倍も違うわけではない。
ハンダの量の違いは、作っている途中で、知人も気付いていた。

ハンダの量は多すぎても少なすぎてもダメであり、
塩加減と同じで、ハンダ付けも一発勝負である。

パッシヴ型のデヴァイダーだから、いくら4ウェイ用とはいえ、
使用部品点数は少ないし、ハンダ付けの箇所も多いわけではない。
真空管アンプに比べれば、ずっと少ない。

それでもハンダ付けでのハンダの量は、
少なからぬ違いとして、音としてあらわれることは事実である。
http://audiosharing.com/blog/?p=29019

Date: 5月 25th, 2019
Western Electric 300-B(その22)
http://audiosharing.com/blog/?p=29040


パッシヴ型のデヴァイダーでは、
ラグ端子を使い、部品のリード線がしっかりと絡むようにした上でのハンダ付けだった。

つまりハンダ付けをしなくとも音は出る(信号が流れる)状態での、
ハンダの量による音の違いが生じたわけである。

その理由について、ある仮説をもっているけれど、
いまのところ公表するつもりはない。

大事なのは、ハンダの量で音は変る、ということである。
とはいうものの、パッシヴ型のデヴァイダーを作ってから、
けっこう年月が経っている。

その間にどれだけのハンダ付けをしてきたかというと、
やっていない、といったほうがいいくらいでしかない。

ハンダ付けがヘタになった、と自覚している。
こんな腕前では、ハンダの量を、ハンダ付けの箇所すべてできちんとコントロールできるわけがない。

そうなると、300Bのプッシュプルアンプを作る前に、
少なくとも一台は、ハンダ付けの勘を取り戻すために作る必要性を感じている。

私は、真空管アンプ自作マニアではない。
何台も何台も、真空管アンプを自作して、手元に置きたいわけではない。

一台の、300Bプッシュプルアンプが欲しい。
満足できる300Bプッシュプルアンプが欲しいだけである。

市販されているモノに、残念ながら満足できないから、
自作するしかないと思っているだけである。

100%満足できるモノを、市販品に求めているわけではない。
70%くらい満足できれば、充分だと思っているにも関らず、
それでも見当たらないのが現状である。

もっとも、このことは私にとって──、ということでしかない。

ならば300Bプッシュプルアンプの前に、どんなアンプを作るのか。
大袈裟なモノにはしたくない。

ステレオ仕様(300Bプッシュプルアンプはモノーラル仕様の予定)で、
出力管は6V6あたりにしようかな、と思っている。

ならばウェストレックスのA10と同じ回路構成で、となる。
つまり伊藤先生の349Aプッシュプルアンプを、
349Aではなく出力管を6F6にして──、そんなことを考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=29040

Date: 7月 3rd, 2019
Western Electric 300-B(その23)
http://audiosharing.com/blog/?p=29349


300Bのプッシュプルアンプの前に作る予定の6F6のプッシュプルアンプは、
本番(300Bのアンプ)のために試しておきたいことがあるからでもある。

昨晩の「オーディオの楽しみ方(つくる・その42)」、
ここでの自作の電源コードの一工夫は、そのまま真空管アンプの内部配線にも使える。

大袈裟、大掛りでもよければ、出力管を含めてヒーターの定電流点火にしたいところだが、
すでに書いているように、ここでの300Bのアンプでは、そこまでするつもりはまったくない。

それでもヒーター(フィラメント)の点火の仕方は、
試したことのない方にとっては想像以上の音の変化だと思う。

真空管アンプ内部には、信号ラインの他に、
電源系も高電圧・小電流の直流、低電圧・大電流の交流とがある。

ここをどう処理するのか。
配線テクニックの腕のみせどころとなるわけだが、
それよりも、周囲のケーブルに影響を与えない、
周囲のケーブルからの影響を受けにくいような方式を採用すべきである。

今回の自作の電源コードの構造は、ずっと以前から試そうと考えていた。
自作の電源コードのヒントは、中学生時代に読んだ技術書の中にあった。

こういう手法があるのか、と思ったし、
オーディオ機器はなぜ採用しないのか、とも疑問に思っていた。

システムコンポーネントの組合せの自由度の高さを、
その方式は少しばかり損うことになる場合もある。

それでもメリットは大きい。
とはいえ、私もずっと頭のなかにあるだけで、手を動かして試してはこなかった。

それを思い出したようにいまごろ実践したのは、いくつか理由がある。
http://audiosharing.com/blog/?p=29349

Date: 11月 30th, 2019
Western Electric 300-B(その24)
http://audiosharing.com/blog/?p=28812


300Bのプッシュプルアンプは、私にとってのグッドリプロダクション・アンプなだけに、
徹底してオーディオ機器としての音色を磨き上げたい。

そのためにしたいことは、徹底的に灰汁をとっていくことだ。
面倒がらずにていねいに灰汁をとっていくことでしか得られない味があるように、
アンプの内部からも、そういう灰汁へと結びついていく要素を面倒がらずにていねいになくしていく。

部品を吟味していくだけでは、
良質の素材を用意しただけではおいしい料理がつくれないのと同じで、
雜味のたっぷり残った音は、私の望む音色ではない。

そういう300Bのプッシュプルアンプをつくりたいのだから、
(その23)で書いているように、
配線方法にいままで真空管アンプに採用されたことのないやり方でいく。

もしかすると誰かが既に試しているかもしれないが、
少なくとも私がこれまで見てきた真空管アンプ、
メーカー製、オーディオ雑誌の記事などでは見たことはない。

周囲のケーブルに影響を与えない、
周囲のケーブルからの影響を受けにくいような方式を採用すべき、と書いているが、
だからといってシールド線を使えばいい、というものではない。

中学生ののころは、なぜ シールド線を、
信号系ではなく電源系の配線に使わないのか、と疑問だった。

私になりに、その理由をいくつか考えた。
それでも疑問点は残ったままでもあった。

300Bのプッシュプルアンプに採用するやり方は、大袈裟にはならない。
パッと見て、どんなことをやっているのかわからないところがある。
それがいいな、と思っている。
http://audiosharing.com/blog/?p=28812

Date: 1月 10th, 2020
Western Electric 300-B(その25)
http://audiosharing.com/blog/?p=31044


真空管アンプを設計するにあたって、
固定バイアスにするか自己バイアスにするか──、
どの段階で決めていくのだろうか。

私は早い段階から、どちらのバイアスのかけ方にするかは決める方だ。
ここでの300Bのプッシュプルアンプにおいては、
この項の最初のほうに書いているように、自己バイアスで考えている。

理論的に考えていけば、自己バイアスよりも固定バイアスだろう。
この自己バイアスか固定バイアスかは、
スピーカーユニットでいえば、永久磁石か励磁型かの違いに似ているように感じることもある。

励磁型(フィールド型)こそが、
スピーカーユニットの磁気回路として理想だ、という謳うメーカーや、
そう主張するオーディオマニアは少なくない。

ウェスターン・エレクトリックの初期のスピーカーはすべて励磁型だったことも、
このことは関係しているのだろう。

励磁型の音は聴いている。
確かに惹かれる音を出してくれる。

それでも励磁型のスピーカーを、
スペースや予算のことを考えなくてもいいのだとしても、
自分のリスニングルームに導入するかというと、ちょっと考え込む。

励磁型は、当然のことながら、電磁石ゆえに外部電源が必要になる。
この電源をどうするのか。

定電圧電源を製作すれば、なんの問題もない、というのであれば、
励磁型の導入も、個人的に現実味を帯びてくる。

けれど実際には電源によって、大きく音が変りすぎることを経験している。
励磁型が最高の性能を目指してのモノであるならば、
その性能を最高度までに発揮するには、そうとうに大掛りな電源を必要とする。
http://audiosharing.com/blog/?p=31044


Date: 1月 13th, 2020
Western Electric 300-B(その26)
http://audiosharing.com/blog/?p=31053


励磁型の電源は、メーカーがつけてくる電源をそのまま使うのが無難ではある。
無難とはいえるが、必ずしも最良の結果とはいえないのも事実である。

永久磁石では得られない性能をめざしての励磁型なのだから──、
というおもいは、励磁型スピーカーに惚れ込めば惚れ込むほどに強くなっていく、であろう。

スピーカーユニットに手を加えることは生半可なことではない。
でも外部電源ならば……、と思うはずだ。

もっと大きな電源にしてみたら、
最新の電源にしてみたら、とか、
電源についてあれこれ勉強すればするほど、なんとかしたくなるはずだ。

非安定化か安定化電源か、
安定化電源ならば、定電圧電源なのか、定電流電源なのか。

このへんのことは、ビクターがSX1000を開発するにあたって、そうとうにやっていて、
そのことは当時の広告にも載っている。

定電圧電源にしても定電流電源にしても、回路によって性能は違ってくるし、
使用部品によっても音は違ってくる。

部品に懲り出すと、電源トランスはトロイダル型がいいのか、それともEI型がいいのか、
電源トランスの磁束密度は……、とか、
トランスの取付方法はどうするのか(意外にも高額機でも安直な取り付けのモノが少なくない)、
シャーシーはどういうものにするのか、
他にもいろいろあって、それだけでもかなりの量になってしまう。

思いつくことをすべて比較試聴して検証して──、
そんなことをやりはじめたら、肝心の音楽を聴く時間を大きく削ってしまうことになるはずだ。

でも、時間とお金を費やして、理想に近いと思える電源が実現したとしよう。
きっとかなり大型の電源になっているだろう。

大型になり、重量が増せば増すほど、置き方の注意もさらにシビアになってくる。
ウーファーだけ励磁型ならば,電源の数は二つで済むが、
マルチウェイで全ユニット励磁型ともなれば、電源の数は増え、
置き方の解決は難しくなっていくばかり。

そしてもうひとつ、
電源事情はますます悪くなっていくばかりである。
http://audiosharing.com/blog/?p=31053

Western Electric 300-B(その27)
http://audiosharing.com/blog/?p=31065


励磁型用の電源については書きたいことはまだまだあるが、
ここでは真空管アンプのこと、
ウェスターン・エレクトリックの300Bのプッシュプルアンプのことがテーマなので、
このへんにしておくが、真空管アンプにおいての固定バイアスの電源も、
励磁型の電源と同じところがある。

凝ろうとすれば、いくらでも凝れる。
電源トランスから別個にして、というのが理想に近い。

それから非安定化なのか安定化なのか。
安定化ならば──、励磁型の電源について書いたことと同じことがいえる。

凝れば凝るほど大掛りな電源となっていく。
場合によっては屋上屋を重ねることにもなりかねない。

電源トランスから独立させた固定バイアスの真空管アンプの音は聴いたことがないが、
その効果は音にはっきりとあらわれることだろう。

けれどバイアス用電源にそこまで凝る、ということは、
アンプ全体の電源に関しても、そういうことになる、ということだ。

バイアス用だけでなくヒーター用の電源トランスも独立させることになる。
そうなるとモノーラル構成でも、電源トランスは最低でも三つになる。

最低でも、としたのは、もっと凝ることもできるからだ。
各増幅段用に電源トランスを独立させていく──、
こんなことをやっていると、シャーシーの上にはトランス類がいくつ並ぶことになるだろうか。

トランスの数が増えれば、相互干渉の問題からトランス同士の距離も確保しなければならない。
振動の問題も、トランスが増えれば増してくるし、
重量の問題も大きくなってくる。

真空管アンプ一台の重量は、モノーラルであっても50kgを優に超えるであろう。

電源はエスカレートしやすい。
それは江川三郎氏がハイイナーシャのアナログプレーヤーの実験と同じようで、
ここまでやれば、という限度が見えてこないのかもしれない。
http://audiosharing.com/blog/?p=31065

http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/107.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
4. 赤かぶ[127060] kNSCqYLU 2021年4月13日 22:55:35 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25838]

https://twitter.com/hisashi1101/status/1381603027518296065



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c4
コメント [原発・フッ素53] <漁業の危機だ!>政府、汚染処理水の海洋放出決定 2年後に実施見通し(毎日新聞) 赤かぶ
48. 2021年4月13日 22:56:36 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[785]
他の国は事故でメルトダウンした原発の処理水ならぬ汚染水は放出していない。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/437.html#c48
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
5. 赤かぶ[127061] kNSCqYLU 2021年4月13日 22:57:52 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25839]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
6. 赤かぶ[127062] kNSCqYLU 2021年4月13日 22:59:20 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25840]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本魚すべて要注意<本澤二郎の「日本の風景」(4053)<東電放射能汚染水を海に垂れ流す政府方針本日決定に驚愕!> 赤かぶ
29. 2021年4月13日 23:00:00 : DhOLZ4grQc : clB3ZzhjMmJYa0U=[4]

 NHKのニュースでも、世間が海への放出を容認したような

 報道だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/257.html#c29

コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
7. 赤かぶ[127063] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:00:09 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25841]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
8. 赤かぶ[127064] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:00:39 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25842]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
9. 赤かぶ[127065] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:01:14 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25843]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
10. 赤かぶ[127066] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:01:54 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25844]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
11. 赤かぶ[127067] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:02:38 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25845]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
12. 赤かぶ[127068] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:03:21 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25846]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK280] 菅が自衛隊ヘリでワクチン接種の視察、人心が分かっていない能天気発言(まるこ姫の独り言) 赤かぶ
13. 赤かぶ[127069] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:03:56 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25847]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/263.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 2021年4月13日 23:08:08 : KwpbkNIxAI : WVBRL2hFOFlLNjI=[82]
3補選をトリプルスコアで圧勝してほしい!

長野・広島・北海道の各選挙民はなんとしても自公に怒りの鉄槌を下せ。

ありえないし、考えられないコロナ対策の遅さ。

五輪で浮かれるどころではないだろう。

お祭りよりも今はコロナ対策!

補選から総選挙で自公政権に終止符を!!
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
93. 2021年4月13日 23:08:19 : 8pKh4md53c : NTZmNnBlczJtdk0=[86]
>>88
医師が加わっていることは十分知っております、だからCT検査やら血液検査をしてと書いています。

PCR検査に関して決着がついているというのは全く納得できません、医師が完全にPCR検査を参考程度にでき、医師の判断で陰性、陽性を決めているのであれば問題ありませんが、現状ではPCR検査を過大に重視し多くの場合この検査により陽性者数が決められます。 さらにすべてではないにしろ多くの場合新型コロナウイルスの死者の数もPCR検査で決められます。

つまり現状のPCRの精度が低いにもかかわらずPCR陽性者数が新型コロナウイルス感染者数に書き換えられ、PCR検査で陽性となった死者数が新型コロナウイルス死者数として表示され独り歩きしているのが問題です。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c93

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
94. 前河[5805] kU@JzQ 2021年4月13日 23:11:32 : MtFHyc3CNA : L01pQW5mYzVub0U=[102]

新型コロナウイルスの特殊性

インフルエンザとの違いは治療薬の有無だけではない。

@
咳などの症状がない人との濃厚接触でも感染する可能性がある。(感染しても症状が出ない人=無症状感染者。や軽症の人からも感染するケースがある)

A
感染した場合、発病する直前(2.3日前)に他の人に移り始める(感染する)


B
通常のインフルエンザよりも感染率が高い。
 
C
通常のインフルエンザよりも固体の表面で長時間生存できる。空気中に数時間浮遊している。

D
通常のインフルエンザよりも潜伏期間が長い。

E
基礎疾患(高血圧、糖尿病など)がある方や高齢の方は重症化しやすい。また、最近は乳幼児も重症化しやすいことが分かって来た。

また、割合的には低いが若者が重症化するケースもある。
 
F
症状が短期間で重症化したり、重症化した後に死亡するまでの期間が短いケースもある

G 
重症化すると治っても後遺症が残る事がある。最近では軽症でも後遺症が残るケースがあるとわかってきた。

H
涙や眼分泌物にもウイルスが含まれている可能性がある。 

I
味や匂いがしなくなるケースがある。(味覚障害・嗅覚障害)

J
新型コロナウイルスは糞便中にも排出されることが明らかになっており,トイレ排水後の汚染した水のエアロゾル化に対しても注意する必要がある

新型コロナウイルスというのは、様々な点でインフルエンザなどとは違う。

とにかく感染防止がしにくいややこしさがある。8割が軽症でも2割の中等症や重症者になってしまうと治療薬もなく治療が大変。

特に数日前まで症状が重くない入院患者が数日で急に悪化して重症化する点が特に怖い。

他の病気には見られない現象だと経験した医者は言う。

12
人工呼吸器をつける患者はICUに一ヶ月以上いる事になる。

つまり治療に時間が掛かるから、簡単に退院出来ない。重症患者が増えると医療崩壊が起きやすい感染症といえる。

コロナの怖さは、病気そのものの怖さに加えて、扱いにくさの怖さもある。

だからこそ、症状がある人や濃厚接触者は検査を早めに受けて、宿泊施設に泊まる、治療するなどの感染対策が必要となる。

だからこそ、PCR検査は必要なんだよ。

厚労省の検査抑制政策は完全に間違っていた。検査が少なくて良い新規感染症などない。

医療崩壊は宿泊施設を増やなどの環境整備対策で回避出来る。軽症者はそちらに隔離・宿泊させる。



http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c94

コメント [政治・選挙・NHK280] <何一つ、明確な回答がなかった>6月末までに終わりっこない高齢者のワクチン接種 五輪に間に合わず(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
22. 2021年4月13日 23:12:39 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9457]
「やまゆり園での採火中止を」被害者家族と考える(2021年4月13日)
•2021/04/13
ANNnewsCH
https://www.youtube.com/watch?v=Q5JFGx72A4Q
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/252.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
95. 2021年4月13日 23:12:49 : 8pKh4md53c : NTZmNnBlczJtdk0=[87]
>>88
ところで
PCR検査は回数を上げれば精度が上がる?
偽陽性に関してでしょうか偽陰性に関してでしょうか、詳しい内容を示してください。
できれば具体的な例を示して。

これに対する回答はいかがですか?
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c95

コメント [政治・選挙・NHK280] <世界が軽蔑する中国に「NOと言えないニッポン」>歴史問題持ち出し言いたい放題の中国 反論できない日本政府(NEWSポストセ… 赤かぶ
45. 2021年4月13日 23:16:44 : qjcAynYxyc : M3NmYTNYZHBhRlE=[1]
赤旗のHPで検索すれば分かるが日本共産党はずっと前からチベット、ウイグル、香港などの人権問題で中国を一貫して強く非難している。
共産党繋がりで親中なんて事は絶対に無い。
むしろ「敵視」していると言ってもいいぐらいだ。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/239.html#c45
記事 [国際30] ネオコンと、しっかり息を合わせるブリンケン(マスコミに載らない海外記事)
ネオコンと、しっかり息を合わせるブリンケン
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-e72e4d.html
2021年4月12日 マスコミに載らない海外記事


Wayne Madsen
2021年4月11日
Strategic Culture Foundation

 バイデンの西半球外交政策はオバマのものとほとんど変わらないとWayne Madsenは言う。

 俗に言う望ましくない連中同様、バラク・オバマ政権を悩ませたネオコン帝国主義者がジョー・バイデン国務省に大挙して現れた。アントニー・ブリンケン国務長官は、ビクトリア・ヌーランドを、ブリンケンの政務担当国務次官、国務省ナンバー3に、サマンサ・パワーを米国国際開発局(USAID)長官となるべく指名し、卑劣な二人組に、しっかり息を合わせた。

 ヌーランドとパワーには、いずれにも、利害対立に見えるにもかかわらず、彼らの帝国主義意見をしっかり言う問題ある配偶者がいる。ヌーランドの夫は、イスラエルのためにしかならない戦争にアメリカを追い立てたるのに一度も失敗したことがない、たわ言ばかり言うネオコン戦争屋ロバート・ケイガンだ。パワーの夫は、オバマ・ホワイトハウスで「情報の皇帝」を勤め、心理戦を行うため、非政府組織や放送局への政府潜入を支持した、全く身の毛がよだつようなキャス・サンスティーンだ。

 いつも通り、既にブリンケン国務省は、実際の支持者がカラカスやマラカイボのスペイン系人区域ではなく、南フロリダの祖国を捨てたベネズエラ人とキューバ人の裕福なゲート付き居住区に暮らしているベネズエラ右翼の自薦「野党リーダー」フアン・グアイドを支援している。

 ブリンケンと守旧派ヤンキー帝国主義チームは、エボ・モラレス大統領の社会主義運動(MAS)政権を、CIA中央情報局が起こし指揮した軍事クーデターで打倒した後、2019年に大統領になった元暫定大統領ヘアニネ・アニェスの合憲で司法上正当な拘留を批判している。MASと、モラレスが選んだ大統領候補ルイス・アルセを圧勝させ、権力の座に戻した2020年10月選挙で、アニェスを支持する極右勢力は完敗した。ブリンケンと彼のお仲間にとって、選挙での決定的勝利は、ボリビアのアルセとMASにではなく、ジョー・バイデンとカーマラ・ハリスにだけ当てはまるように思われる。

 ブリンケンは、オバマ政権で当時のバイデン副大統領の国家安全保障補佐官だったが、ボリビアでモラレス、ベネズエラでニコラス・マドゥロ大統領を退陣させるため、あらゆる種類の欺瞞や策略がCIAに使われたことは想起されるべきだ。実際、ヒラリー・クリントンを国務長官とするオバマ政権は、ホンジュラスの進歩的なマニュエル・セラヤ大統領に対し、CIAクーデターを開始し、連中初の中南米の政治犠牲者を生み出した。今日、ホンジュラスは、右翼の泥棒政治麻薬大統領フアン・オーランド・エルナンデスに支配されており、弟のトニー・エルナンデスは麻薬取り引きのかどで、現在アメリカの連邦刑務所で暮らしている。ブリンケンやパワーやヌーランドや元オバマの国家安全保障補佐官で、現在バイデンの「内政補佐官」スーザン・ライスの類にとって、革新政府抑圧や右翼独裁者やワンマンの支持は、常に、特に西半球で望ましい外交政策だった。例えば、バイデン政権は、メキシコとの南部国境での何千人もの窮地に陥ったマヤ族インディアンの流出に責任がある中米右翼政権に対してはおとなしいが、トランプ時代のダニエル・オルテガ大統領の妻や、ニカラグア副大統領ロザリオ・ムリージョや彼らの息子ラウレアノ、ラファエルとフアン・カルロスを含む24人のニカラグア幹部に対する制裁は継続すると発表した。

 バイデンの西半球外交政策は、オバマのものと、さほど違わない。バイデンとブラジルの極右派、アドルフ・ヒトラーを愛し、Covid流行を否定しているヤイル・ボルソナーロ大統領は、4月22日にホワイトハウスが召集した世界気候変動のバーチャル・サミットに先んじて、アマゾン盆地の環境保護に関して合意したと言われる。環境保護や、先住民の権利や、他の集団を代表する198のブラジルNGO連合が、信用できないボルソナーロと、雨森林保護合意をしないようバイデンに嘆願した。ブラジル大統領は繰り返し、アマゾン地域の大規模伐採を支持している。一方、バイデンがアメリカ人にCovidの公衆衛生対策を守るよう奨励する中、ブラジルの総死者数がアメリカのそれに接近するのに、ボルソナーロはウイルスの脅威を軽視し続けている。

 ブリンケン国務省は、中米北部トライアングルのファシスト・トロイカ、ホンジュラスのオーランド、グアテマラのアレハンドロ・ジャマティと、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領対しては比較的静かだ。これらファシストに、民主化し、彼らの国の先住民に対する大量殺戮政策を止めるよう圧力をかけるどころか、バイデンは、移民の流れを止めるため、これらの国への「援助」とされるもので40億ドルを注ぎ込むとメキシコのアンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドール大統領に語った。バイデンは過去の同じアメリカ策略を繰り返しているのだ。北のトライアングルの、これら泥棒政治諸国への、あらゆるアメリカ援助は、不正な指導者の私腹を肥やしており、肥やし続けるだろう。たっぷりのアメリカ支援金で、ホンジュラス、グアテマラとエルサルバドルは、中米の労働者や学生と先住民に対し、より多くの人権侵害を犯す用意が常にできている貪欲なイスラエルの反乱鎮圧請負業者と契約するのは確実だ。

 バイデンは、ドナルド・トランプが課したアメリカ-キューバ関係凍結の反転も急いでいない。キューバに対する方針が、冷戦が化石化した遺物のバイデンは、アメリカの商業と貿易とキューバとの観光産業に対するトランプ凍結維持するつもりだ。バイデンの国土安全保障長官、ユダヤ系キューバ系アメリカ人アレハンドロ・マヨルカスは、2022年と2024年のアメリカ選挙で民主党躍進を確保するため、南フロリダの右翼キューバ系アメリカ人に接触すると予想されている。そのため、バラク・オバマが確立した以前の状態を復活させることさえバイデン、ブリンケンとマヨルカスにとって考慮外だ。キューバ系アメリカ人で、倫理的に問題がある民主党のボブ・メネンデス上院外交委員会委員長は、彼の「政権転覆」気まぐれが満たされるまで、キューバとのトランプ前の関係正常化はないだろうと述べた。典型的な右翼キューバ系アメリカ人のたわ言をおうむ返しし、新国土安全保障省長官と発表された後、「私は国土安全保障省長官で、全てのアメリカ人と彼らが愛する家族のために最良の人生を求めて迫害から逃げる人々の保護を監督すべく指名された」と、マヨルカスは宣言した。文書の最後の部分は、南フロリダの裕福なキューバ、ベネズエラ、ニカラグア、ボリビア人の強固な共和党支持層に向けられていた。

 ブリンケンは、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグアとキューバに、ネオコンの悪口雑言を投げつけながら、追い詰められて、大いに不人気な右翼のチリのセバスチャン・ピニェラ大統領が繰り返す、ファシスト軍事独裁者アウグスト・ピノチェト将軍が1973年に制定したものに置き換えるべき新憲法実施への非協力的態度には静かなままだ。現在のチリ憲法は、明らかに世界規模の「実務政治」冒険主義に対するブリンケンの趣味を共有する人物リチャード・ニクソンの外交政策「人をあやつるスベンガリ」、二枚舌ヘンリー・キッシンジャーによるものだ。

 ブリンケンは、ボリビア、ベネズエラ、ニカラグアやキューバの内政議論には加わりながら、メデリン麻薬カルテルの表看板、コロンビアの極右権威主義者イバン・ドゥケ大統領による反憲法の動きについては、これまで発言していない。ブリンケン、ヌーランドとパワーが、ラファエル・コレア前大統領の弟子の進歩的社会主義候補者アンドレス・アラウスに対抗して立候補している右翼銀行家ギレルモ・ラッソ候補を静かに支持しても、決して驚くべきことではない。4月11日選挙で、もしアラウスが勝利した場合、ラッソが不正行為だと叫べば、ブリンケンは、選挙結果に疑問を投じると予想できる。逆に、もしラッソが勝利し、アラウスが不正を訴えても、ブリンケンは静かなままだろう。どの党がホワイトハウスを支配しようと、それが常にアメリカの西半球政策の本質だ。

 Wayne Madsenは、調査ジャーナリスト、著者、シンジケート・コラムニスト。Society of Professional Journalists(SPJ)とナショナル・プレスクラブ会員。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/04/11/blinken-winking-and-nodding-to-neocons/

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http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/449.html

コメント [国際30] ネオコンと、しっかり息を合わせるブリンケン(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127070] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:18:05 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25848]


http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/449.html#c1
コメント [原発・フッ素53] 安全なら東京湾に流せ。トリチウム汚染水放出で復興を妨げる菅政権の蛮行  高野孟(まぐまぐニュース) 赤かぶ
24. 2021年4月13日 23:18:13 : mBM4f6auNs : aGNlWC9OL3R5WkU=[3]
安全だというのであれば、麻生家の敷地に捨てればよいのだ
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/442.html#c24
コメント [カルト31] 時事・露軍八万人集結、藤原・ウク東部はディープの本拠地、満州の最期みたいになる。台湾と同時に始まりそうな悪寒である。 ポスト米英時代
4. 2021年4月13日 23:20:32 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[786]
ウクライナはアメリカの援助により反政府側が権力を奪い独立したが、経済はぐちゃぐちゃでやっとられんと日本へ出稼ぎにきたウクライナの姉ちゃん、おばちゃんは言っていた。

日本のキャバクラの姉ちゃんより賢くて社会の情勢を結構教えてくれた。黒海でクリミア半島の北東の部分は黒海ではなくアゾフ海だと教えてくれた。
http://www.asyura2.com/21/cult31/msg/638.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
96. 2021年4月13日 23:21:22 : 6igCSgzCGU : LjkvRWJmUGM5Ui4=[63]
>>92
反論になってないねこれを参照
https://www.thermofisher.com/blog/learning-at-the-bench/qpcr-basic37/

前世のRT-PCR検査法とリアルタイムRT-PCRのCt値は全く別物

社会福祉設備における新型コロナウイルス感染症疫学的特徴

https://www.pref.chiba.lg.jp/koufuku/koronakensyu/documents/2ekigakutekitokutyo.pdf
7/8ペ−ジ
感染可能期間 縦軸Ct値 横軸/発病日
ウイルス量と日時の相関図


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c96

コメント [原発・フッ素53] 福島第一原発の放射能汚染水を海洋放出を決定・・・そんなに安全と言うなら、まずは東京湾に流したらどうだ!!  赤かぶ
103. 2021年4月13日 23:22:24 : sRr6kRZiV2 : dHlEZ1hjVHdkcVE=[383]
>102

 多摩散人です。

世の中に「絶対安全だ」などという話がある訳がない。私は全然信じなかった。

安倍さんが「絶対安全だ」と言ったと言うなら、安倍さんに聞いてくれ。それから、「『絶対安全だ』というから信じたのに、騙された」と言っている住民に聞いてくれ。
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/432.html#c103

コメント [政治・選挙・NHK280] <別に今始まったことではないが>フジテレビにまともな政治報道はもうできまい(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
40. 2021年4月13日 23:25:51 : yQZx8IqFTs : V29sakE0aHJiUk0=[191]
フジテレビ、石を投げれば縁故入社社員に当たる。

縁故入社社員は仕事が出来ないどころか、会社の足を引っ張っているのがフジテレビの現実。

フジテレビが競合のテレ朝、TBS、日テレどころか、テレビ東京よりも番組が面白くないのは、おバカの縁故入社を増やしすぎたせいだろう。

まあどうでも良いけど自業自得だろう。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/250.html#c40

コメント [リバイバル3] オールド マランツ 中川隆
66. 中川隆[-5751] koaQ7Jey 2021年4月13日 23:26:02 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[62]

Date: 8月 12th, 2018
ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=26903


五味先生のタンノイ・オートグラフにつながれていたのは、
主にマッキントッシュのC22とMC275のペアである。
「人間の死にざま」を読むと、カンノアンプの300Bシングルに、
交換しても聴かれていたことがわかる。

コントロールアンプはマランツのModel 7とマークレビンソンのJC2もお持ちだった。
その他にデッカ・デコラのアンプも所有されていた。

マランツのパワーアンプはどうだったのか。
Model 2かModel 5、Model 8Bのどれかは所有されていたとしてもおかしくない。

所有されていないアンプも多数聴かれている。
その結果のC22とMC275である、とみている。

中学生だったころ、
マッキントッシュとマランツの真空管アンプを見較べて、マランツの方がよさそうに思えた。
そのころ、マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを聴ける店は、熊本にはなかった。
周りにオーディオマニアが誰もいなかったから、
個人でどちらかを持っている人を探そうとは思わなかった。

ステレオサウンド 51号のオーディオ巡礼に、
ヴァイタヴォックスCN191を鳴らされているH氏が登場されている。

アンプはマッキントッシュからマランツのModel 7とModel 9のペアに交換した、とあった。
このときもまだどちらも聴いたことはなかったし、写真でだけ知っているだけでしかなかった。

それでも、そうだろう、と思いながら、オーディオ巡礼を読んでいた。
アンプとして、どちらが高性能かといえば、マランツに軍配をあげる──、
そういう見方を10代の私はしていた。

なので、五味先生はなぜマッキントッシュなのか、という疑問がなかったわけではない。
正確にいえば、マランツを選ばれなかった理由はなんのか、を知りたいと思っていた。

結局、それはワグナーを聴かれるから、というのが、私がたどりついた答である。
http://audiosharing.com/blog/?p=26903


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=26909


ステレオサウンド 37号から「クラフツマンシップの粋」が始まった。
一回目は、やはりマランツの真空管アンプである。

長島先生と山中先生の対談による、この記事の最後に、
マランツサウンドは存在するか、について話されている。
     *
山中 製品についてはいま話してきたのでだいたい出ていると思うのですが、それでは実際にマランツの音とはどんな音なのかということですが……。
 全般的な傾向としては、一言でいってしまえば特にキャラクターを持たないニュートラルな音だと思うのですよ。色づけが少ないというか……。特に泣かせどころがあるとか、そういう音じゃないですね。
 よく、マッキントッシュサウンドとか、JBLサウンド、アルテックサウンドという言い方をしますね。そしてこの言葉を聞くだけでそれぞれの音がイメージできるほどはっきりした性格をもっていますね。しかしそういう意味でのマランツサウンドというのはあり得ないと思うのです。事実、マランツサウンドっていう言葉はないでしょう。
長島 俗に、管球式の音は柔らかいとか、暖か味があるとかいいますが、マランツはそういう臭さ≠感じさせませんね。
 マランツの一群のアンプはぼくも使っているのですけれど、球の暖かさなんていうのは、はっきりいえば、少しも感じない(笑)。
山中 ともかく媚びるということがないですね。
長島 まったくその通りですね。
山中 マランツの音について話しているとどうも取り留めなくなってしまうのだけれど、音のキャラクター云々ということが出てこないでしょう。
長島 それでも厳としてあることはある。
山中 あるんですよね、マランツのサウンドというのは……。
長島 あるのだけれど非常に言いにくい……。
山中 それが実はマランツの秘密で、結局ソウル・マランツ氏の目差した音じゃないですかね。
長島 要するに、あまりにも真っ当すぎるので言うのに困ってしまう(笑)。あえてマランツサウンドってなんだと聞かれたら、筋を通して理詰めに追いあげたせのがマランツサウンドだと言うよりないですね。決して神経を休めるという傾向の音ではありません。レコードに入っている音が、細大洩らさず、あるがままの形で出てくるのですよ。
山中 だからこそ、この時代におけるひとつのプレイバックスタンダードであり得たのでしょうね。
     *
ことわるまでもなく、ここに出てくるマランツの音とは、
あくまでも真空管アンプ時代のマランツであり、いまのマランツにそっくりあてはまるわけではない。

そして、真空管アンプ時代のマランツの音に関しては、瀬川先生もほぼ同じことを書かれている。
http://audiosharing.com/blog/?p=26909

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=26911


1981年夏のステレオサウンド別冊「世界の最新セパレートアンプ総テスト」の巻頭、
「いま、いい音のアンプがほしい」で、瀬川先生はマランツのアンプの音についてこう書かれている。
     *
 そうした体験にくらべると、最初に手にしたにもかかわらず、マランツのアンプの音は、私の記憶の中で、具体的なレコードや曲名と、何ひとつ結びついた形で浮かんでこないのは、いったいどういうわけなのだろうか。確かに、その「音」にびっくりした。そして、ずいぶん長い期間、手もとに置いて鳴らしていた。それなのに、JBLの音、マッキントッシュの音、というような形では、マランツの音というものを説明しにくいのである。なぜなのだろう。
 JBLにせよマッキントッシュにせよ、明らかに「こう……」と説明できる個性、悪くいえばクセを持っている。マランツには、そういう明らかなクセがない。だから、こういう音、という説明がしにくいのだろうか。
 それはたしかにある。だが、それだけではなさそうだ。
 もしかすると私という人間は、この、「中庸」というのがニガ手なのだろうか。そうかもしれないが、しかし、音のバランス、再生される音の低・中・高音のバランスのよしあしは、とても気になる。その意味でなら、JBLよりもマッキントッシュよりも、マランツは最も音のバランスがいい。それなのに、JBLやマッキントッシュのようには、私を惹きつけない。私には、マランツの音は、JBLやマッキントッシュほどには、魅力が感じられない。
 そうなのだ。マランツの音は、あまりにもまっとうすぎるのだ。立派すぎるのだ。明らかに片寄った音のクセや弱点を嫌って、正攻法で、キチッと仕上げた音。欠点の少ない音。整いすぎていて、だから何となくとり澄ましたようで、少しよそよそしくて、従ってどことなく冷たくて、とりつきにくい。それが、私の感じるマランツの音だと言えば、マランツの熱烈な支持者からは叱られるかもしれないが、そういう次第で私にはマランツの音が、親身に感じられない。魅力がない。惹きつけられない。だから引きずりこまれない……。
 また、こうも言える。マランツのアンプの音は、常に、その時点その時点での技術の粋をきわめながら、音のバランス、周波数レインジ、ひずみ、S/N比……その他のあらゆる特性を、ベストに整えることを目指しているように私には思える。だが見方を変えれば、その方向には永久に前進あるのみで、終点がない。いや、おそらくマランツ自身は、ひとつの完成を目ざしたにちがいない。そのことは、皮肉にも彼のアンプの「音」ではなく、デザインに実っている。モデル7(セブン)のあの抜きさしならないパネルデザイン。十年間、毎日眺めていたのに、たとえツマミ1個でも、もうこれ以上動かしようのないと思わせるほどまでよく練り上げられたレイアウト。アンプのパネルデザインの古典として、永く残るであろう見事な出来栄えについてはほとんど異論がない筈だ。
 なぜ、このパネルがこれほど見事に完成し、安定した感じを人に与えるのだろうか。答えは簡単だ。殆どパーフェクトに近いシンメトリーであるかにみせながら、その完璧に近いバランスを、わざとほんのちょっと崩している。厳密にいえば決して「ほんの少し」ではないのだが、そう思わせるほど、このバランスの崩しかたは絶妙で、これ以上でもこれ以下でもいけない。ギリギリに煮つめ、整えた形を、ほんのちょっとだけ崩す。これは、あらゆる芸術の奥義で、そこに無限の味わいが醸し出される。整えた形を崩した、などという意識を人に抱かせないほど、それは一見完璧に整った印象を与える。だが、もしも完全なシンメトリーであれば、味わいは極端に薄れ、永く見るに耐えられない。といって、崩しすぎたのではなおさらだ。絶妙。これしかない。マランツ♯7のパネルは、その絶妙の崩し方のひとつの良いサンプルだ。
 パネルのデザインの完成度の高さにくらべると、その音は、崩し方が少し足りない。いや、音に関するかぎり、マランツの頭の中には、出来上がったバランスを崩す、などという意識はおよそ入りこむ余地がなかったに違いない。彼はただひたすら、音を整えることに、全力を投入したに違いあるまい。もしも何か欠けた部分があるとすれば、それはただ、その時点での技術の限界だけであった、そういう音の整え方を、マランツはした。
     *
ここでも、マランツの音について説明しにくい、とある。
そして、それは言葉で説明できる個性、悪くいえばクセがないからで、
まっとうすぎる、立派すぎる、と。

SMEのフォノイコライザーアンプSPA1HLを聴いたとき、
そういうことなのか、と合点がいった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26911


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=26913


話をすすめていく前にひとつ書いておきたいのは、
長島先生、山中先生、瀬川先生だけでなく、同時代のオーディオ評論家の人たちは、
そして五味先生もそうなのだが、
みな、マッキントッシュやマランツの真空管アンプが現役のころからオーディオに取り組まれている。

つまりみな新品のマッキントッシュのアンプの音、マランツのアンプの音、
真空管アンプではないが同時代のJBLのアンプの音などを聴かれている。

このことは後に生まれた世代にはかなわぬことである。
長島先生、山中先生は1932年、瀬川先生は1935年、
私は約30年後の1963年生れである。

同世代の人たちよりは程度のいいマッキントッシュやマランツを聴いているのかもしれないが、
それでも30年という時間のひらきは、なにをもってきてもうめられない。

完全な追体験は無理なのだ。
完全メインテナンスを謳っていようが、
それがどの程度なのかは、だれが保証してくれるのか。

周りに、マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを新品の状態で聴いたことがある、
しかも耳の確かな人がいればいい。
けれど、そういう人がどのくらいいるか。

いわゆる自称は、ここでは役に立たぬ存在だ。

私がこうやって古いマッキントッシュやマランツの音に関することを引用しているのを読んで、
いや、そういう音じゃないぞ、と思われる人もいよう。
そのことを否定しない。

その人が聴くことができたマッキントッシュやマランツの真空管アンプは、
そういう音を出していたのだろうから。

でも、それが新品での音とどのくらい違ってきているのか。
そのことを抜きにして、自分が聴いた範囲だけの音で語るのは、私はやらない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26913


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=26915


SMEのSPA1HLは最初オルトフォン・ブランドで登場した。
プロトタイプというか、プリプロモデルだったのか、
とにかくオルトフォンのSPA1HLを聴いている。

オルトフォンのSPA1HLとして登場した時、このフォノイコライザーアンプの事情は何も知らなかった。
オルトフォンの技術者が設計した真空管のフォノイコライザーアンプだと素直に信じていた。
だからオルトフォンのカートリッジに持っている音のイメージを、期待していた。

鳴ってきた音は、その意味では期待外れともいえたし、
期待外れだからといって、このフォノイコライザーアンプに魅力を感じなかったわけではない。
おもしろいアンプが登場してきた、と思った。

それからしばらくして、今度はSMEブランドで現れた。
ここで初めて、このフォノイコライザーアンプの事情を知る。

SMEのSPA1HLは長島先生といっしょに聴いた。
SPA1HLについて長島先生の詳しいこと詳しいこと。

思わず「長島先生が設計されたのですか」と口にしそうになるくらいだった。
そうなんだということはすぐにわかった。
パーツ選びの大変さも聞いている。

それに長島先生自身、SMEのアンプは、マランツの#7への恩返し、といわれていた。
オルトフォン・ブランドであろうとSMEブランドであろうと、
SPA1HLに、そのオーディオ機器ならではの音色の魅力というものは、
まったく感じなかった。

この点で期待外れと、最初の音が鳴った時に感じても、さまざまなレコードをかけていくと、
SPA1HLの実力は高いと感じてくる。

ただそれでもオーディオ機器固有の音色にどうしても耳が向いてしまう人には、
SPA1HLは不評のようだった。

SPA1HLをある人とステレオサウンドの試聴室で聴いている。
その人は、ほんとうにいいアンプだと思っています? ときいてきた。
その人にとってSPA1HLはどうでもいい存在のようだった。

私はSPA1HLを、何度もステレオサウンドの試聴室で聴いている。
SPA1HLを聴いて、
長島先生がマランツのModel 7をどう聴かれていたのかを理解できた、と思った。
http://audiosharing.com/blog/?p=26915

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=26917


SPA1HLによって、長島先生にとってModel 7がどういう存在なのかをはっきりと知った。
マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを新品で聴くことはできなかった世代であっても、
SPA1HLを長島先生といっしょに、しかも解説つきでじっくりと聴くことができたからだ。

長島先生はステレオサウンド 38号で、
《決して神経を休めるという傾向の音ではありません》といわれている。
確かにそうである。
SPA1HLもそういうアンプである。

同じことを井上先生もいわれていたし、
ステレオサウンド別冊「音の世紀」でも、同じ意味あいのことを書かれている。
     *
 心情的には、早くから使ったマランツ7は、その個体が現在でも手もとに在るけれども、少なくとも、この2年間は電源スイッチをONにしたこともない。充分にエージング時間をかけ音を聴いたのは、キット版発売の時と、復刻版発売の時の2回で、それぞれ約1ヵ月は使ってみたものの、老化は激しく比較対象外の印象であり、最新復刻版を聴いても、強度のNFB採用のアンプは、何とはなく息苦しい雰囲気が存在をして、長時間聴くと疲れる印象である。
     *
決して神経を休めるという傾向の音ではないModel 7、
何とはなく息苦しい雰囲気が存在をして、長時間聴くと疲れる印象のModel 7。

どちらも同じことを語っている。
ただ聴き手が違うだけの話である。
音楽の聴き方の違いが、そこにある。

五味先生はワグナーをよく聴かれていた。
毎年NHKのFMで放送されるバイロイト音楽祭を録音されていたことはよく知られているし、
《タンノイの folded horn は、誰かがワグナーを聴きたくて発明したのかも分らない。それほど、わが家で鳴るワグナーはいいのである》
とも書かれているくらいだ。

ワグナーは長い。
どの楽劇であっても、長い。
その長さゆえ、五味先生はマランツを選ばれなかったのではないのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26917

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=26920


長島先生はステレオサウンド 37号で、
《レコードに入っている音が、細大洩らさず、あるがままの形で出てくる》といわれている。

五味先生はMC275とMC3500を聴き比べて、次のように書かれている。
     *
 ところで、何年かまえ、そのマッキントッシュから、片チャンネルの出力三五〇ワットという、ばけ物みたいな真空管式メインアンプMC三五〇〇≠ェ発売された。重さ六十キロ(ステレオにして百二十キロ——優に私の体重の二倍ある)、値段が邦貨で当時百五十六万円、アンプが加熱するため放熱用の小さな扇風機がついているが、周波数特性はなんと一ヘルツ(十ヘルツではない)から七万ヘルツまでプラス〇、マイナス三dB。三五〇ワットの出力時で、二十から二万ヘルツまでマイナス〇・五dB。SN比が、マイナス九五dBである。わが家で耳を聾する大きさで鳴らしても、VUメーターはピクリともしなかった。まず家庭で聴く限り、測定器なみの無歪のアンプといっていいように思う。
 すすめる人があって、これを私は聴いてみたのである。SN比がマイナス九五dB、七万ヘルツまで高音がのびるなら、悪いわけがないとシロウト考えで期待するのは当然だろう。当時、百五十万円の失費は私にはたいへんな負担だったが、よい音で鳴るなら仕方がない。
 さて、期待して私は聴いた。聴いているうち、腹が立ってきた。でかいアンプで鳴らせば音がよくなるだろうと欲張った自分の助平根性にである。
 理論的には、出力の大きいアンプを小出力で駆動するほど、音に無理がなく、歪も少ないことは私だって知っている。だが、音というのは、理屈通りに鳴ってくれないこともまた、私は知っていたはずなのである。ちょうどマスター・テープのハイやロウをいじらずカッティングしたほうが、音がのびのび鳴ると思い込んだ欲張り方と、同じあやまちを私はしていることに気がついた。
 MC三五〇〇は、たしかに、たっぷりと鳴る。音のすみずみまで容赦なく音を響かせている、そんな感じである。絵で言えば、簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いている。もとのMC二七五は、必要な一つ二つは輪郭を鮮明に描くが、簇生する花は、簇生の美しさを出すためにぼかしてある、そんな具合だ。
     *
マッキントッシュのMC3500よりも、
マランツのModel 9のほうが、より《簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いている》だろう。

けれど五味先生はMC3500ではなくMC275なのである。
《必要な一つ二つは輪郭を鮮明に描くが、簇生する花は、簇生の美しさを出すためにぼかして》描く、
そういうMC275を選ばれている。

簇生の美しさを出すためにぼかす──、
ここを忘れては、何も語れない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26920


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=26922


長島先生は、最初からマランツのModel 7とModel 2の組合せだったわけではない。
ステレオサウンド 61号で語られているが、
最初はマッキントッシュである。真空管アンプではなくトランジスターアンプである。
     *
長島 つぎにアンプのマッチングを考えました。そのときマッキントッシュのMC2105を使っていたんですが、これはやさしいアンプですが、スピーカーが慣れてくるにしたがって、力量不足がはっきりしてきたわけです。そこでつぎにMC275に切りかえました。MC275でもエイジングがすすんでくるにつれて、こんどは甘さが耳についてきました。その甘さがほくには必要じゃない。だから、もっと辛口のアンプをということでマランツ2になり、ずうっと使ってきたマッキントッシュのC26プリアンプをマランツ7に変え、それでやっとおちついているわけです。
     *
長島先生が鳴らされていたスピーカーは、ジェンセンのG610Bなのはよく知られている。
G610Bの前は、タンノイだった。
GRFだった、と記憶している。

そのタンノイについて、61号では、
タンノイのやさしさが、もの足りなかった、と。
タンノイは、だから演奏会場のずうっと後の席で聴く音で、
長島先生は、前の方で聴きたい、と。

だから長島先生にとってG610Bであり、Model 7+Model 2なのである。

そういう長島先生なのだが、ステレオサウンド 61号の写真をみた方ならば、
マランツのModel 2の隣にMC275が置いてあるのに気づかれたはず。

使っていないオーディオ機器は手離す長島先生であっても、
MC275だけは手離す気になれない、とある。

簇生の美しさを出すためにぼかす甘さを求める聴き方もあれば、
簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いていくため甘さを拒否する聴き方もある。

それによってアンプ選びは違ってくる。
ここで書きたいのは、マッキントッシュとマランツの、どちらの真空管アンプが優秀か、ではない。
こういうことを書いていくと、わずかな人であっても、
マッキントッシュが優秀なんだな、とか、やっぱりマランツなんだな、と決めてかかる人がいる。

書きたいのは、なぜ五味先生がマッキントッシュだったのか、
その理由について考察なのである。
http://audiosharing.com/blog/?p=26922


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=26926

五味先生はステレオサウンド 50号のオーディオ巡礼で、
森忠輝氏のリスニングルームを訪ねられている。
     *
森氏は次にもう一枚、クナッパーツブッシュのバイロイト録音のパルシファル≠かけてくれたが、もう私は陶然と聴き惚れるばかりだった。クナッパーツブッシュのワグナーは、フルトヴェングラーとともにワグネリアンには最高のものというのが定説だが、クナッパーツブッシュ最晩年の録音によるこのフィリップス盤はまことに厄介なレコードで、じつのところ拙宅でも余りうまく鳴ってくれない。空前絶後の演奏なのはわかるが、時々、マイクセッティングがわるいとしか思えぬ鳴り方をする個所がある。
 しかるに森家のオイロダイン≠ヘ、実況録音盤の人の咳払いや衣ずれの音などがバッフルの手前から奥にさざ波のようにひろがり、ひめやかなそんなざわめきの彼方に聖餐の動機≠ェ湧いてくる。好むと否とに関わりなくワグナー畢生の楽劇——バイロイトの舞台が、仄暗い照明で眼前に彷彿する。私は涙がこぼれそうになった。ひとりの青年が、苦心惨憺して、いま本当のワグナーを鳴らしているのだ。おそらく彼は本当に気に入ったワグナーのレコードを、本当の音で聴きたくてオイロダイン≠手に入れ苦労してきたのだろう。敢ていえば苦労はまだ足らぬ点があるかも知れない。それでも、これだけ見事なワグナーを私は他所では聴いたことがない。天井棧敷は、申すならふところのそう豊かでない観衆の行く所だが、一方、その道の通がかよう場所でもある。森氏は後者だろう。むつかしいパルシファル≠これだけ見事にひびかせ得るのは畢竟、はっきりしたワグナー象を彼は心の裡にもっているからだ。オイロダイン≠フ響きが如実にそれを語っている。私は感服した。あとで聞くと、この数日後アンプの真空管がとんだそうだが、四十九番あたりの聴くに耐えぬ音はそのせいだったのかも知れない。
 何にせよ、いいワグナーを聴かせてもらって有難う、心からそう告げ私は森家を辞したのである。彼の人となりについては気になる点がないではなかったが、帰路、私は満足だった。本当に久しぶりにいいワグナーを聴いたと思った。
     *
40号代のステレオサウンドには、森忠輝氏の連載が載っていた。
オイロダインとの出合い、アナログプレーヤー、アンプの選択と入手についての文章を読んでいた。

森忠輝氏のアンプはマランツのModel 7とModel 9である。
森忠輝氏の心の裡にあるワグナー像を描くには、
森忠輝氏にとってはマランツのアンプしかなかったのだろう。

けれど、忘れてならぬのは天井桟敷の俯瞰である、ということだ。

ここでひとつ五味先生に訊ねたいことがある。
森忠輝氏のオイロダインで、クナッパーツブッシュのパルシファルは、どこまで聴かれたのだろうか。
レコードの片面だけなのか、まさかとは思うが、五枚全面聴かれたのか。

森忠輝氏の音量は、かなり小さい、と書かれている。
小さいからこそマランツなのか、と思うし、
おそらく聴かれたのはレコード片面なのだろう──、とそんなことを考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=26926

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=26932

ワグナーとオーディオというタイトルなのに、
書いていることはワグナーと五味康祐になっている。

五味先生とワグナーということで、
私と同世代、上の世代で熱心にステレオサウンドを読んできた人ならば、
2号での小林秀雄氏との音楽談義を思い出されるはずだ。

そこで五味先生は、いわれている。
     *
五味 ぼくは「トリスタンとイゾルデ」を聴いていたら、勃然と、立ってきたことがあるんでははぁん、官能というのはこれかと……戦後です。三十代ではじめて聴いた時です。フルトヴェングラーの全曲盤でしたけど。
     *
「勃然と、立ってきた」とは、男の生理のことである。
この五味先生の発言に対し、小林秀雄氏は「そんな挑発的ものじゃないよ。」と発言されている。

そうかもしれない、と考えるのが実のところ正しいのかもしれない。
それに音楽、音、オーディオについて語っているところに、
こういった性に直結する表現が出てくることを非常に嫌悪される人がいるのも知っている。

以前、ステレオサウンドで、菅野先生が射精という表現をされた。
このことに対して、
ステレオサウンドはオーディオのバイブルだから、そんな言葉を使わないでくれ、
そういう読者からの手紙が来たことがあった。

私の、このブログをオーディオのバイブルと思っている人はいないだろうから、
気にすることなく書いていくけれど、世の中にはそういう人がいるというのは事実である。

そういう人にとっては、
小林秀雄・五味康祐「音楽談義」での《勃然と、立ってきたことがある》は、
どうなんだろうか。

《勃然と、立ってきた》とはあるが、その後のことについては語られていない。
だから、かろうじて、そういう人にとっても許容できることなのだろうか。

三十代ではじめて聴いて《勃然と、立ってきた》とあるから、
タンノイのオートグラフ以前のことだ。

五味先生のところにオートグラフが届いたのは1964年である。
五味先生は42歳だった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26932

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=26979


「西方の音」に「少年モーツァルト」がある。
そこに、こうある。
     *
 私は小説家だから、文章を書く上で、読む時もまず何より文体にこだわる。当然なはなしだが、どれほどの評判作もその文体が気にくわねば私には読むに耐えない。作家は、四六時中おなじ状態で文章が書けるわけはなく、女を抱いた後でつづる文章も、惚れた女性を持つ作家の文章、時間の経過も忘れて書き耽っている文章、またはじめは渋滞していたのが興趣が乗り、夢中でペンを走らせる文章など、さまざまにあって当然だが、概して女と寝たあとの文章と、寝るまでの二様があるように思える。寝てからでは、どうしても文体に緻密さが欠けている。自他ともに、案外これは分るものだ。女性関係に放縦な状態でけっしてストイックなものが書けるわけはない。ライナー・マリア・リルケの『マルテの手記』や、総じて彼の詩作は、女性を拒否した勤勉な、もしくは病的な純粋さで至高のものを思わねばつづれぬものだろう、と思ったことがある。《神への方向》にリルケの文学はあるように思っていた。私はリルケを熟読した。そんなせいだろうか、女性との交渉をもったあとは、それがいかほど愛していた相手であれ、直後、ある己れへの不潔感を否めなかった。なんという俺は汚ない人間だろうと思う。
 どうやら私だけでなく、世の大方の男性は(少なくともわれわれの年代までに教育をうけた者は)女性との交渉後に、ある自己嫌悪、アンニュイ、嘔吐感、虚ろさを覚えるらしい。そういう自己への不潔感をきよめてくれる、もしくは立ち直らせてくれるのに、大そう効果のあるのがベートーヴェンの音楽ではなかろうか、と思ったことがある。
 音楽を文体にたとえれば、「ねばならぬ」がベートーヴェンで、「である」がバッハだと思った時期がある。ここに一つの物がある。一切の修辞を捨て、あると言いきるのがバッハで、あったのだったなぞいう下らん感情挿入で文体を流す手合いは論外として、あるとだけでは済ませぬ感情の盛り上がり、それを、あくまで「ある」でとどめるむずかしさは、文章を草してきて次第に私にも分ってきた。つまり、「ある」で済ませる人には、明治人に共通な或る精神の勁さを感じる。何々である、で結ぶ文体を偉ぶったように思うのは、多分思う方が弱くイジケているのだろうと。──なんにせよ、何々だった、なのだった、を乱用する作家を私は人間的に信用できなかった。
 シューベルトは、多分「だった」の作曲家ではなかろうかと私は思う。小林秀雄氏に、シューベルトの偉さを聞かされるまではそう思っていたのである。むろん近時、日本の通俗作家の「だった」の乱用と、シューベルトの感情挿入は別物だ。シューベルトの優しさは、だったで結べば文章がやさしくなると思う手合いとは無縁である。それでも、ベートーヴェンの「ねばならぬ」やバッハにくらべ、シューベルトは優しすぎると私には思えた。女を愛したとき、女を抱いたあとにシューベルトのやさしさで癒やされてはならぬと。
 われながら滑稽なドグマであったが、そういう音楽と文体の比喩を、本気で考えていた頃にもっとも扱いかねたのがモーツァルトだった。モーツァルトの音楽だけは、「ねばならぬ」でも「である」でもない。まして「だった」では手が届かない。モーツァルトだけは、もうどうしようもないものだ。彼も妻を持ち、すなわち妻と性行為はもったにきまっている。その残滓がまるでない。バッハは二人の夫人に二十人の子を産ませた。精力絶倫というべく、まさにそういう音楽である。ベートーヴェンは女房をもたなかったのはその音楽を聞けば分る。女房ももたず、作曲に没頭した芸術家だと思うから、その分だけベートーヴェンに人々は癒やされる。実はもてなかったといっても大して変りはないだろう。
     *
《ある己れへの不潔感》、《アンニュイ、嘔吐感、虚ろさ》、
そういったことをまったく感じない男がいる、ということも知っている。

そんな男にかぎって、ストイックな文章を書こうとしているのだから、
傍から見れば滑稽でしかない、とおもうことがある。

《概して女と寝たあとの文章と、寝るまでの二様があるように思える》とある。
ならば自己への不潔感を感じる者と、感じない者との二様がある、のだろう。

感じない者が大まじめに、ストイックな文章であろうとするのだから、
やはり、滑稽でしかない、と感じる。

ワグナーは、どちらだったのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26979


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=26983

《何々である、で結ぶ文体を偉ぶったように思うのは、多分思う方が弱くイジケているのだろうと》
そう五味先生は書かれている。
私もそう思う。

いまでは「上から目線で……」と、すぐさま口にする人が増えてきたようだ。
「上から目線でいわれた」と感じる方が弱くてイジケているのだろう、と思う。

弱くてイジケている人は、上の人が自分がいまいるところまで降りてきてくれる、と思っているのか。
弱くてイジケている人は、自分よりも下にいると思っている人のところまで降りて行くのか。

上にいる者は、絶対に下に降りていってはダメだ、と菅野先生からいわれたことがある。
そう思っている。

下にいる人を蹴落とせ、とか、
上に上がってこようとしているのを拒む、とか、そういうことではない。
上にいる者は、目標としてしっかりと上にいるべきであり、
導くことこそ大事なことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26983
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html#c66

コメント [リバイバル3] マッキントッシュ 中川隆
54. 中川隆[-5750] koaQ7Jey 2021年4月13日 23:26:39 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[63]

Date: 8月 12th, 2018
ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=26903


五味先生のタンノイ・オートグラフにつながれていたのは、
主にマッキントッシュのC22とMC275のペアである。
「人間の死にざま」を読むと、カンノアンプの300Bシングルに、
交換しても聴かれていたことがわかる。

コントロールアンプはマランツのModel 7とマークレビンソンのJC2もお持ちだった。
その他にデッカ・デコラのアンプも所有されていた。

マランツのパワーアンプはどうだったのか。
Model 2かModel 5、Model 8Bのどれかは所有されていたとしてもおかしくない。

所有されていないアンプも多数聴かれている。
その結果のC22とMC275である、とみている。

中学生だったころ、
マッキントッシュとマランツの真空管アンプを見較べて、マランツの方がよさそうに思えた。
そのころ、マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを聴ける店は、熊本にはなかった。
周りにオーディオマニアが誰もいなかったから、
個人でどちらかを持っている人を探そうとは思わなかった。

ステレオサウンド 51号のオーディオ巡礼に、
ヴァイタヴォックスCN191を鳴らされているH氏が登場されている。

アンプはマッキントッシュからマランツのModel 7とModel 9のペアに交換した、とあった。
このときもまだどちらも聴いたことはなかったし、写真でだけ知っているだけでしかなかった。

それでも、そうだろう、と思いながら、オーディオ巡礼を読んでいた。
アンプとして、どちらが高性能かといえば、マランツに軍配をあげる──、
そういう見方を10代の私はしていた。

なので、五味先生はなぜマッキントッシュなのか、という疑問がなかったわけではない。
正確にいえば、マランツを選ばれなかった理由はなんのか、を知りたいと思っていた。

結局、それはワグナーを聴かれるから、というのが、私がたどりついた答である。
http://audiosharing.com/blog/?p=26903


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=26909


ステレオサウンド 37号から「クラフツマンシップの粋」が始まった。
一回目は、やはりマランツの真空管アンプである。

長島先生と山中先生の対談による、この記事の最後に、
マランツサウンドは存在するか、について話されている。
     *
山中 製品についてはいま話してきたのでだいたい出ていると思うのですが、それでは実際にマランツの音とはどんな音なのかということですが……。
 全般的な傾向としては、一言でいってしまえば特にキャラクターを持たないニュートラルな音だと思うのですよ。色づけが少ないというか……。特に泣かせどころがあるとか、そういう音じゃないですね。
 よく、マッキントッシュサウンドとか、JBLサウンド、アルテックサウンドという言い方をしますね。そしてこの言葉を聞くだけでそれぞれの音がイメージできるほどはっきりした性格をもっていますね。しかしそういう意味でのマランツサウンドというのはあり得ないと思うのです。事実、マランツサウンドっていう言葉はないでしょう。
長島 俗に、管球式の音は柔らかいとか、暖か味があるとかいいますが、マランツはそういう臭さ≠感じさせませんね。
 マランツの一群のアンプはぼくも使っているのですけれど、球の暖かさなんていうのは、はっきりいえば、少しも感じない(笑)。
山中 ともかく媚びるということがないですね。
長島 まったくその通りですね。
山中 マランツの音について話しているとどうも取り留めなくなってしまうのだけれど、音のキャラクター云々ということが出てこないでしょう。
長島 それでも厳としてあることはある。
山中 あるんですよね、マランツのサウンドというのは……。
長島 あるのだけれど非常に言いにくい……。
山中 それが実はマランツの秘密で、結局ソウル・マランツ氏の目差した音じゃないですかね。
長島 要するに、あまりにも真っ当すぎるので言うのに困ってしまう(笑)。あえてマランツサウンドってなんだと聞かれたら、筋を通して理詰めに追いあげたせのがマランツサウンドだと言うよりないですね。決して神経を休めるという傾向の音ではありません。レコードに入っている音が、細大洩らさず、あるがままの形で出てくるのですよ。
山中 だからこそ、この時代におけるひとつのプレイバックスタンダードであり得たのでしょうね。
     *
ことわるまでもなく、ここに出てくるマランツの音とは、
あくまでも真空管アンプ時代のマランツであり、いまのマランツにそっくりあてはまるわけではない。

そして、真空管アンプ時代のマランツの音に関しては、瀬川先生もほぼ同じことを書かれている。
http://audiosharing.com/blog/?p=26909

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=26911


1981年夏のステレオサウンド別冊「世界の最新セパレートアンプ総テスト」の巻頭、
「いま、いい音のアンプがほしい」で、瀬川先生はマランツのアンプの音についてこう書かれている。
     *
 そうした体験にくらべると、最初に手にしたにもかかわらず、マランツのアンプの音は、私の記憶の中で、具体的なレコードや曲名と、何ひとつ結びついた形で浮かんでこないのは、いったいどういうわけなのだろうか。確かに、その「音」にびっくりした。そして、ずいぶん長い期間、手もとに置いて鳴らしていた。それなのに、JBLの音、マッキントッシュの音、というような形では、マランツの音というものを説明しにくいのである。なぜなのだろう。
 JBLにせよマッキントッシュにせよ、明らかに「こう……」と説明できる個性、悪くいえばクセを持っている。マランツには、そういう明らかなクセがない。だから、こういう音、という説明がしにくいのだろうか。
 それはたしかにある。だが、それだけではなさそうだ。
 もしかすると私という人間は、この、「中庸」というのがニガ手なのだろうか。そうかもしれないが、しかし、音のバランス、再生される音の低・中・高音のバランスのよしあしは、とても気になる。その意味でなら、JBLよりもマッキントッシュよりも、マランツは最も音のバランスがいい。それなのに、JBLやマッキントッシュのようには、私を惹きつけない。私には、マランツの音は、JBLやマッキントッシュほどには、魅力が感じられない。
 そうなのだ。マランツの音は、あまりにもまっとうすぎるのだ。立派すぎるのだ。明らかに片寄った音のクセや弱点を嫌って、正攻法で、キチッと仕上げた音。欠点の少ない音。整いすぎていて、だから何となくとり澄ましたようで、少しよそよそしくて、従ってどことなく冷たくて、とりつきにくい。それが、私の感じるマランツの音だと言えば、マランツの熱烈な支持者からは叱られるかもしれないが、そういう次第で私にはマランツの音が、親身に感じられない。魅力がない。惹きつけられない。だから引きずりこまれない……。
 また、こうも言える。マランツのアンプの音は、常に、その時点その時点での技術の粋をきわめながら、音のバランス、周波数レインジ、ひずみ、S/N比……その他のあらゆる特性を、ベストに整えることを目指しているように私には思える。だが見方を変えれば、その方向には永久に前進あるのみで、終点がない。いや、おそらくマランツ自身は、ひとつの完成を目ざしたにちがいない。そのことは、皮肉にも彼のアンプの「音」ではなく、デザインに実っている。モデル7(セブン)のあの抜きさしならないパネルデザイン。十年間、毎日眺めていたのに、たとえツマミ1個でも、もうこれ以上動かしようのないと思わせるほどまでよく練り上げられたレイアウト。アンプのパネルデザインの古典として、永く残るであろう見事な出来栄えについてはほとんど異論がない筈だ。
 なぜ、このパネルがこれほど見事に完成し、安定した感じを人に与えるのだろうか。答えは簡単だ。殆どパーフェクトに近いシンメトリーであるかにみせながら、その完璧に近いバランスを、わざとほんのちょっと崩している。厳密にいえば決して「ほんの少し」ではないのだが、そう思わせるほど、このバランスの崩しかたは絶妙で、これ以上でもこれ以下でもいけない。ギリギリに煮つめ、整えた形を、ほんのちょっとだけ崩す。これは、あらゆる芸術の奥義で、そこに無限の味わいが醸し出される。整えた形を崩した、などという意識を人に抱かせないほど、それは一見完璧に整った印象を与える。だが、もしも完全なシンメトリーであれば、味わいは極端に薄れ、永く見るに耐えられない。といって、崩しすぎたのではなおさらだ。絶妙。これしかない。マランツ♯7のパネルは、その絶妙の崩し方のひとつの良いサンプルだ。
 パネルのデザインの完成度の高さにくらべると、その音は、崩し方が少し足りない。いや、音に関するかぎり、マランツの頭の中には、出来上がったバランスを崩す、などという意識はおよそ入りこむ余地がなかったに違いない。彼はただひたすら、音を整えることに、全力を投入したに違いあるまい。もしも何か欠けた部分があるとすれば、それはただ、その時点での技術の限界だけであった、そういう音の整え方を、マランツはした。
     *
ここでも、マランツの音について説明しにくい、とある。
そして、それは言葉で説明できる個性、悪くいえばクセがないからで、
まっとうすぎる、立派すぎる、と。

SMEのフォノイコライザーアンプSPA1HLを聴いたとき、
そういうことなのか、と合点がいった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26911


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=26913


話をすすめていく前にひとつ書いておきたいのは、
長島先生、山中先生、瀬川先生だけでなく、同時代のオーディオ評論家の人たちは、
そして五味先生もそうなのだが、
みな、マッキントッシュやマランツの真空管アンプが現役のころからオーディオに取り組まれている。

つまりみな新品のマッキントッシュのアンプの音、マランツのアンプの音、
真空管アンプではないが同時代のJBLのアンプの音などを聴かれている。

このことは後に生まれた世代にはかなわぬことである。
長島先生、山中先生は1932年、瀬川先生は1935年、
私は約30年後の1963年生れである。

同世代の人たちよりは程度のいいマッキントッシュやマランツを聴いているのかもしれないが、
それでも30年という時間のひらきは、なにをもってきてもうめられない。

完全な追体験は無理なのだ。
完全メインテナンスを謳っていようが、
それがどの程度なのかは、だれが保証してくれるのか。

周りに、マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを新品の状態で聴いたことがある、
しかも耳の確かな人がいればいい。
けれど、そういう人がどのくらいいるか。

いわゆる自称は、ここでは役に立たぬ存在だ。

私がこうやって古いマッキントッシュやマランツの音に関することを引用しているのを読んで、
いや、そういう音じゃないぞ、と思われる人もいよう。
そのことを否定しない。

その人が聴くことができたマッキントッシュやマランツの真空管アンプは、
そういう音を出していたのだろうから。

でも、それが新品での音とどのくらい違ってきているのか。
そのことを抜きにして、自分が聴いた範囲だけの音で語るのは、私はやらない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26913


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=26915


SMEのSPA1HLは最初オルトフォン・ブランドで登場した。
プロトタイプというか、プリプロモデルだったのか、
とにかくオルトフォンのSPA1HLを聴いている。

オルトフォンのSPA1HLとして登場した時、このフォノイコライザーアンプの事情は何も知らなかった。
オルトフォンの技術者が設計した真空管のフォノイコライザーアンプだと素直に信じていた。
だからオルトフォンのカートリッジに持っている音のイメージを、期待していた。

鳴ってきた音は、その意味では期待外れともいえたし、
期待外れだからといって、このフォノイコライザーアンプに魅力を感じなかったわけではない。
おもしろいアンプが登場してきた、と思った。

それからしばらくして、今度はSMEブランドで現れた。
ここで初めて、このフォノイコライザーアンプの事情を知る。

SMEのSPA1HLは長島先生といっしょに聴いた。
SPA1HLについて長島先生の詳しいこと詳しいこと。

思わず「長島先生が設計されたのですか」と口にしそうになるくらいだった。
そうなんだということはすぐにわかった。
パーツ選びの大変さも聞いている。

それに長島先生自身、SMEのアンプは、マランツの#7への恩返し、といわれていた。
オルトフォン・ブランドであろうとSMEブランドであろうと、
SPA1HLに、そのオーディオ機器ならではの音色の魅力というものは、
まったく感じなかった。

この点で期待外れと、最初の音が鳴った時に感じても、さまざまなレコードをかけていくと、
SPA1HLの実力は高いと感じてくる。

ただそれでもオーディオ機器固有の音色にどうしても耳が向いてしまう人には、
SPA1HLは不評のようだった。

SPA1HLをある人とステレオサウンドの試聴室で聴いている。
その人は、ほんとうにいいアンプだと思っています? ときいてきた。
その人にとってSPA1HLはどうでもいい存在のようだった。

私はSPA1HLを、何度もステレオサウンドの試聴室で聴いている。
SPA1HLを聴いて、
長島先生がマランツのModel 7をどう聴かれていたのかを理解できた、と思った。
http://audiosharing.com/blog/?p=26915

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=26917


SPA1HLによって、長島先生にとってModel 7がどういう存在なのかをはっきりと知った。
マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを新品で聴くことはできなかった世代であっても、
SPA1HLを長島先生といっしょに、しかも解説つきでじっくりと聴くことができたからだ。

長島先生はステレオサウンド 38号で、
《決して神経を休めるという傾向の音ではありません》といわれている。
確かにそうである。
SPA1HLもそういうアンプである。

同じことを井上先生もいわれていたし、
ステレオサウンド別冊「音の世紀」でも、同じ意味あいのことを書かれている。
     *
 心情的には、早くから使ったマランツ7は、その個体が現在でも手もとに在るけれども、少なくとも、この2年間は電源スイッチをONにしたこともない。充分にエージング時間をかけ音を聴いたのは、キット版発売の時と、復刻版発売の時の2回で、それぞれ約1ヵ月は使ってみたものの、老化は激しく比較対象外の印象であり、最新復刻版を聴いても、強度のNFB採用のアンプは、何とはなく息苦しい雰囲気が存在をして、長時間聴くと疲れる印象である。
     *
決して神経を休めるという傾向の音ではないModel 7、
何とはなく息苦しい雰囲気が存在をして、長時間聴くと疲れる印象のModel 7。

どちらも同じことを語っている。
ただ聴き手が違うだけの話である。
音楽の聴き方の違いが、そこにある。

五味先生はワグナーをよく聴かれていた。
毎年NHKのFMで放送されるバイロイト音楽祭を録音されていたことはよく知られているし、
《タンノイの folded horn は、誰かがワグナーを聴きたくて発明したのかも分らない。それほど、わが家で鳴るワグナーはいいのである》
とも書かれているくらいだ。

ワグナーは長い。
どの楽劇であっても、長い。
その長さゆえ、五味先生はマランツを選ばれなかったのではないのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26917

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=26920


長島先生はステレオサウンド 37号で、
《レコードに入っている音が、細大洩らさず、あるがままの形で出てくる》といわれている。

五味先生はMC275とMC3500を聴き比べて、次のように書かれている。
     *
 ところで、何年かまえ、そのマッキントッシュから、片チャンネルの出力三五〇ワットという、ばけ物みたいな真空管式メインアンプMC三五〇〇≠ェ発売された。重さ六十キロ(ステレオにして百二十キロ——優に私の体重の二倍ある)、値段が邦貨で当時百五十六万円、アンプが加熱するため放熱用の小さな扇風機がついているが、周波数特性はなんと一ヘルツ(十ヘルツではない)から七万ヘルツまでプラス〇、マイナス三dB。三五〇ワットの出力時で、二十から二万ヘルツまでマイナス〇・五dB。SN比が、マイナス九五dBである。わが家で耳を聾する大きさで鳴らしても、VUメーターはピクリともしなかった。まず家庭で聴く限り、測定器なみの無歪のアンプといっていいように思う。
 すすめる人があって、これを私は聴いてみたのである。SN比がマイナス九五dB、七万ヘルツまで高音がのびるなら、悪いわけがないとシロウト考えで期待するのは当然だろう。当時、百五十万円の失費は私にはたいへんな負担だったが、よい音で鳴るなら仕方がない。
 さて、期待して私は聴いた。聴いているうち、腹が立ってきた。でかいアンプで鳴らせば音がよくなるだろうと欲張った自分の助平根性にである。
 理論的には、出力の大きいアンプを小出力で駆動するほど、音に無理がなく、歪も少ないことは私だって知っている。だが、音というのは、理屈通りに鳴ってくれないこともまた、私は知っていたはずなのである。ちょうどマスター・テープのハイやロウをいじらずカッティングしたほうが、音がのびのび鳴ると思い込んだ欲張り方と、同じあやまちを私はしていることに気がついた。
 MC三五〇〇は、たしかに、たっぷりと鳴る。音のすみずみまで容赦なく音を響かせている、そんな感じである。絵で言えば、簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いている。もとのMC二七五は、必要な一つ二つは輪郭を鮮明に描くが、簇生する花は、簇生の美しさを出すためにぼかしてある、そんな具合だ。
     *
マッキントッシュのMC3500よりも、
マランツのModel 9のほうが、より《簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いている》だろう。

けれど五味先生はMC3500ではなくMC275なのである。
《必要な一つ二つは輪郭を鮮明に描くが、簇生する花は、簇生の美しさを出すためにぼかして》描く、
そういうMC275を選ばれている。

簇生の美しさを出すためにぼかす──、
ここを忘れては、何も語れない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26920


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=26922


長島先生は、最初からマランツのModel 7とModel 2の組合せだったわけではない。
ステレオサウンド 61号で語られているが、
最初はマッキントッシュである。真空管アンプではなくトランジスターアンプである。
     *
長島 つぎにアンプのマッチングを考えました。そのときマッキントッシュのMC2105を使っていたんですが、これはやさしいアンプですが、スピーカーが慣れてくるにしたがって、力量不足がはっきりしてきたわけです。そこでつぎにMC275に切りかえました。MC275でもエイジングがすすんでくるにつれて、こんどは甘さが耳についてきました。その甘さがほくには必要じゃない。だから、もっと辛口のアンプをということでマランツ2になり、ずうっと使ってきたマッキントッシュのC26プリアンプをマランツ7に変え、それでやっとおちついているわけです。
     *
長島先生が鳴らされていたスピーカーは、ジェンセンのG610Bなのはよく知られている。
G610Bの前は、タンノイだった。
GRFだった、と記憶している。

そのタンノイについて、61号では、
タンノイのやさしさが、もの足りなかった、と。
タンノイは、だから演奏会場のずうっと後の席で聴く音で、
長島先生は、前の方で聴きたい、と。

だから長島先生にとってG610Bであり、Model 7+Model 2なのである。

そういう長島先生なのだが、ステレオサウンド 61号の写真をみた方ならば、
マランツのModel 2の隣にMC275が置いてあるのに気づかれたはず。

使っていないオーディオ機器は手離す長島先生であっても、
MC275だけは手離す気になれない、とある。

簇生の美しさを出すためにぼかす甘さを求める聴き方もあれば、
簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いていくため甘さを拒否する聴き方もある。

それによってアンプ選びは違ってくる。
ここで書きたいのは、マッキントッシュとマランツの、どちらの真空管アンプが優秀か、ではない。
こういうことを書いていくと、わずかな人であっても、
マッキントッシュが優秀なんだな、とか、やっぱりマランツなんだな、と決めてかかる人がいる。

書きたいのは、なぜ五味先生がマッキントッシュだったのか、
その理由について考察なのである。
http://audiosharing.com/blog/?p=26922


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=26926

五味先生はステレオサウンド 50号のオーディオ巡礼で、
森忠輝氏のリスニングルームを訪ねられている。
     *
森氏は次にもう一枚、クナッパーツブッシュのバイロイト録音のパルシファル≠かけてくれたが、もう私は陶然と聴き惚れるばかりだった。クナッパーツブッシュのワグナーは、フルトヴェングラーとともにワグネリアンには最高のものというのが定説だが、クナッパーツブッシュ最晩年の録音によるこのフィリップス盤はまことに厄介なレコードで、じつのところ拙宅でも余りうまく鳴ってくれない。空前絶後の演奏なのはわかるが、時々、マイクセッティングがわるいとしか思えぬ鳴り方をする個所がある。
 しかるに森家のオイロダイン≠ヘ、実況録音盤の人の咳払いや衣ずれの音などがバッフルの手前から奥にさざ波のようにひろがり、ひめやかなそんなざわめきの彼方に聖餐の動機≠ェ湧いてくる。好むと否とに関わりなくワグナー畢生の楽劇——バイロイトの舞台が、仄暗い照明で眼前に彷彿する。私は涙がこぼれそうになった。ひとりの青年が、苦心惨憺して、いま本当のワグナーを鳴らしているのだ。おそらく彼は本当に気に入ったワグナーのレコードを、本当の音で聴きたくてオイロダイン≠手に入れ苦労してきたのだろう。敢ていえば苦労はまだ足らぬ点があるかも知れない。それでも、これだけ見事なワグナーを私は他所では聴いたことがない。天井棧敷は、申すならふところのそう豊かでない観衆の行く所だが、一方、その道の通がかよう場所でもある。森氏は後者だろう。むつかしいパルシファル≠これだけ見事にひびかせ得るのは畢竟、はっきりしたワグナー象を彼は心の裡にもっているからだ。オイロダイン≠フ響きが如実にそれを語っている。私は感服した。あとで聞くと、この数日後アンプの真空管がとんだそうだが、四十九番あたりの聴くに耐えぬ音はそのせいだったのかも知れない。
 何にせよ、いいワグナーを聴かせてもらって有難う、心からそう告げ私は森家を辞したのである。彼の人となりについては気になる点がないではなかったが、帰路、私は満足だった。本当に久しぶりにいいワグナーを聴いたと思った。
     *
40号代のステレオサウンドには、森忠輝氏の連載が載っていた。
オイロダインとの出合い、アナログプレーヤー、アンプの選択と入手についての文章を読んでいた。

森忠輝氏のアンプはマランツのModel 7とModel 9である。
森忠輝氏の心の裡にあるワグナー像を描くには、
森忠輝氏にとってはマランツのアンプしかなかったのだろう。

けれど、忘れてならぬのは天井桟敷の俯瞰である、ということだ。

ここでひとつ五味先生に訊ねたいことがある。
森忠輝氏のオイロダインで、クナッパーツブッシュのパルシファルは、どこまで聴かれたのだろうか。
レコードの片面だけなのか、まさかとは思うが、五枚全面聴かれたのか。

森忠輝氏の音量は、かなり小さい、と書かれている。
小さいからこそマランツなのか、と思うし、
おそらく聴かれたのはレコード片面なのだろう──、とそんなことを考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=26926

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=26932

ワグナーとオーディオというタイトルなのに、
書いていることはワグナーと五味康祐になっている。

五味先生とワグナーということで、
私と同世代、上の世代で熱心にステレオサウンドを読んできた人ならば、
2号での小林秀雄氏との音楽談義を思い出されるはずだ。

そこで五味先生は、いわれている。
     *
五味 ぼくは「トリスタンとイゾルデ」を聴いていたら、勃然と、立ってきたことがあるんでははぁん、官能というのはこれかと……戦後です。三十代ではじめて聴いた時です。フルトヴェングラーの全曲盤でしたけど。
     *
「勃然と、立ってきた」とは、男の生理のことである。
この五味先生の発言に対し、小林秀雄氏は「そんな挑発的ものじゃないよ。」と発言されている。

そうかもしれない、と考えるのが実のところ正しいのかもしれない。
それに音楽、音、オーディオについて語っているところに、
こういった性に直結する表現が出てくることを非常に嫌悪される人がいるのも知っている。

以前、ステレオサウンドで、菅野先生が射精という表現をされた。
このことに対して、
ステレオサウンドはオーディオのバイブルだから、そんな言葉を使わないでくれ、
そういう読者からの手紙が来たことがあった。

私の、このブログをオーディオのバイブルと思っている人はいないだろうから、
気にすることなく書いていくけれど、世の中にはそういう人がいるというのは事実である。

そういう人にとっては、
小林秀雄・五味康祐「音楽談義」での《勃然と、立ってきたことがある》は、
どうなんだろうか。

《勃然と、立ってきた》とはあるが、その後のことについては語られていない。
だから、かろうじて、そういう人にとっても許容できることなのだろうか。

三十代ではじめて聴いて《勃然と、立ってきた》とあるから、
タンノイのオートグラフ以前のことだ。

五味先生のところにオートグラフが届いたのは1964年である。
五味先生は42歳だった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26932

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=26979


「西方の音」に「少年モーツァルト」がある。
そこに、こうある。
     *
 私は小説家だから、文章を書く上で、読む時もまず何より文体にこだわる。当然なはなしだが、どれほどの評判作もその文体が気にくわねば私には読むに耐えない。作家は、四六時中おなじ状態で文章が書けるわけはなく、女を抱いた後でつづる文章も、惚れた女性を持つ作家の文章、時間の経過も忘れて書き耽っている文章、またはじめは渋滞していたのが興趣が乗り、夢中でペンを走らせる文章など、さまざまにあって当然だが、概して女と寝たあとの文章と、寝るまでの二様があるように思える。寝てからでは、どうしても文体に緻密さが欠けている。自他ともに、案外これは分るものだ。女性関係に放縦な状態でけっしてストイックなものが書けるわけはない。ライナー・マリア・リルケの『マルテの手記』や、総じて彼の詩作は、女性を拒否した勤勉な、もしくは病的な純粋さで至高のものを思わねばつづれぬものだろう、と思ったことがある。《神への方向》にリルケの文学はあるように思っていた。私はリルケを熟読した。そんなせいだろうか、女性との交渉をもったあとは、それがいかほど愛していた相手であれ、直後、ある己れへの不潔感を否めなかった。なんという俺は汚ない人間だろうと思う。
 どうやら私だけでなく、世の大方の男性は(少なくともわれわれの年代までに教育をうけた者は)女性との交渉後に、ある自己嫌悪、アンニュイ、嘔吐感、虚ろさを覚えるらしい。そういう自己への不潔感をきよめてくれる、もしくは立ち直らせてくれるのに、大そう効果のあるのがベートーヴェンの音楽ではなかろうか、と思ったことがある。
 音楽を文体にたとえれば、「ねばならぬ」がベートーヴェンで、「である」がバッハだと思った時期がある。ここに一つの物がある。一切の修辞を捨て、あると言いきるのがバッハで、あったのだったなぞいう下らん感情挿入で文体を流す手合いは論外として、あるとだけでは済ませぬ感情の盛り上がり、それを、あくまで「ある」でとどめるむずかしさは、文章を草してきて次第に私にも分ってきた。つまり、「ある」で済ませる人には、明治人に共通な或る精神の勁さを感じる。何々である、で結ぶ文体を偉ぶったように思うのは、多分思う方が弱くイジケているのだろうと。──なんにせよ、何々だった、なのだった、を乱用する作家を私は人間的に信用できなかった。
 シューベルトは、多分「だった」の作曲家ではなかろうかと私は思う。小林秀雄氏に、シューベルトの偉さを聞かされるまではそう思っていたのである。むろん近時、日本の通俗作家の「だった」の乱用と、シューベルトの感情挿入は別物だ。シューベルトの優しさは、だったで結べば文章がやさしくなると思う手合いとは無縁である。それでも、ベートーヴェンの「ねばならぬ」やバッハにくらべ、シューベルトは優しすぎると私には思えた。女を愛したとき、女を抱いたあとにシューベルトのやさしさで癒やされてはならぬと。
 われながら滑稽なドグマであったが、そういう音楽と文体の比喩を、本気で考えていた頃にもっとも扱いかねたのがモーツァルトだった。モーツァルトの音楽だけは、「ねばならぬ」でも「である」でもない。まして「だった」では手が届かない。モーツァルトだけは、もうどうしようもないものだ。彼も妻を持ち、すなわち妻と性行為はもったにきまっている。その残滓がまるでない。バッハは二人の夫人に二十人の子を産ませた。精力絶倫というべく、まさにそういう音楽である。ベートーヴェンは女房をもたなかったのはその音楽を聞けば分る。女房ももたず、作曲に没頭した芸術家だと思うから、その分だけベートーヴェンに人々は癒やされる。実はもてなかったといっても大して変りはないだろう。
     *
《ある己れへの不潔感》、《アンニュイ、嘔吐感、虚ろさ》、
そういったことをまったく感じない男がいる、ということも知っている。

そんな男にかぎって、ストイックな文章を書こうとしているのだから、
傍から見れば滑稽でしかない、とおもうことがある。

《概して女と寝たあとの文章と、寝るまでの二様があるように思える》とある。
ならば自己への不潔感を感じる者と、感じない者との二様がある、のだろう。

感じない者が大まじめに、ストイックな文章であろうとするのだから、
やはり、滑稽でしかない、と感じる。

ワグナーは、どちらだったのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26979


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=26983

《何々である、で結ぶ文体を偉ぶったように思うのは、多分思う方が弱くイジケているのだろうと》
そう五味先生は書かれている。
私もそう思う。

いまでは「上から目線で……」と、すぐさま口にする人が増えてきたようだ。
「上から目線でいわれた」と感じる方が弱くてイジケているのだろう、と思う。

弱くてイジケている人は、上の人が自分がいまいるところまで降りてきてくれる、と思っているのか。
弱くてイジケている人は、自分よりも下にいると思っている人のところまで降りて行くのか。

上にいる者は、絶対に下に降りていってはダメだ、と菅野先生からいわれたことがある。
そう思っている。

下にいる人を蹴落とせ、とか、
上に上がってこようとしているのを拒む、とか、そういうことではない。
上にいる者は、目標としてしっかりと上にいるべきであり、
導くことこそ大事なことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26983
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/627.html#c54

コメント [リバイバル4] EL34 を使ったアンプ 中川隆
6. 中川隆[-5749] koaQ7Jey 2021年4月13日 23:27:16 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[64]

Date: 8月 12th, 2018
ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=26903


五味先生のタンノイ・オートグラフにつながれていたのは、
主にマッキントッシュのC22とMC275のペアである。
「人間の死にざま」を読むと、カンノアンプの300Bシングルに、
交換しても聴かれていたことがわかる。

コントロールアンプはマランツのModel 7とマークレビンソンのJC2もお持ちだった。
その他にデッカ・デコラのアンプも所有されていた。

マランツのパワーアンプはどうだったのか。
Model 2かModel 5、Model 8Bのどれかは所有されていたとしてもおかしくない。

所有されていないアンプも多数聴かれている。
その結果のC22とMC275である、とみている。

中学生だったころ、
マッキントッシュとマランツの真空管アンプを見較べて、マランツの方がよさそうに思えた。
そのころ、マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを聴ける店は、熊本にはなかった。
周りにオーディオマニアが誰もいなかったから、
個人でどちらかを持っている人を探そうとは思わなかった。

ステレオサウンド 51号のオーディオ巡礼に、
ヴァイタヴォックスCN191を鳴らされているH氏が登場されている。

アンプはマッキントッシュからマランツのModel 7とModel 9のペアに交換した、とあった。
このときもまだどちらも聴いたことはなかったし、写真でだけ知っているだけでしかなかった。

それでも、そうだろう、と思いながら、オーディオ巡礼を読んでいた。
アンプとして、どちらが高性能かといえば、マランツに軍配をあげる──、
そういう見方を10代の私はしていた。

なので、五味先生はなぜマッキントッシュなのか、という疑問がなかったわけではない。
正確にいえば、マランツを選ばれなかった理由はなんのか、を知りたいと思っていた。

結局、それはワグナーを聴かれるから、というのが、私がたどりついた答である。
http://audiosharing.com/blog/?p=26903


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=26909


ステレオサウンド 37号から「クラフツマンシップの粋」が始まった。
一回目は、やはりマランツの真空管アンプである。

長島先生と山中先生の対談による、この記事の最後に、
マランツサウンドは存在するか、について話されている。
     *
山中 製品についてはいま話してきたのでだいたい出ていると思うのですが、それでは実際にマランツの音とはどんな音なのかということですが……。
 全般的な傾向としては、一言でいってしまえば特にキャラクターを持たないニュートラルな音だと思うのですよ。色づけが少ないというか……。特に泣かせどころがあるとか、そういう音じゃないですね。
 よく、マッキントッシュサウンドとか、JBLサウンド、アルテックサウンドという言い方をしますね。そしてこの言葉を聞くだけでそれぞれの音がイメージできるほどはっきりした性格をもっていますね。しかしそういう意味でのマランツサウンドというのはあり得ないと思うのです。事実、マランツサウンドっていう言葉はないでしょう。
長島 俗に、管球式の音は柔らかいとか、暖か味があるとかいいますが、マランツはそういう臭さ≠感じさせませんね。
 マランツの一群のアンプはぼくも使っているのですけれど、球の暖かさなんていうのは、はっきりいえば、少しも感じない(笑)。
山中 ともかく媚びるということがないですね。
長島 まったくその通りですね。
山中 マランツの音について話しているとどうも取り留めなくなってしまうのだけれど、音のキャラクター云々ということが出てこないでしょう。
長島 それでも厳としてあることはある。
山中 あるんですよね、マランツのサウンドというのは……。
長島 あるのだけれど非常に言いにくい……。
山中 それが実はマランツの秘密で、結局ソウル・マランツ氏の目差した音じゃないですかね。
長島 要するに、あまりにも真っ当すぎるので言うのに困ってしまう(笑)。あえてマランツサウンドってなんだと聞かれたら、筋を通して理詰めに追いあげたせのがマランツサウンドだと言うよりないですね。決して神経を休めるという傾向の音ではありません。レコードに入っている音が、細大洩らさず、あるがままの形で出てくるのですよ。
山中 だからこそ、この時代におけるひとつのプレイバックスタンダードであり得たのでしょうね。
     *
ことわるまでもなく、ここに出てくるマランツの音とは、
あくまでも真空管アンプ時代のマランツであり、いまのマランツにそっくりあてはまるわけではない。

そして、真空管アンプ時代のマランツの音に関しては、瀬川先生もほぼ同じことを書かれている。
http://audiosharing.com/blog/?p=26909

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=26911


1981年夏のステレオサウンド別冊「世界の最新セパレートアンプ総テスト」の巻頭、
「いま、いい音のアンプがほしい」で、瀬川先生はマランツのアンプの音についてこう書かれている。
     *
 そうした体験にくらべると、最初に手にしたにもかかわらず、マランツのアンプの音は、私の記憶の中で、具体的なレコードや曲名と、何ひとつ結びついた形で浮かんでこないのは、いったいどういうわけなのだろうか。確かに、その「音」にびっくりした。そして、ずいぶん長い期間、手もとに置いて鳴らしていた。それなのに、JBLの音、マッキントッシュの音、というような形では、マランツの音というものを説明しにくいのである。なぜなのだろう。
 JBLにせよマッキントッシュにせよ、明らかに「こう……」と説明できる個性、悪くいえばクセを持っている。マランツには、そういう明らかなクセがない。だから、こういう音、という説明がしにくいのだろうか。
 それはたしかにある。だが、それだけではなさそうだ。
 もしかすると私という人間は、この、「中庸」というのがニガ手なのだろうか。そうかもしれないが、しかし、音のバランス、再生される音の低・中・高音のバランスのよしあしは、とても気になる。その意味でなら、JBLよりもマッキントッシュよりも、マランツは最も音のバランスがいい。それなのに、JBLやマッキントッシュのようには、私を惹きつけない。私には、マランツの音は、JBLやマッキントッシュほどには、魅力が感じられない。
 そうなのだ。マランツの音は、あまりにもまっとうすぎるのだ。立派すぎるのだ。明らかに片寄った音のクセや弱点を嫌って、正攻法で、キチッと仕上げた音。欠点の少ない音。整いすぎていて、だから何となくとり澄ましたようで、少しよそよそしくて、従ってどことなく冷たくて、とりつきにくい。それが、私の感じるマランツの音だと言えば、マランツの熱烈な支持者からは叱られるかもしれないが、そういう次第で私にはマランツの音が、親身に感じられない。魅力がない。惹きつけられない。だから引きずりこまれない……。
 また、こうも言える。マランツのアンプの音は、常に、その時点その時点での技術の粋をきわめながら、音のバランス、周波数レインジ、ひずみ、S/N比……その他のあらゆる特性を、ベストに整えることを目指しているように私には思える。だが見方を変えれば、その方向には永久に前進あるのみで、終点がない。いや、おそらくマランツ自身は、ひとつの完成を目ざしたにちがいない。そのことは、皮肉にも彼のアンプの「音」ではなく、デザインに実っている。モデル7(セブン)のあの抜きさしならないパネルデザイン。十年間、毎日眺めていたのに、たとえツマミ1個でも、もうこれ以上動かしようのないと思わせるほどまでよく練り上げられたレイアウト。アンプのパネルデザインの古典として、永く残るであろう見事な出来栄えについてはほとんど異論がない筈だ。
 なぜ、このパネルがこれほど見事に完成し、安定した感じを人に与えるのだろうか。答えは簡単だ。殆どパーフェクトに近いシンメトリーであるかにみせながら、その完璧に近いバランスを、わざとほんのちょっと崩している。厳密にいえば決して「ほんの少し」ではないのだが、そう思わせるほど、このバランスの崩しかたは絶妙で、これ以上でもこれ以下でもいけない。ギリギリに煮つめ、整えた形を、ほんのちょっとだけ崩す。これは、あらゆる芸術の奥義で、そこに無限の味わいが醸し出される。整えた形を崩した、などという意識を人に抱かせないほど、それは一見完璧に整った印象を与える。だが、もしも完全なシンメトリーであれば、味わいは極端に薄れ、永く見るに耐えられない。といって、崩しすぎたのではなおさらだ。絶妙。これしかない。マランツ♯7のパネルは、その絶妙の崩し方のひとつの良いサンプルだ。
 パネルのデザインの完成度の高さにくらべると、その音は、崩し方が少し足りない。いや、音に関するかぎり、マランツの頭の中には、出来上がったバランスを崩す、などという意識はおよそ入りこむ余地がなかったに違いない。彼はただひたすら、音を整えることに、全力を投入したに違いあるまい。もしも何か欠けた部分があるとすれば、それはただ、その時点での技術の限界だけであった、そういう音の整え方を、マランツはした。
     *
ここでも、マランツの音について説明しにくい、とある。
そして、それは言葉で説明できる個性、悪くいえばクセがないからで、
まっとうすぎる、立派すぎる、と。

SMEのフォノイコライザーアンプSPA1HLを聴いたとき、
そういうことなのか、と合点がいった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26911


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=26913


話をすすめていく前にひとつ書いておきたいのは、
長島先生、山中先生、瀬川先生だけでなく、同時代のオーディオ評論家の人たちは、
そして五味先生もそうなのだが、
みな、マッキントッシュやマランツの真空管アンプが現役のころからオーディオに取り組まれている。

つまりみな新品のマッキントッシュのアンプの音、マランツのアンプの音、
真空管アンプではないが同時代のJBLのアンプの音などを聴かれている。

このことは後に生まれた世代にはかなわぬことである。
長島先生、山中先生は1932年、瀬川先生は1935年、
私は約30年後の1963年生れである。

同世代の人たちよりは程度のいいマッキントッシュやマランツを聴いているのかもしれないが、
それでも30年という時間のひらきは、なにをもってきてもうめられない。

完全な追体験は無理なのだ。
完全メインテナンスを謳っていようが、
それがどの程度なのかは、だれが保証してくれるのか。

周りに、マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを新品の状態で聴いたことがある、
しかも耳の確かな人がいればいい。
けれど、そういう人がどのくらいいるか。

いわゆる自称は、ここでは役に立たぬ存在だ。

私がこうやって古いマッキントッシュやマランツの音に関することを引用しているのを読んで、
いや、そういう音じゃないぞ、と思われる人もいよう。
そのことを否定しない。

その人が聴くことができたマッキントッシュやマランツの真空管アンプは、
そういう音を出していたのだろうから。

でも、それが新品での音とどのくらい違ってきているのか。
そのことを抜きにして、自分が聴いた範囲だけの音で語るのは、私はやらない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26913


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=26915


SMEのSPA1HLは最初オルトフォン・ブランドで登場した。
プロトタイプというか、プリプロモデルだったのか、
とにかくオルトフォンのSPA1HLを聴いている。

オルトフォンのSPA1HLとして登場した時、このフォノイコライザーアンプの事情は何も知らなかった。
オルトフォンの技術者が設計した真空管のフォノイコライザーアンプだと素直に信じていた。
だからオルトフォンのカートリッジに持っている音のイメージを、期待していた。

鳴ってきた音は、その意味では期待外れともいえたし、
期待外れだからといって、このフォノイコライザーアンプに魅力を感じなかったわけではない。
おもしろいアンプが登場してきた、と思った。

それからしばらくして、今度はSMEブランドで現れた。
ここで初めて、このフォノイコライザーアンプの事情を知る。

SMEのSPA1HLは長島先生といっしょに聴いた。
SPA1HLについて長島先生の詳しいこと詳しいこと。

思わず「長島先生が設計されたのですか」と口にしそうになるくらいだった。
そうなんだということはすぐにわかった。
パーツ選びの大変さも聞いている。

それに長島先生自身、SMEのアンプは、マランツの#7への恩返し、といわれていた。
オルトフォン・ブランドであろうとSMEブランドであろうと、
SPA1HLに、そのオーディオ機器ならではの音色の魅力というものは、
まったく感じなかった。

この点で期待外れと、最初の音が鳴った時に感じても、さまざまなレコードをかけていくと、
SPA1HLの実力は高いと感じてくる。

ただそれでもオーディオ機器固有の音色にどうしても耳が向いてしまう人には、
SPA1HLは不評のようだった。

SPA1HLをある人とステレオサウンドの試聴室で聴いている。
その人は、ほんとうにいいアンプだと思っています? ときいてきた。
その人にとってSPA1HLはどうでもいい存在のようだった。

私はSPA1HLを、何度もステレオサウンドの試聴室で聴いている。
SPA1HLを聴いて、
長島先生がマランツのModel 7をどう聴かれていたのかを理解できた、と思った。
http://audiosharing.com/blog/?p=26915

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=26917


SPA1HLによって、長島先生にとってModel 7がどういう存在なのかをはっきりと知った。
マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを新品で聴くことはできなかった世代であっても、
SPA1HLを長島先生といっしょに、しかも解説つきでじっくりと聴くことができたからだ。

長島先生はステレオサウンド 38号で、
《決して神経を休めるという傾向の音ではありません》といわれている。
確かにそうである。
SPA1HLもそういうアンプである。

同じことを井上先生もいわれていたし、
ステレオサウンド別冊「音の世紀」でも、同じ意味あいのことを書かれている。
     *
 心情的には、早くから使ったマランツ7は、その個体が現在でも手もとに在るけれども、少なくとも、この2年間は電源スイッチをONにしたこともない。充分にエージング時間をかけ音を聴いたのは、キット版発売の時と、復刻版発売の時の2回で、それぞれ約1ヵ月は使ってみたものの、老化は激しく比較対象外の印象であり、最新復刻版を聴いても、強度のNFB採用のアンプは、何とはなく息苦しい雰囲気が存在をして、長時間聴くと疲れる印象である。
     *
決して神経を休めるという傾向の音ではないModel 7、
何とはなく息苦しい雰囲気が存在をして、長時間聴くと疲れる印象のModel 7。

どちらも同じことを語っている。
ただ聴き手が違うだけの話である。
音楽の聴き方の違いが、そこにある。

五味先生はワグナーをよく聴かれていた。
毎年NHKのFMで放送されるバイロイト音楽祭を録音されていたことはよく知られているし、
《タンノイの folded horn は、誰かがワグナーを聴きたくて発明したのかも分らない。それほど、わが家で鳴るワグナーはいいのである》
とも書かれているくらいだ。

ワグナーは長い。
どの楽劇であっても、長い。
その長さゆえ、五味先生はマランツを選ばれなかったのではないのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26917

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=26920


長島先生はステレオサウンド 37号で、
《レコードに入っている音が、細大洩らさず、あるがままの形で出てくる》といわれている。

五味先生はMC275とMC3500を聴き比べて、次のように書かれている。
     *
 ところで、何年かまえ、そのマッキントッシュから、片チャンネルの出力三五〇ワットという、ばけ物みたいな真空管式メインアンプMC三五〇〇≠ェ発売された。重さ六十キロ(ステレオにして百二十キロ——優に私の体重の二倍ある)、値段が邦貨で当時百五十六万円、アンプが加熱するため放熱用の小さな扇風機がついているが、周波数特性はなんと一ヘルツ(十ヘルツではない)から七万ヘルツまでプラス〇、マイナス三dB。三五〇ワットの出力時で、二十から二万ヘルツまでマイナス〇・五dB。SN比が、マイナス九五dBである。わが家で耳を聾する大きさで鳴らしても、VUメーターはピクリともしなかった。まず家庭で聴く限り、測定器なみの無歪のアンプといっていいように思う。
 すすめる人があって、これを私は聴いてみたのである。SN比がマイナス九五dB、七万ヘルツまで高音がのびるなら、悪いわけがないとシロウト考えで期待するのは当然だろう。当時、百五十万円の失費は私にはたいへんな負担だったが、よい音で鳴るなら仕方がない。
 さて、期待して私は聴いた。聴いているうち、腹が立ってきた。でかいアンプで鳴らせば音がよくなるだろうと欲張った自分の助平根性にである。
 理論的には、出力の大きいアンプを小出力で駆動するほど、音に無理がなく、歪も少ないことは私だって知っている。だが、音というのは、理屈通りに鳴ってくれないこともまた、私は知っていたはずなのである。ちょうどマスター・テープのハイやロウをいじらずカッティングしたほうが、音がのびのび鳴ると思い込んだ欲張り方と、同じあやまちを私はしていることに気がついた。
 MC三五〇〇は、たしかに、たっぷりと鳴る。音のすみずみまで容赦なく音を響かせている、そんな感じである。絵で言えば、簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いている。もとのMC二七五は、必要な一つ二つは輪郭を鮮明に描くが、簇生する花は、簇生の美しさを出すためにぼかしてある、そんな具合だ。
     *
マッキントッシュのMC3500よりも、
マランツのModel 9のほうが、より《簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いている》だろう。

けれど五味先生はMC3500ではなくMC275なのである。
《必要な一つ二つは輪郭を鮮明に描くが、簇生する花は、簇生の美しさを出すためにぼかして》描く、
そういうMC275を選ばれている。

簇生の美しさを出すためにぼかす──、
ここを忘れては、何も語れない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26920


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=26922


長島先生は、最初からマランツのModel 7とModel 2の組合せだったわけではない。
ステレオサウンド 61号で語られているが、
最初はマッキントッシュである。真空管アンプではなくトランジスターアンプである。
     *
長島 つぎにアンプのマッチングを考えました。そのときマッキントッシュのMC2105を使っていたんですが、これはやさしいアンプですが、スピーカーが慣れてくるにしたがって、力量不足がはっきりしてきたわけです。そこでつぎにMC275に切りかえました。MC275でもエイジングがすすんでくるにつれて、こんどは甘さが耳についてきました。その甘さがほくには必要じゃない。だから、もっと辛口のアンプをということでマランツ2になり、ずうっと使ってきたマッキントッシュのC26プリアンプをマランツ7に変え、それでやっとおちついているわけです。
     *
長島先生が鳴らされていたスピーカーは、ジェンセンのG610Bなのはよく知られている。
G610Bの前は、タンノイだった。
GRFだった、と記憶している。

そのタンノイについて、61号では、
タンノイのやさしさが、もの足りなかった、と。
タンノイは、だから演奏会場のずうっと後の席で聴く音で、
長島先生は、前の方で聴きたい、と。

だから長島先生にとってG610Bであり、Model 7+Model 2なのである。

そういう長島先生なのだが、ステレオサウンド 61号の写真をみた方ならば、
マランツのModel 2の隣にMC275が置いてあるのに気づかれたはず。

使っていないオーディオ機器は手離す長島先生であっても、
MC275だけは手離す気になれない、とある。

簇生の美しさを出すためにぼかす甘さを求める聴き方もあれば、
簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いていくため甘さを拒否する聴き方もある。

それによってアンプ選びは違ってくる。
ここで書きたいのは、マッキントッシュとマランツの、どちらの真空管アンプが優秀か、ではない。
こういうことを書いていくと、わずかな人であっても、
マッキントッシュが優秀なんだな、とか、やっぱりマランツなんだな、と決めてかかる人がいる。

書きたいのは、なぜ五味先生がマッキントッシュだったのか、
その理由について考察なのである。
http://audiosharing.com/blog/?p=26922


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=26926

五味先生はステレオサウンド 50号のオーディオ巡礼で、
森忠輝氏のリスニングルームを訪ねられている。
     *
森氏は次にもう一枚、クナッパーツブッシュのバイロイト録音のパルシファル≠かけてくれたが、もう私は陶然と聴き惚れるばかりだった。クナッパーツブッシュのワグナーは、フルトヴェングラーとともにワグネリアンには最高のものというのが定説だが、クナッパーツブッシュ最晩年の録音によるこのフィリップス盤はまことに厄介なレコードで、じつのところ拙宅でも余りうまく鳴ってくれない。空前絶後の演奏なのはわかるが、時々、マイクセッティングがわるいとしか思えぬ鳴り方をする個所がある。
 しかるに森家のオイロダイン≠ヘ、実況録音盤の人の咳払いや衣ずれの音などがバッフルの手前から奥にさざ波のようにひろがり、ひめやかなそんなざわめきの彼方に聖餐の動機≠ェ湧いてくる。好むと否とに関わりなくワグナー畢生の楽劇——バイロイトの舞台が、仄暗い照明で眼前に彷彿する。私は涙がこぼれそうになった。ひとりの青年が、苦心惨憺して、いま本当のワグナーを鳴らしているのだ。おそらく彼は本当に気に入ったワグナーのレコードを、本当の音で聴きたくてオイロダイン≠手に入れ苦労してきたのだろう。敢ていえば苦労はまだ足らぬ点があるかも知れない。それでも、これだけ見事なワグナーを私は他所では聴いたことがない。天井棧敷は、申すならふところのそう豊かでない観衆の行く所だが、一方、その道の通がかよう場所でもある。森氏は後者だろう。むつかしいパルシファル≠これだけ見事にひびかせ得るのは畢竟、はっきりしたワグナー象を彼は心の裡にもっているからだ。オイロダイン≠フ響きが如実にそれを語っている。私は感服した。あとで聞くと、この数日後アンプの真空管がとんだそうだが、四十九番あたりの聴くに耐えぬ音はそのせいだったのかも知れない。
 何にせよ、いいワグナーを聴かせてもらって有難う、心からそう告げ私は森家を辞したのである。彼の人となりについては気になる点がないではなかったが、帰路、私は満足だった。本当に久しぶりにいいワグナーを聴いたと思った。
     *
40号代のステレオサウンドには、森忠輝氏の連載が載っていた。
オイロダインとの出合い、アナログプレーヤー、アンプの選択と入手についての文章を読んでいた。

森忠輝氏のアンプはマランツのModel 7とModel 9である。
森忠輝氏の心の裡にあるワグナー像を描くには、
森忠輝氏にとってはマランツのアンプしかなかったのだろう。

けれど、忘れてならぬのは天井桟敷の俯瞰である、ということだ。

ここでひとつ五味先生に訊ねたいことがある。
森忠輝氏のオイロダインで、クナッパーツブッシュのパルシファルは、どこまで聴かれたのだろうか。
レコードの片面だけなのか、まさかとは思うが、五枚全面聴かれたのか。

森忠輝氏の音量は、かなり小さい、と書かれている。
小さいからこそマランツなのか、と思うし、
おそらく聴かれたのはレコード片面なのだろう──、とそんなことを考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=26926

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=26932

ワグナーとオーディオというタイトルなのに、
書いていることはワグナーと五味康祐になっている。

五味先生とワグナーということで、
私と同世代、上の世代で熱心にステレオサウンドを読んできた人ならば、
2号での小林秀雄氏との音楽談義を思い出されるはずだ。

そこで五味先生は、いわれている。
     *
五味 ぼくは「トリスタンとイゾルデ」を聴いていたら、勃然と、立ってきたことがあるんでははぁん、官能というのはこれかと……戦後です。三十代ではじめて聴いた時です。フルトヴェングラーの全曲盤でしたけど。
     *
「勃然と、立ってきた」とは、男の生理のことである。
この五味先生の発言に対し、小林秀雄氏は「そんな挑発的ものじゃないよ。」と発言されている。

そうかもしれない、と考えるのが実のところ正しいのかもしれない。
それに音楽、音、オーディオについて語っているところに、
こういった性に直結する表現が出てくることを非常に嫌悪される人がいるのも知っている。

以前、ステレオサウンドで、菅野先生が射精という表現をされた。
このことに対して、
ステレオサウンドはオーディオのバイブルだから、そんな言葉を使わないでくれ、
そういう読者からの手紙が来たことがあった。

私の、このブログをオーディオのバイブルと思っている人はいないだろうから、
気にすることなく書いていくけれど、世の中にはそういう人がいるというのは事実である。

そういう人にとっては、
小林秀雄・五味康祐「音楽談義」での《勃然と、立ってきたことがある》は、
どうなんだろうか。

《勃然と、立ってきた》とはあるが、その後のことについては語られていない。
だから、かろうじて、そういう人にとっても許容できることなのだろうか。

三十代ではじめて聴いて《勃然と、立ってきた》とあるから、
タンノイのオートグラフ以前のことだ。

五味先生のところにオートグラフが届いたのは1964年である。
五味先生は42歳だった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26932

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=26979


「西方の音」に「少年モーツァルト」がある。
そこに、こうある。
     *
 私は小説家だから、文章を書く上で、読む時もまず何より文体にこだわる。当然なはなしだが、どれほどの評判作もその文体が気にくわねば私には読むに耐えない。作家は、四六時中おなじ状態で文章が書けるわけはなく、女を抱いた後でつづる文章も、惚れた女性を持つ作家の文章、時間の経過も忘れて書き耽っている文章、またはじめは渋滞していたのが興趣が乗り、夢中でペンを走らせる文章など、さまざまにあって当然だが、概して女と寝たあとの文章と、寝るまでの二様があるように思える。寝てからでは、どうしても文体に緻密さが欠けている。自他ともに、案外これは分るものだ。女性関係に放縦な状態でけっしてストイックなものが書けるわけはない。ライナー・マリア・リルケの『マルテの手記』や、総じて彼の詩作は、女性を拒否した勤勉な、もしくは病的な純粋さで至高のものを思わねばつづれぬものだろう、と思ったことがある。《神への方向》にリルケの文学はあるように思っていた。私はリルケを熟読した。そんなせいだろうか、女性との交渉をもったあとは、それがいかほど愛していた相手であれ、直後、ある己れへの不潔感を否めなかった。なんという俺は汚ない人間だろうと思う。
 どうやら私だけでなく、世の大方の男性は(少なくともわれわれの年代までに教育をうけた者は)女性との交渉後に、ある自己嫌悪、アンニュイ、嘔吐感、虚ろさを覚えるらしい。そういう自己への不潔感をきよめてくれる、もしくは立ち直らせてくれるのに、大そう効果のあるのがベートーヴェンの音楽ではなかろうか、と思ったことがある。
 音楽を文体にたとえれば、「ねばならぬ」がベートーヴェンで、「である」がバッハだと思った時期がある。ここに一つの物がある。一切の修辞を捨て、あると言いきるのがバッハで、あったのだったなぞいう下らん感情挿入で文体を流す手合いは論外として、あるとだけでは済ませぬ感情の盛り上がり、それを、あくまで「ある」でとどめるむずかしさは、文章を草してきて次第に私にも分ってきた。つまり、「ある」で済ませる人には、明治人に共通な或る精神の勁さを感じる。何々である、で結ぶ文体を偉ぶったように思うのは、多分思う方が弱くイジケているのだろうと。──なんにせよ、何々だった、なのだった、を乱用する作家を私は人間的に信用できなかった。
 シューベルトは、多分「だった」の作曲家ではなかろうかと私は思う。小林秀雄氏に、シューベルトの偉さを聞かされるまではそう思っていたのである。むろん近時、日本の通俗作家の「だった」の乱用と、シューベルトの感情挿入は別物だ。シューベルトの優しさは、だったで結べば文章がやさしくなると思う手合いとは無縁である。それでも、ベートーヴェンの「ねばならぬ」やバッハにくらべ、シューベルトは優しすぎると私には思えた。女を愛したとき、女を抱いたあとにシューベルトのやさしさで癒やされてはならぬと。
 われながら滑稽なドグマであったが、そういう音楽と文体の比喩を、本気で考えていた頃にもっとも扱いかねたのがモーツァルトだった。モーツァルトの音楽だけは、「ねばならぬ」でも「である」でもない。まして「だった」では手が届かない。モーツァルトだけは、もうどうしようもないものだ。彼も妻を持ち、すなわち妻と性行為はもったにきまっている。その残滓がまるでない。バッハは二人の夫人に二十人の子を産ませた。精力絶倫というべく、まさにそういう音楽である。ベートーヴェンは女房をもたなかったのはその音楽を聞けば分る。女房ももたず、作曲に没頭した芸術家だと思うから、その分だけベートーヴェンに人々は癒やされる。実はもてなかったといっても大して変りはないだろう。
     *
《ある己れへの不潔感》、《アンニュイ、嘔吐感、虚ろさ》、
そういったことをまったく感じない男がいる、ということも知っている。

そんな男にかぎって、ストイックな文章を書こうとしているのだから、
傍から見れば滑稽でしかない、とおもうことがある。

《概して女と寝たあとの文章と、寝るまでの二様があるように思える》とある。
ならば自己への不潔感を感じる者と、感じない者との二様がある、のだろう。

感じない者が大まじめに、ストイックな文章であろうとするのだから、
やはり、滑稽でしかない、と感じる。

ワグナーは、どちらだったのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26979


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=26983

《何々である、で結ぶ文体を偉ぶったように思うのは、多分思う方が弱くイジケているのだろうと》
そう五味先生は書かれている。
私もそう思う。

いまでは「上から目線で……」と、すぐさま口にする人が増えてきたようだ。
「上から目線でいわれた」と感じる方が弱くてイジケているのだろう、と思う。

弱くてイジケている人は、上の人が自分がいまいるところまで降りてきてくれる、と思っているのか。
弱くてイジケている人は、自分よりも下にいると思っている人のところまで降りて行くのか。

上にいる者は、絶対に下に降りていってはダメだ、と菅野先生からいわれたことがある。
そう思っている。

下にいる人を蹴落とせ、とか、
上に上がってこようとしているのを拒む、とか、そういうことではない。
上にいる者は、目標としてしっかりと上にいるべきであり、
導くことこそ大事なことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26983
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/137.html#c6

コメント [リバイバル4] KT88 を使ったアンプ 中川隆
4. 中川隆[-5748] koaQ7Jey 2021年4月13日 23:27:43 : 34i32T20cM : VjNnTnE1eGhXTzY=[65]

Date: 8月 12th, 2018
ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=26903


五味先生のタンノイ・オートグラフにつながれていたのは、
主にマッキントッシュのC22とMC275のペアである。
「人間の死にざま」を読むと、カンノアンプの300Bシングルに、
交換しても聴かれていたことがわかる。

コントロールアンプはマランツのModel 7とマークレビンソンのJC2もお持ちだった。
その他にデッカ・デコラのアンプも所有されていた。

マランツのパワーアンプはどうだったのか。
Model 2かModel 5、Model 8Bのどれかは所有されていたとしてもおかしくない。

所有されていないアンプも多数聴かれている。
その結果のC22とMC275である、とみている。

中学生だったころ、
マッキントッシュとマランツの真空管アンプを見較べて、マランツの方がよさそうに思えた。
そのころ、マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを聴ける店は、熊本にはなかった。
周りにオーディオマニアが誰もいなかったから、
個人でどちらかを持っている人を探そうとは思わなかった。

ステレオサウンド 51号のオーディオ巡礼に、
ヴァイタヴォックスCN191を鳴らされているH氏が登場されている。

アンプはマッキントッシュからマランツのModel 7とModel 9のペアに交換した、とあった。
このときもまだどちらも聴いたことはなかったし、写真でだけ知っているだけでしかなかった。

それでも、そうだろう、と思いながら、オーディオ巡礼を読んでいた。
アンプとして、どちらが高性能かといえば、マランツに軍配をあげる──、
そういう見方を10代の私はしていた。

なので、五味先生はなぜマッキントッシュなのか、という疑問がなかったわけではない。
正確にいえば、マランツを選ばれなかった理由はなんのか、を知りたいと思っていた。

結局、それはワグナーを聴かれるから、というのが、私がたどりついた答である。
http://audiosharing.com/blog/?p=26903


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その2)
http://audiosharing.com/blog/?p=26909


ステレオサウンド 37号から「クラフツマンシップの粋」が始まった。
一回目は、やはりマランツの真空管アンプである。

長島先生と山中先生の対談による、この記事の最後に、
マランツサウンドは存在するか、について話されている。
     *
山中 製品についてはいま話してきたのでだいたい出ていると思うのですが、それでは実際にマランツの音とはどんな音なのかということですが……。
 全般的な傾向としては、一言でいってしまえば特にキャラクターを持たないニュートラルな音だと思うのですよ。色づけが少ないというか……。特に泣かせどころがあるとか、そういう音じゃないですね。
 よく、マッキントッシュサウンドとか、JBLサウンド、アルテックサウンドという言い方をしますね。そしてこの言葉を聞くだけでそれぞれの音がイメージできるほどはっきりした性格をもっていますね。しかしそういう意味でのマランツサウンドというのはあり得ないと思うのです。事実、マランツサウンドっていう言葉はないでしょう。
長島 俗に、管球式の音は柔らかいとか、暖か味があるとかいいますが、マランツはそういう臭さ≠感じさせませんね。
 マランツの一群のアンプはぼくも使っているのですけれど、球の暖かさなんていうのは、はっきりいえば、少しも感じない(笑)。
山中 ともかく媚びるということがないですね。
長島 まったくその通りですね。
山中 マランツの音について話しているとどうも取り留めなくなってしまうのだけれど、音のキャラクター云々ということが出てこないでしょう。
長島 それでも厳としてあることはある。
山中 あるんですよね、マランツのサウンドというのは……。
長島 あるのだけれど非常に言いにくい……。
山中 それが実はマランツの秘密で、結局ソウル・マランツ氏の目差した音じゃないですかね。
長島 要するに、あまりにも真っ当すぎるので言うのに困ってしまう(笑)。あえてマランツサウンドってなんだと聞かれたら、筋を通して理詰めに追いあげたせのがマランツサウンドだと言うよりないですね。決して神経を休めるという傾向の音ではありません。レコードに入っている音が、細大洩らさず、あるがままの形で出てくるのですよ。
山中 だからこそ、この時代におけるひとつのプレイバックスタンダードであり得たのでしょうね。
     *
ことわるまでもなく、ここに出てくるマランツの音とは、
あくまでも真空管アンプ時代のマランツであり、いまのマランツにそっくりあてはまるわけではない。

そして、真空管アンプ時代のマランツの音に関しては、瀬川先生もほぼ同じことを書かれている。
http://audiosharing.com/blog/?p=26909

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その3)
http://audiosharing.com/blog/?p=26911


1981年夏のステレオサウンド別冊「世界の最新セパレートアンプ総テスト」の巻頭、
「いま、いい音のアンプがほしい」で、瀬川先生はマランツのアンプの音についてこう書かれている。
     *
 そうした体験にくらべると、最初に手にしたにもかかわらず、マランツのアンプの音は、私の記憶の中で、具体的なレコードや曲名と、何ひとつ結びついた形で浮かんでこないのは、いったいどういうわけなのだろうか。確かに、その「音」にびっくりした。そして、ずいぶん長い期間、手もとに置いて鳴らしていた。それなのに、JBLの音、マッキントッシュの音、というような形では、マランツの音というものを説明しにくいのである。なぜなのだろう。
 JBLにせよマッキントッシュにせよ、明らかに「こう……」と説明できる個性、悪くいえばクセを持っている。マランツには、そういう明らかなクセがない。だから、こういう音、という説明がしにくいのだろうか。
 それはたしかにある。だが、それだけではなさそうだ。
 もしかすると私という人間は、この、「中庸」というのがニガ手なのだろうか。そうかもしれないが、しかし、音のバランス、再生される音の低・中・高音のバランスのよしあしは、とても気になる。その意味でなら、JBLよりもマッキントッシュよりも、マランツは最も音のバランスがいい。それなのに、JBLやマッキントッシュのようには、私を惹きつけない。私には、マランツの音は、JBLやマッキントッシュほどには、魅力が感じられない。
 そうなのだ。マランツの音は、あまりにもまっとうすぎるのだ。立派すぎるのだ。明らかに片寄った音のクセや弱点を嫌って、正攻法で、キチッと仕上げた音。欠点の少ない音。整いすぎていて、だから何となくとり澄ましたようで、少しよそよそしくて、従ってどことなく冷たくて、とりつきにくい。それが、私の感じるマランツの音だと言えば、マランツの熱烈な支持者からは叱られるかもしれないが、そういう次第で私にはマランツの音が、親身に感じられない。魅力がない。惹きつけられない。だから引きずりこまれない……。
 また、こうも言える。マランツのアンプの音は、常に、その時点その時点での技術の粋をきわめながら、音のバランス、周波数レインジ、ひずみ、S/N比……その他のあらゆる特性を、ベストに整えることを目指しているように私には思える。だが見方を変えれば、その方向には永久に前進あるのみで、終点がない。いや、おそらくマランツ自身は、ひとつの完成を目ざしたにちがいない。そのことは、皮肉にも彼のアンプの「音」ではなく、デザインに実っている。モデル7(セブン)のあの抜きさしならないパネルデザイン。十年間、毎日眺めていたのに、たとえツマミ1個でも、もうこれ以上動かしようのないと思わせるほどまでよく練り上げられたレイアウト。アンプのパネルデザインの古典として、永く残るであろう見事な出来栄えについてはほとんど異論がない筈だ。
 なぜ、このパネルがこれほど見事に完成し、安定した感じを人に与えるのだろうか。答えは簡単だ。殆どパーフェクトに近いシンメトリーであるかにみせながら、その完璧に近いバランスを、わざとほんのちょっと崩している。厳密にいえば決して「ほんの少し」ではないのだが、そう思わせるほど、このバランスの崩しかたは絶妙で、これ以上でもこれ以下でもいけない。ギリギリに煮つめ、整えた形を、ほんのちょっとだけ崩す。これは、あらゆる芸術の奥義で、そこに無限の味わいが醸し出される。整えた形を崩した、などという意識を人に抱かせないほど、それは一見完璧に整った印象を与える。だが、もしも完全なシンメトリーであれば、味わいは極端に薄れ、永く見るに耐えられない。といって、崩しすぎたのではなおさらだ。絶妙。これしかない。マランツ♯7のパネルは、その絶妙の崩し方のひとつの良いサンプルだ。
 パネルのデザインの完成度の高さにくらべると、その音は、崩し方が少し足りない。いや、音に関するかぎり、マランツの頭の中には、出来上がったバランスを崩す、などという意識はおよそ入りこむ余地がなかったに違いない。彼はただひたすら、音を整えることに、全力を投入したに違いあるまい。もしも何か欠けた部分があるとすれば、それはただ、その時点での技術の限界だけであった、そういう音の整え方を、マランツはした。
     *
ここでも、マランツの音について説明しにくい、とある。
そして、それは言葉で説明できる個性、悪くいえばクセがないからで、
まっとうすぎる、立派すぎる、と。

SMEのフォノイコライザーアンプSPA1HLを聴いたとき、
そういうことなのか、と合点がいった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26911


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その4)
http://audiosharing.com/blog/?p=26913


話をすすめていく前にひとつ書いておきたいのは、
長島先生、山中先生、瀬川先生だけでなく、同時代のオーディオ評論家の人たちは、
そして五味先生もそうなのだが、
みな、マッキントッシュやマランツの真空管アンプが現役のころからオーディオに取り組まれている。

つまりみな新品のマッキントッシュのアンプの音、マランツのアンプの音、
真空管アンプではないが同時代のJBLのアンプの音などを聴かれている。

このことは後に生まれた世代にはかなわぬことである。
長島先生、山中先生は1932年、瀬川先生は1935年、
私は約30年後の1963年生れである。

同世代の人たちよりは程度のいいマッキントッシュやマランツを聴いているのかもしれないが、
それでも30年という時間のひらきは、なにをもってきてもうめられない。

完全な追体験は無理なのだ。
完全メインテナンスを謳っていようが、
それがどの程度なのかは、だれが保証してくれるのか。

周りに、マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを新品の状態で聴いたことがある、
しかも耳の確かな人がいればいい。
けれど、そういう人がどのくらいいるか。

いわゆる自称は、ここでは役に立たぬ存在だ。

私がこうやって古いマッキントッシュやマランツの音に関することを引用しているのを読んで、
いや、そういう音じゃないぞ、と思われる人もいよう。
そのことを否定しない。

その人が聴くことができたマッキントッシュやマランツの真空管アンプは、
そういう音を出していたのだろうから。

でも、それが新品での音とどのくらい違ってきているのか。
そのことを抜きにして、自分が聴いた範囲だけの音で語るのは、私はやらない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26913


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その5)
http://audiosharing.com/blog/?p=26915


SMEのSPA1HLは最初オルトフォン・ブランドで登場した。
プロトタイプというか、プリプロモデルだったのか、
とにかくオルトフォンのSPA1HLを聴いている。

オルトフォンのSPA1HLとして登場した時、このフォノイコライザーアンプの事情は何も知らなかった。
オルトフォンの技術者が設計した真空管のフォノイコライザーアンプだと素直に信じていた。
だからオルトフォンのカートリッジに持っている音のイメージを、期待していた。

鳴ってきた音は、その意味では期待外れともいえたし、
期待外れだからといって、このフォノイコライザーアンプに魅力を感じなかったわけではない。
おもしろいアンプが登場してきた、と思った。

それからしばらくして、今度はSMEブランドで現れた。
ここで初めて、このフォノイコライザーアンプの事情を知る。

SMEのSPA1HLは長島先生といっしょに聴いた。
SPA1HLについて長島先生の詳しいこと詳しいこと。

思わず「長島先生が設計されたのですか」と口にしそうになるくらいだった。
そうなんだということはすぐにわかった。
パーツ選びの大変さも聞いている。

それに長島先生自身、SMEのアンプは、マランツの#7への恩返し、といわれていた。
オルトフォン・ブランドであろうとSMEブランドであろうと、
SPA1HLに、そのオーディオ機器ならではの音色の魅力というものは、
まったく感じなかった。

この点で期待外れと、最初の音が鳴った時に感じても、さまざまなレコードをかけていくと、
SPA1HLの実力は高いと感じてくる。

ただそれでもオーディオ機器固有の音色にどうしても耳が向いてしまう人には、
SPA1HLは不評のようだった。

SPA1HLをある人とステレオサウンドの試聴室で聴いている。
その人は、ほんとうにいいアンプだと思っています? ときいてきた。
その人にとってSPA1HLはどうでもいい存在のようだった。

私はSPA1HLを、何度もステレオサウンドの試聴室で聴いている。
SPA1HLを聴いて、
長島先生がマランツのModel 7をどう聴かれていたのかを理解できた、と思った。
http://audiosharing.com/blog/?p=26915

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=26917


SPA1HLによって、長島先生にとってModel 7がどういう存在なのかをはっきりと知った。
マッキントッシュ、マランツの真空管アンプを新品で聴くことはできなかった世代であっても、
SPA1HLを長島先生といっしょに、しかも解説つきでじっくりと聴くことができたからだ。

長島先生はステレオサウンド 38号で、
《決して神経を休めるという傾向の音ではありません》といわれている。
確かにそうである。
SPA1HLもそういうアンプである。

同じことを井上先生もいわれていたし、
ステレオサウンド別冊「音の世紀」でも、同じ意味あいのことを書かれている。
     *
 心情的には、早くから使ったマランツ7は、その個体が現在でも手もとに在るけれども、少なくとも、この2年間は電源スイッチをONにしたこともない。充分にエージング時間をかけ音を聴いたのは、キット版発売の時と、復刻版発売の時の2回で、それぞれ約1ヵ月は使ってみたものの、老化は激しく比較対象外の印象であり、最新復刻版を聴いても、強度のNFB採用のアンプは、何とはなく息苦しい雰囲気が存在をして、長時間聴くと疲れる印象である。
     *
決して神経を休めるという傾向の音ではないModel 7、
何とはなく息苦しい雰囲気が存在をして、長時間聴くと疲れる印象のModel 7。

どちらも同じことを語っている。
ただ聴き手が違うだけの話である。
音楽の聴き方の違いが、そこにある。

五味先生はワグナーをよく聴かれていた。
毎年NHKのFMで放送されるバイロイト音楽祭を録音されていたことはよく知られているし、
《タンノイの folded horn は、誰かがワグナーを聴きたくて発明したのかも分らない。それほど、わが家で鳴るワグナーはいいのである》
とも書かれているくらいだ。

ワグナーは長い。
どの楽劇であっても、長い。
その長さゆえ、五味先生はマランツを選ばれなかったのではないのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26917

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その7)
http://audiosharing.com/blog/?p=26920


長島先生はステレオサウンド 37号で、
《レコードに入っている音が、細大洩らさず、あるがままの形で出てくる》といわれている。

五味先生はMC275とMC3500を聴き比べて、次のように書かれている。
     *
 ところで、何年かまえ、そのマッキントッシュから、片チャンネルの出力三五〇ワットという、ばけ物みたいな真空管式メインアンプMC三五〇〇≠ェ発売された。重さ六十キロ(ステレオにして百二十キロ——優に私の体重の二倍ある)、値段が邦貨で当時百五十六万円、アンプが加熱するため放熱用の小さな扇風機がついているが、周波数特性はなんと一ヘルツ(十ヘルツではない)から七万ヘルツまでプラス〇、マイナス三dB。三五〇ワットの出力時で、二十から二万ヘルツまでマイナス〇・五dB。SN比が、マイナス九五dBである。わが家で耳を聾する大きさで鳴らしても、VUメーターはピクリともしなかった。まず家庭で聴く限り、測定器なみの無歪のアンプといっていいように思う。
 すすめる人があって、これを私は聴いてみたのである。SN比がマイナス九五dB、七万ヘルツまで高音がのびるなら、悪いわけがないとシロウト考えで期待するのは当然だろう。当時、百五十万円の失費は私にはたいへんな負担だったが、よい音で鳴るなら仕方がない。
 さて、期待して私は聴いた。聴いているうち、腹が立ってきた。でかいアンプで鳴らせば音がよくなるだろうと欲張った自分の助平根性にである。
 理論的には、出力の大きいアンプを小出力で駆動するほど、音に無理がなく、歪も少ないことは私だって知っている。だが、音というのは、理屈通りに鳴ってくれないこともまた、私は知っていたはずなのである。ちょうどマスター・テープのハイやロウをいじらずカッティングしたほうが、音がのびのび鳴ると思い込んだ欲張り方と、同じあやまちを私はしていることに気がついた。
 MC三五〇〇は、たしかに、たっぷりと鳴る。音のすみずみまで容赦なく音を響かせている、そんな感じである。絵で言えば、簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いている。もとのMC二七五は、必要な一つ二つは輪郭を鮮明に描くが、簇生する花は、簇生の美しさを出すためにぼかしてある、そんな具合だ。
     *
マッキントッシュのMC3500よりも、
マランツのModel 9のほうが、より《簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いている》だろう。

けれど五味先生はMC3500ではなくMC275なのである。
《必要な一つ二つは輪郭を鮮明に描くが、簇生する花は、簇生の美しさを出すためにぼかして》描く、
そういうMC275を選ばれている。

簇生の美しさを出すためにぼかす──、
ここを忘れては、何も語れない。
http://audiosharing.com/blog/?p=26920


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その8)
http://audiosharing.com/blog/?p=26922


長島先生は、最初からマランツのModel 7とModel 2の組合せだったわけではない。
ステレオサウンド 61号で語られているが、
最初はマッキントッシュである。真空管アンプではなくトランジスターアンプである。
     *
長島 つぎにアンプのマッチングを考えました。そのときマッキントッシュのMC2105を使っていたんですが、これはやさしいアンプですが、スピーカーが慣れてくるにしたがって、力量不足がはっきりしてきたわけです。そこでつぎにMC275に切りかえました。MC275でもエイジングがすすんでくるにつれて、こんどは甘さが耳についてきました。その甘さがほくには必要じゃない。だから、もっと辛口のアンプをということでマランツ2になり、ずうっと使ってきたマッキントッシュのC26プリアンプをマランツ7に変え、それでやっとおちついているわけです。
     *
長島先生が鳴らされていたスピーカーは、ジェンセンのG610Bなのはよく知られている。
G610Bの前は、タンノイだった。
GRFだった、と記憶している。

そのタンノイについて、61号では、
タンノイのやさしさが、もの足りなかった、と。
タンノイは、だから演奏会場のずうっと後の席で聴く音で、
長島先生は、前の方で聴きたい、と。

だから長島先生にとってG610Bであり、Model 7+Model 2なのである。

そういう長島先生なのだが、ステレオサウンド 61号の写真をみた方ならば、
マランツのModel 2の隣にMC275が置いてあるのに気づかれたはず。

使っていないオーディオ機器は手離す長島先生であっても、
MC275だけは手離す気になれない、とある。

簇生の美しさを出すためにぼかす甘さを求める聴き方もあれば、
簇生する花の、花弁の一つひとつを、くっきり描いていくため甘さを拒否する聴き方もある。

それによってアンプ選びは違ってくる。
ここで書きたいのは、マッキントッシュとマランツの、どちらの真空管アンプが優秀か、ではない。
こういうことを書いていくと、わずかな人であっても、
マッキントッシュが優秀なんだな、とか、やっぱりマランツなんだな、と決めてかかる人がいる。

書きたいのは、なぜ五味先生がマッキントッシュだったのか、
その理由について考察なのである。
http://audiosharing.com/blog/?p=26922


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その9)
http://audiosharing.com/blog/?p=26926

五味先生はステレオサウンド 50号のオーディオ巡礼で、
森忠輝氏のリスニングルームを訪ねられている。
     *
森氏は次にもう一枚、クナッパーツブッシュのバイロイト録音のパルシファル≠かけてくれたが、もう私は陶然と聴き惚れるばかりだった。クナッパーツブッシュのワグナーは、フルトヴェングラーとともにワグネリアンには最高のものというのが定説だが、クナッパーツブッシュ最晩年の録音によるこのフィリップス盤はまことに厄介なレコードで、じつのところ拙宅でも余りうまく鳴ってくれない。空前絶後の演奏なのはわかるが、時々、マイクセッティングがわるいとしか思えぬ鳴り方をする個所がある。
 しかるに森家のオイロダイン≠ヘ、実況録音盤の人の咳払いや衣ずれの音などがバッフルの手前から奥にさざ波のようにひろがり、ひめやかなそんなざわめきの彼方に聖餐の動機≠ェ湧いてくる。好むと否とに関わりなくワグナー畢生の楽劇——バイロイトの舞台が、仄暗い照明で眼前に彷彿する。私は涙がこぼれそうになった。ひとりの青年が、苦心惨憺して、いま本当のワグナーを鳴らしているのだ。おそらく彼は本当に気に入ったワグナーのレコードを、本当の音で聴きたくてオイロダイン≠手に入れ苦労してきたのだろう。敢ていえば苦労はまだ足らぬ点があるかも知れない。それでも、これだけ見事なワグナーを私は他所では聴いたことがない。天井棧敷は、申すならふところのそう豊かでない観衆の行く所だが、一方、その道の通がかよう場所でもある。森氏は後者だろう。むつかしいパルシファル≠これだけ見事にひびかせ得るのは畢竟、はっきりしたワグナー象を彼は心の裡にもっているからだ。オイロダイン≠フ響きが如実にそれを語っている。私は感服した。あとで聞くと、この数日後アンプの真空管がとんだそうだが、四十九番あたりの聴くに耐えぬ音はそのせいだったのかも知れない。
 何にせよ、いいワグナーを聴かせてもらって有難う、心からそう告げ私は森家を辞したのである。彼の人となりについては気になる点がないではなかったが、帰路、私は満足だった。本当に久しぶりにいいワグナーを聴いたと思った。
     *
40号代のステレオサウンドには、森忠輝氏の連載が載っていた。
オイロダインとの出合い、アナログプレーヤー、アンプの選択と入手についての文章を読んでいた。

森忠輝氏のアンプはマランツのModel 7とModel 9である。
森忠輝氏の心の裡にあるワグナー像を描くには、
森忠輝氏にとってはマランツのアンプしかなかったのだろう。

けれど、忘れてならぬのは天井桟敷の俯瞰である、ということだ。

ここでひとつ五味先生に訊ねたいことがある。
森忠輝氏のオイロダインで、クナッパーツブッシュのパルシファルは、どこまで聴かれたのだろうか。
レコードの片面だけなのか、まさかとは思うが、五枚全面聴かれたのか。

森忠輝氏の音量は、かなり小さい、と書かれている。
小さいからこそマランツなのか、と思うし、
おそらく聴かれたのはレコード片面なのだろう──、とそんなことを考えている。
http://audiosharing.com/blog/?p=26926

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その10)
http://audiosharing.com/blog/?p=26932

ワグナーとオーディオというタイトルなのに、
書いていることはワグナーと五味康祐になっている。

五味先生とワグナーということで、
私と同世代、上の世代で熱心にステレオサウンドを読んできた人ならば、
2号での小林秀雄氏との音楽談義を思い出されるはずだ。

そこで五味先生は、いわれている。
     *
五味 ぼくは「トリスタンとイゾルデ」を聴いていたら、勃然と、立ってきたことがあるんでははぁん、官能というのはこれかと……戦後です。三十代ではじめて聴いた時です。フルトヴェングラーの全曲盤でしたけど。
     *
「勃然と、立ってきた」とは、男の生理のことである。
この五味先生の発言に対し、小林秀雄氏は「そんな挑発的ものじゃないよ。」と発言されている。

そうかもしれない、と考えるのが実のところ正しいのかもしれない。
それに音楽、音、オーディオについて語っているところに、
こういった性に直結する表現が出てくることを非常に嫌悪される人がいるのも知っている。

以前、ステレオサウンドで、菅野先生が射精という表現をされた。
このことに対して、
ステレオサウンドはオーディオのバイブルだから、そんな言葉を使わないでくれ、
そういう読者からの手紙が来たことがあった。

私の、このブログをオーディオのバイブルと思っている人はいないだろうから、
気にすることなく書いていくけれど、世の中にはそういう人がいるというのは事実である。

そういう人にとっては、
小林秀雄・五味康祐「音楽談義」での《勃然と、立ってきたことがある》は、
どうなんだろうか。

《勃然と、立ってきた》とはあるが、その後のことについては語られていない。
だから、かろうじて、そういう人にとっても許容できることなのだろうか。

三十代ではじめて聴いて《勃然と、立ってきた》とあるから、
タンノイのオートグラフ以前のことだ。

五味先生のところにオートグラフが届いたのは1964年である。
五味先生は42歳だった。
http://audiosharing.com/blog/?p=26932

ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その11)
http://audiosharing.com/blog/?p=26979


「西方の音」に「少年モーツァルト」がある。
そこに、こうある。
     *
 私は小説家だから、文章を書く上で、読む時もまず何より文体にこだわる。当然なはなしだが、どれほどの評判作もその文体が気にくわねば私には読むに耐えない。作家は、四六時中おなじ状態で文章が書けるわけはなく、女を抱いた後でつづる文章も、惚れた女性を持つ作家の文章、時間の経過も忘れて書き耽っている文章、またはじめは渋滞していたのが興趣が乗り、夢中でペンを走らせる文章など、さまざまにあって当然だが、概して女と寝たあとの文章と、寝るまでの二様があるように思える。寝てからでは、どうしても文体に緻密さが欠けている。自他ともに、案外これは分るものだ。女性関係に放縦な状態でけっしてストイックなものが書けるわけはない。ライナー・マリア・リルケの『マルテの手記』や、総じて彼の詩作は、女性を拒否した勤勉な、もしくは病的な純粋さで至高のものを思わねばつづれぬものだろう、と思ったことがある。《神への方向》にリルケの文学はあるように思っていた。私はリルケを熟読した。そんなせいだろうか、女性との交渉をもったあとは、それがいかほど愛していた相手であれ、直後、ある己れへの不潔感を否めなかった。なんという俺は汚ない人間だろうと思う。
 どうやら私だけでなく、世の大方の男性は(少なくともわれわれの年代までに教育をうけた者は)女性との交渉後に、ある自己嫌悪、アンニュイ、嘔吐感、虚ろさを覚えるらしい。そういう自己への不潔感をきよめてくれる、もしくは立ち直らせてくれるのに、大そう効果のあるのがベートーヴェンの音楽ではなかろうか、と思ったことがある。
 音楽を文体にたとえれば、「ねばならぬ」がベートーヴェンで、「である」がバッハだと思った時期がある。ここに一つの物がある。一切の修辞を捨て、あると言いきるのがバッハで、あったのだったなぞいう下らん感情挿入で文体を流す手合いは論外として、あるとだけでは済ませぬ感情の盛り上がり、それを、あくまで「ある」でとどめるむずかしさは、文章を草してきて次第に私にも分ってきた。つまり、「ある」で済ませる人には、明治人に共通な或る精神の勁さを感じる。何々である、で結ぶ文体を偉ぶったように思うのは、多分思う方が弱くイジケているのだろうと。──なんにせよ、何々だった、なのだった、を乱用する作家を私は人間的に信用できなかった。
 シューベルトは、多分「だった」の作曲家ではなかろうかと私は思う。小林秀雄氏に、シューベルトの偉さを聞かされるまではそう思っていたのである。むろん近時、日本の通俗作家の「だった」の乱用と、シューベルトの感情挿入は別物だ。シューベルトの優しさは、だったで結べば文章がやさしくなると思う手合いとは無縁である。それでも、ベートーヴェンの「ねばならぬ」やバッハにくらべ、シューベルトは優しすぎると私には思えた。女を愛したとき、女を抱いたあとにシューベルトのやさしさで癒やされてはならぬと。
 われながら滑稽なドグマであったが、そういう音楽と文体の比喩を、本気で考えていた頃にもっとも扱いかねたのがモーツァルトだった。モーツァルトの音楽だけは、「ねばならぬ」でも「である」でもない。まして「だった」では手が届かない。モーツァルトだけは、もうどうしようもないものだ。彼も妻を持ち、すなわち妻と性行為はもったにきまっている。その残滓がまるでない。バッハは二人の夫人に二十人の子を産ませた。精力絶倫というべく、まさにそういう音楽である。ベートーヴェンは女房をもたなかったのはその音楽を聞けば分る。女房ももたず、作曲に没頭した芸術家だと思うから、その分だけベートーヴェンに人々は癒やされる。実はもてなかったといっても大して変りはないだろう。
     *
《ある己れへの不潔感》、《アンニュイ、嘔吐感、虚ろさ》、
そういったことをまったく感じない男がいる、ということも知っている。

そんな男にかぎって、ストイックな文章を書こうとしているのだから、
傍から見れば滑稽でしかない、とおもうことがある。

《概して女と寝たあとの文章と、寝るまでの二様があるように思える》とある。
ならば自己への不潔感を感じる者と、感じない者との二様がある、のだろう。

感じない者が大まじめに、ストイックな文章であろうとするのだから、
やはり、滑稽でしかない、と感じる。

ワグナーは、どちらだったのか。
http://audiosharing.com/blog/?p=26979


ワグナーとオーディオ(マランツかマッキントッシュか・その12)
http://audiosharing.com/blog/?p=26983

《何々である、で結ぶ文体を偉ぶったように思うのは、多分思う方が弱くイジケているのだろうと》
そう五味先生は書かれている。
私もそう思う。

いまでは「上から目線で……」と、すぐさま口にする人が増えてきたようだ。
「上から目線でいわれた」と感じる方が弱くてイジケているのだろう、と思う。

弱くてイジケている人は、上の人が自分がいまいるところまで降りてきてくれる、と思っているのか。
弱くてイジケている人は、自分よりも下にいると思っている人のところまで降りて行くのか。

上にいる者は、絶対に下に降りていってはダメだ、と菅野先生からいわれたことがある。
そう思っている。

下にいる人を蹴落とせ、とか、
上に上がってこようとしているのを拒む、とか、そういうことではない。
上にいる者は、目標としてしっかりと上にいるべきであり、
導くことこそ大事なことのはずだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=26983
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/147.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[127071] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:29:28 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25849]

フジ・メディアHD違反 「認定取り消しはできない」
http://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/57764.html
2021年4月9日 NHK 政治マガジン



フジテレビを傘下におくフジ・メディア・ホールディングスが、過去に放送法の外資規制に違反していた問題で、武田総務大臣は総務省が報告を受けた際に違反した状態は解消されていたことから、認定放送持株会社の認定取り消しはできないという認識を示しました。

フジ・メディア・ホールディングスは、8日、2012年から14年にかけて議決権の計算に誤りがあり、放送法の外資規制に違反した状態だったと明らかにしました。

これについて、武田総務大臣は閣議のあと、記者団に対し、「過去において外資規制違反の事実があったことは遺憾であり、重く受け止めている」と述べました。

その上で、総務省の対応について2014年12月に違反の報告を受けた際、その時点で違反した状態は解消されていたことから認定放送持株会社の認定を取り消すことはできないと判断し注意したと説明しました。

さらに武田大臣は「昭和56年の内閣法制局見解などにより、外資規制違反の状態がその時点で存在しないのであれば、放送法上、認定の取り消しを行うことができないと判断をした。この考え方はいまも妥当だ」と述べ、フジ・メディア・ホールディングスの認定放送持株会社の認定を取り消さなかった当時の判断は妥当だという認識を示しました。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
97. 2021年4月13日 23:29:29 : 8pKh4md53c : NTZmNnBlczJtdk0=[88]
>>96
なぜ反論になっていないかが意味不明ですね?
7/8で何を言いたいのか不明ですね?

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c97
コメント [国際30] アメリカとNATO同盟諸国は、一体いつリビア略奪の責任を取るのだろう?(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
10. 2021年4月13日 23:30:11 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[787]
何もわからず欧米のプロパガンダを信じる日本人。理解できない情弱は不変。今も中国悪者宣伝をすぐに信じる。
http://www.asyura2.com/21/kokusai30/msg/435.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[127072] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:32:18 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25850]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 2021年4月13日 23:33:06 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9458]
衆参トリプル選挙の行方はどうなる?(雨虹さんとぽぽんぷぐにゃんSTREAM) - 2021.04.13
•2 時間前にライブ配信
時事ぽぽんぷぐにゃん
https://www.youtube.com/watch?v=5tJg6jxsLfA
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[127073] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:33:44 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25851]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[127074] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:34:11 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25852]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[127075] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:34:36 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25853]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
6. 赤かぶ[127076] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:35:12 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25854]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
7. 赤かぶ[127077] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:36:37 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25855]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK280] 日本魚すべて要注意<本澤二郎の「日本の風景」(4053)<東電放射能汚染水を海に垂れ流す政府方針本日決定に驚愕!> 赤かぶ
30. 2021年4月13日 23:37:13 : Ya16fB2Hgw : MlhCS3JIM1ltUGs=[2]

モルモット日本人

モルモット中学生

モルモット小学生

モルモット幼稚園児

モルモット幼児

モルモット乳児

モルモット胎児

モルモット妊婦

モルモット女子

寿命と体重と健康状態と精神状態まで、半世紀の追跡調査が始まるのかも知れない。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/257.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
8. 赤かぶ[127078] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:37:39 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25856]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK280] <別に今始まったことではないが>フジテレビにまともな政治報道はもうできまい(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
41. 2021年4月13日 23:37:44 : oyZaIFcmqk : MllDcjNWVHpBMmc=[788]
何をいまさら。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/250.html#c41
コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
9. 赤かぶ[127079] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:38:21 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25857]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK280] 中国の人権弾圧を黙認する公明党の罪 池田大作と周恩来の縁がそんなに大事か(デイリー新潮) 赤かぶ
51. 2021年4月13日 23:38:26 : qjcAynYxyc : M3NmYTNYZHBhRlE=[2]
>>36
人権侵害に制裁を科す「マグニツキー法」が無いのはG7で日本だけ。
これについて立憲民主党から共産党まで野党は制定に好意的で、中国に対する人権外交の強化を求めているのに対し、与党の自民や公明は党内は割れていて、執行部は消極的。
たとえば赤旗のHPで検索すれば香港、ウイグルなどの人権問題で中国を非難する記事がたくさん出てくるが、野党は今後、与党との差別化のためにも対中人権外交は強く唱えるだろうね。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/247.html#c51
コメント [政治・選挙・NHK280] 停波権限持つ総務相が「関わりない」理屈通るか/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
10. 赤かぶ[127080] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:42:13 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25858]

フジHD外資規制違反 武田大臣「認定取り消さず」(2021年4月9日)

2021/04/09  ANNnewsCH

フジテレビなどを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスが放送法の外資規制に違反していた問題で、武田総務大臣は放送持ち株会社の認定を取り消さない考えを示しました。

 武田総務大臣:「外資規制違反の状態がその時点で存在しないのであれば、放送法上、認定の取り消しを行うことができない」

 武田大臣は認定を取り消した東北新社との違いについて、「フジ・メディア・ホールディングスは認定の段階で違法性がなく、総務省に報告した時点で適正な状態だった」と理由を説明しました。

 そのうえで、「過去に違反の事実があったことは遺憾で、重く受け止める」としています。

 今後、再発防止に向け、外資規制について定期的にチェックする部署を設ける方針です。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/264.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
33. 2021年4月13日 23:42:45 : k6i91X1TAF : VmJtaHFiR0VuQy4=[916]
命が惜しかったら大阪を離れましょう

こんなアホどもとは付き合いきれんと思ったら大阪を離れましょう
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c33

コメント [政治・選挙・NHK280] <別に今始まったことではないが>フジテレビにまともな政治報道はもうできまい(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
42. 赤かぶ[127081] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:43:18 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25859]

フジHD外資規制違反 武田大臣「認定取り消さず」(2021年4月9日)

2021/04/09  ANNnewsCH

フジテレビなどを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスが放送法の外資規制に違反していた問題で、武田総務大臣は放送持ち株会社の認定を取り消さない考えを示しました。

 武田総務大臣:「外資規制違反の状態がその時点で存在しないのであれば、放送法上、認定の取り消しを行うことができない」

 武田大臣は認定を取り消した東北新社との違いについて、「フジ・メディア・ホールディングスは認定の段階で違法性がなく、総務省に報告した時点で適正な状態だった」と理由を説明しました。

 そのうえで、「過去に違反の事実があったことは遺憾で、重く受け止める」としています。

 今後、再発防止に向け、外資規制について定期的にチェックする部署を設ける方針です。


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/250.html#c42
コメント [政治・選挙・NHK280] <ヤバイ連中ばかりだ!稲田元防衛大臣が会長>安倍前総理が原発新増設の議連顧問に(ANN) 赤かぶ
33. 2021年4月13日 23:46:51 : TxImUMsk2Q : M2FkbXNSTU9GeGs=[951]
稲田メスゴジラ

まだ死んでないな?

憲法改正、右翼、、、ばかげた政治するな!この馬鹿垂れは。

福井県民は、良識ある県民だと思っていたのですが、、、こんなメスが国会議員ですか。失望します。全く。

日本を崩壊さすだけですわ、、、日本会議メンバーですね。

アメリカ戦争家・ネオコンはいまだに活動してるのかい?終わっているのにな〜

防衛費を中抜きするのが、こいつらデープステートの目的です。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/254.html#c33

コメント [政治・選挙・NHK280] <だらだら続くボンクラ政治>支持率4割政権に国民の苛立ち 補選・再選挙3連敗で国民愚弄の悪辣政権に鉄槌を(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 赤かぶ[127082] kNSCqYLU 2021年4月13日 23:47:00 : DiuQjGfad6 : UTBWZXVVMUNWUkE=[25860]


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/262.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
98. 2021年4月13日 23:49:00 : 6igCSgzCGU : LjkvRWJmUGM5Ui4=[64]
>>97
>つまり「陽性値になるまで増幅を繰り返す」としか、この記事は言っていない

それでは質問
2019-nCoV)の遺伝子領域2か所 (ORF1a) spike(S)のプライマ−でウイルスがいない時CT値は何回で陽性になる。


この超過結果の意味
社会福祉でクラスタ-発生その追跡調査7ペ-ジ目
感染した日からウイルス検出(各陽性者のCt値が列挙されている

8ペ-ジ目
発症日から探索時の平均Ct時

また理解できない


http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c98

コメント [政治・選挙・NHK280] 吉村知事への批判がいよいよテレビでも…北村教授は「4週間ものほほんと」、日本城タクシー社長と小木博明は「最初にやりたいだ… 赤かぶ
34. 2021年4月13日 23:50:04 : FZOPvgNti6 : MGIwWmVGbGxoNEk=[148]

ノックだの橋下だの松井だの吉村などを選出したことのつけが回ってきた。どうでもいい時は誰でもいいんだが、緊急時に無能者を長にしておくことの恐ろしさを府民はこれから思い知らされるのだろう。

http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/256.html#c34
コメント [政治・選挙・NHK280] ワクチン接種率で取り残された日本「G7最下位」の最悪事態(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. 2021年4月13日 23:51:08 : k6i91X1TAF : VmJtaHFiR0VuQy4=[917]
とあるラジオCM

我孫子市の待機児童は ずーっと、ずーっと、ずーっと、ゼロ!

自民党の政権担当能力も ずーっと、ずーっと、ずーっと、ゼロ!
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/258.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK280] <志位委員長が激怒!>昨年5月 厚労省、PCR検査拡大に反対する内部秘密文書作成 妨害していた  赤かぶ
99. 2021年4月13日 23:53:40 : 8pKh4md53c : NTZmNnBlczJtdk0=[89]
>>98
前世のRT-PCR検査法とリアルタイムRT-PCRのCt値は全く別物
まずこれの意味から説明すべきでしょう。 理解不能です

2019-nCoV)の遺伝子領域2か所 (ORF1a) spike(S)のプライマ−でウイルスがいない時CT値は何回で陽性になる。

これも何を言いたいのか不明です。

この超過結果の意味
社会福祉でクラスタ-発生その追跡調査7ペ-ジ目
感染した日からウイルス検出(各陽性者のCt値が列挙されている

これも何を言いたいのか不明です。
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/251.html#c99

コメント [政治・選挙・NHK280] <緊急事態宣言は不可避なのに>五輪ありきの重点措置“乱発”の姑息…関西5府県は壊滅状態(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
15. 2021年4月13日 23:56:56 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[9459]
コロナ禍と東京五輪の悪用、権力濫用、メディア支配でやりたい放題の菅ファミリーと政府・与党!〜4.1岩上安身による東京新聞記者望月衣塑子氏 連続インタビュー第2回
•2021/04/13
Movie Iwj
https://www.youtube.com/watch?v=qbv4WIh2KMs
http://www.asyura2.com/21/senkyo280/msg/246.html#c15

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