皆がイラクの話題を論じるのに立腹する、イラクを侵略しているネオコン連中
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-c3ad0c.html
2020年2月 4日 マスコミに載らない海外記事
2020年1月30日
ケイトリン・ジョンストン
CaitlinJohnstone.com
今アメリカ政治では非常に多くのことが進行中なので一体何について書くべきか決めるのは困難だ。大統領選挙や、弾劾や、トランプのエセ・パレスチナ「協定」や、コビー・ブライアントの死や、コロナウイルスの恐怖騒動などの大騒ぎで、放送時間のために競い合うそれほど多くの他の重要な政治問題が、我々は既に情報上の白色雑音飽和の中にいるようなのに、まだ二月にさえななっていない。来月、民主党大統領予備選挙(それには、あらゆる支配体制による操作が必ず伴う)と、ジュリアン・アサンジ引き渡し裁判が始まると、もっと騒々しくなるだろう。
この騒音の中で、私が生活費を稼ぐため、拾いだせる多くの興味深い進展の一つは、バーニー・サンダースの支持率増加に対する、トランプ時代、民主党との奇妙な新同盟のおかげで復帰したブッシュ時代のネオコンのヒステリックな反応だった。わずか数日間の間に、我々は、主流マスコミで、「トランプは絶対駄目」の敵意に満ちたネオコン連中、ブレット・トコジラミ・スティーブンスや、デイビッド・悪の枢軸・フラム、ジェニファー・ジョン・マケインは余りにハト派・ルービンと、マックス「アメリカ帝国擁護者」ブーツのサンダースに対する悪意に満ちた中傷記事の大洪水を目にしている。
これは二つの理由で、これまでのところ良い結果になっている。第一にそれは、三年前、ネオコン戦争売女が、トランプに対する民主党内の大量「抵抗者」の大量殺人を促進するため被った進歩主義の仮面をはぎ取った。第二に、それはイラク侵略の悪と、一体誰がそれを促進するのを手伝ったかについて、新世代の若い有権者全員を教育した。
「今の私は信頼できますよ」と私は言った「私は心を入れ変えたから。そうしていない人を信頼してはいけない。」
それで私は何についても決して見解を変えたように思えないバーニー・サンダースを想起する。
. @PostOpinions: https://t.co/xfANCuO9Fv
- マックス・ブート (@MaxBoot) 2020年1月29日、
あらゆる機会に軍事侵略強化を要求する一群の評論家が、そのことで腹を立てるのは、いつでも良い兆しだが、特に彼のバーニーに対する癇癪が見ていて笑えるので、私はここでマックス・ブートを取り上げたい。
「バーニー・サンダースは「非常識なほど首尾一貫しているが、それは自慢すべきことではない」という題のワシントン・ポスト記事で、ブートは突飛なことに、色々間違っていたことを認める必要がなかったという事実で、サンダースを攻撃すると決めたのだ。
「だが私はイラク戦争のような、いくつかの重要事項に関する私の意見を再考し、地球温暖化現象や、銃砲規制や、白人の特権などの、現実が保守的な定説と対立する話題について話し始めたのは本当だ」とブートは書き、彼は今なら信頼できる「なぜなら私は考えを変えたからだと付け加えている。「そうしていない誰も信頼するな。」
サンダースへの攻撃方針として、ブートが一貫性を選んだのは、彼自身の経歴上驚くほど一貫しているので、興味をそそる。彼は、まさに逆方向で一貫していたのだ。
イラクからアフガニスタン、リビアからシリア、イランからロシアまで、どこにでも極めて攻撃的な干渉政策を推進している元PNACメンバーのブーツは、いくつかの記憶に残る最も壊滅的で悲惨な軍事介入言説の主要責任者だった。彼は何百万人もの人の生活を破壊した帝国主義政策を推進しただけでなく、首尾一貫して、2001年の傑作「アメリカ帝国の擁護」のような帝国主義支持の悪質な哲学を推進した。
それこそが、ブートが有名主流外交政策評論家として、まんまと使われ続けている唯一無二の理由だ。彼に取りえになる特徴はない。彼は頭が切れるわけではない。彼は魅力的ではない。彼は、どんなことについても正しかったことはない。彼は高価な軍装備品導入だけ首尾一貫、しっかり支持している。寡頭政治メディアは彼のその点が好きなのだ。
https://twitter.com/MaxBoot/status/1222667748896989184
弾劾論議で、お仲間のジョン・ボルトンが、彼の側についた興奮で有頂天になって、ブートは、トランプによるベネズエラでの政権転覆干渉、ボリビアでの右翼軍事クーデターの応援団となり、意図的でない自己風刺を閉めた。それを公開した後、ツイッター上で、イラク侵略を彼が強力に推進したのを非難するサンダース選挙運動のデイビッド・シロタの攻撃の的になっているのに気がついた。ブートは泣き言を言い「よー、バーニー」イラクの件は間違っていたと彼が認めているのを受け入れ、全てを忘れてくれと応えた。
「私は間違っていたのを認めるが、私はそれから学んだ。バーニーもそうすべきだ。彼はいくつかのことで間違っていた。よー、バーニー。あんたは間違ってた。どうして我々があんたに耳をかたむけなければいけないのだ?」とブートはTwitterで書いた。
「大爆笑。そのとおり」とジェニファー・ルービンが応えた。
これは、このマスコミ評論家連中が、本当に甘やかされ、隔絶され、誰にも文句を言われない人生に慣れている様子をしっかり物語っている。ウソに基づいて百万人もの人々を死なせる戦争への道を開くのを手伝っておいて、それから何年も後に「そう、私はあれで失敗したよ、やり直しが必要だ」と言えると信じるには、それを、あたかも独善的に、称賛と敬意に値する優れた美徳のように自認するのは言うまでもなく、信じ難いほどの資格や権利が必要だと言える。
百万人の人を殺害するのを手伝っておきながら、人がそれを持ち出したら憤慨するというわけには行かない。そんなことはあり得ない。自分の非行を認めても、おかした誤りは元に戻らないが、一生結果責任を問われない環境で暮らせる人物しか、そうなると信じることはできない。
弾劾論じるため@CNNTonightに行くところだ。https://t.co/gK47ZicNX2
トランプの弁護士たちが、ボルトンの決定的な証拠が存在しないふりをしているのは特筆すべきだ。それほど多くの共和党上院議員が、まだボルトンから聞く理由がないと主張している。共和党の怒りの欠如に、大いに怒りを感じる。
- マックス・ブート (@MaxBoot) 2020年1月28日
マックス! ありとあらゆることについて完全に間違っているのが嫌になったのなら、ここに有力情報がある。一群の人々を殺すことが全ての問題に対する理想的解決だという考え方を消し去ることから始めなさい。普通の人々はそうは思わない。それが、あなたがどんな普通の人より頻繁に間違っている理由だ。それは実に単純だ。
彼らが生きている限り、許すことができないイラク侵略を売り込んだ連中の誰にも、何に関しても耳を傾けてはならない。彼らは主流マスコミのゴールデン・アワーに登場してはならない。彼らは、どこであれマクドナルドより魅力的な仕事を見つけることができてはならない。
この連中が自身をさらけ出すのは良いことで、益々多くの人々がイラク侵略について学ぶのは良いことだ。マックス・ブートが擁護した多くの他の悲惨な介入の、いずれも言うに及ばず、この一つの恐ろしい行為によって、我々人間に対して行われた計り知れない悪を正すため、今まで何もなされていないのだ。
全ての軍事大虐殺が実態通りに見られ、マックス・ブートのような戦争売女連中が正体通りに見られて、両方、陳腐化して、永久に消え去るような正気の世界を期待しよう。
記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2020/01/30/iraq-raping-neocon-upset-that-people-keep-bringing-up-the-iraq-thing/
----------