桜を見る会:開門前に多数の入場者、2千人近く、安倍首相支援者を優遇か ?
「桜を見る会」疑惑への野党・識者の見解・詳報は ?
(www.chunichi.co.jp:2020年1月23日 22時05分より抜粋・転載)
東京・内藤町の新宿御苑で開催された、安倍首相主催の「桜を見る会」を巡り、正式な開門時刻より早い「午前8時以前」に、多数の入場者がいたことが分かった。内閣府が、1月23日、参院予算委員会理事懇談会に、提出した資料で明らかになった。
直近の2019年では、2千人近くが入場していた。安倍晋三首相の地元支援者らが、受け付け開始前に会場に入り、安倍首相夫妻と写真撮影していたことが、関係者の証言などで判明しており、安倍首相支援者を優遇した可能性がある。
◆支援者は、安倍首相夫妻と
写真撮影していた !
写真撮影は、安倍事務所が主催した「ツアー」の一環で、参加者は、住んでいる地区ごとにグループ分けされ、何度も撮影が行われたという。
◆午前8 時までの入場者数は、 2015 年度から急増 !
内閣府によると、「桜を見る会」の開門時刻は、午前8時半だった。
内閣府の資料には、午前8時までの入場者数の欄があり、直近の2019年度は、1842人だった。
午前8時までの入場者数は、2014年度は、2人だったが、2015年度は823人に急増した。
2016年度は1533人、2017年度669人、2018年度は、1859人であった。
◆福山幹事長:夕食会費を 「違法に補填した !」
安倍首相が講演会向けの「前夜祭」の夕食会費を「違法に補填した」疑いに関しては、福山幹事長(立憲民主党)が、明細書を非公開の国会秘密会で明らかにするように、要求した。(共同)
(参考資料)
○「桜を見る会」疑惑への野党・識者の見解・詳報は ?
(www.tokyo-np.co.jp:2020年1月21日 20時45分より抜粋・転載)
国土交通省は、1月21日、首相主催の「桜を見る会」を巡る、野党追及本部会合で、内閣府に提出した推薦者名簿の2010〜2015年度分について、公文書管理法で義務付けられた、「行政文書ファイル管理簿」に記載していなかったと明らかにした。
「各界功績者(総理大臣等)」として、招待された人数が、2017年の7595人から2018年は、約2千人多い、9494人に急増したことが、内閣府の提出資料で、判明した。
◆国交省の推薦者名簿:保存期間を、10年 !
名簿管理を巡っては、2011年〜2017年度分の招待者名簿を管理簿に記載していなかったとして、内閣府の歴代人事課長5人が厳重注意処分となったばかりである。野党は、他の省庁にも、不記載が広がっている可能性があるとみて、全省庁に調査を要求した。
国交省の推薦者名簿は、保存期間を、10年としているため、文書自体は残っているという。
◆国会議員の支持者達、約9千人招待 !
菅官房長官はこれまで、2019年に招待した約1万5千人の推薦枠について、聞き取り調査により安倍首相は約千人、副総理や官房長官ら約千人、公明党や元国会議員関係者ら約千人、自民党は約6千人(合計は約9千人)だったと説明した。(共同)
○「名簿はありますよ」「桜を見る会」疑惑を
追及する田村智子議員が断言する理由は ?
(dot.asahi.com:2019.12.9 17:00より抜粋・転載)
AERA ・野村昌二:
ジャパンライフの元会長に、2015年に送られた、「桜を見る会」の招待状。受付票にある「60」という数字が、安倍首相の推薦であることを示しているのではと指摘されている
(撮影/写真部・高野楓菜)
ジャパンライフの元会長に、2015年に送られた、「桜を見る会」の招待状。受付票にある「60」という数字が、安倍首相の推薦であることを示しているのではと指摘されている
(撮影/写真部・高野楓菜)
国会で「桜を見る会」を巡る疑惑追及の中心となっている田村智子参院議員。疑惑にどう気付いたのか。逃げ切りを図る政権を、どう攻めるのか。AERA 2019年12月16日号では、田村議員に話を聞いた。
【写真】ジャパンライフの元会長に2015年に送られた「桜を見る会」の招待状
* * *
「桜を見る会」の問題で、安倍首相を追及する急先鋒に立つ共産党の田村智子参議院議員(54)。11月8日の参院予算委員会で質問し、議論の火ぶたを切った。田村氏自身、「ここまで大きな問題になるとは想定外」と語るが、原動力になったのは政権への怒りだという。
「元々は、予算を無視するやり方が、怒りの出発点なんです。同じ内閣府の予算で、性暴力被害の相談を一元的に受け付ける『ワンストップ支援センター』の運営費が、2018年度は予算不足という理由で計8千万円削減されました。なのに、桜を見る会だけは総理の行事だからと、来年度予算は約5729万円と今年度予算約1767万円の3倍。納得できないですよね」
国民の不信感を一気に高めたのが、野党からの資料請求があった1時間後に、内閣府が出席者の名簿を廃棄したことだ。名簿は、本当に「もうない」のか。
「ありますよ。各省庁の推薦者名簿が保存されているのに、内閣官房の『総理・長官等の推薦者』『与党による推薦者』の名簿だけが廃棄されたというんですが、例えば元国会議員は毎年ではなく年をずらして招待しており、その管理のためにも名簿は必要です。
破棄したのが事実なら、安倍政権のもとで、内閣府と内閣官房は、公文書のまともな取り扱いさえできない行政府になり果てた、ということになります。やましいところがないなら、総理の責任で電子データを復元させ、全ての名簿を明らかにすべきです」
11月25日の参院行政監視委員会では、高齢者相手のマルチ商法で行政指導を受けた「ジャパンライフ」の元会長に招待状が送られていたことも指摘した。焦点となったのが、受付票に記されていた「60」という番号。総理の推薦枠である可能性が高いことがわかったのだ。
「『60』の意味に気づいた時は鳥肌が立ちました。元々、この招待状はわが党の大門実紀史(みきし)議員に消費者庁の職員から内部告発の文書として送られてきたものです。名簿と招待状の番号が符合すると気づいたのは11月22日金曜日の夜。
20番台は公務員、50番台は功績功労者という具合に最初の2ケタは属性を示している、と。翌土曜日に、予算委員会の理事懇談会に各省庁からの推薦名簿がドサッと提出されていると知って、秘書に確認のお願いをしたところ、その日のうちに秘書から『60が総理だと証明できそうです』というメールが、選挙の応援で高知にいた私に来ました。
日曜日に参議院議員会館のこの部屋で資料をつくり、翌25日の質問に備えました」
ただ安倍首相は質問に対し、元会長を招待したかどうかを明らかにしなかった。田村氏は、
「安倍総理は、元会長個人に関する情報のため『回答を差し控える』と答弁を拒否しましたが、元会長は、その招待状をチラシに載せて顧客を勧誘し、それで多くの被害者が出ています。個人情報でも何でもありません」と憤る。
「60」が総理推薦枠だと、別の問題も浮かび上がるという。
「私が確認したところ、60番台は4900番まであります。招待状をもらった人が、ネットにも上げています。だから、菅官房長官の『総理からの推薦は約1千人』という国会答弁もウソになるんです。また菅長官は昭恵夫人からの推薦があったことも認めており、そこからおかしな人たちが招待されたのではないか、ということにもつながっていきます」
田村氏の言う「おかしな人」は元会長だけではない。桜を見る会には「反社会的勢力」とみられる人物が出席し、菅官房長官と写真におさまっていたことも分かった。菅官房長官は「結果的に入っていたんだろう」と認めた。吉本興業では、芸人が反社会的勢力と関係したことで長期の謹慎処分となっている。
「菅さんは『反社会的勢力の定義は一義的に定まっていない』などと言ってますけど、何を言ってるんだと思いますよね。『犯罪白書』にしっかり定義は書かれています。そんな人たちにどうして総理主催の公的行事招待状が行くのか。名簿が廃棄されたから事実確認さえできない、では許されないですよ」(編集部・野村昌二)※AERA 2019年12月16日号より抜粋
○IR疑獄と「桜を見る会」・疑惑で 安倍政権を追い込む !
立憲民主党代表・枝野幸男が直撃 !
(headlines.yahoo.co.jp:2020年1/13(月) 8:34より抜粋・転載)
◆合流野党と旧民主党との最大の違いは「経験値」
合流野党と旧民主党との最大の違いは「経験値」
――その共同会派の延長線上で、12月6日には野党合流を呼びかけた。立憲民主党が各党を吸収するのか?
枝野:そこにも誤解があるのですが、私は一度も「合流」という言葉を使っていません。あくまで立憲民主党と共に戦っていくよう呼びかけた。党が1つになることも含めて、もっと連携を強化していきましょうと。
――立憲民主の資金が枯渇してきたから、潤沢な資金を擁する国民民主との合流を求めたとの報道もあるが。
枝野:それは関係ないですね。別に各党が存続してもいいし、私は立憲民主単体でやっていくことも念頭に置いています。ただ、国会でしっかりと行政監視の力を働かせ、選挙に勝っていくことを考えると、党を1つにしたほうがいいのは事実。
―以下省略―
○「桜を見る会」疑惑で、安倍首相を刑事告発 ! 検察は動くのか ?
(www.nikkan-gendai.com:2019/11/26 06:00より抜粋・転載)
日刊ゲンダイ:「告発は、かなり黒に近いグレーな疑惑に対して行いました。検察としても受理して捜査せざるを得ないでしょう」
こう語るのは、11月20日、安倍晋三首相を被告発人として、刑事告発を行った、「税金私物化を許さない市民の会」の代理人・山下幸夫弁護士である。
「桜を見る会」疑惑が、憲政史上最長の通算在職日数となった、安倍氏を日々、追い詰めている。
これまでも、森友学園、加計学園と、疑惑の表面化で、内閣が、窮地に立つ局面はあったものの、当事者は、安倍氏を忖度した「官僚」であって、安倍氏は、疑惑の主体ではない。
だが、今回は、安倍氏と安倍晋三後援会が、公職選挙法と政治資金規正法違反に、問われている。