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2019年10月23日14時17分 〜
記事 [国際27] 世界70カ国で蔓延する政治家・政党による「ネット世論操作」。それらを支援する企業の存在(ハーバー・ビジネス・オンライン)
世界70カ国で蔓延する政治家・政党による「ネット世論操作」。それらを支援する企業の存在
https://hbol.jp/204469
2019.10.19 一田和樹 ハーバー・ビジネス・オンライン


S. Hermann & F. Richter via Pixabay


国政選挙におけるネット世論操作はもはや珍しくない!

 世界各国の国政を左右する選挙でネット世論操作が行われるのは当たり前になった。

 HBOLのこのシリーズでは、アメリカ、日本、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカ、インドなどの事例を紹介した。昨年刊行した拙著『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器』(2018年11月10日、角川新書)では東南アジアとヨーロッパを中心に紹介した。

 ネット世論操作で圧倒的に多いのは自国内に向けてのものである。候補者が選挙に勝つためにネット世論操作を行う。ロシアや中国といった第三国からの干渉もあるが、全体からするとその割合は少ない。

 世界のネット世論操作を網羅的に調査したレポート『The Global Disinformation Order: 2019 Global Inventory of Orgazised Social Media Manipulation』(Samantha Bradshaw & Philip N. Howard, Working Paper 2019.3. Oxford, UK: Project on Computational Propaganda. comprop.oii.ox.ac.uk. 23 pp.)では、70カ国でネット世論操作が確認されており、その全てでの政府もしくは政治家、政党による自国民に対しての活動が確認されている。

 今回は産業として見た時のネット世論操作を整理してみたい。なお、文中に引用元の記載がないものはHBOLに掲載された記事である。

ネット世論操作産業の種類

 ネット世論操作という言葉には明確な定義はない。もしかしたら、この言葉を主に使っているのは私くらいかもしれないが。世論操作を行うために行うネット上の活動を指す広義の言葉であり、フェイクニュースやヘイト、監視、検閲、シャットダウンなど広い範囲を指す。ここではネット世論操作を大きく3つに分類した。

 ネット世論操作の主たる標的は選挙であり、政府や政治家、政党から予算が私企業や市民やインフルエンサーに流れている。

 政府主導である以上、防御=監視、検閲、抑制、ネットのシャットダウンは発注者自身の権限と組織(司法、行政)で行うことができるので、防御に関しては私企業への発注は監視ツールやシステムの構築などの導入が中心となる。

 攻撃=敵対者への攻撃と政府支援を拡散すること、あるいはそれらを含めた総合的なマイクロターゲッティング作戦などになり、外部発注が多くなる。請け負うのはケンブリッジアナリティカのような企業から個人のインフルエンサーまでさまざまである。『世論操作は数十セントから可能だった。NATO関連機関が暴いたネット世論操作産業の実態』で紹介したNATO関連機関のレポートにあるように、ネットで検索すれば見つかり、料金も数十セントからというお手軽な業者まで現れている。アカウントやボットの販売についてはいくつか他にもレポートがあるので参照されたい。

 さてそうしたネット世論操作企業が何を行うかと言うと、3つの業務が挙げられる。

1:攻撃、支援 フェイクニュースなど誤情報や偏った情報、特定の意見のサポートや攻撃、ヘイトの拡散

 SNSやウェブサイト、ブログなどを使って誤情報や偏った情報、特定の意見のサポートや反対、ヘイトを拡散する。ボット、サイボーグ、トロールなどを駆使する。

2:抑制、防御 発言、投稿の監視、検閲、抑制、ネットのシャットダウン

 対象の活動の監視、投稿の検閲、抑制などを行う。多くの場合は、監視システムやアプリをベースにしている。インターネットそのものあるいは特定のサービスを遮断して言論を封殺することも含まれる。政権が反対勢力を抑えるために用いることもある。

3:関連分野 上記に関連する活動

 広告の出稿、ネットショップの運営、ホームグロウンへの支援など。企業によっては社会信用システムの構築と運用を請け負うこともある。

 ネット世論操作ではこれらを総合的に行うわけだが、「2」に関しては政権を握っている政党や政治家や政府機関などの権限を持つ立場にある者が圧倒的に有利である。これらを実現するための外注先がネット世論操作企業ということになる。前回のアメリカ大統領選で有名になったケンブリッジアナリティカなどがそうだし、最近ではイスラエルのアルキメデスグループが注目されている。

 これらを大きくふたつのビジネスに分類し、3つ目として社会信用システムを加えた。ただし、社会信用システムは監視ビジネスの延長線上にあるものと位置づけられる。


図1 社会のインフラとしてのネット世論操作産業

ネット世論操作産業の提供する「サービス」

 さらに、前掲の「3つの業務」について、どのようなサービスを提供するかを説明しよう。

1 拡散ビジネス=拡散、支援、関連するツール、サービスの提供

 アカウント販売、ボット、トロール、サイボーグ運用、ホームグロウンリクルーティング&育成、サイト運用(メッセージを発信するサイトからローカルニュースサイト、ネットショップなど一見無関係のサイト運用までさまざま)、広告出稿(フェイスブック、グーグルなどに広告を出稿する)などの活動を行う。なお、ホームグロウンとは、ネット世論操作を仕掛ける相手の地元あるいは組織に所属する人間を指し、それらを感化、洗脳し、手先として使う作戦が行われている。この産業については、すでにいくつかレポートが公開されてじょじょにわかってきている。

 前出の『The Global Disinformation Order: 2019 Global Inventory of Organized Social Media Manipulation』によるとメッセージの発信、拡散を受託している私企業および個人や団体が存在する国の数は39カ国(私企業27カ国+市民とインフルエンサー20カ国、そこから重複を除いた)で、その企業および個人の数は53以上である。このレポートがカバーしているのは拡散ビジネスなので、少なくとも世界39カ国で拡散ビジネスを展開している企業がのべ53以上存在すると言える。

 参入企業の事例の一部(この表では主に世界を対象に市場展開している企業)は次の表のような感じになる。字が細かくて申し訳ないが、これでも氷山の一角であり、全てをあげるとキリがないほど参入数が多いことを認識していただければ幸いである。




個人用から国家用まで多岐にわたる「監視ツール」

2 監視ビジネス=発言、投稿の監視、検閲、抑制、ネットのシャットダウン、ツールの提供

 ツール提供、監視システム提供、SNS分析システム提供、監視&検閲代行、スパイウェアの販売、スパイウェアの配布&運用などが上げられる。

 監視ツールは個人でも購入可能な手軽なものから政府が導入するような大規模運用可能なものまでさまざまなものが存在し、その数は増えている。大規模な運用が可能なものでは情報漏洩事件で有名になったGammaグループやHacking Teamなどが有名である(参照:『犯罪「事前」捜査』角川新書)。近年はイスラエルのテック企業「NSOグループ」のスパイウェアが、人権侵害を行う複数の政府によって利用されていることが暴かれた(参照:カナダのトロント大学にある学際機関「Citizen Lab」のレポート『Reckless 』シリーズ、最新は2019年3月20日)。

 個人向けの監視ツールも広く世に出回っており、これらが社会の監視に用いられることもある。

Smartphones Are Used To Stalk, Control Domestic Abuse Victim』(Aati Shahani, 2014年9月15日, NPR)よると、アメリカの団体が国内72の家庭内暴力シェルターを調査したところ、85%の被害者がGPSで追跡されていた。また、『Spying Inc.』(DanielleKeats Citron, 2015,Washington and Lee L Rev)によれば、アメリカの家庭内暴力センターは加害者が被害者のコンピュータ利用を監視しており、54%はスマホにスパイウェアをインストールしていた。

 これらの監視ツールは家庭内暴力だけではなく、さまざまな用途に用いることが可能で、テロリストが攻撃対象を監視するために用いることもできる。これらのアプリと産業については、Citizenlabの『The Predator in Your Pocket A Multidisciplinary Assessment of the Stalkerware Application Industry』(2019年6月12日)にくわしい。

 こうした個人向けアプリ(FlexiSpy)に手を加えたものを監視ツールベンダが使っていることをHacking Teamの元従業員が暴露している。なお、FlexiSpyのメーカーは2012年からOEM販売を開始している。Hacking TeamもFlexiSpyやmSpyといった安価な個人向けアプリを購入して研究していたことも明かされている。政府が使用する監視ソフトも個人が利用するスパイウェアもシームレスにつながっている(参照:『犯罪「事前」捜査』角川新書

 さらに細かい内訳もある。国連人権高等弁務官事務所の『Report of the Special Rapporteur to the Human Rights Council on surveillance and human rights』では監視ツールをスパイウェア(Gammaグループなど)、モバイルハッキング(NSOグループなど)、ソーシャルエンジニアリング、ネットワーク監視(ロシアの監視システム提供企業Proteiなど)、顔認識(HUAWEIなど)、IMSIキャッチャー(Stingrayなど)、Deep Packet Inspectionの7つの分野に分けている。



 次回は、これらの市場をリードするZTEとHUAWEI、2つの中国企業について焦点を当ててみたい。

◆シリーズ連載/ネット世論操作と民主主義

<文/一田和樹>
一田和樹
いちだかずき●IT企業経営者を経て、綿密な調査とITの知識をベースに、現実に起こりうるサイバー空間での情報戦を描く小説やノンフィクションの執筆活動を行う作家に。近著『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器 日本でも見られるネット世論操作はすでに「産業化」している――』(角川新書)では、いまや「ハイブリッド戦」という新しい戦争の主武器にもなり得るフェイクニュースの実態を綿密な調査を元に明らかにしている










http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/580.html

コメント [カルト23] 藤原・撤退の米軍に芋を投げるシリア国民、パレ記者・我々はユダヤ人がラエルから去って祖国に帰るのを手伝うべき。偽ユダヤの… ポスト米英時代
6. 2019年10月23日 14:18:11 : Ewa6iKGpLS : ZEJhTWFNcUo2blU=[5]
クルドもISもアルカイダもオバマの置土産だから民主党の責任だ、とトランプは思っている。ソンなアどこかのへんぴな事よりダウのほうが大事だ、というのが当然 当たり前に 次期選挙に役に立つ。兵士だって砂漠よりクリスマス前に帰りたい。ロッキードはキャンセルが増えるだけで戦争しないほうがもうかる。戦争は自衛隊にやらせればキャンセルはでないし、あべはばかだしいい
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/197.html#c6
コメント [国際27] 世界70カ国で蔓延する政治家・政党による「ネット世論操作」。それらを支援する企業の存在(ハーバー・ビジネス・オンライン) 赤かぶ
1. 赤かぶ[36200] kNSCqYLU 2019年10月23日 14:18:25 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26273]



http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/580.html#c1
コメント [国際27] 世界70カ国で蔓延する政治家・政党による「ネット世論操作」。それらを支援する企業の存在(ハーバー・ビジネス・オンライン) 赤かぶ
2. 赤かぶ[36201] kNSCqYLU 2019年10月23日 14:19:06 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26274]



http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/580.html#c2
コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
20. マシマヒロト[636] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 14:20:30 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[20]


長丁場でしたが、ありがとうございました。


私としては、けっこう時間が、かかりました。



http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK266] 小泉進次郎。爽やかな笑顔の下にある「アメリカの代弁者」という素顔<菊池英博氏>(ハーバー・ビジネス・オンライン) 赤かぶ
13. 赤かぶ[36202] kNSCqYLU 2019年10月23日 14:22:30 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26275]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/671.html#c13
コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
21. マシマヒロト[637] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 14:22:57 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[21]


(終)、、、、、、、、、、、。。。

http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK266] ついに景気悪化を認めた内閣府、消費増税後に「春から不況だった」と示唆するズルさ 街にあふれる「タピオカ屋さん」早くも下… 鰤
50. ゆめほんさんさん[347] guSC34LZgvGCs4LxgrOC8Q 2019年10月23日 14:24:17 : LQJI5ahyFc : MWd4Q3NhSXJENE0=[343]
まったく、日本は、おんなにたらされて大負けした
いともお恥ずかしいセクハラのお国です
せめてそれのはじめの科学者や数学者
吊して晒すが日本のまず第一の学会仕事

夢ちゃん、これを言ってます

いまこそ止めよう 大学のあの自堕落なエロ研を
そんな奴らは晒し上げ職から追い出し
その上で、残るポストを若者に 

これが言いたい夢ちゃんは
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/363.html#c50

コメント [原発・フッ素52] 東電社員は見た…「賠償金詐欺」恐ろしき「恫喝の現場」 指のない「被災者」が現れて…(現代ビジネス) 赤かぶ
5. 2019年10月23日 14:26:50 : 8BHPZDJbpI : RnlvTkdhSDFISzY=[1]
全て善良な市民の税金か電気代だろ?

お前ら東電社員は殺人犯だと正しく自覚して、これ以上の無駄金を使わないように命がけで死守しろよ、どこまでも無責任な奴らだな。
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/204.html#c5

コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
22. マシマヒロト[638] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 14:27:09 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[22]


(これで、たぶん、本当に、終わりです)、、、、、。。。。。


http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
67. 2019年10月23日 14:27:15 : j7YxY6rMXc : bHpKUXVRcUdFUmM=[1]
万歳!(マンセイ)万歳!(マンセイ)
は祖国でやってくれ。
本名:李晋三 よ!
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c67
コメント [政治・選挙・NHK266] <ここまでくれば、もはや工作員だ!>安倍宣伝の時に決まって出て来る岩田明子は何とかならないか  天木直人  赤かぶ
74. 地下爺[8982] km6Jupbq 2019年10月23日 14:28:48 : ZIRPLIvmG2 : eU4xWDhqRHdxTGM=[73]
おじゃま へ

 お前 日本語 ちゃんと 読めるか?!
 
 見つかりませんでした。と書いているだろうが!!

>見つかりませんでした。 ただ お馬さんの うんこは ものすごく

 臭い そうです 。。。。


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/640.html#c74

コメント [カルト23] 嗚呼・ベン・金孫が白頭山に駆け上がった意味は、韓国革命を起こして半島を統一する意思表示。だそうである。 ポスト米英時代
2. 2019年10月23日 14:32:12 : lRkSC5wuEj : ZjFYRzVpektMSy4=[5]
フジワー・経営難の米「ウィーワーク」 ソフトバンクGから1兆円を支援

それだけではないようだ。
悪徳節税手口がバレバレで、20兆円有利子負債に財務省が狙いうちをかけるはず。
これで財務省がいちゃもんつけなかったら、消費税を上げられてしまった日本国民の暴動は必至。
巨大企業が適正納税をしていれば、消費税増税の必要性は皆無であったのだ。

http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/207.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK266] ついに景気悪化を認めた内閣府、消費増税後に「春から不況だった」と示唆するズルさ 街にあふれる「タピオカ屋さん」早くも下… 鰤
51. ゆめほんさんさん[348] guSC34LZgvGCs4LxgrOC8Q 2019年10月23日 14:32:18 : LQJI5ahyFc : MWd4Q3NhSXJENE0=[344]
日本は、よくネットとか色々で、バカを晒すが流行るけど
バカには必ずそのバカ、を育てた先生がいたのです
そのまたバカにも先生が

信号予測の理論とはどう考えても数学だ

レーダ技術の大切さ 見抜けぬバカにも 先生の連鎖が
ずっとあったはず
そいつの親分 誰ですか

それが夢ちゃん 言いたいの
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/363.html#c51

コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
23. マシマヒロト[639] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 14:37:28 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[23]


変なことや、悪意のあることは、書かないで下さい。


あと、このスレとは、関係ないことも、書かないで下さい。



http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK266] 即位礼に天皇の「安倍首相への抵抗」を示す招待客…「平和の詩」朗読した沖縄の高校生とICANサーロー節子さんが(リテラ) 赤かぶ
45. 2019年10月23日 14:39:30 : 1o1OnY8oTA : TWJ0M0p1NGhsQ0U=[5]

私は、今の天皇制を

支持しているが、

安倍首相の万歳三唱は

全く不要。

儀式の神聖さを

完全にぶち壊している。

政教分離という観点からも

現役の政治家一切を

呼ばない方が良い。

しかし、これは難しいだろ。

とにかく、万歳三唱だけは

やめた方がいい。



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/665.html#c45

コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
24. マシマヒロト[640] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 14:41:45 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[24]


(終)、、、、、、、、、、、。。。

http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c24

記事 [経世済民133] セブン&アイ「食品販売の新業態」がコンビニから小売りの主役の座を奪う!?(ダイヤモンド・オンライン)
セブン&アイ「食品販売の新業態」がコンビニから小売りの主役の座を奪う!?
https://diamond.jp/articles/-/218160
2019.10.23 5:35 森山真二:流通ジャーナリスト ダイヤモンド・オンライン


Photo:Diamond


食の新しいフォーマット(業態)が小売業の主役の座を奪う!?――。今もわれわれの身近な小売業といえばコンビニエンスストアだ。これからも、近くて便利なコンビニが主役であり続けると信じて疑わない向きは多いだろう。しかし、コンビニだけが身近な存在であり続けることが怪しくなっていきそうなのだ。(流通ジャーナリスト 森山真二)

セブン&アイ・ホールディングスが
食品マーケットへの新アプローチ戦略を発表


 食品スーパー大手、ライフコーポレーションのJR大崎駅(東京都品川区)近くの店舗。正午ごろには、スーツ姿のサラリーマンや、OLがレジにズラリと並ぶ。

 どうやら手には弁当やサンドイッチ、飲料を手にしている。これはコンビニの昼時のレジの風景ではないかと思わせるような混雑ぶりだ。

 大崎駅周辺にもファミリーマート、ローソン、JR東日本系のコンビニ、ニューデイズなどがある。だが、コンビニの弁当に飽き足らない顧客がライフコーポレーションの食品売り場に流れているのだろう。できたての弁当や総菜、炊いて時間のたっていないご飯など、やはり食品スーパーの総菜や弁当類は魅力的だ。

 もちろん、食品スーパーはこれまで食材供給業と規定され、鮮度のいい食材の品ぞろえに注力、家庭の食卓に貢献してきた。

 しかし、食品スーパーも少子高齢化で、自宅で食事を作る機会も減っている中、食材供給業にこだわっていられなくなってきていることも確か。つまり、コンビニの領域にまで降りて需要を獲得していかなければならなくなっている。

「そんなこと言ったってコンビニは身近にあるけれど、食品スーパーは近くにはない」という声も聞こえてきそうだが、それがそうでもない。小型のフォーマット(業態)づくりが活発化しそうなのだ。

 セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は2019年3〜8月期決算発表の席上、首都圏の食品マーケットへの新アプローチ戦略を発表した。

 コンビニが2万店以上あるセブン&アイとしては、コンビニと競合するかもしれない新フォーマットの開発に力を入れ、市場を開拓していく戦略は取りにくいが、このマーケットに挑戦していく方針だ。

コンビニよりも一回り上のサイズで
食を中心とした新しい業態の店づくり


 現在、食品スーパーの標準の店舗面積は1500〜2000平方メートル規模が多いが、この規模だと、どうしても物件の数は限定され、確保も難しい。食品スーパーも形を変えなければ、決してコンビニと同じような身近な存在にはなれない。

 この辺りについて井阪社長は、1650平方メートルや2000平方メートルという食品スーパーは出店しにくいという認識を示すとともに、「これからは330平方メートルや1000平方メートル規模の店舗で何ができるか」探っていきたい方針を示したのだ。

 コンビニよりも一回り上のサイズで小商圏をカバーできる、食を中心としたフォーマットの研究に本格的に入るというのだ。

 現在、食品スーパーの標準的な店舗というと、生鮮食品が入り口から入ってすぐのところにあり、加工食品などが並ぶフォーマットが連想されがち。

 だが、そんな既成概念にとらわれない新しい食のフォーマットという視点で考えれば、食品スーパーとは違う未来志向の店舗づくりも可能だ。

 セブン&アイではすでに、品川区に「コンフォートマーケット」をオープンし、多層階型の店舗の実験に入っている。

 店舗面積は566平方メートルと、コンビニ3つ分くらいのサイズ。上層階に“空中厨房”を設け、総菜を加工、エレベーターで1階の総菜売り場に商品を下ろし並べるという、限られた空間で効率よく店舗運営ができるかの実験だ。

 1階は総菜中心で生鮮食品は2階に上げるという、これまでの食品スーパーの常識も覆した設計となっている。

 しかも総菜やベーカリーばかりではなく、有職主婦や料理を作りたいけれど考えるのが面倒という顧客のために、独自のスマートフォンアプリでメニュー提案のコンテンツを展開。メニュー提案と連動して、食材を頼めるようになっており、店内に設けた専用のロッカーで注文した商品を受け取れるようにもなっている。

 また、別の実験もしている。セブン&アイの食品スーパー、ヨークマート中町店(東京都世田谷区)は、売り場面積約900平方メートルで多層階と、従来の食品スーパーならば使い勝手が良くない店ということになるのだろうが、リニューアル後に再構築。極めて小型ながら、店内加工場を設け、外部での加工に依存しない体制の実験を行っている。

小型の食中心の
新しい業態店舗に可能性


 セブン&アイの井阪社長は「コンフォートマーケットの業績は厳しいが、ヨークマートの中町店はおもしろい結果が出ている」と小型の食フォーマットに可能性があることを示唆する。

 このためグループの枠組みも変え、イトーヨーカ堂の小型食品スーパーである「食品館」の分社化を検討、セブン&アイグループのヨークマート、シェルガーデン、そしてコンフォートマーケットを運営するフォーキャストが連携し、首都圏食品戦略を展開する方針も示した。

 首都圏食品戦略では「店舗フォーマットの確立」「商品供給プラットフォームの確立」「調達、製造、物流の効率化」「管理部門の効率化」をテーマにしており、ヨークベニマルとも連携する。

 コンビニは工場で弁当や総菜を製造し、1日3回配送という高度な商品の製造・物流体制がチェーンを支えている。

 井阪社長は「(新たな食品スーパーの)調達、供給のプラットフォーム、物流システムを考えながらやっていきたい」。つまり、小型の食品スーパーで既成の概念にとらわれることなく、コンビニに負けないような新たな仕組みを作り上げていく考えのようだ。

 読者は「そんなこといったって、やっぱりコンビニだよね」という方も多いだろう。

 だが、身近にスマートな食品スーパーがあり、できたて総菜や弁当、ベーカリー、さらにコンビニに設置されているATMなどのサービスがあれば、若年層はともかく、中高年層はそうした新フォーマットに流れないとも限らない。

 イオンの岡田元也社長も「SMもGMSもフォーマットそのものが消費者ニーズとミスマッチを起こしている」と指摘。イオン九州でも総菜、ベーカリーを強化した「ニコキッチン」という小型の新フォーマットを開発、実験に乗り出している。

コンビニをしのぐほどの
小売業の主役になれるか


 コンビニは現在、人手不足を背景にした24時間営業の問題もあり、既存店売上高も伸び率が鈍化している。これまでの成長期にはなかった問題も浮上している。

 依然、「近くて便利」なフォーマットであるには違いないが、運営本部も、新しいフォーマットでコンビニを補完できる体制を構築する必要性を認識し、準備を進めている。

 新しい食のフォーマットは果たしてコンビニをしのぐ小売業の主役になれるのか。その胎動は始まっている。




http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/451.html

コメント [政治・選挙・NHK266] 米国はすばらしいという固定観念にいまだに囚われている竹中平蔵氏は、ネット国民にはまったく評価されない浦島太郎と化してい… 赤かぶ
27. 2019年10月23日 14:47:58 : Y60vA9BgK2 : VURJMW9jVlNkS0U=[5]
いつも、意味なく笑っている奴は竹ちゃんのように集団ストーカーターゲットに多い。

いい事?を発言していても、人でも物事でもすべてが正しい訳ではないし、受け入れない。
人間も考え方もそれぞれだ。当たり前だ。

集団主義!害になりやすい。ニッポンはさ。

故に、何事にも組しない。

竹ちゃんもこのニッポンと言う孤立劣島に‟絶望!”しているんだな!
だから、アメリカすべてがWonderful!になる。
分るよ。

アメリカの‟市民社会”はこの孤立劣島ニッポンより、ましでいい処があるからな。

でもさ、友って、何でも言うこと聞く召使いではないよな?

主に日本犬、飼っていたんだが、反抗するし、怒るし、対等にケンカもする。

「See the world 世界を見てみよう」とたったひとりで、世界を回っているサイクリストのSon!ヨハンさん。
牛、馬、ラクダ、ラマ、犬、時に
グリスビリー迄、『Hi!Buddy!とか、friends!とか、Beautiful!とか、In Peace!ケンカはなしだよ?』と声を掛ける。
画面からでも分る、彼がどんなにか、いい奴だってことが。

もし、彼に出会っても写メなど撮らずに、ただ記憶にとどめるだけ……

竹ちゃん、ヨハンさんは凍てつくカナダ〜アラスカからメキシコ〜チリ〜南米各地を回っている。
そして、人々から親切のされている。
何故?人々から好意を貰えるのか?
65歳のおじさんもたった一人で自転車で旅しているよ。
やたら、ニタニタ、ニヤニヤしてないけど。

今の竹ちゃんだったら、どうかなぁ〜


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/651.html#c27

コメント [経世済民133] セブン&アイ「食品販売の新業態」がコンビニから小売りの主役の座を奪う!?(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
1. 赤かぶ[36203] kNSCqYLU 2019年10月23日 14:48:05 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26276]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/451.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK266] 無節操な埼玉補選。(日々雑感) 笑坊
16. 2019年10月23日 14:48:12 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[3417]
〖参院埼玉補選〗期日前投票低調で投票率は過去最低も - 供託金没収点は3〜4万票か
.
時事ぽぽんぷぐにゃん
2019/10/22 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=oFtdWSob2n4
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/377.html#c16
コメント [経世済民133] セブン&アイ「食品販売の新業態」がコンビニから小売りの主役の座を奪う!?(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
2. 赤かぶ[36204] kNSCqYLU 2019年10月23日 14:48:30 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26277]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/451.html#c2
コメント [経世済民133] セブン&アイ「食品販売の新業態」がコンビニから小売りの主役の座を奪う!?(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
3. 赤かぶ[36205] kNSCqYLU 2019年10月23日 14:49:04 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26278]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/451.html#c3
コメント [経世済民133] セブン&アイ「食品販売の新業態」がコンビニから小売りの主役の座を奪う!?(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
4. 赤かぶ[36206] kNSCqYLU 2019年10月23日 14:49:55 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26279]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/451.html#c4
コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
25. マシマヒロト[641] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 14:52:27 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[25]


では、では、ほんとに、長丁場、


失礼、致しました。


終わりです。


アクセス数 今、130だけど、もっと、伸びて欲しいわ。


では。



http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c25

コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
68. わ寺アホ集団平和が命[-291] gu2Om4NBg3qPV5Jjlb2YYYKqlr0 2019年10月23日 14:57:35 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-3589]
>>67

マンセイではないですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=h41CFJnBP5k

>万歳!

は、バンジー!!

万々歳はババンジー!!!

http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c68

コメント [経世済民133] リニア新幹線、開通遅れ必至の情勢…静岡県、わずか「9キロ」の工事着工を許さず(Business Journal) 赤かぶ
6. 2019年10月23日 15:00:13 : zIAhDg3B2E : RkNlUUtWdjVTMFU=[1]
狭い島国、リニアなどなくても、新幹線で十分。
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/447.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK266] <ここまでくれば、もはや工作員だ!>安倍宣伝の時に決まって出て来る岩田明子は何とかならないか  天木直人  赤かぶ
75. 2019年10月23日 15:05:19 : pPUpNymb2o : bDFBLzR5NzRxWFU=[1]
岩田はどれだけ、官房機密費を貰っているのか?安倍様マンセーモいいかげんにしろ。田崎のジジイ、ハゲ百田、クソババア櫻井よしこ、高橋洋一、小川榮太郎、ふざけるな。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/640.html#c75
コメント [カルト23] マ外・シリアにおけるロシアの妙技。軍の動かし方が鬼畜米英ラエルの数段上で、極東は更に習の知恵が加わり鬼に金棒である。 ポスト米英時代
7. 2019年10月23日 15:12:13 : tPdb46ie16 : TG9UTm1kd2dDQnc=[1]
世界大戦を避けたいプーチンや習の政治も紆余曲折をへて、予定調和的に第三次世界大戦にいたるであろう
人類の歴史よりも古い戦いが人類を通じておこなわれる
カルトやオカルトではない宿命である
覆すだけの成長は人類にはない

新世界には我々とは違う人類がまた戦いを繰り返すのであろう
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/204.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
69. 茹でガエルけろけろ[-225] 5KWCxYNLg0eDi4KvguuCr4Lr 2019年10月23日 15:13:36 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-3591]
>>68

まほろばのヤマトは

>うるはしみ我が思ふ君はなでしこが花になそへて見れど飽かぬかも

ますらお&なでしこ

なんですよね。

マスのラ王が男の中の男

なんですよね。

アッキーはなでしこ、シンゾーはマスら王。

https://www.rao.jp/

あ、チキンラーメンも、お忘れなく。

https://www.chickenramen.jp/

なんて、いいのかなあ、

アベ(シンゾー)が山本太郎になってしまった。

http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c69

コメント [政治・選挙・NHK266] 台風被害のさなかに「天皇の即位礼」を大々的に開催する必要はあったのか? 式典関連予算は平成よりはるかに多い160億円(リテ… 赤かぶ
42. 2019年10月23日 15:19:26 : OHkMo5nAaE : UzloV1dqRTF5SUk=[197]
安倍政権になってから特に安倍は自分にとってのパホーマンスにプラスになる事は税金に糸目をつけず予算をつける。すべて自分に利する事しかない。サクラを見る会もそう、夫婦で外遊三昧するのもそう、ここまで税金を私物化する総理はいない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/647.html#c42
コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
70. 扶桑皇国革命防衛隊D[-18] lX2MS41jjZGKdpa9lmiJcZHgRA 2019年10月23日 15:21:34 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-3593]
>>69

まあ、そんなにかたく考えなくても・・・

https://www.youtube.com/watch?v=lVyodjM15uk

>星は今日も光るでしょう


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c70

コメント [政治・選挙・NHK266] <ここまでくれば、もはや工作員だ!>安倍宣伝の時に決まって出て来る岩田明子は何とかならないか  天木直人  赤かぶ
76. 斜め中道[8039] js6C35KGk7k 2019年10月23日 15:22:31 : 460ZVzz1ys : SDZ2LjR6cm1sVk0=[2001]
この場でなく、この人(みたいなの)でなければ、
それなりに「絵」になるんだろうにゃ・・・・・とは、思うが。


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/640.html#c76

コメント [政治・選挙・NHK266] 追跡!謎の日米合同委員会 独立国家の名が泣く! 米軍に支配された日本の情報公開(スクープ&スコープ・サンデー毎日) 赤かぶ
1. 赤かぶ[36207] kNSCqYLU 2019年10月23日 15:31:39 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26280]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/673.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK266] 追跡!謎の日米合同委員会 独立国家の名が泣く! 米軍に支配された日本の情報公開(スクープ&スコープ・サンデー毎日) 赤かぶ
2. 赤かぶ[36208] kNSCqYLU 2019年10月23日 15:32:16 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26281]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/673.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
71. 2019年10月23日 15:33:44 : WJfBckkeXQ : bEJvblA2S2Z5QTI=[190]
アッキード事件などは批判するけど、こんなのは別にどうでもいい。
いかにも日本的な同調圧力の方がよほど嫌。
 
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c71
コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
72. ソーカそうかそうだね[-273] g1yBW4NKgruCpIKpgruCpIK@gss 2019年10月23日 15:37:55 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-3595]
>>70

https://www.youtube.com/watch?v=9-MrSfDVuG4

>生まれた国はそれぞれ違っても

https://www.youtube.com/watch?v=rrg6kSZYhIk

>俺たちは理解しあえる

http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c72

コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
73. 2019年10月23日 15:40:48 : rifqbZqX9Q : OGhRWlZ5U09pTEk=[2]
袖からうさぎかハトが出るんじゃないの。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c73
コメント [政治・選挙・NHK266] <ここまでくれば、もはや工作員だ!>安倍宣伝の時に決まって出て来る岩田明子は何とかならないか  天木直人  赤かぶ
77. おじゃま一郎[7544] gqiCtoLhgtyI6phZ 2019年10月23日 15:42:16 : 9GIt9GRcUU : a3MwTENKeHkxQ3M=[3]
>74. 地下爺

見つからなきゃ写真出さなければいいじゃないか。

http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/640.html#c77

コメント [政治・選挙・NHK266] 天皇制と闘うとはどういうことか (朝日新聞社 論座)  肝話窮題
25. 泣いた赤鬼[38] i4OCooK9kNSLUw 2019年10月23日 15:48:13 : DMA8CAVQqq : OGVUTUZUQ2VRQm8=[36]
>>23.さん、
どこで聞きかじってきたのか知りませんが、ずいぶん薄っぺらな「全共闘世代」観ですな。「一回り以上、年下」世代の典型、と決めつけてしまえば「目糞鼻糞を笑う」になってしまいますが、謂わば予め挫折した世代の屈折した嫌悪感だけで何か言ったつもりでいるのなら不幸なことです。あなただけではない、現に不幸な日本になっている。
「強制されんのが嫌」と言うのなら、多言は不要、実際にはすべての強制を受け入れている自己欺瞞を先ず省みることですな。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/658.html#c25
コメント [原発・フッ素52] 東電社員は見た…「賠償金詐欺」恐ろしき「恫喝の現場」 指のない「被災者」が現れて…(現代ビジネス) 赤かぶ
6. 2019年10月23日 15:48:14 : AUKxxzEeaY : U1lkcHVqdHA1WEU=[6]

『国家的 情報操作』の疑いが濃い。

世耕チームの仕業か?

【グローバルな偽情報の秩序:組織化されたソーシャルメディア操作の2019年の

グローバルインベントリ】

2019-09-26

The Global Disinformation Order:2019 Global Inventory of Organized Social Media Manipulation


http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/204.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK266] 10・22天地大荒れ!<本澤二郎の「日本の風景」(3473)<安倍ならではの、とことん政治利用の天皇交代劇> 笑坊
7. 2019年10月23日 15:50:31 : OHkMo5nAaE : UzloV1dqRTF5SUk=[198]
安倍は自分が利する事には税金を惜しまない。兎に角派手に税金を使ってパホーマンスするのが安倍の常套手段、その反面大災害の被災者にはまるでどうでもよい感覚、安倍が総理になってから教育や福祉には予算を減らしても今年の桜を見る会には昨年の3倍もの税金を使い、招待客の中身を見ると安倍の地元の山口県の関係者の多く、昭恵夫人の名誉何たらの関係者の多くと言うまるで安倍夫婦の為と安倍擁護の芸能人が招待されている。自分のポケットマネーでするべきだ。今回の即位の礼も平成の時より大幅に予算をつけここまで幅を広げる必要があるのか、税金は自分の物のような感覚でいるらしい。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/650.html#c7
コメント [原発・フッ素52] 東電社員は見た…「賠償金詐欺」恐ろしき「恫喝の現場」 指のない「被災者」が現れて…(現代ビジネス) 赤かぶ
7. 2019年10月23日 15:53:55 : AUKxxzEeaY : U1lkcHVqdHA1WEU=[7]

>>06の投稿のURL

https://comprop.oii.ox.ac.uk › research › cybertroops2019

http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/204.html#c7

コメント [昼休み53] 日本は現在でも米国の軍事占領下にある _ 日本の政治を決定している日米合同委員会とは 中川隆
30. 中川隆[-10637] koaQ7Jey 2019年10月23日 15:54:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2226]
追跡!謎の日米合同委員会 独立国家の名が泣く! 米軍に支配された日本の情報公開
https://mainichi.jp/sunday/articles/20191015/org/00m/010/001000d
2019年10月16日 03時00分(最終更新 10月16日 03時00分) スクープ&スコープ サンデー毎日 2019年10月27号


国会議事堂=川田雅浩撮影

見えない政府

 従米構造を固定化し運用するための秘密機関、日米合同委員会。日本の高級官僚と米軍高官からなるこの組織の議事録は、「日米双方の合意がない限り」不開示とされてきた。だが、情報公開の原則に則って、この秘密体制に風穴を開けようとする画期的な訴訟があった―。

▼日米密約に挑む訴訟

 安倍長期政権の下で、特定秘密保護法の制定強行、「森友・加計(かけ)」文書隠蔽(いんぺい)・改竄(かいざん)、「自衛隊日報」隠蔽など、民主主義にとって極めて重要な情報公開がないがしろにされ続けている。

 政府機関が保有する公文書は、政府・官僚機構の所有物ではない。公文書管理法第1条には、こうある。

「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るもの」

 情報公開法第1条でも、情報公開の意義が次のように説かれている。

 情報公開により、政府の活動を「国民に説明する責務」が全うされ、「国民の的確な理解と批判の下にある公正で民主的な行政」が推進される。

 つまり政府機関の情報が十分公開され、公文書を国民・市民が主体的に利用して行政をチェックできなければ、「公正で民主的な行政」にはなりえないのだ。

 しかし、情報公開と説明責任に後ろ向きなのは、安倍政権はじめ歴代自民党政権の悪弊でもある。例えば「核密約」など日米密約に関しても、時の政権と官僚機構は存在する文書をないと偽り、隠し続けてきた。政府の秘密主義体質は根深い。

 そのような秘密主義の深奥に位置し、情報隠蔽の象徴ともいえる組織がある。日米合同委員会だ。日本の高級官僚と在日米軍の高級軍人から成り、米軍の基地使用と軍事活動の権利、米軍関係者の法的地位などを定めた日米地位協定の運用に関する密室の協議機関で、米軍に有利な秘密合意=密約を結んできた。

例えば、首都圏の上空を覆う横田空域の航空管制を法的根拠もなく米軍に事実上委任する「航空管制委任密約」、米軍機墜落事故などの被害者が損害賠償を求める裁判に米軍側は米国の利益を害する情報などは提供しなくてもいい「民事裁判権密約」、米軍人・軍属の犯罪で日本にとって著しく重要な事件以外は日本側が裁判権を行使しない「裁判権放棄密約」などである。

 日米合同委員会の合意の要旨は一部、公開されている。しかし、議事録や合意文書は原則非公開で、国会議員にも公開されない。外務省などに情報公開法による文書開示請求をしても不開示とされる。理由は、「日米双方の合意がない限り公表されない」と日米合同委員会で合意したからだという。

 だが、そのような規定は日米地位協定にはない。ただ一方的に日米合同委員会の密室で取り決めただけなのだ。しかも、その合意自体を記した文書の開示さえも政府は拒んできた。これでは本当にそうした合意が存在するのかどうかも確認できない。全くのブラックボックスと化している。

日米合同委の不透明さ、密室性

 この日米合同委員会の秘密体制に風穴を開けようとしたのが、「知る権利」と情報公開の推進に取り組むNPO法人「情報公開クリアリングハウス」(以下、クリアリングハウス)の「日米合同委員会議事録情報公開訴訟」である。

 発端は、クリアリングハウスが2015年4月、情報公開法に基づき外務省に、日米合同委員会の議事録が日米双方の合意がない限り公表されないと、両政府間で明確に合意したことがわかる文書の開示請求をしたことだ。

 具体的には、1960年6月の日米地位協定下(日米行政協定から改称後)の第1回日米合同委員会の議事録の一部だが、不開示となった。理由はやはり「日米双方の合意がない限り公表できず、公にすると米国との信頼関係を損なう」からだった。クリアリングハウスは2015年12月、国(日本政府)に対し、不開示決定の取り消しを求めて東京地裁に提訴した。

「日米双方の合意がない限り公表されないとの合意自体は、単なる会議のルールで、安全保障や外交政策とは無関係です。こんな情報まで固定的に非公開とするのは、明らかに拡大解釈であり、看過できません」と、クリアリングハウス理事長の三木由希子氏は指摘する。

 日米合同委員会の不透明さ・密室性を浮き彫りにし、情報公開の必要性を訴えるこの訴訟は、序盤で意外な展開を見せた。国側が自ら不開示としてきた第1回日米合同委員会の議事録中の、「日米双方の合意がない限り公表されない」と書かれた部分を、なんと全く別の裁判では自説の根拠として証拠提出していたことがわかったのだ。

 それは、沖縄の米軍北部訓練場を通る県道70号の日米共同使用に関する文書(米軍と那覇防衛施設局と沖縄県の間の協定書など)を、沖縄県が情報公開条例に基づく住民の開示請求に応じて開示しようとしたのに対し、国が県の開示決定の取り消しを求めて那覇地裁に提訴(15年3月)した裁判でのことだ。

 沖縄県の「(文書は)日米合同委員会の議事録ではなく三者間の協定書で開示は妥当」との説明に対し、国側は「議事録の一部で、日米両政府の合意がない限り公表されない」と主張し、前出の議事録中の該当部分を証拠提出した。つまり政府は自らが起こした裁判では、自らの主張に有利なように、非公開としてきた議事録の一部を恣意(しい)的に公開したのである。ご都合主義のダブルスタンダードだ。

 この事実をクリアリングハウス側が指摘したため、国側は方針を一転、16年10月に問題の議事録の一部を開示せざるをえなくなった。これで「日米双方の合意がない限り公表されない」との合意の存在は確認できた。しかし、そもそもそれ自体が非公開に値する情報ではないことも露呈した。日米合同委員会の文書を、政府がいかに固定的・独善的に不開示としているかも浮き彫りになった。

 それを受けてクリアリングハウス側は、外務省の当初の不開示決定に違法性があったとして、同年11月に国家賠償請求へと訴えを変更した。その国賠訴訟の裁判で、国側(実質は外務省)はさらにおかしな行動に出る。

外務省と在日米軍の緊密な連携

 国側は初め、次のように主張した。

 当初の不開示決定は、外務省の北米局日米地位協定室の事務官と在日米軍の日米合同委員会事務局長とのメールや電話で、米国側から「開示に同意しない旨の立場が示された」からで妥当であり、違法性もない。日米合同委員会の文書の開示請求がある度に、米国側の立場を確認して不開示決定をしている。

 そこで、クリアリングハウス側はそのメールの証拠提出を求めた。国側の主張を検証するためだ。ところが国側は、日米合同委員会の米国側代表の同意が得られないなどの理由で、提出を拒否。そのため、強制力のある文書提出命令の申し立てを東京地裁にした。

 すると国側は、裁判所の提出命令が出るのを回避するため、なんと初めの主張を撤回し、前出の米国側の立場はメールではなく電話で確認したと言い出した。だが、メール自体はあるわけで、裁判所からは「電話よりメールの方が証拠性は高い」と指摘される。

 対応に窮した国側は、メールは公務員の職務上の秘密に関する文書で、文書提出命令の適用除外に当たると主張し、あくまでも提出を拒もうとした。クリアリングハウス側は、本当に適用除外の対象かどうか、裁判官だけが文書の提示を受けて実見し判断する「インカメラ審理」を求める。裁判所はそれを認め、今年3月25日、国側に6月3日までにメールを提示するよう命じた。

 しかし、外務省は期限が過ぎても応じなかった。そして6月27日に突如、国側は理由も明かさずに認諾という手続きをとった。原告の訴えを全面的に認めて賠償金(110万円)を払い、訴訟そのものを一方的に終了させてしまったのである。

 実に不可解な対応だが、認諾は外務省の当初の不開示決定に違法性があったと認めることを意味する。国が自ら違法性を認めて賠償する道を選ぶとは、異例きわまりない。いったい国側すなわち外務省はなぜそこまでして裁判を打ち切りたかったのか。

「よほど米軍側とのメールのやり取りの内容を知られたくなかったのでしょう。認諾の場合、判決は出ません。外務省は、日米合同委員会の密室性に“蟻(あり)の一穴”を開ける、インカメラ審理や文書提出命令が実施された情報公開訴訟の判例が残るのを、どうしても避けたかったのだと思われます」(三木氏)

 今回の訴訟で、外務省と在日米軍が日米合同委員会の秘密体制維持のため、メールなどのやり取りで緊密に連携し、文書をことごとく不開示決定で封印している様が浮かび上がった。それは情報公開制度を空洞化させ、市民の「知る権利」を侵害するものだ。

 同様の連携について、私は本誌今年9月1日号の記事「外務省は米軍と一心同体か!」でも述べた。前出の「民事裁判権密約」文書を含む日米合同委員会議事録の一部を開示すべきとした、総務省管轄の情報公開審査会(政府機関の不開示決定が妥当かどうかを審査)の答申をめぐり、16年3月、在日米軍の日米合同委員会事務局長から外務省北米局の日米地位協定室担当者あてに、次のような要旨のメールが送られていたのだ。

「日米間での議論」に基づき米国は開示に同意せず、日本政府(具体的には外務省)から情報公開審査会に対して「開示の撤回を求め、必要な説明を行うよう」要請する。

 これは日本の情報公開制度への内政干渉ともいえる行為だ。その後、外務省はこのメールを情報公開審査会に提示し、必要な説明を行った。そして、日米合同委員会議事録を全面不開示とする外務省の決定は妥当とする新たな答申が出された。結果的に前出の答申は覆されたのである。

 クリアリングハウスによる訴訟で問題となった外務省と在日米軍のメールのやり取りにも、似たような生々しい連携ぶりが書かれていたのかもしれない。

日本国民の「知る権利」を侵害する米軍

 このように外務省と在日米軍が結託して、秘密の厚い壁を築く日米合同委員会。

 そこでは、外国軍隊への基地提供すなわち国の主権に関わる重大事項が協議され、決定されている。米軍機の騒音被害や事故、米兵犯罪の被害、基地の環境汚染など、米軍駐留による市民生活への影響は広く及ぶ。基地の提供が妥当なものか、使用条件や周辺住民への影響はどうかなど、協議内容は当然公開されるべきだ。日米地位協定をめぐる行政は公正かつ民主的なのか、日米関係はどうあるべきかなどを人々が考え、議論し、判断するためにも、日米合同委員会の情報公開は必要である。

 ところが、日米双方の合意がない限り公表しなくてもいい仕組みが、日米合同委員会の密室で作られた。米軍が明らかにしたくない、外務省などが知られたくない情報は、ブラックボックスに秘められたままだ。

 前出の在日米軍の日米合同委員会事務局長から外務省北米局の日米地位協定室担当者あてメールには、「合同委員会の議事録及び関連文書を開示する権限は、ただ唯一合同委員会のみに属している」との記述もある。

 つまり開示の権限を独占しているというのだ。これでは、日米合同委員会が情報公開制度に対し、縛りをかけていることになる。米国側の同意、実質的には米軍の同意なしには開示されないのだから、日本の情報公開の主権が制約・侵害されているといえる。

 情報公開訴訟を振り返って三木氏は、こう総括する。

「日米双方の合意がない限り公表されないとの1960年の合意は、まだ情報公開制度がなかった60年前のものです。時代はすでに大きく変わり、政府には情報公開と説明責任が求められるようになっています。安全保障や外交は国民の理解と信頼なしには成り立ちません。外務省は60年も前の合意に固執して形式的に不開示決定をするのではなく、説明責任が果たせるよう、一件一件の開示請求について熟慮し、開示に向けて最大限の努力をする方向で米国側と協議していくよう姿勢を改めるべきです」

 前出の那覇地裁の裁判では2017年3月、国側の主張を認めて沖縄県の開示決定を取り消す判決が出た。まるで政府の情報隠蔽に加担するかのような判決だった。県側は直ちに控訴。「情報公開という国民の権利に関して司法は主体的判断を放棄」したと批判し、開示決定の正当性を訴えた。県道の日米共同使用の条件など、住民の生活に直結する問題について、県民には当然「知る権利」がある。

 しかし2018年4月、福岡高裁那覇支部は地裁と同様の判断で控訴を棄却。県は最高裁に上告したが、今年1月棄却とされた。一連の経過の背後には、日米合同委員会の秘密体制が冷然とそびえ立っている。
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/532.html#c30

記事 [カルト23] 産経・いじめ54万件に急増、殆どが小学校。馬鹿が首相をやっているのを放置すると、子供がジャイアンやスネ夫になってしまうのである。
今思えば、部落や在日や商店の子供がグレて不良になっていた訳だが、それも今でも半分はあろうが、それだけでは数字が合わず、中流の親が下流に転落していくのに比例して急増していると思われ、強い者に媚び弱い者に辛く当たるアベニヤフのような子供が量産されているようで、看過できない数字である。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/209.html
コメント [カルト23] ロイ・露が韓国防空圏に侵入。と言うか、米軍に半分の撤退を要求した韓国の招待である。 ポスト米英時代
1. 2019年10月23日 16:02:50 : 3ah459lR8Q : MVZrS09HY0p4bVE=[121]
韓国紙が報道しているが、日本は今回無反応とのこと、防衛は即位の礼以下だった、領土より見栄を取った、情けない国、天皇万世、国土消滅。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/206.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK266] 五輪で日本がウソをつき続けた結果、今回の事態を招いた!  赤かぶ
15. 2019年10月23日 16:04:10 : AUKxxzEeaY : U1lkcHVqdHA1WEU=[8]

『安倍のウソ=アンダー・コントロール』から始まった東京オリンピック。

こうなることは、以前から警告されていた。

『東京オリンピック招致のワイロ疑惑を抱える竹田JOC会長退任か』

福島事故原発はアンダーコントロールと大嘘をついた安倍氏は、

オリンピックを仕切る欧州寡頭勢力の逆鱗に触れた可能性大。

https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37768377.html

http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/657.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
74. 増税反対[1653] kZ2QxZS9kc4 2019年10月23日 16:12:25 : dBK9nZgT36 : NDdBMTlXOFp3eWc=[194]
己の容姿とか場の空気を読んで着る服は決めるものだし、

首相夫人ともなれば日本を代表するお方なんだから、もっと

恥ずかしくない落ち着いた服装にするべきだったのではないか。

 差別的な意見になるが、昭恵さんの容姿ではこのようなヘンテコリンな

デザインの服は着こなせないのかな?
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c74

コメント [国際27] <香港発>Hong Kong の山本太郎 「普通選挙があれば…」(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
42. AN[436] gmCCbQ 2019年10月23日 16:19:22 : yMNPYpFb52 : LnlCMXF6SXVuRFU=[404]
<>田中龍作
< 他人の名望に便乗するな!!

<[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:他のコメント者、投稿者への文句を書いてあるだけのコメント(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)

(以上、政治スレからコピペ)

 どうも短い言葉では転載者の赤かぶ様に理解できないようなので、言葉を補い、かつ元スレに転記してコメントします。

>元記事作者の田中龍作様へ

 山本太郎やチェ・ゲバラの名望に便乗して、「民主派の梁國雄」を持ち上げるのは、クソをミソと並べて喰えと言っているのと同じです。 言葉を変えると、ミソ−山本太郎−をクソと言っているのと同じです。 やめてくださいませませ。
 

http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/578.html#c42

記事 [近代史3] 経営不振企業が女性社長やCEOを任命するのは、男たちの責任逃れが目的

経営不振企業が女性社長やCEOを任命するのは、男たちの責任逃れが目的
欧州の首相や大統領でも同様のパターンが見受けられ、混乱期に批判されにくい女性トップで世間の目をそらす。

2019年10月23日
ルノーが経営不振で日産株売却の可能性 日産は「フランス殖民地」から抜け出すか
http://www.thutmosev.com/archives/81298652.html

マクロンは日本政府に日産国有化の協力を要請したが、安倍首相に断られている


画像引用:仏マクロン、安倍首相に日産・ルノー介入を要求し拒否される…G20で冷遇、仏国内でも窮地https://biz-journal.jp/2018/12/post_25772.html

ルノーは日産の寄生虫

ルノーと日産の関係見直しの動きが再び表面化し、今度はルノーが日産株を売却すると言われている。

19年10月21日の米経済メディアBloombergによると、ルノーは経営悪化により日産株売却を検討している。

ルノーの2019年売上高通期見通しは3%以上のマイナスで、利益率も6%から5%に低下する。



経営不振を受けて10月11日にボロレCEOを解任し、女性のデルボスCFOを新たに任命した。

言っちゃなんだが経営不振企業が女性社長やCEOを任命するのは、男たちの責任逃れが多い。

女のほうがクリーンでフレッシュなイメージで批判されにくいからで、一日警察署長に似ている。


経営不振で任命される女性SEOは立て直せないとそのまま経営破綻し、立て直すと男性CEOに交代する事が多い。

欧州の首相や大統領でも同様のパターンが見受けられ、混乱期に批判されにくい女性トップで世間の目をそらす。

ルノーの利益の40%は日産から得ていると言われ、逆に日産はそれだけ利益を吸い取られている。


ルノーの赤字を日産に付け替えるため、ルノー工場で日産車を生産して日産に買い取らせることもやっていた。

ルノーには日産リーフのようなEVがあるが、これは日産に開発させた技術をタダでルノーが使用している。

このようにルノーは日産の利益を吸い上げて甘い汁を吸う寄生虫で、日産がなければルノーは経営破綻していた。


ゴーン逮捕と日仏政府対立


そこで日産側としては当然ルノーと縁を切るか、日産がルノーの「親会社」になって主従逆転したい。

ここに登場するのがフランスのマクロン大統領で、前政権閣僚時代から「日産をフランス国有企業にする」と宣言していました。

大統領選挙でも「ルノー日産を国有化し日本から日産資産と工場を奪い取る」のを経済政策の一つに掲げていた。


マクロンは2017年5月14日に就任し、2018年には公約通りルノー日産統合とフランス国有化に動き出した。

日産のゴーン社長は最初統合に反対していたが、自分の身分保障と引き換えにあっさりと日産を裏切り統合賛成派になった。

危機感を抱いた西川氏や日産経営陣は、旧通産省である経済産業省に泣きついて、経産省は法務省に協力を依頼した。


こうして国策として東京地検特捜部がゴーン逮捕に動き、ホリエモンにも通じる良く分からない容疑で逮捕した。

フランス政府は統合国有化で日本政府に圧力をかけたが、安倍首相は民間の問題としてマクロンの要求を撥ねつけている。

これがゴーン逮捕の背景と噂され、ゴーンはどうでもよくてフランス政府による日産強奪を防止する目的でした。


西川日産社長は日産独立を求め、フランス政府は統合国有化を求め、板挟みのルノーは現状維持を望んだ。

2019年春にPSA(フィアット・クライスラー)がルノー日産に統合を持ち掛け、フランス政府がぶち壊した。

フランス政府は統合した新会社の本社をフランスに置く、つまりフランス企業にするのを要求しPSAは拒否した。

ルノーは日産を手放すか

その後日産とルノー双方の売り上げ不振と経営悪化が表面化し、西川社長はスキャンダルで辞任した。

フランス政府とマクロンは相変わらず日産強奪とフランス国有化を狙っているが、国際情勢から困難なのが分かってきた。

日本の安倍政権が反対しているのがはっきりしたうえ、統合してもPSAと再統合したら「オランダ企業」になってしまう。


日産工場をフランスに移転させたりしたら、怠け者のフランス人のせいで日産まで倒産しかねない。

何しろフランスはヒトラーが「パリを占領するよ」と言っているのに有給休暇の日数を巡る対立で無政府状態になり、ドイツ軍は戦わずに素通りしました。

そんなお国柄なのでルノーは単独では赤字なのだが、フランス企業になったら日産も含めて赤字転落するでしょう。


ルノーは日産株の43%と議決権を持っているが、日産は議決権なしのルノー株15%しか持っていない。

ルノーが日産株を15%ほど手放すか、日産がルノー株の10%を追加取得するとルノーの日産への支配力は大幅に弱まる。

ルノーはキャッシュフロー改善のため日産株を売却して現金を得たいし、日産とは統合より関係維持を望んでいる。


だがルノー筆頭株主のフランス政府がまた横やりを出し、「日産株を売却してはならない」と言い出すことも考えられる。

はっきり言えばルノーは日産の寄生虫であり、マクロンがルノーのがん細胞です。
http://www.thutmosev.com/archives/81298652.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/691.html

コメント [リバイバル3] 中川隆 _ 経済、ビジネス関係投稿リンク 中川隆
126. 2019年10月23日 16:23:59 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2227]
経営不振企業が女性社長やCEOを任命するのは、男たちの責任逃れが目的
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/691.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/813.html#c126
コメント [原発・フッ素52] 河野太郎「原発ゼロで本当に困るのは原子力ムラの住人」 (そもそも総研) 魑魅魍魎男
4. 2019年10月23日 16:26:41 : ExamPnQd0U : eWkyVlVYUzhRTlU=[-104]
小出も定年と同時にトンズラなんだが
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/202.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK266] 呪われ史因果応報<本澤二郎の「日本の風景」(3471)<源流は明治維新の天皇絶対主義=人権・自由のはく奪> 笑坊
17. 2019年10月23日 16:30:27 : tUsRfSi15Y : Rnp1dFBwZWVuU1U=[1]
>>16

文脈に論証性が無く意味不明。>>16の頭ではこう書いても
「文脈の論証性」の意味が理解できないかもしれないので
例を示す。
たとえば、

「民主主義を実現できる法律上・現実の権利は十分保障さ
れてるのに、『天皇制が悪い、天皇制が悪い』と吼えまくる」

は、裏を返せば「民主主義を実現できる法律上・現実の権利
が十分保障されてれば天皇制は悪くない」と>>16は考えてる
わけである。
「天皇制は悪くない(あるいは良い)」は先行節の「(民主主
義云々の)権利が保証されてれば」と因果関係の論証が無く
意味不明である。日本語としてなっていない。

さらに言えば、

「古くからの血統優先で選ばれた方が形式的なトップに立た
れた方が、はるかに社会が安定するし、安全だわ。」

も上の例とまったく同じく因果性の論証が皆無で、論理が滅
茶苦茶である。(苦笑)

なお、>>15は天皇制が「悪い」などと言う言葉は使っていな
い。「不要」と言ってるだけである。「悪い」と「不要」は
用語の意味が違う。「不要」とは「必要ない」という意味だ。
>>16は自分の思い込みで解釈せず言葉は正確に捉えたほうが
いい。
 
>>16は、もう一度>>3、7、10、15を文面以外の勝手な解釈を
せず一字一句読み直してみたらいい。それらは「天皇不要」
理由を事実と今日的状況をもとに述べているだけである。



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/613.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
1. 赤かぶ[36209] kNSCqYLU 2019年10月23日 16:30:51 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26282]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
2. 赤かぶ[36210] kNSCqYLU 2019年10月23日 16:31:46 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26283]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 赤かぶ[36211] kNSCqYLU 2019年10月23日 16:33:05 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26284]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c3
コメント [近代史3] 「即位の礼」の各国参列者の顔触れに見る“皇室外交” 中川隆
1. 中川隆[-10636] koaQ7Jey 2019年10月23日 16:33:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2228]

2019.10.23
即位の礼に参列した王族いろいろ 国体と政体
https://golden-tamatama.com/blog-entry-world-royals.html


さて、昨日は即位の礼ですたね。

このようなツィートも。

さて、ワタスが注目したのは各国から来た要人の方々いろいろです。

政体じゃなくて国体の方ですね。

前から書いてる通り、政体とは表の政府。
国体というのは原田武夫さんが言うところの根源的階層。
要するに王室、皇室のことです。

お店で言えば、店のオーナーが国体で、
あれこれ表に立って店を切り盛りしてる番頭さんが政体です。

だから日本の場合。
政体が安倍ちゃんで、
国体が天皇家なのですた。

で、こういう儀式は各国の国体。
王室が来るのでひじょーに面白い。

まず、もちろんイギリスのチャールズ皇太子来ますたね。
右はデンマークのメアリ王妃。

デンマークのフレデリック皇太子とメアリ皇太子妃。
チャールズ皇太子さんのお父さんはフィリップ殿下ですから。
デンマーク王家出身ですよね。

なのでチャールズ皇太子とデンマーク王家は、まぁ、親戚ですよね。
仲良く並んで座ってます。


で、これは前からメルマガの方で前から詳しく書いてますが。
なぜかEUの重要機関とかNATOの重要機関はベルギーにある。

ベルギーのフィリップ国王(右)と王妃来た〜。
やはり格上感が違う。

オランダ ウィレム・アレクサンダー国王、マキシマ王妃も来た〜。
こちらも漂う格上感。


オランダとベルギーは元は同じ国ですた。
ベルギー、オランダ王家というのは、日本の南朝北朝で言うならヨーロッパの南朝なのです。

で、スペイン王家も来た〜。

フェリペ6世、レティシア王妃。
こちらもハプスブルグの流れ。

こちらはヨーロッパの北朝なのですね。


他気になったところで、
スウェーデン グスタフ国王、ヴィクトリア王女。

ノルウェー ホーコン皇太子、ニーハマル大使。

これはモナコのアルベール2世公(左)。


つぉぉ。
バチカンも来た〜。

バチカンのモンテリーズィ枢機卿。
バチカンも信者10億人いる強大な国家です。


そして、政体の方。
以下を見ると今後が分かる。


中国は王岐山クラスが来ますた。
王岐山さんは中国政界では6番目ぐらいの序列です。

アメリカはチャオ運輸長官ですた。
政界では14番目ぐらいの序列と言われてます。

これで分かるのはやっぱり、最前列に座ってたチャールズ皇太子とデンマーク皇太子夫妻。
やっぱり新日英同盟の路線なのか。
今後は日本は、英国シフトするように見える。

そしてアメリカは日本から撤退する。
中国は敵対するでもなし親密になるでもなし。
付かず離れず。

とかなんとか。
そんな感じでしょうか。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-world-royals.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/659.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
4. 赤かぶ[36212] kNSCqYLU 2019年10月23日 16:34:15 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26285]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
5. 赤かぶ[36213] kNSCqYLU 2019年10月23日 16:35:23 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26286]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
6. 赤かぶ[36214] kNSCqYLU 2019年10月23日 16:36:23 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26287]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK266] 「もりかけ」犯人捜しに「国家公務員法」/政界地獄耳(日刊スポーツ) 赤かぶ
23. 2019年10月23日 16:37:00 : T1xujA1g5M : ZDNuS3p0RXlLZGs=[163]
文科省で自殺者が出ないことを祈る。
大体自殺者といったってほんとに自殺か、他殺かわからんもんな。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/646.html#c23
コメント [近代史3] 平成とは何だったのか _ アメリカの属州化の完遂 中川隆
1. 中川隆[-10635] koaQ7Jey 2019年10月23日 16:38:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2229]
なぜ、日本では国会議員が地方議員の仕事をしているのか 2015年6月15日
http://www.yamamotomasaki.com/archives/1991

日本政治を図らずも30年近く見てきて、いつも不思議に感じてきたことがある。

それは、「地方分権」と言われながら、いまだにすべての情報は中央、東京に集中し、内政における大枠の情報がほとんど東京に集中していることである。しかも国家主権にわたる外交、安全保障、国の経済政策、教育政策、福祉政策、医療政策、その他の分野でも大きな方針、政策は、すべて霞ヶ関から、国会議員に「勉強会」という形で官僚から卸されてくるのである。

そこで国会議員になった人間は、その中の一つか二つの分野に精通し、期数を重ねることによっていわゆる族議員というものになって、その内政の利権のお裾分けに預かる。この仕組みが、今も続く戦後の日本政治である。

さらに不思議なことは、その霞ヶ関に大きな政策を棚卸ししてくるのが、戦勝国であるアメリカなのである。

今回は、その大きな役割の一つを担っている「日米合同委員会」なるものを改めて紹介したい。不勉強の小生はこの組織のことを知ったのが、十年ちょっと前である。2011年の311以降、ネットや一部の本でもやっと言及されるようになったが、多くの日本人はマスコミがほとんど報道しないので全く知らないのではないだろうか。

そのためにいまだに一般の日本人には、認識されていないが、「日米合同委員会」というものが、戦後日本政治をコントロールしてきた最重要会議であることは間違いないのである。憲法で規定された国権の最高機関である国会を現実には超越していると言っても過言ではない。今回の安保法制を巡ってもテレビのニュース等で、あたかも日本が独立国としてこの法制を審議しているかのような報道がなされているが、残念ながら、このような報道は戦後に創られた共同幻想を維持するためものでしかない。

ところで、話題の書である矢部宏治氏は『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』で、矢部宏治氏は、「日米合同委員会」についてこう書いている。

日本はなぜ帰途と原発を止められないか

「官僚というのは法律が存在基盤ですから、下位の法体系(日本の国内法)より、上位の法体系(安保法体系)を優先して動くのは当然です。裁判で負ける側には絶対に立たないというのが官僚ですから、それは責められない。

しかも、この日米合同委員会のメンバーがその後どうなっているかを調べてみると、このインナー・サークルに所属した官僚は、みなそのあと、めざましく出世している。

とくに顕著なのが法務省で、省のトップである事務次官のなかに、日米合同委員会の元メンバー(大臣官房長経験者)が占める割合は、過去17人中12人。そのうち9人は、さらに次官より格上とされる検事総長になっているのです」


日米合同委員会の構成メンバーを見ると、米側がほとんど軍人である。

米側代表は在日米軍司令部副司令官である。

代表代理として在日米大使館公使、在日米軍司令部第五部長、在日米陸軍司令部参謀長、在日米空軍司令部副司令官、在日米海軍司令部参謀長、在日米海兵隊基地司令部参謀長である。在日米軍の軍人が威嚇するかのごとく居並んでいる。


日米合同委員会の日本側代表は外務省北米局長である

代表代理は、法務省大臣官房長、農林水産省経営局長、防衛省地方協力局長、外務省北米局参事官、財務省大臣官房審議官である。選挙で選ばれた政治家は一人も入っていない。


これは極めて象徴的な演出で、米国側は意識的に軍人を出している。現在も日本が米国の軍事占領下にあることの象徴なのだろう。わかりやすく言えば、日本官僚はネイティブの日本支配者であり、在日米軍の意向を受けて官僚の利権を維持拡大しているというわけである。

そして、日米合同委員会から多くの検事総長を出す。そして日本の対米隷属に異を唱え、真の独立を目指す人間を裁判にかけて攻撃する。その対象になったのが、最近では小沢一郎氏であった。

また、日米合同委員会で決まったことが公表されることはない。記録として残されることもない。いわば密約である。それが日本官僚を通じて政権与党である自民党に降ろされている。前回のレポートでも指摘した覇権国である米国経済の実情を考えると、もっと多くの日本人がこのことを知るべき時を迎えている。


日米合同委員会1日米合同委員会2

下記の参考資料を読んでいただければ、総理になった人間ですら、日米合同委員会のことを知らなかったことがわかる。日本の政治は見事なまでに空洞化しているのである。

<参考資料>

(*週プレNews 2014年12月16日より)

「日本はなぜ基地と原発を止められないのか」で話題の矢部宏治が鳩山友紀夫と“日本の真の支配者”を語った!


矢部宏治

鳩山友紀夫元首相(右)と矢部宏治氏が日本が「真の独立国」として新しい戦後を歩むための方法を議論

<民主党・鳩山政権の崩壊と沖縄の基地問題を出発点に、日本の戦後史を振り返った話題の新刊

『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社インターナショナル)
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%80%8C%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%80%8D%E3%82%92%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B-%E7%9F%A2%E9%83%A8-%E5%AE%8F%E6%B2%BB/dp/4797672897

の著者・矢部宏治(やべ・こうじ)氏。
そして、まさにこの本を執筆するきっかけとなった鳩山友紀夫元首相。

このふたりが、辺野古移設反対派の圧勝に終わった11月の沖縄県知事選や総選挙を踏まえ、事実上、今も米軍の占領状態が続いているこの国の姿と、日本が「真の独立国」として新しい戦後を歩んでいくためにはどうすればいいのか、その方法を考えた!>


首相の時はわからなかった「見えない敵」の正体

―まずは鳩山さんに、矢部さんの本を読まれた率直な感想から伺いたいのですが?

鳩山  正直申し上げて“ぶったまげた”というか、矢部さんがここまで勇気を持って取材され、この本を書かれたことに敬服しました。先にこの本を読んでいれば、私も総理を辞めずに済んだかもしれない、と(笑)。

もちろん、私は自分の非力について言い訳する気はありません。総理として一度は沖縄県民に期待感を与えながら(県外移設を)実現できなかったのは私に大きな責任があります。

ただ、この本を読んで、当時、自分がもっと政治の裏側にある仕組みを深く理解していれば、結果が違っていた部分もあるのかなとは思いました。それだけに、自分が総理という立場にありながら、この本に書かれているような現実を知らなかったことを恥じなきゃいかんと感じるわけです。

矢部  鳩山さんは以前、インタビューで「官僚たちは総理である自分ではなく『何か別のもの』に忠誠を誓っているように感じた」と言われていましたが、その正体がなんであるか、当時はわからなかったのでしょうか?

鳩山  物事が自分の思いどおりに進まないのは、自分自身の力不足という程度にしか思っていませんでした。本来ならば協力してくれるはずの官僚の皆さんには、自分の提案を「米軍側との協議の結果」と言って、すべてはね返されてしまって。分厚い壁の存在は感じながらも「やっぱりアメリカはキツイんだなぁ」ぐらいにしか思っていなかった。その裏側、深淵の部分まで自分の考えは届いていなかったのです。

 しかし、矢部さんのこの本はもっと深いところで米軍と官僚組織、さらには司法やメディアまでがすべてつながって一体となった姿を見事に解き明かしてくれて、いろんなことが腑(ふ)に落ちました。この本を読んで、目からうろこが何枚落ちたかわからないくらい落ちましたね。

矢部  在日米軍と日本のエリート官僚で組織された「日米合同委員会」の存在は、当時ご存じなかったということでしょうか?

鳩山  お恥ずかしい話ですが、わかりませんでした。日米で月に2度も、それも米軍と外務省や法務省、財務省などのトップクラスの官僚たちが、政府の中の議論以上に密な議論をしていたとは! しかもその内容は基本的には表に出ない。

 私が総理の時にアメリカから「規制改革をやれ」という話があって、向こうからの要望書に従って郵政の民営化とかがドンドンと押しつけられた。そこで「この規制改革委員会はおかしいぞ」というところまでは当時もわかっていたのですが。

矢部  日米合同委員会は基本的に占領以来続く在日米軍の特権、つまり「米軍は日本の国土全体を自由に使える」という権利を行使するための協議機関なのですが、この組織が60年間続いていくうちに、そこで決まったことには、もう誰も口出しできないという状況になってしまった。

 なかでも一番の問題は、日米合同委員会のメンバーである法務官僚が、法務省のトップである事務次官に占める割合は過去17人中12人、そのうち9人が検事総長にまで上り詰めている。つまり、米軍と日本の高級官僚をメンバーとするこの共同体が、検察権力を事実上握っているということなんです。

 しかも、在日米軍基地の違憲性をめぐって争われた1959年の砂川裁判で、当時の駐日米国大使だったダグラス・マッカーサー2世が裁判に不当な形で介入し、「日米安保条約のような高度な政治性を持つ問題については、最高裁は憲法判断をしない」という判例を残してしまった。ですから日米合同委員会の合意事項が仮に憲法違反であっても、日本国民にはそれを覆(くつがえ)す法的手段がない。

鳩山  それはつまり日米合同委員会の決定事項が、憲法も含めた日本の法律よりも優先されるということですよね。そのことを総理大臣の私は知らなかったのに、検事総長は知っていたし役人も知っていたわけだ。

矢部  ですから、鳩山さんの言う「官僚たちが忠誠を誓っていた何か別のもの」、つまり鳩山政権を潰(つぶ)したのは、この60年続く日米合同委員会という米軍と官僚の共同体であり、そこで決められた安保法体系だというのが現時点での私の結論ですね。

―そうした仕組みの存在を知った今、鳩山さんはどのような思いなのでしょうか。

鳩山  日米合同委員会に乗り込んでいきたいぐらいだね。「何をやってるんだ、おまえら!」みたいな感じで。

 ただ、そういうものが舞台裏で、しかも、憲法以上の力を持った存在として成り立っていたとしても、決してメディアで報道されることもないし、このメンバー以外にはほとんど知られないような仕組みになっているわけですよね。


矢部  このような「見えない力」の存在は、政権内にいないと、野党の立場ではまったく知り得ないものなのでしょうか?

鳩山  私も自民党時代がありましたので、8年は政権党にいたわけですが、当選1回や2回の新人議員の間は、官邸内部で何が動いているか知りようもありませんでした。でも与党の一員としては扱ってもらっていたと思います。

 それが野党となると、与党、特に与党の中枢の方々とは情報量が圧倒的に違う。官僚も野党に話す場合と与党に説明に行く場合では、丁寧さも説明に来る人の役職も全然違う。そのぐらい野党に対しては、官僚は区別し、冷たい対応をしていました。

 つまり、自民党政権と官僚機構が完全に一体化していたということです。野党は圧倒的に情報過疎に置かれているのは事実で、国民はその野党よりも情報が少ない。

 この先、特定秘密保護法によって、ますます国民には何も知らせない国になるわけで、非常に恐ろしいことだと思います。

日本全土が「米軍の基地」という現実

矢部  「横田空域」という、1都8県の上に米軍が管理している広大な空域がありまして、日本の飛行機はここを飛べない。これなんか典型的な「米軍が自由に日本の国土を使える」事例ですね。

鳩山  私も横田空域のせいで、日本の航空会社が非常に不自然な飛行ルートで飛ばされていることは知っていましたが、「沖縄と同じように、米軍の優位性というのが東京や関東周辺にもあるんだな」という程度にしか理解していなかった。

 しかし、具体的に図を見ると、関東上空がこれほど広範囲に米軍に「占領」されているという事実に仰天しますよね。沖縄だけではなくて、実は日本全体がアメリカに今でも支配されているも同然ですから。

矢部  飛行ルートの阻害もありますが、それより問題なのは、米軍やCIAの関係者が日本の国境に関係なく、この空域から自由に出入りできる、入国の「裏口(バックドア)」が存在することです。これはどう考えてもおかしな話で、こんなことは普通の主権国家ではあり得ません。

 この問題なんて国際社会にアピールしたら、みんなすごく驚くと思うんです。これは今、日本で起きているほかの問題、特に原発の問題にも絡んでくる話ですが、日本という国が置かれている状況の歪(ゆが)みやおかしさを伝えるいい事例になると思っています。

 結局、日米安保条約とは、米軍が「日本の基地」を使う権利ではなく、「日本全土」を基地として使う権利を定めたものなのです。

 旧安保条約の第1条で米軍にその権利が認められ、60年の安保条約で文言は変わっていますが、その権利は残されている。これを「全土基地方式」というのですが、これはなんとしても国際社会にアピールして変えていかないといけない

鳩山  矢部さんの本だと、米軍がそんなことをできる根拠は、敗戦国である日本を今でも「敵国」と見なした、国連憲章の「敵国条項」があるから、という話でしたが。

矢部  そこの説明は少し複雑で、旧安保条約第1条には、そうしたメチャクチャな軍事利用のあり方は、日本側が望み、アメリカ側がそれに応えたものだということが書かれている。そうした戦後処理を日本が望んだ以上、日本の主権や国民の人権がいくら侵害されていても、国連は口を出せないというロジックになっているんです。一種の法的トリックと言ってもいい。

 ですから、日本にちゃんとした政権が誕生して、国際社会で堂々と議論し、「全土基地方式はやめてくれ」と言ったら「それは敵国条項があるから無理だ」とは絶対ならないと思います。


米軍の占領状況を米国民に訴えろ!

鳩山  矢部さんのような方の努力もあって、私もようやく目隠しが外れて真実が見えてきたわけですが、問題はそこから先をどうするかです。やはり一部の人たちだけが目隠しを外すんじゃなくて、日本の国民の多くに触れられるPR戦術というか、日本の戦後の背後には何があるのかをきちんと解き明かす手段が必要だと思いますね。

 それと、日米関係に関わっている米軍関係者を除けば、アメリカの議会や国民は日米合同委員会なるものがどういう役割を果たしてきたのか、それが今も日本の主権をさまざまな形で侵害している事実も知らないと思います。しかし、こうした状況はアメリカの国民から見ても「異常なこと」だと映るはずですから、われわれが海外、特にアメリカの議会や国民に対して「日本は今も事実上、米軍に占領されているけれど、本当にこれでいいのか?」と訴えることが重要です。

矢部  情報発信という意味では、今、ドイツなど多くの国が日本の原発汚染に対して「何を考えてるんだ!」って相当に怒っている。基地の問題だけだと「勝手にやっててくれ」となるかもしれないけれど、原発の問題はそうはいかない。全地球的な問題です。

 あれだけ深刻な原発事故を起こした日本がなぜ、今再び原発推進への道を進もうとしているのか? その背景には「日米原子力協定」という、自国のエネルギー政策すらアメリカの同意なしには決められないという、客観的に見ても非常に歪(いびつ)な構造がある。それをうまく国際社会にアピールできたら、こうした日本の歪んだシステムに世界の光が当たる可能性はあります。


鳩山  そうですね、日本のメディアも完全に取り込まれてしまっているのであれば、基地の問題だけではなく、原発も併せて海外に訴えるほうが、圧倒的に意義があると思います。

ただし、そうした「外圧」に頼るだけでなく、結局はこの国の政治を変えない限り、そして多数派にならない限り、こうした流れは大きく変えられません。

*2015.03.16 NEWSポストセブンより

「米軍幹部と日本の官僚が進路決める「日米合同委員会」の存在」

東京都港区南麻布。都内屈指の閑静な高級住宅地も、そこだけは異空間が広がる。

入り口には屈強なガードマンが立ち、脇には「100%、IDチェック」と書かれた案内書きがある。米軍施設の「ニューサンノーホテル」である。


 在日米軍関係者は、

「ここは赤坂の米国大使館以上に、米国にとって重要な施設。表向きは来日した米軍関係者の宿泊施設ですが、米海軍情報部や CIA の拠点が置かれていて、日米のインテリジェンスの集積地です」

と説明する。

 日本のメディアどころか、政治家も立ち入れない。そんな場所で、日本の高級官僚と在日米軍関係者は、定期的に会合を重ねていた。それが日米合同委員会後述するが1960年に締結された日米地位協定(※注1)をどう運用するかを協議する実務者会議だ。

※注1/1952年に旧安保条約と同時に発効した「日米行政協定」が前身。1960年に日米安全保障条約を締結した際に改めて交わされた。 

そこでは、日本の安全保障の根幹に直接かかわる問題から、米軍基地と周辺住民の諍いまで協議される。 前者は在日米軍基地の移転・縮小、米海兵隊の新型輸送機オスプレイの配備といった問題、後者は基地内のゴミ処理、航空機の騒音問題などだ。

かつては、米兵の犯罪並びにその処遇も、開かれた法廷ではなく、密室の話し合いによって、解決がなされたこともあった。 

日米合同委の組織は、米国側は在日米軍司令部副司令官、在日米大使館公使など、日本側は外務省北米局長を代表として法務省大臣官房長、防衛省地方協力局長といった面子だ。

 日本側の代表者及び代表代理は、将来的に事務次官を狙えるポストにある。そんな高級官僚が、在日米軍や米大使館の有力者と密議を交わすことから、日米合同委は「影の政府」との異名もつく。

 ただし、彼らが一堂に会するわけではない。同委員会は、基地問題、刑事、環境など35の分科会や部会に分かれ、担当ごとに参加者が決まる。実際に出席したことのある官僚が明かしてくれた。

「日米の責任者(担当者)が最低一人、書記および通訳などの職員が最低二人は出席する。対話は基本的には日本語で行なわれますが、日本側も英語の話せる通訳を連れているため、微妙なニュアンスで日米の解釈が異なるという事態は生じない」

 関係者らの話をまとめると、毎月2回ほど開かれ、開催場所は米国と日本で持ち回りとなる。米国ならニューサンノーホテル、日本の場合は外務省を中心に、分科会や部会ごとに代表者の所属する官庁内で開催されているという。

 だが、会合の中身は一切明かされない。合意の一部は外務省、防衛省のホームページに公表されているが、それも簡潔に記されているだけだ。

 同委員会を所管する外務省北米局に日米合同委の詳細を問い合わせても、「回答できるのは、既に公表しているものだけ」の一点ばりで、防衛省広報課に問い合わせても、「外務省が所管なので、外務省に聞いてください」という堂々巡りだった。

 元琉球新報論説委員で、在日米軍基地問題に詳しい沖縄国際大学大学院教授・前泊博盛氏は語る。

「日米合同委に合意内容を公表する義務はない。日米双方の合意がない限り公表しない取り決め(※注2)になっているからです。」

※注2/1996年2月に、日米両政府は日米地位協定の9項目についての運用改善で合意。「日米合同委員会の公表」もそこに含まれた。しかし、結果的に「合意内容」の公表こそ一部改善はされたものの、会合内容が公表されることはなかった。

 「基本的に軍事関係の取り決めなので米軍側は、情報を出したくない。また、米軍に有利に推移した合意内容を表に出して、日本人の神経を逆なでしたくないという思いもある。日本側としても、米国との交渉に負けた、との誹りを避けるために、できるだけ隠密に事を収めたい」

 必然的に日米合同委は「密約の温床」になってしまう。(終わり)
http://www.yamamotomasaki.com/archives/1991  




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「「日米合同委員会」「国会を関与させないための仕掛けだったんです」吉田敏浩氏インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/21239.html
2016/12/6 晴耕雨読

https://twitter.com/iwakamiyasumi

12月2日(金)「岩上安身による『日米合同委員会の研究』著者・吉田敏浩氏インタビュー」の実況を行います。

戦後日本社会における最大のタブーとも言える「日米合同委員会」の実態について、岩上安身が吉田氏にお話をお聞きします。

岩上「吉田さんは今はフリーのジャーナリストですけれど、どういった所から取材を始めましたんですか?」

吉田氏「大学在学中からビルマ(現・ミャンマー)のことを取材を始めました。これまでに新聞社などの社員になったことはなく、ずっとフリーです」

岩上「まず、そもそも日米合同委員会とはいったい何か?といったところから入っていきたいと思います。日米合同委員会は、港区南麻布のニューサンノー米軍センターというところで開催されているんですね」

吉田氏「最寄り駅では地下鉄広尾駅です」

吉田氏「日米合同委員会について本格的に調査した記事や本はほとんどありません。ここで密約を作り、国会での審議を通すことなく、米軍に有利な取り決めが次々と作られているのです」

吉田氏「ニューサンノー米軍センターには、銃を持った日本人警備員がいます。本来は日本人は銃刀法違反になるので銃を持ってはいけないんです。しかし、日米合同委員会での密約で持ってよいことになっているんですね」

岩上「米国と日本の関係というよりも、在日米軍と日本の関係になっているんですね。日本は米軍の下部組織にすぎないと」

吉田氏「日米合同委員会で話し合われている内容は、在日米軍から本国の統合参謀本部まで上がっています」

岩上「基本的には、在日米軍の利益を図ることが最優先になっているんですね」

吉田氏「辺野古新基地建設について、キャンプ・シュワブの水域を立ち入り禁止にしたのも、日米合同委員会での決定によります。しかし、どう話しあわれたかは分からないのです」

吉田氏「既存大手メディアの中でこの日米合同委員会について報じたのは、1957年の読売新聞の記事くらいです。やはり文書が出てこないということと、メディアまでもが日米同盟を神聖不可侵なものと捉えているからではないでしょうか」

岩上「この、黒塗りになっている『日米合同委員会議事録インデックス』とは何ですか?」

吉田氏「私の開示請求に対して、表紙だけが出されました。つまり表紙があるということは、中身があるということですよね。しかし、肝心のその中身はすべて不開示です」

岩上「さて、次のチャプターに移りたいと思います。なぜ、在日米軍兵士は正当に裁かれないのか。その背景には、日米合同委員会で合意された『裁判権放棄密約』『身柄引き渡し密約』『民事裁判権密約』がある、と」

吉田氏「『裁判権放棄密約』とは、米軍兵士の公務外の犯罪を日本が裁くな、というものです。その理由は『兵士の士気の維持』と『部隊の人員充足』というもの」

岩上「ちょっと、呆れ返るような理由なんですけど」

吉田氏「米兵犯罪者は、不起訴が多いんです。その一件一件の報告書が存在するはずです。しかしこれを法務省に情報開示請求をしても、文書が出てこないし、出てきたとしても黒く塗りつぶされているんです。これでは、検証のしようがありません」

吉田氏「民主党政権の時、岡田克也外相のもとで外務省の密約調査が行われました。その時に、この『裁判権放棄密約』に関する文書が部分的に出てきたんですね」

岩上「しかしこういうことがあったため、民主党政権はつぶされたのだとも言えるでしょう」

吉田氏「この『裁判権放棄密約』に関しては、法務省から『米軍関係者を特別扱いしますよ』という通達が出されています」

岩上「日本の司法が在日米軍に完全に従属してしまっている、ということですね」

岩上「その結果、日本の裁判が今どうなっているか、ということです。この密約は今も生き続けている、と」

吉田氏「公務外の米軍人・軍属の刑法犯は起訴率17.4%。一方で、全国の一般刑法犯は起訴率45.4%です。明らかな違いがあるのです」

岩上「さらなる驚きの事実です!なんと最高裁にも在日米軍のための裏マニュアルがあったと」

吉田氏「これは、最高裁判所の事務総局が作成したものです。民事裁判で、米軍は証拠提出も証人出頭もしなくてもよい、という内容です」

吉田氏「日米合同委員会での密約文書には、『合衆国の利益を害すると認められる場合には、かかる情報を公表し、又は使用に供することができない』と書かれています。これが、最高裁判所の裏マニュアルに書かれているのです」

岩上「これはショックです」

岩上「この『民事裁判権密約』が事件の真相解明を阻んだ事例が、1977年9月27日の横浜米軍機墜落事件なんですね」

吉田氏「この裁判では、米軍関係者は最後まで出廷せず、事故調査報告書の提供も行われませんでした」

岩上「さて、次のチャプターが米軍による航空管制の問題です。米軍の横田基地上空は『横田ラプコン』と呼ばれ、日本の民間航空機が入れないようになっていますね」

吉田氏「はい、これもまた日米合同委員会での密約にもとづいています」

吉田氏「これも密約文書そのものは不開示なのですが、外務省の裏マニュアル『日米地位協定の考え方』からその内容は分かります。それによると横田空域について『合同委員会の合意のみしかなく、航空法上積極的な根拠規定はない』などと書いてあります」

吉田氏「日米合同委員会の密約文書では『事実上の問題として委任した』となっています。つまり法的根拠はなにもないけれど、既成事実を合同委員会が追認する、ということなんです」

岩上「つまり占領体制が、今も既成事実として今も続いているということですね」

岩上「こうした空域は、横田だけではなく沖縄にもありますね。それが嘉手納ラプコンです。これは一応、2010年に日本側に移管されました。しかし実態は、新たに『アライバル・セクター』というものが設置されていたと」

岩上「密約というものは、1950年代に生まれたものだと思われてきました。ところがこの嘉手納ラプコンの問題でも分かるように、今も日米合同委員会の中でドンドン密約が生まれているんですね!? これは本当に驚きです」

岩上「ここまでは沖縄の空域に関する話だったんですけど、実はこうした空域制限は全国に拡大されていると。それが『アルトラブ』ということだというのですが」

吉田氏「移動型と固定型がありますが、日本列島を縦断するかたちで米軍専用に設定されています」

岩上「さて、最後のチャプターです。いったい、この日米合同委員会はそもそも何のために作られたのか、という点です」

吉田氏「日米合同委員会の前身に予備作業班というものがありました。これが、国会を関与させないための仕掛けだったんです」

吉田氏「そしてその上で、米軍の特権を保障するための国内立法措置が次々と講じられていくことになります。例えば国有財産管理法では、米軍基地のために国有地を無償で提供できることになっています。他にも土地等使用特別措置法では、民有地の強制収用も」

吉田氏「なんでこんなことになってしまっているかというと、日本には『安保法体系』と『憲法体系』の2つが存在しているからだと思います。そして、前者が後者を侵食している。そのことを可能にする装置として機能しているのが日米合同委員会なのです」

岩上「そしてこの、『安保法体系』の前身が『占領管理法体系』であると。天皇による勅令のうえに、連合国最高司令官(マッカーサー)の指令や覚書が位置していたと」

岩上「長時間となりましたが、最後にまとめをお願いします」

吉田氏「戦後の日本には、『憲法体系』の外に『安保法体系』と日米合同委員会の『密約体系』がある。そしてそれが、今も米軍の占領体制を継続させているのではないでしょうか」

以上で「岩上安身による『日米合同委員会の研究』著者・吉田敏浩氏インタビュー」

の実況を終了します。動画アーカイブは準備が整い次第、IWJのホームページ(http://iwj.co.jp/ )にアップいたします。




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「米側の代表者が軍人であることは、現在も日本がGHQの占領継続下にあることの象徴です:兵頭正俊氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/21257.html
2016/12/9 晴耕雨読

https://twitter.com/hyodo_masatoshi

日米合同委員会。


米側の代表者が軍人であることは、現在も日本がGHQの占領継続下にあることの象徴です。


日本もいずれ「制服組」がこの場に出席することになるでしょう。


日本には、すでに文官統制も文民統制(シビリアンコントロール)も、ありません。


観念の「制服組」(安倍晋三)が、武器輸出を可能にしました。


集団的自衛権行使を可能にし、これからアフリカ・中東に参戦し、改憲もやるでしょう。


制服を着ているか否かの違いだけであって、この国の軍事は「背広を着た制服組」(安倍政権)にすでにとって代わられています。


日米合同委員会。


米日1%は、植民地を永続化するために、日本を軍事国家に変えます。


軍人の権力を拡大し、最終的には日米合同委員会を、宗主国の軍人と植民地の軍人とで仕切ることになるでしょうね。


>矢部宏治日米合同委員会を特集した報道ステーションに拍手。こうした形でジワジワと事実が国民に広まっていく。しかしなぜメイン・コメンテーターに、安保村代表の後藤謙次などを使っているのか。「日米合同委員会は単なる手続き機関」というコメントは全くの虚偽。それなら協議内容を完全非公開にする筈がない 


日米合同委員会。


米側代表は在日米軍司令部副司令官。


これは戦勝国にして宗主国の軍人が、まだ占領の延長上であることを威圧的に示していますね。


同時に、実際の政治的な権力者が出席しているのだと思います。


軍人の位置づけが米国は高いですからね。


>Tad #報ステ 日米合同委員会 鳩山元総理「日本側は高級官僚が出席しても、アメリカ側は高級官僚ではなく軍人が出席する。まさに占領されているのに等しいと思います」

日米合同委員会からは多くの検事総長を出しています。


つまり、日米合同委員会には官僚の最高のエリートが出席しています。


実質的な日本の重要な政策はここで決められます。


ここで決められたことが官僚によって法案化され、政府に降ろされるのです。


>萩原 一彦 見てない人は見たほうがいい。今の日米政府がとっても不均衡な力関係にあることがわかる。国民の代表ではない日本の高級官僚と、米国民の代表ではなく高級官僚ですらない米軍人が日本の運命を決める。→報ステ特集「日米合同委員会と日米地位協定」憲法を越える存在!?非公開の日米合同委員会20161206houdoustation @gomizeromirai より - http://www.dailymotion.com/video/x54jwia_%E6%86%B2%E6%B3%95%E3%82%92%E8%B6%8A%E3%81

日本の現実は、上位法として、日米合同委員会で作る不可視の「密約法体系」があります。


続いて安保法体系が存在しています。


その後に下位法として憲法が存在しているのです。


これが植民地日本の現実です。


>徳永みちお 官僚が服従を誓う相手は国民でもなく、政治家でもなく、日米合同委員会だ。日本の政治、行政、司法の歪さの原因の一端は日米合同委員会という存在にある。


実は、自民党がいくら気張って新しい憲法を作ったとしてもあまり意味はないのです。


憲法の上に安保法体系が存在し、さらにその上位に日米合同委員会などの不可視の密約法体系が存在するからです。


日本は大きな虚妄の上に成り立った国家なのです。


>よーすけ 鳩山由紀夫のこの証言により日本の基本政策が、日米合同委員会で決められてる事が明らかになったと言える。いわばGHQの延長がこれである。これに逆らったために鳩山氏も嘗ての田中角栄も総理の座を追われたとも言える。許しがたい仕組みである。


安倍晋三が、極端なまでに軍事国家建設に走っています。


これは、背広を着た制服組(安倍晋三)が、背広組のトップに立っているのと同じです。


すでに文民統制(シビリアンコントロール)は、実質的な制服組(安倍晋三)に奪われているのです。


いずれ日米合同委員会に、自衛隊の幹部が出席するようになるでしょうね。


つまり植民地を永続化するために、日本を軍事国家に変える。


軍人の権力を拡大し、日米合同委員会を、宗主国の軍人と植民地の軍人とで仕切る。


その可能性が強くなっています。


安倍晋三は、12月の26、27両日、ハワイでオバマに会うが、プレゼントに「カジノ法案」を強行採決する。


宗主国でのカジノが斜陽になった現在、自国にうじゃうじゃといるギャンブル依存症には目をつぶり、わずか6時間の審議で衆議院可決させた。


安倍晋三が真珠湾を訪れる。


保守の反発を恐れて、首相周辺は、首相は訪問に際して謝罪は予定していない、と必死だ。


「犠牲者の慰霊のための訪問だ」。


バカである。


戦争のできる国へと日本を堕落させ、軍拡に努め、南スーダンにも派兵している。


矛盾したその場しのぎを平気で口にする。


安倍晋三がハワイの米国記者たちに「謝罪はしない」といえるかといえば、とてもおぼつかない。


しかし、こういうことは明確にいわねば、米国では一方的に謝罪にきた、と喧伝され、その見方が定着するだろう。


相手がどう受け取るか。


これが、かれの世界では一貫して欠如している。


「主観の嘘」ばかりだ。


太平洋戦争は、米国に開戦へと追い込まれた、強いられた戦争であった。


真珠湾攻撃も、事前に米国は知っており、参戦の大義を得るために、あえて日本に奇襲させたのである。


このことは米国ばかりか、すでに世界の共通理解になっている。


日本国民だけが米日1%に都合の悪い歴史を知らされていないのだ。


@米国の言い分は、太平洋戦争は日本の宣戦布告なしのパールハーバー急襲から始まり、広島・長崎への原爆投下によって終わった、というものだ。


原爆投下は、戦争を終わらせるためにやむを得ないものであった、とする。


オバマの広島見物はこのストーリー強化の第一幕だった。


A卑怯な真珠湾奇襲、のストーリーを完成させるためには、第二幕として日本の首相にパールハーバーを訪問させ謝罪させなければならない。


そこで初めて米国は太平洋戦争の贖罪意識を払拭できるのだ。


パールハーバーによって広島・長崎を相対化するのだ。


広島とパールハーバーを両国の首脳が相互訪問する戦略は、 1 米国の広島・長崎への贖罪意識の払拭 2 米日軍事同盟の強化 の2点から成っている。


行き着く果ては米日軍事同盟の強化なのだ。


第一幕はすでに上がった。


オバマの広島見物で日本が失ったものは大きい。


相当に国民の暮らしが苦しくなり、生活保護の受給者が増えてきています。


「死ね死ね団」安倍晋三の悪政が、追い詰めているのです。


結局は社会コストの増大になって跳ね返っています。


安倍には自分のやっていることの意味がわかっていませんね。




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なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟 内閣改造でも絶対に変わらないこと
2017.08.05 矢部 宏治  現代ビジネス
http://www.asyura2.com/17/senkyo230/msg/292.html

私たちが暮らす「戦後日本」という国には、国民はもちろん、首相でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が数多く存在し、社会全体の構造を大きく歪めてしまっているという。

たとえば2016年、安倍晋三首相による「北方領土返還交渉」が、大きな注目を集めたが、日本での首脳会談が近づくにつれて事前交渉は停滞し、結局なんの成果もあげられなかった。なぜ、いつまでたっても北方領土問題は解決しないのか。はたして、この国を動かしている「本当のルール」、私たちの未来を危うくする「9つの掟」とは?

『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』の著者・矢部宏治氏が、「戦後史の闇」を解き明かす。

■事実か、それとも「特大の妄想」か

それほどしょっちゅうではないのですが、私がテレビやラジオに出演して話をすると、すぐにネット上で、「また陰謀論か」「妄想もいいかげんにしろ」「どうしてそんな偏った物の見方しかできないんだ」などと批判されることが、よくあります。

あまりいい気持ちはしませんが、だからといって腹は立ちません。自分が調べて本に書いている内容について、いちばん「本当か?」と驚いているのは、じつは私自身だからです。「これが自分の妄想なら、どんなに幸せだろう」いつもそう思っているのです。

けれども、8月17日発売の新刊『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』をお読みになればわかるとおり、残念ながらそれらはすべて、複数の公文書によって裏付けられた、疑いようのない事実ばかりなのです。

ひとつ、簡単な例をあげましょう。

以前、田原総一朗さんのラジオ番組(文化放送「田原総一朗 オフレコ!」)に出演し、米軍基地問題について話したとき、こんなことがありました。ラジオを聞いていたリスナーのひとりから、放送終了後すぐ、大手ネット書店の「読者投稿欄」に次のような書き込みがされたのです。

<★☆☆☆☆〔星1つ〕 UFO博士か?
なんだか、UFOを見たとか言って騒いでいる妄想ですね。先ほど、ご本人が出演したラジオ番組を聞きましたが(略)なぜ、米軍に〔日本から〕出て行って欲しいというのかも全く理解できないし、〔米軍〕基地を勝手にどこでも作れるという特大の妄想が正しいのなら、(略)東京のど真ん中に米軍基地がないのが不思議〔なのでは〕?>

もし私の本を読まずにラジオだけを聞いていたら、こう思われるのは、まったく当然の話だと思います。私自身、たった7年前にはこのリスナーとほとんど同じようなことを考えていたので、こうして文句をいいたくなる人の気持ちはとてもよくわかるのです。

けれども、私がこれまでに書いた本を1冊でも読んだことのある人なら、東京のまさしく「ど真ん中」である六本木と南麻布に、それぞれ非常に重要な米軍基地(「六本木ヘリポート」と「ニューサンノー米軍センター」)があることをみなさんよくご存じだと思います。

そしてこのあと詳しく見ていくように、日本の首都・東京が、じつは沖縄と並ぶほど米軍支配の激しい、世界でも例のない場所だということも。

さらにもうひとつ、アメリカが米軍基地を日本じゅう「どこにでも作れる」というのも、残念ながら私の脳が生みだした「特大の妄想」などではありません。

なぜなら、外務省がつくった高級官僚向けの極秘マニュアル(「日米地位協定の考え方 増補版」1983年12月)のなかに、

○ アメリカは日本国内のどんな場所でも基地にしたいと要求することができる。
○ 日本は合理的な理由なしにその要求を拒否することはできず、現実に提供が困難な場合以外、アメリカの要求に同意しないケースは想定されていない。

という見解が、明確に書かれているからです。

つまり、日米安全保障条約を結んでいる以上、日本政府の独自の政策判断で、アメリカ側の基地提供要求に「NO」ということはできない。そう日本の外務省がはっきりと認めているのです。


六本木ヘリポート(googlemapより)

■北方領土問題が解決できない理由

さらにこの話にはもっとひどい続きがあって、この極秘マニュアルによれば、そうした法的権利をアメリカが持っている以上、たとえば日本とロシア(当時ソ連)との外交交渉には、次のような大原則が存在するというのです。

○ だから北方領土の交渉をするときも、返還された島に米軍基地を置かないというような約束をしてはならない。*註1

こんな条件をロシアが呑むはずないことは、小学生でもわかるでしょう。

そしてこの極秘マニュアルにこうした具体的な記述があるということは、ほぼ間違いなく日米のあいだに、この問題について文書で合意した非公開議事録(事実上の密約)があることを意味しています。

したがって、現在の日米間の軍事的関係が根本的に変化しない限り、ロシアとの領土問題が解決する可能性は、じつはゼロ。ロシアとの平和条約が結ばれる可能性もまた、ゼロなのです。

たとえ日本の首相が何か大きな決断をし、担当部局が頑張って素晴らしい条約案をつくったとしても、最終的にはこの日米合意を根拠として、その案が外務省主流派の手で握り潰されてしまうことは確実です。

2016年、安倍晋三首相による「北方領土返還交渉」は、大きな注目を集めました。なにしろ、長年の懸案である北方領土問題が、ついに解決に向けて大きく動き出すのではないかと報道されたのですから、人々が期待を抱いたのも当然でしょう。

ところが、日本での首脳会談(同年12月15日・16日)が近づくにつれ、事前交渉は停滞し、結局なんの成果もあげられませんでした。

その理由は、まさに先の大原則にあったのです。

官邸のなかには一時、この北方領土と米軍基地の問題について、アメリカ側と改めて交渉する道を検討した人たちもいたようですが、やはり実現せず、結局11月上旬、モスクワを訪れた元外務次官の谷内正太郎国家安全保障局長から、「返還された島に米軍基地を置かないという約束はできない」という基本方針が、ロシア側に伝えられることになったのです。

その報告を聞いたプーチン大統領は、11月19日、ペルー・リマでの日ロ首脳会談の席上で、安倍首相に対し、「君の側近が『島に米軍基地が置かれる可能性はある』と言ったそうだが、それでは交渉は終わる」と述べたことがわかっています(「朝日新聞」2016年12月26日)。

ほとんどの日本人は知らなかったわけですが、この時点ですでに、1ヵ月後の日本での領土返還交渉がゼロ回答に終わることは、完全に確定していたのです。

もしもこのとき、安倍首相が従来の日米合意に逆らって、「いや、それは違う。私は今回の日ロ首脳会談で、返還された島には米軍基地を置かないと約束するつもりだ」などと返答していたら、彼は、2010年に普天間基地の沖縄県外移設を唱えて失脚した鳩山由紀夫首相(当時)と同じく、すぐに政権の座を追われることになったでしょう。

■「戦後日本」に存在する「ウラの掟」

私たちが暮らす「戦後日本」という国には、国民はもちろん、首相でさえもよくわかっていないそうした「ウラの掟」が数多く存在し、社会全体の構造を大きく歪めてしまっています。

そして残念なことに、そういう掟のほとんどは、じつは日米両政府のあいだではなく、米軍と日本のエリート官僚のあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としているのです。


日米安全保障条約:外務省外交史料館で展示されている署名(1960年1月19日・Photo by World Imaging creativecommons)

私が『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』を執筆したのは、そうした「ウラの掟」の全体像を、「高校生にもわかるように、また外国の人にもわかるように、短く簡単に書いてほしい」という依頼を出版社から受けたからでした。

また、『知ってはいけない』というタイトルをつけたのは、おそらくほとんどの読者にとって、そうした事実を知らないほうが、あと10年ほどは心穏やかに暮らしていけるはずだと思ったからです。

なので大変失礼ですが、もうかなりご高齢で、しかもご自分の人生と日本の現状にほぼ満足しているという方は、この本を読まないほうがいいかもしれません。

けれども若い学生のみなさんや、現役世代の社会人の方々は、そうはいきません。みなさんが生きている間に、日本は必ず大きな社会変動を経験することになるからです。

私がこの本で明らかにするような9つのウラの掟(全9章)と、その歪みがもたらす日本の「法治国家崩壊状態」は、いま沖縄から本土へ、そして行政の末端から政権の中枢へと、猛烈な勢いで広がり始めています。

今後、その被害にあう人の数が次第に増え、国民の間に大きな不満が蓄積された結果、「戦後日本」というこれまで長くつづいた国のかたちを、否応なく変えざるをえない日が必ずやってきます。

そのとき、自分と家族を守るため、また混乱のなか、それでも価値ある人生を生きるため、さらには無用な争いを避け、多くの人と協力して新しくフェアな社会をいちからつくっていくために、ぜひこの本を読んでみてください。

そしてこれまで明らかにされてこなかった「日米間の隠された法的関係」についての、全体像に触れていただければと思います。


本書の内容をひとりでも多くの方に知っていただくため、漫画家の、ぼうごなつこさんにお願いして、各章のまとめを扉ページのウラに四コマ・マンガとして描いてもらいました。全部読んでも3分しかかかりませんので、まずは下に掲げたマンガを読んでみてください。
http://www.asyura2.com/17/senkyo230/msg/292.html






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安倍総理が憲法改正を言い出した途端にモリカケ問題で振り回されるようになった。
「株式日記」では、霞ヶ関が国政の実権を握っており、その権力の源泉は米軍にあると以前に書いたことがありますが、沖縄の問題ひとつとっても密約だらけであり、そのことは日本の政治家も国民も知らないことが多いようだ。密約を結ぶのは政治家であっても、総理も大臣もコロコロ代わっていくうちに密約のことを知らない政治家ばかりになる。

しかし霞ヶ関には密約の番人がおり、密約を破ろうとすると官僚が動いてスキャンダルを暴露されて失脚するか、不慮の病死で葬り去られる。安倍総理もプーチンとの会談を重ねて北方領土返還に動こうとしたのに、待ったをかけたのは外務官僚であり、米軍との密約で日本のどこにでも米軍基地を作れるという文言があるらしい。

だからプーチンが北方領土には米軍基地を作らせないという約束ができるのかと聞かれて、安倍総理はその密約を知らなかったらしい。でなければ安倍総理が北方領土返還交渉をするわけがない。プーチンの方が日米間の密約のことはよく知っており、そこをプーチンは突いてきたのだ。

安倍総理が憲法改正を言い出した途端にモリカケ問題で振り回されるようになったのも、日米間には日米安保と現行憲法とはセットであるという密約のことを知らなかったのかもしれない。安倍総理の祖父は岸元総理だから誰よりも密約のことは知っているはずですが、密約は密約であり公式の外交条約ではないから守る必要はない。

最近では日韓合意がありますが、これも密約のようなものですが正式な外交条約ではない。だから守らなくてもいいのですが紳士協定のようなものであり、日本は密約を守る国であり韓国は密約を守らないというだけの事だ。外交的に難しい交渉をする時には表向きの条約と裏側の密約とに分かれていることが多く、国民には密約は公開されない。

外務官僚が日本の内閣内部の動きを逐一アメリカに報告しているのは、明らかにスパイ行為ですがウィキリークスでこのような行為が行われていることが暴露された。それに対して日本はアメリカの政府内部の動きを何も掴むことができない。日本にスパイ防止法ができないのもこのような密約があるからだろう。

日本は在日米軍が存在する限りはアメリカの植民地であり、日本の独自外交など存在はしない。逐一外務省がアメリカに日本政府部内の動きを報告しているからだ。そのようなスパイ行為が正々堂々と出来て、日本の政治家がどうすることもできないのは在日米軍が目を光らせているからだ。

だから安倍総理がいくら頑張っても、外交は元外務次官の谷内正太郎国家安全保障局長が行っており、岸田外務大臣は蚊帳の外だった。このように政治家と官僚とのずれが生じるのは、政治家が通訳を介さないと交渉ができないのに対して、官僚は通訳を通さずに交渉ができるから、アメリカは密約を官僚に持ちかけてくる。

矢部氏によれば、「そして残念なことに、そういう掟のほとんどは、じつは日米両政府のあいだではなく、米軍と日本のエリート官僚のあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としているのです。」と書いているように、日本の日米交渉は密約だらけで伏魔殿のようになってしまっている。

率直に言えば日本国憲法も占領期間中に作られたものであり、だから無効だと宣言できるのでしょうが、日米安保とセットだからどうすることもできないのは密約によるものだ。日米地位協定も密約の塊であり、日本の政治家は誰も改正を持ち出せない。日本は法治国家ではなく米治国家であり、憲法以上の日米間の「掟」が存在している。
http://2013tora.jp/kabu390.html




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現在も日本は米軍支配の下にある。
 
これは、実質上アメリカ支配の下にあるという比喩的な意味ではない。

今なお日本は米軍の直接支配の下にあるという衝撃的内容である。そのことを明らかにした

矢部宏治氏の著書『「知ってはいけない」〜隠された日本支配の構造〜』
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062884399/asyuracom-22


から要約引用したい。


@日本の空は米軍に支配されている。

横田空域(東京都西部から伊豆半島に及ぶ)、岩国空域(山口、島根、広島、愛媛の4県にまたがり、日本海から四国北部に及ぶ、嘉手納空域(沖縄全域に及ぶ)。これらの上空は米軍が定めた空域(高さ以外)、日本の旅客機は飛行することは許されない。またこの空域では米軍はいかなる軍事演習を行うことが出来、日本政府の許可を得る必要もない。2020年には横田空域に墜落事故の多い悪名高きオスプレイの配備が決定されており、沖縄と同様、低空飛行による演習も可能になる。

特定空域だけではない米軍はこのような優先空域を日本全土の上空にいつでも設定できる権利を持っている。事実、航空法(飛行機の安全な運行のための43条に及ぶ規制)は、航空法特例法によって全て米軍機には適用されない。


A米軍は日本全域において治外法権

大使館の敷地や、米軍基地の敷地内は勿論のこと、日本の全域において米軍には日本の警察の捜査は及ばない。

「日本国の当局は、所在地のいかんを問わず、米軍の財産について、捜索、差し押さえまたは検証を行う権利を行使しない」
(「日米合同委員会=日米安保や在日米軍の運用について決定する委員会」議事録より)
といった合意に基づく。

従って墜落事故はもとより交通事故に至るまで一切日本警察は捜査出来ない。


B米軍は日本全土(及びその周辺)に軍を配備できる

「アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。」(日米安全保障条約6条)

「日本は安保条約の遂行に必要な基地を提供する。具体的内容は日米合同委員会で定める」(地位協定2条)「アメリカは米軍基地の中で絶対的な権限を持つ。米軍基地の外でも必要な権力を持つ。具体的には日米合同委員会で協議する」(地位協定3条)

「合同委員会の議事録や合意文書は原則として公開しない「合同委員会にて決定した日米合意は、日本の国会の承認を必要としない」(日米合同委員会での合意


C自衛隊は米軍の指揮下にある。

「吉田氏はすぐに、有事の際に単一の司令官は不可欠であり、現状ではその司令官は合衆国によって任命されるべきであることに合意した。」(占領終了後の1952年7月、吉田茂首相とクラーク大将が合意した密約の統合参謀本部への機密報告書)
現在に至るもこの合意を覆す日米間の合意事項はない。

これらの事項は、いまだに米軍の占領下にあるということを超えて、占領下における戦争協力体制といえる。
これほど米軍に従属的な協定は日本と韓国の安全保障条約及び地位協定だけである。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=329076




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知らなきゃよかった…日本の空は「実はアメリカのもの」だった エリート官僚も見て見ぬふりの真実
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52721
2017.09.06 矢部 宏治 現代ビジネス

みなさんは、東京都の西部――たとえば世田谷区や中野区、杉並区、練馬区、武蔵野市などの上空が、「日本のものではない」ということをご存じですか?  「なにをバカなことを……」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。 しかし、これらは複数の公文書によって裏付けられた、疑いようのない事実なのです。

北朝鮮ミサイルの脅威が迫るいまこそ、考えておきたい「日本の空」の真実とは?


『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』
https://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84-%E9%9A%A0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%94%AF%E9%85%8D%E3%81%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%9F%A2%E9%83%A8-%E5%AE%8F%E6%B2%BB/dp/4062884399/ref=as_li_ss_tl?_encoding=UTF8&qid=&sr=&linkCode=sl1&tag=gendai_asyuracom-22&linkId=7b93ea9ab99059f0c7be060bcf86fb04


の著者・矢部宏治氏による論考。

■とんでもない歪みの正体

おかしい。不思議だ。どう考えても普通の国ではない。みなさんは、ご自分が暮らす「戦後日本」という国について、そう思ったことはないでしょうか。

おそらくどんな人でも、一度はそう思ったことがあるはずです。アメリカ、中国に次ぐ世界第3位の経済大国であり、治安のよさや文化水準の高さなど、誇るべき点もたしかに多い私たちの国、日本。しかしその根っこには、どう隠そうとしても隠しきれない、とんでもない歪みが存在しています。

たとえば私が本を書くたびに触れている「横田空域」の問題です。下の図1のように、じつは日本の首都圏の上空は米軍に支配されていて、日本の航空機は米軍の許可がないとそこを飛ぶことができません。いちいち許可をとるわけにはいかないので、JALやANAの定期便はこの巨大な山脈のような空域を避けて、非常に不自然なルートを飛ぶことを強いられているのです。


図1 首都圏の上空に広がる「横田空域」

図を見るとわかるように、とくに空域の南側は羽田空港や成田空港に着陸する航空機が密集し、非常に危険な状態になっています。また緊急時、たとえば前方に落雷や雹の危険がある積乱雲があって、そこを避けて飛びたいときでも、管制官から、「横田空域には入らず、そのまま飛べ」と指示されてしまう。

6年前に、はじめてこの問題を本で紹介したときは、信じてくれない人も多かったのですが、その後、新聞やテレビでも取り上げられるようになり、「横田空域」について知る人の数もかなり増えてきました。それでもくどいようですが、私は今回もまた、この問題から話を始めることにします。

なぜならそれは、数十万人程度の人たちが知っていればそれでいい、という問題ではない。少なくとも数千万単位の日本人が、常識として知っていなければならないことだと思うからです。

■エリート官僚もよくわかっていない「横田空域」

もちろんこの「横田空域」のような奇怪なものが存在するのは、世界を見まわしてみても日本だけです。では、どうして日本だけがそんなことになっているのでしょう。

私が7年前にこの事実を知ったときに驚いたのは、日本のエリート官僚と呼ばれる人たちがこの問題について、ほとんど何も知識を持っていないということでした。

まず、多くの官僚たちが「横田空域」の存在そのものを知らない。ごくまれに知っている人がいても、なぜそんなものが首都圏上空に存在するかについては、もちろんまったくわかっていない。これほど巨大な存在について、国家の中枢にいる人たちが何も知らないのです。日本を普通の独立国と呼ぶことは、とてもできないでしょう。

「いったい、いつからこんなものがあるのか」「いったい、なぜ、こんなものがあるのか」

その答えを本当の意味で知るためには、今回上梓した『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』を最後まで読んでいただく必要があります。じつは私自身、上のふたつの疑問について、歴史的背景も含めて完全に理解できたのは、わずか1年前のことなのです。

■世田谷区、中野区、杉並区の上空も「横田空域」

まず、たしかな事実からご紹介しましょう。横田空域は、東京都の西部(福生市ほか)にある米軍・横田基地が管理する空域です。

もう一度、図1を見てください。大きいですね。いちばん高いところで7000メートル、まさにヒマラヤ山脈のような巨大な米軍専用空域が、日本の空を東西まっぷたつに分断しているのです。

ここで「米軍基地は沖縄だけの問題でしょう?」と思っている首都圏のみなさんに、少し当事者意識をもっていただくため、横田空域の詳しい境界線を載せておきます(図2)。


図2 東京都心部(23 区内)の「横田空域」の境界線

東京の場合、横田空域の境界は駅でいうと、上板橋駅、江古田駅、沼袋駅、中野駅、代田橋駅、等々力駅のほぼ上空を南北に走っています。高級住宅地といわれる世田谷区、杉並区、練馬区、武蔵野市などは、ほぼ全域がこの横田空域内にあるのです。

この境界線の内側上空でなら、米軍はどんな軍事演習をすることも可能ですし、日本政府からその許可を得る必要もありません。2020年(米会計年度)から横田基地に配備されることが決まっているオスプレイは、すでにこの空域内で頻繁に低空飛行訓練を行っているのです(富士演習場〜厚木基地ルートなど/オスプレイの危険性については『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』第2章で詳述しています)。

むやみに驚かすつもりはありませんが、もしこの空域内でオスプレイが墜落して死者が出ても、事故の原因が日本側に公表されることはありませんし、正当な補償がなされることもありません。

そのことは、いまから40年前(1977年9月27日)に同じ横田空域内で起きた、横浜市緑区(現・青葉区)での米軍ファントム機・墜落事件の例を見れば、明らかです。

このときは「死者2名、重軽傷者6名、家屋全焼1棟、損壊3棟」という大事故だったにもかかわらず、パラシュートで脱出した米兵2名は、現場へ急行した自衛隊機によって厚木基地に運ばれ、その後、いつのまにかアメリカへ帰国。裁判で事故の調査報告書の公表を求めた被害者たちには、「日付も作成者の名前もない報告書の要旨」が示されただけでした。

■いまも中国・四国地方を覆う岩国空域

こうした米軍が支配する空域の例は、日本国内にあとふたつあります。中国・四国地方にある「岩国空域」と、2010年まで沖縄にあった「嘉手納空域」です。


図3 「岩国空域」

上の図が、これまであまり取り上げられることのなかった「岩国空域」です。「横田空域」と同じくこの「岩国空域」もまた、山口県、愛媛県、広島県、島根県の4県にまたがり、日本海上空から四国上空までを覆う、巨大な米軍管理空域です。

この空域内の松山空港に向かう民間機は、米軍・岩国基地の管制官の指示どおり飛ばなければなりませんし、空域のすぐ西側にある大分空港へ向かう民間機も、高度制限など大きな制約を受けています。

岩国空域に関して印象に残っているのは、2016年にオバマ大統領(当時)が広島を訪問したときのワンシーンです。アメリカ大統領による初めての「歴史的な」広島訪問に際して、オバマ大統領は中部国際空港から大統領専用機で米軍・岩国基地に移動したあと、この岩国空域を通って、海兵隊の軍用ヘリで原爆ドームへ向かったのです。

車で行けばわずか40キロ、たった1時間で行ける距離をわざわざ軍用機で、しかも4機のオスプレイに先導されるかたちで移動した。さらに同行する大統領付きの武官は「フットボール」と呼ばれる核兵器の「発射キット」を携行していました。

アメリカ大統領とは、すなわち核兵器を世界戦略の中心に据えた世界最強の米軍の最高司令官であり、彼は日本の上空を事実上自由に、自国の軍用機を引き連れて移動することができる──皮肉にも、そうした歪んだ現実世界の姿をまざまざと見せつけた、ノーベル平和賞受賞大統領の広島訪問となりました。

■見せかけにすぎない「独立」と「安保改定」

「日本の空」がすべて戦後70年以上経ったいまでも、完全に米軍に支配されているということは、じつは日本の法律の条文に、はっきり書かれている「事実」です。

下は1952年、占領終結と同時に、新たに制定された日本の国内法(航空法特例法)の条文です。そこにはまさに、身もフタもない真実が書かれているのです。

航空法特例法 第3項
「前項の航空機〔=米軍機と国連軍機〕(略)については、航空法第6章の規定は(略)適用しない」

ここで重要なのは、右の条文で「適用しない」とされている「航空法第6章」とは、航空機の安全な運行について定めた法律だということです。つまり、「離着陸する場所」「飛行禁止区域」「最低高度」「制限速度」「飛行計画の通報と承認」など、航空機が安全に運行するための43ヵ条(第57〜99条)もの条文が、すべて米軍機には適用されないことになっているのです。

要するに、もともと米軍機は日本の上空において、どれだけ危険な飛行をしてもいい、それは合法だということなのです。この条文のもとで米軍は、1952年に占領が終わったあとも変わらず日本の上空で、なんの制約も受けずに飛ぶ権利を持ち続けました。

そして、それから60年以上たった現在に至るまで、この条文はひと文字も変更されていません。そのことだけを見ても1952年の「独立」や、1960年の「安保改定」が、いかに見せかけだけのものだったかがわかるのです。


             

                 ***

本稿は、『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』の第1章を再構成したものです。同書の特設サイトでは、第1章のほか、「はじめに」「あとがき」「追記」、各章のまとめとしてのわかりやすい四コマまんが(計9本/商業目的以外であればマンガの使用・拡散は自由です)を無料で公開していますので、ぜひご覧ください。





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55年体制崩壊後の変化

 E 政治が国民の手から離れて遊離していると先程から論議になっているが、55年体制のもとで自民党VS社会党だった時期とも様変わりしている。あの時期は、財界が自由経済への保険などといって自民党にテコ入れし、それに対して社会党側に労働組合などがつくという構造だった。支配の枠組みとしては右と左の二刀流だ。しかし、1989年に冷戦が終結し、91年にソ連が解体するというなかで55年体制も必然的に崩壊していった。労働運動も下火になり、連合は労資協調路線で企業の利益を代弁する装置に成り下がった。いまや見る影もない。下関の連合などまるで安倍派の別働隊だ。自民党も組織崩壊は著しいが、これに対決していた格好の野党側も変質して、有権者に見捨てられた。従って、圧倒的な国民は依存したり支持する政党がなくなった。それが国内で大半を占める「支持政党なし」の無党派層として存在している。


 B ただ、実はこの無党派層が選挙において決定的な力を握るようにもなった。政党組織の固定票だけでは勝てないし支持基盤は乏しいので、選挙で人為的に風を作り出すようになった。メディア依存の劇場型が多様されるのはそのためだ。


 A 90年代初頭といえばバブル崩壊の時期にも重なるが、米ソ二極構造が崩壊して、財界としては何が何でも自民党を政権与党にし続けなければならない理由もなくなった。そのなかで、利益誘導の族議員がいたり、旧い自民党体質は経団連にとって商売の邪魔にもなった。そして財界が「政権交代のある民主主義」とか「政治改革」を求め始めた。転機になったのは1988年のリクルート事件だ。佐川急便事件もあった。そうした混乱のなかで、93年には自民党を飛び出した小沢一郎らが新生党や新党さきがけを結成し、非自民連立政府で細川が首相になった。しかしこれも佐川急便に1億円借金していたことが発覚して総辞職に追い込まれ、その後は自民党が社会党をとり込んで自社さ政権が成立した。そして村山富市が首相になった。


 かつて55年体制で非和解的な政党のように見なされていた自民党と社会党が連立政権をつくるのだから、世間を大いに驚かせたし、社会党の裏切りに批判世論は高まった。そして、社会党は今日の社民党を見ればわかるように泡沫政党になっていった。ちょうど与党願望でとり込まれていく、今の民進党みたいなものだ。土井たか子といっても議長ポストを持ってこられたら飛びついていった。支配の枠組みのなかで立ち回っていたに過ぎないことを自己暴露した。いわゆる左とかいうものが自民党批判勢力のガス抜き装置みたいな役割を果たしていたわけだ。55年体制はある意味、冷戦構造のもとでの二刀流だった。支配の側にとっては、それが都合よく機能して政治の安定を保っていた関係だ。


 B これは世界的にも共通している。ソ連や中国の変質とともに左翼も変質してしまい、「労働党」などと名乗りながら支配層の代弁者となったり、政権を持たされると裏切ったりして、大衆から見限られている。その結果、新自由主義による強欲な搾取に対して、まるで対抗する力を持ち合わせていない。大衆が困難に見舞われているのに、現実の外側に机を置いて評論したり、眺めている傾向も強い。観念の世界を彷徨っているのもいる。しかし大衆的な反抗もすごいから、イギリスでコービンが熱烈に支持されたり、アメリカでサンダースが脚光を浴びたりという動きにつながっている。


 D 55年体制は保守VS革新といわれたが、元をたどれば総評も占領軍がつくったものだ。共産党や社会党の存在を合法化したのもGHQで、意図をもってしたことだ。GHQは意識的に労働組合をつくらせ、左翼も台頭させて、今につながる支配の枠組みをつくった。戦後の政治を見るときに、決して財界の意向だけで事は動いていないこと、対米従属構造のもとで、その支配を犯さない限りにおいて、自民党であれ革新であれ飼い慣らされてきたことを見ないわけにはいかない。


 そして結局のところ、政党政治の劣化とか腐敗堕落というけれど、政治家や官僚が実行しているのはアーミテージレポートなり年次改革要望書というだけではないか。自分で何かを考えて実行しているわけではない。
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/4953




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二刀流で改憲めざす詐欺のような選挙  民進党解体でリベラル殲滅 2017年9月29日
支配の安定求め小池新党を演出する背後勢力


 衆議院が解散し、10月10日公示、22日投開票の解散総選挙に向けて政局がめまぐるしく動いている。今回の解散はモリ&カケ隠しといわれるように、目に余る私物化政治が暴露されて身動きがとれなくなった安倍政府が、その自己都合から突破をはかって仕掛けたものだ。ところが、目下、安倍晋三の意図やコントロールを離れたところで「安倍政府VS小池新党」であるかのような装いで批判世論や争点をそらした劇場型選挙が動き始め、何が何だか分からないうちに野党を解体し、選挙後はより右傾化した総翼賛体制にもっていく動きがあらわれている。米日支配層にとって、総理大臣が安倍晋三であるか否かなどどうでもよい問題で、支配の枠組みを維持し安定させるために、自民党とガス抜き装置としての小池新党その他を両天秤にかけながら、彼らを転がして総選挙後はいかようにも体制を確保していく狙いを暴露している。記者座談会をもって情勢を論議した。


 A 今回の解散劇は、第一に安倍政府がにっちもさっちもいかなくなったことを暴露している。国会の3分の2の議席を持っていながら解散せざるを得ないほど、世論から総スカンをくらって追い込まれている。モリ&カケではぐらかしや誤魔化しを続ければ続けるほど無様な状態に追い込まれ、安倍自民の「一強」では政治を安定化させることができない。これは単純に国会の頭数の問題ではない。あまりにも程度が悪すぎるというかポンコツ過ぎて、世論を欺瞞することができなくなったという支配側の判断が動いている。腐敗堕落が知れ渡ってしまった政治構造に対して、国民的な憤激が盛り上がればどうなるものかわかったものではない。忖度官僚やメディアをもってしても守り切れず、保たないわけだ。


 だから、安倍自民の議席数が減ったとしても、政策的にはさほど違いのない別の勢力を作り出して、無難に着地していくことを求めている。小池百合子をことのほか持ち上げ、ジャンヌダルクのような扱いをして有権者をたぶらかしているが、要するに二刀流で切り抜けようとしている。これを察知した民進党の右派をはじめとした勘のいい与党願望勢力が、我先にと「希望の党」の門戸を叩いている。自民党がダメになった時は、第2自民、第3自民という形で新党結成に発展する動きはこれまでにもあったが、その二番煎じ、三番煎じをまるで一番煎じのように作り上げている。安倍晋三の脳味噌の力量をはるかに超えた力が動いていると見るのが妥当だ。というか、解散を仕掛けた安倍本人を置き去りにして一気に事が動いている。


 B 何が何だか分からないうちに総選挙にもつれ込もうとしている。既存の野党や与党の枠組みをいっきに破壊して、大胆な政界再編をしている。一種のショック・ドクトリンだし、有権者の頭を引っかき回している。いったい何が動いているのかを凝視しないといけない。目下、目立っているのは野党解体が急速に進んでいることだ。自民党が空中分解するならまだしも、「小池新党」を一つの軸にして、もっぱら手を突っ込まれているのは野党の側で、この解体が進んでいることに特徴がある。民進党は党首の前原がみずから解党を牽引し、小池百合子率いる「希望の党」に合流する動きを見せている。この間の離党ドミノは泥船からネズミが逃げ出すような光景でもあったが、そうして先行して離党した長島昭久とか細野豪志などと同じさやにおさまる。連合もその選挙応援をする勢力として糾合されるという。これは党内議論を経た解党ではなく、党員の頭越しに進んでいることだ。民主主義的な意思形成によってそうなったのではなく、上から大きな力が加わっている。そして、党首の前原自身が無所属で出馬するし、民進党のカネや組織力を「希望の党」に注ぎ込み、候補者公認まで委ねるという不可解さだ。野田が安倍自民に大政奉還して自爆解散したが、これも嬉嬉として自爆解党を仕掛けている。なぜか? だ。


 C 民進党の中では旧社会党出身とかリベラル派といわれる部分が踏み絵を迫られている。「希望の党」に参加するには安保関連法や憲法改定、小池百合子と同じ歴史認識に同意しなければ認めないという形で、これらの「左」がかった残存物を一挙に路頭に放り出す戦略だ。そして、前原をはじめとした根っからの民主党右派が「希望の党」に合流していくというものだ。これらの新自由主義政治の申し子といってもいい政治家たちは、民主党時代から憲法改定であるとか、消費税増税、法人税減税、日米同盟等等で自民党と大して変わらないことを主張して支配層の代弁者を務めていた。アメリカやネオコンとの関係も切り結んできた部分といっていい。バカなことばかりくり返している安倍晋三や自民党に変わって、「それなら私たちが!」と番頭争いに名乗りを上げている。有権者に見限られて日の目を見ることがないだろう民進党を投げ捨て、新しい投機先を見つけて野党解体に乗り出したわけだ。躊躇がなく嬉嬉としているのはそのためだ。むしろ、今がチャンスと見なして政治生命をかけた大立ち回りをやっている。その「希望の党」に、長年冷遇されてきた小沢一郎も加わるような報道だ。


 D 選挙に勝てば主導権を握れると見込んだ離合集散だ。しかし、離党ドミノを見ていて節操のなさを感じている人人も多い。通常、いかなる政党であっても、党員ならば党内で侃侃諤諤(かんかんがくがく)の争いをして、みずからの結集した党を建設し、政治理念を実現するために尽くすものだろう。それが古巣を簡単に見限ってプイッと出て行く。ヤドカリみたいに新しい宿探しをしている。つまり、政治家でありながら政治理念などまるでないわけだ。選挙に当選してバッチをつけることが最大の目標で、そのためには政策も所属政党もどうでもよいという性根を暴露している。
小池新党がどのような政策や綱領を掲げるのかすらあやふやな段階で「小池新党との合流」「極秘裏に接触」等等がニュースを賑わせていた。小池百合子にどのような背後勢力がついているのか、奥の院の政界再編も含めたプログラムがどう動いていくのかを敏感に捉えて投機している。その意味で嗅覚だけは発達しているといえる。


右派二大政党制の企み


 A 支配層は明らかに二刀流で乗り切ろうとしている。それが安倍自民と小池新党だ。小池新党は無党派層をとり込むために反原発を掲げたり、安倍自民との違いを出そうと苦心もしている。しかし小池百合子は自身の公式サイトでも「日本も核武装の選択肢は充分ある」と明記していたくらいで、原発再稼働や原発輸出にも賛成していた。防衛大臣をしていたが、日米安保とか安保関連法案についても自民党員として賛成してきたし、その政治スタンスは安倍自民と何ら変わりがない。それがいかにも救世主であるかのような持ち上げられ方をして、無党派層をとり込んでいくシンボルに祭り上げられている。


 D 都知事選や都議会選挙で都民ファーストが大勝したが、自民党をなぎ倒していく痛快さに有権者が雪崩を打ち、その反自民票を自民党と何ら変わりない者がきっちり回収していく構造だ。小泉の郵政選挙と似ている。一種の詐欺みたいなものだが、他に受け皿がない状況のもとで目くらましをしつつ、すべてをとり込んでいく装置になっている。都知事選では石原慎太郎と喧嘩するようなポーズを見せていたが、選挙が終わればノーサイドで責任追及などしていない。


 B 支配層からすれば自民党がダメになった後のリリーフ役は維新の橋下でも良かったかも知れない。しかし所属議員はデタラメなのばかりで、維新が賞味期限切れになって芽がなくなった。既に化けの皮が剥がれて、「自民党の補完勢力じゃないか」という見方が浸透してしまっている。そこで小池百合子に白羽の矢が立ったような印象だ。小池は日本新党→新進党→自由党→保守党→保守クラブ→自民党→都民ファーストの会→希望の党と政党を渡り歩いてきた。小泉政府の時期に防衛大臣も務めていたが、散散政界渡り鳥をした挙げ句に今の地位まで登り詰めた。都知事選以後のうなぎ登りは、本人の実力というよりはメディアや背後勢力の力によるところが大きい。政治が腐敗堕落している状況との対比で、女性リーダーという斬新さを売りにして人為的に「期待」をつくり出している。今回の解散でも、テレビやメディアが「小池劇場」をお膳立てしている。あまりにもあからさまだ。電波を惜しげもなく使って、「希望の党」をプロモーションしているし、空気をつくり出して瞬間風速で持っていく戦法だ。


 D 2月には特許庁に「希望の党」の商標を出願し、9月1日に登録されていたこともわかっている。相当に早い段階から準備している。「小池新党」に政界を再編していく構想が早くからあったことをあらわしている。安倍自民党が倒れた後のバトンリレーみたいなものだ。このプログラムを察知している人間がいなかったというものではない。自民党のなかでも民進党のなかでも「安倍がボロボロになった後」を先回りしている人間はいたわけだ。


 C 「希望の党」には「日本のこころ」の中山恭子・成彬とか、日本会議の現会長である田久保忠衛なども加わっている。安倍自民とどちらが右かを張り合うようなメンバー構成だ。これらはみんな改憲勢力だ。選挙がどっちに転んでも改憲に持っていく布陣といっていい。右派政党が二大政党制を敷くための選挙が仕組まれている。


 A 安倍晋三は過半数が目標なのだといっている。自民党の議席が3分の2から2分の1に減っても構わないと見なしている。結果如何によってはボロ負けの責任をとって退陣すべき状況に追い込まれるわけだが、それで安倍晋三が袋叩きにされようが支配層には関係のないことだ。安倍が持ち堪えるもよし、自爆するもよし。選挙がどっちに転んでも右派二大政党制という保険をかけて、安倍が仮に退場に追い込まれたとしても、これで改憲と増税、戦争の道へと突き進んでいく仕組みだ。民進党解党を通じて残存していたリベラルとか左派といった勢力が壊滅に追い込まれて、「野党共闘」も崩壊させた。選挙後に安倍自民と小池新党のどちらが主導権を握ろうが、背後勢力にとっては都合よくコントロールでき、野党としては「日本共産党」がガス抜き担当という配置だ。世論を欺瞞しつつ民主党に任せてみた2009年段階とも様相は異なる。


 B ただ、選挙は始まったわけでも終わったわけでもない。最終的に判断するのは有権者だ。とはいえ、いまのところ支配側の願望が選挙構図として投げ与えられ、それに対して下から候補者を押し立てたり、有権者の受け皿となり得るような政党が台頭したりする時間的余裕などない。そうした条件のもとで、どのように有権者が判断を下すかにかかっている。反自民を小池新党が吸い上げて、どちらに転んでも同じ政治を実行していくというふざけた構造のなかで、どう民意を表現していくかが問われている。


 A 低投票率によって自民党の「一強」は担保されてきたが、そもそも政党政治が有権者から浮き上がって今に至っている。国会という小さなコップのなかでの「一強」は現実を反映していない。それなのに調子に乗るから安倍晋三は浅薄なのだ。今回の解散にともなう政界再編もいわば「コップのなかの大騒ぎ」であって、1億2000万人の国民の意思とは別世界でくり広げられているものだ。仮に自民と小池新党の右派二大政党制を敷いたとして、一時しのぎにしかなり得ないのは目に見えている。しかし、支配の側はこれで改憲と増税、戦争の道に踏み込もうとしている。アメリカなり独占企業からすれば、対米従属構造のもとで引き続き安定した支配を求めているし、その統治を司るトップが誰であるかなど二の次なのだ。国民の憤激が過剰に高まらない程度に政治を安定させ、支配側の意図を代弁する限りにおいては誰でも良い関係だ。


 D 「反安倍」のなかに安倍憎しで「小池新党」に希望を抱く流れもある。安倍自民を懲らしめろ! という思いを否定するものではない。しかし、考えなければならない。「あれ」がダメだから「これ」が良いというような代物ではない。現実にはどうにもならないほど政党政治が腐敗堕落し、有権者としては票の持って行き場がない。それは如何ともし難いものがある。民主主義的に下からボトムアップする形で政党政治が機能しているわけではなく、現状では上からコントロールされて政党が解体したり離合集散し、有権者としては選択肢が限られてしまう。


 B 資本の剥き出しの支配が貫かれている社会にあって、労働者なり民衆の願いを束ねて立ち向かう政党など見当たらない。スペインでポデモスが台頭したり、アメリカ大統領選で社会主義者を標榜するサンダースが旋風を巻き起こしたが、「まともな政治家(政党)が出てこないものか」という思いは鬱積している。しかし、悲しいかな受け皿として台頭するまでに至っていない。個人的には山本太郎あたりが何かやらかさないものかと期待もしているのだが…。野党殲滅といっても、小池新党に振るいにかけられて泣きべそをかいているようでは政治家失格だ。むしろこの選挙を裏返すと野党こそが目立つチャンスなのに、何を湿気ているのかと思わせる。反対のための反対というか、支配の枠内に安住して、飯の種にしているからだらしがないのだ。野党がなぜ足腰立たないまでになったのかという問題についても、歴史的に振り返ってみる必要がある。なぜ大衆から相手にされなくなったのか、遊離したのかだ。自民党が強いというより、野党が弱すぎる。だから、1人であっても山本太郎の方が目立つ。国会の質問でも面白いから毎回チェックしているんだが、当たり前のことを言っているだけで、突飛なことを主張しているわけでもない。


 C 過渡期でもある。政党政治が腐敗堕落してどうしようもなくなっているが、ある意味で弱体化していることの反映でもある。人人を率いて、その支持を基盤にして社会を運営していくというものではなく、如何に低投票率にして自公が勝ち抜けるかという選挙をくり返してきた。この低俗極まる政治が最終的に行き着いた先が安倍政治といえる。ここからどう次の安定につなげていくか、支配の側も四苦八苦だ。


 A 日本社会にとって議会制民主主義といっても、明治維新から150年しかたっていない。しかも維新後は絶対主義天皇制のもとで戦争に次ぐ戦争をくり返し、第2次大戦後は対米従属構造につながれて「アメリカ民主主義」の真似事をしてきただけだ。その歴史だけ見ても僅か72年に過ぎない。「民主主義の歴史が浅い」というが、いつ民主主義を経験したといえるのかも疑問だ。しかし、戦後長らく続いた自民党でも、全有権者のうちの支持率17%で公明党に支えてもらわなければ選挙に勝てないというような低レベルではなかった。一定の基盤をもって成り立っていた。何度もいうように、安倍自民などというものは小選挙区のテクニックで国会の議席は占めているが、国民のなかでの基盤は乏しいわけだ。まさに弱体化だ。そこで、劇場型のテクニックによって切り抜ける戦法がはびこり始めた。いまさら「小池新党」というが、「みんなの党」「維新の党」と大差ない。


 B 民主党が政権与党になっても自民党と同じことを始めるし、その昔は社会党も村山が首相になったら自民党と同じことをやって自爆した。対米従属構造を犯しさえしなければ、支配の側にとって誰が首相であるかなどどうでもよいし、そんなものなのだ。狡い争点のすり替えがやられているが、総選挙という目先だけでなく、その先の展望を持って大衆的な動きを作り出さなければならない。それこそ、アメリカ大統領選すらエスタブリッシュメント(既存の権威)が震撼するような大衆行動が盛り上がったが、日本でも社会の根底に蓄積された大衆の怒りは半端ではないものがある。真に国民の受け皿となり得る新しい政治勢力を登場させることが避けがたい課題になっていることを痛感させる。すぐに幻滅したり絶望するのではなく、総選挙後の政局の変化も含めて過渡期を客観的に見据え、よりよい日本社会にしていくための努力をしなければならない。どの党に投票したら良くなるか、ましかというだけでなく、視野を広げて考えることが重要ではないか。小手先ではどうにもならないほど政治が行き詰まっているのだ。


 C とはいえ、安倍自民を叩き潰すことが第一だ。その力をもって次に主導権を握る連中も縛り上げることが重要だ。国民を舐めきっている者を退場に追い込み、泣くような目にあわせなければ痛みにならない。前回選挙の自民党の支持率が17%なら、10%以下くらいまで叩き落として二度と起き上がれない状態に追い込んだ方がよい。泡沫政党になった途端、「一強」は崩壊する。その後のことはその後のことだ。きりがないかもしれないが、一つずつ物事に落とし前をつけていく作業も必要だ。国民と政党との力関係を思い知らせるような選挙にしなければならない。
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/4901





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希望の党ではなく、デフレ化党 2017-10-05

 希望の党の公約が明らかになりました。


 これ、書いたのは恐らく竹中さんではないでしょうか。2014年の第47回衆議院議員総選挙の際の日本維新の会(石原さんと橋下さんが共同代表だった時期の)の公約にソックリです。


 つまりは、デフレ化政策のオンパレードです。


『希望、消費増税「反対」…「30年に原発ゼロ」

 希望の党(代表・小池百合子東京都知事)の衆院選公約の原案が4日、判明した。

 2019年10月に予定されている消費税率10%への引き上げに関しては、これまで「凍結」としていた表現を強め、「反対」とする方向で最終調整している。「2030年までの原発ゼロ」も明記した。憲法では、地方自治部分の改正を明記し、9条についても「自衛隊の存在を含め、現実に即したあり方を議論する」と検討する考えを示した。(後略)』

 例えば、2019年10月の消費税増税反対はいいとして、
「企業の内部留保への課税で財源を確保」
 って、共産主義国か! 明らかに私有財産権の侵害です。


 フロー(所得)ではなく、ストック(資産)に課税するという考え方自体が、わたくしに言わせれば「邪道」なのです。


 財源の確保を書きたいならば、普通に所得税累進強化や法人税課税にすればいいものを、富裕層やグローバル投資家に不利になるため、書かないわけです(そして、トリクルダウンを叫ぶ)。


「生活に最低限必要なお金を支給する「ベーシック・インカム」導入」
 日本維新の会の際には「負の所得税」と表現されていましたが、ベーシック・インカム。


 何回か書いていますが、ベーシック・インカムを言い出したのは、彼のミルトン・フリードマンです。


 ベーシック・インカムは「社会保障費を削減」し、小さな政府を実現することが狙いのデフレ化政策になります。


「金融緩和と財政出動に過度に依存しない」「コイケノミクス」推進」
 金融緩和と財政拡大というデフレ対策のパッケージを、いきなり否定ですか・・・。デフレを全く問題視していないことが分かります。


「国会議員の定数と報酬削減」
「道州制を実現」

 もはや何というべきか、思いっきりグローバリズム路線です。というか、日本維新の会の公約の焼き直しです。


 グローバリズム路線にも関わらず、憲法改正を訴え、いわゆる保守層を取り込み、同時に「原発ゼロ」で左翼も取り込む。


「憲法9条は、自衛隊の存在を含め、現実に即したあり方を議論」
 と、一見、安全保障を重視する姿勢を見せつつ、安全保障を破壊し、国民を貧困化させるデフレ化政策を推進する。


 デフレ化政策の推進では、自民党も同じではないか、と思われたかも知れませんが、その通りです。安倍政権も半端ないリーダーシップで、安全保障を破壊し、デフレを促進する政策を実施してきました。


 右を見ても、デフレ化党。左を見ても、デフレ化党。


 これが、日本の現実です。


 改めて書きますが、今回の総選挙は本当に「希望なき選択」になりそうです。


 この現実を受け入れた上で、「さあ、どうするか?」について考えなければなりません。 


 さあ、どうしましょう?
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12316784703.html


2017-10-01
 希望の党の公約が明らかになりつつあります。
 
『希望、公約素案に消費増税凍結 夫婦別姓の容認も検討

 希望の党(代表=小池百合子・東京都知事)が衆院選で掲げる公約の素案に、憲法改正や消費増税の凍結が盛り込まれていることがわかった。特定業種に限った法人減税、「原発ゼロ」、情報公開、地方分権の推進なども打ち出す方針。自民党と異なる「寛容な改革保守」を強調するため、夫婦別姓の容認を加えることも検討している。希望は詳細を詰めた上で近く公約として公表する。(後略)』


 憲法改正、消費税増税凍結、特定企業(フィンテックなど)を対象に法人税減税、原発ゼロ、公共事業削減、夫婦別姓容認・・・・・。


 まさに、「それっぽい政策」を全てぶち込んでみました、という味は激まずの「全部乗せラーメン」という感じになっています。


 何というか、個人的には「小泉純一郎」の影響をひしひしと感じるわけでございます。


 自民党に票を投じると、19年10月の消費税増税は確定。希望の党に票を投じると、公共事業削減をはじめとした緊縮財政が推進される。


 右も左も、前も後ろも、上も下も、出口がない。という感じでございますね。


 そもそも、「寛容な保守改革」が、もはや何を言っているのかさっぱりわからない、としか表現のしようがない抽象性に満ちています。しかも、寛容な保守改革と言いながら、民進党のリベラル派を排除しようとしているところなど、現代日本の政治の欺瞞性が表れていて、ヒャッハーッ!という印象です。


 さらに、リベラル派を排除しつつ、公約には原発ゼロや夫婦別姓など、リベラルな政策を掲げ、リベラル勢力からの票を獲得することも狙う。


 結局、大東亜戦争に敗北し、72年間間違い続け、政治的混迷が深まり、日本国民がいよいよ「逃げられない」袋小路に追い込まれた証として登場したのが「希望の党」なのだと思います。


 この種の出鱈目な政党であっても、「風」をつかむことで圧倒的な支持を得るというのが、現在の日本国の現状です。


 思い出すのは、フランスの国民議会選挙です。


 6月のフランスの国民議会選挙では、既成政党が軒並み支持を減らし、マクロン新大統領率いる「共和国前進」が308議席を獲り、大勝しました。過去、フランスの「二大政党」であった共和党は113議席、社会党は何と29議席という惨敗でした。

 一つ、仮説を書いておきたいと思います。


 グローバリズムのトリニティ(緊縮財政、規制緩和、自由貿易)が推進されることで、国民がグローバル化「疲れ」に陥り、グローバル化を推進してきた既成政党が信用を失う。国民の間に「閉塞感」が満ち溢れ、
「とにかく、○○や●●でなければ何でもいい!」
 といった気分が蔓延。


 そこに「新しい勢力です!」と、颯爽と登場した新政党は、政策の中身はどうでもよく、表向きは、
「中道です。右でも左でも保守でもリベラルでもありません。でも政策は右も左も保守もリベラルもあります。グローバリズムももちろんあります」
 といった感じの公約を掲げ、「新鮮さ」を売りに選挙戦を戦うと、大勝してしまう。


 とはいえ、そもそもが「中の人」がバリバリの「グローバリスト」であるため、国民はより悲惨な目に会い、瞬く間に支持を取り下げていき、政治がさらなる混迷に陥る。


(1) 既成政党により、グローバル化疲れや政治不信が蔓延
(2) 既成政党とは違うんです!という新党が颯爽と登場 <<<日本、今ここ
(3) 新党が大勝する
(4) グローバリズムのトリニティがより強硬に推進される
(5) 新党が支持を失う <<<フランス、今ここ
(6) (1)に戻る


 ↑フランスや日本では、こんな恐ろしい循環構造が出来上がっているように思えてならないのです。


 改めて思い返すと、2009年の「自民党→民主党」の政権交代が、まさにこんな感じだったように思えます(民主党がグローバリズムを推進し、瞬く間に支持を失いました。政権を奪い返したのが既成政党の自民党だったことが、少し違いますが)


 この救いのない循環構造から逃げ出すには、各種の政策の「中身」について、正しく国民が理解する必要があります。


 デフレ期の消費税増税は、デフレを深刻化させる悪政である。
同時に、デフレ期の公共事業削減も、これまたデフレを深刻化させる悪政である。


 政策の中身について国民が正しく理解し、整合性のある形で「経世済民」を政治家に要求しなければ、上記のループは終わりません。
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12315574027.html

日本の闇の縮図がここにある! 2017-10-02
http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/361.html  
https://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12316049346.html


どうやら今回の政変劇の裏で指揮を取っていたのは竹中平蔵
のようですね。


小池氏&日本維新・松井氏、衆院解散前に会談していた 橋下徹氏も同席
http://www.sanspo.com/geino/news/20171001/pol17100121280011-n1.html
2017.10.1 21:28 サンスポ

 東京、大阪での衆院選候補者すみ分けに合意した希望の党代表の小池百合子東京都知事と日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事が、橋下徹前大阪市長も同席し、衆院解散前の9月20日に東京都内で会談していたことが1日、関係者への取材で分かった。

 小泉内閣で小池氏とともに閣僚を務め、橋下氏らのブレーンでもあった竹中平蔵東洋大教授が設定し、会談には竹中氏も居合わせた。両党の連携のきっかけになったとみられる。松井氏は1日、大阪市内で記者団の取材に「竹中先生のアドバイスがあり、小池都知事と話したのは事実」と認めた。ただ橋下氏の同席については「私人だからコメントは避ける」とした。

 松井氏によると、この会談後、小池氏と連絡を取り合い、衆院選を巡る対応協議を続けた。選挙協力に踏み切った理由については「大阪の民進党をズバッと切った時点で信頼できる。小池さんは腹が固まったと思った」と語った。


この時、小池百合子、橋下徹、松井一郎、竹中平蔵たち、闇の雁首が
揃ったのです。

恐ろしい顔ぶれと言わざるを得ません。

もちろん、こうなる前には安倍晋三がブレーンの竹中平蔵に相談し、
竹中の指示で小池百合子と松井一郎を融合させたわけですが、

ただ、馬鹿な安倍晋三に比べ、竹中平蔵は何枚も悪知恵に長けた
男です。

自民が勝つ→竹中大勝利
小池が勝つ→竹中大勝利

という、どちらが勝っても竹中の思惑通りに事が進みます。

前原の動きに注目が集まってる裏での動きですね。

そうなると前原も竹中の指示で動いていたことになります。

数年前、落選した前原グループ議員の面倒を見てたのがパソナ
(竹中)という記事がありますね。

パソナ南部代表が養う民主・前原グループ「落選10人組」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/150524


パソナ南部代表が養う民主・前原グループ「落選10人組」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/150524
2014年5月27日 日刊ゲンダイ


パソナの南部代表(左)/(C)日刊ゲンダイ

 ASKA騒動が民主党にも飛び火している。ASKA(56)のスポンサーだったパソナグループの南部靖之代表(62)が、民主党の前原誠司元代表(52)から頼まれ、十数人の「民主党落選議員」を社員として雇い、大金を渡しているという話が一斉に広まっているのだ。

 パソナと民主党議員との“癒着”を糾弾する文書もバラまかれている。
<パソナでは、南部会長(代表)が応援している前原誠司民主党元代表から頼まれて、会社の特別顧問として、民主党落選組10人ほど養っている><月50万円ももらっている><社内でこの落選組の評判が悪い。仕事ができないばかりか、会社に出ても来ない>などと書かれているのだ。

■「守秘義務がある」

 文書で名指しされたうちのひとり、元衆議院議員の神山洋介氏(39=神奈川17区)は日刊ゲンダイの問い合わせにこう答えた。

「今月末で契約は終わりますが、たしかに業務委託という形でパソナに携わっていました。健康保険等は入っていませんから社員ではないです。月50万円? いやいや、半分にも満たないですよ。出勤は週2回。守秘義務がありますから詳しくは言えませんが、パソナさんが淡路島で新事業を立ち上げるということで、企画立案をしていました」

 やはり、前原の口利きがあったのか。
「昨年7月に直接、人事部だったかな、連絡をいただきました。南部代表とは前原さんを通じて、前から接点はありました。そういう意味で、関係あったのでしょうか」(神山氏)

 他にも名前が挙がった山尾志桜里(39=愛知7区)は、期限までに回答がなかった。匿名を条件に民主党元議員のひとりはこう言う。
「私のようにパソナに世話になっている落選組は10人程度います」

 パソナに事実関係を確認すると、「この件については、当社としてはお答えできません」(広報室)と言う。パソナ側はどこまでもダンマリを決め込むが、まだまだ“新事実”が出てきそうだ。


また、前原誠司の嫁が創価学会信者で、パソナ南部靖之の
元秘書という情報もあります。

芸能人の嫁特集
http://芸能人の嫁特集.com/2017/06/23/%E5%89%8D%E5%8E%9F%E8%AA%A0%E5%8F%B8%E3%81%AF%E5%AB%81%E3%81%AF%E5%89%B5%E4%BE%A1%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E4%BF%A1%E8%80%85%E3%81%A7%E3%83%91%E3%82%BD%E3%83%8A%E5%8D%97%E9%83%A8%E9%9D%96%E4%B9%8B%E3%81%AE/

小池と談合した維新の松井一郎大阪府知事も前に書いたように、
とんだ悪党です。

大阪府内の高校在学中に傷害事件を起こし、本来なら退学処分
になるところを大阪府議会議長だった父親の力で自主退学に
してもらい、

笹川良一が理事をしていた福岡工業大学附属高校に特別枠で
編入し福岡工大(偏差値39)を卒業したという経緯があります。

松井一郎は、競艇場の照明など電気設備の利権を一手に握って
いる笹川グループの一員で、競艇利権も松井知事の父親である
元府議会議長の松井良夫元府議から引きついだものです。

そのくせに、いつも既得権益と戦っているなどと嘘を吐きます。

森友学園の件で松井を逃したのは本当に痛いことです。

さらに小物の松井一郎の上には竹中平蔵が位置します。

笹川良一(日本財団 会長)が、

1997年(平成09年)に東京財団を設立

その東京財団には、

1997年(平成09年) 理事    竹中平蔵     
1998年(平成10年) 常務理事 竹中平蔵    
1999年(平成11年) 理事長   竹中平蔵     

こうした悪の勢力が目指すのは憲法改正なのは間違いありません。

自民は憲法にはきっちり自衛隊を明記すると言っています。

しかし日本の自衛隊はすでにアメリカのものなのです。

現在の自衛隊は、

・航空自衛隊の司令部 → 米軍の横田基地の中
・海上自衛隊の司令部 → 米軍の横須賀基地の中
・陸上自衛隊の司令部 → 米軍の座間基地の中

という状況なのです。

これから竹中平蔵、橋下徹、小池百合子、松井一郎が、

全てが行き詰って転覆しかかっている日本というボートから
上級国民以外、どんどん突き落としていくつもりなのに、

そのボートに自分も乗せてもらえてると勘違いしている、大多数の
国民がいるのが日本の現状です。


_____

アルルの男・ヒロシ@蘇る立憲民主党‏ @bilderberg54 · 10月1日

小池百合子というのはこういう交友関係。
竹中平蔵、マイケル・グリーン、リチャード・アーミテージ、そして、国際金融の黒幕、ジョージ・ソロス。
なんだ、グローバリストですね。
18:16 - 2017年9月30日


安倍晋三というのはこういう交友関係
竹中平蔵、マイケル・グリーン、リチャード・アーミテージ、そして、ジョージ・ソロス

一緒やないか!
なんだ安倍と小池は竹中とジャパンハンドラーズに操られていたんですね。
https://twitter.com/bilderberg54/status/914297965862297600?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fwww.asyura2.com%2F17%2Fsenkyo233%2Fmsg%2F355.html


2nd Oct 2017 市村 悦延 · @hellotomhanks

1:共同通信は次の報道をした。(10月2日東京新聞)

希望の党(代表・小池百合子東京都知事)の規約案全文が1日、判明した。

・代表の任期は2期6年までで「1名以上」と規定し、複数の代表をおける。

結党時を除き、党所属国会議員による選挙で選ぶ。

・ガバナンス長は役員として、コンプライアンス(法令順守)や

ガバナンス(組織統治)の構築を統括。国会議員でなくても就任できる。


2:「希望の党」の中心人物は極めて強い結びつきを米国と持って居る。

それを示唆する写真がある。

2016年6月、富士山会合訪米団と会談したダニエル・ラッセル国務次官補、
前原誠司、細野豪志、長島昭久氏がいる。(https://twitter.com/HEAT2009/status/738263670627569664


3:「ガバナンス長」という言葉を聞いたことがあるか。

 「ガバナンス長はCEO(最高経営責任者)に報告する副執行役員。

この役割は企業において企業ガバナンスの問題が大きくなるとともに、

このポストの重要性も増している」

 「ガバナンス長」や、その役割、コンプライアンス(法令順守)や

ガバナンス(組織統治)はまさに英語そのものである。


4:この組織のあり様は、日本人が書いたとは思えない。

これまで言われている「希望の党」の主要構成メンバー。

そんな企業の英文がどんどん飛び出してくるような人々の集まりではない。


5:「希望の党」は出発点からして、米国に指導されて作られる党のようである。
http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/356.html







▲△▽▼


「小池百合子がCIAエージェントかもしれない“4つの疑惑”」を政府関係者が暴露! 都民ファーストの真の目的とは? 2017.07.14.
http://tocana.jp/2017/07/post_13838_entry.html


 先日の都議選で自民党を圧倒した「都民ファーストの会」の創設者、小池百合子東京都知事に不穏な噂が流れ始めている。ネット上でまことしやかに囁かれていた「小池百合子CIA説」が、実は“陰謀論では片付けられないレベル”だと永田町界隈でも噂になっているというのだ。その根拠は何なのか? 政府関係者が「4つの疑惑」を教えてくれた。


第1の疑惑:大物フィクサー・朝堂院大覚(松浦良右)との接点

51puxvQEkxL._SX339_BO1,204,203,200_.jpg怪物フィクサーに学ぶ「人を動かす」(サイゾー)

「田中角栄、石原慎太郎、PLOアラファト議長など国の内外を問わず海外から日本の政財界、果ては芸能界までも裏から操縦していた“最後の黒幕”と呼ばれる男で、当然CIAなどの情報も握る立場にある大物、朝堂院大覚(本名・松浦良右)との接点が大きい。彼は、小池百合子の父親・小池勇二郎が政界進出に失敗して借金まみれになった際にそれを肩代わりしたり、エジプトでの日本食レストランの開業資金など総額2億5千万円を支援したといわれている。また、カイロ大学に留学していた小池百合子をいたくかわいがり、大学卒業後に、彼女の悲願であったカイロでの空手雑誌の出版でも金を出している。この時期に、朝堂院を通じて小池がCIAのエージェントにリクルートされていた可能性があるとみる者は多い。その後、小池は朝堂院と親交のあったアラファト議長やリビアのカダフィ大佐の会見でインタビュアーも務めており、着々と世界の大物たちとの繋がりを築いた。ちなみに、朝堂院のフィクサーとしての能力は評価されているものの、黒い噂が絶えないのも事実で、現在は「松浦グループ」の代表である松浦正親にマザーズ上場ストリーム株を巡る相場操縦の容疑がかかり事務所に強制捜査が入っている」

第2の疑惑:ニュースキャスターの仕事の裏で

「小池百合子がニュースキャスターになったのは、メディアコントロールを実践で学ぶためだったからではないだろうか。アラファト議長など大物相手に通訳やインタビューで実践を積み重ねたのも、まずはキャスターとしての地位を確立するという目的があったからだろう。表に出ることのないメディア情報をCIAに横流ししながら、情報コントロールの技を学んでいた可能性はある」

第3の疑惑:時の権力者に寄り添った本当の理由

「小池といえば、92年7月の参議院選挙で、日本新党からの出馬以来、日本新党(細川護熙)→新進党→自由党(小沢一郎)→保守党→自民党(小泉純一郎と安倍晋三と石破茂)と渡り歩き、常に時の権力者の側でキャリアを築いた。そのため、小池は『旬の権力者の思想に染まりやすい女』と評されたが、それは違う。小池はCIAの戦術に沿って、戦略的にその時々の権力者から国の機密情報を抜いていたのではないか。そう考えた方が、自然だ」

第4の疑惑:小泉純一郎との蜜月関係、進次郎を総理大臣に?

51c6fwyqTRL._SX334_BO1,204,203,200_.jpg画像は、『小泉純一郎独白』(文藝春秋)

「小泉純一郎と小池は結婚寸前だったという話が浮上するほど、その関係は深いといわれているが、実は“極親米”つながりで2人が親密な関係になっていた可能性はある。現在小池は息子の進次郎が大のお気に入りで、よく一緒にいるところが報告されているが、恐らく彼女には、これから『国民ファースト』党を設立してそこで進次郎を担ぎ上げるシナリオがあるはずだ。ここにきて自民党が進次郎を内閣の重要ポストに起用することを検討しているといった話も浮上しているが、確実にそれを受けるとは思えない。進次郎にとって“政界の母”である小池との絆を選ぶ可能性はある。小池は進次郎を総理大臣にした後、キングメーカーとなって国を動かすつもりだ。しかしそれはCIAエージェントが作り上げた『まやかしの国民ファースト』である」

 この政府関係者によると、「ひとくちにCIAといってもさまざまなグループが存在し、安倍を支えるグループもある」ということだが、小池氏ほど見事にエージェントであることを隠し通して出世した者は少ないという。大躍進を続ける小池氏だが、彼女が目指す理想の日本は“CIAの傀儡国家”なのかもしれない。






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日本共産党はマッカーサーが創設した
http://www.thutmosev.com/archives/71957109.html#more

マッカーサーのこうした写真は全部ヤラセで、俳優のように何度もポーズを取っては撮り直した
引用:http://learnlearn.net/Historie,religion,kunst/res/Default/ESS_PasteBitmap02329.png


マッカーサーの歪んだ人格

連合軍総司令官として日本に乗り込んできたダグラス・マッカーサーには多くの知られていない逸話があり、その一つは事実上「日本共産党」の創設者だという事です。

日本共産党と名乗る団体は戦前から存在し、日本をソ連の植民地にするため活動していたが、非合法テロ組織という位置づけでした。

日本の統治者として君臨したマッカーサーには人格上の欠陥があり、『ニセ写真』作りを趣味にしていた。

         

硫黄島に米国旗を立てる写真とか、マッカーサーがフィリピンの海岸に上陸した写真などは全部”やらせ写真”でした。

マッカーサーは映画監督のように戦場で写真や動画撮影を指示し、気に入った構図で自分がヒーローに見えるように報道させていました。

厚木飛行場の輸送機からコーンパイプを咥えて降りてくる写真も、専属カメラマンに映画撮影のように撮影させました。


この時日本軍は武装解除されていたが、襲われるのではないかという恐怖心から、マッカーサーは小便を漏らしていました。

日本に到着してからも彼は、あらゆる写真で自分が格好良く見えるように撮影するため、専属の撮影スタッフを周囲に置いていました。

昭和天皇とマッカーサーが面会した有名な写真があり、マッカーサーは作業服のような軍服のズボンに手を突っ込んでいます。


正装ではなく平服で、胸のボタンを全部止めず、身体を斜めにして立っていたのも計算しつくした『構図』でした。

昭和天皇が自分よりかなり背が低いのが目立つように、昭和天皇を直立不動にさせ、自分がくつろいでいるように撮らせました。

当時新聞を統制していたのはGHQなので、新聞に掲載する写真も記事も、GHQが決めていました。


「マッカーサーが日本の支配者であって、天皇はこれほどみすぼらしい」と日本人に見せ付けて天皇を貶める目的でした。


GHQは何の根拠で日本を占領していたのか

マッカーサーについて70年間一度も議論されず、タブーになっている事は、実は正式な資格が無いのに日本を統治していたという事実です。

マッカーサーは連合軍司令長官だったが、一体何ゆえに日本の支配者となったのか、この根拠が曖昧なままなのです。

日本が1945年8月15日に停戦したとき「ポツダム宣言を受諾し、占領地を放棄する」と言いましたが、アメリカが日本本土を占領して良いとは誰も言っていません。


アメリカ大統領や国連事務総長、あるいは国連安保理が任命したからと言って「だから何?」という事です。

降伏したら占領されるのが当たり前という主張もあるが、それなら日本はロシアを占領できるし、朝鮮や中国の占領は正しかった事になります。

1945年9月2日に東京湾の米戦艦ミズーリ上で、連合国各国と日本代表団が日本の降伏文書に署名調印しました。


文書には連合国軍最高司令官の指示に基づき、日本政府は日本軍と日本国民を従わせると書かれているが日本占領には触れていない。

8月15日の玉音放送でも、9月2日の降伏文書でも連合軍が日本を占領できるとは書かれていない。

日本軍の武装解除については書かれているが、連合軍の日本占領には、天皇や他の誰も合意していない。


マッカーサーが小便を漏らしながら厚木飛行場に降りたのは8月30日、連合軍先遣隊が厚木に到着し武装解除したのは8月28日だった。

9月2日に降伏文書に調印し、9月15日にGHQ本部が日比谷に設置され、GHQによる日本統治が始まった。

だがマッカーサーは武装解除までは良いとして、一体どのような条約や合意に基づいて「日本占領」をしたのだろうか。


この写真も自分は立派に見え、天皇は「みすぼらしい小男」に見えるよう計算されている
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日本国憲法はアルバイトに書かせ脅迫して成立させた

法的根拠がないのに一介の軍人が日本を占領して独裁者になった事が、その後の日本の70年に大きな悪影響を与えた。

例えばマッカーサーは日本政府に憲法改正を命令し、政府が帝国憲法の改正案を示すと、これを拒絶して独自の憲法を創作させました。

マッカーサーはGHQのアルバイト職員に命じて適当な憲法草案を書かせて、日本政府に無断で新聞に発表しました。


東久邇宮(ひがしくにのみや)内閣は新憲法が非民主的だとして辞職し、マッカーサーは「もう一度東京を空襲してやろうか」と言って議会を脅迫しました。

日本人は新聞に書いてあるからには日本政府が作ったのだろうと思い込んだが、実際にはマッカーサーがアルバイトに書かせた落書きでした。

東京大学などの法学者もこのやり方に怒り、新憲法反対の立場を取ったが、GHQは反対するものを「戦争犯罪人」として逮捕していきました。


新憲法に反対するものは戦犯になり処刑されるか刑務所に入れられると分かり、反対する人間は居なくなりました。

こうしてできたのが現在の「日本国憲法」であり、日本人は一切関わっていないし、民主主義とは正反対の経緯で成立しました。

マッカーサーが日本を統治するために優遇したのが共産主義者で、特に逮捕歴がある共産主義者を好んで重用しました。


GHQを創設するとすぐに、共産主義者や反政府主義者を釈放させ、労働組合や政党を結成させました。

こうして誕生したのが日本共産党と日本社会党で、事実上GHQが合法化し創設したのです。

マッカーサーの意図は日本の「犯罪者」である天皇や旧時代の権力者に対抗させるため、反政府主義者に力を持たせる事でした。


マッカーサーの共産党優遇

マッカーサー自身は共産主義者ではなかったが、それ以上に日本の「右翼」を嫌っていたので、共産主義者を重用しました。

GHQは主要な新聞社に共産主義者を雇用するよう圧力を掛け、応じなければ事実上活動できなくしました。

こうして日本の新聞社やNHKの上層部は共産主義者や戦前の逮捕者、反政府主義者になり、今日まで続いています。


マスコミだけではなく銀行や企業にもこうした圧力が掛けられ、自動車で有名な「日産」などは特に酷かったとされている。

日産は戦前には三菱や三井以上の最大の財閥だったが、戦争に協力したとしてほとんど解体されました。

自動車生産も認められなかったが、朝鮮戦争勃発で軍事生産が必要になり、共産主義者を経営に参加させる条件でようやく認められました。


こうしたGHQの共産党優遇は1948年まで続いたが、1949年になると米ソ冷戦が始まり、米本国は日本を再軍備させる方針に突然変わりました。

その変化は急激なもので、それまで日本人をわざと飢えさせては笑いものにして楽しんだり、なるべく日本経済が破綻するように仕向けていました。

ところが1949年のある日から、本国は「日本軍を再結成させろ」「日本の産業を立て直せ」と命令してきました。


マッカーサーは最初本国からの指示を無視していたが結局従わざるを得なくなり、1950年には朝鮮戦争が勃発しました。

マッカーサーの間違いは誰の目にも明らかになり、その後アメリカは何度も日本軍を再建しようとしては、日本政府と対立する事になります。

この後日本ではマッカーサーの後遺症で反日カルト政党が大ブームになり、今も日本を破壊するために”日々努力”しているようです。


マッカーサーの占領下では日本を貶めたり日本を破壊する事が正しいとされ、日本の為に貢献する人は戦犯や右翼と決め付けられました。

マスコミは全てGHQの統制下にあったので「日本国民はマッカーサー様を心から慕っています」などの気持ち悪い記事が量産された。

北朝鮮の新聞が金正恩を褒めるのと同じで、これほど気持ち悪い事はない。


そして当時GHQの為に報道していた新聞やテレビは、当時の本当の事を決して話そうとしない。

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醜い戦後 終戦後とはどんな世界だった?

空襲でホームレスになり上野駅に避難した人達
引用:http://livedoor.blogimg.jp/abechan_matome/imgs/3/d/3df4faa4-s.jpg


アメリカはわざと日本人を飢えさせた

テレビや映画や小説では「戦後」は美しいものの同義語で語られていて、まるで理想郷のように描かれている。

そこでは貧しいながらも人々は協力して生き、戦後の復興をなしとげたとされている。

またGHQは困窮した日本人に食料を支給して助け、民主主義を与えたとも言われている。

          
こうした物語は映画やドラマの中だけで十分であり、事実とは程遠いか、正反対だった。

GHQは日本人に食料を与えるどころか奪い取ってわざと飢えさせて、日本人を従わせる手段に用いていた。

戦争前後は食糧難だったのはよく知られているが、戦時中に日本国内で(朝鮮台湾でも)飢えて亡くなった人や、その危険はなかった。


都会の人は空襲で疎開したが、農村には食べるものがあり、十分ではなかったが飢餓状態などではなかった。

それが戦争が終わって平和になり、アメリカ軍が占領したら食料が足りなくなり、「来年は1000万人が食糧不足で亡くなる」と総理大臣が警告する事態になった。

多くの要因があるが最大のものはアメリカ合衆国自体で、戦争の報復としてわざと日本人を飢えさせていました。


占領軍による妨害で日本は食糧の輸入ができなくさせられ、生産活動も制限され、経済破綻しました。

農業も経済の一部なので、国が経済破綻すると農業生産が停止して、食糧不足に陥ります。

終戦の昭和20年から昭和25年まで、日本はほとんどの工業生産を禁止され、前近代社会になりました。


経済破綻するように仕向けた

戦前から存在する設備を更新することは出来ず、農業生産に支障を来たし、外地に出兵した男達は中々帰ってきませんでした。

「戦争が終わって平和になった」と書いたが、そのこと自体が日本経済を破綻させる原因を作り出しました。

戦争中はあらゆる兵器をフル生産していたが、それが8月15日を境に全面停止になり、一切の生産活動が停止した。


困った日本政府は紙幣を印刷して「金融緩和」したが、激しいインフレを引き起こしました。

物を生産していないのにお金だけばらまいたからだが、当時の日本政府は他にどうする事もできなかった。

あらゆる工場が全て操業停止、鉄道は空襲で破壊しつくされ交通網が分断され、労働者たる男達は外地に居るか戦犯として逮捕されていた。


空襲によって東京など都市部の多くの人は家を失ってホームレスになっていて、路上や公園などで生活していました。

この頃アメリカ本国では、日本人のこうした窮状を伝えては「楽しんでいた」のが分かっています。

自分たちが倒した敵が飢えて苦しんでいるのを見て面白がっていたのが、本当の戦後の世界でした。


一例として占領軍は広島や長崎の被爆者を診療したが、治療をせずに「治療するふり」をして、どのように悪化するか観察しました。

生産活動が禁止され輸入も禁止されているので、復興が進まずホームレスが溢れているのも、無論そうなるように仕向けていました。

さらに占領軍は日本人同士が憎み会うように、心を破壊する政策を実行していました。


アメリカは日本人の食料を絞り上げた上で、自分の手で少し援助した。
援助を受け取った人達はアメリカに感謝し日本を憎むよう仕向けられた。
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引用:http://blog.nihon-syakai.net/blog/wp-content/uploads/img2011/enjo.jpg


美しくない戦後

NHKというラジオ放送局(当時唯一のラジオ)で「真相はこうだ」という日本軍や戦前の日本の暴露番組を放送させました。

内容は日本軍がいかにアジア人や欧米人に酷い事をしたかという物だったが、内容は全て嘘だったのが分かっています。

だが当時の日本人はこうした「真相」を信じ、日本人同士で憎みあったり攻撃するようになりました。


愚かなことに「こんな酷い日本を倒してくれて有難う」「原爆を投下してくれて感謝します」とアメリカ軍に感謝する連中すら大勢居た。

人々は最初アメリカ軍を鬼畜だと思っていたが、食料を恵んでくれるので、感謝するようになっていった。

実は占領軍はわざと食料を絞り、日本人を飢えさせてから、犬を手なずけるように「餌」を与えていきました。


学校では子供たちに「日本は悪の国」「アメリカは正義の国」と教え込み、拒否する教師は戦犯として逮捕しました。

じゅうたん爆撃や原爆で数百万人が犠牲になり、本来なら犯人であるアメリカ人を憎むべき所なのだが、次第に日本のせいだと思い込むようになった。

終戦時に外地には日本軍数百万人が存在したが、ソ連や中華民国の捕虜になった日本兵は、洗脳した順番から帰国を許された。


集団学習や反省、謝罪(今日使われるような軽い意味ではない)などで日本は悪の国と教え込み、拒否したものは永遠に帰国できなかった。

アメリカ軍の捕虜になると多少ましだったが、戦犯として裁かれ、やはり徹底して「日本は悪の国」と教え込んだ。

こうして「日本に原爆を落としてくれて有難う」などと言う日本人が大量生産され、この人達が現在の左翼になっていきます。


この状況が1948年まで続き、1950年に朝鮮戦争が勃発して、急にアメリカは日本の工業力や日本軍の軍事力を必要とするようになります。

ここから日本側の発言力が強まって復興へと繋がっていくのだが、戦後数年間の占領が長く日本を蝕むことになります。
http://www.thutmosev.com/archives/72011631.html


2017年05月04日
安倍首相、2020年まで憲法改正表明 日本国憲法の暗黒面

マッカーサーは尿漏れしながらタラップを降り、独裁者になった
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引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-fa-95/naojyi/folder/1134515/20/15427020/img_0


憲法改正の日程

安倍首相は憲法記念日の5月3日、憲法改正推進のフォーラムにビデオメッセージを寄せて改憲を訴えました。

首相はメッセージで、新憲法が2020年に施行されるようにしたいと具体的な年限を示した。

また憲法9条について、自衛隊の存在が明記されるように追加し、位置づけを明確にしたいと語った。


自民党総裁の任期は3年で2回まで続けて就任できるので2018年までだったが、3回に延長されたので2021年9月まで可能になった。

日本国総理大臣には期限がないので、理論上は自民党の総裁でなくなっても、総理を続けることは出来る。

改正には衆議院参議院が別々に3分の2以上の賛成を得た上で、国民投票で過半数の賛成を得る必要がある。


国民投票の過半数は憲法の日本語で定義されておらず、護憲派は有権者の過半数だと主張していたが、これだと絶対に憲法改正はできない。

日本国憲法は英語で書いた文章を日本語に翻訳したので英語の原文が存在し、一応「日本語から翻訳した」事にしている。

GHQの原文では「投票者の過半数」と書かれているので、日本人の半分しか投票に行かなくても改正可能だという解釈になった。


2020年に改正憲法施行とすると1年前には国民投票が必要で、その1年前には衆参両院の法案審議を始める必要がある。

その前に改正憲法の条文を明確に決定して国民に示す必要があり、2017年か遅くとも2018年には示されなくてはならない。

2012年に自民党から示された憲法改正案は、はっきり言えば稚拙の印象があり、架空戦記小説に似ている。


日本国憲法の根本的矛盾

2012年自民党案は改正内容が多岐に渡っていて、個別の議論だけで数年を要し、その間に政権が交代したら白紙になってしまう。

緊急に必要なのは「戦争の権利」あるいはもっと穏やかに「自衛権の明記」、それと憲法改正手続きの簡素化の2点だけです。

衆参両院でそれぞれ3分の2が必要なのは、当時のアメリカ軍が日本を敵国と見なしていたため、憲法を改正できないようにしたのです。


世界のどの国でも多数決の原則に基づいて議会の過半数で改正できるのが当たり前で、両院それぞれの3分の2としているのは全世界で日本だけです。

この制度では衆議院で100%の議員が改正賛成でも、参議院の3分の1の議員が反対したら憲法改正はできません。

少数意見が通り多数意見が排除される仕組みで、こういう制度を「独裁政治」と言います。


なぜ独裁を奨励するのかといえば、日本国憲法が成立した1946年の日本は、1人の軍人が全ての権限を握る「独裁国家」だったからです。

この軍人とは東条英機ではなく米軍人のダグラス・マッカーサーで、公式な資格がないのに勝手に憲法を作って議会に承認させました。

誰もこれを指摘しないので自分で書くが、マッカーサーは連合軍総司令官で、トルーマン大統領から日本占領を命じられた。


だが一体何故、「ただのアメリカ軍人」が日本を占領して議会や政府に命令し、憲法を勝手に作り変える権限を。アメリカ大統領が与えるのだろうか?

連合国(=国連)が任命したというが、日本は国連加盟国ではないので、そいつらに指図される筋合いがない。

1945年8月に日本が受け入れたのはポツダム宣言だけであって、米軍の日本占領に合意しても居ない。

トルーマン大統領は「天皇の処遇」「憲法を自由に作る」「戦争裁判を開く」などの権限を与えたが、なぜアメリカ大統領にこうした権利があると考えるのかも謎です。


独裁者になった尿漏れ男

1945年8月28日、帝国海軍厚木飛行場に米軍第一陣が到着し、8月30日にマッカーサーがパイプを咥えて降り立った。

マッカーサーは写真にはこだわりがあり、硫黄島の有名な写真や、厚木に降り立った写真など、すべて演出させた「やらせ写真」でした。

厚木の輸送機から降りるマッカーサーは、日本軍人から襲撃される恐怖から、尿を漏らしながらタラップを降りました。


マッカーサーは開戦時にフィリピンにいたが、部下を置き去りに逃げ出し、沖縄や本土では民間人への空襲を命令した、そんな人間でした。

マッカーサーは軍事法廷や天皇の処罰などをチラつかせながら憲法(帝国憲法)改正を命じ、帝国議会は現行憲法(帝国憲法)の改正案を示した。

1945年(昭和20年)10月4日、マッカーサーは日本政府に憲法改正を命令したが、日本側はマッカーサーの命令を拒否し、時間を掛けて改正すると回答しました。


1946年1月、日本政府はGHQに憲法改正案を提出したが、GHQは却下し独自の憲法を作成する事にした。

特にマッカーサーを激怒させたのが天皇の身分を存続させる点で、彼は天皇を「犯罪者」として定義させたがった。

イラクやアルカイダの首謀者をアメリカは犯罪者と定義したが、あれと同じ事を日本でもやりたかったようです。


脅迫で可決した日本国憲法

マッカーサーはGHQのアルバイト職員に、7日間でで英語の憲法草案を書かせ、日本語に翻訳して新聞社に直接掲載させた。

GHQによる憲法発表が先であって、国会議員や総理大臣は新聞を読んで初めて「GHQ憲法」の存在を知らされた。

ここで駆け引きに使われたのが「昭和天皇処遇と戦争再開」で、GHQ側は公然と、「議会が承認しないならもう一度空襲してやる」と言ったそうです。


ここで日本の国会議員らは、もう一度アメリカと玉砕戦争をするか、それともGHQ憲法を承認するかの二者択一を迫られました、

GHQ憲法は3月7日に発表され、1946年8月24日に衆議院可決、10月6日に貴族院(後の参議院)でも圧倒的多数で可決成立した。

若干の審議と修正がおこなわれたものの、1946年の時点では昭和天皇を初めとして大半の政治家や有力者が、戦犯として裁判に掛けられる恐れがあった。

東京裁判はアメリカ軍側の証拠や証人だけが採用され、被告側の証人や証拠は一切認めないので、最初から有罪が確定していたイカサマ裁判でした。


例えば東京大学(当時唯一の最高学府で最高権威)はGHQ憲法は違法だと主張していたが、GHQは教授らを連行して戦争裁判に掛けると脅迫した。

東大は新憲法容認に立場を変えて「憲法学」という珍妙な学問を考案し、以来日本国憲法を擁護している。

日本国憲法はその成立過程において、民主的な手続きを一切経ておらず、憲法自体が無効だと考えられるが、安倍首相はあくまで正式な改正手続きを踏みたいようです。

リサイクルも良いが、ゴミはゴミ箱に捨てるべきでは無いだろうか。
http://www.thutmosev.com/archives/70762817.html

2016年08月19日
日本国憲法を作ったのは軍隊のアルバイト
http://thutmose.blog.jp/archives/65117879.html

マッカーサーはやらせ写真を作るのが大好きで、こういう写真を撮らせてはマスコミに掲載させた。

http://livedoor.blogimg.jp/aps5232/imgs/c/8/c8d8b55f.jpg


日米両国の高官が「日本国憲法を作ったのは我が国だ」と主張している。


日本国憲法の珍論争

日本国憲法を作ったのは誰かという珍論争が日米の政府当局者で勃発し、互いに牽制している。

8月15日に大統領候補ヒラリークリントンの応援演説をした、副大統領のバイデンが次のように発言した。

「日本が核兵器を持てないように、我々が日本の憲法を書いたのを、トランプ候補は知らないのではないか」


この前に対立候補のトランプは様々なヒラリー批判や民主党批判をしていて、その中に次のような演説があった。

「日本には米軍駐留陽を負担してもらう。あるいは米軍に頼らず核武装して自分で守ってもらう」という趣旨の発言だった。

バイデンはトランプへの反論として、日本が核武装出来ないことを指摘し、そうなるように我々が憲法を作ったと話した。


実際はどうかというと、日本国憲法に核武装を禁止した条文はないし、軍隊の保有も軍事行動も禁止するとは書かれていない。

「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」


「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」と憲法に書いてあるのに陸海空軍が存在するのは周知の事実で、これは次の理由による。

『国権の発動たる戦争』は先制攻撃『武力による威嚇又は武力の行使』は侵略戦争という意味で書かれていた英語の日本語訳だとされている。

国の主権者による戦争の禁止、恫喝行為と武力行使禁止、それらを行うための軍事力禁止と書かれています。


終戦後に軍事政権樹立した日本

ひっくり返すと侵略戦争や先制攻撃以外の戦争は認められているし、軍事力による反撃も、核保有も禁止していません。

集団的自衛権もミサイル防衛も、安保法制も、もちろんどこにも禁止とは書いてありません。

バイデン副大統領の発言の半分は誤解ですが、もう半分の「我々が憲法を作った」の部分はどうでしょうか。


英語の原文があり、それを日本語に訳したから「変な日本語」になっているのですが、そもそも英語の原文が存在するのが奇妙です。

時間を追って経緯を見るために1945年(昭和20年)8月15日に戻ってみます。

8月30日に帝国海軍厚木飛行場にマッカーサーが降り立って、パイプを咥えた有名な写真を撮ったが、このポーズはやらせだった。


マッカーサーという男はこういう記念写真が大好きで、硫黄島に旗を立てる写真などを作っては見せびらかしていた。

それはともかく10月4日、マッカーサーは日本政府に憲法改正を命令したが、軍による独裁には従わないとして東久邇宮内閣は総辞職しました。

マッカーサーは連合軍という軍隊の司令官にすぎず、日本政府や議会に命令する立場に無いのに、勝手に軍事政権を作った事になる。


日本側はマッカーサーの命令を拒否し、憲法調査会を組織して、時間を掛けて改正すると回答しました。

1945年11月に憲法改正のための委員会が発足し、1946年1月にGHQに提出しました。

日本側の案は現行憲法(帝国憲法)に米国の要望を取り入れて改正する案だったが、マッカーサーは拒絶しました。


アルバイトに適当な憲法を書かせて「拒否するなら何発でも原爆を落す」と議員らを脅迫した。


軍事政権が作った憲法

マッカーサーは民政局長のコートニー・ホイットニーに憲法作成を命令し、ホイットニーはアルバイト職員らに草案を書かせた。

こうして約7日間で書き上げたのが「日本国憲法」の原文の英語版でした。

当時日本の新聞はGHQの支配下にあったので、マッカーサーは日本政府に伝える前に、勝手に新聞で発表してしまいました。


先に日本政府に伝えるとまたゴネだして、内容を変更したり無効になると考えたからでした。

日本の国会議員らは新聞を読んで初めて憲法の内容を知り、激怒して絶対反対の態度を取りました。

するとマッカーサーは「新憲法を承認しなければもう一度戦争だ、原爆をまた落す」と言って脅迫しました。


東京大学などの法学者は新憲法を違法だと言い、反対の態度を取ったが、これも「認めなければ戦犯にしてやる」と脅迫して認めさせました。

当時マッカーサーはA級戦犯、B級戦犯などランク付けし、連合軍に反抗的な公務員や学者らを逮捕しては処刑していました。

GHQを恐れた東京大学は「憲法学」という学問を作り、日本国憲法は日本国民が作ったと言い出しました。


これが今日に残っている「憲法学」で、マッカーサーが「戦犯になるか憲法を認めるか」と脅迫して作らせた学問です。

GHQ支配下の新聞、NHKはこぞって「国民が新憲法を作った」という嘘の報道を繰り返し、やがて嘘の方が事実として広まりました。

帝国議会は「もういちど原爆を落とされたいか」と脅迫され、ほとんど審議せず新憲法を承認しました。


新憲法は「国民が作った」という宣伝の後で、1947年(昭和22年)5月3日に施行され、今日に至っている。

これを誰が作ったと考えるかはその人の考え次第だが、少なくとも日本の総理大臣や国会議員はまったく関与していない
http://thutmose.blog.jp/archives/65117879.html





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2017年07月30日
GHQが日産にしかけた時限爆弾


戦前の日産は日本最大の自動車メーカーだったが、その事でGHQの攻撃対象になった
引用:http://www.tanken.com/nissan1.jpg


日産の創業者

先日ルノー日産は買収した三菱自動車を含めて、2017年上半期の世界販売が世界一になったと発表しました。

2位VWは伸び率が低いうえに新たな排ガス不正が発覚し、下半期も苦戦が予想されています。

3位のトヨタはEVなど次世代技術開発に注力したいとして、早々に世界一レースから棄権を申し出ている。

          

日産は創業以来始めて、年間を通じて世界一になるのが確実だが、知ってのとおり90年代に経営破たんしルノーに買収されている。

事実上日本に本社を置くフランス企業だが、日産が経営破たんした経緯はすでに忘れ去られている。

日産の破綻は日本の終戦前後から周到に用意され、なるべくして破綻した時限爆弾のようなものだった。


戦前の日産はトヨタは言うに及ばず、三菱や三井、住友などを押しのけて日本最大の財閥だったが、どうしてこうなったのか。

まず話は日産の創業に遡り、創業者の鮎川義介は明治13年生まれと明治維新後に生まれ、財閥創業者としては非常に遅い。

旧長州藩士の出身で、外務大臣や大蔵大臣を勤めた井上馨の親戚筋で、東京帝国大学卒というエリートだった。


日本で就職した後、アメリカの鋳鉄工場で技術を会得し明治43年、30歳の時に現在の戸畑鋳物(現在の日立金属)を創設した。

日立と日産はどちらも井上馨が主導して創設した長州系財閥で、いずれも久原鉱業の鉱山を基盤に発展した。

日立は鉱山で使用する機材、日産は鋳鉄業を中心に事業を拡大し、大正期に日産は各種エンジンを製作する機械メーカーになっていた。


軍需で急成長

日産の鮎川義介は既存の財閥創業者と違い、機を見るに敏であり、次々に新たな事業に進出していった。

第一次大戦後の不況で久原鉱業を吸収し、日本産業と改名し、日産コンツェルンを形成しました。

鮎川義介はさらに勢いに乗って、当時最先端の産業だった自動車生産に乗り出し、1931年にダットサンを傘下に収めた。


ダットサンは大正3年(1914年)には脱兎号を開発していて、当時としては進んだ国産技術を持っていました。

日産という巨大財閥の傘下に入ったダットサンはまたたくまに日本最大の自動車会社になったが、需要の大半は軍部だった。

当時の日本は朝鮮、清国、ロシアを次々に倒し、満州国を建国し大陸を開発しようとしていました。


大陸には膨大な輸送需要があり、民間経済は未発達だったので軍部が鉄道や道路を建設し、トラック輸送をしていた。

1945年までに大陸で使われていたトラックのほとんどを日産が製造したが、これが敗戦後に仇となった。

軍事企業としては三菱の方が有名だが、どうしたことかあまりお咎めを受けず、GHQの批判の矛先は日産に向けられた。


日産と日立は井上馨という同じ親をもつ長州藩の兄弟会社ですが、長州藩は戊辰戦争に勝った事で帝国陸軍に支配力を持っていました。

軍と一体になって侵略戦争を行ったとして、久原財閥(日産、日立の母体)の久原房之助はA級戦犯として公職追放された。

鮎川義介も戦犯として逮捕され公民権停止され、以降日産と関わるのを一切禁止されたが、後に参議院議員になっている。


自称”労働者の代表”達は働きもせず暴動に明け暮れた。
このような活動を背後で操り、支援していたのはGHQだった。
1953_Nissan_Labor_Dispute
引用:http://agora-web.jp/cms/wp-content/uploads/2017/07/1953_Nissan_Labor_Dispute.jpg


GHQによる日産虐め

日産はGHQによって戦後の自動車生産が制限されたが、GHQは日産をこのまま滅ぼそうと考えていた。

生産制限と同時に刑務所から出所した反政府活動家を日産工場に送り込み、労働争議を起こさせてこれを「民主化」と称していた。

民主化の実態は酷いもので、暴力を振るったり打ち壊したり、物を盗んだりして操業を妨害したのが実態だった。


工場労働者は仕事をせず、上司を監禁して「裁判」と称して大勢で丸一昼夜責め続け、精神を破壊していった。

工場にいる一番偉いのは課長だったので、日産の課長の多くが精神に異常をきたしたり、自分も「民主活動」に加わった。

労働者側の仲間になれば裁判の標的にならず、監禁されたり暴力を振るわれずに済むからだった。

こうした出来事をGHQは「日本でも民主化が根付き始めた」と称賛し、暴動を奨励しては、面白おかしく眺めていた。


GHQは「民主化」を支援したので日産工場の混乱は続き、この間に自動車産業のトップに躍り出たのがトヨタだった。

トヨタは戦前には小規模な自動車生産を行っていたが、軍部との関係は限られていたので、GHQのお気に入りになった。

1950年に朝鮮戦争が始まると日産、トヨタとも突然フル生産を命じられ、以降は急激に成長しアメリカのビッグ3も倒してしまった。


だがGHQによって日産に送り込まれた民主活動家達は、60年間日産の活動を妨害し続け、ついに会社を事実上倒産させてしまいルノーに買収された。

日産の末期がいかに酷かったを物語る伝説として、経営会議でモデルチェンジが決まると、工場長に伺いを立てる。

工場長は労働組合の幹部で、組合は事実上の日産の「本当の経営権」を握っていたとされている。


日産の時限爆弾

組合が同意しないとモデルチェンジできず、日産のモデルチェンジはどんどん遅くなり、内容も陳腐になった。

特にエンジンやシャシーなどを含むフルモデルチェンジは、労働者を酷使するとして一切認めなかった。

こうしてスカイラインもサニーもマーチもブルーバードも、同じエンジンの使いまわし、モデルチェンジ期間の長期化が進行した。


初代マーチが好評だったのに10年間モデルチェンジされなかったのはこれが理由で、2代目も10年、3代目も8年間モデルチェンジしなかった。

日産の労働組合は「労働貴族」という小説にもなったほど有名で、日産社内は社会主義国ソ連のようだったと言われている。

日産の労使協定では「日産車は労組の合意なしにいかなる改良もできない」と書かれていて、モデルチェンジを決めるのは組合長なのだった。


もちろんトヨタやホンダは社長がモデルチェンジを決めていたので、日産がホンダに抜かれたのは当たり前でした。

連合会長の塩路一郎は塩路天皇と呼ばれ、日産の重役人事や経営方針も事実上労組が決めていました。

こうした種を撒いたのはGHQで、種は大きく育って日産を乗っ取り、ついには経営破たんさせてフランス企業になりました。


敗戦前後の混乱期については日産の社史や公式な自動車史でも、知られたくないのかあまり書かれていない。

GHQは戦後すぐ日産を解体倒産させようとしたが、吉田茂首相や池田勇人首相らの抵抗によって、中途半端な虐めに留まったとされている。
http://www.thutmosev.com/archives/71982031.html



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2017.11.01
米軍の動き 横田基地ー六本木ヘリポートーニューサンノー米軍センター @
http://golden-tamatama.com/blog-entry-america-army-roppongi-newsanno.html


さて、選挙というのは単なるショー。
自民が勝っただの、立憲君主が躍進しただの。

選挙とは、ちゃんと国民主権でやってますよ〜
国民様の意見を聞いてますよ〜というポーズ。
プロレス中継とほぼ変わらないのです。

でも、バカな一般市民はプロレスの方に一喜一憂して、その裏のプロモーターについてはスルーしてるのです。

まぁ、良く言うことですが、
真実の動きを知りたければ、ヒト、モノ、カネの動きを追え。

例えばカネについては巨額の年金ファンドがどこを買ってるのか。
そこに着目すれば、だいたい未来が予測できてしまう。
先日ブラックロックが軍需産業株をしこたま買ってると書きました。

では一方、例えばヒト、モノはどうでしょう。
例えば軍隊。
多くのヒト、物資が動くのは軍隊でしょう。

どこかの国の政治を理解するのにはテレビの政治ショーではなく、軍隊の動きを見る。
それでその国の政治が分かってしまうのです。

以下の本は最近ベストセラーになってる本でした。

在日米軍の動きを書いてる本です。


知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書)
矢部 宏治 講談社 2017-08-17
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4062884399/asyuracom-22/


読んだ人も多いのじゃないでしょうか。

著者がこう言ってます。

今、日本に住んである程度生活に満足してる高齢者はこの本は読まない方が良いでしょう。
なぜならこの国に対する幻想が根底から崩れ絶望してしまうからだ。

日本の未来を知る必要のある若者だけが読んだ方が良い。
そう言ってます。

ワタスもそう思います。

この本の書評欄には、著者の命が心配と書いてありましたが、確かに結構危ない線まで書いてます。

まぁ、とにかく、元も子もないことが書いてあるのです。

日本は独立国だって?
ブハハハハ! アホか!
あんた、まだそんなこと信じてるの?

そんなことは幻想だよ。


日本の国会も単なるお飾り単なる政治ショーだよ。
在日米軍の動きを見たらわかるでしょ。

本当にこの日本を治めてるのは月2回開かれる米国軍人会議だよ。

毎月横田基地からヘリが飛んで来る。
そこにアメリが軍人が7名乗って来る。
そして日本の官僚が6名が呼び出されて、これからこの国をどう動かすかが決定されてるんだよ。

それを日米合同委員会と言うんだよ。
その仕組みは戦後70年間変わってないよ。

それなのに政治がどうのこうの。何党が勝っただの。バカなの?

と言ってる本でした。

うーん。。なんとも。。これは。。

ワタスが面白いと思ったのは横田基地からのルートですね。

毎月2回、横田基地から7名のアメリカ軍人が軍用機で六本木ヘリポートに降り立つ。

そこからニューサンノー米軍センターというところに移動するそうです。
車で5分だそうです。

六本木ヘリポートとは、六本木トンネルの上にあるヘリポートですね。
一度に2台もヘリが飛んで来ることもあるようです。

六本木ヒルズの横。ちゃんと米軍基地という立て看板があります。

うーん。こんなとこに米軍基地があったのか。


六本木トンネルは青山一丁目の交差点から青山霊園の脇を抜けて六本木六丁目の交差点に行くトンネルです。
この上にヘリポートがあるようです。

これは動画。こんな感じでヘリが六本木と、横田基地を行き来しています。


東京桜散歩 六本木に米軍基地が 米軍ヘリコプターが飛び立つ 2014.4.5 Roppongi - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=q-dXO6WAJ5o

20120322ヘリ23区唯一の米軍施設麻布米軍基地.3GP - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=A8ejBfzC0dI


ヘリが低空を飛ぶので住民たちがうるさい!返還デモが起きてるようでした。
ここは別名赤坂プレスセンターと呼ぶようです。

で、ヘリで降り立ったアメリカ軍人たち。
ニューサンノー米軍センターというところに向かいます。

ニューサンノー米軍センターとはこんな場所。別名ニューサンノーホテルです。


こんな感じで会議が開かれるようです。

隔週木曜日の午前11時前、横田基地から米軍軍人7名が、軍用ヘリで六本木にある米軍基地六本木ヘリポートに降り立つ。

そこから会議室がある南麻布の米軍施設ニューサンノー米軍センターに到着する。

そこには日本側6人の各省庁の官僚が呼ばれている。
アメリカ側は全員軍人。中に1人だけアメリカ大使館公使がいる。

この秘密会議で決められた内容は国会に報告する義務も外部に公表する義務もまったくない。
事実上ノーチェックで実行できる。

その秘密会議は、日本の国会や憲法より上位の存在なのです。

これが日米合同委員会と呼ばれる会議です。

以下は組織図。
http://golden-tamatama.com/blog-entry-america-army-roppongi-newsanno.html

ここに出席する日本側6名は、外務省なら北米局長、法務省なら大臣官房長、農林水産省経営局長、財務相大臣官房審議官・・等々のトップ官僚たち。

で、この組織図の上司が米軍になるのです。
つまり日本の官僚達のトップが忠誠を誓ってるのは米軍ということです。

安倍ちゃんや政治家などお飾りということです。

以下は、この本に載ってた漫画。

http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/japan-taboo/ より

この漫画でも描いてるように。
実は、今までこの日米合同委員会についてはアメリカ側からもたびたび批判が来ていた。
米軍の軍人たちが日本の官僚に直接指示を与えるなんておかしい。
駐日公使が駐日大使に報告しているのです。
公使とは大使のすぐ下の立場の人です。

というわけで、日本政府は毎月2回、横田幕府からお使いが来て、
下々が命令をきく仕組みで動いていた。
それは戦後もずーっと変わってなかった。

ちゃんちゃん。

元も子もないお話ですね。

この本は、他に日本の空域が完全、日本人のものではなく在日米軍で使われてるとも書いてます。
http://golden-tamatama.com/blog-entry-america-army-roppongi-newsanno.html





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知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書) 矢部 宏治 本
カスタマーレビュー
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4062884399/asyuracom-22/


ここに書かれている内容については薄々感づいてはいた。全ては日米安保条約である。この条約が曲者。通常の条約とは異なり法的拘束力は日本国憲法よりも上位に位置する。何故そうなったかは最高裁の砂川判決による。それは米軍基地の違法性を憲法で判断する事ができないという特殊性を認めたからである。つまり日本国憲法で安保条約を裁く事はできない。これはアメリカの圧力が掛かった判決である事が判明している。

この最高裁判決により今日まで安全保障に関連した問題には憲法が正常に作用しない。その安保条約に付随させた様々な案件が法律や憲法の適用除外項目とされ、日本に措けるアメリカの軍事行動を有利に導く形で機能している。それを執り仕切っているのが日米合同委員会という秘密会議である。基本は密約であり国会承認は不要。その主導権はアメリカが握り、その判断はアメリカ軍人に任されている。これにより日本は軍事的にアメリカに支配される。

だが時の政府もこの秘密会議を利用して安保条約を拡大解釈する傾向が強まった。つまり軍事面以外でも様々な適用除外項目を設けて法律や憲法に制限を加え、これを安全保障としての名目で括れば砂川裁判と同じで違憲判決できない。原発も実は電力ではなく核兵器技術開発の一環と見做した安全保障分野となりアメリカが決定権を握る。従って日本は口出しできない。

最近では放射性廃棄物の扱いである。これは環境汚染に関する様々な法律からは全て適用除外とされている。その結果、福島県住民の被害の訴えは悉く却下される。その土台となる原子力基本法には安全保障という文言が入っている。

【雑感】
戦後から今日に至るまで日本は軍事的安全保障という側面から見るとアメリカの51番目の州であるという捉え方は正しい。 

@裁判権(治外法権) 
A基地権(米軍基地を自由に作れる) 
B指揮権(有事の際、自衛隊は米軍指揮下に入る) 

という日米合同委員会の密約が存在する限り日本は米軍の支配下にある。そういう意味でこの秘密会議は安保条約を利用したWGIPのようにも見えてくる。

また基地権に関していえば北方領土問題は解決できない。ロシアが北方領土を返還しても、そこに米軍基地ができる可能性を排除しない限り返還には応じない。それはTHAAD配備に反対する立場を見ただけで解る。つまり領土問題は少なくとも日米露の3カ国首脳会議で軍事的利害関係を調整できない限り無理である。



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知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書) 矢部 宏治 本
カスタマーレビュー
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4062884399/asyuracom-22/

日米安保体制の産みの親、ジョン・フォスター・ダレスの呪い。(基地権・指揮権の密約)
投稿者M まさベスト500レビュアー2017年10月4日


いつも矢部氏の著書を読んで感心しているが、膨大な資料から難題課題を我々に解りやすく纏めあげ提供してくれるのは非情に有難い、今回もメジャーメディアでは、タブーされている課題に切り込み、現在の日本国民に相当重要な内容がある。簡単に纏めて起きます。

外務省がつくった高級官僚向けの極秘マニュアル(「日米地位協定の考え方増補版)の中に、○アメリカは日本国内のどんな場所でも基地にしたいと要求することができる。○日本は合理的なしにその要求を拒否することはできず、現在に提供が困難な場合以外、アメリカの要求に同意しないケースは想定されていない。日米安全保障条約を結んでいる以上、日本政府の独自の政策判断で、アメリカ側の地位協定に「NO」ということはできない。

2016年、安倍晋三首相による「北方領土変換交渉」は、「変換された島に米軍基地を置かないという約束は出来ない」という方針が、ロシア側に伝えられ、プーチン大統領は、11月19日、ペルー・リマ日露首脳会議の席上で、「島に米軍基地が置かれる可能性がある」それでは交渉は終わると述べている。もし、安倍晋三が「返還された島には米軍基地を置かないという約束」をしていたら、2010年に普天間県外移設を唱えて失脚した鳩山由紀夫首相(当時)と同じになっただろう。

「戦後日本」には、首相ですらよくわからない「ウラの掟」が数多く存在し、社会全体の構造を大きく歪めて、残念なことに、そういう掟の殆どは、日米両政府のあいだではなく、米軍と日本のエリート官僚のあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としている。

1977年9月27日に、横浜市緑区(現・青葉区)でのファントム機・墜落事件は、「死者2人、重軽傷6人、家屋全焼1棟、損壊3棟」という大事故だったが、パラシュートで脱出した米兵2名は、自衛隊機によって厚木基地に運ばれ、その後、いつのまにかアメリカへ帰国、裁判で事故の調査報告書には、「日付も作成者の名前もない報告書の要旨」が示されただけだった。

実は、「横田空域」「岩国空域」「嘉手納空域」米軍が管理する巨大な空域があり、「日米合同委員会」という密室で合意されたことから、空域については、いまだに何の国内法の根拠もない、ただ占領時代から続く米軍支配の状態がそのまま継続している。米軍は上空に設定したような優先空域を日本全土の上空にいつでもどこでも設定できる権利を持っていて、米軍機は日本の上空において、どれだけ危険な飛行をしても合法なのである。

アフガニスタンで実践に使われた海兵隊の航空機は、全体平均飛行時間3,747時間(約5ヶ月相当)に1度事故をおこしたのに対して、オスプレー(MV22)はなんと、90時間(約4日相当)に1度事故を起こした事が報告されていて、2020年からは、よりいっそう危険とされる空軍仕様のオスプレー(CV22)も、横田基地に10機配備される。すでに、オスプレーは、10月には横田基地、11月には東富士演習場(静岡県)、12月には岩国基地(山口県)に飛んでいて、12月13日の夜、沖縄で空中給油訓練中に墜落した。米軍ヘリやオスプレーの墜落事故のケースを見てもわかるように、敗戦後70年以上たってもなお、事実上、国土全体が米軍に対して治外法権下にある。

日本国内で米軍の飛行機が墜落して市民が命を落としても、交通事故でけが人が出ても、日本の警察は米軍が勝手に張った規制ロープの中に入れず、証拠物件を捜索したり事故の原因を調べる法的な権利がない。こんな奇妙な国は、世界中どこにも存在しない。

サンフランシスコ講和条約(平和条約)と旧安保条約は、どちらも1951年9月に調印され、翌1952年4月に発効し、旧安保条約第1条には、「平和条約および安保条約の効力が発生すると同時に、米軍を日本国内およびその周辺に配備する権利を、日本は認め、アメリカは受け入れる」その時から日本はアメリカに対して、非常に大きな軍事上の特権を与えることになる。

アメリカとイラクがむすんだ「イラク・アメリカ地位協定」イラクがアメリカが提案してきた地位協定の草案に、110ヶ所の訂正を求め、中でも、「イラクに駐留する米軍が、イラクの国境を超えて周辺国を攻撃することを禁じる」という条文を加えている。

日本人は、世界一戦争をよくする米軍に対して、「国内に自由に基地を置く権利」と、「そこから飛びたって、自由に国境を超えて他国を攻撃する権利」を両方与えてしまい、これは明らかな「主権喪失条項」この協定を結んでいる国は、世界中の中に、日本と韓国、台湾で、台湾は、1979年に米中が国交を樹立したときにアメリカとの国交が断絶し条約も同じ年に失効している。

日米合同委員会は、「米軍が『戦後日本』において、占領期の特権をそのまま持ち続けるためのリモコン装置」であり、この本会議には、日本側六人、アメリカ側七人が出席し、月にだいたい二回、隔週木曜日の午前中の11時前に、横田基地から、軍用ヘリで六本木にある米軍基地から、南麻布にある米軍施設「ニューサンノー米軍センター」の会議室で開かれている。日本側メンバーがすべて各省のエリート官僚であるのに対して、アメリカ側メンバーは、たった一人をのぞいて全員が軍人である。ようするに日本では、アメリカ大使館がまだ存在しない占領中にできあがった、米軍と日本の官僚とのあいだの異常な直接関係が、いまだに続いているということてある。

つまり、「戦後日本」という国は、「在日米軍の法的地位は変えず」「軍事面での占領体制がそのまま継続した」「半分主権国家」として国際社会に復帰したということである。

私たち日本人がこれから克服しなければならない最大の課題である「対米従属」の根幹には、軍事面での法的な従属関係がある。つまり、「アメリカの従属」というよりも、それは「米軍への従属」であり、しかもその本質は精神的なものではなく、法的にガッチリと押さえこまれているものである。

鳩山首相時代、普天間基地の移設問題で、外務省、防衛省から幹部を二人ずつ首相官邸に呼んで秘密の会合をもち、以前から温めていた「徳之島移設案」という最後のカードを示して、協力を求めた、このメンバーが互いに情報交換しながら、それを外部に漏らさない、漏れた瞬間、この話は潰されてしまう恐れがあった、この連中はやってくれるんじゃないか、期待していたが、4月7日、朝日新聞の夕刊一面に、その機密会合の内容がそのままリークされた。当時の鳩山首相の精神的なダメージは大きかった。

日米合同委員会の実態がわかってくるにつれて、背景が徐々に明らかになり、協議といっても、最終決定権は米軍側が握っていて、「それはすでに米軍の上級司令官[大平洋軍司令官]が決定したことなので、日本政府が承認するかどうかは問題でない」などとスレートに発言しているケースもある。

法務省から合同委員会のメンバーとなる大臣官房長は、その後、かなりの確率で検事総長に就任している。検事総長を出す権利を握っているわけだから、日本の法的な権力構造のトップには、この日米合同委員会が位置している。

1957年群馬県で、21歳の米兵が、41歳の日本人農婦を基地の中で遊び半分に射殺した「ジラード事件」では、秘密合意事項として、日本の検察がジラードを殺人罪ではなく、傷害罪で起訴すること、日本の裁判所に対して可能なかぎり軽くするように勧告することが合意されていた。それを受けて前橋地方裁判所は、「懲役三年、執行猶予4年」という、判決を出す、判決の2週間後には、ジラードはアメリカへの帰国が認められてしまった。

「米軍関係者が日本の法によって裁かれない権利」(裁判権)も、「米軍が日本の国土全体を自由に使用できる権利」(基地権)も、最初は旧安保条約と行政協定の中に書かれていた。

米軍関係者の犯罪について、なぜ行政協定の条文が改善されても実態が変わらなかったかというと、その裏側で、日米合同委員会の秘密協議によって、
○「裁判権放棄密約」〈日本側はいちじるしく重要な事件以外は、裁判権を行使しない〉○「身柄引き渡し密約」〈米軍関係者による犯罪が、公務中に行われたものかどうかわからないときは、容疑者の身柄を米軍に引き渡す〉このふたつの密約が日米合同委員会で結ばれていた。「いちじるしく重要か」、「重要でないか」は、米軍側が決定権を持つ日米合同委員会である。

日本の裁判権を事実上放棄するこの密約について、外務省が真正面からそれを認めるコメント(報道ステーション)をだしている。

「行政協定」=「地位協定」+「密約」という非常に大きな基地権密約について、「公式」が生まれ、そこから無数の密約が生み出されていくことになった。

とてつもない歪みを隠すために、この国は、国家のもっとも重要なセクションにそれぞれ裏マニュアルを必要とするようになった。@最高裁の「部外秘資料」A検察の「実務資料」B外務省の「日米地位協定の考え方」@とAどちらも、米軍関係者に「治外法権」を与え、Bは「裁判権」と「基地権」のあり方について、方針をまとめた、それぞれの裏マニュアルである。

戦後を考える上で、1954年の造船疑獄事件で、当時与党自民党の幹事長だった佐藤栄作の逮捕を、犬養健法務大臣が検事総長に対して指揮権を発動し、止めさせた、犬養はその後責任をとり辞任し、結局、吉田茂内閣の退陣までつながった。

検察裏マニュアルには、米軍関係者の犯罪については、「全ての起訴と起訴猶予について、必ず法務大臣が指揮する」と、「部外秘の通達」が、前年に、法務省検事局から全国の検察庁にあてて通達されていた。たった1度、実行されただけで、法務大臣を失脚させ、内閣を崩壊させ、その後も長く「戦後政治における最大の汚点」と目されて指揮権の発動。それが米兵犯罪については日々つねに「発動」されているという、いかにそれが深刻な状態で有るか、わかると思う。

なぜ福島で原発被害にあったみなさんが、正当な補償を受けられなかったか、法的な構造問題が沖縄基地問題と同じだった。日本には環境汚染を防止する立派な法律はあるが、放射性物質はその「適用除外」条項があり、大気汚染防止法、土壌汚染対策法、水質汚濁防止法、それぞれ、放射性物質を適用しないまたは、除くと、ある。

1959年「砂川裁判」は、東京都・立川にあった米軍基地拡張工事をめぐる裁判で、東京地裁の伊達秋雄裁判長が、「憲法9条2項に違反」として、旧安保条約を違憲とする判決を下すが、翌日、マッカーサー駐日大使が日本の藤山外務大臣を呼び出し、指示を与えた経緯から、マッカーサー在日大使が最高裁の長官(田中耕太郎)と密会して、日本の司法の歴史における最大の汚点、「司法破壊」を行った。

「安保条約は日本国憲法の上位にある」ことが最高裁の判例として、事実上、確定してしまった。

「安保条約のような重大で高度な政治性を持つ問題については、最高裁は憲法判断をしなくていい」まさに、「法治国家崩壊」をもたらした大事件が、最高裁の法廷で起きてしまった。

ほとんどの人が、1945年8月15日に「第二次大戦を終えた」(終戦記念日)は、世界の常識とは違い、米国や英国の外交官は、必ず9月2日と答えが返ってくる。「降伏」ではなく「終戦」という言葉を使うことで、戦争に負けた日本のきびしい状況について、目をつぶりつづけてきた、日本の戦後だった。

ミズーリ号の調印式(9月2日)には、重光葵、梅津美治郎(よしじろう)が二人が出席し、天皇の姿は意図的に隠されることになった。

この降伏文章の受け入れから、7年後の1952年4月に独立回復するまで、日本政府や昭和天皇が自分だけの判断にもとづいて、何か重要な文章を作成したり、発表したりすることなど全くなかった。

日本人をうまく誘導するためにつくられる、イメージ操作用のオモテのストーリー(絵本のような歴史)の裏側には、すべて分厚い研究の裏付けがある。もともと、「占領」とは、戦闘行為は、終わっているが、平和条約を結んで国と国の関係が法的に決着するまでには、法的にも政治的にもまだ
「武器を使わない戦争」が続いていて、日本に決定権がないのは当然のことなわけである。

「降伏文書」→「人間宣言」→「戦争放棄」と重大な政策はすべて、まず、天皇自身に宣言させ、それから日本人に受け入れさせるという基本方針があった。

国連憲章のどの条文にルーツがあるのか、さらにその国連憲章の条文はそれぞれどこにルーツをもっているかについて、調べる必要がある。

@大西洋憲章(米英で基本文書作成・1941年4月) A連合国共同宣言(26ヵ国参加・1942年1月) Bダンバートン・オークス提案(米英ソ中で基本文書作成・1944年10月) C国連憲章(50ヵ国参加作成・1945年6月)
非常に理論的かつ戦略的なやり方で、米英は第二次大戦に勝利し、そのまま「戦後世界」を支配し続けた。

憲法9条とは、完全に国連軍の存在を前提として書かれたもので、自国の武力も交戦も放棄したということである。

指揮権密約「戦争になったら、自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う」という密約が、1981年に、「朝日ジャーナル」がアメリカの公文書から発見して、発表している。

戦争になったら、誰かが最高指令官になるのは、現状ではその人物が米軍司令官で有ることに異議はない。という表現で、吉田茂は日本の軍隊に対する米軍の指揮権を認め、「指揮権密約」が成立することになる。軍隊の指揮権をあらかじめ他国が持っているとなると、これはなんの言い訳もできない完全な「属国」であり、絶対に公表は出来なかった。

1951年9月8日、「吉田・アチソン交換公文」という条約は、朝鮮戦争の開始以来、占領軍からの指示によって行っていた米軍への 兵站(へいたん)活動(後方支援)を独立後も続ける。という意味だった。

日米の間には「日本占領下で行っていた米軍への戦争協力」を今後もずっと継続するという法的な関係が21世紀のいまもなお存在している。日本の歪みの根っこにあったのは、「占領体制の継続」ではなく、「占領下の戦争協力体制の継続」であった。

1950年6月に朝鮮戦争が始まり、劣勢を強いられ、米軍はどうしても日本の軍事力を利用しなければならなくなり、憲法9条2項の破壊が、日本国民にその実態を完全に隠したまま行われた再軍備への道であった。朝鮮半島に出撃した米軍部隊のかわりに、からになった米軍基地に配備するために、「軍隊そのもの」だったが、「警察予備軍」が発足された。

対米従属の正体に、旧安保条約があり、「戦後日本」という国がもつ大きな歪みの正体が、すべて条文に収縮されている。

「自衛隊と米軍基地は合憲で、海外派兵は違憲」という憲法解釈が続いてきた。

米軍が書いたこの旧安保条約の原案には、指揮権・基地権について、非常にリアルな日米安保の本質が記されていて、軍事面からみた「戦後日本」の歴史とは、つまりは米軍が朝鮮戦争のさなかに書いた安保条約の原案が、多くの密約によって少しずつ実現されていく、長い一本のプロセスだった。

安保条約での集団的自衛権を拒否し続けていたのがアメリカ側で、基本的に個別的自衛権にもとづいて協力しあう関係「相互防衛条約」とはいいながら、相手国への最終的な防衛義務は負わない条文を、意図的に安保改定交渉の真っ最中に意図的に考え出していた。

安保関連法を強引に可決させた安部首相は、日本が集団的自衛権を行使できれば、アメリカと「互いに血を流して守りあう」対等な関係になれると幻想を抱いているが、日米安保条約が、集団的自衛権にもとづく対等な相互防衛条約となることは、今後も絶対にありえなく、指揮権密約を見れば解る。つまり集団自衛権というのは、現在の日米安保条約とは基本的に関係ない概念である。

「戦後世界の歴史は、法的支配の歴史」であり、「国際法→条約→国内法」という法体系でしばっておけば、自分たちは何もしないで、その国の警察や検察が、都合の悪い人間を勝手に逮捕し、アメリカはコストゼロで他国を支配出来る。戦後世界においては、軍事力ではなく、国際法こそが最大の武器になる。詐欺同然のダレスのグランドデザインが、70年近くの時を経て、すべて現実のものになろうとしている。

公平な目で世界を見わたせば、世界大戦の可能性がほぼ消滅した地球上において、国民の平和の配当を還元することなく、突出した軍事力を維持し続け、国連憲章を無視した他国への軍事介入を繰り返しているのは、ただ一カ国アメリカだけである。

「戦後の日本」という国は、アメリカ政府ではなく、アメリカ軍部(日本を占領した米極東軍を編入した米大平洋軍)によって植民地支配されている。
そしてアメリカ外交のトップである国務長官でさえ、日本がなぜそんな状態になっているのか、その歴史的経緯や法的構造がさっぱりわかっていない。

サンフランシスコ・システムの法的構造は、安保法体系→日米合同委員会→基地権密約・裁判密約・指揮権密約となっている。これから、「解決策を探す旅」のヒントに、○大国と従属関係に合った国が、どうやって不平等条約を解消したのか、○アメリカの軍事支配を受けていた国が、どうやって脱却したのか、○自国の独裁政権を倒した人たちは、どのような戦略を立てていたのか、を、急いで調べる必要があると、締めている。

素晴らしい、ここまでよく調べあげている、私は改憲や集団的自衛権等の論争で、何時も欠けている論点が有ると感じていて、国連の集団的自衛権の行使の議決権を取り戻さなければ、只、利用される自衛隊になるだけで、ここの問題は大きいと、しかし、矢部氏が指摘している様に、最も重要な論点、「指揮権密約」の問題は深刻で、日本国民の為の自衛隊なら歓迎だか、訳の解らない組織に利用される自衛隊には勘弁してもらいたい。正直、改憲や憲法解釈等の著書を幾つか読んだか、この著書は郡を抜いて素晴らしい内容になっている今後の矢部氏の活動に注目したい。
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知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書) 矢部 宏治 本
カスタマーレビュー
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米軍に支配された真の日本の姿をあぶり出す全国民の必読書
投稿者本格派ベスト500レビュアー2017年8月23日


本書は、著者が『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』などの自著、または企画編集した「知の再発見」シリーズ等の、米軍による日本支配の構造を知るために極めて重要な本で紹介してきた内容を簡潔にまとめて読みやすい新書版にしたものである。著者の7年間に渡る研究成果の集大成である。

初めてこれらの情報に触れる人にとって、本書はまさに衝撃以外の何物でもないだろう。なおかつ堪らなく面白い。

帯に「9つの掟」とある。その9つとは恐らく9つの章を指しており、それぞれの章で取り上げられているのは以下の内容である。


1.日本上空に設定された飛行禁止区域

2.日本の全国土は米軍の治外法権下にある

3.米軍にとって日本との境界はない

4.米軍幹部と日本の官僚が月2回話し合う日米合同委員会が在日米軍の在り方を決めている、

5.日本国民に示せない内容は密約にし、それを実行するための裏マニュアルを作成し運営する

6.日米安保条約は憲法の上位にある

7.降伏文書、憲法など重要な文書の原案はアメリカが英語で作る

8.自衛隊の指揮権は米軍にある

9.在日米軍は「国連軍の代わり」という詐欺的論理で駐留し続ける


いずれも大多数の国民にとっては初耳の驚くべき内容であろう。しかし、これまでの在日米軍と日本政府との異常な関係性を見聞きして感じてきたであろう様々な疑問にものの見事に応えてくれる内容でもあるはずだ。

ここで詳細を語るには「話せば長い」内容なので、ごく簡単にエッセンスだけ書き出す。詳細については本書をぜひ読んで欲しい。


・日本の上空には、未だに米軍が制空権を握る空域が首都圏を含めていくつかある

・米軍は日本のどこにでも好き勝手に基地を置ける

・「砂川裁判」により、最高裁は在日米軍や原発などの「高度に政治的な内容」に関しては判断をできなくなっている。つまり日米安保条約は憲法の上にある。

・自衛隊の指揮権は米軍が握っている

・憲法9条の戦力放棄は、実現しなかった国連軍が世界の警察として機能することを前提として書かれた

・在日米軍に関する取り決めはすべて、日米安保条約などの「表の取り決め+密約」で構成されている

・軍事に関しては、未だに米軍が日本の官僚に直接指示を出す「日米合同委員会」という仕組みを通じ、占領下そのものの仕組みが続いている


この本を読むと、昨年制定されて国民の大きな反発を受けた安保法案とはどのような意味合いを持つものだったのかがはっきりと理解できるようになっているはずだ。

本書は、公開されたアメリカの公文書を元に構築された紛れもない事実によって構成されている。これが日本の真の姿である。

従って本書は国政を率いて行く政治家及び官僚には必須の知識である。日米関係に関する密約の中身を知らずに在日米軍に関する対米交渉を行なったり憲法改正を行おうとするのは、著者の言う通り極めて危険であり、無益なことである。

我々国民も、この本の内容を知った上で、憲法改正の是非、沖縄基地問題、選挙の投票先などを判断するようになれば、時間は掛かるだろうが、日本も本来あるべき姿へと近づいて行くことができるのではないかと思う。



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元防衛大臣石破さんと著者矢部宏治さんがBS番組で討論、事情通の田原総一朗も知らない情報だらけでした。
投稿者1967ADJ2017年9月23日

2017年9月23日のBS激論クロスファイヤーで、番組司会の田原総一朗さん、知ってはいけない 隠された日本支配の構造作者矢部宏治氏と「戦後日本は在日米軍に事実上支配され続けている…!? 知られざる驚愕実態の真偽を元防衛大臣の石破茂衆院議員に直撃! 」

こんな討論番組がありました。

こんな検索で見つかるかもしれません。孫コピーで未来に残したい動画です。
「激論クロスファイア最新 2017年9月23日 石破茂に直撃」
流石に重要情報なので、2日後の9月25日(月)には消されています。

大抵は「君の言ってる事は、事実や資料は一切無い」とか対立しますが・・・
今回は違いますね。

元防衛大臣で軍事オタク、慶応法学部卒の石破さんは流石に戦後の政治家、米側のバックボーンまで知っています。
実際政治の現場では、大臣が、「日米地位協定はどうなっている?」とか言い出すと、防衛庁、省庁の役人、側近などに「そこは語ってはいけない」と圧力が掛かります。
と石破さんが話しています。
田原総一朗さんもこの本まで知らなかった日米合同委員会。この裏側もかなり語っています。

必見でしょう。陰謀論とか思う人は実態を知らないだけです。
陰謀論と馬鹿にしているありえない様な状態が日本では現実だって事ですね。

番組中に「この手の話は驚くほど議員や役人を含みこの話は知らない」と石破さんは番組で言っています。

著者のツイート
矢部宏治‏ @yabekoji 9月20日
田原総一郎さんの「激論!クロスファイア」(BS朝日/23日10時予定)で、元防衛大臣の石破茂さんと対談しました。次期首相の呼び声も高い石破さんですが、密約や地位協定、日米合同委員会について驚くほど率直に内情を語って頂きました。必見です

そうそう、番組司会の田原総一朗さんが石原慎太郎さん都知事時代に横田基地の空港、横田空域を日米で民間機乗り入れ空港。
横田空域返還しようとしましたが・・・・
圧力で結局実現しなかったと言っていましたね。

2017年9月には、NHKスペシャル「スクープドキュメント沖縄と核」
これも密約の話です。1959年米国統治下の沖縄で米軍が那覇空港付近に配備した広島と同等の威力の20キロトンの核兵器を装着した地対空ミサイル、ナイキを核兵器装着のまま点検していると、整備ミスで発射され点検した兵士死亡。水平発射され那覇の海に落ちました。これがもし爆発していたら那覇が吹き飛んでいた。
このレベルの事件は隠されます。

以前ですが・・・・
政界の暴れん坊と言われた喧嘩ハマコー、浜田 幸一さん(元衆議院予算委員長、自由民主党広報委員長、自由民主党副幹事長、2012年没)国会で椅子を投げて暴れてる動画がよく出る人。バラエティにもよく出ていた。
若い頃は「千葉でヤクザをしていた」と本人が語り「木更津のダニ」と言われ、相手を差し懲役刑になる。
尊敬する人は関東の大物組長。
その後、議員になるが、ラスベガスでバカラ賭博をして1晩に4億5000万円負け、ロッキード事件絡みの大物右翼が肩代わりした。

そんな浜田 幸一さんは「アメリカは怖いですか?」と番組で質問を受けました。
回答は、「何言ってんだ、アメリカは怖いに決まってる」「アメリカ様様だ・・・・」と回答していましたが・・・

私は当時やばい事言ってると思いましたが・・・
本当の意味を解る人は殆どいなかったでしょう。

もし、石破さんがこの先スキャンダルや自殺、急病で亡くなる。
こんな場合は、今回の件が引き金で諜報機関関与を疑うべきでしょう。

因みに、私が子供の頃から住んでいたエリアはこの本の舞台です。
地元ネタ含みで・・・
東京タワーから六本木方面に歩いて行くと・・・
坂がある途中の飯倉に戦前、水交社のビルがありました。
ここは帝国海軍の将校専用クラブで、山本五十六海軍元帥が戦死した時の国葬時このビルから出発しています。
戦後にアメリカ軍が占拠し当時からフリーメーソンのグランドロッジになっています。(ここに引っ掛かる人もいるかもしれませんが・・)
マッカーサー元帥は、フィリピンのメイソンの最高位と言われています。
不法占拠で裁判にもなったそうですが・・・現在もメソニックビルとしてあります。

鳩山由紀夫総理の弟の鳩山 邦夫さん(元大臣、自民党議員、東大法学部を首席で卒業、2016年没)は・・・
戦後に首相になった祖父、鳩山一郎(政治家、弁護士。1954年(昭和29年)-1956年(昭和31年)第52・53・54代内閣総理大臣)。
鳩山一郎総理本人を含め大臣の半分がメーソン会員だったとテレビ番組で答えています。

坂を下りると機動隊バスが待機しています。

左側に会員制のアメリカンクラブ(世界の諜報機関が集まると言われている)

その先には、ソビエト大使館(現在はロシア大使館)ここは諜報機関関係者が当然います。
監視もするでしょう。

ポルシェがあるミツワモータース。
ここの交差点にも機動隊バスが待機し、右翼の街宣車が来ると道路を封鎖します。

六本木交差点近くにあった国際歯科に通っていましたが・・・
実はここにソビエト大使館関係者がよく治療に来ていました。
一緒になる事が小学生時代にありましたし・・・
ここの待合室には、防衛関係の日本語の兵器専門書が沢山置かれていました。
SDI関連とか・・・かなり勉強させてもらいました。

現在のミッドタウンには、防衛庁、防衛施設庁がありました。
この周りには、地元の小学生なら誰でも知っている刑事が常駐していました。
特徴があり、コートを着た刑事はイヤフォンを付けているので、即判ります。

当時は、防衛庁外部をテレビカメラで監視していて、中では派手な外人の女性等が防衛庁周囲を歩いていると、練習としてテレビカメラで追っかけ続けたなんて話を、現場の関係者から聞いています。

ミッドタウンから星条旗通り方面に進んでいくと・・・
右手にアメリカ軍施設が六本木にあります。
星条旗新聞(米軍向け新聞社)やヘリポートが入っていたので、有名ですが・・
ここにスノーデンがいた諜報機関もあるそうです。

これ以外にも氷川神社の横にはアメリカ大使館の職員施設があり、かなり広いエリアですね。
昔はハロウィン時は入れましたので、地元の子供は入った事があります。

今回の本に出てくる広尾駅から歩いて5分程の山王ホテルは、親戚が米国軍人の家族だった為に、90年代に何度か訪れたことがあります。ここは、六本木で飲んでいる米軍関係者の定宿です。

「どこに泊まっているの?」「ニュー山王だよ」なんて話はよくある話。
当時から日米合同委員会の事は知っていましたが・・・


追記
2017年10月に沖縄の高江でヘリコプターが炎上、落下場所は自宅から300mの農家の私有地。

ここで警察も沖縄県、沖縄県知事も手を出せない。
理由はこの本を読んでる人はすぐ理解できますが・・・
地上波では、現在までこの裏側、理由を取り上げていません。
マスコミの忖度、圧力がありますね。



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「戦後日本」に存在する「ウラの掟」を明らかにする―アメリカとの異常な「基地権密約」「指揮権密約」「裁判権密約」
投稿者仮面ライターVINEメンバー2017年9月4日
  
 私の住む北海道では、2016年9月1日付けの日米合同委員会合意(沖縄の訓練負担の軽減等)に基づき、8月10日から28日まで日米共同訓練(ノーザンヴァイパー)が実施され、8月5日にオーストラリアで事故を起こしたMV−22オスプレイなども飛来した。ティルトローター機であるオスプレイの安全性等については、以前から様々な場面で指摘されているところであり、実際、道(庁)や関係自治体などが懸念を示したが、米側は意に介さず強行参加させた(そして8月29日、またもや大分空港に緊急着陸している!)。こうした在日米軍の傍若無人ぶりに、私たち道民や国民は“ごまめの歯ぎしり”状態にある訳だけれども、「なぜ、こうした状況が続いているのか?」を簡潔明瞭に解き明かしているのが、この矢部宏治さん(書籍情報社代表)の著述である。当書は、一人でも多くの日本国民が目を通した方が良いと思われる一冊だ。

 矢部さんは既に

『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社インターナショナル 2014年)
https://www.amazon.co.jp/日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか/dp/4797672897/ref=cm_cr_getr_d_rvw_txt?ie=UTF8


『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』(同 2016年)
https://www.amazon.co.jp/日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか/dp/4797673281/ref=cm_cr_arp_d_rvw_txt?ie=UTF8


などの著書を世に出し、前者では主にアメリカとの「基地権密約」を、後者では主に「指揮権密約」を、それぞれ公開された既存の文書等を読み解く中で明らかにしてきた。本書は、これらの書物の、いわば要約版(ダイジェスト版)と言える内容であるけれども、私自身改めて知った事実もあった。それは後者で存在を指摘した「横田空域」のほか、「岩国空域」もある、ということであった。まさに「「横田空域」と同じくこの「岩国空域」もまた、山口県、愛媛県、広島県、島根県の四県にまたがり、日本海上空から四国上空までを覆う、巨大な米軍管理空域」(pp.23~24)であるのだ(あと一つが2010年に返還されたが、未だ事実上米軍管理下にある「嘉手納空域」である)。

 さて、日本の「戦後論」について、例えば政治思想史を考究する白井聡さん(京都精華大学専任講師)は「敗戦の帰結としての政治・経済・軍事的な意味での直接的な対米従属構造が永続化」などされている状況を「永続敗戦論」と論結している。確かに、戦後の日本人の「歴史認識(歴史的意識)」は、まさしくその通りであろう。だが、最も肝要なことは、矢部さんが摘示しているように「「戦後日本」とは、そのスタート時点から現在までずっと、米軍の戦争を支援する法的な義務を負った国なのだということ」(p.205)である。つまり「日本の歪みの根っこにあったのは、「占領体制の継続」ではなく、それよりもっと悪い、「占領下の戦争協力体制の継続」だった」(p.206)という事実である。その文脈に沿いつつ、アメリカとの異常な「基地権(全土基地方式)密約」「(統一)指揮権密約」そして「裁判権(放棄)密約」が導き出されるのである。

 本書では、各章扉ページの裏に漫画家ぼうごなつこさんの四コママンガが配され、上述した「密約群」=「日米間の隠された法的関係」がかなり分かり易く解説されている。冒頭に「日米合同委員会」の名を出したが、この在日米軍と各省にまたがる文官で構成され、「密約」等を処理する機関の存在も尋常ではない(実際、アメリカの外交官も「きわめて異常なもの」と指摘しているらしい!(p.90))。同じくオスプレイの事例を挙げたけれど、米軍機(国連軍機)に関しても、日本の国内法(航空法)は原則適用されない。それらは「占領下の戦争協力体制の継続」という視点から見るとスッキリするのである。「永続敗戦論」とは「アメリカへの従属」と言うより「米軍への従属」がより本質的であり、「「対米従属」の根幹には、軍事面での法的な従属がある」(p.94)という点を、私たち日本人はしっかり押さえ、見据えなければならないだろう。

 終わりに、安倍晋三らは2012年の第46回衆議院議員総選挙や2013年の第23回参議院議員通常選挙などにおいて「日本を、取り戻す。」などと喚いていた。ならばまず、安倍の選挙区のある山口県の一部を覆う前出の「岩国空域」や、首都東京を南北に走る「横田空域」を“取り戻す”ことから始めるべきではないのか?そして次に、憲法9条の“加憲”を目指すならば、第3項に「国内に外国軍基地を置かないこと」を明記するのが先決ではないのか?これこそ「日本を、取り戻す」ということであろう。ただし、9条改正によらずとも米軍基地問題解決の手法がある。それは木村草太さん(首都大学東京教授)の『憲法という希望』(講談社現代新書 2016年)の中で述べられており、具体的には憲法41条、92条及び95条の適用だ。米軍基地の設置を内閣の判断のみで決めること(閣議決定)には疑義があり、それを「法律事項」に改めるのである。





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なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟
内閣改造でも絶対に変わらないこと
矢部 宏治
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52466


私たちが暮らす「戦後日本」という国には、国民はもちろん、首相でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が数多く存在し、社会全体の構造を大きく歪めてしまっているという。

たとえば2016年、安倍晋三首相による「北方領土返還交渉」が、大きな注目を集めたが、日本での首脳会談が近づくにつれて事前交渉は停滞し、結局なんの成果もあげられなかった。なぜ、いつまでたっても北方領土問題は解決しないのか。はたして、この国を動かしている「本当のルール」、私たちの未来を危うくする「9つの掟」とは?

『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4062884399/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&linkCode=sl1&tag=gendai_asyuracom-22&linkId=2abaf902da235672989d2af729b5a43a


の著者・矢部宏治氏が、「戦後史の闇」を解き明かす。

事実か、それとも「特大の妄想」か

それほどしょっちゅうではないのですが、私がテレビやラジオに出演して話をすると、すぐにネット上で、「また陰謀論か」「妄想もいいかげんにしろ」「どうしてそんな偏った物の見方しかできないんだ」などと批判されることが、よくあります。

あまりいい気持ちはしませんが、だからといって腹は立ちません。自分が調べて本に書いている内容について、いちばん「本当か?」と驚いているのは、じつは私自身だからです。「これが自分の妄想なら、どんなに幸せだろう」いつもそう思っているのです。

けれども、8月17日発売の新刊『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』をお読みになればわかるとおり、残念ながらそれらはすべて、複数の公文書によって裏付けられた、疑いようのない事実ばかりなのです。

ひとつ、簡単な例をあげましょう。

以前、田原総一朗さんのラジオ番組(文化放送「田原総一朗 オフレコ!」)に出演し、米軍基地問題について話したとき、こんなことがありました。ラジオを聞いていたリスナーのひとりから、放送終了後すぐ、大手ネット書店の「読者投稿欄」に次のような書き込みがされたのです。


<★☆☆☆☆〔星1つ〕 UFO博士か?
なんだか、UFOを見たとか言って騒いでいる妄想ですね。先ほど、ご本人が出演したラジオ番組を聞きましたが(略)なぜ、米軍に〔日本から〕出て行って欲しいというのかも全く理解できないし、〔米軍〕基地を勝手にどこでも作れるという特大の妄想が正しいのなら、(略)東京のど真ん中に米軍基地がないのが不思議〔なのでは〕?>

もし私の本を読まずにラジオだけを聞いていたら、こう思われるのは、まったく当然の話だと思います。私自身、たった7年前にはこのリスナーとほとんど同じようなことを考えていたので、こうして文句をいいたくなる人の気持ちはとてもよくわかるのです。

けれども、私がこれまでに書いた本を1冊でも読んだことのある人なら、東京のまさしく「ど真ん中」である六本木と南麻布に、それぞれ非常に重要な米軍基地(「六本木ヘリポート」と「ニューサンノー米軍センター」)があることをみなさんよくご存じだと思います。

そしてこのあと詳しく見ていくように、日本の首都・東京が、じつは沖縄と並ぶほど米軍支配の激しい、世界でも例のない場所だということも。

さらにもうひとつ、アメリカが米軍基地を日本じゅう「どこにでも作れる」というのも、残念ながら私の脳が生みだした「特大の妄想」などではありません。

なぜなら、外務省がつくった高級官僚向けの極秘マニュアル(「日米地位協定の考え方 増補版」1983年12月)のなかに、

○ アメリカは日本国内のどんな場所でも基地にしたいと要求することができる。
○ 日本は合理的な理由なしにその要求を拒否することはできず、現実に提供が困難な場合以外、アメリカの要求に同意しないケースは想定されていない。

という見解が、明確に書かれているからです。

つまり、日米安全保障条約を結んでいる以上、日本政府の独自の政策判断で、アメリカ側の基地提供要求に「NO」ということはできない。そう日本の外務省がはっきりと認めているのです。


六本木ヘリポート(googlemapより)

北方領土問題が解決できない理由

さらにこの話にはもっとひどい続きがあって、この極秘マニュアルによれば、そうした法的権利をアメリカが持っている以上、たとえば日本とロシア(当時ソ連)との外交交渉には、次のような大原則が存在するというのです。

○ だから北方領土の交渉をするときも、返還された島に米軍基地を置かないというような約束をしてはならない。*註1

こんな条件をロシアが呑むはずないことは、小学生でもわかるでしょう。


そしてこの極秘マニュアルにこうした具体的な記述があるということは、ほぼ間違いなく日米のあいだに、この問題について文書で合意した非公開議事録(事実上の密約)があることを意味しています。

したがって、現在の日米間の軍事的関係が根本的に変化しない限り、ロシアとの領土問題が解決する可能性は、じつはゼロ。ロシアとの平和条約が結ばれる可能性もまた、ゼロなのです。

たとえ日本の首相が何か大きな決断をし、担当部局が頑張って素晴らしい条約案をつくったとしても、最終的にはこの日米合意を根拠として、その案が外務省主流派の手で握り潰されてしまうことは確実です。

2016年、安倍晋三首相による「北方領土返還交渉」は、大きな注目を集めました。なにしろ、長年の懸案である北方領土問題が、ついに解決に向けて大きく動き出すのではないかと報道されたのですから、人々が期待を抱いたのも当然でしょう。

ところが、日本での首脳会談(同年12月15日・16日)が近づくにつれ、事前交渉は停滞し、結局なんの成果もあげられませんでした。

その理由は、まさに先の大原則にあったのです。

官邸のなかには一時、この北方領土と米軍基地の問題について、アメリカ側と改めて交渉する道を検討した人たちもいたようですが、やはり実現せず、結局11月上旬、モスクワを訪れた元外務次官の谷内正太郎国家安全保障局長から、「返還された島に米軍基地を置かないという約束はできない」という基本方針が、ロシア側に伝えられることになったのです。

その報告を聞いたプーチン大統領は、11月19日、ペルー・リマでの日ロ首脳会談の席上で、安倍首相に対し、「君の側近が『島に米軍基地が置かれる可能性はある』と言ったそうだが、それでは交渉は終わる」と述べたことがわかっています(「朝日新聞」2016年12月26日)。

ほとんどの日本人は知らなかったわけですが、この時点ですでに、1ヵ月後の日本での領土返還交渉がゼロ回答に終わることは、完全に確定していたのです。

もしもこのとき、安倍首相が従来の日米合意に逆らって、「いや、それは違う。私は今回の日ロ首脳会談で、返還された島には米軍基地を置かないと約束するつもりだ」などと返答していたら、彼は、2010年に普天間基地の沖縄県外移設を唱えて失脚した鳩山由紀夫首相(当時)と同じく、すぐに政権の座を追われることになったでしょう。


「戦後日本」に存在する「ウラの掟」

私たちが暮らす「戦後日本」という国には、国民はもちろん、首相でさえもよくわかっていないそうした「ウラの掟」が数多く存在し、社会全体の構造を大きく歪めてしまっています。

そして残念なことに、そういう掟のほとんどは、じつは日米両政府のあいだではなく、米軍と日本のエリート官僚のあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としているのです。


日米安全保障条約:外務省外交史料館で展示されている署名(1960年1月19日・Photo by World Imaging creativecommons)

私が『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』を執筆したのは、そうした「ウラの掟」の全体像を、「高校生にもわかるように、また外国の人にもわかるように、短く簡単に書いてほしい」という依頼を出版社から受けたからでした。

また、『知ってはいけない』というタイトルをつけたのは、おそらくほとんどの読者にとって、そうした事実を知らないほうが、あと10年ほどは心穏やかに暮らしていけるはずだと思ったからです。

なので大変失礼ですが、もうかなりご高齢で、しかもご自分の人生と日本の現状にほぼ満足しているという方は、この本を読まないほうがいいかもしれません。

けれども若い学生のみなさんや、現役世代の社会人の方々は、そうはいきません。みなさんが生きている間に、日本は必ず大きな社会変動を経験することになるからです。


私がこの本で明らかにするような9つのウラの掟(全9章)と、その歪みがもたらす日本の「法治国家崩壊状態」は、いま沖縄から本土へ、そして行政の末端から政権の中枢へと、猛烈な勢いで広がり始めています。

今後、その被害にあう人の数が次第に増え、国民の間に大きな不満が蓄積された結果、「戦後日本」というこれまで長くつづいた国のかたちを、否応なく変えざるをえない日が必ずやってきます。

そのとき、自分と家族を守るため、また混乱のなか、それでも価値ある人生を生きるため、さらには無用な争いを避け、多くの人と協力して新しくフェアな社会をいちからつくっていくために、ぜひこの本を読んでみてください。

そしてこれまで明らかにされてこなかった「日米間の隠された法的関係」についての、全体像に触れていただければと思います。

本書の内容をひとりでも多くの方に知っていただくため、漫画家の、ぼうごなつこさんにお願いして、各章のまとめを扉ページのウラに四コマ・マンガとして描いてもらいました。全部読んでも3分しかかかりませんので、まずは下に掲げたマンガを読んでみてください。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52466?page=4


*註1 原文は次の通り。「このような考え方からすれば、例えば北方領土の返還の条件として「返還後の北方領土には施設・区域〔=米軍基地〕を設けない」との法的義務をあらかじめ一般的に日本側が負うようなことをソ連側と約することは、安保条約・地位協定上問題があるということになる」(「日米地位協定の考え方 増補版」1983年12月/『日米地位協定の考え方・増補版──外務省機密文書』所収 2004年 高文研)






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日本国民の利益損なう対米隷属安倍外交ー(植草一秀氏)
http://www.asyura2.com/17/senkyo235/msg/325.html
http://www.twitlonger.com/show/n_1sqa7jq

トランプ大統領が来日した。

トランプ大統領が降り立ったのは羽田でも成田でもない。

横田基地である。

日本を統治しているのは日本政府ではなく、横田政府だと言われる。

トランプ大統領は来日して最初の演説を横田基地で行った。

演説の背景は巨大な星条旗で覆い尽くされた。

日米の国旗を並べて掲げているのではない。

星条旗だけが一面に張り巡らされて、その前でトランプ大統領が演説した。

演説は日本の主権者に対するものではない。

日本に駐留する米軍兵士に向けての演説であった。

「終わらない占領」

日本はいまなお米軍によって占領され続けている。

米軍が日本を支配している。

米国人は横田基地を通過して、いつでも自由に日本に出入りすることができる。

東京六本木には米軍施設があり、

横田基地に飛来した米軍要人は日本政府の管理の外側で日本に飛来して

六本木の米軍ベースを経由して日本で活動し、

そして、何事もなかったかのように米国に帰国する。

日本はいまなお、米国の支配下に置かれている。

そのことを改めて見せつけるための演出が繰り広げられたことになる。

日本で米軍が事故や事件を引き起こしても、日本は現場検証することすらできない。

日本国憲法の上に日米地位協定が存在する。

日本の空を飛ぶ権利は米軍によって制限されている。

米軍は日本政府のいかなる許可をも必要とせず、日本の空を勝手に飛行できる。

ポツダム宣言も、サンフランシスコ講和条約も、

占領軍の日本からの撤退を明記しているが、例外を定める条項が付記されて、

戦後72年を経過したいまも、米軍が日本駐留を続け、日本を支配し続けている。

この米国による日本占領、米国による日本支配に、

一切の抵抗、反抗を示していないのが安倍晋三首相である。

安倍首相の祖父である岸信介氏は米国により助命され、

爾来、米国のエージェントとして活動し続けた。

この経緯をそのまま引き継いでいるのが安倍晋三氏である。

米国にモノを言わず、米国に隷従する。

これが「安倍流」であるが、多くの日本国民が米国への隷従に異論を唱えない。

安倍首相が唱えた「日本を取り戻す」の主語は「米国」だった。

「米国が日本を取り戻す」が安倍首相の基本スタンスなのである。

この意味で安倍首相はトランプ大統領の「アメリカファースト」の主張の信奉者

であるが、「アメリカファースト」は日本の主権者の利益を最優先しないことをも

意味している。

トランプ大統領が大統領選に当選したのは昨年の11月8日だ。

トランプが勝利すればドルと米国株価は暴落、

クリントンが勝利すればドルと米国株価は急騰と言われていた。

そして、クリントンが勝利することは確実だと言われた。

しかし、結果はトランプの勝利になった。

そして、これ以降、米国株価は急騰に次ぐ急騰を続けてきた。

昨年11月4日のNYダウ安値は17883ドルだった。

本年11月3日高値は23557ドルである。

この1年間にNYダウは5674ドル、31.7%の上昇を示した。

トランプ当選でドル暴落、株価暴落を予測してきた専門家は、

完全な見通し失敗になった。

メディアは大統領選のさなかも、大統領選後も、大統領就任後も

トランプ攻撃をし続けてきた。

日本のメディアもNHKを筆頭にトランプ攻撃を展開し続けた。

しかし、トランプ政権は崩壊していない。

そして、トランプ来日となると、手のひらを返して、

今度はトランプを持ち上げる報道に転じている。

トランプ長女のイバンカ訪日は、トップスター訪日の扱いである。

日本のメディアの軽薄さ、NHKの層の薄さが改めて鮮明になっている。

トランプ大統領に対する批判は多いが、

トランプ氏の現実対応能力は決して低いものでない。

この本質を見誤ると、現実を洞察することはできない。

このことを改めて認識し直すべきである。

トランプ大統領がメディアの激しい攻撃を受け続けてきた理由は、

トランプ氏が米国を支配する支配勢力の直接支配下の人物ではないからである。

通常、米国の大統領候補になる者は、米国を支配する巨大資本の支配下の人物である。

巨大資本の支配下に入らない限り、大統領選を戦い抜く資金を確保できないからだ。

しかし、昨年の大統領選では、二人の例外候補が健闘した。

その一人がトランプであり、いま一人は民主党候補を争ったバーニー・サンダース

上院議員である。

トランプは自前資金で選挙を戦い、サンダース氏は民衆のカンパによって選挙を

戦ったのである。

トランプ氏は巨大資本が推進してきたTPPからの離脱を公約に掲げ、

大統領に就任すると、公約どおりにTPPからの離脱を決定した。

トランプは米国を支配する巨大資本の支配下にないことが改めて確認された。

しかしながら、米国大統領が大統領職を遂行するには、どうしても必要な事項がある。

それは議会との融和である。

大統領には強大な権限が与えられるが、

大統領提案を無条件に実行できるわけではない。

主要な提案は、議会の同意を得て、初めて実現できる。

したがって、大統領が自身の提案を実現してゆくためには、

議会との融和が必要不可欠な条件になる。

トランプ大統領は独自の主張を維持しつつも、他方で議会との融和を図っている。

この点を見落とすわけにはいかない。

これまでの議会対応で見落とせない重要なポイントが二つあった。

一つは、最高裁判事人事を、上院共和党の協力を得て、

トランプ大統領の意向どおりに実現したことだ。

最高裁判事の構成は共和党系4名、民主党系4名の拮抗した状況にあった。

9人目の判事を承認させることは難航したが、

トランプ大統領は上院共和党の協力を得て、最高裁判事人事を決着させた。

入国審査強化などの大統領令に対して違憲訴訟が各地で提訴されているが、

最終的な決定権限は最高裁にある。

最高裁の判事構成で共和党系判事が過半数を制することの意味は圧倒的に大きい。

この人事をトランプ大統領が成立させた。

いまひとつの事案は、政府債務上限引き上げ、暫定予算制定について、

トランプ大統領が議会民主党の協力を得て、これを円滑にクリアしたことだ。

これまで、債務上限引き上げ、暫定予算に関する議会審議が難航して、

大きな混乱が何度も繰り返されてきた。

この問題もトランプ大統領は混乱を引き起こすことなくクリアした。

メディアによるトランプ批判をよそに、

トランプ大統領は要所を要領よくクリアしていることが分かる。

人事では大統領選勝利の立役者であったスティーブン・バノン氏を解任した。

トランプ大統領は米国の軍産複合体との衝突を避けているのだ。

トランプ氏は米国を支配する巨大資本の支配下の人物ではないが、

この巨大資本勢力と正面からぶつかることも巧みに避けている。

トランプ大統領の現実主義が垣間見える。


問題は日本の対応である。

安倍首相はただひたすら、米国の指令、命令に隷従しているだけである。

「米国のポチ」に徹すれば、たしかに米国と衝突することはないだろう。

しかし、そのことが、日本の主権者の利益を損なっていることが問題なのだ。

安倍首相はTPPを推進してきたが、

TPPはグローバルな巨大資本の利益を極大化することを目的とする枠組みであって、

日本の主権者にとっては「百害あって一利のない」枠組みだ。

安倍首相はグローバルな巨大資本の命令に従って、これを推進している。

トランプ大統領がTPP離脱を決めたのは、

TPPが米国民に不利益を与える部分があるからだ。

しかし、その米国は日本に対しては米日FTAを求める可能性が高い。

トランプ大統領も、日本から奪えるものは奪おうとの考えを有している。

巨大資本の言いなりになり、米国政府の言いなりになっていれば、

日本は奪われるだけになる。

日本の主権者の利益は損なわれるだけなのだ。

日本の首相として必要な行動は、日本の主権者の利益を守るために、

グローバル巨大資本に対しても、米国大統領に対しても、

言うべきは言う、日本の主権者利益を守るべきは守る、という姿勢である。

安倍首相はこの点を完全に欠いている。

ゴルフに興じ、米国や巨大資本の言いなりになっているだけでは、

日本の主権者の利益は守られない。

対米従属、対米隷属の外交姿勢から脱却することが、いま何よりも求められている。






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『スラムに消えた情けない男の話』。

【親分に媚びて生きている男】
むかしある街に、情けないひ弱な男が一人住んでいた。

この男、小金だけは貯め込んでいるようだが、自分一人ではケンカもできないし、まともに他人と交渉することもできない。できることと言えば「親分」に媚びて親分に面倒をみてもらうことくらいだった。

その「親分」、大金持ちで腕っ節の強く、街でいつも一番デカイ顔をしていた。

ひ弱な男はそんな親分の周りをいつも、まるで子犬のようにまとわりついていた。小金を使ってあの手この手で媚びながら、何かあったら親分に泣きついてやっかい事を処理してもらっていた。

その媚びっぷりはまさに街一番。だから町の中ではいつも、侮蔑の目で見られ、どこにいっても何をやってもいつも、軽く小馬鹿にされながら生きているーーー彼は正真正銘、小金もちなことだけが唯一の取り柄の街一番の情けない小物だった。

【凶暴な隣人】
そんな彼の家の隣には、すこぶる凶暴な質の悪いチンピラが住んでいた。

この凶暴なチンピラ、時折、ひ弱な男の家にやってきてモノを盗んでいったり、気に入らない事があればすぐに暴力で威嚇してくる困った奴だった。

そんなある日、このチンピラがなにやら怪しげな「武器」をいくつもいくつも作っていることが分かった。まだ全て完成しないようだが、隣の男を半殺しにできる程度の力はもう身につけているようだった。

だからそのひ弱な男はもう、恐ろしくて凶暴な隣人に何の手出しも出来ないーーそんな状況となってしまっているのだった。

【凶暴なチンピラが「親分」に一か八かのケンカを売る】
ところがそのチンピラ、今度は「親分」にケンカを売ろうとしていることが分かってきた。

このチンピラ、この街で生きて行こうとすれば、この親分の言いなりになっていてはそのうち殺される、だったら、一か八かこの親分にケンカを売って、もう自分には手出しできない様な「凄い武器」をつくっておこう、と考えたようだ。

つまりこのチンピラ、自分の生き残りをかけて親分に手出しさせない凄い武器を作り上げてしまおう、という博打に打って出たわけだ。

とはいえ今の所、その凄い武器はまだ完成していないようだ。が、その凄い武器の完成も時間の問題のようだった。

【親分、チンピラを潰す事を決める】
そんな話を耳に為た「親分」はもちろん、黙っちゃいない。

「今のところあのチンピラの武器は、あの情けない俺の子分を半殺しにできるようだが、俺の身はまだ安全なようだ。だったら、まだ俺のところまであいつの武器が届かないうちに、潰しておかないと、俺の身がヤバくなる。今潰しておかなきゃいかん。」

そう考えた親分は、今のうちにそのチンピラをぶっ潰しておこうと決めた。

とは言え、一つだけやっかいな事がある。

「おそらく俺があのチンピラに攻撃を仕掛けたら、おそらくあいつはすぐに反撃に打って出て、俺の子分のあの情けない男をすぐに半殺しにしてしまうだろう。」

この親分にしてみれば、あの子分はまずまず使い勝手もよく、小金も持っているから重宝していたのだから、半殺しにされて、もう使い物にならなくなるのは少々もったいない──とはいえ背に腹は代えられない──自分が将来やられちまう事を考えればあの少々便利な子分ごとき、半殺しの目に遭おうが消えて無くなろうがまぁ、たいした事じゃない──そう考えた親分は、かの「情けない男」を呼びつけてこう言った。

親分 「おい、あのヤバイおまえの隣人、あいつは俺を攻撃する武器を作ってるようだ。それが完成すりゃ、俺は何をされる分かんねぇ。だから俺はもう、あいつをぶっ潰すことにした。お前も俺に協力しろ。分かったな。」

子分 「はい、親分がそうおっしゃるなら、分かりました。喜んで協力します!」

親分 「もちろん、あいつは反撃してくるだろうけど、大丈夫だ。俺がおまえを守ってやるから。心配するな。安心しろ。」

子分 「なんとお優しいお言葉! 分かりました、ありがとうございます!」

【媚びてばかりで、完全な馬鹿になっていた子分】
もちろん、「大丈夫だ、安心しろ」という「親分」の言葉はウソだ。そんな保証なんてどこにもない。もうその凶暴なチンピラは、情けない子分を半殺しにできる力を身につけてるんだから、攻撃を仕掛けりゃ、その子分は半殺しにされるに決まっている。

だけど子分は、「はい、分かりました」しか言いようがない。ここで親分に盾をついたら、何をされるか分からないからだ。今までずっとイエスマンとして親分の言いなりになってきたその情けない男にはもう、他に残された道などどこにもないのだ。

というよりも、自分で考える力も気力もなくなっているから、親分が大丈夫だって言ってるんだから、大丈夫なんだろう──と馬鹿丸出しで思っているようだった。

その馬鹿っぷりに、町中の人々が唖然とした。半殺しにされるのに、何が「なんとお優しいお言葉!」だ。こいつは馬鹿か──? 皆そう思った。

ただし一番びっくりしているのが、その親分自身だった。

「こいつ、ホント馬鹿だなぁ。半殺しにされるのは俺じゃ無くてお前なんだぞ? なのに、やけに素直に俺の協力するって、しかも『なんとお優しいお言葉! ありがとうございます!』ってまでいってやがる。

とはいえまぁ、こんな都合のいいこたぁねぇ。たっぷりと自ら進んで必死に協力してもらって、半殺しになってもらって全部こいつの自己責任、ってことにしておきゃぁ、それでいいだろう。ほんと馬鹿だなぁこいつ。」

【情けない男、案の定、半殺しにされ、スラムに消える】
──かくして、「親分」は、子分の全面協力を得ながら飛び道具で攻撃をしかけた。

そして案の定、その凶暴なチンピラは反撃をしかける。無論その反撃は「親分」に対してではない。我らが「情けない男」に対してだった。結果、情けない男は誠に情けない事に半殺しの目にあわされ、もう再起できないほどの深手を負うこととなった。

しかしこのケンカそのものは、圧倒的に力の強い親分が勝ち、最後にはチンピラは完全に潰されてしまった。その後、そのチンピラの家は、この親分と、隣町の親分とでうまく相談しながら、運営していく事になったようだ。

その後、その哀れな情けない男がどうなったかと言えば──当然誰からも同情されはしなかった。馬鹿丸出しで親分にひっついていって、誰もが予想したとおりに半殺しにされたんだから、誰の目から見てもはっきりとしたいわゆる自己責任、ってやつだ。

もちろん、もうどうしようもないから誠に情けない事に「助けてださい」と親分や周りの人々に泣きついて回ったようで、ちょっとした小銭を何人かから恵んでもらったりはしたようだが、それでは焼け石に水。

結局この情けない男、ちゃんとした病院に行くこともできず、半身不随になって自分でカネが稼げない体になってしまったようだった。だからこの男が生きて行くためにどうしても必要だった「カネ」まで全て失うことになった。

どうしようも情けない男だが、ちょっと前なら「小金」を持っていたから少々ちやほやされることもあった。親分にかわいがられていたのも、そんな「小金」があったからだ。だけど、その頼みの綱の「金」すらなければ、一体誰が彼に見向きするというのか。そんな媚びる以外に何の才能も無いような男に──。

だから今や、その男がどこで何をしているのかを知る人など、もう誰もいない。最近聞いた風の便りでは、隣町のスラム街で、その地区のボスになけなしの金を使って媚びながら生き続けているという事だが──それが本当かどうかも、もう誰にも分からない。
https://38news.jp/politics/11290






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日本が囚われ続ける「米国占領下の戦争協力体制」の正体 
矢部宏治氏 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ) 2017年11月20日 日刊ゲンダイ
http://www.asyura2.com/17/senkyo236/msg/117.html
  
   著書で日本の歪んだ現実を指摘した矢部宏治氏/(C)日刊ゲンダイ
 敗戦後70年以上経ってもなお、日本は米軍の治外法権下にある「半分主権国家」だ――。歴代政権が米軍と交わした密約の数々から、国民にひた隠す「ウラの掟」を告発したベストセラー「知ってはいけない 隠された日本支配の構造」の著者でノンフィクション作家の矢部宏治氏は、この国の行く末を憂える。これからも極めて異常な対米隷属関係を続けるのか、と。

■トランプ来日が見せつけた屈辱的取り決め

  ――先週来日したトランプ米大統領が、矢部さんが最新刊で指摘していた「日本の歪んだ現実」をまざまざと見せつけましたね。

 トランプ氏は訪日の初日、東京都下の米軍・横田基地から「入国」し、その後も埼玉県のゴルフ場、六本木にある軍事へリポートと、米軍専用の「横田空域」内を中心に各地を飛び回りました。その間、日本の法的コントロールはいっさい受けていない。ただ、多くの識者がその様子を見て、「主権国家に対して失礼じゃないか」と激怒していましたが、そこには根本的な認識不足がある。実は軍部だけでなく、米政府関係者は日米地位協定(第5条1項)によって、ノーチェックで日本に入国できる法的権利を持っているのです。だから日本人はトランプ氏に対してではなく、そうした屈辱的取り決めを結んでいる自国の政府と、その現状に対して激怒すべきなのです。

  ――大統領選中は在日米軍撤退をほのめかしていたトランプが、来日時には日米同盟を「宝」と持ち上げました。

 就任後、現在の日米の軍事的な取り決めが、いかに並外れて自国に有利なものか、よく理解したのでしょう。米軍は事実上、日本全土を基地として使える条約上の権利(基地権)を持っています。

 一方、例えば、かつてアメリカの本当の植民地だったフィリピンは、戦後独立した際に、米軍が基地を置けるのはこの23カ所に限ると、具体名を基地協定に明記しています。また、2003年にたった1カ月で米軍に完敗したイラクでさえ、駐留米軍に対し、イラク国境を越えて他国を攻撃することを禁じるという地位協定を結んでいます。他国の軍隊に対して「国内に自由に基地を置く権利」と、「そこから自由に国境を越えて他国を攻撃する権利」の両方を与えているのは、世界で日本だけなのです。

  ――米軍にすれば、まさに「宝」の関係です。

 そうした状況について、よく「戦争に負けたから仕方がない」と言う人がいますが、それは完全な間違いです。先ほどの、イラクが敗戦後に米国と結んだ地位協定の内容を見れば、そのことがよく分かります。

 ではなぜ日本だけが、そんなおかしな状態になってしまったのか。私もそれが疑問でずっと調べてきたのですが、最近ようやく理由が分かりました。最大の原因は朝鮮戦争(1950〜53年)にあったのです。52年の日本の独立を挟んだ3年間、すぐ隣の朝鮮半島で起きていたこの激しい戦争が、その後の日米の軍事的関係や、ひいては「戦後日本」の在り方に、決定的な影響を及ぼすことになったのです。

  ――最悪な時期に、独立の交渉をしていたのですね。

 旧安保条約や行政協定(現・地位協定)は、朝鮮戦争で苦境に立ったアメリカの軍部が、日本に独立後も全面的な戦争協力をさせるため、自分で条文を書いた取り決めなのです。たとえば旧安保条約の原案には、「日本軍が創設された場合、国外で戦争はできない。ただし米軍の司令官の指揮による場合はその例外とする」と書かれています。

  ――今の自衛隊の立場が、その米軍の原案通りになりつつあることに驚きます。

 旧安保条約についての日米交渉が行われたのは、憲法9条ができてから、まだ4年しか経っていない時期です。だからさすがに国民に見える形では条文化できず、当時の吉田茂首相が米軍司令官との間で、「戦争になったら自衛隊は米軍の指揮下で戦う」という「指揮権密約」を口頭で結ぶことになったのです。

  ――これほど重要な取り決めを国民に60年以上も隠してきたのですね。

 加えて問題だったのは1960年の安保改定です。「対等な日米関係を」というスローガンの下、米国との交渉にあたった岸信介首相がウラ側の「基地権密約」で、朝鮮戦争勃発時に生まれた「占領下の戦争協力体制」を法的に固定してしまった。ですから私たちが今生きているのは、安倍首相がよく口にする「戦後レジーム」ではなく、祖父である岸首相が固定した「朝鮮戦争レジーム」の中なのです。

  
   危険な関係はいつまで続くのか(C)AP


戦後初めて対米隷属が生命の危機を生む

  ――こんなおかしな体制が、どうして60年以上も続いてきたのですか。

 日本は戦後、数多くの米軍の戦争を支援してきましたが、そのことで日本国民が生命や財産を脅かされる心配はなかった。いくら米軍の爆撃機が日本から飛び立って北朝鮮やベトナム、イラクを攻撃しても、相手国には日本を攻撃する能力がなかったからです。しかも、米軍の戦争に全面協力することで日本が手にした経済的な見返りは、非常に大きかった。

  ――今は金正恩委員長とトランプとの挑発合戦が過熱する中、北朝鮮は日本に200発の中距離弾道ミサイルを向けています。

 だから今、戦後初めて日本人は、米国への軍事的隷属体制によって、自らの生命が危険にさらされるという全く新しい現実を生きているのです。なのに安倍首相にはその自覚がなく、北朝鮮に対する強硬姿勢を崩さない。極めて危うい状況にあります。

  ――とくに自衛隊の「指揮権」の問題については、ほとんどの国民が知らないと思います。

 この問題で日本と全く同じ状況にあるのが韓国です。でも韓国の人々は皆、米軍が韓国軍の指揮権を持っていることを知っている。朝鮮戦争が開戦した翌月、李承晩大統領がマッカーサー元帥に対して、公式に指揮権を移譲したという歴史的経緯があるからです。だから大統領選の時には、この指揮権の問題が必ず争点になるのです。

  ――日本は密約でその権利を認めてきたため、国民はカヤの外です。

 最大の問題は、米軍が「戦時における指揮権」だけでなく、事実上の「開戦の決定権」も握っているということ。韓国の例を見ると、実際に戦争が始まるはるか以前の段階で、韓国軍は米軍の指揮下に入ることになっています。もちろん日本も同じ状況にある。ただ違うのは、韓国では国民がその問題をよく理解しているために、文在寅大統領も国民の危機感を背景に、「韓国の了承なしに朝鮮半島で戦争を始めることは許さない」と、米国に対して意思表明をすることができた。

 ところが安倍首相は、世界中の指導者が韓国と日本で起きる巨大な被害を懸念して、「北朝鮮問題に軍事的解決などあり得ない」と述べる中、「異次元の圧力が必要だ」などと言っている。自国が攻撃される可能性を全く考えていない、恐ろしい状態にあるのです。

■朝鮮戦争の終焉こそ真の独立の始まり

  ――日本がこれから、特に注意すべきことはなんでしょうか。

 北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)が、遠からず米本土を射程内に収めることは既定事実となっています。そうした状況の中、米軍は日韓両国に「核兵器の地上配備」を強烈に求めてくると思う。1980年代に米国がソ連の中距離核ミサイルに対抗して、欧州の同盟国に中距離核ミサイルを持たせたのと同じ。日韓を前面に立たせ、自分たちは核の撃ち合いの外側にいて危険を避けるという状況をつくろうとするはずです。しかし、北朝鮮に対する日韓の核配備は自動的に、中国との間でも核を撃ち合いかねない「恐怖の均衡」を成立させてしまう。超大国・中国との間で、永遠に続く軍事的緊張が待ち受けています。

  ――自民党防衛族の石破茂元幹事長が「非核三原則」見直しに言及しているだけに不気味です。

 それを防ぐためにも、日本はいまだに休戦中の朝鮮戦争の平和裏な終結に協力すべきです。朝鮮半島で平和条約が結ばれれば、「朝鮮戦争レジーム」に基づいた日本のおかしな対米隷属状況も、終息へ向かう可能性があるのですから。

 (聞き手=本紙・今泉恵孝)

▽やべ・こうじ 1960年、兵庫県生まれ。慶大文学部卒。株歯堂マーケティング部を経て、87年から書籍情報社代表。2010年の鳩山政権の崩壊を機に日本戦後史の共同研究を始める。「日本はなぜ、『戦争ができる国』になったのか」など著書多数。




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記事 田原総一朗 2017年12月23日 相次ぐ米軍の落下物問題、その元凶は何か?

沖縄のアメリカ軍普天間基地は、住宅密集地に隣接している。「世界一危険」ともいわれている。そんな基地に隣接する小学校の校庭に、米軍のヘリコプターから窓のような部品が落下したのだ。沖縄の人たちからは、当然、不安と憤りの声があがり、大きな問題になっている。

なぜ、このような事故が起きたのか。最大の原因は「日米地位協定」にある、と僕は思っている。たとえば東京の上空を見てみよう。実は、首都圏の空のほとんどは米軍に占用されているのだ。

羽田空港に発着する民間の航空機は、米軍管理下の空域を避けて、大きく迂回しなければならない。だから、狭いルートに航空機が集中する。そのため航空機同士がニアミスを起こす危険な要因のひとつとなっている。日本の航空機は日本の空を自由に飛ぶことができないのだ。

だが、沖縄の空はさらにひどい。たとえば、羽田から那覇へ向かう場合だ。那覇空港の30キロほど前から、航空機は高度約300メートルまで下がる。乗客の実感としては海面スレスレだ。高度600メートル以上の空域は、米軍に占用されているからだ。

もっと納得いかないことがある。米国本土では、一般の民家の上を米軍機が低空飛行することが禁じられているのだ。それなのに、沖縄では米軍機が低空飛行をし続けている。罰せられることはない。

加えて、公務中の米軍兵士が犯罪を犯しても、日本に裁判権はない。治外法権だからだ。そのため、これまで米軍兵士が起こした、いくつもの悲惨な事件があった。

そのなかでも、1995年に起きた、少女暴行事件は記憶に新しい。米軍兵士3名が、12歳の女子小学生を拉致した上、集団で強姦したのだ。強姦致傷および逮捕監禁事件である。ところが犯人である米軍兵士3名は、当初、日本側に引き渡されなかった。そのことが、沖縄県民の怒りに火をつけた。沖縄県民の間にくすぶっていた反基地感情や反米感情が一気に爆発、大問題になった。このような状況になった元凶が、「日米地位協定」なのだ。

この協定は、アメリカが日本を占領していた時代に作られたものだ。それが、そのまま、いまも続いている。ところが、歴代の日本の首相は、協定の改正をしようとしてこなかった。なぜか。

ひとつは、アメリカが断固として反対しているからだ。そして2つめは、この協定による被害が、ほとんど沖縄県内に限られているからだ。「本土には関係ない」ということだ。

沖縄の面積は、日本の国土の約6%だ。ところが、日本にある米軍基地の、実に約70%が、沖縄に集中している。太平洋戦争において、日本で唯一、地上戦があった場所が沖縄であり、多くの民間人の犠牲者を出したきた。その沖縄に、である。沖縄県民の怒りが収まらないのは、当然のことだろう。

2カ月ほど前の10月11日にも、沖縄本島北部にある東村高江に米軍の大型ヘリコプターが墜落している。現場は民間の空き地だが、幸いケガ人はいなかった。

この事故に対して日本政府は、原因究明を徹底的に行うことを米軍に求めた。解明されるまでは再飛行しない、という約束も取りつけた。ところが米軍は、その4日後、日本側に何の連絡もないまま、再びヘリ飛行を再開したのだ。

その際の、日本政府の対応も問題だった。日本の防衛大臣は、「遺憾に思う」と発言したきりだったのだ。具体的な抗議は何もしていない。

相次ぐ落下物問題では、住宅密集地にある普天間から、辺野古への基地移転問題が浮かび上がってくる。だが、たとえ辺野古へ移転したとしても、それは沖縄の負担を県内でたらい回しにしただけだ。県知事はじめ、県民の多くが大反対なのも当然だろう。

そのような状況のなかで、日本政府は基地移転の工事を続けている。まるで、沖縄という地方自治体を無視にしているかのようだ。これでは、沖縄県民にしてみれば、対米従属の典型にしか思えないだろう。

かつての自民党に野中広務さんという政治家がいた。彼は、沖縄に何度も足を運び、沖縄の問題に真剣に向き合った。そんな「真の政治家」がたくさんいたのだ。いま、自民党にそんな政治家はいるのか。日本政府と沖縄県が、これ以上、断絶した状況にならないためにも、真の政治家が必要とされている。
http://blogos.com/article/267083/

[32初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数、規定違反多数により全部処理



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首都圏を自由に飛べない国 コラム狙撃兵2018年10月5日
https://www.chosyu-journal.jp/column/9485

 東京五輪に向けて外国人観光客4000万人を受け入れる策として、羽田空港の国際便の発着便を増やし、新宿や渋谷といった東京都心の上空を通過する新たな飛行ルートを設けようと日本政府が実現に向けて動いていた。ところがこの飛行ルートが首都圏上空に設定されている在日米軍横田基地を中心とした航空管制空域・横田ラプコンに接触することから、アメリカ側が「上空通過も日本側が航空管制をおこなうことも認められない」と拒絶していることが明るみに出ている。

 西日本から飛行機で東京に出かけると、着陸に向けて高度を下げ始めた機体は伊豆半島を越えて、相模灘を行き交う船舶が目視できるほどの高さを飛行して進んでいく。しかし、そこから首都圏上空に進入していくのではなく、一旦千葉県の房総半島側に抜けて眼下にゴルフ場だらけの景色を眺めながらグルッと左旋回し、羽田空港目指して引き返していくのが常だ。わざわざ大回りするのは横田ラプコンがあるためだ。

 この高度7000bに及ぶ米軍占有空域は一都八県にまたがった広大なもので、厚木や座間、横田基地所属の米軍機が飛び交うために、日本の航空機を排除して設定している。おかげで羽田空港に着陸する航空機は大回りを余儀なくされ、離陸する機体も一気に高度5000b以上に上昇するか、太平洋側に逸れて飛行しなければならない。横田ラプコンを避けて飛ばなければならないからだ。

 首都圏上空を他国の軍隊に握られ、自由に利用できない国など日本をおいてほかにはない。沖縄で嘉手納ラプコンが機能しているのと同じく、東京の空もまた占領軍が引き続き支配しているのである。

 東京都内には7つの米軍基地があり、その総面積は東京ドーム340個分にも及ぶという。首都圏は沖縄につぐ米軍施設の密集地帯でもある。トランプや米政府高官、CIAや軍人・軍属が成田空港ではなく横田基地に我が物顔で乗り付け、そこから六本木ヘリポートに移動したり勝手に出入りするのも、日米地位協定でその出入国手続きを必要としないと定めているからだ。犯罪米兵が日本の法律で裁かれることなく本国へ送還されるのもそのためだ。

 沖縄県知事選に際して、「沖縄県民、頑張れ!」の連帯の声は本土側でも熱いものがあった。その思いに対して、沖縄の人人は島ぐるみの力で勝ちとった選挙結果を持って「本土も頑張れ!」「否、本土が頑張れ!」と返しているように思えてならない。対米従属の鎖に縛られ、横田ラプコンに限らず日本列島が丸ごと不沈空母として占領されている現実から目をそらして、基地問題を沖縄問題に切り縮めたり、本土は独立しているかのように思い込むのは錯覚である。    武蔵坊五郎


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【藤井聡】「日米地位協定」問題について、日本人は無知すぎます。2018.09.17
From 藤井 聡(表現者criterion編集長・京都大学教授)
https://the-criterion.jp/mail-magazine/m20180917/

この週末、当方がコメンテーターで登壇しました
東京MXTVの激論サンデークロスという番組で、
「日米地位協定」問題が取り上げられました。
http://urx2.nu/M0sb

ちょうど、先月沖縄でのシンポジウムでも、
日米地位協定問題が取り上げられており、
日本の「自主独立」を考える上で、
避けては通れない問題だと考えていましたから、
個人的にはとてもタイムリーな番組となりました。

この問題を考える上で改めて感じたのが、
この問題の基本構造を、
大半の国民が認識していない―――
という事実。

ついてはこの番組でも、
賛否以前の問題として、
「基本事実」を伝えることに注力しました。

当方が申し上げたポイントは、以下の3点です。

(1)日米地位協定があるのは、世界の常識である。

日米地位協定とは、
『日本に駐留する米軍に、どのような特権を与えるのか』
という事の取り決めで、日米政府間で取り結ぶものです。

そもそも、米軍とは「米政府」の組織。

だから、外国に駐留する際、
その活動が全て、当該国の法律に制約されていては、
「米軍」活動ができなくなります。

だから、「軍隊が、外国に駐留する」状況では、
「地位協定」を取り結ぶのは、世界の常識です。

だから、世界に展開する米軍は、
欧州各国や韓国、アフガニスタンなど、
あらゆる国家と「地位協定」を結んでいます。

ですから、日米地位協定があることそれ自身は、
(米軍が駐留することを前提とする限り)
批判の対象ではありません。

(2)他国の地位協定に比べて、日本だけ過剰に不利な点が散見される。
今、日本で問題となっているのは、
「日本だけ過剰に不利な点が散見される」
という点です。

この認識は、今の総裁選で
「改定」を主張している石破氏だけでなく、
「運用改善」を主張している安倍氏(総理)においても、
共有されているもの。

例えば、「敗戦国」であったドイツですら、
米兵が「レイプや殺人」を犯した場合、
ドイツ政府が裁判を行えるということが
(補足)協定に「明記」されていますが、
日本ではされていません。
(例えば、https://synodos.jp/politics/17510

結果、12歳の少女が米兵に集団レイプされても
その犯人が日本側に引き渡されなかった事件などが
起こっています(1995年 沖縄米兵少女暴行事件)

同じく、「敗戦国」だったイタリアの地位協定では、
基地が作られる地⽅公共団体と、
オフィシャルなチャンネルを持たないといけない、
という事が明記されていますが、
日本にはそういう記載はありません。

あるいは、NATOでは、
米軍関連の「民間業者」の者は、
米軍人等と異なり、犯罪をすれば、
「受け入れ国の法律で裁かれる」
ことが明記されていますし、

アフガニスタンでも、
国内登録することが義務づけ有られていますが、

我が国の協定にはそうした規定はありません。

結果、「民間業者」が犯した犯罪も、
日本で裁けない、という事態が過去において
生じています。

そして何より、ドイツやイタリアでは、
施設の管理権は受け入れ国側にあると
明記されていますが、
日本ではそうではありません。

つまり、日本の地位協定は、
他の国比べて「不平等感」が強いと
判断せざるを得ないケースが散見されるのです。

(3)外国では、地位協定は改定されているが、日本はされていない

 政府は、こうした「不平等」の解消に対して、
日米で協議を重ね、「運用の改善」を図ってきました。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS05H02_V00C16A7MM0000/

しかし、「条文改定」は一度も行われていない、
というのが、実態です。

言うまでも無く、制度上、条文改定は可能であり、
事実、諸外国では条文が繰り返し改定されてきました。

例えば、韓国は、
不平等の改善を果たすために二度改定しています。

同じく敗戦国だったイタリアやドイツも、
冷戦終結と共に大きく改定されました。

フィリピンに至っては、
米軍に対する反発する世論を背景に、
米軍撤退と共に、協定が「撤廃」されています。

こうした「改善」はいずれも、
受け入れ国の「世論」からの反発があった
という背景を受けてのもの。

ところが我が国は、冒頭でも指摘した様に、
「地位協定問題」がほとんど世論に認識されておらず、
国民からの反発もさしてなく、
戦後直後の状況が
「放置」されているのが実態なのです。

・・・

以上が、日米地位協定を考える上での、
「基礎的認識」です。

纏めて言うなら、

「地位協定があること自体は普通だが(1)、
日本だけ不平等性が高く(2)、
にも関わらず、日本だけ、改定されていない(3)。」

わけであり、かつ、

「これらの事実を多くの国民が認識していない」

という次第です。

したがってこの地位協定の問題は要するに、

「日本の対米従属度の高さと、
独立しようとする努力の低さ」

を象徴しているわけです。

いわば、日本の「植民地根性」の濃密さを
証明するかのような問題が、
この日米地位協定問題なわけです。

・・・ちなみに、
そもそも、NATO各国の地位協定が、
欧州各国にとって不利ではないのは、
互恵性(つまり、欧州各国の軍隊が米国に駐留する可能性)
があることが、強烈な理由になっています。

もしも互恵性があれば、
米国政府自身がそんな「不平等」を撤廃するべく、
努力するに違いありません。

ところが日本は「互恵性」が無く
日米間の関係は「片務的」なわけで、
これが、不平等の解消を阻害する主要因なのです。

ですから、日米地位協定の改定の議論は本来、
「日本の真の独立」=「対米従属の脱却」を目指した
「憲法九条と日米安保条約の改定・解消」
とセットで進めなければならぬものです。

ただし、それらの中でも、
諸外国が皆改定している地位協定問題は、
最も取り組みやすい「レッスン1」に
位置づけられ得るものでしょう。

折りしも本誌「表現者クライテリオン」では、
この問題に取り組むべく、
「対米従属文学論」をシリーズ展開
しています。

ついては、少なくとも本メルマガ読者だけでも、
こうした最低限の「事実認識」を
共有頂きたいと思います。

追伸:この問題は、「週刊ラジオ表現者」にて沖縄を論じた際にも様々にお話しています。是非、お聴き下さい!
https://the-criterion.jp/radio/r20180903/

https://the-criterion.jp/mail-magazine/m20180917/  




▲△▽▼

森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★改憲案がもたらすもの
https://wjn.jp/article/detail/8638391/

2018年10月11日号 週刊実話
 安倍総理が憲法改正に強い意欲をみせている。自民党総裁選に向けて9月10日に行った所信表明演説で次のように語った。

「合憲性について議論がある旨、ほとんどの教科書に記述があります。自衛官たちの子供たちもこの教科書で学ばなければならないんです。皆さん、このままでいいんでしょうか。彼らが誇りを持って任務を全うできる、そういう環境を作っていくことが今を生きる政治家の、私たちの使命ではないでしょうか。憲法にしっかりと日本の平和と独立を守ること、“自衛隊”と書き込んで私たちの使命を果たしていこうではありませんか」

 巧みな論理だ。災害復旧などで、自衛隊員が奮闘努力する姿を国民は見ている。だから、彼らを憲法上きちんと位置付けようという主張に、ついついうなずいてしまう。

 実際、今年4月に読売新聞が行った世論調査では、憲法9条の条文は変えずに、自衛隊の存在を明記する条文を追加することに「賛成」は55%、「反対」は42%と過半数の国民が改正を支持しているのだ。

 戦力の不保持という規定は残すのだから、自衛隊は軍隊ではない。だから日本独自の判断で、戦争はできない。それでは、自衛隊は何をするのか。

 ここで考えなければならないのは、3年前に成立した安全保障関連法案だ。この法案では自衛隊の派遣が可能となる条件を細かく規定している。例えば存立危機事態の際、集団的自衛権の行使が可能となり、自衛隊の武力行使も認められることになっている。もっと分かりやすく言うと、アメリカが戦争を始めて、日本に自衛隊を出せと要請したときに、米軍の指揮下で自衛隊が一緒になって戦争をすることが可能になった。新しい憲法の規定では、自衛隊は軍隊ではないため、独自判断で戦争はできないが、米軍の付属部隊として戦争をするようになる。

 そう考えると、今回の憲法改正は、アメリカにとって、きわめて都合のよいものだと分かる。米国は戦後一貫して、日本の再軍備、軍事力強化を警戒してきた。しかし、その一方で、軍事負担を日本にも持たせようとも考えている。その二つのニーズを同時に満たせる最良の憲法が、戦力の不保持と自衛隊の明記という今回の自民党改正案なのだ。

 だが、私はいま議論しなければならないのは、日米地位協定の方だと思う。

 日米地位協定によって、米国軍人や米軍基地内での犯罪は、米国が一次的裁判権を持つ。また、米国軍人は出入国管理の対象ではなく、外国人登録の必要もない。米軍機は航空法の適用を受けないため、米軍基地を経由すれば、米国人は出入国がフリーパスで、国内のどこでも活動できる。まさに、日本は植民地のままになっているのだ。

 実は、日本と同じ太平洋戦争の敗戦国であるドイツやイタリアも、かつて同じような状況下に置かれていた。しかし、冷戦終結後の1990年代に見直しを行い、基地内での米兵にも警察権が及ぶようになり、米軍機は国内の航空法に従って飛ぶなど、駐留米軍の活動は、自国の国内法が適用されるようになっている。

 いまだに駐留米軍が特権を行使しているのは、世界の中で日本だけだ。憲法改正よりも、地位協定の改定が先ではないだろうか。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/814.html




▲△▽▼

知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた (講談社現代新書) – 2018/11/14
矢部 宏治 (著)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/406513949X/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=gendai_biz-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=406513949X&linkId=4b028c28dde8be90c104ecbc2ba452e0

えっ!? いまのままでは日本が世界平和に「貢献できない」ワケ アメリカに支配されたこの国の宿命
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58289
2018.11.09 矢部 宏治 現代ビジネス


軍拡を要求されている日本

いまから3年前の2015年8月、「平和学の父」と呼ばれ、その最高権威とされるヨハン・ガルトゥング博士(ノルウェー出身)が来日し、横浜で講演会を行った。ちょうど国会前では、安保法制反対のデモが連日、多くの参加者を集めていた時期のことである。

日本は今後、どうやって世界の平和に貢献していくべきなのか。2組の若者代表が、博士の講演に先がけて真摯な思いをスピーチし、会場からは大きな拍手がわきおこった。しかしそのあと、ガルトゥング博士が口を開いて最初に語ったのは、次のような、聴衆全員を凍りつかせるような言葉だったのである。

「現在の日本は、世界平和に貢献することはできません。その理由は、外交政策がアメリカの意向で決まり、自分で決定できないからです。アメリカが関心のあるのは、自国の〔軍事的〕勝利であって、平和ではありません。彼らはNATOについては思い通りに動かせないので、なんでも言うことを聞く日本に、いま〔安保法制で〕軍拡を求めているのです」

ガルトゥング博士は、書斎型の学者ではなく、紛争の最前線で問題解決にあたる現場の人≠セ。「横田空域」や「六本木ヘリポート」など、日本における異常な米軍支配の実態にも詳しい。いつも思うのだが、本当に分厚い現場の知識を持った人は、実に簡単な言葉で問題の本質を語ることができる。

その意味では、日本という国家と米軍の関係について、その本質をもっともストレートに語れる人物は、歴代の沖縄県知事をおいて他にないだろう。たとえば今年の8月に亡くなった翁長雄志前知事は、最後の記者会見でこう語っている。

「いまの日本のアメリカに対する従属は、日本国憲法の上に日米地位協定があって、国会の上に日米合同委員会がある。その2つの〔基本的な構造の〕なかで、日本はアメリカに何も言えない状況にあります。(略)いまアジアは大きくかわりつつあり、世界のどの地域よりも経済発展しているが、いまのままでは、〔やがて〕日本はアジアから閉め出されてしまうんじゃないか」

2018年現在の日本のおかれた状況と課題を、短い言葉で語って余すところがない。今回当選した玉城デニー新知事も、もちろんその一人だが、沖縄はその政治的苦難の中から、こうした優れた政治的リーダーを何人も生み出し続けているのである。

そんなバカな約束があるか!?

ふり返ってみると翁長前知事は、4年前の就任直後から、「戦後史の謎」を解くための非常に重要な手がかりを私たちに伝えてくれていた。(以下、TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』2014年11月18日からの要約)

〈沖縄の基地の返還協定には、よく読むと「〇〇年に返還する」という言葉に加えて、すべて「またはその後」という言葉が書かれている。たとえば那覇軍港なら「2028年またはその後」に返還すると書かれている。ほかの基地も全部同じ。そんな約束がありますか。「結婚しましょう」と言って、「来年またはその後にね」と言ったら、約束にならないでしょう〉

〈危険なオスプレイの飛行にしても、沖縄防衛局(防衛省の担当部局)は、「市街地は飛びません。夜10時以降は飛びません。そう〔米軍側と〕決めたから安心ですよ」と言ってくるが、よく取り決めを読んでみると、市街地や夜10時以降は「できる限り(飛ばない)」と書いてある。「ふざけんじゃないよ、そんな馬鹿な約束あるか」と思うけど、これが本土の方々にはなかなか伝わらない〉

まったくその通りなのだ。私もかつて沖縄で米軍基地を取材していたとき、一番不思議だったのがこのことだった。危険な低空飛行や騒音について、米軍は住民の抗議に応じてよく取り決めを結ぶ。しかし守らない。翌日から守らないことさえある。いったいなぜ、そんなことが許されるのか。

今回、『知ってはいけない2ーー日本の主権はこうして失われた』(講談社現代新書)を書くことで、その理由がはっきりわかった。

まずそもそもの原因は、現在の安倍晋三首相の祖父である岸信介首相が、安保改定に先駆けてアメリカと発表した共同声明(1957年6月21日)にある。そこには、

〈米軍の日本における軍事行動については、(協議が)実行可能なときはいつでも協議する〉

という合意内容が、はっきり書かれているのだ。

つまり、米軍が「協議したくない」ときは、日本政府に相談しなくていい。だから、大規模な住民の抵抗運動さえ起こらなければ、米軍は日本の国内でなんだってできるということなのだ。

これが、安保改定の大前提となった日米合意であり、現在の日本における米軍の法的権利の本質である。その後、数多く結ばれた条約や協定、取り決め、密約の数々は、すべてこの1行を細かく具体的にのべたものにすぎない(本書の特設サイト〈ウェブ立ち読み〉で無料公開している第3章を参照)。

日米安保の本質

たとえば、新安保条約・第6条を見てほしい。そこには日本における米軍の軍事行動は、

〈日米地位協定と、その他の合意される取り決め〉(英文からの筆者訳)

によって運用すると書かれている。さきほどの翁長前知事の言葉にある「またはその後」と、まったく同じ形のトリックだ。くわしくは本書を読んでいただきたいが、この〈その他の合意される取り決め〉のなかに、いまではすっかり有名になった米軍と日本の官僚の密室の協議機関、「日米合同委員会」で毎月2度結ばれる秘密合意が、旧安保時代のものもあわせてすべて含まれているのである。だから米軍は、地位協定の条文を、まったく守らず行動することができるのだ。

これが翁長前知事の言葉にある通り、国会も最高裁も米軍にはいっさいタッチすることができないという、旧安保条約時代から受け継がれる日米安保の本質なのである。

翁長前知事の命をかけた政治活動によって、今年の7月、全国知事会で「日米地位協定の抜本的見直し」が採択され、同知事の死去後、8月14日に日米両政府に提言された。

しかしここまで説明してきた通り、それが「日米地位協定の条文の改定」にとどまっては、ほとんど意味がない。最低でも「日米合同委員会」と「砂川裁判・最高裁判決」という2つの大問題の解決を視野に入れつつ、新安保条約・第6条から〈その他の合意される取り決め〉という文言を削除する必要がある。

その意味で、私たち日本人がこれから本格的に議論すべき問題は、「憲法の改正」でも「地位協定の改定」でもなく、「安保再改定」にほかならないのである。




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憲法を超える存在とされる「日米合同会議」・・・「日本は本当に主権国家なのか?」とプーチンに皮肉られるわけだ!! 
http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/372.html
2018年12月23日 くろねこの短語


 辺野古埋め立てに抗議するホワイトハウス署名は17万筆を超える勢いだそうで、いかにたまりにたまった怒りが渦巻いているかということだ。でも、そのはけ口がこの国にはない。どんなに民意が「NON」を叫んでも、ペテン政権は聞く耳持ちませんから。それどころか、「全力で埋め立てを進める」なんて官房長官が国民に宣戦布告しちまうんですから、暴動が起きないのが不思議なくらいだ。

 だからこそのホワイトハウス署名なんだろうけど、でもよく考えてみるとこれって結局のところ日本に主権はないってことを暗に証明しているようなものなのかもね。見方によっては宗主国のアメリカに直訴しているようなものだと言えなくもない。

 実際、憲法を超える存在と言われる非公開の「日米合同会議」なんてのがありますからね。月2回開かれているとされるこの会議は鳩山ポッポもその存在を知らされず、結局は煮え湯を飲まされたとも噂されている。そりゃあ、プーチンに「日本は本当に主権国家なのか?」と皮肉られるわけだ。

・【痛烈】露プーチン氏が「辺野古基地建設強行」に触れ、安倍政権に苦言!「日本は本当に主権国家なのか?」…領土交渉のマズさに日本政府は”完全沈黙”!
※下段に全文転載

 いわばタブーとも言える「日米合同会議」について、なんとテレビ朝日『報道ステーション』がリポートしている。

 1日早いクリスマスプレゼントということで、見逃した方は是非ご視聴ください。自民党政権の歴史はアメリカの傀儡政権の歴史でもあることがよくわかる。


憲法を越える存在!?非公開の日米合同委員会 20161206 houdoustation

【痛烈】露プーチン氏が「辺野古基地建設強行」に触れ、安倍政権に苦言!「日本は本当に主権国家なのか?」…領土交渉のマズさに日本政府は”完全沈黙”!
https://yuruneto.com/putin-henoko/?fbclid=IwAR1P-PUlVVOsuwOxvJLna2Fcwc7Uk5ouDwySCXTjCVdUqcQxa9t_ruoTfgE
2018年12月22日 ゆるねとにゅーす

※キャプチャー


プーチン大統領「在日米軍問題抜きに最終決定難しい」

【モスクワ大前仁】プーチン露大統領は20日の記者会見で、日本との平和条約と在日米軍の問題について「平和条約を結んだ後にどうなるのかは分からないが、この問題を抜きにして最終的な決定を下すことは非常に難しい」と述べた。ロシアは日ソ共同宣言(1956年)に基づき歯舞群島や色丹島を日本に引き渡す場合でも、米軍が両島に展開しないという保証を求めており、プーチン氏がこの点を改めて強調した形だ。

プーチン氏は対日問題に関する発言の最後に「日本との平和条約を結べるよう真摯(しんし)な努力を続けていく」との原則も繰り返した。

日本が配備する米国製のミサイル防衛(MD)システムに関し、プーチン氏は「防衛目的だと(いう日本の説明)は信じていない。システムは攻撃能力を備えている」と語った。ロシアは、日本が配備予定の陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」にも懸念を表明している。

また、沖縄県の玉城デニー知事や住民の反対にもかかわらず、米軍普天間飛行場の移設計画に伴い同県名護市辺野古沿岸への土砂投入が始まったことについて「日本の主権のレベルを疑ってしまう」と批判的な見解を示した。

【Yahoo!ニュース(毎日新聞) 2018.12.20.】


安倍政権の急所突く プーチン「辺野古問題」に言及の衝撃

「日本は本当に主権国家なのか」――。

ロシアのプーチン大統領から仰天発言が飛び出した。20日に開いた年末恒例の大規模記者会見で、北方領土を日本に返した場合に米軍基地が置かれる可能性について、「日本が決められるのか、日本がどの程度主権を持っているのか分からない」と指摘したのだ。

驚いたのはその先で、基地問題で主権を行使できていない実例として、ナント、米軍普天間飛行場の辺野古移設についてこう言及した。

「知事が基地拡大に反対しているが、(日本政府は)何もできない。人々が撤去を求めているのに、基地は強化される。みんなが反対しているのに計画が進んでいる」

〜省略〜

21日の会見でプーチン発言について聞かれた菅官房長官は「コメントは控える」と逃げた。情けないことに、日本政府は反論もできず、ダンマリを決め込んでいる。

「1月に日ロ首脳会談を控え、下手に反論してロシア側を刺激したくないのでしょう。北方領土問題を抱える一方で日米同盟は崩せず、立ち往生している。しかし、本当にトランプ大統領と世界一仲がいいのなら、『武器をたくさん買うのだから、辺野古基地建設はやめよう』と言えば済む話です。それで、北方領土には米軍基地を置かないと明言してもらえば、ロシアとの交渉も進められます。ロシア疑惑で急所を握られているトランプ大統領は乗ってくる可能性がある。それができないのなら、首相が誇る米ロ首脳との信頼関係はマヤカシということです」(天木直人氏)

〜省略〜

【日刊ゲンダイ 2018.12.20.】


北方領土交渉方針 明らかにしない考え 菅官房長官

北方領土交渉をめぐりロシアのプーチン大統領が日本はアメリカの意向を考慮せざるをえないのではないかという認識を示したことに関連し、菅官房長官は記者会見で、日本政府の方針を交渉の場以外で発言すれば悪影響が懸念されるとして、明らかにしない考えを示しました。

〜省略〜

そのうえで、菅官房長官は、「わが国の交渉方針や考え方について、交渉の場以外で発言することは交渉に悪影響を与えるおそれがあるので、お答えすることは差し控えたい」と述べました。

【NHK NEWS WEB 2018.12.21.】




29. 中川隆[-12020] koaQ7Jey 2019年2月20日 17:15:44: b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-22249] 報告
▲△▽▼

岸信介の陰謀 日米同盟から抜け出せない日本と日本人
https://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/83be8da162f92289451371d42f3c231f
2019年02月20日 世相を斬る あいば達也

以下は、朝日新聞の沖縄県民投票に関する世論調査だ。まず読む前に、最低限の話をしておこう。

日米安保条約が永続的に日本を植民地化する条約であることを、岸信介が知りながら、締結した条約であり、不可逆的に日本の世界における地位を決定づけたものである。

日米安保条約、地位協定、合同委員会等々は表向きの条約について知り得るが、行政官僚と米軍との密約、行政官僚とCIAとの密約などは、我々が知ることは出来ない。

しかし、ここでは多くを語らないが、明らかに、ダレスの魔術に惑わされた、自民党が、日本で厳然たる地位を約束される代りに、植民地化を自ら望んだ関係にあるので、この闇は深い。

最終的には、あっては困るが、現実に、米中戦争などが起きない限り、日本が植民地であったと気づくことがないのが、この日米安保条約の肝である。

しかし、沖縄の、いま置かれている地位を見ることで、一定範囲の想像や推理は可能と考える。

残念なことは、「普天間基地返還のための辺野古基地」と云う、約束事も、本当に明文化しているとは言えず、最終的に、沖縄県民が、また、トテツモナイ騙し討ち遭うことは、なんとしても避けて貰いたいの考える。


≪基地負担「大きすぎる」沖縄県民88% 朝日新聞調査

 沖縄県民を対象にした朝日新聞社の電話による世論調査で、沖縄に在日米軍専用基地・施設の約7割が集中している状態について尋ねたところ、本土と比べて「負担が大きすぎる」が88%に上り、「そうは思わない」の9%を大きく上回った。多くの県民が過重な負担を感じている実態が改めて浮き彫りになった。 調査は、24日に投開票される県民投票を前に、16、17両日に実施した。

 沖縄の負担軽減をめぐり、安倍内閣が沖縄の意見をどの程度聞いていると思うかも尋ねた。「十分聞いている」(4%)、「ある程度聞いている」(17%)が合わせて21%だったのに対し、「あまり聞いていない」(37%)、「まったく聞いていない」(39%)が計76%を占めた。過剰な基地負担が軽減されていないと多くの県民が感じている実情がうかがえる。

 本土との温度差も浮かび上がった。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設について、沖縄では賛成が21%、反対が68%、「その他・答えない」が11%だったのに対し、全国では16、17両日に実施した世論調査(電話)でそれぞれ34%、37%、29%と割れた。

 昨年9月の知事選で初当選した玉城デニー知事の支持率は75%で、不支持の15%を大きく上回った。女性の支持は79%だった。自民支持層でも支持が44%と不支持の42%と拮抗(きっこう)し、無党派層は79%が支持した。辺野古移設に「賛成」と答えた層の28%も支持した。前任の故翁長雄志氏が知事就任後、最初となる2015年4月調査では70%だった。

 玉城氏は辺野古移設反対を掲げて知事選で大勝。しかし、安倍内閣は昨年12月14日から辺野古の海に土砂を投入し、埋め立てを進めている。これに異議を唱え続ける玉城知事の姿勢が支持を集めているとみられる。(伊東聖)
    
 ◇  

〈調査方法〉 16、17の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、沖縄県内の有権者を対象に調査した。有権者がいる世帯と判明した番号は2138件、有効回答は1125人。回答率は53%。
 ≫(朝日新聞デジタル)


≪世論調査―質問と回答〈沖縄県、2月16、17日実施〉

◆アメリカ軍普天間飛行場の、名護市辺野古への移設をめぐって、今月24日に県民投票が実施されます。あなたは、この県民投票にどの程度関心がありますか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)
大いに関心がある 51  
ある程度関心がある 33  
あまり関心はない 12  
まったく関心はない 2  
その他・答えない 2

◆あなたは、こんどの県民投票では、投票に行くと思いますか。(択一)  
必ず行く 71  
行くと思う 14  
できれば行きたい 9  
行かない 5  
その他・答えない 1

◆こんどの県民投票では、普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に計画している米軍基地建設のための埋め立てについて投票します。あなたは、仮にいま投票するとしたら、賛成、反対、どちらでもない、のうち、どれに投票しますか。  
賛成 16  
反対 59  
どちらでもない 21  
その他・答えない 4

◇(「どちらでもない」と答えた人に)あえて賛成か反対かを選ぶとすれば、どちらに気持ちは近いですか。賛成ですか。反対ですか。  
賛成 31〈6〉  
反対 45〈9〉  
その他・答えない 24〈6〉

◆今回の県民投票の結果を、政府は尊重すべきだと思いますか。その必要はないと思いますか。  
尊重すべきだ 80  
その必要はない 11  
その他・答えない 9

◆アメリカ軍基地が集中する沖縄の負担軽減について、あなたは、安倍内閣が沖縄の意見をどの程度聞いていると思いますか。(択一)  
十分聞いている 4  
ある程度聞いている 17  
あまり聞いていない 37  
まったく聞いていない 39  
その他・答えない 3

◆あなたは、アメリカ軍の普天間飛行場を、名護市辺野古に移設することに賛成ですか。反対ですか。
賛成 21  
反対 68  
その他・答えない 11

◆あなたは、沖縄の米軍基地は日本の安全保障にとって、どの程度必要だと思いますか。(択一)  
大いに必要だ 11  
ある程度必要だ 42  
あまり必要ではない 25  
まったく必要ではない 18  
その他・答えない 4

◆沖縄には、在日米軍専用の基地や施設の約7割が集中しています。あなたは、この状態は本土と比べて、負担が大きすぎると思いますか。そうは思いませんか。  
負担が大きすぎる 88  
そうは思わない 9  
その他・答えない 3

◆ところで、あなたは、沖縄県の玉城デニー知事を支持しますか。支持しませんか。  
支持する 75  
支持しない 15  
その他・答えない 10

◆あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。  
支持する 24  
支持しない 60  
その他・答えない 16

◆あなたは、いま、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。  
自民党 17  
立憲民主党 5  
国民民主党 1  
公明党 2  
共産党 4  
日本維新の会 1  
自由党 1  
希望の党 0  
社民党 3  
沖縄社大党 1  
その他の政党 2  
支持する政党はない 43  
答えない・分からない 20   

  ◇  

〈調査方法〉 16、17の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、沖縄県内の有権者を対象に調査した。有権者がいる世帯と判明した番号は2138件、有効回答は1125人。回答率は53%。
 ≫(朝日新聞デジタル)


初めのまとめ的記事の中で、≪辺野古への移設について、沖縄では賛成が21%、反対が68%、「その他・答えない」が11%だったのに対し、全国では16、17両日に実施した世論調査(電話)でそれぞれ34%、37%、29%と割れた≫と云う調査結果について言及しているが、つい笑ってしまった。

まさに、昨日の拙コラムで日本人の劣化を見出しにしたが、この調査結果部分が、真の日本人の精神構造なのだろう。

下世話な言い方だが、他人の不幸は蜜の味、例えとしては適当ではないのだが、少なくとも、他人の痛みは一切感じない人々が大多数を占める日本人と云う、姿の一部に触れた感がある。

本土から、見た目だけ米軍基地がなくなったので、スッキリした気分の多くの日本人だが、何とも情けないのひと言だ。

簡単に言えば、日本全体が、何時でも何処でも、日本領土も日本人も、米軍の好きに扱える存在だと云う「日米同盟」が存在していることを失念している。

おそらく、自民党の安倍を含む幹部にせよ、経済界や学会などの既得権益層の人々も、米国の大きな陰謀的力が頭の上に圧し掛かっていることを忘れて過ごしているのだろう。

そして、ある日、猛烈な腕力で、日本社会を支配してくる日があることを、忘れようと努め、日々を、自己都合のご都合主義で生きている。

そして、いっぱしの独立国だと思い込もうとしているのだが、心の奥底では、ある日が起きる恐怖を感じている人々もいる。

ただ、その声は大きくないし、それを思っている人の数は、圧倒的に少なくなっている。

正直、日米同盟の隷属性が、安倍晋三の嘲笑だけで終わるのであれば、それは日本にとって幸運だ。

ただ、それは幸運なだけで、危機が去ったわけではない。自民党の歴史を眺め、その時系列の一部分を切り取って、戦後の日本史を、もう一度検証する必要がある。

無論、公式的なものだけがすべてではないが、そこは、それなりの推理を働かせ、戦後のドサクサの日本と米国が、どのような関係で、どのような約束をしてきたのか、もう一度考える必要があるだろう。

団塊世代が死に絶えた頃には、米国の占領地域と云う、拭いがたい屈辱の中に住んでいることを顧みる人すらいなくなるのだ。

以下は、自民党のHPから抜き出した「保守合同前史」と歴代総裁の名前だ。


≪ 保守合同前史

わが国の戦後民主政治は、昭和二十年八月十五日の太平洋戦争の終結と、連合軍による占領政治の開始とともに、その幕をあけました。

しかし、それから「保守合同」による自由民主党の結党までの十年間は、終戦後の社会的・経済的混乱、急激な民主的改革、占領政策の変化等によって、文字どおり激動と混乱を続け、平和条約締結後も占領政治の後遺症からぬけだすことに精一杯で、いわば戦後民主政治確立への、生みの苦しみを続けた「準備期」であったといえましょう。

終戦直後の十一月、鳩山一郎氏を中心とする「日本自由党」の結成を皮切りに、「日本社会党」「日本進歩党」「日本協同党」「日本共産党」などの各政党が旗揚げし、それぞれ多彩な政策、綱領を掲げて出発したのでした。

だが、その後、連合軍総司令部の指令による公職追放や政治介入が進むにつれて、戦後政治はめまぐるしく揺れ動いたばかりでなく、選挙による各党の消長とともに、政界分布図もまた、激しく流動を続けました。

自由民主主義政党の各派についてみると、まず「日本協同党」が二十一年五月、他の少数党と合同して「協同民主党」となり、さらに翌二十二年三月には、国民党といっしょになって「国民協同党」を結成しました。また「日本進歩党」は、二十二年三月には「日本民主党」となり、のちに「国民協同党」と合同して「国民民主党」に変わり、独立回復直前の二十七年二月には、解党して「改進党」を結成し、二十九年十一月に「日本民主党」に発展したのです。

他方、「日本自由党」は、二十三年三月、民主クラブと統合して「民主自由党」となり、二十五年二月には、民主党連立派と合流して「自由党」を名乗るにいたり、ようやく自由民主勢力は、自由党と民主党との二大潮流に整理、再編成されたのでした。

また革新陣営では、「日本社会党」は結党以後、長い間左派と右派の対立を続けていましたが、二十六年十月、平和条約と日米安保条約に対する去就をめぐって意見が対立、ついに左右両派に分裂したのです。

この間、内閣のほうも、終戦直後の東久邇、幣原両内閣に続き、第一次吉田内閣、片山内閣、芦田内閣、第二次から五次までの吉田内閣、鳩山内閣と変転しました。しかし、昭和二十二年六月から翌二十三年二月までのわずか八カ月間、片山哲氏を首相とする社会党内閣が存在したのを除けば、終始一貫、自由民主主義内閣による政治が続いたのでした。

しかもその間、連合軍による占領行政は、形の上では日本政府を表に立てた「間接統治」ではあっても、実質的には、連合軍総司令部の指示と意向によって左右される「直接統治」に等しいものでしたから、歴代内閣がその行きすぎや、国情無視の占領政治を是正するために払った苦労は、筆舌に尽くせないものであったのです。それでも歴代の自由民主主義内閣は、敗戦直後の廃墟の中からの日本の建て直し、空前の食糧難の打開、行きすぎた労働争議など社会的混乱の克服、現行憲法の制定、農地改革、教育改革、一ドル三百六十円の固定相場制への移行、財政の確立をはじめ、新憲法制定にともなう内閣法、国会法、裁判所法、地方自治法、財政法、労働関係法、教育基本法、学校教育法、独占禁止法等の憲法関連諸立法を重ねて、今日にみるわが国民主社会の基本制度を固めたのでした。

こうして、激動と混乱に明け暮れた占領下の政治も、二十三年十月、民主自由党総裁の吉田茂氏が第二次吉田内閣を組閣し、翌二十四年一月の総選挙で圧倒的勝利をおさめるにおよんで、ようやく長期安定政権の基礎が固められたのです。以後吉田内閣は、二十九年十二月の退陣まで、足かけ六年にわたって政権を担当し、日本経済の再建、平和条約締結による独立の回復と国際社会への復帰等、歴史に残る偉業を達成したのでした。

吉田内閣時代の不滅の功績は、何といっても、二十六年九月八日、サンフランシスコで調印された平和条約による独立の回復と、日米安全保障条約によるわが国の平和と安全の確保でありましょう。

当時、その前年に突発した朝鮮動乱と、冷戦時代の深刻な東西対立という国際情勢を背景に、共産党、社会党左派、左翼的文化人の間には、「全面講和・安保阻止」の主張が異常な高まりを示していたのです。しかし吉田首相は、毅然として所信を貫き、これらの反対論を押しきって「多数講和・安保締結」に踏み切ったのでした。

その後の歴史にてらして、この両条約の締結が、わが国の平和と安全を守り、国民の自由を取り戻し、やがて世界の歴史に類をみない経済的繁栄をもたらす前提となったことは、あまりにも明らかであり、その意味で、吉田首相および自由民主主義政党の決断は、歴史的な選択として、長く後世に残る偉業だったというべきでしょう。

独立回復後、吉田内閣はさらに、(1)自由国家群との提携、(2)国力の充実と民生の安定および自衛力の漸増的強化、(3)国土開発、生産増強、貿易振興による経済自立などの「独立新政策」を打ち出し、独立体制の整備と民生安定、経済再建をめざす諸施策に意欲的に取り組みました。

すなわち、二十六年から翌二十七年にかけて制定された「破壊活動防止法」「義務教育費国庫負担法」「電源開発促進法」「新警察法」「防衛庁設置法および自衛隊法」「義務教育諸学校の教育の政治的中立の確保に関する臨時特例法」「電気事業、石炭鉱業におけるスト規制法」「厚生年金保険法」「学校給食法」「硫安需給安定法」等の重要立法がそれです。

しかし、さすがの吉田安定政権も、長期の政権担当による人心の倦怠には勝てず、二十七年四月の平和条約・日米安保条約の発効と独立回復を境に、人心は次第に吉田内閣を離れ、これを背景に政界は不安定化していきました。こうした情勢が、「保守合同」による政局転換をめざす気運を急速に高め、吉田首相もついに二十九年十一月、政局打開のため進退を党の会議に一任する旨の書簡を自由党幹部に送りましたが、続いて改進党と、自由党から離脱して結成した日本自由党が合体して、「日本民主党」が結成されるにおよんで、その直後の十二月七日、総辞職を決意するにいたりました。

このあとをうけて、日本民主党総裁の鳩山一郎氏が、同年十二月十日、首相に指名されて、第一次鳩山内閣が成立しました。 :鳩山内閣は、(1)住宅問題の解決、(2)中小企業対策の充実、(3)失業対策の強化、(4)税制改革、(5)輸出の振興等を重点政策に掲げて、翌三十年一月の総選挙に臨みましたが、開票の結果は、日本民主党百八十五、自由党百十二、日本社会党左派八十九、同右派六十七、その他十四議席という勢力分野となり、小党分立の状態となったのです。 :このため第二次鳩山内閣が発足したものの、政局不安が続いたため、民主、自由両党の合同による政局安定を求める動きが、ますます強まっていったのでした。

いよいよ戦後民主政治も、十年間にわたる「準備期」を終えて、新しい「興隆期」に向かって、大きく飛躍すべき転換期にさしかかっていたのです。

■自由民主党歴代総裁

鳩山一郎
石橋湛山
岸信介
池田勇人
佐藤栄作
田中角栄
三木武夫
福田赳夫
大平正芳
鈴木善幸
中曽根康弘
竹下登
宇野宗佑
海部俊樹
宮沢喜一
河野洋平
橋本龍太郎
小渕恵三
森喜朗
小泉純一郎
安倍晋三
福田康夫
麻生太郎
谷垣禎一
安倍晋三  
≫(自民党HPより)





30. 中川隆[-10637] koaQ7Jey 2019年10月23日 15:54:50: b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2226] 報告
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追跡!謎の日米合同委員会 独立国家の名が泣く! 米軍に支配された日本の情報公開
https://mainichi.jp/sunday/articles/20191015/org/00m/010/001000d
2019年10月16日 03時00分(最終更新 10月16日 03時00分) スクープ&スコープ サンデー毎日 2019年10月27号

国会議事堂=川田雅浩撮影

見えない政府

 従米構造を固定化し運用するための秘密機関、日米合同委員会。日本の高級官僚と米軍高官からなるこの組織の議事録は、「日米双方の合意がない限り」不開示とされてきた。だが、情報公開の原則に則って、この秘密体制に風穴を開けようとする画期的な訴訟があった―。

▼日米密約に挑む訴訟

 安倍長期政権の下で、特定秘密保護法の制定強行、「森友・加計(かけ)」文書隠蔽(いんぺい)・改竄(かいざん)、「自衛隊日報」隠蔽など、民主主義にとって極めて重要な情報公開がないがしろにされ続けている。

 政府機関が保有する公文書は、政府・官僚機構の所有物ではない。公文書管理法第1条には、こうある。

「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るもの」

 情報公開法第1条でも、情報公開の意義が次のように説かれている。

 情報公開により、政府の活動を「国民に説明する責務」が全うされ、「国民の的確な理解と批判の下にある公正で民主的な行政」が推進される。

 つまり政府機関の情報が十分公開され、公文書を国民・市民が主体的に利用して行政をチェックできなければ、「公正で民主的な行政」にはなりえないのだ。

 しかし、情報公開と説明責任に後ろ向きなのは、安倍政権はじめ歴代自民党政権の悪弊でもある。例えば「核密約」など日米密約に関しても、時の政権と官僚機構は存在する文書をないと偽り、隠し続けてきた。政府の秘密主義体質は根深い。

 そのような秘密主義の深奥に位置し、情報隠蔽の象徴ともいえる組織がある。日米合同委員会だ。日本の高級官僚と在日米軍の高級軍人から成り、米軍の基地使用と軍事活動の権利、米軍関係者の法的地位などを定めた日米地位協定の運用に関する密室の協議機関で、米軍に有利な秘密合意=密約を結んできた。

例えば、首都圏の上空を覆う横田空域の航空管制を法的根拠もなく米軍に事実上委任する「航空管制委任密約」、米軍機墜落事故などの被害者が損害賠償を求める裁判に米軍側は米国の利益を害する情報などは提供しなくてもいい「民事裁判権密約」、米軍人・軍属の犯罪で日本にとって著しく重要な事件以外は日本側が裁判権を行使しない「裁判権放棄密約」などである。

 日米合同委員会の合意の要旨は一部、公開されている。しかし、議事録や合意文書は原則非公開で、国会議員にも公開されない。外務省などに情報公開法による文書開示請求をしても不開示とされる。理由は、「日米双方の合意がない限り公表されない」と日米合同委員会で合意したからだという。

 だが、そのような規定は日米地位協定にはない。ただ一方的に日米合同委員会の密室で取り決めただけなのだ。しかも、その合意自体を記した文書の開示さえも政府は拒んできた。これでは本当にそうした合意が存在するのかどうかも確認できない。全くのブラックボックスと化している。

日米合同委の不透明さ、密室性

 この日米合同委員会の秘密体制に風穴を開けようとしたのが、「知る権利」と情報公開の推進に取り組むNPO法人「情報公開クリアリングハウス」(以下、クリアリングハウス)の「日米合同委員会議事録情報公開訴訟」である。

 発端は、クリアリングハウスが2015年4月、情報公開法に基づき外務省に、日米合同委員会の議事録が日米双方の合意がない限り公表されないと、両政府間で明確に合意したことがわかる文書の開示請求をしたことだ。

 具体的には、1960年6月の日米地位協定下(日米行政協定から改称後)の第1回日米合同委員会の議事録の一部だが、不開示となった。理由はやはり「日米双方の合意がない限り公表できず、公にすると米国との信頼関係を損なう」からだった。クリアリングハウスは2015年12月、国(日本政府)に対し、不開示決定の取り消しを求めて東京地裁に提訴した。

「日米双方の合意がない限り公表されないとの合意自体は、単なる会議のルールで、安全保障や外交政策とは無関係です。こんな情報まで固定的に非公開とするのは、明らかに拡大解釈であり、看過できません」と、クリアリングハウス理事長の三木由希子氏は指摘する。

 日米合同委員会の不透明さ・密室性を浮き彫りにし、情報公開の必要性を訴えるこの訴訟は、序盤で意外な展開を見せた。国側が自ら不開示としてきた第1回日米合同委員会の議事録中の、「日米双方の合意がない限り公表されない」と書かれた部分を、なんと全く別の裁判では自説の根拠として証拠提出していたことがわかったのだ。

 それは、沖縄の米軍北部訓練場を通る県道70号の日米共同使用に関する文書(米軍と那覇防衛施設局と沖縄県の間の協定書など)を、沖縄県が情報公開条例に基づく住民の開示請求に応じて開示しようとしたのに対し、国が県の開示決定の取り消しを求めて那覇地裁に提訴(15年3月)した裁判でのことだ。

 沖縄県の「(文書は)日米合同委員会の議事録ではなく三者間の協定書で開示は妥当」との説明に対し、国側は「議事録の一部で、日米両政府の合意がない限り公表されない」と主張し、前出の議事録中の該当部分を証拠提出した。つまり政府は自らが起こした裁判では、自らの主張に有利なように、非公開としてきた議事録の一部を恣意(しい)的に公開したのである。ご都合主義のダブルスタンダードだ。

 この事実をクリアリングハウス側が指摘したため、国側は方針を一転、16年10月に問題の議事録の一部を開示せざるをえなくなった。これで「日米双方の合意がない限り公表されない」との合意の存在は確認できた。しかし、そもそもそれ自体が非公開に値する情報ではないことも露呈した。日米合同委員会の文書を、政府がいかに固定的・独善的に不開示としているかも浮き彫りになった。

 それを受けてクリアリングハウス側は、外務省の当初の不開示決定に違法性があったとして、同年11月に国家賠償請求へと訴えを変更した。その国賠訴訟の裁判で、国側(実質は外務省)はさらにおかしな行動に出る。

外務省と在日米軍の緊密な連携

 国側は初め、次のように主張した。

 当初の不開示決定は、外務省の北米局日米地位協定室の事務官と在日米軍の日米合同委員会事務局長とのメールや電話で、米国側から「開示に同意しない旨の立場が示された」からで妥当であり、違法性もない。日米合同委員会の文書の開示請求がある度に、米国側の立場を確認して不開示決定をしている。

 そこで、クリアリングハウス側はそのメールの証拠提出を求めた。国側の主張を検証するためだ。ところが国側は、日米合同委員会の米国側代表の同意が得られないなどの理由で、提出を拒否。そのため、強制力のある文書提出命令の申し立てを東京地裁にした。

 すると国側は、裁判所の提出命令が出るのを回避するため、なんと初めの主張を撤回し、前出の米国側の立場はメールではなく電話で確認したと言い出した。だが、メール自体はあるわけで、裁判所からは「電話よりメールの方が証拠性は高い」と指摘される。

 対応に窮した国側は、メールは公務員の職務上の秘密に関する文書で、文書提出命令の適用除外に当たると主張し、あくまでも提出を拒もうとした。クリアリングハウス側は、本当に適用除外の対象かどうか、裁判官だけが文書の提示を受けて実見し判断する「インカメラ審理」を求める。裁判所はそれを認め、今年3月25日、国側に6月3日までにメールを提示するよう命じた。

 しかし、外務省は期限が過ぎても応じなかった。そして6月27日に突如、国側は理由も明かさずに認諾という手続きをとった。原告の訴えを全面的に認めて賠償金(110万円)を払い、訴訟そのものを一方的に終了させてしまったのである。

 実に不可解な対応だが、認諾は外務省の当初の不開示決定に違法性があったと認めることを意味する。国が自ら違法性を認めて賠償する道を選ぶとは、異例きわまりない。いったい国側すなわち外務省はなぜそこまでして裁判を打ち切りたかったのか。

「よほど米軍側とのメールのやり取りの内容を知られたくなかったのでしょう。認諾の場合、判決は出ません。外務省は、日米合同委員会の密室性に“蟻(あり)の一穴”を開ける、インカメラ審理や文書提出命令が実施された情報公開訴訟の判例が残るのを、どうしても避けたかったのだと思われます」(三木氏)

 今回の訴訟で、外務省と在日米軍が日米合同委員会の秘密体制維持のため、メールなどのやり取りで緊密に連携し、文書をことごとく不開示決定で封印している様が浮かび上がった。それは情報公開制度を空洞化させ、市民の「知る権利」を侵害するものだ。

 同様の連携について、私は本誌今年9月1日号の記事「外務省は米軍と一心同体か!」でも述べた。前出の「民事裁判権密約」文書を含む日米合同委員会議事録の一部を開示すべきとした、総務省管轄の情報公開審査会(政府機関の不開示決定が妥当かどうかを審査)の答申をめぐり、16年3月、在日米軍の日米合同委員会事務局長から外務省北米局の日米地位協定室担当者あてに、次のような要旨のメールが送られていたのだ。

「日米間での議論」に基づき米国は開示に同意せず、日本政府(具体的には外務省)から情報公開審査会に対して「開示の撤回を求め、必要な説明を行うよう」要請する。

 これは日本の情報公開制度への内政干渉ともいえる行為だ。その後、外務省はこのメールを情報公開審査会に提示し、必要な説明を行った。そして、日米合同委員会議事録を全面不開示とする外務省の決定は妥当とする新たな答申が出された。結果的に前出の答申は覆されたのである。

 クリアリングハウスによる訴訟で問題となった外務省と在日米軍のメールのやり取りにも、似たような生々しい連携ぶりが書かれていたのかもしれない。

日本国民の「知る権利」を侵害する米軍

 このように外務省と在日米軍が結託して、秘密の厚い壁を築く日米合同委員会。

 そこでは、外国軍隊への基地提供すなわち国の主権に関わる重大事項が協議され、決定されている。米軍機の騒音被害や事故、米兵犯罪の被害、基地の環境汚染など、米軍駐留による市民生活への影響は広く及ぶ。基地の提供が妥当なものか、使用条件や周辺住民への影響はどうかなど、協議内容は当然公開されるべきだ。日米地位協定をめぐる行政は公正かつ民主的なのか、日米関係はどうあるべきかなどを人々が考え、議論し、判断するためにも、日米合同委員会の情報公開は必要である。

 ところが、日米双方の合意がない限り公表しなくてもいい仕組みが、日米合同委員会の密室で作られた。米軍が明らかにしたくない、外務省などが知られたくない情報は、ブラックボックスに秘められたままだ。

 前出の在日米軍の日米合同委員会事務局長から外務省北米局の日米地位協定室担当者あてメールには、「合同委員会の議事録及び関連文書を開示する権限は、ただ唯一合同委員会のみに属している」との記述もある。

 つまり開示の権限を独占しているというのだ。これでは、日米合同委員会が情報公開制度に対し、縛りをかけていることになる。米国側の同意、実質的には米軍の同意なしには開示されないのだから、日本の情報公開の主権が制約・侵害されているといえる。

 情報公開訴訟を振り返って三木氏は、こう総括する。

「日米双方の合意がない限り公表されないとの1960年の合意は、まだ情報公開制度がなかった60年前のものです。時代はすでに大きく変わり、政府には情報公開と説明責任が求められるようになっています。安全保障や外交は国民の理解と信頼なしには成り立ちません。外務省は60年も前の合意に固執して形式的に不開示決定をするのではなく、説明責任が果たせるよう、一件一件の開示請求について熟慮し、開示に向けて最大限の努力をする方向で米国側と協議していくよう姿勢を改めるべきです」

 前出の那覇地裁の裁判では2017年3月、国側の主張を認めて沖縄県の開示決定を取り消す判決が出た。まるで政府の情報隠蔽に加担するかのような判決だった。県側は直ちに控訴。「情報公開という国民の権利に関して司法は主体的判断を放棄」したと批判し、開示決定の正当性を訴えた。県道の日米共同使用の条件など、住民の生活に直結する問題について、県民には当然「知る権利」がある。

 しかし2018年4月、福岡高裁那覇支部は地裁と同様の判断で控訴を棄却。県は最高裁に上告したが、今年1月棄却とされた。一連の経過の背後には、日米合同委員会の秘密体制が冷然とそびえ立っている。


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/601.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK266] <ここまでくれば、もはや工作員だ!>安倍宣伝の時に決まって出て来る岩田明子は何とかならないか  天木直人  赤かぶ
78. 斜め中道[8040] js6C35KGk7k 2019年10月23日 16:38:44 : 460ZVzz1ys : SDZ2LjR6cm1sVk0=[2002]
>>77 腐った糞汚邪魔

“安倍政権は衆院選で勝ったら、
 米国を後ろ盾に北朝鮮征伐を自ら進んですべきであろう。
 その結果100万、200万の日本国民が犠牲になっても、
 世界に大和魂をしめすことができ日本人にとっては本望であろう。”

・・・とほざいた糞が何を言ってやがる。
お前ぇの面の皮も、土偶なみなんか??

ゲンダイが、あきちゃんのカッコを、「土偶ファッション」っつってたな。
ある意味、皇室行事向きなのか・・・・??

・・・と言えんこともないこともないかもしれないにゃ
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/640.html#c78

コメント [近代史3] 平成とは何だったのか _ アメリカの属州化の完遂 中川隆
2. 中川隆[-10634] koaQ7Jey 2019年10月23日 16:40:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2230]
食料の9割輸入に頼る危険な道 GM・ゲノム食品の投棄場と化す日本列島 2019年10月12日
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/13571

 環太平洋経済連携協定(TPP)11が昨年12月発効し、日欧経済連携協定(EPA)が今年2月発効したのに続いて今月7日、日本政府は日米FTAの一部としての日米貿易交渉協定に正式署名した。いずれも自動車やITなど独占企業の市場拡大のために農業分野を犠牲にして決着をはかったものだ。政府は今回の日米貿易協定署名で国内の農業分野にどれほどの影響が出るかの試算を出していない。トランプが要求する来年1月1日の発効に向けて国会承認を強行しようと必死だ。TPPが問題になった時点で当時の農水省はTPP発効によって日本の食料自給率は14%まで低下するとの試算を出している。特産物以外の農業生産がほぼ壊滅するという水準であり、国民への食料供給は危機的になり、飢餓や餓死の蔓延も懸念される。輸入依存の食料の安全性も問題になってくる。さらに食料の90%近くを輸入に依存する国が独立国といえるのかという食料安保の問題も大きい。農産物の関税撤廃や削減による市場開放によって日本の食料はどうなっていくのか、座談会をもって論議した。

稲刈りをする農家(北海道)

 司会 TPP11や日欧EPA、日米FTAで農業はどうなっていくのか。


 A 日本の農産物市場は戦後、1960年代から輸入自由化が推進されてきた。政府は自動車やテレビなど工業製品のアメリカへの輸出拡大のために農業生産を犠牲にし、米国産農産物の輸入を拡大してきた。米国産レモンを皮切りに70年代のグレープフルーツ、90年代の牛肉、オレンジなどの輸入自由化で国内の酪農・畜産、ミカン農家などは離農や倒産など悲惨な事態を経験した。


 B 食料自給率は1960年に79%だったが、70年に60%、80年に53%になり、90年には40%に、97年には戦後最低の37%に落ちた。この年はコメの不作で緊急輸入をした年だ。その後2000年に40%、15年に39%、17年に38%、18年にはふたたび戦後最低の37%に落ちている。これは先進国のなかで最低で、韓国(39%)よりも低い。ちなみにアメリカは130%、フランス127%、ドイツ95%、スペイン93%、イギリス63%、イタリア60%だ。


 C 日本の農業分野はすでに十分に市場開放されており、これ以上の市場開放は国内の農業生産の壊滅、すなわち国民への食料供給の危機であることを、TPP参加をめぐって生産者は強く訴えていた。


 A TPPは「例外なき関税撤廃」を原則とするものだ。日本は最低限の食料供給を守るために、コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物などに最後の砦として高関税をかけてきた。ところがTPPではこの主要品目も関税削減の対象とし、大幅な関税削減や無関税枠をもうけた。TPPが18年12月に発効するとその後5日間で半月分の牛肉輸入が増え、さらに2月にTPP水準を上回って日欧EPAが発効すると豚肉は輸入が5割増、チーズなど乳製品は輸入が3割増えた。これに加えて日米FTAで農業分野のさらなる市場開放を約束した。国内の農家への打撃は重大だ。


 農水省はTPP発効で食料自給率は14%まで下がると試算した。18年の食料自給率37%の半分以下で、約90%の食料を輸入に頼るということになる。


 D ほとんどの食料を輸入に頼るということはさまざまな危険がともなう。農水省は不測の事態に備える食料の安全保障というマニュアルをつくっている。想定される事態として、国内の大不作やおもな輸出国での大不作。おもな輸出国での事件、事故による貿易の混乱。おもな輸出国による輸出規制などをあげている。


 最悪のケースとして穀物、大豆やその関連製品の輸入の大幅な減少をあげ、日本国内の生産だけでどんな食生活ができるか具体的なメニューも示している。


 〈朝食〉御飯一杯、蒸かし芋二個、ぬか漬け一皿 〈昼食〉焼き芋二本、蒸かし芋一個、果物五〇c 〈夕食〉御飯一杯、焼き芋一本、焼き魚一切れ


 これは2010年に出したもので、食料自給率は約40%だ。食料自給率が14%になれば、不測の事態が起こった場合これほどの食事もできなくなる。というよりほとんど国内に食べ物はないという事態だ。


侵される食品の安全性 GM作物消費は世界一

 A 食料を輸入に頼る危険性はほかにもある。食品の安全性だ。アメリカは牛肉の輸入増大を狙っているが、米国産の牛肉には成長ホルモン(エストロゲンなど)が使用されている。発がん性リスクがあるとして日本では使用が認可されていない。アメリカの牛肉には国産牛に比べて600倍のエストロゲンが入っていたとの医師の報告もある。日本での使用は認められていないが、アメリカの圧力で成長ホルモンを使用した牛肉の輸入は認めている。EUは国内での使用も禁止し、成長ホルモンが入っているアメリカ産牛肉の輸入も拒否している。


 B EUはオーストラリア産牛肉の輸入は拒否しない。それはオーストラリアがEU向けには成長ホルモンを使用していないことを証明しているからだ。EU向け以外は、日本に輸入されるオーストラリア産牛肉にも成長ホルモンを使っている。


 A EUでは、1989年に成長ホルモンを使用しているアメリカ産牛肉の輸入を禁止したが、その後2006年までに乳がん死亡率がアイルランドで44・5%、イギリスで34・9%、スペインで26・8%減少したとの調査結果もある。


 牛や豚など家畜の成長促進剤ラクトパミンも人体に悪影響があるとして、EU・中国・ロシアなどでは使用を禁止し、輸入も厳しく規制している。とくに心臓病や高血圧の患者に影響が大きい。長期に接種すると染色体の変異や悪性腫瘍を誘発するとされている。


 日本でも国内の使用は認めていない。輸入肉については残留基準値を設定しているが、その検査はおこなわれておらず、実質的にはフリーパスだ。牛肉・豚肉の自給率はすでに40〜50%であり、今後10〜20%になってから安全な国産をといっても手に入らなくなる。


 B アメリカでは乳牛の乳量増加効果がある遺伝子組み換え成長ホルモンも乳牛に注射している。この成長ホルモンを注射された牛から搾った牛乳・乳製品を大量摂取することで、前立腺がんや乳がんの発症率が高まるという論文も発表されている。この成長ホルモンは日本、EU、カナダ、オーストラリアなどでは認可されていない。日本ではこの成長ホルモンの使用を認可していないが、アメリカからの輸入は認めている。


 C BSEの問題もある。2003年にアメリカでBSEが発生し、日本は米国産牛肉の輸入を禁止した。その後小泉政府のもとで20カ月齢以下の輸入を認め、TPP参加を前に20カ月齢以下を30カ月齢以下に緩和した。そして今回日米貿易協定の交渉に入る前に規制を全面撤廃した。24カ月齢の牛からもBSEの発症例はある。アメリカでのBSE検査率は1%未満で、検査にひっかからないだけともいえる。

牛舎でエサを食べる乳牛(北海道)

 D 遺伝子組み換え(GM)食品も大きな問題だ。モンサントが除草剤・ラウンドアップに耐性を持つGM大豆をつくり出し、ラウンドアップとセットで販売を開始したのは1996年だ。アメリカは世界最大のGM作物栽培国だが、販売段階での表示義務はない。日本にはGM食品に表示義務があるが、EUなどに比べると格段に基準がゆるい。


 C EUではGM作物の表示には厳しい。スペインではスーパーで販売している食品だけでなく、レストランで提供するメニューにも義務づけている。国内で流通・販売していくことが難しいということで、ドイツ、スウェーデン、ポーランドは2011年にGM作物の栽培を中止した。14年にはEU最大の穀物生産国フランスがGMトウモロコシの栽培を全面中止。さらに15年にはルーマニアが、16年にはスロバキアもGM作物の栽培から撤退した。


 D ロシアでは16年に上院でGM作物の生産および輸入を全面的に禁止する法案が可決・成立した。ロシアは12年に世界貿易機関(WTO)に加盟したさいに、アメリカに押し切られてGM作物の栽培や輸入を解禁・容認した。だが、国民の圧倒的多数がGM食品を拒否したため、ロシア国会は生産・輸入禁止に動いた。


 A 日本はGM作物を年間数千d輸入する、世界で有数のGM作物消費国だ。食品用大豆の国内自給率はわずか7%だ。残りは輸入に頼っている。輸入先はアメリカ、ブラジル、カナダなどだ。16年度のGM大豆の作付け面積は順に94%、97%、94%だ。


 日本への輸入が許可され、販売・流通が認められているGM作物は八種類ある。大豆、トウモロコシ、ナタネ、綿、ジャガイモ、甜菜、アルファルファ、パパイヤだ。このうち大豆、トウモロコシ、ナタネ、綿がおもに流通している。これら8種類のGM作物を主な原材料とする加工食品のなかで、食品衛生法の安全審査をクリアしたのは19年5月に320種類にのぼる。15年の214種類から急増している。


 だが、320種類のうち表示を義務付けられているのは33種類しかない。大豆では豆腐や納豆、豆乳類、味噌などは表示義務があるが、醤油、コーン油、大豆油、菜種油、液糖、GM飼料で飼育された肉など、タンパク質が分解されているとされる食品には表示義務はない。たとえば醤油になにも表示がない場合は、通常はGM大豆が原料であることを意味する。豆腐には表示義務があり、表示がない場合はGM大豆不使用ということになる。


 C 消費者はGM食品とは知らずに口にしている場合が多いということだ。アメリカの政府関係者が「日本人は一人当り世界でもっとも多くのGM作物を消費している」と発言している。日本はトウモロコシの100%、大豆の93%を輸入に依存しているが、アメリカなど輸入先国のGM比率はトウモロコシも大豆も90%前後だ。日本で消費されるトウモロコシ、大豆の80%前後がすでにGM作物ということになる。


 B アメリカやEUなどではGM作物の栽培や流通・販売を消費者が拒否する運動が広がっており、GM食品は行き場を失っている。そうしたなかで内閣府の消費者委員会は今年四月、GM食品ではないと表示できる条件を厳格化する表示基準の改定案を政府に答申した。この狙いは「遺伝子組み換えでない」という表示を事実上不可能にすることだ。山田正彦氏は「市場をオーガニック食品に奪われたモンサント(現バイエル)は、またとないチャンスを日本で得る」とし、行き場を失った世界中の遺伝子組み換え作物が大量に日本に流入し、「多国籍アグリ企業が扱いに困った作物の最終的な廃棄場」になると指摘している。


 D 鈴木宣弘氏はアメリカはまるで「GMトウモロコシや小麦は牛・豚・日本人に食わせておけ」といった対応だと話している。


世界の動きと逆行 ゲノム食品も規制緩和


 A GM作物の健康破壊と同時に除草剤ラウンドアップの主成分であるグリホサートに発がん性が確認され、世界各国で販売が禁止されているが、日本政府は逆に残留規制を緩和して世界中で売れ残ったラウンドアップを流入させている。


 C グリホサートは収穫直前の小麦を早く乾燥させる効果があり、直前にラウンドアップを噴霧するプレハーベストという方法が導入されている。収穫時の手間が省け、グリホサートが芯にまで浸透して余分な水が抜かれるので、輸送するさいにカビや細菌が発生するリスクが抑えられる。アメリカやカナダ、オーストラリアでもラウンドアップを使ったプレハーベストをおこなっている。


 日本の消費者団体などが輸入小麦やそれを原料にしたパンを検査したところ、グリホサートが検出された。国産小麦を使ったパンからは検出されなかった。政府は「基準値以下だから問題ない」との態度をとっているが、その基準値が大幅に緩和されたものだから問題だ。そのうえ小麦はパンや麺類など毎日口にする主食であり、積み重なっていけば健康を害する危険性は高い。


 輸入農産物に使用される防腐剤や防カビ剤など、ポストハーベスト(収穫後)農薬についてもアメリカは日本の残留基準を緩めるよう要求してきている。


 B GM食品と同様にゲノム編集食品に対しても規制を強化する諸外国の動きと逆行して日本はフリーパスの姿勢だ。EUの司法裁判所は18年7月に「ゲノム編集は遺伝子組み換えと変わらない」との判断を出した。アメリカの農務省は18年3月に「ゲノム編集は遺伝子組み換えに該当しない」との声明を出したが、改変の仕方によっては遺伝子組み換えであるとした。日本の環境省は18年8月、アメリカに追随して「ゲノム編集は遺伝子組み換えではない」との見解を発表し、同9月に厚労省は「従来の品種改良と同じ、安全だ」とする報告書をまとめ、厚労省への届出だけで市場への流通を認める方針だ。表示も必要ない。


 D 種子大手の米コルテバ・アグリサイエンス(元ダウ・デュポン)は年内にもゲノム編集トウモロコシ販売を厚労省に届け出る動きを見せている。ゲノム編集技術はモンサント・バイエル連合とダウ・デュポンの二強が独占する状態だ。日本が先頭に立ってゲノム編集食品の本格的な流通を開始することは、米バイオメジャーの実験場となる危険性が高い。GM種子の販売もモンサント社など数社で世界中のシェアを独占している。


モンサント法の日本版 種子法廃止・種苗法改定


 A 農産物市場の開放と同時進行で進んでいるのは、種子法(正式名称=主要農産物種子法)の廃止や種苗法の改定だ。種子法が誕生したのは敗戦間もない1952年で、「二度と日本の国民を飢えさせてはならない」という精神にもとづくものだった。日本人の主食である「コメ・麦・大豆」の安定供給のために、それらの種子の生産と普及を国の責任として位置づけ、「種子の開発予算」は都道府県の負担とした。種子は「日本人の公共財産」として扱われ、一般農家は安定した価格で種子を買うことができた。


 ところが2017年2月、安倍政府は種子法を廃止し、かわって「農業競争力強化支援法」を制定することを閣議決定し、4月14日衆議院と参議院でわずかな審議で採択された。種子法が民間の参入を阻害しているとし、これまで税金で開発・改良してきた種子の知見を民間業者に渡すことを目的としていた。これを山田正彦氏は「モンサント法案の日本版」と見ている。


 B 1994年に北米自由貿易協定(NAFTA)が発効すると、モンサントやデュポンなどの多国籍アグリ企業は、メキシコで栽培されていたあらゆるトウモロコシを輸入し、種子をゲノム解析したうえで育種登録や応用特許を次次と申請した。メキシコの農家がトウモロコシを栽培するには、モンサントやデュポンに使用料を払わなければならなくなった。


 さらに2012年にはメキシコ政府は、種子の一部を保存して次の年の栽培に備える自家採種を犯罪行為として原則禁止にした。そのうえで政府に登録された種子を毎年購入することを義務づける法案制定へと動いた。こうした一連の農家の自主性を奪う法案は「モンサント法案」と呼ばれ、農民を中心とする国民の猛反発を受けて廃案となった。


 D モンサント法案はユポフ条約=「植物の新品種に関する国際条約」をよりどころとしている。91年に改定し、新しい種子を開発した民間企業の知的財産権を守り、同時に農家から自家採種の権利を奪うなど、新品種を開発した育種者の権限が大幅に拡大された。主導したのは国際種子連盟で、モンサントをはじめ多国籍アグリ企業がメンバーに名を連ねている。しかも91年の条約を批准した国は新品種を育てた者の権利を守る国内法を整備する義務を負う。さらにTPPの合意文書には91年ユポフ条約の批准を義務づけている。


 日本はユポフ条約を82年にアジアで初めて批准し、98年に91年条約を批准しており、国内法の整備が義務づけられる。これに従って日本では種苗法改定に着手した。日本では種苗法によって、種苗の自家採種が容認されてきた。ところが2018年5月、農水省は自家採種を原則禁止する方向での種苗法改定の検討に入った。


 山田氏は「種子法廃止で公的な予算措置を廃止し、農業競争力強化支援法でコメの300近い品種数を民間の数種類に集約させ、外資を含めた民間企業へ長く蓄積されてきた種子の育種知見を提供させる。そして種苗法改正で自家採種を全面禁止することで農家は多国籍アグリ企業から高価格の種子を買わざるをえない状況をつくりだしていく」と指摘し、これが「日本版のモンサント法」であり、その総仕上げが種苗法の改正だとしている。


 A 90年代なかばアルゼンチン政府は、農地規制を緩和して外資の土地所有を認めた。外資が土地を買い占め、巨大な遺伝子組み換え大豆畑がつくられ、その大豆だけに耐性を持つ除草剤の空中散布によって周辺農家の作物は枯れた。国内の畑が遺伝子組み換え大豆一色になり、経済不況時に餓死する国民が続出した。イラクでも多国籍アグリ企業が在来種の種子を品種登録し、農民は主食の種子まで企業から高い値段で買うしかなくなり、食の主権を失った。


 B 種子を外資に支配され食料を輸入に依存する国は主権国家、独立国家とはいえない。アメリカは食料を戦略物資と位置づけている。ブッシュ大統領はかつて「食料自給はナショナル・セキュリティの問題だ。それにひきかえ、(どこの国のことかわかると思うけれども)食料自給できない国を想像できるか。それは国際的圧力と危険にさらされている国だ」と語った。アメリカは戦後一貫して日本国民の胃袋を牛耳るために画策してきた。安倍政府は米国産農産物の輸入を増大させるだけでなく、主食であるコメや麦、大豆の種子も含めてアメリカの多国籍アグリ企業に差し出す構えだ。TPP、日欧EPA、日米FTAまできて日本の食料をめぐる事態の激変に専門家は警鐘を鳴らしている。生産者と消費者をはじめ広範な国民が連帯して根本的な問題の解決に向けて進む必要がある。
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/13571


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食の安全保障を放棄する日米FTA 東京大学教授・鈴木宣弘 2019年10月15日
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/13592

 すずき・のぶひろ 1958年三重県生まれ。東京大学農学部卒業。農学博士。農林水産省、九州大学教授を経て、2006年より東京大学教授。専門は農業経済学。日韓、日チリ、日モンゴル、日中韓、日コロンビアFTA産官学共同研究会委員などを歴任。『岩盤規制の大義』(農文協)、『悪夢の食卓 TPP批准・農協解体がもたらす未来』(KADOKAWA)、『亡国の漁業権開放 資源・地域・国境の崩壊』(筑波書房ブックレット・暮らしのなかの食と農)など著書多数。

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これ以上国民の命と暮らしを生贄にしてよいか

 日米貿易協定(FTA)の第一弾が決まった。まさに「失うだけの日米FTA」だったことが明らかになっている。まず貿易自由化をめぐる現在地を確認したい。

 12カ国によるTPPは、「国論を二分」といわれる反対運動の成果が米国であらわれ、8割近い米国民の反対世論が大統領選の全候補にTPP離脱表明をさせ、最も強硬だったトランプ大統領がこれを破棄した。これでTPPは終わったはずだったが、日本は米国抜きの11カ国で昨年12月30日にTPP11を発効した。ここで日本は、米国が抜けたにもかかわらず米国を含めた12カ国に譲った枠をそのまま盛り込んでいる。米国のかわりにオーストラリアやニュージーランドが大喜びで日本にさらに安い農産物を送り込んでくる状況になっている。

 そうなれば当然、米国は「俺の分はどうしてくれる?」と黙っていない。だからTPP11と日米2国間貿易交渉(FTA)は最初からセットだった。日本政府は「TPP11発効は日米FTAを避けるためだ」と嘘を言ったが、実際には避けられないので早急に交渉を開始。そこで国民をごまかすためにFTAを「TAG(物品貿易協定)」という言葉に換え、日米共同声明の日本語訳やペンス副大統領の演説内容まで改ざんして「日米交渉はFTAでなくTAGだ」と言い張った。

 ところが日米貿易交渉がまとまった今、誰もTAGなどといわない。その場しのぎのごまかしのために適当につくった言葉だったということの証だ。「浅知恵、極まれり」である。

 TPP11で米国分も譲っているのだから、日米FTAでさらに米国に譲れば簡単に「TPP超え」になる。しかも今回は巨大なお土産つきだ。米中貿易摩擦の尻ぬぐいのために300万dもの飼料用トウモロコシを米国から買えと言われ、これを約束した。「トランプ親分が粗相をしたので、お尻を拭くのは日本でございます」という露骨な話だ。こんな恥ずかしいことは国民に説明できないので「虫のせい(害虫被害)」だといった。すぐバレるような幼稚な嘘で塗り固めて次に進めていく。

 さらに今年2月1日、EUとの自由貿易協定(EPA)を発効した。これはTPPが頓挫して格好がつかない官邸が「EUにはTPP以上に譲歩していいから早く進めろ」と成果を急がせ、喜んだEUの「チーズは全面関税撤廃で」という要求に「はい、わかりました」と答えた。欧州に対してもTPP以上の譲歩だ。TPP11と日米FTA、日欧EPAの三つを揃えたら、TPPをはるかに超える規模になっている。


日米貿易協定を合意した日米首脳会談(9月25日)

片務的な「つまみ食い」協定

 今回の日米FTA第一弾はどのように決まったのか? まさにトランプ大統領の選挙対策だ。自分がほしい牛肉、豚肉は「早く譲れ」といい、TPPで撤廃する約束だった自動車の関税撤廃はやらない。

 日本側は米国の合意内容の文書(譲許表)を隠して「自動車関税の撤廃は決まったが、そのスケジュールは明記されていない」と説明したが、署名後に出てきた米国側文書(和訳はせずに今も目に触れにくくしている)には関税撤廃そのものが「今後の交渉次第」としか書かれておらず、日本側の説明は完全な虚偽で、それを隠ぺいして国民をだまして署名してしまったことが明るみになった。このような虚偽と隠ぺいが許されてよいのであろうか。

 TPPで撤廃する約束だった牛肉の関税撤廃も米国はやらない。これも、日本からの和牛肉のわずか200dの輸出枠が拡大したかのように説明して、日本側はTPPよりも多くを勝ち得たと虚偽の説明をした。

 日本の輸入牛肉については、TPPで米国も含めて61万dという低関税の輸入枠を決めたが、FTAで米国に新たに24万dの枠をつけた。この「二重」のサービスでTPP超えになっている。しかも、枠を超えて高関税への切換え(セーフガード)が発動されたら、それに合わせて枠を増やして発動されないようにしていく約束もしていることが判明した。

 米国は、自国に有利なものはTPP基準以上でやらせ、都合の悪い約束はTPPでの約束を反故(ほご)にした。米国だけに都合のいい「つまみ食い協定」である。

 ただし、牛肉と同じように「二重の枠」が設定されるとみられていた乳製品(バター、脱脂粉乳)など33品目については今回米国にはなにもつけていない。「日本も頑張ったじゃないか」という評価があるが、ここにはちゃんと再協議規定がある。米国が自分がTPPで得るはずだったものを手放すわけがなく、とりあえずトランプ氏が関心のあるものだけを発表し、後は先送りにしているだけだ。

 そもそもTPP水準が大問題なのだが、これをもって「TPP水準でおさめた」と書く新聞も大間違いである。

 記者会見で日本の交渉責任者は、自動車関税撤廃の日米交渉について「日本は農産物のカードをすべて切ったので、もう交渉カードがないのでは?」との問いに、「カードはある。TPPでの農産品の関税撤廃率は82%だったが、まだ米国には40%も出していない」と答えた。つまり自動車輸出を守るために農業を差し出していくことを認めた。TPPで米国の量も含めて輸入枠を差し出しているわけだから、さらに今後33品目にも米国のために「二重」の枠をつくるということだ。

 今回、米国からのコメの追加輸入枠(7万d)がとりあえず回避されたのは、コメの主産州であるカリフォルニアが民主党の支持基盤だから、トランプ氏の関心外というだけの話だ。米国のコメ団体は15万dにしろと要求しており、再協議することになるだろう。コメについてはWTO枠77万dの輸入枠のうち「密約」枠36万dが米国にすでに毎年供与されており、そこに7万dを追加する新「密約」がおこなわれることも十分あり得る。

 日本が求めていた自動車や部品の関税は撤廃せず、協議の時期も明示していない。日本の対米輸出の四割が自動車と自動車部品だ。国際法では一方的に不利な状況をつくる差別的なFTAを原則禁じており、全品目を含めるのなら許すというのが国際ルールだ。だからいままでの貿易協定は9割の品目を含めるようにやってきたが、今回は自動車と部品を入れないことで6割を切っている。政府は「自動車と部品も関税撤廃された」とウソをついて米国の関税撤廃率を92%と発表したが、ここから自動車関連のシェア41%を引くと、実際は51%でしかない。これは過去に例のない低いレベルで、前代未聞の国際法違反にあたり、国会承認はできない。

 歴史的にふり返れば、WTOの前身であるGATTは、1929年の米国の大恐慌を発端として世界のブロック経済化と関税引き上げの報復合戦などの保護主義化が最終的に第二次世界大戦につながった反省を踏まえて1947年に締結された。つまりWTOの基本精神は、戦争の反省から生まれた無差別的原則にある。日米FTAは、戦争を防ぐために戦後の世界が築き上げてきた国際ルールを壊すことになる。

 そもそも米国が自動車に25%の追加関税をかけることが国際法違反であり、EUは「犯罪行為は許さない。WTOに訴える」と対抗しているが、日本は「犯罪者にお金をあげて許しを請う」てしまった。その結果、米国と一緒にさらなるWTO違反の犯罪行為に手を染めてしまった。これは国際貿易秩序を無茶苦茶にしていくことになる。

米国の余剰食糧の廃棄場に

 8月25日の日米首脳会談後の記者会見で、トランプ大統領からうれしそうに「米国の余剰トウモロコシ数百億円分を買う約束について話してくれ」と促された安倍首相は「害虫被害があるので前倒し購入する」と応じた。年間輸入量(1000d)の3カ月分、275万d(約550億円)という膨大な量の購入が突然決まった。苦し紛れに「害虫被害があるから必要」といったが、農水省は「食害はほとんど起きていない」と認めた。その後「被害は確認できていない」と表現を変えたが意味は同じである。

 しかも、食害を懸念している日本の飼料用トウモロコシは葉や茎を青刈りして牧草のように家畜に与える粗飼料であるのに対し、米国から輸入するトウモロコシは実(粒状)の濃厚飼料だ。両者は用途が違うため単純に代替できない。

 8月8日に虫の食害が確認できたから25日に輸入を決めたというが、5月にトランプ氏が「参院選までは黙っておくが、選挙後の8月には大きな数字を発表する」とツイートしていたのだから、その時点で輸入が決まっていたと考えるのが自然だ。日本側は一生懸命その理由を探していたのだ。ところが後付けだからつじつまがあわない。

 「安い餌が入って畜産農家は助かるのでは?」という意見もある。だが、米国が日本にトウモロコシを売りつけるのは米国のシカゴ相場が下がっているからだ。日本に輸出することで米国のトウモロコシ価格を上げて米国の農家を救うのが目的だ。シカゴ相場が上がれば飼料コストも上がるから日本の農家はいい迷惑でしかない。

 民間が輸入するにしても一般の商社が対応できないとなると、今「潰すぞ」といわれている全農などが無理矢理に購入することになる。「日本に置いておく場所がない」となると、ニューオーリンズの全農グレインの施設にしばらく置いて、米国から直接アフリカなどの第三国に二束三文で売り払い、代金決済だけ全農でやる可能性もある。これは当事者にとっては大変な損失になる。

 それならトウモロコシからバイオエタノールを作るか、いっそのこと「米国からエタノールを買ったらどうか?」というのが有力案として浮上している。だがエタノールを買うのなら、あの虫は本当になんだったのか? という話になる。こういう幼稚な理屈がくり返されている。

 トランプ氏は「自動車25%関税」で脅せば日本が譲歩することに味をしめ、当面引っ込めても、また要求があればこれをちらつかせてくるだろう。日本側は「自動車25%関税」は回避できたというが、協定本文に「協定のいかなる規定も安全保障上の措置をとることを妨げない」と明記されている。これは、安全保障を理由にした自動車への25%の追加関税はいつでも実施できることを意味し、「追加関税は阻止できた」というのも虚偽である。逆に、「安全保障のために食料の国境措置は守る」とわが国も主張する気概が必要だ。

 8月25日の早い段階ではある新聞社の記者は「日本が約束したトウモロコシ輸入量は(300万dではなく)1000万dだ。政府高官の話だから間違いない」といっていた。「自動車25%関税」で何度も脅されて300万dを3年買えば、本当に1000万dになりかねない。まさに「底なし沼」だ。

 「前倒し購入」であって年間輸入量は変わらないという日本側の説明もあり得ない。それならトランプ氏と米国農家があれほど喜ぶわけがない。国内向けの稚拙なごまかしで平気でやり過ごそうとする姿勢が度を過ぎてきている。

 しかし、過去に日本が「勝ち取った」といえる日米交渉が存在したのかといえば、そもそも米国の占領政策として「コメを食べるとバカになる。小麦を食え」といわれ、「大豆、小麦、トウモロコシも全部米国から輸入して、人間も牛も豚もそれを食べて生きていけ。日本人は農業などするな。米国の余剰食糧の廃棄処分地なのだ」という政策の下で、小麦もトウモロコシも自給率がほぼゼロ%に近づくまで輸入している。

 人間も牛も「満杯」なのにさらに300万dねじ込まれる。戦後の占領政策の総仕上げといえる段階にある。

「とどめ刺せ」人事の農水省

 現在、経産省は独裁といっていいほど官邸で力を持っている。私が知る彼らの行動パターンは、自分たちの天下り先である自動車や鉄鋼、電力、石油業界の利益拡大のために食料と農業を差し出していく交渉スタイルでずっとやっている。だから国内では農業がいかに悪いかを徹底的に宣伝する。

 彼らにとって自動車への高関税や数量制限はこれ以上にない人質を取られたようなものであり、こうなったら国民の命を守る食料・農業を生け贄にして根こそぎ差し出そうという段階だ。


 一番影響が出ているのが酪農だ。前述三つの貿易協定による打撃のうえに、国内では生産者の共同販売が「不当な利益を得ている」といってやり玉にあげ、酪農協による生乳の共販を弱体化させる法改正をした。これは大手による買い叩きをしやすくするために農家をバラバラにするのが目的だ。中小零細の酪農家がまとまって大手と交渉するのは国際的な独占禁止法のカルテルからも除外される正当な権利なのに、日本だけがそれをやめさせる法律を作った。

 当然、牛乳の減産が加速し、一昨年の北海道のブラックアウトでは東京でも牛乳が消えた。これは一過性の出来事ではない。もう何かのきっかけで牛乳が店頭から消える段階にまで日本の食が蝕まれている。「安くなったから自由貿易バンザイ」という話ではなく、いざとなったら食べるものがないという状態をつくることを認識しなければならない。

 「これはやり過ぎだ」と官邸に進言した事務次官候補の農水省生産局長はクビになった。逆らう者はその場で処分される。人事権を握っている官房長官、副官房長官はやりたい放題なので農水省は身動きが取れなくなる。それを逆手にとり、起死回生をかけて官邸(経産省)への忠誠を誓った人物が事務次官になった。

 単純な「論功行賞」ではなく、農業を命や環境、地域、国土を守る特別な産業という扱いをやめて、官邸の「お友だち」にとって損か得かを基準にする。つまり日本の家族農業経営や農業関連組織に「とどめを刺せ」という人事だ。果ては農水省を経産省に吸収することまで考え始めている。だから彼は職員への就任の挨拶で「農水省を葬式に出すために事務次官になった」という信じがたい発言までしている。

 そして種子法廃止をはじめ、海や山を含めて地域で頑張っている人たちを潰して、そのビジネスとお金をむしり取るために法律を撤廃、改定し、新法まで作るという恐るべきことが進行している。

 その後、新事務次官にかわって変化が期待されたが、頑張ろうとする姿勢を示したとたん、10年以上前に握られていた2003年のセクハラ問題が週刊誌で報じられ、NHKはじめ全メディアの総攻撃にあって黙らされた。世の中は人事とカネと恫喝だ。それを天才的に使いこなすのが官房長官で、国会でウソの答弁をさせられた某財務省官僚には官邸機密費から2億円が流れたという話もある。ちなみに原子力の教授が6億円もらって福島原発事故のときにテレビで「大丈夫」発言をくり返し、大学の研究室に戻ると学生に「窓を閉めろ、東京も危ないんだ」といったという話もある。これが6億円の効果だ。

自由化で進む輸入食料依存

 地域農業は全国的にみると「限界集落」といわれるような農村地域が増えて農業が疲弊している。さらに5年、10年で高齢化が進み、後継者が育たなければどうなるか。この脆弱化した農業構造に自由化が加わる。この二つを加えた複合的影響が本当の影響だ。

 これらを考慮して計算すると、例えば牛肉の自給率は2035年には16%、豚肉は11%だ【表参照】。国産が1割台の時代になる。こうなると消費者は選ぶことさえできなくなる。国産を選ぶことができないことがなぜ深刻なのか。


 まず食の安全基準のさらなる緩和が進む。日米交渉でまず決まるのが、BSE(牛海綿状脳症)対策としての輸入条件の撤廃だ。米国産牛の月齢制限を20カ月齢としていたものを、TPPへの「入場料」交渉で30カ月齢にまで緩めた。今度は30カ月齢もやめなければならない。

 食品安全委員会の幹部によると「国会ではこれ以上緩めないといっているが、あれは本当ではない。本当は米国に今日やめろといわれたら今日にでも緩めないといけないので準備万端整えてタイミングを待っている」という。なぜ緩めなければならないのかといえば、米国はBSE清浄国だからだ。米国内ではどんなに感染していても検査自体をほとんどやっていないのだ。そして、ついに日米FTA交渉過程の5月17日に月齢制限を撤廃してしまった。

 もう一つは、禁止農薬の防カビ剤「イマザリル」など。その根は深く、1970年の「日米レモン戦争」に遡る。日本では収穫後に禁止農薬をかけることはできないが、米国は収穫物に防カビ剤を大量にかけて輸送してくる。禁止農薬がかかっていたレモンを日本側が「不合格」として海洋投棄すると、怒った米国に「自動車輸出を止めるぞ」と恫喝されて震え上がった。そして、防カビ剤イマザリルは収穫前にかけると農薬だが、収穫後にかけたら食品添加物であるとしてこれを認めた。いまでもそれがどんどん入ってきている。

 食品添加物に分類されると食品への表示が義務づけられる。禁止農薬が入っていることがバレるから「これは不当な米国差別だ。表示するな」とまた米国が怒り出した。それでTPPの裏交渉で改善を約束し、今回のFTAでは表示の撤廃が待ち受けている。

 イマザリルのような防カビ剤は浸透するので皮を剥いて食べても体内に入る。このような自由貿易協定は「農家には申し訳ないけど、消費者は安くなっていいな」という話ではない。いざというときに食べられないばかりか、とんでもないものを食べざるを得ず、命の危険にさらされる。農家の問題ではなく、国民の命の問題であることを認識しなければならない。

輸入農産物に潜む危険

 安全基準の問題だけでなく、現在すでに入ってきている輸入農産物がいかに危ないか。検疫結果を見ると、米国の農産物からはあれだけ防カビ剤をかけても「アフラトキシン」という発がん性の猛毒のカビがたくさん見つかり、ベトナムからの食品にはあり得ない化学薬品やE-coli(大腸菌)がたくさん見つかっている。港で防疫されているのかと思ったら大間違いで、輸入品の検査率はいまや7%だ。あとの93%は素通りでみんな食べている。手遅れなのだ。

 心配になった知人が現地の工場を視察にいくと、肉や魚が工場に着いた時点でかなりの異臭を放っているという。つまり腐っている。それをうまく切り刻んで、串刺しにして日本の居酒屋さんで「おいしいね」「安いね」と食べている。賞味期限なんてあってないようなものなのだ。日本の業者は「安いものを」と要求するので、どんどん安くなるがどんどん危なくなる。安いものには必ずワケがある。

 牛肉でいえば、米国だけでなくカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコも使っているのが成長ホルモン「エストロゲン」。牛に耳ピアスで人口的に注入する薬だが、米国の牛肉からは、日本の牛に自然にあるエストロゲンの600倍も検出されている。

 エストロゲンがすごいのは、例えばウナギの餌にポツンと一滴垂らすとオスのウナギがあっという間にメスになる。ものすごい作用があり、成長も促進する。乳がんや前立腺がんを引き起こす可能性が高いといわれる。

 EUは国内使用を禁止し、輸入も止めている。だが日本では国内使用は禁止していても、輸入については米国を恐れてザル(素通り)になっている。

 すでに自給率は牛肉は4割を切り、豚肉も5割を切る。消費者のために国内生産で禁止しているのに、輸入で6、7割も入っていれば消費者は食べるから禁止する意味がない。検査機関に確認すると「検出されないので検査をやめた」という。よく聞けば40年前の機械を使っているので精度が悪くて検出されないという。

 牛や豚の餌に混ぜる成長促進剤「ラクトパミン」は、長期の発がん性だけでなく、人間に直接中毒症状を起こすということでEU、中国、ロシアでも輸入が禁止されているが、日本は例によって国内使用は禁止だが輸入はザルだ。

 EUは米国産牛を全部ストップしている。オーストラリアはEU向けの牛に成長ホルモンが入ると売れないので使わないが、検査しない日本向けの牛には投入している。EU33カ国では米国産牛の輸入を止めてから17年(1989〜2006年)で、乳がんの死亡率が顕著に減った(アイスランドは45%減)という学会誌データさえ出てきている。

 これから日本では米国の乳製品がさらに増える。米国は600億円分ほどの乳製品をまた日本に売れると喜んでいる。米国のホルスタインには、M社が開発した遺伝子組み換え牛成長ホルモン(注射1本で乳量が2〜3割増える)が注入されている。米国はこれを「絶対安全」といって1994年に認可したが、その4年後に勇気ある研究者が「乳がん7倍、前立腺がん4倍」という学会誌論文を書いたので消費者が動き出した。

 そこでM社と食品医薬品局が組んで「成長ホルモン不使用」の表示をやめさせようとしたり、「表示する場合には成分は変わらないと書け」と圧力を掛けた。だが米国の消費者は譲らず、スターバックスやウォルマートに店としての「不使用」を宣言させた。商品に表示できなくても流通ルートで「不使用」を示すことは違法ではないからだ。これほど米国で問題になった成長ホルモンが、認可もされていない日本には素通りで入ってきてみんなが食べている。

 私も農水省入りした40年前からこの成長ホルモンについて調べるために米国に行き、M社、認可官庁、実験した世界的権威の大学教授の三者にインタビューした。三者とも口を揃えて「安全」といい、理由までまったく同じことをいう。それもそのはずで、M社の社長が認可官庁の長官に天上がり、長官がM社の社長に天下る。上と下がグルグル回る「回転ドア」といわれる図式【図参照】になっている。

 そして、M社から巨額の研究資金をもらって世界的権威の教授が実験して「大丈夫だ」とお墨付きを与える。企業からの巨額の研究資金で金の扉のような研究室にいる教授が「本当は危ないんだ」などといえば、研究室から追い出されて教授職を剥奪されるだけならまだしも、命も危なくなるという噂さえあるのがこの世界だ。

郵政の次に狙われる「JAマネー」

 米国の政権と結びついている「オトモダチ」は日本で優遇しなければいけない。米政権のいうことを聞かなければ日本のリーダーは潰されるからだ。

 典型的なのが、米がん保険のA社だ。最近、かんぽ生命が不正契約問題で叩かれているが、社内文書で「かんぽの商品は営業自粛だが、A社の商品を3倍売れ」という指令が出ているという話もある。日本郵政の本社は2700億円をかけてA社に出資し、果てはA社を買収する案まで出ている。単なる買収ではなく、「寄生虫に母屋を乗っ取られる」ような買収だ。

 なぜ郵政を民営化するかといえば、ウォール街がゆうちょマネー350兆円を「喉から手が出る」ほどほしいから、これを「対等な競争条件」の名目で解体しろと米国にいわれ、当時の小泉首相が実行した。それだけでは済まず、A社がかんぽ生命を見て「かんぽは大きすぎるから競争したくない」というので、「日本はTPP交渉の入場料として“かんぽ生命はがん保険に参入しない”と宣言しろ」と米国に迫られ、所管大臣がしぶしぶ「自主的に」宣言した。日本の政治家が「自主的に」といったときは、「米国の言うとおりに」と置き換えると意味が通る。

 さらに、その半年後には全国2万局の郵便局の窓口でA社のがん保険を売るところまで来た。「市場を全部差し出せ」というのが米国のいう「対等な競争条件」なのだ。そのうえでの今回の事件であり、徹底的にむしり取られる。

 郵政の次に狙われているのが「JAマネー」だ。JAの貯金と共済の155兆円もの資金が東京に集まっている。これも米国が喉から手が出るほどほしいから「農協には悪いけど潰れてもらいます」ということになった。「農業所得向上のための農協改革」などウソで、すべて引き剥がすためだ。

 @信用・共済マネーの分離、A共販を崩して農産物をもっと買い叩く、B共同購入を崩して生産資材価格をつり上げる、CそれでJAと既存農家が潰れたら「オトモダチ企業」が農業参入する。規制改革推進会議の答申の行間はそのように読める。地方ではビジネスとお金が農業協同組合を中心に回っている地域も多い。これを潰して全部自分たちのものにしようという話だ。

米国で決まる日本の食品安全基準

 さらに米グローバル種子企業M社のために6連発で法改定などをしている。まず、豆腐に書いてあるような「遺伝子組み換え(GM)でない」の食品表示をなくす。微量の混入が見つかったら業者を摘発して公表することになっている。これも米国が要求してきたことだ。

 「日本のGMの義務表示は世界でもっとも緩いから許してやる。だが『遺伝子組み換えでない』という任意表示は、米国が安全といっているGMへの不安を煽る誤認表示だ」と米国にいわれ、消費者庁が動いた。「消費者のためにGM食品の表示を厳格化する」というので、毅然と立ち向かうのかと思いきや、出てきた答申は「緩い義務表示は緩いままでいい」「遺伝子組み換えでないという表示はできなくなりました(微量混入でも摘発するという脅しで怖くてやれなくしてしまう)」である。これも米国の要求通りになった。

 M社のトウモロコシをネズミに食べさせる安全性検査の期間は3カ月と決まっている。なぜか?4カ月目からがんが出るからだ。それを調べたのがフランスのカーン大学だ。GM食品を2年間ネズミに食べさせたところ、ネズミはがんだらけになった。除草剤「グリホサート」の発がん性も確認され、これは世界保険機関も認めている。米カリフォルニアでは裁判でM社に多額の損害賠償の判決も下っている。

 日本は米国の穀物の世界一の消費国だ。米国では小麦もトウモロコシも大豆もすべてグリホサートを直接かけている。遺伝子組み換えへの不安に加えて発がん性のある除草剤の残留した穀物を日本人が世界で一番食べているという深刻な問題がある。

 日本では農家が雑草にかけるが、米国では遺伝子組み換えでトウモロコシも大豆も枯れないように変えているので、草も作物も一緒に除草剤をぶっかける。小麦は遺伝子組み換えになっていないが、雨に降られる前に急いで収穫するためグリホサート入りのラウンドアップをかけて意図的に枯らしている。

 なぜ小麦だけは遺伝子組み換えにしていないのか? それは「大豆やトウモロコシは日本人とメキシコ人と家畜が食べるものだが、小麦は直接米国人がたくさん食べるからとりあえずやらない」というのが米農務省幹部の説明だ。

 グリホサートは小麦にもかかっているので、国産小麦でない日本の食パンからも0・2ppm前後が検出されている【表参照】。国会議員30人の髪の毛をフランスに送って検査すると7割の人からグリホサートが出てきた。それだけ日本人は輸入穀物からグリホサートを吸収し、それは子や孫の代まで影響を及ぼす可能性がある。だが世界各国が厳格化しはじめて市場を失いつつある米国は「日本だけはいうことを聞け」と指令を出した。

 しかも米国ではグリホサートに耐性をもった草が増えてきたので散布量を増やさなければならなくなり、日本の安全基準をそれにあわせて変えさせた。小麦は6倍、トウモロコシは5倍、そばは150倍にも緩めることを決め、日本は2017年12月25日に「クリスマスプレゼント」といって差し出した。日本の食品安全基準値はわれわれの命を基準にするのではなく、米国が必要とする農薬の量で決まっているのだ。

 自給率の高いコメのグリホサートの基準値は0・01ppmなのに、小麦の基準値は30ppmと恐ろしく高い。食パンに含まれる0・2ppmもコメを基準に考えれば大幅な違反だ。

種もグローバル企業に献上

 いま日本向けにGM小麦を導入しようとしている米国にとって邪魔なのは、全農の傘下にある株式会社・全農グレインの存在だ。全農グレインがニューオーリンズに保有する世界最大級の穀物船積施設では非GM穀物を分別して管理、輸送している。これが米グローバル種子企業M社にとっては不愉快で仕方がない。そこでM社やカーギルが全農グレインを買収しようとしたが、親会社の全農は協同組合だから組合への参入資格がなければ手も足も出ない。だから、いま日米合同委員会で「全農を丸ごと株式会社化しろ」といわれている。


全農グレイン穀物倉庫

 オーストラリアでは、同じ手口で協同組合系のAWB(小麦独占組織)がカーギルになった。はじめは「株式会社化しても譲渡不可の農家株式を作るから大丈夫」といっていたが、あっという間に譲渡可能になり、カムフラージュでカナダの肥料会社が買収し、1カ月後にはカーギルに買収された。

 日本でも政府は「農家株式をつくれば大丈夫」とまったく同じことを言っている。つまり政府が「大丈夫」といったときは「一番危ない」ということだ。どこかに必ず実例がある。

 そして種子法の廃止だ。グローバル種子企業にとって公共の種は邪魔であるから「種子法はやめろ」、さらに「優良なコメの種は全部差し出せ」と要求され、日本はそのまま法律にしてしまった。平昌五輪のときに、韓国でイチゴの苗が勝手に使われたと日本は怒っていたのに、コメの種はグローバル企業に差し出す法律まで作った。

 そして差し出した種の権利を高めてあげるために種苗法を改定して農家の自家採取を禁止し、種は毎年企業から買わなければいけないものとした。全部つながっている。

 「陰謀論をいうな」という人もいるが、これも中南米でM社がさんざんやってきたことだ。そこで猛反発を受けて追い出されたから日本にやってきた。M社は製薬会社のB社と合併しているので、食品のGM化と種の独占で日本人が病気になっても、その病気の治療にB社の薬を使えば二度おいしいということで「これが新しいビジネスモデル」とまでいっているそうだ。

 種子法廃止、種の譲渡、種の自家採取禁止、非GM表示の実質禁止、全農の株式会社化、グリホサートの残留基準値の大幅緩和ときて、七連発目はゲノム編集食品の野放しだ。「遺伝子を切り取るだけで組み換えていないから安全だ」といって、世界中で異変が起きているという論文がたくさんあるのに米国の指令で日本だけ野放しにした。消費者庁が「せめて表示だけはしないとたいへんなことになる」と抵抗したが圧力で潰され、まったくわからないままわれわれはもう食べることになってしまった。なぜ病気になったのかもわからないという恐るべき状況になっている。

規制改革で私腹肥やす「オトモダチ」

 日本国内でもきわめて少数の「有能」で巨万の富を得ている人たちが、貿易自由化を積極的に推進し、露骨に私腹を肥やすために政府の会議を利用して地域を苦しめている。代表的なのは、O社のM元会長、人材派遣会社大手P社のT会長(K大学の名誉教授)、Lファームも展開しているL社の社長を務めたN氏。M氏の会社の社外取締役がT氏とN氏であり、このMTN3人セットで地域を食い物にしている。

 T氏はK県の中山間地で「なんでこんな所に人が住むのか。早く引っ越せ。こんな所に人が住んで無理して農業をするから、税金使って行政もやらなければならない。これを非効率という。原野に戻せ」といった。農家が潰れても、農業参入を求めているA、P、L、Oなどの企業が条件のいい所で農業をやって利益が上がれば農業所得倍増政策は達成できたようなものだ、ということを平気でいう。

 T氏は人材派遣会社会長として1億2000万円の年収があり、大学でも給料があり、講演料は1時間あたり150万円だ。それでもまだ足りない。「今だけ、カネだけ、自分だけ」の「三だけ主義」の権化として政治を利用していく。国家戦略会議の委員として首切り自由特区と短期雇用で人間を雑巾のようにグルグル回す雇用改革法案を成立させ、もうけるのはT氏の人材派遣会社、家事支援外国人受入事業特区を決めて受注するのは自分の会社なのだから非常に露骨な「利益相反」だ。「今だけ、カネだけ、自分だけ」の正反対のとりくみで地域を守ってきた人たちが、彼らのもうけのために潰される。

 2016年、私は山本太郎氏と一緒にこれを追及するため参考人として内閣委員会に行き「これは国家戦略特区ではなく、国家私物化特区だ」といったが、最初から決まった人のためにルールに穴を開けるのだ。その後に問題になったナントカ学園と同じ構造が農業でもたくさんおこなわれている。

 農地を管理する市町村の農業委員会が任命制になったので、もうかりそうな市町村の委員にMTNがセットで入ろうかという噂さえある。

 漁業調整委員会も任命制になった。「鈴木さんがノリ養殖をやっても500万円にしかならないが、M社がマグロ養殖をすれば1億になる。これが成長産業化だ」というもので、江戸時代から沿岸で頑張ってきた漁師たちは非効率であり「いらない人たち」だという発想だ。だからタダで財産権を巨大企業に渡せという法律までつくった。空港を造るための強制収用でもたいへんなことだが、公共目的ではなく、オトモダチ企業のもうけのために補償もせずに無理矢理ひきはがしていく。憲法違反だ。

 山でも同じ。O社がバイオマス発電をやるために国有林の皆伐を認めた。丸ごと燃やしてハゲ山にしても、あとの植樹は住民が国民の税金でやるからやらなくていい。森林環境税などを使えばいいのだという。水道と同じコンセッション方式だ。食べるだけ食べて、食い逃げしても後始末は住民、国民が払う。企業にとってこんなおいしい話はない。

 MTNは洋上風力発電でも千葉の銚子沖にも入ってきている。このようにかなり特定の人たちが農林水すべてに入ってきている。米グローバル企業も含めて日米のごく少数の「オトモダチ」のために、われわれの生活や命が差し出されようとしているということだ。こんなもののために潰されるわけにはいかず、実力で跳ね返さなければいけない。

生産者と消費者の強力なネットワークを

 日本の流通構造は歪(いびつ)であり、スーパーが強すぎる。スーパー対メーカーが7:3、メーカー対酪農家が9:1という力関係だ。酪農家が協同組合で頑張っていても、しわ寄せは生産者にくるという世界で最も問題のある構造だ。

 08年の餌危機のときも、餌代がキロあたり20円も30円も上がって生産者が「何とかしてくれ」といったが、大手スーパーA社の「牛乳は安売り商品だ」という一言でメーカーも値段を上げられず、バタバタと農家が倒れた。これは日本が一番多かった。「今だけ、カネだけ、自分だけ」。スーパーは買い叩いてビジネスできればいいし、消費者も安ければいいじゃないかで、みんなで自分の首を絞めている。作ってくれる人がいなくなったらビジネスもできないし、食べることもできない。

 カナダでは牛乳1g300円。それでもカナダ人は「米国の成長ホルモン入り牛乳は飲みたくないから支えますよ」という。それで生産者も、流通も、加工も、小売りも適正なマージンをとってみんなで幸せなんだから、これこそが持続できる適正なビジネスのあり方だ。買い叩きビジネスは誰も幸せにしない。このことをもっとしっかりと浸透させていかないと危うい。

 スイスの国産卵は1個80円。輸入するフランス産の6倍もするが、国産のほうが売れている。小学生の女の子に聞くと「これを買うことで生産者のみなさんも支えられるが、そのおかげで私たちの生活が成り立つのだから当たり前でしょ」といとも簡単に答えたという。

 スイス人は「生産者の皆さんも本物を作ってください。そのかわり、われわれは農産物に込められた価値をみんなで分担していきますよ」という。これによって生産から消費までの強力なネットワークができ、その流通シェアがスイス全体の5割を超えてきた。だから既存のスーパーの流通も安売りがなかなかできない状態になっている。つまり自分たちの安心・安全な食は、自分たちの手で守る。国の方向性がどうあれ、私たちの力でその流れを作っていくことができる。生産から消費までのネットワークを強化することで、自由化で安くてもいかがわしいモノが入ってきても、いかがわしい連中が地域に入ってこようとしても、排除できる。

 イタリアの住民はロンバルディア平原の田んぼを見てこういった。「田にはおたまじゃくしも住める。洪水を止め、水もろ過してきれいにしてくれる。みんな世話になっているのにお米の値段に反映できていない」。そして米の値段と別に、税金から個別具体的なコメに込められた多様な価値への対価を支払う壮大な直接支払いシステムをEU全体で作り上げた。わかりやすいから国民も納得して払えるし、生産者も誇りに思って作れる。こういうものは日本の政策にはない。

 米国はコメ1俵4000円と安く売っているが、農家の必要最低限な所得として1俵1万2000円を固定して、その差額を100%政府が保障している。最低価格が確保されるから、それを目安に農家は経営ができる。コメも、バターも脱脂粉乳も大豆も同じだ。それが世界の常識だ。農業政策とは、国が国民の命を守るための安全保障の要としてやるものだ。


 ところが日本では「過保護な農業」は「競争にさらせば輸出産業になる」などという。「こんにゃくの関税1700%」というきわめて特殊な事例をとりあげるが、日本の農産物関税は平均11・7%で、EU(19・5%)の半分しかない【グラフ参照】。野菜のほとんどは3%だ。それが農産物品目の9割を占めている。そもそも過保護で国境が閉鎖されていたら自給率が37%まで下がるだろうか? それだけ考えても嘘だとわかる。

 「政府が価格を決めて作物を買い取る遅れた農業保護国」というのも大嘘だ。日本はそのような政策をほぼすべて廃止した世界で唯一の国だ。米国もカナダもEUも、農畜産物の価格低下を防ぐために、価格を設定して無制限に政府が買い取る。その仕組みがないのは日本だけだ。

 「日本の農業所得は補助金漬け」というが、日本はやや増えてきても3割だ。フランスもイギリスも90%を越え、スイスは100%だ。「収入の9割以上が補助金というのが産業なのか」と思われるかもしれないが、国民の命を守り、環境を守り、地域、国土を守っている産業は国として支えるのが世界の常識なのだ。

 それに逆行する日本では自給率が死語になり、かわりに「自給力」という言葉が使われるようになってきた。その定義をよく見てみると「いざというときには校庭にイモを植えて数年しのげる」と書かれている。これが農業政策であっていいのか深刻に考えなければならない。

総仕上げを許してはならない

 武器ばかりに何兆円もかけても台風など全国で多発する災害から国民を守ることはできない。筆者のところにも、台風15号に見舞われた南房総の現地から「牛乳工場が動いていない。搾乳できない農家、搾乳しても行き先のない牛乳、牛舎倒壊、牛の死亡、廃業する農家。かなり悲惨だが国の対策室がいまだにない」「現在も停電が続いていて、満足に水が飲めない家畜の世話に奔走している農家が数多くいる。自家発電を手配した農家も、せっかく搾乳した牛乳が集乳されず、廃棄している。憤りと不安を禁じ得ない」という切実な声が寄せられている。

 このような深刻な事態に食料、水、電気、その他のライフラインを確保してみんなの生活が元に戻るように普段から備えておくのが安全保障だ。いざというときに食料がなくて、自動車や戦車の鉄板をかじるとでもいうのだろうか。国のリーダーが国民の命を犠牲にして我が身を守り、国民をごまかすために労力を使っている場合ではない。

 かつてブッシュ米大統領は、自国農家に向かって「食料自給はナショナル・セキュリティ(国の安全保障)の問題だ。みなさんのおかげでそれが常に保たれている米国はなんと恵まれていることか。それに引き換え、食料自給できない国を想像できるか? それは国際的圧力と危険にさらされている国だ」といった。その国とは日本のことであり、「そうしたのはわれわれであり、もっともっと徹底しよう」という意味である。

 農業地域にある米ウィスコンシン大学の教授は「食料は武器であって標的は日本だ。直接食べる食料だけでなく、日本の畜産のエサ穀物を米国が全部供給すれば日本を完全にコントロールできる。これを世界に広げていくのが米国の食料戦略だ」という趣旨の発言をしている。日米FTAは、こうした戦後の米国の占領政策の総仕上げといえる。

 食を握られることは国民の命を握られ、国の独立を失うことである。日本の資源・環境、地域社会、そして日本国民の主権と命が奪われていくという取り返しのつかない愚かな政策に対し、「運命共同体」である生産者と消費者、国民一人一人が事態の本質を正しく認識し、覚悟を新たに自分たちの力で命と暮らしを守るための強力なネットワークを築いて行動を起こしていくことが必要である。
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/13592

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理



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市販・給食パン、発がん性物質「グリホサート」検出…輸入小麦の残留基準値、国が大幅緩和
https://biz-journal.jp/2019/10/post_123106.html
2019.10.20 文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事 Business Journal

「Getty Images」より


 福岡市教育委員会は、博多の中心地・天神にある福岡市役所の中に拠点を置いています。筆者はそこで開かれた「学校給食に関する懇談会」に招かれ、フードプロデューサーとして意見を述べてきました。

 筆者は以前から、飲食業に関わるものとしての最終目標は、子供たちの食事を改革することで、具体的には給食のメニュー開発をやりたいと言ってきました。給食のかたちは時代とともに変わるだろうし、少しでも良い方向に進んでいってほしいと願っているのですが、実情はどうも、そんなふうにはなっていないようです。

 その筆者の個人的な目標をよく知っている友人が、今回の懇談会の出席者として招いてくれたわけですが、当初はオブザーバー的な立場でいようと考えて席に着きました。懇談会の途中、膠着状態になったときに筆者は意見を求められたので、あくまでも控えめに、自説を述べました。

 日本で、学校給食に使われているパンから発がん性を強く疑われているグリホサートが検出されたことはショッキングな出来事ではありますが、筆者は以前からこの危険性を指摘してきましたし、学校給食に限らず海外産の小麦を使った製品はどれも同じようなことがあると認識しなければならないと思います。

 まどろっこしい言い方になっていますが、要するに、給食で使われているパンだけじゃなく、普通に売られているパンも危ないということです。特に小麦全粒粉では、グリホサートの高い残留値が確認されています。まだ販売されているのかどうかわかりませんが、一時、大手製パンメーカーから全粒粉入りの食パンが発売され、さも健康にいいようなイメージ戦略で宣伝していましたが、とんでもない商品だったということです。食べている人は、「知らぬが仏」などと言っていられない話だと思います。

■発がん性物質「グリホサート」

 グリホサートについて簡単に説明しておくと、遺伝子組み換え農産物の生産に熱心に取り組んでいるモンサント(現バイエル)という企業が製造している農薬「ラウンドアップ」の成分のひとつで、このグリホサートに対して耐性を持つように遺伝子を組み換えられた植物は、グリホサートが撒かれても枯れませんが、そうでない自然の植物は即座に枯らしてしまうという特性を持ちます。そのため、雑草の処理に時間と手間がかからないため、散布量は大幅に増加しています。そんな製品が今や、普通のホームセンターや100円ショップでも売っているというのですから、笑えない話です。これを庭に撒くなんて、自殺行為だということを認識すべきですし、ご近所にもこれ以上の迷惑な話はありません。

 グリホサート及びラウンドアップの危険性はたびたび指摘され、2015年にはWHO(世界保健機関)の中の専門機関IARC(国際がん研究機関)によって発がん性物質に分類されました。アメリカではこのラウンドアップを使用したことで「がん」になったという男性がモンサント社を相手取って裁判を起こし、その主張が認められ、モンサント社はこの男性に320億円を支払うように命じられました。

 アメリカ産の小麦の97%からグリホサートが検出されており、カナダ産に至ってはなんと100%です。なぜそんなに多くグリホサートが検出されるのかというと、「プレハーベスト」と言って、収穫直前にラウンドアップを散布することで、ほかの植物が枯れて収穫がしやすくなるためなのです。だから時間と手間を省きたい農家は、積極的に使うようになるのです。

 しかし、よくよく考えてみると、これは本末転倒もいいところ。本来であれば、私たちの生命をつなぎ、健康を維持するために必要な食料を生産しているはずなのに、その生産物が私たちを「がん」に近づかせ、生命を奪っているという、皮肉な現象になっているのです。なぜそんなことが起こるのでしょうか。これは以前、本連載でも語りましたが、アメリカという国が食料を「戦略物資」と考えているからなのです。決して、食べた人が健康になるように、幸せでいられるように、なんてことを考えて食料の生産をしたり、輸出をしているわけではありません。日本人はここを勘違いしてはいけません。

 そのグリホサートが、子供たちが毎日食べる給食のパンから検出されたというのは、衝撃的なことです。収穫作業の効率を上げるため、つまるところ「お金」のために、収穫直前に散布された除草剤によって、損害を被るのが子供たちだなどということは、黙って見過ごすことはできません。

 輸入される小麦からは、グリホサートの定量限界(対象の濃度を決定できる最少量)である0.02ppmを超えた量が検出されています。それに対して日本の農林水産省は「小麦の残留基準(30ppm)以内」であるという理由で、安全だと言い張っています。これに対しては、「解せない」という言葉しか浮かんできません。というのは、この残留基準値は、理由も不明確なまま2017年12月に5ppmから6倍に引き上げられていたからです。しかし、この限界値は、「毎日パンを食べた場合にどうなるのか」までは示唆してはいません。しかも、体が小さい子供が毎日食べたときに、どのような影響が出るのかなど、考慮していないのではないでしょうか。

 そのような理由から、筆者は子供たちが毎日食べる給食には、もっと大人たちが配慮すべきだと考えています。農水省が残留基準値を大幅に緩めた背景には、アメリカから輸入する小麦から、いずれはグリホサートが検出されることを察知し、それに備えるための措置だったのではないか、と筆者は確信しています。日本の官僚や政治家は、アメリカの言いなりです。私たち一般庶民は、そのことを弁えて自分の思考と行動を選択しなければなりません。

■オーガニック後進国の日本

 筆者は以前、日本でも有数の大手給食会社に3年間、顧問として勤めた経験があります。そこで、一般の社員食堂などで出される給食メニューを100以上開発しました。それが好評を博し、某放送局では筆者が開発したメニューだけを出すコーナーもでき、女性アナウンサーたちがこぞって食べてくれていたこともありました。また、某大手電機メーカーや大手自動車部品会社の社員食堂にも、筆者のメニューが取り上げられていました。健康的な食事に関する講演も、各社で多数、開催させていただきました。

 それらも大事な仕事ではありましたが、その時の筆者の課題は、どうやって安全に、おいしく集団給食をつくっていけるのかというノウハウを知ることだったのです。そして一定の成果を上げることができ、筆者はその会社を辞しましたが、その時に教えていただいたノウハウは、いつの日か子供たちの給食メニューをつくるときに役立つに違いないと思っています。

 またここ数年、筆者が住んでいる岐阜県大垣市の幼稚園とタッグを組んで、園児たちが毎日食べる給食のメニュー開発を担当させていただいています。もちろん、筆者が提供できるメニュー数は限られてはいますが、積み重なって、けっこうな数になりました。このレシピも公開しており、ほかの幼稚園、保育園でも使ってくださるところが出てきていると聞いています。これもいずれ、子供たちの給食用のメニューとして、広く使われるようになってほしいと願っています。

 地味ではありますが、最終目標に向かって遅々たる歩みも止めてはいません。この連載の読者の皆さまには、ぜひとも見守っていただき、筆者が給食のメニュー開発者として名をはせる日が来ることを、祈っていただきたいと思います。

 さて、その日の教育委員会での給食に関わる話の中心は、パン食をやめて、すべて米食に切り替えられないか、ということでした。パン食を推進している教育委員会側の発言では、「国が決めた基準に則ってやっている」とのことでしたが、それはいくらなんでもおかしい。つまり、福岡市の教育委員会は、自治体としての独自の考えを持っていない、ということになります。そしてパン食を奨励しているのだとしたら、その「国としての考え自体」がたいへんおかしい。がんになった人が、320億円もの賠償金を受け取ることになった原因物質が混入している食材が使われているものを、子供たちの給食の主食にしているなんて、どう考えてもおかしい。

 実は、給食にはさまざまな利権がからんでいます。少子化とはいえ、かなりの数の食事を賄うため、個々の利益は少なくても、まとまれば大きな金額になります。それは大人たちの「お金」の論理なのですが、そのためにここでもまた、子供たちの健康が蔑ろにされていると思うと、腹立たしさを通り越して、情けない気持ちになりました。

 いつかは子供たちに、おいしくて安全な、そして健康に良い給食メニューを提供できるようになりたいと思う次第です。利権などとは無縁の、純粋に子供たちの健康と将来を考えたメニューづくりをさせていただける日が来ることを願っています。

 元農水大臣の山田正彦氏は、次のようなことを語っています。

「韓国では、ほとんどの小中学校の給食が無償、かつ有機栽培の食材である」
「有機栽培の農地面積は、日本が0.3%と低迷しているのに、韓国は5%と日本の18倍と増え続けています」
「韓国では、学校給食が有機栽培になったことで一般の流通まで変わった」
「韓国の有機栽培が学校給食によって急成長した」
「米国は年に10%、EUは年に7%の割合で有機栽培が伸びていて、ロシアも中国もGMO(遺伝子組み換え作物)を禁止して有機に大転換している」

 世界の流れは、もうすでに変わり始めました。オーガニックに目覚めていない先進国は日本だけです。それはひとえに、情報不足による自覚のなさが原因です。正しい情報を伝えようとしない大手メディアの責任は、ここでも非常に重いと感じます。


http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/601.html#c2

記事 [経世済民133] ファーウェイはグーグルなしで行くのだろうか?(マスコミに載らない海外記事) :国際板リンク 
ファーウェイはグーグルなしで行くのだろうか?(マスコミに載らない海外記事)

http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/579.html



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/452.html

コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
75. 2019年10月23日 16:47:19 : Q2WxazBUiM : WGt5Z2JUcUVLWU0=[146]
割れ鍋に綴じ蓋 知的レベルが同じこの夫婦は日本の恥を方々でさらしまくり恐れを知らない。 目を背けるレベル!
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c75
コメント [政治・選挙・NHK266] 自衛隊を中東に独自派遣 アラビア海全域を対象に米軍と連携<「極めて危険」と、長周新聞!> 赤かぶ
5. panbet37[2010] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2019年10月23日 16:52:19 : lFmVnWpIec : Sm0wU3BhbWU3WG8=[6]
長周新聞は、今や、日刊ゲンダイと並び、日本の2大クオリティーペーパーだと、僕は思います。両雄競って、頑張ってください。応援し続けます。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/655.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK266] 表現の自由と真の民主主義を理解しない「嫌『反日』」論者 ここがおかしい 小林節が斬る! 赤かぶ
31. しんのすけ99[906] grWC8YLMgreCrzk5 2019年10月23日 16:59:45 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[668]
冗談もほどほどにな 国の為に死ねと教える国家体制なんかに 民主主義のカケラも存在しなかった事は
厳然たる事実だろう 国家体制を批判すれば 憲兵や特高警察がすっ飛んでくる社会などに、自由も民主主義も
望む事など不可能に近い 絵空事言ってんじゃねえよ 赤紙一枚で人間を死地に追いやる軍国体制に比べたら
まがいものだろうと欠陥品だろうと 民主主義は民主主義、 軍国体制に比べれば 天国だよ だから
 
日本国民は誰一人として
地下組織を作っての抵抗(レジスタンス)をしなかったのだよ 軍国体制に比べたら戦後の民主主義は
温泉天国のようなモノだったよ抑圧されてきた日本国民にとってはね

※ まあ 厳密に言えば 国民が民主主義に 目覚め始めた時代も あるにはあった 大正デモクラシーと言われる
 ほんの一時期にその片鱗は見られたが、軍国体制を標榜する国粋主義者たちによって 簡単に潰された
 ほとんどそれは幻のようなモノでしかなかった ※

少なくとも 昭和に入ってからの日本の社会 自由も民主主義も 無きに等しい遅れた社会だったではないか
戦後の日本の社会と比べたら 月とスッポンだ

だから 君がどんなに口角泡を飛ばして欠陥品と力説しても 誰一人 同調する人間はいないではないか
少なくともこの阿修羅では、君のようなネトウヨは マトモに取り合ってもらえないのだよ 5chへどうぞ


無いよりはマシ この一言だよ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/577.html#c31

記事 [国際27] ロシアと中国が団結している理由(マスコミに載らない海外記事)
ロシアと中国が団結している理由
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-fb9b09.html
2019年10月23日 マスコミに載らない海外記事


2019年10月13日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 資本主義世界は退廃している。欧米は腐敗している。国民がお互い仲が良くなく、いらだっている帝国主義帝国から怒りと虚無主義が流れ出ている。

 新植民地主義者、歴史的帝国主義国家から流れ出る価値観のひどい劣化を、思想家や指導者たちが暴露しているので、帝国主義の北米やヨーロッパは、ベネズエラやキューバのような国に激怒している。

 だが、欧米諸国と彼らの宣伝屋による悪意の最前線に立っているのは中国とロシアだ。今それは全てグロテスクだ。ナチズムから世界を救い、多数の国を非植民地化するのを手助けしたロシアは、今ヨーロッパで「一番好きでない国」だ。何百万人ものユダヤ人やジプシーやスラブ人や他の人々を殺したドイツが最も好かれている。無防備な国から彼らの富を剥奪するために、産業や銀行の力を駆使して、ドイツがまだベネズエラのような国を略奪しているのを、欧米では誰も気にかけていないように思われる。

 力強い共産主義国家中国は(あるいは「中国的特徴を持った社会主義国」と呼ぼう)、欧米プロパガンダに馬鹿にされ、侮辱されている。ヨーロッパと北米の洗脳屋や、いわゆる中道から右翼の大部分の従順なエセ知識人はとどまるところを知らない。彼らの大部分が不治の優越感を患っている。彼らは自分たちに中国を判断する権利があると思っている。中国のために、それが「本当に」共産党なのかどうか、正しい進路上にあるのかどうかをか判断する権利を。

 中国は冷静で、臆病な国だとさえ言う向きもあろう。中国は、どれほど力強くなったかにかかわらず、中国は、自称敵たちとの全ての対立を平和的に解決しようとしている。中国は攻撃せず、挑発しない。歴史的に、中国はその周辺や遥か彼方の国々の福祉さえ気にかけている。千年にわたり、智恵はこういうものだった。「隣人が幸福になれば、中国自身も幸福になる」。

 中国の指導者と中国人は、世界全体が繁栄すれば、結果的に中国が利益を得られることを確信している。それがしばしば「新シルクロード」と定義されるBRI(一帯一路構想)の本質だ。

 もちろん、それはこれほど単純ではないが、本質的にはそうだ。新シルクロードは中国国際主義の最も重要なものだ。私はアフリカやオセアニアのような場所で「活動中の」中国を見た、私は大いに感銘を受けた。私は反帝国主義者で国際主義者なので、私は決定的に中国を支持する!

***

 私は益々私自身を「マルクス主義者」ではなく、共産党員と国際主義者だと思う。カール・マルクスは歴史的なヨーロッパ人で、古い初期資本主義体制の良き分析者で批判者だった。彼は植民地政策と帝国主義攻撃には多くのエネルギーを使わず、主にヨーロッパ体制に没頭していた。過去、数百年間、最も恐ろしい問題は、欧米による世界略奪だった。マルクスはそれには多くの注意を払わなかった。

 唯一の正当な比較は、ナチズム/ファシズムと、ヨーロッパと北米植民地政策、より正確には新植民地主義者と帝国主義なのに、無防備な人々を擁護してきたソ連や中華人民共和国のような国は、ロンドンやパリやベルリンやワシントンに、首尾一貫して、非常に専門的に悪者にされ、非常識にも「ファシストに等しい」と中傷される。

 自身の社会主義制度を完ぺきにしながら、中国はソ連がおかした間違いを大いに学んだ。中国はそれを繰り返すまい。中国社会科学院や中国の一流大学やマスコミに近い人々は、ソ連と、いわゆる東欧圏がおかした間違いを説明すべく最善を尽くしている。自身の過去や、他の社会主義国の分析に基づいて、中国は世界の存続と自国民の生活水準向上のために戦っている。

 私は中国のやり方が好きだ。私はその「過程」の一部であるのを誇りに思っている。もし中国が失敗すれば、もし中国が欧米帝国主義者に破壊されたら、我々人類に対する全ての希望の終わりなのを私は知っているので、私は全身全霊で中国を支援する。もし何十億という人間の人生に対して、無競争の支配を続けることが許されたら、欧米が世界に何をするかを既に明示している。

 団結し同盟して、中国とロシアは独立国家の強力なブロックを構成している。彼らは欧米に反感を買われ、残忍に取り扱われ、威嚇さえされながら、この良い両国を直接的にも間接的にも守っている。両国は一緒に働くことから利益を受けている。今、全大陸の多くの国も利益を得ている。

 私は見ているものが好きだ。希望が漂っている。それは美しい。それは楽観主義に満ちている。それが私が支持している理由だ。それが、私が中華人民共和国70周年記念日を祝っている理由だ!

***

 中国が、ほとんど全ての西側諸国と、彼らの属国に、脅迫され挑発されているのは言うまでもない。

 実際、中国を攻撃することは、世界中のマスメディアで働く凡庸なジャーナリストにとって、資金が窮乏している個人にとって、最も儲かる仕事へと変わりつつあるのだ。

 これらの攻撃の理由を理解するのは余りにも容易だ。中華人民共和国は、帝国主義と残忍な資本主義両方に関して、明らかに、全ての分野、部門で勝っている。イデオロギー的に、知的に、そして社会的に。

 一人当たりGDPのほんのわずかの額で(欧米と比較して)、中国は極端な貧困を根絶しつつある。現在、中国のインフラは、欧米のそれよりずっと良い。エコロジー分野の中国の進歩には、世界の他のいかなる地域もかなうことができない。文化と科学分野で中国の創造力は膨大だ。中国人の生活は劇的に良くなっている。中国と協力している国々でも、人々の生活が同様ずっと良くなっていることに気付かないのは非常に困難だ。

 この全てが、世界中の人々にとって一層明らかになるにつれ、伝統的な植民地主義や帝国主義の国々が、益々おびえているのだ。連中の経済と文化は、何世紀もの間、略奪に基づいているので、彼らは世界に何も提供できないのだ。彼らは止まって、改革すること、世界を救うため努力することができないのだ。それで彼らが現状が優勢であり続けることを保証するために出来るのは、ずっと良い世界のために執拗に働くと固く決めた両国、中国とロシアを中傷することなのだ。

 中国は何十年間も、欧米と妥協しよう、なだめようとしてきた。中国は、直接あるいは間接的な対立を避けるため、ありとあらゆることをしてきた。ようやく最近、欧米が受け入れる唯一の結果は、中国がひざまずき、降伏し、「中国の特徴を持った社会主義」体制を断念することだと悟ったのだ。

 そしてこれは北京政府にも、中国国民にも受け入れられない。

 それが、天安門広場、2019年10月1日のパレードの理由だ。それが欧米への明確なメッセージだった理由だ。中国体制が売り物ではない理由だ。中国は屈伏しないだろう。それが、中華人民共和国をあえて攻撃する連中は誰であれ撃退するよう設計された新兵器が紹介された理由だ。

 ロシアにはこういう諺がある。剣を持ってやって来る者は、剣で死ぬ。

 中国はこの自明の理の智恵を明らかに理解している。

 もちろん中国は両手を広げて友人を歓迎する。中国は困窮している人々を助ける。中国は、より良い世界を築こうとしている。

 だが中国は、攻撃や、脅しや、むき出しの人種差別を二度と許さない。過去、中国は占領され、残忍に取り扱われ、屈辱を受けた。今、共産党指導体制の下での、70年後の途方もなく大きな飛躍の後が、中国は自信を持ち、強く、誇り高い。

 私はこの自信が好きだ。中国が国内、国外でしていることを私は称賛する。

 それが私が中国人と共に彼らの社会主義の祖国70周年記念日を祝う理由だ。それが私が世界に地球上の最も人口ちゅう密な国の偉大な全ての業績を見せるため昼も夜も働いている理由だ。

 私は中国とロシアの連合は、我々人類に対する最後の希望だとも信じている。私は全大陸の人々の苦難を目撃している。欧米帝国主義の被害者を。「あらゆる国は同じで、彼らが十分に強ければ、ヨーロッパと北アメリカが何世紀もやってきたような野蛮さで、世界を略奪するはずだ」というプロパガンダを、私は一秒たりとも買わない。

 私は、中国に関する欧米人の果てしない分析を読んだり聞いたりするのに余り興味はない。私は中国人の自国についての言い分に興味がある!

 今、勝利から70年後、中国は今までに以上に団結した状態にある。欧米に全てを奪われた国々は、多くの世代で初めて、今あえて希望を持っている。

 それが、世界を変えつつあり、70周年でも、それほど若く親切で楽観に満ちているように見え、そう感じられる国を私が誉めたたえる理由だ!

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/10/13/why-russia-and-china-stand-together/

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http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/581.html

コメント [国際27] ロシアと中国が団結している理由(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
1. 赤かぶ[36215] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:01:14 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26288]



http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/581.html#c1
記事 [カルト23] 朝日・中東独自派遣に石破ら異論。もう自民党に留まるのは限界で、立憲国民新党の党首を引き受けるべきである。
軍事オタクで改憲派のキモ男から見ても納得もいかないし、洒落にならない危険を感じている訳で、このまま自民党に残っても阻止もできないし冷飯のままで、ぶつぶつと正論もどきを吐いて終りというのは今日までにして、自分の立場を最大限活かす行動をすべきで、今より数段ましな宮沢自民党を見限った事を思い出すべきだし、橋本自民党に戻ったのは決して餌に釣られたのはないという建前を通したいなら、こんな酷い自民党に残るのは二重に自己矛盾で、正論もどきを吐き続けたいなら決断する事である。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/210.html
コメント [政治・選挙・NHK266] 表現の自由と真の民主主義を理解しない「嫌『反日』」論者 ここがおかしい 小林節が斬る! 赤かぶ
32. しんのすけ99[907] grWC8YLMgreCrzk5 2019年10月23日 17:10:05 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[669]
そう 鬼畜米英 日本が侵略されたら男は皆奴隷化されて金玉抜かれるし 女は皆凌辱の限りを尽くされる

なんて嘘ばっかり教えていたから、戦後 その鬼畜であるはずの米兵に 子供たちが何の警戒もせず近寄って
「ギブミーチョコレート」 とかって群がる様子を見た日本国民は 「ああ俺たちは騙されていたのだ」 と
ようやく気付いたのですよ 洗脳から目覚めたのですよ

まあ 新たなる洗脳が始まったと君が言いたいのは判るが(そこは別に否定はしないが)戦前の酷い体制から比べたら
何百倍もマシなのは確かなのだよ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/577.html#c32

コメント [自然災害22] taked4700さんは今後 新規投稿=スレ建ては月に1つまで、とします。 管理人さん
15. 2019年10月23日 17:12:15 : tUsRfSi15Y : Rnp1dFBwZWVuU1U=[2]
久しぶりに災害版覗いたけど、カルターTakedaの、有用情報と言えない地震マニアの無駄口書き散らしによるスレ荒らしが無くって災害版がスッキリしましたね^^

阿修羅に×されたので毎日ムダ口書けるよそのサイトを物色してるかもですけどね^^
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/762.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK266] 追跡!謎の日米合同委員会 独立国家の名が泣く! 米軍に支配された日本の情報公開(スクープ&スコープ・サンデー毎日) 赤かぶ
3. 2019年10月23日 17:14:05 : fhkFbn8c3w : VFg1bWdMdnVqQnc=[6]
産経新聞、虎ノ門ニュースが 
今度は、自分達の失態を森ゆうこ議員に責任転嫁
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019102100006.html

誰も産経グループや虎ノ門ニュースをメディアとは思っていない。


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/673.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
76. 2019年10月23日 17:16:17 : FzEHDRfT2U : NzAuOUd5cE5XQnM=[53]
日本のTVは完全スルーするでしょう。今日以降は・・・もっともドレスコード違反でないと閣議決定がされたら新時代の幕開けとても持ち上げることに・・・アホくさ!
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c76
記事 [カルト23] サン毎・謎の日米委員会、独立国家が泣く米軍支配。シリア方式で中露を後ろ楯として追い出すべきである。
以前、朝日を追われた者が週刊朝日で気を吐いていたが、その週刊朝日も馬鹿に目の敵にされたようで、その代わりにサンデー毎日が頑張りだしたようである。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/211.html
コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
77. おじゃま一郎[7545] gqiCtoLhgtyI6phZ 2019年10月23日 17:19:43 : 9GIt9GRcUU : a3MwTENKeHkxQ3M=[4]
昭恵さんは、日本女性のわりに膝から下がまっすぐできれいなので
それを強調したいだけでだ、

http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c77
記事 [経世済民133] 「在職老齢年金」の基準額引き上げへ 何が変わるのか(マネーポスト)
「在職老齢年金」の基準額引き上げへ 何が変わるのか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191023-00000002-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 10/23(水) 7:00配信 週刊ポスト2019年11月1日号


在職老齢年金のルール変更で何が変わる?


 自力で稼げる受給者は年金を減らしても構わない――そんな国の一方的な考えで導入された、悪名高い「在職老齢年金」制度が劇的に変わる。

 現在、働きながら「厚生年金」を受給する人は約368万人、そのうち3割にあたる124万人が年金を減額されている。“もらい損なう年金”の総額は年間ざっと1兆円に達する。減額を避けるために、フルタイムで働く余力があるのに、あえて給料を低く抑える働き方を選ぶ人も多い。家計の面でも、老後の資金形成でも、社会的にも、逸失利益は計り知れない。

 そこで政府は高齢世代の就労意欲を削がないために“多く稼いでも年金は減らさない”方向で制度を改正し、早ければ来年から実施する方針を打ち出した。

 これによって、シニアは「働き方」と「年金のもらい方」の発想の転換を迫られる。今まで通りの考え方では、せっかくのメリットを逃し、損することになりかねない。制度改正後に「働きながら年金をもらう方法」はどうすればいいのか。

 現行の年金減額のルールは、「年金(厚生年金の報酬比例部分)+給料」の合計月収で決められる。

 65歳以上は合計月収47万円、65歳未満(60〜64歳)は同28万円を超えると、超過分の半額にあたる年金額がカット(支給停止)される。ただし、カットされるのはサラリーマンが加入する厚生年金の報酬比例部分のみだ。

 この制度がどう変わるのか。厚労省は10月9日、政府の社会保障審議会年金部会に在職老齢年金の具体的な見直し案を盛り込んだ資料を提出した。それによると、制度を「完全撤廃」していくら稼いでも年金全額支給するケースと、年金カットを行なう基準を「合計月収62万円」に引き上げてより多くの人が年金を全額もらえるようにするケースが検討されている。

「年金部会の委員の間ではいきなり完全撤廃することに慎重論が強く、65歳以上も65歳未満も基準額を一律62万円に引き上げる案が有力になっている」(厚労省関係者)

 国民にとっては「全廃」が望ましいが、たとえ上限62万円であっても、「年金増額」の効果は非常に大きい。

 厚生年金の月額が約16万円(うち報酬比例部分約10万円)のモデルケースで見ていこう。在職老齢年金のルール変更のメリットが最も大きいのは、65歳になる前に厚生年金の特別支給(報酬比例部分)をもらえる“得する年金”世代だ。

 現行制度では、前述のように65歳未満の厚生年金受給者は年金と給料の「合計月収28万円」を超えると年金カットが行なわれる。年金が10万円(報酬比例部分)の場合、月給18万円までは10万円が満額支給されるが、月給が28万円なら年金は5万円に減らされ、月給38万円以上稼ぐと年金はゼロにされてしまう。

 得する年金をもらえるはずが減額ルールが適用され、年金をもらい損ねてしまうという矛盾を抱えている。

 これが基準額が62万円に引き上げられれば、「月給52万円」までは年金が1円もカットされなくなる。フルタイム勤務だとしても、60歳以降の人でこの“壁”を越えて働くケースは極めて少ないだろう。

 一方、「65歳以上」の世代(年金の報酬比例10万円の場合)であれば、現在は月給が37万円を超えると年金カットが始まるが、ルールが変更されると同様に月給52万円まで年金は満額もらえるようになる。



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/453.html

コメント [自然災害22] taked4700さんは今後 新規投稿=スレ建ては月に1つまで、とします。 管理人さん
16. 2019年10月23日 17:22:27 : tUsRfSi15Y : Rnp1dFBwZWVuU1U=[3]
>>9
>月一回にするのはちょっとキビシ過ぎるのでは?
 
 
じゃぁ、Takeda祝日という感じで春分と秋分の月だけ2回にしてやるのはどう?
1年に2度^^
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/762.html#c16
コメント [原発・フッ素52] 東電社員は見た…「賠償金詐欺」恐ろしき「恫喝の現場」 指のない「被災者」が現れて…(現代ビジネス) 赤かぶ
8. 茶色のうさぎ[-12889] koOQRoLMgqSCs4Ks 2019年10月23日 17:25:09 : oP8xuKMAqQ : MVBjZzNpTFlFMm8=[2]

 こわいよー♪ 合法的サギ♪♪

 ↓ 主賓の竹中工務店の席には、あの児玉東大教授。 ←日本共産党『 茶坊主 』です。
https://facta.co.jp/article/201305028.html

 ↓ 除染事業は「壮大な詐欺」になる可能性が非常に高い/古賀茂明(こがしげあき)氏
http://www.at-douga.com/?p=6754

結論: たった、座布団1枚、1m2 ←枯葉の集積で、1万円だよw

 小学生だって、、日当、フレコンバッグ1袋:20万円だよwww ←4mx5m

 まぁ、、除染: 6兆4000億円 ←完了です。 今後100兆円以上? 💢 うさぎ♂

 『 赤旗 』志位和夫 ←こいつ、、 はよう、土壌100Bq/kg以下にしろー♪ぺっ 約束はたせ


http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/204.html#c8

コメント [経世済民133] 「在職老齢年金」の基準額引き上げへ 何が変わるのか(マネーポスト) 赤かぶ
1. 赤かぶ[36216] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:25:14 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26289]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/453.html#c1
コメント [経世済民133] 「在職老齢年金」の基準額引き上げへ 何が変わるのか(マネーポスト) 赤かぶ
2. 赤かぶ[36217] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:25:56 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26290]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/453.html#c2
コメント [経世済民133] 「在職老齢年金」の基準額引き上げへ 何が変わるのか(マネーポスト) 赤かぶ
3. 赤かぶ[36218] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:26:40 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26291]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/453.html#c3
コメント [経世済民133] 「在職老齢年金」の基準額引き上げへ 何が変わるのか(マネーポスト) 赤かぶ
4. 赤かぶ[36219] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:27:21 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26292]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/453.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK266] <素晴らしい!長周新聞が文字起こし!>熊本・鹿児島でも共感広げる れいわ新選組・山本太郎の街頭記者会見  赤かぶ
41. panbet37[2011] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2019年10月23日 17:27:24 : lFmVnWpIec : Sm0wU3BhbWU3WG8=[7]
さあ、いよいよ”風林火山”だ。

 鳩山由紀夫がついに動いた。鳩さんが立てば、剛腕小沢一郎も乗る、組む(と思う)。そして山本太郎が突貫、突進し、突破する。これで、日本は生まれ変わりますよ。絶対です。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/652.html#c41

コメント [経世済民133] 「在職老齢年金」の基準額引き上げへ 何が変わるのか(マネーポスト) 赤かぶ
5. 赤かぶ[36220] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:28:12 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26293]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/453.html#c5
コメント [経世済民133] 「在職老齢年金」の基準額引き上げへ 何が変わるのか(マネーポスト) 赤かぶ
6. 赤かぶ[36221] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:28:58 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26294]



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/453.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
78. 2019年10月23日 17:29:18 : fKkQda7Cxw : a01WR1RYQWZoY00=[240]
↑おまえなあ・・・・
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c78
コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
7. 2019年10月23日 17:33:16 : YsSW6AGeRE : a0U4aUUzbWY5QjI=[32]
安倍昭恵の着るものがどうとかというよりも
逆に多くの人がそれに文句を言える程
即位の儀式の儀礼に興味を持ってるとは知らなかったわ(笑)

俺は興味がないので何を着て出席しようが
ご自由にどうぞってな感じなんだが。

天皇に関するもので失礼だ無礼だなどとあまり儀礼にこだわると
また神格化が始まるんじゃないか。
昭恵の脳の中身よりそれのほうが問題だろう。

テレビで天照大御神に云々なんて言葉が出た時は
少し驚いたな。


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c7

コメント [原発・フッ素52] 河野太郎「原発ゼロで本当に困るのは原子力ムラの住人」 (そもそも総研) 魑魅魍魎男
5. 茶色のうさぎ[-12891] koOQRoLMgqSCs4Ks 2019年10月23日 17:37:19 : oP8xuKMAqQ : MVBjZzNpTFlFMm8=[0]

 赤旗販売 ←全国の市町村、役場ですね。 年商250億円♪♪

 まぁ、原子力ムラの住人 ←高級官僚、天下り企業♪www

 まぁ、原発ゼロで本当に困るのは ←??? 長文省略 うさぎ♂

 『 赤旗 』志位和夫 ←ころせ💀


http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/202.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
79. AN[437] gmCCbQ 2019年10月23日 17:37:23 : yMNPYpFb52 : LnlCMXF6SXVuRFU=[405]
「総理は止めなかったのか?」と元記事は書いていますが、アベが止めなかったのはご本人も何も分かっていないバカだから当然。 だいたいこんな大事な行事に、アベは予行した形跡がありません。(違ってたらツッコんでちょ)

 アキエは、晩餐会でもバッグの蓋が開いたまま宮殿に入っていくという失態を演じています。
 (どっかに動画あるだろうから探してね)

 これがTVドラマなら、執事?がやってきて、「奥さま、バッグが開いておりますが」とか注意するシーンですが、恐ろしいのは、ドレスコードの問題にしろ、バッグの蓋にしろ、それを指摘する”吏”が誰もいない、ということ。
 前から『アベ=裸の王様』説がありましたが、改めて実証された−それも世界中の目の前で−わけで、小生は怒り、恥ずかしさ、嘆き……がごっちゃごちゃ。

    『国民が止めるしかない!!』
 

http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c79

コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. 2019年10月23日 17:42:54 : eQHpkW1P7s : Li5jYUI0RzNET2c=[415]
 この安倍昭恵氏の服装問題は、国会で野党が追及するべきレベルと思うよ。安倍氏は皇室を大切に(利用の為)扱い、大げさな(国家予算が総額150億円以上かかっているらしい)演出をして荘厳感を出し神格化を企んでいるのだから。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK266] 即位礼に天皇の「安倍首相への抵抗」を示す招待客…「平和の詩」朗読した沖縄の高校生とICANサーロー節子さんが(リテラ) 赤かぶ
46. 2019年10月23日 17:44:07 : HlGkWhGAZI : WFNQc3dOajhFOGc=[2]
天皇陛下の平和への言葉に対していきなり天皇陛下万歳と戦争中を思い起こすような態度って天皇陛下への侮辱ではない?
天皇陛下の意思に対して、正反対の態度
天皇陛下の平和の言葉が気に入らないから反発的な態度をとっている
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/665.html#c46
コメント [政治・選挙・NHK266] 小泉進次郎。爽やかな笑顔の下にある「アメリカの代弁者」という素顔<菊池英博氏>(ハーバー・ビジネス・オンライン) 赤かぶ
14. 2019年10月23日 17:46:33 : EDX5mKFSTc : bGpLYVFoUWRpMXc=[27]
アメリカべったりでいいと言う日本人が多いからね・・・
日米安保破棄しろとか威勢のいいこと言ってる人たちもほとんどがアメリカと本気で闘う気なんかなく煽動するだけで、動かない日本人が悪い!で終わり。
アメリカの圧力がどれほどのものかわからない人や自分は政治家じゃないから関係ないと他人任せの人がネットで面白がって騒いでるだけにも見える。
本気で抵抗する気がある人がほとんどいないからアメリカは調子乗ってるし、安倍も安心して保身のために朝貢外交やれる。

エコーチェンバー現象でもう進次郎は終わった!とか騒いでるけど、全体から見たら少数派で、この人たち絶対モリカケのとき安倍終わった!って騒いでたでしょ?
民主党が共産党やれいわ新選組と協力して政権奪還を目指そうとしない以上どんなにネガキャン頑張っても自公が勝つし、清和会の天下が続くから進次郎も安泰。
いまだにそんなこともわからないの?って思うけど、左派の人たちは自分じゃ頭いいと思いこんでるし、そこまで必死になって勝つ気がないからね。
負けるべくして負けてるんだよ。
ネガキャンやって勝った気になってるのはバカウヨと同程度の証拠。(バカウヨもずっと中韓ネガキャンやって日本の勝ち!とか言い続けてるでしょ?)
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/671.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK266] 米国戦争屋ジャパンハンドラーの傀儡政権・小泉政権および安倍政権の使命は、日本の国際競争力を世界1位から30位に転落させるこ… 赤かぶ
1. 赤かぶ[36222] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:46:48 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26295]


関連記事
中国、台湾、韓国以下。デジタル競争力世界30位という日本の惨状  黄文雄(まぐまぐニュース)
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/418.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/675.html#c1
コメント [経世済民133] 中間層が下流へ転落!? 日本を襲う新格差社会の闇(週刊SPA!) 赤かぶ
8. 2019年10月23日 17:48:23 : FDiBKXCH1E : Z3JGL1V2WGpKMEk=[1]
>>7

家もあまっている?
ところがそうでもない。
自治体や政府の統計にはデッドストックが含まれているからな。
すでに募集していない賃貸住宅が税金対策で建物が残ってるとか。

また、高度経済成長期に建てられた築数十年のぼろ住宅が多く、
地震がくれば一発で倒壊だよ。

>生産力も家も余っている状況では

物が余ってても皆にいきわたらないのが市場経済だろないのか。
社会主義経済じゃないんだから。
過去の大恐慌を知らないのかね?

http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/450.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK266] 米国戦争屋ジャパンハンドラーの傀儡政権・小泉政権および安倍政権の使命は、日本の国際競争力を世界1位から30位に転落させるこ… 赤かぶ
2. 赤かぶ[36223] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:48:48 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26296]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/675.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK266] 米国戦争屋ジャパンハンドラーの傀儡政権・小泉政権および安倍政権の使命は、日本の国際競争力を世界1位から30位に転落させるこ… 赤かぶ
3. 赤かぶ[36224] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:49:36 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26297]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/675.html#c3
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4. 赤かぶ[36225] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:50:48 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26298]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/675.html#c4
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5. 赤かぶ[36226] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:51:32 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26299]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/675.html#c5
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6. 赤かぶ[36227] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:53:18 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26300]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/675.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 赤かぶ[36228] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:55:25 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26301]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c9
コメント [カルト23] サン毎・謎の日米委員会、独立国家が泣く米軍支配。シリア方式で中露を後ろ楯として追い出すべきである。 ポスト米英時代
1. 2019年10月23日 17:55:48 : fCZ83cf8p2 : YzI0bTRWZmk2Mms=[706]
思うに福田父の全方位外交だのオザーサンの等距離外交だのが望ましい在り方でしたが
新生ニッポンのスタート時点で無条件降伏的な敗戦の形を取ったか取らされたことで徹底してシャブリ吸い尽くされ、これでは高度成長だのジャパンASナンバーワンだのと呼ばれた快進撃を経ても全然余裕のある先進国になれるハズもなく、どころか一億総下流みたいな流れで働いても働いても貧しく啄木もビックリで、 ;ゴ主人ツウカDVのヒモから逃れる呪詛とかないの?ったくジュレッタイわねエ(鎌倉の駆け込み寺でボランティアをする縁乃桐子サンがぼやくのをツイ聞き耳)
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/211.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK266] <ここまでくれば、もはや工作員だ!>安倍宣伝の時に決まって出て来る岩田明子は何とかならないか  天木直人  赤かぶ
79. 2019年10月23日 17:56:32 : WYRJ9PPLd6 : aThWb2JpQncyOXM=[2]
日本は行くところまで行かないと良くならないと思うようになったこの頃です。


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/640.html#c79

コメント [原発・フッ素52] 愛知県で、若い男が走行中の車に駆け寄りフロントガラスを叩き割る衝撃的な事件が発生 被ばくによる粗暴化か 魑魅魍魎男
36. 2019年10月23日 17:57:59 : BJ7xMwbX0E : TFA1Y2lLS2lJbkU=[1]
>>30
>言いたいことがあるのなら、コメントではなく投稿したらどうだ?
まあ、デタラメの羅列だけでは相手にされないと思うが。
おっと、工作員は決して足跡のつく投稿はしないのだったね。

一般人に投稿の権限与えてないでしょ
何その意味不明な勝利宣言
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/195.html#c36

コメント [政治・選挙・NHK266] 追跡!謎の日米合同委員会 独立国家の名が泣く! 米軍に支配された日本の情報公開(スクープ&スコープ・サンデー毎日) 赤かぶ
4. 赤かぶ[36229] kNSCqYLU 2019年10月23日 17:58:01 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26302]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/673.html#c4
コメント [経世済民133] 会社にぶら下がる「働かないオジサン」問題 トヨタも悩む新50代問題 日経ビジネスからの提言は 50代は飛び越される世代、… 鰤
2. 2019年10月23日 17:58:53 : FDiBKXCH1E : Z3JGL1V2WGpKMEk=[2]
企業の人事制度や賃金制度の問題だよな。
そりゃいったん管理職にして現場離れた人たちが、
役定後簡単に実働に戻れるかと言ったら難しい。

http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/449.html#c2
コメント [原発・フッ素52] 河野太郎「原発ゼロで本当に困るのは原子力ムラの住人」 (そもそも総研) 魑魅魍魎男
6. 2019年10月23日 17:59:38 : BJ7xMwbX0E : TFA1Y2lLS2lJbkU=[2]
初期非表示で勝利宣言て幼稚園児の集まり?
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/202.html#c6
記事 [自然災害22] 台風19号の教訓、意思決定を惑わすバイアスの正体 上陸せずとも台風影響 大雨に警戒  台風被害のりんご出荷しないよう 自宅が床上浸水140センチ境界地域で何が
台風19号の教訓、意思決定を惑わすバイアスの正体

河合 薫
健康社会学者(Ph.D.)
2019年10月22日
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(写真:shutterstock)
 台風19号の猛襲から一週間以上が経ったが、いまだに被害が拡大している。

 17日の時点で、65人死亡、14人行方不明、349人負傷。全半壊の住宅は94棟、浸水家屋は3万3600棟以上(総務省消防庁)。堤防が決壊したのは7県の59河川90カ所で、水が堤防を越えて浸水した河川も、国管理のもので22河川、都道府県管理では194河川だ(国土交通省)。

 さらに週末には雨が降り、朝晩は急激に冷えるようになった。何をどこから手をつけ、どうやって生きていけばいいのかと厳しい状況に追い込まれている方々のことを思うと、うしろめたい気持ちでいっぱいになる。

 「自然の猛威に人は屈するしかない」と大きな災害に見舞われるたびに、誰もが思う。だが、今回の台風ほど、重要な情報を切り捨ててしまう「バイアス(思考の偏りやゆがみ)」の存在を意識させられたことはない。

 もし、「心はバイアスから逃れられない」という人の本質的特徴をもっと理解できていれば、もっと何かできたんじゃないのか? もっと救える命があったんじゃないのか? そう思えてならないのである。

 「台風など気象による災害は地震とは異なり、予想し備えることができる唯一の災害」。それを信条に気象予報士として若い頃に報道番組に関わってきただけに、悔しくてしかたがないのである。

 そこで今回は、人の判断や意思決定の罠(わな)となる「バイアス」について考えてみようと思う。

生かせなかった東日本大震災の教訓
 「台風当日の夕方から緊急メールはガンガン届いていたのですが、対象が『郡山市全域』と広域だったため、たかをくくっていました。ところが、12日の夜半、暴風雨が吹き荒れ始めた後、居住町名が記載された避難指示メールが届きはじめ、さすがに慌てました。

 ただ、何に対してどう対処していいのか、まったく頭が働かず、あたふたするばかりで。避難所に歩いて行ったらずぶぬれになる雨量だし、ぬれたまま避難所にいたら寒くてつらいし、高台だし川からも距離があるから、今夜は家で待機しよう、と身勝手な判断をしました。

 幸い、私も自宅も被害はありませんでしたが、周辺は崩落や陥没、浸水により主な道路は封鎖されました。翌朝、惨状を見て初めて、豪雨被害とはこういうことか、と実感しました。

 福島県内の本宮市では、深夜からの増水により、自宅で命を落とされた方や、深夜0時すぎに自宅に戻られ、亡くなった方もいて、自分にも起こり得たことなのだと気づき、青ざめました。

 東日本大震災の被災経験から、地震時の緊急対応はできているつもりでしたが、氾濫や豪雨にはまったく生かすことができない自分にぼうぜんとしました」

 これは私のメルマガの読者から送られてきたメールである。

次ページ知らないうちに都合の良い情報を選んでいる
 時間経過とともに紡がれるリアルな言葉からは、台風の恐さと、それに備えることが「想定を超えた」ものだったことを痛感させられるが、この心の動きこそが「バイアス」である。

 今回の台風は強さと規模ともに、これまでにないパワーを持っていたことに加え、台風の暴風圏の右半径に入るコースが予想されていたので、東京湾や丹沢山地などの地形的な影響も加わり、風や雨が予想以上になることは気象の専門家であれば分かったことだ。

 私自身、フェイスブックなどで個人的に警戒を呼びかけていた。だが、正直なところ、ここまで河川の氾濫や堤防の決壊が広範囲にわたるとは、全く想像していなかった。

 バイアス。そう、数週間前の台風15号が千葉県にもたらした被害の多くが暴風によるものだったことで、バイアスがかかった。「想起ヒューリスティック(利用可能性ヒューリスティック、想起しやすい情報を優先して判断してしまうこと) 」の罠にはまってしまったのだ。

 想起ヒューリスティックとは、「人が判断や意思決定をする際、無意識に使っている法則や手がかり」を指し、理詰めで正しい答えを探るアルゴリズムと対比される概念である。

 平たく言えば、「物ごとを直感的にざっくりと捉える」心の動きであり、この働きのおかげで私たちは迅速に意思決定をし、合理的な行動につなげることができる。

 件のメルマガ読者から寄せられたメールの「東日本大震災の被災経験から、地震時の緊急対応はできているつもりでしたが、氾濫や豪雨にはまったく生かすことができない」というのがまさにこれだ。

知らないうちに都合の良い情報を選んでいる
 ところが、想起ヒューリスティックでは、記憶時のインパクトが大きかった情報、何度も経験している情報、身近な人の具体的な情報を手がかりにするため、誤った判断につながるリスクも大きい。たとえそれが「極めてまれ」な現象であっても「経験則」として優先される。過去の事象より最近の事象の方を、不相応に高く評価してしまうのだ。

 最大の問題は「想起ヒューリスティックでは情報が単純化される」こと。知らず知らずに大切な情報が無視され、想定外の出来事に対処できなくなる。

 しかも、人間の心には「確証バイアス」という、確信や仮説に反する情報を無意識に排除する動きもあるため、「『郡山市全域』と広域だったため、たかをくくっていました」(前述のメールより)という意思決定が下されてしまうのである。

 つまり本来であれば気象庁から「狩野川台風並み」と注意喚起されたときに河川氾濫の怖さと被害をイメージすべきだったのが、台風15号により千葉県で発生した長時間かつ広範囲にわたる停電や断水、なぎ倒された鉄柱や、倒壊したゴルフ練習場の鉄柱に押しつぶされた民家といった、映像や情報が知らず知らずにインプットされてしまっていたのではないか。

 SNS(交流サイト)では停電のときにツナ缶が役立つ、断水のときのために風呂に水をためておこう、窓が割れないように粘着テープえお張ろうといった情報があふれたけど、洪水や堤防決壊に役立つ情報は少なかった。

 メディアでは狩野川台風での死者数の多さばかりが報じられたので、「とんでもなく危険な台風が来る」という危機意識は伝わったけど、もうひとつの重大な情報が落ちた。狩野川台風については後述するが、「狩野川台風並み」という情報が単純化され、結果的に被害が拡大してしまったのだ。

次ページ過去の被災情報を自分ごととして認識できるか
 個人的な話になるが、私がテレビ朝日やTBSでお天気キャスターをやっていた2000年前後は、ゲリラ豪雨、集中豪雨という言葉が市民権を得るなど「水害」が頻発した時期だった。

 1999年8月14日には、玄倉川の中州でキャンプをしていた家族ら13名が死亡(玄倉川水難事故)。2000年9月11日には、秋雨前線を台風14号が刺激し、愛知県名古屋市内のおよそ37%が浸水し、都市水害の恐怖を実感させた東海豪雨が起きた。

 当時の私が、豪雨が予想されるとき真っ先に注意喚起したのは、洪水だった。

 日本の川はジェットコースター並みの勾配だと言われる。洪水は目の前で雨が降っていなくても起こる。上流の雨が川の水位をあげ、下流付近に洪水をもたらす。降雨が峠を越した後に水かさが瞬く間に上がるので、とにかく高台に、空振りでもいいから高台に避難してほしい──。

 私は何度も、何度も、数え切れないほど、この文言をテレビで言った。

 だが、今回の台風19号では私の頭の中は「風の被害」で埋め尽くされた。「風がひどくなるっていうから、恐くなって避難所に行ったんだ。それで次の朝、家に帰ったら家が流されていて。畑ももうダメだし、家もないし、この先どうすればいいのか」とNHKの報道番組で絶望する男性が映し出されていたが、おそらく気象の専門家も含めて多くの人たちが「想起ヒューリスティックの罠」に、悲しいかな落ちてしまったのではないだろうか。

過去の被災情報を自分ごととして認識できるか
 そもそも気象庁が過去の台風を引き合いに出すのは、減災(災害被害の軽減)が目的である。

 同じような勢力、同じようなコースをたどった過去の台風の具体的な被害が分かれば、備えることができる。日本は起伏に富んだ複雑な地形をしているため、狭い地域の中で雨の降り方や風の吹き方に違いがあり、道一本挟んだだけで被害のリスクと種類が変わる。

 富士山レーダーに代表されるように、日本の気象技術の発展はハード面の観測を強化し予測精度を上げることの歴史だった。だが、どんなにコンピューターが正確に雨量や風の強さをはじき出したところで、「自分の頭の上に降りかかる出来事」に変換できないことには意味がない。

 その「頭の上感覚」を一人でも多くの人に持ってもらいたい──。そんな気持ちが天気を予報する人たちの願いだと私は理解しているし、私がお天気キャスターのときに一番力を入れたのもまさにそこだった。

 狩野川台風は大規模な治水対策のきっかけになった台風である。

 狩野川台風は「100年に一度の風水害」と呼ばれた台風で、伊豆半島中央部を流れる狩野川上流で鉄砲水や土石流が集中的に発生し、約1200カ所の山腹や渓岸が崩壊。激しい水流で山が2つに割れる現象が起こるなど壊滅的な地崩れが起きた。一方、狩野川下流では川の堤防が破壊され、広範囲の住宅が浸水し、橋梁には大量の流木が堆積し、浸水する地域はさらに拡大した。

次ページハザードマップで予想されていた浸水地域
 堤防が崩壊し、当時避難所となっていた修善寺中学校には鉄砲水が押し寄せ、さらに下流の大仁橋の護岸を削った。濁流が町を飲み込み多数の大切な命が奪われることになった。

 「眠りから覚めると、家の中にはごんごんと水が湧いている。水はもう胸まで来ている。鼻腔に悪臭を放ってねとつくものがある。誰かの糞便だった。……水が階段の最上部に達したとき、ドドーと百挺の掛け矢で物を叩くような音がして、家中の雨戸やガラス戸がはじけ飛び、汚水が奔流となって家の中を流れ過ぎる。タンスをはじめ家の中のあらゆる物が一瞬の内に流れ去った。

 2階の窓を開ければどうだろう、目の前に急流が忽然と出現している。目の前を人が押し流されていく。『助けて』と必死の形相でこちらを見る。 流されていく人々の頭へ流木が矢のように襲いかかり、鈍い音を発して人が水中に没していく。

 地獄という言葉が私の頭をかすめた。……どの遺体も着衣をはぎ取られて全裸で、しかも傷だらけ、それが水を含んでぱんぱんに膨れている。まるで芥川龍之介の『羅生門』で、紛れもない地獄だ」(三島市在住者)。

 これは気象業務に関わった人なら一度は聞いたことがある『狩野川台風手記』に記された61名の体験談の一部である。

 狩野川台風では今回の台風19号同様、広範囲に被害が拡大。関東地方南部でも浸水被害が多発し、東京の死者・行方不明者は46人。浸水家屋は33万戸近くで、静岡県全体の20倍だった。

ハザードマップで予想されていた浸水地域
 そして、この未曽有の水害を教訓に、7年後、狩野川放水路が完成し、全国各地でさまざまな水害対策が進められたのである。

 今回の台風では、大雨による被害を想定したハザードマップと実際の浸水地域がほぼ一致している。「頭の上で起こる水害」の可能性が、地形や地質、過去の被害からかなり正確に予測されていたのだ(一部予想されてなかった地域があったと週末に報じられたが)。

 繰り返しになるが、「人の判断、意思決定にはバイアスがかかる」という心のやっかいな機能を理解し、気象庁の「狩野川台風並み」という注意喚起の真意に向き合うことができていれば……。

 狩野川台風のときの川の氾濫や洪水、浸水被害の知識が共有されていれば、救えた命もあったのではないか。もっとできることがあった……、そんな忸怩(じくじ)たる思いでいっぱいになる。

次ページ思い込みと周囲からの批判がバイアスを高める
 バイアスによる罠は私たちの日常のいたるところにあふれている。

 会社、組織も例外ではない。もっとも気をつけなくてはならないのが、計画錯誤(楽観バイアス)と呼ばれるものだ。

 これは「時間や予算など計画完遂に必要な資源を常に過小評価し、遂行の容易さを過大評価する傾向」のこと。「マラソンと競歩を北海道で開催」することになるなど最初から最後までゴタゴタ続きの東京オリンピック・パラリンピック計画は、計画誤差の典型といえる。

 たとえば人類史上最悪の悲劇的なプロジェクトと揶揄(やゆ)されたシドニーの「オペラハウスプロジェクト」もその1つだ。

 ジョセフ・ケーヒル率いるニュー・サウス・ウェールズ州政府と、デンマークの建築家ヨーン・ウツソンは、大規模な建設プロジェクトにありがちな工期の遅れと予算オーバーに着目し、コンクリート製の柱やセラッミック製のタイルなどを組み立てる工程を詳細に検討。リスクを最小限に抑える措置を講じて1959年に建設に着工した。

 ところが完成予定の4年後にできていたのは、コンクリート製の枠組みだけ。手順の変更やら、甘い見積もりやら、労働者の問題などが次々と発生し、完成に14年もかかってしまったのだ。総工費は当初予定の数倍から十倍以上にも上ったと言われる。

 そこで研究者たちがプロジェクトの失敗原因を検証したところ、「そりゃあ、失敗するだろう」と予測できる要因が計画の段階で山ほどあったことが発覚。しかも、興味深いことにプロジェクトを進めたケーヒルやウツソンだけでなく、周りの人たちもが「計画は万全。リスクはすべて排除した」と一点の曇りなく確信していたのである。

思い込みと周囲からの批判がバイアスを高める
 人間の脳には情報を処理する限界があることに加え、「これをやりたい! やらねばならぬ!」という思い込みが、バイアスを高める。

 個々人のバイアスは、集団浅慮(集団で会議する際に不合理が容認されやすいこと)と合意形成を経て増幅される。不都合が生じた後でさえ「いやいや、大丈夫。たいしたことない」と楽観的に捉え、周りから批判が高まれば高まるほど「当初の予定どおりに進めれば問題なし」と自己を正当化する確証バイアスが高まってしまうのだ。

 世の中で生じる問題の多くは外部からではなく、私たちの「心」から生じているという不都合な真実を「私」が忘れないことが最悪を回避する唯一の方法なのかもしれない。


[画像のクリックで別ページへ]
『他人の足を引っぱる男たち』(日本経済新聞出版社)


権力者による不祥事、職場にあふれるメンタル問題、
日本男性の孤独――すべては「会社員という病」が
原因だった? “ジジイの壁”第2弾。
・自分の仕事より、他人を落とすことばかりに熱心
・上司の顔色には敏感だが、部下の顔色には鈍感
・でも、なんでそういうヤカラが出世していくの?
そこに潜むのは、会社員の組織への過剰適応だった。
“会社員消滅時代”をあなたはどう生きる?


コメント37件
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塩見五郎

会社員

ここのところ、毎年異常気象が起こるのが通常となっており、あらかじめ災害の危険性があるという警告が出ていても、(自分のところは)さしたる被害もなく、結果論としては肩透かしになることが多々ある。そんなことが続き、今回も気象庁が大げさに言っているだけで、どうせ大丈夫だろうと思ってしまっている自分を戒めないといけない。
2019/10/22 08:09:463返信いいね!


ジム8

バイアスというより、実際その場に遭遇すると恐怖から金縛りに近いものがあり身動きできないのでは?

一般市民にとって災害における役所の避難アナウンスや指示が曖昧で、指示出た時はもうどうしようもない状況下に置かれ手遅れ状態。
一方、役所にとっては日頃から市民に注意喚起しているつもり。

双方、普段から避難訓練等真摯に対応しないと、いざという時に心身共にパニックに陥る。
2019/10/22 08:17:312返信いいね!


良学

無し

日本はバイアスによる安全神話はいっぱいあり、災害だけではありません。これだけコンビニ強盗やひったくり、個人の住宅侵入のニュースが増えているのに、自宅のドア無施錠、女性一人住いの窓無施錠、オレオレ詐欺の電話につい乗せられる、自転車の前かごに財布の入ったバッグを入れて走る、日本と同じ感覚で外国の非安全地帯に踏み入る、安全対策をよく考えずにオンライン取引をしている。更には、交差点でスマホを見ながら渡る・自転車で走る、街中を曲芸さながらに車の間を縫って走るオートバイ、軽車両であるにもかかわらずその自転車で逆走する法規違反。その当事者は皆自分は安全だと思っています。一つ一つを挙げていたら記事は書けます。それよりその日本文化に切り込むことをお勧めします。
2019/10/22 09:38:292返信いいね!


I'm ignorant

路傍のゴミ

西日本豪雨で避難しなかった人もこのバイアスのせいでしょう。
ハザードマップを作ったから安心してしまうという錯覚もあったのか?
ハザードマップをストリートビューとでVRを作り自分の周りがどういう状況になるのか疑似体験できたらどうだろう。

2019/10/22 09:39:501返信いいね!


codeblueline

本文中に書かれているバイアスの話っていうのも確かに重要なことなんでしょうけど、自分は災害の専門家ではないし、所詮はただの一般ピープルですよ。なので、目に入って来たことと言えば、むしろ、メディアが「今までに経験したことの無い規模」の何たら〜みたいなことを盛んに言うから、台風がやって来る前日のスーパーとか、夕方時点で何にも物がなくなってた訳ですよ。特に酷かったのは、肉、乳製品、パンの類で、自分が足を運んだ夕方6時頃には残量が未だあって買物カゴに入れることも出来たけど、夜の7時頃来た人には何にも残って無いんですよ。で、子連れの若いお母さんとか、明らかに何も買えなくて困ってる・・、その時、自分はたまたま前日に結構な量を買い込んでいたんで、そのお母さんに買物カゴ見せて、コレとコレとこのあたり要らないから持ってってもらえます?と言ってみたら、すんごく感謝されたw

その時思ったんですけど、自分は荒川土手沿いに住んでますんで、今回は本当に覚悟してたんですよ。ある意味不安でしょうがなかった。ところが、そういうことやってみたら、意外と自分って余裕あるのかな?って思えるようになったと言うか、変な不安がなくなったんですよね。それって、多分脳が錯覚しているだけかも知れないんですけど、それはそれで良いんじゃないか。不安に駆られて必要以上に過剰反応するよりは、まずは自分のメンタルを正常に保っておくという、それが自分のためであるのと同時に、結果的に社会のためではないかと。これから台風の度にスーパーが空っぽになっててもしょーがないじゃないですか?

なので、
千葉県で発生した停電や断水の情報があったから→「狩野川台風並み」と注意喚起された河川の氾濫に思いが至らなかった、と後悔する前に、例えば今回は、千葉県では台風襲撃中に震度4の地震が起こってるんですよ。
これが、次の台風時に、都内で震度5以上の地震が起きた時に、そう言えば前回の台風の時に千葉で地震が・・とか言ったところで、専門家はそれに対してシミュレーションしておく必要はあると思いますが、自分みたいなパンピーはですよ、そうなった時でも、精神的に正常心を保てるようにするにはどうすれば良いか、ってことを考えってった方が、自分のためでもあるし、結果的に社会のためにもなると思うのです・・「健康社会学」的に言ってもw
2019/10/22 09:51:517返信いいね!


フライヤ

普段から訓練していればそういった緊急運動ができるだろうが
私も含め一般人は緊急時を想定できていない
していたとしても低いレベルだと思うので、適切な対応はむずかしい
火災、地震、水害、それぞれ避難先も対処も違うことの理解から
始めないとと感じました。
農業をしていますが、親には田んぼに行くなと毎回言っていますが
行きたそうにしてます。
ドローンやWEBカメラなど確認できる環境をつくり自分で納得できるようにする必要があるのかもしれない・・・
2019/10/22 10:18:573返信いいね!


daishi

シドニーオペラハウスのデスマっぷりをWikipediaで見ましたが、新国立競技場も当初案で強行してたら同じ結果になってたでしょうね。

災害の安全バイアスとプロジェクトの混乱は異なるような気がします。
プロジェクトの混乱は不安がありつつも作業が進行していく中で奇妙な安心感と不安を抱え込んでいますが、災害は自分が当事者にならないと思い込んでいます。
2019/10/22 11:25:56返信いいね!


あんころしゅうくりーむ

万年現場人

労働災害防止に係る業務で、しばらく前に「正常化の偏見」と言う言葉を聞いた。「Normalcy Bias」の和訳だそうだが、何の根拠もなく、自分だけは災害に遭わない。と言う「思い込み」だそうです。どこか心の中で、「明日も生きている」「災害は大丈夫だろう」と思っていないと不安にかられるので、そう思い込む人間の特性なのでしょうか。東日本大震災の釜石の奇跡、と言われるように、常日頃の防災意識と訓練、備えがとても大事な教訓なのでしょう。
2019/10/22 16:44:483返信いいね!


男なら泣くな

そういうバイアスを減らしていくにはどう働きかけるといいんでしょうね? ハザードマップがあっても見ず、もちろん断層も調べないし、緊急時対応の準備は一切しない、後で「自分のところは大丈夫だと思ってた」と言う方々には理屈を説いても通じる気がしませんがそういう方は結構な数いますよね、きっと
2019/10/22 18:49:325返信いいね!


Take.Haya

台風19号の接近に際して、気象庁が「狩野川台風並み」という発表をしたときの第一印象は「何、それ?」でした。60年も前の台風の事を覚えている人は少ないでしょう。そもそも狩野川がどこに有るのか知っている人がそれほど多いとは思いません。関東在住の70歳以上の方であれば記憶の中にあったかもしれませんが、危機感を想起させたか疑問です。気象庁がそのような発表をしたのは、気象関係者の間では「狩野川台風の被害」がよく知られているものであったという事を、今回の記事で認識しました。これこそ、気象関係者における「バイアス」と言えるのではないでしょうか。情報提供者は、伝えたい効果を持つ伝え方になっているかに注意することが必要なのだと思います。
2019/10/22 18:51:399返信いいね!


ちゃた

いいコラムだと思いますが、バイアスを高める要因としてやはりメディアの責任もあると思います。
テレビの天気予報は普段から危機感を前面に出し煽ること多数。
それが当たれば皆さんは信用するけど、外れることが多ければオオカミ少年になってしまい信用されなくなる。
衛星を何個も打ち上げ、最新コンピューターを導入しても今ひとつ天気予報が当たらない難しさがありますね。
2019/10/22 19:09:40返信いいね!


駒鳥

>「自然の猛威に人は屈するしかない」と大きな災害に見舞われるたびに、誰もが思う。

私はそんなこと思わないので、「誰もが」は間違いです。
地球規模で増加し深刻さを増し続ける天災が、
人災であることを認めない人類の愚かさに絶望するだけ。
バイアスはむしろ「私たちは何の悪いこともしていない」という思い込みの中にあると思います。

底引き網で一網打尽に獲りまくり、
海に河川に汚れた排水を流しまくり、
コンクリートで固めて産卵環境を破壊しまくり、
人類規模での私利私欲のため地球温暖化を引き起こして、
それで漁獲量が激減してさえまだ、人災だと認めない人がいくらでもいるよね。
天災も同じでしょ。
記録的な酷暑も台風も火災も、立て続けに起きても、増え続けていても、まだ、人災だと認めない。
人災であるところの災害を減らす努力をするべき時に、災害から人を守る努力が足りなかったと反省する論調には絶望しか感じられません。
河合さんだけが間違ってるわけじゃないからこその絶望です。

純粋な天災ももちろんあるにせよ、近年のは、人災の方が多いと思います

2019/10/22 19:52:162返信いいね!


sf0307

どんな災害でも、 直前にならないと自分のいる場所が危険か分からない。
いや、ほとんどの災害になって初めて自分が被災者だと分かる。

ということは、答えはひとつ。
被災者になる前に行動するしかない。
これは2つの意味がある、
まず、今回のように被災の恐れがある場合、危なくなる前に貴重品や人の移動を始めること、
そして、そのためには動き出すための基準を明確にしておくこと。

例えば、50年に一度の大雨での浸水想定区域なら、その雨が降ると分かった時点で準備をし、特に夜に掛かる場合、子供やお年寄りがいる場合は、夕方に避難所に移動しておく、
こういうことを決めて連絡おくしかない。
判断を平常時にしておくのだ。
災害の恐れを見極めるまで待つのは愚かだし、移動が遅れれば移動中に被災する恐れも大きくなる。

約束事は先にしないと意味がない。
2019/10/22 21:18:155返信いいね!


47

長々と考察されていますが、一言で表現すれば「平和ボケ」という言葉になってしまいます。

2019/10/22 23:09:53返信いいね!


forte

まだ道半ば

学者さんはいつも難しく解析なさるが、結局のところ、
・必要な情報を集められない
・集めた情報で正しい判断ができない
のが根本的な今の日本人の問題。

タチが悪いことに、それでうまくいかなかった場合、
適当なタイミングで適当な情報を与えてくれなかったと発信者を責める気質。
自分の身は自分で守るという大前提が欠如している。

バイアスも1つの要因かもしれないが、
この他力本願とリスキーシフトの国民性の方が問題かと。
2019/10/22 23:52:552返信いいね!


cyc-lo

万年平社員

以下のように読み替えてみると。

・自分にとって都合のいい情報を選り好みする
・自分にとって都合のいい情報の解釈、判断の仕方をする

河合氏がいつもやっていることですね。

2019/10/23 11:13:101いいね!


子育て主夫

記事で言われているように、マスコミの報道が若干偏っていたように思えます。「風」だと。養生テープが売り切れとの報道でそう思いました。あとは「水」「ガソリン」といった停電対応。これも15号の影響でしょうね。それも気象庁は「出来れば木曜日までに準備を」と発表していましたが、多くの人は金曜日の準備…。
私の住む群馬県は台風の時、竜巻以外では大きな風の被害はなかなか有りません。これはおそらく内陸部ということだと思ってます。浸水被害の有った友達の家に片付けに言ったのですが、窓に養生テープは貼って有るのに、浸水の対策はとってなかったそうです。そしてお決まりの言葉、「ここまで水が来るとは思わなかった」「ずっと住んでいるけど、こんなことは初めて」

21世紀になり自然災害が増えるのは間違いないと言われていても、災害に興味を持たない人は、情報の受け取りがちゃんとできません。まあこれは行政も含めての話でもありますが。

あくまでも私の感覚ですが、浸水予想されているところに住む人よりも、そうでないところに住む人の方が危機感が有るように思えます。やはり「自分のところは大丈夫、被害が有ってもちょっとだろう」という正常化バイアスなのかな?と。

今までは、言い出しっぺになって忙しくなるのを避けていたのですが、今回の事をきっかけに地域で「減災」を呼びかける活動を始めようと思ってます。
2019/10/23 00:33:182返信いいね!


K.Gotou

情報処理従事者

ほぼ、本能に近い行動と解釈しています。
危機に対して能動的であるのか逆であるのか。どちらも、生き残る確率は低い。それが、太古であったと思うのです。

現在は、テクノロジーが発達しているので ”安全圏” へ逃れるのが生き延びる ”知恵”。ですが、現実に危機の中に身を置くと ”本能” が行動を司ります。

その時が来るまでに行動する事。それを ”本能” にまで落とし込めるか。それを成しえるのは ”訓練” だと思っています。小脳にたたきこむように繰り返し訓練するのです。いわゆる、”消えない記憶” にしてしまうのです。

もう、これはスポーツに近い。避難を繰り返し訓練し、災害という鬼から逃れるというスポーツ。被災された方にしてみれば、”不謹慎” とお叱りのことと思いますが、敢えて、書いてみました。

もう、「50年に一度の災害」が常態化していると認識したほうがよろしい。日常的に災害が発生する時代に入りました。それを、本能で対峙する工夫が必要なのです。
2019/10/23 04:26:294返信いいね!


ダメおやじ

痴呆公務員

室戸台風、伊勢湾台風のように今回の数十倍の人的被害を出した災害から学び防災対策を行ったので、かつてより格段に安全な国になりました。
でもそれで水害が身近なもでなくなってしまいました。
私もですが日本人の多くが、戦争と同じく水害に対して脳内お花畑になっているのでしょうね。
2019/10/23 06:57:433返信いいね!


BANDIT

私は情報化社会として来るべき状況と捉えています。
情報の流通が少なかった時代は、新聞などに掲載されても、実体験として過去に自分の周囲で起こった災害の認識がほとんどであり、その情報の範囲で行動判断していたと思います。
情報の流通が増大し、離れた場所での災害もリアルタイムで報道できるようになると、実体験でなくても一時的には危機感が増大しますが、やはり実体験でないので、映像などに対する「慣れ」が生じてしまいます。
いつ起きるかわからない地震やどの程度の被害になるかわからない台風に対し、始終怯えて生きていくこともできません。状況に対する危機感は主観的に判断し、情報に対する判断は客観的に対応する。こういうことを瞬時に頭の中で実行することが「本能」なんでしょうかね。
2019/10/23 09:43:041返信いいね!
1件の返信を表示


たけさん

Eng

風速30m〜40mを基準に電信柱、建物を設計させているのだから、風速が超えれば被害がでる。浸水した場所はほぼハザードマップ通り。バイアスというあいまいな概念を持ち出しても被害は防げないのでは?今起きている災害は想定通りで、足りないのは金と覚悟。
2019/10/23 09:57:031返信いいね!
2件の返信を表示


bearbear

業務効率化プログラム開発

「伊野川台風並み」と言われても、気象予報士でも無い身では大昔(?)に起こった台風の実態は分かりません。(ググれば良かったんでしょうが)なので、「〇〇並み」だけでは無く、確証バイアスを少しでも軽くする為には、もっと具体的な情報を発するべきなのでは無いでしょうか?
2019/10/23 10:15:271返信いいね!


LIonKingdom

Scientist

財務省の緊縮財政で国土強靭化を怠ってきたツケが廻って来たんです.何しろ消費税に加えて復興税を課すなんていう馬鹿げた政策を与野党こぞって推進してるわけですから,既に日本はインフラが不十分な発展途上国どころか,それに加えて脳みそは後進国よりも劣る未開人以下ですよ.いずれ中韓北露の切り取り放題となってウイグル&チベット化でしょう.
2019/10/23 10:31:373返信いいね!


z

現状維持バイアスは動物の基本機能に組み込まれたものですし、それをどうにかしようとするのはムダでしょう。
治水工事にお金をかけるほうが建設的です。

2019/10/23 10:57:164返信いいね!


cyc-lo

万年平社員

1ページめで読むのをやめました。
被災者に対して後ろめたい?
災害なんかなくたって、毎日赤ん坊が生まれて老人が死んでますよ。
1億人の人間がいるんだから、毎日何かしら起こっている。
ありとあらゆることに配慮していては、何もできなくなります。

そのくせ、本題については、
(私は、今回の記事は読んでませんけどね)
自分の都合のいい情報を選り好みしているんですからね。
それができるのなら、被災者のことだって
これはこれ、それはそれ、と扱うこともできるでしょうに。
二枚舌とかダブルスタンダードって、こういうことじゃないでしょうか。

世間のバイアスをどうのこうの言う前に、
ご自身のバイアスを詳細に検討してみることをオススメします。
2019/10/23 11:11:192返信いいね!


日の当たる場所に出たい

このようなことが起こるたびに同じようなことを書かれてませんか?
バイアスは人間である以上、回避するのは非常に困難です。
まして訓練を受けていない多くの方を対象して講釈をたれていても、読んでいるこっちが食傷気味です。

2019/10/23 12:29:011返信いいね!


cyc-lo

万年平社員

まあ、河合さんが書かれていることは、
「なんで、世の中は自分の頭の中と同じでないのか」
というグチだけですからね。

2019/10/23 13:31:511いいね!


みっとさん

元IT系

 都内の荒川氾濫時に浸水するエリアに住んでいます。今回は降水量が記録的に多いことは数値予報のガイダンスなどから把握し、大規模河川では氾濫は大雨の翌日以降に起きうること等の知識もありました。それでも避難しなかったのですが、後から思ったほど余裕がなかったことに気づきこれで良かったのかと自省しています。専門的な知識があっても正常バイアスは生じるものと身をもって感じました。
 一方で、荒川が本当に耐えられる降雨量がわかりにくく(現状だと下流部は200年に1回レベルの豪雨でようやく洪水になると誤解しやすい)事前避難の判断が難しいとか、せっかく洪水について事前にすべきこと(タイムライン)を整備したのに事前の避難を促せず、降水量がさらに増えてたら大混乱が必至だったとか、行政や専門家側で改善できそうな部分も多くありそうです。のど元過ぎたら、にせず対策を考えていかないと。
2019/10/23 13:27:411返信いいね!


YH

河合さんご指摘の通り、私はバイアスかかりまくりで「うちは大丈夫」と思っていました。 今回の台風では、次男に「浸水はしなくても、停電したらどうするの!!」と怒られ、彼は水や食料、電池など買ってきてくれました。 いつになくきびきびした彼の行動に感謝と自分に反省。
これを読んで、市役所のHPにあったハザードマップをはじめて確認しました。
2019/10/23 13:55:53返信いいね!


GK2

一般

「正常化(楽観)バイアス」と「抑うつリアリズム」を考えると、何とも言えない気持ちになりますね。
猛獣や災害、飢饉や疾病に怯えないですむようになったのは、精々ここ数百年。
今以上に不安や恐怖に満ちていた中で、楽観的すぎるぐらいじゃないと精神が保たなかったんだろうなあ、と……
2019/10/23 14:57:20返信いいね!


たけさん

Eng

強い信念と意志を持って完成させた世界遺産オペラハウスをバイアスの結果とするのは乱暴ですね。例が悪すぎます。当初のデザインでは建設不可能と思われた建造物ですが、技術革新、コンピュータ使用により実現しました。国立競技場の当初案を捨てた日本とは大違い。
2019/10/23 15:34:39返信いいね!


ワタリガラス

キャリアコンサル

正常化のバイアスは、おそらく人の脳の働きであって、避けて通ることはできないものなのだと思います。しかし、正常化のバイアスは極力減らすことを努力しないといけないと思います。
私も、かつて山奥で川釣りをしているときに、ちょっとした夕立に会いました。川幅は山といっても100メートル近いので、あまり気にかけず釣りをしていると、宿の主人が飛んできて、すぐに川から上がるように言われました。川を見ていると、15分ほどで濁流が3メートルほどの深さで、大きな倒木が何本も流れてきていたのを覚えています。
それ以来、川の近くで何かするときは常に天候に気を配っており、ちょっとでも、雨がふったときはすぐに川から上がるように心がけています。
正常化のバイアスを減らすには、日ごろからの訓練が大事で、常にこうした場合はこう、と行動を決めておき、時々実際に行動してみることが重要だと思います。
アウトドアで行動することが趣味なので、常に頭の隅には、何か危険なことが起こったらどう行動するかを、考えながら活動しています。
2019/10/23 15:49:541返信いいね!


SHIn

関連会社の工場が千曲川近くの工業団地にあり、今回、甚大な被害を受けました。関係者曰く、全く警戒していなかった、とのこと。確かに、太平洋側からやってくる台風で、長野市が被害を受けるとは、今までの経験からして、警戒心が薄れるのも頷けます。まぁ、警戒していようが、防ぎようが無い被害でしたが。。。
ところで、工業団地のようなもの…各地域に様々存在しますが、河川添いに位置するもの、非常に多いと思います。これら、各自治体が開発し、誘致しているものですが、今後、同様の被害が多発するかもしれないかと思うと、非常に危険ではないでしょうか?経済的損失も、莫大になります。
これら、誘致している自治体にも、少しは責任もあるでしょうが、責任問題云々よりも、それらの危険性をランク付けし、全国的に早急に対処した方が良いのではないでしょうか?
是非、本誌でも調査して、何らかの提言をしてください<m(__)m>
2019/10/23 16:04:261返信いいね!


satです

バイアスとは方向が異なりますが、確率の問題で100年に一度とか1000年に一度とかいわれますが、今年起きたら来年は起きないなんてないですからね。また過去最強クラスに耐えるのが対策になっていません。安倍首相や小泉進次郎が大丈夫といっても地球温暖化の影響で来年はもっと大変になると思います。
河合さんもエルニーニョ現象あたりからわかっていたとは思いますが。
2019/10/23 16:41:32返信いいね!


tkhs教授

バイアスの存在自体は、当然であり、高齢化が進むほど、自分は大丈夫という思い込みや、別に、自分はどうなっても良いから、とりあえず自宅の修理、畑の見回りをしたい、という意識が強まっていくことになるのでしょう。

よって、それを前提として今後は、特定の個人や世帯の携帯端末やLINEなどに対して
AIが直接、避難の手順を送付して、対応を強制するような仕組みが開発されていくことが期待されます。

今後PersonalAIが普及すれば、それが当然の時代になるでしょう。

2019/10/23 17:53:19


https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00118/00045/

 


上陸せずとも台風影響 日差しの少ない1週間
小笠原諸島の近海を北上中の台風21号ですが、接近・上陸はしなくても、影響が出てきそう。週末にかけては曇りや雨の所が多く、日差しが少ないでしょう。
ポイント解説へ
あす 小笠原諸島 台風最接近
土曜日にかけては 大雨に警戒
 
https://tenki.jp/forecaster/a_aoyama/2019/10/23/6387.html

 

 

台風被害のりんご 出荷しないよう呼びかけ 長野県
2019年10月23日 7時30分

台風19号では、りんごの産地で実が落下したり泥水につかったりするなどの被害が出ています。泥がついたりんごは、カビによって食品として安全面で問題が生じるおそれがあるため、長野県では出荷しないよう生産者団体に呼びかけています。

台風19号では、りんごの実が強風で落ちたり、浸水して泥がついたりするなど、各地で被害が相次いでいます。

農林水産省によりますと、りんごの実が土や泥水に触れると、カビによって食品として安全面で問題が生じるおそれがあるため、食品衛生法で果汁の利用に厳しい制限を設けています。

こうしたことから、長野県では消費者に安全な農作物を提供するため、文書を出して水をかぶって泥がついてしまったりんごを出荷しないよう生産者団体に呼びかけています。

JA長野中央会などによりますと、水をかぶったりんごをJAが取り扱うことはなく、ジュースやジャムの加工品としても流通することはないということです。

長野県は「被災したのは県内のりんご産地の一部で、被災した地域の農家は国などの協力も得ながら支援していく」と話しています。

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車が水につかる被害の福島 いわき 買い物支援バスが運行開始10月22日 12時29分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191023/k10012144221000.html

 

台風19号で自宅が床上浸水140センチ。多摩川近くハザードマップ境界地域で何が起きたか
伊藤 有

伊藤 有 [編集部] 

保険の査定のため職員が訪れたときの様子。地下だろうとも「床上浸水」扱い。建物そのものの外観被害が見当たらないように見えるため、140cmの床上浸水と聞いて驚いていた。

撮影:伊藤有

「床上浸水、140センチ」

自宅を訪れた職員は、家財がなくなった空っぽの薄暗い部屋でメジャーを片手に数字を読み上げた。

10月12日、関東地方や東北地方を中心に日本各地に台風19号が直撃、甚大な被害を及ぼした。多摩川から徒歩数分という立地にある僕の自宅も、台風19号の直撃による水災を受けた。

台風直撃から10日以上経ったが、近隣には今も道路脇に災害ゴミが積まれ、ボランティアの方々と地域住民で協力しあいながら、再建のため住戸や地域の「掃除」を続けている家もある。

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ご近所・友人総出で運び出してくれた自宅の家財の一部。浸水すると、砂も一緒に入ってくるためすべてが泥だらけになる。

撮影:伊藤有

一級河川がすぐ目の前という立地のため、幸いにも自宅は水災対応の火災保険をかけていた。金銭的な損失は最小限に済む見込みだが、それでも「床上浸水140センチ」の自宅、家財を復旧して被災以前の生活に戻るには半年から1年はかかりそうだ。

今回は自分が体験した「河川氾濫にあうと何が起こるのか」「被災してわかった洪水ハザードマップの重要性」を現在進行形でまとめてみよう。

家は無事でも、排水が逆流して浸水
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12日の午後、早めに地域から避難した時の様子。突然、ワイパーを全速力で動かしても前が見えないほど、雨が強まってきていた。

撮影:伊藤有

12日の台風直撃の日の夜は、近所の2家族とともに、その実家に避難していた。水源から離れた都心にあり、多摩川沿いにいるよりは安全だと判断した。

数十年に一度という巨大台風が頭上を通り過ぎていくというのに、他人の実家の居間でテレビの台風情報を見ながら、案外冷静だった。今から心配しても何もできることがないからだ。

夜中になると、二子玉川・多摩川地域周辺の驚くような映像が流れてきた。住宅街が冠水、消防などによるボート救助が続いていると報道された地域は、自宅から歩ける距離の、見慣れた場所だ。

心配だが徹夜で起きていても何もできることはない。諦めて、日付が変わる頃には寝てしまった。

台風一過の翌朝、快晴の天候のなか、正午前に自宅に戻った。

雨が降り止み、水が引いたあとの地域は、別の町のように姿を変えていた。床上浸水した多数の住宅からは、家財が運び出されて道路に積み上げられ始めていた。

災害ゴミの集積場

各戸から大量に出る災害ゴミは、いったん地域ごとの集積所に集められるようだ。この公共駐車場は、一時的に災害ゴミの集積場になっている。

撮影:伊藤有

早めに避難から帰宅した隣家の人からは、「自分の家は何も被害がなかったけど、近所で地下が水没している家が複数ある」という連絡をもらっていた。

それを聞いて胸騒ぎがした。数年前に引っ越した自宅は、1Fが少しかさ上げしたような構造で、その下にささやかながら地下室がある。地下には仕事部屋やバスルーム、衣服を置いていた。近所のほぼ同じ構造の家は、その部分が水没しているという情報も入ってきた。

自宅に着くと、一見すると影響はなさそうだった。駐車場は冠水による泥を被っていて、強風対策で寝かせておいた自転車などは被害を受けていそうだったが、水に浸った跡を見ると、せいぜいくるぶしまで浸かる程度だ。深刻さはない。

「うちは大丈夫なんじゃないか」

そう思って玄関から入ると、灯りがつかない。室内に入ると、からっと乾いた1階に少し下水臭がする。慌てて階段を降りると、目の前にはこんな光景が広がっていた。

浸水した部屋

排水をはじめる直前の写真。この時点ではドアノブの下くらいの水位だが、濡れている階段の状況をみると、最大水深は階段にして3段分ほど上まできていたことがわかった。

撮影:伊藤有

水面下のものは、あらゆる「上面」が川砂のような目の細かい厚さ1mm程度の泥でコーティングされていた。

あとからわかったことだが、水の侵入経路は「下水の逆流」のようだった。逆流でも、これだけの水が入ってくるのだ。地域が分流排水であることと関係があるかは不明だが、匂いは思ったほどはない。少しなまぐさい、という程度だ。

帰宅当日は3連休の2日目。週明けからの予定を考えると、途方にくれている時間はない。

すぐに心当たりの大きなホームセンターに電話して、汚水用の排水ポンプがあるか問い合わせた。

奇跡的に業務用の機種を1台、在庫しているという(3万円くらいだった)。すぐにクルマを走らせて買いに行き、浸水を逃れた隣家から電源を借りて、午後2時過ぎには排水を開始した。

排水性能にして最大245L/分の業務用水中ポンプが、水を吸う限界の水深10mm程度まで排水しきったのは午後5時半ごろ。途中、吸い込んだゴミを取るため一時停止させた時間も含めて、ざっくり3時間かかった計算になる。

「無色」「薄い色」「濃い色」のはざまで何が起こるか
街の様子

この写真は、台風直撃から10日目のもの。一時期より減ったとはいえ、それでも道路脇には大量の災害ゴミが置いてある。

撮影:伊藤有

ポンプが電動で仕事を続ける間、やることがないので周辺の状況を少し見て回った。なにせ、浸水被害の大半はプールのようになった地下にある。

近所の人同士で情報交換をしていると、半径200m程度の「ご近所」地域でも、被害の程度が天と地ほど違うことがわかってきた。

ある近所の家屋(徒歩2分程度)は、1階が腰まで浸かるほどの床上浸水になっていた。その周辺のマンションでも、1階の浸水がひどく、住戸の被害はもちろん、立体駐車場が不動になってクルマが出せなくなっていた。

わずか徒歩1〜2分圏内というのに、この違いは一体何なのか?

ピンときたのは、スマートフォンで近隣の洪水ハザードマップを見てみたときのことだ。

flood_hazard_map

世田谷区が配布している洪水ハザードマップ。段階としては5段階あるものの、多くの地域は0.5〜3m、3m〜5mの浸水が予想される地域になっている。

出典:世田谷区

自宅付近の多摩川の堤防周辺地域は、おおまかに言って「無色」「薄い色(浸水0.5〜3m)」「濃い色(浸水3m〜5m)」の3段階の地域がある。

自宅周辺でも、水災の難を逃れた土地は、「薄い色」だった。逆に、胸まで浸かるほどの床上浸水になった地域は、「濃い色」だ(ちなみに自宅は薄い色地域だった)。引っ越す前にもハザードマップは見ているが、なぜ「近所なのに色の違いができるのか」は、よくわかっていなかった。

周辺を歩いてみると、濃い色の地域は、普段は気づかないほどの「なだらかな下り坂」になっていて、周囲より低地にあるケースが多かった(細い川が近い、など別の要因もあるかもしれない)。

ここには1つ、水災に遭ったからこそ実感できたある種の教訓があると思う。

it_IMG_5410

1Fが浸水被害を受けると、災害ゴミの種類も変わる。自転車のほか冷蔵庫や洋服ダンス、机など、生活必需品も出てくる。

撮影:伊藤有

土地が5mも低ければ普段から気づくが、50cm〜1m程度の高低差は日常ではほとんど意識することがない。

洪水にまで至らなくても、堤防を水が超える「越水」や、堤防の内側で水が溢れる「内水氾濫」が起こると、この少しの高低差が浸水被害の度合いを変えることがある。水というのは、低い土地に集まってしまうからだ。

「どういう立地に住むか」は個々の事情もあるから一概に言えないし、川が近い地域は景色がよかったり、遊べる場所が多いなど日常生活にメリットも多い。とはいうものの、水辺が近い場所に住む以上、少なくとも洪水ハザードマップを事前に見ておかなければならないと痛感した。

万が一、水災が発生した時、洪水ハザードマップが予想する「被害の軽重」は、普段の生活から想像もしないほど実態に近い。

「もし、水災にあったら」知っておくべき5つのこと
自宅の再建計画はまだこれからだが、火災保険の請求も含めてある程度道筋がついてきた。この10日間程度のなかで気づいた、水没した家でやるべきこと、わかったことをまとめた。

1. 地下の人力排水は無理。機械を使って迅速に排水
水中ポンプで排水する様子

手に入れた業務用水中ポンプで排水する様子。表で排水を見ていた人からは「すごい勢いで水が出てくる」と声があがったものの、見た目の水は全然引かない。それほど多い。

撮影:伊藤有

1Fと違って、地下の場合、排水しない限り、水がずっととどまってしまう。そして水没した場合の水量は莫大だ。

ざっくり計算したところ、地下に溜まっていた水の量は(容積の計算が間違っていなければ)数万リットル。とてもじゃないがバケツリレーでどうにかなる量じゃないのだ。

家の基礎にかかる水圧、浸水による腐り、傷みも放置するほど進行する。

そこで電動の水中ポンプが登場する。買うまで気づかなかったが、ポンプでは最後まで水を吸えない。手に入れたポンプも、動作する最低水深は10ミリ程度。つまり、残りは人力作業で排水するか、水深2ミリ程度まで吸える特別なポンプを併用することになる。

2.フローリング下の水も抜かないと家の損害が広がる
typhoon_no19-10

フローリングを剥がしたところ。フローリングが顔を出しても、下にはまだびっしりと水がたまっている。

撮影:伊藤有

フローリングが見えるようになったら一安心……してはいけなかった。

木造家屋のフローリングの下には、家を支える木材が張り巡らされている。

浸水後に見積もりにきた工務店の人に聞いたところ、ある程度、基礎に水が残るのは仕方ないにしても(多少の自然乾燥はできる)、水位は少なくとも「基礎に乗った木材よりは下」になるようにしておかないと、構造材の傷みの点で不安があると教えてくれた。

今回は、フローリングに穴を開け、基礎部分にたまった水もしっかりとポンプで抜いた。

3. 災害ゴミは随時回収にまわってくれる
it_typhoon_no19-9

撮影:伊藤有

水災に遭うと、大量の災害ゴミが出てくる。浸水でダメになった家財や衣類、家電、なにもかもだ。

家の復旧のためにとにかく道路の端や駐車場に災害ゴミを並べるしかなかったが、世田谷区に問い合わせたところ、「明日とは言えないが、1カ月後ということもない。なるべく早く回収に向かう」とのことだった。

実際に自宅周辺に回収がまわってきたのは水災から3〜4日経ったころ。

災害時の緊急事態ということで、ゴミの分別は関係なく持って行ってくれた。

周囲一帯の家から運び出された大量の災害ゴミの回収作業にあたった区の職員の方々には、心から頭が下がる思いだ。

4. 広範囲の水災では火災保険の査定が「簡易査定」になるケースがある
使うことはないだろうと思っていた保険会社の対応も、勉強になった。加入していたのは、某保険会社の一般的な水災対応の火災保険だ。

連絡した1週間後にやってきた2人の担当者によると、通常は、細かく査定をして保険金の支払い金額を決めるが、同じような地域で広範囲に被害が及んでいるため、「簡易査定」とすることで、支払いに要する時間と手間を短縮しているそうだ。

具体的には、過去の浸水被害の支払い実績から割り出した「保険金額」にあてはめて計算する。例えば床上浸水140cmの場合は、「家屋全体の保険金額 x 23%」程度が、その保険会社の簡易査定金額ということだった。例えば家屋に2000万円の保険をかけていれば460万円ほどになる計算。家財保険の支払い分は個別に計上する。

保険会社は計算した金額でまず迅速な支払いをし、仮に実際の修復費用が不足している場合は、改めて見積書を送ってほしいという。見積書の金額が必要コストと認められれば、差額が追加で支払われるとのことだ。

5. 罹災証明書をもらう際の「写真」は、スマホの画面で良い
itIMG_5585

区が発行する「り災証明書」。1枚の発行につき、それぞれ手書きで記入する必要があるが、被害状況の確認は柔軟な対応をしているようだ。

撮影:伊藤有

会社への提出や、さまざまな減免措置の証明書類として必要とされる罹災証明書。

発行開始の初日、朝一番に並んだ。世田谷区の場合、午前8時30分からの発行開始時点では、発行待ち行列は10人程度だった。

煩雑な手間があるのかと思いきや、その場で記入するだけ。必要書類として「写真」というものがあるようだが、これはスマートフォンの画面上での確認でも代用できた。地域によるかもしれないが、わざわざ印刷した実物は必要ないようだ。

「ご近所付き合い」が被災から町を救う
こうして記事にはしたものの、僕自身、現在進行形の被災者でもあるので、この先どんなことが発生してくるかはまだわからない。保険会社とのやりとりはまだ続くし、そもそも今回のようなケースで、簡易査定の保険金額で修繕が事足りるのかもよくわからない(見積もりは今まさに待っている最中だ)。

自身が被災して実感したのは、いざとなると大事なのは近隣住人同士の協力だということだ。

自分の場合、たまたま「隣家でまったく被害がなかった家が複数件あった」おかげで、掃除や浸水した家財の運び出しなどを、近所の人たちが手伝ってくれた。なかには、立ち話程度しかしたことのない人もいて、一気に仲良くなってしまった。おかげで3日ほどでゴミはすべて出し切れた。助けがなけば、1週間以上はかかりきりになっていたはずだ。「感謝」という言葉では足りないほど感謝している。

不幸中の幸いだが、災害をきっかけに電気や風呂を借りたり、足りないものを融通したり、保健所や罹災関連の知識を情報交換したりなど、突然、昔ながらの町内会的付き合いが復活したようになり、活気が出てきた。

もしものための保険加入は大事だが、それ以上に、助けあえる町をつくっておけるかどうか。災害の多い日本だからこそ、これは気にしておくべき点なんだろうという気がしている。


関連記事
武蔵小杉の台風被災で注目。タワマンは災害に弱い?知っておくべき6つのこと
(文、撮影・伊藤有)
https://www.businessinsider.jp/post-201140
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/770.html

コメント [政治・選挙・NHK266] 完全避難と大河川堤防決壊防止が最重要(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
4. 2019年10月23日 18:00:49 : v7nbYBmAzQ : YXoydUZsWTB3T2s=[1]
植草のドアホ!

大河川が決壊しなくても中小河川から溢れるだろうが!

その場合には排水ポンプを稼働させてとでも植草は言うのかな?
まぁ、停電でお陀仏だがな。

ちなみに長野県を流れる千曲川には長野県内の全ての中小河川
が流れ込むという現実をどう見るのか!

根本的解決は一階部分を物置や駐車場にする。
そして2〜3階を住居とする。

外観はデザイン力でカバーというところか?
仮に2階まで浸水しても3階は先ず大丈夫ということだ。
屋根裏ににロフトをつけとけば、ほぼ完璧でしょ。
普段は子供の隠れ家かな?

今度の災害で言えることはお偉い先生や国。県のいうことを
信じてはいけないという教訓でした。

http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/662.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. 2019年10月23日 18:00:57 : VyI4hvJHy2 : VHUvSi5sdnM3eVU=[32]
 本人の意志か或いは指示か、スキャンダルやゴシップ小ネタを提供するのが安部昭恵のミッションなのではないのか?また此れでマスコミもネットも空転する。暫くはオリンピックの不祥事は話題に上らない。さて誰が得をするだろうか?
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c10
コメント [経世済民133] 1時間200円のネットカフェに住んで2年目…年収100万・41歳の生活(週刊SPA!) 赤かぶ
9. 2019年10月23日 18:01:07 : FDiBKXCH1E : Z3JGL1V2WGpKMEk=[3]
>>7

なにが自己責任だよ。
てめえらみたいな上級国民どもが搾取してるからだろ。

日本にはポルポトが必要だな。

http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/445.html#c9

コメント [カルト23] サン毎・謎の日米委員会、独立国家が泣く米軍支配。シリア方式で中露を後ろ楯として追い出すべきである。 ポスト米英時代
2. 2019年10月23日 18:05:28 : haNmHQ19oM : ZG9ZaEFqa3NjTTY=[280]

この日米委員会というのは、
情報隠蔽の象徴ともいえる組織である。
つまり、国民にとっては情報のブラックボックスなのである。

情報公開法第1条に情報公開の意義が次のように説かれている。
情報公開により、政府の活動を「国民に説明する責務」が全うされ、
「国民の的確な理解と批判の下にある公正で民主的な行政」が推進される。

つまり、国民が行政をチェックするための重要な機能であるが、
日米委員会に限らず特定秘密保護法の制定強行、モリカケ文書隠蔽
と改竄、自衛隊日報の隠蔽など重要な情報が公開されていない。

沖縄に核ミサイルが配備されていることや本当の放射能汚染状況など
我々国民が知らなければならない極めて重要な情報が隠蔽されている。

バカ政権を早く引きずり下ろして、
本当の民主主義国家にしなければダメである。


http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/211.html#c2

コメント [経世済民133] 中間層が下流へ転落!? 日本を襲う新格差社会の闇(週刊SPA!) 赤かぶ
9. 2019年10月23日 18:06:57 : OO6Zlan35k : L3FGSWVCZWxFS3c=[247]

別に生活保護があるから、ホームレスになったり飢え死ぬ心配はない

ただし、集団生活やイヤだなど、贅沢を言わなければの話だ

http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/450.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 赤かぶ[36230] kNSCqYLU 2019年10月23日 18:07:57 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26303]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c11
コメント [国際27] ソフトバンク倒産!?(日本が終わる、3つの超ヤバい理由)日経平均株価の大暴落とみずほ銀行や三井住友銀行や日銀も危機 パイプライン
20. 2019年10月23日 18:08:36 : yDRW9rmySw : cE1JUGg1VDJqVXc=[79]
己や縁者の命より、日本が生き残るまたは助かるよりも
世界の悪の中枢が終焉するほうが、
宇宙的視点から見てよいことだと思います。
しからずんば、悪がこのまま存続して、
生物とは限らない罪なき存在が、ニンゲンの手で
悪用され、虐げられる。
むしろ、
魔物が操ってきた
日本という体制が終了するほうがよいのかもしれない。

造物主のご意思または宇宙の法は、
どうもそれに近い気がします。

現代にまで生きてきた
ソドムとゴモラが終わるのでしょう。


http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/537.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. 2019年10月23日 18:10:43 : Ft5PhGZaus : eVhpVlpSams1eTY=[393]
 森永ヒ素ミルクいろのワンピース着て、袖は「美人局」の色仕掛け。こんな下品な総理大臣夫人見た事ねぇや。む
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK266] 米国戦争屋ジャパンハンドラーの傀儡政権・小泉政権および安倍政権の使命は、日本の国際競争力を世界1位から30位に転落させるこ… 赤かぶ
7. 2019年10月23日 18:14:12 : kTbuH3KpL6 : SERJSEY1YkV2RHc=[354]
別に勇気はいらん。
見比べたら一目で我が国は後進国だとわかる。
三権分立もできてない国が、三権の長を並べて天皇即位式だって?
少しは疑問を持てよ、バカども。


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/675.html#c7

コメント [経世済民133] 「在職老齢年金」の基準額引き上げへ 何が変わるのか(マネーポスト) 赤かぶ
7. 2019年10月23日 18:15:10 : OO6Zlan35k : L3FGSWVCZWxFS3c=[248]

結局、生産と消費の効率を上げない限り

国内のサービス供給を高めるためには

もっと生産性の高い高齢者が働くか、

現役世代の負担を増やすしかないのだから

別に制度を廃止したところで、何の問題もないから

本来、さっさと廃止すべきものだが


これ以上、できるだけ財政赤字を増やしたくない財政均衡主義の緊縮派や、

高額な年金をもらって、さらに高い収入を得る一部の高齢者を妬む人々

そして、邪魔な高齢者には早く職場から消えてもらいたい人々(実際、かなり多い)が、制度の改革を妨げるという

良くあるパターン


http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/453.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK266] 米国はすばらしいという固定観念にいまだに囚われている竹中平蔵氏は、ネット国民にはまったく評価されない浦島太郎と化してい… 赤かぶ
28. 2019年10月23日 18:16:26 : 2AxBWXnZqw : WEkyaVpySjZkY1k=[5]
27 訂正とお詫び
いつも、意味なく笑っている奴は竹ちゃんのように集団ストーカー✖ターゲットに多い。訂正:集団ストーカーに多い。

そして、人々から親切の✖正:にされている。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/651.html#c28

コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
26. マシマヒロト[642] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 18:17:53 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[26]


再び、追記:


もう一つ、大事なことを、忘れていました。


こうです。


「 女性・宮家 」では、ぜんぜん駄目だと、いうことです。


「 女性・宮家 」では、ぜんぜん駄目だと、いうことです。


「 女性・宮家 」では、ぜんぜん話しに、ならない。ということです。



http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 赤かぶ[36231] kNSCqYLU 2019年10月23日 18:20:09 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26304]



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 2019年10月23日 18:21:59 : kTbuH3KpL6 : SERJSEY1YkV2RHc=[355]
どうせ一週間もしたら忘れる程度の「ブチ壊し」だろ。
マスゴミが結論が出るまで追求を続けた例など一度でもあるか?

どうでもいい事で一時的に騒ぐ場合、それによって何かを隠している。
何だそれは?
世界中で風雲急を告げている。
アメリカは中東で、極東で撤退作戦を実行している。
外国のプレスはその話一辺倒だ。
台風でも天皇でもラグビーでもアキエ様のお召し物でもない。

そういう世界の状況を認識していながら、どうせ何を着ても似合わないアキエの服装がどうしたって?

日本国内のあまりの低能、低劣ぶりにクラクラする。
他に報ずべき事は無いのか?
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c14

記事 [経世済民133] 近づく令和大恐慌と「預金封鎖」なぜアメリカのために日本国民が血を流すのか? ダイソン撤退、中国で販売急減 EVバブル崩壊か ヤマトHD、離れる顧客と消えた調整弁 「夜間配達員1万人採用」先送り 営業益8割減の50億円 ヤマト赤字転落、株価は1年で半減へ
近づく令和大恐慌と「預金封鎖」なぜアメリカのために日本国民が血を流すのか?
2019年10月20日


戦後の日本を金融植民地にしている国際金融資本が、「そろそろですな」と日本側のカウンターパートである財務省、財界、金融財閥に目くばせしたとき、預金封鎖のトリガーは引かれます。「デフォルトは起こるものである」との前提で考え方を改め、何が起こっても動じることのないよう、生活を組み立て直す必要があるのです。(『カレイドスコープのメルマガ』)

※本記事は、『カレイドスコープのメルマガ』 2019年10月3日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

※不許複製・禁無断転載(本記事の著作権はメルマガ著者および当サイトに帰属します。第三者サイト等への違法な転載は固くお断り致します)

預金封鎖の兆候を見逃すな。日本政府はあなたの資産を守らない
国内での海外送金チェック、より厳重に
先週、銀行の国際部・外為センターから一通の確認書が郵送で送られてきました。米国のメガバンクから私宛の海外送金が完了したことを示す送金計算書です。

「たいした額でもないのに、なんとも仰々しい」……いったい日本の金融機関で何が起ころうとしているのだろうか?

ある確信を持って、この記事を書くことにします。

海外の法人向けの仕事の対価としてドル→円で振り込まれるのですが、そのときに銀行は本人確認のために受取人に対して電話をします。

米国の銀行の場合、小切手を例外として、比較的少額の海外送金(振り込み)については直接銀行が振り込むのではなく、振り込み専門を業務とするペイメント・プロバイダーを通じて行われます。

あらかじめ、そのプロバイダーから海外送金を実行する旨を通知するメールが来ていたのですが、受け取り手の日本の銀行で「待った」がかかったのです。

日本の銀行までは届いているのですが、その銀行がペイメント・プロバイダーが指定する口座に振り込む前に、日本側で口座名義人に対して、今まで以上のチェックを行うよう金融庁から通達を受けているのです。

以前、海外送金を受けたときも、日本の銀行から本人確認の電話を受け取ったのですが、わずか20秒程度の会話で「確認が取れた」と言ってきました。

しかし、今回は、銀行の担当者も微に入り細にわたり訊いてきて、かなり厳重なチェックを受けることとなりました。

長電話になることを覚悟して、相手にじっくり説明すれば事足りるのですが、逆に「これはいい機会だ」ということで、直接、銀行に出向いて担当者に会うことにしました。

大義名分は「マネーロンダリング対策」だが…
銀行の担当者の話によれば、「海外から送金を受けるすべての口座保有者に対して、マネーロンダリングの疑いがないかどうか確認するための聴き取り調査をするよう金融庁から求められている」とのこと。

担当者との会話の内容は公開できませんが、「こんな少額なのにマネロンとか、なんと大げさな」と内心では呆れ果てながら、銀行の担当者の疲弊し切った表情をがうかがうと気の毒にも思えてきます。

もちろん、金融庁の狙いは、受取人個人に対してというより、海外からの不正送金の手伝いをしている金融機関のあぶり出しです。

つい最近まで、関東の地銀が北朝鮮への送金を引き受けていたことが分かりましたが、こうした案件ひとつひとつを把握しておきたいという当局の狙いは、「朝鮮半島有事に備える」ことであるはずです。

北朝鮮への送金などに使用されている口座を全凍結した場合、どれほどの経済的ダメージを与えることができるのか……円の兵器化の可能性を模索しているものと推察されます。

預金封鎖は「ある晴れた朝、突然、起こる」
さて、もうひとつ重要なことがあります。

日本でドル建ての小切手(外国小切手)の取り立て(円に両替した後の現金化)サービスは、すでSMBC信託銀行などの外為投資を取り扱っている金融機関以外では事実上廃止されました。

メガバンクでは今年の春頃から1行、また1行というように徐々にサービスの停止が発表され、地銀でも6月28日をもって完全に終了しました。

金融庁のこうした措置は、キュッシュの国際間の流れ(トランザクション)を追跡したいとする金融当局のDNAから出てきたものですが、ここまで厳密に行うというのは少し異常です。

意外にも、その銀行の担当者は「政府のデフォルトの可能性」について私に水を向けてきましたが、私の方としては、それで十分です。

政府の債務不履行の可能性について、各々の金融機関内部でも話題になっているということが確認できたからです。

しかし、私の不安は別にあります。

「最近の金融庁の動きから察するものがありながら、日本の銀行はデフォルトのプロセスについて理解していない」ということが明確に分かったことです。

したがって、金融機関は、それが民間であろうと公的機関であろうと、「あなたの預貯金、資産を守らない」ということです。

政府が日本中の銀行に「明日、数日後に預金封鎖を行うように」と指示すれば、彼らは黙ってそれに従うでしょうから。

銀行は、あなたが億万長者でもない限り、事前に通知するなどしません。それは、村上春樹の小説のように、「ある晴れた朝、突然、起こる」のです。

ですから、「かもしれない」ではなく、「デフォルトは起こるものである」との前提で考え方を改め、何が起こっても動じることのないよう、生活を組み立て直す必要があるのです。

Next: 日本人が富を搾り取られ、アメリカの生贄にされる理由

「100年債」の発行を計画するアメリカ
米・連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ決定によって、世界中の中央銀行がいっせいに量的金融緩和に逆戻りしています。<中略>

9月12日、欧州中央銀行(ECB)がFRBに続いて利下げを行いました。ただし、現行のマイナス0.4%からマイナス0.5%へのマイナス金利の深堀り(拡大)です。

米国は、まだ1.8〜2.0%のプラスの金利ですから、利下げの余地はあります。

それでも、米財務長官のムニューシンは、100年債の発行に踏み切る計画があることを明かしました。

すでに50年債の発行が具体的な工程に入っていますが、その上で、米国が存在しているかどうかも分からない100年後に満期を迎える超長期債券の発行を真剣、かつ具体的に検討しているというのです。

22兆ドルもの返済不可能な巨大な債務を抱え、実質的には、すでに破綻している米国の財政リスクを軽減するためだとか……。

元本が返済されない(償還されない)国債など、いったい誰が買うのでしょう?10年、あるいは20年後には「永久国債」と名前を替えたうえ、無利子国債に転換されてしまうでしょう。

つまり、米国民の富がFRBによって「凍結」されるのです!

“踏み倒し国債”を買わされるのは日本
いや、50年債だの100年債だの、おだを上げるのは勝手ですが、日本の現政権の売国イエスマンぶりからわかるように、米国の植民地、いや、国際銀行家の忠実な奴隷である日本に強引に買わせようとしていることは明らかです。

米国債の国別保有残高を見れば、それが、すでに始まっていることが分かるでしょう。

トランプ政権になってから、日本政府は米国債を少しずつ売って米国債の保有残高を減らし、その保有残高では第一位だった日本と第二位だった中国が逆転して、しばらくの間、中国が第一位でした。

しかし、日本の米国債の保有残高は、2018年10月の最低残高1兆185億ドルを境に再び増え続け、直近の7月のデータでは1兆1308億ドルと、111%も増えているのです。10月には、さらに増えているでしょう。

反対に、中国は米中貿易戦争への対抗措置を口実にしながら、米国債を少しずつ売り崩して米国政府に脅しをかけ続けています。

しかし、中国はドルが安いときに、膨大な額のドル建ての借金をしているので、それを返済する意思を世界に示すためにも、これ以上、米国債を売ることは難しいでしょう。

この間、円は対ドルで113円台から107円台と、円高ドル安が進んだので、日本の米国債の保有残高が111%に増えても、実質的な価値はほぼ同じです。

つまり、その価値は日本から米国に流れたということなのです。

Next: 米国債は実質的に紙クズ。さらに日本でも「永久債」を発行か

米国債は実質的に紙クズ
トランプ政権によるいいかがりによって、この調子で、さらに日本が実質的な紙クズである米国債を買わされることは明らかです。

しかも、今度は「50年債を買え、100年債を買え」です。

断定しますが、50年どころか30年もしないうちに、米国は影も形もなく消滅しています!

行数が足りないため、詳しく書くことができないのは大変口惜しいのですが、ビルダーバーグ会議と米国を実質的に運営している陰の政府、外交問題評議会(CFR)グループは、「米国という国家の廃止に向けて」加速度を上げてスケジュールを前倒しにしています!

「米国の終焉」は、それが建国された時点で決まっていたということです。これは、世界の運営方針を勝手に決めているビルダーバーグ会議で10年以上前に再確認され、合意がとれていることです。

さらに日本でも「永久債」を発行か
満期償還期限の定めがなく、保有者からの償還の要求を受け付けず、場合によっては無利子扱いされる可能性がある債権のことを「永久債」と言います。

永久債の歴史は古く、280年前のフランスに遡ります。

やや遅れて、1751年に、英国でも国債の一種であり、永久公債の典型として挙げられているコンソル公債が発行されています。

比較的最近では、アルゼンチン、メキシコなどが金融危機を回避するために発行しましたが、今年1月に、中国の中国農業銀行などの金融機関も、こぞって永久債を発行を決めました。

中国の場合、永久債の90%は国や地方の資本が入っている公的企業によって発行されているので、「永久国債」と呼ぶべきなのですが、投資家たちに説明が不十分のまま見切り発車してしまったためか、さっそく早期償還に応じない企業が出てきたようです。

これは、CDSやレバレッジド・ローン、CLO、ハイ・イールド債と並んで、今後は債券暴落に誘導するほどの大きな問題になるでしょう。

政府が発行する永久国債は、実質的にFRB元議長のバーナンキが日本を実験台にしようとして果敢に推奨しているヘリコプター・マネーと同じような性質を持っています。

永久債とは、国や企業などが資金調達を行うために発行する、あらかじめ元本の満期償還の規定が定められていない債権の総称です。

発行主体(政府や企業)が、満期、あるいは一部の償還を言い出さない限り、永久債の保有者の側からは償還を要求することができない、という、ほとんど事業体への出資金と同じ株式の性格を帯びていますが、本質は借金なので、あくまでも債券です。

もっとも「永久債」を発行する計画は、日本でも動き出そうとしています。

Next: 日本国債は「飽和点に達しつつある」元日銀審議委員の見解

「もはや飽和点に達しつつある」元日銀審議委員の見解
日経新聞(2017年8月17日付)のオンラインは、元日銀審議委員の中原伸之氏にインタビューしたときの記事をアップしています。記事の要点は以下のとおり。

日銀の国債保有残高は、すぐに500兆円を突破する。もはや飽和点に達しつつあり、将来、バブル崩壊などが起きた場合、対処できなくなる。

そこで日銀は、財政出動と金融政策の融合を考えなければならない。

つまり、日銀が保有する国債の一部を無利子の永久国債に転換して、利払いの負担から自由にしておかなければならない。

そうすれば、償還の必要がなくなるので、政府には新たな建設国債を発行する余地が生まれる。

それを、たとえば地震に備えて国土強靭化計画を進めるための財政出動に使うのである。

そのために償還期限が60年の建設国債を発行して、これを民間銀行に引き受けてもらってから、日銀は市中から、これを購入すればいいのである――

一見して理屈が通っているように見えますが、大きな間違いが含まれています。「無利子の永久国債など存在しない」ということです。

国債の償還を無期限(本質的には「借りたものは俺のもの。永久に返えせん!」ということ)にすることはできますが、市場原理における金融秩序を守ろうとするなら、政府は実質的な利払いから逃れられないはずなのです。

政府が国債を発行しておきながら、利払いを拒否できるのは、日本が資本主義を終わらせて共産主義の国になった場合だけです。

それは、私が数年前から言ってきたように、「中央銀行と政府が統合された世界政府を頂点とする独裁政治」。世界政府なので、各国の政府と主権は奪われます。つまり、国単位の政府がなくなるのです。

「元本を返さないようにすればいい」東大大学院教授の開き直り
同じように、元財務官僚(旧大蔵省に入省)で東京大学大学院客員教授の松田学氏は、「赤字国債発行残高のうち300兆円分を今後10年かけて消し去る。具体的には日銀保有国債が満期を迎えるたびに、これを永久国債に転換すればいい」と主張しています。

つまり、すでに「発行済みの国債の満期が来ても、元本を返さないようにすればいい」と言っているのです。

彼は、2009年に、藤井厳喜(国際問題アナリスト)氏とともに『永久国債の研究』を共著で出版しています。

共著とはいえ、全体の6割以上、永久債の理論編のすべてを書いているので、実質的には松田氏の著書と言ってもいいでしょう。

この『永久国債の研究』の四六判(絶版)は、一時、10万円の値がつくほど人気化しました。

本人の弁によると、きっかけは「バーナンキ元FRB議長が、非公式に首相官邸と日銀を訪れてヘリコプター・マネーの導入を薦めたとき、永久国債にも言及した」とかで、気を良くしているようです。

Next: 麻生財務大臣の「心変わり」 すでに悲劇は始まっている

麻生財務大臣の「心変わり」
バーナンキのヘリマネにアレルギー反応を示したのは、麻生財務大臣です。

平成28年6月14日「麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要」の中で、「バーナンキのヘリマネについて、どう思うか」との記者の質問に対して以下のように答えています。

ヘリコプターマネーというのが一時期、いつ頃でしたか、中川秀直先生や竹中平蔵先生を含めていろいろ言っておられましたし、あの頃も日本銀行が30兆円のお金を出しましたが、市中銀行までお金は行くのですけれども、そこから先、市中からお金が広がらないということは既に証明済みですし、今現在でも問題なのは、お金があるないという話ではなく、実体経済における需要の絶対量が不足しているところが問題なのですから、そういった意味で金利を安くしたからといって特に需要がなければ、そのお金は生きてこないというのは、これまでで既に証明は終わっていると思いますけれども――

つまり、ヘリマネをやっても経済は浮揚しないと結論付けているわけです。

しかし、最近になって、松田学氏の熱意ある説得に心を動かされたのか、超・長期国債もやむなし、と考え方を変えたようです。

なにしろ、「満期が来ても償還しない」というのですから、やがて日本の債券市場は流動性を失って、完全にブラックボックス化することは明らかです。

その上、場合によっては無利子にして利払いまで拒否すればいい、というのですから、いったい誰が買うのでしょう。

ですから、必然的に、すでに議論沸騰の貯蓄税や法人税100%などが適用され、相続税対策のために無理やり買わされる、というようなことが起こるはずです。

つまり、絞っても一滴も出なくなるまで、国民の富を搾り取るのが永久国債です。

(続きはご購読ください。初月無料です)

マイナス金利の導入から「5G」までの流れ
2024年に渋沢栄一の1万円札が登場する重大な意味
 
https://www.mag2.com/p/money/792280


ダイソン撤退、中国で販売急減 EVバブル崩壊か

大西 綾
日経ビジネス記者
2019年10月23日
全1431文字
この数年で一気に膨らんだ「EV(電気自動車)バブル」がはじけつつある。英ダイソンはEVの開発を取りやめ、中国でも補助金削減により販売台数に急ブレーキがかかっている。長期的にはEVが次世代環境車の本命となる可能性は高いが、本格普及を前に淘汰の波が到来している。
EVの本格普及まで数年かかる見通し
●主な電動車の販売予測

出所:富士経済(写真=ロイター/アフロ)

[画像のクリックで拡大表示]

 「商業的に軌道に乗せることは不可能だった。自動車のプロジェクトは中止すると判断した」。ダイソンは10月10日、2020年までの投入を目指していたEVの開発プロジェクトを取りやめると発表した。創業者ジェームズ・ダイソン氏の声明が示す通り、開発費用がかさんだことに加え、買い手を見付けることができずに事業の継続が難しくなっていた。
 自動車大手による本格参入が始まる19年はもともと、「EV元年」とも言われてきた。現実はその逆で、「EVバブル」がはじけつつある。要因の一つは補助金頼みの構図だ。世界最大の中国市場の失速がその事実を物語っている。
 中国自動車工業協会が10月14日に発表した9月の新車販売統計。EVやPHV(プラグインハイブリッド車)など「NEV(新エネルギー車)」の販売は前年同月比34.2%減の約8万台となった。減少は3カ月連続で、その幅も8月の同15.8%減から拡大した。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/depth/00379/?n_cid=nbpnb_mled_mre


 

ヤマトHD、離れる顧客と消えた調整弁
証券部 松川文平
サービス・食品
2019/10/23 2:00日本経済新聞 電子版
ヤマトホールディングス(HD)が業績の回復軌道を描けずにいる。値上げによる収入増を原資に人手を確保したうえで、荷物の取扱量を安定的に伸ばす狙いだったが、荷物の取扱量が想定よりも大幅に減少。コスト高が先行してしまい、2019年4〜9月期の連結営業利益は前年同期比8割減の50億円程度となったようだ。ヤマトHDが宅配便市場の構造変化に対応できずにいることが背景にある。

「通期の会社目標(営業利益で過去…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51260480R21C19A0000000/?n_cid=TPRN0026


 
ヤマト赤字転落、株価は1年で半減へ。Amazonに媚びない3つの改革で業績復活なるか?=栫井駿介
2019年10月6日ニュース

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ヤマトHD<9064>の株価下落が続いており、この1年で株価は半分になりました。ネット通販の拡大で需要は旺盛な中、いったい何が起きているのでしょうか。(『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』栫井駿介)

プロフィール:栫井駿介(かこいしゅんすけ)
株式投資アドバイザー、証券アナリスト。1986年、鹿児島県生まれ。県立鶴丸高校、東京大学経済学部卒業。大手証券会社にて投資銀行業務に従事した後、2016年に独立しつばめ投資顧問設立。2011年、証券アナリスト第2次レベル試験合格。2015年、大前研一氏が主宰するBOND-BBTプログラムにてMBA取得。
ヤマトは「豊作貧乏」に陥った?働き方改革に踏み切った結果は…
ついに赤字転落、株価は1年で半減
ヤマトHD<9064>の株価下落が続いています。この1年で株価は半分になりました。

ヤマトホールディングス<9064> 日足(SBI証券提供)
ヤマトホールディングス<9064> 日足(SBI証券提供)

直近の四半期では赤字に転落し、先が見通せない状況となっています。

ネット通販の拡大で需要は旺盛な中、いったい何が起きているというのでしょうか。

第1四半期は低調な季節
まず、直近の業績を見てみることにしましょう。以下は四半期ごとのグラフです。

出典:マネックス証券
出典:マネックス証券

ヤマトHDの業績は、第3四半期(10〜12月)をピークに山型を描くことがわかります。それもそのはずで、この時期はクリスマス・お歳暮と言った年末商戦にあたり、荷物量が急増するのです。

次に需要が大きいのがお中元のある第2四半期(7〜9月)、逆に第1・第4四半期(1〜6月)は需要が減少する傾向があります。

そう考えると、直近の第1四半期の業績が低調なのはそれほどおかしなことではありません。このように、業績を見る時には季節ごとの特性を頭に入れておかなければなりません。

Next: ヤマトは「豊作貧乏」に陥った? 働き方改革に踏み切った結果は…
https://www.mag2.com/p/money/780581

 

ヤマトHD、「夜間配達員1万人採用」先送り

2019/10/22 19:56日本経済新聞 電子版
ヤマトHDは配達員の採用計画を見直す

ヤマトホールディングス(HD)は宅配便の配達員の採用計画を見直す。夜間中心の配達員「アンカーキャスト」について2019年度中に1万人の確保を目指してきたが、計画の達成時期を先送りする。宅配便の取扱数が想定を大きく下回り、人件費などのコスト増が利益を圧迫し軌道修正を迫られた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51272950S9A021C1TJC000/?n_cid=NMAIL007


ヤマトHD、営業益8割減の50億円 4〜9月
【イブニングスクープ】
2019/10/16 18:00日本経済新聞 電子版
保存 共有その他
ヤマトホールディングス(HD)の業績回復が遅れている。2019年4〜9月期の連結営業利益は50億円程度と、前年同期比で約8割減となったもようだ。前期に戦略的に絞った宅配便取扱量の戻りが鈍い。採用増に伴う人件費や外注費などのコスト増を補えない。17年の値上げ以降、数量の確保とコスト管理に苦戦している。

20年3月期の営業利益は前期比約1割増の600億円台前半と、従来予想の720億円から下方修正とな…



ヤマトHD株急落の「怪」 浮上した大株主の売り観測 (2019/9/20 15:16) [有料会員限定]
ヤマト引っ越し一部再開へ、17日から単身向け受注 (2019/9/6 17:28)
「空飛ぶトラック」試験飛行に成功 ヤマトHD (2019/8/27 10:19) [映像あり]

割れる「置き配」戦略 アマゾンは推進、ヤマトは慎重[有料会員限定]
2019/9/24 11:00

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2019/2/21 19:01
佐川の荷受量は増加基調に
宅配3社18年4〜12月実績、佐川増加 日本郵便減少
2019/2/1 19:37
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51029690W9A011C1DTD000/?n_cid=SPTMG053


 


http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/454.html

コメント [カルト23] 産経・いじめ54万件に急増、殆どが小学校。馬鹿が首相をやっているのを放置すると、子供がジャイアンやスネ夫になってしまう… ポスト米英時代
1. 2019年10月23日 18:24:32 : lRkSC5wuEj : ZjFYRzVpektMSy4=[6]
小学生漢字もルビがないと読めないようなリーダーじゃ、大人を馬鹿にする子どもも出てきて、小学校でいじめが頻発するのは必然である。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/209.html#c1
コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
27. マシマヒロト[643] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 18:27:37 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[27]


>>26 コメの、復唱になりますが、大事なことなので。


もう一度、言います。


「 女性・宮家 」では、ぜんぜん駄目だと、いうことです。


「 女性・宮家 」では、ぜんぜん駄目だと、いうことです。


「 女性・宮家 」では、ぜんぜん話しに、ならない。ということです。


お解かりして、頂けたでしょうか。


そういうことです。


以上に、なります。



http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c27

記事 [経世済民133] 老後資金に1000万円単位の差がつく!?「取り崩し運用」のすごい効果 銀行・証券を不適切営業に走らせる、顧客の「無理な注文」4パターン トップ営業マンがやっている「お客様のタイプ別接客法」
老後資金に1000万円単位の差がつく!?「取り崩し運用」のすごい効果
上地明徳:信州大学経営大学院特任教授
ライフ・社会 ニュース3面鏡
2019.10.23 4:55
今年ニュースで話題となった「老後2000万円問題」。実際、老後資金がいくらあれば安心できるのか不安になった人も多いのではないでしょうか。これを機に、老後資産を用意する方法として「投資」への関心も高まっているといいます。そこで前回に続き、新刊『老後の資金 10年で2倍にできるって本当ですか?』(青春出版社)から、そんな投資にまつわる誤ったイメージや疑問について解説していきます。
複数のファンドに分散することでリスクはコントロールできる
 前回は、「長期・分散・積立」投資がいかに老後資金作りに向いているか、そして、リーマンショック級の暴落が来ても心配いらないか、を解説しました。今回は、実際に老後資金を作るにあたって、「長期・分散・積立」投資をより効果的に活用する方法をご紹介しましょう。
──ぜひ、お願いします。
 前回は、外国株式インデックス1本で説明してきました。でも、投資信託には多くの種類があります。基本的なものを挙げるだけでも、「日本株式インデックス」「日本債券インデックス」「外国債券インデックス」「新興国株式インデックス」「J-REITインデックス」などがあります。それぞれをどういう割合で保有するかをポートフォリオと言います。
──ポートフォリオに分散する意味って何でしょうか?

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金融資産の組み合わせ方、株式と債券を半々で持つといい

 金融資産の組み合わせ方しだいで、リスクやリターンをコントロールできるからです。債券は株式よりもリターンが低い代わりにリスクも低いので、株式と債券を半々で持つといいと言われています。教科書的には。
──教科書的には……というと?
 私は、個人的には債券を組み入れる必要ないと考えています。債券を入れないぶん、「新興国株式インデックス・ファンド」を組み入れたほうがといいというのが、私の考えです。
──新興国株式インデックス・ファンドですか?
 そうです。新興国株式インデックスは、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)、フィリピン、インドネシア、タイ、韓国、台湾、その他中南米、東ヨーロッパなど、今伸び盛りの23ヵ国の株式を組み込んでいます。
──今後さらに経済発展していくことが期待できる国々ということですね。
 はい。しかし同時に、まだまだ経済的に不安定な要素も大きい国々なので、下落幅も大きくなりやすいというデメリットがあります。外国株式インデックス、新興国株式インデックスそれぞれ1本の場合と、2つを半々で運用した場合の違いを見てみましょう。(図1)をご覧ください。

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新興国株式を外せない理由

──投資リターンだけで見ると、新興国株式の成績のほうが圧倒的に優れていますね!
 そうなんです。長期的なパフォーマンスは新興国株式のほうがはるかにいいです。一方で、価格の変動も新興国のほうが圧倒的に大きいことが見て取れるはずです。半々のポートフォリオでは、その中間くらい。チャートの中で大きく落ち込んでいるのがリーマンショックの暴落ですが、半々のケースでは、かなりリスクを軽減できていることがわかると思います。これが分散・積立の効果なんです。
──なるほど。
 もう一つ、新興国株式を外せない理由をお話ししましょう。(図2)は、国連関連機関の世界のGDP推移の予測です。これを見ると、現在は「先進国:新興国=6:4」なのが、2050年になると「3:7」と大逆転が起こります。

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──中国、インド、その他のアジア諸国の躍進がめざましいですね。それに比べて日本は……
 日本人は投資というと、日本株や日本債券を中心に据えたがりますが、現実的に考えると、将来的な日本経済の潜在力はそんなに高くないんです。あまり喜ばしい話ではないですが……。でも、だからこそ、新興国株式をポートフォリオに組み入れたほうがいいんです。

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新しい資産運用のカタチ=「取り崩し運用」のすごい効果

新しい資産運用のカタチ=「取り崩し運用」のすごい効果
 では、実際にどう積み立てて、どう老後資金に活用するといいかの実践的な話をしましょう。(図3)では、外国株式インデックスより平均リターンが少し落ちる、日本株式を含む「世界株式インデックス・ファンド」(日本株式の占める比率は約8%)でシミュレーションしています。それでも、過去50年間の年率平均リターンは円ベースで7.0%です。外国株式インデックスだと7.6%なのでそれより少し落ちますが、シミュレーションでは控えめな数字で計算するほうが手堅い見通しを立てられるからです。もちろん、基本的な運用の考え方は外国株式インデックス1本でも、外国株式インデックス+新興国株式インデックスの半々の場合でも同じです。
──いまどき7%でも十分に高い利率ですからね。
 はい。(図3)をご覧ください。1979年に50歳になった人が、世界株式インデックスで毎月2万7000円を20年間積み立てると、1998年、70歳になったときに実際に2000万円になりました。
 その2000万円を、70歳から20年間、90歳まで生活費として少しずつ取り崩していったらどうなったのかを見ていきたいと思います。年末残高の5%を取り崩す、「定率」取り崩しと言われる方法で、シミュレーションします。

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 1998年の年末の残高が2016万円、その5%が約100万円ですから、それを取り崩して、生活費に回します。このように、毎年末の残高の5%を20年間取り崩していくと、20年間での取崩額の合計が、1587万円になりました。その結果、20年後にはいくら残っていたと思いますか?

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高齢化・長寿化社会を迎える日本では最もニーズの高い運用方法

──普通に考えたら500万円……と言ってしまいそうですが、残ったお金は変わらず運用し続けるんですよね。ということは、500万円より多いんですよね?
 そうです。残高は、1583万円です。取り崩した金額と、残った金額を合計すると、3170万円になりました。
 図3の山の形の直線が示すのは、毎月同額の2万7000円をタンス預金していた場合です。コツコツ20年間積み立てた総額は、648万円。その後、20年間にわたり、毎月2万7000円を取り崩せば、当たり前ですが20年間で底をつきます。
 しかし、分散・積立投資で、「取り崩し運用」を続けていたら、1500万円以上生活費に回せて、しかも90歳時点の残高は1500万円。これは圧倒的な差です。
 この取り崩し運用は、これから高齢化・長寿化社会を迎える日本では最もニーズの高い運用方法になっていくことが予想されます。そのためにも、まずは「長期・分散・積立」投資をいますぐ始めておくことをお勧めします。
________________________________________
◆本コラムの著者・上地明徳氏の新刊が発売中!
『老後の資金 10年で2倍にできるって本当ですか?』 上地明徳著 青春出版社刊 1000円+税
貯金ゼロでも、経済知識ゼロでも、投資経験ゼロでも大丈夫!
将来のためのお金・老後資金を誰でも無理なく2倍にできる「ほったらかし積立」投資術を、どこよりもわかりやすく紹介。
この投資法なら、たとえこの先リーマンショック級の大暴落があっても心配いらない。
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“老後2000万円”対策の切り札!投信と株で作る「じぶん年金」
ダイヤモンド編集部,田中久夫


残念ながら「老後資金2000万円必要」は歴然とした現実である
深田晶恵

「年金だけで死ぬまで遊んで暮らせる」と日本人をミスリードをしたのは誰か
窪田順生


「老後2000万円」より深刻!年金手取り額が減り続けている衝撃実態
深田晶恵


https://diamond.jp/articles/-/218149

 

銀行・証券を不適切営業に走らせる、顧客の「無理な注文」4パターン
山崎 元:経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員

経済・政治 山崎元のマルチスコープ
2019.10.23 5:10


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写真はイメージです Photo:PIXTA
金融機関側にモラルを求めたくなるが
「顧客のニーズ」に問題があるケースも
 金融機関で投資信託や生命保険などの不適切な販売があった場合、金融機関側は「お客さまにニーズがあったので、販売したまでです」と言い張る場合が多い。大規模な不祥事を起こした金融機関でも、経営者は当初こう言って違法な販売の存在を認めなかったから、ご記憶の読者もおられよう。

 複雑で、投資家がおそらく理解もできない運用商品や、高齢者が必要としているとは思えない生命保険のようなものを販売した場合、「顧客側にニーズがもともとあったのではなく、営業担当者が顧客を誘導したのだろう。それ以外にあり得るとは思えない」と言いたくなる。ところが、顧客の署名・捺印のある念書など、後で「顧客側のニーズ」の証明になるものを売り手の側で用意している周到な場合もある。個別のもめ事にあっては、事後的には顧客側が勝てないケースがほとんどだろう。

 もちろん、金融機関の側にはより高度なモラルを求めたくもなるのだが、そもそも「顧客のニーズ」そのものに問題がある場合も少なくないように思われる。

 そこで今回は、問題や不都合、そして端的に言って損につながる可能性のある「顧客のニーズ」について、パターン分けしてご紹介する。もともと顧客側が不適切なニーズを持たなければトラブルに巻き込まれることもなく、ひいては金融機関側も不適切な営業行為に及ばずに済むのだ。

 顧客側の不適切なニーズは、主に4つのパターンに分類できる。

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パターン1:実現不可能な希望を持つ
【パターン1】
実現不可能な希望を持つ
「最近の低金利では、ほとんどお金が増えません。あまり欲張る気は無いのですが、安全に2%くらいの利回りで運用できる方法はないでしょうか?」

 これは、ある書籍の編集者が、このような方法を本にしたいと言って企画を持ち込んだときに最初に発した質問だ。

 彼が質問した相手が、金融機関の営業マンではなくて本当に良かったと思う。筆者のそのときの答えは、「あなたくらいの小さな欲を持っている人が、金融マンにとっては一番だましやすい。2%の利回りが安全に得られるなんて、思わないほうがいい」というようなものであった。

 現在、個人が安全に運用できる利回りはほぼ0%なのだから、「2%を安全に」というのは、相当な欲張りなのだと思う必要がある。この編集者はまだ若い人だったから、「2%」くらいが「自分で小欲だと思う利回り」だったが、年代によってはこれが「3%」や「4%」になることもある(高金利時代を知っている高齢者の方が「小欲な利回り」は高い傾向がある)。

 金融マンなら、こういう人に外貨建ての保険や投信、仕組み債などを「元本保証ではないが、ほぼ損をしない商品」という印象を与えながら、「リスクの説明もした」という証拠を残しつつ売るのは、そう難しいことではあるまい。実は、2%はそこそこに大欲なのに(投信なら株式40%以上の組み入れ率でないと目指せない)、小欲だと思っているところに隙ができる。リスクもあれば手数料もたっぷり払う、といった商品を買うことになる公算が大きい。

 誤って何を「実現不可能な希望」として持つかは人それぞれだが、いずれも危険だ。希望を実現可能なものだと思い込みたい心理が、墓穴を掘ることにつながる。大雑把でスケールの大きな希望としては、「老後の安心が得られるように不労所得を作る」といった希望を持つサラリーマンが、勝算の小さい不動産投資に引っ掛かるようなケースが思い浮かぶ。

 希望の実現可能性に対しては慎重であるべきだし、何よりも、解決策を金融機関や不動産業者のような「あなたに商品を売るともうかる人」に相談してはいけない。

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パターン2:本当は得にならない状態を望む
 金融マンの側としては、例えば「安全に2%の利回り」がひどく難しい条件であることを親身になって教えて、今の状況で本当に安全な運用を望むなら「個人向け国債変動金利型10年満期」でも買っておくことを勧める(詳しくは、「マイナス金利下の優れもの!機関投資家がうらやむ個人の『鉄板運用術』」参照)。これくらいが、真に「顧客本位」なのだろうが、現在の金融機関の収益事情を考えると、これを彼らに求めるのは、ハイエナから餌を分けてもらうくらい大変なことだろう。

【パターン2】
本当は得にならない状態を望む
 例えば、毎月定期的に一定の現金が入ってくるような状態を望む高齢者は少なくないだろう。だが、そのための手段として、頻繁に分配金が支払われる投信などを使うのは、顧客本人の経済的な利益にとっては「損」であり「不適切」だ。

 仮に、現在リタイアしている70歳の人が、毎月分配金が出る投信を2000万円購入しようと金融機関の窓口に出向いた場合を考えてみよう。すると、信託報酬だけで1.5%(税抜き)程度のものを勧められる可能性が大きいが、この手数料だけで毎年約30万円の手数料を支払うことになる。

 約2000万円の元本に対して、毎月数万円単位の分配金が支払われる投信を見つけ出すことは容易であるし、金融機関の支店向けの雑誌には「お客さまのニーズに応じた利回りの投信を見つける手順」(自社取扱商品の分配金利回りのランキングやスクリーニングを行えばいい)などが書いてある。そのため、条件を満たす商品はあっという間に見つかるだろう。

 ところが、金融機関に勧められるままに前述のような投信を購入すると、不安定な元本を抱えつつ、毎月数万円の分配金を受け取るために信託報酬だけで毎月2万5000円も支払うことになるわけだ。それはつまり、「手数料2万5000円のATM(現金自動預け払い機)で、自分の小遣いを下ろしている」という状況に近い愚挙だ。

 周囲に親切な人がいれば、「低コストで本人に合った大きさのリスクの運用方法」を教えてあげるのと共に、例えば毎年1回、投信等を計画的に部分解約して、これを生活費の一部に充てる方法を教えてやればいい。同じ資産に対する年間の支払い手数料は、例えばインデックスファンドが半分と個人向け国債が半分で運用した場合、インデックスファンドに掛かるせいぜい年率0.2%で済むので、年間約2万円だ。

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パターン3:?真の解決にならない商品・サービスを望む
 年間で30万円と2万円の差が付くことを丁寧に説明するなら、高齢者でも大半が問題無く得な方法を理解してくれるだろう。

 問題は、「不適切なニーズを持っている人」を周囲がどう扱うかだ。

 ここでも「高齢者には、分配金に対して一定のニーズがある」と言い張って手数料が高い商品を売ることをいとわない人もいるだろうし、「そのニーズは、損です。別のもっとうまいやり方があります」と教えようとする親切な人もいることだろう。人間性で差が出る場面だ。

 後者の方が人間としてまともな行いだと思うが、金融庁等が前者を法的に禁止することも難しかろう。この場合、金融庁の立場でできる「良い行い」は、国民に広く、正しい方法を分かりやすく啓蒙することだと筆者は考えている。

 顧客の側が誤ったニーズを持たなくなれば、金融機関は一時的にもうけにくくなるだろうが、金融機関の営業担当者は悪質な商売に手を染めずに済むようになるのだ。金融業界全体にとっては、その方がずっと幸せだろう。

【パターン3】
真の問題解決にならない商品・サービスを望む
 本来、効率的ではない商品を顧客が直接欲しがる(通常はセールスされて、であろうが)以外に、一見役に立つようでいて、実は顧客が抱えている問題の解決に役立たないサービスに対するニーズがある。

 例を挙げると、資産運用を金融機関側に一任する「ファンドラップ」を含むラップ運用や、ロボアドバイザー(ロボアド)のようなサービスだ。

 資金の運用方針の判断について、専門家を自称する運用担当者やプログラム(厚かましくも「AI(人工知能)」と称しているかもしれないが)に任せたとしても、二つの難点が残る。一つは、自分の資産運用がブラックボックス化すること。さらに何よりも、全財産を預ける人はまれだろうから、最終的な運用の全体像を自分で考える必要があり、結局問題の解決にならないという点だ。「専門家」や「プログラム」に対して、中途半端な期待や依頼心を持ったことで、運用を複雑化させたり、余計な手数料を払ったりするだけに終わるのだ。

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パターン4:金融の問題ではないニーズの解決を望む
例えばロボアドは、幾つかの質問に答えることで顧客のアセット・アロケーション(投資先の資産配分)を決めるが、これは顧客の資産の一部について運用方針を決めたに過ぎない。顧客がどれだけリスクを取るかについては、あくまでも運用の全体像に基づいて決めなければならないから、ロボアドでは問題解決にならない。

 それでも、「運用が何も分からないお客さんには、運用を始めるきっかけになるし、一定のニーズに応えている」と言い張る向きがある。しかし、「運用が何も分からないお客さん」のような、自分よりも愚かな人を設定して自己正当化を図るのは止めた方がいい。

 ロボアドでいうなら、せめて顧客のファイナンシャル・プランニング全体をサポートするツールを提供すべきだろう。

 しかし、そのツールが真に役に立つ実用的なものであれば、そもそもロボアドを使う必要がなくなる。顧客が適正なリスクを取る良い商品に直接投資すればいいからだ。

 一方、対面営業の金融機関が提供するラップ運用の手数料の高さや中身の不適切さ(ファンドラップではしばしば手数料の高い商品が選ばれる)は言うまでもない。

 顧客の側では、「専門家」や「プログラム」を少々利用することが、本当の問題解決になるのか否かをよく考えるべきだ。

【パターン4】
金融の問題ではないニーズを金融で解決しようとする
 最後のパターンは、実は、最もケースが多いのかもしれない。

 一番分かりやすいのは、話し相手が欲しい人が(高齢者が多いかもしれない)、話の相手をしてくれる人を求めて金融機関のセールスマンと話し込む関係になり、時々セールスに付き合って金融商品を購入するようなケースだ。こうした場合には、金融商品の検討自体をセールスマンに委ねるようなことが起こりやすく、そうなると必然的に手数料の高い不適切な商品を購入したり、頻繁に売買して多額の手数料を支払ったりしやすくなる。

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本人や家族が問題に気付きやすくする方法
 本人なり、問題に気付いた家族なりが、取引金融機関にどれだけ手数料を支払っているのか記録を取ると問題に気付きやすくなるはずだが、手数料の高い商品はたいてい市場変動のリスクが大きいので、市場変動に紛れて手数料には関心が向きにくい。

 ここでも「顧客のニーズに応えているまでだ」という言い分はあり得る。また、金融マンからは、「例えば、バーやクラブのような飲食店では、店員(バーテンダーやホステス)に構ってほしくて、原価の何倍ものお金を払う客がいるではないか」という声が出るかもしれない。

 確かに現実はその通りだ。ただ、他業界にも同じような例があれば、顧客が金融商品で気付かぬ無駄を重ねることを正当化できるわけではないというのも、一方の事実だろう。

 金融取引で動くお金は概して一晩の飲食よりも大きいし、取引も繰り返されることが多く、「人間関係」を目的に金融取引を行うことはお勧めしにくい。お金を人間関係そのものに直接使う方法を考える方が賢かろう。

 もちろん、金融マンの側で手加減してくれることは期待しない方がいい。

 顧客の側で、自分が「実は金融の問題ではないニーズの解決を金融取引に求めているのではないか」と自省してみることが、ときには必要だろう。

(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)

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https://diamond.jp/articles/-/218153?page=6

 
トップ営業マンがやっている「お客様のタイプ別接客法」に挑戦すべき理由
菊原智明:営業サポート・コンサルティング代表取締役

キャリア・スキル News&Analysis
2019.10.23 5:05

お客様の性格を分類して接客方法を変えてみる

多くの営業マンは「行きあたりばったりの接客」を行っているのはないだろうか。これを、わずか2種類でもいいから、お客様をタイプ別に分類して接客方法を工夫するだけで、成約率は格段に向上するはずだ。その方法とは。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)

「3つの質問」の答えを聞くだけで
契約数が倍になる?
 ある営業支援ソフトの販売をしている方とお会いした時のこと。その方の話によると「お客様に3つ質問をするだけで契約数が倍になる」という。

 さすがに「その話は怪し過ぎる」と思った。たった3つの質問だけで契約が倍になるのだったら営業マンは苦労しない。なので、話半分で聞いていた。

 ところが、よくよく話を聞くと、これはITを活用した営業手法ということが分かった。

 1つの例だが、ショールーム型店舗にお客様が来店した際、受付を兼ねて「3つの質問」が出てくる。その回答によって「接客のスタイル」を変えていくというものだ。

 当然ながら、お客様が「望んでいるスタイル」で接客すれば、うまく行く確率は高くなる。実際のデータを見せていただいたが、このシステムを導入した店舗の契約数は本当に2倍以上になっていた。

 これからは「こういった効率的な接客方法が主になっていくのだな」と実感した。

次のページ

住宅のすごい営業マンの手法
 とはいえ、あなたの会社がこのシステムをすぐに取り入れられるとは限らない。まだまだ高額だし、こういったITツールの活用をあまり信じていない上層部も少なくない。ましてや、中小企業ではまだまだ先の話であろう。

 だからといって指をくわえて見ているだけではせつな過ぎる。何かできることはないのだろうか?

 実は「タイプ別接客法」は、なにも高額なシステムがなくてもできるのだ。今回はその方法について紹介させてほしい。

初回の接客でほぼ決めてしまう
住宅営業マンのすごい手法
 以前、知人から「すごい営業マンがいるから会ってみないか」と声をかけられたことがあった。

 もちろん、断る理由はない。

 コンサルタントとしても、非常に興味ある存在だ。後日お会いすると、大手ハウスメーカーのトップ営業マンだった。

 この営業マンの方は毎月のように契約を取り、常にトップクラス。契約数もすごいのだが、私が驚いたのは「初回接客で、ほぼ決めてしまう」ということだ。

 言っておくが、この方は家を売っている。

 つまり、2000万円、3000万円という高額な家を即決させてしまうのだ。

 これがどれだけ難しいかは、詳しく説明しなくても理解できるだろう。私は11年間住宅営業マンをしてきたが、1度としてそんな経験はない。

 今までたくさんの優秀なトップ営業マンと会ってきた。しかし、ここまでの人はなかなかいない。

 いろいろな話を聞いたが、その中で一番驚いたのは「お客様を6つのタイプに分けて接客している」といったことだった。

 この方は、もともとはエニアグラムを学んで実行していたのだ。

次のページ

お客様を9つの性格に分けて接客するお客様を
9つの性格に分けて接客する
 エニアグラムとは人の性格を9つに分けるやり方だか、それを元に下記の6つに分類したという。その6つのタイプはこういったもの。

1 親分肌でお山の大将タイプ
2 神経質で気難しいタイプ
3 おせっかいタイプ
4 頭が良く冷静なタイプ
5 とにかく明るいタイプ
6 平均的タイプ
 まずお客様が来店したら、「今日は車ですか?電車ですか?」もしくは「今日はどちらからお越しですか?」などと話しかけ、軽い雑談をする。

 その雑談の中で「このお客様は『神経質で気難しいタイプ』だな」と判断する。その場合は「このお客様は『タイプ4のトーク』をする」とお客様のタイプにマッチしたトークを展開するという。

 ということは6つの接客パターンを持っているということ。

 ここまで細かく分類できれば、初回でお客様の心をつかめるのも納得できる。本当にすごい人だと感心した。

「お客様を6つのタイプに分類し、それに合わせて接客を変える」

 なかなか頭脳的だ。

 タイプ別にトークを展開すれば、うまくいく確率は格段に上がる。それは理解できるが、まねするにはなかなか難度が高い。あなたもそう感じたのではないだろうか?

難しければ
お客様を2つのタイプに分別する
 私自身もその話を聞いた時は「確かにすごいけど、とても他の人ができるスキルではないなぁ」と思っていた。

次のページ

まずは2パターンのトーク
そのことを正直に伝えると、その営業マンの方は「はじめは『説明を聞く方が好きな人か?』それとも『自分の話をするのか好きな人か?』なのかの2パターンだけでした」と教えてくれた。


「超一流の営業マンが見えないところで続けている50の習慣」(青春出版社刊)、菊原智明著、224ページ
 お客様を2つのタイプに分別する。

(1)話を積極的にしないタイプ→「こちらからリードするスタイル」で対応する
(2)話好きのタイプ→「聞き役に徹するスタイル」で対応する

 というものだ。

 どんな初心者の営業マンだったとしても、『説明を聞く方が好きか?』それとも『自分の話をするのか好きか?』といったことは判断できそうだ。

 単純な分類法だが、これだけでもずいぶんとうまくいくようになるだろう。

 私の知っている多くの営業マンたちは、行き当たりばったりの接客をしている。つまり準備することなくアドリブで対応しているのだ。これでも、たまたま気の合うお客様が現れて、うまくいくこともある。

 しかし、その確率は非常に低い。

 今後、購買層のお客様は減少傾向になる。一昔前は「数打ちゃ当たる」の営業でもよかったが、今はその「数」が少ないのだ。

 まずは2パターンのトークを考えてみてほしい。それだけでもチャンスはずいぶんと広がるはずだ。そして、もし、余裕ができたら6つまで増やしてみてはいかがだろうか?

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菊原智明


https://diamond.jp/articles/-/218152

http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/455.html

コメント [カルト23] 朝日・中東独自派遣に石破ら異論。もう自民党に留まるのは限界で、立憲国民新党の党首を引き受けるべきである。 ポスト米英時代
1. 2019年10月23日 18:29:13 : lRkSC5wuEj : ZjFYRzVpektMSy4=[7]
現代は、気象兵器の時代。
防災なくして、防衛なし。
軍事オタクを自称するなら、売国馬鹿政党の離党は、あんたにとって、百恵でなく踏み絵である。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/210.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK265] [152]あきれたもんだぜ、林文子横浜市長 <金平茂紀 TBS報道局記者 論座・朝日新聞>  赤かぶ
54. 2019年10月23日 18:32:07 : O3swKk6Wfk : VkVhdGFZeFhZR0k=[1]
IRが始まるまでカジノ摘発が多くなりそう

https://casino-club.jp
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/349.html#c54

コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
15. 2019年10月23日 18:33:57 : bS44JZOyYM : L0oza0RBVy9FUmc=[1]
一流ホテルのレストランでは、服装によるチェックで帰されるし、ゴルフ場でも服装チャックでプレーができない。

旦那がドレスコードの意味がわからないので、一緒の車で来る?
総理夫人なのに、コーディネイトする人が、ドレスコードの意味を知らない?コーディネイトする人が意見を言えない?
ドレスコードが指定されているので、車寄せの担当者が、ドレスコードの助言や入場制限のチェックができない?

裸の王様状態?
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c15

記事 [国際27] ラテン・アメリカで新自由主義的な政策に抗議する活動(櫻井ジャーナル)
ラテン・アメリカで新自由主義的な政策に抗議する活動
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201910220000/
2019.10.23 櫻井ジャーナル


 ラテン・アメリカが揺れている。ベネズエラのニコラス・マドゥロ政権はアメリカの支配層が倒そうとして混乱を演出して失敗したのだが、エクアドル、チリ、ブラジル、ハイチなどではアメリカの傀儡体制に対する抗議活動が展開されている。

 エクアドルのケースは本ブログでも最近取り上げたが、レニン・モレノ政権による燃料補助の打ち切りが引き金。10月3日から中旬までに8名の死者が出ているという。

 この政策をモレノは取り消したようだが、それで問題が解決されるわけではない。補助の打ち切りはIMFの命令に基づく新自由主義的な政策の一環だからだ。

 モレノが大統領に就任したのは2017年のことだが、今年3月11日にIMFはエクアドルに対して42億ドルの融資を実施すると発表、いつものように、その条件として緊縮財政を強要してきたのである。欧米の巨大資本やその手先を富ませるため、庶民に緊縮財政を押しつけて貧困化させるわけだ。

 モレノの前任者であるラファエル・コレアはIMFを動かしている欧米支配層にとって都合の悪い情報を公表してきたウィキリークスのジュリアン・アッサンジの亡命を認めていたが、その決定をモレノは取り消し、アッサンジは4月11日にロンドンにあるエクアドル大使館でイギリス警察に逮捕された。

 モレノは汚職で受け取ったカネのロンダリングを行うためにINA投資という名前のペーパーカンパニーを2012年にベリーズで作ったという話が伝えられているが、その情報が漏れた責任はウィキリークスにあるという理由でアッサンジの亡命を取り消したのだという。

 ​​チリでも激しい反政府活動が行われ、すでに15名が死亡したと言われている。この国では1973年9月11日にオーグスト・ピノチェトの軍事クーデターがあった。アメリカの巨大資本の利権を守るため、アメリカの国家安全保障補佐官だったヘンリー・キッシンジャーがCIAの破壊工作部門を使い、実行させたのだ。

 民主的に選ばれたサルバドール・アジェンデ政権は倒され、巨大資本のカネ儲けに邪魔な人びとは拉致、拘束され、少なからぬ人が殺された。サンチアゴの国立競技場は「拷問キャンプ」と化したと言われている。

 邪魔者が消えた後、アメリカ政府はシカゴ大学のミルトン・フリードマン教授のマネタリズムに基づいて大企業/富裕層を優遇する政策を実施、つまり世界で初めて新自由主義が導入されたのだ。この政策で貧富の差が拡大、いまも貧困問題は深刻。今回の抗議活動の原因もそこにある。

 ブラジルではアマゾンの森林火災が問題になったが、その背景も新自由主義にある。2003年1月から16年5月までは新自由主義に反対する労働者党のルイス・シルバとジルマ・ルセフが大統領だったが、このふたりは疑惑攻勢で潰された。

 ルセフを失脚させて大統領に就任したミシェル・テメルはアメリカ巨大資本の手先として知られ、彼を含むクーデター派の中心グループは犯罪捜査の対象になっていた人物。そのテメルは今年3月に逮捕されたが、新自由主義の体制は維持されている。

 ハイチでも2018年から反政府運動が激しくなっているが、その原因も新自由主義にある。この国は資源が豊かで、昔から金の産出で有名。石油資源も注目されている。

 資源国のハイチだが、貧困国としても知られ、失業率は70%を超すという。ヒラリー・クリントンの弟、トニー・ローダムは金の利権に食い込んでいるようだが、大多数の庶民はその恩恵に浴していない。

 2010年にハイチでは大きな地震があったのだが、その原因は油田開発ではないかという疑惑もある。この地震の対策を指揮したのは国務長官だったヒラリー・クリントン。国連特使には夫のビル・クリントンが就任する。ビルはクリントン-ブッシュ基金やクリントン財団の理事長で、ハイチ再建暫定委員会の共同委員長でもあった。

 クリントン財団は「慈善事業」を名目にして多額の寄付を集め、ハイチでは60億ドルから140億ドルを集めたと見られているが、その内容は明らかにされていない。しかも、国際規模でチャリティーを行うために必要な正規の手続きを踏んでいないという。法律的に問題を抱えているわけだ。

 クリントン夫妻のハイチ利権には犯罪の臭いがするのだが、もし2016年の大統領選挙でヒラリー・クリントンが勝てば、バラク・オバマが大統領の間に恩赦を与える手はずになっていたと言われている。ところがドナルド・トランプが勝ってしまい、シナリオが狂ったようだ。

 こうしたラテン・アメリカの国々と違い、ベネズエラや香港の反政府運動は新自由主義の信奉者が行っている。その違いは有力メディアの報道に反映されているようだ。




http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/582.html

コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
28. マシマヒロト[644] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 18:37:31 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[28]


>>26 コメと、>>27 コメに、書いたことは、


そこも、ほんとに、かなり大事なことなので、


よく、覚えておいて下さい。



http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c28

コメント [国際27] ラテン・アメリカで新自由主義的な政策に抗議する活動(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
1. 赤かぶ[36232] kNSCqYLU 2019年10月23日 18:39:09 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26305]



http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/582.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK266] 安倍昭恵夫人の“奇抜ドレス”「即位礼正殿の儀」をブチ壊し(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 2019年10月23日 18:39:28 : lRkSC5wuEj : ZjFYRzVpektMSy4=[8]
あの服の袖は、木立朝鮮朝顔をモチーフにしたように見受けられる形じゃないの。
木立朝鮮朝顔がぶらぶら。
敢えてあんな服着て登場したのって、何か表現したいことでもあったのかな・・・。
ちなみに木立朝鮮朝顔って、毒草らしい・・・。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/674.html#c16
コメント [経世済民133] 1時間200円のネットカフェに住んで2年目…年収100万・41歳の生活(週刊SPA!) 赤かぶ
10. 2019年10月23日 18:39:37 : OO6Zlan35k : L3FGSWVCZWxFS3c=[249]

愚か者に言ってもムダだろうが

自己責任など日本にはない

昔であれば野たれ死にが当然だったレベルの人間でも、

生活保護受給で高額医療費はタダ、働かずに人並み以上の生活が送れる

ただし、そんなシステムがいつまでも続く保証などないのは

世界の歴史を見れば明らかなことだ


http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/445.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK266] <ここまでくれば、もはや工作員だ!>安倍宣伝の時に決まって出て来る岩田明子は何とかならないか  天木直人  赤かぶ
80. 地下爺[8983] km6Jupbq 2019年10月23日 18:41:05 : ZIRPLIvmG2 : eU4xWDhqRHdxTGM=[74]
おじゃま へ

  お馬さんの うんこ が 臭くて 鼻が曲がるて意味だけど

  なんか 岩田さんに 関係ある理由?!


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/640.html#c80

コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
29. 2019年10月23日 18:42:54 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[29]

、、、、、、、、、、、、。。。。。


http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c29

コメント [国際27] ラテン・アメリカで新自由主義的な政策に抗議する活動(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
2. 赤かぶ[36233] kNSCqYLU 2019年10月23日 18:43:00 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26306]

Violent protests continue in Chile | AFP

2019/10/21  AFP news agency




http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/582.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK266] <ここまでくれば、もはや工作員だ!>安倍宣伝の時に決まって出て来る岩田明子は何とかならないか  天木直人  赤かぶ
81. 地下爺[8984] km6Jupbq 2019年10月23日 18:44:50 : ZIRPLIvmG2 : eU4xWDhqRHdxTGM=[75]
斜め中道 師

  うんこ君 つんつん な 記事を見つけましたので ご紹介します。

>この日は朝から風雨が激しく、正殿前の中庭立てられた「旙(ばん)」と

 呼ぶ伝統の装飾旗二十六本のうち、安倍首相の揮毫を刺しゅうした
                 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「萬歳(ばんざい)旙」など3本が落下した。中庭に整列する予定だった
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 武者姿の宮内庁職員らは、裝束がぬれるため、人数を減らして屋内で

 配置についた。


    by これて「神風」て思わず頭をたれ含み笑い@地下爺



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/640.html#c81

コメント [経世済民133] 近づく令和大恐慌と「預金封鎖」なぜアメリカのために日本国民が血を流すのか? ダイソン撤退、中国で販売急減 EVバブル崩壊… 鰤
1. 2019年10月23日 18:45:20 : OO6Zlan35k : L3FGSWVCZWxFS3c=[250]

>国際金融資本が、「そろそろですな」と日本側のカウンターパートである財務省、財界、金融財閥に目くばせしたとき、預金封鎖のトリガーは引かれます。「デフォルトは起こるものである」との前提で考え方を改め、何が起こっても動じることのないよう、生活を組み立て直す必要があるのです。(『カレイドスコープのメルマガ

まだ、こんな愚かなことを言い続けているとは、ある意味、驚きではある


http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/454.html#c1

コメント [国際27] ラテン・アメリカで新自由主義的な政策に抗議する活動(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
3. 赤かぶ[36234] kNSCqYLU 2019年10月23日 18:45:45 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26307]

Chile protests: Clashes in Santiago as unrest continues - BBC News

2019/10/21  BBC News



http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/582.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK266] <ここまでくれば、もはや工作員だ!>安倍宣伝の時に決まって出て来る岩田明子は何とかならないか  天木直人  赤かぶ
82. 地下爺[8985] km6Jupbq 2019年10月23日 18:46:38 : ZIRPLIvmG2 : eU4xWDhqRHdxTGM=[76]

  東京新聞 の 朝刊 よりの 記事でした。


http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/640.html#c82

コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
30. マシマヒロト[645] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 18:47:24 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[30]


そういうことです。


以上です。



http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c30

コメント [国際27] ラテン・アメリカで新自由主義的な政策に抗議する活動(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
4. 赤かぶ[36235] kNSCqYLU 2019年10月23日 18:48:37 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26308]

Fire and fury: Chile rocked by violent protests over metro fares

2019/10/21  euronews (in English)




http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/582.html#c4
コメント [国際27] ロシアと中国が団結している理由(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
2. 2019年10月23日 18:49:00 : Vbhyu4Tg0Y : REguWkF4RWlFNzI=[64]
Andre Vltchek氏の思考の波長
私と完全一致
逆にコメントも書けない
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/581.html#c2
コメント [お知らせ・管理21] カンパ2015 ・阿修羅♪掲示板の運営資金カンパにご協力をお願いします 管理人さん
49. 管理人さん[2589] iseXnZBsgrOC8Q 2019年10月23日 18:52:37 : ZFZHYmRTRUo3YS4=[208]
6/12 MKさまより 2000円
7/19 MKさまより 2000円
8/12 MKさまより 2000円
9/11 MKさまより 2000円
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2019年
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本当に助かります。ありがとうございます。★阿修羅♪掲示板の運営資金として大切に使わせていただきます。

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/375.html#c49

コメント [政治・選挙・NHK266] 即位礼に天皇の「安倍首相への抵抗」を示す招待客…「平和の詩」朗読した沖縄の高校生とICANサーロー節子さんが(リテラ) 赤かぶ
47. 2019年10月23日 18:53:17 : 1ef8vNzKrM : cHpBQWlPTkZGZDY=[3]
日の丸の歌は、ああ美しいにほんの旗は と歌っていますね

それはともかく、この投稿はとても重要なことを教えてくれます。

沖縄の高校生とICANサーロー節子さんが呼ばれていたと。

さぞ安倍さんは憎しみを込めた目で、彼女らを睨んでいたことでしょう。
        
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/665.html#c47

コメント [国際27] facebook、ロシアやイランから情報操作検知 米大統領選へ国民の対立煽る?(ニューズウィーク) 赤かぶ
8. 晴れ間[1403] kLCC6orU 2019年10月23日 18:53:24 : xni5yVaf3k : UExEM2RXUElUbUU=[20]
フェイスブック自身が、グーグル、ユーチューブと同様の「グローバリズム推進」「反トランプ」の立場に立つグローバリスト・メデイア。
グローバリズムを批判する人や、ナショナリズム(文化的伝統の擁護) の立場に立つ人々や、イスラム批判派や、移民反対派の人々のページを次々と閉鎖してきた。
私がフォローしている人々(「国境なき世界=グローバリズム」を批判する人々) の間でも、自身のページを閉鎖された人は多い。

ザッカーバーグはユダヤ人だが、グローバリズム推進の立場に立つ人物であることを肝に銘じておこう。(ユダヤ教は「一神教=グローバリズム」の宗教だが、ユダヤ人自身は多様。イスラエル擁護は「ユダヤ・ナショナリズム」。)

フェイスブック自身、大統領選挙では、「反トランプ」の民主党支持者にのみ「投票に行こう」というバナー広告を無料で大量に出すそうだ。
フェイスブックの中身を見れば、誰がトランプ支持で、誰がトランプ不支持が、簡単に解るそうだ。
また、各国の政府や司法機関も、フェイスブックには干渉しており、グローバリズム批判派のページを閉鎖するよう圧力をかけているそうだ。
自分の考えをフェイスブックに載せることは、「警察」に通報 (自分を密告) するのと同じだ、と言う人もいる。

ともあれ、SNSは「諸刃の剣」。今は「苛烈なせめぎ合い」の真っ最中。「言論の自由」のためには「ゲリラ戦」も必要だ。

http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/577.html#c8

記事 [経世済民133] 米で広がる富裕税支持、大統領選後の導入に現実味 ミリオネアが米国で急増、日本と中国が追う 来週の日銀会合、追加緩和か見送りか依然不透明 ドラギ総裁が残すのは「3つの単語」と1100万人の雇用−最後の政策委 日本株は続伸、米中協議楽観と景気や業績期待 債券は反発
コラム2019年10月14日 / 08:02 / 1日前
米で広がる富裕税支持、大統領選後の導入に現実味
Edward Hadas
3 分で読む

[ロンドン 9日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国の「富裕税」構想が初めて浮上したのは今から8カ月ほど前。構想に耳を傾けたのは主に民主党の傍流だった。それも今は様変わりした。富裕税の強力な提唱者の一人、エリザベス・ウォーレン上院議員は来年の米大統領選の民主党候補者の中で今や先頭を走っている。やはり富裕税を支持するバーニー・サンダース上院議員も、民主党候補者指名争いにおける先頭集団の一人だ。

国民も負けてはいない。クイニピアック大学が4月に全米で実施した調査によると、5000万ドル超の資産に年率2%の税を課す構想を有権者の約60%が支持している。夏にニューヨーク・タイムズ紙の委託で実施された調査では、大半の共和党支持者を含め、国民の3分の2が構想を支持していた。弾劾手続きによってトランプ大統領の再選確率が下がる可能性が出てきた一方、上記の民主党候補者2人が支持率を伸ばしている現状を考えれば、大統領選後の富裕税導入は現実味を増している。

そこで3つの基本的な問いが浮上する。富裕税とは何か、導入可能か、導入すべきなのか。

第1に、富裕税とは何か。基本的な考え方はごく単純だ。純資産を算出し、そこから例えば5000万ドルといった大きな数字を差し引く。答えがプラスの数字であれば、それに2ー8%を掛けた額を米政府に納税する。翌年もこれを繰り返す。

これでは政府はやり過ぎだ、という考え方もある。なにしろ政府は、個人が資産を築くもととなった所得から既に税を徴収しておいて、2口目を頂こうというのだから。ビートルズのジョージ・ハリスンが1966年に歌った通り、「座ろうとすれば座席税、歩けば歩行税」というわけだ。

構想の主な提唱者であるカリフォルニア大バークレー校のエマニュエル・サエズ、ガブリエル・ザックマン両教授は、こうした批判に周到な反論を用意している。大半の米国民は資産の1種、つまり住宅の価値に基づく税金を既に支払っている。富裕税は不動産税をお金持ちの金融資産にまで広げるだけのことだ。

理論上はその通りだが、富裕税は現実に機能するのだろうか。一部の著名エコノミストは機能しないとみる。ラリー・サマーズ元財務長官は、スウェーデンとデンマークでは「富裕税はあまりにも課税逃れが容易で、あまりにも管理が難しいために廃止された」とし、サエズ、ザックマン教授の甘さを指摘する。

サラ・ペレ氏による昨年の調査によると、富裕税を採用する経済協力開発機構(OECD)加盟国の数は、1980年の12カ国から2017年には4カ国に減った。

富裕税が失敗したのはサマーズ氏が言うように、富裕層が租税回避地を利用できるのも一因だが、話はそれで終わらない。ペレ氏によると、各国政府が富裕税の廃止に動いたのは、最高所得層と資本に対する税率を「引き下げる大きなトレンド」に突き動かされたからこそだ。事実、当時の政治ムードは超富裕層課税の引き下げに好意的で、それに政府が乗った。

サマーズ氏のような論者は、こうした政治的解釈を不愉快に感じるだろう。世間のムードが変われば税制も変わり得ることを示唆しているからだ。

そして世間のムードは変わりつつあるのかもしれない。6月24日に「どうぞわれわれに小幅な富裕税を課してください」と訴える公開書簡に署名した億万長者18人は、確かに富裕層の中でもほんの一握りにすぎない。しかし書簡によると、世論調査では「共和党から無党派層、民主党まで米国民の過半数」が富裕税を支持している。

つまり富裕税はシンプルで、おそらく導入可能だ。そこで最も難しい問いが残る。導入すべきなのか。

その答えは、正義を巡るいくつかの判断によって決まる。すなわち富をどう配分するかと、個人の過去の経済的成功に対する金銭的報酬の適切な規模についての判断だ。

正義の問題は究極的には哲学的だが、有権者と政治家が判断を下す上では、経済学的な分析も役に立つ。例えば富裕税が企業家の労働意欲に水を差しかねないという不安であれば、経済学者がなだめることができそうだ。サンダース氏案の純資産3200万ドル以上、あるいはウォーレン氏案の同5000万ドル以上の富裕層への課税であれば、だれも野心をそがれたりしないだろう。

経済学者は提案に修正を加える役割も果たせる。ミネソタ大とトロント大の研究者5人は最近の論文で、資本に対する税率を上げる一方、資本所得への税率を下げることを提案している。粛々と資本に課税し続ければ、資本を非効率に運用している人々の資産を減らせる一方、資本所得の税率を引き下げれば、最も生産的な投資を行った人々の手元に多くの資金が残るようになる。

このような学術的な修正を加えれば、富裕税構想には正義だけでなく経済効率も備わるかもしれないが、票の獲得には大して結びつきそうにない。とはいえ、サエズ、ザックマン両氏の新著「正義の勝利」によれば、米国はかつて富裕層に今よりずっと高い税率を課していた。それを可能にしたのは大恐慌だった。

ウォーレン、サンダース両候補とその支持者らは、大恐慌ほどひどい経済環境ではなくても当時のようなムードは盛り上がると期待しているのだろう。彼らはいいところを突いているのかもしれない。

(筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています)
https://jp.reuters.com/article/us-tax-breakingviews-idJPKBN1WP0QV


 


 
ミリオネアが米国で急増、日本と中国が追う
クレディ・スイス調査
Patrick Winters、Marion Halftermeyer
2019年10月23日 13:36 JST
米国では昨年、67万5000人の新しいミリオネアが誕生
ドル建てでの計算に基づくミリオネアが次に増えたのは日本
クレディ・スイス・グループの「グローバル・ウェルス・レポート」によると、昨年ミリオネアの仲間入りした人の半数以上は米国人だった。株式投資とテクノロジー株の値上がりが米国民の資産を膨らませた。

  米国では67万5000人の新しいミリオネアが誕生した。ドル建てでの計算に基づくミリオネアが次に増えたのは日本、3番目は中国だった。 

Minting Millionaires
U.S. accounted for more than half of the world's new millionaires over last year


Source: Credit Suisse Global Wealth Report 2019

  全体として、世界的な富の増大は緩やかな1年で、どの資産クラスに投資したかがリターンを左右することが鮮明になった。中国での資産の伸びの大半は、不動産など非金融資産によるもので、米国では株式が資産増大の主要な原動力だった。

  自国通貨が弱くなったオーストラリアと英国では、ミリオネアの数が減少した。

原題:
U.S. Mints More Than Half of New Millionaires on Booming Stocks(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-23/PZT5ZNDWRGG201?srnd=cojp-v2


 


来週の日銀会合、追加緩和か見送りか依然不透明−決定打に乏しく
伊藤純夫、藤岡徹
2019年10月23日 12:57 JST 更新日時 2019年10月23日 13:33 JST
世界経済の持ち直し後ずれも、経済指標・市場動向大きく悪化せず
今回会合で経済・物価動向を再点検、黒田総裁「前向き」と先月発言
日本銀行の追加緩和の有無が焦点となる30、31日の金融政策決定会合が1週間後に迫っている。9月の前回会合以降に公表された経済指標や金融市場の動向からは、日銀に直ちに行動を促す決定的な材料は乏しく、追加緩和に踏み切るかどうかはなお不透明だ。

  日銀は金融政策の現状維持を決めた9月会合で、2%の物価安定目標に向けたモメンタム(勢い)が「損なわれる恐れについて、より注意が必要な情勢になりつつある」との判断の下、次回会合で「経済・物価動向を改めて点検していく」方針を表明した。黒田東彦総裁が会合後の記者会見で追加緩和に「前向き」などと発言したことで、市場の関心は高まっている。

BOJ to Review Prices and Economy After Standing Pat for Now
黒田日銀総裁Photographer: Akio Kon/Bloomberg
  この間、国際通貨基金(IMF)が2019年の世界経済の成長率見通しを世界的な金融危機以来の低水準となる3%に下方修正。当初想定した世界経済の年内持ち直しシナリオは後ずれするとの見方が、日銀内でもすでにコンセンサスになっている。

  日本経済の鍵を握る内需の動向は、9月の企業短期経済観測調査(短観)などを踏まえ、日銀内でも外需減少に伴う内需への波及は限定的にとどまっているとの見方が多い。ただ、海外経済の減速が長引く恐れが大きい現状では、輸出や生産に加え、企業マインドのさらなる悪化にも注意が必要。1日からの消費増税による個人消費への影響を含め、外需の回復まで内需が持ちこたえられるかどうかはっきりしない。

  物価自体の足取りも鈍い。9月の全国消費者物価は生鮮食品を除く総合が前年比0.3%上昇と17年4月以来の低い伸び。今後もガソリンなどエネルギー価格の下落が物価の下押し要因となる可能性が大きく、実際の物価に引きずられやすいインフレ期待への影響も懸念されている。

市場は楽観に傾く
  もっとも、全てが日本経済にマイナスの材料ばかりでもない。米中貿易摩擦は解消には程遠いものの一部で合意が成立し、迷走を続けていた英国の欧州連合(EU)離脱問題でも、月末の合意なき離脱のリスクは薄らいだように見える。IT関連財のグローバル調整も進ちょくし、世界経済の下振れリスクが顕在化したとは言い難い。

  金融市場も楽観に傾いている。日経平均株価は今年の最高値圏を維持し、為替相場も足元で1ドル=108円台後半と、政策当局の警戒レベルとみられている100円割れからは大きく乖離(かいり)している。

  UBS証券の足立正道チーフエコノミストは「黒田総裁はいつまでもファイテイングポーズを取り続けることはできない」と指摘。「今回はクロースコール(勝敗の予測が難しい接戦)。景気が非常に悪化していることを示すデータはこれまでのところなく金融市場にも少し安心感のようなものがある」と語る。

  加えて、日銀は限られた政策手段の発動には慎重にならざるを得ない状況にある。金融機関の本業収益の減少や、年金・保険の資金運用難など低金利長期化の副作用も無視できない規模にまで膨らんでいるからだ。

ゼロ回答なら信認に影響も
  ただ、市場で有力視されるマイナス金利の深掘りなどの追加緩和を見送っても、海外経済や物価動向を踏まえれば物価2%目標の達成時期はさらなる後ずれが避けられない。日銀が予防的な政策対応の可能性を発信してきたこともあり、今回会合でのゼロ回答は日銀の信認に影響する可能性もある。

  このため、フォワードガイダンス(政策指針)の修正を含めた政策対応や一段の緩和長期化を見据えた持続性強化策など幅広い対応策が会合で議論される見通しだ。

  元日銀理事でみずほ総合研究所エグゼクティブエコノミストの門間一夫氏は、今月のインタビューで、10月の日銀会合で追加緩和が決まる可能性は低いと指摘。その上で、政策金利のフォワードガイダンスについて、政策コストの相対的な低さに加え、今年4月の会合で明記した「2020年春ごろ」が近づいていることもあり、修正される可能性が相応にあるとみる。
  
  黒田総裁は先週、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議のため訪れたワシントンで「必要があれば金融緩和をさらに行うことも十分に可能」と述べる一方、金融システムへの影響など緩和の副作用に対する配慮もにじませた。経済・物価の下振れリスクとの狭間で限られた緩和カードをいつ、どのように切るのか、日銀は来週の会合に向けてギリギリまで情勢を見極めるとみられる。

(第5段落以降を追加して更新しました)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-23/PZT492T0G1KY01?srnd=cojp-v2


 
日本株は続伸、米中協議楽観と景気や業績期待−医薬品や金融高い
長谷川敏郎、牧綾香
2019年10月23日 8:05 JST 更新日時 2019年10月23日 15:53 JST
中国は第1段階の通商合意に向け協議順調を示唆とトランプ米大統領
エーザイはストップ高、来年米国でアルツハイマー病薬の承認申請へ
23日の東京株式相場は続伸。米中通商問題に対する不安が薄れる中、アルツハイマー病薬を米国で来年承認申請するエーザイを中心に医薬品株が上昇。銀行など金融、陸運や食料品といった内需関連も高い。

TOPIXの終値は前営業日比9.54ポイント(0.6%)高の1638.14
日経平均株価は同76円48銭(0.3%)高の2万2625円38銭
〈きょうのポイント〉

トランプ大統領:中国は協議が順調だと示唆、11月の通商合意に向け
バイオジェンとエーザイが共同開発しているアルツハイマー病薬、FDA申請へ
米テキサス・インスツルメンツ(TI)の10−12月売上高見通し、市場予想を下回る
英議会はジョンソン英首相が欧州連合(EU)と合意した離脱協定案を速やかに実現させる計画を阻止−10月末のEU離脱は暗礁に
Final Trading Day Before Super Golden Week Holiday
東証Photographer: Keith Bedford/Bloomberg
  アセットマネジメントOne・調査グループの清水毅ストラテジストは「米中貿易問題がエスカレートせず、英国のEU離脱問題も延期見通しが強まりつつある」とした上で、「世界景気が底割れしないという確信度が高まっていけば株価は上値を試しそう。7−9月期決算は厳しくなりそうだが、きょうは業績懸念が半導体から広がらず、最も悪い時期は通過しつつある」と述べた。

  業種別指数でTOPIXを最も押し上げたのは医薬品。米バイオジェンと共同開発するアルツハイマー病治療薬を2020年の早い時期に米国で承認申請すると発表したエーザイがストップ高配分となったのをはじめほぼ全面高だった。

  株価指数は下落に転じる場面もあった。東洋証券の大塚竜太ストラテジストは、指数寄与度が大きい東京エレクトロンの下げが指数の重しになっていると指摘し、「TIの決算で半導体需要の弱さが明らかになった。関連株は需要回復期待から上昇してきただけに、電子部品なども含めたハイテク株全般が売られている」と話した。

続伸
東証業種別指数は医薬品や海運、非鉄金属、陸運、その他金融、証券・商品先物取引が上昇率上位
精密機器や情報・通信は下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-22/PZSP84DWRGG001


 
ドラギ総裁が残すのは「3つの単語」と1100万人の雇用−最後の政策委
Fergal O'Brien、Jana Randow
2019年10月23日 15:31 JST
3単語は「whatever it takes」、通貨ユーロ守るため「何でもやる」
通貨同盟崩壊の確率示す指標は過去最低に近い−これが究極の遺産か
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、「whatever it takes」という3つの単語と1100万人の雇用をユーロ圏に残して去っていく。

  債務危機から共通通貨ユーロを守るために「何でもやる」と宣言したドラギ総裁は、2011年の就任以降の異例尽くしの金融緩和政策を正当性するものとして、雇用の伸びに頻繁に言及する。

ドラギ総裁

  あの手この手の努力にもかかわらず、中銀の主要な責務であるインフレ目標を達成できない現状では、総裁が雇用面での成果を強調するのも無理からぬことだ。インフレ回復への最後の取り組みとして総裁は9月に、一部の反対を押し切り大規模緩和パッケージを打ち出した。10月31日に退任するドラギ総裁は、24日に最後の政策委員会に臨む。

  12年の何でもやる宣言、マイナス金利や資産購入などの危機対策で、総裁は何を達成し、何を達成できなかったのか。

労働市場
  19カ国から成るユーロ圏が13年に不況の二番底を脱して以来の雇用創出は、ユーロを守ったことを除くとドラギ総裁の最大の功績だろう。堅調な労働市場は成長を支え、トランプ米大統領が仕掛ける貿易戦争や英国の欧州連合(EU)離脱問題に対する最大の防波堤となっている。

ECB president takes credit for post-crisis jobs growth
European Divisions
Spain and Greece the clear laggards in labor-market recovery


Source: Eurostat

Note: Graphic shows total employment

経済成長
  経済成長については国ごとの隔たりが顕著だ。ギリシャとキプロスは危機後の緊縮財政で深く傷ついたが、ドラギ総裁の母国イタリアも、国民一人当たりの国内総生産(GDP)が両国に次いで伸び悩んでいる。

Uneven Momentum
Change in GDP per capita in euros between 2011 and 2019


Source: International Monetary Fund

インフレ
  ECBの記録的低金利と安価な銀行向け長期ローン、これまでに2兆6000億ユーロ(約313兆円)規模に達している資産購入の主な目的はインフレの回復だが、これはまだ奏功していない。ドラギ総裁の任期中のユーロ圏消費者物価指数上昇率は平均1.2%と、目標である2%弱を下回った。しかし、消費者物価上昇率がマイナスだった時期もあることを考えれば、ドラギ総裁は少なくともデフレの克服を自身の功績に数えて良い。

Draghi has failed to meet ECB inflation goal of just under 2%
Inflation outlook remains bleak at end of Draghi's term
銀行貸し出し
  ECBが政策の成否を測るもう1つの重要な指標は銀行貸し出しだ。これはECBの刺激策によく反応した。 与信の伸びは4%弱とGDP成長率のほぼ3倍となっている。

Unprecendented ECB policy has bolstered euro-area bank lending
Greek Snapshot
Economy is on track but still has long way to go


Source: National Statistical Service of Greece, Eurostat, Bloomberg

ユーロの未来
  ギリシャが通貨同盟を離脱する可能性が取り沙汰された時期もあり、フランスやイタリアにもユーロに懐疑的な勢力があるが、実際には参加国は増えている。ラトビアが14年、リトアニアがその1年後に加わったほか、東欧の他の諸国も参加に意欲を示している。

  ドラギ総裁の任期の終わりに、通貨同盟崩壊の確率を示す指標は過去最低に近い。これが、総裁の究極の遺産かもしれない。

Future of euro has been questioned several times
原題:Three Words, 11 Million Jobs: Draghi’s Legacy for Euro Area (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-23/PZT9DJDWX2PU01?srnd=cojp-v2

ビジネス2019年10月23日 / 18:36 / 14分前更新
仏製造業景況感指数、10月は99 約4年半ぶり低水準
Reuters Staff
1 分で読む

[パリ 23日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表した10月の製造業景況感指数は99で予想外の低下となり、2015年3月以来の低水準だった。

ロイターがまとめたエコノミスト18人の予想平均(102)を下回った。前月は102だった。

航空機大手エアバスへの補助金を巡り、米国が欧州連合(EU)への報復関税発動に動く中、影響が表面化した。

サービス業の指数は106で、前月から変わらず。

製造業とサービス業を合わせた総合景況感指数は105。前月の106から若干低下したが、長期平均の100は上回った。

RAMアクティブ・インベストメンツのシニアフィクストインカムマネジャー、ジャイルス・プラデール氏は「明らかに貿易戦争が業況感を圧迫している。一部の仏製品に対する追加関税がネガティブ要因だ」と指摘。

一方で「新規制導入による自動車部門の変遷や中国経済の減速など、他の要因も影響している」との見方を示した。
https://jp.reuters.com/article/france-sentiment-october-idJPKBN1X211S?il=0

 


債券は反発、海外金利低下や超長期債への買いで−20年債入札を見極め
三浦和美
2019年10月23日 7:57 JST 更新日時 2019年10月23日 16:14 JST
債券相場は反発。英国の欧州連合(EU)離脱問題を巡る不透明感を背景に米国の長期金利低下が時間外取引で低下したことを受けて買いが優勢となった。一方、超長期債はあすの20年債入札を控えて売りが先行した後、投資家の買いが優勢となり、下げ幅を解消する展開となった。

長期国債先物12月物の終値は前営業日比7銭高の154円14銭と、8営業日ぶりに上昇。取引終了にかけて11銭高の154円18銭まで上昇
新発2年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.255%、新発5年債利回りは0.5bp低いマイナス0.275%
新発20年債利回りは一時0.26%、新発30年債利回りは一時0.425%と、いずれも6月以来の高水準を付けた後、0.25%、0.41%に下げる
新発10年債利回りは横ばいのマイナス0.14%。一時はマイナス0.135%と、8月1日以来の水準まで上昇
市場関係者の見方
バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

英EU離脱問題の行方が不透明で、一方的に債券が売られる感じではない。海外市場で金利が低下する可能性もある
日本銀行のマイナス金利深掘りが完全にないとも言えず、短いゾーンは比較的小じっかり
一方、超長期債は24日の20年債入札を控えて、日銀オペからカレント債が除外される可能性が意識されて売られる場面もあったが、押し目では投資家の買いが待っている感ある
新発20年物国債利回りの日中取引推移
背景
英EU離脱、再延期の見通し−議会が短期審議を否決
22日の米10年国債利回りは4bp低い1.76%程度。この日の時間外取引では1.74%付近まで低下場面
新発国債利回り(午後3時時点)
2年債 5年債 10年債 20年債 30年債 40年債
-0.250% -0.275% -0.140% 0.250% 0.410% 0.445%
前営業日比 -0.5bp -0.5bp 横ばい 横ばい -0.5bp -1.0bp

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-22/PZPOEWT0AFB701?srnd=cojp-v2
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/456.html

コメント [政治・選挙・NHK266] 即位礼に天皇の「安倍首相への抵抗」を示す招待客…「平和の詩」朗読した沖縄の高校生とICANサーロー節子さんが(リテラ) 赤かぶ
48. 2019年10月23日 18:56:40 : 1ef8vNzKrM : cHpBQWlPTkZGZDY=[4]
↑ 沖縄県の翁長さんを見るような目つきでね・・・
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/665.html#c48
コメント [お知らせ・管理21] カンパ2015 ・阿修羅♪掲示板の運営資金カンパにご協力をお願いします 管理人さん
50. 管理人さん[2590] iseXnZBsgrOC8Q 2019年10月23日 18:57:58 : ZFZHYmRTRUo3YS4=[209]
ご報告が大変おそくなりまして申し訳ありません。
Amazonアフィリの報告なんて3年分まとめてになってしまいました。
楽天はアカウントを変更してそれ以前のアカウントを探すのがめんどくさいので最近1年で許して下さいませ。

私の方としては、本業が芳しくなく、まぁぼちぼち頑張ろう、
いや、そろそろ本気出す! いやいやそれっていつなのよ?
って感じで人生の岐路?これがそうなのか?
いざ目の前に岐路があっても現実感ないなぁ。
ぐだぐだしてても仕方ない。なんとかしよう、どうしよう?

って感じです。

期末テスト前に部屋の掃除を始めちゃう、みたいな感じでカンパ報告してみました。

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/375.html#c50

コメント [政治・選挙・NHK266] <ナニコレ>即位礼正殿の儀、昭恵夫人の”奇抜”な衣装が話題に!ネット「あかんやろ」「ドレスコード違反」「総理は止めなか… 赤かぶ
80. 地下爺[8986] km6Jupbq 2019年10月23日 18:58:08 : ZIRPLIvmG2 : eU4xWDhqRHdxTGM=[77]

  よそのスレでも 紹介しましたが 今朝の東京新聞の朝刊で

 うんち君 つんつん の記事を見つけましたので 紹介いたします。

>この日は朝から風雨が激しく、正殿前の中庭立てられた「旙(ばん)」と

 呼ぶ伝統の装飾旗二十六本のうち、安倍首相の揮毫を刺しゅうした
                 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「萬歳(ばんざい)旙」など3本が落下した。中庭に整列する予定だった
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 武者姿の宮内庁職員らは、裝束がぬれるため、人数を減らして屋内で

 配置についた。


    by これて「神風」て思わず頭をたれニタニタ笑い@地下爺




http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/666.html#c80

コメント [国際27] 世界70カ国で蔓延する政治家・政党による「ネット世論操作」。それらを支援する企業の存在(ハーバー・ビジネス・オンライン) 赤かぶ
3. 2019年10月23日 19:00:16 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[201]
身の周り 隅まで及ぶ 監視の眼

骨を抜く 思い通りに させるため

気づく時 自由は既に ファンタジー
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/580.html#c3

コメント [国際27] ロシアと中国が団結している理由(マスコミに載らない海外記事) 赤かぶ
3. 2019年10月23日 19:00:29 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[202]
限界だ 帝国主義で 奪う手は

古い知恵 活かし対抗 侵略に
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/581.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK266] 追跡!謎の日米合同委員会 独立国家の名が泣く! 米軍に支配された日本の情報公開(スクープ&スコープ・サンデー毎日) 赤かぶ
5. 2019年10月23日 19:00:36 : 1o1OnY8oTA : TWJ0M0p1NGhsQ0U=[6]

外務省の売国奴どもを

一掃しなければならない。

安倍政権は、米国戦争屋の忠犬

なので、1000%無理。

やはり、れいわ山本太郎に

内閣人事局を使って、

連中を排除してもらうしかない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/673.html#c5

コメント [原発・フッ素52] 柏崎刈羽原発で電源盤から発火 (NHK 新潟)  魑魅魍魎男
1. 2019年10月23日 19:00:40 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[203]
もうヤバい それでもやる気? 再稼働
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/201.html#c1
コメント [経世済民133] 米で広がる富裕税支持、大統領選後の導入に現実味 ミリオネアが米国で急増、日本と中国が追う 来週の日銀会合、追加緩和か見… 鰤
1. 2019年10月23日 19:00:45 : OO6Zlan35k : L3FGSWVCZWxFS3c=[251]

米国の資産格差、所得格差、そして税制は酷過ぎるから、富裕税を導入するのは適切だが

租税回避を抑制し、かつ経済にダメージを与えない形で行うとしたら、

外形標準課税と相続税を組み合わせるのが妥当だろう

ただ、いずれにせよ、株を始めとするリスク資産価格の大幅な下落に伴う

バブル崩壊の痛みは避けられないだろうし

その影響は、当然、世界中、特に高付加価値雇用と、食糧生産にも必須なエネルギーなどの輸入代価を、輸出産業に大きく依存する日本に及ぶことになる



http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/456.html#c1

コメント [原発・フッ素52] 河野太郎「原発ゼロで本当に困るのは原子力ムラの住人」 (そもそも総研) 魑魅魍魎男
7. 2019年10月23日 19:00:49 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[204]
毒食らい 期待が化けた 失望に
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/202.html#c7
コメント [原発・フッ素52] 東電社員は見た…「賠償金詐欺」恐ろしき「恫喝の現場」 指のない「被災者」が現れて…(現代ビジネス) 赤かぶ
9. 2019年10月23日 19:00:58 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[205]
杜撰さに つけ込みしゃぶる 裏社会
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/204.html#c9
コメント [経世済民133] 会社にぶら下がる「働かないオジサン」問題 トヨタも悩む新50代問題 日経ビジネスからの提言は 50代は飛び越される世代、… 鰤
3. 2019年10月23日 19:01:08 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[206]
士気下がる 夜討ち朝駆け 続いたら
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/449.html#c3
コメント [経世済民133] 中間層が下流へ転落!? 日本を襲う新格差社会の闇(週刊SPA!) 赤かぶ
10. 2019年10月23日 19:01:16 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[207]
手伝って 嘆いてみせる 猿芝居
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/450.html#c10
コメント [経世済民133] セブン&アイ「食品販売の新業態」がコンビニから小売りの主役の座を奪う!?(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
5. 2019年10月23日 19:01:25 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[208]
食品に 的を絞って 小型化へ
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/451.html#c5
コメント [カルト23] 産経・いじめ54万件に急増、殆どが小学校。馬鹿が首相をやっているのを放置すると、子供がジャイアンやスネ夫になってしまう… ポスト米英時代
2. 2019年10月23日 19:02:07 : 3ah459lR8Q : MVZrS09HY0p4bVE=[122]
ここ千葉県いすみ市は集団ストーカーで生意気な移住者を、いじめる、仲間にならないといじめられるので、仲間に入る、キチガイ部落です、はい。ここには移住しないで下さいね。家族のためです。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/209.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK266] 完全避難と大河川堤防決壊防止が最重要(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
5. 2019年10月23日 19:07:23 : 4OVBzAKRCM : NHRSRnZkQjRUYS4=[25]
鳩山由紀夫氏
「共和主義宣言「次の日本へ」出版報告会
および第1回共和党結党準備会

10月25日(金)18:30 〜20:30
霞が関ビルディング35階
東海大学校友会館 望星の間
資料代: 1000円」
https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1186164457979834368

鳩山由紀夫氏が動き出しましたね。共和党だそうです。期待しましょう。

植草氏、がんばってください。応援しております。
日本の独立(脱米親亜)・民主化・脱土人・脱原発……共産・社民・れいわ・共和政権樹立へ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/662.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK266] 即位礼に天皇の「安倍首相への抵抗」を示す招待客…「平和の詩」朗読した沖縄の高校生とICANサーロー節子さんが(リテラ) 赤かぶ
49. 2019年10月23日 19:08:18 : GIXAJNeyzU : WGlSQ3BrTmpDRU0=[39]
 安倍昭恵夫人も、正装とは程遠い“奇抜ドレス”での参加によって「即位礼正殿の儀」の
ブチ壊し、安倍首相への抵抗を図っていたとされている。
 しかし、これは当人の教養や資質の問題に過ぎないかも知れない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/665.html#c49
コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
31. 2019年10月23日 19:09:01 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[31]


、、、、。、、、、。



http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c31

コメント [国際27] <香港発>Hong Kong の山本太郎 「普通選挙があれば…」(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
43. 前河[3061] kU@JzQ 2019年10月23日 19:09:46 : VSSjjTpXR6 : WW5XLzdIYURYU2c=[59]
一国二制度をもとに、社会主義政策を将来50年間(2047年まで)香港で実施せず自治を認めたはず。

その際に普通選挙を約束したはずだが、普通選挙は行われていない。

中々日本にいるとリアルには感じられないのは申し訳ないないが、民主化は応援したい気持ちはあるね。


ニュース記事でこんなのを見た。↓

>返還後の香港は香港特別行政区となり、独自の法制度や国境を持つほか、表現の自由などの権利も保障されている。

>例えば、中国国内にありながら 1989年の天安門事件について市民が追悼できる、数少ない場所となっている。

しかし、最近はヤバくなっているようだ。

>人権団体は、高等法院が民主派議員の議員資格を剥奪したなどの事例を挙げ、中国政府が香港の自治に介入していると批判する。

>香港の書店員が次々と姿を消した事件 や、ある富豪が中国本土で拘束されていることが分かった事件なども懸念を呼んでいる。

>アーティストや文筆家は、検閲の圧力にさらされていると話す。英経済紙フィナンシャル・タイムズの記者が香港独立を目指す活動家を招いたイベントの司会をしたところ、香港への入国を拒否された。

独立を目指す運動なんてあるのは知らなかった。2047年には完全に一体化されるのか?そうなると今の民主化運動はどういう位置付けになるのだろうか?独立を目指しているのだろうか?

まあ、150年も英国の植民地になっていて、自由な空気を吸ってしまったら、本土支配の価値観は受け入れられないというのは理解出来る。

マインドがまるで違う。英国人に自由主義を捨てなさいと言っているのに近いだろう。


http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/578.html#c43

コメント [カルト23]   小泉純一郎が、「 朝鮮人 」という、根拠は 2つあります マシマヒロト
32. マシマヒロト[646] g32DVoN9g3GDjYNn 2019年10月23日 19:11:09 : JOaaVbG4BE : MnJsYWx4UzczdC4=[32]


 ↓  只今の、アクセス数。



 


http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/208.html#c32
コメント [政治・選挙・NHK266] 追跡!謎の日米合同委員会 独立国家の名が泣く! 米軍に支配された日本の情報公開(スクープ&スコープ・サンデー毎日) 赤かぶ
6. 2019年10月23日 19:11:11 : 1o1OnY8oTA : TWJ0M0p1NGhsQ0U=[7]

それから、やはり山本太郎は

ブレない、それでいて

柔軟な共産党と組むべき。

米戦争屋などと闘うには、

組織力があり、中国共産党も

一目置く日本共産党が

最も頼りになるはずだ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/673.html#c6

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