どうしても首都圏に拘りたければ、日産と味の素をメインに、国立競技場をサブにすればよく、郊外でも七万人を集められる事を示したのだから、わざわざ都内を大渋滞にする必要はない訳である。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/148.html
230. 前河[3005] kU@JzQ 2019年10月17日 09:02:11 : S3sMGEAl8k : eGk5MklBT0VvNlE=[41]
そろそろ終わりと・・そうですね。私も言いたい事をほぼ言わせて頂きました。最後に気になった点だけ言及します。
ただ、今の消費税が悪税というのは私も同意します。繰り返しで恐縮ですが、私はだからこそ消費税のルールやあり方を抜本改革して新たなに不公平感を減らして再度復活という意見です。
ここまで平行線なのは、もしかすると楽老さんは理想像を訴えられていて(私も楽老さんの理想的意見に大きく反対する要素がない)、出来ればそんなことが可能なら「あり」の内容だと思うのですが、私は現実的な視点で書いている(ここまでなら、もしかしたら様々な立場の人の妥協を引き出せるかもしれない)事の違いかもしれませんね。
>『れいわ』の5%はあくまでも廃止のための暫定措置です。
これは承知していて、5%は他の党との妥協点だと思うし(しかし、この段階で枝野が賛成しない可能性が高いですよね)私も取りあえず賛成ですが、恐らく現実的には、その後、廃止にするように山本さんが働き掛けても立憲だけでなく、民民や社民党でさえ・・共産党以外の他の政党が間違いなく反対し実現は不可能だと思います。(今の感じのままなら)
後で、税制改革をして不公平感を無くしてから再度上げることを伝えておけば、一旦0%に同意する可能性もあるという考え方ですが、実際はこれさえも不可能な可能性がある。
ので、廃止にする案にしても、0%にする案にしても、楽老さんや私が示した消費税の悪税の中身を野党議員全員に認識してもらい説得するのが重要になってくるかと思います。例えば、今の日本の消費税の悪税の要素をれいわグループが書面にまとめて整理して他の野党に配り見て貰うとか。(もうやっていますかね?)
消費税のどこが大きな問題点なのかの認識なくして、野党が共通認識を持つ事は有り得ないかと。
今日もラジオ国会中継で、野党が安倍や麻生に「消費税の逆進性というのをご存知ですか?」と質問していた。麻生が「各世代格差が出ない様に公平に徴収出来るのが消費税だから・・」と財務省立場のいつもの安直な説明。
これに対して、その議員が「あらゆる世代から公平に・・なんて言ってる国は日本以外にありませんよ!」「どの国も所得格差による税に対する不公平感が出ない事を考えて税制を行っているんですよ」と良いツッコミを入れていた。(マクロンは金持ち優遇で叩かれましたけどね)
しかし、そんな政治家ですら輸出大企業の輸出出戻りインチキや下請け企業の転嫁問題は無視していました。(私が聞いた範囲では)踏み込んでこの悪税ぶりを国会で追及したりマスコミが解説したり知識人が声を大にして訴えなければ、改革しようというムードや必要性が生まれず「左派ポピュリズム」とか訳のわからない誤解を受け続けるでしょうね。
実際、そういう馬鹿知識人がいて、そのレスのコメに楽老さんと日高見さんのハンネを持ち出して批判している輩がいましたよ。ムカついたので反論コメを書こうかなと思っている内に時間が過ぎてしまいました。ちょっと前のレスですが貼ります。
消費税減税は左派ポピュリズム(リベラル21) ↓
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/892.html
盛田常夫 (経済学者、在ハンガリー)
こんな馬鹿な経済学者がいるんですね。でもこういうのを真に受ける人も意外と多くいると思いますよ。みんな誤解をしている。この人はわかってて言っているのかはわかりませんが。(財務省ご用達学者と書いてる人もいた)
>間接税というのは、税金をモノの値段に上乗せする税金。しかも価格転嫁できるのは強者のみで、弱者(零細事業者に多い)は値上げできず、消費税はまるまる事業者負担となる。ここを問題にしているのです。
ですね。こういうマイナス点も私も考えて行きたいと思います。
>鶏か卵かの議論になってしまいそうですが、いま、現時点を考えるとアベノミクスで破綻させた経済の立て直しが先だと思います。
そうですね。これも同意。
>31年間の消費税累計額397兆円。法人3税の減収累計額298兆円
社会保障と財政再建を掲げてできた消費税です。これをどうみますか?
法人減収額が大きいのは分かっていましたが、詳細な額は知らなかったので、このデータは参考になりました。減収累計額298兆円は凄いですね。しかし、その差額も大きいので中々悩ましい問題ですね。法人税是正だけでは穴埋めできないのでは?という。
>円高で観光客が減り円安で増えるというデータは無いとアトキンスも言っていますね
そうでしたか。他の経済学者の見解内容から言及したのですが、一般的に「円安で観光客が増える」と言われる認識は、もしかしたら間違っているのかもしれませんね。今後検証して行ってみます。
>(前河)大企業がダメージを受けすぎると(利益を上手く上げられないと)、税収に響き借金を返しにくくなるので間接的には関係はあると思います。
>(楽老さん)庶民には関係の無いことです。
これは唯一同意出来ない点かな。日本に借金があっても破綻しない期待されているのは、日本のGDPが高く生産性が(実際は今一ですが、そういう潜在能力がある)あるからと世界に思われているからで、借金の経済リスクは大きいと言っている経済学者は多数いると思います。
例えば、借金を返すために消費税に限らず税収全体を国が上げようとすれば(安倍政権とも山本さんとも違う考え方の政権が生まれた場合など)、日本経済全体が落ち込み、雇用率に響いたりとかボーナスが出ないなど今よりもさらに社員の所得が減る可能性があり、やはり、間接的には庶民に影響する可能性はあると思います。
参考↓経済ジャーナリストの岩崎 博充さんの意見から引用
>日本経済にとって最大のリスクは何かということを考えておくべきだろう。インフレ率2%を達成させるために、安倍政権は6年もの間、450兆円もの莫大な資金を中央銀行を通して市中に流してきた。
>この流動性を縮小しなければならない期限も始まる可能性がある。日銀の金融政策で残されたものと言えば、実際にヘリコプターから現金をばらまくことぐらいしかない、とも言われている。
>急激な円安が進んで輸入インフレが起これば、日銀はインフレ抑制のために金利を引き上げなければならない。金利上昇のためには、現在の異次元の量的緩和を中止しなければならない。そもそも日銀が国債を買い入れることで、銀行などに大きな負担をかけ続けてきた。
>ややもすると忘れられがちだが、日本経済にとって最大のリスクは、昔も今も1000兆円を超す財政赤字であることだ。その事実を忘れてはならない。
リスクを減らすべきというのが私の考えです。国民庶民に跳ね返って来る危険性があると思うからです。財務省が「危機感を煽り税金をむさぼりひたすら庶民から巻き上げる」という発想とは違う意味での心配です。
>大企業は儲けても税金を納めていないのです。
これは本当に怒りを感じますね。野党やマスコミはこれを証明して税制改革を訴えるべきですが、利害関係に取り込まれて暴露出来ないのかな?
政権を倒さないと始まらないという意見には激しく同意します。
スポンさんか・・私はスポンさんに誰も言わない様な「電波放送料金が格安だから、テレビマスコミが政権の批判が出来ないのでは?」という具体的なデータのページを教えて貰ったりと個人的な恩がありました。(その他、飯塚院長をなぜ容疑者と言わないのかを調べたらその内容に強く感謝を示してくれたり)
ので、野田等の評価や消費税の悪税評価の軽視など受け入れられない点はありましたが、直接の批判は避けてきました。(同じスタンスのピッコさんという人を論破したと思っていますが)
スポンさんは結果有りきで、野田や枝野の立場や言い分を代弁しているだけであり、消費税の問題点を把握していないのだと思います。失礼ながら議論が成り立たないと思ってレスをしなかったというのもあります。
しかし、日本の消費税の酷さは、日本国民なら誰もが知るべきだと思いますので、今度レスする機会があったら私も彼に正論を言うかもしれません。
22. 2019年10月17日 09:02:54 : HFdXhCd3ng : NUxxOUQ1Mml4Ync=[2]
安倍一味?ことだ、この7億にも各議員の利権を絡ませているはず。
犠牲者を集団訴訟の準備に入ろう❗
1. 2019年10月17日 09:03:32 : kTbuH3KpL6 : SERJSEY1YkV2RHc=[289]
別に盛り上がってないと思うが。
ラグビーが好きなのか?
それよりトライアスロン、選手にも好評な衛生的で観光にも秀でた会場はどこか無いだろうか。
北海道はさすがに水泳は厳しそうだが、いっそオホーツク耐寒トライアスロンでもいい。
国後発で択捉着とかプーチンに掛け合って実現できたら安倍の株も上がるのではないか。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/146.html#c1
22. 2019年10月17日 09:10:31 : HFdXhCd3ng : NUxxOUQ1Mml4Ync=[3]
森羅万象、価値観も押し付ける内閣
安倍内閣が台風19号の加害者ではないをすぐ閣議決定するぞ🎵
世界中の笑い者、誰も相手にされないお子さま内閣
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/501.html#c22
13. 2019年10月17日 09:11:10 : P8XZ6C13Sc : Z05WUHA3RURQMVk=[69]
やっぱり予想通り、「松下政経塾=弁論部」の展開が開始される。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/484.html#c13
7. 2019年10月17日 09:11:13 : dxkTl1vUxc : NXlNOUwyaUpSenc=[192]
弁護士資格剥奪しなければ。日本の法曹界は腐っているよな、正し正義で動く一部の人はいる。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/513.html#c7
10. 2019年10月17日 09:14:41 : IMchGoVAnc : SE1mSW04bUxORlk=[73]
韓国が福島第一原発事故の汚染を理由に五輪をボイコットした場合の空想記者会見
小泉環境大臣:「韓国はセクシーじゃないですね」「これからの五輪はもっとセクシーに議論しないといけません」「否、自分は五輪競技をもっとセクシーにしろと言ってるんじゃあないですよ」
NHK報道局長:(公式には何も言わないで、部下に指示)「韓国の五輪ボイコットはニュースの最後部分で30秒以内とする、その後にはスポーツ中継を持ってくる」「ボイコット理由は成るべく報道しない、仮に報道する場合は放射能汚染という言葉は絶対使わないで、処理水問題とか、衛生問題とか、一方的な悲観論とかという言葉で報道する」
オリンピック・パラリンピック担当大臣:「原発事故大爆発問題やセシウム・プルトニウム・トリチウム・セシウムなどの重大な健康被害の進展による国民生活の不可逆の破壊は、それが如何なるもんであっても、自分の所管外となりますので、どっちでもいいです。韓国の不参加はそのことによって日本のメダル獲得にはプラス材料と考えます」
防衛大臣:「この度の勧告による五輪ボイコットは、我が国の領土内行事への重大な誹謗中傷を含んでおり、直ちに国連安保理に通告するとともに、対馬付近に護衛艦や対潜水艦哨戒船を派遣する事としました」「やるか、お前っていうところです」「何かあったら、ボコってやります」
10. 2019年10月17日 09:18:35 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[19]
その割にはバラク・オバマ氏は今日も、
楽しくやってるよ。
日本国民全員人口一億人以上のフォロワー数のあるオバマ氏は、
気候変動問題、地球温暖化問題、銃規制や、人種差別問題、福利厚生の
オバマケアと、再生可能エネルギーのゴアやカリフォルニア州知事とも、
会っているよ。英語も、写真も合成に、見えるらしい。
しきもうかな?
7. 2019年10月17日 09:19:05 : QmfrTwphcE : dDhhdUdjUjY3YTI=[1]
尋常ではない費用と造りと無駄な用途のものと総数が多い公共ハコモノと、そしてその一部が避難所になった時に避難して来る人達のプライバシーが無い雑魚寝みたいな人権無視の状況。
トイレも共同で夜中の就寝時間帯に行きにくいので我慢して体調を壊す人も少なくなしらしい。
税を納めている庶民の家が経済的余裕が無く台風で簡単に損傷し、その税で必要以上におカネがかかった無駄なものが多い公共ハコモノで何であんな人権無視みたいな避難生活をしなければならないのか。
税が納税者や庶民の為ではなく、土建設備関連企業に横流しされ、利権に毟り取られて残った公費が足りないからこう言う事になる。
税が納税者や憲法で保障された生存権の為に使われるのではなく、利権や土建設備産業などによる「毟り取り」の為になっているケースが日本では多い。
株価なんか見てもそれはよくわかる。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/510.html#c7
8. 2019年10月17日 09:20:16 : ABPExKQ6Vk : REhURHl6ZS52bm8=[396]
創価学会も昔から写真偽造をしきりに行い
その機関誌に掲載されていた
これが創価・公明の実態 本性なんだろう
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/513.html#c8
59. ソーカそうかそうだね[-258] g1yBW4NKgruCpIKpgruCpIK@gss 2019年10月17日 09:21:33 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-3445]
>>58
なんで、G20のメンバーではないエジプトが
https://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/eg/page4_005081.html
だったのか、やっとわかった。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/499.html#c59
12. あおしろとらの友[2457] gqCCqIK1guuCxoLngsyXRg 2019年10月17日 09:24:03 : rQLCdfBKkU : WGkwV2M4NGhPL1U=[20]
前掲、てんさい氏の資料を参考にすると「緊急放流」とはダム決壊を防ぐため、結局は、ダム本体を守るために行われる緊急措置のようだ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/514.html#c12
60. わ寺アホ集団平和が命[-286] gu2Om4NBg3qPV5Jjlb2YYYKqlr0 2019年10月17日 09:25:24 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-3444]
>>59
シナイ半島、と言うのがミゾですね。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/ipc/page3_002727.html
>エジプトに対する海洋プラスチックごみに関する支援
35. 2019年10月17日 09:32:12 : 8RWydsKb46 : bWhPV3IuNEh1NnM=[1]
>>29,31,32氏 同意!
仮に、鋼矢板を堤防の芯に配列・配置しておけば、一時的に水が溢れることはあっても堤防が決壊することはあり得ないだろう。結局のところ、「堤防は決壊するように作られている」ということ。それは住民の命・財産より、ゼネコン利権を優先しているということ。
フクイチの地下水流を止めるための凍土壁も同じ発想に基づいている。当時、馬淵澄夫議員は、鋼板を使った方法を訴えていた。しかし政府と与野党の議員は「東電に金を使わせるわけにはいかない」「電力会社(電事連)への恩返しだ」ということで敢えて実績のない方法を採用し、研究開発だとして経産省の予算をつけて強行した。つまり、恩返しと利権を優先させた自滅と利権拡大目的のインパール作戦みたいなもの。狂っている。
_____________
>まぶちすみお 第748号 凍土壁ギブアップ宣言 2016年7月30日 (土) ─
https://mabuti.net/%E7%AC%AC748%E5%8F%B7%E3%80%80%E5%87%8D%E5%9C%9F%E5%A3%81%E3%82%AE%E3%83%96%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E5%AE%A3%E8%A8%80/
19日、東京電力は、原子力規制委員会の会合で、福島第一原発建屋内への地下水流入を止めるための「凍土遮水壁」について、完全に凍らせることは難しい、との見解を示しました。
◆失敗に終わった凍土壁
凍土遮水壁とは、地中に凍結管を打ち込んで地下に氷の壁を作り、溶け落ちた核燃料のある原子炉建屋への地下水の流入を遮断して、放射性汚染水の増加を止めようとするものです。 凍結開始前、東電は最終段階を「完全閉合」とし、原子炉建屋の周囲を凍土遮水壁で完全にブロックして地下水流入を止める計画を立てていました。 しかし、今年3月末の凍結開始から1カ月半以上経過しても土壌は凍りきらず、セメントを流し込むなどして凍らない部分をふさぐ追加工事を行っていました。
こうした泥縄状態の中、規制委員会から凍土遮水壁について問われた東電は、「100%凍らせる、100%水が通らない状況を作れるかというと、技術的にそんなことを考えているわけではなくて、我々は凍土壁を作ることで流入量の抑制を目的にしています」、「完全に閉合することは考えていない」と唐突に説明しはじめました。 これは従来の方針を転換するとも取れる内容で、福島県や地元市町村からも反発の声が出ています。 また、凍土壁の遮水効果そのものにも疑問符がついています。
東電の発表では、汚染された地下水のくみ上げ量は凍結開始後に多少減ってはいるものの、依然として多いということで、凍土壁が遮水に十分な効果を上げているとは言い難い状態です。また、原子力規制委員会の検討会も、東電に高濃度汚染水処理のタンク保管などの別の対策の検討を要請しており、もはや凍土壁の効果を信用していないと言えます。
◆在来工法への転換を
凍土工法というのは、トンネル工事で、土の崩落を防ぐ際などに用いる工法で、止水を主な目的とはしていません。 元土木技術者であり、そして原発事故直後から総理補佐官として事故対応にあたってきた私は、そのような工法で地下水の汚染対策を行う計画に疑問を持たざるを得ませんでした。それゆえ、計画が提起された3年前から質疑を通じ、本当に大丈夫なのかと繰り返し政府に問いただしてきました。 結果として、私の指摘通り凍土壁構想が失敗に終わりつつあるのが現状です。
凍土壁工事には、すでに350億円もの費用が費やされています。しかも今後の維持費について、凍結用の電気代だけで年間20億円が必要との試算もあります。汚染水問題は依然として緊急の国家的課題です。費用対効果が小さく、実効性の乏しい対策は即座に方針転換を図るべきです。
一連の責任は、東電だけのものではありません。実施に踏み切った当時の経産大臣にも、所管行政責任者として相当に重い責任があると言えます。 今後は速やかに責任の所在を明らかにし、私が従来から提案してきた粘土式遮水壁など、実績のある在来工法に切り替えるしか道はないと考えます。(了)
_________
そんなふうに、利権と腐敗を優先した自滅政治・国民殺し政治が続いている。
しかし、災害の根本原因を追究する野党議員は見当たらない。野党は「一刻も早い救出と復興」に終始しており、堤防の基本的欠陥や事前放流の是非については決して追及しようとしない。つまるところ自公と同じく、利権にまみれたゼネコンと電事連、すなわち「連合に依存する政党は、国民の生命・財産・生活・生業のことなど真剣に考えてはいない」と言えるのではないだろうか。つまり本質は、自公政権と同じだということ。まさにれいわ・山本太郎の基本姿勢と対極にあると言わざるを得ないだろう。だから一丸の会の馬淵は山本太郎との連携を考えているのだろう。期待している。
______________________________________________
>【斬新】一丸の会(旧民進系落選議員の集まり)の講師にれいわ・山本太郎代表が招かれる!馬淵氏、消費税率5%への引き下げは「共闘の大きな旗の一つ」投稿日:2019/09/14/ 12:54
_検索「一丸の会 馬淵 山本太郎」⇒ http://健康法.jp/archives/50283
れいわ新選組の山本太郎代表は13日、無所属の馬淵澄夫元国土交通相がつくる元国会議員らのグループ会合で講演し、馬淵氏らと連携を図る意向を示した。「暴走を続ける政治を方向転換させられるよう力を合わせたい」と述べた。れいわは次期衆院選での政権交代実現に向け、100人規模で候補を擁立する方針で、山本、馬淵両氏の共闘に注目が集まりそうだ。
山本氏は講演で、10月の消費税増税が低所得者の生活をさらに苦しめることになると主張。衆院選勝利を目指し、共産党も含めた野党各党が協力する必要性を訴えた。馬淵氏は会合で、山本氏が野党共闘の条件に挙げる消費税率5%への引き下げに関し「(共闘の)大きな旗の一つになる」と理解を示した。年内の衆院解散・総選挙もあるとして、態勢構築を急ぐよう求めた。
会合は馬淵氏と2017年衆院選で落選した野党議員らでつくる政治団体「一丸(いちがん)の会」の例会で、福島伸享元衆院議員ら約20人が出席した。(共同)
______________________________________________
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/137.html#c35
49. 2019年10月17日 09:32:40 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[20]
そのうち、飽きて、国民も、
15号、19号の台風を忘れ、
即位だの、パレードだの、クリスマス、お正月に忙しい。
11月のフランシスコ法王も、どれだけ、市民、国民に
響くかは疑問。
脈絡もなく突き進む、国民に、山本太郎氏は、嵐の中の船の舵取り
「消費税廃止」を機軸に、徹頭徹尾、揺るがない。
福島・阿武隈川氾濫、流れ出た泥には放射能
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3051.html
2019/10/16(水) 19:47:26 めげ猫「タマ」の日記
台風19号で多くの川が氾濫しました(1)。福島県を北から南に流れる阿武隈川(2)も氾濫し、流域に水が流れ出しました(3)。阿武隈川の川底や川べりでは高濃度のセシウムが見つかっています(4)。氾濫で流れ出した水と共に流れ出した泥はセシウム入りです。
台風19号による災害で被災された方に対し心よりお見舞い申し上げます。また、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
阿武隈川は福島県甲子旭岳に源を発し、福島県を南に流れ、宮城県岩沼市と亘理町の境で太平洋に注ぐ川です(2)。以下に示します。
事故から8年7月を経て汚染されている福島・阿武隈川流域
※1(5)のデータを(6)に示す手法で10月1日に換算
※2 旧避難地域は(7)による。
※3 阿武隈川は(2)による。
※4 市町村名の横の数字は犠牲者数で(8)による。
図―1 阿武隈川と福島県内の犠牲者数
図に示す通り、阿武隈川流域は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(9)地域が広がっています。事故から8年7ヶ月以上になりますが、阿武隈川は汚染された地を流れています。
台風19号で多くの川が氾濫し(1)、多数の犠牲者がでました。そのなかで福島県の犠牲者は26人で全国最多です(10)。
福島の洪水を報じる福島県の地方紙・福島民報
※(11)を10月16日に閲覧
図―2 福島県内の洪水被害を報じる福島の地方紙・福島民報
図―1の市町村名の横の数字は数ですが、犠牲者26人の犠牲者のうち、本 宮 7人、郡 山 5人、二本松 2人、須賀川 2人、白 河 2人(8)の合計18人は阿武隈川流域市町村です。阿武隈川は氾濫しました(2)。水と共に泥が流れ出しました。
洪水で流れだした泥
※(12)をキャプチャー
図―3 洪水で流れ出た泥(本宮市)
阿武隈川の川底や川べりはセシウムに汚染されています(4)。
川底や川べりが汚染されている阿武隈川
※(4)を引用
図―4 高濃度のセシウムが見つかった阿武隈川川底や川べり
高濃度のセシウムに汚染された川底あ川べりの泥も水と一緒に流れだしたはずです。氾濫で流れ出した水と共にセシウムも流でだしたはずです。
福島ではため池の底からも高濃度のセシウムが見つかっています(13)。7人と福島県最大の犠牲者を出した本宮市の明戸石池では1キログラム当たり25万ベクレルのセシウム137が見つかっています(14)。以下に福島のため池のセシウム濃度の分布を示します。
阿武隈川流域に分布する汚染ため池
※1(15)にて作成
※2 阿武隈川は(2)による
図―5 福島のため池のセシウム
図に示す様に阿武隈川流域で、高濃度のセシウムに汚染されたため池が分布しています。洪水で溢れだした水がため池に流入し、泥を押し流したかもしれません。
氾濫で流れ出した水と共に流れ出した泥はセシウム入りです。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
川底やため池の底にはセシウムあることは図―4、図ー5に示す通りです。今回のような洪水があれば流れ出します。事故後にため池の底に高濃度でセシウムが溜まっていることが明らかになりました(14)。でも、除染は殆ど行われていません。福島県郡山市には282にのため池があります(16)。そのうち除染が完了したのは5つです(17)。安倍出戻り内閣はため池の放射能を7年近く放置しています。そして今回の洪水で流れ出たはずです。これでは福島の皆様は不安だと思います。
10月となり福島はリンゴの季節です(18)。今年も出荷が本格化しました(19)。福島市は福島最大のリンゴの産地です(20)。福島のリンゴは美味しいとの事です(21)。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(22)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※(23)を引用
図―6 福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3051.html
(1)台風19号、死者73人に 住宅浸水9900棟 :日本経済新聞
(2)阿武隈川 - Wikipedia
(3)福島・郡山中央工業団地が冠水 幸楽苑本社など立地 :日本経済新聞
(4)移動する放射性物質 - 二本松市
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(7)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(8)県内死者26人に 台風19号 国、激甚災害指定へ調査 | 福島民報
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)台風死者、12都県73人に 避難生活5千人 | 共同通信
(11)福島民報社
(12)本宮 2つの川の氾濫で被害拡大|NHK 福島県のニュース
(13)平成25年度福島県内のため池等における放射性物質の調査結果について - 福島県ホームページ
(14)(13)⇒ 県北地区 [PDFファイル/131KB]⇒N248
(15)(13)⇒ 県内底質濃度分布図(PDF 606KB)
(16)(13)⇒ 県中地区 [PDFファイル/183KB]
(17)ため池除染及び放射性物質対策/郡山市公式ウェブサイト
(18)くだもの図鑑 ? くだもの消費拡大委員会
(19)トピックス | JAふくしま未来
(20)くだものづくりがさかんな福島盆地
(21)福島のリンゴは本当に美味しい - 福島のくだものの口コミ - じゃらんnet
(22)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(23)平野店 | お店を探す | ヨークベニマル
1. 赤かぶ[35167] kNSCqYLU 2019年10月17日 09:36:24 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25240]
25万ベクレルの汚泥…
— ごろんごろん!(核いらん) (@BoulderGorogoro) 2019年10月16日
乾燥後に舞い上がったダストを吸ってしまうのも危険でしょう。
ホットパーティクルを肺に入れかねない。
"福島・阿武隈川氾濫、流れ出た泥には放射能 | めげ猫「タマ」の日記"https://t.co/e9MdJF7cxg
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/187.html#c1
92. 2019年10月17日 09:40:34 : CKuNrkI5o6 : M2oxRGUvSHNVZ1U=[8]
あと、ID変わっちゃったけど、
私はOnNQs6U6bo : QUVaU1BJZzJON2sだから。
79. 前河[3006] kU@JzQ 2019年10月17日 09:42:11 : S3sMGEAl8k : eGk5MklBT0VvNlE=[42]
>>71 おじゃ‘ごみコメ‘マンへ 相変わらずのごみコメ
>断水は自衛隊を呼ぶ緊急レベルではない。
バカタレ。お前の家が断水してみろ。そういう非人道的なことを言うモノじゃない。5時間も後から水が来たんだぞ。
元気な人は平気だろうが、お年寄りや病気の人もいるだろ。場合によっては、この間に水が飲めなくて熱中症や他の障害が出て亡くなる人も出たかもしれない。よく考えてレスを書け。本当にバカなのかお前は。
>同じ神奈川県、武蔵小杉のタワーマンションだって停電、断水は起きたが自衛隊は出動していない。
バカタレ。出動した出動しない・・という例を挙げればキリがない。様々なケースがある。いつもの詭弁だな。詭弁大好きおじゃまん。
>山北町は町長がパニックを起こしたのか自衛隊に親族でもいるのか
不明だが、いずれにしても町長にその資格はない。
バカタレ。いつもの妄想。詭弁&妄想でレスする愚か者。資格がないってバカだろお前。責任感のある立派な町長だ。町民のことをちゃんと思いやっての行動は表彰状ものだ。
テレビで取り上げろ!と書いたら今日早速TBSで取り上げ報道していた。やるね。
実態が分かって来た。断水で町長が県に報告したと同時に自衛隊を呼んだ。手順は違ったのかもしれないが、一旦来た自衛隊は引き返して次に水が来たのが5時間後ダ。
あまりに酷い。規則の前に人命だろ。人命よりも規則が大事と言うのは本末転倒だ。人が安全に平和に暮らすための規則だろ。規則に振り回されてどうするんだよ。
あまりに頭が固く機転が利かな過ぎる。
黒岩・神奈川県に対して、テレビ解説者に判断がおかしいと批判されていた。自民系の奴はこんなのばっかりだな。台東区のホームレスの避難所を断った区長も自民だろ。人道的な視点が大きく欠けている。判断力がないとも言えるが基本的に思いやりや優しさがないんだな。
黒岩は町民と町長に謝罪しろ。
まず、政治家の前に「ひと」としてモノを考えろ。
黒岩は「判断する余裕がなかった」とか意味不明の言い訳をしていたぞ。神奈川県にも給水車があって神奈川の給水車を送り込んでもいいのだろうが、何も自衛隊が良心を持って来てくれたのだから返すことはないだろ。本当に愚かな判断をした。
その後、来たのが5時間後だぞ。バカじゃないか。20〜30分後にすぐ来たのならまだしも、そういう災害に合った時の「5時間待ち」はしんどいぞ。人の気持ちを考えて行動しろ!
1. 赤かぶ[35168] kNSCqYLU 2019年10月17日 09:44:03 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25241]
東京五輪 マラソン・競歩の札幌検討 背景にドーハの批判
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191017/k10012135481000.html
2019年10月17日 6時02分 NHK
東京オリンピックの開幕まで10か月を切るなか、マラソンと競歩の会場を札幌に移す検討が始まりました。その背景にはカタールで行われた世界選手権で、猛暑の影響から女子マラソンなどでおよそ4割の選手が棄権し大会運営に批判が相次いだことがありました。
IOC=国際オリンピック委員会は、16日来年の東京オリンピックで懸念されている猛暑の対策としてマラソンと競歩の会場を札幌に移すことを検討していると発表しました。
会場の変更をIOC側から提案するのは極めて異例で、その背景には先月から今月にかけてカタールのドーハで行われた陸上の世界選手権で、猛暑の影響から女子マラソンや50キロ競歩でおよそ4割の選手が棄権したことがありました。
こうした大会運営には選手や関係者から「アスリートファーストとは程遠い」とか「大会を決めた偉い人たちは、涼しいところで寝ているのだろう」といった痛烈な批判が相次ぎました。
東京大会の関係者は「国際陸連も最初はできると言っていたがドーハで行われた世界選手権を見てさすがにまずいとなった」と話し、IOCと国際陸連が方針を転換したという認識を示しました。
IOCは今月30日から東京で行われる組織委員会や東京都などとの調整委員会のなかで具体的な議論をすることにしていますが、日本側の関係者からは全く準備をしていない札幌での開催にはいくつも課題があるという声も聞かれ、どのような議論になるのか、注目が集まります。
会場変更の手続きは
東京オリンピックの競技会場をめぐっては、コスト削減などを目的にバスケットボールや自転車などで当初の計画から場所が変更されてきました。
これらの競技会場が変更された際には、大会組織委員会が開催都市の東京都や関係する自治体などと協議したうえで変更後の計画を立て、提案を受けたIOC理事会が承認するという順番で手続きが取られてきました。
今回はIOCからの提案という形となっていますが、組織委員会の幹部によりますと、競技会場を変更する手続きに明文化されたルールはないということで、今回のマラソンと競歩の会場を変更する検討は、その手順を含めて今月30日からのIOCの調整委員会で議論されるということです。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c1
32. 2019年10月17日 09:45:51 : ABPExKQ6Vk : REhURHl6ZS52bm8=[397]
江戸時代の武士であれば切腹ものだ
田布施長洲の武士の株を買ってにわか武士になった者が政治を行っているからこうなるんだ
長洲出身 本物の武士の末裔を知っているが
明治維新以後武士たちは北海道開拓民などの追いやられいつの間にか上級武士が居なくなったと言っていたのを聞いた事がある
武士は二本の刀を腰に挿していたが
一本は世の中の不正を正す為
もう一本は 自分の失策に責任を取って自害するためのものと聞いたことがある
明治維新のクーデターで天下をとった俄武士には
その武士本来の人をリードする、自分で責任を持って実戦する
気概が決定的に備わっていない
古事記や日本書紀からながれている精神がない
ただ 自分たちの目的のために人を操ろうとしただけだ
その目的とは?
(いま世界中で行き詰まっているユダヤ思想だと思うが、、、)よーく考えてみよう
俄武士の「にわか」たる所以が遺憾無く発揮されている
また もともと日本人ではない人間は日本人に成り済まそうとしても
所詮 表面的な真似事で武士には成りきれないだろう
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/500.html#c32
25. 2019年10月17日 09:47:50 : 3CxE8iafkI : dldibFNxSG0ya0E=[31]
> 「民主党が無くそうとした八ツ場ダムを復活させた安倍政権のおかげ」なる言説は事実無根のデマである。
「民主党が無くそうとした八ツ場ダムは正しい。
民主党は選挙公約に従って八ツ場ダムの建設を中止させた[1]。
「復活させた」のは民主党の決定に猛反対し、「民主党の政策を実行させなかった多くの国民のおかげ」である。
それ故、民主党が日本国民にとって有害な存在である事実にはリテラの詭弁にも拘わらず変わりない。
[1] [蓮舫] 民主党が仕分け ・ 廃止したもの 2013年9月28日
http://gofar.skr.jp/obo/archives/6901
■蓮舫、民主党が仕分け ・ 廃止したもの
・ 石油と塩の備蓄 ( 仕分けパフォーマンスの生贄 )
・ 防衛費 ⇒ 自衛隊災害救出活動も縮小 ( 日本の自衛・防衛弱体化は民主党の継続悲願 )
・ 除雪費用 ( 蓮舫が東北地方整備局を目の敵に、結果は言わずもがな )
・ 八ッ場ダム ( 「河川は自然堤防のままが環境にやさしい」 )
・ スーパー堤防 ( 「100年に1度の大震災対策は不要」 )
・ 耐震補強工事費 ( 高校無償化の財源化 )
・ 学校耐震化予算 ( 「緊急性が無い」。以下、麻生政権による推進政策 )
・ 災害対策予備費 ( 生活保護枠拡大(母子家庭)の財源化へ )
・ 地震再保険特別会計 ( 「緊急性が無い」。子ども手当の財源化へ
『津波なんて実際に来るまでに時間差があるからその時間でできる対応をすれば済むこと』
『明日来るのか100年後に来るのか200年後に来るのか来ないのかわからない対策費を使うのは無駄遣い』
【地震】蓮舫に国民の怒り爆発 / ネットの声「あんたが削った分だけ死者が出てる」
ttp://news.livedoor.com/article/detail/5410104/
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/498.html#c25
20. 赤かぶ[35169] kNSCqYLU 2019年10月17日 09:49:53 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25242]
東京五輪 マラソン・競歩の札幌検討 背景にドーハの批判
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191017/k10012135481000.html
2019年10月17日 6時02分 NHK
東京オリンピックの開幕まで10か月を切るなか、マラソンと競歩の会場を札幌に移す検討が始まりました。その背景にはカタールで行われた世界選手権で、猛暑の影響から女子マラソンなどでおよそ4割の選手が棄権し大会運営に批判が相次いだことがありました。
IOC=国際オリンピック委員会は、16日来年の東京オリンピックで懸念されている猛暑の対策としてマラソンと競歩の会場を札幌に移すことを検討していると発表しました。
会場の変更をIOC側から提案するのは極めて異例で、その背景には先月から今月にかけてカタールのドーハで行われた陸上の世界選手権で、猛暑の影響から女子マラソンや50キロ競歩でおよそ4割の選手が棄権したことがありました。
こうした大会運営には選手や関係者から「アスリートファーストとは程遠い」とか「大会を決めた偉い人たちは、涼しいところで寝ているのだろう」といった痛烈な批判が相次ぎました。
東京大会の関係者は「国際陸連も最初はできると言っていたがドーハで行われた世界選手権を見てさすがにまずいとなった」と話し、IOCと国際陸連が方針を転換したという認識を示しました。
IOCは今月30日から東京で行われる組織委員会や東京都などとの調整委員会のなかで具体的な議論をすることにしていますが、日本側の関係者からは全く準備をしていない札幌での開催にはいくつも課題があるという声も聞かれ、どのような議論になるのか、注目が集まります。
会場変更の手続きは
東京オリンピックの競技会場をめぐっては、コスト削減などを目的にバスケットボールや自転車などで当初の計画から場所が変更されてきました。
これらの競技会場が変更された際には、大会組織委員会が開催都市の東京都や関係する自治体などと協議したうえで変更後の計画を立て、提案を受けたIOC理事会が承認するという順番で手続きが取られてきました。
今回はIOCからの提案という形となっていますが、組織委員会の幹部によりますと、競技会場を変更する手続きに明文化されたルールはないということで、今回のマラソンと競歩の会場を変更する検討は、その手順を含めて今月30日からのIOCの調整委員会で議論されるということです。
東京五輪 マラソン・競歩の札幌検討 背景にドーハの批判https://t.co/gDsk4TKOdN
— アトレイデ@まったり (@AtreideFF14) 2019年10月16日
そもそも夏にオリンピックしろ、というのがIOCの指示でしたよね。64年の東京オリンピックは10月だったのに。中の人達がお馬鹿なんじゃないのかなぁ
東京五輪 マラソン・競歩の札幌検討 背景にドーハの批判 | NHKニュース https://t.co/YBEyOzCwok
— エレキたん❣️ (@ElekiTan) 2019年10月16日
「競技に適した良好な気候」をアピールした「オモテナシ」、法律を変更して「体育の日」を廃して今次オリンピック開催時期の7月に「スポーツの日」をでっち上げたぐらいでは騙し切れなかった。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/505.html#c20
13. 2019年10月17日 09:51:44 : 5DEV6WeTEQ : a0hVa1MuakxMNlk=[7]
安倍応援団 「安倍政権が八ッ場ダムを復活させ氾濫防いだ」 と失笑デマ
https://lite-ra.com/2019/10/post-5029.html
「民主党政権がスーパー堤防を廃止したから氾濫が起きた」 の定番デマも
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/514.html#c13
33. 空虚[2996] i_OLlQ 2019年10月17日 09:52:21 : WOqNHCRe3w : dElmYVhEYWJ1YnM=[3]
ルンルン生活・・・って、古くね?タイトルに赤面しちまうわ。
バブル気分で、ルサンチマン根性丸出しってのも違和感あるわ。これ書いてる人、けっこうセレブなんじゃねの?いまんところ・・・(←真正ルサンチマンが云うなら、こんな感じだわな)
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/500.html#c33
34. 2019年10月17日 09:52:29 : I3FKv3kgE6 : SnNRN0daSHFhMjY=[2]
31。
キャラを変えて気付かれないように しても無駄。
31は、
血見 糞之介 だろ。
コソコソするな。
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/179.html#c34
2. 赤かぶ[35170] kNSCqYLU 2019年10月17日 09:52:48 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25243]
東京2020 のマラソンと競歩が札幌での開催へ?
— ピッケル (@Parasqualidus) 2019年10月16日
この件に、小池百合子都知事は違和感。「私達は十分に対処してきた」と言ってます。
本当に大丈夫?東京で。
東京五輪 マラソン・競歩の札幌検討 背景にドーハの批判 https://t.co/WoZPj3iynj
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c2
3. 赤かぶ[35171] kNSCqYLU 2019年10月17日 09:53:19 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25244]
だから10月半中旬以降の開催にすりゃいいだけでしょ
— ・ぴくるす・ (@checheCheshire) 2019年10月16日
アメリカの都合なんぞ知らんがな
東京五輪 マラソン・競歩の札幌検討 背景にドーハの批判https://t.co/j01hFyQLIb
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c3
4. 赤かぶ[35172] kNSCqYLU 2019年10月17日 09:54:33 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25245]
JOCと東京都が懸念を表明する謎の展開。ていうか8月開催にこだわるなら妥当な提案だろう、JOCと東京都はバカなの??→東京五輪 マラソン・競歩の札幌検討 背景にドーハの批判 | NHKニュース https://t.co/IrWNcKj5Mn
— TOGO ARAKI #物価の前に賃金上げろ! (@TOGOARAKI) 2019年10月16日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c4
46. 2019年10月17日 09:55:40 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[21]
レンタカー会社とか、
土地の地主なんかが、自民のポスター貼ってるのを
見かけるけど、
やくざ系なんだなと、決して近寄らないけどね。ポスター見て入れようと
する人、何割もいないと思うが。
日本は国旗も家庭では掲揚しない、自己主張をしたり、家族の写真を見せない
文化があり、隠れて行動するには、チラシポスティングのほうが、
粗大ごみチラシと一緒にとっておいたりする。
23. 2019年10月17日 09:56:08 : miUdDJ5i3o : bWZRbGFLMFNmdzY=[1]
閣僚は 桜を見る会の意義をきちんと説明せよ。
正しく説明すれば、
芸能界に仕込んだ 「サクラを見る会」
安部に協力し、デマを流す面々をねぎらう会だ。
そんなことは自費でやれ。税金を充てるな。
サクラを見る会に異議あり。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/501.html#c23
22. 2019年10月17日 10:02:52 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[3343]
政府・与党の認識問われる
.
日本共産党
2019/10/15 に公開
2019.10.15 二階氏「まずまず」発言 小池氏主張
https://www.youtube.com/watch?v=_n4SZkc51Mc
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/492.html#c22
23. 2019年10月17日 10:08:46 : 1ef8vNzKrM : cHpBQWlPTkZGZDY=[2]
「不適切な言葉でした。申し訳ありません。」の言葉がなぜ言えないのか。
それが「謝罪」であり、許しを請うということだ。
子供より悪いな。まあ今更だけどな。こういう態度が人の心を殺すんだよ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/492.html#c23
34. 2019年10月17日 10:14:18 : fQHXOScdlQ : VHhtamhOVUZqcS4=[1]
判断を誤り自衛隊派遣要請をしなかった 千葉の森田 とか
自治体の要請があり自衛隊が是と判断して給水車を出したのに
自分のメンツが立たないと、これを追い返した 神奈川の黒岩 とか
住民に害をもたらすゴミのような知事も大掃除しましょう
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/500.html#c34
14. 2019年10月17日 10:17:17 : taVtEFczKE : Z0lPWVozOG4zYlU=[95]
ほぼ1週間も前から、「今度の台風は今世紀最大の大型台風です、命を守る行動をしてください」ってTVで、さんざん恐怖だけ煽っておいて、結局、ダムの水は貯めにためておきながら、いよいよ台風が日本上陸して、川の水が満杯であふれそうになった時点にまるで時を合わせたかのように、ダムが決壊しそうだからと言って、一気にダムの水を放流すれば、洪水になって人が死ぬのは自明の理。
ダムが決壊すれば、放流以上の被害が出るから放流した、とダム管理者は言うが、だったら、この1週間の間に、川が満杯がになるになる前の段階で、大目に事前放流してダムの水を極力減らしておけばよかったでしょ。
結局ダム管理者が守りたかったのは、人の命にあらず、ダムそのものと、利権者の権利と管理者自らの職と、電気と水の確保。
何で台風が来るまでダムの水を貯めにためておいたのだ?
自然に降った雨で洪水になるよりも、川の水が満杯に流れているその時に合わせたかのように、ダムの水を一気に放流した場合、水嵩は一気に増水し、人々は歩いて避難どころか、車で避難しても車ごと流される始末。
年寄りはどうやって避難しろと言うのだ?
マスコミは70歳以上は免許を返納しろとか、さんざん言っておいて!
自民党政権では70歳以上は生きる権利も無いのか?
だったら年金なんか要らないじゃん!
ダムが上流に有る場所は危険極まりない場所って事だ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/514.html#c14
24. 2019年10月17日 10:22:05 : 32gaobLF6I : WlBpTm96Rmw1dnM=[695]
●改竄
「桜を見る会は異議ある」 ⇒ 「桜を見る会は意義ある」
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/501.html#c24
8. 2019年10月17日 10:23:40 : FVqXrKr1Y6 : NUtVS3RheEJJY0E=[1]
立花の参議院埼玉補選ネタはださないのかな。立花サポーターの怪傑さん。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/491.html#c8
マラソンと競歩は札幌で良いとして、大腸菌トライアスロンも鳴門の渦潮のように綺麗で荒々しい海でやるべきで、遭難者は続出するが、大腸菌でやられるより数段ましである。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/149.html
3. 2019年10月17日 10:26:53 : NWMJVaEy8k : UUIyRHNUUkhxbTY=[1]
減税と政府官僚国会議員リストラ
が急務
早くやれ
無能な議員と違法官僚は年俸毎年5割カット
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/183.html#c3
12. 2019年10月17日 10:36:10 : s0DwhPkjFM : L2FTUWRsL0hrME0=[3]
6氏 1行目〜3行目、詳しいですね。
この周辺国とアメリカとのdeepなgloomy?な関係や駆け引きはそれにいろいろな意味で遠すぎて……さっぱり、分らない
10. 氏の
≪米の大本営広報誌……newsweekなんか……≫
購買力平価を見た訳ではないが、政府筋や軍産や知識層以外のふ・つ・う・の?アメリカ国民の生活者はシリア政府が云々〜それどころではないんじゃないかな〜
昔、どこどこの雑誌を片手に持っていると、本当はあり得ないんだが、民主的且つ、インテリ?に見える、見せた!というのがあったが、その類?
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/876.html#c12
6. 2019年10月17日 10:37:37 : 32gaobLF6I : WlBpTm96Rmw1dnM=[696]
>>4さん
<集中豪雨が来ることで、下流の安全を守るために事前放流したとき、もしも放流分が大雨で回復しなければ、ダム管理者に賠償させる。>
●ダム利権によるムダなダム!
これは、「事前放流するなよ」という脅しですね。
下流をほどほどに氾濫させて、土木工事の仕事を創り出すためでしょうかね。
これが治水ダム利権の仕掛けの一部ですか。
今回は、広域で一斉にやり過ぎたんで、かえって目立って仕掛けがばれてしまったということですね。
みんな欲張りすぎるから足がつくんですね。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/139.html#c6
鬼畜米英ラエルの、できれば日中戦争か日朝戦争せめて日韓戦争という願望を打ち砕くもので、ロシアのミサイルと中国のドローンが組んだら天下無敵である。
韓国はそれが分かっており、今なら鬼畜米英ラエルを極東から追い出せると踏んでプー習トラと緊密に連携しながらそれを進めている訳で、蚊帳の外で緊密にトランプの命令を待つだけの馬鹿とは違うのである。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/150.html
61. 2019年10月17日 10:42:17 : Pj07HNhLVk : dEg2aUtHdzZHbVU=[28]
多くの候補者が安倍と並んで写真を撮りたがっていた、そういう時代があった。
その頃の安倍は若々しく勢いがあった。
だが今の安倍は老けと衰弱が目立ち、あの頃の面影はない。
こんな奴と並んで写真を撮りたがるような者はもういない。
もう体調、精神の衰えを隠せない状態であろう。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/499.html#c61
5. 2019年10月17日 10:44:49 : oEzoh2LG0A : MGZjc25uRExOaWM=[1]
>>03
>まあプレートの沈み込みの速度など数百万年数千万年の単位でないとわかりませんが。
誤解をされています。
確かに、一辺が1万 km 程度ある 海のプレート全体では、スピードはほぼ一定の状態が、100年,200年、または1000年2000年の期間維持されるのかもしれません。 しかしながら例えば、日本の東方沖にある日本海溝からの滑り込み速度というものはかなり変化をするのです。
例えていえば、大きな座布団 畳の上で移動をさせることを考えてみてください。 全体で移動速度が一定であっても、その先端部分の移動速度は時々刻々変化をするのと似ています。つまり座布団を畳の上に置いて滑らせた時に座布団と畳の間の でこぼこによって、座布団の先端部分が 色々と変化をするからです。
311大地震前東北から関東にかけての太平洋プレートの沈み込み速度は年に数センチということが観測されて分かっていました。 しかしながら311 以降 はその速度が2倍以上程度に増加してることがやはり観測で分かっています。
年に数センチが年に10 CM 程度となっても非常に大きな変化です。
マグニチュードの大きさ別に実際に ずれる断層の 大きさとその距離は次のようだと言われています。
M5:断層の大きさは 三キロ×一・五キロで、ずれる距離 十五センチほど。M4:一キロ×五百メートル 五センチ、
M3:三百メートル×百五十メート一・五 センチ
つまり M 5でも ずれる 距離は 15センチ程度なのです。
そのため日本の沿岸部で沈み込むプレートの速度が年間に3 CM から年間10 CM になっただけで相当大きな影響が出てきてしまいます。
また貞観地震以降日本海溝からの太平洋プレートの沈み込み速度はどんどんと遅くなっていき それが311大地震で再度速度が増す傾向に反転をしたということが推測できるのです。
このことは自分が言っているわけではなくちゃんとした専門家の指摘です。
このことが正しいと思われるのは富士山の噴火によってそれが裏付けられるからです。 つまりマグマを大量に噴出した 噴火 が貞観地震 の後、 富士山では起こっていないのです。 海のプレートが沈み込みをしていれば当然マグマが発生をします。
富士山の貞観噴火では青木ヶ原を形成をした大量のマグマが噴出をしました。 しかしながらそれ以降、例えば1707年の宝永大噴火の時に起こった噴火では 幕間をほとんど出していません。 よってこの頃には 太平洋プレートの沈み込みが止まっていたと考えられるわけです。 現在太平洋プレートの沈み込みがどんどんと起こっていますから10年からそのぐらいで富士山の噴火が再開すると思われます。
6. 2019年10月17日 10:45:57 : NWMJVaEy8k : UUIyRHNUUkhxbTY=[2]
FEDは利下げの効果なく、先月末、repo市場に287billionドル投入。これも焦げ付きを増やすのみで、年末に向け毎月60billion GB購入開始。これで米政財界とも債務増大確実でぶっ倒れるまではQEでソフトランディングのつもり、、、日本の真似する新自由主義の行くては巨大金融危機の奈落の底。
日米雁首並べて頓死まっしぐらだ。
中露イランはドルを捨ててバスケット取引と金塊でドル円とおさらば。シリアトルコも追随し、インパも接近、ユーロは歓迎。
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/534.html#c6
1. 赤かぶ[35173] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:46:39 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25246]
予め質問は投げられ、環境省の官僚が必死に作成した答弁書を理解もせずに、読みもしないで、汚染水と処理水の区別もせずに格好付けているだけの二世議員丸出し。もう少し良いところを見せてくるのかと思いきや、腐った他の「現在の」自民党議員と同じ。この政府は全く誠意が見られない。萩生田さんもw
— Mister Donuts (@homrtnk) 2019年10月16日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c1
2. 赤かぶ[35174] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:47:25 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25247]
環境大臣と胸をはるわりに何も解っていないな。ちゃんと勉強した方がいい。
— T・T piko (@TT15573396) 2019年10月15日
全く答弁になっていない。森さんご苦労様。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c2
3. 赤かぶ[35175] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:47:59 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25248]
どんどんぼろが出てきますな
— Minerva owl (@minervaowl_fly) 2019年10月15日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c3
4. 赤かぶ[35176] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:49:21 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25249]
まあ、初めての大臣経験だから、とは言ってもダメだな、こりゃ。せめてその場で懸命になって考えようとするならまだしも。安倍や麻生や菅と同じような事やってる。こんなやり方は普通の感覚では出来ないし、余程鈍感でなければ自分の言動が恥ずかしくて、半年は家から外に出れないよ。
— Dolphin dance (@TsukareBusiness) 2019年10月15日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c4
52. 中川隆[-10791] koaQ7Jey 2019年10月17日 10:49:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2055]
武蔵小杉人気の転換点に…タワマンの脆弱性露呈、11棟中2棟のみ停電&断水の原因
https://biz-journal.jp/2019/10/post_123591.html
2019.10.16 文=編集部 Business Journal
浸水被害のあった武蔵小杉駅近くのタワーマンション(撮影=編集部)
全国55河川で堤防が決壊し、74人が亡くなった(16日正午現在)台風19号。各地で被害の全容が明らかになる中、東急東横線武蔵小杉駅(川崎市中原区)近くのタワーマンションの惨状が注目を集めている。「サラリーマン憧れのタワーマンションは脆弱なのか」という疑問もインターネット上で指摘され始めた。住みたい街ランキングの上位を占め、都心への交通の便の良さや駅前の買い物環境、周辺の景観などで人気を博してきた街に何があったのか。16日、現地を取材した。
■日常の街と非常事態のマンション
今回の台風で甚大な被害を受けたタワーマンションは同地区に11棟あるうちの2棟。最も被害の大きかったのは47階建て、高さ161メートル、計643戸の物件だった。武蔵小杉駅から徒歩2分の好立地に建ち、中原区役所や東急スクエアなども近い。周辺の道路には浸水のなごりか、うっすらとカーキ色の泥の跡が残る。一方で、商店やホテルなどには多くの買い物客が訪れ、いつも通りの日常に戻りつつあった。
そんな街の一角で、泥だらけの作業員らが復旧作業を行っていた。47階建てのタワーマンションは16日午前中も1階から24階部分で停電が続いていた。作業員らが地下駐車場からホースで水をくみ上げる作業を黙々と続ける。午後1時前、大きな機器を積んだトラックが地下駐車場に入った。電気設備か水道ポンプ関連の機器だろうか。
駐車場の入り口は全開で、入れ代わり立ち代わりトラックやライトバンに乗ったさまざまな工事業者が出入りする。そんな作業員に交じって、玄関から大きなトートバックに生活用品や洋服を満杯にして向かいのホテルに向かう住民の姿も多くみられた。
工事関係者によると24階まで停電し、エレベーターも動いていないという。雨水が地下駐車場から地下3階の配電設備に浸水してインフラがダウンした。マンションはオール電化施設だったため、水道ポンプへの配電も途絶し、全戸で断水したという。
大きな荷物をトートバックに詰めて玄関から出てきた住民女性は「ちょうど真ん中より下の階に住んでいるので、避難先の向かいのホテルに洋服を運ぶために階段を何往復もしています。もう疲れました」とくたびれた表情で語った。
同駅周辺では、マンホールや下水溝から下水が逆流し、道路が冠水したという。水は最大時で1.5メートルほどの高さまで水が上がったという。実際に浸水被害があったのはタワーマンション2棟とマンション街区北側にある昔からの住宅街だ。住宅街では床上浸水し、住民らが雨に濡れた家財道具の処分に追われていた。近くに住む男性は「水があがってくるまで10分くらいしかなかった。一瞬だった」と被害当時を振り返った。
武蔵小杉の再開発の起点は2007年、現在タワーマンション街のある場所に立地していた工場の移転が契機になった。10年にJR横須賀線の駅が開き、開発が加速。そして現在の姿になった。
これまで東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県や、西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市などを取材してきた。今回の武蔵小杉の状況を見て純粋に疑問に思ったのは、再開発地区全体のタワーマンションが被害にあうのではなく、なぜ一部のマンションのみで被害が発生したのかという点だ。被害のあった2棟と他9棟で、例えば土地の高低が目に見えて違うということはないように思えた。
■なぜ被害は11棟中2棟だったのか
日本全国に想定を超える被害をもたらした台風19号だったが、今後もゲリラ豪雨など突発的な災害は起こり得る。今回の被害をタワーマンションは防ぐことができなかったのか。また、台風は武蔵小杉という地域ブランドに対して深刻なダメージを与えたが、今後、影響はないのか。榊マンション市場研究所代表の榊淳司氏は次のように解説する。
「多くの方々が今回の問題に関心を寄せているのは、『もしかしてタワマンは災害に弱いのでは』という懸念があるからです。今回の件では同地区のタワーマンション11棟のうち9棟が無事という点に注目しています。
建築基準法では、1時間50ミリ程度の雨量を排水できる能力をタワーマンションなどに求めています。今回の台風では、高さ1.5メートルまで水の高さがあったことを考えると基準を超える雨量ではあったとは思いますが、そう考えるとなぜ、ほかの9棟が無事だったのかという疑問が残ります。
ここからは推測ですが被害の大きかった2棟では、台風当時、駐車場への雨水の流入阻止が十分にできていなかったのではないかと思います。その結果、地下の電気設備への浸水も許したということです。
地下駐車場の入り口のシャッターを閉め、出入り口に土嚢を積むだけで今回の浸水は防げたはずです。電気設備を水密扉などで完全防水にするのは現実的ではありませんし、高さ1.5メートル程度の水量であれば通常のシャッターで一定時間以内なら防げます。被害のなかった9棟では、シャッターや土嚢などの対策が施されていたのではないかと推測しています。
当時、多摩川周辺には避難勧告などが出ていました。仕事から帰ってくる人もいたでしょう。シャッターを閉めっぱなしにすることはできなかったのかもしれません。また、マンホールが跳ね上がるほどの急激な降水量の増加を考えれば、水嵩が増えるのはあっという間だったとも思われます。気が付いた時には手遅れという可能性もあります。
地下駐車場は電気設備や水道関連設備が集中しているタワーマンションの心臓部に通じる重要な場所です。『警報が出たら駐車場の出入りを一切禁止にしてシャッターを閉じる』というような自治会ルールをつくったり、土嚢を出入口に積んだり、各種対策を練ったほうがいいでしょう。
今回の一件で、武蔵小杉ブランドが被ったダメージは甚大だと思います。例えば、東日本大震災時に新浦安や海浜幕張で液状化現象が発生しました。震災全体の被害に比べれば、局地的なものでしたが、海浜幕張のマンションの坪単価は数年かけてじわじわと半分くらいまで下がりました。人は災害の記憶を忘れません。
武蔵小杉駅は朝の通勤ラッシュの過酷さも近年問題視されていました。今回の被害が、『武蔵小杉人気』の転換点になってしまうかもしれません」
武蔵小杉の件も含め、台風被害の全容はいまだにわかっていない。今回の台風で何があって、何ができなかったのか。全容解明と検証は必要だろう。
(文=編集部)
場所にもよると思うけど、タワマンに住んでいる人の多くはパソコンだけで稼ぐユーチューバーが多いようですね。武蔵小杉のタワマンに住んでいる人が、台風19号のときの動画をYouTubeに「買わなきゃよかった、過酷な生活」をアップしていましたが、台風のときは雨風が強く、窓ガラスは雨漏りがしてガラスが揺れていたし、窓は危険で絶対開けられないし、天井の電灯は揺れっぱなしで、そこへ耐震設備の機械音がギイギイとなり続けるので精神的に参るわ。子どもを育てたり、犬猫を飼うには不向き。
山形県上山市にある地上41階建ての超高層マンション。中心市街地から離れた田んぼのど真ん中に建っています。空気はきれいで、かつ十分田園を眺められる風景なのに、タワマンに住む意味があるとは思えない。ここまでくると、建てた側も買う側も病的だね。
https://www.youtube.com/watch?v=2yMOJ5PiiNQ
タワマンは金持ちがセカンドハウスとして購入するならいいけど、
金持ちでないなら2年ほど賃貸で住む程度でいいと思う。
欧米では高層住宅を厳しく規制しているけど、日本は規制がない。
エレベーターの急激な気圧の変化によって生じる耳鳴りや頭痛が問題になっています。
それにしてもタワマンの部屋の内装は、安っぽい張りぼての床や窓の作りで驚いた。日本の住宅建築は価格のわりに安物材質を使ってる。だから日本の住宅は10年ほどで汚くなる。「古い」家や町並み落ち着くけど、「汚い」家や町並みは落ち着かない。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/654.html#c52
62. panbet37[1986] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2019年10月17日 10:49:53 : qzupxFAR1E : ZjVxbjBWT2tHWC4=[9]
できれば、年内に連れて行ってほしいんですけど。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/499.html#c62
5. 赤かぶ[35177] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:50:08 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25250]
アホの極みでしかない^_^。
— 高橋まこと (@atomicdrum) 2019年10月15日
質問にまったく答えてないよな‼️。
今の日本の国会はアホでも出来るのか⁇⁇。^_^。ま
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c5
6. 赤かぶ[35178] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:50:58 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25251]
メッキが剥がれるにしても、剥がれやすすぎじゃない?
— れいわ へいせい (@EJARYi1su4JAMAy) 2019年10月15日
思った以上にポンコツです小泉珍事郎
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c6
7. 赤かぶ[35179] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:51:38 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25252]
カッコばっかりで中身が無いのは親分と一緒だな
— かなえ (@peco4672) 2019年10月15日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c7
5. 2019年10月17日 10:51:43 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[22]
タワーマンションと同じような展開に。
面白いことになってきたぞ。
自分たちの幸福を中心にきめてゆくと、
こういうことに。
笑いが止まらないわな、韓国も、北朝鮮も。
93. 前河[3007] kU@JzQ 2019年10月17日 10:52:20 : S3sMGEAl8k : eGk5MklBT0VvNlE=[43]
>>89
キミの履歴を見たが、 ^^ が師匠なんだってな。その時点で ^^が47と確定したな。
まあ、 ^^であると推測される材料は色々あるんだが、一つだけ紹介してあげよう。
キミは弟子なら ^^がなぜ ^^を使っているかわかるか?
攻殻起動隊の「笑い男」のつもりなんだね。 ^^が複数が画面に出てくる政治的社会問題をテーマにしたアニメだ。 ^^こいつのモノ言いもゴウダの真似だろ。こういうモノを自分とリンクさせてモノを書く奴は他にいない。
墓穴を掘ったな。わざわざ貼って貰った文章の中で、逆にその証拠が見つかった。w
^^の書いた文>「スタンドアローンのコンプレクスとして「共闘」という手段を用いている^^」。
私は上記の ^^の文を知らなかったが、私が>>70で「何がゴーストだ?攻殻の見すぎだろ。stand alone complexか?」と一致したね。まず攻殻を見た人以外は知らない言葉だ。
そこで、>>51の文>人間は肉体だけで構成された動物の一個体で、spirit(霊)ghost(魂)を有さない、
攻殻に「ゴースト」というキーワードが頻繁に出てくる。こんな表現をこういう言い方で使う奴はいない。攻殻の中の言い回しね。「 ^^=51」である事は100%間違いない。
本人が反論しないで弟子のキミが言い訳をしてる点もさらに怪しい。 ^^の復活をフォローしているんだな。あるいはキミ= ^^かもね。でなければ、わざわざ51氏をフォローする根拠がないだろ。
もうひとつ教えてあげようか
>>47の文の^^を語尾に付ければ明らか↓
>日本における自由陣営と社会陣営とは、実は同じ勢力である ^^
>どちらも共産党communism partyである ^^
ピッタリキャラが一致。彼以外に政治用語の定義をこういう言い方で説明する人間はいない。誰でもわかるだろ。
小沢信者とかは関係ないだろう。
^^もあんたも、言いたい事を書けば?その内、また阿修羅の良識派にボコボコにされるかアク禁になるんじゃないか?
ちなみに私は小沢信者ではない。野党のキーマンなんで応援・期待はしているが。
9. 2019年10月17日 10:52:46 : NWMJVaEy8k : UUIyRHNUUkhxbTY=[3]
ソフトバンクなんざかわいいもんだ。日銀も上場してるのを忘れたかね、不良債権400兆円国債は高値掴みで買った時から14兆円も焦げ付いてる。
買いだめたニッケイETFも高値掴み
どうなる日銀?
地銀各行も軒並み減収減益で赤字転落
郵貯は?年金機構は?日立は?東芝は?厚生連は?何処もかしこもクズばかりじゃないの?
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/537.html#c9
8. 赤かぶ[35180] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:53:08 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25253]
質問に対し、長々とピント外れの回答して無駄に時間を浪費する現政権のパターンをしっかり実践してますね。よく飼い慣らされた大臣として成長してますね。
— ヤスマサ (@ito0612) 2019年10月16日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c8
9. 2019年10月17日 10:53:29 : LKX1T8M2ak : LzlOdm80NkZObjY=[82]
兎に角、アベ政権の犯罪的不祥事は、デパート全階で超特価セールを行ったようなもので、不祥事を追求しようとしても、あっちにもこっちにも不祥事ですよーと叫び声があがり、こっちが安いですよー、こちはもっと安いですよーと、追求する野党議員もひとつひとつが余りにもの安さに、不祥事の顕在化に足元が固定せずふらふらになって買いまくっていた。
ひとつひとつの疑惑は悪質で重大である。
野党の諸君は、同じ人間が総てをやるのではなく、個別にチームを作ってひとつの輪を完成させ全体の輪を作るべきではなかろうか。
人材はいるはずで、また人材を育てることもしていかなければならない。
まだ、これらの問題は片が付いていない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/513.html#c9
9. 赤かぶ[35181] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:53:55 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25254]
全く質問に答えてないね。いつも官僚の作文を読むだけではぐらかし何を言っているのかわからず
— kusa (@kusa3681) 2019年10月16日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c9
韓国の主張が全て正しい訳ではないが、原発の放射能に対する懸念は万国共通で、アベニヤフが国民の求める情報を統制してダマスゴミに報じさせない状況では、韓国にギャンギャン責め立ててもらうのがよく、是々非々という事である。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/151.html
10. 赤かぶ[35182] kNSCqYLU 2019年10月17日 10:54:47 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25255]
さすが森裕子議員。
— ken (@ken51958009) 2019年10月15日
山本太郎が牛歩したときに、あなたを追い越すわけないって言って2人で牛歩したんだよ。
しびれるわ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c10
53. 中川隆[-10790] koaQ7Jey 2019年10月17日 10:59:16 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2056]
2019.10.15
水害にあった地域にはある共通点があった=旧河道
https://golden-tamatama.com/blog-entry-kyu-kadou.html
さて、被害の全容が明るみになってきました。
56人。。意外なのは東北の方で被害大きかったことです。
37河川の決壊。今回は雨量ですたね。
で、台風被害にあった場所にはある共通点があったそうですた。
興味深かったので張っときます。
旧河道(きゅうかどう)とは、その昔、川だったところを指す言葉です。
●旧河道(きゅうかどう)
http://www.tokagekyo.net/echo_t4/tochi-kyukadou.html
旧河道とは,昔河川だった場所(流路が変わって水が流れなくなった結果できたもの)です。
そのため,旧河道では,泥土が堆積しており,周囲の土地よりも低い帯状の地形で湿地になっていることが多く,水害や地震に対しては弱いので宅地には適していません。
性質=多くは,粘土層や砂礫層が不均一で軟弱地盤(不同沈下が起きやすい。),排水も悪く,低湿で,地震・洪水による被害を受けやすい。
旧河道は,それを埋める堆積物の上部が厚い粘土質からなるとき,軟弱地盤となって地盤の支持力が小さく,宅地には不適当であることが多い。
▼旧河道でも,軟弱地盤ではない場合もあります。扇状地上の旧河道(低湿だが,砂礫層が表面近くまである。),天井川が廃川となった旧河道(表面が砂や砂礫で,周囲よりも高い。)
http://www.tokagekyo.net/echo_t4/tochi-kyukadou.html
被害があった場所は旧河道だったそうですた。
というひじょーに便利なサイトで見て見てください。
現在と昔の地図が見比べられるサイトのようです。
水害に合った場所は旧河道だと分かるでしょう。
武蔵小杉、田園調布、稲田堤…台風19号で水害にあった地域を古地図で見てみると、興味深い”共通点”があるよって話
https://togetter.com/li/1416315
より
例えば被害の大きかった武蔵小杉。未だにタワマンの停電が続いていますが。
で、こんな指摘がされてますね。
その昔、多摩川はこんなクネクネしていたのですね。
それをまっすぐに強制した。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-kyu-kadou.html
そのため、曲がりくねったとこが今は平地になってますが、
本当は、武蔵小杉駅周辺は、昔は川だった。
田園調布もそうなんですね。
なるほど。
ひじょーに興味深い。
皆様も自分の住んでるとこを調べたら如何でしょうか。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-kyu-kadou.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/654.html#c53
261. 中川隆[-10789] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:00:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2057]
2019.10.15
水害にあった地域にはある共通点があった=旧河道
https://golden-tamatama.com/blog-entry-kyu-kadou.html
さて、被害の全容が明るみになってきました。
56人。。意外なのは東北の方で被害大きかったことです。
37河川の決壊。今回は雨量ですたね。
で、台風被害にあった場所にはある共通点があったそうですた。
興味深かったので張っときます。
旧河道(きゅうかどう)とは、その昔、川だったところを指す言葉です。
●旧河道(きゅうかどう)
http://www.tokagekyo.net/echo_t4/tochi-kyukadou.html
旧河道とは,昔河川だった場所(流路が変わって水が流れなくなった結果できたもの)です。
そのため,旧河道では,泥土が堆積しており,周囲の土地よりも低い帯状の地形で湿地になっていることが多く,水害や地震に対しては弱いので宅地には適していません。
性質=多くは,粘土層や砂礫層が不均一で軟弱地盤(不同沈下が起きやすい。),排水も悪く,低湿で,地震・洪水による被害を受けやすい。
旧河道は,それを埋める堆積物の上部が厚い粘土質からなるとき,軟弱地盤となって地盤の支持力が小さく,宅地には不適当であることが多い。
▼旧河道でも,軟弱地盤ではない場合もあります。扇状地上の旧河道(低湿だが,砂礫層が表面近くまである。),天井川が廃川となった旧河道(表面が砂や砂礫で,周囲よりも高い。)
http://www.tokagekyo.net/echo_t4/tochi-kyukadou.html
被害があった場所は旧河道だったそうですた。
というひじょーに便利なサイトで見て見てください。
現在と昔の地図が見比べられるサイトのようです。
水害に合った場所は旧河道だと分かるでしょう。
武蔵小杉、田園調布、稲田堤…台風19号で水害にあった地域を古地図で見てみると、興味深い”共通点”があるよって話
https://togetter.com/li/1416315
より
例えば被害の大きかった武蔵小杉。未だにタワマンの停電が続いていますが。
で、こんな指摘がされてますね。
その昔、多摩川はこんなクネクネしていたのですね。
それをまっすぐに強制した。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-kyu-kadou.html
そのため、曲がりくねったとこが今は平地になってますが、
本当は、武蔵小杉駅周辺は、昔は川だった。
田園調布もそうなんですね。
なるほど。
ひじょーに興味深い。
皆様も自分の住んでるとこを調べたら如何でしょうか。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-kyu-kadou.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c261
情報戦争:香港を標的に定めたTwitter
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-af0a5f.html
2019年10月17日 マスコミに載らない海外記事
2019年10月13日
Tony Cartalucci
New Eastern Outlook
Twitter Safetyが、香港に向けられた「情報作戦」に対して行動をとっていたと発表した時、情報に通じた観察者は、即座に、Twitterが、そのようなものを止めることに、本当に真剣ではなかったのを想定できたはずだ。むしろTwitter自身が、その一環である情報作戦を守り、それに対して行動をとろうと試みる人々が、彼らのプラットホームから追放するためのものなのだと。
そしてもちろん、そうした情報に通じた観察者が正しいはずだ。
Twitter公式ブログで公表された「香港に向けられた情報作戦」という題名の声明は、こう主張する。
香港、特に抗議運動と、その政治的変化への呼びかけに焦点を合わせた国家に支援された相当な情報作戦を、我々は公表する。
声明は、こうも主張している。
この公表は、中華人民共和国(PRC)国内に源を発する936のアカウントを含む。全体的に、これらのアカウントは、特に現地の抗議運動の正当性と政治姿勢を傷つけることを含め、香港に政治的な不一致の種を、意図的に蒔こうと試みている。我々の集中的な調査に基づき、我々は、これが国家に支援された組織的作戦であることを裏付ける信頼できる証拠を持っている。特に、我々は、香港抗議行動に関係するメッセージを展開するため、組織的な形で、振る舞うアカウントの大きなクラスターを特定した。
皮肉にも、まさに香港抗議行動自身が「国家に支援された組織的作戦」だ。
(私自身のTwitter・アカウントを含めTwitterに粛清されたアカウントによって、その多くが暴露され、共有されていた)しっかり文書で裏付けられた証拠が、香港抗議行動参加者が、疑う余地なく、アメリカ政府から資金を供給され、抗議行動リーダーのほとんど全員、文字通り、アメリカ政治家や、外国で政治秩序を不安定化し転覆するために使われることが公然と認められている全米民主主義基金(NED)のような組織と共謀するためワシントンD.C.に行き、アメリカに指示されていることが証明されている。
香港と中国本土を不安定にするための、外国に支援されるこの公然の取り組みにもかかわらず、Twitterは逆に、このアメリカに支援され、香港で展開している社会不安を暴露し、それに対決しようとしている中国国内のアカウントを標的にすると決めたのだ。
Twitter、テロリズムをほう助する欧米メディア
より最近、アメリカに支援された扇動者連中は、警察攻撃と放火を含む暴力から、大量輸送システムを含め、香港の民間インフラを攻撃することに転換している。抗議行動参加者が意図的に列車を脱線させようとしているのが見られ、そして実際、一両の列車が脱線し、数人の乗客に怪我をさせた。
「香港の道路の下で、地下鉄は抗議行動参加者と警察の戦場と化す」という記事でワシントン・ポストはこう報じている(強調は筆者):
当局と共謀して、抗議行動を妨害したというデモ参加者の認識から、鉄道会社MTRも、抗議の標的になった。ここ数週間、頻繁に襲撃されたため、駅は修理に必要な部品が欠乏していると鉄道組合が述べた。
移動の約90パーセントが公共輸送機関に依存している都市で、衝突は香港の750万人住民の一部は、彼らが危険覚悟で外出する際には、逮捕の可能性や、警察の取り締まりにあったりして、もはや安全なスペースがない状態だと感じるようになっている。一部の人々はMTRをボイコットしており、他方電車に乗る時に、過去のいやな出来事を思い出して苦しんでいる人々もいる。
「AFP事実チェック」は、五人の通勤者に怪我をさせた脱線をもたらした鉄道を破壊しているところを捕らえられた抗議行動参加者を免責しようと試みて、テレビカメラの前で線路を破壊しているのを捕らえられた抗議行動参加者が、問題の列車ではなく、違う列車を脱線させようとして別の場所にいたと指摘している。
AFPは、抗議行動参加者が、実際それほど鉄道線路を破壊して、その過程で何百人もの生活を危険にさらしていたことは全く否定しようとしていない。
明らかに抗議行動参加者が民間の大量輸送インフラを破壊していて、それで何百という無辜の人々の生活を危険にさらしてるのを見せて、大衆に証拠を提出しているにもかかわらず、それが脱線が起きた特定の場所ではなかったので、AFPは大胆にも、彼らの「事実チェック」の一番始めに、それは「偽だった」と宣言しているのだ。
ワシントン・ポストが、麻痺する「恐れ」と説明しながら、適切なレッテルを貼るの意図的に避け、AFPが歪曲して、弁護しようと試みている鉄道線路の意図的な妨害は「テロ」と呼ばれるものだ。
メリアム・ウェブスター辞書は、「テロリズム」を、特に威圧手段としての「恐怖の組織的使用」と定義している。「恐怖」は、脅迫あるいは強要の手段として使用される「暴力」あるいは「暴力の脅威」と定義されている。
だから、Twitterがその「正当性」を維持するのに専念している香港抗議は、テロに関与しているのだ。だから、Twitterは熱心な共犯者だ。
ソーシャル・メディアの姿に変装した情報戦争
これは少しも驚くべきでではない。2011年のいわゆる「アラブの春」は、FacebookやGoogleを含む他の巨大ソーシャル・メディアと協調して、アメリカ政府が何年も前から計画していた、不安定化すべく、扇動者を訓練し、装備させ、もし可能であれば、彼らのそれぞれの政府を打倒する地域規模の作戦だった。
これは現在も続いており、多くの国は今、外国のソーシャル・メディアを制限したり、活動を禁止したりして、自身の国内版を作って、対応している。ロシアと中国の二国は、これで大成功し、それで「言論の自由を侵害する」という虚偽の口実で、あらゆる欧米メディアから、絶えることのない批判を受けている。
中国でTwitterが禁止されたのも、ほとんど驚くべきことではない。
言論の自由は、Twitterにとって全く異質な概念なのだから、中国が言論の自由を妨げる方法を探しているという問題ではない。GoogleやyoutubeやFacebookなどの他のソーシャル・メディアと同様、Twitterによっても、大規模粛正が頻繁に行われている。これら巨大ソーシャル・メディアネットワークが代表する既得権益団体が標的に定めている政治的内容を削除するために。
中国の特別行政区、香港を含め中国自身を狙って、特に大衆の認識を操作して、アメリカによって行われる、まさに本物の「情報作戦」の手段として設計され武器化されているプラットホームゆえに、Twitterは、特に中国で禁止されているのだ。
もし「ロシアの影響力」という単なる嫌疑だけで、ある国の内政に対する外国の干渉とされていることを食い止めるため、FacebookやyoutubeやTwitterのようなプラットホーム上で、ネットワーク規模の大規模粛正をすることが可能なら、文字通り、ワシントンに出かけ、アメリカ政府から資金と政治的支援を得ているジョシュア・ウォンや、マーティン・リーや、ジョンソン・イェン・チン- インや、ジミー・レイのような香港抗議行動の指導者たちは、確実に、そうした外国による干渉の公然の例で、Twitterの粛清リストの一番上に置かれるべきだ。
Twitterが、香港に対するアメリカの干渉を暴露し、止めるための行動をとらないだけでなく、積極的にそれを支援し、ほう助している事実は、Twitterが実際は一体何者なのかに関する、あらゆる疑念を消し去り、許すことのできない紛れもない偽善を例証している。ソーシャル・メディアなどではなく、政治手段がソーシャル・メディアのふりをしているのに過ぎない。
この暴露は、何度も何度も、そして最近香港に関し議論の余地なく証明されたが、世界中の国に、自国製代替物を作って、彼らの情報スペースから、TwitterやFacebookやGoogleを規制する上で、ロシアと中国の先例に従うよう奨励するべきなのだ。
Twitterと、香港抗議行動参加者の「正当性」を支持するための最近の粛正は、最終結果として、アメリカ・ソーシャル・メディアは、彼らが中国がそうだと主張するのと同じぐらい、実際はユーザーを粛清し、内容検閲を熱心に望んでいることを証明している。
Tony Cartalucciは、バンコクを本拠とする地政学研究者、著者。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。
記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/10/13/information-warfare-twitter-targets-hong-kong/
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94. 前河[3008] kU@JzQ 2019年10月17日 11:03:25 : S3sMGEAl8k : eGk5MklBT0VvNlE=[44]
>>88さん
ちなみに日高見さんと私を並べて意見されているが、小沢さんとの距離感はかなり違いますよ。私は強力な支持者ではなく、野党キーマンとして応援はしている。それは長妻さんとか今井さんとかの野党良心派を応援しているのとあまり大差はないですね。
>それは小沢一郎という政治家に、原発廃炉政策中心で国会をたたかう能力がないことに起因していると思います。
それは、そうなのかな?私にはわかりませんが、確か自由党時代に原発は反対方針を言っていたような、?詳しくハ日高見さんに訊いて下さい。(って勝手に言ってスミマセン)
民民に原発推進派がいるでしょうから、今、この時期に小沢さんを批判・原発政策を指摘するのはムリがある気はしますが。その前に民民が民民内で話し合ってまとめていく必要があるんじゃあないかな?
取りあえず、れいわを応援してて他の野党と共闘出来れば良いと思っているという立場で立憲にもそんなに否定的ではない(枝野にはちょっとイラついているし、野田と前原との合流は反対)というのが私のスタンス。
>なぜ山本太郎が野党の代表と目されるようになりはじめたか?それはそもそも山本太郎が政治家になって本当にやりたいことが一番は原発根絶だからだと思います。
それもあるかもしれませんが、それだけではないでしょう。まあ、後はおわかりだと思うので。
6. 2019年10月17日 11:03:30 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[23]
イージス・アショア二基で、6千(せん)億円超かかる、
その上維持費がさらにかかる。
しかし、台風19号で、政府が投げてやった被災者支援金はわずかの、
7億円。
東京国際競技場も、建築家、何とかさんも、残念でした。
こうやって無駄な金は次々使われ、低層界の人々は、
無駄に使われるために、命を削っている。
増税前の車、テレビの買い替えの台風、水没といい、
争そってチケット買い占めた、マラソン観戦といい、
見ているだけで面白くなってきた。
80. 2019年10月17日 11:04:24 : 32gaobLF6I : WlBpTm96Rmw1dnM=[697]
■やはり「慶応の文化」に昇華して、花が咲いてるね!
「やらなきゃ損!」という状態になっている。
●『慶大アメフト男子部員不祥事 女子部員の風呂を盗撮』(2019.10.15)
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6339705
成り上がりを含む上級属のボンボンだろうね。
でも、安部友の犯罪者がみんなおとがめ無しという社会を見せられれば、慶応だけの話じゃなさそうか。
http://www.asyura2.com/17/senkyo236/msg/528.html#c80
11. 2019年10月17日 11:05:18 : cA4M9XWQOQ : SVU1VEVRT3hDVlk=[333]
クレヨンで売国と書く
3.9歳児内閣
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c11
2. 中川隆[-10788] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:08:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2058]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#c2
60. 中川隆[-10787] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:09:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2059]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/559.html#c60
5. 中川隆[-10786] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:09:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2060]
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みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/648.html#c5
1. 中川隆[-10785] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:10:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2061]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/652.html#c1
15. 2019年10月17日 11:10:35 : bdEFd9yHfM : Li5MUjhZcVdRbFE=[1]
性悪説に立てば
6ダムはほぼ一斉に緊急放流し、
人為的に甚大な被害を招いた。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/514.html#c15
11. 中川隆[-10784] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:10:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2062]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/551.html#c11
15. 中川隆[-10783] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:11:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2063]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html#c15
3. 中川隆[-10782] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:12:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2064]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/505.html#c3
1. 中川隆[-10781] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:12:30 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2065]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/558.html#c1
51. 中川隆[-10780] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:13:14 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2066]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/296.html#c51
7. 2019年10月17日 11:13:34 : HTrLtTIW86 : T3lFNXh2L1ZLMjI=[44]
これを機に、東京オリンピックは 中止した方が良い。
利権の塊りである「商権オリンピック」など全く不要だ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c7
日米など8か国の企業の借金 2000兆円に膨らむおそれ IMF
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191017/k10012135731000.html
2019年10月17日 10時29分 NHK
世界の主要国で景気が後退した際に企業が返済できなくなる借金の額が、日本円で2000兆円に膨らむおそれがあるという調査結果をIMF=国際通貨基金が公表し、このところの各国による相次ぐ利下げで格付けの低い企業を中心に借金が増えているとして、警鐘を鳴らしています。
IMFが16日に公表した金融の安定に関する報告書によりますと、アメリカや中国、日本を含む世界の主要8か国で、景気が後退した際に企業が返済できなくなる借金の額が、2021年に合わせて19兆ドル(日本円で2000兆円)に膨らむおそれがあると試算しています。
この背景には、各国の中央銀行による相次ぐ利下げによって、格付けの低い企業を中心に借金が増えていることがあると指摘しています。
こうした金融緩和策は、経済を下支えする効果が期待されるものの、投資家が少しでも高い利回りを求めて格付けの低い企業や不動産などへの投資を拡大させることで、借金をしやすい環境になっているとしています。
この副作用として、一部で資産価格の行き過ぎた上昇も見られ、アメリカと日本の株価が割高になっているとも指摘しました。
IMFは「速やかに行動を起こせば最悪の結果を避けることができる」として、各国の当局にリスク管理の強化を求めて警鐘を鳴らしています。
36. 中川隆[-10779] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:14:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2067]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/212.html#c36
1. 赤かぶ[35183] kNSCqYLU 2019年10月17日 11:14:58 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25256]
世界の主要国で景気が後退した際に企業が返済できなくなる借金の額が、日本円で2000兆円に膨らむおそれがあるという調査結果… https://t.co/GYBWfcpsQH
— グライムズ提督(PN:石川秀一) (@ncc1305f) 2019年10月17日
日本じゃモラトリアムの前に、貸し剥がしが起きる。
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/406.html#c1
8. 中川隆[-10778] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:15:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2068]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/416.html#c8
49. 中川隆[-10777] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:16:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2069]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/494.html#c49
51. 中川隆[-10776] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:17:09 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2070]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/105.html#c51
12. 赤かぶ[35184] kNSCqYLU 2019年10月17日 11:17:11 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25257]
こんなんでよくも大臣務まるなぁ
— シャバー二 三宅 (@rYOnhzf2Bz0aAtv) 2019年10月15日
アベ筆頭に関係ないことを答弁して時間稼ぎするのは
常套手段‼️
こんなんでは福島第一原発の汚染水問題及び廃炉なんて
進む訳がない❗
現場の人間が泣いている
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c12
348. 中川隆[-10775] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:18:02 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2071]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/334.html#c348
5. 2019年10月17日 11:18:19 : CCbMUBjgno : RDV6SEpZV3lmQ1k=[76]
安い時計欲しいなら家電量販店なんて行かなきゃいいのに
ブラック企業ばかりだからそれを助けることになる
>>3
嘘吐きまくりのバカウヨMDE3MTROVWk5anc=木卯正一は黙ってろ!
年中暇なんだからボランティアでもやれ!害虫爺!
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/504.html#c5
100. 中川隆[-10774] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:18:47 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2072]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/515.html#c100
911もブッシュの内部犯行とバレた、アルカイダも米軍下部組織とバレた、イラクの関与も濡れ衣と確定した。
その中で奥参事官と書記官がイラクで蜂の巣にされたとすれば、当時騒がれた米軍の誤射以上に、長谷川解説員のように知ってはならない事に疑問を持った外交官を始末した可能性が大で、イラン戦争が誤りであった事が確定し、小泉以外は誤りだったと認めた今、軍神のような扱いではなく、誰にどのような理由でやられたのかはっきりさせねば成仏できないのである。
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/152.html
4. 2019年10月17日 11:20:17 : FGnOQRqLW9 : YS5jVE1jd2NjWS4=[104]
>タンカーを所有するイラン国営タンカー会社(NITC)が公開した13日撮影の写真には、右舷の喫水線の上に開いた2つの穴が写されている。
>ただNITCは、攻撃がサウジ領土から行われたとの見方については否定した。
公開された写真とこの主張を信じるなら、攻撃は小型艇で接近して手持ち出来る
小型のミサイルかロケット弾(本来は対空か対戦車用)で行われた可能性が高い。
そうするとどの勢力でも可能だから、犯行声明が出ない限りどこがやったかは
明確にはならないだろうな。
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/878.html#c4
14. 2019年10月17日 11:20:35 : 32gaobLF6I : WlBpTm96Rmw1dnM=[698]
●経産・国交利権が、日本を潰す。
軽惨省は日本をつぶしにかかっているとしか思えない。
原発ゴリ押しでフクシマを潰し、東芝を潰し、日立も巻き込み、今回の治水ダムによる人災も、元をたどれば原発推進に邪魔な水力発電ダムを作らせない政策から派生してきている。
経産原発ムラ「原発推進」→水力発電ダム建設禁止→治水ダム乱造→電力が責任逃れの賠償請求制度→ダム管理者事前放流できず→緊急放流で下流域氾濫→土木工事大量受注でゼネコンウハウハ→ウハウハ国交ダム利権ムラ
原発ムラとダムムラの利権が合体して作られた人災だったといえるのではないか。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/511.html#c14
5. 2019年10月17日 11:21:09 : CCbMUBjgno : RDV6SEpZV3lmQ1k=[77]
もうオリンピックなんか時代遅れ
貧困家庭が増えまくり、台風被害増えまくり、スポーツ選手に税金使ってる場合じゃない
メダルとってチヤホヤされた奴が事件起こすのがオチ
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/502.html#c5
3. 2019年10月17日 11:22:52 : CCbMUBjgno : RDV6SEpZV3lmQ1k=[78]
消費増税については触れたがらない空き缶枝豆親衛隊
卑怯っすなー
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/507.html#c3
4. 2019年10月17日 11:25:41 : CCbMUBjgno : RDV6SEpZV3lmQ1k=[79]
こういうことを平気でやる国が先進国面してんだから笑わせる
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/503.html#c4
81. 2019年10月17日 11:28:51 : 32gaobLF6I : WlBpTm96Rmw1dnM=[699]
●「3S戦略」の成果!
これは、米国及びそのパシリ達による「3S戦略」で日本が骨抜きにされている状況の、氷山の一角だろう。
S:セックス
S:スポーツ
S:スクリーン(含むテレビ)
骨抜きされた国民は、安部バカ政権をしっかりと支持している。
http://www.asyura2.com/17/senkyo236/msg/528.html#c81
「常軌を逸した」マイナス利回り債買うのはお断り−JPモルガンAM
Ruth Carson
2019年10月17日 10:32 JST
• マイナス利回りの債券が最終的に「壊滅的な」損失につながると予言
• ファンドの資金のほぼ半分を現金に、債券の一斉売りでも打撃回避へ
世界的リセッション(景気後退)への懸念の中でマイナス利回りの債券のトレードで利益を得ている運用者もいるが、JPモルガン・チェース・アセット・マネジメントのファンドマネージャー、ウィリアム・アイゲン氏は、そんなことをするくらいなら引退した方がましだという考えだ。
マイナス利回りの債券が最終的に「壊滅的な」損失につながると予言する同氏は、自身の運用するファンドの資金のほぼ半分を現金にし、債券の一斉売りが起こっても打撃を受けないようにしている。
業界29年のベテランのアイゲン氏はボストンからインタビューに応じ、「マイナス利回りというコンセプト、つまり金を貸すために金を払うという概念そのものが、私には常軌を逸した行動と思われる」と語った。 「私は、金を払って金を貸すようなことはしない。それは確定利付投資ではなく、確定損失投資だ」と述べた。同氏は125億ドル(約1兆3600億円)規模の「JPモルガン・ストラテジック・インカム・オポチュニティーズ・ファンド」を担当している。
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iNfoKkqzsrdQ/v2/pidjEfPlU1QWZop3vfGKsrX.ke8XuWirGYh1PKgEw44kE/666x-1.png
アイゲン氏は、長年にわたる欧州や日本の超緩和的金融政策が生み出した大量のマイナス利回り債券によってゆがめられた市場で、投資家は最終的に大惨事に見舞われるだろうと述べた。
ウィリアム・アイゲン氏
同氏は欧州のリセッションと米国の「かなりひどい」景気減速を予想しているが、それでもマイナス利回り債券は避けている。
通常、景気悪化時は債券の買い時だが、同氏は買わない理由として第1に、債券価格が既に景気悪化を織り込んでいると指摘。さらに、マイナス利回り債からキャピタルゲインが得られるのは「自分よりさらにクレイジーな人が、借り入れ過ぎの政府や企業に金を貸す特権のために、もっと高い金を喜んで払う」場合だけだと説明した。
そして、最も重要な理由は、現在の債券市場について持続可能なものは何もないことだという。遅かれ早かれ相場は暴落するだろうとして、それが起こるときに手元に資金を持っていたいと語った。
「私が言っているのは、これだけの紙幣を印刷し、バランスシートに何兆ドルもの証券を積み上げていれば、ある時点で何かが壊れるということだ。近い将来にそうなるとは言わないが、そうなった時に債券投資家が被る損失は壊滅的なものとなるだろう。その環境でプラスのリターンを上げるのが私の仕事だ」とアイゲン氏は語った。
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/inBc8nmfDIUk/v2/pidjEfPlU1QWZop3vfGKsrX.ke8XuWirGYh1PKgEw44kE/666x-1.png
原題:JPMorgan Veteran Refuses to Buy ‘Insane’ Negative-Yield Bonds(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-17/PZGSFH6S972901?srnd=cojp-v2
8月の米国債保有残高、日本が外国勢で首位−中国との差拡大
Katherine Greifeld
2019年10月17日 6:12 JST
Daily Life in Tokyo's CBD Ahead of the BOJ's Tankan Report
Photographer: Bloomberg/Bloomberg
日本は8月の米国債保有残高で引き続き外国勢首位となった。一方、中国の保有は減少が続いた。
米財務省の16日の発表によると、日本の保有残高は1兆1700億ドル(約127兆円)と、約440億ドル増加。日本は今年6月に外国勢の保有残高で中国を抜き、2017年5月以来の首位となっていた。中国の保有は約68億ドル減少し1兆1000億ドル。
外国勢全体の米国債保有は約6兆9000億ドルと、7月の6兆6300億ドルから増えた。
原題:
Japan Extends Lead On China as Top Foreign Holder of Treasuries(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-16/PZHH4MT1UM1301?srnd=cojp-v2
債券は小幅高か、米長期金利低下受けて買い先行−5年債入札に注目
日高正裕
2019年10月17日 7:43 JST
債券相場は小幅高が予想されている。前日の米国債相場が米小売売上高の予想外の減少を受けて反発した流れを引き継ぎ、買いが先行する見通し。市場で日本銀行の追加緩和期待が後退する中、この日に実施される5年債入札結果が注目されている。
長期国債先物(12月物) 154円30銭台前半〜154円40銭台前半か(前日154円35銭)
新発10年物国債(356回債)利回り マイナス0.17%〜マイナス0.16%程度か
(前日マイナス0.165%)
先物夜間取引で12月物は米長期金利の低下を受けて一時154円41銭まで上昇したが、その後は上値が重くなり154円26銭まで下落。結局は154円32銭と前日の日中取引終値比3銭安で引けた。
市場関係者の見方
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト
• 今日の相場は強含みと予想
• ただ、5年債入札は不安を残そう
• 先物中心限月の予想レンジは154円31銭〜154円43銭
5年債入札
• 発行予定額は1兆9000億円程度、16日の入札前取引はマイナス0.29%程度
• 大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
o 日銀の追加緩和に対する過度な期待がしぼみつつある
o 5年セクターは現在、目立つ割安感も割高感もない
o マイナス0.30〜マイナス0.25%での投資家の需要を見極めながら応札スタンスを考えたい
海外市場の流れ
• 16日の米10年国債利回りは前営業日比3ベーシスポイント(bp)低い1.74%程度
• 米小売売上高:9月は予想外の減少−堅調な個人消費に変化か
• 東京時間早朝の円相場は1ドル=108円台後半で推移
• トランプ大統領、11月に習主席と会談し米中貿易合意に署名する公算
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-16/PZGI9GT1UM1701?srnd=cojp-v2
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/407.html
34. 2019年10月17日 11:30:37 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[24]
↑
千葉でも、呼んだけど、こなかったんだが。
自衛隊。
4. 2019年10月17日 11:31:21 : FnMaL4jXKo : dkQ2VFhGbmxOZWM=[1]
わざと混乱させるような情報が沢山意図して流されているようで
右や左の旦那様周りをよく見て渡りましょう。
ご存知かと思いますが最低これくらいは見た方が世界の動きから取り残される。
https://jp.sputniknews.com
https://twitter.com/TrumpTrackerJP
希望的観測や独自解釈ばかりだとブリブリ大魔王で辺り一面が武蔵小杉のように臭くなる。
このジャンルは高給工作員や専門の業者で煽り屋さんがテンコモリ。
シリア軍、「ダーイシュ」のかつての「首都」ラッカに5年ぶりに入る=消息筋
https://jp.sputniknews.com/middle_east/201910166761017/
中東
2019年10月16日 20:55(アップデート 2019年10月16日 21:21)
シリア軍は2014年以来5年ぶりに同国北部ラッカに入り、監視所を設置した。野戦軍筋が伝えた。
消息筋は「シリア政府軍の前衛部隊は、5年ぶりにラッカに入り、市内に複数の監視所を設置した」と述べた。
ラッカは2014年にテロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国、ロシアで活動が禁止されている)」に占拠され、事実上、ダーイシュの拠点となり、「首都」と称された。
「シリア民主軍」は国際有志連合の航空機の支援の下、数か月にわたる軍事作戦を実施、ラッカは2017年10月に解放された。
大規模な爆撃と親米クルド人勢力の行動でラッカは破壊され、未だに再建されていない。 シリア外務省は、ラッカ解放の際の有志連合の行動をジェノサイドだと指摘した。
エルドアン大統領 10月22日にソチで露首脳と会談
https://jp.sputniknews.com/world/201910176762565/
国際
2019年10月17日 10:36
ロシアのプーチン大統領はトルコのエルドアン大統領と10月22日にソチで会談し、シリア情勢について協議する。ロシア大統領府のペスコフ報道官がリア・ノーボスチ通信の取材で明らかにした。
プーチン大統領は10月15日にエルドアン大統領と電話会談を行い、シリア情勢について意見を交わした。この電話会談の中でプーチン大統領はエルドアン大統領をロシアに招待し、首脳会談の実施を呼びかけた模様。
この電話会談を受けてトルコ政府は16日、エルドアン大統領が22日にソチを訪問することを発表した。ソチの首脳会談ではシリア情勢について協議が行われるとみられている。
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/881.html#c4
63. 2019年10月17日 11:31:53 : OHkMo5nAaE : UzloV1dqRTF5SUk=[174]
15>さんに同感。安倍晋三は普通の神経ではない、これまでどれだけやりたい放題血税を使い放題、何をしても嘘を突き通し逃げ回りした事をウヤムヤにしてきたか、自分の責任と言いながら責任を取ったことが一度もない。異常神経でないとここまで地位にしがみ付いていられない、来年と言わず今すぐにでも辞めてもらいたい、安倍が病めたら赤飯を炊いて心から喜ぶ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/499.html#c63
日銀のマイナス金利深掘りが「再増税」リスクを高める理由
加藤 出:東短リサーチ代表取締役社長
政策・マーケット 金融市場異論百出
2019.10.17 4:10 会員限定
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金融市場異論百出
日本銀行の黒田東彦総裁の心中は次の一手を打つことに傾いているかもしれないが、難しいかじ取りを求められそうだ Photo:EPA=JIJI
「欧州と日本はブラックホール的な金融政策を実施している」
米ハーバード大学のローレンス・サマーズ教授は、英紙「フィナンシャル・タイムズ」への最近の寄稿で、欧州中央銀行(ECB)と日本銀行が実施しているマイナス金利政策の効果に対して、そう懐疑的な見解を示していた。
しかし、日銀幹部はマイナス金利の深掘りを含む追加の金融緩和の是非を、10月末の金融政策決定会合で検討すると強調している。黒田東彦総裁としては、次の一手を打ちたい心情なのではないか。
とはいえ、ここからの追加緩和はメリットよりも副作用が上回る可能性が高い。そのため「やるぞ、やるぞ」と言いながらも決定せずに引っ張り続ける戦術の方が効果的に思われるのだが、日銀は9月の決定会合を経て追加緩和に前のめりな姿勢を一段と強めてきた。
2016年1月にマイナス金利政策を決定したときは、あまりに唐突だったため、日銀は多方面から激しい批判を浴びた。同様のトラブルを避けようと日銀が早めに情報を発信してきた可能性はある。ただし、10月の決定会合での追加緩和が日銀内ですでに「ダン・ディール(取引成立)」になっているわけではなさそうだ。
日銀政策委員の最終的な判断は、米中貿易戦争やBrexit(英国の欧州連合〈EU〉離脱)が世界経済のダウンサイドリスクを高める恐れがあるか否かによるだろう。懸念が強ければ追加緩和となるが、10月中旬時点では米中交渉に明るい兆しが表れている。このまま進めば、米連邦準備制度理事会(FRB)が10月30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを見送る確率が高まる。
かつ、Brexitも最悪のケースがひとまず回避されるなら、日銀が10月31日に政策の現状維持を選択する可能性も出てくる。今回は会合当日まで市場参加者が気をもむ展開になるかもしれない。
一方、仮に追加緩和を行うにしても打つ手は限られる。黒田総裁は超長期金利(20〜30年などの国債の金利)の過度な低下は避ける必要があると最近何度も説明している。それは保険会社や年金基金に打撃を与え、家計部門に強い不安をもたらす恐れがあるからだ。
となると、マイナス金利の大幅な引き下げは難しい。投資家たちに「サーチ・フォー・イールド」(少しでも良い利回りを求める行動)を促し、超長期金利に強い低下圧力を加えてしまうからだ。マイナス金利を先行き何度も引き下げる印象を日銀が醸し出すことも、同様の影響をもたらす恐れがある。
世界に目を向けると、マイナス金利政策が行われている欧州の多くの国では、金融機関は同政策による収益悪化を和らげるために、顧客(主に法人)の口座預金へマイナス金利を適用している。デンマークでは最近の法人向け新規預金金利が平均マイナス0.57%だ。
日本は金融機関同士の競争が激しく、そうはなっていない。だが、もし日銀が大幅にマイナス金利を引き下げれば、口座維持手数料などによる事実上のマイナス金利適用を模索し始めるかもしれない。
それは預金者にとっては“増税”のようなものだ。10月に消費税率が引き上げられたばかりの国民がそれに直面したら、消費マインドは一段と悪化してしまう。
このように考えると、日銀が10月の決定会合でマイナス金利を深掘りすることは適切ではなく、それでも行う場合は、せめて引き下げを0.1ポイント程度の小幅にとどめるべきだろう。
(東短リサーチ代表取締役社長 加藤 出)
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レポ金利急騰を抑制したFRB、米債投資ヘッジコストも低下へ
野地 慎:SMBC日興証券 チーフ為替・外債ストラテジスト
政策・マーケット 金利市場透視眼鏡
2019.10.17 4:00
FRB(米連邦準備制度理事会)が9月に2度目の利下げを行う中、米国の短期金融市場ではレポ取引(国債等を担保とする短期資金の取引)の金利が急騰した。
FRBがバランスシートを縮小してきた中、(銀行が連邦銀行に預ける)準備預金が不足がちになり、連邦政府による税金収納と国債発行に伴う資金決済が重なり、ドル不足が生じたことが金利上昇を招いたとされる。
拡大画像表示
長らく超過準備(準備預金)が溢れるような金融政策を続けてきた当局が油断していた中で生じた金利急騰と見ることもできるが、FRBの反応は素早かった。
ニューヨーク連銀は連日巨額の資金供給を行い、またFRBのパウエル議長は準備預金の拡大を表明している。各期間のレポ金利は低下し始め、また、短期金融市場のドル逼迫の影響で上昇しやすいLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)も低下し始めた。
今後、短期金融市場に安心感が広がれば、LIBORはOIS(リスクフリーレート)に対する上乗せ幅を縮め、さらに低下すると予想されるが、本邦投資家がドル資金を調達する際の金利(ヘッジコスト)は日米のLIBOR金利差を基に算出するため、本邦投資家の外債投資にも影響が及ぶと予想される。
日本銀行のマイナス金利政策が長期化する中、本邦投資家は外債投資を積極化させてきたが、2017年から18年にかけてのFRBの相次ぐ利上げでヘッジコストが上昇し、米国の債券については為替ヘッジ付きでは投資しづらい環境が続いてきた。
米国債に対し一定の利回りの上乗せがあるMBS(住宅ローン担保証券)であれば為替ヘッジ後でも利ザヤが確保できたため、一定の投資が続いていたが、その利ザヤもゼロに近づく中、フランス国債や日本の超長期国債への見直し買いが増え、全世界的な長期金利低下の一助となったとされている。
そのような中、FRBの利下げとそれに伴うドル短期金利(ヘッジコスト)低下によって資金の行き先が変化する可能性もあったのだが、上述のレポ金利急騰はその流れに水を差した格好ともいえる。
ただ、FRBの英断でヘッジコストは低下しつつある。足元では米銀がドル資金を出し渋る年末に差し掛かり、ドルのヘッジコスト低下は一筋縄ではいかないことがうかがえるが、今後のFRBの利下げの回数次第によっては、ヘッジコストがさらに低下する可能性は十分にありそうだ。
年末のドル資金逼迫期を乗り越えた来年の1月あたりには米国債と欧州債、日本国債のリターンを比較しながら運用先を選ぶような投資家も増える可能性が高いといえよう。
(SMBC日興証券チーフ為替・外債ストラテジスト 野地 慎)
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野地 慎
トランプvs中央銀行「通貨攻防」が本格化、欧州も緩和転換で
ダイヤモンド編集部,西井泰之
世界の長期金利上昇の契機は、日本の超長期国債利回り急上昇
野地 慎
1-3月期GDPが示す景気変調、次の金融緩和の決め手は「マイナス金利の深堀り」
大久保琢史
https://diamond.jp/articles/-/217688?
ビットコイン、8000ドル割れ−さらなる下落をテクニカル分析が示唆
Olga Kharif
2019年10月17日 8:58 JST
• 悪いニュースが続く中、ビットコインは6月以来の安値に逆戻り
• この節目を持続的に割り込めば約7311ドルを試す恐れ
仮想通貨ビットコインの見通しは良くない。
ビットコインは16日に8000ドルを割り込み、6月以来の安値に逆戻りした。悪いニュースが続いていることが他の仮想通貨にも重しとなっている。テクニカル指標は今回の8000ドル割れが重要であることを示唆しており、さらなる痛みにつながる可能性がある。
この節目を持続的に割り込めば、ビットコインは200日移動平均である約7311ドルを試す恐れがある。ビットコインの50日移動平均も100日移動平均も割り込んでおり、テクニカル分析での見通しが悪いことをさらに示唆している。
原題:
Bitcoin’s Latest Swoon Raises the Risk of Key Technical Breach(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-16/PZHP7XT0G1KW01?srnd=cojp-v2
ポンドが下落、離脱巡る楽観が後退−合意に障壁
Charlotte Ryan
2019年10月16日 17:48 JST
16日の外国為替市場で英ポンドが下落。欧州連合(EU)離脱を巡る合意が目前に迫っているとの楽観が後退した。英保守党政権を閣外協力で支えてきた北アイルランドのプロテスタント強硬派、民主統一党(DUP)が合意案に異を唱えた。
合意への期待からポンドは過去4営業日に2008年以来の大幅上昇を演じていた。交渉は15日夜に進展し16日に再開されると当局者が述べたが、英政府はDUPの反対のために悲観的になったと当局者が明らかにした。
トレーダーはポンドが2つの相反する方向で大幅に変動する可能性があるとみて、オプションの購入に動いている。ブルームバーグが調査したストラテジストによれば、EUと離脱合意を成立させ議会が承認すれば、ポンドは1.40ドルまで上昇するとみられる。一方、合意に失敗すれば英国経済は合意なき離脱の混乱に陥り、ポンドは1.11ドルに沈む可能性がある。
ポンドはロンドン時間午前9時までに0.6%安の1.2707ドルとなった。15日には約5カ月ぶり高値の1.28ドルに達していた。
原題:Pound Pulls Back From Rally as Brexit Negotiations Hit Hurdle(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-16/PZGKBH6S972801
64. すべてを疑う山本太郎[-5] greC14LEgvCLXoKkjlKWe5G@mFk 2019年10月17日 11:32:31 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-3449]
>>60
エジプトといったらスエズ運河、ロスチャイルドでしたね。
https://www.y-history.net/appendix/wh1401-042.html
>1875年に財政難に陥ったエジプト政府はその持ち株の売却を図った。知らせを聞いた首相ディズレーリは、フランスに先んじてスエズ運河の株を買収を決断、ロスチャイルド財閥の資金提供を受け、44%の株式を手に入れた。
明治8年のことでした。
>資金提供を「お国のためだ」とロスチャイルドに求めると、ロスチャイルドに「では、あなた側の抵当物件は?」と問われた。
>交渉に当たったディズレーリの秘書官はそれに対し「イギリス政府であります!」と答えたという。
>こうしてロスチャイルド家は大英帝国を担保として資金を融資し、イギリスは一夜にしてフランスを押しのけてスエズ運河の筆頭株主となり、それは以後のイギリスの生命線となった。
今のスエズ運河はエジプト政府の直営なんですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%90%E3%83%B3
>運河はエジプト政府が直轄するスエズ運河庁が所有運営
でも、
>2008年7月22日、フランスガス公社_(GDF)とスエズの合併により、GDFスエズの社名で成立
で、サンゴバン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%90%E3%83%B3
いや、
エンジーの所有といってもいいんですかね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/エンジー
ニッサンに続いて、森ビルを買収しようとしている???
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/499.html#c64
1. 2019年10月17日 11:32:44 : haNmHQ19oM : ZG9ZaEFqa3NjTTY=[253]
ウンコナガレネーゼと
ベンジョガミプカプカウイテルーゼで
東京は壊滅いたしマスタ。
47. 2019年10月17日 11:33:54 : CCbMUBjgno : RDV6SEpZV3lmQ1k=[80]
「自分さえ良ければいい」という考えが広がりすぎた。
それで被害に遭った人たちも馬鹿馬鹿しくなって自分の身を守ることだけ考える様になって悪循環。。。
もうそろそろ衆院選の候補者発表してほしい。
民主党の動きが鈍くて太郎応援団も疲れが見えるから。。。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/497.html#c47
5. 2019年10月17日 11:34:26 : cLDnQRgwVo : UkN6RldtVlRUUk0=[6]
非難を恐れずに言うが、この犯罪教師、創価学会員じゃないか。
創価学会ストーカー犯罪工作員は車両による轢き殺し!までヤルからな!
バイクや自転車で追い回し怪我させるなんぞ、お手のもの!
10/16、横浜市中区の警察署近くのスーパーマーケット内ビルでも、以前にもヤラレタ!ダイソー勤務
の中年女が創価学会集団ストーカーお得意メニューコースのコリ
ジョン(collision)!をしかけて来た。
当然、抵抗!した。創価学会集団ストーカークズはそれを逆手!に取って、創価学会集団ストーカーの自分の側が被害者?として、その映像をスマホで公!民!下層工作員全創価学会集団ストーカー犯罪者に流しているだろう。
その他、横浜銀行ATMでも、創価学会集団ストーカージジイ1、ババア1が嫌がらせ!
新党のボス?のポスターを貼っているか?不遜にもキレイ目の奴がバイクでチェックに来ているとこの阿修羅に投稿したら、昨日、10/16、[BIKE]と表示のジャケットの若い男が目の前に立った。アハハハハ!
オメエら!頭、壊れているのか!?
それこそ、頭わいているのか?!
こういうクズばかりが今のニッポン!です。海外の皆さん!
このクズ教師の犯罪に遭われた被害者の先生方!
この腐敗劣島ニッポンでは考えられない、擦れたところがない、いい意味で素直な子供がいる発展途上国も先生を求めています。
まだまだ、お若い先生のようなので、そういう道もあるということです。
心の傷の回復には時間がかかります。
貴方さまの心の幸せを祈って已みません。
そして、公表してくれた貴方様の勇気!有難う!
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/509.html#c5
1. 2019年10月17日 11:34:47 : haNmHQ19oM : ZG9ZaEFqa3NjTTY=[254]
やっぱり日本海でしょ。(笑)
一帯一路からデジタル覇権へ舵切った中国の野望 世界中の独裁政権が渇望するデジタル監視技術で世界制覇狙う
2019.10.17(木)渡部 悦和
中国 IT・デジタル 政治 安全保障 経済
4月24日、ミャンマーのアウンサン・スーチー氏と面会し握手する中国の習近平国家主席(北京で、写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
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一帯一路構想(BRI:Belt and Road Initiative)は、中国が最も重視する国家戦略の一つであり、米中の覇権争いを分析する際に不可欠な要素だ。
このBRIが現在どのような状況になっているかを明快に分析した論考*1が最近発表された。
この論考は、米国のシンクタンクAEI(American Enterprise Institute)が運営している「中国世界投資調査(CGIT:China Global Investment Tracker)」の膨大なデータベースに基づいて分析されている。
この分析で注目されるのは以下の2点だ。
まず、BRIの参加国は増えているが、中国によるインフラ建設は、中国の外貨準備高の減少に伴い2016年をピークに減少していて、この傾向は継続する可能性が高いという指摘だ。
つまり、BRIにおけるインフラなどの建設分野は今後期待できないということだ。
2点目は、BRIで今後注目すべきは、中国政府が重視する「デジタル・シルクロード(DSR:Digital Silk Road)」であり、その動向に注目すべきだという指摘だ。
以下、この2点を中心として紹介するが、特に「中国のDSRの成功が中国の21世紀の国際秩序を形成する能力を強化し、米中覇権争いの帰趨を決定づける可能性がある」という観点で、DSRの重要性を強調したい。
図1「一帯一路構想(BRI)」
出典:台湾国防白書
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*1=Cecilia Joy- Perez、“The Belt and Road Initiative Adds More Partners, But Beijing Has Fewer Dollars to Spend”
1 一帯一路構想(BRI)…
1 一帯一路構想(BRI)
BRIとは?
一帯一路構想には明確な定義がないが、陸の「シルクロード経済ベルト」と海の「21世紀海洋シルクロード」によりアジアから欧州までを連結させる雄大な「シルクロード経済圏構想」と表現されることが多い。
2013年からBRIを提唱していた中国の習近平主席は、2014年11月に開催されたアジア太平洋経済協力首脳会議で大々的に発表した。
その後、BRIは中国の重要な国家戦略として、2017年10月24日に中国の憲法にも盛り込まれ、習近平主席の威信を懸けた戦略となっている。
発展途上国にとってBRIは、自力では困難なインフラ整備が可能になるという抵抗しがたい魅力を持っているという。
しかし、負の側面として発展途上国の経常収支の悪化や対外債務拡大をもたらしていると批判されている。
中国は現在、137カ国とBRI協定を締結している。特に、2018年6月から2019年6月までに新たなパートナー諸国62カ国が加盟した。
しかし、この加盟国の増加は、BRIにおける建設額や投資額の増加につながっていないという。この原因は、中国の資金不足が大きい。
一方で中国側の嘆きは、多くのBRI加盟国がBRIを中国による対外支援と捉え、「待つ」「頼る」「求める」という傾向が強い点だという。
つまり、資金力のある米国や日本が加盟しておらず、中国に依存しすぎる国々が多すぎ、中国一国では支え切れない状況だ。
BRIの目的は何か?…
BRIの目的は何か?
BRIの目的については様々な解釈がある。私は、米国主導の世界秩序に対抗する中国主導の世界秩序の構築がBRIの目的だと思っている。
この中国主導の秩序の中に中国の海外展開のための軍事インフラ(人民解放軍が使用する港、空港、鉄道・道路など)の確保も入っていることを強調したい。
BRIに批判的な人たちの表現を使えば、BRIは発展途上国に対する債務の罠を伴う「新植民地主義」「現代の朝貢システムの構築」「中国版マーシャル・プラン」、中国の過剰生産能力の解消手段として輸出市場を確保する狙いなどが列挙されよう。
こうした中国に批判的な見方に対して、中国サイドの美しいナラティブ(物語)を紹介する。
李向陽・中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院院長によると、「BRIとは、古代シルクロードを原型とし、インフラによる相互連結を基礎とし、多元的協力メカニズムと「義利観」を特徴とし、運命共同体の構築を目標とする発展主導型の地域経済協力メカニズムである」という*2。
ここで言う「義利観」について、「義」は理念・道義・倫理、「利」は利益・互恵・「ウィンウィン」という意味だ。
孔子が唱える「利」よりも「義」を優先すべきとの立場に立つのがBRIの理念である「義利観」だという。
そして、運命共同体は、習近平主席がしばしば言及する「人類運命共同体」のことであり、「平等な扱いを受け合い、互いに話し合い、互いに理解を示し合うパートナー関係を築くことが、運命共同体を実践する主要な方法。公正・公平で、共に建設し、共に享受する安全な構造を築くことが、運命共同体を築くうえでの重要な保障」としている。
人類運命共同体をはじめとして、なんと美しい言葉が多いことか。BRIについて、言っていることと実際に行っていることの乖離は大きいと言わざるを得ない。
*2=李 向陽、「一帯一路は中国が世界に提供する公共財だ」、日経ビジネス
BRIの建設ピークは2016年、その後は減…
BRIの建設ピークは2016年、その後は減少
中国ではエネルギー・プロジェクトが海外でのBRI関連の建設および投資の大部分を占めている。
しかし、中国はエネルギー部門以外にも、輸送部門におけるBRI関連の建設プロジェクトや商品への投資を重視している。
これは、エネルギー供給を確保し、海外との商品貿易と輸送の接続性を改善するという中国の長年の野心に合致する。
●投資ではなく建設がBRIの主要な経済活動
投資ではなく建設がBRIの主要な経済活動である。建設プロジェクトには、「建設し、運用し、譲渡する」プロジェクトなどの長い運用段階が含まれ、それらは投資と見なされる。
例えば、ハンバントタにあるスリランカの港を「China Merchants Ports(CMPort))」が所有しているように、港を運営するための長期の利権も投資として処理される。
2013年10月から2019年6月まで、現在の137カ国すべてに関係する9500万ドルを超えるBRI案件を集計すると、建設プロジェクトは4320億ドル、投資総額は2570億ドルであった。
商業的および政策的理由から、BRIでは建設が投資を上回っている。
商業面では、ほとんどのBRI諸国は開発途上国で、買収する価値のある収益性の高い資産をほとんど持たないから額が少なくなる。
政策面では、中国の海外非営利建設推進は国有企業内の過剰設備問題を解決するためだ。
国有企業は、BRIの枠組みの内外を問わず…
国有企業は、BRIの枠組みの内外を問わず、グローバルな契約の圧倒的多数を担っている。
国有企業を失敗させたくないという中国の姿勢は、肥大化した企業にビジネス・プロジェクトを提供する必要性を生じさせ、ひいては世界的な建設プロジェクトの継続的な流れを生み出している。
過去数年のデータと比較すると、2019年上半期のBRI建設プロジェクトの件数は40%減少し、資金量はほぼ140億ドル減少した。
この3年間の上半期においては平均83件の建設プロジェクトがあった。しかし、2019年の上半期には58件しか報告されていない。
図2「BRI(2014〜19年上半期)の建設・投資額(単位は10億ドル)」
(出典:中国グローバル投資調査)
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●外貨準備高が減少すると建設額も減少する
上記の図2から、BRIの建設最盛期は2016年であったことが分かる。これには中国の外貨準備高が影響している。
中国の建設プロジェクトは通常、中国政府からの安価な資金提供を受けており、その資金援助は中国の外貨準備からもたらされている。
中国政府の外貨準備の状況が悪化したため、建設資金がその後数年で減少した可能性がある。
2013年にBRIが発表されたときから、外貨準備高は一貫して増加しており、2014年6月には4兆ドル近くに達していた(国家外国為替管理局(SAFE)、2018年5月7日)。
それ以来、外貨準備は減少し、約3兆1000億ドルで安定している。
これは依然としてかなりの額だが、中国政府は、米国との貿易摩擦で外貨準備が厳しく、資金を投じることがますます難しくなっている。将来的に、「カネの切れ目は縁の切れ目」の状態になる可能性はある。
2 デジタル・シルクロード構想…
2 デジタル・シルクロード構想
デジタル・シルクロード構想(DSR)は、インターネット・インフラの強化、宇宙協力の深化、共通の技術基準の開発、BRIの加盟国における警察システムの効率改善などが含まれている。
デジタル・シルクロードに対する懸念
最近、中国によるBRI諸国の通信分野への影響力の拡大を懸念する声が多いが、中国政府はBRIの一部であるDSRを重視している。
中国のDSRの成功が中国の21世紀の国際秩序形成する能力を強化し、米中覇権争いの帰趨を決定づける可能性がある*3。
DSRを通じて米国との戦略的技術競争を行うとともに、世界中にデジタル独裁主義(Digital Authoritarianism)モデルを輸出している。
DSRはBRIの重要な部分で、海外におけるデジタル連結性を向上し、技術大国に上り詰めることに焦点を当てている。DSRの特徴を4つの分野で分析する。
@物理的なデジタルインフラ(5G携帯ネットワーク、ファイバー光ケーブルを含むインターネット・インフラ、データセンターなど)を提供する世界のリーダーになる。
ADSRを通じて経済的及び戦略的に活用できる最先端技術(衛星航法システム、人工知能、量子コンピューティングなど)の開発に投資する。
BDSRを通じデジタル自由貿易地域を構築し、国際的なEコマースの主導権を握る。
Cサイバー空間と先端技術に関する国際的な規範を確立する。結果として、将来的なデジタル世界の概念(例えばサイバー主権(cyber sovereignty))に適合する規範を確立する。
世界中の独裁的な政権は、これらの努力を歓迎する、なぜならサイバー主権が国民の表現の自由などを抑圧でき、国民を統制しやすくなるからだ。
*3=Clayton Cheney, “China’s Digital Silk Road Could Decide the US-China Competition”, The Diplomat
DSRの何が問題か?…
DSRの何が問題か?
●中国のデジタル監視社会の輸出
中国のデジタル監視社会は、新疆ウイグル自治区のイスラム教徒に対する徹底的な監視と弾圧、インターネット検閲による共産党批判の封じ込め、至る所に張り巡らされた監視カメラ網、国民一人ひとりがデジタル技術で格付けされる「社会信用システム」の構築などにより国民を徹底的に監視している。
この中国式デジタル監視社会がDSRによりBRI沿線国に輸出され、中国の影響圏が拡大する可能性が高い。
デジタル監視を行う政権側にはビッグデータが蓄積され、そのビッグデータは中国に集積される可能性が高い。
そのビッグデータを中国が利用してBRI沿線国をコントロールする可能性はある。デジタル監視社会の輸出は中国的な「デジタル独裁主義」の輸出につながりかねない。
また、沿線国のビッグデータを用いて、中国のAI開発、電子商取引やキャッシュレス決済などのデジタルビジネスを加速することが可能となる。
●中国の技術でBRI沿線国のサイバー空間を支配
DSRは、中国によるBRI沿線国に対するサイバー空間の構築を意味する。
結果的に、中国は沿線諸国のサイバー主権を侵し、サイバー支配を確立するかもしれない。中国がサイバー空間を支える技術を提供しているだけに、他国のサイバー空間で多くのことを隠密裏にできるであろう。
●「デジタル地球」構想に伴う中国宇宙技術による支配
DSRは、サービス開始以来、アジアの新興経済国に中国の技術を提供を行っている。
2016年、中国科学院は、BRIの下での複数のプロジェクト、特に南アジアと東南アジアでのプロジェクトのために、宇宙に根拠を置く遠隔計測データを収集する「情報シルクロードによるデジタル地球(Digital Earth Under the Information Silk Road)」構想の一環として、海南と新疆に2つの地域研究センターを設立した。
一方、中国の産業界において、2020年までに35基の衛星から成る中国版の全地球測位システム(GPS)である「北斗衛星導航システム(BeiDou Navigation Sattellite System)」(最初は北斗-1、現在は北斗-2)の開発が積極的に進められている。
中国衛星航法局は、米国政府が保有するGPSに代わるものとして、全世界で実用化を目指している。
既にパキスタン、ラオス、ブルネイ、タイなど多くのアジア諸国で採用されている。中国は、宇宙技術でこれらの国々を取り込み、「現代版朝貢システム」を構築しようとしている。
●「Eコマース」と「モバイル決済」によるデ…
●「Eコマース」と「モバイル決済」によるデジタル・ビジネスの支配
一方、DSRのソフト面では、「Eコマース(電子商取引)」と「モバイル決済」の利用が増加しており、Eコマースと従来の企業とのコラボレーションが拡大している。
2014年から15年にかけて、中国のアリババ(Alibaba)は、伝統的な郵便事業会社であるシンガポール郵便(Singapore Post)に4億米ドルを投資した。
一方、テンセント(Tencent)、政府系ファンドである中国投資有限責任公司(China Investment Corporation)、ライドシェア会社である滴滴出行(ディディチューシン)は、東南アジアの主要な配車サービスであるグラブ(Grab)に投資している。
南アジアでは、アリババグループは2015年から2017年の間に、インドのEコマース会社である「Snapdeal」、「Big Basket」、「Ticket New、One97」に対し、合わせて6億2000万ドル以上を投資した。
これらのデジタル経済は、消費者行動の動向の把握、伝統的な企業とデジタル企業の双方に大幅な成長をもたらしている。
しかし、新興経済国が今後数年間に中国からの技術移転によってより公平な競争条件を獲得するにつれて、アジア経済に大きな競争が起こることを意味する。
ミャンマーを例にとってみよう。
2012年には、人口の1%未満しかブロードバンドにアクセスできなかった。しかし、同国の運輸通信省はファーウェイ(HUAWEI)と協力して2025年までに5Gブロードバンド・サービスを開始する予定だ。
つまり、シンガポール、マレーシア、インドなどの国々が経験してきた何世代にもわたるモバイル・ネットワークを飛び越えて、いきなり最新の5Gブロードバンド・サービスを手に入れることになる。
中国のテック企業がBRIの加盟国に進出し続けるにつれ、南アジアと東南アジアが全体として急速に発展することは間違いない。
このDSRは本質的にゲーム・チェンジャーであり、すでに低成長に陥っている国々の競争上の優位性が厳しくなる一方で、低開発国にはより大きな経済的機会をもたらすことになる。これらをコントロールするのは中国の技術だ。
3 米国と日本のDSRへの対応は難しい…
3 米国と日本のDSRへの対応は難しい
中国がDSRを拡大していくと日本や米国の入り込む余地がなくなる。
米国の国防戦略で記述されている「世界の秩序は中国に有利な方向に向かっている」という表現は、DSRには特に当てはまる。
米国はDSRに対応するダイナミックな戦略を持っていないし、ファーウェイの5Gに匹敵する携帯通信技術力と安さを兼ね備えた企業も持っていない。
しかし、米国が技術分野と経済分野で中国との戦略的な競争に強い姿勢で臨んでいることは適切だし、ZTEとファーウェイに対する制裁は、米国が中国の通信大手に打撃を与える手段をまだ持っていることを示している。
中国のDSRへの取り組みは「北斗衛星導航システム」の提供、ファーウェイの光ファイバーや4G・5G携帯通信技術の提供などによりBRI沿線国に着実に食い込んでいる。
米国がただ単にファーウェイ技術や製品を排除するように同盟国や友好国に圧力をかけたとしても効果は限定的だ。米国はもっと統合的なアプローチを行っていかなければいけない。
そのためには、アメリカ・ファーストを唱え、米国だけの利益を追求して同盟国や友好国に負担を強いる姿勢を改める必要がある。
米国が6月に発表したインド太平洋戦略では、米国の同盟国や友好国との連携なくして中国に対抗できないことを認めているではないか。
我が国は、中国のBRIやDSRに対して米国と共同歩調を取ってきた。今後とも米国と共に中国のDSRに対応せざるを得ない。
そのためには、国を挙げたデジタル技術、AIなどの最先端技術の開発による技術大国の復活を目指すべきだし、日本独自のインド太平洋地域における、中国の強引なインフラ整備とは一線を画す、質の高いインフラ整備を継続するなど、やるべきことは多い。
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米「香港人権法案」に中国激怒、揺らぐ香港の命運 法案成立なら報復という習近平政権、トランプはどう出るのか?
2019.10.17(木)福島 香織
アメリカ国旗を持って香港行政長官の施政方針演説に抗議する人(2019年10月16日、写真:ロイター/アフロ)
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(福島 香織:ジャーナリスト)
香港では10月上旬から緊急法に基づく覆面禁止法が施行され、警察による無差別逮捕が始まり白色テロ(暴力を伴う政治的弾圧)の様相を帯びてきた。
9月以降、海から引き揚げられた遺体や、高所から飛び降りて死亡確認されたケースは9月中旬の段階で50人前後。複数の遺体は、全裸だったり暴行の跡があったり、口にガムテープが張られている。それにもかかわらず、警察は自殺として処理しており、8月31日の8.31デモ以降、連絡が途絶えているデモ参加者の噂などと相まって、公表はされていないが警察の暴行による死者が出ているのではないか、という懸念も出ている。
深センに近い山中にある新屋嶺拘置所には2000人前後のデモ参加者が拘留されていると見られており、そこで看守や警官による拘留者への虐待や辱めが行われているという出所者の証言や、新屋嶺拘置所に隣接した土地に大規模な反テロ訓練施設を建設する計画などが報道されている。
林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は記者会見で「中央政府への支援を求める選択肢を排除していない」と香港基本法18条に基づく解放軍出動要請の可能性もにじませ、香港市民の抵抗を警察権力と軍事力行使をほのめかすことによる恐怖で押さえつけようとしている。
旺角の繁華街では駐車中の警察車両近くで、携帯電話を使った遠隔操作式の手製爆弾が爆発した。警察はデモ隊の仕業としており、香港のデモは放っておくと紛争に近い状態になるのではないか、と懸念する声もでてきた。
米下院で「香港人権・民主主義法案」可決
そういうタイミングでついに、米国下院が10月15日、「香港人権・民主主義法案」を可決した。上院本会議で可決され、トランプ大統領が署名すれば成立だ。
制裁色が濃くなった新版法案
この法案は、香港の人権、民主を損なう政策や行動をとった香港官僚に対して入国拒否などの制裁を行い、香港に対して経済制裁をとることを定めている。中国は法案を成立させたならば報復措置をとる、としている。この法案は、香港の救いとなるのか、あるいはより深い混沌に導くのか。
アメリカの国営放送局、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によれば、この法案は争議が存在しないものとして、両院での審議時間は40分に制限され、内容上はほとんど修正がないと見られている。上院の可決もほどなく行われる見通しだ。法案の中身は、先月に両院の外交委員会で全会一致で通過した法案と比べると、本会議に提出された新版法案では制裁色がかなり濃くなった。
たとえば、以下のような変更点がある。
(1)法案は、香港の自治状況を年度ごとに評価する。香港政府が行政、立法、司法部門で法治を維持し、公民の権利方面の“自主決策”を保護できているかを審査する。もし、法治が維持できておらず、公民の“自主決策”の権利が保護されていないと判断されれば、香港が引き続き中国大陸と異なる特別優遇を認定するか否かについては、米国と香港の間で協議される。今回可決された新版法案では、この協議のテーマについて、明確に商業協議、執法協力、不拡散承諾、制裁執行、輸出管制協議、税収・為替兌換の状況などの協議と細分化して言及されていた。
(2)新版法案では制裁対象がさらに広汎に拡大された。外交委員会で提出された法案では、香港の書店関係者拉致に関与する者や親中派記者、および基本的自由、人権を行使しようとした人間を拘束し中国大陸に引き渡した司法関係者などが制裁対象者例として挙げられていた。だが新版法案では、(A)香港において任意拘束、拷問、脅迫を実施したり中国大陸に引き渡すと恫喝した人物、(B)『中英連合声明』『香港基本法』で定められた香港、中国の共同の義務に背いたり違反する行為、あるいは米国の香港における自治、法治方面の国家利益を損なう行為、その決定にかかわる者、(C)香港において国際社会が認める深刻な人権侵害行為を行った者、などが対象となった。
(3)一方、香港人のビザ発給要件は寛容になった。最初の法案では、香港民主、人権、法治を求めて平和的な方法のデモを行って逮捕、拘留された香港人については、米ビザ発給が拒否されない、という文言だったが、新法案では「平和的」と強調する文言がなくなった。つまり平和デモ以外の勇武派デモでも、これに参加したことで逮捕された香港人については政治犯として扱われ、ビザ申請を米国は拒否しない、とした。
(4)輸出管制報告の要求も変わった。香港商務部が提出する年度報告をもとに、香港政府が米国への輸出管制法規に従っているか、米国と国連の制裁規定に従っているかを評価することになっていたが、これについて180日ごとに報告書の提出が求められるようになった。
中国は激しく反発
(5)米国公民と企業の香港における利益を保証するものとして、最初の法案では「香港政府は逃亡犯条例を強行に制定した場合、犯罪容疑者の中国大陸への引き渡しについては認める」としていた。というのも、この法案が最初に提案された当時の論点は逃亡犯条例改正問題だったからだ。だが香港政府が正式にこの条例改正案を撤回したので、新版法案からこの部分の内容は削除された。代わりに、香港政府が類似の法案を提出した際には、米国務長官が米議会に通知し、そのリスクを評価し、米国の香港における利益を保証する戦略を制定する、とした。
このほか、制裁対象者の米国における資産凍結、本人および直系家族の米国入国禁止などの措置が取られるという。また、同日下院では香港警察に武器販売を禁止する「香港保護法案」、香港人のデモの権利を支持する「香港支持決議」が可決された。
中国は激しく反発
この可決直前の10月12日、テッド・クルーズ上院議員が香港を訪問し、米領事公邸での記者会見で、北京の独裁政権を非難。その翌日、中国の習近平国家主席は訪問先のネパールで13日、「中国の地域の分裂を企むものはいかなる者も、“最後は粉々になる”」と激しい語調の演説を行ったことが、チベット問題だけでなく香港を念頭に置いたものではないか、と話題になった。
10月16日の中国外交部記者会見では、報道官が香港人権・民主主義法案について「強烈な憤慨と断固反対」を表明。もし、法案を最終的に成立させたなら、「中国側の利益を損なうだけでなく、米中関係を損ない、米国自身の利益も深刻に損なわれることになる。中国側は必ず力のある断固とした対応策を講じて、自身の主権と、安全、発展の利益を断固擁護する」として、報復措置を明言。「崖っぷちから馬を引き返せ。すぐ、法案の審議を中止して、香港事務に手を突っ込み、中国の内政を干渉するのをやめよ」と激しい調子で警告した。
気まぐれなトランプはどう出るか?
この香港関連法案がいつ成立するのか。本当に成立するのか。目下の米議会のムードを読めば、議会側に法案成立を阻む要素はない。
1つあるとすれば、トランプ大統領がサインするかどうか。おりしも、10月10〜11日にワシントンで行われた第13回米中通商協議(閣僚級)では、貿易戦争休戦に向けた第一歩と言える部分的合意ができたらしい。中国は毎年、米国農産品400億ドルから500億ドル分を購入すると承諾し、トランプは「米国の農家はすぐに、より多くの農地と大型トラクターを買いに行くべきだ」と記者会見で笑顔でコメントした。トランプに言わせれば「米中間は一時緊張していたが、再び愛情の季節がやってきた」とか。どこまで本気かは怪しいが、少なくともウォール・ストリートの株価は好感した。11月にチリでAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が開かれるが、うまくいけば合わせて行う米中首脳会談で調印される可能性もある、らしい。
追いつめられた習近平は?
10月15日に実施する予定だった2500億ドル分の中国製品に対する30%までの関税引き上げは、一時的に延期された。トランプは劉鶴に対して、香港の抗議デモについて「数カ月前と比較すると、確かに参加人数は現在ずいぶん減った。我々はこの問題についても討論し、香港自身が解決すると思っている」と軽くコメント。そのコメントはあたかも、トランプが香港を今まで擁護したのは通商協議を有利に運ぶためであり、中国が全面的に譲歩すれば香港を見放すのではないか、と想像させるような軽さだ。
だが、逆に言えば、通商協議と香港関連法という2つのカードで米国がとことん習近平政権を追いつめるチャンス到来、という見方もできる。
中国ではまもなく、およそ20カ月ぶりの共産党中央委員会総会(四中全会)が開かれる。それを前にしたタイミングで米国が香港の問題と貿易問題で中国に徹底的に妥協を迫ることもできる。
習近平も党内で必ずしも味方が多いほうではない。追いつめられた習近平は、完全に妥協し、中国の覇権を諦め、米国主導の国際ルールのもとで再び改革開放路線に舵を切るのか。あるいは、対米報復措置をとり、香港のデモに対して解放軍出動といった天安門方式で一気に鎮圧するという暴挙に出るか。
香港の運命は、気まぐれなトランプと、毛沢東信望者の習近平の危険なディールの延長の上で揺れている。
私はもし、日本にアジアで最も民主と自由の恩恵を受けている国家という認識があるなら、ここで香港の民主や自由を守るアクションを国会議員たちが取ってもいいのではないか、と思っている。米中のディールだけに香港の命運を預けるのではなく、国際社会がコミットすることで少しでも明るい展望が示せることもある。
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韓国大統領、サムスン、現代自動車相次ぎ訪問
2019年10月15日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン=1953年生)大統領が京幾道華城(ファソン)にある現代自動車の研究所を訪問し、自動運転や水素、電気自動車など未来型自動車研究施設などを視察した。10月10日には、サムスン電子のディスプレー工場を視察したばかりだ。経済民主化を掲げ、財閥と一定の距離を置いていた大統領だが、経済活性化のために財閥との関係が変化しつつある。
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https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57956
香港経済は7−9月にリセッション入り、支援策講じる−林鄭行政長官
Eric Lam、Iain Marlow
2019年10月16日 15:38 JST
市民の不満が広がる一因の経済問題に対処する姿勢
立法会で演説開始も民主派議員が妨害−映像を通じた演説に変更
Demonstrators display a banner during a protest outside the Legislative Council building in Hong Kong, China, on Wednesday, Oct. 16, 2019.
Demonstrators display a banner during a protest outside the Legislative Council building in Hong Kong, China, on Wednesday, Oct. 16, 2019. Photographer: Chan Long Hei/Bloomberg
香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は16日、域内経済が7−9月(第3四半期)にリセッション(景気後退)に入ったとの見方を示した。数カ月に及ぶ政府への抗議活動や世界経済の減速で予想されていた結果を追認した形だ。
林鄭行政長官は施政方針演説に当たる施政報告で、高止まりする住宅コストの引き下げに向けた措置を発表。立法会(議会)で演説を始めたが、民主派議員らが抗議のスローガンを繰り返し叫んだため、議場で演説を続けられず映像を通じて行った。
7−9月の域内総生産(GDP)速報値は31日に発表される。
林鄭長官は低所得層の生活コスト引き下げに向けた施策を打ち出し、市民の不満が広がる一因となっている根本的な経済問題の一部に対処する姿勢を示した。一連の対策として住宅用土地取得強化や1次取得者向けの住宅ローン規制の緩和、学生への現金支給、低所得世帯への助成増額などを計画している。
relates to 香港経済は7−9月にリセッション入り、支援策講じる−林鄭行政長官
立法会の議場に入る林鄭月娥行政長官(16日)Photographer: Paul Yeung/Bloomberg
原題:
Lam Sees Hong Kong in Recession, Unveils Measures to Aid Economy(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-16/PZGE7V6JIJUP01?srnd=cojp-v2
ワールド2019年10月16日 / 13:16 / 4時間前更新
香港行政長官、住宅不足緩和措置を公表 民間から用地取得へ
Reuters Staff
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[香港 16日 ロイター] - 香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は16日、動画配信された施政方針演説で、長引く抗議デモへの対応として、住宅不足の解消に向けた措置を打ち出した。
長官は先に、3回目となる施政方針演説に臨んだが、開始後に民主派議員がデモ隊のスローガンにもなっている「ひとつも欠けることない5大要求」と叫んで妨害、中断を余儀なくされた。
その後、動画配信された演説で長官は、香港政府は住宅事業を劇的に増やし、公共住宅の販売を加速すると表明。香港では不動産価格の高騰が若者を中心に国民の怒りを買っており、デモの一因になったと考えられている。
長官によると、土地収用条例に基づき、新界地区にある民間所有地約700ヘクタールを取得する計画で、これに加えて450ヘクタールも収用する予定だという。
香港の有力な不動産開発業者からの用地取得は、ここ数年で最も大胆な措置の1つとなる。政府の推計によると、恒基兆業地産(ヘンダーソンランド)や新世界発展(ニューワールド・デベロップメント)、新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ)といった不動産大手は1000ヘクタール以上の農地を抱えているという。
長官は「さまざまな所得層の人々が住宅を保有する機会を生み出し、香港で幸せに暮らせるようにする決意だ」と表明。「すべての香港市民とその家族が住宅問題にこれ以上悩まないよう、香港に自分たちの住宅を持てるようにするという明確な目標をここに掲げる」と述べた。
長官はすべての不動産開発業者に協力を要請。具体的にどのように作業を進めるのかについて、これ以上の詳細は明らかにしなかった。
発表を受け、香港株式市場では、不動産株指数が2%以上値上がりした。
香港では1997年の中国返還前、政府が土地所有者に補償をした上で公共のために土地を活用することが度々あったが、中国返還後に、民間の不動産開発業者からの土地収容を実現した行政長官はいない。
長官は「一国二制度」を支持するとも表明。香港経済は低迷しており、短期的に人員削減の圧力が強まっているとの認識も示した。
*内容を追加しました。
https://jp.reuters.com/article/hong-kong-lam-speech-idJPKBN1WV0A5
香港危機、天安門事件の経験者が抱く諦観
身をもって知った中国共産党の怖さ、若者の勇気は称えるが・・・
2019.10.17(木)The Economist
10月14日の香港。この日も大々的な抗議デモが行われていた(写真:ロイター/アフロ)
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天安門の経験者は歴史が作られた瞬間を見た。そこには多大な犠牲を伴った。
中国共産党は、自らの意志を通すためには人を傷つけることも厭わない――。
韓東方(ハン・ドンファン)氏はこれを苦い経験を通して学んだ。1989年の民主化運動で活動していた韓氏はその年の6月初め、噂が飛び交う天安門広場にやって来た。
そして鉄道電気技師に転じた元兵士として、人民解放軍は同胞を決して撃たないと語り、怖がる仲間たちを安心させた。
その過ちにいまだに苦しんでいる韓氏は2014年9月、中国を追われて以来住んでいる香港で、中心部を占拠する運動「中環占拠(オキュパイ・セントラル)」の民主活動家が道路を封鎖するのを見て、いても立ってもいられなくなった。
慌てて抗議行動の現場に赴き、若者たちの隣に座り、道理をわきまえるよう促した。
道路を封鎖することで君たちは警察、ひどい場合には香港の兵舎でひっそり待機している中国の兵士たちに攻撃の口実を与えている、と助言したのだ。
時は下って2019年。今度は新世代の急進的な活動家たちが、中国の支配層をほとんど挑発するに至っている。
香港市街に部隊を送ってみろ、人を傷つけて中国の本性を見せてみろ、といった具合だ。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57951
トランプが「根拠のない世界」に浸かる狙い
「ウクライナ疑惑」もう1つの闇が浮き彫りにするもの
2019.10.17(木)新潮社フォーサイト
2019年9月25日に行われたウォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領とトランプ大統領の首脳会談(提供:Shealah Craighead/White House/ZUMA Press/アフロ)
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(文:杉田弘毅)
ドナルド・トランプ米大統領に対する下院の弾劾調査が始まった。
ウォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領との電話会談で、民主党のジョー・バイデン前副大統領と息子のハンター氏についての捜査を要求したことが弾劾相当と、民主党は追及している。その後トランプ大統領は中国にもバイデン氏の捜査を促しており、その行動は世界を驚かせている。ここでは、日本のメディアもほとんど取り上げていないが、ウクライナ大統領との電話会談でのもう1つの重要発言も精査したい。
それは、「地下言説」とも呼ぶべき根拠のない世界に、トランプ大統領がどっぷり浸っている事実を浮き彫りにするものである。
元首席戦略官のスティーブン・バノン氏らが率いる「右派ポピュリスト」(もう1つの右翼と呼ばれる「オルト・ライト」とも)の影響下にトランプ大統領は今も置かれ、2020年大統領選では、支持基盤である彼らの言説やフェイクニュースを徹底的に使っていく戦略が見えてくる。
「クラウドストライク」という企業を名指し
トランプ大統領は7月25日、ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談で、2つの要求を行った。1つは、弾劾事案とされるバイデン親子への捜査要求である。そしてもう1つ、「クラウドストライク」(以下、CS社)という企業の名前を挙げて、ロシア疑惑の発端についてウクライナ政府に捜査を要求したのだ。
CS社は2011年に創設された、米カリフォルニア州のシリコンバレーを本拠地とするサイバーセキュリティー企業である。そのソフトウェアの「ファルコン」は、「ゴールドマン・サックス」や「アマゾン」など多くの大企業が契約している。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のパロディ映画を製作した「ソニー・ピクチャーズ」がハッキングされた際、米連邦捜査局(FBI)とソニー・ピクチャーズはCS社に調査を依頼してハッキングの鑑識調査を行い、北朝鮮の犯行であると断定し名前を上げた。
CS社にどう触れたのか
では、トランプ大統領は電話会談でCS社にどう触れたのだろうか。ホワイトハウスの公表した電話会談録を訳してみよう。
〈あなた(ゼレンスキー大統領)には、ウクライナに関するこの全体状況に関して何が起きたのかを突き止めてほしいのだ。彼らはクラウドストライクと言っている。ウクライナには富裕な人がいるだろう。彼らはあのサーバーはウクライナにあると語っているのだ〉
この発言を解説するとこうなる。
2016年大統領選では民主党全国委員会(DNC)のサーバーがハッキングされ、ヒラリー・クリントン陣営の内情などが流出。しばらくして内部告発サイト『ウィキリークス』にその内容が掲載された。このハッキングについてはFBIや米中央情報局(CIA)などが、ロシアのハッカーの犯行であると結論づけ、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)幹部ら12人が起訴された。
CS社は、このDNCのサーバーへのハッキングを最初に調査し、ロシアの犯行であると断定した。FBIやロシア疑惑をめぐるロバート・モラー特別検察官の捜査も、CS社の調査結果を確認した。
ちなみに米国では、サイバー犯罪の捜査を民間企業が助けることが多い。中国人民解放軍の米企業へのハッキングも、民間企業「マンディアント」が、人民解放軍総参謀部第3部の犯行であると突き止め、起訴に持ち込んだことがある。
荒唐無稽な「邪悪な企て」論
ロシア疑惑とは、トランプ陣営がこのロシアのハッカーたちに、クリントンを陥れるためにあら捜しを依頼したのではないか、というものだ。つまりトランプ陣営とロシアによる、クリントン陥れの共謀ということである。
モラー特別検察官は2年近い捜査の結果、今年5月に「共謀は証拠不十分」と結論づけた。これを受け、ロシア疑惑をめぐる騒動は一段落し、トランプ大統領は「潔白が証明された。事件は終わった」と胸を張った。
それから2カ月後のゼレンスキー大統領との電話会談で、トランプ大統領はCS社を持ち出し、サーバー、つまりハッキングされたDNCサーバーがウクライナにあるとの見立てを語ったのだ。
荒唐無稽と誰もが思うが
荒唐無稽と誰もが思う。
だが、DNCへのハッキングはロシアではなく実はウクライナが行ったという言説が、当時から右派ポピュリストのサイトでは流れているのだ。その言説によれば、ロシア疑惑とはトランプ氏の大統領当選を無効にする民主党の邪悪な企みであり、DNCへのハッキングは実はウクライナと民主党の共同作戦だ、というものだ。ロシア犯行説をでっちあげるためにCS社も動員され、ハッキングの最重要証拠であるDNCのサーバーをウクライナに持ちこみ、ウクライナと民主党の犯行の発覚を防いだ、という展開である。
先述した電話会談録にあるように、トランプ大統領は「ウクライナの富裕な人」という表現をした。これは、CS社がウクライナの政商に操られているという思い込みから発想したものだ。CS社の創設者の1人はロシア生まれの米国人であるのだが、ウクライナ・民主党による邪悪な企て論を補強するために、思い込みが事実に勝ってしまったのだろう。
尋常ではない執着はどこから?
この言説からは、いくつもの政治的な文脈が読み取れる。
まず、ウクライナの親米政権はバラク・オバマ政権が支えてきており、民主党とつながりが深い。対するトランプ大統領は、ウクライナと敵対するロシアのウラジーミル・プーチン大統領と親密である。ロシアのサイトは、DNCハッキングはウクライナ発である、あるいはそもそもハッキング自体なかったとの「フェイクニュース」をこれまでも拡散してきた。
オバマ政権で、ウクライナを主に担当したのが副大統領のバイデンであり、息子はウクライナのエネルギー企業の役員として巨額の報酬を得た。このためウクライナを非難することはバイデン叩きにつながる。また、トランプ大統領の盟友である元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニ弁護士が、ウクライナの内政に関わっている。
もっとも、ロシア疑惑を完全否定するこの言説を、米捜査当局もサイバーセキュリティー企業もまったく相手にしていない。もちろんウクライナ政府は全面否定である。
そんな話になぜトランプ大統領は執着し、捜査まで要求するのだろうか。ウクライナへの4億ドル(約430億円)もの軍事援助について、DNCサーバーの捜索努力とバイデンへの捜査を条件としたことはほぼ間違いない。その執着は尋常ではない。
米メディアの報道を検証してみると、実はトランプ大統領は2017年4月に『AP通信』のインタビューで、DNCのサーバーがウクライナにあり、CS社が関係していると語っている。今年に入ってからも、お気に入りの『FOXニュース』 のトーク番組で、「FBIはDNCサーバーを押収しないのはなぜだ。ウクライナを調べればいいのに」と語っている。
「情報機関」への激しい敵視の理由
その執着にはいくつかの理由が考えられるが、すべて2020年大統領選の戦略という観点でとらえるべきだろう。
まずトランプ大統領は、2016年大統領選挙での勝利に疑義がついていることを今も苦々しく思い、ロシアの介入などなかったと証明したい。米ジャーナリストが執筆した内幕本のいくつかは、トランプ大統領自身も当選を予想していなかった、と記しているから、自らがいまだ米国民の支持を得て大統領職を担っているとの確信がないのだ。
モラー特別検察官は2年近い捜査の末にトランプ大統領を無罪放免したが、それでは不十分と思っているのだろう。内外の疑念を晴らさなければ、2020年選挙は不利だから、ウクライナと民主党がDNCハッキングの黒幕であるとの説にすがりついているのではないか。
次に、「ディープステート」との戦いの構図を描くことで、右派ポピュリストの支持を固められる。「ディープステート」とは、選挙を経ない官僚が動かす国家形態を呼ぶ。長年行政府に巣くう官僚機構が権力を握り、民主選挙によって選ばれた政治家を巧みに操作して、民意を骨抜きにしているという論に基づくものだ。そのポピュリズムの響きは、左右両派に共通する。
トランプ大統領は官僚たちの中でも、情報機関に対して敵意を燃やしている。ロシア疑惑を最初に捜査したのは、当時FBI長官のジェームズ・コミー氏であり、そのコミー氏を解任したら、今度は先輩のFBI長官だったモラー氏が特別検察官として、弾劾を視野に入れて捜査の指揮をとった。
今回のゼレンスキー大統領との会話もCIA職員が内部告発したもので、弾劾調査に発展した。情報機関が何度も、異端のポピュリストである自分を潰そうと戦いを挑んでいるという構図である。DNCハッキングの「真相」は、米国とウクライナの情報機関同士が合同で仕組んだ「クーデター」であるとの論も、トランプ支持派のサイトでは流れているほどだ。
トランプ支持者を沸き立たせるキーワード
そしてトランプ大統領のこの一連の言動には、バノン氏らが率いる右派ポピュリストの心情を掻き立てる狙いがある。彼らを投票に向かわせ、バイデン氏であれエリザベス・ウォーレン氏であれ、民主党候補を攻撃し貶める材料となる。バノン氏は2016年大統領選の頃から、トランプ政権の目的の1つに「行政国家の解体」を挙げてきた。行政国家とは「ディープステート」の別称である。
トランプ大統領が本当に、DNCハッキングがウクライナ発であると信じているのかどうかは疑わしい。だがあえてウクライナ大統領との電話会談録を公表したのは、右派ポピュリストの「怒りボタン」を押す狙いがあるのではないか。
電話会談録の公表を受けて、右派のトークラジオホストとして絶大な人気を誇るラッシュ・リンボーは、「重大な展開だ」と喜んでいる。「CS社が我々の会話に戻ってきた」との右派の書き込みもある。CS社、ウクライナ、クリントン、バイデンなどは、トランプ支持者を沸き立たせるキーワードであるのだ。
DNCのサーバーは今もワシントンのDNC本部にあるし、かつてCS社でDNCサーバーを調べた技術者は、「常軌を逸している。ウクライナ大統領はこんな話を聞いて驚嘆したに違いない」と述べているのだが、火消しにはなっていない。
2016年の大統領選では、クリントン氏がワシントン郊外のピザ店を根城にする児童買春組織の元締めである、というフェイクニュースが拡散し、実態を確かめに来たという男がピザ店で発砲するという騒動も起きた。米情報機関―ウクライナ情報機関―民主党の連携によるトランプ追い落としという絵図は、ピザ店のフェイクニュースよりはるかに深い層に響く。
バノン氏は今年3月の私とのインタビュー(2019年3月22日の新潮社フォーサイト『ポピュリズムと地政学:バノン思想の「今」を探る』)で、2020年の選挙は「南北戦争のような、醜いものになる」と語っていた。地下層でひそかに語られるような異端の言説が、大統領同士の公式会談で取り上げられる。それだけでも来年の大統領選の闇と醜い展開を予想させる。
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杉田弘毅
共同通信社特別編集委員。1957年生まれ。一橋大学法学部を卒業後、共同通信社に入社。テヘラン支局長、ワシントン特派員、ワシントン支局長、編集委員室長、論説委員長などを経て現職。安倍ジャーナリスト・フェローシップ選考委員、東京−北京フォーラム実行委員、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科講師なども務める。著書に『検証 非核の選択』(岩波書店)、『アメリカはなぜ変われるのか』(ちくま新書)、『入門 トランプ政権』(共同通信社)、『「ポスト・グローバル時代」の地政学』(新潮選書)など。
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もはや米国を凌ぐ中国「サイバー攻撃」の猛威
中国政府はこれまで、長年にわたって世界中でサイバー攻撃を実施してきた。中国共産党政権が誕生してから10月1日で70周年になるが、ここ約20年間で中国が最も力を入れてきた対外政策の1つは、間違いなくサイバー攻撃だと言える。
「日本」と「大相撲」を愛したシラク元大統領
フランス国民に愛されたが大統領として初の有罪判決も
盗聴の標的となっている「トランプの携帯電話」
ホワイトハウス近くの盗聴装置はイスラエルの仕業
香港デモ、武力鎮圧の条件と可能性
強硬策のハードルは低いが政治的失敗とみられることも
医師は「自立したプロフェッショナル」を目指せ
21世紀の世界で必要とされるのはどのような医師か
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57925
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/547.html
35. 2019年10月17日 11:39:44 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[25]
チャールズ皇太子が
タワマンを薦めないはずだ。
あんなの怪物以外の何ものでもない。
東急グループが開発した、怪物。
むなしい以外何も残らない。
1. 2019年10月17日 11:39:52 : haNmHQ19oM : ZG9ZaEFqa3NjTTY=[255]
バカは命乞いに戦争屋に行ったようだが
脅されただけではなく消される運命にあるらしい。
引きつったバカの顔などみたくもないが
何か面白くなってきたようだ。
11. 2019年10月17日 11:40:49 : LSxfBFR2u2 : UnRQTlRZLkZNc0U=[49]
>>10
それな
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/145.html#c11
6. 2019年10月17日 11:40:54 : LKX1T8M2ak : LzlOdm80NkZObjY=[83]
しかし、日本はフーと云ったところかな。
野党が政権取れば大災害が起こり、原発が爆発する。
日頃からコツコツゴミ掃除をするしかないか。
しかし、利権や共がゴミとくっついて掃除をさせない。
フーと云った状態が続いて、ポチャンかって、それでいいわけないよな。
ひとつの社会を作り上げることは素晴らしいが大変なことでもありますね。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/504.html#c6
35. 2019年10月17日 11:42:21 : CCbMUBjgno : RDV6SEpZV3lmQ1k=[81]
いやこれ区役所職員ばかりが悪いんじゃなくてそういう対応が当たり前になった日本社会を批判するべき。
毎日毎日弱い者いじめの記事を上げるマスコミ、他人の間違った言動を注意しない国民。
俺もできるだけまちがった言動した奴はその場で注意する様にしてるけど、周囲は冷たいね。
「わざわざ面倒事に首を突っ込む馬鹿な奴」という考えが透けて見える。
暗い世の中になって当たり前だ。
>>14
cUtSTzVieTJIM2M=もネットに張り付いてばかりいないで行動しろよ。
何も行動しないでケチつけてばかりいるから嫌われるんだぞ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/500.html#c35
8. 赤かぶ[35185] kNSCqYLU 2019年10月17日 11:43:19 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25258]
「まさか」札幌に驚きと期待 東京五輪マラソン開催を検討
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-00010001-doshin-hok
10/17(木) 9:50配信 北海道新聞
五輪マラソン札幌開催検討のニュースを知らせる電光掲示板。驚きと期待が広がった=16日午後9時30分、札幌市中央区
30年冬季五輪招致にも弾み
2020年東京五輪の男女マラソンと競歩の会場を東京から札幌に移すことを検討していると国際オリンピック委員会(IOC)が発表した16日、道内には驚きと、「ぜひ実現を」という期待が広がった。札幌市が目指す30年冬季五輪招致に弾みがつくとの声も上がった。
札幌市の繁華街ススキノを駆け抜ける北海道マラソンのランナーたち=8月25日、札幌市中央区
「正式に打診があれば真剣に考えたい」
札幌市の石川敏也副市長は「大変驚いている。詳細はまだ聞いていないが、正式に打診があれば真剣に考えたい」と前向きに捉えた。北海道観光振興機構の堰八(せきはち)義博会長は「マラソンは五輪の花形であり、大変感激している。(実現すれば)数時間にわたって札幌の美しい街並みが世界に中継されることになり、冬季五輪の招致に向けて弾みがつく」と期待を込めた。
「負担金の発生は、慎重に情報を収集」
北海道の幹部も「夏の東京は観客が熱中症などを発症する恐れもある。札幌は選手にも観客にもふさわしいレース地域となるだろう」と歓迎。ただ「開催に伴う地元自治体の負担金が発生するかについては、慎重に情報を収集していきたい」とした。
衝撃は市民にも広がった。「まさか。本当なのか」。市民ランナー約60人でつくる「札幌走ろう会」の事務局長熊野正義さん(79)=札幌市中央区=は自宅テレビのニュースで知り驚きをあらわに。「札幌の夏は涼しく走りやすく記録も伸びそう。世界で一番速い選手をこの目で見られる一生に一度のチャンス」と話した。
秋元札幌市長「大変ありがたい」
札幌市の秋元克広市長は16日、東京五輪の男女マラソンと競歩の札幌実施が検討されていることが明らかになったことを受け、「突然の報道に大変驚いている。札幌市としては、大変ありがたいことと捉えたい。アスリートファーストの視点での検討とのことなので、最大限尊重すべきと考える。まずは情報の収集に努めていく」とのコメントを発表した。
「まさか」札幌に驚きと期待 東京五輪マラソン開催を検討(北海道新聞)
— akihiko (@akini84bass) 2019年10月17日
(´-ω-`)ここで 小池知事やらが意固地にならなければサクッと行くと思うけど と言うか変えるならこのタイミング逃したら後は完全に責任問題背負う事になるよ(´-ω-`) お台場も止めるんだね https://t.co/PC1Sw0Dgo7
札幌に驚きと期待 東京五輪マラソン開催を検討→「マラソンは五輪の花形。数時間にわたって札幌の美しい街並みが世界に中継されることになり、冬季五輪の招致に向けて弾みがつく」https://t.co/2VPH8nOZO7
— ももくり三年時事日記 (@momokuri3jiji) 2019年10月17日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c8
22. 中川隆[-10776] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:43:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2070]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/135.html#c22
24. 中川隆[-10775] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:44:15 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2071]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/145.html#c24
18. 中川隆[-10774] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:44:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2072]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/146.html#c18
9. 2019年10月17日 11:44:55 : QUIzga5GDg : VmRlcHcucWpmZHM=[-714]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。
国民の税金を無駄に消費。
一部の人達だけの五輪。(朝鮮カルト民だけのと言った方が的確?)
後、、馬鹿の洗脳で嘘八百で必死に仄めかしと脅しの目つきの爺さん。
どちらも、、あの国の人間。
早く帰るか日本から出て行って下さい。
本当に、、迷惑、、貴方達が日本人と日本社会を汚鮮したのです。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c9
10. 赤かぶ[35186] kNSCqYLU 2019年10月17日 11:45:02 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25259]
まあ、コレを皮切りに開催予定競技の東京の暑さを避けるための疎開を始めるきっかけにはなるな。https://t.co/TpiGp9Pd8i
— モノクロームたばさん (@monocromtabasan) 2019年10月17日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c10
11. 赤かぶ[35187] kNSCqYLU 2019年10月17日 11:45:50 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25260]
バカ丸出し。暑いことは分かりきってる事。64年の時みたいに10月にでも開催すれば良いものを、アメリカのTV局がコンテンツ不足になる8月に開催するからだ。
— マサト@WordPress (@masa10t) 2019年10月17日
金の事しか考えない五輪で、アスリートファーストが聞いて呆れる。https://t.co/jB1z9xUtgs
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c11
12. 2019年10月17日 11:46:06 : IMchGoVAnc : SE1mSW04bUxORlk=[74]
国内の政治家や科学者が世界に向けて、福島第一原発事故の放射能汚染実態を公開していけば、競技ボイコットの選手や国が増えるだろう。
恐らくどんなにボイコット国が増えても強行するだろうから、歴史に残る放射能強行五輪として、永遠に語り継がれる。
将来はマリオネットでんでんガイチテキ総理大臣とと緑の狸と腹ボテ女が、被曝被害隠蔽の中での五輪バッテンレガシーとして、記憶される事だろう。
ついでに言えば、リニア計画もその限界を露呈し、破綻しそうだ。
無意味なトンネルだけが日本の愚かしさの象徴として世界遺産登録される日も想像される。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c12
65. 一般ピープルぱんぴー[-627] iOqUyoNzgVuDdoOLgs@C8YLSgVs 2019年10月17日 11:46:32 : kxk7MnCbWU : d1N5Q0JNaG5NNEk=[-3448]
>>64
東電、関電つぶし、とも関係しているんですね。
>ブラジルにはTractebel Energia、 タイにはGlow Energy、北米、ラテンアメリカにはSuez International Unitを通して電力事業を展開している。
日本政府(アベ)、フランス政府(マクロン)、エジプト政府(シシ)の三つ巴ですか。
ここに、イスラエルが噛んでいる。
スエズ以東のジブチ(スエズ以西のジブラルタルに対応)は、日本が引き受けることになるんだろうけど、
スエズ運河は、財政逼迫のエジプト政府を助けて、ディズレーリのようなアベが、森ビルを担保に手に入れる?
英国政府は担保として没収されてロスチャイルドのものになっているが・・・
森ビルはどこまで守る必要があるか、スエズ運河なんていらない、という考え方もあるが・・・
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/499.html#c65
13. 赤かぶ[35188] kNSCqYLU 2019年10月17日 11:46:39 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25261]
https://t.co/I8ce8qupQM
— 自由人 (@milstd752) 2019年10月17日
アメリカ様のご意向で秋の開催は出来ない。招致するのに暑いと言えないので暖かいとウソを言い、事ここに至ってこのていたらく。もう東京五輪ではなく、関中東北北五輪と名前を変えないとね。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c13
3. 中川隆[-10773] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:46:42 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2073]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/492.html#c3
14. 赤かぶ[35189] kNSCqYLU 2019年10月17日 11:47:47 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25262]
https://t.co/VI9YeS5ddv
— 日本チャチャチャ! (@yamo59052417) 2019年10月17日
それが良いって。
もう東京での開催は無理無理
これ以上混雑したら本当に大変だから
北海道でやったほうがみんな幸せ。
チケット勝った人はがんばっていってください。
アスリートファーストでお願いします。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c14
11. 中川隆[-10772] koaQ7Jey 2019年10月17日 11:48:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2074]
街場の読書論 韓国語版まえがき - 内田樹の研究室 2019-10-17
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
みなさん、こんにちは。内田樹です。
『街場の読書論』の韓国語版が出ました。
書くことと本にかかわる文章だけを集めたちょっと変わったアンソロジーです。文章そのものは平易なのですが、言及された元の書物について知らないと翻訳がなかなかむずかしはずです。日本の古典からの引用もあるし、アメリカやフランス文学の話もあるし、落語の話もあるし...翻訳の労をとってくださった朴東燮先生もずいぶんご苦労されたと思います。何よりもまず朴先生のご尽力に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
序文として一言申し上げたいのは、僕の本がこの時期に韓国語訳されて出版されることの意味についてです。
いま、日韓関係は僕が知る限り、過去最悪の状態にあります。どうして短期間のうちにこんなことになってしまったのか。このところ、そのことをずっと考えています。
どうしてこんなことになってしまったのか「わからない」というのは、僕一人ではなく日本の市民のおおかたの実感だろうと思います。
メディアでは、「このトラブルの責任者は誰か?」「このトラブルから受益しているのは誰か?」という問いが繰り返し立てられ、そのつど「私は真相を知っている」というタイプの「専門家」が登場して「正解」を教えてくれる、ということをしています。
むずかしい問題が起きたときには「話を簡単にする人」がもてはやされます。知識人でも、政治家でもそうです。
「話を簡単にしてくれる人」はさまざまな変数が入り組んで起きた出来事を、単一の「張本人(author)」が立案した邪悪な「計画」の所産であると説明します。そういう説明をされると、こちらの知的負荷は一気に軽減する。「なんだ。そんな簡単な話だったのか」と知ってほっとする。一見すると無秩序で、偶発的に起きているように見える現象群の背後に「すべてを差配しているオーサー」がいて、すべては実は綿密に組み立てられた計画通りに進行しているのだ・・・と思うと、ことの良し悪しに関わらず(その変化が自分にとって不利なものであってさえ)、人は「ほっとする」。
これは人性の自然ですから、仕方がないと言えば、仕方がない。
すべての事象の背後には「神の摂理」があると信じることも、「歴史を貫く鉄の法則性」があると信じることも、「シオンの賢者のプロトコル」があると信じることも、信憑の構造そのものは同一だからです。そもそも、偶発的に見える自然事象の背後には「美しい数理的な秩序」が存在すると信じるところから自然科学だって始まるわけですし。
目の前の現象が入り組んでいて、理解に難いものであればあるほど、「これらの複雑怪奇に見える出来事の背後には、すべてを予見し、すべてを知り抜き、すべてを統御している単一のオーサーがいる」と推論することへの誘惑はより強いものになります。でも、その誘惑に屈服することがときに破滅的な結果をもたらすことも僕たちは知っている。
1789年のフランス革命のあと、民衆に追われた貴族と僧侶は英国に亡命しました。そして、夜ごとロンドンのクラブに集まってはどうして「こんなこと」が起きたのか、語り合いました。残念ながら、フランス革命を「無数のファクターの複合的効果」として複雑なまま扱うことができるほどに彼らの知性はタフではなかったので、彼らはこんなふうに推論しました。
革命は、体制を一気に覆すことができるほどの政治的実力を持ち、かつ完璧な秘密保持を誇る「世界的な規模の陰謀組織」によるものだ、と。そうでないと、大規模な政治的動乱が同時多発的に起きたことの説明がつかない。
では、その陰謀組織は何ものか?
さまざまな「容疑者」が吟味されました。プロテスタント、イギリスの海賊資本、ボヘミアのイリュミナティ、フリーメーソン、聖堂騎士団...そのリストの中に「ユダヤ人の世界政府」というものもありました。実は「オーサー」は誰でもよかったのです。物語の構造だけが重要だったのです。そして、最終的にかなり多くの人たちが「ユダヤ人の世界政府がフランス革命を立案し、実行したのだ」という陰謀史観を採用することになりました。そして、その物語を信じた人たちが(どこまで本気で信じていたのかはわかりませんが)、そのあと2世紀にわたって、同じ物語を飽きずに繰り返し語り続け、最終的にそれがユダヤ人600万人のジェノサイドを帰結したのでした。
理解しがたい事変が起きたときに、どんなストーリーでもいいから、誰かに分かりやすい理由を示してもらって安心したいと願うのは人間的な弱さの現れです。そのこと自体を責めることはできません。でも、「オーサー」を特定して「話を簡単にすること」に固執して、現実の複雑さを直視することを忌避した人たちが、その結果どれほど非人間的なふるまいに加担することになったのか僕たちは歴史から学びました。動機は人間的だったけれど、帰結は非人間的なものになった、ということがあるのです。
この歴史的事実から僕たちが引き出しうる教訓があるとすれば、それは、どんな複雑な出来事についても、「そのすべてを統御し、そのことから受益している単一のオーサーがいる」という仮説に対しては、十分な警戒心をもって臨む必要があるということだと僕は思っています。
その経験則に従って言うと、僕は日韓関係をこのような出口の見えない状況に導いた「邪悪な主体」がいるとは思いません。日韓両国民を困惑させる「周到な計画」があったとも思いません。無数のファクターが絡み合って、「こんなこと」になった。だから、「責任者は誰だ?」「張本人は誰だ?」「受益者は誰だ?」というタイプの、話を簡単にしようとする問いかけをする人に対しては、そういう問いの立て方は有害無益であると、むしろ問題の解決を遠ざけるだけだと告げることにしています。
こういう難問に遭遇したときには僕は「複雑な現実は複雑なまま扱う」ことにしています。
不合理なようですけれど、これはほんとうにそうなんです。複雑なものは無理やり単純化しないで、複雑なまま扱う。
それがどのような種類の問題であれ、僕が困難な問題に接近するときの基本的なマナーです。政治について語る場合でも、哲学や文学について語る場合でも、それは変わりません。
それは固く結ばれた紐をていねいにほどく作業に似ています。結び目のどこかにわずかでも緩みがあったら、そこを緩める。僕たちにできるのはそれだけです。いつ、どの結び目がほどけるのか、予測できません。だから、工程表を作ることもできないし、作業が完了する期日を示すこともできません。僕たちが経験的に知っているのは、「結び目が一つほどければ、次の結び目がほどきやすくなる」ということくらいです。
気長な作業です。こういう作業に必要なのは、「切れ味のよい知性」ではありません。むしろ「タフな知性」です。結論が出ないまま、ずっと宙吊りにされていることにも耐えられる知的な忍耐力です。僕は「知性の肺活量」という言葉を使うこともあります。どこまで息を止めていられるか。わかりやすい結論を採用して、知的負荷を一気に軽減したいという誘惑に耐えて、どこまで「わかりにくい話」に付き合い続けることができるか。
いま日韓両国民に(とりわけ日本国民に)求められているのは、そういう自制と忍耐だと思います。
なんだか抽象的な話になってしまってすみません。
僕のこの本が韓国の読者にどういうふうに受け止められることになるのか、僕にはうまく想像がつきません。韓国の読者たちの何人かに言葉を届かせたくらいのことで、日韓の外交関係に何らかのプラスの影響が出ると期待するほど僕はイノセントではありません。でも、「複雑な事態を複雑なまま扱う」という僕の作法に共感してくれる読者が一人でもいれば、そこから結び目がひとつほどける可能性がある。僕はそんなふうに考えています。
がんばりましょう。
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/664.html#cbtm
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/191.html#c11
7. 2019年10月17日 11:51:04 : LKX1T8M2ak : LzlOdm80NkZObjY=[84]
国と言うより社会の土台は教育から・・
各地の教育委員長は公選制にして地域の人間力を上げなければならない時代になったのかも知れません。
幕藩体制を見るまでもなく、優秀な人間力を持った藩はタミが救われていた。
今やそれらの話が希少となり、国や社会全般が荒んでいる。
足許からの改革が急がれる。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/504.html#c7
10. 2019年10月17日 11:51:43 : OHkMo5nAaE : UzloV1dqRTF5SUk=[175]
08>さんに同意。公明党は自民党に劣らず隠蔽捏造は昔から凄い。事件を起こしてもマスコミには出ないしもみ消す、電通とのつながりもあるのか都合の悪い事はマスコミも気を使っている、騒がない、今もって池田大作(成太作)が亡くなったことも公にしない。カルトとアメリカに支配された国だ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/513.html#c10
13. 2019年10月17日 11:58:07 : 3CxE8iafkI : dldibFNxSG0ya0E=[32]
> 環境相・小泉進次郎が15日の参議院予算委員会で、東電の汚染水について森ゆうこから「環境大臣として何をするのか」と聞かれ、何も応えられず、立ち往生した。
東電の汚染水は、外部からの地下水が建物内に入ることにより増える。この地下水を減らすために、凍土壁が345億円の国費を投じて作られた[1]。
凍土壁は、建屋の周囲に約1500本の凍結管を差し込んでマイナス30度の冷却液を流し、土壌を凍らせて壁を作る。全長は1.5キロ、壁の深さは30メートル。
凍土壁が完全凍結して以降も、1日平均141トンの水が流れ込んでいる。これは、それ以前の9カ月の平均値である1日132トンを上回る数値だ。凍土壁は、壁というより、金属のポールを組み合わせた「フェンス」に近いと言える[1]。
凍土壁を維持するためには冷凍のための膨大な電力も必要であり、凍土壁による「汚染水対策の切り札」は全くの失敗である。
速やかにコンクリート壁を作って地下水侵入を阻止すべきである。
野党は漠然とした質問をするだけで無く、現状を良く勉強し理解し、的確な質問を行うべきである。
小泉進次郎をいじめるだけでは、まともな政治は行われず、世の中は良くならない。
2018年3月8日 / 17:04 / 2年前
震災7年、福島原発「凍土壁」効果に疑問符 宙に浮く処理水対策
https://jp.reuters.com/article/fukushima-no1-reactor-idJPKCN1GK0TE
[大熊町(福島県) 8日 ロイター] - 福島第1原発の汚染水対策の「切り札」として、345億円の国費を投じて作られた凍土壁。東京電力(9501.T)のデータによれば、当初の高い期待感とは裏腹に、想定していたほどの効果は得られていない。中略
凍土壁は、建屋の周囲に約1500本の凍結管を差し込んでマイナス30度の冷却液を流し、土壌を凍らせて壁を作る。全長は1.5キロ、壁の深さは30メートル。流れてくる地下水をせき止め、汚染水の増加を抑制する目的で設置された。
凍土壁の計画が打ち出されたのは、2013年のことだ。同年11月、東電と鹿島(1812.T)がまとめた設計方針によると、凍土壁によって「外部からの地下水流入がほとんどなくなる」とされた。
だが、東電のデータに基づいてロイターが分析したところ、昨年8月に凍土壁が完全凍結して以降も、1日平均141トンの水が流れ込んでいる。これは、それ以前の9カ月の平均値である1日132トンを上回る数値だ。凍土壁は、壁というより、金属のポールを組み合わせた「フェンス」に近いと言える。
国内外の専門家で構成する東電の第三者委員会の委員長であるデール・クライン氏(米原子力規制委員会元委員長)は「凍土壁が過大評価されていた側面がある」と指摘。「福島の現場は水文学(すいもんがく)的に極めて複雑で、特に降水量の多い期間は、実際の水の流れを予測することは難しい」と話す。
地下水の流入量は、雨に左右されることが多い。東電のデータによると、雨が少ない1月は1日平均83トン。しかし、昨年10月20日─26日の期間では、台風の影響があり、同866トンもの地下水が流れ込む結果となった。
東電は、凍土壁も含めた複数の対策の結果、15年12月からの3カ月間と17年12月からの同期間を比較した場合、1日約490トンだった汚染水発生量が約110トンまで減少したと発表。凍土壁による汚染水発生量の抑制効果は、1日約95トンと結論付けた。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c13
15. 2019年10月17日 11:59:57 : 1xowL8UA62 : bTR4YUJqV0tZLjI=[63]
マラソン競技は昭和の時代では晩秋、冬、早春に日本では行われていた。
別大マラソン、毎日びわこマラソンなどなど。
真夏の東京で行うなんて狂気。
馬鹿どもにはオリンピックを運営なんかできない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c15
5. 2019年10月17日 12:01:25 : JEmn5GuHoE : aDVFSnhNbkJqZmM=[1]
[まあ、この話は今風に言うとNWOであって さて今まで多くの人々を騙し殺戮したりして ここまで来た輩が369の世とか千年王国とか メシア再来とか言ったところで 平和な世界を運営できると思えるほど 私はアホコラになれない今日この頃]
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2497249957017418&id=100001973149287
↑一部キリスト教とユダヤ教の資料を読んだ結果 仮庵の祭+律法歓喜祭 仮庵=馬小屋キリストが誕生して 馬小屋から出て 律法歓喜祭でキリストがカツレイした日が メシア再来のクライマックスで天皇即位式の日 台風19号ハギビス Hagibis=Hag Ibisu Hag=大司祭 Ibis=トキ=日本 Day1 10/13日 仮庵の祭 イケニエとミソギの8日間 Day2 10/14月 満月 Day8 10/20日 仮庵の祭終了
http://www.asyura2.com/19/cult23/msg/147.html#c5
66. 2019年10月17日 12:09:16 : HFdXhCd3ng : NUxxOUQ1Mml4Ync=[4]
歴代の首相のかなで最も嫌わなかった男安倍
なのに支持率は50%維持
この男は不正の総合商社だよね❗
世界中から不正がばれているのにまだ続ける熊足のようなあつかましさ。
毎日見ると吐き気とめまいがするぞ‼️
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/499.html#c66
23. 2019年10月17日 12:12:03 : NsdVQlotUg : VE4yZHY0L1ZuMFk=[66]
孫崎享氏
「日本防衛に何の役にたたない「イージス・アショア 2基で総額6千億円超 関連施設など含めると想定の3倍に 防衛省試算(産経2018.7.23)、他方「政府は台風19号被害への対応に関し、予備費約7億1千万円の支出を決定した(東京新聞)。この馬鹿馬鹿しさ。これが安倍政権の性格」
https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/1184367685292789760
安倍晋三、山口那津男じゃダメだな。
見殺しにされます。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/508.html#c23
1. 赤かぶ[35190] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:12:57 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25263]
撤回で済むのか 二階幹事長「まずまず」発言は自民の本音 https://t.co/pUuv33Ivfv #日刊ゲンダイDIGITAL
— Alexander john (@john72352990) 2019年10月17日
報道の二階幹事長の発言の全てを見て居たが、決して謝罪等行う言動では無くイラついた女房の様で何が悪いと言いたげな表情をして居たが観る方が不快感を抱く報道内容で憤りを隠せ無い。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c1
14. 2019年10月17日 12:15:29 : LKX1T8M2ak : LzlOdm80NkZObjY=[85]
大臣ともなる人は、眼から耳から血が出るくらい勉強してくれ。
人の上に立つ者は、頭も心も優秀でなければならない。
バカに務まるものではなく、しわ寄せはタミに来る。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c14
2. 赤かぶ[35191] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:16:02 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25264]
撤回で済むのか 二階幹事長「まずまず」発言は自民の本音 https://t.co/nv9sIEEYXo #日刊ゲンダイDIGITAL
— a.kimitoki@アベシ一味とマスゴミと愚民は人類の敵 (@kimitoki) 2019年10月16日
福島の愚民に問う。
なぜ7月に、自民党に議席をくれてやった?
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c2
3. 赤かぶ[35192] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:17:41 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25265]
日刊よくやってるよ。応援してるよ。過疎はいらない。全てに国益に反する事してるあへ政権は、國を滅ぼす悪魔です。とことん追求して下さい‼️😭
— 誠 真実 移住するしか生き延びる術なし! (@gJ2lUJcVWjyy5RY) 2019年10月16日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c3
16. 罵愚[7947] lGyL8A 2019年10月17日 12:20:06 : uz7lDD2pDc : N2NMZUNTbUh2M0U=[771]
>>15
>真夏の東京で行うなんて狂気。
まったくだ。8月のお盆に、東京でオリンピックなんて、だれが考えたんだろうか? 野球シーズンとかち合わないように、というのが理由らしいが…
いまさら遅いかもしれないが、2か月先延ばしして、10月開催にしたほうがいい。死人が出てからでは遅い。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c16
4. 赤かぶ[35193] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:23:02 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25266]
台風19号被害に対する、自民党二階幹事長の問題発言「台風被害はまずまずだった」についてコメントを求められ、一切謝罪なし、コメントしない、質問に答えないを繰り返す安倍総理。
— Dr.ナイフ (@knife9000) 2019年10月15日
初めてみたら驚いて怒りがこみ上げると思うけど、安倍政権の国会ではこれが普通です。絶対謝らない、質問に答えない。 pic.twitter.com/eseCOaf9JM
質問に答えると大変なことになる!・・・だから、答えない!はぐらかす!🤢🤬
— 後藤信廣 (@nobuhir92556533) 2019年10月15日
アベノミクス失敗で、粉飾株価暴落!日本発世界恐慌は、目前!😎
言葉を喋ってるようで言葉を喋ってない。通じないわけです💢
— エイシン (@ht714) 2019年10月15日
問題発言、「誤解を与えたとしたら」と言い放ち、どれだけうやむやにしてきたか。もうかなり多くの人々が認識しています。絶対に謝りません。その前に、何が悪いかを認知していない。そのこと自体がとても恐ろしい事態です。
— かつては自民今は呆れている (@untijimin) 2019年10月15日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c4
17. 2019年10月17日 12:24:50 : NsdVQlotUg : VE4yZHY0L1ZuMFk=[67]
これも凄いな。
『モーニングショー』で「甲子園の暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督が“極右論客”に! 改憲主張や慰安婦否定も
https://twitter.com/litera_web/status/1184667113878937603
科学的、医学的に間違ったことを教えることを教育とは呼びません。
バカな若者イジメです。
宇野常寛氏
「先生は、読み・書き・そろばんのみを教えれば良い」
https://www.youtube.com/watch?v=LelotSwfz10
学校の部活動も要りません。中学、高校での部活動はすべてやめましょう。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c17
5. 赤かぶ[35194] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:25:19 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25267]
台風19号の被災地の写真や、
— Ema (@kurokoma_ac) 2019年10月17日
死者75名という数字を見るたびに、
「まずまずに収まった」などと言う
二階幹事長が
未だに国会議員を続けていることに腹立たしい想い
今すぐ即議員辞職すべき
任命者の安倍首相も今日中に議員辞職すべき#自民党 #二階幹事長 #安倍首相 #台風19号 #YOSHIKIさん
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c5
21. 2019年10月17日 12:27:08 : c8f0Yvxre6 : LnVsd3VNOHN3Zk0=[3]
ゆーとくけど、札幌だって東京ほどでは無いにしろ、夏は馬鹿みたいに暑いぞ。熱中症で死ぬ事故だって起きている。
だから、腐れ五輪なんぞ、やるべきじゃねーんだよ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/505.html#c21
16. 2019年10月17日 12:27:52 : HFdXhCd3ng : NUxxOUQ1Mml4Ync=[5]
これほ殺人行為ではないか?
年金をもらう高齢者を狙った計画的殺害である。
マスコミと共謀したのではないか?
まずまずとは準成功という意味?
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/514.html#c16
4. 2019年10月17日 12:28:49 : YHZazyDbXA : Lno1S2FXckJFRXc=[1]
写真を見てお気付きだろうが、
もう直ぐ死に行く共産党老人娯楽部の意見を聴いても建設的な未来の
日本像は、描けない!
「山本太郎よ、政治に無関心で
タピオカに行列を作る若者達に
意見を聴いてこい!」
「安倍を支持する高所得者の意見を
聴いてこい!」
256. 茶色のうさぎ[-12820] koOQRoLMgqSCs4Ks 2019年10月17日 12:28:53 : r389fAHknY : ai5XUDB3TzZYNms=[-2]
台風でも、拡散しねよー♪あほ 福島沖:流出中です。 痕跡がー♪ 監視強化!!
十勝沖:六ヶ所村かな? 緊急、逮捕しろー♪ぺっ
↓ たのしい動画です♪ 福島沖 10月17日 もれもれ凍土壁 【拡散希望】
https://photos.google.com/photo/AF1QipMAicet3Hlog47hVzzCOoTyEEw2LVEf3lBVXFAK
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/anomaly/anomaly.html
結論: 中国、反省♪ えらい♪♪ 日本海:韓国、再稼働?💢 西日本:平年と思います。
根室: 秋さんま♪💀 厳禁!! Sr90 内臓、骨、、💀💀💀💀
日本共産党、北海道: 紙とも子 ←こいつ、文句いえよ!!ぺっ♪ うさぎ♂
周辺より、高温なんて、犯罪です。 野崎哲 ←こいつ、、無能、組合長 しね♪
6. 赤かぶ[35195] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:29:34 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25268]
・台風直撃中に出てこない安倍首相
— 大神ひろし (@ppsh41_1945) 2019年10月14日
・50人以上亡くなってるのに「まずまずの被害に収まった」と言う二階幹事長
・「国に頼らない防災を」と論陣を張るメディア
・台風直撃中に出勤させる企業
・避難所からホームレスを排除する台東区
・上記の愚行に怒りの声を上げない国民
日本はもう沈んでいる。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c6
5. 2019年10月17日 12:30:06 : DihQOIIP96 : UUc5elpDWWdVeTY=[249]
長州新聞はこの頃すごく頑張っていますね。山口県民は皆様自民党だと思っていましたが、・・・・
長州新聞を読んでいる方が、自民党支持とは思えません。山口県民の中にもマグマがたまりつつあるのでしょうか?
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/512.html#c5
7. 赤かぶ[35196] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:30:42 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25269]
この記事を読んで、少しは反省するかな?
— 信之 (@nobuyuki19901) 2019年10月17日
二階幹事長さんは?
まずまず発言撤回したけど、安倍に撤回しなさいと言われ納得せずに、撤回したやろうな。
腐った政治家さんやね
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c7
8. 赤かぶ[35197] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:31:40 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25270]
不貞腐れてる風にしか見えなかったな。
— 腸詰干豚肉貝柱雲呑麺 (@sBFLA62a08ld98l) 2019年10月17日
「まずまず」発言を撤回、謝罪=野党、一斉に批判−二階自民幹事長:時事ドットコム https://t.co/j3AhnkblX7 @jijicomより
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c8
9. 赤かぶ[35198] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:32:57 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25271]
撤回と謝罪は違うでしょ。この人、マジ謝らないよね。こんな事で政治家が務まるのかなぁ。
— 水無月芽衣 (@DreamCast2020) 2019年10月17日
「まずまず」発言を撤回、謝罪=野党、一斉に批判−二階自民幹事長:時事ドットコム https://t.co/kih4U9We5o @jijicomより
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c9
2. 2019年10月17日 12:33:56 : HFdXhCd3ng : NUxxOUQ1Mml4Ync=[6]
安倍一味の祟り!
36. 2019年10月17日 12:33:58 : pKQmjWH1cY : bzIxd29KN2NjSDI=[1]
大昔から、人は上を、上をとめざし、
最上にいたったところで、その文化は終末を迎えた。
歴史をみれば、その失敗の繰り返しで、人類はここまで来た。
今は宇宙開発にやっきになっている。
気が付けば、宇宙の覇権をめぐり、
今にも宇宙戦争がおこりそうな気配である。
宣伝広告や営業マンが何を言おうと、鵜呑みにしないで自分の頭で考えたい。
武蔵小杉に限らず、その土地がもともとどんな土地だったかをである。
家が建ち、大きなビルが建ち、土をコンクリートで覆ってしまえば、
もとの土地の形状は分からなくなる。
沼とか沢とかいう言葉が使われていたら、その土地が昔、何だったのか分かるはずである。しかし、人は深く考えずに家を建てる。宅地化した不動産やと認可をおろした行政にだまされて。
タワーマンションも同様である。
景観がいいから、ステイタスを満足させられるから、そこに住む。
上へ、上へとである。
人類もふくめて生き物は土に生かされているということを忘れてはならない。
自然を生き延びる力に関しては、
他の生物よりも人類がいちばん馬鹿だということだろう。
8. 2019年10月17日 12:36:48 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[3344]
今こそ消費税減税が求められる
.
日本共産党
2019/10/16 に公開
2019.10.16 大門みきし参院議員コメント 「消費税増税について」参議院予算員会質疑を終えて
https://www.youtube.com/watch?v=O4lg6NM0EvU
消費税問題について
.
日本共産党
2019/10/16 に公開
2019.10.16 参院予算委員会 大門実紀史議員の質問
https://www.youtube.com/watch?v=eI2_z7fLsTo
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/504.html#c8
67. 2019年10月17日 12:37:19 : LxS3t93X1U : S1Nwc3NaaS9TU1E=[20]
ふざけた話だ
モリカケから逃げられるわけなかろう
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/499.html#c67
15. 2019年10月17日 12:37:25 : cA4M9XWQOQ : SVU1VEVRT3hDVlk=[334]
サラリーマンにもなれず
国会議員になれなかや
無職の30代ニート
それでも年功で大臣になれる
気楽な家業といたもんだ
よーすーだら大臣
スーダラ内閣
青島ユキオ泣いとるぞ
うれし泣きで
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c15
10. 2019年10月17日 12:38:08 : HFdXhCd3ng : NUxxOUQ1Mml4Ync=[7]
故意の殺害が準成功?
まずまず成功?
の意味ですか二階殿。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c10
18. 2019年10月17日 12:38:47 : HyHxwTE03o : SzhqL0JESU1DWGc=[26]
トランプ、バッハの一声で、変わる日本のアジア人的従属事情。
小池百合子も、当選直後のバッハとの会見ですでに、
手も足も出ない状態だった。
今回も、何の反論もできないで、愚痴を言うにとどめるだろう。
札幌はいいよーお。
唯一札幌は、地方都市らしい、美しさがある。
お鉢がいよいよ、回ってきたなというかんじ、札幌の人たちを
東京から、応援します。
15. 2019年10月17日 12:40:12 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[3345]
関電疑惑 原発マネーの闇を暴く
.
日本共産党
2019/10/16 に公開
2019.10.16 井上哲士国対委員長・参院議員コメント
参議院予算員会「災害問題、関電疑惑」質疑を終えて
https://www.youtube.com/watch?v=3r5m0Z4RAMA
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/511.html#c15
16. 2019年10月17日 12:40:41 : jWrRFTL2bC : SEROT084Zm9naU0=[11]
官邸で結婚発表した時驚いたが彼は自分が将来の総理と思い込んでいたのか。
砂上の楼閣で勘違いしていたことに今彼は気づいているはずだ。
これから頑張って欲しいが 政治に向いているとは思わない。
メディアに作られメディアに潰される進次郎。
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/516.html#c16
95. 2019年10月17日 12:43:20 : CKuNrkI5o6 : M2oxRGUvSHNVZ1U=[9]
>>前河
私も>>40 >>41 を見て「そうかな?」と思い尋ねてみた。
しかし、その後を見てるとまったく違うね。
私は小沢一郎という政治家を、
いわゆる右翼ではない、韓国や中国への利益流出工作をする、
左翼ヤクザ型の政治家と思っていた。
しかし「^^」に解説された小沢一郎の著書や、
旧自由党の11の日本一新の「創憲」という現憲法改正方針。
これらに触れ、小沢一郎こそ脱官僚の先駆者であると気付き、
それ以後は支持に回った。
私は「^^」に聞きたいことが沢山あって、何度かレスを打ったが、
「^^」はレスを打っても反応してくることは無かったので、
>>47 のような反応を期待していなかったし、
反応されたことで、>>47 は別人だと感じたが、
>>93 を書いた前河に感じる異常さ以上に、
人として、違和感を覚えるものはないよ。
前河て、完全なるネットストーカーにしか映らんぞ。
言っとくが、もう返信いらないから。
19. 2019年10月17日 12:43:39 : Gins0VqecY : dXBpc29CVlNEYVE=[1]
>>9
おかしなことをしているのは日本人
何でも朝鮮半島のせいにするな
おまえは地球から出ていけ
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/515.html#c19
16. 2019年10月17日 12:44:30 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[3346]
台風災害、関電・原発マネー問題について
.
日本共産党
2019/10/16 に公開
2019.10.16 参院予算委員会 井上哲士議員の質問
https://www.youtube.com/watch?v=SHbqyQxcE-s
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/511.html#c16
20. 2019年10月17日 12:49:49 : HFdXhCd3ng : NUxxOUQ1Mml4Ync=[8]
時速より安全安心。
大雨に弱い電気の塊
電磁波は半端なし
山を削って水害発生
安倍一味の利権か目的
リニアは破綻した。
原発、ダムも破綻した。
68. 2019年10月17日 12:51:54 : 17e7clHa7Q : TGs2RUxNcVlXUTI=[165]
>「安倍晋三首相の精神状態がひどい。ボロボロで、近親者に『来年8月に辞める』と言っている。辞めた後は、ドバイかカナダに逃げる」などという話も出回っている
11. 赤かぶ[35199] kNSCqYLU 2019年10月17日 12:52:14 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[25272]
国会中継
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2019年10月15日
“二階幹事長発言。台風被害はまずまずに収まった”
杉尾議員
「二階氏の発言を聞いてどう思ったか」
安倍首相
「発言を承知していないので、コメントは控えたい。
政府としては一人でも多くの命を救うために、夜を徹して全力の対応をしているところだ」
↑
そんなこと聞いてないよ❗️😡 pic.twitter.com/2j8nxxOSAP
国会中継
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2019年10月15日
安倍首相
「政府は発災前から緊張感を持って対応している。発災後は、一人でも多くの命を救うために全力を尽くしているところだ。今この瞬間も対応している」
あんた、発災前は全力でおウチでゴロゴロ、発災中も全力でおウチに帰って、ラグビーの試合に夢中だっただろうが💢 pic.twitter.com/YsLl7c4EqX
死傷者が多数出て、甚大な被害が拡大中だというのに「まずまずには収まった」などと述べることは被災地を蔑ろにする発言であり二階幹事長の発言はニュースとして伝えられ、問題視されてきた。なのに安倍首相は「中身は知らないからコメントしない」と答弁したのだ 〈リテラ〉https://t.co/YkFl5WFdGg
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2019年10月16日
「国民の皆様には心よりお詫び申し上げます。自民党総裁として二階幹事長には厳重注意しました。」と言うのが大人としての振る舞いですが、それができないのが64歳児たるアレの真骨頂ですね。父親の安倍晋太郎氏は草葉の陰でさぞかし情けない思いをしているかと。
— トルツメ・トルアキ (@marisupo2005) 2019年10月15日
http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/517.html#c11