竹島上空で韓国軍戦闘機がロシア軍機に警告射撃
https://www.nikkansports.com/general/news/201907230000411.html
2019年7月23日13時31分 日刊スポーツ
韓国軍合同参謀本部は23日午前、ロシア軍機が領空侵犯したとして、韓国が実効支配する島根県・竹島(韓国名・独島)周辺で、韓国軍戦闘機が警告射撃したと明らかにした。参謀本部によると、中国軍機も同日、韓国の防空識別圏内に入ったという。 ロシア軍機の韓国領空侵犯は初めてとしている。中国軍と行動を共にするような飛行は異例。日本と韓国が領有権を主張する竹島周辺で中ロがこうした軍事行動を取った意図は不明で、参謀本部などが分析を急いでいる。 聯合ニュースは23日、ロシア軍機はTU95爆撃機で、中国軍機は偵察機と推定されると報じた。韓国軍関係者の話として、中ロが合同訓練をしていた可能性があるとも伝えた。 韓国国防省と外務省は同日午後、ソウルのロシアと中国の大使館の関係者を呼び、それぞれ領空侵犯と防空識別圏進入に抗議する予定。 日本政府は竹島を「わが国固有の領土である」とするものの韓国が実効支配していることから、竹島上空を防空識別圏に設定していない。 一方、政府関係者によると、今回、韓国の防空識別圏に入ったとされるロシア機と中国機に対しては、日本海を長距離飛行したため、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。(共同) |