蓮池透氏が「れいわ新選組」から出馬へ ! 夏の参院選を視野 !
山本太郎代表の新党とは ?
(mainichi.jp:2019 年5月31日20時47分より抜粋・転載)
毎日新聞: 北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さんの兄、蓮池透氏(64)は31日、今夏の参院選をにらみ、山本太郎参院議員(44)が代表の政治団体「れいわ新選組」から、出馬する意向を表明した。
東京都新宿区の事務所での記者会見を、動画で公開し、「地方は、疲弊し、惨たんたる状況で何とかしないといけない。『ネットで、悪口ばかりを言っている』と批判されてきたが、(政治の場の)オフラインで、自分の言いたいことを言おうと決めた」などと述べた。
蓮池透氏は、元東京電力社員で、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の元事務局長。
同団体は、衆参同時選挙を想定して、寄付金を募っており、会見に同席した山本代表は、5月30日までに約1億5000万円が集まったことを明らかにした。【山口朋辰/統合デジタル取材センター】
*補足説明(共同通信の報道):
蓮池透氏は、山本代表の原発即時撤退の訴えや政治活動に共感したと説明した。
山本代表は、自身の参院選出馬に関し、選挙区か比例区かは、未定と話した。
自由党に所属していたが、自由党が国民民主党と合併した際に、山本氏は、加わらなかった。
(参考資料)
山本太郎議員が、自由党を離れて、「れいわ新選組」を立ち上げた !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/04/28より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)特色のない、地方百貨店の中規模店には、閑古鳥が鳴いている !
地方都市では、中途半端な百貨店店舗の閉店が、相次いでいる。
他方で、大型ショッピングモールが、賑わいを見せている。
ショッピングモールには、特色のあるブティック(その店の個性を取入れた既製服やアクセサリー,香水などを扱う比較的大衆向けの小売店の意)型店舗が入居し、消費者の支持を集めるが、特色のない、地方百貨店の中規模店には、閑古鳥が鳴いている。
統一地方選が終わったが、「NHKから国民を守る党」の躍進が際立った。
特色のあるブティックには、熱烈な支持者が付く。
2)山本太郎議員が、自由党を離れて、「れいわ新選組」を立ち上げた !
自由党共同代表だった山本太郎参議院議員が自由党を離れて新しい政治団体を立ち上げた。
「れいわ新選組」である。
4月1日に設立したというから、元号が決定される前に新元号のよみを名称に冠することを決めていたのだろう。消費税廃止、最低賃金全国一律時給・1500円、原発即時稼働停止、という、分かりやすく斬新な政策公約を掲げた。中途半端な地方百貨店が劣勢に追い込まれる一方で、特色あるブティックは、繁盛する時代になり始めている。
3)自民党は、改憲右派自民党と、穏健リベラル
自民党に、分裂する可能性がある !
自民党は、改憲右派自民党と穏健リベラル自民党に分裂する可能性があるだろう。
大阪ダブル選について、私は、「プロレス興行」との見立てを示してきた。
維新に勝たせる選挙だったのだ。安倍首相は、改憲右派に属し、維新と極めて近い。
公明党とは、距離がある。
日本の支配者は、日本政治を対米隷属の二大勢力体制に移行させようとしていると見られる。
4)改憲右派が維新と組み、穏健リベラルが
公明と組んで、二大政党体制を構築か ?
自民党が、改憲右派と穏健リベラルの二つに分裂し、前者が維新と組み、後者が公明と組んで、二大政党体制を構築する。このような「企み」があることを指摘した。
日本支配者の狙いは、「どちらに転んでも米国による日本支配が揺るがない」体制を構築することにある。かつての鳩山内閣のような、真正の革新政権が樹立されることを、心底恐れているのだ。
鳩山内閣の脅威がすさまじかったのだ。
5)日本支配者は、真正の革新政権が樹立を
恐れていたから、鳩山元首相叩きが継続している !
この脅威が重大であったからこそ、いまなお鳩山元首相叩きがやまないのである。
歯牙にもかけぬ存在であれば、目くじらを立てて批判を展開する必要などないからだ。
鳩山元首相は、この意味でいまもなお重大な脅威と見なされている。
これからの政治において、大きな脅威と位置付けられているのが「れいわ新選組」である。
真正の革新勢力こそ、日本の既得権益勢力にとっての、最大の脅威になる。妥協を許さない。
6)真正の革新勢力は、利権政治を打破し、
原発推進を根底から打破する存在である !
利権政治を打破し、原発推進を根底から打破する潜在力を有する存在である。
脅威であればあるほど叩かれる。
ネット上で早速、山本太郎議員を攻撃する言論が、流布されている。
ヤフーサイトで大きく取り上げられている。媒体は、講談社=フライデーである。
「「れいわ新選組」山本太郎が、香取慎吾の『新選組!』“出禁”のワケ」
https://bit.ly/2DMRM9p:と題する記事が、ヤフーニュースサイトに掲載された。
7)香取慎吾氏の「新選組飲み会」に、
山本太郎議員が、呼ばれなくなった !
元SMAP・香取慎吾氏が、NHK大河「新選組 !」への出演後、「新選組飲み会」を開催しており、この飲み会に、山本太郎議員が、呼ばれなくなったとしている。
山本太郎氏が、参議院議員に選出された後の飲み会で、山本議員と参加者が喧嘩になり、それ以来、山本議員が呼ばれなくなったとしている。
すべてが伝聞の記事で、喧嘩の理由すら、記述されていない。
「与太記事(でたらめの記事)」としか言いようがないが、目的は鮮明だ。
講談社のフライデーは、極めて筋の悪い雑誌だが、こうした露骨な印象操作を、展開することで、その評価はますます強固なものになるだろう。
8)改革者・山本太郎議員に対して、既得権勢力が恐怖を、示すものだ !
ここで主権者は、気付かなければならない。どうしてこんな与太記事が流布されるのか。
それは、ここに核心があるからなのだ。既得権勢力の恐怖を、示すものだ。
誰かが不自然に攻撃を受けている場面に遭遇したら、このアンテナを立てることだ。
叩かれている側に真実があると見て、まず間違いない。
鳩山元首相が叩かれ、山本議員が叩かれ、そして、私も叩かれてきた。
9)既得権勢力は、消費税廃止・最低賃金全国
一律時給・1500 円等の政策を恐れている !
既得権勢力が血眼になって叩くには、それなりの理由がある。
消費税廃止、最低賃金全国一律時給・1500円、原発稼働即時停止という政策公約の斬新さを見つめるべきである。あいまい政党、地方の中途半端な百貨店には絶対にない品揃えだ。
この商品を前面に打ち立てる。特定の主権者の心に響くものがある。
まったく逆の方向だが、日本維新、大阪維新も特色のある商品を前面に掲げているのだ。
それが一部の人々に強く支持される背景である。
10 )維新の会は、既得権勢力の側の存在
であるから、メディアが叩かない !
維新は、既得権勢力の側の存在であるから、メディアが叩くことは絶対にない。
テレビ番組が平成を特集し、小泉純一郎内閣の支持率が高かったことを放映するが、これ以上に高い人気に支えられたのが鳩山由紀夫内閣である。
しかし、マスメディアは絶対に鳩山内閣を正面から報じることをしない。
鳩山内閣が存在していたときでさえ、マスメディアは、鳩山内閣の攻撃しか、しなかったのだから。
だから、鳩山内閣が追求したもののなかに、本物が隠されているのだ。
11 )鳩山元首相は、本物の改革者だから、
既得権勢力の徹底的攻撃を受け続けている !
本物であるからこそ徹底して攻撃を受け続けている。キーワードは、米国、官僚機構、大資本、である。ここでいう「米国」とは、米国を支配する巨大資本のことだ。
この巨大資本こそ、世界の支配者である。金融資本、軍事資本、多国籍企業である。
このハゲタカ資本が日本の官僚機構、大資本を支配している。
彼らによる支配構造を維持することが、彼らの至上命題だ。
12 )ハゲタカ資本の官僚機構・大資本支配を
改革しようとする者を、大資本は、攻撃する !
これを破壊する者、破壊しようとする者、破壊する力を持つ者を、かれらは集中攻撃する。
だから、攻撃されている者を見つめれば、核心が見えてくる。
日本の支配者は、日本の労働者の最低賃金を引き下げ、消費税中心の徴税構造を構築し、米国に隷従する日本を固定化しようとしている。この基本構造を破壊=改革する者を、徹底的に攻撃する。
その攻撃方法が「人物破壊工作」である。
13 )消費税廃止・原発即時稼働停止等を目指す、
「れいわ新選組」を支援すべきだ !
山本太郎議員が提示する、消費税廃止、最低賃金全国一律時給・1500円、原発即時稼働停止、の三つの公約は、日本の支配者への明確な挑戦状だ。
だからこそ、早速総攻撃が始動している。
このブティックを日本の主権者が支持して、日本政治の台風の目に育てることが、何よりも強く求められている。