拉致問題は進展せず、米日FTAは敗色が確定的だ !
北朝鮮の拉致・北朝鮮脅威の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/05/29より抜粋・転載)
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1)〜12 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
13 )権力を笠に着て、タテのものをヨコにする
姿勢は、権力の奢りと緩みを示すものだ !
権力を濫用し、権力を笠に着て、タテのものをヨコにする姿勢は、権力の奢りと緩みを示すものだ。
トランプ大統領が、拉致被害者家族と面会し、拉致問題の解決に向けての、努力姿勢が、トランプ大統領から表明された。
しかし、肝心の安倍首相は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と直接対話が、まったくできていない。
日、朝、韓、米、中、露の6ヵ国が関係する北朝鮮問題であるが、北朝鮮トップの金正恩氏との直接対話をすることができていない、唯一のトップが、日本の安倍首相なのである。
14 )安倍首相は、北朝鮮に対して、
「圧力」一辺倒の対応を示し続けてきた !
安倍首相は、北朝鮮に対して、「圧力」一辺倒の対応を示し続けてきた。
昨年5月にトランプ大統領が米朝首脳会談開催を取りやめると意思表示した際には、すかさず、トランプ大統領の英断を支持するとのメッセージを発した。ところが、トランプ大統領のメッセージは、米朝首脳会談での実効性を高めるためのかけひきの一環だった。トランプ大統領が、直後に米朝首脳会談開催を決定して、安倍首相は、見事にはしごを外されたのである。
15 )安倍首相は、「圧力」路線を一気に
取り下げて、米朝対話を支持すると言い始めた !
トランプ大統領が、圧力から対話に重心をシフトすると、これまでの「圧力」路線を一気に取り下げて、米朝対話を支持すると言い始めた。単なる対米追従でしかない。
日朝対話について安倍首相は、北朝鮮による日本人拉致問題の進展などが前提条件になると主張し続けてきたが、トランプ大統領が前提条件のない日朝対話の必要性を主張すると、たちどころにスタンスを変えた。要するに、独自の外交の基軸がないのである。安倍首相が、圧力一辺倒の姿勢をとり続けてきたことを、北朝鮮は熟知している。
16 )北朝鮮との対話の扉も容易に開けられない
窮地に、安倍首相が立たされている !
そのために、対話の扉も容易に開けられない窮地に安倍首相が立たされているのである。
安倍首相は日朝首脳会談の必要性を唱えるが、現時点で、その実現見通しは立っていない。
米国と日本は対北朝鮮政策で完全に一致しているとしながら、北朝鮮による飛翔体発射についてトランプ大統領が問題視しないとしているなかで、日本政府は国連安保理決議違反だと、トランプ大統領の主張を否定する見解を示している。
日本外交においては、もう一つの重大問題がある。日米FTA交渉だ。
日本が、米国抜きのTPPに参加する意味は、皆無だった。
17 )米国抜きのTPPでは、TPPに参加
した、日本は失うものだけになる !
なぜなら、米国抜きのTPPでは、日本は失うものだけになるからである。
ところが、安倍内閣は米国が離脱したTPPの合意内容を改変してTPPを米国抜きで発効させる先頭に立った。まさに亡国外交そのものである。その米国はTPPとは別に、日本と二国間のFTAを求めている。
18 )日本が獲得できるメリットが、皆無に
なることを、日本が確約させられている !
しかも、TPPの事前協議で、新協定によって、日本が獲得できるメリットが、皆無になることを、日本が確約させられている。
したがって、日米FTAを締結するメリットは、日本にない。
それにもかかわらず、米国はTPPプラスの協定内容を求めている。
19 )トランプ氏は、7 月の選挙後、米国にとって
大きな成果になる合意ができることを明言した !
この点について、トランプ大統領は、7月の選挙(複数形)後に、米国にとって大きな成果になる合意ができることを明言した。
安倍首相がその言質を与えたのだと推察される。
日本の刑事司法は完全崩壊し、同時に日本の外交も完全崩壊している。
これ以上、この内閣を存続させることは完全な日本崩壊につながることを認識しなければならない。
(参考資料)
T 日本人拉致は、日朝対立を狙う、CIAの犯行であり、
対米隷属・自民党・政府は、了承していた !
―アメリカは、韓国の竹島領有を「黙認」した―― 二国間に「火種」を植えつけ
「対立」をあおり、国際政治をコントロールする。
それがアメリカの「常套手段」だ。:(zeraniumのブログより抜粋・転載)
1)北朝鮮・拉致は、米国CIAの巧妙な謀略だった !
ここで大きな疑問が湧いてくるはずです。
それは、アメリカはなぜ、北朝鮮による朝鮮半島の統一を望むのかということです。多くの日本人は、北朝鮮は、謀略国家で、テロ推進国家と思っているはずです。
その理由として、日本人を含む外国人の拉致や破壊工作などのテロ活動を世界各地で画策し、韓国はもちろん、日本やアメリカにさえ攻撃可能なミサイルや核兵器を密かに製造したりして、テロや紛争を画策しているとんでもない国家であると思っているでしょう。アメリカ自身も子ブッシュ政権の時に、北朝鮮を「テロ支援国家」と名指しして、徹底的に敵視する政策を採りました。しかしながらこれは、日本と北朝鮮が、手を組むことを阻止するために、アメリカが仕組んだ巧妙な、「プロパガンダ」(煽動目的の意図的宣伝)なのです。
ですから、日本の政治家やマスコミが、真相を知っていたとしても、アメリカの圧力ために、それを、公けにすることは、できなかったのです。
2) 北朝鮮は、海外工作当員・畑中理
(おさむ)が、構築した国家だった !
このことは、国際情勢について正しく分析をしている人々にとっては、常識中の常識と言える部類の事実であり、実は、北朝鮮は、アメリカや日本の政府やマスコミが喧伝(けんでん)するイメージの国とは、全く異なる国家なのです。
しかも北朝鮮は、日本にとっては兄弟の国に相当する存在なのです。
このことについて、私はこれまでにも自著で何度も触れてきましたが、北朝鮮という国は、戦前、「大日本帝国陸軍」が大陸に送り込んだ、残置謀者、つまり、海外工作当員の日本人・金策(キムチェク)、こと畑中理(おさむ)が、構築した国家なのです。
実際に、北朝鮮国を取り仕切っていたのは、側近の一人とされた金策(キムチェク)でした。
3)故金正日は、畑中理(おさむ)の息子である !
畑中理・本人は、戦後に亡くなりましたが、その遺志は、息子である、故金正日(キムジョンイル)朝鮮労働党中央委員会総書記に、引き継がれました。
金正日の母親は、金日成夫人の金正淑(ジョンスク)ですが、父親は、金日成(キム・イルソン)ではなく、金策、こと畑中理(はたなか・おさむ)です。
金日成が、1年半の間ロシアに行っている間に、身ごもったのが、金正日ですから、金日成も、自分の子どもではないことを知っていたはずです。つまり、故金正日の父親は、日本人だったのです。
4)米国は、日本・北朝鮮を対立させる
ために拉致を仕組んだ !
だからその(米国がアジア・世界を支配し、巨利を獲得し続ける)ためにどうしても、たとえどんな手を使ってでも、北朝鮮と日本を反目させておく必要があったのです。
しかし残念なことに、大陸で諜報活動に関わった軍の関係者は、亡くなるか投獄されてしまったために、作戦計画を知る人物は、日本には残っていませんでした。
しかも北朝鮮がいくら、「我々は敵ではない。日本と仲良くしたいのだ」というサインを送っても、戦前の暗号を読める人材は、いなくなり、これまで彼らの真意は伝えることができなかったのです。
それをよく知るアメリカは、これをいいことに、CIA(米国中央情報局)を使い、日本人を多数拉致して、北朝鮮へと送り込み、まるで、「北朝鮮の仕業」のように見せかけるなどして、“日本・北朝鮮両国を、対立させる”ように、「仕組んだ」のです。
これらの情報については、『横田めぐみさんと金正恩』(飯山一郎著 三五館刊)や、私の前著『ついに宇宙人が最終戦争後のシナリオを用意しました』(徳間書店刊)に詳しく載っています。
(「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店)
5)横田めぐみさんは、金正日の3 番目の妻
・「金正恩の母」である !
横田めぐみさんは、昭和52年(1977年)11月15日、北朝鮮に連れて行かれた後、金正日の「3番目の妻」として迎えられ、子どもを授かりました。その子どもこそ、他ならぬ「金正恩」だと言われています。
一部では、めぐみさんは、金家族の家庭教師として同居しているという噂がありましたが、これは、対外的な理由です。実際には、めぐみさんは、金正日、金正恩親子と同居していたのですから、夫婦であり、親子であったのです。
その後、めぐみさんは、党幹部として出世し、現在は、「国家安全保安部局長」という要職 に就き、亡き夫金正日に代わって、息子を陰で支えていると見られています。
生きているのに表に出られず、日本に来ていても名乗ることができないのは、こうした理由からです。
しかし、いずれ、横田めぐみさんは、金正恩の生母・姜美淑(カンミンスク)として、日本国民に紹介されることになるでしょう。
つまり、日本人の拉致行為を計画し、実行したのは、CIAであり、それだけでなく、それを日本政府も警察庁も了承しており、知っていたのです。(「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店)
U 日米安保マフィアは、北朝鮮脅威を
口実に、防衛予算増額を要求できる !
(blog.goo.ne.jp:2015-12-14 より抜粋・転載)