(Fukushima : huit ans après, le coût astronomique de la décontamination de l'eau: France 24)
https://www.france24.com/fr/20190311-fukushima-tsunami-centrale-nucleaire-decontamination-eau-mer-japon
アジア・太平洋
フクシマから8年、汚染水の処理に天文学的な費用
最初の更新:2019年3月11日16:53
福島原発3号機原子炉近くでの運営会社・東電の従業員たち、2018年1月31日。Behrouz Mehri, AFP
文:ステファニー・トゥリャール
日本・福島の原子力事故から8年、敷地内は相変わらず汚染水で一杯だ。その処理作業は進行中だが、これには法外な費用と数十年の年月が掛かるかも知れない。
2011年3月11日、マグニチュード9の地震が本州島の沖合で発生した。地震は強力な津波を引き起こし、津波は600km近くにわたる日本の海岸に押し寄せた。波は福島第一原発に達し、主要な冷却装置を使用不能にして、チェルノブイリ以来最大の原子力災害を引き起こした。
それから8年が経つが、敷地内はいまなお巨大な工事現場となっている。ワシントン・ポスト紙の報道によると、日本政府と原発の解体に責任を持つ電気事業者・東京電力(TEPCO)は、放射能の除去作業には30〜40年の年月と1800億ユーロの費用が掛かるかも知れないと明言した。
しかし、福島発電所の小野明所長は2015年、この作業には200年後まで掛かるかも知れないとの考えをロンドン・タイムズ紙に示している。やはりワシントン・ポスト紙によれば、日本経済研究センターもまた放射能除去作業の経費が4000〜7500億ユーロに達するかも知れないと予測している。
これも読む:フクシマではロボットでさえも強烈な放射線を生き延びられない
Le 11 mars 2011, à cause d'un séisme et d'un tsunami, une explosion se produit dans la centrale nucléaire de #Fukushima. pic.twitter.com/YY1XupjP9N
— Ina.fr (@Inafr_officiel) 2019年3月11日
[2011年3月11日、地震と津波のために福島原発で爆発が発生した。:フランス国立視聴覚研究所(INA)のツイッターアカウント]
汚染水はどうするのか?
最も問題の大きな現場は汚染水の現場だ。水といえば先ず諸施設を破壊した津波の水で、この水は汲み上げ浄化して貯蔵する必要があった。次に、原子炉の冷却に使われる水だ。そして最後に、空から降り山を上流から下りながらその過程で汚染される水だ。
このような総量112万立方メートルの汚染水は敷地内のタンクに貯蔵されるが、2020年末には容量の上限(137万立方メートル)に達する。水は水処理システムによって放射性元素の除去処理が施されるが、トリチウムの処理は行われない。しかし昨年末、除去されたと考えられている62種の放射性核種について、実際には水の85%にいまなお非常に高濃度の内容物が含まれていることを東電は認めた。そのため、同社はその水に2度目の濾過を施すことにした。
地下の凍土壁は障壁となっており、ポンプは諸施設により汚染された水の量を抑えていると考えられている。「水の量は2013〜2014年には一日あたり平均470立方メートルだったが、4年間で220立方メートルに減少した。2020年には一日あたり150立方メートルに減らせると思う」と、小野明氏は指摘した。しかし、東電は2016年に、凍土壁は汚染を遅らせることが出来ても防ぐことは出来ないことも認めている。
それでは、いまなお汚染されたこの水はどうするのか?「この水は処理を行い放射能を減らすが、それでもなお水の放射能はなくならず、それがその後どうなるかは決まっていない。発電所から出る放射性廃棄物が新たに捨てられるのを、漁師など地元の住民は見たがらない」と、放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)のティエリ・シャルル安全担当副所長はフランス・インター・ラジオ局に説明した。「そのため、この最も合理的な解決策は規制の下で環境中に最終投棄し管理することだろう。しかしこのためには、東電が現在考えられる可能な方法の中でこの解決策が最も合理的であることを示す必要がある」と、この専門家は説明した。
水の海洋投棄?
日本の経済産業省で福島の廃棄物管理を統括する羽田由美子氏によれば、「専門家から構成される研究チームが複数の解決策(地層深部への注入・海洋投棄・蒸気にして大気中に放出する、他)を検討したが、結論はまだ何も出ていない」と、AFPは引用する。
日本の原子力規制委員会(NRA)の更田豊史委員長はジャパン・タイムズ紙に対して、海洋投棄が最良との考えを示した。しかし、当然ながらこの選択肢は原子力事故から殆ど立ち直っていない漁師たちなど地元住民の不安をかき立てる。もし、東電がこの汚染水を投棄した場合「全世界が落胆するだろう」と、同紙に対してある漁船の船長は言い切った。
あの2011年3月11日の悲劇の前から、福島の街は砂浜でも知られていた。そこはサーファーたちが好む場所でもあり、2020年五輪でのサーフィン競技開催地として検討されていた。大事故から8年が経ったがこのスポーツの愛好者たちはこの砂浜にいないと、サーフショップを営むコバヤシ・ユウイチロウ氏はジャパン・タイムズ紙に述べた。この水が投棄された場合、「子供たちの次の世代はこのために海から離れるだろう」と、地域住民である彼は悲しそうに話を終えた。
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(投稿者より)
トリチウムの処理が難問として立ちはだかっているそうですが、この分野ではロシアの技術があったはずです。また、国内でも近大が技術を開発したとの報道がありました。「阿修羅♪」でも過冷却現象を利用した除去方法についての記事がありました。
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/218.html