北朝鮮「一方的な核武装解除はない」国連総会で米をけん制〜「制裁と圧迫を強め…終戦宣言にまで反対し」と米批判/nhk
2018年9月30日 4時54分北朝鮮情勢
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180930/k10011650201000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_005
北朝鮮のリ・ヨンホ外相が国連総会で演説し、アメリカとの非核化をめぐる協議について「われわれが一方的に核武装を解除することはない」と述べ、相応の措置をとるようアメリカをけん制しました。
ニューヨークを訪れている北朝鮮のリ・ヨンホ外相は29日、国連総会で演説を行い「キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、朝鮮半島を核兵器も核の脅威もない平和の地にするという確固たる意思を持っている」と述べ、非核化に向けた姿勢を強調しました。
そのうえで、アメリカとの非核化をめぐる協議について「非核化のためには信頼醸成が基本であり同時行動が原則だ。われわれは核実験場を閉鎖するなどしたがアメリカからは相応の応えがない。制裁と圧迫を強め、朝鮮戦争の終戦宣言にまで反対している」とアメリカを批判しました。
そして、リ外相は「われわれが一方的に先に核武装を解除することは絶対にない。互いに疑っているだけであれば、首脳会談の合意は失敗という運命を免れない」と述べ、相応の措置をとるようアメリカをけん制しました。
一方、北朝鮮は、今月行われた南北首脳会談の共同宣言で、アメリカの相応の措置を前提条件にニョンビョン(寧辺)の核施設を廃棄する用意があると表明しましたが、リ外相はこの内容や2回目の米朝首脳会談については言及しませんでした。
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