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2018年9月27日時分 〜
コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
160. 2018年9月27日 00:01:54 : yS5XGtozkA : mklQijw2vE4[-1021]

民族主義者と=ロシア(特に=プーさん)とは、こういう関係^^

^^↓

チェチェン紛争
チェチェン紛争 とは
http://kotobank.jp/word/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E7%B4%9B%E4%BA%89
チェチェンはグルジアに隣接する人口約80万、日本の四国ほどの大きさのイスラム系住民が中心の共和国。首都はグロズヌイ。旧ソ連時代には石油を年間400万tほど産出し、交通、運輸、地政学上の要衝の地にある。チェチェン人は19世紀以来ロシアの支配に対して激しく抵抗した。
チェチェン紛争(チェチェンふんそう)は、ロシア連邦の北カフカース地方に位置するチェチェン共和国における、ロシア連邦軍と独立派武装勢力との紛争。
出典
チェチェン紛争 - Wikipedia
紛争の舞台となっているチェチェンは、16世紀のイワン雷帝の時代から帝政ロシアの侵略を受け、19世紀にロシアに併合された地域。もともとは人種、言語ともロシアとは異なる(現在のチェチェン人の多くはロシア語も話す)。併合後、現在にいたるまで、石油、農畜産物、兵役など、ロシアが必要とするさまざまな資源の供給源となってきた。

 1991年11月、チェチェン出身のジョハル・ドゥダーエフ空軍少将を中心とするチェチェン民族会議が、ソ連邦からの独立を宣言した。そ れ以来、チェチェンは事実上の独立状態にある。この独立運動は、長年の植民地支配に対する異議申し立てだったが、94年にロシア軍が武力侵攻で応じたため、戦争(第一次、第二次チェチェン戦争)となった。この戦争で、およそ100万人のチェチェンの人口のうち、8万人から10万人が死亡したと言われている。

 96年にいったん戦争は終わった。このとき結ばれた「ハサブユルト和平合意」では、チェチェンの独立は5年後の2001年にふたたび検討されるはずだったが、99年にロシア側は合意を無視し、二度目の武力侵攻(第二次チェチェン戦争)を開始した。前回以上に無差別かつ大規模な、チェチェンの民間人への攻撃が続いており、隣国のイングーシ共和国では、当初25万人、現在も5万人のチェチェン人が難民生活を続けている。親ロシア派、独立派が共に認める数字によれば、94年以来、10年間つづいているこの戦争の死者は20万人以上にのぼり、その多くは民間人である。

 この戦争を続けているために、 チェチェンはもとより、ロシア国内もさまざまな混乱に見舞われ続けている。 チェチェン側による、市民を巻き添えにする自爆攻撃だけでなく、 ロシア政府・情報機関が関与していると見られる「テロ」も相次ぎ、 チェチェン問題を利用したロシア連邦の中央集権化も進められている。

http://chechennews.org/basic/whatis.htm

↑^^
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c160

コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
161. 2018年9月27日 00:04:33 : yS5XGtozkA : mklQijw2vE4[-1020]

プーさんの^^

民族主義者に対する=憎悪は、ちょっと度を越していて^^

殺し方も=本当に容赦が無い^^

(見せしめ)としか思えない殺害状態で^^

真似をしようと思う者=絶対に容赦しない姿勢が明らかだ^^


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c161

コメント [政治・選挙・NHK251] 緊急!沖縄の知人に電話をかけてください!   赤かぶ
1. 2018年9月27日 00:05:50 : HvyNu114oc : uwH0cX6QIEc[8]
小選挙区やめようぜ。
小選挙区さえ無くなればこんな馬鹿げた工作は全部なくなる。
投票数という民意を正確に反映してるのは大選挙区だ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/361.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
162. 2018年9月27日 00:06:27 : yS5XGtozkA : mklQijw2vE4[-1019]

>>159
おい三郎^^

お前も=いい加減しとけよ^^


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c162

コメント [政治・選挙・NHK251] <テレ東、独自取材!>森友問題 公文書改ざん 自殺職員の父が語る遺書 「言われた通り書き換えた」財務局OBが決意の告白! 赤かぶ
27. 前河[757] kU@JzQ 2018年9月27日 00:07:02 : VSSjjTpXR6 : FBbtC7kiWBA[48]

日本という国は、公文書の意味というのがそもそもわかってないのか?

民主主義の命のひとつである「公文書」を改竄した財務省は、安倍のために行った組織犯罪だが、なぜか見逃された(起訴しない)。意味不明だ。

文科省の事務次官などの個人は徹底的に叩かれてる。

もうわかりやす過ぎる。

まあ、文科省の不祥事は攻められてもやむを得ないかもしれないが、個人に厳しく組織には甘くないか?

弱い立場ならおかまいなし、組織が大きいと躊躇するのだとしたら、あまりに情けなく理不尽=正義感なし?となるだろう。

なぜなら、一般に組織犯罪の方が影響力が大きいからだ。

民主主義国家において、公文書ほど大事なものはないだろう。昔から日本は、戦争時における様々な文章を不当に破棄処分するという大罪を犯してきた。

この現代においてもなお同じような事をしてる。学べよ過去に。公文書はメモ帳じゃねえんだよ。公文書改竄は重罪だろ。なぜ誰も罪を問われないんだ?

フランスの記者が言ってた。公文書が改竄されて自殺者が出てるのに誰も逮捕されないのはおかしい……と。フランスなら政権ごと吹っ飛ぶ……と

こんな事が起きたのに、最近の政権支持率50%は有り得ないな。日本人はバカなのか?あるいは世論調査結果は捏造か?

いずれにしても民主主義を理解してない証だろ。公文書の大切さを今一度テレビなどで説明し、この事件がどれだけ許しがたい大きな犯罪なのかを検証すべきだろう。

大きな証拠となる重い文書を軽視し、改竄したり破棄隠滅するのを許す事は、あまりに国家レベルが低い、お子ちゃま国家を証明することになる。

日本が自立したまともな民主主義国家というのを自負したいなら公文書に対する意識を改め、改竄・破棄・隠滅などしないように猛省しなければならない。そのためには、まず関係者が責任を取るべき。


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/333.html#c27

コメント [原発・フッ素50] 東海第二 きょう「新基準適合」決定 住民「審査やり直しを」(誰が何の責任を取るのか?) 戦争とはこういう物
2. 2018年9月27日 00:09:12 : gDuJsjuxdc : b1x@ShChRGI[1270]
■一にも二にも 

 新基準に適合すりゃ

 原発事故が起こらんて

 誰が決めたの!

 誰が責任持つの・・・?

 誰でもえ〜 ちゃんと答えてよ!

 答えられんのかい

 エ〜加減にせ〜や!

 フク1の始末も付けられん

 電力会社や日本政府には

 原発を扱う資格など

 あろ〜はずもない!

 裁判所には

 そんな物事の判断も

 でけへんのか!

 恥ずかしくて おもて

 歩けへんじゃろ〜が!

 オイ 裁判官

 なんとか 言ってみ〜や!



http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/351.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK251] 見たくない光景!誰も聞かない安倍の国連演説!   赤かぶ
4. 2018年9月27日 00:09:44 : mJ9TgNsRxk : Y@PB8mA62yk[199]
安倍は国連総会の休憩時間をカネで買ったのかな。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/357.html#c4
コメント [カルト19] ムサックスが使えぬらしい自公サックスは、台風サックスと期日前サックスで知事選逆転を狙うようである。 ポスト米英時代
13. 2018年9月27日 00:11:11 : 23PP6SyRMs : k8MJEI_d71s[1]
>>8
文さんはあのやさしそうな笑顔からは想像できない苦汁を舐めまくっていますね
それでもあの爽やかな笑顔を見せるのは、底知れぬ人間の強さを感じます
金委員長がなついてしまった、と言っては失礼だけど、心から信頼するに至った
トランプも朝鮮はムンに任せよう、と判断したことには理由がある

韓国はこれまでの歴史を繰り返さないと思う 仮に失脚して不当な扱いを受けるならば
できる限りの支援を考えたい
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/649.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK251] 森友・改ざん問題は終わってない! 近畿財務局元職員らが実名・顔出しで告発「佐川さん、嘘ついたらあかん」(リテラ) 赤かぶ
1. 2018年9月27日 00:13:03 : HvyNu114oc : uwH0cX6QIEc[9]
さすが地方メディア。
中央の犬とは違う。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/360.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK251] <沖縄県知事選挙>ついに出た 自公候補の本拠地で「学会は辺野古反対」の貼り紙(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
22. 樹里亜[231] jveXooif 2018年9月27日 00:15:45 : sh6DbEHBRo : Eps6QGzE1NI[98]
>>20さんのコメントが非表示になってしまうのはどうしてですか?
コピペだけなので、ちょっと党の宣伝っぽいから?

志位さんや小沢さん、福島みずほさん等がそろって、翁長さんゆかりの「魂魄(こんぱく)の塔」をお参りに訪れているビデオです。共産党のビデオなので志位さんがメインではありますが、見たい人もいると思うので、埋め込んでみます。

魂魄の塔訪れ翁長氏追悼 野党代表そろいデニー勝利へ決意



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/338.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK251] 緊急!沖縄の知人に電話をかけてください!   赤かぶ
2. 2018年9月27日 00:16:48 : Y2ShnzdZSQ : beCo0rhBI4I[1]
どうやって小選挙区を止めるのですか?
選挙で?
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/361.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK251] 森友・改ざん問題は終わってない! 近畿財務局元職員らが実名・顔出しで告発「佐川さん、嘘ついたらあかん」(リテラ) 赤かぶ
2. 2018年9月27日 00:19:35 : HvyNu114oc : uwH0cX6QIEc[10]
西尾幹二氏「安倍氏は戦後最悪総理、即辞任しろ」 - nicozon

「自殺した近畿財務局の職員の親の手記は、涙なくしては読めなかった。死んだ人はどんなにか、なんか犬死にというか、お父さんの切ない気持が分かるのは、何ていうのかな、、私は忖度された対象は、もう寸どころなく命脈絶たれてますよ!戦後最悪の総理大臣ですよ!
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/360.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK251] 強がっても負け惜しみ 安倍政権レームダック化の急加速(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
30. 2018年9月27日 00:23:27 : gWGIwqtVtt : vRamY7yxZ00[3]
ここへ来て、リニア疑獄にも火が付いた。

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/324.html

国民よ怒れ!こんなバカなことを許すな!(simatyan2のブログ)
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/317.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
163. 2018年9月27日 00:24:35 : yS5XGtozkA : mklQijw2vE4[-1027]

国連憲章には=サンフランシスコ平和条約における^^

朝鮮半島を除く^^

その他=全ての(第二次世界戦争の結果として敵国から分離される地域)について^^

その帰属を明確に定めている^^

^^↓

77条〔信託統治地域〕

1 信託統治制度は、次の種類の地域で信託統治協定によってこの制度の下におかれるものに適用する。

a (無関係・整理の為非表示)

b 第二次世界戦争の結果として敵国から分離される地域

c(無関係・整理の為非表示)

↑^^



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c163

コメント [政治・選挙・NHK251] 米紙がチクリと指摘 安倍首相の日朝会談“やるやる詐欺”(日刊ゲンダイ)  赤かぶ
9. 2018年9月27日 00:25:53 : HvyNu114oc : uwH0cX6QIEc[11]
報道では適切な時期が来れば会うと金正恩が言ってるらしい。

その意味は、平和プロセスが全部済んで中露韓と経済体制が整ったあと、暇だったら会ってやらん事もない、ぐらいか。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/348.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK251] 国民よ怒れ!こんなバカなことを許すな!(simatyan2のブログ) 赤かぶ
28. 2018年9月27日 00:26:27 : hg1oUjk1po : D@xu69MaPeY[15]
安倍友には無担保で3兆円、
学生ローンは金利込みの500万円で20年返済。
これってどうよ?

安倍のやってることは、カネのある者には税金をくれてやり、カネのない者にはとことんカネをむしり取る。
学生の就職率が上がったとはいえ、そのほとんどがブラック企業。
何とかして安倍を潰したい。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/324.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK251] 総理はこのままでは政権を維持できなくなる。(谷間の百合) 赤かぶ
8. 2018年9月27日 00:28:07 : 6odP2xGsqw : MY7yfh3x0i4[1]
トリガーは赤坂自民亭でしょう。
一応愛国を売りにしてる政権が
災害時にアレでは支持してる方がバカを見る。
アレで支持者も自分たちも見捨てられると思い知った。
だから支持者も離れた。
すべては繋がりの中にあり
身から出た錆が自公政権を倒壊させていくのです。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/353.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK251] これは、大声で言った方がいい、「日本が最高」だなんて勘違いしているのは、日本国政府と政府を賛美したがるネトウヨたちだけだ 赤かぶ
45. 世のすねものから[68] kKKCzIK3gsuC4ILMgqmC5w 2018年9月27日 00:28:21 : a7iX7tBxMk : fddPaiC8SH0[30]
在日よりは俺の方が上だと思い込みたがる劣等人間がアホなヘイト行動をする。幼児性の典型だ。だが、どこの国民・民族でも上は上、下は下。簡単な事実。
英国人はシニカルで日本人を全体として下に見ている。文明尺度がキリスト教道徳、合理主義精神だから日本は逆立ちしてもかなわない。しかし一部の日本人は英国の一般大衆より知性教養で上であることは疑いない。それでも日本人だからといって差別する英国人はレイシストだ。
在日より俺が上と考えるアホウな日本人もレイシスト(人種差別主義者)と見做される。もちろん在日と日本人は黄色人種としてDNAがつながっているのだから、欧米人からすればアホラシということになる。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/303.html#c45
コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
164. 2018年9月27日 00:28:23 : yS5XGtozkA : mklQijw2vE4[-1026]

千島列島も^^

沖縄南西諸島も^^

台湾も^^

(b 第二次世界戦争の結果として敵国から分離される地域)である^^

すなわち^^

領有権は=日本だ^^

連合軍は=駐留期間の制限は=定められていない^^

状況=平和条約に調印によって=以降→解決が約束されねばならない^^


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c164

コメント [政治・選挙・NHK251] 馬+鹿に付ける薬はない!晋三に何を言っても通じない!   赤かぶ
9. 2018年9月27日 00:29:30 : Rwx7Ew09eQ : 9QdNtVOqfL8[2]
>晋三を政治の表舞台から引きずり下ろすには「選挙」以外に方法はない

いつも不正選挙を疑わず、結果を国民やマスコミのせいにする、それが珍歩くんのお約束である
アヘはバカだが、選んだ国民はもっとバカだ と
自民党の総裁選では「選んだ議員や党員が悪い」というのは、さすがに言わなかったようで、わかりやすいヤツである
沖縄知事選だが、がっかりは期日前投票を推奨しているっぽく、アヤシサ満点である
選挙後に薄気味の悪い「珍歩節」が、あったらやだなーw
そんな感じである
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/325.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK251] 政治家失格でも政治評論家なら超一流になれる橋下徹  天木直人  赤かぶ
12. 2018年9月27日 00:34:28 : RRqw9J8k2w : 4OfWE7rWeV4[3]

  橋の下  まだ生きとったのか
  お前の意見何ぞ聞きたくもないわ
  顔を見るだけでゾゾゲが立つ
  政界からとっとと消えてなくなれ
  お前は赤線や高利貸しの番犬をやっているのがお似合いだ
  お前の様な醜い奴は二度と表には出てくるな
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/267.html#c12
コメント [経世済民128] アメリカの31倍という試算も…!高すぎる「自動車の税金」その実態 税制改正の焦点はクルマ関連の減税だ(現代ビジネス 赤かぶ
11. 2018年9月27日 00:42:52 : gDNUkEJ7DM : 9CR0WVPH98Y[1]
確かに自動車税も高いですが、自動車なんて生活必需品でもないものの
税金が多少下がったところで、買う人は増えないでしょう。
買わないと死ぬ物の値段がすべて上がるので、車なんか買ってる余裕はありません。
たとえ、300万円が100万円になろうとも買いません。
そういう点で、トヨタのピントはズれているのです。
役員、社長も含めた全社員の給料を、派遣社員と同等にまで下げれば、
ようやく「車なんか買ってる場合じゃない!」
と理解できるんじゃないですか。
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/582.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK251] 見たくない光景!誰も聞かない安倍の国連演説!   赤かぶ
5. 2018年9月27日 00:43:25 : FowVxq9peM : DXBOTi4xAAE[155]
安倍のアホは、演説しても意味がない、内容が世界の流れと真逆だから聞かない!

国内同様、馬鹿にされたものです。アホ・馬鹿ですね〜。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/357.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
165. 2018年9月27日 00:44:17 : yS5XGtozkA : mklQijw2vE4[-1025]

連合軍は^^

日本との=平和条約締結後^^

日本が=求めないなら^^

信託統治地域に=駐留は出来ない^^


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c165

コメント [政治・選挙・NHK251] こんな安倍首相の国連演説など誰がまじめに聞くというのか  天木直人  赤かぶ
17. 2018年9月27日 00:46:38 : FowVxq9peM : DXBOTi4xAAE[156]
国会での、安倍・麻生の態度の不真面目さには驚きます。

安倍の説明で、麻生は大笑いしていますからね〜

ふざけている不良ガキ坊主と言った感じです。

許せんね〜 歳費返却しろ!
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/345.html#c17

コメント [経世済民128] 米中貿易戦争が泥沼化、中国はもはや米国を信用していない(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
5. 2018年9月27日 00:49:24 : AtnQN3nh5Y : nSRykSzj12c[7]
共産党とトランプですか?

どっちもどっち。


http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/580.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
166. 2018年9月27日 00:54:08 : Rwx7Ew09eQ : 9QdNtVOqfL8[3]
まああれだ
自民は返せ返せ言うだけで、その気がないんだろ
戦後70年もたって、元住民にしろ国民にしろ、返還なんかもうどうでもよくなっちゃったのに、意識はそのまんまってバカウヨだな
そもそも、日本は無条件降伏したんだから、北海道や東北を取られなかっただけでもありがたい、二島だけ返って来るだけでありがたい、そう思わなきゃダメだろうが
二島じゃイヤだ四島返せって、どんだけ図々しいんだよ
しかも米軍基地を作るんだろ、ナメやがって
プーチンはそう思ってんじゃないのか?
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c166
コメント [政治・選挙・NHK251] 新潮45「休刊」の考察(森功のブログ) 赤かぶ
1. 2018年9月27日 00:54:42 : i0BzNgotbM : qceriD@sC9I[4]
>なぜこうなったか

なぜこんな疑問も持つのか。
疑問が疑問だ。
単に安倍チルドレンの擁護に、安倍本を4冊書いてるトンデモ安倍ライターを起用しただけ。
疑問の余地など一切ない。
新潮が期待した通りの記事。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/362.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK251] 山本太郎をベルギー人監督が追った!撮った! ドキュメンタリー映画『ビヨンド・ザ・ウェイブス』  赤かぶ
26. 世のすねものから[69] kKKCzIK3gsuC4ILMgqmC5w 2018年9月27日 00:57:25 : a7iX7tBxMk : fddPaiC8SH0[31]
父小泉、安倍、小泉ジュニアなど皆米国務省とその裏方の道具だ。日本政府・電通はじめとするメディア産業が大事にしてきた御しやすい傀儡だ。御用マスコミでの露出度が大衆的人気の源ゆえ、反骨男子タロー君は絶対的不利というだけのこと。
カリスマ性から言うと小泉ジュニアは物の数ではない。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/305.html#c26
記事 [経世済民128] スズキ、トヨタ傘下入りが現実味…中国の所得水準上昇に伴い販売不振→全面撤退(Business Journal)
スズキ、トヨタ傘下入りが現実味…中国の所得水準上昇に伴い販売不振→全面撤退
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24908.html
2018.09.27 文=編集部 Business Journal


 スズキ本社(「Wikipedia」より)


 スズキは9月4日、中国自動車大手の重慶長安汽車との合弁事業を解消することで合意したと発表した。スズキが保有する合弁会社、重慶長安鈴木汽車(長安スズキ)の全持ち分(50%)を重慶長安に売却し、中国市場から撤退する。持ち株の売却手続きは年内をメドに完了する。

 正式発表の前に重慶長安との合弁事業解消で基本合意したと報じられたことから、8月7日に7680円の年初来高値をつけていた株価は、9月4日に一時、7201円まで下落した。

 中国での自動車生産から全面撤退することに対する自動車アナリストの見方は分かれる。中国市場も長期的には日本のようにニーズが多様化し、小型車が伸びる成熟市場になるとみられる。そのため、現状が厳しいからといって、世界最大の市場へのアクセスを放棄していいのかと、首を傾げる向きがある。その一方で、中国での販売は低迷しており、必ずしも悪材料とはならないとの声も少なくない。

 スズキの中国からの全面撤退は、自動車アナリストたちの間では既定路線と受け止められていた。

 6月15日、スズキは中国の持ち分法適用会社、江西昌河鈴木汽車(昌河スズキ)の持ち分46%を、江西昌河汽車にすべて譲渡した。スズキブランドの小型車「ワゴンRワイド」などを生産してきたが、消費者の関心が大型車に移ったことから販売が伸び悩んでいた。

 昌河スズキは1995年に生産を開始。最盛期に10万台規模だった生産台数は、2018年3月期には前期比3割減の1万7000台に減少。経営悪化を受けて合弁を解消した。

 この時点でスズキにはもう1社、合弁パートナーが存在した。それが重慶長安だ。だが6月19日、「重慶長安との提携も解消する協議に入った」とNHKが報じた。スズキは「協議の事実はない」(広報部)と否定したが、スズキの中国からの全面撤退は時間の問題とみられていた。

 スズキは1993年に長安スズキを設立し、以来、小型車を生産・販売してきた。「アルト」の派生車(中国名、奥拓)は人気を博し、地方都市でタクシーとして使われた時期が長かった。中国の自動車産業勃興期に小型車を広める役割を担ったのが長安スズキだった。だが、90年代後半以降、トヨタ自動車や本田技研工業(ホンダ)などが中国市場に進出。所得水準の上昇に伴い、セダンや多目的スポーツ車(SUV)など大型車の人気が高まった。

 スズキの18年3月期の中国での販売台数は、前期比28.8%減の10.5万台にとどまった。15年3月期の25万台と比べると半分以下である。

 さらに、中国政府が19年から導入する「NEV(新エネルギー車)規制」が追い打ちをかけた。一定比率でEV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド車)などの生産・販売を義務付ける。NEVで大きく出遅れている長安スズキには、強い逆風となった。

 当面、重慶長安はスズキからライセンスの供与や部品の供給を受け、スズキブランドの車の生産を続けるとしているが、事実上の生産停止である。

■スズキはトヨタの傘下に入る?

 スズキは12年に、販売不振が続く米国の四輪車市場から撤退した。中国市場からの全面撤退で、世界の2大自動車市場で足場を失うことになる。そんなスズキが打開策として見据えているのが、トヨタとの連携強化と、インド市場だ。

 スズキとトヨタは17年11月、インド市場に20年頃にEVを投入するための協力関係を構築することで合意した。「インド政府が掲げるメイク・イン・インディアをEVの分野においても実現する」と、発表文に書き込んだ。

 14年5月に就任したモディ首相は、メイク・イン・インディア政策を打ち出した。外国資本を誘致して、インドをモノづくりの拠点とすることを目指している。

 インド政府は17年3月、「30年までに、インドで販売するクルマをすべてEVにする」と発表し、多くのメーカーを慌てさせた。

 同年12月に公表したインド自動車工業会の報告書では、「30年の新車販売に占めるEV比率は40%程度」と予測している。それを受けて、インド政府は30年までに販売する新車のすべてをEVにする方針を撤回した。

 EVの普及のために、インド政府は民族系メーカーを育成することにした。17年9月、政府のEVの公用車1万台の調達先に民族系のタタ・モーターズを選んだ。

 スズキはインド政府の国民車プロジェクトに参画し、インドで四輪車の現地生産を1983年から始めた。それから35年。今もインド政府の新車販売の約半分のシェアを握り、18年3月期には前期比14.5%増の165.4万台を販売した。これは中国(10.5万台)の約16倍、日本(66.8万台)の約2.5倍だ。スズキの世界販売台数(322.4万台)の51%を占める。文字通り、インド市場がスズキの屋台骨となっている。

 17年に新車販売台数400万台を突破したインド市場は、いずれ日本を抜いて世界3位の市場になるのが確実。そこで、スズキはインドに勝負を賭ける。

 スズキは18年6月28日、静岡県浜松市内のホテルで定時株主総会を開いた。鈴木俊宏社長は、こう言い切った。

「インドの乗用車市場は2030年に1000万台になる。スズキが現在のシェア50%を維持すれば、500万台の規模となるということだ。そのほかの市場でも200万台売ると考えればスズキが世界で販売する車は700万台になる。理論値であるが、現在の(実績)から倍増する、まったくの未知の領域だ。今後の成長に向けて、スズキはチャレンジしていく」

 さらに、インドでは500万台のうち150万台をEVにすると意欲的だ。インド市場に未来を賭けた挑戦を宣言した格好だが、スズキが単独でグローバル企業になれるわけではない。フォルクスワーゲンとの提携解消の際に買い戻した自社株を10.0%保有している。

 トヨタとの業務提携が、自社株を活用した資本提携に発展して、トヨタの傘下入りするというシナリオが現実のものとなってきた。

 スズキはインドを起点に、インド対岸のアフリカや中近東など、手つかずの未開市場にも着目している。

(文=編集部)



http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/601.html

コメント [政治・選挙・NHK251] 新潮45「休刊」の考察(森功のブログ) 赤かぶ
2. 2018年9月27日 01:06:22 : tSI3kkFlNA : Yxucrtt6hnw[37]
新潮社さんは読者に対する信用を失ったが、それと同時に書き手の方に対する信用も失った。
出版社としては正直いって後者の方が痛いでしょう。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/362.html#c2
記事 [経世済民128] 安倍政権、有明のノリ養殖を破壊…代わりに化学品まみれの中国産ノリの輸入増加(Business Journal)
安倍政権、有明のノリ養殖を破壊…代わりに化学品まみれの中国産ノリの輸入増加
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24909.html
2018.09.27 文=郡司和夫/食品ジャーナリスト Business Journal


 諫早干拓事業地の堤防と水門(写真:東阪航空サービス/アフロ)


 7月30日、国が佐賀県漁業者に対して、諫早湾の潮受け堤防排水門の開門を強制しないように求めていた裁判の控訴審判決が、福岡高裁から出されました。判決は「開門強制」を命じた佐賀地裁の判決を無効とする、漁業者側の逆転敗訴でした。漁業者側は上告する方針で、諫早湾潮受け堤防排水門開閉の最終判断は最高裁に委ねられることになります。

「ギロチン」と称されるこの諫早湾の潮受け堤防排水門に対しては2010年、国に開門を命じる福岡高裁判決が確定しています。しかし、諫早湾干拓事業を推し進める国は、ギロチンの開門を阻止すべく、確定判決の無効を求めて動きました。「2013年に漁業権が消滅するなど、確定判決後、開門できない事情が生じた」として、開門を強制しないよう佐賀地裁に訴えたのです。佐賀地裁は国の訴えを退けましたが、開門阻止に固執する国は控訴して争っていました。

 国が有明海の環境保全をないがしろにしていることは、1986年に諫早湾の干拓事業を強行着手したことからも明らかでしたが、有明海の浄化のためには開門強制が必要との司法判断まで、いちゃもんを付けて無効にさせようというのです。これで日本は法治国家といえるのでしょうか。

 諫早湾にギロチンが落下し、全長7キロに及ぶ潮受け堤防が閉め切られたのは1997年ですが、富栄養化などの悪影響は諫早湾だけではなく、有明海全域に及んでいます。

 特に甚大な被害を被っているのが、養殖ノリです。有明のノリは全国によく知られていますが、堤防が閉め切られた2年後には、有明海全域で養殖ノリの大規模な色落ち被害が出現し、以降、不作が続いています。

 堤防を閉め切った結果、山からの栄養分が海に注ぎ込まなくなったばかりか、有明海の富栄養化でプランクトンが異常発生、ノリ養殖に大打撃を与えているのです。有明海の汚染が進むのに伴い、ノリの病気予防策として使用されている酸処理剤の使用量も増えています。そのため、酸処理剤により有明海の汚染に拍車がかかるという悪循環に陥っています。

 早急に堤防水門を開け、酸処理剤の使用を禁止して、この悪循環を断ち切らないと、有明海は本当に死の海になってしまいます。

■国産ノリ減産分を中国産・韓国産で補填

 2015年3月、福岡、熊本、佐賀、長崎4県の漁業者ら約200人(のちに追加追訴約800人)は、「有明海で長年続く魚介類の不漁はノリ養殖で使われる殺菌用の酸処理剤が原因」として、酸処理剤の使用を禁止しない国に1人当たり10万円の損害賠償を求める訴訟を熊本地裁に起こしました。

 ノリ養殖では、生産量や品質を上げるため、網を酸処理剤に浸し病原菌を殺菌した上で再び海に戻す作業を繰り返します。水産庁は1984年、酸処理剤の使用について「自然界で分解されやすい有機酸を使用し、余った分を海中投棄しない」との通達を出しています。

 しかし、原告の漁業者側は「酸処理剤の99.9%は回収されずに海へ流出し、海底に蓄積された酸処理剤の有機物が魚介類が住めない環境を生み出し、貝類漁獲高の減少を招いた」と反発しています。

 有明海(佐賀、福岡、熊本県)では、全国のノリの半分近くが生産されています。それだけに酸処理剤の使用量も多く、年間2000トンが使用されているといいます。ノリ養殖業の関係者は「酸処理剤にはクエン酸やリンゴ酸などの有機酸と塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸がある。水産庁では無機酸の使用を禁止しているが、無機酸は有機酸より値段が安く、殺菌力も強いため無機酸を使っている業者もいる」と言っています。

「海の農薬」と言われる酸処理剤は、養殖網にアオノリなどが付着し病原体が増殖するのを防ぐ薬剤で、田んぼの除草剤のようなものです。除草剤を過剰に散布すれば、田んぼはいつしか疲弊していきます。国内最大のノリ産地・有明海が、ギロチン続行、酸処理剤使用の増加で、今、そうなりつつあります。

 有明海全域でノリの色が落ちるなどの被害が大規模に起こり始めたのは、諫早湾のギロチン執行の2年後からです。繰り返しますが、ギロチン執行による海流の変化、富栄養化で、病気予防のためにノリ養殖での酸処理剤の使用量が増大するという悪循環に陥っているのが今の有明海です。酸処理剤は病原菌のみならず、海の有用微生物まで殺してしまいます。有明海の漁業関係者が、酸処理剤の使用禁止を国に求めるのも当然の成り行きです。

 いずれにせよ、諫早湾ギロチンの撤廃、ノリ養殖での酸処理剤の使用を禁止にしない限り、有明海は死の海になってしまいます。国は韓国、中国からのノリ輸入割り当てを増加させて、有明海など国産ノリの減少分を補っています。しかし、韓国、中国産のノリは、淡い色を濃くするために着色料、枝条からノリをきれいに離すために流動パラフィン、味付けのために化学調味料が使われていることは業界では常識です。

 安全でおいしいノリをいつまでも食べられる環境を保つためにも、諫早湾の堤防水門の開放、酸処理剤の使用禁止を早急に実施すべきです。

(文=郡司和夫/食品ジャーナリスト)



http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/602.html

コメント [政治・選挙・NHK251] 日米蜜月は真っ赤なウソ!見限られた安倍晋三!  赤かぶ
1. 2018年9月27日 01:09:19 : i0BzNgotbM : qceriD@sC9I[5]
トランプ氏は6日に米紙編集者に電話した際、安倍晋三首相との「良い関係が終わる」と警告したと報じられた。
 11月の中間選挙に向けてトランプ氏は、労働者層や農業従事者らにアピールできる通商成果がほしい。
https://www.sankei.com/economy/news/180908/ecn1809080017-n1.html

自分が危ないのに安倍ごときに遠慮する理由なんざ1つもない。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/364.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK237] 日本相撲協会という犯罪組織と記者クラブ(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
66. 2018年9月27日 01:11:35 : RRqw9J8k2w : 4OfWE7rWeV4[4]
相撲は国技
  何が国技だ!
  チャンチャラおかしいわ!
  国技なんぞ返上し世界相撲格闘技連盟として営利目的でやったらいい
  そしたら八百長でも何でも好きにしたらええがな
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/678.html#c66
記事 [経世済民128] 日経平均が24000円に乗せる(在野のアナリスト)
日経平均が24000円に乗せる
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/53093675.html
2018年09月26日 在野のアナリスト


昨日指摘したところ、すぐにFFR日米貿易協議で「基本的な認識で一致」とし、首脳会談で合意をめざす、としました。日本側は農畜産物で妥協の余地あり、としますが、同時に日米欧で提出する世界貿易機構(WTO)改革では、自国の特定産業を優遇する制度を導入した国への罰則を盛りこむ、とします。どの国でも農畜産業に補助金をだし、保護していますし、日本ではTPP対策として補助金を、という話もある。しかしもしWTO改革でそれらの農畜産業への補助金を「特定産業への優遇」とされたら、罰則覚悟でつづけるか、補助金を止めるか、という話になる。むしろ政府から補助金をカットする口実にされかねない、とすら思えます。

JAを潰して大規模農業を推進したい安倍政権は、補助金を減らして個人の農畜産家を立ちいかなくさせる。今回も米産品で数量を決めて輸入を義務付けられ、補助金もでないと日本の農畜産業は壊滅的になるでしょう。WTO改革はトランプ氏も主張し、これを中国が念頭としますが、同じように日本でも補助金漬けにされた産業があることを忘れてはいけません。

日本株が8ヶ月ぶり24000円台を回復です。ただここ最近、歪な市場がめだちます。直近2日はTOPIX先物を国内勢が買い上げていますが、現物株では日経225型の買いパターンとなった。しかも23000円ブレイクに伴う外国勢の買いは先週木曜には終了しているので、そこから国内勢だけが頑張っている印象です。第3四半期末のドレッシング、とは考えにくい。ここで頑張っても投資成績としてあまり重要でないためで、株高にする意味がないのです。年末高の先取りだとしても、重要なイベントを幾つも控えた中、リスク管理上も考え難いことです。

最近、メディアでも取り上げられるようになった『安倍政権が発表する経済指標が信じられない』という話。毎月勤労統計では今年1月に3分の1のサンプルが変更されたにも関わらず、調整もされなかったため、雇用者報酬が2000円強も押し上げられた。つまり年間通して1%弱の押し上げ効果が前年比でかかることになります。また労働力調査は就業者数が60『万人前後だった伸び率が、今年は160万人前後となり、これにはまったく説明がつかない。これまでも女性と高齢者の再雇用が増えてきて、限界とみられたタイミングで加速したのです。

さらにここに来て、企業収益も二重計上によって膨張している、との指摘もある。つまり株価を決めるマクロ、ミクロの指標がどちらも信じられない事態であり、「異常」とも形容されるここの強さには誰もが首を傾げる。特に、そんな事情をよく知っているはずの国内勢が株を買っているのですから、尚更です。その説明になるかもしれない一つの説は、沖縄県知事選までは株高を、安倍政権側が金融機関に要請した、ということです。

自民党総裁選、沖縄県知事選、この重要日程で勝利を期すために、安倍ノミクスは成功しているという印象を与えたい。特に、沖縄県知事選では党派色を強くだし、佐喜真候補を支援しており、また支持層でもある建設業は景気を敏感に映すので、株高は効果的に安倍政権の成功事例としてアピールできます。沖縄県知事選は剛腕を指摘される菅官房長官が取り仕切っており、対立候補の嘘だらけの醜聞をばらまくほど、その手口が汚くなってきた。3Q末で株高を建前に、金融機関に動員をかけたとて、決して不思議ではありません。

これまで国内勢は、22000円に接近すると買い、23000円に接近すると売っていた。その取引が成立する前提は、株価が下がると買う、という日銀の存在あってこそ、です。そうした細々とした取引で糊口を凌いできた国内勢が、ここに来て急にリスクをとる、ということも考えにくいのです。これからは『安倍政権の株価が信じられない』などという話が、巷にはあふれるのかもしれません。『歪』という漢字は、いみじくも『不正』と書きます。今の市場が不正によって歪になっているとすれば、口に糊がされたようにその不正を指摘できない理由も、また政治と金融機関の歪な関係の中にあるのでしょうね。




http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/603.html

コメント [経世済民128] 全財産919円になるまで仮想通貨にハマった36歳契約社員のマイルド貧困(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
1. 2018年9月27日 01:13:43 : FowVxq9peM : DXBOTi4xAAE[157]
この男、趣味に使っていたので納得するのでないか?

120万円が元手で借金が無いのですから、いい勉強でした。

仮想通貨はペテンですから、手を出してはいけませんよ。
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/598.html#c1

コメント [カルト19] ハフィ・NASA・折り紙式ソーラー衛星、興水・都合よく沖縄に台風24号。ジオストームサックスである。 ポスト米英時代
20. 2018年9月27日 01:22:58 : DGIgKIOcpc : AVz_vm2GW4I[1]
そうか、実は東芝はイスカンダルの地球出先機関だったのか。
コスモクリーナーDは東芝の登録商標か。ガミラスの嫌がらせで倒産寸前なのかw

http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/643.html#c20
コメント [政治・選挙・NHK251] <テレ東、独自取材!>森友問題 公文書改ざん 自殺職員の父が語る遺書 「言われた通り書き換えた」財務局OBが決意の告白! 赤かぶ
28. 赤かぶ[359] kNSCqYLU 2018年9月27日 01:26:05 : 8kzaG4YZ92 : CgeuaoUQfeY[16]

<森友公文書改ざん>自殺職員の父と財務省OBが決意の告白







http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/333.html#c28
コメント [政治・選挙・NHK251] 総理はこのままでは政権を維持できなくなる。(谷間の百合) 赤かぶ
9. 2018年9月27日 01:27:55 : FowVxq9peM : DXBOTi4xAAE[158]
安倍は日本のクリントン。

同じ戦争家・世界金融の悪徳人間は、トランプに消されるのです。

アメリカは、まともな国家に変身しているのでないでしょうか?

汗流さずに莫大な金儲け・高収入を得ているウォール街は、存在していいのでしょうか?

国内産業の立て直ししています。

日本も、農業、林業、漁業、畜産、、は必要です、衰退させては食糧危機になると日本国民干上がります。

食糧危機になると、かっての日本では農民一揆、ロシアではロシア革命がおこりました。

車と食料、あなたは、どちらが大切ですか?

豊かな自然の恵みを得ながら生活する、、これがかっての日本だったのです。

車産業に、日本の第一次産業を差し出してはいけませんよ、安倍さん。

安倍晋三様、お賢いお方ですから、よくご存じだと思いますが、、、、。

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/353.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK251] 安倍首相、3選ピークに御威光は落ちるだけ。(かっちの言い分) 一平民
2. 2018年9月27日 01:36:53 : FowVxq9peM : DXBOTi4xAAE[159]
安倍の”この道”しかない、この道は”収監への道”。

わかっていないのです、足元から崩壊していることが、、、

四面楚歌にあることは、分っていると思いますが、、、アホですからね〜バカですからね〜

こんな男を総理にする自民党、これも腐っていますね。

日本はマイナスから出直しです。

が、安倍、麻生は許さないぞ! 国賊だ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/358.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK251] 新潮社社員 / 「小川榮太郎よ、ヘイト本は儲かったか。こちらは、一晩で築いてきたものが崩れたぞ」  赤かぶ
12. 2018年9月27日 01:48:00 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[955]
何が言論弾圧だよ。
小川榮太郎の記事なんて便所の落書きレベルだろうが。

見苦しい落書きは排除するのが良識というものだ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/344.html#c12

コメント [カルト19] ムサックスが使えぬらしい自公サックスは、台風サックスと期日前サックスで知事選逆転を狙うようである。 ポスト米英時代
14. すべてはひとつ[139] greC14LEgs2C0ILGgsI 2018年9月27日 01:49:25 : fkRrZYlBmk : WyjqOWNaElU[10]
とにかく使えないらしいけど、他のサックスで与党が勝つのですね。
分かりました。

http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/649.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK251] 安倍首相、3選ピークに御威光は落ちるだけ。(かっちの言い分) 一平民
3. 2018年9月27日 01:52:09 : FowVxq9peM : DXBOTi4xAAE[160]
安倍の”この道”しかない、この道は”収監への道”です。

わかっていないのです政権基盤が崩壊しつつあることを、、、

安倍は、アホですから、判断できないのでしょうが、周囲も周囲ですね、、忠告する人いないのでしょうか? 安倍から金を引き出すしかないと思って、味方しているのですから、忠告する人なんていませんわね。

すでに内政、外交とも四面楚歌。

外交は蚊帳の外! 北朝鮮の脅威は無くなり戦争家は失業ですね。

防衛費うなぎのぼりは、一体なんだ! 社会福祉に廻せ!!

北方四島返還で、プーチンからもバカにされ、トランプからも、貿易交渉でめちゃくちゃ叩かれるでしょう。


安倍、麻生、、、あなたたちは、今まで一体何をしてきたのですか?

日本崩壊? 官僚が腐りきってきたのはだれの責任ですか?

日本、マイナスからの旅立ちになりそうです。

清和会(細田派)は崩壊で政治の浄化できたのが、良かったのかもしれません。

日米同盟の、寄生虫でしたから、、、清和会(森、小泉、安倍、、、、とね)。

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/358.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK251] 安倍首相、3選ピークに御威光は落ちるだけ。(かっちの言い分) 一平民
4. 2018年9月27日 01:57:39 : FowVxq9peM : DXBOTi4xAAE[161]
清和会崩壊は、いまだ出来ていないのですが、、、、崩壊するでしょう。

崩壊させないといけないのです。日本に住み着く寄生虫は、清和会です。

CIAも、日本送金が出来ないようです(トランプに搾り上げられて、金不足、、、)

日本国民賢くなりましょうね。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/358.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK251] トランプ大統領との会談は「建設的だった」と語った安倍首相  天木直人  赤かぶ
12. 2018年9月27日 02:08:16 : PnfpppNOKY : bEcbznvcT6E[2]
もえるあじあ

【ワロタw】マスコミ「日米首脳、突然の“密室”夕食会。トランプに舐められてる安倍首相」→今年も「ハッピーバースデー♪シンゾー♪」をやっていたw

2018年09月26日16:41 / カテゴリ:自民党マスコミアメリカ
http://www.moeruasia.net/archives/49614619.html

(略)

14. もえるななしさん
2018年09月26日 17:22:10
ID:YzNzExNTg

※6
大統領選までのトランプの言動見てたら真っ先に日本が標的みたいなところあったからな
すぐに会ってうまいこと懐柔した安倍はもっと評価されていいと思うわ(ってか海外じゃ十分評価されてるんだが)

47. もえるななしさん
2018年09月26日 18:48:08
ID:A3Mzc1Mzg

※14
逆だよ、トランプは有能だから
まず全方面に粉をかけてたんだわ
で、日本はしっかり自分達側(アメリカ側)についてきたから
表向きの厳しい態度をすぐ取り下げた
そういう交渉術なんだよ

それをさも「不仲の芽」みたいに言ってるのは支那朝鮮勢力だけだ
トランプ特有のプロレス的言動を報道で利用するしか手がないんだよ
それくらい明確で優秀な保守派なのがトランプなんだ


85. もえるななしさん
2018年09月26日 21:37:05
ID:cyMDU4NzA

シナ解体の秘密会議かもしれないし、
同盟国内のパヨクを殲滅する秘密会議かもしれないし、
パヨクは怖くて怖くて仕方ないのですね。
.
トランプ「シンゾー、そろそろ沖縄の連中をSDNリストに入れようか」
マジレス「いま、関西生コンから開始して、その上部組織と関連する連中を白日の下に晒すところだから、その後で纏めてやってくれた方がいいな」
トランプ「OK. いつでも電話してくれ」


88. もえるななしさん
2018年09月26日 21:49:56
ID:ExMTQ1MjA

ある御方の受け売りだけど、

●『そう言えばトランプ大統領に「日本の財務省が消費税を増税して景気が悪化してしまうと安倍首相が失脚してしまいますよ。そうなると大変な事になると思いませんか?」と吹き込んだ人が居ましたね(笑) トランプ大統領は目の色を変えていたそうですが(笑)』

とか、

●『元々、日本の在日韓国人・在日朝鮮人の問題は済州島四・三事件の絡みもあって、米国も腰の引けた対応しか出来ていなかったのですが、トランプ大統領にしてみれば、そんなものは知った事では無いので普通に民団や総連をテロ支援組織として取り扱うでしょうね。』

と言う話を伺ったことを思い出すなぁ。
●なので、新世界秩序を作るための色んな打ち合わせが行われたかと。

マスゴミ各社も覚悟した方が良いかと。

91. もえるななしさん
2018年09月26日 22:15:40
ID:k2OTA3NjI

安倍首相はどちらかというと甘党だからケーキ攻勢は嬉しいのでは?(アメリカ製ケーキはすごく甘いっていうけどね)
しかし、メルケル首相と比較しても日本の安倍首相に対しての態度が全然違う、というのは海外でも評判になってる。ブッシュ大統領も人の好き嫌いが非常に激しかったらしいが、アメリカ人ってそういうタイプが多いのだろうか。

92. もえるななしさん
2018年09月26日 22:26:32
ID:E5MTU2ODY

現代が必死に蜜月否定しようとしてて涙を禁じ得ないw


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/302.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK251] 「新潮45」休刊声明の嘘! 杉田水脈擁護、LGBT差別は「編集部」でなく「取締役」がGOを出していた(リテラ) 赤かぶ
17. 2018年9月27日 02:33:48 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[686]
>「実は、『新潮45』の若杉良作編集長は、もともとオカルト雑誌『ムー』の編集者で、右派思想の持ち主でもなんでもない。押しが強いわけでもなく、上の命令に従順に従うタイプ。最近のネトウヨ路線も、売れ行き不振の挽回策として、担当取締役の酒井逸史氏から命じられていた感じだった。


↑ しかしまあ 出版社なんてのは 売れさえすれば何でもいいんだな

なんと オカルト雑誌のムーと 新潮45が 同じ編集者だったとは、主義も主張もあったもんじゃねえだろ
ウヨ本読む奴らの気も理解出来ねえけど、オカルト雑誌なんて本気で読む奴の思考も 実にお目出度い
「ウヨネタ」 も 「オカルトネタ」 も、結局同列の与太話で 本さえ売れれば出鱈目ざんまいでもOK牧場という
こんな体たらくだから 本屋が次々と潰れるんだ 出版不況なんて 自らが招いた自業自得なのかもしれないな。

社員 路頭に迷うぞ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/346.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK251] <兵頭正俊氏>10月から生活保護、67%世帯で減額。国会議員と官僚の給料、大幅に上げといて、腐った日本です。 赤かぶ
1. 赤かぶ[360] kNSCqYLU 2018年9月27日 02:49:13 : 8kzaG4YZ92 : CgeuaoUQfeY[17]



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/366.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK251] 新潮社社員 / 「小川榮太郎よ、ヘイト本は儲かったか。こちらは、一晩で築いてきたものが崩れたぞ」  赤かぶ
13. 2018年9月27日 02:49:52 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[687]
馬鹿ウヨはこれを 「言論弾圧だ」 と来た 馬鹿の極みだ なぜなら 言論弾圧の本家本元はウヨ連中であり
戦前戦中の言論弾圧からみれば 子供の遊びだ  小林多喜二みたいに金玉まで潰されて殺された人間がいるか?
国家権力と暴力によって脅しを加えるのが言論弾圧であり 何一つ暴力も権力の横暴も加わっておらず
ただただ 賢明なる【普通の一般人からの世論】に潰されるのは 「ただの自業自得」 としか言えない事で
これを言論弾圧などとは 片腹痛いわ 日本語を 勉強してから出直せ

言論弾圧の教科書みたいな軍国日本を 励賛標ぼうする お前ら馬鹿ウヨどもが 口にできる言葉ではないわ
判ったか>>6のネトウヨ。

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/344.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK251] 強がっても負け惜しみ 安倍政権レームダック化の急加速(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
31. 2018年9月27日 03:08:59 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[3566]
  そもそも地盤看板カバンを親世代から引き継ぐ街の顔役や名士の一族が票を固める、世襲制代議士が多くを占める自民党の体質が利権指向であることは間違いなく、知人友人後援者に如何に公金を優先的に持って行けるかが代議士の本分であったため、公金を預かる官僚に口利きをし血税を優先的に采配させることが至上命題であるのは今も変わらないだろう。
   だが、高度経済成長で国富を蓄積、ニューヨークのビルを財界が何軒も買えた時代とは異なり、新興国の台頭もありデフレが際立つようになったところ、国富の再配分を渋る自民財官の護送船団方式に納税者の厳しい批判の目が注がれるようになったのが加計森友事件であろう。
   どこの国にも経済成長時代はあり、国富を適宜政権交代などで底辺層にまで再配分することで良質な国の形となるのだが、日本のようにトップが高給料亭に集っては一献傾けて根回しをし、国民議会を形骸化させたままで予算を収奪する構造は歪みが生じ、公金を補助金として財界にあてがう為の口利き業としての政治と、補助金采配の謝礼に天下り先を確保する官僚、そして口利きの謝礼として献金を得る自民と、公金の自民財官三者による収奪構造の悪影響が噴出した。
   官僚による立法案を自民が可決し予算を確保し、補助金として財界に飴をもたらす仕組みは資本主義というより社会主義だが、それでいて国富の再配分を求める真の社会主義システムを自民財官が否定する、護送船団の強欲が極まった、異常な体質だと言える。
   これに目を付けたのが米軍産であり、湯水の如くに血税を収奪する日本の護送船団方式は垂涎であり、日本側トップを手厚く接待しては法外な価格で大型兵器の購入契約を成功させており、かつ効能を信じさせるには周辺国を敵国とし装備の必要性を納得させねばならないが、それには日本の不戦憲法は邪魔であるとして、知日派と称するロビーが主に自民と交流を保ち、改憲へと誘っている模様である。
   この流れが遮断されれば、年間5兆円の軍事費が不要となる上に、装備があることから磨いているだけでは気が済まなくなった軍事組織がいつ発火点を作るかわからない、第三次世界大戦さえ招きかねない危険が軽減されるだろう。
   安倍や小泉、麻生らは本来役者の素質があり、役になり切るタイプであろう。こういう代議士は血税の財布を預かり采配する官僚機構などギャラを配ってくれる大勢を尊重するため、資金提供者である筈の底辺層も含めた国民納税者の総意を諮ろうという意識が無く、租税主義国にとっては大きな障害である。
    空気を読んで大勢に付きギャラの多寡を気にする役者のような人間が国民代表としての代議士業に付くことは今や御法度であり、政党内でも大勢は何処かを常に探すような代議士は内閣から降りてもらい、拠って立つべき指針を国の最高法規とする軸足の定まった人間が内閣を張り、国会を国権の最高機関と認め、真の国民総意を諮り国際社会で表明する義務感を持った者を総理にしなければならない。
   
   
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/317.html#c31
コメント [政治・選挙・NHK251] 総理はこのままでは政権を維持できなくなる。(谷間の百合) 赤かぶ
10. 2018年9月27日 03:13:11 : XVei7jkBck : y9U@VQvDSJg[500]
安倍捏造を引き摺り下ろす! もうその一念で日本人は行動すべき時ではないか。

日本の勇者たちよ!! 若者からおじさんおばさんおじいさんおばあさんまで

嘘と捏造だらけで何もかも虚構の安倍政権 国民の金ならケチらずに自分の為に

どんどん使い 被災地の訪問も高級リゾートホテルにご宿泊で高級ディナーに舌鼓を打ちながら総裁選対策をする 被災地訪問なら日帰りで出来るはずだ
税金は湯水のように使うのは当たり前で お友達には気前よく何兆円も無利子で貸したそうだ。それポケットマネーだったら 安倍さんすごいね_って言って上げれるが  それ国民の税金だから、私物化もここまで来たかと言うほどのトンデモ
ない宇宙へぶっ飛びそうなほどの私物化であるのだ。

もうアベは普通の国だったら即逮捕 投獄され 無期懲役か〇刑かだろう。

そんな奴が 国連でヘタな演説して外交のアへとアピールさせて ちゃんちゃら

オカシイ 頭オカシイの?  国連では外交のアへが演説してる席はまたもや

ガラガラであった、前回より減っているそうだ。

それを見れば イヌエチケーが 安倍だけ写して外交のアへを宣伝しても

ツイッターなどで見れる画像でバレバレなんだよーーー 空しい。

本当に空しい 首相だ それでも席がガラガラでもショックを受けずに

いられるという そんなバカなうえに図々しいにも程があるってやつが日本の

首相なのだ  ああ虚しい  中身がスカスカ  外国の記者は忖度する必要ないから なんだ 安倍か面白くないからトイレ行ってこ。 あーやっときゅうけいができるなー聞かなくてもいい演説だから。(聞く価値なし!)と反応は冷たすぎるもんである。 内容が無いからガラガラそれが当たり前である。 日本の報道は金貰って餌付けされてる大メディア記者クラブだから。忖度クラブと名前を変えたらいいのに。

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/353.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK251] こんな安倍首相の国連演説など誰がまじめに聞くというのか  天木直人  赤かぶ
18. 2018年9月27日 03:20:12 : XVei7jkBck : y9U@VQvDSJg[501]
この空席が目立つ会場の入り具合は 本当の安倍の支持率と同じであるね!!

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/345.html#c18
コメント [カルト19] ムサックスが使えぬらしい自公サックスは、台風サックスと期日前サックスで知事選逆転を狙うようである。 ポスト米英時代
15. 2018年9月27日 03:30:59 : 3nZSeQjG7j : 58rJhBu5Yro[1]
>14
とにかく使えないんですよ。でも使えるものはあるのかもしれないですね。そして結論はまだ解らないのですよ。解りました?わたしは全然。(笑)

国谷裕子さんがデジタル監視と人権というテーマでスノーデンとのインタビューやってたとは。今頃気付いたわ。驚くよりもこっち側に来たかと思って嬉しくなった。

>>2015年12月、当時、…「普天間基地の跡地にディズニーリゾートの施設を」なる要望を伝えた。菅官房長官は「政府として全力で誘致実現できるようにと誓いたい」と言って、前向きな姿勢を示した…約1カ月後の宜野湾市長選では「ディズニーリゾート誘致」を公約に掲げて佐喜真氏が勝利した

これなあ。(笑) 異常かよこいつらなあ。
もっかいスダレ菅にこれの是非確認した方がいいね!
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/649.html#c15

記事 [国際24] トランプ大統領のしたたかな戦略 シリアに非武装地帯の設置 欧州における混乱と崩壊の兆し 無秩序離脱なら欧州で運転免許無
トランプ大統領のしたたかな戦略 
(大前研一)

シリアに非武装地帯の設置

 ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は17日、シリアのアサド政権が奪還を目指す反体制派拠点の北西部イドリブ県で、非武装地帯を設置することで合意しました。アサド政権を後押しするプーチン氏とこれ以上の難民流入を防ぎたいエルドアン氏が歩み寄った形ですが、合意が円滑に実施されるかは不透明です。
 今回、エルドアン大統領とプーチン大統領の動きは非常に早く、これに対してイランも巻き込み、こうした非武装地帯を作り、ここで難民がきちんと安全を確保し、そこはロシアも攻撃しないとしています。当然アサドをコントロールできるのはロシアだけなのです。
 シリアにおける各勢力の影響圏を見ると、イドリブは拠点と言えるほどはっきりしていないらしいですが、最後の反政府勢力が存在している地域になります。ここに、非武装地帯として、攻撃しないところを作ったわけです。地図を細かく見ると、イランの監視拠点が緑の点で、ロシアの監視拠点は茶色い点、トルコの監視拠点は水色で示されています。

 このように、イドリブの外側はそうした国が抑えているので、これにイランも合意して拠点を作れば、安全地帯が確保できるというわけです。ただ問題はそうした地帯を作ると、攻撃しなくてはいけない反政府勢力、IS系などが、そこに一般市民と一緒に逃げ込んでしまうと、攻撃できなくなってしまいます。こうした場合、実際の運用では、効果が疑わしいところがあるのです。
 実はシリアの難民はトルコが一番多く受け入れており、シリアはもともと人口2200万人程度のところですが、国内の難民が660万人います。そして、トルコに行ってしまった人が350万人いるのです。レバノンには100万人近く、ヨルダンも67万人、イラクには25万人、エジプトには13万人、その他北アフリカには3万人となっています。このように、シリアというのは既に国の体をなしていないわけです。この人たちがまた戻ってきてシリアの建国、再建をするということも、今の破壊され尽くした状況を見ると難しそうです。かと言って、この難民たちを350万人もトルコが受け入れ、仕事も与えずに食べさせていかなくてはいけないというのも大きな負担です。

 こうしたイドリブの問題を早く片付けて、トルコに行っているような人たちをどうしていくのか、ロシアもおせっかいが好きなのであればこの問題を解決しなければ意味がないのです。しかしロシアはそうしたことについては苦手で、この事態もほとんど自分の武器のデモンストレーションをするために使っているようなところもあるので、そこが問題なのだと思います。
米による対ロシア制裁強化法
 トランプ政権は20日、対ロシア制裁強化法に違反してロシアから軍事装備品を購入したとして、中国共産党の高官らに制裁を課すと発表しました。これまで対ロ制裁はプーチン大統領の側近などが主な対象でしたが、今回ロシアにとって重要な軍事産業も含め、締め付けを強める考えを示しました。
 これは、イランと付き合っているところはアメリカと取引できないようにするという対イラン制裁と同じようなやり方です。ロシアから軍事装備品を買っているところ、中国で言えば、当然のことながら武器購入の担当部長と武器購入部門の人たちは、アメリカの銀行を使った取引や、アメリカに仮に個人資産があればそれをフリーズすると言っているのです。
 ロシアから「スホイ35」を買う国というと、インドやトルコも含まれてくるのです。さらに、地対空ミサイルの「S400」も非常に人気があるのですが、こうしたものを買おうとしているインドやトルコなどは、アメリカとはそこそこ仲良くしていこうと思っているにもかかわらず、買ったら制裁を受けることになるわけです。しかも、軍の購買部門が個人的に制裁を受けるということなのです。トランプ政権は本当にこのようなことをしていて大丈夫なのかと思います。
 武器の輸出額を見ると、アメリカは今、ロシアに対して非常に危機感を持っていることがわかります。ロシアの武器輸出は一度落ち込みましたが、今ではシリアで現実にどんどん武器を使っているところを見せつけ、人気が出てきているのです。

 それでこのようにして中国の武器調達部長のような個人や、その部門が持っているアメリカの資産と、アメリカとの取引を禁じるという話なのです。フランスなどもやっていますが、こうして特にロシアを押さえつけているわけなのです。
米中貿易戦争の影響
 トランプ政権は17日、中国の知的財産権侵害に対する制裁関税の第3弾として、年間輸入額約22兆円相当の中国製品を対象に、追加関税を実施すると発表しました。当初は税率10%で発動し、中国が年末までに政策変更に応じない場合は、25%に引き上げるということです。
 日本も日米貿易戦争を20年やりましたが、日本は反発はせず、アメリカの言う通りにやりました。しかし、中国はいちいち反発するという癖があるので、トランプの性格から言うと反発しなくなるまでやるということになり、際限なく進んでしまうことになります。
 ただ大きな構図で見ると、トランプは非常にずるいところがあります。金持ちには大きな減税をし、税収が足りなくなると思っていたら、この輸入関税によって5兆円、うまくすると10兆円が入ってくるのです。それでバランスが取れれば、歳入不足ということはなくなるのです。
 その一方、アメリカでは輸入したものが高くなるので、一般の大衆は消費税と同じ効果で苦労することになるのです。
 一方で金持ちは大儲けということで、減税は金持ちに効果が出るのです。トランプ大統領は見事にこれで、歳入不足に陥ることなく、一般の人に消費税と同じように負担をさせ、金持ちにはたくさん寄付してあげているという、いかにも彼がやりそうなことを実現しているのです。
 中国をいじめている顔をしながら、実際はアメリカの購買者がいじめられており、一方で大型減税による歳入不足という経済をおかしくするような問題はなくなってしまうという構図になっているのです。トランプ大統領の、よく言えばしたたか、悪く言えばとんでもないずるさがここに出てきているわけです。
【講師紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学
株式・資産形成実践講座 学長
大前 研一
9月23日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
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欧州における混乱と崩壊の兆し
(大前研一)

【英】無秩序離脱なら欧州で運転免許無効も?

 日経新聞は6日、「在英金融引き抜き、白熱」と題する記事を掲載しました。
 これはフランスのマクロン大統領が、イギリスに代わる金融都市の座を狙い、銀行やファンドの誘致策を次々に打ち出していると紹介しています。
 また、ドイツ取引所も、これまでロンドンが独占してきたユーロ建ての金利デリバティブ取引を活性化させる考えで、こうした金融業誘導の思惑も絡み、今後政治的な駆け引きがいっそう活発になりそうだとしています。
 来年の3月のタイムリミットの時点で、もし合意がなければ、HARD BREXITということになります。
 そのような無秩序離脱となった場合、ブルームバーグの報告によると、イギリス人は欧州で自動車免許を使えなくなるということです。これはかなり大きなインパクトになるでしょう。
 金融機関の場合には、単一パスポート制度によって、域内の他国での営業ができていますが、離脱により他国での業務に支障が出ると言われています。
 金融拠点としてのロンドンの受け皿を狙っているのは、フランクフルト、パリ、アムステルダム、ルクセンブルク、ダブリンで、基本的には皆、ロンドンの機能に来てほしいと思っているわけです。

 一方、イギリスとしては離脱によって惹きつけられるようなものはほとんどなく、失うものばかりと言えます。車の免許も使えなくなり、薬も輸入できなくなるかもしれないなどと言われていて、そのような情報があるなら投票する前にもっと詳しく伝えておいて欲しかったというところでしょう。
 そうは言っても、もしもう一度国民投票にかけるとなれば、離脱の交渉は一旦ストップとなり、来年3月のタイムリミットを一度EUに延期してもらい、半年ほどかけてやらないといけないわけです。しかし、すでにそういう時間はなく、実際にはそこまで行くか、メイ政権が崩壊するかという状況です。
 タイミング悪く、労働党が内輪揉めの状態に入ってきているので、このまま簡単に労働党に移行するという状況ではありませんが、メイ政権が崩壊するということ、つまり与党側が分解するということは、すでに過半数は持っていないので、可能性としてあり得ると言えます。与党は北アイルランドの議席を頂いて、助けてもらっている状況なのです。
 今後特にアイルランドとの国境問題に関しては、まだまだ不確定要因があります。BREXITはいずれにしても、このまま行けばHARD BREXITの方に行くでしょう。
 ただ、アイルランドとの国境の問題については、日本で言うETCのようなハイテクを使って、対応する案が出てきています。いちいちパスコントロールで止まったりはせず、クリアされている車や人はETCのようなもので行き来ができる、人間と車が同時に、止まらずに行き来できるようにするといったアイデアがBBCなどでは取り上げられてきています。ハイテクを使うことにより、だいぶ楽になるのではないかという意見も出てきているわけです。
【独】排他主義顕在化
 日経新聞は12日、「ドイツ、極右の伸長許す」と題する記事を掲載しました。これはザクセン州ケムニッツで8月末に発生した大規模なデモは、排他主義が色濃く反映したものだったと紹介しています。
 これらを取り込んだ極右政党が支持率を伸ばし、今やドイツ政治が無視できないほどの勢力になっており、極右が第一党になるという悪が実現すれば、ヨーロッパ全体の政治危機につながると指摘しています。
 今、このザクセン州のケムニッツというところが大きな注目を集めています。この街で開催されたストリート・フェスティバル最中の死傷事件をきっかけに、いわゆるネオナチのような人たちが警察と揉めて、さらにネオナチに反対する人たちとも衝突しています。
 その後ここ2週間ほどは、少し落ち着いた状況になってはいますが、やはり移民排斥という中で、ヒトラーの言葉やシンボルを使いながら活動するという動きが出ているのです。アメリカにもKKKのような同様の動きがありますが、ドイツの場合には議会の勢力にも現れています。
 ドイツ連邦議会の議席数を見ると、与党のCDU/CSUが、かなり議席を減らしています。一方で、極右政党と言われている、ドイツのための選択肢、AfDが、大きく議席を伸ばしてしまったのです。これが州によっては非常に大きくなり、第一党になる可能性もあるというわけなのです。
 ドイツの人口に占める外国人の推移を見ると、ここにきてやはり難民なども含めて伸びています。メルケル政権に対する批判もこの点にあるというわけです。

 一方、経済状況を見ると、失業率は下がっているので、難民がいなかったらどうなっているかという問題もあるのです。さらにGDP成長もきちんとしている状況です。

 したがって、ドイツの悩みというのは、経済がきちんと動いており、しかも雇用面でも、ほとんど人が足りないのでなかなか事業を伸ばしていくこともできないという時に、なぜこのようなケムニッツのような問題が起きるのかということなのです。
 これはやはり、自分の職が奪われる、この人たちが治安を悪くしているということで、ヒトラーの面影を掲げた人たちが跋扈し、警察ともぶつかる、そして、反対している穏健な市民ともぶつかるということになっているのです。そして今回は死傷事件の発生により、さらに感情を煽っていると言う部分もあるのです。
【講師紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学
株式・資産形成実践講座 学長
大前 研一
9月16日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
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▼その他の記事を読む:
【次回の記事】トランプ大統領のしたたかな戦略(大前研一)
【前回の記事】米経済が商品価格に与える影響(近藤雅世)


https://asset.ohmae.ac.jp/mailmagazine/backnumber/20180919_1/


http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/141.html

コメント [政治・選挙・NHK251] 国民よ怒れ!こんなバカなことを許すな!(simatyan2のブログ) 赤かぶ
29. 2018年9月27日 03:53:13 : C5O2Vp7PsA : avYUnpG9rdw[11]
「リニアのトンネルを越えると亡国だった」崖端康成。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/324.html#c29
コメント [政治・選挙・NHK251] 見たくない光景!誰も聞かない安倍の国連演説!   赤かぶ
6. 2018年9月27日 03:54:17 : C5O2Vp7PsA : avYUnpG9rdw[12]
「外交の安倍」の成果!安倍の世界にばらまく金にもかかわらず、安倍の世界に放つ言葉には関心を持たれない。安倍の財布と安倍の言葉の価値のギャップ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/357.html#c6
記事 [国際24] トランプがぶち壊す「戦いの品格」米中覇権争いの狭間に沈む、英露の不都合な真実 中ロ初の大規模合同演習で蜜月演出し日米牽制

トランプがぶち壊す「戦いの品格」
御立尚資の帰ってきた「経営レンズ箱」
崩れ去る「美しい伝統的な米国的価値観」

2018年9月27日(木)
御立 尚資


故・ジョン・マケイン上院議員の机に供えられた白バラ(写真=ロイター/アフロ)
 米国在住の友人の勧めで、2018年9月1日に行われたジョン・マケイン上院議員の葬儀でのいくつかの弔辞をビデオで視聴、そして、その全文を読む機会を得た。長期にわたり、闘病生活を送っていた共和党の重鎮マケイン氏は、今年春に、バラク・オバマ、ジョージ・W・ブッシュの両元大統領に、自分の葬儀で弔辞を読むことを頼んでいたという。

 ちなみに、オバマ氏は2008年の大統領選で、ブッシュ氏は2000年の共和党大統領候補予備選で、それぞれマケイン氏を破った人たちなので、もっとも強力な政敵二人に弔辞を頼んだということになる。特に、オバマ氏とは所属政党も思想信条もまったく異なるわけで、オバマ前大統領自身、依頼されたときは驚いたと述べている。

 このオバマ氏の弔辞が、実に素晴らしい。非常に人間的であると同時に、マケイン氏、そしてオバマ氏自身が体現する「米国の良い部分とそのリーダーに求められる品格」を、しみじみと感じさせるものだ。

オバマ氏とブッシュ氏に弔辞を頼んだマケイン氏
 たとえば、まず自分とブッシュ元大統領に弔辞を頼むこと自体が、マケイン氏のユーモアのセンス、ちょっといたずら好きの性格、さらには過去の違いを乗り越えて共通の土俵を探し求める、という価値観を示していると述べる。そのあとで、米国の価値観とは何か、が格調高い英語で続く。

“… while John and I disagreed on all kinds of foreign-policy issues, we stood together on America’s role as the one indispensable nation, believing that with great power and great belessings comes great responsibilities…

…our security and our influence was won not just by our military might, not just by our wealth, not just by our ability to bend others to our will, but from our capacity to inspire others with our adherence to a set of universal values, like rule of law and human rights, and an insistence of the God-given dignity of every human being.“

[私訳:ジョンと私は、あらゆる種類の外交問題で意見を異にしていたが、米国の果たすべき役割についての考え方は一致していた。米国は、世界になくてはならない国であり、大きな力と恵まれた地位にあることには、必ず大きな責任が伴うことを(二人とも)信じていたからだ。

 米国の安全が保障されること、米国が世界に影響力を持つことは、単に我々が強大な軍事力をもつから、あるいは、豊かな富をもつからではない。他者を我々の意思に添うようにさせる能力があるからだけではない。我々が、法の支配、人権の尊重といった一群の普遍的な価値観に従い続けることで、他者を鼓舞する力を持つからこそだ。人類の一人ひとりが、神から与えられた尊厳を有するということに、我々がこだわりつづけるからこそだ。]

 ここでオバマ氏によって表現されているのは、米国の伝統的な価値観への揺るぎない信頼であり、また政敵同士でも、共通の価値観の上にたつことについては、相互に信頼しあっているということだ。全米にライブ中継される葬儀での弔辞であるからには、これは米国国民の多くに通じる共通感覚であるというのが大前提なのだろう。

 一方、この葬儀に故人の遺志で招待されなかったと伝えられるトランプ大統領、そしてその支持者たちは、どう考えてもこういった価値観を共有しているとは思えない。

 また、トランプ氏の言動からは、政敵と相互信頼関係に立つことが良いことだという思考は、彼の信条とまったく相いれないように見受けられる。

 彼の支持者たちにとっては、「美しい伝統的な米国的価値観」は限られたエリートたちのもので、くそくらえ。自分たちの不満や苦しみを和らげてくれる可能性があるならば、そんなエスタブリッシュメントの価値観をぶちこわす言動を繰り返す、トランプ氏こそが希望の星だ、ということになる。

 この極端な違いをどう受け止めるべきなのだろうか。よく言われるように、トランプのアメリカとそれ以外のアメリカ、2つの別の国が、米国の中にあるとしか思えない。

 もちろん、米国の「価値観」の中には、無意識のうちに、他の文化体系や価値観を見下すような部分が含まれている。また、従来から米国の国益のためには「タテマエ」ではなく「本音」に従い、随分身勝手な行動をしてきた例も多々ある。中東で反米政権に対抗する反政府勢力に援助をつづけてきたことは、その一例だ(ちなみに、その一部は、後に反米テロリスト組織へと変貌した)。

 ただ、この建前としての価値観は、欧州や日本を含め、多くの国や地域でそれなりの普遍性をもって受け止められ、民主主義と自由貿易というグローバルルールの根幹となってきた。これは米国の軍事力とも組み合わさって、世界のガバナンスシステムも形作ってきた。

 最近、『武士の日本史』(高橋昌明著、岩波新書)という大変面白い本を読んだのだが、その中に、中世の典型的な合戦の様子が出てくる。

かえりみられなくなったいくさ始めの作法
 両軍は、自軍の前に楯を並べ立て、約55メートルから109メートルの距離を隔てて対峙する。鬨の声を三度あげてから、いくさ始めの作法として音を発する鏑矢をそれぞれの陣営の騎馬武者が射て、弓矢による戦闘が始まる、のだそうだ。

 これは、ある形式化されたルールの下で戦闘行為を行うという共通理解があってこそ成り立つことだろう。時を経て、戦国時代になり、銃や槍が兵器の中心になってからは、当然このような「約束事」は時代遅れなものとして、かえりみられなくなったようだ。

 オバマ氏やマケイン氏、あるいはここでは触れなかったがブッシュ氏にも共通する「価値観」と政治論争上の「約束事」。これが、中世の戦の「作法」と同様、時代遅れなものとなっていくのかどうか。今はその重要な分岐点にあるのだと思う。

 内向きの米国政治、あるいは世界のあちこちに広がる「アンチ既存システム」だけを訴えるポピュリズムの流れの中で、この価値観が時代遅れなものとなり、世界のガバナンスシステムが崩壊していくのを見過ごすわけにはいかない。

 単に、米国的価値観の崩壊を外部から見るだけでなく、そのどの部分はどう残し、新たな価値観として何を加えるのか。特に、個人の尊厳と機会の平等という建前の裏側で、大きな経済的不平等が拡がり、中流階級が崩れ去っていったここ数十年の現実。これをデジタル産業革命の中で、どう組み立て直していくのか。これらの問いは、われわれ日本人にも突き付けられた大きな宿題ではないだろうか。


2018年9月1日、マケイン米上院議員の葬儀で弔辞を読む娘のメーガン・マケインさん(写真=AP/アフロ)
 さて、マケイン上院議員が事前に弔辞を頼んだ相手が、もう一人いる。彼の娘であるメーガン・マケインさんだ。彼女の弔辞は、韻の使い方や語句の繰り返しなど、質の高い美しい英語の見本のような文章であり、またそれが故人の娘としてのあふれる思いと相まって、実に心を動かす素晴らしいものだった。

 ご興味がある方は、ネット上で容易に探せるので、ぜひご覧になることをお勧めしたい(特に、最初から12分強を経過したあたりから)。少しだけ、引用してみよう。

「ジョン・マケインのアメリカはずっと偉大である」
“The America of John McCain is generous and welcoming and bold. She is resourceful and confident and secure. She meets her responsibilities, she speaks quietly because she is strong. America does not boast because she has no need to.

The America of John McCain has no need to be made great again because America was always great.“

[私訳:ジョン・マケインのアメリカは、(周囲に対して)寛大であり、友好的であり、そしてまた大胆に挑戦もする存在です。臨機応変で、自信に満ち、どっしりと構えています。自らの責任を果たし、その強さゆえに、静かに語ります。アメリカは自慢げに語ったりはしません。そんなことをする必要がないゆえに。ジョン・マケインのアメリカは、「もう一度偉大になる」必要などありません。なぜなら、アメリカはずっと偉大であるから]

 最後の部分は、言うまでもなく、トランプ大統領を名指しにはしないものの、彼に対する強烈な皮肉になっている。この部分では、弔辞であるにもかかわらず、聴衆から拍手がわき、それが長く続いた。

 ライバル2人に加えて、最愛の娘に自分の弔辞を頼み「私はどうすればいいの」と聞いた娘に対し、「おまえが、いかに勇気があるかを聴衆に見せてやればよいんだ」と答えたというマケイン氏。ごくごく個人的には、自分の娘にこのような弔辞を読んでもらえるということが、本当に素晴らしいと思うし、ちょっぴり羨ましい。


このコラムについて
御立尚資の帰ってきた「経営レンズ箱」
コンサルタントは様々な「レンズ」を通して経営を見つめています。レンズは使い方次第で、経営の現状や課題を思いもよらない姿で浮かび上がらせてくれます。いつもは仕事の中で、レンズを覗きながら、ぶつぶつとつぶやいているだけですが、ひょっとしたら、こうしたレンズを面白がってくれる人がいるかもしれません。
【「経営レンズ箱」】2006年6月29日〜2009年7月31日まで連載
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/213747/092000079/




米中覇権争いの狭間に沈む、英露の不都合な真実
岡部直明「主役なき世界」を読む
「大国意識」が災い

2018年9月27日(木)
岡部 直明


米中の貿易戦争は、もはや覇権争いの様相だ(写真=ロイター/アフロ)
 米中間の貿易戦争は「覇権争い」の様相をみせてきた。その狭間にあって、2つの「大国」の没落が始まっている。かつての覇権国・英国と米国の覇権に挑んだ旧ソ連の後を継ぐロシアである。英国の欧州連合(EU)離脱交渉は、期限(2019年3月末)の半年前になっても混迷し、「合意なき離脱」の恐れが出てきた。

 外資流出で「英国病」に逆戻りしかねない。ロシアのプーチン大統領による拡張主義は、年金問題など国内政治の壁にぶつかった。経済力にそぐわぬ拡張主義は、旧ソ連崩壊の二の舞いを演じることになる。沈む英露に共通しているのは、ぬぐいがたい「大国意識」である。それは財政危機にある日本への大きな教訓でもある。

貿易戦争から経済冷戦へ
 米中間の貿易戦争はエスカレートするばかりである。トランプ米政権は24日、約2000億ドル(約22兆円)の中国製品に10%の追加関税を課す第3弾の対中制裁を発動した。これに対して中国も600ドル相当の米国製品に5〜10%を上乗せする報復関税を即日実施した。

 知的財産権の保護は、日米欧先進国の共通の関心事だが、トランプ大統領が問題解決のために、関税引き上げによる保護貿易を振りかざすのは世紀の過ちだ。とくに2国間の貿易赤字を「損失」を考えて、赤字解消をめざそうというトランプ大統領の経済観は「経済音痴」というしかない。大統領の経済学者嫌いは有名だが、経済学の基礎知識もなく、相互依存を深めるグローバル経済の現実を無視するのは危険極まりない。

 打撃を受ける米企業や値上げで不利益をこうむる消費者がなぜもっと鮮明に抗議しないか不思議である。大減税などを背景に米国経済がなお好調だから大統領の暴挙にも「まあ、いいか」症候群が広がっているとすれば、世界中が大迷惑である。

 トランプ大統領の強硬姿勢に対して、中国の習近平国家主席は一歩も引かない。IT(情報技術)企業であるアリババの馬雲会長は米国での「100万人雇用計画」を撤回すると表明した。「国家資本主義」をたてに総ぐるみで米国に対抗しようとしている。

 米中貿易戦争の核心はハイテク分野の覇権争いである。この分野で先行できるかどうかで今後の経済競争力が決まると互いに考えているだけに、やっかいである。トランプ大統領の一方的な保護主義と習近平国家主席による国家資本主義の「強権対立」が世界経済全体を危険にさらしている。

合意なきBREXITで「英国病」に逆戻り
 米中間の覇権争いが激化するなかで、かつての覇権国・英国の迷走ぶりが目立っている。オーストリアのザルツブルグで開いたEUの非公式首脳会議は、英国のEU離脱について協議したが、当初目標だった10月までの合意は断念し、期限を11月17、18日に開く臨時首脳会議に先送りした。

 しかし、10月中の離脱交渉が進展しなければ、臨時会議は開かず、合意なき無秩序な離脱になる可能性を示唆している。

 英国のメイ首相は離脱後、英国とEUとの間で「モノの自由貿易圏」を創設する案を提示しているが、EU側は難色を示している。メイ提案は首相がかねて強調してきている移民規制が含まれるだけに、EU側には「いいとこ取り」と映っている。

 EUメンバーである北アイルランドと英国内の北アイルランドとの国境問題の溝も深い。EU側は北アイルランドを事実上、EUの関税同盟に残すよう求めているのに対して、メイ首相は「英国の分断」につながると譲らない。

 メイ首相は「メイ案か合意なしかしかない」と強がっているが、保守党内で政治基盤の弱い首相が離脱まで政権を持ちこたえられるか危ぶまれている。合意なき離脱による大混乱を警戒するカーン・ロンドン市長らの間に離脱の是非を問う国民投票の再実施を求める動きも出てきている。

 問題はこうした英国内の混乱のなかで、英国から欧州大陸などへ拠点を移す動きが加速していることだ。フランクフルト、パリ、アムステルダム、ブリュッセル、ルクセンブルクなどEU内の主要都市がロンドン・シティーから金融機関の誘致競争を展開している。シティーの金融センターとしての地位はもはや盤石ではなくなりつつある。

 金融機関だけではない。パナソニックなど日本企業も英国から拠点を欧州大陸に移し始めている。BREXITをめぐる不透明感が高まれば、英国からの外資流出に拍車がかかる可能性がある。

 これは、「EUと外資」に依存してきた英国経済には致命的である。ポンド安の段階では観光ビジネスや輸出企業には追い風になるが、外資流出に伴うポンド危機になれば、英経済はスタグフレーション(景気停滞とインフレの同時進行)に見舞われる。カナダ出身のカーニー・イングランド銀行総裁を残留させることにしたのも、合意なき離脱によるポンド危機への備えだろう。

 英国が深刻な英国病から抜け出せたのは、サッチャー改革によるというのが通説だが、EUの前身であるEEC(欧州経済共同体)に加盟し、欧州の一員になれたことのほうがずっと大きい。EU市場に照準を合わせた外資を呼び込めたのである。合意なきBREXITはこの英国のグローバルなネットワーク経済を自ら分断することになる。それは英国病への逆戻りの道である。

プーチン拡張主義の大矛盾
 「大国」の悩みは英国だけではない。プーチン大統領率いるロシアも深刻だ。それが如実に表れたのは、東方経済フォーラムでのプーチン大統領の突然の提案だろう。安倍晋三首相や習近平中国国家主席を交えたフォーラムで、「無条件で平和条約を締結しよう」と言い出して、安倍首相を苦笑いさせた。

 これをプーチン大統領のしたたかな戦略と読む向きもある。「平和条約の締結は北方領土問題を解決してからだ」と従来の日本の方針で切り返さなかった安倍首相に批判が集まった。しかし、このプーチン提案は戦略的ではなく、日本の経済協力を最大限引き出したいプーチン大統領の切羽詰まった姿勢を露呈したものといえるだろう。

 とりわけ少子高齢化で苦境にあるロシア財政を打開するため、プーチン大統領が提起した年金改革案にロシア国民の不満が噴出している。プーチン大統領を支持してきた層までが抗議行動に立ち上がった。予想外の反発に驚いたプーチン大統領は女性の支給開始年齢引き上げを「緩和修正」せざるをえなかったほどだ。プーチン人気にかげりが見え、支持率は低下し始めた。

 ロシア経済はロシアのクリミア併合に対応した米欧の経済制裁のもと、苦境を続けている。国際通貨基金(IMF)の見通しでもマイナス成長からは脱したものの、2017年から3年続きで1%台の低成長にとどまる。米国の出口戦略の余波を受ける新興国のなかでも、低迷ぶりが際立っている。

 原油価格の上昇が経済制裁で相殺される構造である。とくに、ロシアにとって頼みの軍需産業が制裁の標的になるのは大きな打撃だろう。トランプ米政権は、ロシアから軍事装備品を購入したとして、中国共産党に高官らへの制裁に踏み切った。

 こうした中で、米国に挑戦したかつてのソ連をほうふつさせるプーチン大統領の拡張主義は、大きな矛盾に直面している。ウクライナからシリアなど中東へと広がる拡張主義は限界にぶつかるはずだ。国民生活にしわ寄せする拡張主義は、長期政権の基盤を揺るがさずにはおかない。ジャーナリスト殺害など批判を許さぬ言論規制はロシア不信を招いている。

 米大統領選をめぐるロシア疑惑や英国でのロシア元スパイ毒殺未遂事件など国際不信を招き続ける限り、プーチン政権が求める投資呼び込みも期待できないだろう。そもそも資源依存のロシア経済は脆弱である。このままロシア経済が低迷し続ければ、ロシアの中国依存が強まる可能性もある。

遥かなるヤルタ体制
 1945年2月、旧ソ連のクリミアにあるヤルタに集まったのは、米国のルーズベルト大統領、英国のチャーチル首相、それにソ連のスターリン首相だった。第2次大戦後の世界秩序をどう構築するかを話し合ったのは米英ソの首脳だった。

 チャーチルは戦後、真っ先に「欧州合衆国」構想を提起している。しかし、この欧州統合に当の英国は含まれていない。欧州統合の「not in, but with」(中に入らず、ともにある)という外交姿勢である。そこには、英国は米ソとともに世界秩序を形成する3大国であるという考え方がある。「7つの海」を支配したかつての覇権国家の意識がぬぐえなかったのである。


ヤルタ会談は、米ソ冷戦への導火線であった(写真=Everett Collection/アフロ)
 その「大国意識」が欧州統合という大潮流に乗り遅れ、さらにはEU離脱を選択するという過ちを犯したといえる。

 ヤルタ会談は、米ソ冷戦への導火線でもあった。米ソ冷戦でソ連は社会主義陣営の盟主として君臨したが、米ソ軍拡競争に傾斜し、経済破綻を招く。経済の実力を超えて軍備増強をする国家は破綻する。

 プーチン大統領の拡張主義は旧ソ連の後を追っているようにみえる。国民生活を圧迫してまで拡張主義を続ければ、ソ連崩壊の二の舞を演じかねない。プーチン大統領がソ連崩壊の失敗に学べるか試される。

日本への教訓
 英露に共通しているのは、抜きがたい「大国意識」である。それは、人口減少社会下で先進国最悪の財政危機にある日本にも大きな教訓になる。

 日本の財政は、ギリシャやイタリアといったユーロ圏の弱い輪よりずっと悪い。この両国は基礎的財政収支をとっくに黒字化している。日本は黒字化を先送りしたままだ。日本の長期債務残高の国内総生産(GDP)比は2.3倍と桁外れに巨額だ。

 にもかかわらず、財政再建は自民党総裁選でも争点にならず、与野党通じて「財政ポピュリズム」が蔓延している。この財政赤字を日銀の事実上の「財政ファイナンス」で穴埋めする構造は深刻だ。アベノミクスに出口はなく、次の世界経済危機への備えもできていない。

 沈む英露のあとを日本が追うことになるのは何としても避けたい。「大国意識」を捨て、財政の「不都合な真実」を直視するしかない。


このコラムについて
岡部直明「主役なき世界」を読む
 世界は、米国一極集中から主役なき多極化の時代へと動き出している。複雑化する世界を読み解き、さらには日本の針路について考察する。
 筆者は日本経済新聞社で、ブリュッセル特派員、ニューヨーク支局長、取締役論説主幹、専務執行役員主幹などを歴任した。
 現在はジャーナリスト/武蔵野大学国際総合研究所 フェロー。
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/071400054/092600079


中ロ初の大規模合同演習で蜜月演出し日米牽制
熊谷徹のヨーロッパ通信
独メディア、「平和条約の提案は安倍首相への侮辱」

2018年9月26日(水)
熊谷 徹

 ロシア軍は今年9月11日から6日間にわたり、シベリアと極東地域で中国、モンゴルとともに大規模な軍事演習「ボストーク2018」を実施した。この演習の狙いはロシア・中国と米国との関係が悪化する中、中ロ両国の「蜜月」を強調することで日米を牽制することだった。ドイツのメディアは、ロシアのプーチン大統領が9月12日、極東ウラジオストクで開かれていた「東方経済フォーラム」で、日本政府に事前通告することなく「平和条約の年内締結」を提案したことについて、「安倍晋三首相に対する侮辱」と解釈している。


東方経済フォーラムでパネルディスカッションに参加した安倍首相(左)と習近平国家主席(中央)、プーチン大統領(右)。プーチン氏は、習氏と関係を強化する一方で、平和条約をめぐって安倍首相に揺さぶりをかけた(代表撮影/ロイター/アフロ)
 この演習には、米国の国防総省や欧州の北大西洋条約機構(NATO)をはじめ世界中の軍事関係者が注目した。その理由は2つある。

過去最大規模の軍事演習?
 1つは、参加部隊の規模がソ連崩壊後にロシアが実施した軍事演習の中で最大だった点だ。ロシア国防省は、「ボストーク(東方)2018には中部軍管区と東部軍管区の29万7000人の将兵、3万6000両の戦車や装甲兵員輸送車、1000機の軍用機、80隻の艦艇が参加した。過去になかった規模だ」と説明している。

 ソ連軍(ロシア軍)の演習の中で最も規模が大きかったのは、東西冷戦がたけなわだった1981年にワルシャワ条約機構軍が東欧で実施した「ザパート(西方)1981」だ。この時には約15万人の兵が参加したとされている。つまり今回のボストーク2018の参加兵力は、ザパート1981の約2倍になる。

 軍事専門家の間では、「29万7000人という数字は誇張されている」という見方が出ている。ロシア国防省の発表が事実とすると、ロシア軍の兵力の3分の1がこの演習に参加したことになるからだ。中部軍管区から多数の将兵や戦車を一度に列車や大型トレーラーなどでロシア東部に移動させようとすると、交通が混乱する可能性がある。だが、そのような事態は起きていない。

 ソ連およびロシアの国防省は、過去においても軍事演習の参加人員数を実際よりもふくらませて広報してきた。たとえばある部隊から一握りの将兵が演習に参加しただけでも、その部隊の総兵力が演習に参加したと数えるのだ。したがって米英の外交官や軍事関係者の間では、ボストーク2018に参加した兵力は10万〜15万人だったという見方がある。

 だが仮に参加兵力が10万人としても、ボストーク2018がソ連崩壊以後最大規模の演習だったことは間違いない。ちなみにロシアが昨年、東欧で実施したザパート2017の参加兵力は1万2700人だった。

中国軍が本格的なロシアの軍事演習に初参加
 この演習が大きな注目を集めたもう1つの理由は、中国の人民解放軍(以下、中国軍とする)の参加だ。中国軍はボストーク2018に3200人の将兵、900両の戦車・装甲兵員輸送車、30機の軍用機を参加させた。ロシア軍と中国軍は過去においても共同で小規模な演習を行ったことがあるが、その主要な目的は対テロ戦などに限られていた。今回のようにロシアが定期的に実施する大規模な軍事演習に中国軍が参加するのは初めてである。

 なぜ中国はボストーク2018に参加したのだろうか。その背景には、中国が今進めている軍の近代化がある。

 中国軍は1979年の中越戦争以来、実戦を一度も経験したことがない。これに対しロシア軍はシリア内戦やウクライナ内戦に介入することによって、実戦の経験を着々と蓄積している。このため中国軍は今回の演習に参加することによって、ロシアがこれらの戦場で集めたノウハウや戦訓を吸収しようとしているのだ。

 ロシアの兵器産業にとって、中国は極めて重要な顧客だ。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、中国は2017年にロシアから8億5900万ドル(約945億円)相当の兵器を購入している。これはインド、エジプトに次いで世界で3番目に多い金額だ。

 もちろん今回中国軍が演習に参加させた将兵の数はわずか3200人であり、規模は小さい。ただしロシア軍は中国軍の参加について積極的に広報した。しかも両国は、今後も軍事交流を深化させる方向にある。ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は9月13日、中国軍の魏鳳和国防部長とともにシベリアの射爆場での実弾演習を視察した際に、「我が国と中国は、今後もボストーク2018のような大規模な合同軍事演習を定期的に実施する」と発言している。

中国との接近ぶりを強調するロシア
 さてロシアが「中国との初の本格的な合同軍事演習」を全世界へ向けて積極的に発信した狙いは何だろうか。ロシアが視野に置いているのは、米国だ。

 社会主義時代のソ連にとって、中国は「潜在的脅威」だった。ソ連東部で領土を侵略する危険性が最も高い国は中国だった。両国間の国境線は約4400キロメートルと長大だからである。実際1969年には極東のウスリー川にあるダマンスキー島(珍宝島)の領有権をめぐって、中ソ間で軍事衝突も起きている。

 だがロシアは21世紀に入って中国との関係改善に努めている。そのことは、ロシアが中国に毎年約380億立方メートルの天然ガスを輸出する契約を2014年に調印したことにも表れている。ロシアは中国軍を大規模演習に参加させることで、「中国はロシアにとってもはや軍事的な脅威ではなくなった。両国は関係を強化する方向にあり、ロシアは孤立していない」というメッセージを全世界に送ろうとしている。

 逆にロシアと欧米との関係は、悪化する一方だ。欧米は、ロシアが2014年にクリミアを併合したり、2015年にウクライナ内戦に介入したりしたのを理由に、対ロシア制裁を実施している。NATOはロシアがバルト三国への圧力を高めていることを警戒し、昨年初めて、これらの国々に戦闘部隊を常駐させた。小規模な部隊とはいえ、かつてソ連領に編入されていた国にNATOが戦闘部隊を常駐させることの意味は重い。

 また欧州諸国の政府は、ウクライナや欧州の多くの企業に膨大な経済損害を与えたランサムウエア「ノットペティア」などによるサイバー攻撃が、ロシアの諜報機関によるものだったという疑いを強めている。特にドイツ政府はロシアのサイバー攻撃を重大な脅威と見なしている。

 さらに米国では、ロシアの諜報機関が米国大統領選に介入した疑惑についての捜査が続いている。英国では今年、軍用の神経剤ノビチョクによって英国市民1人が死亡し、元二重スパイらが重体に陥る事件が発生した。欧米諸国はロシアの軍事諜報機関による犯行と断定して、ロシアの多数の外交官を追放した。米国は、ロシアからドイツに天然ガスを直接輸送するパイプライン「ノルトストリーム2」の建設プロジェクトについても、批判的な姿勢を強めている。

 欧州ではロシアがクリミアを併合して以来「冷戦の再来」ともいうべき状態が続いているのだ。

 つまりロシアのプーチン大統領は、極東地域で「過去最大規模の軍事演習」を実施することで国力を誇示するとともに、中国との蜜月を強調することによって西側陣営を牽制している。さらに中国軍を演習に招待する形を取ることで、軍事に関してはロシアが中国に対して優位な立場にあることを印象付ける狙いもある。

中国も日米を牽制
 一方中国も、米国との貿易紛争がエスカレートする兆候を見せていることから、米国に対する共同戦線を張る「盟友」を必要としている。

 中国指導部は当初、制裁関税をめぐるトランプ大統領の恫喝を、単なる脅し(ブラフ)と考えていた。だが最近は、「米国は冷戦時代、ソ連に対して、ココム(対共産圏輸出統制委員会)などによる封じ込め政策を実施した。同様に、トランプ政権は中国に対する包囲網を作り、中国政府の経済戦略『メイド・イン・チャイナ(中国製造)2025』や『一帯一路』などのプロジェクトを妨害しようとしている。制裁関税は中国封じ込め政策の一環だ」という見方が強まっている。このため、今後中ロは「反米陣営」を構築するために関係を急激に密接にする可能性がある。

プーチン大統領の平和条約提案
 ドイツの保守系日刊紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)は、「中ロ蜜月は、日本政府にとって頭が痛い事態であり、日本は今回の合同軍事演習を疑惑の目を持って眺めている」と論評している。尖閣諸島をめぐる日中間の対立が将来さらにエスカレートした場合、中国はロシアから後押しを受けるかもしれない。日本政府は北方領土問題があるために、ロシアに対しては強硬な姿勢を取れない状況にある。その意味でも中国にとってロシアとの協調は重要だ。

 しかもトランプ政権が誕生して以来、日本政府はアジアでの有事の際に米国が積極的に支援してくれるかどうかについて、過去に比べて確信を持てない状況に追い込まれている。これも日本政府にとっては頭痛の種だ。

 FAZは「安倍首相は北方領土の早期返還を実現させることを望んでいる。しかしプーチン大統領が東方経済フォーラムの場で、前提条件なしに今年末までに日本と平和条約を締結しようと安倍首相に提案した。これは悪い前兆だ。領土問題を解決した後に平和条約を結ぶという日本政府の方針に逆行する。プーチン大統領は2日前に行った安倍首相との首脳会談ではこの提案を伝えず、聴衆の前で公表した」と報じた。

 さらに同紙は「プーチンは自分のイメージを良くするために安倍首相を利用した」と論評し、安倍首相を「侮辱された男(der Gedemütigte)」と呼んだ。政治家に気遣いをする日本の報道機関とは違い、ドイツのメディアは歯に衣着せない。

 このパネル・ディスカッションの映像を見ると、プーチン大統領は機関銃のように早口で自己の主張をまくしたてている。安倍首相は、「平和条約を年内に締結しよう」という提案を聞いても苦笑いを浮かべるだけで、自分の意見を言わなかった。

 日本国内ではこうした態度は珍しくないのかもしれない。だが外交の世界では通用しない。日本の外では、直ちに反論しなければ、相手の意見を認めたと誤解される危険がある。安倍首相は少なくとも、「まず領土問題を解決するのが先だ。平和条約の締結はそれから」と日本側の主張を繰り返すべきだった。米国の大統領やドイツの首相ならば、こういう発言を聞いてニコニコしていることはあり得ない。

 立て板に水のロシア大統領と、苦笑いをするだけの日本の首相。外交の舞台でのイメージをめぐる「戦争」でどちらが優勢に見えたかは、言うまでもない。

独メディアは四島返還に悲観的
 FAZによるとロシアにとって北方領土は戦略的に重要な意味を持つ。その理由はこれらの島々が、オホーツク海と太平洋を区切る自然の防壁の役割を果たしているからだ。ロシアが択捉島と国後島に対艦ミサイルを配備しているのはそのためだ。ロシアが防衛拠点として使っている島を外国に引き渡すとは考えにくい。同紙は北方領土四島の返還について悲観的なのである。

 日本政府にとって、「平和条約を締結する前にまず領土問題を解決」というこれまでの要求を覆すことは難しい。さらに、もしも日本が歯舞群島と色丹島の引き渡しを目指してロシアと平和条約を締結した場合、プーチン大統領は「自国の主張が通った」と宣伝し自分のイメージ強化に使うに違いない。条約締結後にロシアが歯舞群島と色丹島を引き渡す保証もない。

 プーチン大統領に対する支持率は、今年6月にロシア政府が年金支給年齢の引き上げを発表して以降、下がりつつある。そうした中で、プーチン大統領が北方領土問題で日本に譲歩するような態度を示した場合、支持率がさらに下がる可能性もある。欧州で東西冷戦が再来したかのようなムードが高まっている今、極東での「領土引き渡し」は彼の愛国者としてのイメージに傷をつけるからだ。

 ドイツのメディアが「侮辱された男」と呼んだ安倍首相は、プーチン大統領の変化球をどう打ち返すのだろうか。事態を静観するだけでは、膠着状態にある交渉を打開することはできない。


このコラムについて
熊谷徹のヨーロッパ通信
熊谷徹のヨーロッパ通信
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/219486/092500046

http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/142.html

コメント [経世済民128] スズキ、トヨタ傘下入りが現実味…中国の所得水準上昇に伴い販売不振→全面撤退(Business Journal) 赤かぶ
1. 2018年9月27日 04:01:17 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1493]
中国製リチウム電池が信頼できない理由
技術経営――日本の強み・韓国の強み
車載用電池に対する自動車各社の異なる見方

2018年9月27日(木)
佐藤 登


北京モーターショー2018に展示された米ゼネラルモーターズのEV「ヴェリテ 6(Velite 6)」(写真=AFP/アフロ)
 9月13日のコラムでは、「爆走中国EV、電池業界に起きている異変」を執筆した。これまで報道されてきた中国でのEVシフトや、そこに連結する電池業界の勢いが以前ほどないこと、それどころか経営危機に陥る企業も出てきていること、そしてその背景にあるものなどについて考察した。

 変化が起きている最大の要因は、中国政府が打ち出してきたエコカーへの補助金を減額していることによるものだ。補助金は2020年には消滅する予定になっている。となれば、事態は一層深刻化すると思われるが、中国政府の面子もかかっているこの状況の中で、新たな政策がどのように出てくるのかが着目される。

中国製電池の信頼性は大丈夫か?
 米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の報道を、中国メディアの「OFweek」が9月14日付で伝えた。それは、米ゼネラルモーターズ(GM)が2019年に市場投入を予定しているビュイックブランドのEV「ヴェリテ6(Velite 6)」に関するもの。適用している電池メーカーのリチウムイオン電池(LIB)の性能が要求に届かないこと、更には安全基準にも適合しないため、発売を遅らす可能性が高いというニュースである。

 報道によると、ヴェリテ6にLIBを供給するのは中国Wanxiang Group(万向集団)傘下のA123システムズである。浙江省杭州の工場でヴェリテ6に搭載するEV用電池を生産している。ヴェリテ6にはプラグインハイブリッド車(PHV)もあるが、こちらは近く生産に入るとのことだ。

 OFweekによると、GMは当初、韓国LG化学製のLIBを採用する計画であった。しかし中国政府が定めた16年の規定、それは「バッテリー模範基準認証(通称、ホワイトリスト)」を取得していない企業のバッテリーを搭載するクルマは中国国内での補助金を認められないというものだが、日韓勢のLIBは認定されることはなかった。すなわち、LG化学製LIBを搭載したエコカーには補助金が付かないということを意味し、LG化学のビジネスモデルが崩れたのである。代わりに、GMは補助金を受けられるA123システムズ製のLIBの採用を決めたという経緯である。

 このような影響はほかでも起きている。独フォルクスワーゲン(VW)も中国市場でLG化学のLIB適用を検討していた。しかし、このホワイトリストの影響により、VWはLG化学から中国CATL製のLIBに転換しているようだ。独BMWは、2013年に投入したEV「i3」、およびPHV「i8」にはじまって、すべてのEV、PHVに韓国サムスンSDIのLIBを調達してきた。そのBMWも中国市場でのビジネスモデルを勘案し、新たにCATLとの契約を取り交わしている。

 A123システムズのLIBがどの部分でGMの要求性能に満たないのか、そして安全基準を満足しないのか、その詳細は明らかではない。A123システムズは、元はと言えば米国で育ったベンチャー電池企業である。米国カリフォルニア州で1990年9月に発効したゼロエミッション車(ZEV)法規に適合させるべき、1991年には米国先進電池研究組合(USABC)が設立された。以降、米国では電池研究から事業化を目指す電池ベンチャー企業が乱立した。A123システムズもその一つであり、米国生まれの企業である。

 同社はマサチューセッツ州ウォルサム市にて2001年に創業した。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発が進められていたオリビン型リン酸鉄リチウム(LiFePO4)をLIBの正極材料に適用したEV用電池の事業化を進めていた。A123システムズのEV用LIBの開発は、ブッシュ大統領が推進していた水素エネルギー政策に打って変わって、2008年に就任したオバマ大統領がグリーン・ニューディール政策を打ち出したことで、米エネルギー省から2億4900万ドルの助成金を獲得するに至った。ミシガン州の生産工場を基盤として、その後は中国にも工場を進出させた。

 潤沢な開発資金を手にした同社は、米国を中心に自動車メーカー各社と契約を結び供給を開始した。しかし、A123システムズ製のLIBを搭載した米フィスカー・オートモーティブの高級PHV「フィスカー・カルマ」が、2011〜12年にかけて炎上や爆発事故を起こした。原因はLIBの品質にあるとされ、PHVはリコールの対象となった。

 A123システムズには5500万ドルものリコール費用が発生しただけでなく、製品の評価が奈落の底に落ちてしまった。その後も、LIBの供給商談が破談になるなど致命的な打撃を受けた。同時に、中国企業の万向集団がA123システムズを2億5600万ドルで買収した。米国政府が税金を投じて育成したはずの米国ベンチャーは国籍を中国に変える形となり、米国籍を失った。この一連の煽りを受けて、13年11月には、フィスカー・オートモーティブも経営破綻に陥ってしまった。

安全に対する開発基準と意識が異なる日本勢
 歴史をヒモ解けば、LIBが車載用、特にEV用に適用されたのは、2009年に三菱自動車が発売した「i-MiEV」、そして翌10年に日産自動車が発売した「リーフ」に遡る。10年からは中国ローカルメーカーも、タクシーやバスなどに適用し始めた。しかし、そこからEVの火災事故が多発した。BYDのEVバスもご他聞に漏れない。

 米テスラのEVである「モデルS」は、13年に米国市場で立て続けに5台の火災事故を起こしている。16年にはフランスの試乗会で火災事故を起こし、その他、ノルウェーやスウェーデン、そして中国市場でも火災事故を起こした。

 一方、日系勢のEVはこれまで、火災事故を1件も発生させていない。日産のリーフは累積販売台数が35万台を超えている。火災無事故は誇るべき実績である。BMWのi3も、そして販売台数規模は小さいものの12年に発売したトヨタ自動車のEVである「eQ」、同様にホンダの「FIT EV」も火災事故とは無縁である。

 ではなぜ、このような差が生じるのか? それには筆者の持論がある。筆者がホンダ時代に車載電池の研究開発に直接携わり、自動車メーカーの視点で取り組んできた経験、更に、サムスンSDIではLIB開発から事業に至る供給側の立場で取り組んできた経験から以下のように考える。

 電動車開発における重要コンポーネントとしては、モーター、電池、インバーターなどが代表として挙げられるが、何といっても火災事故の誘因となるものは電池である。とすると、自動車側の立場では車載電池をいかに安全で信頼性の高いものに設計・開発するかという視点が極めて重要となる。

 LIBでは充電放電に伴う発熱は適用する正極材料によっても異なる。また、充放電時の正極の結晶構造の変化度合いも材料によって異なる。逆にいえば、様々なLIBを設計できることにもなるが、安全性と信頼性の確立は殊更重要だ。電池が暴走しないような充放電制御機構や冷却システムも不可欠である。

 制御系が万が一、故障してもLIBの火災や爆発を起こさない設計・開発が基本的に必要だ。そのためには、開発品のLIBが過酷な条件においてどうなるかという、いわゆる限界試験による確認が大切である。1991年から着手したホンダでの電池研究開発においても、当初から独自の限界試験を相当盛り込んだのである。

 2004年9月にサムスンSDIに移籍してからは技術経営に臨んだ。その折に、世界の自動車各社を訪問した。そして、同社を退社する12年末までに多くの協議を重ねてきた。ホンダ時代にはできなかった自動車各社への訪問は確かに新鮮であった。なぜならば、自動車各社が車載用電池に対してどれだけの意識をもって開発にあたっているか、そしてその試験法や基準がどういうものかを直接知ることができたからである。もちろん、国内の古巣であるホンダやトヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車、マツダ、スズキ、スバル、日野自動車などとも、かなりの協議や意見交換をしてきた。

 そこで実感したのは、欧米自動車各社と日系勢自動車各社のLIBに対する安全性確保のための開発指針が異なっていたことである。日系勢の多くは、自社独自の評価法と独自基準を持ち、かつ限界試験を適用していることに特異性がある。

 一方、欧米勢は自社独自の評価法と独自基準は持っているものの、日系勢のそれよりも一段低い所に位置していた。そして、限界試験なるものはほとんど行われていなかった。したがって共同開発する、あるいは供給する電池各社も自動車各社の基準に合わせることで良かったのである。

 ここで言う欧米勢はGM、米フォード、独フォルクスワーゲン(VW)などで、先のベンチャーは含まない。フィスカー・オートモーティブやテスラのEVで火災が多発したのも、結局は車載用LIBの安全性評価や基準が既存の欧米勢に比べても、更に低かったからだろうと類推される。

 事実、サムスンSDI時代に若手エンジニアを引率して日系自動車各社を訪問し協議をしている過程で、自動車各社から高い基準や限界試験を主張されると、彼らは「なぜそこまで必要なのか?」と疑問を抱くことになった。立場上、同席していた筆者が彼らに説明して納得させる場面も少なからずあった。取りも直さず、欧米勢の自動車各社と主に付き合ってきた彼らだから、その基準に慣れきっていたのである。

 そういう欧米勢も、ここ3年ほど前から安全性開発姿勢に変化が見られる。日系勢をベンチマークしてのことだろうが、基準を上げながら、そして限界試験も積極的に取り入れるなど、安全性に関する意識が高まってきた。だからこそ、冒頭に紹介したGMがA123システムズのLIBの性能品質や安全性に不満を持つようになり、開発遅延が生じているのだろう。

中国の車載用LIB規格が変わった
 他方、中国の電池メーカーは、これまでローカルの自動車メーカーとの協業を中心に進めてきた。ローカルの自動車各社の信頼性はエンジン車でも元々低かったのに対し、EVでは新規参入組が多く現れ、入念な開発を行って信頼性を高いものに築き上げるマインドは不足している。短期間に開発して市場に投入することが優先されるがゆえに、事故に至る現象が今も続いている。BYDのLIBをBYDのEVバスに供給しているビジネスモデルでも例外ではない。

 電池各社がそういうローカル系自動車各社のみとビジネスをしている限り、その基準内で今後も開発を進め続けるだろう。ここに来て、中国No.1とNo.2の電池メーカーであるCATLとBYDは今後、ローカル以外の日欧米グローバル自動車各社とのビジネスを開始する。新たなビジネスモデルで懸念されるのは、知財と安全性・信頼性の問題だ。逆に、この協業連携によって両社は先進自動車各社の洗礼を受ける可能性が高い。

 中国市場で車載用LIBの安全性を担保するために、GB規格が適用されている。GB/T 31485-2015で「電動自動車用動力バッテリーの安全要件および試験方法」、GB/T 31486-2015で「電動自動車用動力バッテリーの電気的性能要件および試験方法」が課せられている。

 この規格は当初、中国自動車技術研究センター(CATARC)が検討、立案していた。ところがここ数年、CATLが勢いを付けてきたことで、CATARCに代わってCATLが試験法の制定や基準を設定し、CATARCは試験を実施する側にと役割を分担している。この役割見直しによって変わったことがある。LIBのGB規格試験法から「釘刺し試験」を除外した。その理由は、「EVでの事故が発生しても釘を刺したような現象は起こらない」という理屈からであった。もっとも、中国電池業界の開発負荷を低減させる狙いもあったようだ。それだけでなく、この試験を適用すればパスしない中国製LIBが少なからずあるからだろう。

 車載用国連規則で認証が義務付けられるECE R-100.02 Part.IIの9項目の試験法にも釘刺し試験は含まれていない。上述したように、GB規格には当初含まれていたが、後に除外された。しかし、日系自動車各社や電池各社の大半は自主的に釘刺し試験を実施する。さらに、各社独自の試験法や基準、限界試験を導入し開発にあたっている。国連規則や中国GB規格はクリアして当然の義務教育であるので、これに甘んじているだけではグローバルビジネスとしては不十分である。

 日系勢が進めている各社の自主的な、そしてより厳しい試験法と基準、それに限界試験を付加する高等教育をクリアすることで、安全性と信頼性が一段と高い次元で実現する。

 以下の図は、エスペックが運営している宇都宮事業所の「バッテリー安全認証センター」の機能と国連規則を挙げたものである。国連規則やGB規格をワンストップで提供できる機能を有している。試験項目によっては、中々クリアできないLIBもある。それを短期間で効率的に改善開発するために、自動車業界や電池業界に貢献するビジネスモデルを提供している。それのみならず、各社の高等教育をクリアするためのオーダー試験についても随時対応できる機能も有している。


エスペックの「バッテリー安全認証センター」の機能と国連規則
中国系LIBを調達する日系企業への提言
 日系自動車各社が、中国市場で中国製LIBを調達する動きもある。日産自動車はCATLのLIBを採用すると既に判断した。ホンダも近い将来に向けた調達のための共同開発をCATLと開始している。トヨタ自動車のCATL詣でも報じられている。

 他方、日本市場でも定置用途や太陽光発電用の蓄電システムとして中国製LIBを調達するビジネスが急速に進んでいる。その理由は、この分野でのLIBシステムの価格差が要因になっている。日系勢のLIBと中国系勢のLIBの価格差が2倍以上もあるためだ。

 そこで中国系LIBを調達する日系企業、特に自動車メーカー以外の業界に対して提言したい。LIB各社の性能仕様は顧客に提出されるが、供給側にとっては支障の無い仕様表現であることが多い。ましてや過酷な条件や限界試験の際の事象など記述する訳もない。それを要求しても実施するかどうかも協議をして見ないと不明だ。書面だけの仕様で判断するのは非常にリスクを伴う。

 日本市場でもこれまで、中国製モバイル用LIBとモバイル充電器の事故が多発してきた。特にモバイル充電器に関しては度々、テレビのニュースでも報道されているほど頻発している。車載や定置用の大型LIBでは、人命に関わる事故にもつながりかねない。

 中国製LIBやモバイル充電器を導入しようと検討を進めている各社においては自主的に、かつ過酷な試験法の適用で安全性と信頼性を確保していただきたい。自社で試験設備を導入して対応するには、時間と投資がかかり非効率である。また、試験のノウハウも重要なので、エスペックのような受託試験機能や認証センターを積極的に活用いただきたい。それが、日系企業の安全性・信頼性を担保し、優れた品質性能を具現化する大きな手がかりとなるのだから。


このコラムについて
技術経営――日本の強み・韓国の強み
 エレクトロニクス業界でのサムスンやLG、自動車業界での現代自動車など、グローバル市場において日本企業以上に影響力のある韓国企業が多く登場している。もともと独自技術が弱いと言われてきた韓国企業だが、今やハイテク製品の一部の技術開発をリードしている。では、日本の製造業は、このまま韓国の後塵を拝してしまうのか。日本の技術に優位性があるといっても、海外に積極的に目を向けスピード感と決断力に長けた経営体質を構築した韓国企業の長所を真摯に学ばないと、多くの分野で太刀打ちできないといったことも現実として起こりうる。本コラムでは、ホンダとサムスンSDIという日韓の大手メーカーに在籍し、それぞれの開発をリードした経験を持つ筆者が、両国の技術開発の強みを分析し、日本の技術陣に求められる姿勢を明らかにする。
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/601.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK251] 及川眠子さん / 「世の中、不寛容なのか。新潮45の休刊について思うこと」  赤かぶ
16. 2018年9月27日 04:05:08 : quMKleKEOA : apQvoj4eROs[836]
結局この世には病気にしろ性格にしろ
野放しにしてはいけない人々がいる、ということなのだろうか

それとも他人に物理的な損害を与える人が罰され
精神的な損害(宗教的な信仰に基づくものを含む不快感や不安感やPTSD?)を与える人は罰されない、というあたりで妥協されているわけか

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/332.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK251] <テレ東、独自取材!>森友問題 公文書改ざん 自殺職員の父が語る遺書 「言われた通り書き換えた」財務局OBが決意の告白! 赤かぶ
29. 前河[758] kU@JzQ 2018年9月27日 04:08:38 : IKmocAyg2o : Xw41YgvK0cY[285]

決算後の公文書改竄は「国民への裏切り」である。

重大な国家犯罪であり「数字の書き換えはなかった」などという事により、「悪質性が低い」などと解釈すべきものではない。

漢字を間違えたとか、「て・に・は・を」の使い方を間違ったから訂正した・・・程度なら許されるだろう。しかし、文章の中身は絶対に書き換えてはならない。(勿論、削除も)


安倍以外の政治家が総理であった場合は、こんな事は決して起こり得ない事象だ。

だから、安部は最悪なんだよ。この人は常に問題を起こす原因になっている。

安倍が直接指示していなかったとしても、民主主義の原則よりも安倍の味方になれば、自分たちが優遇される、昇格させてくれる・・等の利が得られると判断するようになるからだ。

最もこんなことで、改竄などをするのも情けない話だが。

内閣人事局が人事権を悪用してきた結果、安倍贔屓の人事になり公正さを失わせている=民主主義つぶし。こんな状況下で行われた悪事。安倍がわがまま勝手なご都合主義の政治家なので、それに味方し忖度し認められようとするとおかしな方向性になってしまい、やるべきでない極度の忖度に陥ってしまう。

「忖度は自分ではわかりようがない」なんて言ってなかったか?もし、これが本当なら、相当のアホか、わかって、てしらばっくれてる悪人。または、世間知らずもいいとこ。トップが、部下に対して自分に良くしてくれると昇格させるよって方向性を示せば、忖度する人間は沢山いるだろう。

ケチって火炎瓶に限らず、日本政府は昔から公文書をないがしろにしてきた。これは、27でも書いた様に民主主義を理解していない点もあるが、さらに言えば無責任体質=隠蔽体質もあるだろう。

しかも、個人犯罪や小さな組織犯罪ではなく、国家がやってしまう点に日本の最大の病みを感じる。

国家ぐるみでおかしな犯罪を行う日本は、集団心理から生じる「赤信号、みんなで渡れば怖くない」=「みんなと一緒なら、誤魔化し隠蔽も怖くない」と言えるだろう。

ひとりひとりが真面目でも、集団や権力を持ってしまうと、甘えが出やすいとも言えないか?

過去の隠蔽体質を表した公文書の破棄・改竄の国家犯罪を指摘した秀逸な文章がありましたので、ここに貼ります。ご存知の方も多いかと思いますが、改めて読むと「日本の権力者ってバカだなあ」と感じますね。


>日本政府の公文書隠蔽・廃棄・改ざん(要するに嘘つき)体質はあまりに根が深い

http://vergil.hateblo.jp/entry/2018/05/04/222222

鳩山さんがハメられた事が載っている。この騙しもほっといていいのだろうか?責任を誰も取っていないとしたら最悪ではないか。こういうのも法整備が必要な気がする。

『「密約」だの「裏取引」だの虚偽・騙しを官僚が閣僚に働き、政権の運営を意図的に妨害した場合は10年以下の懲役に処する』

とかね・・・


この財務省の重大犯罪をこのままほっとく事は、亡くなられた職員の方も浮かばれないだろう。亡くなられた職員の方は、身を挺して「公文書改竄の極悪ぶり」「信じて来たものに裏切られた心の落胆」「もう、こんな酷い国民への裏切りはやめて欲しい」と訴えたかったに違いない。


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/333.html#c29

コメント [政治・選挙・NHK251] 二度と見たくない人  今、米国で  赤かぶ
17. 罵愚[6651] lGyL8A 2018年9月27日 04:12:27 : REKs5idxcw : swxJetoa8Hw[103]
Res14
>自民党はずっと農業を犠牲にしてきたのに

 これは、半分、正しくって、半分、まちがっている。農家や農業の利権を守った過保護政策が農産品の価格を引き上げ、品質を引き下げ、国際競争力を低下させたのは事実だが、結果的に日本の農業は危機的状況に陥っている。
 これは、しかし、農業にかぎらない。労働政策も教育行政も、もっと言えば、政界そのものが過保護のなかで肥満児に育ってしまっているのかも…
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/329.html#c17

コメント [原発・フッ素50] これから乳がんが激増する チェルノブイリ原発事故10年後に東北で乳がん死が数倍に跳ね上がった  魑魅魍魎男
21. 2018年9月27日 04:36:03 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[956]
こちらのデータでも1999-2000年にピークがあるので、
チェルノの影響がないとは言えないでしょう。

乳がん 死亡数 年次推移 秋田県 (がん情報サービス)
http://gdb.ganjoho.jp/graph_db/gdb4?dataType=21&graphId=401&totalTarget=10&_stackedRaito=on&_useLog=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&smTypes=2112&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&_smTypes=on&smType=2100&cardinalCd=1&years=1996&years=2006&years=2016&_years=1&yearSt=1995&yearEd=2016&_useAvgYear=on&sexType=0&ageSybt=0&ageSt=009&ageEd=A85&prefCd=05&prefCds=00&prefCds=01&prefCds=02&prefCds=03&prefCds=04&prefCds=05&prefCds=06&prefCds=07&prefCds=08&prefCds=09&prefCds=10&prefCds=11&prefCds=12&prefCds=13&prefCds=14&prefCds=15&prefCds=16&prefCds=17&prefCds=18&prefCds=19&prefCds=20&prefCds=21&prefCds=22&prefCds=23&prefCds=24&prefCds=25&prefCds=26&prefCds=27&prefCds=28&prefCds=29&prefCds=30&prefCds=31&prefCds=32&prefCds=33&prefCds=34&prefCds=35&prefCds=36&prefCds=37&prefCds=38&prefCds=39&prefCds=40&prefCds=41&prefCds=42&prefCds=43&prefCds=44&prefCds=45&prefCds=46&prefCds=47&_prefCds=1&showGraph=Submit
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/260.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK251] <兵頭正俊氏>10月から生活保護、67%世帯で減額。国会議員と官僚の給料、大幅に上げといて、腐った日本です。 赤かぶ
2. 子猫[464] jnGUTA 2018年9月27日 04:38:25 : VoNGwU1iX2 : bFiZrXPzyJE[32]
この政権(安倍政権)自民党政権は
人殺し政権、人でなし政権と、呼ぼう。北朝鮮、中国と同じレベル政権、
チャウシェスク政権と、同じレベル。
それが安倍政権、自民党政権
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/366.html#c2
コメント [原発・フッ素50] これから乳がんが激増する チェルノブイリ原発事故10年後に東北で乳がん死が数倍に跳ね上がった  魑魅魍魎男
22. 2018年9月27日 04:43:13 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[957]

元秋田県在住で福島事故後、北海道に移住したtunentiさんのツイート。

https://twitter.com/tunentl/status/1044422467006025729
これ本当だと思う!私の故郷では、心筋梗塞・脳梗塞・ガン・
発達障害・知的障害・重症心身障碍者・うつ病・骨の病気が本当に多かった。
北海道に移住して、道南出身者に同じような傾向がみられビックリ!
チェルノブイリの影響はここにも確実にある。
我が家の雑草からも残留放射能が微量検出してる。
20:04 - 2018年9月24日

https://twitter.com/tunentl/status/1006155548201381889
北海道ね、確かにチェルノブイリ事故の残留放射能が残ってるけど、
一番は秋田で、その次青森、岩手で、その次位が北海道。
でも北海道の場合、福島原発事故のせいで道南や道東は汚染されてる。
その方がはるかに深刻。それでも本州よりはまだましなレベルかな。
食べて安全ではないけど。
5:45 - 2018年6月11日

https://twitter.com/tunentl/status/988546937702895616
秋田県は人口減少がどんどん加速してるし、チェルノブイリ事故の汚染で
日本一汚染してるし、福島事故の時も放射性プルームガ来たのに
高線量の瓦礫を広域で焼却し小坂町はこんなだし、
放射性廃棄物の処分場確定だな。この状態でもまだ残ってる人、
きっとチェルノブイリ事故後と同じ状況にきっとなる!!
15:35 - 2018年4月23日

https://twitter.com/tunentl/status/979868524104466432
秋田はチェルノブイリ原発事故で一番被曝してる。
福島事故で2度目。青森・岩手・北海道道南も。
http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/note/naibuhibaku/naibuhibaku1.htm
だから死亡者が多いのかも。
16:50 - 2018年3月30日

https://twitter.com/tunentl/status/961593864925556737
もう32年前になるんですね。チェルノブイリの事故の時、
日本で一番被曝したのが私の故郷の秋田でした。
秋田はチェルノブイリで被曝し、福島事故でまた被曝してしまいました。
どんなに離れていても地球上をぐるぐる回りながら被曝が続いてる。
それなのに影響無しなんて有り得ないですよね。
5:33 - 2018年2月8日

https://twitter.com/tunentl/status/945259313521606658
この地図こそ秋田にストロンチウムがある証拠!安全でもなんでもない!!
秋田にはチェルノブイリ以後からずっとストロンチウムがありました。
チェルノブイリと共にずっと被爆し続けてきたと言う事。
何度も警告を出して頂き感謝してます!
3:45 - 2017年12月25日

https://twitter.com/tunentl/status/924977573842493442
16年前、子供が生まれたとき、傍の助産師さんが
息子の手や足の指を数えてた。何故数えるのか尋ねたら
「最近指が多かったり少なかったりするお子さんが多くて」って。
秋田はチェルノブイリ事故で日本で一番被曝した場所。
口唇口蓋裂やダウン症も多い。ガンも心筋梗塞・脳梗塞もトップクラス!!
5:33 - 2017年10月30日

https://twitter.com/tunentl/status/923897241131040768
秋田はチェルノブイリ事故で日本で一番被曝した場所。
そのせいでガンも心筋梗塞も脳梗塞も重症心身障害者も
奇形や知的・発達障害も多い。
福島事故後、私が居た時に既に白血病も甲状腺がんも死亡者も続出。
交通事故多発、事件多発状態でした。
チェルノブイリの事故後のドキュメンタリーそのものでした。
6:00 - 2017年10月27日

https://twitter.com/tunentl/status/857722550058483712
実は秋田の国立病院秋田療養所内「愛育園」という所に、
このような方々が沢山おられます。重症心身障害者。
寝たきりや体が硬直している方、チェルノブイリのドキュメンタリーで
見たような方が沢山。大学の看護実習をしたので。
15:26 - 2017年4月27日

https://twitter.com/tunentl/status/857074025645789184
お察しの通りです!!チェルノブイリで被爆したのは、
秋田だけじゃなく青森・岩手そして北海道の下のほうです。
20:29 - 2017年4月25日

https://twitter.com/tunentl/status/823798922095120385
下の息子が小学校入学時、クラスが何だかおかしかった。
立って歩く子、落ち着きのない子、ボーっとした子、
黙っていられない子、クラスの中に6人位発達障害の子供がいた。
担任は全く気付いていない。秋田はチェルノブイリで
日本で一番被曝したから、発達障害が多いのを殆ど知らない。
担任一人は無理!
23:45 - 2017年1月23日

https://twitter.com/tunentl/status/529279117061939201
私は学生時代、障害児教育に興味があったから
重症心身障害者施設とかにも実習に行ってたんだけど、
チェルノブイリの写真に出てくるような障害児が
実は秋田にはたくさんいたんだ。
その時はいろんな所から来られたのかな?って思っていたけれど
違ってたんだな。実際秋田は統計でも多い。みんな生きてる!
6:29 - 2014年11月3日

https://twitter.com/tunentl/status/525929207558184960
秋田は、チェルノブイリ事故で日本で一番汚染があった事を
肥田先生の「内部被曝」の記事で知った。ずっと被曝し続けてた。
心筋梗塞、脳梗塞、ガン、うつ病が多かった理由がわかったから
すぐに移住の支度をした。被曝は足し算だから。
子供と自分をどうしても守りたかった。それだけを考え移住したんだ。
1:37 - 2014年10月25日

http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/260.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK251] 安倍総理は翁長知事に嫌がらせを続け、沖縄の民意を軽んじてきた。この闘い、負ける訳にはいかない。 小沢一郎(事務所) 赤かぶ
1. 前河[759] kU@JzQ 2018年9月27日 04:47:02 : IKmocAyg2o : Xw41YgvK0cY[286]

デニーさん頑張れ!

偽者を撃破しろ!

野党の皆さんが、目立ち過ぎることなく、デニーさん応援活動を地道に沖縄の方々に溶け込むように続けている!!!

テレビはこういう重要な情報を報道しない体たらく。なんのためのテレビがわからなくなっている。しっかりしろ!テレビ局!

違う板で、樹里亜さんという方が沖縄での様子がわかる写真もあり、内容を書いていらっしゃいます。皆さんどうぞ見て下さい。

お願いします。↓


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/263.html#c41


30の樹里亜さんが調べて下さった。野党の頑張りがよくわかる。



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/365.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK251] 見たくない光景!誰も聞かない安倍の国連演説!   赤かぶ
7. 2018年9月27日 04:58:58 : Eey18V1Rbk : uud7@Kzd7eo[126]
小学校の教室でやっても十分な人数だな。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/357.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK251] 国民よ怒れ!こんなバカなことを許すな!(simatyan2のブログ) 赤かぶ
30. 2018年9月27日 04:59:17 : g8OIw9UKWM : Hw6Sxbiv8nY[4]
アルプスにトンネルで穴を開けると、日本列島が崩壊しまっせ。

本当に日本をつぶしたいのかな〜
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/324.html#c30

コメント [原発・フッ素50] これから乳がんが激増する チェルノブイリ原発事故10年後に東北で乳がん死が数倍に跳ね上がった  魑魅魍魎男
23. 2018年9月27日 05:03:23 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[958]
秋田県では、自殺やがんの死亡率が全国でもトップレベル。
やはりチェルノのフォールアウトの影響大。

https://twitter.com/daifuku2008/status/959901643843108864
(ほんのちょっと)
過去のストロンチウム90の観測値は、1963年の仙台市での
358ベクレルが最高、核実験の回数が減り、その後は減少を続けたが、
86年旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で一時上昇し
秋田県で6.1ベクレルを観測した。
13:29 - 2018年2月3日

https://twitter.com/carimerotw/status/826960977253904384
(carimero) 台湾
@PERFECTASSHOLE0 秋田在住の曾祖母が1986年に脳梗塞で倒れ
その後ずっと植物人間状態で生きました。
その介護をしていた祖母が1997年に膵臓癌で先に亡くなりました。
秋田なのでチェルノブイリの影響かと考えると、
今後起こる事が容易に予想できそうです。
17:10 - 2017年2月1日

https://twitter.com/namiekuwabara/status/681783581807517696
(桑ちゃん)
そういえば秋田や山形県で「スギヒラタケ」で食中毒出すようになったの
チェルノブイリ事故後だったな!それまで「スギヒラタケ」で
食中毒の報道聴いたことなかったし私も食べたけどしなかった。
チェルノブイリ事故の影響は東北や日本海側の方が降下物多かった。
2:27 - 2015年12月29日


https://twitter.com/tatsuofujii/status/306813780845793280
(法師) 東京
秋田県は自殺率ワースト1だが、 チェルノブイリ時に放射能汚染が あった。
チェルノブイリから7〜8年後ぐらいから自殺率が急上昇して
現在でも自殺率がワースト1。 放射能汚染がメンタル的に
なんらかの影響を与えたり健康不安で自殺率に影響しているのは
明らかではないのか。
9:11 - 2013年2月27日

https://twitter.com/usakochann/status/369642654696353792
(頑張らずにがんばろう) 秋田
チェルノブイリから27年。 秋田県の癌の死亡率が全国ワースト1になってから15年。
日本の中では秋田県が一番チェルノブイリの影響を受けた県でした。
因果関係は証明出来なくても、これは因果関係があるのではないでしょうか?
19:10 - 2013年8月19日

秋田県男性なぜ短命?寿命と健康に深刻な「都道府県格差」
(DIAMOND online 2017/11/28)
https://diamond.jp/articles/-/150688

http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/260.html#c23

コメント [リバイバル3] 「AI搭載ラブドール」の実用度 中川隆
185. 中川隆[-13523] koaQ7Jey 2018年9月27日 05:06:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18838]

37名無しさん@ピンキー2018/09/27(木) 02:44:02.59ID:UPmblFey>>38

http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h345770265

アルテトキオの画像を勝手に転用してる

38名無しさん@ピンキー2018/09/27(木) 02:50:31.05ID:???
>>37
ステンレス骨格部位図はオリエント工業から

39名無しさん@ピンキー2018/09/27(木) 04:09:49.17ID:???

ドール写真が転載なんだから、今更驚くほどのことでもない

40名無しさん@ピンキー2018/09/27(木) 04:36:55.87ID:???

アダルトカテゴリのamazonの評価は☆5は全部ステマと思っておいた方が良い。
取り締まり全くしない上ペナルティないから、悪質業者ほどやりたい放題になっている。

あと、Amazon等の販売店情報の住所をgoogleストリートビューで見て、
マトモな事務所・店舗がないような店からは絶対買わない方が良い。
部屋番号無しとか地番無し。偽住所は論外。
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/lovedoll/1537935484/l50
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/877.html#c185

コメント [昼休み54] AI搭載ラブドールと一緒に暮らそう _ とんでもない美人のラブドールがやってきた! 中川隆
189. 中川隆[-13522] koaQ7Jey 2018年9月27日 05:07:59 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18838]

37名無しさん@ピンキー2018/09/27(木) 02:44:02.59ID:UPmblFey>>38

http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h345770265

アルテトキオの画像を勝手に転用してる


38名無しさん@ピンキー2018/09/27(木) 02:50:31.05ID:???
>>37
ステンレス骨格部位図はオリエント工業から


39名無しさん@ピンキー2018/09/27(木) 04:09:49.17ID:???

ドール写真が転載なんだから、今更驚くほどのことでもない

40名無しさん@ピンキー2018/09/27(木) 04:36:55.87ID:???

アダルトカテゴリのamazonの評価は ☆5 は全部ステマと思っておいた方が良い。
取り締まり全くしない上ペナルティないから、悪質業者ほどやりたい放題になっている。

あと、Amazon等の販売店情報の住所をgoogleストリートビューで見て、
マトモな事務所・店舗がないような店からは絶対買わない方が良い。
部屋番号無しとか地番無し。偽住所は論外。
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/lovedoll/1537935484/l50

http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/220.html#c189

コメント [政治・選挙・NHK251] 森友・改ざん問題は終わってない! 近畿財務局元職員らが実名・顔出しで告発「佐川さん、嘘ついたらあかん」(リテラ) 赤かぶ
3. 2018年9月27日 05:10:46 : Eey18V1Rbk : uud7@Kzd7eo[127]
この問題は右や左だからという問題ではない。本当のことを記録し国民に伝えるのか。権力者により改竄されたうそを伝えるかの問題だ。

日本が信用できる国かうその国かが問われている。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/360.html#c3

記事 [原発・フッ素50] 韓国、運転期間残る原発閉鎖へ 4基新設は白紙化 (共同) 

「韓国、運転期間残る原発閉鎖へ 4基新設は白紙化」 (共同 2018/6/16)
https://this.kiji.is/380610715813823585

【ソウル共同】16日付の韓国各紙は、原発運営会社「韓国水力原子力(韓水原)」が南東部・慶州の月城原発1号機の早期閉鎖を決めたと伝えた。2022年まで運転可能だが、経済性に劣ると判断、前倒しで閉鎖する。設計や敷地の購入段階にある計4基の新設を白紙化することも決めた。

 脱原発を掲げる文在寅政権が既にこうした方針を打ち出していた。韓水原が15日の理事会で、いずれも日本海側に面した沿岸部に計画されている4基について、政府の脱原発政策により建設推進は不可能だと判断した。

-------(引用ここまで)--------------------

まともな国家は原子力からどんどん撤退しています。

原子力に執着している日本は、また大爆発事故が起きて、地獄の底へ落ちていくでしょう。


(関連情報)

「韓国原発で重水漏出、29人が放射能に被ばく (中央日報)」 (拙稿 2018/7/3)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/893.html

「原発密集地が近い韓国南東部・浦項市で昨年に続きまたM5.5の地震発生」
(拙稿 2017/11/18)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/118.html

「韓国、原発新設を白紙化 文大統領 宣言寿命も延長せず (東京新聞)」
(拙稿 2017/6/9)
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/311.html

http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/355.html

コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
167. 罵愚[6652] lGyL8A 2018年9月27日 05:28:20 : REKs5idxcw : swxJetoa8Hw[104]
>>137 22Aさん
>一般の左翼がそんなことを考えているわけではない。

 さぁ〜てねぇ…“一般の左翼”って、だれのことなのか、わたしにはわからないが、もしもそれが あなたや日高見連邦共和国さんだとしたら、あなたたちは国際法によって守られることを期待しているようだが、その国際法を守る気概はあるのだろうか?
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c167

コメント [政治・選挙・NHK251] <テレ東、独自取材!>森友問題 公文書改ざん 自殺職員の父が語る遺書 「言われた通り書き換えた」財務局OBが決意の告白! 赤かぶ
30. 前河[760] kU@JzQ 2018年9月27日 05:33:32 : ITg8WTqi2s : rBkyS7xTqyc[51]
29ですが、言い回しがおかしい箇所があったので訂正します。

>安倍が直接指示していなかったとしても、民主主義の原則よりも安倍の味方になれば、自分たちが優遇される、昇格させてくれる・・等の利が得られると判断するようになるからだ。…………誤

安倍が直接指示していなかったとしても、「どうやら、民主主義の原則を守る事よりも、安倍の味方になった方が自分たちが優遇される、昇格させてくれる・・等の利が得られるようだ」とわかれば、役人は忖度するようになるだろう。……………正

⬆正に民主主義国家においては最悪な悪循環だ。「戦後最悪な総理である」と言われる要因のひとつだろう。



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/333.html#c30

コメント [昼休み54] ロリコン男は何を考えているのか? _ ロリコン向けラブドールの世界 中川隆
62. 中川隆[-13521] koaQ7Jey 2018年9月27日 05:33:47 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18838]

The Clinton Pedophilia Connection - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=12zVlaZyX3Q

What did Bill Clinton know Former president named in Epstien sex slavery lawsuit - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=ZHCWLtRv4Qo

白人エリート小児性愛者御用達「ロリコン島」でのヤバすぎる乱交パーティが発覚!
中心人物エプスタインの顧客に超有名セレブの名も 2017.07.23.
https://tocana.jp/2017/07/post_13798_entry.html


かつてプーチン大統領にも指摘された「欧米のエリート小児愛者の秘密サークル」。欧米のエリートと政府上層部の間で小児性愛、性的虐待、およびオカルト儀式が蔓延しているという噂は、以前から頻繁にささやかれてきた。しかし何と米国の元大統領、そして現大統領までそのグループに名を連ねている可能性が――。


■エリートビジネスマン所有の“乱交パーティー島”とは?

orgyisland1.JPGエプスタイン(左)と彼を訴えている被害者の一人バージニア・ロバーツ(中央) 「Daily Mail」の記事より

 ジェフリー・エプスタインのケースは、これらのおぞましい「秘密サークル」を知る上で最も手っ取り早い。エプスタインはウォールストリートの億万長者のビジネスマンとして、2005年頃から金融エリートの間ではよく知られていた。しかし彼は2009年に性犯罪者として登録され、全米の注目を集めた。彼は「秘密サークル」で売春する若い女の子を募集した罪で有罪判決を受けたのだ。

 億万長者であるエプスタインはアメリカ領ヴァージン諸島に、タブロイド紙から「オージー・アイランド(乱交パーティー島)」と揶揄されるリトル・セント・ジェームズ島を所有している。その島に自分や友人が行く時に搭乗するプライベートジェットも所有しており、その飛行機は「ロリータ・エクスプレス」と呼ばれていた。エプスタインの所有する島は、小児性愛者にとって最高の楽園となったのだ。

 エプスタインは「乱交パーティー島」に連れていく目的で、わずか12歳くらいの少女を探すための組織化されたグループを持っていた。警察の調査によれば、エプスタインのスタッフは12歳から16歳の年齢の女の子たちと毎日、あるいはもっと頻繁に連絡を取り合っていたという明確な証拠があると述べている。またエプスタインは自身の島での犯罪行為だけではなく、アメリカ全土に所有する自宅でも同様の行為を行っていたらしい。


■エプスタインの「スイート・ディール」

 被害者の少女に訴えられたエプスタインは、14歳の少女を売春に誘った行為で罪を認めた。その結果、エプスタインは18カ月の刑を言い渡されたが、実際は13カ月しか刑務所で過ごさなかった。

 また彼は昼間、事務所へ仕事に行くことが許されており、刑務所には夜戻るだけという非常に甘い刑罰であった。今回、エプスタインの受けた、いわゆる「スイート・ディール(甘い取引)」に対し、2人の被害者は、連邦犯罪被害者権利法に違反しているとして連邦政府を訴えた。また多くの人々が、エプスタインへの量刑が犯した罪にふさわしいものであったか大いに疑問に感じているという。


■エプスタインと関係を持った著名人たち

 エプスタインのプライベートジェットである「ロリータ・エクスプレス」の飛行記録には、驚くような著名な人物が記載されている。まずビル・クリントン元大統領。彼の名前は飛行記録に何と26回も記載されている。

 そしてモデルのナオミ・キャンベル、アカデミー賞俳優のケヴィン・スペイシー、英国のアンドリュー王子、元米国財務長官ラリー・サマーズ、その他多くの著名な政治家が含まれている。現米国大統領のドナルド・トランプも、エプスタインと付き合いがあり、複数のエリートセックスパーティーで13歳の少女を強姦したという件で訴えられたが、その後、裁判で無罪を勝ち取った。

orgyisland2.JPGニューヨークを歩くエプスタインと“友人”の英国・アンドリュー王子) 「Daily Mail」の記事より

「クリントン元大統領、そしてジェフリー・エプスタインと付き合いのあったニューヨーク中の人々全員が、トランプが小児性愛者であることを知っていた」とジャーナリストのコンチータ・サーノフ氏は語る。彼女は、調査を止めるようにとのエプスタインからの賄賂の申し出を拒否したが、人身売買の闇を暴くために自分の命を危険にさらしている。

 サーノフ氏はエプスタインの事件に関する本も書いており、「元大統領はなぜそんな男と付き合ったのだろう?」といぶかしがる。元米国国務省のスティーブ・ピチェシニク元高官は、「クリントン元大統領は、ロリータ・エクスプレスにおいて大きな部分を占めている」と説明する。

 そして「ロリータ・エクスプレス」には、クリントン元大統領だけでなくその妻ヒラリー・クリントンも搭乗していたという。被害者の1人のバージニア・ロバーツは、エプスタインによって15歳で人身売買されたと訴えているが、2002年にエプスタインの島でクリントン夫妻を見たと話している。


■被害女性に入念な買収工作か?

 なぜエプスタインの被害者が少なくとも30人いるにもかかわらず、彼は売春婦募集に関する1件の罪に対して裁かれたのみなのだろうか。実はエプスタインは被害者を買収することで知られており、おそらくそのために被害者の多くは裁判で証言することを拒否したのであろう。

 この事件に関わった検察官事務所は、請託など不正の事実がないことを明言した上で、とにかく被害を受けた女性が名乗り出ないことが大きく影響し、この「甘い刑罰」を余儀なくされたと説明している。おそらく根本的な問題には、司法システムが強姦と人身売買の被害者に対し、安全な場所を提供していないこと――特に政府とエリートが関与している場合――もあるだろう。

被害者の2人を代表する弁護士は、エプスタインの司法取引を「現代史における最も寛大なもの」と批判している。確かにエプスタインのケースは、ほかの小児性愛者の量刑と比較しても明らかに軽いもので、それは彼自身の社会的地位の高さや、その階層内の腐敗への関与と関連していることは間違いない。

 恐るべきことに、欧米の政治上層部かつエリートが小児性愛者や性奴隷に関与することは特別目新しいことではない。

 元FBI特別捜査官でLA事務所長であったテッド・ガンダーソン氏は、エリート層や政府上層部によって行われた小児性愛、性的虐待、悪魔儀式に関する情報を明らかにするために長年、調査を続けてきている。そして2005年、米国元下院議員のシンシア・マッキニー氏も民間軍事会社である「DynCorp」の人身売買疑惑について元国防長官のドナルド・ラムズフェルドを議会で追及している。

The Clinton Pedophilia Connection 動画は「YouTube」より

 欧米のエリートや政治家の中でひそかに浸透している「小児性愛サークル」。まるで映画のようだと思ったが、どうやらその実態はフィクションを超えたレベルのようだ。一刻も早くこのサークルの全貌が暴かれることを願う。世界を揺るがす大スキャンダルになることは間違いない。



http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/270.html#c62

コメント [政治・選挙・NHK251] 玉城デニー候補の街頭演説風景 「女性は、今にも泣き出しそうな目でプラカードを掲げ続けた」 赤かぶ
22. あおしろとらの友[1749] gqCCqIK1guuCxoLngsyXRg 2018年9月27日 05:36:14 : 6ucyigfosM : zUswlWVf9SI[1]
    「県民の心をひとつに」。 どちらの県知事候補者でそれができるでしょうか。
           ・・・・・・答えは明らかでしょう。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/331.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK251] 「拉致被害者家族会」の考えが変だ変だと思って来たが安倍真理教かも知れない(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
11. 2018年9月27日 05:39:55 : zg41AnH0gY : C6i3kZxEhvE[169]

被害者の会の人達に合理的判断力があるならば、
フツー、嘘しか言わない安倍のような人間よりも、文大統領のような政治家を頼りますよね。

文大統領が日本の首相だったら、今頃、拉致被害者問題解決は大進展していたと思います。
北朝鮮と宿敵だったアメリカですら、解決出来たのに。

どう見ても頼る相手を間違えてます。

「買収されて、安倍政権の工作員になったのか?」と勘ぐりたくもなります。


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/351.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK251] <兵頭正俊氏>10月から生活保護、67%世帯で減額。国会議員と官僚の給料、大幅に上げといて、腐った日本です。 赤かぶ
3. 2018年9月27日 05:40:34 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[92]

困るのはそれを便宜斡旋して票田にしている政党ぐらいでしょ

 ↓

生活保護費をだましとる、日本共産党?「組合出資金や共産党費にも使った」…生活保護は何のため?
http://www.asyura2.com/16/senkyo203/msg/638.html

月29万円の生活保護でも苦しい 2児の母が訴える朝日記事に疑問噴出(J−CAST):庶民感覚が理解できない朝日新聞
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/784.html

共産党の元県議、生活保護費詐取容疑で3回目の再逮捕
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/384.html

共産党は生活にも事欠く老人に赤旗を配達させている
http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/832.html

生活保護受給が減らない要因に”地方の口利き利権”が浮上(DMMニュース)

> ■議員にとって生活保護受給者は「大事な票田」

 議員にとっては生活保護受給申請者は“大事な票田”という側面もある。市職員であるケースワーカーの裁量で生活保護受給が決まっても、議員が同席しただけで申請者は「先生の付き添いのお陰」と思い込む。議員は感謝されるが、市職員・ケースワーカーは受給が決まれば当たり前、決まらなければ恨まれる。

「中央政界では生活保護費や受給世帯・者数を減らせという声が出ていますが、地方政治の現場ではその逆なんです。地方行政は中央政界と同じく生活保護費や受給世帯・者数を財源の問題から少なくしていきたい。しかし、本当に減らすと議員の先生方から吊るし上げられます。それが現実ですね」(同)

 政治が福祉に絡むことで、「本来、福祉の網にかからなければならない人が萎縮してその恩恵を受けられなくなっている」現実があると神戸市のA係長は話す。

 本当に困っている人を福祉の力で助けられず、政治の力で自立できる人を福祉という飴をしゃぶらせて囲い込みその自立を阻む。これが日本の福祉の現実だ(後編に続く)。

http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/619.html


毎回思うんですけど生活保護を現金での取り扱い辞めれば良いだけではないでしょうか?
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/366.html#c3

コメント [昼休み54] ロリコン男は何を考えているのか? _ ロリコン向けラブドールの世界 中川隆
63. 中川隆[-13520] koaQ7Jey 2018年9月27日 05:41:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18838]

Putin Delivers Speech on Moral Crisis of Western States - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=tlaHubJ-fKk

プーチンが小児性愛者の討伐を開始! 米の“一流ペドフィリア・グループ”がロシアの子どもを虐待中でブチ切れ 2017.04.19.
https://tocana.jp/2017/04/post_12938_entry.html


ロシアのプーチン大統領が、アメリカにはびこる小児性愛者(ペドフィリア)からロシアの子どもを守るため、ロシアとアメリカ間の養子縁組を禁止する法案にサインした――。


■米ロ間の養子縁組禁止法案が採決

banningadoptions1.JPG 「Waking Times」の記事より

 今回の米ロ間における養子縁組を禁止するための法案は、ロシアの議会で可決されたものだ。その投票結果は反対4名、棄権2名で賛成400名と圧倒的多数での可決だった。アメリカは海外の子どもとの養子縁組がもっとも盛んな国で、これまでロシアの子どもにとってもアメリカが最多の養子縁組先である。1999年以降、実に4万5000人以上ものロシア人の子どもがアメリカ人の養子になっている。

 ドゥーマ(ロシア連邦議会)の上下両院で強行採決されたこの法律は、驚きをもって迎えられた。プーチン大統領はロシアと各国のジャーナリストが集まった会場で、この法案について説明と質疑応答を行った。

 プーチンによると、アメリカには小児性愛が蔓延しており「アメリカ政府は、ロシアの子どもたちが(アメリカの)小児性愛者によって虐待されていることに何ら責任を負っていない」ときっぱりと述べた。そして、「トランプ大統領が性的人身売買に断固たる対策を取って、ワシントンD.C.の『エリート小児性愛者グループ』の泥沼を干からびさせるまでこの措置は続く」と言い放った。

 ジャーナリストとの質疑応答は4時間にもわたり、「なぜあなた(プーチン大統領)は最貧困で無力な子どもたちを政権闘争の道具にするのか?」という意見も出た。やり取りはロシアのテレビで中継されていたが、プーチンは断固として法案の正当性を主張した。彼は、「アメリカのエリートたちがロシアの子どもたちを虐待している。それが普通だとあなたは思うのですか」と激しく反論した。

■ワシントンD.C.に性的人身売買目的で養子縁組を行なう組織がある

banningadoptions2.JPG 「YourNewsWire.com」の記事より

 プーチン大統領が小児性愛者に関して西側諸国を批判するのは、これが初めてではない。

 昨年、プーチンはクリスマスの定例記者会見で、「西側のリベラル・エリートたちは、国を偉大にした伝統的な価値観を捨てた」と語り、堅実なキリスト教の価値観を基盤にした未来を作る代わりに、過度に誇張された“ポリティカリー・コレクト文化”を作ったと西側諸国批判を繰り広げた。そしてこの傾向は、いずれ西洋文明の崩壊につながるとも警告したのだ。

 またプーチン大統領は、「西側諸国では“通常の家族”と“ホモセクシュアルの家族”を法的に同等に扱っており、それらの行き過ぎたポリティカリー・コレクトの風潮が、いわば小児性愛者の合法化に道を拓くことにもつながってしまうのだ」と訴えた。

 しかし、実際にプーチン大統領が指摘するように、米国の首都ワシントンD.C.には「エリート小児性愛者グループ」があるらしいと囁かれている。そしてワシントンD.C.の子どもは、アメリカ国内でもっとも危険にさらされているというデータもあるのだ。

 米国保健福祉局のデータによれば、ワシントンD.C.では1,000人あたり23.5人の子どもが性的虐待を受け、同じく小児性愛者のハブ(基地的存在)となっているニューヨークでは、1000人中17.4人が性的虐待を受けている。

 もちろん、ロシアから養子を貰うアメリカ人の親の大多数は、恵まれない子どもを家族の一員に迎え入れたいという尊敬すべき親心を持っている。しかし一方で、アメリカにはびこる「エリート小児性愛者グループ」は、性的人身売買を目的にロシア人の子どもと養子縁組をしているともいわれている。ロシアからやって来た子どもたちが虐待に耐えかねて失踪しているケースも指摘され、大きな社会問題になっているのも事実なのだ。


■マグニツキー法に対しての「外交的報復」か?

banningadoptions3.JPG 「Neon Nettle」の記事より

 さて、以前プーチン大統領は「ソチオリンピックではあらゆる差別は排除される。同性愛者も安心していいが、ただし子どもたちには近づくことは許されない」と述べ、欧米諸国から「同性愛と小児性愛を混同している」という猛批判を浴びた。

 今回プーチン大統領が繰り広げた「欧米のゲイ容認の風潮は小児性愛者の増加につながる」という論法も、これと同じといえるだろう。オバマ前アメリカ大統領は在職中、「マグニツキー法(人権侵害の疑いのあるロシア市民が、アメリカへの旅行や不動産をはじめとする資産を所有することを禁止する法案)に署名している。そのため、米ロ間の養子縁組を禁止する法案に関して、「マグニツキー法に対しての“外交的報復”であり、助けの必要な子どもたちを政治に絡ませている」と批判するアメリカの有識者も多い。

 プーチン大統領が法案にサインしたことで、法的手続きの最中にあった数百人のロシアの子どもたちの養子縁組が宙に浮いている状態だという。恵まれない子どもたちを、どうか政争の具にだけはして欲しくないものだ。


http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/270.html#c63

コメント [近代史02] プーチン大統領は神の申し子_____小沢一郎先生はこういう人になって欲しかった 中川隆
116. 中川隆[-13519] koaQ7Jey 2018年9月27日 05:42:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18838]

Putin Delivers Speech on Moral Crisis of Western States - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=tlaHubJ-fKk

プーチンが小児性愛者の討伐を開始! 米の“一流ペドフィリア・グループ”がロシアの子どもを虐待中でブチ切れ 2017.04.19.
https://tocana.jp/2017/04/post_12938_entry.html


ロシアのプーチン大統領が、アメリカにはびこる小児性愛者(ペドフィリア)からロシアの子どもを守るため、ロシアとアメリカ間の養子縁組を禁止する法案にサインした――。


■米ロ間の養子縁組禁止法案が採決

banningadoptions1.JPG 「Waking Times」の記事より

 今回の米ロ間における養子縁組を禁止するための法案は、ロシアの議会で可決されたものだ。その投票結果は反対4名、棄権2名で賛成400名と圧倒的多数での可決だった。アメリカは海外の子どもとの養子縁組がもっとも盛んな国で、これまでロシアの子どもにとってもアメリカが最多の養子縁組先である。1999年以降、実に4万5000人以上ものロシア人の子どもがアメリカ人の養子になっている。

 ドゥーマ(ロシア連邦議会)の上下両院で強行採決されたこの法律は、驚きをもって迎えられた。プーチン大統領はロシアと各国のジャーナリストが集まった会場で、この法案について説明と質疑応答を行った。

 プーチンによると、アメリカには小児性愛が蔓延しており「アメリカ政府は、ロシアの子どもたちが(アメリカの)小児性愛者によって虐待されていることに何ら責任を負っていない」ときっぱりと述べた。そして、「トランプ大統領が性的人身売買に断固たる対策を取って、ワシントンD.C.の『エリート小児性愛者グループ』の泥沼を干からびさせるまでこの措置は続く」と言い放った。

 ジャーナリストとの質疑応答は4時間にもわたり、「なぜあなた(プーチン大統領)は最貧困で無力な子どもたちを政権闘争の道具にするのか?」という意見も出た。やり取りはロシアのテレビで中継されていたが、プーチンは断固として法案の正当性を主張した。彼は、「アメリカのエリートたちがロシアの子どもたちを虐待している。それが普通だとあなたは思うのですか」と激しく反論した。

■ワシントンD.C.に性的人身売買目的で養子縁組を行なう組織がある

banningadoptions2.JPG 「YourNewsWire.com」の記事より

 プーチン大統領が小児性愛者に関して西側諸国を批判するのは、これが初めてではない。

 昨年、プーチンはクリスマスの定例記者会見で、「西側のリベラル・エリートたちは、国を偉大にした伝統的な価値観を捨てた」と語り、堅実なキリスト教の価値観を基盤にした未来を作る代わりに、過度に誇張された“ポリティカリー・コレクト文化”を作ったと西側諸国批判を繰り広げた。そしてこの傾向は、いずれ西洋文明の崩壊につながるとも警告したのだ。

 またプーチン大統領は、「西側諸国では“通常の家族”と“ホモセクシュアルの家族”を法的に同等に扱っており、それらの行き過ぎたポリティカリー・コレクトの風潮が、いわば小児性愛者の合法化に道を拓くことにもつながってしまうのだ」と訴えた。

 しかし、実際にプーチン大統領が指摘するように、米国の首都ワシントンD.C.には「エリート小児性愛者グループ」があるらしいと囁かれている。そしてワシントンD.C.の子どもは、アメリカ国内でもっとも危険にさらされているというデータもあるのだ。

 米国保健福祉局のデータによれば、ワシントンD.C.では1,000人あたり23.5人の子どもが性的虐待を受け、同じく小児性愛者のハブ(基地的存在)となっているニューヨークでは、1000人中17.4人が性的虐待を受けている。

 もちろん、ロシアから養子を貰うアメリカ人の親の大多数は、恵まれない子どもを家族の一員に迎え入れたいという尊敬すべき親心を持っている。しかし一方で、アメリカにはびこる「エリート小児性愛者グループ」は、性的人身売買を目的にロシア人の子どもと養子縁組をしているともいわれている。ロシアからやって来た子どもたちが虐待に耐えかねて失踪しているケースも指摘され、大きな社会問題になっているのも事実なのだ。


■マグニツキー法に対しての「外交的報復」か?

banningadoptions3.JPG 「Neon Nettle」の記事より

 さて、以前プーチン大統領は「ソチオリンピックではあらゆる差別は排除される。同性愛者も安心していいが、ただし子どもたちには近づくことは許されない」と述べ、欧米諸国から「同性愛と小児性愛を混同している」という猛批判を浴びた。

 今回プーチン大統領が繰り広げた「欧米のゲイ容認の風潮は小児性愛者の増加につながる」という論法も、これと同じといえるだろう。オバマ前アメリカ大統領は在職中、「マグニツキー法(人権侵害の疑いのあるロシア市民が、アメリカへの旅行や不動産をはじめとする資産を所有することを禁止する法案)に署名している。そのため、米ロ間の養子縁組を禁止する法案に関して、「マグニツキー法に対しての“外交的報復”であり、助けの必要な子どもたちを政治に絡ませている」と批判するアメリカの有識者も多い。

 プーチン大統領が法案にサインしたことで、法的手続きの最中にあった数百人のロシアの子どもたちの養子縁組が宙に浮いている状態だという。恵まれない子どもたちを、どうか政争の具にだけはして欲しくないものだ。


▲△▽▼

The Clinton Pedophilia Connection - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=12zVlaZyX3Q


What did Bill Clinton know Former president named in Epstien sex slavery lawsuit - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=ZHCWLtRv4Qo


白人エリート小児性愛者御用達「ロリコン島」でのヤバすぎる乱交パーティが発覚!
中心人物エプスタインの顧客に超有名セレブの名も 2017.07.23.
https://tocana.jp/2017/07/post_13798_entry.html


かつてプーチン大統領にも指摘された「欧米のエリート小児愛者の秘密サークル」。欧米のエリートと政府上層部の間で小児性愛、性的虐待、およびオカルト儀式が蔓延しているという噂は、以前から頻繁にささやかれてきた。しかし何と米国の元大統領、そして現大統領までそのグループに名を連ねている可能性が――。


■エリートビジネスマン所有の“乱交パーティー島”とは?

orgyisland1.JPGエプスタイン(左)と彼を訴えている被害者の一人バージニア・ロバーツ(中央) 「Daily Mail」の記事より

 ジェフリー・エプスタインのケースは、これらのおぞましい「秘密サークル」を知る上で最も手っ取り早い。エプスタインはウォールストリートの億万長者のビジネスマンとして、2005年頃から金融エリートの間ではよく知られていた。しかし彼は2009年に性犯罪者として登録され、全米の注目を集めた。彼は「秘密サークル」で売春する若い女の子を募集した罪で有罪判決を受けたのだ。

 億万長者であるエプスタインはアメリカ領ヴァージン諸島に、タブロイド紙から「オージー・アイランド(乱交パーティー島)」と揶揄されるリトル・セント・ジェームズ島を所有している。その島に自分や友人が行く時に搭乗するプライベートジェットも所有しており、その飛行機は「ロリータ・エクスプレス」と呼ばれていた。エプスタインの所有する島は、小児性愛者にとって最高の楽園となったのだ。

 エプスタインは「乱交パーティー島」に連れていく目的で、わずか12歳くらいの少女を探すための組織化されたグループを持っていた。警察の調査によれば、エプスタインのスタッフは12歳から16歳の年齢の女の子たちと毎日、あるいはもっと頻繁に連絡を取り合っていたという明確な証拠があると述べている。またエプスタインは自身の島での犯罪行為だけではなく、アメリカ全土に所有する自宅でも同様の行為を行っていたらしい。


■エプスタインの「スイート・ディール」

 被害者の少女に訴えられたエプスタインは、14歳の少女を売春に誘った行為で罪を認めた。その結果、エプスタインは18カ月の刑を言い渡されたが、実際は13カ月しか刑務所で過ごさなかった。

 また彼は昼間、事務所へ仕事に行くことが許されており、刑務所には夜戻るだけという非常に甘い刑罰であった。今回、エプスタインの受けた、いわゆる「スイート・ディール(甘い取引)」に対し、2人の被害者は、連邦犯罪被害者権利法に違反しているとして連邦政府を訴えた。また多くの人々が、エプスタインへの量刑が犯した罪にふさわしいものであったか大いに疑問に感じているという。


■エプスタインと関係を持った著名人たち

 エプスタインのプライベートジェットである「ロリータ・エクスプレス」の飛行記録には、驚くような著名な人物が記載されている。まずビル・クリントン元大統領。彼の名前は飛行記録に何と26回も記載されている。

 そしてモデルのナオミ・キャンベル、アカデミー賞俳優のケヴィン・スペイシー、英国のアンドリュー王子、元米国財務長官ラリー・サマーズ、その他多くの著名な政治家が含まれている。現米国大統領のドナルド・トランプも、エプスタインと付き合いがあり、複数のエリートセックスパーティーで13歳の少女を強姦したという件で訴えられたが、その後、裁判で無罪を勝ち取った。

orgyisland2.JPGニューヨークを歩くエプスタインと“友人”の英国・アンドリュー王子) 「Daily Mail」の記事より

「クリントン元大統領、そしてジェフリー・エプスタインと付き合いのあったニューヨーク中の人々全員が、トランプが小児性愛者であることを知っていた」とジャーナリストのコンチータ・サーノフ氏は語る。彼女は、調査を止めるようにとのエプスタインからの賄賂の申し出を拒否したが、人身売買の闇を暴くために自分の命を危険にさらしている。

 サーノフ氏はエプスタインの事件に関する本も書いており、「元大統領はなぜそんな男と付き合ったのだろう?」といぶかしがる。元米国国務省のスティーブ・ピチェシニク元高官は、「クリントン元大統領は、ロリータ・エクスプレスにおいて大きな部分を占めている」と説明する。

 そして「ロリータ・エクスプレス」には、クリントン元大統領だけでなくその妻ヒラリー・クリントンも搭乗していたという。被害者の1人のバージニア・ロバーツは、エプスタインによって15歳で人身売買されたと訴えているが、2002年にエプスタインの島でクリントン夫妻を見たと話している。


■被害女性に入念な買収工作か?

 なぜエプスタインの被害者が少なくとも30人いるにもかかわらず、彼は売春婦募集に関する1件の罪に対して裁かれたのみなのだろうか。実はエプスタインは被害者を買収することで知られており、おそらくそのために被害者の多くは裁判で証言することを拒否したのであろう。

 この事件に関わった検察官事務所は、請託など不正の事実がないことを明言した上で、とにかく被害を受けた女性が名乗り出ないことが大きく影響し、この「甘い刑罰」を余儀なくされたと説明している。おそらく根本的な問題には、司法システムが強姦と人身売買の被害者に対し、安全な場所を提供していないこと――特に政府とエリートが関与している場合――もあるだろう。

被害者の2人を代表する弁護士は、エプスタインの司法取引を「現代史における最も寛大なもの」と批判している。確かにエプスタインのケースは、ほかの小児性愛者の量刑と比較しても明らかに軽いもので、それは彼自身の社会的地位の高さや、その階層内の腐敗への関与と関連していることは間違いない。

 恐るべきことに、欧米の政治上層部かつエリートが小児性愛者や性奴隷に関与することは特別目新しいことではない。

 元FBI特別捜査官でLA事務所長であったテッド・ガンダーソン氏は、エリート層や政府上層部によって行われた小児性愛、性的虐待、悪魔儀式に関する情報を明らかにするために長年、調査を続けてきている。そして2005年、米国元下院議員のシンシア・マッキニー氏も民間軍事会社である「DynCorp」の人身売買疑惑について元国防長官のドナルド・ラムズフェルドを議会で追及している。

The Clinton Pedophilia Connection 動画は「YouTube」より

 欧米のエリートや政治家の中でひそかに浸透している「小児性愛サークル」。まるで映画のようだと思ったが、どうやらその実態はフィクションを超えたレベルのようだ。一刻も早くこのサークルの全貌が暴かれることを願う。世界を揺るがす大スキャンダルになることは間違いない。

http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/297.html#c116

コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
168. 罵愚[6653] lGyL8A 2018年9月27日 05:48:22 : REKs5idxcw : swxJetoa8Hw[105]
>>166
 「70年間占有してれば、時効が成立している」って主張かね(笑)?
領土の正当性って、いつから主張できるのかについては、国際社会や国際法では…これ自体が、西欧の近代が手前勝手に決めたルールとの批判を甘受しつつ代言すれば、近代がはじまった時点での実効支配が優先するようだね。
 北方領土に関しては、日本は間宮林蔵や伊能忠敬が測量し、近藤重蔵など幕臣が統治し、高田屋嘉兵衛や飛騨屋久兵衛など豪商たちが産業を興した。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c168
コメント [政治・選挙・NHK251] 新潮45「休刊」の考察(森功のブログ) 赤かぶ
3. 2018年9月27日 05:51:54 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[93]

いずれにしても言論弾圧

書いてある内容は濡れ落ち葉みたいなことを書いていることと大体似ているのに

対象を選定して騒ぐ行為はある一種の工作活動ですよ

相当に都合悪い内容が書かれていたとみれますね

 ↓

2018/07/28(土) 08:06:12.09 ID:H9DsPosB0

LGBTさん 「正直言うと特別扱いされなくても良いです」
左翼「それは許さん」 ・・なぜなのか?

(略)

2018/07/28(土) 08:21:28.48 ID:eI+wE8of0

LGBTはどうでも良いけどLGBT活動家は嫌いって人多いと思う

2018/07/28(土) 08:29:32.44 ID:kW0tRPAF0

そんな感じだよな。
結果。LGBTの人たちがますます肩身が狭くなってくる。
でも、活動家はしらんぷり。

2018年07月29日 15:38:51
ID:U4NDU5OTE

杉田議員を攻撃するんじゃなく、「ここを訂正して下さい」で
済む話だし、そもそも差別的な内容でもなかったし
LGBT活動家って何でこんな攻撃的なんだろう

被害者ビジネスって言われるのもしゃーない
何か同情するなあ。LGBTの人達余計に立場悪くなってさ
あんま表に出たくないの分かるが、今声を上げて
この過激活動家を駆逐せんと、嫌われていくぞ
テレビでの活動の場も「差別的」として追われることになるぞ

2018年07月29日 15:57:19
ID:MyNDU0MjM

LGBTの人達のTwitterを見ていたら彼らの事を知ってもらうLGBT運動やデモに人が集まらないのでうっかり人権市民団体に協力を頼んだら人は集まったけど殆どが共産党や社民党、
しばき隊などの色の付いた活動家達でああっーって思ってる間に活動自体を連中に乗っとられてしまったそうですよ。
引き込もうとした、と言うより気づいたら浸透、侵食されて活動自体を乗っとられたんですね。
迂闊としか言い様がないですが連中にとってLGBTも勢力拡大の踏み台でしかないのでしょう。

h ttp://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/416.html#c19
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/362.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK248] 猛暑がなぜトップニュースになるのか こうして国民はバカになる(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 2018年9月27日 05:56:00 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[94]

>猛暑がなぜトップニュースになるのか こうして国民はバカになる

日本への自虐史観や中国擁護の洗脳記事を出して反発しても同じこと書くだろうなコイツらは
http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/644.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK251] 国民よ怒れ!こんなバカなことを許すな!(simatyan2のブログ) 赤かぶ
31. 2018年9月27日 05:56:58 : yhqgtQH9sI : mPRqr01Fkuw[874]
私はアベです。又の名を「ケチって火炎瓶」と言います。

☆☆☆「総裁選」後
「認知症=田崎ジジィ」(機密費で雇われた)が頻繁にTVに出演して
❶石破氏は国会議員に人気がない。
❷今、アベさんを変える必要があるのか?
❸アベさんに変わる人はいない?
と「ふざけたコメント」を各局に顔を出してはほざいてたっけ?

☆☆☆「田崎ジジィ」「安倍ゲリゾー」
「良識ある国民」を愚弄するのもいい加減にしろぉ~~~~~~~~~❗

☆☆「安倍陣営」は総裁選後の世論調査にもショックを受けているという。
安倍擁護新聞=読売新聞によると
「石破氏の得票がもっと多い方が良かった」49%に対し
「安倍氏の得票がもっと多いほうがよかった」はわずか6%だったからだ!
それもこれもゴーマンな態度を取って来た自業自得だ!安倍は国民からトコトンきらわれている!「日刊ゲンダイ」より
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/324.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK251] 国民よ怒れ!こんなバカなことを許すな!(simatyan2のブログ) 赤かぶ
32. 2018年9月27日 05:58:44 : yhqgtQH9sI : mPRqr01Fkuw[875]
>>31に追記

対抗馬との討論から逃げ回る一方、圧力と恫喝を蔓延させた前代未聞の自民党総裁選で3選した安倍首相がまた「得意の外交」で食い物にされようとしている。

安倍がトランプに引き渡す農産物打撃2兆円❗
自動車守って、農産物犠牲に❗

奴従。服従を通り越して、赤っ恥連続の日米関係のどこが「蜜月」なのか❗

なぜ、日本の大メディアは書かないのか?「日刊ゲンダイ」より
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/324.html#c32

コメント [政治・選挙・NHK251] 国民よ怒れ!こんなバカなことを許すな!(simatyan2のブログ) 赤かぶ
33. 2018年9月27日 06:00:37 : yhqgtQH9sI : mPRqr01Fkuw[876]
>>32に追記


「コケにされている」日米関係の真実❗

❶保身のためトランプに擦り寄るだけの某国通称交渉。
❷「緊密に連携」が効いて呆れる北朝鮮対応。
トランプには「リメンバー・パールハーバー」と2度も釘を刺され、ゴルフもやってもらえなくなったシンゾーの惨め「日刊ゲンダイ」より

☆☆刑事司法とメディアの腐敗が「戦後最悪、最低=安倍政権存続」の根源❗
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/324.html#c33

コメント [政治・選挙・NHK251] 新潮45「休刊」の考察(森功のブログ) 赤かぶ
4. 2018年9月27日 06:03:11 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[95]
LGBTの方々だけに“特別”に税金を注ぎ込むような施策は必要ですか?2018/08/04(土) 02:22:17.50ID:EIcybcpD0


「税金を投入する」=「福祉を活用する人」=「社会的弱者」です。
LGBTの方々は“社会的弱者”ですか?

LGBTの方々でも、障害者の方は障害者福祉を、
低所得者の方は低所得者福祉を、
高齢者の方は高齢者福祉を受けられます。

年金も生活保護も受けられます。“当たり前”のことです。


その点に於いて日本の中で何ら“差別されていない”し、
また“差別すべきではない”と思います。

“納税者”として「当然の権利」は“行使”できます。

その上で、何かLGBTの方々“だけ”に、
“特別”に税金を注ぎ込むような施策は必要ですか?


【(現自民)所属 衆議院議員 杉田 水脈】
https://twitter.com/miosugita/status/1019606221060386818

結局騒いでる奴らは何でも良いから外国人参政権反対の自民党を潰したいだけ
新潮に抗議してきた奴らの中に紛れてた在日コリアンバレバレでした!
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/362.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK251] ネトウヨたちの、この女性観。核にあるのは、「虐めてやった。感謝しろ」という無神経だ  赤かぶ
13. 2018年9月27日 06:10:40 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[96]
>>8
>>10

>歴史の事実を否定してうそを言ってはいけない。

歴史の事実?じゃあお前が中国朝鮮に私財投げ打って謝罪賠償すれば良いだけ

奴らの目的はそこにあるからね

日本人を巻き込むな

>自己紹介してどうすんだ

「背のり」に反応しているということはお前がまさにそうなんだな
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/278.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK251] ネトウヨたちの、この女性観。核にあるのは、「虐めてやった。感謝しろ」という無神経だ  赤かぶ
14. 2018年9月27日 06:14:20 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[97]
>>9
でもこれでなく 「 日 中(朝)韓 喧嘩煽って 分断し 」

の状況になると男女間では放置していた奴らが急にやってきて何故か止めに来るからね

実に笑える現象が起こる

実際に喧嘩売ってるのは中韓側だけどね
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/278.html#c14

コメント [文化2] ゆとり教育を推進した三浦朱門の妻 曽野綾子がした事 _ これがクリスチャン 中川隆
146. 中川隆[-13518] koaQ7Jey 2018年9月27日 06:21:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18838]

小学生から英語を勉強させた為に、今の子供は日本語の簡単な文章も理解できなくなった


AI vs. 教科書が読めない子どもたち
2018/2/2 新井 紀子 (著)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4492762396/toyokeizcojp-22/

大事なのは「読む」力だ!〜4万人の読解力テストで判明した問題を新井紀子・国立情報学研究所教授に聞く
江川紹子 2/11
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20180211-00081509/

 ツイッターをやっていると、いろんな方からのリプライがある。楽しいやりとりもあれば、新たに様々なことを教わったりする場合もあるが、一定層からの批判、非難、揶揄、侮蔑、罵倒の類いが押し寄せる時もある。様々な考えがあって当然なので、私の意見や感じ方に同意や共感しない人がたくさんいるのは不思議でもなんでもないのだが、こうしたリプライには、トンチンカンな反応が少なくない。

 私が書いてもいない……どころか、考えたこともない「主張」に激しく反論するものも、かなりある。

「私の書いたことの意味が分かってないのではないか?!」

「文脈が読み取れていないのではないか」

と感じることは、しばしばだ。

 そんな経験が重なって、最近は、この手のものを瞬時に見分ける、ある種の勘も働くようになった。さっさとミュートやブロック機能を活用して削除することもできるようになったが、時々、そうしたメッセージを眺めては考え込んでしまう。果たして日本人の読解力は大丈夫なのだろうか……と。

リーディングスキルテストとは

 そんな私に、ある友人が国立情報学研究所の新井紀子教授の読解力に関する調査について教えてくれた。

 新井さんは、人工知能(AI)でロボットが東大に入学できるか、という「東ロボくん」プロジェクトで知られる数学者だ。今後、AIに多くの仕事が取って代わられることが予想されるが、そういう社会にあって人が活躍の場を確保し、より幸せに生きられるためのスキルとして、「読解力」に注目。全国の学校、さらには社会人も含めて、文章などの意味をどの程度正確に読めているのかを見るリーディング・スキル・テスト(RST)を行ってきた。すでに受験した人は4万人を超えた、という。

 RSTでは、

(1)主語述語や修飾語被修飾語など、文を構成する要素の関係(=係り受け)の理解 

(2)「それ」「これ」などの指示代名詞が何を示すか(=照応)の理解 

(3)2つの文が同じ意味を表すかどうかを判断する力(=同義文判定) 

(4)文の構造を理解したうえで、体験や常識、その他の様々な知識を動員して文章の意味を理解する力(=推論) 

(5)文章と図形やグラフを比べて内容が一致するかどうかを認識する力(=イメージ同定) 

(6)文章で書かれた定義を読んで、それと合致する具体例を認識する能力(=具体例同定)


――についての力を調べる。

 まずは、例題(1)。

https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20180211-00081509/

 もう1つ、今度は文とグラフが出てくる例題(2)をどうぞ。

画像

 いずれも簡単……と思いきや、中学高校での結果は次のようになっている。

画像

 特に(2)は、高校生でも正答率が3割以下しかない。その理由は、後で新井教授に解説していただくことにする。

教科書が読めていない、という衝撃の事実

 RSTの結果から読み解ける現状を、新井教授に伺った。


「教科書が読めてない子がたくさんいる、ということです。文章を読んでいるようで、実はちゃんと読んでいない。キーワードをポンポンポンと拾っているんです。

○○と○○と○○という言葉が出てきたら、こんなもんだろう、というような。

『……のうち』とか『……の時』『……以外』といった機能語が正確に読めていない。実は、それはAIの読み方に近いんです。


 AIにとって、Wikipediaを丸暗記するとか、医学論文を何百万件蓄積することは、実に簡単。そうして蓄積したデータに対し、いくつかのキーワードを使った検索をして、病名診断であれば『○○病の可能性がある』とか、歴史の問題であれば『オスマントルコである可能性が高い』という答えを出す。そうやって、東ロボくんも世界史で偏差値67くらいまでは行けるようになりました」

 しかし、AIにも弱点はある。


「数学の問題は、『……のうち』とか『……以外』『……と接する』などという言葉をちゃんと読まないと解けなかったりします」

 新井さんは、やおら自身のスマートホンを取り出して、語りかけた。

「この近くの、イタリア料理の店を教えてください」

 画面に、イタリアンのレストランのリストが並ぶ。

 続いて、新井さんはこんな注文を出した。

「この近くの、イタリア料理以外の店を教えてください」

 すると、画面にはやはりイタリアンの店がずらり。

「それは、AIが『……以外の』の意味を分かっていないからです」

子どもたちの”AI読み”とは?

 AIは、将棋や囲碁でトップの棋士にも勝つなど、その凄さばかりが伝えられるが、機能語の読み取りが苦手というのは、文章を読解するうえでかなりの弱点。その、AIに子どもたちの読み方が似ている、とは?

 これに対して、新井さんは上の例題の(2)を例に挙げた。

https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20180211-00081509/


「28%がアメリカ合衆国以外の出身、ということは、アメリカ合衆国の出身者は72%。なので当てはまるグラフは2番しかありえません。比較的すぐ分かる問題なのに、正答率が非常に低かった。こういう時には、間違った人が何を選んだのかを見るのが大事です。小学生から一流企業の会社員まで4万人のデータがあるんですが、能力値が中の上くらいまでは、4番を選んでいる人が多いんです。4番は、『アメリカ合衆国28%、ドミニカ共和国約35%』の図です。これを選んだという人は、『…のうち』『…以外』という機能語が読めていない。意味が分かっていないか、読み飛ばしていたということです。まさにAIみたいな読み方なんですね」

 どうしてそうなるのだろう。教育の仕方の問題もあるのだろうか。


「プリント学習がそうですよね。穴埋め型の学習が多い。蛍光ペン型学習とかもそう。これを一生懸命やっていると、いくつかのキーワードと数字で『たぶんこれだろう』となる。まさにAIみたいな解き方だな、と。ただ人間は、暗記量と計算量はAIに比べて非常に低いですから、これではAIには勝てない」

「読める」かどうかが、人生を決める

 東ロボくんは、東大合格は断念したものの、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)や関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)の一部の学科の入試は、合格率80%の判定を得た。AIもそこまでは、問題を読む力が向上している、ということになる。

 また、RSTの能力値と、偏差値の高い高校や大学への進学率を分析すると、高い相関関係があることも分かった。


「基本の読みとか論理的推論ができない子は、いくら知識を教えても、それを整合的に使えるようにならないんです。学力の差が、知識量とかやる気の問題であれば、勉強したくなった時にやればいい、とも言えますが、そうではなくて、『読める』かどうか、が大きい。読めている人は、それほど痛痒なく受験勉強をやって、入試を突破する」

 AIが進化して、従来は人間がやっていた仕事の中にはロボットに取って代わられるものが出てくることが予想される中では、「読める」かどうかは、人生を大きく左右することになる、と新井さんは警告する。

 例えば秘書の仕事のように、スケジュール調整をしたり、お礼状を書いたり、問い合わせに答えたり、1人で様々な仕事をやる職業の場合は、それをAIが全部肩代わりすることはできない。ただ、様々な支援をするシステムができれば、単位時間当たりの生産効率が上がって、10人でやっていた仕事が5人で済むということはありうる。そうなれば、5人が職場を去らなければならない。


「AIには、経験や人間としての倫理観や正義感に基づいて、あるいは所属している組織のブランド毀損にならないよう、その場で瞬時に、どれが重要かを判断したり、何らかの例外が起きた時の処理は難しい。そうした能力がある人は、AIが導入されても重宝されて、賃金も上がる。(AI導入で)職場を変わることになっても勉強して資格を得れば、その分生涯収入は高くなります。

 けれども、例外処理が苦手で定型的なことしかできないとか、他の部署や別の職種に移った時に柔軟に対応できない人は、低賃金となり、新たな賃金格差が生まれます」

 新たな知識やスキルを学ぶためには、教科書や参考書を読んで正しく理解する読解力がなにより大切になる。


「義務教育が終わっても、教科書が読めないような子どもは、運転免許の試験も学科で何回も落ちてしまったりする。通信教育で資格も取れない。そうなれば、低賃金の仕事をするほかなく、それで体を壊したりすれば、住む場所もなくなって路頭に迷う……ということにもなりうるんです。

 『ぼくはサッカー選手になりたい』というのはいいけれど、いつかは引退しなきゃならない。読解力が高い人は、選手をやめた後にもいろんな選択肢がある。コーチになるにしても、最新の体育科学を勉強して、どういうトレーニングをすれば最も効率がよく、選手生命も長くできるかを知って、よいコーチになれる。

 読めるか読めないかが格差を生む。読めることで柔軟に職業を変えたり、自分の夢を実現することに役立つんです」

サッカー選手もいつかは引退。読む力があれば、その後の人生の選択肢は広がる


今の学校に必要なことは

 それにしても、RSTは4万人ものデータが集まったというから、驚きだ。


「もう執念です(笑)。私の知り合いの学校だけにやってもらうのでは、東京近郊の私の実験を受け入れてくれるような意欲的な学校の結果しか得られず、ランダムサンプルとはいえない。やはり万の単位で調査しないと。それで、北海道から沖縄まで、頭を下げてお願いしたわけです。

 ただ、お願いしたからって、やっていただけるものじゃない。学校は、いろんな調査の依頼があって調査疲れしていますから。しかも、このテストはできるだけwebでやって下さいとお願いするんですが、普通の学校のコンピューター室には40台くらいしかない。なので、全校でやろうとすると1週間くらいかかって、すごく大変なんです。それを、多くの学校でやって下さったのは、現場の先生方が、『子どもたちの読解力こそ、今の最大の問題だ』って感じているからなんですね。

 学校に対しては、キャリア教育をやれ、プログラミング教育を入れろ、小学校で英語教育を始めろ、アクティブラーニングを取り入れろと、いろんな注文がつけられています。でも、『……のうち』『……以外』が読めない子に、どうやってアクティブラーニングさせるんでしょう。先生方も、内心そう思っていたということでしょう」

紙版RSTの問題集。現在も使っているものなので、例題以外は非公開


 日本で生まれ育った者は、日本語はずっと使っているので、分かって当たり前、という前提で、国語などの授業も行われているのではないだろうか。だから、読解力と言えば、「作者の言いたかったこと」「主人公の気持ち」をどう読み取るか、ということに力点がおかれがちだ。


「英語なら、文法なども教えますね。国語を体系的に教えるのは、多様化するこれからは、ますます必要です。国際結婚されて、一方が日本語をお話しにならない家庭も増えていますし、日系ブラジル人で移住されてきて、お子さんの母語はポルトガル語、という家庭もある。フランスやアメリカなど、よそからやってくる人が多い国では、『やっていれば、そのうち分かるようになるよ』というフワッとしたやり方ではなく、システマティックに国語を教えます。『気持ちを推し量る』国語の授業の半分を、ちゃんと意味が読めるための体系的な指導に移していく必要があると思います」

学校でやることを増やすのではなく減らす

 しかし、学校は時代に応じた様々な教育が求められ、すでにもう手一杯だ。


「小学生に英語教育とか、プログラミング教育とか言っている場合じゃありません。

プログラマーになろうと思ったら、情報は豊富にあって、ほとんどオープンソースで公開されています。なりたければ、読む聞く書くができれば、勉強してなることができます。

でも、読む書くができなければ、プログラマーになることは無理です。

 学校の問題というと、いじめとか不適格教員のことばかりにフォーカスがあたりがちですが、日本の社会資本としての人材を育てて下さっているのは学校、特に義務教育を担っている小中学校です。その学校で、子供たちが教科書も読めない状況で先生方は困っているという現実は、みんなが共有する必要があります。

 そして、学校でやるべき仕事を増やすのではなく、精査していく。キャリア教育もします、持続可能教育もします、グローバル教育もします、英語もやります、デジタルもします、そしてすべてちゃんとやっているかチェックするアンケートが行く……というのではなく、むしろ先生方にしていただくお仕事を絞っていくことが重要。何が必要なのかという選択と集中を、現実に科学的に向き合ってやっていくというフェーズに今はあるのではないでしょうか」

大人たちの”AI読み”

 ところで、RSTは大人たちも受けている。たとえば、次のような文章題では、どうだったか。


 次の文を読みなさい。

 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

 この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

 

 セルロースは(     )と形が違う。

(1)デンプン  (2)アミラーゼ  (3)グルコース (4)酵素

 新井さんは新著『AIvs.教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)で、「某新聞社の論説委員から経産省の官僚まで、なぜかグルコースを選ぶので驚きました」と明かしている。答えはもちろんデンプンだ。

 子どもたちだけでなく、大人たち、それも読んだり書いたりする機会の多い人の読解力も大丈夫だろうか。忙しさから、文章も単語を拾いながら飛ばし読みするうちに、”AI読み”の癖がついてしまったりはしないだろうか……。

 新井さんの話を伺って、教育のあるべき方向性が見えてくると共に、ツイッターでなぜ「意味が分かっていないのでは」「文脈が分かっていないのでは」と思うようなリプライが多いのかも、分かったような気がする。

彼らは、他人のツイートを”AI読み”しているのではないか。

頭の中に「江川紹子とはこんなヤツだ」という独自のイメージが出来上がっている影響もあるだろうが、ツイートの中のいくつかの単語を拾っただけで、「こんなことを言ってけしからん」と怒りを募らせているのだろう。

 また、私自身がそうしたリプライをろくに読みもせず消去しているのも、”勘のなせる技”などではなく、その手のメッセージにありがちな”頻出表現”を瞬時にチェックして、「消去」の結論を出しているのかもしれない。自分の心と時間を守るための防御反応とはいえ、このような”AI読み”が常態化しないよう、私自身、心しておかなければならない、とも思った。

【参考】 『総合教育技術』2月号(小学館)

https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20180211-00081509/



http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html#c146

コメント [政治・選挙・NHK251] ネトウヨたちの、この女性観。核にあるのは、「虐めてやった。感謝しろ」という無神経だ  赤かぶ
15. 2018年9月27日 06:22:00 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[98]
>>11
>実際男は女に頼り切っている。育児だの介護から何からあらゆるものが女の犠牲の上に成り立っていたのだが、女がその犠牲を拒否すること

逆に男が育児介護を担う分だけ女は外へ働き「扶養」してくれる保障があるの?

男女共同参画とか言って女の社会進出認めても男と同じく扶養なんてしないこともわかったし専業主夫という造語は結局浸透しなかったけど?


男性は低年収、女性は高年収で未婚率高い真逆のグラフを形成

@tmaita77: 舞田敏彦 2014-02-08 21:04フォロー
年収別の生涯未婚率。こんな感じっすよ。生涯未婚にとどまるとみられる者は,男性は低収入層ほど多く,女性は高収入層で多い。X型のジェンダー差できている。 pic.twitter.com/VyGntIi1f1

http://i0.wp.com/rastaneko-blog.com/wp-content/uploads/2016/12/kekkonn1.png

@Kaworins: かおりん 2014-02-09 15:24フォロー
@k_motoyama 知り合いの30代半ば未婚そこそこ高収入女子にそうい話をすると、「そんな低スペックな男と結婚しなくても、仕事と家庭を両立するなら定時に帰れるちゃんとした大学出の公務員男を捕まえます!」といいきられるので、そのマッチングは少なくとも女子は望んでないようですよ。

@masoros: 伊勢佐木長者町 2014-02-10 14:46フォロー
@tmaita77 これって、少子化の本質の一面を端的に表している。

日本社会を知らないでコメントしている無知なのかな?
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/278.html#c15

コメント [カルト19] 安倍政権は家族 大谷晋三と大谷太郎と大谷義偉と大谷伸晃とヘンリー大谷 れめく
1. れめく[111] guqC34Kt 2018年9月27日 06:25:37 : 04Pwgh9PB6 : wCG0XLGrccI[1]
現在の警視総監の吉田尚正は優性遺伝子ブリーダーを使った石原慎太郎の子である。石原慎太郎の息子、伸晃、良純の顔を上からつぶした感じで良く似ている。ところで石原慎太郎は大谷光演の子である。であるから慎太郎は大谷慎太郎と呼ぶべきだし、その子の吉田尚正も大谷尚正と呼ぶべきだが、名前が大谷ではないため、誰も問題視しない。安倍晋三が何やっても警察が動かないのは、警視総監が大谷だからだ。
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/648.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK251] 新潮社社員 / 「小川榮太郎よ、ヘイト本は儲かったか。こちらは、一晩で築いてきたものが崩れたぞ」  赤かぶ
14. 2018年9月27日 06:26:19 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[99]
>>12
じゃあ朝日や毎日新聞なんて尚更だね

阿修羅民支持の活動家でも同じようにされて「弾圧だ」と騒ぐなら大爆笑だ

と思ったら似たようなのが既にあったか「不当逮捕だ」で騒いでた奴だけど

 ↓

辻元清美議員に“ブーメラン”? 生コン業界の“ドン”逮捕で永田町に衝撃〈週刊朝日〉-でも「献金記録」は平成12年
h ttp://www.asyura2.com/18/senkyo250/msg/134.html
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/344.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK251] <沖縄県知事選挙>ついに出た 自公候補の本拠地で「学会は辺野古反対」の貼り紙(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
23. 2018年9月27日 06:31:30 : yhqgtQH9sI : mPRqr01Fkuw[877]
☆☆私はアベです。又の名を「ケチって火炎瓶」といいます。

☆☆「安倍陣営」は総裁選後の世論調査にもショックを受けているという。
安倍擁護新聞=読売新聞によると
「石破氏の得票がもっと多い方が良かった」49%に対し
「安倍氏の得票がもっと多いほうがよかった」はわずか6%だったからだ!
それもこれもゴーマンな態度を取って来た自業自得だ!安倍は国民からトコトンきらわれている!「日刊ゲンダイ」より

ここで一句
「あったこと、なかったことに、アベゲリゾー」
「国会で、嘘しか言わぬ、安倍ゲリゾー」
「恋々と、地にのさばる、安倍ゲリゾー」
「糞派閥、国民不在の、総裁選」
「ありえない、犯罪者🆗、総裁選」
「恫喝に、恐れおののく、糞派閥」
「ありえない、民意と乖離、総裁選」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
こいつ「佐喜真」は
「対立より対話」とかふざけたことをいっていたが
↓↓↓
「スダレハゲ菅」は生前「翁長知事」が何度も話し合おうと官邸に出向いたが安倍政権は会おうともしなかった❗❗

それに沖縄知事選では「不都合な事実に向き合わない」安倍政権のやり方3点セットの
❶恫喝 ❷マヤカシ ❸機密費を使っての圧力」で対戦❗

総裁選の石破氏が言っていたように
「真心と勇気を持って真実を語れ❗」で堂々と戦え❗
「佐喜真」スダレハゲ菅」など安倍政権の面々の頭の中は❶カジノ❷防衛利権しかないのである❗
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/209.html#c12
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/338.html#c23

コメント [国際24] トランプがぶち壊す「戦いの品格」米中覇権争いの狭間に沈む、英露の不都合な真実 中ロ初の大規模合同演習で蜜月演出し日米牽制 うまき
1. 中川隆[-13520] koaQ7Jey 2018年9月27日 06:33:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18841]

ウイグルへの弾圧は何度か書いてきましたが、いま中国が行っているのは民族浄化で、ただ浄化するのではなく、ウイグル人を殺して臓器売買のドル箱としているのです。

参考ページのURL
http://uyghur-j.org/japan/
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


2018 年 9月 8 日
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


第一章 概要

古代より東トルキスタン(“現新疆ウイグル自治区”)は、ヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域だ。1949 年に中国人民解放軍
が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。それ以
来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いてきた。
だが、2 年前から事態が急変し、ウイグル情勢は著しく悪化した。2016 年に元中国共産党チベ
ット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が“新疆ウイグル自治区”
の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党総書記をバックにし、東ト
ルキスタン歴史の中で最も酷く露骨な人権弾圧、同化・民族浄化政策を展開し始めた。習近平政
権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝とみられる東トルキスタ
ンに、完全な監視・封じ込めた社会を作り上げ、ウイグル人の言語、文化、宗教を完全に絶滅さ
せるような民族浄化政策を実施している。
陳全国が就任して以来、前任の張春賢が推進した「双語教育」(事実上の漢語教育)をさらに露
骨化し、小学校から大学まで全ての教育機関でウイグル語の使用を禁止した。ウイグル語で出版
された教科書、小説、歴史を反映する本、イスラム教に関連する書籍を焼却した。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル自治区の警察の人
員を2015 年の6 倍に増員し、ウイグル地域において「監視社会」の完成を手掛けた。2017 年第
1 四半期(1〜3 月)のみで、ウイグル自治区で10 億ドル(約1130 億円)以上に相当するセキュ
リティー関連の投資をし(カシュガル市だけで今年3 月、5100 万ドル(約55 億円)以上を投じ
た)、ウイグル全地域に人工知能(AI)の顔認証技術が搭載された監視カメラを設置した。中国政
府はウイグル自治区を最先端の監視技術を試行する実験場にした。
至る所に500m間隔で監視塔付きの交番(検問所)を設け、24 時間体制で検問・監視を始めた。
全てのウイグル人から旅券が没収された。スマートフォンにスパイウェア・アプリのインストー
ルを強要した。GPS の車両搭載が義務付けられた。ウイグル、カザフなど現地住民の政治信頼度
を評価するため、「個人情報採集表、点数表」を配布し、全住民に点数をつけ、身分証明書ID と
連結させた。この点数で拘束対象者を決め、「再教育センター」に収監した。12 歳から65 歳まで
の住民を対象にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めた。
最も酷いのは、2017 年初頭から、「再教育センター」、「教育転化学校」、「技能研修センター」
という名前の「強制収容所」の建設を急ピッチで進め、何も罪のない100 万人以上のウイグル人
(ウイグル人口の約10%)をこれらの収容所に監禁し、共産党の政治思想、宗教転化(非イスラ
ム化)、民族アイデンティティを破壊するための「洗脳教育」を行っている。ウイグル人社会に何
らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、
音楽家、経済界で成功した経営者(銀行に100 万円以上貯金のある人)らも続々と強制収容所に
入れられた。両親が拘束され家に残された子供たちが孤児園に送られた。
そして、各収容所から続々死者が出始めた。遺体は家族に返さずに内密に「処分」された。カ
シュガル空港では「人体器官運送通路」、「移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やス
ペースが用意され、臓器売買のため国家ぐるみで「臓器狩り」していることが明らかになった。
21 世紀の今この瞬間も、中国政府が行っている「ナチス強制収容所の再現」(ジェノサイド)
とも言える人権弾圧、民族浄化に対し、日本を含む多くの国・政府の沈黙が続いている。納税者
である我々在日のウイグル人は、良心を持つ、正義を求める日本国民・政府に対し以下を呼びか
けたい。沈黙しないでほしい。中国政府を非難し、収容所の閉鎖、全収監者の即時釈放に働きかけ
てほしい。これは単に人権弾圧の問題ではなく、「人道に対する罪」、世界平和への挑発であり、ウ
イグル民族存亡の危機とみてほしい。


第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党
総書記をバックにし、露骨な人権弾圧・民族浄化政策を展開し始めた。
1.【ウイグル人100 万人以上が強制収容所に】
東トルキスタン(“新疆ウイグル自治区”)において、2017 年初頭以来、「再教育センター」、「教
育転化学校」、「技能研修センター」という名前の「強制収容所」の建設が急ピッチで進められる
と同時に、100 万人以上のウイグル人(ウイグル人口の約10%)がこの収容所に収監されている
ことが最近続々と明らかになった。中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese
Human Rights Defenders)が今年8 月3 日発表した最新の調査報告によると、上記の「再教育セ
ンター」と呼ばれる閉鎖式キャンプ(強制収容所)に110 万人が収監されているほか、開放式キャ
ンプ(食事や寝泊まりに自宅に帰れる)で約220 万人が再教育(洗脳教育)されているという。
合わせると330 万人が「再教育」の対象となっている。東トルキスタンの人口は2300 万人(2014
年統計)で、ウイグル人口は48.5%、約1130 万人だとすると、ウイグル人口の約30%の人が「再
教育」されているのだ『参考資料1-2』。報道によると、2017 年春以来強制収容所に収監された人
で釈放された人がいないという『参考資料3』。
何も罪がなく、「要注意人物点数表(第四章を参照)」でマイナス点数が高い人が収容所送りの
対象者となっている。例えば、(1)ウイグル人である(2)イスラムの礼拝をしている(3)宗
教知識がある(4)(当局が要注意とする中東など)26 カ国に行ったことがある(5)外国に留
学した子供がいる……といった項目に該当すれば要注意人物として対象者となる『参考資料4』。
また、ウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、イスラム学者、人
気スポーツ選手、音楽家、経済界で成功した裕福な経営者らも「民族情绪(民族的気持ち)があ
る」、「両面人(裏表がある人物)」として収監対象者となっているのである(第三章を参照)。収
容所の状況は海外メディア、研究者らによって次々と報道されるようになった『参考資料5-10』。


2.【強制収容所の位置・規模が明らかに】

第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実


東トルキスタン(89県あり)の各県に少なくても5つの再教育センターがあるとされ、科学
者の衛星写真やグーグルマップからの調査で既に29 件の収容所位置、その規模が明らかになった
『参考資料11-13』。それぞれ一か所に1000 人から1 万人が収監されている。例えば、2017 年4
月にカシュガル疏附県(コナ・シェヘル)で当時建設予定の収容所(新疆疏附县法制教育转化学
校、位置座標39°21'33.1"N 75°51'50.0"E)の入札募集によると、収容所は3.5万平方メート
ル広さで、政府出資1.4 億元(約29 億円)であった『参考資料14』。同様にカシュガル・疏勒県
巴仁郷(イェニシェヘル・バリン郷、1990 年に有名な「バリン郷事件」発生した場所)座標
39°21'29.2"N 76°03'04.1"E に位置する収容所《疏勒县法制教育转化学校》(上・写真1)は一
年前に何もなかった畑に新しく建てられた収容所で、1 号館〜5 号館の4階建「教学棟」(70.5m
×17.5m)と管理棟があり、それぞれ面積4943.11 uである『参考資料15』。グーグルマップから
も上記座標コードから確認できる。
また、アルトゥシュ(クズルス・キルギス自治州)政府ホームページで、2018 年3 月21 日掲示
された、「アルトゥシュ市職業技能教育研修サービスセンター建設項目の環境への影響報告表に対
する審査意見」(关于《阿图什市职业技能教育培训服务中心建设项目环境影响报告表》的审批意见)
『参考資料16』によると、39°38'28.0"N 75°59'46.0"E に位置する該当教育センターは、9.6 万
u規模(東京ドーム2個分の広さ)、政府投資3 億5000 万元(約60 億円)で、収監者部屋(7.6
万u)、管理用部屋(1.1 万u)、武装警察用部屋(8.5 千u)、有刺鉄線のフェンス付き障壁1292m、
医療室1200 u、8460 人分の食事を作る厨房などから構成されている。名前は技能教育研修セン
ターだが、武装警察、監視塔完備した、8000 人が収容できる強制収容所である『参考資料17』(写
真2)。
最近、さらに規模が大きい収容施設の実態が明らかになった。ウルムチ市達坂城区に位置する
「ウルムチ職業技能教育研修センター」(座標:43°23'01.8"N 88°17'18.2"E)は占用面積52 万
u、建築面積13 万u(東京ドームの約3 倍)であった。この収容施設には収容ビル(監獄)が8
棟あるほか、居留センタービル1 棟、警察備勤ビルが8 棟、警察総合ビル1棟、病院棟、レスト
ラン棟、物資倉庫棟、武装警察宿舎2 棟、監視塔などがある。推測では約1 万人の収監者を収容
できるという『参考資料18』(写真3)。そのほか、カラマイ市に地上5 メートル、地下40 メート
ルの地下収容所が建設されたことが明らかになった。この秘密の地下収容所には少なくとも1 万
人を収容する予定だという『参考資料19』。
これらの収容施設は、新たな政府投資で建設され、調査で分かったものだが、収監者数があま
りにも多いため、入りきれない人たちは、臨時収容所して使っている学校(廃止されたウイグル


小中学校)、党校(共産党学校)、専門学校、病院、体育館、倉庫、まだ特定できていない様々な
施設に収監され、すし詰め状態にあるという。また、ベッドが足りないため、昼班/夜班交代制で、
教育される人と寝る人を入れ替えているという。


3.【収監者及び関係者の証言】
収容所で8 か月収監された経験があり、カザフスタン政府の働きかけで釈放されたカザフスタ
ン国籍のウメル氏の証言『参考資料20-22』によれば、彼はピチャンにある両親を訪ねて行ったと
き、身柄を拘束され、危険分子として「カラマイ市技術研修センター」という収容所に送られた。
この収容所には当時約1000 人が収容され、8 割がウイグル人、2 割がカザフ人だった。環境条件
が大変悪く、狭い一室に20 人以上がすし詰め状態で寝泊まりしていた。食事も、トイレも同室で
済ませたという。毎日早朝から夜遅くまで中国語でプロパガンダ歌謡を歌わせ、共産党の政治思
想、宗教転化(非イスラム化)、民族としてのアイデンティティを破壊するための「洗脳教育」が
行われ、その日のテストで不合格なった者や少しでも不満を表した人は厳しく罰せられる(食事
与えず、手足が絞られた状態でヘッドホンより大音量を流し睡眠できないようにする)という。
イスラム教徒の禁物である酒や豚肉を強要されているとの証言もある『参考資料23』。
また、中国の強制収容所で働いていて、カザフスタンへ不法入国した罪で逮捕されたサイラグ
ル・サウットバイ(Sayragul Sauytbay, 41 歳)が法廷で、中国が存在を否定してきた「再教育キ
ャンプ」について証言した『参考資料24』。証言によると、彼女が働いた「キャンプには2500 人
ほどの収監者がいて、そこは一般に政治キャンプと呼ばれるが、実際は山区の刑務所だった」と
いう。カザフスタン政府は中国からの送還要求を押し切って、サイラグルを無罪釈放し、カザフ
スタンにいる家族の元に返した『参考資料25』。
2018 年7 月19 日NHK-BS1 テレビチャンネルで放送した国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」でも、在日留学生4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、安否
状況がわからない」と証言した『参考資料26』(在日ウイグル人の被害状況の詳細は第四章を参照)。


4.【収容所で不明の病気が蔓延】

ウイグル自治区政府衛生局の業績とした記事(ホームページで発表されその後削除された)に
よると、ホータン地区1 市、7 県の収容所で不明の「伝染病が蔓延」したため、2017 年7 月9 日
から8 月3 日の間に自治区の調査チームを派遣し調査に行った結果、「肺結核」だったということ
で、558 人を病院に搬送・隔離したという。しかし、これらの患者が本当に肺結核なのか、その
後どうなったのかは一切明らかにされておらず、政府のよる隠ぺい・情報封鎖が行われたことが
明らかである『参考資料27』。
5.【収容所から死者が続出】
これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、
一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる(ウイグ
ル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。そして、それ
を裏付ける写真もあった。
上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカシュガル空港で撮られた写
真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の
専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠で
ある。この内容はThe Epoch Times でも報じられた『参考資料31』。
在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体
を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どう
いう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの
元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。
6.【ウイグル人口密集地に火葬場】
そして、もっとも不思議なことは、中国当局はイスラム教を信仰するウイグル人が95%以上を
占める県、町、村に急ピッチで数多くの火葬場建設を進めている『参考資料32』。そして、一般人
月給の数倍の賃金で人員(もちろん漢民族)を募集している『参考資料33』。


今後ウイグル人の死体を火葬するつもりなのかと 思うだけでも鳥肌が立つほど恐ろしい!中
国政府は一体何をしようとしているのか! これらの事象は「ナチス強制収容所の再現」(ジェノ
サイド)の予兆とも言えるだろう。
7.【家に残された子供は孤児園に】
また、深刻な問題になっているのは、両親が拘束され、家に残された大勢の幼い子供たちが孤
児園に入れられ、ウイグルアイデンティティーを無くす漢化教育が行われている。「両親は政治的
な問題を抱えているため、子供は通常の子供と一緒に学校に通うことが禁じられている」という
『参考資料34』。若い妻のみ残された家には、漢民族の男性が世話役で寝泊まりするケースもある。


8.【アメリカ政府の見解】
アメリカのペンス副大統領は7 月26 日、首都ワシントンで講演し「中国政府は、数十万人、も
しくは数百万人の規模でイスラム教徒のウイグル族を再教育施設という場所に収容している。宗
教の信仰と文化的な帰属意識を失わせようとしている」と述べて非難したことを、NHK が7 月
27 日朝のTV 番組で伝えた『参考資料35』。
さらに、7月26日ウイグルにおける収容所問題に関して、アメリカ議会で初めてとなる公聴
会が開かれた。昨年に大統領選に候補者となった上院議員・議長のルビオ(Marco Rubio)氏が
この公聴会を招集した。家族20人以上が拘束され、行方不明となったことをアメリカ ラジオ・
フリー・アジアのアナウンサー・記者であるグリチェヒラ・ホジャ(Gulchehre Hoja, アメリカ
国籍のウイグル人)が証言した。また、アメリカ駐国連経済社会理事会大使のケリー・カリー
(Kelley Currie)氏が、「2017 年4月から、習近平指導下の中国当局がウイグル人に対する弾圧程
度は「人を驚かす、ショッキングなものだ」、文化大革命がエスカレートした時期とも比べること
ができないほど酷いのだ。男子髭の禁止、女性の公衆場でのベール着用禁止、そして短いズボン
を着ること、喫煙、お酒を飲むこと、豚肉を食べることを拒むことを犯罪と見なし、政府系公式
テレビを見ることを拒むことさえ罪に問われている」と述べた『参考資料36』。
ナチス式経験しているとも言える「強制収容所」は、ウイグル民族数千年の歴史の中で経験し
ている最も酷く、ウイグル人の言語、文化のみならず、民族が絶滅する危機に直面している重大
な事件である。


『参考資料』

1. China: Massive Numbers of Uyghurs & Other Ethnic Minorities Forced into Re-education
Programs, Chinese Human Rights Defenders, August 3, 2018
https://www.nchrd.org/2018/08/china-massive-numbers-of-uyghurs-other-ethnic-minorities-forc
ed-into-re-education-programs/

2. Survey: Three Million, Mostly Uyghurs, in Some Form of Political ‘Re-Education’ in Xinjiang
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/millions-08032018142025.html

3. ‘No Releases’ of Thousands Held For Years in Xinjiang Township Political ‘Re-education Camps’
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/township-08062018145657.html

4. 水谷尚子,「ウイグル絶望収容所の収監者数は89 万人以上」, Newsweeks 日本版 2018.03.13
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/89-3.php

5. What Really Happens in China’s ‘Re-education’ Camps, The New York Times, May 15, 2018
https://www.nytimes.com/2018/05/15/opinion/china-re-education-camps.html

6. Simon Denyer, Former inmates of China’s Muslim ‘reeducation’ camps tell of brainwashing, torture,
The Washington Post, May. 17, 2018
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/former-inmates-of-chinas-muslim-re-educat
ion-camps-tell-of-brainwashing-torture/2018/05/16/32b330e8-5850-11e8-8b92-45fdd7aaef3c_sto
ry.html?utm_term=.95541c3fd6ad

7. Adrian Zenz, New Evidence for China’s Political Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15,

https://jamestown.org/program/evidence-for-chinas-political-re-education-campaign-in-xinjiang/


8. Adrian Zenz, "Thoroughly Reforming them Toward a Healthy Heart Attitude" - China's Political
Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15, 2018
https://www.academia.edu/36638456/_Thoroughly_Reforming_them_Toward_a_Healthy_Heart_
Attitude_-_Chinas_Political_Re-Education_Campaign_in_Xinjiang

9. Tara Francis Chan, China is secretly imprisoning close to 1 million people — but they've left 2 big
pieces of evidence behind, May. 30, 2018
http://www.businessinsider.com/how-many-people-are-imprisoned-in-xinjiang-china-government
-documents-2018-5

10. Xinjiang Political ‘Re-Education Camps’ Treat Uyghurs ‘Infected by Religious Extremism’: CCP
Youth League, RFA, Aug 8, 2018.
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/infected-08082018173807.html

11. Shawn Zhang, List of Re-education Camps in Xinjiang 新疆再教育集中营列表, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/list-of-re-education-camps-in-xinjiang-%E6%96%B0%E7
%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%90%A5%E
5%88%97%E8%A1%A8-99720372419c

12. Shawn Zhang, Detention Camp Construction is Booming in Xinjiang, Jun 19, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/detention-camp-construction-is-booming-in-xinjiang-a2525
044c6b1

13. Shawn Zhang, Xinjiang’s re-education system is a hybrid of Gulag and Indian Residential School,
Jun 13, 2018
https://medium.com/@shawnwzhang/latest-re-education-campaign-in-karshgar-xinjiang-167668a
d5729

14. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 3 新疆再教育集中营卫星图3,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-%E6%96
%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%9
0%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-96691b1a0d62

15. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 1 新疆再教育集中营卫星图1,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-3-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-3-bae61bef8028

16. 阿图什市人民政府http://www.xjats.gov.cn/ のweb.archive.org バックアップサイト
https://web.archive.org/web/20180706221430/http://www.xjats.gov.cn/P/C/1736.htm

17. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 23 新疆再教育集中营卫星图
23, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-1-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-1-eea378e8ed8b

18. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 29 新疆再教育集中营卫星图
29 (Largest Re-education Camp?). 26 Jul, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/largest-re-education-camp-d7d6ce15e273

19. XINJIANG AUTHORITIES BUILD MASSIVE UNDERGROUND PRISON, Aug 20, 2018
https://bitterwinter.org/massive-underground-prison/

20. Omir Bekali talks about the psychological stress he endured in a Chinese internment camp
http://www.abc.net.au/news/2018-05-18/omir-bekali/9773366
http://www.businessinsider.com/what-is-life-like-in-xinjiang-reeducation-camps-china-2018-5

21. 水谷尚子, 「ウイグル「絶望」収容所──中国共産党のウイグル人大量収監が始まった」Newsweeks
日本版2018.02.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9547.php

22. 水谷尚子「, イスラーム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所」、Newsweeks
日本版2018.05.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php

23. Video: ‘This person will simply disappear’: Chinese secretive ‘reeducation camps’ in spotlight at

Kazakh trial
https://www.hongkongfp.com/2018/07/17/person-will-simply-disappear-chinese-secretive-reedu
cation-camps-spotlight-kazakh-trial/

24. Kazakh court frees woman who fled Chinese re-education camp
https://www.theguardian.com/world/2018/aug/01/kazakh-court-frees-woman-who-fled-chinese-r
e-education-camp

25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19
http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719

26. Radio Free Asia, 「ホータンの収容所で558 人が肺の伝染病が明らかになった」
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghurda-lager-05282018133938.html?encoding=la
tin

27. Uyghur Teenager Dies in Custody at Political Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.03.14
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

28. Uyghur Father of Two Dies After Falling Ill in Xinjiang Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.04.11
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

29. 遺体安置所Radio Free Asia news, 2018.06.25
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/medeniyet-tarix/jeset-bir-terep-qilish-06252018164051.ht
ml?searchterm%3Autf8%3Austring=depne&encoding=latin

30. 「中国では人命はとても安い、臓器のほうが高値だ」元医師の告白
http://www.epochtimes.jp/2017/10/28953.html

31. 中国当局がウイグル地域各地に急ピーチで火葬場建設
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html?enc
oding=latin

32. ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
https://m.wlmq.com/0010155185.html

33. 「ニューズウィーク日本版」ウェブ編集部, 中国共産党、ウイグル「絶望収容所」の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/212978?page=4

34. 「トランプ政権 中国がウイグル族を不当に収容と非難」, NHK New Web, 2018 年7 月27 日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180727/k10011551041000.html?utm_int=all_side_rankingsocial_
002

35. Hearing on Surveillance, Suppression, and Mass Detention: Xinjiang’s Human Rights Crisis
https://www.youtube.com/watch?v=rE8Ve2nxPds&feature=youtu.be&t=1623

36. 米政権「ウイグル、数十万人を拘束」中国当局を批判、毎日新聞, 2018 年7 月28 日
https://mainichi.jp/articles/20180729/k00/00m/030/079000c


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

2017 年から大々的に大に行われるようになった思想改造目的の強制収容施設での不当な拘束
が今も続いている。そしてウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、
著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、音楽家、経済界で成功した経営者が続々と強制収容
所に入れられている。以下には、代表的な例を挙げる。(ここで挙げた例はメディアなどで公開さ
れた情報のみであって、氷山の一角にすぎない。)


1.【教育界】
1. 自治区教育庁の庁長長 サッタル・サウット (Sattar Sawut)
2017 年、「重大大な規律違反」で拘束され、強制収容施設に送ら
れた。サッタル氏が任期中に編纂したウイグル語教材は、自治区
自治区内で教科書として使われていた。『参考資料』
http://www.sohu.com/a/144868168_260616
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

2. 自治区政府党委員会元秘書官、教育庁副長官長、新疆新聞社 社
長長を務めたアリムジャン・メメットイミン (Alimjan
Memtimin)(59)『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

3. ウイグル自治区社会科学院副院長長や新疆教育出版社 社長長
アブドゥラザク・サイム(Aburazaq Siyim) (61)
『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

上記三名の方はウイグル語の教科書の編集、出版にかかわる人物であった。そのウイグル語
教材は、自治区内で教科書として使われていたが、それらが「文文学、歴史、道徳分野には、
民族分離を煽る内容が含まれており、それを12 年間も現場で使ったため大勢大の若者が深刻
な洗脳を受けた」と糾弾され、ほぼ同時期に収容施設に送られたのである。『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

4. 新疆大学大学 学長長 タシポラット・ティップ (Tashpulat Tiyip, 塔
西甫拉提·特依拜)
自治区最大大の教育機関である新疆大学大学 学長長を2010 年から務
めていたタシポラット・ティップ教授(60)は昨年3 月月に解任され、
それ以降は当局に拘束されていると、今年2 月月にRFA の取材に答え
た大学大学関係者が明かした。新疆大学大学を卒業後、東京理科大学
大学で理学博士号を取得。研究プロジェクトの成果から中国教育省に
賞を与えられたことも多数あり、新疆では著名な学者だった。タシポ
ラット氏は, 1996 年から新疆大学大学の副学長、2010 年から2017 年
まで同大学学長、党副書記と務めていた。
『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/university-president-02202018173959.html


5. 新疆医科大学の元長学長 ハリムラット・グプル (Halmurat Ghopur,
哈木拉提·吾甫尔)
新疆医科大学の元長学長・教授で昨年からは自治区⾷品医薬品監督庁
長だったハリムラット・グプル氏(58)も、今年になってから消息不
明だ。ハリムラットは収容施設で死亡したとの説もある。彼は中国伝
統医療を学ぶ上海中医薬大学を卒業し、ロシアのサンクトペテルブル
ク医科大学で博⼠号を取得。中国全国最優秀研究者の1 人に選ばれる
など、中国全⼟でも名を知られる有名教授だった。医科大学で彼はウ
イグル伝統医学の継承にも力を注ぎ、民族医学教育ではウイグル語に
よる授業をずっと続けてきた。ハリムラット氏は, 1998 年から新疆医
科大学の副学長、2008 年から2017 年まで同大学学長、党副書記と務めていた。


『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/arrest-01122018152937.html

不思議なことに、上記両大学ホームページの歴任学長リスト『参考リンク』から、新疆大学
元長学長タシポラット氏と新疆医科大学の元長学長 ハリムラット氏の名前が消されている。
これは中国が歴史・事実を平気で消すまたは変えてしまうことの証拠でもある。
新疆大学歴任学長 http://www.xju.edu.cn/xxgk/lrxz.htm
新疆医科大学歴任学長http://www.xjmu.org/xqzl/lrld.htm

6. 新疆師範大学教授 アブドゥカディリ・ジャラリディン (Abduqadir
Jalalidin)
知名度の高いウイグル文学者で新疆師範大学教授でもあるアブドゥ
カディリ・ジャラリディン(54)は今年1 月にウルムチ市国家安全
局に拘束された。アブドゥカディリはカシュガル師範学院を卒業後、
ウイグル文学者の道を歩んだ。彼は00 年代初頭、石川県に数カ月滞
在したことがあり、その体験を記した本の一部がウイグル語教科書
に引用された。ウルムチ市の中で最大級と言われている収容施設に
収監されているとされる。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-04252018140407.html


7. 新疆大学教授 ラヒレ・ダウット (Rahile Dawut)
ウイグル文化研究の先駆者で新疆大学人類学研究所教授、博士であ
るラヒレ・ダウット(52 歳)が、2017 年12 月北京で消息不明とな
ったとニューヨークタイムズ電子版が8 月10 日に報道した。ダウ
ット氏の家族は、黙っていることで再教育施設、拘留施設から解放
されないことが分かったため、ダウット氏が消えてから8 か月後の
今、これを話すことを決めたと語ったという。ダウット教授は、日
本人研究者の菅原 純と共著で中央ユーラシアにおけるイスラム聖
堂に関する研究をテーマにした、「マザール、MAZAR」という本を
出版していた。『参考資料』
Star Scholar Disappears as Crackdown Engulfs Western China, The New York Times
https://www.nytimes.com/2018/08/10/world/asia/china-xinjiang-rahile-dawut.html
Mazar: Studies on Islamic Sacred Sites in Central Eurasia, Sugawara Jun, Rahile Dawut, 2016
https://www.amazon.co.jp/Mazar-Studies-Islamic-Central-Eurasia/dp/4904575512


2.【宗教界】

8. 著名なウイグル人イスラム学者 ムハンマド・サリヒ (Muhammad
Salih)
著名なウイグル人イスラム学者で、『クルアーン』のウイグル語訳者
として名を知られる82 歳のムハンマド・サリヒ師が17 年12 月中旬、
中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの自宅から突然何者かに連
行された。サリヒ師は中国共産党の強制収容施設に収監され、約40
日後の18 年1 月24 日に死亡した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-012920181
80427.html

9. 全国イスラム協会副主席、ウイグル自治区政協の副主席、ホータンイ
スラム協会主席、ホータンモスクのイマム アブドレティプ・アブド
レヒム・ダモッラ(Abdulletip Abdurehim Damollam)
2017 年に3 年刑で刑務所に入れられた。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/abduletip-abdurehim-dam
olla-tutqun-05102017142750.html?encoding=latin

10. カシュガル・トックズタシモスクのイマム アブリミット・ダモッラ
(Ablimit Damollam)
アブリミット・ダモッラは自宅から突然連行され、収容所に収監され
た2 カ月後の昨年6 月に死亡した。
アブリミット・ダモッラ(81)は、80 年代に新疆ウイグル自治区で
初めて寄宿舎付きの私立学校「カシュガル語学・技術専門学校」を開
校したベテラン教育家でもある。
アブリミットは学校にウイグル語で英語、中国語、アラビア語、トル
コ語を教えるクラスと、看護師・歯科医師を育成するコースを設置。
全日制だけでなく夜間制の学生も受け入れ、経済的に恵まれない人も教育を受けられるよう


にした。付属病院も開設し貧しい者への医療費免除など慈善事業を行って人々の支持を集め
たが、2000 年頃に中国当局が施設を強制的に封鎖していた。アメリカの短波ラジオ放送「ラ
ジオ・フリー・アジア(RFA)」の報道によると、アブリミットは身柄拘束から2 カ月後の昨
年6 月に死亡した。死因は知らされず、葬儀は当局の厳重な監視のもと、弟子たち、周りの
住民の参加が許されず家族だけで行われたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616201
7193458.html?encoding=latin

11. ケリヤ県政協副主席、県メインモスクのイマム イミン・ダモッラ
(Imin Damollam)
2017 年5 月に18 年の実刑判決で刑務所に監禁さられた。罪は2016
のメッカーへのハッジ(大巡礼)で「ウイグル分裂意識のある」人
にハッジ代行費を渡したことであった。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/uyghur-kadir-052120
18160053.html?encoding=latin
12. ニルカ(Nilqa)県 イスラム学者 アブドレシット・ハジム
(Abdureshit Hajim)(65)
アブドレシット氏は強制収容所に監禁されてから9 か月間たった今
年の6 月5 日に、収容所内で死亡し、頭部分が白い布で覆われた遺
体が家族に返された。しかし、家族が遺体の頭・体部分を見ること
も許されず、死因が不明のまま、警察の厳重な監視下で埋葬されて
いたことがRFA の取材で明らかになった。
参考資料:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060820182
34941.html?encoding=latin

13. ホータン スラーム学者 アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet
Mexsum)(87)
2017 年11 月拘束され、収容施設で死亡していたことが今年5 月に
イスタンブルに住んでいる親戚の調べで分かった。アブドルエヘッ
ド・ハジムは7 人の弟子にイスラム知識を教授したことが拘束の原
因だったという。


『参考資料』:

https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-m
exsum-ghayibane-namaz-06012018225457.html?encoding=latin


3.【スポーツ界】

14. 人気のサッカー選手エリパン・ヘズムジャン (Erpan Hezimjan)
人気のあったウイグル人サッカー選手エリパン・ヘズムジャンの失
踪は、漢人の熱烈なファンたちがソーシャルメディア上で告発して
発覚した。今年19 歳の彼は15 歳から中国のサッカーチームでプレ
ーをし、失踪前は中国スーパーリーグの江蘇省チームに所属してい
た。
今年2 月末頃に里帰りしたが、3 月に南京で行われた試合に姿がな
かったことを心配する書き込みが相次いだ。RFA は4 月、彼の地
元ドルビリジン県へ電話取材をし、同県警察署職員の証言で2 月頃
に強制収容所に送られたことが判明した。
所属チームの主戦力として1〜2 月にかけて、スペインやアラブ首長国連邦で試合に出ていた
が、「外国に行ったこと」を理由に、県中心部から約10 キロ離れたトゥルグン村の強制収容
施設に送られたという。そこにはウイグル人約1000 人が収容されている。
『参考資料』:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/erpan-hezimjan-terbiyeleshte-04162018153
838.html?encoding=latin
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/footballer-04132018162312.html
https://www.hongkongfp.com/2018/07/07/rising-star-footballer-among-million-uyghurs-sent-ch
inese-re-education-camps/


4.【芸能界】
15. 民謡歌手 アブドゥレヒム・ヘイット (Abdurehim Heyit)
ウイグル人の幅広い年齢層に愛されている民謡歌手でドゥッ
タル奏者(ドゥッタル王)のアブドゥレヒム・ヘイット(56)は、
昨年4 月に公安警察に連行されてから行方不明になった。アブ
ドゥレヒムは北京の中央民族歌舞団や新疆ウイグル自治区歌
舞団で活躍し、数多くのアルバムも発表した。ウイグルの民族
文化に誇りを持ち、前を向いて生きていこうと呼びかけるメッ
セージ性の高い曲が多いこと、特にウイグル人に広く知られる
歌謡「お父さんたち」の歌詞が問題視されたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/musician-11022017162302.html
https://freemuse.org/news/uyghur-dutar-king-detained-in-china/


16. ポップス歌手 アブラジャン・アユップ (Ablajan Ayup)
若くハンサムなポップス歌手も収監されている。若い女性を中心に
熱狂的人気を誇るアブラジャン・アユップ(34)は、「ウイグルの
ジャスティン・ビーバー」と欧米誌に紹介されたこともある。ウイ
グル語のみならず英語や中国語でも歌っていたから漢人にも人気
だった。今年2 月に上海でコンサートを行った2 日後、ウルムチで
拘束された。昨年マレーシアを訪問したことや、民族や故郷への愛
を歌っていたことなどが原因とささやかれている。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/singer-05182018131924.html
https://freemuse.org/news/uyghur-pop-star-detained-in-china/


5.【メディア関連】
17. ミスラニン・ドットコム(misranim.com)の創設者 アバベキ
リ・ムフタル (Ababekri Muxtar)
インターネットのウイグル語サイトも一昨年から昨年にかけて
続々と閉鎖され、運営者がことごとく拘束された。また、同サ
イト管理人トゥルスンジャン・メメット(Tursunjan Memet)
も行方不明になっている。トゥルスンジャンの父親はRFA の取
材に応えて、「自宅から6 人の公安に連れ去られ、どこに居る
かさえ分からない」と証言した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/authorities-detain-uyghuer-web-masters-and-writ
ers-in-chinas-xinjiang-06132016153910.html


18. 「バクダシ(bagdax.cn)」創設者 アクバル・エゼッド (Akbar Eset)、


19. 「ボズキル(bozqir.net)」の創設者で自治区教育庁職員のアデル・リシット (Adil Rishat)、


20. テレビ番組の脚本家として知られるオマルジャン・ヘセン (Omarjan Hesen)


21. 新疆人民ラジオ局記者で新疆教育出版社の教科書編集者でもあったジャ
ーナリストのヤルクン・ルーズ (Yalqun Ruzi)(52)も行方不明になっ
ている『参考資料』。最近の情報では、17年刑で刑務所に入れられたと
いう。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php

ウイグル語書籍は粛清のため書店や一般家庭から没収された。新疆ウイグル
自治区文学芸術連合の元会長で、詩人のイミン・アフメディ (Imin Ahmidi)は昨年6 月、RFA の
取材に対し「過去に出版されたウイグル人作家の著作が再検査されている」と語った。ウイグル
人に愛読され、現代ウイグル文学を代表する小説であるアブドゥレヒム・オトキュル (Abdurehim
Otkur)『目覚めた大地』や『足跡』、ゾルドゥン・サビリ (Zordon Sabir)『母なる故郷』なども
規制の対象になった。『参考資料』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php


6.【経済界】

22. イリ・カザフ自治州 慈善家・不動産開発商 ヌルタイ・アジ(Nurtay Haji、努尔塔依・阿吉)
ChinaAid がイリ・カザフ自治州及びカザフスタン人の商人から得た情報によると、有名な慈善
事業、不動産開発商のヌルタイ・アジが昨年、20 年刑で刑務所に送られたという。ヌルタイ氏は
ヌルタイ氏個人の全額寄付で孤児、貧しい子供たちのための、全寮制の寄宿学校「努尔塔依阿吉
学校」を建設し、これまでに多くの学生を支援していた。
ChinaAid の情報では、ヌルタイ氏と一緒に10 数名のウイグル、カザフ商人が逮捕されたとい
う。ウイグルの他の地域でも銀行に一定額(100 万〜数100 万元)以上の貯金がある人たちも次々
と拘束されている。
http://www.chinaaid.net/2018/07/blog-post_11.html

2017 年5 月に、カシュガル地区で最も成功した経営者ウイグル人の以下4 名が「宗教的過激主義」
という罪で投獄された:


23. カシュガル貿易協会会長 物質運送会社経営者 アブドジェリル・ハジム(Abdujelil Hajim)

24. カシュガル Emin 貿易市場のオーナー ゲニ・ハジ(Gheni Hajim),

25. カシュガルEziz Diyar 市場のオーナー メメット・トルソン・ハジム(Memet Tursun Hajim),

26. カシュガルIbnsina 歯科病院 オーナー イミン・ハジム(Imin Hajim)
以上の4 人いずれにも「ハジム」という名称がついているのは、イスラム聖地のメッカーにハッ
ジに行って来たことを意味する。RFA の電話インタビューに答えた現地の保安員の情報によると、
罪は「承認されていない民間の巡礼に行った」、「宗教的過激派の兆しがあった」という。4 人は8
年から18 年の懲役刑を言い渡された。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/wealthiest-01052018144327.html


27. カシュガルKasir ホテルのオーナー レストラン経
営者 オブルカスム・ハージ (Obulkasim Haji)
RFA のインタビュー情報によると、67 歳のオブル
カスムは2017 年12 月5 日入院していたウルムチ
市の病院から公安に連行され、再教育キャンプ(強
制収容施設)に送られたそうだが、拘束理由や監禁
場所がいまだに不明。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/hotelier-05072018130431.html
努尔塔依阿吉学校


7.【官僚・公安関係者】

28. ウイグル自治区林業庁庁長 エズズ・ケユム (Ezir Qeyum)
29. ホータン地区公安局副局長 ニジャティ・アウドン (Nijat Awudon)
30. ホータン地区公安局元副局長 エリ・イミン (Eli Imin)
31. ウイグル自治区特捜部ホータン支部隊長 アブドカデル・アブラ (Abduqadir Abla)
32. ホータン市公安局副書記 政委 ヤリクン・アブドラザク (Yalqun Abdurazaq)
33. カシュガル カラカシ県(Qaraqash)公安局元副書記 政委 アバベキリ・イリ(Ababekri Eli)
34. ホータン地区公安局国保支部課長級捜査員 モハタル・トスン(Muxtar Tursun)
らが「重大な規律違反」で拘束され、最近の状況は不明である。
参考資料:
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


35. ウイグル自治区チャルチャン県公安局政
治委員 アリフ・トルソン(Ghalip Tursun)
8 月18 日の現地新聞が、アリフ氏が「テ
ロリスト、3 種勢力と協力し、庇った」と
し、拘束されたことを報じた。参考資料:
(右写真)
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qan
un/cherchen-uyghur-08202018153604.ht
ml?encoding=latin


8.【地方の党・政府責任者】

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、権力を誇示する最初の威圧的行動は、ホータ
ン地区基層の97 名幹部への問責・免職処分を実行することだった。陳の指示で組織された共産党
幹部らの査察グループが2017 年3 月12 日からホータン地区の各町、村に入り、たった一週間ほ
どの調べを行ったあと、3 月26 日各種の理由で97 名幹部(ほとんどウイグル人)に一気に免職
処分を下した。処分内容から人権侵害の典型的な例であることがわかる。例えば、ホータン県の
ブザク郷(布札克乡(郷))党支部書記のジェリリ・マイティニヤズ(Jelil Memetniyaz)は「宗
教師の前でタバコを吸うことに躊躇した」理由で懲戒免職された。97 人の懲戒免職理由には、そ
のほかに、「毎朝の国旗揚げの怠慢、揚げ回数の誤報、住民宅へ走訪・個人情報データの収集を徹
底していない」など様々なレッテルがあった。
参考資料:
http://www.china.com.cn/news/2017-04/10/content_40588424_2.htm
https://www.boxun.com/news/gb/china/2018/01/201801301321.shtml
http://news.sina.com.cn/c/nd/2017-04-09/doc-ifyeceza1781280.shtml


9.【収容所内死亡者リスト】

ここに挙げたリストはメディアに知られた名前のみである。
1.ムハンマド・サリヒ (Muhammad Salih)、82 歳、18 年1 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-01292018180427.html

2.アブリミット・ダモッラ (Ablimit Damollam) 、81 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616
2017193458.html?encoding=latin

3.アブドレシット・ハジム (Abdureshit Hajim)、65 歳、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060
82018234941.html?encoding=latin

4.アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet Mexsum)、87 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-mexsum-ghayibane-nama
z-06012018225457.html?encoding=latin

5.アイハン・メメット(Ayxan Memet)、78 歳、Dolqun Eysa の母、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mother-07022018164214.html

6.ヌリマングル・メメット(Nurimangul Memet)、24 歳、18 年6月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06042018154152.html?enc
oding=latin

7.アブドジャッパル(Abdujappar)、グルジャGhulja Bayandaz

8.アブドガッパル (Abdughappar)、34 歳、グルジャGhulja Bayandaz 18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

9.ホータン・チンバグ卿 アブドルエヘット・バッカル(37 歳)ら26 名
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06142018181109.html?enc
oding=latin

10. ヤクプジャン・ナマン(17 歳)、カシュガル・ヨプルガ県、18 年3 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

11. 在日ウイグル人弟(24 歳)、ウルムチ、18 年5 月死亡

第四章 “新疆のウイグル自治区”:中国高度な監視下の野外刑務所

1.中国当局はウイグル地域を「野外刑務所」化
東トルキスタン(現“新疆ウイグル自治区”)は、古代からヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域でもある。1949 年に中国人民
解放軍が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。
それ以来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いている。


1.1【漢民族の大量移住】

中国内陸から漢民族をウイグル地域に大量移住させるのと同時に、多くの若いウイグル人・未
婚女性を労働力として中国内陸の工場などに移送し、ウイグル自治区におけるウイグル人口比率
の減少を図っている。他に少数民族までに適用された“計画生育”制度も功を奏して、1949 年に6%
だった漢民族人口が、2010 年には40.1%に達している(新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人
口普查主要数据公报)『参考資料1』。「新疆軍区」数十万軍人とその家族、300 万人以上とされる
「新疆生産建設兵団」の人口はこれに含まれない。
漢民族がこの地に大挙進出してきて、経
済発展の恩恵を独占した結果でウイグル
族との格差が広がる一方である。中国当局
によりウイグル人に対して差別的政策が
実施され、憲法で定めたウイグル人固有の
言語、文化的・宗教的権利も侵害されてき
た。

1.2【7・5 ウルムチ虐殺】
そんな中、2009 年6 月に中国広東省の
第四章 “新疆ウイグル自治区”:
中国高度な監視下の野外刑務所


玩具工場で労働者として勤務しているウイグル人が中国人に襲撃され多数が殺傷された事件に対
する中国政府の対応への不満がきっかけに、ウイグル人の怒りがさらに高まった。同年7 月5 日
にウルムチ市でウイグル学生らによる大規模なデモが発生した。平和的な抗議行動は、中国当局
の軍、武装警察によって、過剰な武力行使を通して残虐に制圧され、数千人がウルムチの町で殺
害され(中国当局の発表では197 人死亡)、殆どのデモ参加者が逮捕された。これは「7・5 ウル
ムチ騒乱」「7.5 ウルムチ虐殺」と呼ばれる。『参考資料2』


1.3【悪漢・陳全国】
2009 年以降、中国共産党当局によるウイグル人の監視はさらに強まった。特に、元中国共産党
チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が、2016 年に新疆ウ
イグル自治区の書記に就任してから、ウイグル人への監視・弾圧が特段に強まった。新疆ウイグ
ル自治区は、習近平政権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝で
もあり、そこに完全に監視され・封じ込められた社会を作り上げることが習近平政権の謀略と言
えるだろう。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル地域における「監
視社会」の完成を手掛け、2017 年一年間でウイグル自治区の警察の人員が2015 年の6 倍にまで
膨れあがった『参考資料3』。
ウイグル自治区全地域で、500m間隔で交番(便民警務站)が設置され、一つに8−30 名の武
装警察が配備された。アクト県だけで2017 年10 月以降、68 個の交番を新たに設置したことを現
地で当番中の警察がRFA のインタビューで明らかにした『参考資料4』。
陳全国は、ウイグル全地域で上述した「再教育センター」というナチス式強制収容所や以下で
述べる監視社会を作り上げた首謀者・真犯人である。
1.4【最先端の監視技術の実験場】
中国国内には昨年秋の時点で監視カメラが1 億7000 万台設置されており、今後3 年間でさら
に4 億台が追加されると推定されている。監視カメラの多くには人工知能(AI)が搭載され、顔
認証技術などを備えている。その「最先端の監視技術を試行する実験場」となったのは新疆ウイ
グル自治区である。中国政府は2017 年第1 四半期(1〜3 月)にウイグル自治区で10 億ドル(約
1130 億円)以上に相当するセキュリティー関連の投資計画を発表したとウォール・ストリート・
ジャーナル紙が明らかにした『参考資料5』。
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は明らかにした情報によると、中国当局
は、問題を起こす危険のある人物を特定し、先んじて拘束するため、新疆ウイグル自治区に大量
のデータを駆使した監視プラットフォームを配備している。この「予測による治安維持」プラッ
トフォームについて、当局が監視カメラの映像や、通話・旅行記録、宗教的志向などの個人情報
を統合・分析し、危険人物を特定するためのものだと説明する。カシュガル市だけで今年3 月、
5100 万ドル(約55 億円)以上を投じて、統合データプラットフォームを含む監視システムを購
入・設置した。この監視カメラシステムは、瞬時にして人の顔と歩き方を識別して個人を特定し、
データベースと照合して年齢、性別、身長、民族アイデンティティを判定。その上、親族や知人
といった人的ネットワークまで割り出すことができるという『参考資料6』。
1.5【政治的信頼度点数表】
ウイグル人の研究者で記者のタヒール・イミン(Tahir Imin)氏は昨年2 月、新疆から米国に
亡命した。同氏はウルムチに住む友人が6 月、当局に拘束されたと話す。定期的な礼拝、パスポ
ートの所持、トルコへの渡航記録が減点の対象となったという。そして「マイナスポイントが70
を上回ると、危険人物と見なされ、警察に通報される。警察はこれを受け、拘束した人物を再教育センターに送る」と明かした『参考資料7』。
以下の「人口個人情報採集表(表1、『参考資料5』)」は、ウイグル自治区全地域で「危険人物」
を割り出すために使われているものである。表の右側に「重要情報」とされた内容は、年齢が(15
〜55 歳)、ウイグル人か、失業者か、パスポート保持者か、毎日礼拝するか、宗教知識があるか、
26 の“センシティブな”国に行ったことがあるか、海外とのつながりがあるかなどである。
また、ウルムチ市の各社区で実際の
登記に使われている「常住戸民族語系
点数表(下表2)『参考資料7』」による
と、各住民一人一人に10 カテゴリーで
10 点ずつ点数付け、ウイグル人の政治
的信頼度を評価している。
例えば、この表の1 番目のイブライ
ム・イスマイル氏(83 歳)には50 点付
けられ、「一般注意人物」とされている。
ウイグル人であれば10 点、パスポート保持者であれば10 点、礼拝していれば10 点、宗教知
識があれば10 点、対象の26 か国のどれかに行ったことがあれば10 点それぞれ引かれ、合計点
数は50 点となっている。この点数が低いほど「危険人物」とされる。もし、この方が55 歳以下
で、海外とのつながりがある人だった場合は、点数が30 点(マイナス70 点)で、即拘束対象と
なり、収容所(再教育センター)に送られることになる。
亡命者の証言によると、誰が礼拝しているか、誰が断食しているか(イスラム・ラマダンの時
期にどの家の人が夜中に起きて明かりをつけているか、職場、学校でお昼ご飯を食べていないか
など)を常にチェックするため、町、村、学校で10 人を1グループにし、相互監視体制を作って
いる。知っている情報を隠した人も罰せられるようになっている。また、政府幹部に住民と「親
戚(双親)」を作らせ、住民の宗教意識、共産党への忠誠心を調べ、人ひとりに点数をつける任務
を与えている。その中で、収容所に入れられた若いウイグル女性がいる家に「親戚」となった漢
族男性が寝泊まりするケースもあるという。


表 1. 人口個人情報採集表 表 2. 常住戸・民族語系

1.6【一般家庭に政府幹部が宿泊】
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が「ウイグル人家族の家に中国共産党政
府職員がホームステイしている」と5 月13 日に報告を発表した『参考資料8-9』。報告によると、
ウイグル人密集地域の一般家庭が近年、政府幹部による定期的な「ホームステイ」の受け入れを
強いられている。中国政府による「民族団結」を名目とした厳しい監視が目的とみられ、官製メ
ディアの情報として、当局は2017 年に職員100 万人を同地農村へ派遣したと伝えている。職員
をウイグル人家族と「共に食べ、共に住み、共に労働し、共に学習」させるという。
1.7【スマートフォンにスパイウェアを強制装着】
中国にいるウイグル人はまた、2017 年4 月からスマートフォンにスパイウェア・アプリをイン
ストールすることを強制されている。「ラジオ・フリー・アジア」の報道によれば、「百姓安全」、
「Jinwang」と呼ばれるこのアプリは、政府が市民の携帯デバイスをスキャンし、「テロリストや
違法な宗教に関する映像・写真・ファイル類を所持していないか確認する」ためのものだという。
これらのアプリをインストールすると微信(Wechat)やSNS「微博(Weibo)」のログ、SIMカード
情報、Wi-Fi のログイン情報などがサーバーに送信される。インストールを拒否したり、一度イ
ンストールしたアプリを削除したりすると、10 日間拘束されることがあるとのこと『参考資
料10-13』。
今はすべてのウイグル人が24 時間監視され、Wechat などを通して海外にいる親戚と連絡する
ことも一切できなくなっている。我々海外にいる人たちはウイグルにいる親戚から「連絡しない
で」と言われている。公安警察からハラスメントや脅迫を受けていると思われる。
1.8【全車両にGPS を強制装着】
中国当局また、ウイグル地域にあるすべて自動車に対し、中国版全地球測位システム(GPS)
「北斗」の端末の設置を義務付けたと米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝え
た『参考資料14』。昨年の6 月30 日までに全車両への「北斗」の端末設置を終える計画となって
いた。重機や工事用の車両なども対象となり、端末を設置していない車両は、ガソリンスタンド
で給油が拒否されるほか、中古車市場で取引ができない。
1.9【ウイグル人のパスポートを没収】
中国国内でパスポートを持っている全てのウイグル人からパスポートが没収され、観光や留学
のため海外に行くことは非常に難しくなった『参考資料15』。海外留学のため、新しくパスポート
を作ることはできなくなった。両親のことが心配で海外から一時帰国した学生のパスポートも没
収されるほか、再教育センターに入れられたケースもある『参考資料16』
1.10【ウイグル人逮捕者数が全国の21%】
中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese Human Rights Defenders)は、
7月25日にウイグル人逮捕者数を発表した『参考資料17』。中国政府が発表した数字によると、
2017 年に新疆ウイグル自治区で、刑事的罪で逮捕された人数は全国の同じ罪で逮捕された総数の
21%を占めたという。新疆人口は中国全国人口のわずか1.5%を占めているにもかかわらずだ。
中国人権擁護は、2008〜2017 年間にウイグル自治区で逮捕された人数の比較調査を行い、2017
年一年で227,882 人が逮捕されたこと、これは2016 年の逮捕者数27,404 人の8.3 倍だったこと
を明らかにした。報告では、これは中国当局が「三股勢力」(暴力恐怖主義、民族分裂主義、宗教
極端主義)名目の厳打(厳しく取り締まり)運動の結果との認識を示した『参考資料18』。


2.中国当局はウイグル住民からDNA など生体データを採集

2.1【検診名目でDNA 採集】
中国国営の新華社通信は2017 年11 月、衛生当局の統計として、新疆の総人口の9 割に相当す
る約1900 万人がこの「検診」を受けたと伝えた。また、中国最大手インターネットポータルサイ
ト「新浪(Sina)」が2017 年11 月1 日、新疆ウイグル自治区衛生計画生育委員会から入手した情
報として、ウイグル自治区は昨年15.85 億元投資し、全自治区で1884.48 万人、その中、南疆4
地区・州(ウイグル密集地域)で912.71 万人(100%)の検診を終えたと伝えた

『参考資料19』。
国際NGO 人権組織の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)」は、このよ
うな大規模な強制収集は国際人権規約を踏みにじるものだと批判した。
当局に「全民検診」と呼ばれたこの無料のプロジェクトは、12 歳から65 歳までの住民を対象
にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めている『参考資20-23』。


2.2【臓器狩り】

中国新疆出身の在英の元外科医エンヴァー・トフティ(Enver Tohti)氏は、こうした不合理な
新疆地区住民のDNA 採取について、中国移植権威で富裕層や外国人移植希望者のための移植用
臓器となる「生きた臓器バンク」とし、住民を秘密裏に「ドナー登録」しているのではないかと
の推測を述べた『参考資料19』。

中国衛生部(厚生省)の前副部長・黄潔夫氏は7 月26 日、AP 通信のインタビューで、国内ド
ナー登録者は21 万人を数え、2020 年には、中国は米国を抜いて世界一の移植大国になると主張
した『参考資料24』。

第一章でも述べたが、これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて、家族に返す・見せ
ることなく、新しく設けられた一般人が入ることのできない遺体処理・安置所で処理されている。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
以下の写真1,2 はその証拠である。これは観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカ
シュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空


運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで監禁されている人から
強制的に臓器を摘出していることを示す徹底的証拠である。


3.海外在住のウイグル人(留学生、永住者、帰化者)も監視対象に

3.1【在日ウイグル人の被害】

新疆ウイグル自治区で100 万人を超えるウイグル人が「再教育センター」と呼ばれる収容所に
収監され、著しく人権被害を受けていることをアメリカ、ヨーロッパ各国のメディア、政府機関、
国連などが続々報道し、厳しく非難し始めた(下画:アメリカ政府報道)。しかし、日本ではほと
んど報道されていなかった。
2018 年7 月19 日ついに、NHK-BS1 テレビチャンネルの国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」で、中国のウイグル人への弾圧、収容所の実態を報道した『参考資料25』。こ
れは日本において、主要メディアとして初めての報道であった。在日のウイグル人として、まず
NHKの勇気に感謝したい。本当にありがとうございます!

当番組で在日のウイグル人4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、生きているか
死んでいるかもわからない」と証言した。8人がインタビューを受け、証言していたようですが
が、時間の制限により全部伝えきれなかったと思われる。この8 名がいずれも、家族が収容所に
収監され、現在どうなっているか全くわからない状況だという。日本にそれ以外にも多くのウイ
グル人の家族が中国で被害を受けている。しかし、その多くはウイグルにいる家族、親戚がさら
なる被害・弾圧を受けることを恐れて、沈黙しているのが実情である。だが、「今こそ、国で沈黙
せざるを得ない同胞に代わって、国外に住む私たちが声を上げるべきときだ」という在日ウイグ
ル人も増えている。
当NHK 番組でも紹介されたが、在日ウイグル人人権団体である「日本ウイグル協会」の呼び
かけで、7 月1 日東京の中心繁華街である新宿で大規模なデモが行われた。これまでに沈黙して
きたウイグル人100 人以上が参加した。デモでは、「不当な拘束をやめろ」、「強制収容所を閉鎖し
ろ」、「家族を返せ」、「お父さんを返せ」、「ウイグルに自由を」、「日本人は我々を助けてください」
と訴えた。7 月7 日また六本木、中国大使館前で150 人以上のウイグル人によるデモがあった。
これほど多くの在日ウイグル人が中国のウイグル人弾圧を訴え、このようなデモに参加したのは
初めてであった。
私たち有識者会が把握した情報では、例えば、一年前に娘を連れて一時帰国したお母さん(M
さん)は、パスポートが没収され、母子とも日本に戻れていない;在日ウイグル人Gさんの弟(24
歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返してくれなかったという。死因は何なのか、
遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた
親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」といっただけで、他に何も言えなかったという。
その他、在日ウイグル人で中国パスポートの有効期限が近づき、中国大使館に更新手続きに行
ったところ、中国新疆に帰って現地で更新してくるように言われ、更新できなかった人が何人も
いる。その中にパスポートの有効期限が既に切れ、中国に帰ることもできず(中国に帰ると収容
所に送られることが明白であるため)、困っているウイグル人がいる。また、日本の大学院を卒業
したらウイグルに帰るつもりで、日本で就職活動をやっていなかった人で、中国に帰ることを恐
れて、日本に残らざるを得ない人や日本滞在ビザの心配をしている学生も多数いる。
在日ウイグル人(帰化者を含む)の被害状況をまとめると以下になる。


・日本(海外)にいるウイグル人は中国にいるご家族と連絡が取れなくなっている。
・在日ウイグル人でもご家族が収容所に収監された人が多数いる。
・在日中国大使館がウイグル人のパスポート更新申請を受け付けなくなっている。
・一時帰国者が収容所に入れられたりして日本に戻ってこられなくなっている。
・中国にいる家族が人質に取られて、留学生ら自身は帰国やスパイ活動が強要され、「従わないと
家族を再教育センターに送る」と脅迫されるケースが増えている。
・帰化やビザ申請に必要な書類の中国からの取り寄せができなくなっている。


3.2【海外にいるウイグル人の被害】

中国政府はウイグル弾圧の手を海外まで伸ばしている。例えば、以下のような報道がある。

・エジプトで中国のウイグル族の拘束・強制送還相次ぐ
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2017/09/0901.html
Uyghur Students in Egypt Detained, Sent Back to China
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/students-07072017155035.html
・海外にいるウイグル人にスパイ活動を強要
Spy for Us — Or Never Speak to Your Family Again
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-uighur-spies-surveillance?utm_term=.ndzvJGJgbG
#.aaplb9bgm9
・親族訪問・一時帰国者のパスポート没収、「再教育センター」へ収監
“Uighur graduate student goes missing upon returning to China”
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/


『参考資料』

1. 《新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人口普查主要数据公报》
http://www.stats.gov.cn/tjsj/tjgb/rkpcgb/dfrkpcgb/201202/t20120228_30407.html
2. 2009 年「7・5 ウイグル騒乱」
https://ja.wikipedia.org/wiki/2009%E5%B9%B4%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3
%83%AB%E9%A8%92%E4%B9%B1
3. 「AI に顔認証……中国がウイグルで実験し始めた監視社会の実態」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=13986
4. 500m 間隔で武装警察交番設置, RFA 2017.08.17
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/aqtuda-68-saqchi-ponkiti-08172017213200.
html?encoding=latin
5. 中国「完全監視社会」の実験場、新疆を行く, Josh Chin and Clément Bürge, The Wall Street Journal,
2017.12.22

https://jp.wsj.com/articles/SB11070217722261694869804583589052841366988


6. ビッグデータで危険人物「予測」 中国の治安対策, The Wall Street Journal, 2018.02.28
https://jp.wsj.com/articles/SB12343497592033114173304584071460854064956
7. ウイグル人の信頼度を決める点数表があった、RFA, 2017.12.20
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghur-jedwel-07122017141518.html?encoding=la
tin
8. China: Visiting Officials Occupy Homes in Muslim Region, HRW
https://www.hrw.org/news/2018/05/13/china-visiting-officials-occupy-homes-muslim-region
9. Chinese Uyghurs forced to welcome Communist Party into their homes
https://edition.cnn.com/2018/05/14/asia/china-xinjiang-home-stays-intl/index.html
10. 中国、ウイグル族にスパイウェアのインストールを強制, ベンジャミン・フィアナウ, NewsWeek
Japan, 2017.7.26
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8062.php
11. RFA 独家:新疆强迫居民安装手机监控软件 10 哈族妇女微信发言被拘, 2017.07.13
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql2-07132017112039.html
12. Report: Xinjiang Residents Forced to Download Spyware App, Chinese Regime Can Track and
Censor Users
https://www.ntd.tv/2018/04/13/report-xinjiang-residents-forced-to-download-spyware-app-chin
ese-regime-can-track-and-censor-users/
13. China forces Xinjiang Uyghurs to install mobile spyware, enforces with stop-and-frisk
https://boingboing.net/2017/07/26/jingwang.html
14. Vehicles to Get Compulsory GPS Tracking in Xinjiang, RFA 2017.02.20
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/xinjiang-gps-02202017145155.html
http://www.alertchina.com/archives/2265113.html
15. China confiscates passports of Xinjiang people
https://www.bbc.co.uk/news/world-asia-china-38093370
16. Uighur graduate student goes missing upon returning to China
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/
17. Criminal Arrests in Xinjiang Account for 21% of China’s Total in 2017. NCHRD, Jul 25, 2018
https://www.nchrd.org/2018/07/criminal-arrests-in-xinjiang-account-for-21-of-chinas-total-in-2
017/
18. 人权组织指中国当局2017 年以刑事罪逮捕的穆斯林人数是上一年的7 倍多, RFA, 2018.07.25
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/d-07252018162042.html
19. 新疆投入15 亿多元完成新一轮全民健康体检工程, 新浪(Sina), 2017.11.01
http://news.sina.com.cn/o/2017-11-01/doc-ifynmnae1006240.shtml
20. 中国当局、新疆で1900 万人のDNA 採集 「無料の全民検診」実施, The Epoch Times, 2017.12.15,
http://www.epochtimes.jp/2017/12/30173.html
21. 中国:少数民族からDNA サンプルを数百万人規模で採取
https://www.hrw.org/ja/news/2017/12/13/312755
22. China collecting DNA, biometrics from millions in Xinjiang: report
https://edition.cnn.com/2017/12/12/asia/china-xinjiang-dna/index.html
23. China Is Vacuuming Up DNA Samples from Xinjiang's Muslims
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-is-quietly-collecting-dna-samples-from-millions-of?ut
m_term=.reOnBXBjGX#.mabNxJxZqJ
24. 中国衛生部の前副部長・黄潔夫氏「中国は3 年後世界一の移植大国になると主張」
http://www.epochtimes.jp/2017/08/28097.html
25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19


http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719
その他:
ウイグル人の政治的迫害 - 個別事件の簡単な説明概要
Political Persecution of the Uyghurs—Brief Description of Some Individual Cases
https://freedomsherald.wordpress.com/2018/01/19/political-persecution-of-the-uyghurs-brief-descrip
tion-of-some-individual-cases/


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

1949 年に中国人民解放軍の侵攻により共産党支配下に置かれ、1955 年に設置された新疆ウイ
グル自治区(東トルキスタン)の当初は、東トルキスタン・イリ政府と中国共産党の交渉、平和
条約の約束通り、それまでに展開されてきたウイグル言語など独自の民族言語による教育が継続
された。1950 年初頭からは漢語が選択科目として導入されていた。
しかし、1960 年代に入ると次第に漢語教育が重要視されるようになり、漢語が民族学校におい
て必須科目となる一方、漢語学校に設置されていたウイグル語の選択科目は廃止された(リズワ
ン, 2009)。
1977 年から新疆ウイグル自治区政府は少数民族への漢語教育の強化を政策課題としてさらに
強調するようになった(リズワン, 2009;Mamtimyn 他, 2015)。
1982 年制定の中華人民共和国憲法では、少数民族言語による教育が保護されることになった
(Grose, 2010)が、実際には教育現場における漢語への一元化が推進されていった。
1990 年代末からは少数民族の漢語習得、主流文化の吸収が強く促されるようになる(王, 2006)。
2004 年に交付された「全面的に双語教育を推進することに関する決定(関与大力推進双語教学
的決定)」により、ウイグル語の授業のみをウイグル語で行い、その他の科目はすべて漢語で教え
る「双語教育」に取って代わられることとなった(アナトラ,2013;リズワン他, 2014)。
2010 年からウイグル全地域において幼稚園、小学校一年から「双語教育」が実施されるように
なり、中国内陸からウイグル語が知らない漢族教師が大量に投入された(例えば、2017 年4 月
26 ホータン地区・チラ県政府ウェブサイトでの募集(参考資料8)によると、人口13 万人のこの
県だけで1093 人の教師を中国内陸から募集している;またホータン地区政府からも中国内陸向け
の同様な募集(参考資料9)があり、現地一般教師給与の2 倍以上の賃金が提示されている。これ
により、学校ではウイグル語の授業がほとんど行われなくなり、漢語を習い始めたばかりの子ど
もたちに、すべての授業を漢語で行うようになった。一方、これまでに長年ウイグル語による授
業をやって来たベテランの優秀な教師たちが、漢語水準が満たない理由で「下放」された(教育
現場から追い出された)。教育レベル、学生の知力が著しく落ちていった。
この時、ウイグル言語に対する危機を感じた有志の教育者が私立のウイグル語幼稚園、小学校
の設立を試みた。現在トルコ在住のアブドワリ・アユップ(Abduweli Ayup)氏(参考10)がウ
イグル語学校設立を仕掛けた一人である。アブドワリは2011 年アメリカ留学から帰国したあと、
カシュガルでウイグル語学校を立ち上げた。しかし、2013 年にアブドワリ氏を含む学校設立に関
わった3 人(他Dilyar Obul, Muhemmet Sidik Abdurshit)が、寄付で集まった支援金の「横領罪」
で投獄され(明らかに冤罪である)、ウイグル語学校計画が滅ぼされたのである。(その後、アブ
ドワリ氏は治病のためトルクに渡り、現在もウイグル語保護活動を続けている)。
また、中国でウイグル族が直面している現実への理解と問題解決を訴え、当局の政策に批判的
な声を上げた知識人、中央民族大学(北京)の著名なウイグル族経済学者、イリハム・トフティ
ウイグル語教育 → 「双語」教育 → 漢語のみの教育への転化
→ 幼稚園、小・中・高校、大学でのウイグル語使用全面禁止へ


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

准教授(Ilham Tohti, 伊力哈木·土赫提)が「国家分裂罪」に問われ、2014 年9 月23 日、無期懲
役判決で投獄された(参考資料11)。
2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、ウイグル語の使用禁止、漢語教育のみを実施と
いう重大な人権侵害、同化・民族浄化政策を露骨に展開してきた。これは陳の指示で設置した洗脳
のための「再教育センター、強制収容所」や監視社会体制以外のもう一つ謀略である。
ウイグル語禁止政策は以下の各地区政府の通知・通達の内容から見取れる。
2017 年7 月5 日、ホータン地区政府のホームページに、「ホータン地区双語教育規定5 カ条、
小中学校双語教育強化」(《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》(参考資料12))
という規定を発表した。内容は(1)国家通用言語文字(漢語)を全面普及し、民族言語を付加
した双語教育原則を堅持すること、(2)2017 年秋学期から小学校入学前の3 年で国家通用言語
文字教育を徹底し、小学校1 年、中
学校1 年から国家通用言語文字教
学を全面実施、2020 年には国家通
用言語文字教学を全体的に実現す
ること、(3)漢語教師がウイグル
語で研修受けるという間違ったや
り方を止めること、(4)教育系統
内、学校内でウイグル語文字、スロ
ーガン、図画などの使用を断固禁止
すること、(5)教育系統の集団活
動、公共活動、管理ワークの中でウ
イグル語の使用を断固禁止するこ
と。以上の双語教育政策に対しての
怠慢、不履行、小細工などをした人
は、「両面派」、「両面人」として厳
重に懲罰される、であった。
そのほか、「ホータン地区学前(入
学前)教師8 カ条ルール」、「ホータ
ン地区国語教育5 カ条規定」などが
ある(参考資料13)。
2017 年10 月10 日、イリ・カザフ自治州イニン県教育局が、自治区教育庁の「少数民族文字教
材補選使用に関する通知」(《关于少数民族文字教材教辅选用有关工作的通知》)を通達し、当県に
おいて、(1)全てのウイグル語とカザフ語の「国語」教材の使用を停止すること、学校にすでに
ある教材は封存すること、(2)国家統編の教材「道徳と法治」、「歴史」教材の少数民族文字に翻
訳が終わっていないものを含め、使用を停止すること、(3)関連学科少数民族文字の教材・補助
資料の使用を停止すること、(4)この「通知」要求により、各学校が教材・補助教材選択・使用
規定に違反してはいけない、問題発覚時はすぐ報告すること、という内容を発表した(参考資料14)。


ウイグル語使用禁止と同時にウイグル語教科書、文学・歴史に関係する出版物の焼却が各地で
行われた(参考資料15-16)。


『参考資料』

1. 新井 凜子, 大谷 順子, 2016, 「新疆ウイグル自治区の漢語教育に見る言語とアイデンティティの
関係」. 21 世紀東アジア社会学2016-第8 号, 1-18.
2. リズワン・アブリミティ, 2009, 「中華人民共和国成立後の新疆における「民族学校」の漢語教育
をめぐる一考察」『アジア・アフリカ言語文化研究』78, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文
化研究所, 43-77
3. Mamtimyn S., Feng A. and Adamson, B., 2015, “Trilingualism and Uyghur Identity in the People’s
Republic of China” in Evans, D. Eds., Language and Identity Discourse in the World. Bloomsbury.
4. Grose, T.A., 2010, “The Xinjiang Class: Education, Integration, and the Uyghurs” Journal of
Muslim Minority Affairs Vol.30 No.1, The Institute of Muslim Minority Affairs, 97-109.
5. 王柯, 2006, 『20 世紀中国の国家建設と「民族」』東京大学出版社
6. アナトラ・グリジャナティ, 2013, 「中国新疆ウイグル自治区における少数民族双語教育に関する
研究」富士ゼロックス株式会社小林節太郎記念基金
7. リズワン・アブリミティ, 大谷順子, 2014, 「中国新疆におけるウイグル族の学校選択」『21 世紀
東アジア社会学』第6 号, 日中社会学会, 156-171
8. 策勒县人民政府《2017 新疆和田地区策勒县双语教师招聘1093 人公告》,2017 年4 月26 日
http://www.offcn.com/jiaoshi/2017/0426/153572.html
9. 《和田地区于田县面向内地招聘教师简章》2017.08.18
http://www.gzsjyzx.com/client/article/1384
10. ウイグル学校設立者 アブドワリ・アユップ https://en.wikipedia.org/wiki/Abduweli_Ayup
11. ウイグル族経済学者、イリハム・トフティ准教授が「国家分裂罪」で投獄
https://ja.wikipedia.org/wiki/イリハム・トフティ
12. 《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》, ホータン地区ウェブサイトより
https://archive.is/nybWu
13. 《新疆禁止幼教信教 教育系统内禁维语》, Radio Free Asia ウェブサイトより
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/xl1-09252017102937.html
14. 《RFA 独家:新疆全面停用维、哈文字辅选教材》
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql1-10132017100200.html
15. 《新疆伊犁、和田等地收缴民族语言教科书》ChinaAid, 2018.04.02
http://www.chinaaid.net/2018/04/blog-post_2.html?m=1
16. Thousands of Uighur Books burned by Chinese Authorities
http://unpo.org/article/101


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

ウイグル人は、ユーラシア大陸のほぼ中央に位置し、シルクロードとも言われてきた東トルキ
スタン(現“新疆ウイグル自治区”)を中心に暮らす、独自の歴史と文化を持つイスラム教を信仰
する人々である。
ウイグル人は、8-9世紀に約100 年継続した「ウイグル可汗国」(Oghuz Orkhon Khanate)、
9〜13 世紀に約300 年繁栄した「天山ウイグル王国(Uyghur Kingdom of Qocho, 天山山脈北
麓)」と「カラ・ハン朝 (Kara-Khanids Dynasty, タリム盆地)」、16−17 世紀に165 年繁栄した
「セイディア汗国」(Saidia Khanate, ヤルカンド)などを建国していた。
こうした独立のウイグル国家は18 世紀から清朝の支配下におかれ、1884 年に「新しい領土」
を意味する「新疆」という名前が付けられた。それでも、ウイグルの反抗が途絶えず1933 年と
1944 年に「東トルキスタン共和国」として独立国家を設立していた。しかし、1949 年に再び中
国人民解放軍の侵略により、共産党支配下に置かれた。
ウイグルは、かつて仏教やマニ教も信仰した歴史もあったが、8 世紀からはずっとイスラム教
を信仰してきた平和を愛する農耕民・遊牧民である。
ウイグルは、長い歴史の中でアジア、ヨーロッパ文化も吸収しながら、独自の言語(ウイグル
語)や文化・習慣を培って、守ってきたのである。
ウイグルは、古代から音楽・踊りを生活の一部として、それを発展させながら、非常に明るく
平和に暮らしていた。ウイグルの古典音楽「12ムカム」は歌、ダンス、音楽が一体となったも
ので、その素晴らしさが認められ、「世界無形文化遺産」に登録されたほどである。ウイグル人
は中国で「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれてきた。
ウイグルは、何千年もの歴史の中で、男性はヒゲを生やすのと伝統的な帽子をかぶり、女性は
ベールをかぶるのと肌脚を露出しないようにロングスカートを着るという習慣を作ってきた。
しかし、今現在、中国共産党の支配下にある、実際に全く「自治」のないこの「新疆ウイグル
自治区」で何が起こっているだろうか。
中国でいま、ウイグルアイデンティティーを破壊する重大な人権侵害、同化・民族浄化が行わ
れているのだ!


1.【ウイグル文化への侵害】

1)ウイグルの男性(老人以外)は髭を生やすことが禁止されている。
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

2)ウイグルの女性はベールやロングスカートを着用することが禁止されている。
新疆ウイグル自治区当局は昨年4月1日から、ひげや公共の場所での顔などを覆うベールの着
用を禁じる新たな法律を発効した。
「新疆ウイグル自治区でひげやベール禁止、過激思想対策」(2017.04.01)
https://www.cnn.co.jp/world/35099111.html


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

China Uighurs: Xinjiang ban on long beards and veils
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

3)街の中で民族衣装、ワンピースや長めのシャツが強制的にカットされる。
これらの写真は、2018 年7 月13 日ウルムチ市内で撮影され、WeChat に投稿されたもの

4)ウイグル学生に中華漢族衣装を着させ、孔子・漢族思想教育を強要されている。

・ウイグルアイデンティティーの破壊・同化
http://freedomsherald.org/ET/cmp/


5)伝統的ウイグル歌舞の代わりに中国漢族文化の戏剧を強要されている。
ウイグル音楽「十二ムカム」が世界無形文化遺産に登録されているなど、ウイグル音楽・
舞踊が有名であり、ウイグル人は「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれることがあ
るが、このような文化を漢族文化に置き換えようとしている。


6)ウイグル女性を漢民族の男性と強制結婚させられている。
https://news.so-net.ne.jp/article/detail/1582964/
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/

漢族の男性がウイグル族女性の親族を監禁して強要結婚……涙に濡れる花嫁の姿
http://www.cyzo.com/2018/06/post_164302_entry.html
Beijing accused of forcing Uyghur-Han intermarriages
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/
31


2.【宗教への侵害】

1)モスクの閉鎖、モスクへ中国旗と監視カメラを設置
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
http://america.aljazeera.com/articles/2013/9/18/uighurs-bow-downtochineseflagatxinjiang
mosque.html
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/urumqi-07072010084824.html
https://www.engadget.com/2018/02/22/china-xinjiang-surveillance-tech-spread/
2)モスクに政府系監視係の職員を配置
Xinjiang Authorities Convert Uyghur Mosques Into Propaganda Centers
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
3)18 歳以下の全員、学生、教師、職員の礼拝、断食など禁止
https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/5794696/Chinese-authorities-ban
-Uighurs-from-mosques.html
https://www.theepochtimes.com/communist-regime-bans-people-under-18-from-attendingmosques-
in-xinjiang-china_1730829.html
4)モスクで行われて来たウイグル伝統的葬式に家族以外の人々の参加禁止
5)ウイグル人ボランティアの遺体清浄禁止
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/meyit-yuyghuchi-ayal-02192018135741.html?enc
oding=latin
6)当局管理下の遺体処理・葬儀場(葬儀サービスセンター)を設立
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/xitay-uyghur-miyit-ishlirigha-qol-tiqti-
04062018235849.html?encoding=latin
7)ウイグル人密集地に火葬場建設
ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
33
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
https://m.wlmq.com/0010155185.html
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06132018153137.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06142018151310.html
?encoding=latin
8)新生児にイスラム系の名前を付けることを禁止するほか、一部大人の名前の改名を強要
https://www.voanews.com/a/china-issues-ban-on-many-muslim-names-in-xinjiang/3826118
.html
https://www.telegraph.co.uk/news/2017/04/25/china-bans-islamic-baby-names-muslim-maj
ority-xinjiang-province/
9)収容所でウイグル人に豚肉とアルコールを強要
イスラム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php


【ウイグル人収容所から死者が続出】
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、

一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる
(ウイグル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。


臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
そして、それを裏付ける写真もあった。

上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1月にカシュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠である。


在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。

http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/142.html#c1

コメント [経世済民128] 貿易戦争 中国の切り札「米国債売却」で日本にシワ寄せ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
3. 中川隆[-13519] koaQ7Jey 2018年9月27日 06:35:28 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18841]
ウイグルへの弾圧は何度か書いてきましたが、いま中国が行っているのは民族浄化で、ただ浄化するのではなく、ウイグル人を殺して臓器売買のドル箱としているのです。

参考ページのURL
http://uyghur-j.org/japan/
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


2018 年 9月 8 日
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


第一章 概要

古代より東トルキスタン(“現新疆ウイグル自治区”)は、ヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域だ。1949 年に中国人民解放軍
が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。それ以
来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いてきた。
だが、2 年前から事態が急変し、ウイグル情勢は著しく悪化した。2016 年に元中国共産党チベ
ット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が“新疆ウイグル自治区”
の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党総書記をバックにし、東ト
ルキスタン歴史の中で最も酷く露骨な人権弾圧、同化・民族浄化政策を展開し始めた。習近平政
権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝とみられる東トルキスタ
ンに、完全な監視・封じ込めた社会を作り上げ、ウイグル人の言語、文化、宗教を完全に絶滅さ
せるような民族浄化政策を実施している。
陳全国が就任して以来、前任の張春賢が推進した「双語教育」(事実上の漢語教育)をさらに露
骨化し、小学校から大学まで全ての教育機関でウイグル語の使用を禁止した。ウイグル語で出版
された教科書、小説、歴史を反映する本、イスラム教に関連する書籍を焼却した。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル自治区の警察の人
員を2015 年の6 倍に増員し、ウイグル地域において「監視社会」の完成を手掛けた。2017 年第
1 四半期(1〜3 月)のみで、ウイグル自治区で10 億ドル(約1130 億円)以上に相当するセキュ
リティー関連の投資をし(カシュガル市だけで今年3 月、5100 万ドル(約55 億円)以上を投じ
た)、ウイグル全地域に人工知能(AI)の顔認証技術が搭載された監視カメラを設置した。中国政
府はウイグル自治区を最先端の監視技術を試行する実験場にした。
至る所に500m間隔で監視塔付きの交番(検問所)を設け、24 時間体制で検問・監視を始めた。
全てのウイグル人から旅券が没収された。スマートフォンにスパイウェア・アプリのインストー
ルを強要した。GPS の車両搭載が義務付けられた。ウイグル、カザフなど現地住民の政治信頼度
を評価するため、「個人情報採集表、点数表」を配布し、全住民に点数をつけ、身分証明書ID と
連結させた。この点数で拘束対象者を決め、「再教育センター」に収監した。12 歳から65 歳まで
の住民を対象にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めた。
最も酷いのは、2017 年初頭から、「再教育センター」、「教育転化学校」、「技能研修センター」
という名前の「強制収容所」の建設を急ピッチで進め、何も罪のない100 万人以上のウイグル人
(ウイグル人口の約10%)をこれらの収容所に監禁し、共産党の政治思想、宗教転化(非イスラ
ム化)、民族アイデンティティを破壊するための「洗脳教育」を行っている。ウイグル人社会に何
らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、
音楽家、経済界で成功した経営者(銀行に100 万円以上貯金のある人)らも続々と強制収容所に
入れられた。両親が拘束され家に残された子供たちが孤児園に送られた。
そして、各収容所から続々死者が出始めた。遺体は家族に返さずに内密に「処分」された。カ
シュガル空港では「人体器官運送通路」、「移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やス
ペースが用意され、臓器売買のため国家ぐるみで「臓器狩り」していることが明らかになった。
21 世紀の今この瞬間も、中国政府が行っている「ナチス強制収容所の再現」(ジェノサイド)
とも言える人権弾圧、民族浄化に対し、日本を含む多くの国・政府の沈黙が続いている。納税者
である我々在日のウイグル人は、良心を持つ、正義を求める日本国民・政府に対し以下を呼びか
けたい。沈黙しないでほしい。中国政府を非難し、収容所の閉鎖、全収監者の即時釈放に働きかけ
てほしい。これは単に人権弾圧の問題ではなく、「人道に対する罪」、世界平和への挑発であり、ウ
イグル民族存亡の危機とみてほしい。


第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党
総書記をバックにし、露骨な人権弾圧・民族浄化政策を展開し始めた。
1.【ウイグル人100 万人以上が強制収容所に】
東トルキスタン(“新疆ウイグル自治区”)において、2017 年初頭以来、「再教育センター」、「教
育転化学校」、「技能研修センター」という名前の「強制収容所」の建設が急ピッチで進められる
と同時に、100 万人以上のウイグル人(ウイグル人口の約10%)がこの収容所に収監されている
ことが最近続々と明らかになった。中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese
Human Rights Defenders)が今年8 月3 日発表した最新の調査報告によると、上記の「再教育セ
ンター」と呼ばれる閉鎖式キャンプ(強制収容所)に110 万人が収監されているほか、開放式キャ
ンプ(食事や寝泊まりに自宅に帰れる)で約220 万人が再教育(洗脳教育)されているという。
合わせると330 万人が「再教育」の対象となっている。東トルキスタンの人口は2300 万人(2014
年統計)で、ウイグル人口は48.5%、約1130 万人だとすると、ウイグル人口の約30%の人が「再
教育」されているのだ『参考資料1-2』。報道によると、2017 年春以来強制収容所に収監された人
で釈放された人がいないという『参考資料3』。
何も罪がなく、「要注意人物点数表(第四章を参照)」でマイナス点数が高い人が収容所送りの
対象者となっている。例えば、(1)ウイグル人である(2)イスラムの礼拝をしている(3)宗
教知識がある(4)(当局が要注意とする中東など)26 カ国に行ったことがある(5)外国に留
学した子供がいる……といった項目に該当すれば要注意人物として対象者となる『参考資料4』。
また、ウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、イスラム学者、人
気スポーツ選手、音楽家、経済界で成功した裕福な経営者らも「民族情绪(民族的気持ち)があ
る」、「両面人(裏表がある人物)」として収監対象者となっているのである(第三章を参照)。収
容所の状況は海外メディア、研究者らによって次々と報道されるようになった『参考資料5-10』。


2.【強制収容所の位置・規模が明らかに】

第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実


東トルキスタン(89県あり)の各県に少なくても5つの再教育センターがあるとされ、科学
者の衛星写真やグーグルマップからの調査で既に29 件の収容所位置、その規模が明らかになった
『参考資料11-13』。それぞれ一か所に1000 人から1 万人が収監されている。例えば、2017 年4
月にカシュガル疏附県(コナ・シェヘル)で当時建設予定の収容所(新疆疏附县法制教育转化学
校、位置座標39°21'33.1"N 75°51'50.0"E)の入札募集によると、収容所は3.5万平方メート
ル広さで、政府出資1.4 億元(約29 億円)であった『参考資料14』。同様にカシュガル・疏勒県
巴仁郷(イェニシェヘル・バリン郷、1990 年に有名な「バリン郷事件」発生した場所)座標
39°21'29.2"N 76°03'04.1"E に位置する収容所《疏勒县法制教育转化学校》(上・写真1)は一
年前に何もなかった畑に新しく建てられた収容所で、1 号館〜5 号館の4階建「教学棟」(70.5m
×17.5m)と管理棟があり、それぞれ面積4943.11 uである『参考資料15』。グーグルマップから
も上記座標コードから確認できる。
また、アルトゥシュ(クズルス・キルギス自治州)政府ホームページで、2018 年3 月21 日掲示
された、「アルトゥシュ市職業技能教育研修サービスセンター建設項目の環境への影響報告表に対
する審査意見」(关于《阿图什市职业技能教育培训服务中心建设项目环境影响报告表》的审批意见)
『参考資料16』によると、39°38'28.0"N 75°59'46.0"E に位置する該当教育センターは、9.6 万
u規模(東京ドーム2個分の広さ)、政府投資3 億5000 万元(約60 億円)で、収監者部屋(7.6
万u)、管理用部屋(1.1 万u)、武装警察用部屋(8.5 千u)、有刺鉄線のフェンス付き障壁1292m、
医療室1200 u、8460 人分の食事を作る厨房などから構成されている。名前は技能教育研修セン
ターだが、武装警察、監視塔完備した、8000 人が収容できる強制収容所である『参考資料17』(写
真2)。
最近、さらに規模が大きい収容施設の実態が明らかになった。ウルムチ市達坂城区に位置する
「ウルムチ職業技能教育研修センター」(座標:43°23'01.8"N 88°17'18.2"E)は占用面積52 万
u、建築面積13 万u(東京ドームの約3 倍)であった。この収容施設には収容ビル(監獄)が8
棟あるほか、居留センタービル1 棟、警察備勤ビルが8 棟、警察総合ビル1棟、病院棟、レスト
ラン棟、物資倉庫棟、武装警察宿舎2 棟、監視塔などがある。推測では約1 万人の収監者を収容
できるという『参考資料18』(写真3)。そのほか、カラマイ市に地上5 メートル、地下40 メート
ルの地下収容所が建設されたことが明らかになった。この秘密の地下収容所には少なくとも1 万
人を収容する予定だという『参考資料19』。
これらの収容施設は、新たな政府投資で建設され、調査で分かったものだが、収監者数があま
りにも多いため、入りきれない人たちは、臨時収容所して使っている学校(廃止されたウイグル


小中学校)、党校(共産党学校)、専門学校、病院、体育館、倉庫、まだ特定できていない様々な
施設に収監され、すし詰め状態にあるという。また、ベッドが足りないため、昼班/夜班交代制で、
教育される人と寝る人を入れ替えているという。


3.【収監者及び関係者の証言】
収容所で8 か月収監された経験があり、カザフスタン政府の働きかけで釈放されたカザフスタ
ン国籍のウメル氏の証言『参考資料20-22』によれば、彼はピチャンにある両親を訪ねて行ったと
き、身柄を拘束され、危険分子として「カラマイ市技術研修センター」という収容所に送られた。
この収容所には当時約1000 人が収容され、8 割がウイグル人、2 割がカザフ人だった。環境条件
が大変悪く、狭い一室に20 人以上がすし詰め状態で寝泊まりしていた。食事も、トイレも同室で
済ませたという。毎日早朝から夜遅くまで中国語でプロパガンダ歌謡を歌わせ、共産党の政治思
想、宗教転化(非イスラム化)、民族としてのアイデンティティを破壊するための「洗脳教育」が
行われ、その日のテストで不合格なった者や少しでも不満を表した人は厳しく罰せられる(食事
与えず、手足が絞られた状態でヘッドホンより大音量を流し睡眠できないようにする)という。
イスラム教徒の禁物である酒や豚肉を強要されているとの証言もある『参考資料23』。
また、中国の強制収容所で働いていて、カザフスタンへ不法入国した罪で逮捕されたサイラグ
ル・サウットバイ(Sayragul Sauytbay, 41 歳)が法廷で、中国が存在を否定してきた「再教育キ
ャンプ」について証言した『参考資料24』。証言によると、彼女が働いた「キャンプには2500 人
ほどの収監者がいて、そこは一般に政治キャンプと呼ばれるが、実際は山区の刑務所だった」と
いう。カザフスタン政府は中国からの送還要求を押し切って、サイラグルを無罪釈放し、カザフ
スタンにいる家族の元に返した『参考資料25』。
2018 年7 月19 日NHK-BS1 テレビチャンネルで放送した国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」でも、在日留学生4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、安否
状況がわからない」と証言した『参考資料26』(在日ウイグル人の被害状況の詳細は第四章を参照)。


4.【収容所で不明の病気が蔓延】

ウイグル自治区政府衛生局の業績とした記事(ホームページで発表されその後削除された)に
よると、ホータン地区1 市、7 県の収容所で不明の「伝染病が蔓延」したため、2017 年7 月9 日
から8 月3 日の間に自治区の調査チームを派遣し調査に行った結果、「肺結核」だったということ
で、558 人を病院に搬送・隔離したという。しかし、これらの患者が本当に肺結核なのか、その
後どうなったのかは一切明らかにされておらず、政府のよる隠ぺい・情報封鎖が行われたことが
明らかである『参考資料27』。
5.【収容所から死者が続出】
これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、
一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる(ウイグ
ル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。そして、それ
を裏付ける写真もあった。
上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカシュガル空港で撮られた写
真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の
専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠で
ある。この内容はThe Epoch Times でも報じられた『参考資料31』。
在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体
を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どう
いう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの
元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。
6.【ウイグル人口密集地に火葬場】
そして、もっとも不思議なことは、中国当局はイスラム教を信仰するウイグル人が95%以上を
占める県、町、村に急ピッチで数多くの火葬場建設を進めている『参考資料32』。そして、一般人
月給の数倍の賃金で人員(もちろん漢民族)を募集している『参考資料33』。


今後ウイグル人の死体を火葬するつもりなのかと 思うだけでも鳥肌が立つほど恐ろしい!中
国政府は一体何をしようとしているのか! これらの事象は「ナチス強制収容所の再現」(ジェノ
サイド)の予兆とも言えるだろう。
7.【家に残された子供は孤児園に】
また、深刻な問題になっているのは、両親が拘束され、家に残された大勢の幼い子供たちが孤
児園に入れられ、ウイグルアイデンティティーを無くす漢化教育が行われている。「両親は政治的
な問題を抱えているため、子供は通常の子供と一緒に学校に通うことが禁じられている」という
『参考資料34』。若い妻のみ残された家には、漢民族の男性が世話役で寝泊まりするケースもある。


8.【アメリカ政府の見解】
アメリカのペンス副大統領は7 月26 日、首都ワシントンで講演し「中国政府は、数十万人、も
しくは数百万人の規模でイスラム教徒のウイグル族を再教育施設という場所に収容している。宗
教の信仰と文化的な帰属意識を失わせようとしている」と述べて非難したことを、NHK が7 月
27 日朝のTV 番組で伝えた『参考資料35』。
さらに、7月26日ウイグルにおける収容所問題に関して、アメリカ議会で初めてとなる公聴
会が開かれた。昨年に大統領選に候補者となった上院議員・議長のルビオ(Marco Rubio)氏が
この公聴会を招集した。家族20人以上が拘束され、行方不明となったことをアメリカ ラジオ・
フリー・アジアのアナウンサー・記者であるグリチェヒラ・ホジャ(Gulchehre Hoja, アメリカ
国籍のウイグル人)が証言した。また、アメリカ駐国連経済社会理事会大使のケリー・カリー
(Kelley Currie)氏が、「2017 年4月から、習近平指導下の中国当局がウイグル人に対する弾圧程
度は「人を驚かす、ショッキングなものだ」、文化大革命がエスカレートした時期とも比べること
ができないほど酷いのだ。男子髭の禁止、女性の公衆場でのベール着用禁止、そして短いズボン
を着ること、喫煙、お酒を飲むこと、豚肉を食べることを拒むことを犯罪と見なし、政府系公式
テレビを見ることを拒むことさえ罪に問われている」と述べた『参考資料36』。
ナチス式経験しているとも言える「強制収容所」は、ウイグル民族数千年の歴史の中で経験し
ている最も酷く、ウイグル人の言語、文化のみならず、民族が絶滅する危機に直面している重大
な事件である。


『参考資料』

1. China: Massive Numbers of Uyghurs & Other Ethnic Minorities Forced into Re-education
Programs, Chinese Human Rights Defenders, August 3, 2018
https://www.nchrd.org/2018/08/china-massive-numbers-of-uyghurs-other-ethnic-minorities-forc
ed-into-re-education-programs/

2. Survey: Three Million, Mostly Uyghurs, in Some Form of Political ‘Re-Education’ in Xinjiang
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/millions-08032018142025.html

3. ‘No Releases’ of Thousands Held For Years in Xinjiang Township Political ‘Re-education Camps’
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/township-08062018145657.html

4. 水谷尚子,「ウイグル絶望収容所の収監者数は89 万人以上」, Newsweeks 日本版 2018.03.13
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/89-3.php

5. What Really Happens in China’s ‘Re-education’ Camps, The New York Times, May 15, 2018
https://www.nytimes.com/2018/05/15/opinion/china-re-education-camps.html

6. Simon Denyer, Former inmates of China’s Muslim ‘reeducation’ camps tell of brainwashing, torture,
The Washington Post, May. 17, 2018
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/former-inmates-of-chinas-muslim-re-educat
ion-camps-tell-of-brainwashing-torture/2018/05/16/32b330e8-5850-11e8-8b92-45fdd7aaef3c_sto
ry.html?utm_term=.95541c3fd6ad

7. Adrian Zenz, New Evidence for China’s Political Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15,

https://jamestown.org/program/evidence-for-chinas-political-re-education-campaign-in-xinjiang/


8. Adrian Zenz, "Thoroughly Reforming them Toward a Healthy Heart Attitude" - China's Political
Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15, 2018
https://www.academia.edu/36638456/_Thoroughly_Reforming_them_Toward_a_Healthy_Heart_
Attitude_-_Chinas_Political_Re-Education_Campaign_in_Xinjiang

9. Tara Francis Chan, China is secretly imprisoning close to 1 million people — but they've left 2 big
pieces of evidence behind, May. 30, 2018
http://www.businessinsider.com/how-many-people-are-imprisoned-in-xinjiang-china-government
-documents-2018-5

10. Xinjiang Political ‘Re-Education Camps’ Treat Uyghurs ‘Infected by Religious Extremism’: CCP
Youth League, RFA, Aug 8, 2018.
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/infected-08082018173807.html

11. Shawn Zhang, List of Re-education Camps in Xinjiang 新疆再教育集中营列表, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/list-of-re-education-camps-in-xinjiang-%E6%96%B0%E7
%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%90%A5%E
5%88%97%E8%A1%A8-99720372419c

12. Shawn Zhang, Detention Camp Construction is Booming in Xinjiang, Jun 19, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/detention-camp-construction-is-booming-in-xinjiang-a2525
044c6b1

13. Shawn Zhang, Xinjiang’s re-education system is a hybrid of Gulag and Indian Residential School,
Jun 13, 2018
https://medium.com/@shawnwzhang/latest-re-education-campaign-in-karshgar-xinjiang-167668a
d5729

14. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 3 新疆再教育集中营卫星图3,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-%E6%96
%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%9
0%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-96691b1a0d62

15. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 1 新疆再教育集中营卫星图1,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-3-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-3-bae61bef8028

16. 阿图什市人民政府http://www.xjats.gov.cn/ のweb.archive.org バックアップサイト
https://web.archive.org/web/20180706221430/http://www.xjats.gov.cn/P/C/1736.htm

17. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 23 新疆再教育集中营卫星图
23, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-1-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-1-eea378e8ed8b

18. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 29 新疆再教育集中营卫星图
29 (Largest Re-education Camp?). 26 Jul, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/largest-re-education-camp-d7d6ce15e273

19. XINJIANG AUTHORITIES BUILD MASSIVE UNDERGROUND PRISON, Aug 20, 2018
https://bitterwinter.org/massive-underground-prison/

20. Omir Bekali talks about the psychological stress he endured in a Chinese internment camp
http://www.abc.net.au/news/2018-05-18/omir-bekali/9773366
http://www.businessinsider.com/what-is-life-like-in-xinjiang-reeducation-camps-china-2018-5

21. 水谷尚子, 「ウイグル「絶望」収容所──中国共産党のウイグル人大量収監が始まった」Newsweeks
日本版2018.02.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9547.php

22. 水谷尚子「, イスラーム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所」、Newsweeks
日本版2018.05.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php

23. Video: ‘This person will simply disappear’: Chinese secretive ‘reeducation camps’ in spotlight at

Kazakh trial
https://www.hongkongfp.com/2018/07/17/person-will-simply-disappear-chinese-secretive-reedu
cation-camps-spotlight-kazakh-trial/

24. Kazakh court frees woman who fled Chinese re-education camp
https://www.theguardian.com/world/2018/aug/01/kazakh-court-frees-woman-who-fled-chinese-r
e-education-camp

25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19
http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719

26. Radio Free Asia, 「ホータンの収容所で558 人が肺の伝染病が明らかになった」
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghurda-lager-05282018133938.html?encoding=la
tin

27. Uyghur Teenager Dies in Custody at Political Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.03.14
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

28. Uyghur Father of Two Dies After Falling Ill in Xinjiang Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.04.11
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

29. 遺体安置所Radio Free Asia news, 2018.06.25
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/medeniyet-tarix/jeset-bir-terep-qilish-06252018164051.ht
ml?searchterm%3Autf8%3Austring=depne&encoding=latin

30. 「中国では人命はとても安い、臓器のほうが高値だ」元医師の告白
http://www.epochtimes.jp/2017/10/28953.html

31. 中国当局がウイグル地域各地に急ピーチで火葬場建設
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html?enc
oding=latin

32. ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
https://m.wlmq.com/0010155185.html

33. 「ニューズウィーク日本版」ウェブ編集部, 中国共産党、ウイグル「絶望収容所」の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/212978?page=4

34. 「トランプ政権 中国がウイグル族を不当に収容と非難」, NHK New Web, 2018 年7 月27 日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180727/k10011551041000.html?utm_int=all_side_rankingsocial_
002

35. Hearing on Surveillance, Suppression, and Mass Detention: Xinjiang’s Human Rights Crisis
https://www.youtube.com/watch?v=rE8Ve2nxPds&feature=youtu.be&t=1623

36. 米政権「ウイグル、数十万人を拘束」中国当局を批判、毎日新聞, 2018 年7 月28 日
https://mainichi.jp/articles/20180729/k00/00m/030/079000c


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

2017 年から大々的に大に行われるようになった思想改造目的の強制収容施設での不当な拘束
が今も続いている。そしてウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、
著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、音楽家、経済界で成功した経営者が続々と強制収容
所に入れられている。以下には、代表的な例を挙げる。(ここで挙げた例はメディアなどで公開さ
れた情報のみであって、氷山の一角にすぎない。)


1.【教育界】
1. 自治区教育庁の庁長長 サッタル・サウット (Sattar Sawut)
2017 年、「重大大な規律違反」で拘束され、強制収容施設に送ら
れた。サッタル氏が任期中に編纂したウイグル語教材は、自治区
自治区内で教科書として使われていた。『参考資料』
http://www.sohu.com/a/144868168_260616
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

2. 自治区政府党委員会元秘書官、教育庁副長官長、新疆新聞社 社
長長を務めたアリムジャン・メメットイミン (Alimjan
Memtimin)(59)『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

3. ウイグル自治区社会科学院副院長長や新疆教育出版社 社長長
アブドゥラザク・サイム(Aburazaq Siyim) (61)
『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

上記三名の方はウイグル語の教科書の編集、出版にかかわる人物であった。そのウイグル語
教材は、自治区内で教科書として使われていたが、それらが「文文学、歴史、道徳分野には、
民族分離を煽る内容が含まれており、それを12 年間も現場で使ったため大勢大の若者が深刻
な洗脳を受けた」と糾弾され、ほぼ同時期に収容施設に送られたのである。『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

4. 新疆大学大学 学長長 タシポラット・ティップ (Tashpulat Tiyip, 塔
西甫拉提·特依拜)
自治区最大大の教育機関である新疆大学大学 学長長を2010 年から務
めていたタシポラット・ティップ教授(60)は昨年3 月月に解任され、
それ以降は当局に拘束されていると、今年2 月月にRFA の取材に答え
た大学大学関係者が明かした。新疆大学大学を卒業後、東京理科大学
大学で理学博士号を取得。研究プロジェクトの成果から中国教育省に
賞を与えられたことも多数あり、新疆では著名な学者だった。タシポ
ラット氏は, 1996 年から新疆大学大学の副学長、2010 年から2017 年
まで同大学学長、党副書記と務めていた。
『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/university-president-02202018173959.html


5. 新疆医科大学の元長学長 ハリムラット・グプル (Halmurat Ghopur,
哈木拉提·吾甫尔)
新疆医科大学の元長学長・教授で昨年からは自治区⾷品医薬品監督庁
長だったハリムラット・グプル氏(58)も、今年になってから消息不
明だ。ハリムラットは収容施設で死亡したとの説もある。彼は中国伝
統医療を学ぶ上海中医薬大学を卒業し、ロシアのサンクトペテルブル
ク医科大学で博⼠号を取得。中国全国最優秀研究者の1 人に選ばれる
など、中国全⼟でも名を知られる有名教授だった。医科大学で彼はウ
イグル伝統医学の継承にも力を注ぎ、民族医学教育ではウイグル語に
よる授業をずっと続けてきた。ハリムラット氏は, 1998 年から新疆医
科大学の副学長、2008 年から2017 年まで同大学学長、党副書記と務めていた。


『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/arrest-01122018152937.html

不思議なことに、上記両大学ホームページの歴任学長リスト『参考リンク』から、新疆大学
元長学長タシポラット氏と新疆医科大学の元長学長 ハリムラット氏の名前が消されている。
これは中国が歴史・事実を平気で消すまたは変えてしまうことの証拠でもある。
新疆大学歴任学長 http://www.xju.edu.cn/xxgk/lrxz.htm
新疆医科大学歴任学長http://www.xjmu.org/xqzl/lrld.htm

6. 新疆師範大学教授 アブドゥカディリ・ジャラリディン (Abduqadir
Jalalidin)
知名度の高いウイグル文学者で新疆師範大学教授でもあるアブドゥ
カディリ・ジャラリディン(54)は今年1 月にウルムチ市国家安全
局に拘束された。アブドゥカディリはカシュガル師範学院を卒業後、
ウイグル文学者の道を歩んだ。彼は00 年代初頭、石川県に数カ月滞
在したことがあり、その体験を記した本の一部がウイグル語教科書
に引用された。ウルムチ市の中で最大級と言われている収容施設に
収監されているとされる。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-04252018140407.html


7. 新疆大学教授 ラヒレ・ダウット (Rahile Dawut)
ウイグル文化研究の先駆者で新疆大学人類学研究所教授、博士であ
るラヒレ・ダウット(52 歳)が、2017 年12 月北京で消息不明とな
ったとニューヨークタイムズ電子版が8 月10 日に報道した。ダウ
ット氏の家族は、黙っていることで再教育施設、拘留施設から解放
されないことが分かったため、ダウット氏が消えてから8 か月後の
今、これを話すことを決めたと語ったという。ダウット教授は、日
本人研究者の菅原 純と共著で中央ユーラシアにおけるイスラム聖
堂に関する研究をテーマにした、「マザール、MAZAR」という本を
出版していた。『参考資料』
Star Scholar Disappears as Crackdown Engulfs Western China, The New York Times
https://www.nytimes.com/2018/08/10/world/asia/china-xinjiang-rahile-dawut.html
Mazar: Studies on Islamic Sacred Sites in Central Eurasia, Sugawara Jun, Rahile Dawut, 2016
https://www.amazon.co.jp/Mazar-Studies-Islamic-Central-Eurasia/dp/4904575512


2.【宗教界】

8. 著名なウイグル人イスラム学者 ムハンマド・サリヒ (Muhammad
Salih)
著名なウイグル人イスラム学者で、『クルアーン』のウイグル語訳者
として名を知られる82 歳のムハンマド・サリヒ師が17 年12 月中旬、
中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの自宅から突然何者かに連
行された。サリヒ師は中国共産党の強制収容施設に収監され、約40
日後の18 年1 月24 日に死亡した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-012920181
80427.html

9. 全国イスラム協会副主席、ウイグル自治区政協の副主席、ホータンイ
スラム協会主席、ホータンモスクのイマム アブドレティプ・アブド
レヒム・ダモッラ(Abdulletip Abdurehim Damollam)
2017 年に3 年刑で刑務所に入れられた。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/abduletip-abdurehim-dam
olla-tutqun-05102017142750.html?encoding=latin

10. カシュガル・トックズタシモスクのイマム アブリミット・ダモッラ
(Ablimit Damollam)
アブリミット・ダモッラは自宅から突然連行され、収容所に収監され
た2 カ月後の昨年6 月に死亡した。
アブリミット・ダモッラ(81)は、80 年代に新疆ウイグル自治区で
初めて寄宿舎付きの私立学校「カシュガル語学・技術専門学校」を開
校したベテラン教育家でもある。
アブリミットは学校にウイグル語で英語、中国語、アラビア語、トル
コ語を教えるクラスと、看護師・歯科医師を育成するコースを設置。
全日制だけでなく夜間制の学生も受け入れ、経済的に恵まれない人も教育を受けられるよう


にした。付属病院も開設し貧しい者への医療費免除など慈善事業を行って人々の支持を集め
たが、2000 年頃に中国当局が施設を強制的に封鎖していた。アメリカの短波ラジオ放送「ラ
ジオ・フリー・アジア(RFA)」の報道によると、アブリミットは身柄拘束から2 カ月後の昨
年6 月に死亡した。死因は知らされず、葬儀は当局の厳重な監視のもと、弟子たち、周りの
住民の参加が許されず家族だけで行われたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616201
7193458.html?encoding=latin

11. ケリヤ県政協副主席、県メインモスクのイマム イミン・ダモッラ
(Imin Damollam)
2017 年5 月に18 年の実刑判決で刑務所に監禁さられた。罪は2016
のメッカーへのハッジ(大巡礼)で「ウイグル分裂意識のある」人
にハッジ代行費を渡したことであった。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/uyghur-kadir-052120
18160053.html?encoding=latin
12. ニルカ(Nilqa)県 イスラム学者 アブドレシット・ハジム
(Abdureshit Hajim)(65)
アブドレシット氏は強制収容所に監禁されてから9 か月間たった今
年の6 月5 日に、収容所内で死亡し、頭部分が白い布で覆われた遺
体が家族に返された。しかし、家族が遺体の頭・体部分を見ること
も許されず、死因が不明のまま、警察の厳重な監視下で埋葬されて
いたことがRFA の取材で明らかになった。
参考資料:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060820182
34941.html?encoding=latin

13. ホータン スラーム学者 アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet
Mexsum)(87)
2017 年11 月拘束され、収容施設で死亡していたことが今年5 月に
イスタンブルに住んでいる親戚の調べで分かった。アブドルエヘッ
ド・ハジムは7 人の弟子にイスラム知識を教授したことが拘束の原
因だったという。


『参考資料』:

https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-m
exsum-ghayibane-namaz-06012018225457.html?encoding=latin


3.【スポーツ界】

14. 人気のサッカー選手エリパン・ヘズムジャン (Erpan Hezimjan)
人気のあったウイグル人サッカー選手エリパン・ヘズムジャンの失
踪は、漢人の熱烈なファンたちがソーシャルメディア上で告発して
発覚した。今年19 歳の彼は15 歳から中国のサッカーチームでプレ
ーをし、失踪前は中国スーパーリーグの江蘇省チームに所属してい
た。
今年2 月末頃に里帰りしたが、3 月に南京で行われた試合に姿がな
かったことを心配する書き込みが相次いだ。RFA は4 月、彼の地
元ドルビリジン県へ電話取材をし、同県警察署職員の証言で2 月頃
に強制収容所に送られたことが判明した。
所属チームの主戦力として1〜2 月にかけて、スペインやアラブ首長国連邦で試合に出ていた
が、「外国に行ったこと」を理由に、県中心部から約10 キロ離れたトゥルグン村の強制収容
施設に送られたという。そこにはウイグル人約1000 人が収容されている。
『参考資料』:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/erpan-hezimjan-terbiyeleshte-04162018153
838.html?encoding=latin
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/footballer-04132018162312.html
https://www.hongkongfp.com/2018/07/07/rising-star-footballer-among-million-uyghurs-sent-ch
inese-re-education-camps/


4.【芸能界】
15. 民謡歌手 アブドゥレヒム・ヘイット (Abdurehim Heyit)
ウイグル人の幅広い年齢層に愛されている民謡歌手でドゥッ
タル奏者(ドゥッタル王)のアブドゥレヒム・ヘイット(56)は、
昨年4 月に公安警察に連行されてから行方不明になった。アブ
ドゥレヒムは北京の中央民族歌舞団や新疆ウイグル自治区歌
舞団で活躍し、数多くのアルバムも発表した。ウイグルの民族
文化に誇りを持ち、前を向いて生きていこうと呼びかけるメッ
セージ性の高い曲が多いこと、特にウイグル人に広く知られる
歌謡「お父さんたち」の歌詞が問題視されたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/musician-11022017162302.html
https://freemuse.org/news/uyghur-dutar-king-detained-in-china/


16. ポップス歌手 アブラジャン・アユップ (Ablajan Ayup)
若くハンサムなポップス歌手も収監されている。若い女性を中心に
熱狂的人気を誇るアブラジャン・アユップ(34)は、「ウイグルの
ジャスティン・ビーバー」と欧米誌に紹介されたこともある。ウイ
グル語のみならず英語や中国語でも歌っていたから漢人にも人気
だった。今年2 月に上海でコンサートを行った2 日後、ウルムチで
拘束された。昨年マレーシアを訪問したことや、民族や故郷への愛
を歌っていたことなどが原因とささやかれている。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/singer-05182018131924.html
https://freemuse.org/news/uyghur-pop-star-detained-in-china/


5.【メディア関連】
17. ミスラニン・ドットコム(misranim.com)の創設者 アバベキ
リ・ムフタル (Ababekri Muxtar)
インターネットのウイグル語サイトも一昨年から昨年にかけて
続々と閉鎖され、運営者がことごとく拘束された。また、同サ
イト管理人トゥルスンジャン・メメット(Tursunjan Memet)
も行方不明になっている。トゥルスンジャンの父親はRFA の取
材に応えて、「自宅から6 人の公安に連れ去られ、どこに居る
かさえ分からない」と証言した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/authorities-detain-uyghuer-web-masters-and-writ
ers-in-chinas-xinjiang-06132016153910.html


18. 「バクダシ(bagdax.cn)」創設者 アクバル・エゼッド (Akbar Eset)、


19. 「ボズキル(bozqir.net)」の創設者で自治区教育庁職員のアデル・リシット (Adil Rishat)、


20. テレビ番組の脚本家として知られるオマルジャン・ヘセン (Omarjan Hesen)


21. 新疆人民ラジオ局記者で新疆教育出版社の教科書編集者でもあったジャ
ーナリストのヤルクン・ルーズ (Yalqun Ruzi)(52)も行方不明になっ
ている『参考資料』。最近の情報では、17年刑で刑務所に入れられたと
いう。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php

ウイグル語書籍は粛清のため書店や一般家庭から没収された。新疆ウイグル
自治区文学芸術連合の元会長で、詩人のイミン・アフメディ (Imin Ahmidi)は昨年6 月、RFA の
取材に対し「過去に出版されたウイグル人作家の著作が再検査されている」と語った。ウイグル
人に愛読され、現代ウイグル文学を代表する小説であるアブドゥレヒム・オトキュル (Abdurehim
Otkur)『目覚めた大地』や『足跡』、ゾルドゥン・サビリ (Zordon Sabir)『母なる故郷』なども
規制の対象になった。『参考資料』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php


6.【経済界】

22. イリ・カザフ自治州 慈善家・不動産開発商 ヌルタイ・アジ(Nurtay Haji、努尔塔依・阿吉)
ChinaAid がイリ・カザフ自治州及びカザフスタン人の商人から得た情報によると、有名な慈善
事業、不動産開発商のヌルタイ・アジが昨年、20 年刑で刑務所に送られたという。ヌルタイ氏は
ヌルタイ氏個人の全額寄付で孤児、貧しい子供たちのための、全寮制の寄宿学校「努尔塔依阿吉
学校」を建設し、これまでに多くの学生を支援していた。
ChinaAid の情報では、ヌルタイ氏と一緒に10 数名のウイグル、カザフ商人が逮捕されたとい
う。ウイグルの他の地域でも銀行に一定額(100 万〜数100 万元)以上の貯金がある人たちも次々
と拘束されている。
http://www.chinaaid.net/2018/07/blog-post_11.html

2017 年5 月に、カシュガル地区で最も成功した経営者ウイグル人の以下4 名が「宗教的過激主義」
という罪で投獄された:


23. カシュガル貿易協会会長 物質運送会社経営者 アブドジェリル・ハジム(Abdujelil Hajim)

24. カシュガル Emin 貿易市場のオーナー ゲニ・ハジ(Gheni Hajim),

25. カシュガルEziz Diyar 市場のオーナー メメット・トルソン・ハジム(Memet Tursun Hajim),

26. カシュガルIbnsina 歯科病院 オーナー イミン・ハジム(Imin Hajim)
以上の4 人いずれにも「ハジム」という名称がついているのは、イスラム聖地のメッカーにハッ
ジに行って来たことを意味する。RFA の電話インタビューに答えた現地の保安員の情報によると、
罪は「承認されていない民間の巡礼に行った」、「宗教的過激派の兆しがあった」という。4 人は8
年から18 年の懲役刑を言い渡された。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/wealthiest-01052018144327.html


27. カシュガルKasir ホテルのオーナー レストラン経
営者 オブルカスム・ハージ (Obulkasim Haji)
RFA のインタビュー情報によると、67 歳のオブル
カスムは2017 年12 月5 日入院していたウルムチ
市の病院から公安に連行され、再教育キャンプ(強
制収容施設)に送られたそうだが、拘束理由や監禁
場所がいまだに不明。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/hotelier-05072018130431.html
努尔塔依阿吉学校


7.【官僚・公安関係者】

28. ウイグル自治区林業庁庁長 エズズ・ケユム (Ezir Qeyum)
29. ホータン地区公安局副局長 ニジャティ・アウドン (Nijat Awudon)
30. ホータン地区公安局元副局長 エリ・イミン (Eli Imin)
31. ウイグル自治区特捜部ホータン支部隊長 アブドカデル・アブラ (Abduqadir Abla)
32. ホータン市公安局副書記 政委 ヤリクン・アブドラザク (Yalqun Abdurazaq)
33. カシュガル カラカシ県(Qaraqash)公安局元副書記 政委 アバベキリ・イリ(Ababekri Eli)
34. ホータン地区公安局国保支部課長級捜査員 モハタル・トスン(Muxtar Tursun)
らが「重大な規律違反」で拘束され、最近の状況は不明である。
参考資料:
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


35. ウイグル自治区チャルチャン県公安局政
治委員 アリフ・トルソン(Ghalip Tursun)
8 月18 日の現地新聞が、アリフ氏が「テ
ロリスト、3 種勢力と協力し、庇った」と
し、拘束されたことを報じた。参考資料:
(右写真)
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qan
un/cherchen-uyghur-08202018153604.ht
ml?encoding=latin


8.【地方の党・政府責任者】

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、権力を誇示する最初の威圧的行動は、ホータ
ン地区基層の97 名幹部への問責・免職処分を実行することだった。陳の指示で組織された共産党
幹部らの査察グループが2017 年3 月12 日からホータン地区の各町、村に入り、たった一週間ほ
どの調べを行ったあと、3 月26 日各種の理由で97 名幹部(ほとんどウイグル人)に一気に免職
処分を下した。処分内容から人権侵害の典型的な例であることがわかる。例えば、ホータン県の
ブザク郷(布札克乡(郷))党支部書記のジェリリ・マイティニヤズ(Jelil Memetniyaz)は「宗
教師の前でタバコを吸うことに躊躇した」理由で懲戒免職された。97 人の懲戒免職理由には、そ
のほかに、「毎朝の国旗揚げの怠慢、揚げ回数の誤報、住民宅へ走訪・個人情報データの収集を徹
底していない」など様々なレッテルがあった。
参考資料:
http://www.china.com.cn/news/2017-04/10/content_40588424_2.htm
https://www.boxun.com/news/gb/china/2018/01/201801301321.shtml
http://news.sina.com.cn/c/nd/2017-04-09/doc-ifyeceza1781280.shtml


9.【収容所内死亡者リスト】

ここに挙げたリストはメディアに知られた名前のみである。
1.ムハンマド・サリヒ (Muhammad Salih)、82 歳、18 年1 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-01292018180427.html

2.アブリミット・ダモッラ (Ablimit Damollam) 、81 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616
2017193458.html?encoding=latin

3.アブドレシット・ハジム (Abdureshit Hajim)、65 歳、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060
82018234941.html?encoding=latin

4.アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet Mexsum)、87 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-mexsum-ghayibane-nama
z-06012018225457.html?encoding=latin

5.アイハン・メメット(Ayxan Memet)、78 歳、Dolqun Eysa の母、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mother-07022018164214.html

6.ヌリマングル・メメット(Nurimangul Memet)、24 歳、18 年6月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06042018154152.html?enc
oding=latin

7.アブドジャッパル(Abdujappar)、グルジャGhulja Bayandaz

8.アブドガッパル (Abdughappar)、34 歳、グルジャGhulja Bayandaz 18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

9.ホータン・チンバグ卿 アブドルエヘット・バッカル(37 歳)ら26 名
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06142018181109.html?enc
oding=latin

10. ヤクプジャン・ナマン(17 歳)、カシュガル・ヨプルガ県、18 年3 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

11. 在日ウイグル人弟(24 歳)、ウルムチ、18 年5 月死亡

第四章 “新疆のウイグル自治区”:中国高度な監視下の野外刑務所

1.中国当局はウイグル地域を「野外刑務所」化
東トルキスタン(現“新疆ウイグル自治区”)は、古代からヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域でもある。1949 年に中国人民
解放軍が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。
それ以来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いている。


1.1【漢民族の大量移住】

中国内陸から漢民族をウイグル地域に大量移住させるのと同時に、多くの若いウイグル人・未
婚女性を労働力として中国内陸の工場などに移送し、ウイグル自治区におけるウイグル人口比率
の減少を図っている。他に少数民族までに適用された“計画生育”制度も功を奏して、1949 年に6%
だった漢民族人口が、2010 年には40.1%に達している(新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人
口普查主要数据公报)『参考資料1』。「新疆軍区」数十万軍人とその家族、300 万人以上とされる
「新疆生産建設兵団」の人口はこれに含まれない。
漢民族がこの地に大挙進出してきて、経
済発展の恩恵を独占した結果でウイグル
族との格差が広がる一方である。中国当局
によりウイグル人に対して差別的政策が
実施され、憲法で定めたウイグル人固有の
言語、文化的・宗教的権利も侵害されてき
た。

1.2【7・5 ウルムチ虐殺】
そんな中、2009 年6 月に中国広東省の
第四章 “新疆ウイグル自治区”:
中国高度な監視下の野外刑務所


玩具工場で労働者として勤務しているウイグル人が中国人に襲撃され多数が殺傷された事件に対
する中国政府の対応への不満がきっかけに、ウイグル人の怒りがさらに高まった。同年7 月5 日
にウルムチ市でウイグル学生らによる大規模なデモが発生した。平和的な抗議行動は、中国当局
の軍、武装警察によって、過剰な武力行使を通して残虐に制圧され、数千人がウルムチの町で殺
害され(中国当局の発表では197 人死亡)、殆どのデモ参加者が逮捕された。これは「7・5 ウル
ムチ騒乱」「7.5 ウルムチ虐殺」と呼ばれる。『参考資料2』


1.3【悪漢・陳全国】
2009 年以降、中国共産党当局によるウイグル人の監視はさらに強まった。特に、元中国共産党
チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が、2016 年に新疆ウ
イグル自治区の書記に就任してから、ウイグル人への監視・弾圧が特段に強まった。新疆ウイグ
ル自治区は、習近平政権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝で
もあり、そこに完全に監視され・封じ込められた社会を作り上げることが習近平政権の謀略と言
えるだろう。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル地域における「監
視社会」の完成を手掛け、2017 年一年間でウイグル自治区の警察の人員が2015 年の6 倍にまで
膨れあがった『参考資料3』。
ウイグル自治区全地域で、500m間隔で交番(便民警務站)が設置され、一つに8−30 名の武
装警察が配備された。アクト県だけで2017 年10 月以降、68 個の交番を新たに設置したことを現
地で当番中の警察がRFA のインタビューで明らかにした『参考資料4』。
陳全国は、ウイグル全地域で上述した「再教育センター」というナチス式強制収容所や以下で
述べる監視社会を作り上げた首謀者・真犯人である。
1.4【最先端の監視技術の実験場】
中国国内には昨年秋の時点で監視カメラが1 億7000 万台設置されており、今後3 年間でさら
に4 億台が追加されると推定されている。監視カメラの多くには人工知能(AI)が搭載され、顔
認証技術などを備えている。その「最先端の監視技術を試行する実験場」となったのは新疆ウイ
グル自治区である。中国政府は2017 年第1 四半期(1〜3 月)にウイグル自治区で10 億ドル(約
1130 億円)以上に相当するセキュリティー関連の投資計画を発表したとウォール・ストリート・
ジャーナル紙が明らかにした『参考資料5』。
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は明らかにした情報によると、中国当局
は、問題を起こす危険のある人物を特定し、先んじて拘束するため、新疆ウイグル自治区に大量
のデータを駆使した監視プラットフォームを配備している。この「予測による治安維持」プラッ
トフォームについて、当局が監視カメラの映像や、通話・旅行記録、宗教的志向などの個人情報
を統合・分析し、危険人物を特定するためのものだと説明する。カシュガル市だけで今年3 月、
5100 万ドル(約55 億円)以上を投じて、統合データプラットフォームを含む監視システムを購
入・設置した。この監視カメラシステムは、瞬時にして人の顔と歩き方を識別して個人を特定し、
データベースと照合して年齢、性別、身長、民族アイデンティティを判定。その上、親族や知人
といった人的ネットワークまで割り出すことができるという『参考資料6』。
1.5【政治的信頼度点数表】
ウイグル人の研究者で記者のタヒール・イミン(Tahir Imin)氏は昨年2 月、新疆から米国に
亡命した。同氏はウルムチに住む友人が6 月、当局に拘束されたと話す。定期的な礼拝、パスポ
ートの所持、トルコへの渡航記録が減点の対象となったという。そして「マイナスポイントが70
を上回ると、危険人物と見なされ、警察に通報される。警察はこれを受け、拘束した人物を再教育センターに送る」と明かした『参考資料7』。
以下の「人口個人情報採集表(表1、『参考資料5』)」は、ウイグル自治区全地域で「危険人物」
を割り出すために使われているものである。表の右側に「重要情報」とされた内容は、年齢が(15
〜55 歳)、ウイグル人か、失業者か、パスポート保持者か、毎日礼拝するか、宗教知識があるか、
26 の“センシティブな”国に行ったことがあるか、海外とのつながりがあるかなどである。
また、ウルムチ市の各社区で実際の
登記に使われている「常住戸民族語系
点数表(下表2)『参考資料7』」による
と、各住民一人一人に10 カテゴリーで
10 点ずつ点数付け、ウイグル人の政治
的信頼度を評価している。
例えば、この表の1 番目のイブライ
ム・イスマイル氏(83 歳)には50 点付
けられ、「一般注意人物」とされている。
ウイグル人であれば10 点、パスポート保持者であれば10 点、礼拝していれば10 点、宗教知
識があれば10 点、対象の26 か国のどれかに行ったことがあれば10 点それぞれ引かれ、合計点
数は50 点となっている。この点数が低いほど「危険人物」とされる。もし、この方が55 歳以下
で、海外とのつながりがある人だった場合は、点数が30 点(マイナス70 点)で、即拘束対象と
なり、収容所(再教育センター)に送られることになる。
亡命者の証言によると、誰が礼拝しているか、誰が断食しているか(イスラム・ラマダンの時
期にどの家の人が夜中に起きて明かりをつけているか、職場、学校でお昼ご飯を食べていないか
など)を常にチェックするため、町、村、学校で10 人を1グループにし、相互監視体制を作って
いる。知っている情報を隠した人も罰せられるようになっている。また、政府幹部に住民と「親
戚(双親)」を作らせ、住民の宗教意識、共産党への忠誠心を調べ、人ひとりに点数をつける任務
を与えている。その中で、収容所に入れられた若いウイグル女性がいる家に「親戚」となった漢
族男性が寝泊まりするケースもあるという。


表 1. 人口個人情報採集表 表 2. 常住戸・民族語系

1.6【一般家庭に政府幹部が宿泊】
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が「ウイグル人家族の家に中国共産党政
府職員がホームステイしている」と5 月13 日に報告を発表した『参考資料8-9』。報告によると、
ウイグル人密集地域の一般家庭が近年、政府幹部による定期的な「ホームステイ」の受け入れを
強いられている。中国政府による「民族団結」を名目とした厳しい監視が目的とみられ、官製メ
ディアの情報として、当局は2017 年に職員100 万人を同地農村へ派遣したと伝えている。職員
をウイグル人家族と「共に食べ、共に住み、共に労働し、共に学習」させるという。
1.7【スマートフォンにスパイウェアを強制装着】
中国にいるウイグル人はまた、2017 年4 月からスマートフォンにスパイウェア・アプリをイン
ストールすることを強制されている。「ラジオ・フリー・アジア」の報道によれば、「百姓安全」、
「Jinwang」と呼ばれるこのアプリは、政府が市民の携帯デバイスをスキャンし、「テロリストや
違法な宗教に関する映像・写真・ファイル類を所持していないか確認する」ためのものだという。
これらのアプリをインストールすると微信(Wechat)やSNS「微博(Weibo)」のログ、SIMカード
情報、Wi-Fi のログイン情報などがサーバーに送信される。インストールを拒否したり、一度イ
ンストールしたアプリを削除したりすると、10 日間拘束されることがあるとのこと『参考資
料10-13』。
今はすべてのウイグル人が24 時間監視され、Wechat などを通して海外にいる親戚と連絡する
ことも一切できなくなっている。我々海外にいる人たちはウイグルにいる親戚から「連絡しない
で」と言われている。公安警察からハラスメントや脅迫を受けていると思われる。
1.8【全車両にGPS を強制装着】
中国当局また、ウイグル地域にあるすべて自動車に対し、中国版全地球測位システム(GPS)
「北斗」の端末の設置を義務付けたと米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝え
た『参考資料14』。昨年の6 月30 日までに全車両への「北斗」の端末設置を終える計画となって
いた。重機や工事用の車両なども対象となり、端末を設置していない車両は、ガソリンスタンド
で給油が拒否されるほか、中古車市場で取引ができない。
1.9【ウイグル人のパスポートを没収】
中国国内でパスポートを持っている全てのウイグル人からパスポートが没収され、観光や留学
のため海外に行くことは非常に難しくなった『参考資料15』。海外留学のため、新しくパスポート
を作ることはできなくなった。両親のことが心配で海外から一時帰国した学生のパスポートも没
収されるほか、再教育センターに入れられたケースもある『参考資料16』
1.10【ウイグル人逮捕者数が全国の21%】
中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese Human Rights Defenders)は、
7月25日にウイグル人逮捕者数を発表した『参考資料17』。中国政府が発表した数字によると、
2017 年に新疆ウイグル自治区で、刑事的罪で逮捕された人数は全国の同じ罪で逮捕された総数の
21%を占めたという。新疆人口は中国全国人口のわずか1.5%を占めているにもかかわらずだ。
中国人権擁護は、2008〜2017 年間にウイグル自治区で逮捕された人数の比較調査を行い、2017
年一年で227,882 人が逮捕されたこと、これは2016 年の逮捕者数27,404 人の8.3 倍だったこと
を明らかにした。報告では、これは中国当局が「三股勢力」(暴力恐怖主義、民族分裂主義、宗教
極端主義)名目の厳打(厳しく取り締まり)運動の結果との認識を示した『参考資料18』。


2.中国当局はウイグル住民からDNA など生体データを採集

2.1【検診名目でDNA 採集】
中国国営の新華社通信は2017 年11 月、衛生当局の統計として、新疆の総人口の9 割に相当す
る約1900 万人がこの「検診」を受けたと伝えた。また、中国最大手インターネットポータルサイ
ト「新浪(Sina)」が2017 年11 月1 日、新疆ウイグル自治区衛生計画生育委員会から入手した情
報として、ウイグル自治区は昨年15.85 億元投資し、全自治区で1884.48 万人、その中、南疆4
地区・州(ウイグル密集地域)で912.71 万人(100%)の検診を終えたと伝えた

『参考資料19』。
国際NGO 人権組織の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)」は、このよ
うな大規模な強制収集は国際人権規約を踏みにじるものだと批判した。
当局に「全民検診」と呼ばれたこの無料のプロジェクトは、12 歳から65 歳までの住民を対象
にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めている『参考資20-23』。


2.2【臓器狩り】

中国新疆出身の在英の元外科医エンヴァー・トフティ(Enver Tohti)氏は、こうした不合理な
新疆地区住民のDNA 採取について、中国移植権威で富裕層や外国人移植希望者のための移植用
臓器となる「生きた臓器バンク」とし、住民を秘密裏に「ドナー登録」しているのではないかと
の推測を述べた『参考資料19』。

中国衛生部(厚生省)の前副部長・黄潔夫氏は7 月26 日、AP 通信のインタビューで、国内ド
ナー登録者は21 万人を数え、2020 年には、中国は米国を抜いて世界一の移植大国になると主張
した『参考資料24』。

第一章でも述べたが、これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて、家族に返す・見せ
ることなく、新しく設けられた一般人が入ることのできない遺体処理・安置所で処理されている。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
以下の写真1,2 はその証拠である。これは観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカ
シュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空


運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで監禁されている人から
強制的に臓器を摘出していることを示す徹底的証拠である。


3.海外在住のウイグル人(留学生、永住者、帰化者)も監視対象に

3.1【在日ウイグル人の被害】

新疆ウイグル自治区で100 万人を超えるウイグル人が「再教育センター」と呼ばれる収容所に
収監され、著しく人権被害を受けていることをアメリカ、ヨーロッパ各国のメディア、政府機関、
国連などが続々報道し、厳しく非難し始めた(下画:アメリカ政府報道)。しかし、日本ではほと
んど報道されていなかった。
2018 年7 月19 日ついに、NHK-BS1 テレビチャンネルの国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」で、中国のウイグル人への弾圧、収容所の実態を報道した『参考資料25』。こ
れは日本において、主要メディアとして初めての報道であった。在日のウイグル人として、まず
NHKの勇気に感謝したい。本当にありがとうございます!

当番組で在日のウイグル人4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、生きているか
死んでいるかもわからない」と証言した。8人がインタビューを受け、証言していたようですが
が、時間の制限により全部伝えきれなかったと思われる。この8 名がいずれも、家族が収容所に
収監され、現在どうなっているか全くわからない状況だという。日本にそれ以外にも多くのウイ
グル人の家族が中国で被害を受けている。しかし、その多くはウイグルにいる家族、親戚がさら
なる被害・弾圧を受けることを恐れて、沈黙しているのが実情である。だが、「今こそ、国で沈黙
せざるを得ない同胞に代わって、国外に住む私たちが声を上げるべきときだ」という在日ウイグ
ル人も増えている。
当NHK 番組でも紹介されたが、在日ウイグル人人権団体である「日本ウイグル協会」の呼び
かけで、7 月1 日東京の中心繁華街である新宿で大規模なデモが行われた。これまでに沈黙して
きたウイグル人100 人以上が参加した。デモでは、「不当な拘束をやめろ」、「強制収容所を閉鎖し
ろ」、「家族を返せ」、「お父さんを返せ」、「ウイグルに自由を」、「日本人は我々を助けてください」
と訴えた。7 月7 日また六本木、中国大使館前で150 人以上のウイグル人によるデモがあった。
これほど多くの在日ウイグル人が中国のウイグル人弾圧を訴え、このようなデモに参加したのは
初めてであった。
私たち有識者会が把握した情報では、例えば、一年前に娘を連れて一時帰国したお母さん(M
さん)は、パスポートが没収され、母子とも日本に戻れていない;在日ウイグル人Gさんの弟(24
歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返してくれなかったという。死因は何なのか、
遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた
親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」といっただけで、他に何も言えなかったという。
その他、在日ウイグル人で中国パスポートの有効期限が近づき、中国大使館に更新手続きに行
ったところ、中国新疆に帰って現地で更新してくるように言われ、更新できなかった人が何人も
いる。その中にパスポートの有効期限が既に切れ、中国に帰ることもできず(中国に帰ると収容
所に送られることが明白であるため)、困っているウイグル人がいる。また、日本の大学院を卒業
したらウイグルに帰るつもりで、日本で就職活動をやっていなかった人で、中国に帰ることを恐
れて、日本に残らざるを得ない人や日本滞在ビザの心配をしている学生も多数いる。
在日ウイグル人(帰化者を含む)の被害状況をまとめると以下になる。


・日本(海外)にいるウイグル人は中国にいるご家族と連絡が取れなくなっている。
・在日ウイグル人でもご家族が収容所に収監された人が多数いる。
・在日中国大使館がウイグル人のパスポート更新申請を受け付けなくなっている。
・一時帰国者が収容所に入れられたりして日本に戻ってこられなくなっている。
・中国にいる家族が人質に取られて、留学生ら自身は帰国やスパイ活動が強要され、「従わないと
家族を再教育センターに送る」と脅迫されるケースが増えている。
・帰化やビザ申請に必要な書類の中国からの取り寄せができなくなっている。


3.2【海外にいるウイグル人の被害】

中国政府はウイグル弾圧の手を海外まで伸ばしている。例えば、以下のような報道がある。

・エジプトで中国のウイグル族の拘束・強制送還相次ぐ
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2017/09/0901.html
Uyghur Students in Egypt Detained, Sent Back to China
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/students-07072017155035.html
・海外にいるウイグル人にスパイ活動を強要
Spy for Us — Or Never Speak to Your Family Again
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-uighur-spies-surveillance?utm_term=.ndzvJGJgbG
#.aaplb9bgm9
・親族訪問・一時帰国者のパスポート没収、「再教育センター」へ収監
“Uighur graduate student goes missing upon returning to China”
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/


『参考資料』

1. 《新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人口普查主要数据公报》
http://www.stats.gov.cn/tjsj/tjgb/rkpcgb/dfrkpcgb/201202/t20120228_30407.html
2. 2009 年「7・5 ウイグル騒乱」
https://ja.wikipedia.org/wiki/2009%E5%B9%B4%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3
%83%AB%E9%A8%92%E4%B9%B1
3. 「AI に顔認証……中国がウイグルで実験し始めた監視社会の実態」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=13986
4. 500m 間隔で武装警察交番設置, RFA 2017.08.17
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/aqtuda-68-saqchi-ponkiti-08172017213200.
html?encoding=latin
5. 中国「完全監視社会」の実験場、新疆を行く, Josh Chin and Clément Bürge, The Wall Street Journal,
2017.12.22

https://jp.wsj.com/articles/SB11070217722261694869804583589052841366988


6. ビッグデータで危険人物「予測」 中国の治安対策, The Wall Street Journal, 2018.02.28
https://jp.wsj.com/articles/SB12343497592033114173304584071460854064956
7. ウイグル人の信頼度を決める点数表があった、RFA, 2017.12.20
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghur-jedwel-07122017141518.html?encoding=la
tin
8. China: Visiting Officials Occupy Homes in Muslim Region, HRW
https://www.hrw.org/news/2018/05/13/china-visiting-officials-occupy-homes-muslim-region
9. Chinese Uyghurs forced to welcome Communist Party into their homes
https://edition.cnn.com/2018/05/14/asia/china-xinjiang-home-stays-intl/index.html
10. 中国、ウイグル族にスパイウェアのインストールを強制, ベンジャミン・フィアナウ, NewsWeek
Japan, 2017.7.26
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8062.php
11. RFA 独家:新疆强迫居民安装手机监控软件 10 哈族妇女微信发言被拘, 2017.07.13
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql2-07132017112039.html
12. Report: Xinjiang Residents Forced to Download Spyware App, Chinese Regime Can Track and
Censor Users
https://www.ntd.tv/2018/04/13/report-xinjiang-residents-forced-to-download-spyware-app-chin
ese-regime-can-track-and-censor-users/
13. China forces Xinjiang Uyghurs to install mobile spyware, enforces with stop-and-frisk
https://boingboing.net/2017/07/26/jingwang.html
14. Vehicles to Get Compulsory GPS Tracking in Xinjiang, RFA 2017.02.20
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/xinjiang-gps-02202017145155.html
http://www.alertchina.com/archives/2265113.html
15. China confiscates passports of Xinjiang people
https://www.bbc.co.uk/news/world-asia-china-38093370
16. Uighur graduate student goes missing upon returning to China
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/
17. Criminal Arrests in Xinjiang Account for 21% of China’s Total in 2017. NCHRD, Jul 25, 2018
https://www.nchrd.org/2018/07/criminal-arrests-in-xinjiang-account-for-21-of-chinas-total-in-2
017/
18. 人权组织指中国当局2017 年以刑事罪逮捕的穆斯林人数是上一年的7 倍多, RFA, 2018.07.25
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/d-07252018162042.html
19. 新疆投入15 亿多元完成新一轮全民健康体检工程, 新浪(Sina), 2017.11.01
http://news.sina.com.cn/o/2017-11-01/doc-ifynmnae1006240.shtml
20. 中国当局、新疆で1900 万人のDNA 採集 「無料の全民検診」実施, The Epoch Times, 2017.12.15,
http://www.epochtimes.jp/2017/12/30173.html
21. 中国:少数民族からDNA サンプルを数百万人規模で採取
https://www.hrw.org/ja/news/2017/12/13/312755
22. China collecting DNA, biometrics from millions in Xinjiang: report
https://edition.cnn.com/2017/12/12/asia/china-xinjiang-dna/index.html
23. China Is Vacuuming Up DNA Samples from Xinjiang's Muslims
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-is-quietly-collecting-dna-samples-from-millions-of?ut
m_term=.reOnBXBjGX#.mabNxJxZqJ
24. 中国衛生部の前副部長・黄潔夫氏「中国は3 年後世界一の移植大国になると主張」
http://www.epochtimes.jp/2017/08/28097.html
25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19


http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719
その他:
ウイグル人の政治的迫害 - 個別事件の簡単な説明概要
Political Persecution of the Uyghurs—Brief Description of Some Individual Cases
https://freedomsherald.wordpress.com/2018/01/19/political-persecution-of-the-uyghurs-brief-descrip
tion-of-some-individual-cases/


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

1949 年に中国人民解放軍の侵攻により共産党支配下に置かれ、1955 年に設置された新疆ウイ
グル自治区(東トルキスタン)の当初は、東トルキスタン・イリ政府と中国共産党の交渉、平和
条約の約束通り、それまでに展開されてきたウイグル言語など独自の民族言語による教育が継続
された。1950 年初頭からは漢語が選択科目として導入されていた。
しかし、1960 年代に入ると次第に漢語教育が重要視されるようになり、漢語が民族学校におい
て必須科目となる一方、漢語学校に設置されていたウイグル語の選択科目は廃止された(リズワ
ン, 2009)。
1977 年から新疆ウイグル自治区政府は少数民族への漢語教育の強化を政策課題としてさらに
強調するようになった(リズワン, 2009;Mamtimyn 他, 2015)。
1982 年制定の中華人民共和国憲法では、少数民族言語による教育が保護されることになった
(Grose, 2010)が、実際には教育現場における漢語への一元化が推進されていった。
1990 年代末からは少数民族の漢語習得、主流文化の吸収が強く促されるようになる(王, 2006)。
2004 年に交付された「全面的に双語教育を推進することに関する決定(関与大力推進双語教学
的決定)」により、ウイグル語の授業のみをウイグル語で行い、その他の科目はすべて漢語で教え
る「双語教育」に取って代わられることとなった(アナトラ,2013;リズワン他, 2014)。
2010 年からウイグル全地域において幼稚園、小学校一年から「双語教育」が実施されるように
なり、中国内陸からウイグル語が知らない漢族教師が大量に投入された(例えば、2017 年4 月
26 ホータン地区・チラ県政府ウェブサイトでの募集(参考資料8)によると、人口13 万人のこの
県だけで1093 人の教師を中国内陸から募集している;またホータン地区政府からも中国内陸向け
の同様な募集(参考資料9)があり、現地一般教師給与の2 倍以上の賃金が提示されている。これ
により、学校ではウイグル語の授業がほとんど行われなくなり、漢語を習い始めたばかりの子ど
もたちに、すべての授業を漢語で行うようになった。一方、これまでに長年ウイグル語による授
業をやって来たベテランの優秀な教師たちが、漢語水準が満たない理由で「下放」された(教育
現場から追い出された)。教育レベル、学生の知力が著しく落ちていった。
この時、ウイグル言語に対する危機を感じた有志の教育者が私立のウイグル語幼稚園、小学校
の設立を試みた。現在トルコ在住のアブドワリ・アユップ(Abduweli Ayup)氏(参考10)がウ
イグル語学校設立を仕掛けた一人である。アブドワリは2011 年アメリカ留学から帰国したあと、
カシュガルでウイグル語学校を立ち上げた。しかし、2013 年にアブドワリ氏を含む学校設立に関
わった3 人(他Dilyar Obul, Muhemmet Sidik Abdurshit)が、寄付で集まった支援金の「横領罪」
で投獄され(明らかに冤罪である)、ウイグル語学校計画が滅ぼされたのである。(その後、アブ
ドワリ氏は治病のためトルクに渡り、現在もウイグル語保護活動を続けている)。
また、中国でウイグル族が直面している現実への理解と問題解決を訴え、当局の政策に批判的
な声を上げた知識人、中央民族大学(北京)の著名なウイグル族経済学者、イリハム・トフティ
ウイグル語教育 → 「双語」教育 → 漢語のみの教育への転化
→ 幼稚園、小・中・高校、大学でのウイグル語使用全面禁止へ


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

准教授(Ilham Tohti, 伊力哈木·土赫提)が「国家分裂罪」に問われ、2014 年9 月23 日、無期懲
役判決で投獄された(参考資料11)。
2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、ウイグル語の使用禁止、漢語教育のみを実施と
いう重大な人権侵害、同化・民族浄化政策を露骨に展開してきた。これは陳の指示で設置した洗脳
のための「再教育センター、強制収容所」や監視社会体制以外のもう一つ謀略である。
ウイグル語禁止政策は以下の各地区政府の通知・通達の内容から見取れる。
2017 年7 月5 日、ホータン地区政府のホームページに、「ホータン地区双語教育規定5 カ条、
小中学校双語教育強化」(《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》(参考資料12))
という規定を発表した。内容は(1)国家通用言語文字(漢語)を全面普及し、民族言語を付加
した双語教育原則を堅持すること、(2)2017 年秋学期から小学校入学前の3 年で国家通用言語
文字教育を徹底し、小学校1 年、中
学校1 年から国家通用言語文字教
学を全面実施、2020 年には国家通
用言語文字教学を全体的に実現す
ること、(3)漢語教師がウイグル
語で研修受けるという間違ったや
り方を止めること、(4)教育系統
内、学校内でウイグル語文字、スロ
ーガン、図画などの使用を断固禁止
すること、(5)教育系統の集団活
動、公共活動、管理ワークの中でウ
イグル語の使用を断固禁止するこ
と。以上の双語教育政策に対しての
怠慢、不履行、小細工などをした人
は、「両面派」、「両面人」として厳
重に懲罰される、であった。
そのほか、「ホータン地区学前(入
学前)教師8 カ条ルール」、「ホータ
ン地区国語教育5 カ条規定」などが
ある(参考資料13)。
2017 年10 月10 日、イリ・カザフ自治州イニン県教育局が、自治区教育庁の「少数民族文字教
材補選使用に関する通知」(《关于少数民族文字教材教辅选用有关工作的通知》)を通達し、当県に
おいて、(1)全てのウイグル語とカザフ語の「国語」教材の使用を停止すること、学校にすでに
ある教材は封存すること、(2)国家統編の教材「道徳と法治」、「歴史」教材の少数民族文字に翻
訳が終わっていないものを含め、使用を停止すること、(3)関連学科少数民族文字の教材・補助
資料の使用を停止すること、(4)この「通知」要求により、各学校が教材・補助教材選択・使用
規定に違反してはいけない、問題発覚時はすぐ報告すること、という内容を発表した(参考資料14)。


ウイグル語使用禁止と同時にウイグル語教科書、文学・歴史に関係する出版物の焼却が各地で
行われた(参考資料15-16)。


『参考資料』

1. 新井 凜子, 大谷 順子, 2016, 「新疆ウイグル自治区の漢語教育に見る言語とアイデンティティの
関係」. 21 世紀東アジア社会学2016-第8 号, 1-18.
2. リズワン・アブリミティ, 2009, 「中華人民共和国成立後の新疆における「民族学校」の漢語教育
をめぐる一考察」『アジア・アフリカ言語文化研究』78, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文
化研究所, 43-77
3. Mamtimyn S., Feng A. and Adamson, B., 2015, “Trilingualism and Uyghur Identity in the People’s
Republic of China” in Evans, D. Eds., Language and Identity Discourse in the World. Bloomsbury.
4. Grose, T.A., 2010, “The Xinjiang Class: Education, Integration, and the Uyghurs” Journal of
Muslim Minority Affairs Vol.30 No.1, The Institute of Muslim Minority Affairs, 97-109.
5. 王柯, 2006, 『20 世紀中国の国家建設と「民族」』東京大学出版社
6. アナトラ・グリジャナティ, 2013, 「中国新疆ウイグル自治区における少数民族双語教育に関する
研究」富士ゼロックス株式会社小林節太郎記念基金
7. リズワン・アブリミティ, 大谷順子, 2014, 「中国新疆におけるウイグル族の学校選択」『21 世紀
東アジア社会学』第6 号, 日中社会学会, 156-171
8. 策勒县人民政府《2017 新疆和田地区策勒县双语教师招聘1093 人公告》,2017 年4 月26 日
http://www.offcn.com/jiaoshi/2017/0426/153572.html
9. 《和田地区于田县面向内地招聘教师简章》2017.08.18
http://www.gzsjyzx.com/client/article/1384
10. ウイグル学校設立者 アブドワリ・アユップ https://en.wikipedia.org/wiki/Abduweli_Ayup
11. ウイグル族経済学者、イリハム・トフティ准教授が「国家分裂罪」で投獄
https://ja.wikipedia.org/wiki/イリハム・トフティ
12. 《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》, ホータン地区ウェブサイトより
https://archive.is/nybWu
13. 《新疆禁止幼教信教 教育系统内禁维语》, Radio Free Asia ウェブサイトより
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/xl1-09252017102937.html
14. 《RFA 独家:新疆全面停用维、哈文字辅选教材》
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql1-10132017100200.html
15. 《新疆伊犁、和田等地收缴民族语言教科书》ChinaAid, 2018.04.02
http://www.chinaaid.net/2018/04/blog-post_2.html?m=1
16. Thousands of Uighur Books burned by Chinese Authorities
http://unpo.org/article/101


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

ウイグル人は、ユーラシア大陸のほぼ中央に位置し、シルクロードとも言われてきた東トルキ
スタン(現“新疆ウイグル自治区”)を中心に暮らす、独自の歴史と文化を持つイスラム教を信仰
する人々である。
ウイグル人は、8-9世紀に約100 年継続した「ウイグル可汗国」(Oghuz Orkhon Khanate)、
9〜13 世紀に約300 年繁栄した「天山ウイグル王国(Uyghur Kingdom of Qocho, 天山山脈北
麓)」と「カラ・ハン朝 (Kara-Khanids Dynasty, タリム盆地)」、16−17 世紀に165 年繁栄した
「セイディア汗国」(Saidia Khanate, ヤルカンド)などを建国していた。
こうした独立のウイグル国家は18 世紀から清朝の支配下におかれ、1884 年に「新しい領土」
を意味する「新疆」という名前が付けられた。それでも、ウイグルの反抗が途絶えず1933 年と
1944 年に「東トルキスタン共和国」として独立国家を設立していた。しかし、1949 年に再び中
国人民解放軍の侵略により、共産党支配下に置かれた。
ウイグルは、かつて仏教やマニ教も信仰した歴史もあったが、8 世紀からはずっとイスラム教
を信仰してきた平和を愛する農耕民・遊牧民である。
ウイグルは、長い歴史の中でアジア、ヨーロッパ文化も吸収しながら、独自の言語(ウイグル
語)や文化・習慣を培って、守ってきたのである。
ウイグルは、古代から音楽・踊りを生活の一部として、それを発展させながら、非常に明るく
平和に暮らしていた。ウイグルの古典音楽「12ムカム」は歌、ダンス、音楽が一体となったも
ので、その素晴らしさが認められ、「世界無形文化遺産」に登録されたほどである。ウイグル人
は中国で「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれてきた。
ウイグルは、何千年もの歴史の中で、男性はヒゲを生やすのと伝統的な帽子をかぶり、女性は
ベールをかぶるのと肌脚を露出しないようにロングスカートを着るという習慣を作ってきた。
しかし、今現在、中国共産党の支配下にある、実際に全く「自治」のないこの「新疆ウイグル
自治区」で何が起こっているだろうか。
中国でいま、ウイグルアイデンティティーを破壊する重大な人権侵害、同化・民族浄化が行わ
れているのだ!


1.【ウイグル文化への侵害】

1)ウイグルの男性(老人以外)は髭を生やすことが禁止されている。
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

2)ウイグルの女性はベールやロングスカートを着用することが禁止されている。
新疆ウイグル自治区当局は昨年4月1日から、ひげや公共の場所での顔などを覆うベールの着
用を禁じる新たな法律を発効した。
「新疆ウイグル自治区でひげやベール禁止、過激思想対策」(2017.04.01)
https://www.cnn.co.jp/world/35099111.html


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

China Uighurs: Xinjiang ban on long beards and veils
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

3)街の中で民族衣装、ワンピースや長めのシャツが強制的にカットされる。
これらの写真は、2018 年7 月13 日ウルムチ市内で撮影され、WeChat に投稿されたもの

4)ウイグル学生に中華漢族衣装を着させ、孔子・漢族思想教育を強要されている。

・ウイグルアイデンティティーの破壊・同化
http://freedomsherald.org/ET/cmp/


5)伝統的ウイグル歌舞の代わりに中国漢族文化の戏剧を強要されている。
ウイグル音楽「十二ムカム」が世界無形文化遺産に登録されているなど、ウイグル音楽・
舞踊が有名であり、ウイグル人は「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれることがあ
るが、このような文化を漢族文化に置き換えようとしている。


6)ウイグル女性を漢民族の男性と強制結婚させられている。
https://news.so-net.ne.jp/article/detail/1582964/
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/

漢族の男性がウイグル族女性の親族を監禁して強要結婚……涙に濡れる花嫁の姿
http://www.cyzo.com/2018/06/post_164302_entry.html
Beijing accused of forcing Uyghur-Han intermarriages
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/
31


2.【宗教への侵害】

1)モスクの閉鎖、モスクへ中国旗と監視カメラを設置
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
http://america.aljazeera.com/articles/2013/9/18/uighurs-bow-downtochineseflagatxinjiang
mosque.html
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/urumqi-07072010084824.html
https://www.engadget.com/2018/02/22/china-xinjiang-surveillance-tech-spread/
2)モスクに政府系監視係の職員を配置
Xinjiang Authorities Convert Uyghur Mosques Into Propaganda Centers
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
3)18 歳以下の全員、学生、教師、職員の礼拝、断食など禁止
https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/5794696/Chinese-authorities-ban
-Uighurs-from-mosques.html
https://www.theepochtimes.com/communist-regime-bans-people-under-18-from-attendingmosques-
in-xinjiang-china_1730829.html
4)モスクで行われて来たウイグル伝統的葬式に家族以外の人々の参加禁止
5)ウイグル人ボランティアの遺体清浄禁止
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/meyit-yuyghuchi-ayal-02192018135741.html?enc
oding=latin
6)当局管理下の遺体処理・葬儀場(葬儀サービスセンター)を設立
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/xitay-uyghur-miyit-ishlirigha-qol-tiqti-
04062018235849.html?encoding=latin
7)ウイグル人密集地に火葬場建設
ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
33
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
https://m.wlmq.com/0010155185.html
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06132018153137.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06142018151310.html
?encoding=latin
8)新生児にイスラム系の名前を付けることを禁止するほか、一部大人の名前の改名を強要
https://www.voanews.com/a/china-issues-ban-on-many-muslim-names-in-xinjiang/3826118
.html
https://www.telegraph.co.uk/news/2017/04/25/china-bans-islamic-baby-names-muslim-maj
ority-xinjiang-province/
9)収容所でウイグル人に豚肉とアルコールを強要
イスラム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php


【ウイグル人収容所から死者が続出】
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、

一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる
(ウイグル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。


臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
そして、それを裏付ける写真もあった。

上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1月にカシュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠である。


在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。

http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/600.html#c3

コメント [経世済民128] スズキ、トヨタ傘下入りが現実味…中国の所得水準上昇に伴い販売不振→全面撤退(Business Journal) 赤かぶ
2. 中川隆[-13518] koaQ7Jey 2018年9月27日 06:36:17 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18841]
ウイグルへの弾圧は何度か書いてきましたが、いま中国が行っているのは民族浄化で、ただ浄化するのではなく、ウイグル人を殺して臓器売買のドル箱としているのです。

参考ページのURL
http://uyghur-j.org/japan/
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


2018 年 9月 8 日
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


第一章 概要

古代より東トルキスタン(“現新疆ウイグル自治区”)は、ヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域だ。1949 年に中国人民解放軍
が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。それ以
来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いてきた。
だが、2 年前から事態が急変し、ウイグル情勢は著しく悪化した。2016 年に元中国共産党チベ
ット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が“新疆ウイグル自治区”
の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党総書記をバックにし、東ト
ルキスタン歴史の中で最も酷く露骨な人権弾圧、同化・民族浄化政策を展開し始めた。習近平政
権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝とみられる東トルキスタ
ンに、完全な監視・封じ込めた社会を作り上げ、ウイグル人の言語、文化、宗教を完全に絶滅さ
せるような民族浄化政策を実施している。
陳全国が就任して以来、前任の張春賢が推進した「双語教育」(事実上の漢語教育)をさらに露
骨化し、小学校から大学まで全ての教育機関でウイグル語の使用を禁止した。ウイグル語で出版
された教科書、小説、歴史を反映する本、イスラム教に関連する書籍を焼却した。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル自治区の警察の人
員を2015 年の6 倍に増員し、ウイグル地域において「監視社会」の完成を手掛けた。2017 年第
1 四半期(1〜3 月)のみで、ウイグル自治区で10 億ドル(約1130 億円)以上に相当するセキュ
リティー関連の投資をし(カシュガル市だけで今年3 月、5100 万ドル(約55 億円)以上を投じ
た)、ウイグル全地域に人工知能(AI)の顔認証技術が搭載された監視カメラを設置した。中国政
府はウイグル自治区を最先端の監視技術を試行する実験場にした。
至る所に500m間隔で監視塔付きの交番(検問所)を設け、24 時間体制で検問・監視を始めた。
全てのウイグル人から旅券が没収された。スマートフォンにスパイウェア・アプリのインストー
ルを強要した。GPS の車両搭載が義務付けられた。ウイグル、カザフなど現地住民の政治信頼度
を評価するため、「個人情報採集表、点数表」を配布し、全住民に点数をつけ、身分証明書ID と
連結させた。この点数で拘束対象者を決め、「再教育センター」に収監した。12 歳から65 歳まで
の住民を対象にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めた。
最も酷いのは、2017 年初頭から、「再教育センター」、「教育転化学校」、「技能研修センター」
という名前の「強制収容所」の建設を急ピッチで進め、何も罪のない100 万人以上のウイグル人
(ウイグル人口の約10%)をこれらの収容所に監禁し、共産党の政治思想、宗教転化(非イスラ
ム化)、民族アイデンティティを破壊するための「洗脳教育」を行っている。ウイグル人社会に何
らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、
音楽家、経済界で成功した経営者(銀行に100 万円以上貯金のある人)らも続々と強制収容所に
入れられた。両親が拘束され家に残された子供たちが孤児園に送られた。
そして、各収容所から続々死者が出始めた。遺体は家族に返さずに内密に「処分」された。カ
シュガル空港では「人体器官運送通路」、「移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やス
ペースが用意され、臓器売買のため国家ぐるみで「臓器狩り」していることが明らかになった。
21 世紀の今この瞬間も、中国政府が行っている「ナチス強制収容所の再現」(ジェノサイド)
とも言える人権弾圧、民族浄化に対し、日本を含む多くの国・政府の沈黙が続いている。納税者
である我々在日のウイグル人は、良心を持つ、正義を求める日本国民・政府に対し以下を呼びか
けたい。沈黙しないでほしい。中国政府を非難し、収容所の閉鎖、全収監者の即時釈放に働きかけ
てほしい。これは単に人権弾圧の問題ではなく、「人道に対する罪」、世界平和への挑発であり、ウ
イグル民族存亡の危機とみてほしい。


第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党
総書記をバックにし、露骨な人権弾圧・民族浄化政策を展開し始めた。
1.【ウイグル人100 万人以上が強制収容所に】
東トルキスタン(“新疆ウイグル自治区”)において、2017 年初頭以来、「再教育センター」、「教
育転化学校」、「技能研修センター」という名前の「強制収容所」の建設が急ピッチで進められる
と同時に、100 万人以上のウイグル人(ウイグル人口の約10%)がこの収容所に収監されている
ことが最近続々と明らかになった。中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese
Human Rights Defenders)が今年8 月3 日発表した最新の調査報告によると、上記の「再教育セ
ンター」と呼ばれる閉鎖式キャンプ(強制収容所)に110 万人が収監されているほか、開放式キャ
ンプ(食事や寝泊まりに自宅に帰れる)で約220 万人が再教育(洗脳教育)されているという。
合わせると330 万人が「再教育」の対象となっている。東トルキスタンの人口は2300 万人(2014
年統計)で、ウイグル人口は48.5%、約1130 万人だとすると、ウイグル人口の約30%の人が「再
教育」されているのだ『参考資料1-2』。報道によると、2017 年春以来強制収容所に収監された人
で釈放された人がいないという『参考資料3』。
何も罪がなく、「要注意人物点数表(第四章を参照)」でマイナス点数が高い人が収容所送りの
対象者となっている。例えば、(1)ウイグル人である(2)イスラムの礼拝をしている(3)宗
教知識がある(4)(当局が要注意とする中東など)26 カ国に行ったことがある(5)外国に留
学した子供がいる……といった項目に該当すれば要注意人物として対象者となる『参考資料4』。
また、ウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、イスラム学者、人
気スポーツ選手、音楽家、経済界で成功した裕福な経営者らも「民族情绪(民族的気持ち)があ
る」、「両面人(裏表がある人物)」として収監対象者となっているのである(第三章を参照)。収
容所の状況は海外メディア、研究者らによって次々と報道されるようになった『参考資料5-10』。


2.【強制収容所の位置・規模が明らかに】

第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実


東トルキスタン(89県あり)の各県に少なくても5つの再教育センターがあるとされ、科学
者の衛星写真やグーグルマップからの調査で既に29 件の収容所位置、その規模が明らかになった
『参考資料11-13』。それぞれ一か所に1000 人から1 万人が収監されている。例えば、2017 年4
月にカシュガル疏附県(コナ・シェヘル)で当時建設予定の収容所(新疆疏附县法制教育转化学
校、位置座標39°21'33.1"N 75°51'50.0"E)の入札募集によると、収容所は3.5万平方メート
ル広さで、政府出資1.4 億元(約29 億円)であった『参考資料14』。同様にカシュガル・疏勒県
巴仁郷(イェニシェヘル・バリン郷、1990 年に有名な「バリン郷事件」発生した場所)座標
39°21'29.2"N 76°03'04.1"E に位置する収容所《疏勒县法制教育转化学校》(上・写真1)は一
年前に何もなかった畑に新しく建てられた収容所で、1 号館〜5 号館の4階建「教学棟」(70.5m
×17.5m)と管理棟があり、それぞれ面積4943.11 uである『参考資料15』。グーグルマップから
も上記座標コードから確認できる。
また、アルトゥシュ(クズルス・キルギス自治州)政府ホームページで、2018 年3 月21 日掲示
された、「アルトゥシュ市職業技能教育研修サービスセンター建設項目の環境への影響報告表に対
する審査意見」(关于《阿图什市职业技能教育培训服务中心建设项目环境影响报告表》的审批意见)
『参考資料16』によると、39°38'28.0"N 75°59'46.0"E に位置する該当教育センターは、9.6 万
u規模(東京ドーム2個分の広さ)、政府投資3 億5000 万元(約60 億円)で、収監者部屋(7.6
万u)、管理用部屋(1.1 万u)、武装警察用部屋(8.5 千u)、有刺鉄線のフェンス付き障壁1292m、
医療室1200 u、8460 人分の食事を作る厨房などから構成されている。名前は技能教育研修セン
ターだが、武装警察、監視塔完備した、8000 人が収容できる強制収容所である『参考資料17』(写
真2)。
最近、さらに規模が大きい収容施設の実態が明らかになった。ウルムチ市達坂城区に位置する
「ウルムチ職業技能教育研修センター」(座標:43°23'01.8"N 88°17'18.2"E)は占用面積52 万
u、建築面積13 万u(東京ドームの約3 倍)であった。この収容施設には収容ビル(監獄)が8
棟あるほか、居留センタービル1 棟、警察備勤ビルが8 棟、警察総合ビル1棟、病院棟、レスト
ラン棟、物資倉庫棟、武装警察宿舎2 棟、監視塔などがある。推測では約1 万人の収監者を収容
できるという『参考資料18』(写真3)。そのほか、カラマイ市に地上5 メートル、地下40 メート
ルの地下収容所が建設されたことが明らかになった。この秘密の地下収容所には少なくとも1 万
人を収容する予定だという『参考資料19』。
これらの収容施設は、新たな政府投資で建設され、調査で分かったものだが、収監者数があま
りにも多いため、入りきれない人たちは、臨時収容所して使っている学校(廃止されたウイグル


小中学校)、党校(共産党学校)、専門学校、病院、体育館、倉庫、まだ特定できていない様々な
施設に収監され、すし詰め状態にあるという。また、ベッドが足りないため、昼班/夜班交代制で、
教育される人と寝る人を入れ替えているという。


3.【収監者及び関係者の証言】
収容所で8 か月収監された経験があり、カザフスタン政府の働きかけで釈放されたカザフスタ
ン国籍のウメル氏の証言『参考資料20-22』によれば、彼はピチャンにある両親を訪ねて行ったと
き、身柄を拘束され、危険分子として「カラマイ市技術研修センター」という収容所に送られた。
この収容所には当時約1000 人が収容され、8 割がウイグル人、2 割がカザフ人だった。環境条件
が大変悪く、狭い一室に20 人以上がすし詰め状態で寝泊まりしていた。食事も、トイレも同室で
済ませたという。毎日早朝から夜遅くまで中国語でプロパガンダ歌謡を歌わせ、共産党の政治思
想、宗教転化(非イスラム化)、民族としてのアイデンティティを破壊するための「洗脳教育」が
行われ、その日のテストで不合格なった者や少しでも不満を表した人は厳しく罰せられる(食事
与えず、手足が絞られた状態でヘッドホンより大音量を流し睡眠できないようにする)という。
イスラム教徒の禁物である酒や豚肉を強要されているとの証言もある『参考資料23』。
また、中国の強制収容所で働いていて、カザフスタンへ不法入国した罪で逮捕されたサイラグ
ル・サウットバイ(Sayragul Sauytbay, 41 歳)が法廷で、中国が存在を否定してきた「再教育キ
ャンプ」について証言した『参考資料24』。証言によると、彼女が働いた「キャンプには2500 人
ほどの収監者がいて、そこは一般に政治キャンプと呼ばれるが、実際は山区の刑務所だった」と
いう。カザフスタン政府は中国からの送還要求を押し切って、サイラグルを無罪釈放し、カザフ
スタンにいる家族の元に返した『参考資料25』。
2018 年7 月19 日NHK-BS1 テレビチャンネルで放送した国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」でも、在日留学生4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、安否
状況がわからない」と証言した『参考資料26』(在日ウイグル人の被害状況の詳細は第四章を参照)。


4.【収容所で不明の病気が蔓延】

ウイグル自治区政府衛生局の業績とした記事(ホームページで発表されその後削除された)に
よると、ホータン地区1 市、7 県の収容所で不明の「伝染病が蔓延」したため、2017 年7 月9 日
から8 月3 日の間に自治区の調査チームを派遣し調査に行った結果、「肺結核」だったということ
で、558 人を病院に搬送・隔離したという。しかし、これらの患者が本当に肺結核なのか、その
後どうなったのかは一切明らかにされておらず、政府のよる隠ぺい・情報封鎖が行われたことが
明らかである『参考資料27』。
5.【収容所から死者が続出】
これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、
一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる(ウイグ
ル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。そして、それ
を裏付ける写真もあった。
上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカシュガル空港で撮られた写
真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の
専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠で
ある。この内容はThe Epoch Times でも報じられた『参考資料31』。
在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体
を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どう
いう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの
元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。
6.【ウイグル人口密集地に火葬場】
そして、もっとも不思議なことは、中国当局はイスラム教を信仰するウイグル人が95%以上を
占める県、町、村に急ピッチで数多くの火葬場建設を進めている『参考資料32』。そして、一般人
月給の数倍の賃金で人員(もちろん漢民族)を募集している『参考資料33』。


今後ウイグル人の死体を火葬するつもりなのかと 思うだけでも鳥肌が立つほど恐ろしい!中
国政府は一体何をしようとしているのか! これらの事象は「ナチス強制収容所の再現」(ジェノ
サイド)の予兆とも言えるだろう。
7.【家に残された子供は孤児園に】
また、深刻な問題になっているのは、両親が拘束され、家に残された大勢の幼い子供たちが孤
児園に入れられ、ウイグルアイデンティティーを無くす漢化教育が行われている。「両親は政治的
な問題を抱えているため、子供は通常の子供と一緒に学校に通うことが禁じられている」という
『参考資料34』。若い妻のみ残された家には、漢民族の男性が世話役で寝泊まりするケースもある。


8.【アメリカ政府の見解】
アメリカのペンス副大統領は7 月26 日、首都ワシントンで講演し「中国政府は、数十万人、も
しくは数百万人の規模でイスラム教徒のウイグル族を再教育施設という場所に収容している。宗
教の信仰と文化的な帰属意識を失わせようとしている」と述べて非難したことを、NHK が7 月
27 日朝のTV 番組で伝えた『参考資料35』。
さらに、7月26日ウイグルにおける収容所問題に関して、アメリカ議会で初めてとなる公聴
会が開かれた。昨年に大統領選に候補者となった上院議員・議長のルビオ(Marco Rubio)氏が
この公聴会を招集した。家族20人以上が拘束され、行方不明となったことをアメリカ ラジオ・
フリー・アジアのアナウンサー・記者であるグリチェヒラ・ホジャ(Gulchehre Hoja, アメリカ
国籍のウイグル人)が証言した。また、アメリカ駐国連経済社会理事会大使のケリー・カリー
(Kelley Currie)氏が、「2017 年4月から、習近平指導下の中国当局がウイグル人に対する弾圧程
度は「人を驚かす、ショッキングなものだ」、文化大革命がエスカレートした時期とも比べること
ができないほど酷いのだ。男子髭の禁止、女性の公衆場でのベール着用禁止、そして短いズボン
を着ること、喫煙、お酒を飲むこと、豚肉を食べることを拒むことを犯罪と見なし、政府系公式
テレビを見ることを拒むことさえ罪に問われている」と述べた『参考資料36』。
ナチス式経験しているとも言える「強制収容所」は、ウイグル民族数千年の歴史の中で経験し
ている最も酷く、ウイグル人の言語、文化のみならず、民族が絶滅する危機に直面している重大
な事件である。


『参考資料』

1. China: Massive Numbers of Uyghurs & Other Ethnic Minorities Forced into Re-education
Programs, Chinese Human Rights Defenders, August 3, 2018
https://www.nchrd.org/2018/08/china-massive-numbers-of-uyghurs-other-ethnic-minorities-forc
ed-into-re-education-programs/

2. Survey: Three Million, Mostly Uyghurs, in Some Form of Political ‘Re-Education’ in Xinjiang
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/millions-08032018142025.html

3. ‘No Releases’ of Thousands Held For Years in Xinjiang Township Political ‘Re-education Camps’
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/township-08062018145657.html

4. 水谷尚子,「ウイグル絶望収容所の収監者数は89 万人以上」, Newsweeks 日本版 2018.03.13
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/89-3.php

5. What Really Happens in China’s ‘Re-education’ Camps, The New York Times, May 15, 2018
https://www.nytimes.com/2018/05/15/opinion/china-re-education-camps.html

6. Simon Denyer, Former inmates of China’s Muslim ‘reeducation’ camps tell of brainwashing, torture,
The Washington Post, May. 17, 2018
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/former-inmates-of-chinas-muslim-re-educat
ion-camps-tell-of-brainwashing-torture/2018/05/16/32b330e8-5850-11e8-8b92-45fdd7aaef3c_sto
ry.html?utm_term=.95541c3fd6ad

7. Adrian Zenz, New Evidence for China’s Political Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15,

https://jamestown.org/program/evidence-for-chinas-political-re-education-campaign-in-xinjiang/


8. Adrian Zenz, "Thoroughly Reforming them Toward a Healthy Heart Attitude" - China's Political
Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15, 2018
https://www.academia.edu/36638456/_Thoroughly_Reforming_them_Toward_a_Healthy_Heart_
Attitude_-_Chinas_Political_Re-Education_Campaign_in_Xinjiang

9. Tara Francis Chan, China is secretly imprisoning close to 1 million people — but they've left 2 big
pieces of evidence behind, May. 30, 2018
http://www.businessinsider.com/how-many-people-are-imprisoned-in-xinjiang-china-government
-documents-2018-5

10. Xinjiang Political ‘Re-Education Camps’ Treat Uyghurs ‘Infected by Religious Extremism’: CCP
Youth League, RFA, Aug 8, 2018.
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/infected-08082018173807.html

11. Shawn Zhang, List of Re-education Camps in Xinjiang 新疆再教育集中营列表, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/list-of-re-education-camps-in-xinjiang-%E6%96%B0%E7
%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%90%A5%E
5%88%97%E8%A1%A8-99720372419c

12. Shawn Zhang, Detention Camp Construction is Booming in Xinjiang, Jun 19, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/detention-camp-construction-is-booming-in-xinjiang-a2525
044c6b1

13. Shawn Zhang, Xinjiang’s re-education system is a hybrid of Gulag and Indian Residential School,
Jun 13, 2018
https://medium.com/@shawnwzhang/latest-re-education-campaign-in-karshgar-xinjiang-167668a
d5729

14. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 3 新疆再教育集中营卫星图3,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-%E6%96
%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%9
0%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-96691b1a0d62

15. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 1 新疆再教育集中营卫星图1,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-3-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-3-bae61bef8028

16. 阿图什市人民政府http://www.xjats.gov.cn/ のweb.archive.org バックアップサイト
https://web.archive.org/web/20180706221430/http://www.xjats.gov.cn/P/C/1736.htm

17. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 23 新疆再教育集中营卫星图
23, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-1-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-1-eea378e8ed8b

18. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 29 新疆再教育集中营卫星图
29 (Largest Re-education Camp?). 26 Jul, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/largest-re-education-camp-d7d6ce15e273

19. XINJIANG AUTHORITIES BUILD MASSIVE UNDERGROUND PRISON, Aug 20, 2018
https://bitterwinter.org/massive-underground-prison/

20. Omir Bekali talks about the psychological stress he endured in a Chinese internment camp
http://www.abc.net.au/news/2018-05-18/omir-bekali/9773366
http://www.businessinsider.com/what-is-life-like-in-xinjiang-reeducation-camps-china-2018-5

21. 水谷尚子, 「ウイグル「絶望」収容所──中国共産党のウイグル人大量収監が始まった」Newsweeks
日本版2018.02.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9547.php

22. 水谷尚子「, イスラーム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所」、Newsweeks
日本版2018.05.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php

23. Video: ‘This person will simply disappear’: Chinese secretive ‘reeducation camps’ in spotlight at

Kazakh trial
https://www.hongkongfp.com/2018/07/17/person-will-simply-disappear-chinese-secretive-reedu
cation-camps-spotlight-kazakh-trial/

24. Kazakh court frees woman who fled Chinese re-education camp
https://www.theguardian.com/world/2018/aug/01/kazakh-court-frees-woman-who-fled-chinese-r
e-education-camp

25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19
http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719

26. Radio Free Asia, 「ホータンの収容所で558 人が肺の伝染病が明らかになった」
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghurda-lager-05282018133938.html?encoding=la
tin

27. Uyghur Teenager Dies in Custody at Political Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.03.14
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

28. Uyghur Father of Two Dies After Falling Ill in Xinjiang Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.04.11
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

29. 遺体安置所Radio Free Asia news, 2018.06.25
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/medeniyet-tarix/jeset-bir-terep-qilish-06252018164051.ht
ml?searchterm%3Autf8%3Austring=depne&encoding=latin

30. 「中国では人命はとても安い、臓器のほうが高値だ」元医師の告白
http://www.epochtimes.jp/2017/10/28953.html

31. 中国当局がウイグル地域各地に急ピーチで火葬場建設
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html?enc
oding=latin

32. ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
https://m.wlmq.com/0010155185.html

33. 「ニューズウィーク日本版」ウェブ編集部, 中国共産党、ウイグル「絶望収容所」の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/212978?page=4

34. 「トランプ政権 中国がウイグル族を不当に収容と非難」, NHK New Web, 2018 年7 月27 日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180727/k10011551041000.html?utm_int=all_side_rankingsocial_
002

35. Hearing on Surveillance, Suppression, and Mass Detention: Xinjiang’s Human Rights Crisis
https://www.youtube.com/watch?v=rE8Ve2nxPds&feature=youtu.be&t=1623

36. 米政権「ウイグル、数十万人を拘束」中国当局を批判、毎日新聞, 2018 年7 月28 日
https://mainichi.jp/articles/20180729/k00/00m/030/079000c


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

2017 年から大々的に大に行われるようになった思想改造目的の強制収容施設での不当な拘束
が今も続いている。そしてウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、
著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、音楽家、経済界で成功した経営者が続々と強制収容
所に入れられている。以下には、代表的な例を挙げる。(ここで挙げた例はメディアなどで公開さ
れた情報のみであって、氷山の一角にすぎない。)


1.【教育界】
1. 自治区教育庁の庁長長 サッタル・サウット (Sattar Sawut)
2017 年、「重大大な規律違反」で拘束され、強制収容施設に送ら
れた。サッタル氏が任期中に編纂したウイグル語教材は、自治区
自治区内で教科書として使われていた。『参考資料』
http://www.sohu.com/a/144868168_260616
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

2. 自治区政府党委員会元秘書官、教育庁副長官長、新疆新聞社 社
長長を務めたアリムジャン・メメットイミン (Alimjan
Memtimin)(59)『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

3. ウイグル自治区社会科学院副院長長や新疆教育出版社 社長長
アブドゥラザク・サイム(Aburazaq Siyim) (61)
『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

上記三名の方はウイグル語の教科書の編集、出版にかかわる人物であった。そのウイグル語
教材は、自治区内で教科書として使われていたが、それらが「文文学、歴史、道徳分野には、
民族分離を煽る内容が含まれており、それを12 年間も現場で使ったため大勢大の若者が深刻
な洗脳を受けた」と糾弾され、ほぼ同時期に収容施設に送られたのである。『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

4. 新疆大学大学 学長長 タシポラット・ティップ (Tashpulat Tiyip, 塔
西甫拉提·特依拜)
自治区最大大の教育機関である新疆大学大学 学長長を2010 年から務
めていたタシポラット・ティップ教授(60)は昨年3 月月に解任され、
それ以降は当局に拘束されていると、今年2 月月にRFA の取材に答え
た大学大学関係者が明かした。新疆大学大学を卒業後、東京理科大学
大学で理学博士号を取得。研究プロジェクトの成果から中国教育省に
賞を与えられたことも多数あり、新疆では著名な学者だった。タシポ
ラット氏は, 1996 年から新疆大学大学の副学長、2010 年から2017 年
まで同大学学長、党副書記と務めていた。
『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/university-president-02202018173959.html


5. 新疆医科大学の元長学長 ハリムラット・グプル (Halmurat Ghopur,
哈木拉提·吾甫尔)
新疆医科大学の元長学長・教授で昨年からは自治区⾷品医薬品監督庁
長だったハリムラット・グプル氏(58)も、今年になってから消息不
明だ。ハリムラットは収容施設で死亡したとの説もある。彼は中国伝
統医療を学ぶ上海中医薬大学を卒業し、ロシアのサンクトペテルブル
ク医科大学で博⼠号を取得。中国全国最優秀研究者の1 人に選ばれる
など、中国全⼟でも名を知られる有名教授だった。医科大学で彼はウ
イグル伝統医学の継承にも力を注ぎ、民族医学教育ではウイグル語に
よる授業をずっと続けてきた。ハリムラット氏は, 1998 年から新疆医
科大学の副学長、2008 年から2017 年まで同大学学長、党副書記と務めていた。


『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/arrest-01122018152937.html

不思議なことに、上記両大学ホームページの歴任学長リスト『参考リンク』から、新疆大学
元長学長タシポラット氏と新疆医科大学の元長学長 ハリムラット氏の名前が消されている。
これは中国が歴史・事実を平気で消すまたは変えてしまうことの証拠でもある。
新疆大学歴任学長 http://www.xju.edu.cn/xxgk/lrxz.htm
新疆医科大学歴任学長http://www.xjmu.org/xqzl/lrld.htm

6. 新疆師範大学教授 アブドゥカディリ・ジャラリディン (Abduqadir
Jalalidin)
知名度の高いウイグル文学者で新疆師範大学教授でもあるアブドゥ
カディリ・ジャラリディン(54)は今年1 月にウルムチ市国家安全
局に拘束された。アブドゥカディリはカシュガル師範学院を卒業後、
ウイグル文学者の道を歩んだ。彼は00 年代初頭、石川県に数カ月滞
在したことがあり、その体験を記した本の一部がウイグル語教科書
に引用された。ウルムチ市の中で最大級と言われている収容施設に
収監されているとされる。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-04252018140407.html


7. 新疆大学教授 ラヒレ・ダウット (Rahile Dawut)
ウイグル文化研究の先駆者で新疆大学人類学研究所教授、博士であ
るラヒレ・ダウット(52 歳)が、2017 年12 月北京で消息不明とな
ったとニューヨークタイムズ電子版が8 月10 日に報道した。ダウ
ット氏の家族は、黙っていることで再教育施設、拘留施設から解放
されないことが分かったため、ダウット氏が消えてから8 か月後の
今、これを話すことを決めたと語ったという。ダウット教授は、日
本人研究者の菅原 純と共著で中央ユーラシアにおけるイスラム聖
堂に関する研究をテーマにした、「マザール、MAZAR」という本を
出版していた。『参考資料』
Star Scholar Disappears as Crackdown Engulfs Western China, The New York Times
https://www.nytimes.com/2018/08/10/world/asia/china-xinjiang-rahile-dawut.html
Mazar: Studies on Islamic Sacred Sites in Central Eurasia, Sugawara Jun, Rahile Dawut, 2016
https://www.amazon.co.jp/Mazar-Studies-Islamic-Central-Eurasia/dp/4904575512


2.【宗教界】

8. 著名なウイグル人イスラム学者 ムハンマド・サリヒ (Muhammad
Salih)
著名なウイグル人イスラム学者で、『クルアーン』のウイグル語訳者
として名を知られる82 歳のムハンマド・サリヒ師が17 年12 月中旬、
中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの自宅から突然何者かに連
行された。サリヒ師は中国共産党の強制収容施設に収監され、約40
日後の18 年1 月24 日に死亡した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-012920181
80427.html

9. 全国イスラム協会副主席、ウイグル自治区政協の副主席、ホータンイ
スラム協会主席、ホータンモスクのイマム アブドレティプ・アブド
レヒム・ダモッラ(Abdulletip Abdurehim Damollam)
2017 年に3 年刑で刑務所に入れられた。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/abduletip-abdurehim-dam
olla-tutqun-05102017142750.html?encoding=latin

10. カシュガル・トックズタシモスクのイマム アブリミット・ダモッラ
(Ablimit Damollam)
アブリミット・ダモッラは自宅から突然連行され、収容所に収監され
た2 カ月後の昨年6 月に死亡した。
アブリミット・ダモッラ(81)は、80 年代に新疆ウイグル自治区で
初めて寄宿舎付きの私立学校「カシュガル語学・技術専門学校」を開
校したベテラン教育家でもある。
アブリミットは学校にウイグル語で英語、中国語、アラビア語、トル
コ語を教えるクラスと、看護師・歯科医師を育成するコースを設置。
全日制だけでなく夜間制の学生も受け入れ、経済的に恵まれない人も教育を受けられるよう


にした。付属病院も開設し貧しい者への医療費免除など慈善事業を行って人々の支持を集め
たが、2000 年頃に中国当局が施設を強制的に封鎖していた。アメリカの短波ラジオ放送「ラ
ジオ・フリー・アジア(RFA)」の報道によると、アブリミットは身柄拘束から2 カ月後の昨
年6 月に死亡した。死因は知らされず、葬儀は当局の厳重な監視のもと、弟子たち、周りの
住民の参加が許されず家族だけで行われたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616201
7193458.html?encoding=latin

11. ケリヤ県政協副主席、県メインモスクのイマム イミン・ダモッラ
(Imin Damollam)
2017 年5 月に18 年の実刑判決で刑務所に監禁さられた。罪は2016
のメッカーへのハッジ(大巡礼)で「ウイグル分裂意識のある」人
にハッジ代行費を渡したことであった。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/uyghur-kadir-052120
18160053.html?encoding=latin
12. ニルカ(Nilqa)県 イスラム学者 アブドレシット・ハジム
(Abdureshit Hajim)(65)
アブドレシット氏は強制収容所に監禁されてから9 か月間たった今
年の6 月5 日に、収容所内で死亡し、頭部分が白い布で覆われた遺
体が家族に返された。しかし、家族が遺体の頭・体部分を見ること
も許されず、死因が不明のまま、警察の厳重な監視下で埋葬されて
いたことがRFA の取材で明らかになった。
参考資料:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060820182
34941.html?encoding=latin

13. ホータン スラーム学者 アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet
Mexsum)(87)
2017 年11 月拘束され、収容施設で死亡していたことが今年5 月に
イスタンブルに住んでいる親戚の調べで分かった。アブドルエヘッ
ド・ハジムは7 人の弟子にイスラム知識を教授したことが拘束の原
因だったという。


『参考資料』:

https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-m
exsum-ghayibane-namaz-06012018225457.html?encoding=latin


3.【スポーツ界】

14. 人気のサッカー選手エリパン・ヘズムジャン (Erpan Hezimjan)
人気のあったウイグル人サッカー選手エリパン・ヘズムジャンの失
踪は、漢人の熱烈なファンたちがソーシャルメディア上で告発して
発覚した。今年19 歳の彼は15 歳から中国のサッカーチームでプレ
ーをし、失踪前は中国スーパーリーグの江蘇省チームに所属してい
た。
今年2 月末頃に里帰りしたが、3 月に南京で行われた試合に姿がな
かったことを心配する書き込みが相次いだ。RFA は4 月、彼の地
元ドルビリジン県へ電話取材をし、同県警察署職員の証言で2 月頃
に強制収容所に送られたことが判明した。
所属チームの主戦力として1〜2 月にかけて、スペインやアラブ首長国連邦で試合に出ていた
が、「外国に行ったこと」を理由に、県中心部から約10 キロ離れたトゥルグン村の強制収容
施設に送られたという。そこにはウイグル人約1000 人が収容されている。
『参考資料』:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/erpan-hezimjan-terbiyeleshte-04162018153
838.html?encoding=latin
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/footballer-04132018162312.html
https://www.hongkongfp.com/2018/07/07/rising-star-footballer-among-million-uyghurs-sent-ch
inese-re-education-camps/


4.【芸能界】
15. 民謡歌手 アブドゥレヒム・ヘイット (Abdurehim Heyit)
ウイグル人の幅広い年齢層に愛されている民謡歌手でドゥッ
タル奏者(ドゥッタル王)のアブドゥレヒム・ヘイット(56)は、
昨年4 月に公安警察に連行されてから行方不明になった。アブ
ドゥレヒムは北京の中央民族歌舞団や新疆ウイグル自治区歌
舞団で活躍し、数多くのアルバムも発表した。ウイグルの民族
文化に誇りを持ち、前を向いて生きていこうと呼びかけるメッ
セージ性の高い曲が多いこと、特にウイグル人に広く知られる
歌謡「お父さんたち」の歌詞が問題視されたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/musician-11022017162302.html
https://freemuse.org/news/uyghur-dutar-king-detained-in-china/


16. ポップス歌手 アブラジャン・アユップ (Ablajan Ayup)
若くハンサムなポップス歌手も収監されている。若い女性を中心に
熱狂的人気を誇るアブラジャン・アユップ(34)は、「ウイグルの
ジャスティン・ビーバー」と欧米誌に紹介されたこともある。ウイ
グル語のみならず英語や中国語でも歌っていたから漢人にも人気
だった。今年2 月に上海でコンサートを行った2 日後、ウルムチで
拘束された。昨年マレーシアを訪問したことや、民族や故郷への愛
を歌っていたことなどが原因とささやかれている。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/singer-05182018131924.html
https://freemuse.org/news/uyghur-pop-star-detained-in-china/


5.【メディア関連】
17. ミスラニン・ドットコム(misranim.com)の創設者 アバベキ
リ・ムフタル (Ababekri Muxtar)
インターネットのウイグル語サイトも一昨年から昨年にかけて
続々と閉鎖され、運営者がことごとく拘束された。また、同サ
イト管理人トゥルスンジャン・メメット(Tursunjan Memet)
も行方不明になっている。トゥルスンジャンの父親はRFA の取
材に応えて、「自宅から6 人の公安に連れ去られ、どこに居る
かさえ分からない」と証言した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/authorities-detain-uyghuer-web-masters-and-writ
ers-in-chinas-xinjiang-06132016153910.html


18. 「バクダシ(bagdax.cn)」創設者 アクバル・エゼッド (Akbar Eset)、


19. 「ボズキル(bozqir.net)」の創設者で自治区教育庁職員のアデル・リシット (Adil Rishat)、


20. テレビ番組の脚本家として知られるオマルジャン・ヘセン (Omarjan Hesen)


21. 新疆人民ラジオ局記者で新疆教育出版社の教科書編集者でもあったジャ
ーナリストのヤルクン・ルーズ (Yalqun Ruzi)(52)も行方不明になっ
ている『参考資料』。最近の情報では、17年刑で刑務所に入れられたと
いう。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php

ウイグル語書籍は粛清のため書店や一般家庭から没収された。新疆ウイグル
自治区文学芸術連合の元会長で、詩人のイミン・アフメディ (Imin Ahmidi)は昨年6 月、RFA の
取材に対し「過去に出版されたウイグル人作家の著作が再検査されている」と語った。ウイグル
人に愛読され、現代ウイグル文学を代表する小説であるアブドゥレヒム・オトキュル (Abdurehim
Otkur)『目覚めた大地』や『足跡』、ゾルドゥン・サビリ (Zordon Sabir)『母なる故郷』なども
規制の対象になった。『参考資料』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php


6.【経済界】

22. イリ・カザフ自治州 慈善家・不動産開発商 ヌルタイ・アジ(Nurtay Haji、努尔塔依・阿吉)
ChinaAid がイリ・カザフ自治州及びカザフスタン人の商人から得た情報によると、有名な慈善
事業、不動産開発商のヌルタイ・アジが昨年、20 年刑で刑務所に送られたという。ヌルタイ氏は
ヌルタイ氏個人の全額寄付で孤児、貧しい子供たちのための、全寮制の寄宿学校「努尔塔依阿吉
学校」を建設し、これまでに多くの学生を支援していた。
ChinaAid の情報では、ヌルタイ氏と一緒に10 数名のウイグル、カザフ商人が逮捕されたとい
う。ウイグルの他の地域でも銀行に一定額(100 万〜数100 万元)以上の貯金がある人たちも次々
と拘束されている。
http://www.chinaaid.net/2018/07/blog-post_11.html

2017 年5 月に、カシュガル地区で最も成功した経営者ウイグル人の以下4 名が「宗教的過激主義」
という罪で投獄された:


23. カシュガル貿易協会会長 物質運送会社経営者 アブドジェリル・ハジム(Abdujelil Hajim)

24. カシュガル Emin 貿易市場のオーナー ゲニ・ハジ(Gheni Hajim),

25. カシュガルEziz Diyar 市場のオーナー メメット・トルソン・ハジム(Memet Tursun Hajim),

26. カシュガルIbnsina 歯科病院 オーナー イミン・ハジム(Imin Hajim)
以上の4 人いずれにも「ハジム」という名称がついているのは、イスラム聖地のメッカーにハッ
ジに行って来たことを意味する。RFA の電話インタビューに答えた現地の保安員の情報によると、
罪は「承認されていない民間の巡礼に行った」、「宗教的過激派の兆しがあった」という。4 人は8
年から18 年の懲役刑を言い渡された。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/wealthiest-01052018144327.html


27. カシュガルKasir ホテルのオーナー レストラン経
営者 オブルカスム・ハージ (Obulkasim Haji)
RFA のインタビュー情報によると、67 歳のオブル
カスムは2017 年12 月5 日入院していたウルムチ
市の病院から公安に連行され、再教育キャンプ(強
制収容施設)に送られたそうだが、拘束理由や監禁
場所がいまだに不明。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/hotelier-05072018130431.html
努尔塔依阿吉学校


7.【官僚・公安関係者】

28. ウイグル自治区林業庁庁長 エズズ・ケユム (Ezir Qeyum)
29. ホータン地区公安局副局長 ニジャティ・アウドン (Nijat Awudon)
30. ホータン地区公安局元副局長 エリ・イミン (Eli Imin)
31. ウイグル自治区特捜部ホータン支部隊長 アブドカデル・アブラ (Abduqadir Abla)
32. ホータン市公安局副書記 政委 ヤリクン・アブドラザク (Yalqun Abdurazaq)
33. カシュガル カラカシ県(Qaraqash)公安局元副書記 政委 アバベキリ・イリ(Ababekri Eli)
34. ホータン地区公安局国保支部課長級捜査員 モハタル・トスン(Muxtar Tursun)
らが「重大な規律違反」で拘束され、最近の状況は不明である。
参考資料:
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


35. ウイグル自治区チャルチャン県公安局政
治委員 アリフ・トルソン(Ghalip Tursun)
8 月18 日の現地新聞が、アリフ氏が「テ
ロリスト、3 種勢力と協力し、庇った」と
し、拘束されたことを報じた。参考資料:
(右写真)
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qan
un/cherchen-uyghur-08202018153604.ht
ml?encoding=latin


8.【地方の党・政府責任者】

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、権力を誇示する最初の威圧的行動は、ホータ
ン地区基層の97 名幹部への問責・免職処分を実行することだった。陳の指示で組織された共産党
幹部らの査察グループが2017 年3 月12 日からホータン地区の各町、村に入り、たった一週間ほ
どの調べを行ったあと、3 月26 日各種の理由で97 名幹部(ほとんどウイグル人)に一気に免職
処分を下した。処分内容から人権侵害の典型的な例であることがわかる。例えば、ホータン県の
ブザク郷(布札克乡(郷))党支部書記のジェリリ・マイティニヤズ(Jelil Memetniyaz)は「宗
教師の前でタバコを吸うことに躊躇した」理由で懲戒免職された。97 人の懲戒免職理由には、そ
のほかに、「毎朝の国旗揚げの怠慢、揚げ回数の誤報、住民宅へ走訪・個人情報データの収集を徹
底していない」など様々なレッテルがあった。
参考資料:
http://www.china.com.cn/news/2017-04/10/content_40588424_2.htm
https://www.boxun.com/news/gb/china/2018/01/201801301321.shtml
http://news.sina.com.cn/c/nd/2017-04-09/doc-ifyeceza1781280.shtml


9.【収容所内死亡者リスト】

ここに挙げたリストはメディアに知られた名前のみである。
1.ムハンマド・サリヒ (Muhammad Salih)、82 歳、18 年1 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-01292018180427.html

2.アブリミット・ダモッラ (Ablimit Damollam) 、81 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616
2017193458.html?encoding=latin

3.アブドレシット・ハジム (Abdureshit Hajim)、65 歳、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060
82018234941.html?encoding=latin

4.アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet Mexsum)、87 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-mexsum-ghayibane-nama
z-06012018225457.html?encoding=latin

5.アイハン・メメット(Ayxan Memet)、78 歳、Dolqun Eysa の母、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mother-07022018164214.html

6.ヌリマングル・メメット(Nurimangul Memet)、24 歳、18 年6月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06042018154152.html?enc
oding=latin

7.アブドジャッパル(Abdujappar)、グルジャGhulja Bayandaz

8.アブドガッパル (Abdughappar)、34 歳、グルジャGhulja Bayandaz 18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

9.ホータン・チンバグ卿 アブドルエヘット・バッカル(37 歳)ら26 名
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06142018181109.html?enc
oding=latin

10. ヤクプジャン・ナマン(17 歳)、カシュガル・ヨプルガ県、18 年3 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

11. 在日ウイグル人弟(24 歳)、ウルムチ、18 年5 月死亡

第四章 “新疆のウイグル自治区”:中国高度な監視下の野外刑務所

1.中国当局はウイグル地域を「野外刑務所」化
東トルキスタン(現“新疆ウイグル自治区”)は、古代からヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域でもある。1949 年に中国人民
解放軍が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。
それ以来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いている。


1.1【漢民族の大量移住】

中国内陸から漢民族をウイグル地域に大量移住させるのと同時に、多くの若いウイグル人・未
婚女性を労働力として中国内陸の工場などに移送し、ウイグル自治区におけるウイグル人口比率
の減少を図っている。他に少数民族までに適用された“計画生育”制度も功を奏して、1949 年に6%
だった漢民族人口が、2010 年には40.1%に達している(新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人
口普查主要数据公报)『参考資料1』。「新疆軍区」数十万軍人とその家族、300 万人以上とされる
「新疆生産建設兵団」の人口はこれに含まれない。
漢民族がこの地に大挙進出してきて、経
済発展の恩恵を独占した結果でウイグル
族との格差が広がる一方である。中国当局
によりウイグル人に対して差別的政策が
実施され、憲法で定めたウイグル人固有の
言語、文化的・宗教的権利も侵害されてき
た。

1.2【7・5 ウルムチ虐殺】
そんな中、2009 年6 月に中国広東省の
第四章 “新疆ウイグル自治区”:
中国高度な監視下の野外刑務所


玩具工場で労働者として勤務しているウイグル人が中国人に襲撃され多数が殺傷された事件に対
する中国政府の対応への不満がきっかけに、ウイグル人の怒りがさらに高まった。同年7 月5 日
にウルムチ市でウイグル学生らによる大規模なデモが発生した。平和的な抗議行動は、中国当局
の軍、武装警察によって、過剰な武力行使を通して残虐に制圧され、数千人がウルムチの町で殺
害され(中国当局の発表では197 人死亡)、殆どのデモ参加者が逮捕された。これは「7・5 ウル
ムチ騒乱」「7.5 ウルムチ虐殺」と呼ばれる。『参考資料2』


1.3【悪漢・陳全国】
2009 年以降、中国共産党当局によるウイグル人の監視はさらに強まった。特に、元中国共産党
チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が、2016 年に新疆ウ
イグル自治区の書記に就任してから、ウイグル人への監視・弾圧が特段に強まった。新疆ウイグ
ル自治区は、習近平政権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝で
もあり、そこに完全に監視され・封じ込められた社会を作り上げることが習近平政権の謀略と言
えるだろう。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル地域における「監
視社会」の完成を手掛け、2017 年一年間でウイグル自治区の警察の人員が2015 年の6 倍にまで
膨れあがった『参考資料3』。
ウイグル自治区全地域で、500m間隔で交番(便民警務站)が設置され、一つに8−30 名の武
装警察が配備された。アクト県だけで2017 年10 月以降、68 個の交番を新たに設置したことを現
地で当番中の警察がRFA のインタビューで明らかにした『参考資料4』。
陳全国は、ウイグル全地域で上述した「再教育センター」というナチス式強制収容所や以下で
述べる監視社会を作り上げた首謀者・真犯人である。
1.4【最先端の監視技術の実験場】
中国国内には昨年秋の時点で監視カメラが1 億7000 万台設置されており、今後3 年間でさら
に4 億台が追加されると推定されている。監視カメラの多くには人工知能(AI)が搭載され、顔
認証技術などを備えている。その「最先端の監視技術を試行する実験場」となったのは新疆ウイ
グル自治区である。中国政府は2017 年第1 四半期(1〜3 月)にウイグル自治区で10 億ドル(約
1130 億円)以上に相当するセキュリティー関連の投資計画を発表したとウォール・ストリート・
ジャーナル紙が明らかにした『参考資料5』。
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は明らかにした情報によると、中国当局
は、問題を起こす危険のある人物を特定し、先んじて拘束するため、新疆ウイグル自治区に大量
のデータを駆使した監視プラットフォームを配備している。この「予測による治安維持」プラッ
トフォームについて、当局が監視カメラの映像や、通話・旅行記録、宗教的志向などの個人情報
を統合・分析し、危険人物を特定するためのものだと説明する。カシュガル市だけで今年3 月、
5100 万ドル(約55 億円)以上を投じて、統合データプラットフォームを含む監視システムを購
入・設置した。この監視カメラシステムは、瞬時にして人の顔と歩き方を識別して個人を特定し、
データベースと照合して年齢、性別、身長、民族アイデンティティを判定。その上、親族や知人
といった人的ネットワークまで割り出すことができるという『参考資料6』。
1.5【政治的信頼度点数表】
ウイグル人の研究者で記者のタヒール・イミン(Tahir Imin)氏は昨年2 月、新疆から米国に
亡命した。同氏はウルムチに住む友人が6 月、当局に拘束されたと話す。定期的な礼拝、パスポ
ートの所持、トルコへの渡航記録が減点の対象となったという。そして「マイナスポイントが70
を上回ると、危険人物と見なされ、警察に通報される。警察はこれを受け、拘束した人物を再教育センターに送る」と明かした『参考資料7』。
以下の「人口個人情報採集表(表1、『参考資料5』)」は、ウイグル自治区全地域で「危険人物」
を割り出すために使われているものである。表の右側に「重要情報」とされた内容は、年齢が(15
〜55 歳)、ウイグル人か、失業者か、パスポート保持者か、毎日礼拝するか、宗教知識があるか、
26 の“センシティブな”国に行ったことがあるか、海外とのつながりがあるかなどである。
また、ウルムチ市の各社区で実際の
登記に使われている「常住戸民族語系
点数表(下表2)『参考資料7』」による
と、各住民一人一人に10 カテゴリーで
10 点ずつ点数付け、ウイグル人の政治
的信頼度を評価している。
例えば、この表の1 番目のイブライ
ム・イスマイル氏(83 歳)には50 点付
けられ、「一般注意人物」とされている。
ウイグル人であれば10 点、パスポート保持者であれば10 点、礼拝していれば10 点、宗教知
識があれば10 点、対象の26 か国のどれかに行ったことがあれば10 点それぞれ引かれ、合計点
数は50 点となっている。この点数が低いほど「危険人物」とされる。もし、この方が55 歳以下
で、海外とのつながりがある人だった場合は、点数が30 点(マイナス70 点)で、即拘束対象と
なり、収容所(再教育センター)に送られることになる。
亡命者の証言によると、誰が礼拝しているか、誰が断食しているか(イスラム・ラマダンの時
期にどの家の人が夜中に起きて明かりをつけているか、職場、学校でお昼ご飯を食べていないか
など)を常にチェックするため、町、村、学校で10 人を1グループにし、相互監視体制を作って
いる。知っている情報を隠した人も罰せられるようになっている。また、政府幹部に住民と「親
戚(双親)」を作らせ、住民の宗教意識、共産党への忠誠心を調べ、人ひとりに点数をつける任務
を与えている。その中で、収容所に入れられた若いウイグル女性がいる家に「親戚」となった漢
族男性が寝泊まりするケースもあるという。


表 1. 人口個人情報採集表 表 2. 常住戸・民族語系

1.6【一般家庭に政府幹部が宿泊】
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が「ウイグル人家族の家に中国共産党政
府職員がホームステイしている」と5 月13 日に報告を発表した『参考資料8-9』。報告によると、
ウイグル人密集地域の一般家庭が近年、政府幹部による定期的な「ホームステイ」の受け入れを
強いられている。中国政府による「民族団結」を名目とした厳しい監視が目的とみられ、官製メ
ディアの情報として、当局は2017 年に職員100 万人を同地農村へ派遣したと伝えている。職員
をウイグル人家族と「共に食べ、共に住み、共に労働し、共に学習」させるという。
1.7【スマートフォンにスパイウェアを強制装着】
中国にいるウイグル人はまた、2017 年4 月からスマートフォンにスパイウェア・アプリをイン
ストールすることを強制されている。「ラジオ・フリー・アジア」の報道によれば、「百姓安全」、
「Jinwang」と呼ばれるこのアプリは、政府が市民の携帯デバイスをスキャンし、「テロリストや
違法な宗教に関する映像・写真・ファイル類を所持していないか確認する」ためのものだという。
これらのアプリをインストールすると微信(Wechat)やSNS「微博(Weibo)」のログ、SIMカード
情報、Wi-Fi のログイン情報などがサーバーに送信される。インストールを拒否したり、一度イ
ンストールしたアプリを削除したりすると、10 日間拘束されることがあるとのこと『参考資
料10-13』。
今はすべてのウイグル人が24 時間監視され、Wechat などを通して海外にいる親戚と連絡する
ことも一切できなくなっている。我々海外にいる人たちはウイグルにいる親戚から「連絡しない
で」と言われている。公安警察からハラスメントや脅迫を受けていると思われる。
1.8【全車両にGPS を強制装着】
中国当局また、ウイグル地域にあるすべて自動車に対し、中国版全地球測位システム(GPS)
「北斗」の端末の設置を義務付けたと米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝え
た『参考資料14』。昨年の6 月30 日までに全車両への「北斗」の端末設置を終える計画となって
いた。重機や工事用の車両なども対象となり、端末を設置していない車両は、ガソリンスタンド
で給油が拒否されるほか、中古車市場で取引ができない。
1.9【ウイグル人のパスポートを没収】
中国国内でパスポートを持っている全てのウイグル人からパスポートが没収され、観光や留学
のため海外に行くことは非常に難しくなった『参考資料15』。海外留学のため、新しくパスポート
を作ることはできなくなった。両親のことが心配で海外から一時帰国した学生のパスポートも没
収されるほか、再教育センターに入れられたケースもある『参考資料16』
1.10【ウイグル人逮捕者数が全国の21%】
中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese Human Rights Defenders)は、
7月25日にウイグル人逮捕者数を発表した『参考資料17』。中国政府が発表した数字によると、
2017 年に新疆ウイグル自治区で、刑事的罪で逮捕された人数は全国の同じ罪で逮捕された総数の
21%を占めたという。新疆人口は中国全国人口のわずか1.5%を占めているにもかかわらずだ。
中国人権擁護は、2008〜2017 年間にウイグル自治区で逮捕された人数の比較調査を行い、2017
年一年で227,882 人が逮捕されたこと、これは2016 年の逮捕者数27,404 人の8.3 倍だったこと
を明らかにした。報告では、これは中国当局が「三股勢力」(暴力恐怖主義、民族分裂主義、宗教
極端主義)名目の厳打(厳しく取り締まり)運動の結果との認識を示した『参考資料18』。


2.中国当局はウイグル住民からDNA など生体データを採集

2.1【検診名目でDNA 採集】
中国国営の新華社通信は2017 年11 月、衛生当局の統計として、新疆の総人口の9 割に相当す
る約1900 万人がこの「検診」を受けたと伝えた。また、中国最大手インターネットポータルサイ
ト「新浪(Sina)」が2017 年11 月1 日、新疆ウイグル自治区衛生計画生育委員会から入手した情
報として、ウイグル自治区は昨年15.85 億元投資し、全自治区で1884.48 万人、その中、南疆4
地区・州(ウイグル密集地域)で912.71 万人(100%)の検診を終えたと伝えた

『参考資料19』。
国際NGO 人権組織の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)」は、このよ
うな大規模な強制収集は国際人権規約を踏みにじるものだと批判した。
当局に「全民検診」と呼ばれたこの無料のプロジェクトは、12 歳から65 歳までの住民を対象
にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めている『参考資20-23』。


2.2【臓器狩り】

中国新疆出身の在英の元外科医エンヴァー・トフティ(Enver Tohti)氏は、こうした不合理な
新疆地区住民のDNA 採取について、中国移植権威で富裕層や外国人移植希望者のための移植用
臓器となる「生きた臓器バンク」とし、住民を秘密裏に「ドナー登録」しているのではないかと
の推測を述べた『参考資料19』。

中国衛生部(厚生省)の前副部長・黄潔夫氏は7 月26 日、AP 通信のインタビューで、国内ド
ナー登録者は21 万人を数え、2020 年には、中国は米国を抜いて世界一の移植大国になると主張
した『参考資料24』。

第一章でも述べたが、これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて、家族に返す・見せ
ることなく、新しく設けられた一般人が入ることのできない遺体処理・安置所で処理されている。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
以下の写真1,2 はその証拠である。これは観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカ
シュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空


運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで監禁されている人から
強制的に臓器を摘出していることを示す徹底的証拠である。


3.海外在住のウイグル人(留学生、永住者、帰化者)も監視対象に

3.1【在日ウイグル人の被害】

新疆ウイグル自治区で100 万人を超えるウイグル人が「再教育センター」と呼ばれる収容所に
収監され、著しく人権被害を受けていることをアメリカ、ヨーロッパ各国のメディア、政府機関、
国連などが続々報道し、厳しく非難し始めた(下画:アメリカ政府報道)。しかし、日本ではほと
んど報道されていなかった。
2018 年7 月19 日ついに、NHK-BS1 テレビチャンネルの国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」で、中国のウイグル人への弾圧、収容所の実態を報道した『参考資料25』。こ
れは日本において、主要メディアとして初めての報道であった。在日のウイグル人として、まず
NHKの勇気に感謝したい。本当にありがとうございます!

当番組で在日のウイグル人4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、生きているか
死んでいるかもわからない」と証言した。8人がインタビューを受け、証言していたようですが
が、時間の制限により全部伝えきれなかったと思われる。この8 名がいずれも、家族が収容所に
収監され、現在どうなっているか全くわからない状況だという。日本にそれ以外にも多くのウイ
グル人の家族が中国で被害を受けている。しかし、その多くはウイグルにいる家族、親戚がさら
なる被害・弾圧を受けることを恐れて、沈黙しているのが実情である。だが、「今こそ、国で沈黙
せざるを得ない同胞に代わって、国外に住む私たちが声を上げるべきときだ」という在日ウイグ
ル人も増えている。
当NHK 番組でも紹介されたが、在日ウイグル人人権団体である「日本ウイグル協会」の呼び
かけで、7 月1 日東京の中心繁華街である新宿で大規模なデモが行われた。これまでに沈黙して
きたウイグル人100 人以上が参加した。デモでは、「不当な拘束をやめろ」、「強制収容所を閉鎖し
ろ」、「家族を返せ」、「お父さんを返せ」、「ウイグルに自由を」、「日本人は我々を助けてください」
と訴えた。7 月7 日また六本木、中国大使館前で150 人以上のウイグル人によるデモがあった。
これほど多くの在日ウイグル人が中国のウイグル人弾圧を訴え、このようなデモに参加したのは
初めてであった。
私たち有識者会が把握した情報では、例えば、一年前に娘を連れて一時帰国したお母さん(M
さん)は、パスポートが没収され、母子とも日本に戻れていない;在日ウイグル人Gさんの弟(24
歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返してくれなかったという。死因は何なのか、
遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた
親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」といっただけで、他に何も言えなかったという。
その他、在日ウイグル人で中国パスポートの有効期限が近づき、中国大使館に更新手続きに行
ったところ、中国新疆に帰って現地で更新してくるように言われ、更新できなかった人が何人も
いる。その中にパスポートの有効期限が既に切れ、中国に帰ることもできず(中国に帰ると収容
所に送られることが明白であるため)、困っているウイグル人がいる。また、日本の大学院を卒業
したらウイグルに帰るつもりで、日本で就職活動をやっていなかった人で、中国に帰ることを恐
れて、日本に残らざるを得ない人や日本滞在ビザの心配をしている学生も多数いる。
在日ウイグル人(帰化者を含む)の被害状況をまとめると以下になる。


・日本(海外)にいるウイグル人は中国にいるご家族と連絡が取れなくなっている。
・在日ウイグル人でもご家族が収容所に収監された人が多数いる。
・在日中国大使館がウイグル人のパスポート更新申請を受け付けなくなっている。
・一時帰国者が収容所に入れられたりして日本に戻ってこられなくなっている。
・中国にいる家族が人質に取られて、留学生ら自身は帰国やスパイ活動が強要され、「従わないと
家族を再教育センターに送る」と脅迫されるケースが増えている。
・帰化やビザ申請に必要な書類の中国からの取り寄せができなくなっている。


3.2【海外にいるウイグル人の被害】

中国政府はウイグル弾圧の手を海外まで伸ばしている。例えば、以下のような報道がある。

・エジプトで中国のウイグル族の拘束・強制送還相次ぐ
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2017/09/0901.html
Uyghur Students in Egypt Detained, Sent Back to China
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/students-07072017155035.html
・海外にいるウイグル人にスパイ活動を強要
Spy for Us — Or Never Speak to Your Family Again
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-uighur-spies-surveillance?utm_term=.ndzvJGJgbG
#.aaplb9bgm9
・親族訪問・一時帰国者のパスポート没収、「再教育センター」へ収監
“Uighur graduate student goes missing upon returning to China”
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/


『参考資料』

1. 《新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人口普查主要数据公报》
http://www.stats.gov.cn/tjsj/tjgb/rkpcgb/dfrkpcgb/201202/t20120228_30407.html
2. 2009 年「7・5 ウイグル騒乱」
https://ja.wikipedia.org/wiki/2009%E5%B9%B4%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3
%83%AB%E9%A8%92%E4%B9%B1
3. 「AI に顔認証……中国がウイグルで実験し始めた監視社会の実態」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=13986
4. 500m 間隔で武装警察交番設置, RFA 2017.08.17
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/aqtuda-68-saqchi-ponkiti-08172017213200.
html?encoding=latin
5. 中国「完全監視社会」の実験場、新疆を行く, Josh Chin and Clément Bürge, The Wall Street Journal,
2017.12.22

https://jp.wsj.com/articles/SB11070217722261694869804583589052841366988


6. ビッグデータで危険人物「予測」 中国の治安対策, The Wall Street Journal, 2018.02.28
https://jp.wsj.com/articles/SB12343497592033114173304584071460854064956
7. ウイグル人の信頼度を決める点数表があった、RFA, 2017.12.20
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghur-jedwel-07122017141518.html?encoding=la
tin
8. China: Visiting Officials Occupy Homes in Muslim Region, HRW
https://www.hrw.org/news/2018/05/13/china-visiting-officials-occupy-homes-muslim-region
9. Chinese Uyghurs forced to welcome Communist Party into their homes
https://edition.cnn.com/2018/05/14/asia/china-xinjiang-home-stays-intl/index.html
10. 中国、ウイグル族にスパイウェアのインストールを強制, ベンジャミン・フィアナウ, NewsWeek
Japan, 2017.7.26
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8062.php
11. RFA 独家:新疆强迫居民安装手机监控软件 10 哈族妇女微信发言被拘, 2017.07.13
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql2-07132017112039.html
12. Report: Xinjiang Residents Forced to Download Spyware App, Chinese Regime Can Track and
Censor Users
https://www.ntd.tv/2018/04/13/report-xinjiang-residents-forced-to-download-spyware-app-chin
ese-regime-can-track-and-censor-users/
13. China forces Xinjiang Uyghurs to install mobile spyware, enforces with stop-and-frisk
https://boingboing.net/2017/07/26/jingwang.html
14. Vehicles to Get Compulsory GPS Tracking in Xinjiang, RFA 2017.02.20
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/xinjiang-gps-02202017145155.html
http://www.alertchina.com/archives/2265113.html
15. China confiscates passports of Xinjiang people
https://www.bbc.co.uk/news/world-asia-china-38093370
16. Uighur graduate student goes missing upon returning to China
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/
17. Criminal Arrests in Xinjiang Account for 21% of China’s Total in 2017. NCHRD, Jul 25, 2018
https://www.nchrd.org/2018/07/criminal-arrests-in-xinjiang-account-for-21-of-chinas-total-in-2
017/
18. 人权组织指中国当局2017 年以刑事罪逮捕的穆斯林人数是上一年的7 倍多, RFA, 2018.07.25
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/d-07252018162042.html
19. 新疆投入15 亿多元完成新一轮全民健康体检工程, 新浪(Sina), 2017.11.01
http://news.sina.com.cn/o/2017-11-01/doc-ifynmnae1006240.shtml
20. 中国当局、新疆で1900 万人のDNA 採集 「無料の全民検診」実施, The Epoch Times, 2017.12.15,
http://www.epochtimes.jp/2017/12/30173.html
21. 中国:少数民族からDNA サンプルを数百万人規模で採取
https://www.hrw.org/ja/news/2017/12/13/312755
22. China collecting DNA, biometrics from millions in Xinjiang: report
https://edition.cnn.com/2017/12/12/asia/china-xinjiang-dna/index.html
23. China Is Vacuuming Up DNA Samples from Xinjiang's Muslims
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-is-quietly-collecting-dna-samples-from-millions-of?ut
m_term=.reOnBXBjGX#.mabNxJxZqJ
24. 中国衛生部の前副部長・黄潔夫氏「中国は3 年後世界一の移植大国になると主張」
http://www.epochtimes.jp/2017/08/28097.html
25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19


http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719
その他:
ウイグル人の政治的迫害 - 個別事件の簡単な説明概要
Political Persecution of the Uyghurs—Brief Description of Some Individual Cases
https://freedomsherald.wordpress.com/2018/01/19/political-persecution-of-the-uyghurs-brief-descrip
tion-of-some-individual-cases/


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

1949 年に中国人民解放軍の侵攻により共産党支配下に置かれ、1955 年に設置された新疆ウイ
グル自治区(東トルキスタン)の当初は、東トルキスタン・イリ政府と中国共産党の交渉、平和
条約の約束通り、それまでに展開されてきたウイグル言語など独自の民族言語による教育が継続
された。1950 年初頭からは漢語が選択科目として導入されていた。
しかし、1960 年代に入ると次第に漢語教育が重要視されるようになり、漢語が民族学校におい
て必須科目となる一方、漢語学校に設置されていたウイグル語の選択科目は廃止された(リズワ
ン, 2009)。
1977 年から新疆ウイグル自治区政府は少数民族への漢語教育の強化を政策課題としてさらに
強調するようになった(リズワン, 2009;Mamtimyn 他, 2015)。
1982 年制定の中華人民共和国憲法では、少数民族言語による教育が保護されることになった
(Grose, 2010)が、実際には教育現場における漢語への一元化が推進されていった。
1990 年代末からは少数民族の漢語習得、主流文化の吸収が強く促されるようになる(王, 2006)。
2004 年に交付された「全面的に双語教育を推進することに関する決定(関与大力推進双語教学
的決定)」により、ウイグル語の授業のみをウイグル語で行い、その他の科目はすべて漢語で教え
る「双語教育」に取って代わられることとなった(アナトラ,2013;リズワン他, 2014)。
2010 年からウイグル全地域において幼稚園、小学校一年から「双語教育」が実施されるように
なり、中国内陸からウイグル語が知らない漢族教師が大量に投入された(例えば、2017 年4 月
26 ホータン地区・チラ県政府ウェブサイトでの募集(参考資料8)によると、人口13 万人のこの
県だけで1093 人の教師を中国内陸から募集している;またホータン地区政府からも中国内陸向け
の同様な募集(参考資料9)があり、現地一般教師給与の2 倍以上の賃金が提示されている。これ
により、学校ではウイグル語の授業がほとんど行われなくなり、漢語を習い始めたばかりの子ど
もたちに、すべての授業を漢語で行うようになった。一方、これまでに長年ウイグル語による授
業をやって来たベテランの優秀な教師たちが、漢語水準が満たない理由で「下放」された(教育
現場から追い出された)。教育レベル、学生の知力が著しく落ちていった。
この時、ウイグル言語に対する危機を感じた有志の教育者が私立のウイグル語幼稚園、小学校
の設立を試みた。現在トルコ在住のアブドワリ・アユップ(Abduweli Ayup)氏(参考10)がウ
イグル語学校設立を仕掛けた一人である。アブドワリは2011 年アメリカ留学から帰国したあと、
カシュガルでウイグル語学校を立ち上げた。しかし、2013 年にアブドワリ氏を含む学校設立に関
わった3 人(他Dilyar Obul, Muhemmet Sidik Abdurshit)が、寄付で集まった支援金の「横領罪」
で投獄され(明らかに冤罪である)、ウイグル語学校計画が滅ぼされたのである。(その後、アブ
ドワリ氏は治病のためトルクに渡り、現在もウイグル語保護活動を続けている)。
また、中国でウイグル族が直面している現実への理解と問題解決を訴え、当局の政策に批判的
な声を上げた知識人、中央民族大学(北京)の著名なウイグル族経済学者、イリハム・トフティ
ウイグル語教育 → 「双語」教育 → 漢語のみの教育への転化
→ 幼稚園、小・中・高校、大学でのウイグル語使用全面禁止へ


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

准教授(Ilham Tohti, 伊力哈木·土赫提)が「国家分裂罪」に問われ、2014 年9 月23 日、無期懲
役判決で投獄された(参考資料11)。
2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、ウイグル語の使用禁止、漢語教育のみを実施と
いう重大な人権侵害、同化・民族浄化政策を露骨に展開してきた。これは陳の指示で設置した洗脳
のための「再教育センター、強制収容所」や監視社会体制以外のもう一つ謀略である。
ウイグル語禁止政策は以下の各地区政府の通知・通達の内容から見取れる。
2017 年7 月5 日、ホータン地区政府のホームページに、「ホータン地区双語教育規定5 カ条、
小中学校双語教育強化」(《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》(参考資料12))
という規定を発表した。内容は(1)国家通用言語文字(漢語)を全面普及し、民族言語を付加
した双語教育原則を堅持すること、(2)2017 年秋学期から小学校入学前の3 年で国家通用言語
文字教育を徹底し、小学校1 年、中
学校1 年から国家通用言語文字教
学を全面実施、2020 年には国家通
用言語文字教学を全体的に実現す
ること、(3)漢語教師がウイグル
語で研修受けるという間違ったや
り方を止めること、(4)教育系統
内、学校内でウイグル語文字、スロ
ーガン、図画などの使用を断固禁止
すること、(5)教育系統の集団活
動、公共活動、管理ワークの中でウ
イグル語の使用を断固禁止するこ
と。以上の双語教育政策に対しての
怠慢、不履行、小細工などをした人
は、「両面派」、「両面人」として厳
重に懲罰される、であった。
そのほか、「ホータン地区学前(入
学前)教師8 カ条ルール」、「ホータ
ン地区国語教育5 カ条規定」などが
ある(参考資料13)。
2017 年10 月10 日、イリ・カザフ自治州イニン県教育局が、自治区教育庁の「少数民族文字教
材補選使用に関する通知」(《关于少数民族文字教材教辅选用有关工作的通知》)を通達し、当県に
おいて、(1)全てのウイグル語とカザフ語の「国語」教材の使用を停止すること、学校にすでに
ある教材は封存すること、(2)国家統編の教材「道徳と法治」、「歴史」教材の少数民族文字に翻
訳が終わっていないものを含め、使用を停止すること、(3)関連学科少数民族文字の教材・補助
資料の使用を停止すること、(4)この「通知」要求により、各学校が教材・補助教材選択・使用
規定に違反してはいけない、問題発覚時はすぐ報告すること、という内容を発表した(参考資料14)。


ウイグル語使用禁止と同時にウイグル語教科書、文学・歴史に関係する出版物の焼却が各地で
行われた(参考資料15-16)。


『参考資料』

1. 新井 凜子, 大谷 順子, 2016, 「新疆ウイグル自治区の漢語教育に見る言語とアイデンティティの
関係」. 21 世紀東アジア社会学2016-第8 号, 1-18.
2. リズワン・アブリミティ, 2009, 「中華人民共和国成立後の新疆における「民族学校」の漢語教育
をめぐる一考察」『アジア・アフリカ言語文化研究』78, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文
化研究所, 43-77
3. Mamtimyn S., Feng A. and Adamson, B., 2015, “Trilingualism and Uyghur Identity in the People’s
Republic of China” in Evans, D. Eds., Language and Identity Discourse in the World. Bloomsbury.
4. Grose, T.A., 2010, “The Xinjiang Class: Education, Integration, and the Uyghurs” Journal of
Muslim Minority Affairs Vol.30 No.1, The Institute of Muslim Minority Affairs, 97-109.
5. 王柯, 2006, 『20 世紀中国の国家建設と「民族」』東京大学出版社
6. アナトラ・グリジャナティ, 2013, 「中国新疆ウイグル自治区における少数民族双語教育に関する
研究」富士ゼロックス株式会社小林節太郎記念基金
7. リズワン・アブリミティ, 大谷順子, 2014, 「中国新疆におけるウイグル族の学校選択」『21 世紀
東アジア社会学』第6 号, 日中社会学会, 156-171
8. 策勒县人民政府《2017 新疆和田地区策勒县双语教师招聘1093 人公告》,2017 年4 月26 日
http://www.offcn.com/jiaoshi/2017/0426/153572.html
9. 《和田地区于田县面向内地招聘教师简章》2017.08.18
http://www.gzsjyzx.com/client/article/1384
10. ウイグル学校設立者 アブドワリ・アユップ https://en.wikipedia.org/wiki/Abduweli_Ayup
11. ウイグル族経済学者、イリハム・トフティ准教授が「国家分裂罪」で投獄
https://ja.wikipedia.org/wiki/イリハム・トフティ
12. 《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》, ホータン地区ウェブサイトより
https://archive.is/nybWu
13. 《新疆禁止幼教信教 教育系统内禁维语》, Radio Free Asia ウェブサイトより
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/xl1-09252017102937.html
14. 《RFA 独家:新疆全面停用维、哈文字辅选教材》
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql1-10132017100200.html
15. 《新疆伊犁、和田等地收缴民族语言教科书》ChinaAid, 2018.04.02
http://www.chinaaid.net/2018/04/blog-post_2.html?m=1
16. Thousands of Uighur Books burned by Chinese Authorities
http://unpo.org/article/101


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

ウイグル人は、ユーラシア大陸のほぼ中央に位置し、シルクロードとも言われてきた東トルキ
スタン(現“新疆ウイグル自治区”)を中心に暮らす、独自の歴史と文化を持つイスラム教を信仰
する人々である。
ウイグル人は、8-9世紀に約100 年継続した「ウイグル可汗国」(Oghuz Orkhon Khanate)、
9〜13 世紀に約300 年繁栄した「天山ウイグル王国(Uyghur Kingdom of Qocho, 天山山脈北
麓)」と「カラ・ハン朝 (Kara-Khanids Dynasty, タリム盆地)」、16−17 世紀に165 年繁栄した
「セイディア汗国」(Saidia Khanate, ヤルカンド)などを建国していた。
こうした独立のウイグル国家は18 世紀から清朝の支配下におかれ、1884 年に「新しい領土」
を意味する「新疆」という名前が付けられた。それでも、ウイグルの反抗が途絶えず1933 年と
1944 年に「東トルキスタン共和国」として独立国家を設立していた。しかし、1949 年に再び中
国人民解放軍の侵略により、共産党支配下に置かれた。
ウイグルは、かつて仏教やマニ教も信仰した歴史もあったが、8 世紀からはずっとイスラム教
を信仰してきた平和を愛する農耕民・遊牧民である。
ウイグルは、長い歴史の中でアジア、ヨーロッパ文化も吸収しながら、独自の言語(ウイグル
語)や文化・習慣を培って、守ってきたのである。
ウイグルは、古代から音楽・踊りを生活の一部として、それを発展させながら、非常に明るく
平和に暮らしていた。ウイグルの古典音楽「12ムカム」は歌、ダンス、音楽が一体となったも
ので、その素晴らしさが認められ、「世界無形文化遺産」に登録されたほどである。ウイグル人
は中国で「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれてきた。
ウイグルは、何千年もの歴史の中で、男性はヒゲを生やすのと伝統的な帽子をかぶり、女性は
ベールをかぶるのと肌脚を露出しないようにロングスカートを着るという習慣を作ってきた。
しかし、今現在、中国共産党の支配下にある、実際に全く「自治」のないこの「新疆ウイグル
自治区」で何が起こっているだろうか。
中国でいま、ウイグルアイデンティティーを破壊する重大な人権侵害、同化・民族浄化が行わ
れているのだ!


1.【ウイグル文化への侵害】

1)ウイグルの男性(老人以外)は髭を生やすことが禁止されている。
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

2)ウイグルの女性はベールやロングスカートを着用することが禁止されている。
新疆ウイグル自治区当局は昨年4月1日から、ひげや公共の場所での顔などを覆うベールの着
用を禁じる新たな法律を発効した。
「新疆ウイグル自治区でひげやベール禁止、過激思想対策」(2017.04.01)
https://www.cnn.co.jp/world/35099111.html


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

China Uighurs: Xinjiang ban on long beards and veils
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

3)街の中で民族衣装、ワンピースや長めのシャツが強制的にカットされる。
これらの写真は、2018 年7 月13 日ウルムチ市内で撮影され、WeChat に投稿されたもの

4)ウイグル学生に中華漢族衣装を着させ、孔子・漢族思想教育を強要されている。

・ウイグルアイデンティティーの破壊・同化
http://freedomsherald.org/ET/cmp/


5)伝統的ウイグル歌舞の代わりに中国漢族文化の戏剧を強要されている。
ウイグル音楽「十二ムカム」が世界無形文化遺産に登録されているなど、ウイグル音楽・
舞踊が有名であり、ウイグル人は「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれることがあ
るが、このような文化を漢族文化に置き換えようとしている。


6)ウイグル女性を漢民族の男性と強制結婚させられている。
https://news.so-net.ne.jp/article/detail/1582964/
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/

漢族の男性がウイグル族女性の親族を監禁して強要結婚……涙に濡れる花嫁の姿
http://www.cyzo.com/2018/06/post_164302_entry.html
Beijing accused of forcing Uyghur-Han intermarriages
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/
31


2.【宗教への侵害】

1)モスクの閉鎖、モスクへ中国旗と監視カメラを設置
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
http://america.aljazeera.com/articles/2013/9/18/uighurs-bow-downtochineseflagatxinjiang
mosque.html
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/urumqi-07072010084824.html
https://www.engadget.com/2018/02/22/china-xinjiang-surveillance-tech-spread/
2)モスクに政府系監視係の職員を配置
Xinjiang Authorities Convert Uyghur Mosques Into Propaganda Centers
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
3)18 歳以下の全員、学生、教師、職員の礼拝、断食など禁止
https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/5794696/Chinese-authorities-ban
-Uighurs-from-mosques.html
https://www.theepochtimes.com/communist-regime-bans-people-under-18-from-attendingmosques-
in-xinjiang-china_1730829.html
4)モスクで行われて来たウイグル伝統的葬式に家族以外の人々の参加禁止
5)ウイグル人ボランティアの遺体清浄禁止
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/meyit-yuyghuchi-ayal-02192018135741.html?enc
oding=latin
6)当局管理下の遺体処理・葬儀場(葬儀サービスセンター)を設立
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/xitay-uyghur-miyit-ishlirigha-qol-tiqti-
04062018235849.html?encoding=latin
7)ウイグル人密集地に火葬場建設
ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
33
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
https://m.wlmq.com/0010155185.html
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06132018153137.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06142018151310.html
?encoding=latin
8)新生児にイスラム系の名前を付けることを禁止するほか、一部大人の名前の改名を強要
https://www.voanews.com/a/china-issues-ban-on-many-muslim-names-in-xinjiang/3826118
.html
https://www.telegraph.co.uk/news/2017/04/25/china-bans-islamic-baby-names-muslim-maj
ority-xinjiang-province/
9)収容所でウイグル人に豚肉とアルコールを強要
イスラム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php


【ウイグル人収容所から死者が続出】
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、

一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる
(ウイグル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。


臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
そして、それを裏付ける写真もあった。

上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1月にカシュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠である。


在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。

http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/601.html#c2

コメント [経世済民128] 安倍政権、有明のノリ養殖を破壊…代わりに化学品まみれの中国産ノリの輸入増加(Business Journal) 赤かぶ
1. 中川隆[-13517] koaQ7Jey 2018年9月27日 06:37:35 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18841]
ウイグルへの弾圧は何度か書いてきましたが、いま中国が行っているのは民族浄化で、ただ浄化するのではなく、ウイグル人を殺して臓器売買のドル箱としているのです。

参考ページのURL
http://uyghur-j.org/japan/
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


2018 年 9月 8 日
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


第一章 概要

古代より東トルキスタン(“現新疆ウイグル自治区”)は、ヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域だ。1949 年に中国人民解放軍
が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。それ以
来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いてきた。
だが、2 年前から事態が急変し、ウイグル情勢は著しく悪化した。2016 年に元中国共産党チベ
ット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が“新疆ウイグル自治区”
の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党総書記をバックにし、東ト
ルキスタン歴史の中で最も酷く露骨な人権弾圧、同化・民族浄化政策を展開し始めた。習近平政
権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝とみられる東トルキスタ
ンに、完全な監視・封じ込めた社会を作り上げ、ウイグル人の言語、文化、宗教を完全に絶滅さ
せるような民族浄化政策を実施している。
陳全国が就任して以来、前任の張春賢が推進した「双語教育」(事実上の漢語教育)をさらに露
骨化し、小学校から大学まで全ての教育機関でウイグル語の使用を禁止した。ウイグル語で出版
された教科書、小説、歴史を反映する本、イスラム教に関連する書籍を焼却した。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル自治区の警察の人
員を2015 年の6 倍に増員し、ウイグル地域において「監視社会」の完成を手掛けた。2017 年第
1 四半期(1〜3 月)のみで、ウイグル自治区で10 億ドル(約1130 億円)以上に相当するセキュ
リティー関連の投資をし(カシュガル市だけで今年3 月、5100 万ドル(約55 億円)以上を投じ
た)、ウイグル全地域に人工知能(AI)の顔認証技術が搭載された監視カメラを設置した。中国政
府はウイグル自治区を最先端の監視技術を試行する実験場にした。
至る所に500m間隔で監視塔付きの交番(検問所)を設け、24 時間体制で検問・監視を始めた。
全てのウイグル人から旅券が没収された。スマートフォンにスパイウェア・アプリのインストー
ルを強要した。GPS の車両搭載が義務付けられた。ウイグル、カザフなど現地住民の政治信頼度
を評価するため、「個人情報採集表、点数表」を配布し、全住民に点数をつけ、身分証明書ID と
連結させた。この点数で拘束対象者を決め、「再教育センター」に収監した。12 歳から65 歳まで
の住民を対象にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めた。
最も酷いのは、2017 年初頭から、「再教育センター」、「教育転化学校」、「技能研修センター」
という名前の「強制収容所」の建設を急ピッチで進め、何も罪のない100 万人以上のウイグル人
(ウイグル人口の約10%)をこれらの収容所に監禁し、共産党の政治思想、宗教転化(非イスラ
ム化)、民族アイデンティティを破壊するための「洗脳教育」を行っている。ウイグル人社会に何
らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、
音楽家、経済界で成功した経営者(銀行に100 万円以上貯金のある人)らも続々と強制収容所に
入れられた。両親が拘束され家に残された子供たちが孤児園に送られた。
そして、各収容所から続々死者が出始めた。遺体は家族に返さずに内密に「処分」された。カ
シュガル空港では「人体器官運送通路」、「移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やス
ペースが用意され、臓器売買のため国家ぐるみで「臓器狩り」していることが明らかになった。
21 世紀の今この瞬間も、中国政府が行っている「ナチス強制収容所の再現」(ジェノサイド)
とも言える人権弾圧、民族浄化に対し、日本を含む多くの国・政府の沈黙が続いている。納税者
である我々在日のウイグル人は、良心を持つ、正義を求める日本国民・政府に対し以下を呼びか
けたい。沈黙しないでほしい。中国政府を非難し、収容所の閉鎖、全収監者の即時釈放に働きかけ
てほしい。これは単に人権弾圧の問題ではなく、「人道に対する罪」、世界平和への挑発であり、ウ
イグル民族存亡の危機とみてほしい。


第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党
総書記をバックにし、露骨な人権弾圧・民族浄化政策を展開し始めた。
1.【ウイグル人100 万人以上が強制収容所に】
東トルキスタン(“新疆ウイグル自治区”)において、2017 年初頭以来、「再教育センター」、「教
育転化学校」、「技能研修センター」という名前の「強制収容所」の建設が急ピッチで進められる
と同時に、100 万人以上のウイグル人(ウイグル人口の約10%)がこの収容所に収監されている
ことが最近続々と明らかになった。中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese
Human Rights Defenders)が今年8 月3 日発表した最新の調査報告によると、上記の「再教育セ
ンター」と呼ばれる閉鎖式キャンプ(強制収容所)に110 万人が収監されているほか、開放式キャ
ンプ(食事や寝泊まりに自宅に帰れる)で約220 万人が再教育(洗脳教育)されているという。
合わせると330 万人が「再教育」の対象となっている。東トルキスタンの人口は2300 万人(2014
年統計)で、ウイグル人口は48.5%、約1130 万人だとすると、ウイグル人口の約30%の人が「再
教育」されているのだ『参考資料1-2』。報道によると、2017 年春以来強制収容所に収監された人
で釈放された人がいないという『参考資料3』。
何も罪がなく、「要注意人物点数表(第四章を参照)」でマイナス点数が高い人が収容所送りの
対象者となっている。例えば、(1)ウイグル人である(2)イスラムの礼拝をしている(3)宗
教知識がある(4)(当局が要注意とする中東など)26 カ国に行ったことがある(5)外国に留
学した子供がいる……といった項目に該当すれば要注意人物として対象者となる『参考資料4』。
また、ウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、イスラム学者、人
気スポーツ選手、音楽家、経済界で成功した裕福な経営者らも「民族情绪(民族的気持ち)があ
る」、「両面人(裏表がある人物)」として収監対象者となっているのである(第三章を参照)。収
容所の状況は海外メディア、研究者らによって次々と報道されるようになった『参考資料5-10』。


2.【強制収容所の位置・規模が明らかに】

第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実


東トルキスタン(89県あり)の各県に少なくても5つの再教育センターがあるとされ、科学
者の衛星写真やグーグルマップからの調査で既に29 件の収容所位置、その規模が明らかになった
『参考資料11-13』。それぞれ一か所に1000 人から1 万人が収監されている。例えば、2017 年4
月にカシュガル疏附県(コナ・シェヘル)で当時建設予定の収容所(新疆疏附县法制教育转化学
校、位置座標39°21'33.1"N 75°51'50.0"E)の入札募集によると、収容所は3.5万平方メート
ル広さで、政府出資1.4 億元(約29 億円)であった『参考資料14』。同様にカシュガル・疏勒県
巴仁郷(イェニシェヘル・バリン郷、1990 年に有名な「バリン郷事件」発生した場所)座標
39°21'29.2"N 76°03'04.1"E に位置する収容所《疏勒县法制教育转化学校》(上・写真1)は一
年前に何もなかった畑に新しく建てられた収容所で、1 号館〜5 号館の4階建「教学棟」(70.5m
×17.5m)と管理棟があり、それぞれ面積4943.11 uである『参考資料15』。グーグルマップから
も上記座標コードから確認できる。
また、アルトゥシュ(クズルス・キルギス自治州)政府ホームページで、2018 年3 月21 日掲示
された、「アルトゥシュ市職業技能教育研修サービスセンター建設項目の環境への影響報告表に対
する審査意見」(关于《阿图什市职业技能教育培训服务中心建设项目环境影响报告表》的审批意见)
『参考資料16』によると、39°38'28.0"N 75°59'46.0"E に位置する該当教育センターは、9.6 万
u規模(東京ドーム2個分の広さ)、政府投資3 億5000 万元(約60 億円)で、収監者部屋(7.6
万u)、管理用部屋(1.1 万u)、武装警察用部屋(8.5 千u)、有刺鉄線のフェンス付き障壁1292m、
医療室1200 u、8460 人分の食事を作る厨房などから構成されている。名前は技能教育研修セン
ターだが、武装警察、監視塔完備した、8000 人が収容できる強制収容所である『参考資料17』(写
真2)。
最近、さらに規模が大きい収容施設の実態が明らかになった。ウルムチ市達坂城区に位置する
「ウルムチ職業技能教育研修センター」(座標:43°23'01.8"N 88°17'18.2"E)は占用面積52 万
u、建築面積13 万u(東京ドームの約3 倍)であった。この収容施設には収容ビル(監獄)が8
棟あるほか、居留センタービル1 棟、警察備勤ビルが8 棟、警察総合ビル1棟、病院棟、レスト
ラン棟、物資倉庫棟、武装警察宿舎2 棟、監視塔などがある。推測では約1 万人の収監者を収容
できるという『参考資料18』(写真3)。そのほか、カラマイ市に地上5 メートル、地下40 メート
ルの地下収容所が建設されたことが明らかになった。この秘密の地下収容所には少なくとも1 万
人を収容する予定だという『参考資料19』。
これらの収容施設は、新たな政府投資で建設され、調査で分かったものだが、収監者数があま
りにも多いため、入りきれない人たちは、臨時収容所して使っている学校(廃止されたウイグル


小中学校)、党校(共産党学校)、専門学校、病院、体育館、倉庫、まだ特定できていない様々な
施設に収監され、すし詰め状態にあるという。また、ベッドが足りないため、昼班/夜班交代制で、
教育される人と寝る人を入れ替えているという。


3.【収監者及び関係者の証言】
収容所で8 か月収監された経験があり、カザフスタン政府の働きかけで釈放されたカザフスタ
ン国籍のウメル氏の証言『参考資料20-22』によれば、彼はピチャンにある両親を訪ねて行ったと
き、身柄を拘束され、危険分子として「カラマイ市技術研修センター」という収容所に送られた。
この収容所には当時約1000 人が収容され、8 割がウイグル人、2 割がカザフ人だった。環境条件
が大変悪く、狭い一室に20 人以上がすし詰め状態で寝泊まりしていた。食事も、トイレも同室で
済ませたという。毎日早朝から夜遅くまで中国語でプロパガンダ歌謡を歌わせ、共産党の政治思
想、宗教転化(非イスラム化)、民族としてのアイデンティティを破壊するための「洗脳教育」が
行われ、その日のテストで不合格なった者や少しでも不満を表した人は厳しく罰せられる(食事
与えず、手足が絞られた状態でヘッドホンより大音量を流し睡眠できないようにする)という。
イスラム教徒の禁物である酒や豚肉を強要されているとの証言もある『参考資料23』。
また、中国の強制収容所で働いていて、カザフスタンへ不法入国した罪で逮捕されたサイラグ
ル・サウットバイ(Sayragul Sauytbay, 41 歳)が法廷で、中国が存在を否定してきた「再教育キ
ャンプ」について証言した『参考資料24』。証言によると、彼女が働いた「キャンプには2500 人
ほどの収監者がいて、そこは一般に政治キャンプと呼ばれるが、実際は山区の刑務所だった」と
いう。カザフスタン政府は中国からの送還要求を押し切って、サイラグルを無罪釈放し、カザフ
スタンにいる家族の元に返した『参考資料25』。
2018 年7 月19 日NHK-BS1 テレビチャンネルで放送した国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」でも、在日留学生4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、安否
状況がわからない」と証言した『参考資料26』(在日ウイグル人の被害状況の詳細は第四章を参照)。


4.【収容所で不明の病気が蔓延】

ウイグル自治区政府衛生局の業績とした記事(ホームページで発表されその後削除された)に
よると、ホータン地区1 市、7 県の収容所で不明の「伝染病が蔓延」したため、2017 年7 月9 日
から8 月3 日の間に自治区の調査チームを派遣し調査に行った結果、「肺結核」だったということ
で、558 人を病院に搬送・隔離したという。しかし、これらの患者が本当に肺結核なのか、その
後どうなったのかは一切明らかにされておらず、政府のよる隠ぺい・情報封鎖が行われたことが
明らかである『参考資料27』。
5.【収容所から死者が続出】
これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、
一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる(ウイグ
ル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。そして、それ
を裏付ける写真もあった。
上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカシュガル空港で撮られた写
真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の
専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠で
ある。この内容はThe Epoch Times でも報じられた『参考資料31』。
在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体
を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どう
いう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの
元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。
6.【ウイグル人口密集地に火葬場】
そして、もっとも不思議なことは、中国当局はイスラム教を信仰するウイグル人が95%以上を
占める県、町、村に急ピッチで数多くの火葬場建設を進めている『参考資料32』。そして、一般人
月給の数倍の賃金で人員(もちろん漢民族)を募集している『参考資料33』。


今後ウイグル人の死体を火葬するつもりなのかと 思うだけでも鳥肌が立つほど恐ろしい!中
国政府は一体何をしようとしているのか! これらの事象は「ナチス強制収容所の再現」(ジェノ
サイド)の予兆とも言えるだろう。
7.【家に残された子供は孤児園に】
また、深刻な問題になっているのは、両親が拘束され、家に残された大勢の幼い子供たちが孤
児園に入れられ、ウイグルアイデンティティーを無くす漢化教育が行われている。「両親は政治的
な問題を抱えているため、子供は通常の子供と一緒に学校に通うことが禁じられている」という
『参考資料34』。若い妻のみ残された家には、漢民族の男性が世話役で寝泊まりするケースもある。


8.【アメリカ政府の見解】
アメリカのペンス副大統領は7 月26 日、首都ワシントンで講演し「中国政府は、数十万人、も
しくは数百万人の規模でイスラム教徒のウイグル族を再教育施設という場所に収容している。宗
教の信仰と文化的な帰属意識を失わせようとしている」と述べて非難したことを、NHK が7 月
27 日朝のTV 番組で伝えた『参考資料35』。
さらに、7月26日ウイグルにおける収容所問題に関して、アメリカ議会で初めてとなる公聴
会が開かれた。昨年に大統領選に候補者となった上院議員・議長のルビオ(Marco Rubio)氏が
この公聴会を招集した。家族20人以上が拘束され、行方不明となったことをアメリカ ラジオ・
フリー・アジアのアナウンサー・記者であるグリチェヒラ・ホジャ(Gulchehre Hoja, アメリカ
国籍のウイグル人)が証言した。また、アメリカ駐国連経済社会理事会大使のケリー・カリー
(Kelley Currie)氏が、「2017 年4月から、習近平指導下の中国当局がウイグル人に対する弾圧程
度は「人を驚かす、ショッキングなものだ」、文化大革命がエスカレートした時期とも比べること
ができないほど酷いのだ。男子髭の禁止、女性の公衆場でのベール着用禁止、そして短いズボン
を着ること、喫煙、お酒を飲むこと、豚肉を食べることを拒むことを犯罪と見なし、政府系公式
テレビを見ることを拒むことさえ罪に問われている」と述べた『参考資料36』。
ナチス式経験しているとも言える「強制収容所」は、ウイグル民族数千年の歴史の中で経験し
ている最も酷く、ウイグル人の言語、文化のみならず、民族が絶滅する危機に直面している重大
な事件である。


『参考資料』

1. China: Massive Numbers of Uyghurs & Other Ethnic Minorities Forced into Re-education
Programs, Chinese Human Rights Defenders, August 3, 2018
https://www.nchrd.org/2018/08/china-massive-numbers-of-uyghurs-other-ethnic-minorities-forc
ed-into-re-education-programs/

2. Survey: Three Million, Mostly Uyghurs, in Some Form of Political ‘Re-Education’ in Xinjiang
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/millions-08032018142025.html

3. ‘No Releases’ of Thousands Held For Years in Xinjiang Township Political ‘Re-education Camps’
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/township-08062018145657.html

4. 水谷尚子,「ウイグル絶望収容所の収監者数は89 万人以上」, Newsweeks 日本版 2018.03.13
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/89-3.php

5. What Really Happens in China’s ‘Re-education’ Camps, The New York Times, May 15, 2018
https://www.nytimes.com/2018/05/15/opinion/china-re-education-camps.html

6. Simon Denyer, Former inmates of China’s Muslim ‘reeducation’ camps tell of brainwashing, torture,
The Washington Post, May. 17, 2018
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/former-inmates-of-chinas-muslim-re-educat
ion-camps-tell-of-brainwashing-torture/2018/05/16/32b330e8-5850-11e8-8b92-45fdd7aaef3c_sto
ry.html?utm_term=.95541c3fd6ad

7. Adrian Zenz, New Evidence for China’s Political Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15,

https://jamestown.org/program/evidence-for-chinas-political-re-education-campaign-in-xinjiang/


8. Adrian Zenz, "Thoroughly Reforming them Toward a Healthy Heart Attitude" - China's Political
Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15, 2018
https://www.academia.edu/36638456/_Thoroughly_Reforming_them_Toward_a_Healthy_Heart_
Attitude_-_Chinas_Political_Re-Education_Campaign_in_Xinjiang

9. Tara Francis Chan, China is secretly imprisoning close to 1 million people — but they've left 2 big
pieces of evidence behind, May. 30, 2018
http://www.businessinsider.com/how-many-people-are-imprisoned-in-xinjiang-china-government
-documents-2018-5

10. Xinjiang Political ‘Re-Education Camps’ Treat Uyghurs ‘Infected by Religious Extremism’: CCP
Youth League, RFA, Aug 8, 2018.
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/infected-08082018173807.html

11. Shawn Zhang, List of Re-education Camps in Xinjiang 新疆再教育集中营列表, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/list-of-re-education-camps-in-xinjiang-%E6%96%B0%E7
%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%90%A5%E
5%88%97%E8%A1%A8-99720372419c

12. Shawn Zhang, Detention Camp Construction is Booming in Xinjiang, Jun 19, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/detention-camp-construction-is-booming-in-xinjiang-a2525
044c6b1

13. Shawn Zhang, Xinjiang’s re-education system is a hybrid of Gulag and Indian Residential School,
Jun 13, 2018
https://medium.com/@shawnwzhang/latest-re-education-campaign-in-karshgar-xinjiang-167668a
d5729

14. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 3 新疆再教育集中营卫星图3,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-%E6%96
%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%9
0%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-96691b1a0d62

15. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 1 新疆再教育集中营卫星图1,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-3-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-3-bae61bef8028

16. 阿图什市人民政府http://www.xjats.gov.cn/ のweb.archive.org バックアップサイト
https://web.archive.org/web/20180706221430/http://www.xjats.gov.cn/P/C/1736.htm

17. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 23 新疆再教育集中营卫星图
23, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-1-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-1-eea378e8ed8b

18. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 29 新疆再教育集中营卫星图
29 (Largest Re-education Camp?). 26 Jul, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/largest-re-education-camp-d7d6ce15e273

19. XINJIANG AUTHORITIES BUILD MASSIVE UNDERGROUND PRISON, Aug 20, 2018
https://bitterwinter.org/massive-underground-prison/

20. Omir Bekali talks about the psychological stress he endured in a Chinese internment camp
http://www.abc.net.au/news/2018-05-18/omir-bekali/9773366
http://www.businessinsider.com/what-is-life-like-in-xinjiang-reeducation-camps-china-2018-5

21. 水谷尚子, 「ウイグル「絶望」収容所──中国共産党のウイグル人大量収監が始まった」Newsweeks
日本版2018.02.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9547.php

22. 水谷尚子「, イスラーム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所」、Newsweeks
日本版2018.05.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php

23. Video: ‘This person will simply disappear’: Chinese secretive ‘reeducation camps’ in spotlight at

Kazakh trial
https://www.hongkongfp.com/2018/07/17/person-will-simply-disappear-chinese-secretive-reedu
cation-camps-spotlight-kazakh-trial/

24. Kazakh court frees woman who fled Chinese re-education camp
https://www.theguardian.com/world/2018/aug/01/kazakh-court-frees-woman-who-fled-chinese-r
e-education-camp

25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19
http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719

26. Radio Free Asia, 「ホータンの収容所で558 人が肺の伝染病が明らかになった」
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghurda-lager-05282018133938.html?encoding=la
tin

27. Uyghur Teenager Dies in Custody at Political Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.03.14
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

28. Uyghur Father of Two Dies After Falling Ill in Xinjiang Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.04.11
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

29. 遺体安置所Radio Free Asia news, 2018.06.25
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/medeniyet-tarix/jeset-bir-terep-qilish-06252018164051.ht
ml?searchterm%3Autf8%3Austring=depne&encoding=latin

30. 「中国では人命はとても安い、臓器のほうが高値だ」元医師の告白
http://www.epochtimes.jp/2017/10/28953.html

31. 中国当局がウイグル地域各地に急ピーチで火葬場建設
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html?enc
oding=latin

32. ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
https://m.wlmq.com/0010155185.html

33. 「ニューズウィーク日本版」ウェブ編集部, 中国共産党、ウイグル「絶望収容所」の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/212978?page=4

34. 「トランプ政権 中国がウイグル族を不当に収容と非難」, NHK New Web, 2018 年7 月27 日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180727/k10011551041000.html?utm_int=all_side_rankingsocial_
002

35. Hearing on Surveillance, Suppression, and Mass Detention: Xinjiang’s Human Rights Crisis
https://www.youtube.com/watch?v=rE8Ve2nxPds&feature=youtu.be&t=1623

36. 米政権「ウイグル、数十万人を拘束」中国当局を批判、毎日新聞, 2018 年7 月28 日
https://mainichi.jp/articles/20180729/k00/00m/030/079000c


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

2017 年から大々的に大に行われるようになった思想改造目的の強制収容施設での不当な拘束
が今も続いている。そしてウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、
著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、音楽家、経済界で成功した経営者が続々と強制収容
所に入れられている。以下には、代表的な例を挙げる。(ここで挙げた例はメディアなどで公開さ
れた情報のみであって、氷山の一角にすぎない。)


1.【教育界】
1. 自治区教育庁の庁長長 サッタル・サウット (Sattar Sawut)
2017 年、「重大大な規律違反」で拘束され、強制収容施設に送ら
れた。サッタル氏が任期中に編纂したウイグル語教材は、自治区
自治区内で教科書として使われていた。『参考資料』
http://www.sohu.com/a/144868168_260616
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

2. 自治区政府党委員会元秘書官、教育庁副長官長、新疆新聞社 社
長長を務めたアリムジャン・メメットイミン (Alimjan
Memtimin)(59)『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

3. ウイグル自治区社会科学院副院長長や新疆教育出版社 社長長
アブドゥラザク・サイム(Aburazaq Siyim) (61)
『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

上記三名の方はウイグル語の教科書の編集、出版にかかわる人物であった。そのウイグル語
教材は、自治区内で教科書として使われていたが、それらが「文文学、歴史、道徳分野には、
民族分離を煽る内容が含まれており、それを12 年間も現場で使ったため大勢大の若者が深刻
な洗脳を受けた」と糾弾され、ほぼ同時期に収容施設に送られたのである。『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

4. 新疆大学大学 学長長 タシポラット・ティップ (Tashpulat Tiyip, 塔
西甫拉提·特依拜)
自治区最大大の教育機関である新疆大学大学 学長長を2010 年から務
めていたタシポラット・ティップ教授(60)は昨年3 月月に解任され、
それ以降は当局に拘束されていると、今年2 月月にRFA の取材に答え
た大学大学関係者が明かした。新疆大学大学を卒業後、東京理科大学
大学で理学博士号を取得。研究プロジェクトの成果から中国教育省に
賞を与えられたことも多数あり、新疆では著名な学者だった。タシポ
ラット氏は, 1996 年から新疆大学大学の副学長、2010 年から2017 年
まで同大学学長、党副書記と務めていた。
『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/university-president-02202018173959.html


5. 新疆医科大学の元長学長 ハリムラット・グプル (Halmurat Ghopur,
哈木拉提·吾甫尔)
新疆医科大学の元長学長・教授で昨年からは自治区⾷品医薬品監督庁
長だったハリムラット・グプル氏(58)も、今年になってから消息不
明だ。ハリムラットは収容施設で死亡したとの説もある。彼は中国伝
統医療を学ぶ上海中医薬大学を卒業し、ロシアのサンクトペテルブル
ク医科大学で博⼠号を取得。中国全国最優秀研究者の1 人に選ばれる
など、中国全⼟でも名を知られる有名教授だった。医科大学で彼はウ
イグル伝統医学の継承にも力を注ぎ、民族医学教育ではウイグル語に
よる授業をずっと続けてきた。ハリムラット氏は, 1998 年から新疆医
科大学の副学長、2008 年から2017 年まで同大学学長、党副書記と務めていた。


『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/arrest-01122018152937.html

不思議なことに、上記両大学ホームページの歴任学長リスト『参考リンク』から、新疆大学
元長学長タシポラット氏と新疆医科大学の元長学長 ハリムラット氏の名前が消されている。
これは中国が歴史・事実を平気で消すまたは変えてしまうことの証拠でもある。
新疆大学歴任学長 http://www.xju.edu.cn/xxgk/lrxz.htm
新疆医科大学歴任学長http://www.xjmu.org/xqzl/lrld.htm

6. 新疆師範大学教授 アブドゥカディリ・ジャラリディン (Abduqadir
Jalalidin)
知名度の高いウイグル文学者で新疆師範大学教授でもあるアブドゥ
カディリ・ジャラリディン(54)は今年1 月にウルムチ市国家安全
局に拘束された。アブドゥカディリはカシュガル師範学院を卒業後、
ウイグル文学者の道を歩んだ。彼は00 年代初頭、石川県に数カ月滞
在したことがあり、その体験を記した本の一部がウイグル語教科書
に引用された。ウルムチ市の中で最大級と言われている収容施設に
収監されているとされる。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-04252018140407.html


7. 新疆大学教授 ラヒレ・ダウット (Rahile Dawut)
ウイグル文化研究の先駆者で新疆大学人類学研究所教授、博士であ
るラヒレ・ダウット(52 歳)が、2017 年12 月北京で消息不明とな
ったとニューヨークタイムズ電子版が8 月10 日に報道した。ダウ
ット氏の家族は、黙っていることで再教育施設、拘留施設から解放
されないことが分かったため、ダウット氏が消えてから8 か月後の
今、これを話すことを決めたと語ったという。ダウット教授は、日
本人研究者の菅原 純と共著で中央ユーラシアにおけるイスラム聖
堂に関する研究をテーマにした、「マザール、MAZAR」という本を
出版していた。『参考資料』
Star Scholar Disappears as Crackdown Engulfs Western China, The New York Times
https://www.nytimes.com/2018/08/10/world/asia/china-xinjiang-rahile-dawut.html
Mazar: Studies on Islamic Sacred Sites in Central Eurasia, Sugawara Jun, Rahile Dawut, 2016
https://www.amazon.co.jp/Mazar-Studies-Islamic-Central-Eurasia/dp/4904575512


2.【宗教界】

8. 著名なウイグル人イスラム学者 ムハンマド・サリヒ (Muhammad
Salih)
著名なウイグル人イスラム学者で、『クルアーン』のウイグル語訳者
として名を知られる82 歳のムハンマド・サリヒ師が17 年12 月中旬、
中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの自宅から突然何者かに連
行された。サリヒ師は中国共産党の強制収容施設に収監され、約40
日後の18 年1 月24 日に死亡した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-012920181
80427.html

9. 全国イスラム協会副主席、ウイグル自治区政協の副主席、ホータンイ
スラム協会主席、ホータンモスクのイマム アブドレティプ・アブド
レヒム・ダモッラ(Abdulletip Abdurehim Damollam)
2017 年に3 年刑で刑務所に入れられた。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/abduletip-abdurehim-dam
olla-tutqun-05102017142750.html?encoding=latin

10. カシュガル・トックズタシモスクのイマム アブリミット・ダモッラ
(Ablimit Damollam)
アブリミット・ダモッラは自宅から突然連行され、収容所に収監され
た2 カ月後の昨年6 月に死亡した。
アブリミット・ダモッラ(81)は、80 年代に新疆ウイグル自治区で
初めて寄宿舎付きの私立学校「カシュガル語学・技術専門学校」を開
校したベテラン教育家でもある。
アブリミットは学校にウイグル語で英語、中国語、アラビア語、トル
コ語を教えるクラスと、看護師・歯科医師を育成するコースを設置。
全日制だけでなく夜間制の学生も受け入れ、経済的に恵まれない人も教育を受けられるよう


にした。付属病院も開設し貧しい者への医療費免除など慈善事業を行って人々の支持を集め
たが、2000 年頃に中国当局が施設を強制的に封鎖していた。アメリカの短波ラジオ放送「ラ
ジオ・フリー・アジア(RFA)」の報道によると、アブリミットは身柄拘束から2 カ月後の昨
年6 月に死亡した。死因は知らされず、葬儀は当局の厳重な監視のもと、弟子たち、周りの
住民の参加が許されず家族だけで行われたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616201
7193458.html?encoding=latin

11. ケリヤ県政協副主席、県メインモスクのイマム イミン・ダモッラ
(Imin Damollam)
2017 年5 月に18 年の実刑判決で刑務所に監禁さられた。罪は2016
のメッカーへのハッジ(大巡礼)で「ウイグル分裂意識のある」人
にハッジ代行費を渡したことであった。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/uyghur-kadir-052120
18160053.html?encoding=latin
12. ニルカ(Nilqa)県 イスラム学者 アブドレシット・ハジム
(Abdureshit Hajim)(65)
アブドレシット氏は強制収容所に監禁されてから9 か月間たった今
年の6 月5 日に、収容所内で死亡し、頭部分が白い布で覆われた遺
体が家族に返された。しかし、家族が遺体の頭・体部分を見ること
も許されず、死因が不明のまま、警察の厳重な監視下で埋葬されて
いたことがRFA の取材で明らかになった。
参考資料:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060820182
34941.html?encoding=latin

13. ホータン スラーム学者 アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet
Mexsum)(87)
2017 年11 月拘束され、収容施設で死亡していたことが今年5 月に
イスタンブルに住んでいる親戚の調べで分かった。アブドルエヘッ
ド・ハジムは7 人の弟子にイスラム知識を教授したことが拘束の原
因だったという。


『参考資料』:

https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-m
exsum-ghayibane-namaz-06012018225457.html?encoding=latin


3.【スポーツ界】

14. 人気のサッカー選手エリパン・ヘズムジャン (Erpan Hezimjan)
人気のあったウイグル人サッカー選手エリパン・ヘズムジャンの失
踪は、漢人の熱烈なファンたちがソーシャルメディア上で告発して
発覚した。今年19 歳の彼は15 歳から中国のサッカーチームでプレ
ーをし、失踪前は中国スーパーリーグの江蘇省チームに所属してい
た。
今年2 月末頃に里帰りしたが、3 月に南京で行われた試合に姿がな
かったことを心配する書き込みが相次いだ。RFA は4 月、彼の地
元ドルビリジン県へ電話取材をし、同県警察署職員の証言で2 月頃
に強制収容所に送られたことが判明した。
所属チームの主戦力として1〜2 月にかけて、スペインやアラブ首長国連邦で試合に出ていた
が、「外国に行ったこと」を理由に、県中心部から約10 キロ離れたトゥルグン村の強制収容
施設に送られたという。そこにはウイグル人約1000 人が収容されている。
『参考資料』:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/erpan-hezimjan-terbiyeleshte-04162018153
838.html?encoding=latin
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/footballer-04132018162312.html
https://www.hongkongfp.com/2018/07/07/rising-star-footballer-among-million-uyghurs-sent-ch
inese-re-education-camps/


4.【芸能界】
15. 民謡歌手 アブドゥレヒム・ヘイット (Abdurehim Heyit)
ウイグル人の幅広い年齢層に愛されている民謡歌手でドゥッ
タル奏者(ドゥッタル王)のアブドゥレヒム・ヘイット(56)は、
昨年4 月に公安警察に連行されてから行方不明になった。アブ
ドゥレヒムは北京の中央民族歌舞団や新疆ウイグル自治区歌
舞団で活躍し、数多くのアルバムも発表した。ウイグルの民族
文化に誇りを持ち、前を向いて生きていこうと呼びかけるメッ
セージ性の高い曲が多いこと、特にウイグル人に広く知られる
歌謡「お父さんたち」の歌詞が問題視されたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/musician-11022017162302.html
https://freemuse.org/news/uyghur-dutar-king-detained-in-china/


16. ポップス歌手 アブラジャン・アユップ (Ablajan Ayup)
若くハンサムなポップス歌手も収監されている。若い女性を中心に
熱狂的人気を誇るアブラジャン・アユップ(34)は、「ウイグルの
ジャスティン・ビーバー」と欧米誌に紹介されたこともある。ウイ
グル語のみならず英語や中国語でも歌っていたから漢人にも人気
だった。今年2 月に上海でコンサートを行った2 日後、ウルムチで
拘束された。昨年マレーシアを訪問したことや、民族や故郷への愛
を歌っていたことなどが原因とささやかれている。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/singer-05182018131924.html
https://freemuse.org/news/uyghur-pop-star-detained-in-china/


5.【メディア関連】
17. ミスラニン・ドットコム(misranim.com)の創設者 アバベキ
リ・ムフタル (Ababekri Muxtar)
インターネットのウイグル語サイトも一昨年から昨年にかけて
続々と閉鎖され、運営者がことごとく拘束された。また、同サ
イト管理人トゥルスンジャン・メメット(Tursunjan Memet)
も行方不明になっている。トゥルスンジャンの父親はRFA の取
材に応えて、「自宅から6 人の公安に連れ去られ、どこに居る
かさえ分からない」と証言した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/authorities-detain-uyghuer-web-masters-and-writ
ers-in-chinas-xinjiang-06132016153910.html


18. 「バクダシ(bagdax.cn)」創設者 アクバル・エゼッド (Akbar Eset)、


19. 「ボズキル(bozqir.net)」の創設者で自治区教育庁職員のアデル・リシット (Adil Rishat)、


20. テレビ番組の脚本家として知られるオマルジャン・ヘセン (Omarjan Hesen)


21. 新疆人民ラジオ局記者で新疆教育出版社の教科書編集者でもあったジャ
ーナリストのヤルクン・ルーズ (Yalqun Ruzi)(52)も行方不明になっ
ている『参考資料』。最近の情報では、17年刑で刑務所に入れられたと
いう。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php

ウイグル語書籍は粛清のため書店や一般家庭から没収された。新疆ウイグル
自治区文学芸術連合の元会長で、詩人のイミン・アフメディ (Imin Ahmidi)は昨年6 月、RFA の
取材に対し「過去に出版されたウイグル人作家の著作が再検査されている」と語った。ウイグル
人に愛読され、現代ウイグル文学を代表する小説であるアブドゥレヒム・オトキュル (Abdurehim
Otkur)『目覚めた大地』や『足跡』、ゾルドゥン・サビリ (Zordon Sabir)『母なる故郷』なども
規制の対象になった。『参考資料』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php


6.【経済界】

22. イリ・カザフ自治州 慈善家・不動産開発商 ヌルタイ・アジ(Nurtay Haji、努尔塔依・阿吉)
ChinaAid がイリ・カザフ自治州及びカザフスタン人の商人から得た情報によると、有名な慈善
事業、不動産開発商のヌルタイ・アジが昨年、20 年刑で刑務所に送られたという。ヌルタイ氏は
ヌルタイ氏個人の全額寄付で孤児、貧しい子供たちのための、全寮制の寄宿学校「努尔塔依阿吉
学校」を建設し、これまでに多くの学生を支援していた。
ChinaAid の情報では、ヌルタイ氏と一緒に10 数名のウイグル、カザフ商人が逮捕されたとい
う。ウイグルの他の地域でも銀行に一定額(100 万〜数100 万元)以上の貯金がある人たちも次々
と拘束されている。
http://www.chinaaid.net/2018/07/blog-post_11.html

2017 年5 月に、カシュガル地区で最も成功した経営者ウイグル人の以下4 名が「宗教的過激主義」
という罪で投獄された:


23. カシュガル貿易協会会長 物質運送会社経営者 アブドジェリル・ハジム(Abdujelil Hajim)

24. カシュガル Emin 貿易市場のオーナー ゲニ・ハジ(Gheni Hajim),

25. カシュガルEziz Diyar 市場のオーナー メメット・トルソン・ハジム(Memet Tursun Hajim),

26. カシュガルIbnsina 歯科病院 オーナー イミン・ハジム(Imin Hajim)
以上の4 人いずれにも「ハジム」という名称がついているのは、イスラム聖地のメッカーにハッ
ジに行って来たことを意味する。RFA の電話インタビューに答えた現地の保安員の情報によると、
罪は「承認されていない民間の巡礼に行った」、「宗教的過激派の兆しがあった」という。4 人は8
年から18 年の懲役刑を言い渡された。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/wealthiest-01052018144327.html


27. カシュガルKasir ホテルのオーナー レストラン経
営者 オブルカスム・ハージ (Obulkasim Haji)
RFA のインタビュー情報によると、67 歳のオブル
カスムは2017 年12 月5 日入院していたウルムチ
市の病院から公安に連行され、再教育キャンプ(強
制収容施設)に送られたそうだが、拘束理由や監禁
場所がいまだに不明。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/hotelier-05072018130431.html
努尔塔依阿吉学校


7.【官僚・公安関係者】

28. ウイグル自治区林業庁庁長 エズズ・ケユム (Ezir Qeyum)
29. ホータン地区公安局副局長 ニジャティ・アウドン (Nijat Awudon)
30. ホータン地区公安局元副局長 エリ・イミン (Eli Imin)
31. ウイグル自治区特捜部ホータン支部隊長 アブドカデル・アブラ (Abduqadir Abla)
32. ホータン市公安局副書記 政委 ヤリクン・アブドラザク (Yalqun Abdurazaq)
33. カシュガル カラカシ県(Qaraqash)公安局元副書記 政委 アバベキリ・イリ(Ababekri Eli)
34. ホータン地区公安局国保支部課長級捜査員 モハタル・トスン(Muxtar Tursun)
らが「重大な規律違反」で拘束され、最近の状況は不明である。
参考資料:
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


35. ウイグル自治区チャルチャン県公安局政
治委員 アリフ・トルソン(Ghalip Tursun)
8 月18 日の現地新聞が、アリフ氏が「テ
ロリスト、3 種勢力と協力し、庇った」と
し、拘束されたことを報じた。参考資料:
(右写真)
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qan
un/cherchen-uyghur-08202018153604.ht
ml?encoding=latin


8.【地方の党・政府責任者】

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、権力を誇示する最初の威圧的行動は、ホータ
ン地区基層の97 名幹部への問責・免職処分を実行することだった。陳の指示で組織された共産党
幹部らの査察グループが2017 年3 月12 日からホータン地区の各町、村に入り、たった一週間ほ
どの調べを行ったあと、3 月26 日各種の理由で97 名幹部(ほとんどウイグル人)に一気に免職
処分を下した。処分内容から人権侵害の典型的な例であることがわかる。例えば、ホータン県の
ブザク郷(布札克乡(郷))党支部書記のジェリリ・マイティニヤズ(Jelil Memetniyaz)は「宗
教師の前でタバコを吸うことに躊躇した」理由で懲戒免職された。97 人の懲戒免職理由には、そ
のほかに、「毎朝の国旗揚げの怠慢、揚げ回数の誤報、住民宅へ走訪・個人情報データの収集を徹
底していない」など様々なレッテルがあった。
参考資料:
http://www.china.com.cn/news/2017-04/10/content_40588424_2.htm
https://www.boxun.com/news/gb/china/2018/01/201801301321.shtml
http://news.sina.com.cn/c/nd/2017-04-09/doc-ifyeceza1781280.shtml


9.【収容所内死亡者リスト】

ここに挙げたリストはメディアに知られた名前のみである。
1.ムハンマド・サリヒ (Muhammad Salih)、82 歳、18 年1 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-01292018180427.html

2.アブリミット・ダモッラ (Ablimit Damollam) 、81 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616
2017193458.html?encoding=latin

3.アブドレシット・ハジム (Abdureshit Hajim)、65 歳、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060
82018234941.html?encoding=latin

4.アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet Mexsum)、87 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-mexsum-ghayibane-nama
z-06012018225457.html?encoding=latin

5.アイハン・メメット(Ayxan Memet)、78 歳、Dolqun Eysa の母、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mother-07022018164214.html

6.ヌリマングル・メメット(Nurimangul Memet)、24 歳、18 年6月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06042018154152.html?enc
oding=latin

7.アブドジャッパル(Abdujappar)、グルジャGhulja Bayandaz

8.アブドガッパル (Abdughappar)、34 歳、グルジャGhulja Bayandaz 18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

9.ホータン・チンバグ卿 アブドルエヘット・バッカル(37 歳)ら26 名
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06142018181109.html?enc
oding=latin

10. ヤクプジャン・ナマン(17 歳)、カシュガル・ヨプルガ県、18 年3 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

11. 在日ウイグル人弟(24 歳)、ウルムチ、18 年5 月死亡

第四章 “新疆のウイグル自治区”:中国高度な監視下の野外刑務所

1.中国当局はウイグル地域を「野外刑務所」化
東トルキスタン(現“新疆ウイグル自治区”)は、古代からヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域でもある。1949 年に中国人民
解放軍が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。
それ以来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いている。


1.1【漢民族の大量移住】

中国内陸から漢民族をウイグル地域に大量移住させるのと同時に、多くの若いウイグル人・未
婚女性を労働力として中国内陸の工場などに移送し、ウイグル自治区におけるウイグル人口比率
の減少を図っている。他に少数民族までに適用された“計画生育”制度も功を奏して、1949 年に6%
だった漢民族人口が、2010 年には40.1%に達している(新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人
口普查主要数据公报)『参考資料1』。「新疆軍区」数十万軍人とその家族、300 万人以上とされる
「新疆生産建設兵団」の人口はこれに含まれない。
漢民族がこの地に大挙進出してきて、経
済発展の恩恵を独占した結果でウイグル
族との格差が広がる一方である。中国当局
によりウイグル人に対して差別的政策が
実施され、憲法で定めたウイグル人固有の
言語、文化的・宗教的権利も侵害されてき
た。

1.2【7・5 ウルムチ虐殺】
そんな中、2009 年6 月に中国広東省の
第四章 “新疆ウイグル自治区”:
中国高度な監視下の野外刑務所


玩具工場で労働者として勤務しているウイグル人が中国人に襲撃され多数が殺傷された事件に対
する中国政府の対応への不満がきっかけに、ウイグル人の怒りがさらに高まった。同年7 月5 日
にウルムチ市でウイグル学生らによる大規模なデモが発生した。平和的な抗議行動は、中国当局
の軍、武装警察によって、過剰な武力行使を通して残虐に制圧され、数千人がウルムチの町で殺
害され(中国当局の発表では197 人死亡)、殆どのデモ参加者が逮捕された。これは「7・5 ウル
ムチ騒乱」「7.5 ウルムチ虐殺」と呼ばれる。『参考資料2』


1.3【悪漢・陳全国】
2009 年以降、中国共産党当局によるウイグル人の監視はさらに強まった。特に、元中国共産党
チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が、2016 年に新疆ウ
イグル自治区の書記に就任してから、ウイグル人への監視・弾圧が特段に強まった。新疆ウイグ
ル自治区は、習近平政権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝で
もあり、そこに完全に監視され・封じ込められた社会を作り上げることが習近平政権の謀略と言
えるだろう。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル地域における「監
視社会」の完成を手掛け、2017 年一年間でウイグル自治区の警察の人員が2015 年の6 倍にまで
膨れあがった『参考資料3』。
ウイグル自治区全地域で、500m間隔で交番(便民警務站)が設置され、一つに8−30 名の武
装警察が配備された。アクト県だけで2017 年10 月以降、68 個の交番を新たに設置したことを現
地で当番中の警察がRFA のインタビューで明らかにした『参考資料4』。
陳全国は、ウイグル全地域で上述した「再教育センター」というナチス式強制収容所や以下で
述べる監視社会を作り上げた首謀者・真犯人である。
1.4【最先端の監視技術の実験場】
中国国内には昨年秋の時点で監視カメラが1 億7000 万台設置されており、今後3 年間でさら
に4 億台が追加されると推定されている。監視カメラの多くには人工知能(AI)が搭載され、顔
認証技術などを備えている。その「最先端の監視技術を試行する実験場」となったのは新疆ウイ
グル自治区である。中国政府は2017 年第1 四半期(1〜3 月)にウイグル自治区で10 億ドル(約
1130 億円)以上に相当するセキュリティー関連の投資計画を発表したとウォール・ストリート・
ジャーナル紙が明らかにした『参考資料5』。
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は明らかにした情報によると、中国当局
は、問題を起こす危険のある人物を特定し、先んじて拘束するため、新疆ウイグル自治区に大量
のデータを駆使した監視プラットフォームを配備している。この「予測による治安維持」プラッ
トフォームについて、当局が監視カメラの映像や、通話・旅行記録、宗教的志向などの個人情報
を統合・分析し、危険人物を特定するためのものだと説明する。カシュガル市だけで今年3 月、
5100 万ドル(約55 億円)以上を投じて、統合データプラットフォームを含む監視システムを購
入・設置した。この監視カメラシステムは、瞬時にして人の顔と歩き方を識別して個人を特定し、
データベースと照合して年齢、性別、身長、民族アイデンティティを判定。その上、親族や知人
といった人的ネットワークまで割り出すことができるという『参考資料6』。
1.5【政治的信頼度点数表】
ウイグル人の研究者で記者のタヒール・イミン(Tahir Imin)氏は昨年2 月、新疆から米国に
亡命した。同氏はウルムチに住む友人が6 月、当局に拘束されたと話す。定期的な礼拝、パスポ
ートの所持、トルコへの渡航記録が減点の対象となったという。そして「マイナスポイントが70
を上回ると、危険人物と見なされ、警察に通報される。警察はこれを受け、拘束した人物を再教育センターに送る」と明かした『参考資料7』。
以下の「人口個人情報採集表(表1、『参考資料5』)」は、ウイグル自治区全地域で「危険人物」
を割り出すために使われているものである。表の右側に「重要情報」とされた内容は、年齢が(15
〜55 歳)、ウイグル人か、失業者か、パスポート保持者か、毎日礼拝するか、宗教知識があるか、
26 の“センシティブな”国に行ったことがあるか、海外とのつながりがあるかなどである。
また、ウルムチ市の各社区で実際の
登記に使われている「常住戸民族語系
点数表(下表2)『参考資料7』」による
と、各住民一人一人に10 カテゴリーで
10 点ずつ点数付け、ウイグル人の政治
的信頼度を評価している。
例えば、この表の1 番目のイブライ
ム・イスマイル氏(83 歳)には50 点付
けられ、「一般注意人物」とされている。
ウイグル人であれば10 点、パスポート保持者であれば10 点、礼拝していれば10 点、宗教知
識があれば10 点、対象の26 か国のどれかに行ったことがあれば10 点それぞれ引かれ、合計点
数は50 点となっている。この点数が低いほど「危険人物」とされる。もし、この方が55 歳以下
で、海外とのつながりがある人だった場合は、点数が30 点(マイナス70 点)で、即拘束対象と
なり、収容所(再教育センター)に送られることになる。
亡命者の証言によると、誰が礼拝しているか、誰が断食しているか(イスラム・ラマダンの時
期にどの家の人が夜中に起きて明かりをつけているか、職場、学校でお昼ご飯を食べていないか
など)を常にチェックするため、町、村、学校で10 人を1グループにし、相互監視体制を作って
いる。知っている情報を隠した人も罰せられるようになっている。また、政府幹部に住民と「親
戚(双親)」を作らせ、住民の宗教意識、共産党への忠誠心を調べ、人ひとりに点数をつける任務
を与えている。その中で、収容所に入れられた若いウイグル女性がいる家に「親戚」となった漢
族男性が寝泊まりするケースもあるという。


表 1. 人口個人情報採集表 表 2. 常住戸・民族語系

1.6【一般家庭に政府幹部が宿泊】
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が「ウイグル人家族の家に中国共産党政
府職員がホームステイしている」と5 月13 日に報告を発表した『参考資料8-9』。報告によると、
ウイグル人密集地域の一般家庭が近年、政府幹部による定期的な「ホームステイ」の受け入れを
強いられている。中国政府による「民族団結」を名目とした厳しい監視が目的とみられ、官製メ
ディアの情報として、当局は2017 年に職員100 万人を同地農村へ派遣したと伝えている。職員
をウイグル人家族と「共に食べ、共に住み、共に労働し、共に学習」させるという。
1.7【スマートフォンにスパイウェアを強制装着】
中国にいるウイグル人はまた、2017 年4 月からスマートフォンにスパイウェア・アプリをイン
ストールすることを強制されている。「ラジオ・フリー・アジア」の報道によれば、「百姓安全」、
「Jinwang」と呼ばれるこのアプリは、政府が市民の携帯デバイスをスキャンし、「テロリストや
違法な宗教に関する映像・写真・ファイル類を所持していないか確認する」ためのものだという。
これらのアプリをインストールすると微信(Wechat)やSNS「微博(Weibo)」のログ、SIMカード
情報、Wi-Fi のログイン情報などがサーバーに送信される。インストールを拒否したり、一度イ
ンストールしたアプリを削除したりすると、10 日間拘束されることがあるとのこと『参考資
料10-13』。
今はすべてのウイグル人が24 時間監視され、Wechat などを通して海外にいる親戚と連絡する
ことも一切できなくなっている。我々海外にいる人たちはウイグルにいる親戚から「連絡しない
で」と言われている。公安警察からハラスメントや脅迫を受けていると思われる。
1.8【全車両にGPS を強制装着】
中国当局また、ウイグル地域にあるすべて自動車に対し、中国版全地球測位システム(GPS)
「北斗」の端末の設置を義務付けたと米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝え
た『参考資料14』。昨年の6 月30 日までに全車両への「北斗」の端末設置を終える計画となって
いた。重機や工事用の車両なども対象となり、端末を設置していない車両は、ガソリンスタンド
で給油が拒否されるほか、中古車市場で取引ができない。
1.9【ウイグル人のパスポートを没収】
中国国内でパスポートを持っている全てのウイグル人からパスポートが没収され、観光や留学
のため海外に行くことは非常に難しくなった『参考資料15』。海外留学のため、新しくパスポート
を作ることはできなくなった。両親のことが心配で海外から一時帰国した学生のパスポートも没
収されるほか、再教育センターに入れられたケースもある『参考資料16』
1.10【ウイグル人逮捕者数が全国の21%】
中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese Human Rights Defenders)は、
7月25日にウイグル人逮捕者数を発表した『参考資料17』。中国政府が発表した数字によると、
2017 年に新疆ウイグル自治区で、刑事的罪で逮捕された人数は全国の同じ罪で逮捕された総数の
21%を占めたという。新疆人口は中国全国人口のわずか1.5%を占めているにもかかわらずだ。
中国人権擁護は、2008〜2017 年間にウイグル自治区で逮捕された人数の比較調査を行い、2017
年一年で227,882 人が逮捕されたこと、これは2016 年の逮捕者数27,404 人の8.3 倍だったこと
を明らかにした。報告では、これは中国当局が「三股勢力」(暴力恐怖主義、民族分裂主義、宗教
極端主義)名目の厳打(厳しく取り締まり)運動の結果との認識を示した『参考資料18』。


2.中国当局はウイグル住民からDNA など生体データを採集

2.1【検診名目でDNA 採集】
中国国営の新華社通信は2017 年11 月、衛生当局の統計として、新疆の総人口の9 割に相当す
る約1900 万人がこの「検診」を受けたと伝えた。また、中国最大手インターネットポータルサイ
ト「新浪(Sina)」が2017 年11 月1 日、新疆ウイグル自治区衛生計画生育委員会から入手した情
報として、ウイグル自治区は昨年15.85 億元投資し、全自治区で1884.48 万人、その中、南疆4
地区・州(ウイグル密集地域)で912.71 万人(100%)の検診を終えたと伝えた

『参考資料19』。
国際NGO 人権組織の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)」は、このよ
うな大規模な強制収集は国際人権規約を踏みにじるものだと批判した。
当局に「全民検診」と呼ばれたこの無料のプロジェクトは、12 歳から65 歳までの住民を対象
にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めている『参考資20-23』。


2.2【臓器狩り】

中国新疆出身の在英の元外科医エンヴァー・トフティ(Enver Tohti)氏は、こうした不合理な
新疆地区住民のDNA 採取について、中国移植権威で富裕層や外国人移植希望者のための移植用
臓器となる「生きた臓器バンク」とし、住民を秘密裏に「ドナー登録」しているのではないかと
の推測を述べた『参考資料19』。

中国衛生部(厚生省)の前副部長・黄潔夫氏は7 月26 日、AP 通信のインタビューで、国内ド
ナー登録者は21 万人を数え、2020 年には、中国は米国を抜いて世界一の移植大国になると主張
した『参考資料24』。

第一章でも述べたが、これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて、家族に返す・見せ
ることなく、新しく設けられた一般人が入ることのできない遺体処理・安置所で処理されている。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
以下の写真1,2 はその証拠である。これは観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカ
シュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空


運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで監禁されている人から
強制的に臓器を摘出していることを示す徹底的証拠である。


3.海外在住のウイグル人(留学生、永住者、帰化者)も監視対象に

3.1【在日ウイグル人の被害】

新疆ウイグル自治区で100 万人を超えるウイグル人が「再教育センター」と呼ばれる収容所に
収監され、著しく人権被害を受けていることをアメリカ、ヨーロッパ各国のメディア、政府機関、
国連などが続々報道し、厳しく非難し始めた(下画:アメリカ政府報道)。しかし、日本ではほと
んど報道されていなかった。
2018 年7 月19 日ついに、NHK-BS1 テレビチャンネルの国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」で、中国のウイグル人への弾圧、収容所の実態を報道した『参考資料25』。こ
れは日本において、主要メディアとして初めての報道であった。在日のウイグル人として、まず
NHKの勇気に感謝したい。本当にありがとうございます!

当番組で在日のウイグル人4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、生きているか
死んでいるかもわからない」と証言した。8人がインタビューを受け、証言していたようですが
が、時間の制限により全部伝えきれなかったと思われる。この8 名がいずれも、家族が収容所に
収監され、現在どうなっているか全くわからない状況だという。日本にそれ以外にも多くのウイ
グル人の家族が中国で被害を受けている。しかし、その多くはウイグルにいる家族、親戚がさら
なる被害・弾圧を受けることを恐れて、沈黙しているのが実情である。だが、「今こそ、国で沈黙
せざるを得ない同胞に代わって、国外に住む私たちが声を上げるべきときだ」という在日ウイグ
ル人も増えている。
当NHK 番組でも紹介されたが、在日ウイグル人人権団体である「日本ウイグル協会」の呼び
かけで、7 月1 日東京の中心繁華街である新宿で大規模なデモが行われた。これまでに沈黙して
きたウイグル人100 人以上が参加した。デモでは、「不当な拘束をやめろ」、「強制収容所を閉鎖し
ろ」、「家族を返せ」、「お父さんを返せ」、「ウイグルに自由を」、「日本人は我々を助けてください」
と訴えた。7 月7 日また六本木、中国大使館前で150 人以上のウイグル人によるデモがあった。
これほど多くの在日ウイグル人が中国のウイグル人弾圧を訴え、このようなデモに参加したのは
初めてであった。
私たち有識者会が把握した情報では、例えば、一年前に娘を連れて一時帰国したお母さん(M
さん)は、パスポートが没収され、母子とも日本に戻れていない;在日ウイグル人Gさんの弟(24
歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返してくれなかったという。死因は何なのか、
遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた
親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」といっただけで、他に何も言えなかったという。
その他、在日ウイグル人で中国パスポートの有効期限が近づき、中国大使館に更新手続きに行
ったところ、中国新疆に帰って現地で更新してくるように言われ、更新できなかった人が何人も
いる。その中にパスポートの有効期限が既に切れ、中国に帰ることもできず(中国に帰ると収容
所に送られることが明白であるため)、困っているウイグル人がいる。また、日本の大学院を卒業
したらウイグルに帰るつもりで、日本で就職活動をやっていなかった人で、中国に帰ることを恐
れて、日本に残らざるを得ない人や日本滞在ビザの心配をしている学生も多数いる。
在日ウイグル人(帰化者を含む)の被害状況をまとめると以下になる。


・日本(海外)にいるウイグル人は中国にいるご家族と連絡が取れなくなっている。
・在日ウイグル人でもご家族が収容所に収監された人が多数いる。
・在日中国大使館がウイグル人のパスポート更新申請を受け付けなくなっている。
・一時帰国者が収容所に入れられたりして日本に戻ってこられなくなっている。
・中国にいる家族が人質に取られて、留学生ら自身は帰国やスパイ活動が強要され、「従わないと
家族を再教育センターに送る」と脅迫されるケースが増えている。
・帰化やビザ申請に必要な書類の中国からの取り寄せができなくなっている。


3.2【海外にいるウイグル人の被害】

中国政府はウイグル弾圧の手を海外まで伸ばしている。例えば、以下のような報道がある。

・エジプトで中国のウイグル族の拘束・強制送還相次ぐ
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2017/09/0901.html
Uyghur Students in Egypt Detained, Sent Back to China
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/students-07072017155035.html
・海外にいるウイグル人にスパイ活動を強要
Spy for Us — Or Never Speak to Your Family Again
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-uighur-spies-surveillance?utm_term=.ndzvJGJgbG
#.aaplb9bgm9
・親族訪問・一時帰国者のパスポート没収、「再教育センター」へ収監
“Uighur graduate student goes missing upon returning to China”
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/


『参考資料』

1. 《新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人口普查主要数据公报》
http://www.stats.gov.cn/tjsj/tjgb/rkpcgb/dfrkpcgb/201202/t20120228_30407.html
2. 2009 年「7・5 ウイグル騒乱」
https://ja.wikipedia.org/wiki/2009%E5%B9%B4%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3
%83%AB%E9%A8%92%E4%B9%B1
3. 「AI に顔認証……中国がウイグルで実験し始めた監視社会の実態」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=13986
4. 500m 間隔で武装警察交番設置, RFA 2017.08.17
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/aqtuda-68-saqchi-ponkiti-08172017213200.
html?encoding=latin
5. 中国「完全監視社会」の実験場、新疆を行く, Josh Chin and Clément Bürge, The Wall Street Journal,
2017.12.22

https://jp.wsj.com/articles/SB11070217722261694869804583589052841366988


6. ビッグデータで危険人物「予測」 中国の治安対策, The Wall Street Journal, 2018.02.28
https://jp.wsj.com/articles/SB12343497592033114173304584071460854064956
7. ウイグル人の信頼度を決める点数表があった、RFA, 2017.12.20
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghur-jedwel-07122017141518.html?encoding=la
tin
8. China: Visiting Officials Occupy Homes in Muslim Region, HRW
https://www.hrw.org/news/2018/05/13/china-visiting-officials-occupy-homes-muslim-region
9. Chinese Uyghurs forced to welcome Communist Party into their homes
https://edition.cnn.com/2018/05/14/asia/china-xinjiang-home-stays-intl/index.html
10. 中国、ウイグル族にスパイウェアのインストールを強制, ベンジャミン・フィアナウ, NewsWeek
Japan, 2017.7.26
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8062.php
11. RFA 独家:新疆强迫居民安装手机监控软件 10 哈族妇女微信发言被拘, 2017.07.13
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql2-07132017112039.html
12. Report: Xinjiang Residents Forced to Download Spyware App, Chinese Regime Can Track and
Censor Users
https://www.ntd.tv/2018/04/13/report-xinjiang-residents-forced-to-download-spyware-app-chin
ese-regime-can-track-and-censor-users/
13. China forces Xinjiang Uyghurs to install mobile spyware, enforces with stop-and-frisk
https://boingboing.net/2017/07/26/jingwang.html
14. Vehicles to Get Compulsory GPS Tracking in Xinjiang, RFA 2017.02.20
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/xinjiang-gps-02202017145155.html
http://www.alertchina.com/archives/2265113.html
15. China confiscates passports of Xinjiang people
https://www.bbc.co.uk/news/world-asia-china-38093370
16. Uighur graduate student goes missing upon returning to China
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/
17. Criminal Arrests in Xinjiang Account for 21% of China’s Total in 2017. NCHRD, Jul 25, 2018
https://www.nchrd.org/2018/07/criminal-arrests-in-xinjiang-account-for-21-of-chinas-total-in-2
017/
18. 人权组织指中国当局2017 年以刑事罪逮捕的穆斯林人数是上一年的7 倍多, RFA, 2018.07.25
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/d-07252018162042.html
19. 新疆投入15 亿多元完成新一轮全民健康体检工程, 新浪(Sina), 2017.11.01
http://news.sina.com.cn/o/2017-11-01/doc-ifynmnae1006240.shtml
20. 中国当局、新疆で1900 万人のDNA 採集 「無料の全民検診」実施, The Epoch Times, 2017.12.15,
http://www.epochtimes.jp/2017/12/30173.html
21. 中国:少数民族からDNA サンプルを数百万人規模で採取
https://www.hrw.org/ja/news/2017/12/13/312755
22. China collecting DNA, biometrics from millions in Xinjiang: report
https://edition.cnn.com/2017/12/12/asia/china-xinjiang-dna/index.html
23. China Is Vacuuming Up DNA Samples from Xinjiang's Muslims
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-is-quietly-collecting-dna-samples-from-millions-of?ut
m_term=.reOnBXBjGX#.mabNxJxZqJ
24. 中国衛生部の前副部長・黄潔夫氏「中国は3 年後世界一の移植大国になると主張」
http://www.epochtimes.jp/2017/08/28097.html
25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19


http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719
その他:
ウイグル人の政治的迫害 - 個別事件の簡単な説明概要
Political Persecution of the Uyghurs—Brief Description of Some Individual Cases
https://freedomsherald.wordpress.com/2018/01/19/political-persecution-of-the-uyghurs-brief-descrip
tion-of-some-individual-cases/


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

1949 年に中国人民解放軍の侵攻により共産党支配下に置かれ、1955 年に設置された新疆ウイ
グル自治区(東トルキスタン)の当初は、東トルキスタン・イリ政府と中国共産党の交渉、平和
条約の約束通り、それまでに展開されてきたウイグル言語など独自の民族言語による教育が継続
された。1950 年初頭からは漢語が選択科目として導入されていた。
しかし、1960 年代に入ると次第に漢語教育が重要視されるようになり、漢語が民族学校におい
て必須科目となる一方、漢語学校に設置されていたウイグル語の選択科目は廃止された(リズワ
ン, 2009)。
1977 年から新疆ウイグル自治区政府は少数民族への漢語教育の強化を政策課題としてさらに
強調するようになった(リズワン, 2009;Mamtimyn 他, 2015)。
1982 年制定の中華人民共和国憲法では、少数民族言語による教育が保護されることになった
(Grose, 2010)が、実際には教育現場における漢語への一元化が推進されていった。
1990 年代末からは少数民族の漢語習得、主流文化の吸収が強く促されるようになる(王, 2006)。
2004 年に交付された「全面的に双語教育を推進することに関する決定(関与大力推進双語教学
的決定)」により、ウイグル語の授業のみをウイグル語で行い、その他の科目はすべて漢語で教え
る「双語教育」に取って代わられることとなった(アナトラ,2013;リズワン他, 2014)。
2010 年からウイグル全地域において幼稚園、小学校一年から「双語教育」が実施されるように
なり、中国内陸からウイグル語が知らない漢族教師が大量に投入された(例えば、2017 年4 月
26 ホータン地区・チラ県政府ウェブサイトでの募集(参考資料8)によると、人口13 万人のこの
県だけで1093 人の教師を中国内陸から募集している;またホータン地区政府からも中国内陸向け
の同様な募集(参考資料9)があり、現地一般教師給与の2 倍以上の賃金が提示されている。これ
により、学校ではウイグル語の授業がほとんど行われなくなり、漢語を習い始めたばかりの子ど
もたちに、すべての授業を漢語で行うようになった。一方、これまでに長年ウイグル語による授
業をやって来たベテランの優秀な教師たちが、漢語水準が満たない理由で「下放」された(教育
現場から追い出された)。教育レベル、学生の知力が著しく落ちていった。
この時、ウイグル言語に対する危機を感じた有志の教育者が私立のウイグル語幼稚園、小学校
の設立を試みた。現在トルコ在住のアブドワリ・アユップ(Abduweli Ayup)氏(参考10)がウ
イグル語学校設立を仕掛けた一人である。アブドワリは2011 年アメリカ留学から帰国したあと、
カシュガルでウイグル語学校を立ち上げた。しかし、2013 年にアブドワリ氏を含む学校設立に関
わった3 人(他Dilyar Obul, Muhemmet Sidik Abdurshit)が、寄付で集まった支援金の「横領罪」
で投獄され(明らかに冤罪である)、ウイグル語学校計画が滅ぼされたのである。(その後、アブ
ドワリ氏は治病のためトルクに渡り、現在もウイグル語保護活動を続けている)。
また、中国でウイグル族が直面している現実への理解と問題解決を訴え、当局の政策に批判的
な声を上げた知識人、中央民族大学(北京)の著名なウイグル族経済学者、イリハム・トフティ
ウイグル語教育 → 「双語」教育 → 漢語のみの教育への転化
→ 幼稚園、小・中・高校、大学でのウイグル語使用全面禁止へ


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

准教授(Ilham Tohti, 伊力哈木·土赫提)が「国家分裂罪」に問われ、2014 年9 月23 日、無期懲
役判決で投獄された(参考資料11)。
2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、ウイグル語の使用禁止、漢語教育のみを実施と
いう重大な人権侵害、同化・民族浄化政策を露骨に展開してきた。これは陳の指示で設置した洗脳
のための「再教育センター、強制収容所」や監視社会体制以外のもう一つ謀略である。
ウイグル語禁止政策は以下の各地区政府の通知・通達の内容から見取れる。
2017 年7 月5 日、ホータン地区政府のホームページに、「ホータン地区双語教育規定5 カ条、
小中学校双語教育強化」(《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》(参考資料12))
という規定を発表した。内容は(1)国家通用言語文字(漢語)を全面普及し、民族言語を付加
した双語教育原則を堅持すること、(2)2017 年秋学期から小学校入学前の3 年で国家通用言語
文字教育を徹底し、小学校1 年、中
学校1 年から国家通用言語文字教
学を全面実施、2020 年には国家通
用言語文字教学を全体的に実現す
ること、(3)漢語教師がウイグル
語で研修受けるという間違ったや
り方を止めること、(4)教育系統
内、学校内でウイグル語文字、スロ
ーガン、図画などの使用を断固禁止
すること、(5)教育系統の集団活
動、公共活動、管理ワークの中でウ
イグル語の使用を断固禁止するこ
と。以上の双語教育政策に対しての
怠慢、不履行、小細工などをした人
は、「両面派」、「両面人」として厳
重に懲罰される、であった。
そのほか、「ホータン地区学前(入
学前)教師8 カ条ルール」、「ホータ
ン地区国語教育5 カ条規定」などが
ある(参考資料13)。
2017 年10 月10 日、イリ・カザフ自治州イニン県教育局が、自治区教育庁の「少数民族文字教
材補選使用に関する通知」(《关于少数民族文字教材教辅选用有关工作的通知》)を通達し、当県に
おいて、(1)全てのウイグル語とカザフ語の「国語」教材の使用を停止すること、学校にすでに
ある教材は封存すること、(2)国家統編の教材「道徳と法治」、「歴史」教材の少数民族文字に翻
訳が終わっていないものを含め、使用を停止すること、(3)関連学科少数民族文字の教材・補助
資料の使用を停止すること、(4)この「通知」要求により、各学校が教材・補助教材選択・使用
規定に違反してはいけない、問題発覚時はすぐ報告すること、という内容を発表した(参考資料14)。


ウイグル語使用禁止と同時にウイグル語教科書、文学・歴史に関係する出版物の焼却が各地で
行われた(参考資料15-16)。


『参考資料』

1. 新井 凜子, 大谷 順子, 2016, 「新疆ウイグル自治区の漢語教育に見る言語とアイデンティティの
関係」. 21 世紀東アジア社会学2016-第8 号, 1-18.
2. リズワン・アブリミティ, 2009, 「中華人民共和国成立後の新疆における「民族学校」の漢語教育
をめぐる一考察」『アジア・アフリカ言語文化研究』78, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文
化研究所, 43-77
3. Mamtimyn S., Feng A. and Adamson, B., 2015, “Trilingualism and Uyghur Identity in the People’s
Republic of China” in Evans, D. Eds., Language and Identity Discourse in the World. Bloomsbury.
4. Grose, T.A., 2010, “The Xinjiang Class: Education, Integration, and the Uyghurs” Journal of
Muslim Minority Affairs Vol.30 No.1, The Institute of Muslim Minority Affairs, 97-109.
5. 王柯, 2006, 『20 世紀中国の国家建設と「民族」』東京大学出版社
6. アナトラ・グリジャナティ, 2013, 「中国新疆ウイグル自治区における少数民族双語教育に関する
研究」富士ゼロックス株式会社小林節太郎記念基金
7. リズワン・アブリミティ, 大谷順子, 2014, 「中国新疆におけるウイグル族の学校選択」『21 世紀
東アジア社会学』第6 号, 日中社会学会, 156-171
8. 策勒县人民政府《2017 新疆和田地区策勒县双语教师招聘1093 人公告》,2017 年4 月26 日
http://www.offcn.com/jiaoshi/2017/0426/153572.html
9. 《和田地区于田县面向内地招聘教师简章》2017.08.18
http://www.gzsjyzx.com/client/article/1384
10. ウイグル学校設立者 アブドワリ・アユップ https://en.wikipedia.org/wiki/Abduweli_Ayup
11. ウイグル族経済学者、イリハム・トフティ准教授が「国家分裂罪」で投獄
https://ja.wikipedia.org/wiki/イリハム・トフティ
12. 《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》, ホータン地区ウェブサイトより
https://archive.is/nybWu
13. 《新疆禁止幼教信教 教育系统内禁维语》, Radio Free Asia ウェブサイトより
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/xl1-09252017102937.html
14. 《RFA 独家:新疆全面停用维、哈文字辅选教材》
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql1-10132017100200.html
15. 《新疆伊犁、和田等地收缴民族语言教科书》ChinaAid, 2018.04.02
http://www.chinaaid.net/2018/04/blog-post_2.html?m=1
16. Thousands of Uighur Books burned by Chinese Authorities
http://unpo.org/article/101


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

ウイグル人は、ユーラシア大陸のほぼ中央に位置し、シルクロードとも言われてきた東トルキ
スタン(現“新疆ウイグル自治区”)を中心に暮らす、独自の歴史と文化を持つイスラム教を信仰
する人々である。
ウイグル人は、8-9世紀に約100 年継続した「ウイグル可汗国」(Oghuz Orkhon Khanate)、
9〜13 世紀に約300 年繁栄した「天山ウイグル王国(Uyghur Kingdom of Qocho, 天山山脈北
麓)」と「カラ・ハン朝 (Kara-Khanids Dynasty, タリム盆地)」、16−17 世紀に165 年繁栄した
「セイディア汗国」(Saidia Khanate, ヤルカンド)などを建国していた。
こうした独立のウイグル国家は18 世紀から清朝の支配下におかれ、1884 年に「新しい領土」
を意味する「新疆」という名前が付けられた。それでも、ウイグルの反抗が途絶えず1933 年と
1944 年に「東トルキスタン共和国」として独立国家を設立していた。しかし、1949 年に再び中
国人民解放軍の侵略により、共産党支配下に置かれた。
ウイグルは、かつて仏教やマニ教も信仰した歴史もあったが、8 世紀からはずっとイスラム教
を信仰してきた平和を愛する農耕民・遊牧民である。
ウイグルは、長い歴史の中でアジア、ヨーロッパ文化も吸収しながら、独自の言語(ウイグル
語)や文化・習慣を培って、守ってきたのである。
ウイグルは、古代から音楽・踊りを生活の一部として、それを発展させながら、非常に明るく
平和に暮らしていた。ウイグルの古典音楽「12ムカム」は歌、ダンス、音楽が一体となったも
ので、その素晴らしさが認められ、「世界無形文化遺産」に登録されたほどである。ウイグル人
は中国で「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれてきた。
ウイグルは、何千年もの歴史の中で、男性はヒゲを生やすのと伝統的な帽子をかぶり、女性は
ベールをかぶるのと肌脚を露出しないようにロングスカートを着るという習慣を作ってきた。
しかし、今現在、中国共産党の支配下にある、実際に全く「自治」のないこの「新疆ウイグル
自治区」で何が起こっているだろうか。
中国でいま、ウイグルアイデンティティーを破壊する重大な人権侵害、同化・民族浄化が行わ
れているのだ!


1.【ウイグル文化への侵害】

1)ウイグルの男性(老人以外)は髭を生やすことが禁止されている。
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

2)ウイグルの女性はベールやロングスカートを着用することが禁止されている。
新疆ウイグル自治区当局は昨年4月1日から、ひげや公共の場所での顔などを覆うベールの着
用を禁じる新たな法律を発効した。
「新疆ウイグル自治区でひげやベール禁止、過激思想対策」(2017.04.01)
https://www.cnn.co.jp/world/35099111.html


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

China Uighurs: Xinjiang ban on long beards and veils
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

3)街の中で民族衣装、ワンピースや長めのシャツが強制的にカットされる。
これらの写真は、2018 年7 月13 日ウルムチ市内で撮影され、WeChat に投稿されたもの

4)ウイグル学生に中華漢族衣装を着させ、孔子・漢族思想教育を強要されている。

・ウイグルアイデンティティーの破壊・同化
http://freedomsherald.org/ET/cmp/


5)伝統的ウイグル歌舞の代わりに中国漢族文化の戏剧を強要されている。
ウイグル音楽「十二ムカム」が世界無形文化遺産に登録されているなど、ウイグル音楽・
舞踊が有名であり、ウイグル人は「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれることがあ
るが、このような文化を漢族文化に置き換えようとしている。


6)ウイグル女性を漢民族の男性と強制結婚させられている。
https://news.so-net.ne.jp/article/detail/1582964/
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/

漢族の男性がウイグル族女性の親族を監禁して強要結婚……涙に濡れる花嫁の姿
http://www.cyzo.com/2018/06/post_164302_entry.html
Beijing accused of forcing Uyghur-Han intermarriages
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/
31


2.【宗教への侵害】

1)モスクの閉鎖、モスクへ中国旗と監視カメラを設置
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
http://america.aljazeera.com/articles/2013/9/18/uighurs-bow-downtochineseflagatxinjiang
mosque.html
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/urumqi-07072010084824.html
https://www.engadget.com/2018/02/22/china-xinjiang-surveillance-tech-spread/
2)モスクに政府系監視係の職員を配置
Xinjiang Authorities Convert Uyghur Mosques Into Propaganda Centers
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
3)18 歳以下の全員、学生、教師、職員の礼拝、断食など禁止
https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/5794696/Chinese-authorities-ban
-Uighurs-from-mosques.html
https://www.theepochtimes.com/communist-regime-bans-people-under-18-from-attendingmosques-
in-xinjiang-china_1730829.html
4)モスクで行われて来たウイグル伝統的葬式に家族以外の人々の参加禁止
5)ウイグル人ボランティアの遺体清浄禁止
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/meyit-yuyghuchi-ayal-02192018135741.html?enc
oding=latin
6)当局管理下の遺体処理・葬儀場(葬儀サービスセンター)を設立
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/xitay-uyghur-miyit-ishlirigha-qol-tiqti-
04062018235849.html?encoding=latin
7)ウイグル人密集地に火葬場建設
ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
33
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
https://m.wlmq.com/0010155185.html
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06132018153137.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06142018151310.html
?encoding=latin
8)新生児にイスラム系の名前を付けることを禁止するほか、一部大人の名前の改名を強要
https://www.voanews.com/a/china-issues-ban-on-many-muslim-names-in-xinjiang/3826118
.html
https://www.telegraph.co.uk/news/2017/04/25/china-bans-islamic-baby-names-muslim-maj
ority-xinjiang-province/
9)収容所でウイグル人に豚肉とアルコールを強要
イスラム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php


【ウイグル人収容所から死者が続出】
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、

一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる
(ウイグル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。


臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
そして、それを裏付ける写真もあった。

上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1月にカシュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠である。


在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。

http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/602.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK251] 創価学会の皆さん、思い出そうね、あなたたちの原点  赤かぶ
7. 2018年9月27日 06:39:40 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[100]

今度はカルト教団に懇願かよ

奴らの赤黄青の三色は何を意味しているのかも理解してなさそうだから教えてやる

仏旗の「六色」から都合よくとったのがその三色だ

覚えてろ
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/315.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK251] 総理はこのままでは政権を維持できなくなる。(谷間の百合) 赤かぶ
11. 2018年9月27日 06:41:38 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[101]

そもそも政権を維持できても騒ぎ叩くことには変わりないんでしょ?
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/353.html#c11
コメント [リバイバル3] 株で損した理由教えてあげる 新スレ 中川隆
94. 中川隆[-13516] koaQ7Jey 2018年9月27日 06:52:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18841]

日経平均が24000円に乗せる
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/53093675.html
2018年09月26日 在野のアナリスト


昨日指摘したところ、すぐにFFR日米貿易協議で「基本的な認識で一致」とし、首脳会談で合意をめざす、としました。日本側は農畜産物で妥協の余地あり、としますが、同時に日米欧で提出する世界貿易機構(WTO)改革では、自国の特定産業を優遇する制度を導入した国への罰則を盛りこむ、とします。どの国でも農畜産業に補助金をだし、保護していますし、日本ではTPP対策として補助金を、という話もある。しかしもしWTO改革でそれらの農畜産業への補助金を「特定産業への優遇」とされたら、罰則覚悟でつづけるか、補助金を止めるか、という話になる。むしろ政府から補助金をカットする口実にされかねない、とすら思えます。

JAを潰して大規模農業を推進したい安倍政権は、補助金を減らして個人の農畜産家を立ちいかなくさせる。今回も米産品で数量を決めて輸入を義務付けられ、補助金もでないと日本の農畜産業は壊滅的になるでしょう。WTO改革はトランプ氏も主張し、これを中国が念頭としますが、同じように日本でも補助金漬けにされた産業があることを忘れてはいけません。

日本株が8ヶ月ぶり24000円台を回復です。ただここ最近、歪な市場がめだちます。直近2日はTOPIX先物を国内勢が買い上げていますが、現物株では日経225型の買いパターンとなった。しかも23000円ブレイクに伴う外国勢の買いは先週木曜には終了しているので、そこから国内勢だけが頑張っている印象です。第3四半期末のドレッシング、とは考えにくい。ここで頑張っても投資成績としてあまり重要でないためで、株高にする意味がないのです。年末高の先取りだとしても、重要なイベントを幾つも控えた中、リスク管理上も考え難いことです。

最近、メディアでも取り上げられるようになった『安倍政権が発表する経済指標が信じられない』という話。毎月勤労統計では今年1月に3分の1のサンプルが変更されたにも関わらず、調整もされなかったため、雇用者報酬が2000円強も押し上げられた。つまり年間通して1%弱の押し上げ効果が前年比でかかることになります。また労働力調査は就業者数が60『万人前後だった伸び率が、今年は160万人前後となり、これにはまったく説明がつかない。これまでも女性と高齢者の再雇用が増えてきて、限界とみられたタイミングで加速したのです。

さらにここに来て、企業収益も二重計上によって膨張している、との指摘もある。つまり株価を決めるマクロ、ミクロの指標がどちらも信じられない事態であり、「異常」とも形容されるここの強さには誰もが首を傾げる。特に、そんな事情をよく知っているはずの国内勢が株を買っているのですから、尚更です。その説明になるかもしれない一つの説は、沖縄県知事選までは株高を、安倍政権側が金融機関に要請した、ということです。

自民党総裁選、沖縄県知事選、この重要日程で勝利を期すために、安倍ノミクスは成功しているという印象を与えたい。特に、沖縄県知事選では党派色を強くだし、佐喜真候補を支援しており、また支持層でもある建設業は景気を敏感に映すので、株高は効果的に安倍政権の成功事例としてアピールできます。沖縄県知事選は剛腕を指摘される菅官房長官が取り仕切っており、対立候補の嘘だらけの醜聞をばらまくほど、その手口が汚くなってきた。3Q末で株高を建前に、金融機関に動員をかけたとて、決して不思議ではありません。

これまで国内勢は、22000円に接近すると買い、23000円に接近すると売っていた。その取引が成立する前提は、株価が下がると買う、という日銀の存在あってこそ、です。そうした細々とした取引で糊口を凌いできた国内勢が、ここに来て急にリスクをとる、ということも考えにくいのです。これからは『安倍政権の株価が信じられない』などという話が、巷にはあふれるのかもしれません。『歪』という漢字は、いみじくも『不正』と書きます。今の市場が不正によって歪になっているとすれば、口に糊がされたようにその不正を指摘できない理由も、また政治と金融機関の歪な関係の中にあるのでしょうね。


http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/823.html#c94

コメント [政治・選挙・NHK251] 見たくない光景!誰も聞かない安倍の国連演説!   赤かぶ
8. 2018年9月27日 06:54:32 : XGjDUoZUr1 : uTNxY0M5FS4[2]
駆け出しお笑い芸人でももう少し集まるだろ
客席が凍っている・・・
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/357.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK251] テレビで森友問題。父親の無念は計り知れず、OBも「底が抜けた」と。行政の崩壊は絶対に止めないといけない 小沢一郎(事務所 赤かぶ
1. 2018年9月27日 07:08:18 : CzYJx39lTc : FaXl5LfuFC0[1198]

上級公務員は「出世第一のヒラメ官僚」

『ヒラメになっても出世したい、家族もそのように育ててきた』

上級公務員個人の問題に「矮小化してはダメ」

家族ぐるみの「ヒラメ公務員+家族」の問題。

「公務員宿舎の狭い環境」が、「常識のない特殊社会形成の温床」になっている。

『大幅な行政改革』が急務!

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/367.html#c1

コメント [環境・自然・天文板6] 焦点:中国でマリンパーク急増、イルカやシャチの闇取引が横行 Farah Master うまき
1. 中川隆[-13524] koaQ7Jey 2018年9月27日 07:10:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18850]
ウイグルへの弾圧は何度か書いてきましたが、いま中国が行っているのは民族浄化で、ただ浄化するのではなく、ウイグル人を殺して臓器売買のドル箱としているのです。
参考ページのURL
http://uyghur-j.org/japan/
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


2018 年 9月 8 日
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


第一章 概要

古代より東トルキスタン(“現新疆ウイグル自治区”)は、ヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域だ。1949 年に中国人民解放軍
が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。それ以
来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いてきた。
だが、2 年前から事態が急変し、ウイグル情勢は著しく悪化した。2016 年に元中国共産党チベ
ット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が“新疆ウイグル自治区”
の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党総書記をバックにし、東ト
ルキスタン歴史の中で最も酷く露骨な人権弾圧、同化・民族浄化政策を展開し始めた。習近平政
権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝とみられる東トルキスタ
ンに、完全な監視・封じ込めた社会を作り上げ、ウイグル人の言語、文化、宗教を完全に絶滅さ
せるような民族浄化政策を実施している。
陳全国が就任して以来、前任の張春賢が推進した「双語教育」(事実上の漢語教育)をさらに露
骨化し、小学校から大学まで全ての教育機関でウイグル語の使用を禁止した。ウイグル語で出版
された教科書、小説、歴史を反映する本、イスラム教に関連する書籍を焼却した。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル自治区の警察の人
員を2015 年の6 倍に増員し、ウイグル地域において「監視社会」の完成を手掛けた。2017 年第
1 四半期(1〜3 月)のみで、ウイグル自治区で10 億ドル(約1130 億円)以上に相当するセキュ
リティー関連の投資をし(カシュガル市だけで今年3 月、5100 万ドル(約55 億円)以上を投じ
た)、ウイグル全地域に人工知能(AI)の顔認証技術が搭載された監視カメラを設置した。中国政
府はウイグル自治区を最先端の監視技術を試行する実験場にした。
至る所に500m間隔で監視塔付きの交番(検問所)を設け、24 時間体制で検問・監視を始めた。
全てのウイグル人から旅券が没収された。スマートフォンにスパイウェア・アプリのインストー
ルを強要した。GPS の車両搭載が義務付けられた。ウイグル、カザフなど現地住民の政治信頼度
を評価するため、「個人情報採集表、点数表」を配布し、全住民に点数をつけ、身分証明書ID と
連結させた。この点数で拘束対象者を決め、「再教育センター」に収監した。12 歳から65 歳まで
の住民を対象にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めた。
最も酷いのは、2017 年初頭から、「再教育センター」、「教育転化学校」、「技能研修センター」
という名前の「強制収容所」の建設を急ピッチで進め、何も罪のない100 万人以上のウイグル人
(ウイグル人口の約10%)をこれらの収容所に監禁し、共産党の政治思想、宗教転化(非イスラ
ム化)、民族アイデンティティを破壊するための「洗脳教育」を行っている。ウイグル人社会に何
らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、
音楽家、経済界で成功した経営者(銀行に100 万円以上貯金のある人)らも続々と強制収容所に
入れられた。両親が拘束され家に残された子供たちが孤児園に送られた。
そして、各収容所から続々死者が出始めた。遺体は家族に返さずに内密に「処分」された。カ
シュガル空港では「人体器官運送通路」、「移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やス
ペースが用意され、臓器売買のため国家ぐるみで「臓器狩り」していることが明らかになった。
21 世紀の今この瞬間も、中国政府が行っている「ナチス強制収容所の再現」(ジェノサイド)
とも言える人権弾圧、民族浄化に対し、日本を含む多くの国・政府の沈黙が続いている。納税者
である我々在日のウイグル人は、良心を持つ、正義を求める日本国民・政府に対し以下を呼びか
けたい。沈黙しないでほしい。中国政府を非難し、収容所の閉鎖、全収監者の即時釈放に働きかけ
てほしい。これは単に人権弾圧の問題ではなく、「人道に対する罪」、世界平和への挑発であり、ウ
イグル民族存亡の危機とみてほしい。


第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、独裁的な長期政権を築いた習近平中国共産党
総書記をバックにし、露骨な人権弾圧・民族浄化政策を展開し始めた。
1.【ウイグル人100 万人以上が強制収容所に】
東トルキスタン(“新疆ウイグル自治区”)において、2017 年初頭以来、「再教育センター」、「教
育転化学校」、「技能研修センター」という名前の「強制収容所」の建設が急ピッチで進められる
と同時に、100 万人以上のウイグル人(ウイグル人口の約10%)がこの収容所に収監されている
ことが最近続々と明らかになった。中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese
Human Rights Defenders)が今年8 月3 日発表した最新の調査報告によると、上記の「再教育セ
ンター」と呼ばれる閉鎖式キャンプ(強制収容所)に110 万人が収監されているほか、開放式キャ
ンプ(食事や寝泊まりに自宅に帰れる)で約220 万人が再教育(洗脳教育)されているという。
合わせると330 万人が「再教育」の対象となっている。東トルキスタンの人口は2300 万人(2014
年統計)で、ウイグル人口は48.5%、約1130 万人だとすると、ウイグル人口の約30%の人が「再
教育」されているのだ『参考資料1-2』。報道によると、2017 年春以来強制収容所に収監された人
で釈放された人がいないという『参考資料3』。
何も罪がなく、「要注意人物点数表(第四章を参照)」でマイナス点数が高い人が収容所送りの
対象者となっている。例えば、(1)ウイグル人である(2)イスラムの礼拝をしている(3)宗
教知識がある(4)(当局が要注意とする中東など)26 カ国に行ったことがある(5)外国に留
学した子供がいる……といった項目に該当すれば要注意人物として対象者となる『参考資料4』。
また、ウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、イスラム学者、人
気スポーツ選手、音楽家、経済界で成功した裕福な経営者らも「民族情绪(民族的気持ち)があ
る」、「両面人(裏表がある人物)」として収監対象者となっているのである(第三章を参照)。収
容所の状況は海外メディア、研究者らによって次々と報道されるようになった『参考資料5-10』。


2.【強制収容所の位置・規模が明らかに】

第二章 「強制収容所(再教育センター)」の現実


東トルキスタン(89県あり)の各県に少なくても5つの再教育センターがあるとされ、科学
者の衛星写真やグーグルマップからの調査で既に29 件の収容所位置、その規模が明らかになった
『参考資料11-13』。それぞれ一か所に1000 人から1 万人が収監されている。例えば、2017 年4
月にカシュガル疏附県(コナ・シェヘル)で当時建設予定の収容所(新疆疏附县法制教育转化学
校、位置座標39°21'33.1"N 75°51'50.0"E)の入札募集によると、収容所は3.5万平方メート
ル広さで、政府出資1.4 億元(約29 億円)であった『参考資料14』。同様にカシュガル・疏勒県
巴仁郷(イェニシェヘル・バリン郷、1990 年に有名な「バリン郷事件」発生した場所)座標
39°21'29.2"N 76°03'04.1"E に位置する収容所《疏勒县法制教育转化学校》(上・写真1)は一
年前に何もなかった畑に新しく建てられた収容所で、1 号館〜5 号館の4階建「教学棟」(70.5m
×17.5m)と管理棟があり、それぞれ面積4943.11 uである『参考資料15』。グーグルマップから
も上記座標コードから確認できる。
また、アルトゥシュ(クズルス・キルギス自治州)政府ホームページで、2018 年3 月21 日掲示
された、「アルトゥシュ市職業技能教育研修サービスセンター建設項目の環境への影響報告表に対
する審査意見」(关于《阿图什市职业技能教育培训服务中心建设项目环境影响报告表》的审批意见)
『参考資料16』によると、39°38'28.0"N 75°59'46.0"E に位置する該当教育センターは、9.6 万
u規模(東京ドーム2個分の広さ)、政府投資3 億5000 万元(約60 億円)で、収監者部屋(7.6
万u)、管理用部屋(1.1 万u)、武装警察用部屋(8.5 千u)、有刺鉄線のフェンス付き障壁1292m、
医療室1200 u、8460 人分の食事を作る厨房などから構成されている。名前は技能教育研修セン
ターだが、武装警察、監視塔完備した、8000 人が収容できる強制収容所である『参考資料17』(写
真2)。
最近、さらに規模が大きい収容施設の実態が明らかになった。ウルムチ市達坂城区に位置する
「ウルムチ職業技能教育研修センター」(座標:43°23'01.8"N 88°17'18.2"E)は占用面積52 万
u、建築面積13 万u(東京ドームの約3 倍)であった。この収容施設には収容ビル(監獄)が8
棟あるほか、居留センタービル1 棟、警察備勤ビルが8 棟、警察総合ビル1棟、病院棟、レスト
ラン棟、物資倉庫棟、武装警察宿舎2 棟、監視塔などがある。推測では約1 万人の収監者を収容
できるという『参考資料18』(写真3)。そのほか、カラマイ市に地上5 メートル、地下40 メート
ルの地下収容所が建設されたことが明らかになった。この秘密の地下収容所には少なくとも1 万
人を収容する予定だという『参考資料19』。
これらの収容施設は、新たな政府投資で建設され、調査で分かったものだが、収監者数があま
りにも多いため、入りきれない人たちは、臨時収容所して使っている学校(廃止されたウイグル


小中学校)、党校(共産党学校)、専門学校、病院、体育館、倉庫、まだ特定できていない様々な
施設に収監され、すし詰め状態にあるという。また、ベッドが足りないため、昼班/夜班交代制で、
教育される人と寝る人を入れ替えているという。


3.【収監者及び関係者の証言】
収容所で8 か月収監された経験があり、カザフスタン政府の働きかけで釈放されたカザフスタ
ン国籍のウメル氏の証言『参考資料20-22』によれば、彼はピチャンにある両親を訪ねて行ったと
き、身柄を拘束され、危険分子として「カラマイ市技術研修センター」という収容所に送られた。
この収容所には当時約1000 人が収容され、8 割がウイグル人、2 割がカザフ人だった。環境条件
が大変悪く、狭い一室に20 人以上がすし詰め状態で寝泊まりしていた。食事も、トイレも同室で
済ませたという。毎日早朝から夜遅くまで中国語でプロパガンダ歌謡を歌わせ、共産党の政治思
想、宗教転化(非イスラム化)、民族としてのアイデンティティを破壊するための「洗脳教育」が
行われ、その日のテストで不合格なった者や少しでも不満を表した人は厳しく罰せられる(食事
与えず、手足が絞られた状態でヘッドホンより大音量を流し睡眠できないようにする)という。
イスラム教徒の禁物である酒や豚肉を強要されているとの証言もある『参考資料23』。
また、中国の強制収容所で働いていて、カザフスタンへ不法入国した罪で逮捕されたサイラグ
ル・サウットバイ(Sayragul Sauytbay, 41 歳)が法廷で、中国が存在を否定してきた「再教育キ
ャンプ」について証言した『参考資料24』。証言によると、彼女が働いた「キャンプには2500 人
ほどの収監者がいて、そこは一般に政治キャンプと呼ばれるが、実際は山区の刑務所だった」と
いう。カザフスタン政府は中国からの送還要求を押し切って、サイラグルを無罪釈放し、カザフ
スタンにいる家族の元に返した『参考資料25』。
2018 年7 月19 日NHK-BS1 テレビチャンネルで放送した国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」でも、在日留学生4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、安否
状況がわからない」と証言した『参考資料26』(在日ウイグル人の被害状況の詳細は第四章を参照)。


4.【収容所で不明の病気が蔓延】

ウイグル自治区政府衛生局の業績とした記事(ホームページで発表されその後削除された)に
よると、ホータン地区1 市、7 県の収容所で不明の「伝染病が蔓延」したため、2017 年7 月9 日
から8 月3 日の間に自治区の調査チームを派遣し調査に行った結果、「肺結核」だったということ
で、558 人を病院に搬送・隔離したという。しかし、これらの患者が本当に肺結核なのか、その
後どうなったのかは一切明らかにされておらず、政府のよる隠ぺい・情報封鎖が行われたことが
明らかである『参考資料27』。
5.【収容所から死者が続出】
これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、
一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる(ウイグ
ル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。そして、それ
を裏付ける写真もあった。
上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカシュガル空港で撮られた写
真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の
専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠で
ある。この内容はThe Epoch Times でも報じられた『参考資料31』。
在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体
を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どう
いう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの
元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。
6.【ウイグル人口密集地に火葬場】
そして、もっとも不思議なことは、中国当局はイスラム教を信仰するウイグル人が95%以上を
占める県、町、村に急ピッチで数多くの火葬場建設を進めている『参考資料32』。そして、一般人
月給の数倍の賃金で人員(もちろん漢民族)を募集している『参考資料33』。


今後ウイグル人の死体を火葬するつもりなのかと 思うだけでも鳥肌が立つほど恐ろしい!中
国政府は一体何をしようとしているのか! これらの事象は「ナチス強制収容所の再現」(ジェノ
サイド)の予兆とも言えるだろう。
7.【家に残された子供は孤児園に】
また、深刻な問題になっているのは、両親が拘束され、家に残された大勢の幼い子供たちが孤
児園に入れられ、ウイグルアイデンティティーを無くす漢化教育が行われている。「両親は政治的
な問題を抱えているため、子供は通常の子供と一緒に学校に通うことが禁じられている」という
『参考資料34』。若い妻のみ残された家には、漢民族の男性が世話役で寝泊まりするケースもある。


8.【アメリカ政府の見解】
アメリカのペンス副大統領は7 月26 日、首都ワシントンで講演し「中国政府は、数十万人、も
しくは数百万人の規模でイスラム教徒のウイグル族を再教育施設という場所に収容している。宗
教の信仰と文化的な帰属意識を失わせようとしている」と述べて非難したことを、NHK が7 月
27 日朝のTV 番組で伝えた『参考資料35』。
さらに、7月26日ウイグルにおける収容所問題に関して、アメリカ議会で初めてとなる公聴
会が開かれた。昨年に大統領選に候補者となった上院議員・議長のルビオ(Marco Rubio)氏が
この公聴会を招集した。家族20人以上が拘束され、行方不明となったことをアメリカ ラジオ・
フリー・アジアのアナウンサー・記者であるグリチェヒラ・ホジャ(Gulchehre Hoja, アメリカ
国籍のウイグル人)が証言した。また、アメリカ駐国連経済社会理事会大使のケリー・カリー
(Kelley Currie)氏が、「2017 年4月から、習近平指導下の中国当局がウイグル人に対する弾圧程
度は「人を驚かす、ショッキングなものだ」、文化大革命がエスカレートした時期とも比べること
ができないほど酷いのだ。男子髭の禁止、女性の公衆場でのベール着用禁止、そして短いズボン
を着ること、喫煙、お酒を飲むこと、豚肉を食べることを拒むことを犯罪と見なし、政府系公式
テレビを見ることを拒むことさえ罪に問われている」と述べた『参考資料36』。
ナチス式経験しているとも言える「強制収容所」は、ウイグル民族数千年の歴史の中で経験し
ている最も酷く、ウイグル人の言語、文化のみならず、民族が絶滅する危機に直面している重大
な事件である。


『参考資料』

1. China: Massive Numbers of Uyghurs & Other Ethnic Minorities Forced into Re-education
Programs, Chinese Human Rights Defenders, August 3, 2018
https://www.nchrd.org/2018/08/china-massive-numbers-of-uyghurs-other-ethnic-minorities-forc
ed-into-re-education-programs/

2. Survey: Three Million, Mostly Uyghurs, in Some Form of Political ‘Re-Education’ in Xinjiang
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/millions-08032018142025.html

3. ‘No Releases’ of Thousands Held For Years in Xinjiang Township Political ‘Re-education Camps’
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/township-08062018145657.html

4. 水谷尚子,「ウイグル絶望収容所の収監者数は89 万人以上」, Newsweeks 日本版 2018.03.13
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/89-3.php

5. What Really Happens in China’s ‘Re-education’ Camps, The New York Times, May 15, 2018
https://www.nytimes.com/2018/05/15/opinion/china-re-education-camps.html

6. Simon Denyer, Former inmates of China’s Muslim ‘reeducation’ camps tell of brainwashing, torture,
The Washington Post, May. 17, 2018
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/former-inmates-of-chinas-muslim-re-educat
ion-camps-tell-of-brainwashing-torture/2018/05/16/32b330e8-5850-11e8-8b92-45fdd7aaef3c_sto
ry.html?utm_term=.95541c3fd6ad

7. Adrian Zenz, New Evidence for China’s Political Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15,

https://jamestown.org/program/evidence-for-chinas-political-re-education-campaign-in-xinjiang/


8. Adrian Zenz, "Thoroughly Reforming them Toward a Healthy Heart Attitude" - China's Political
Re-Education Campaign in Xinjiang, May 15, 2018
https://www.academia.edu/36638456/_Thoroughly_Reforming_them_Toward_a_Healthy_Heart_
Attitude_-_Chinas_Political_Re-Education_Campaign_in_Xinjiang

9. Tara Francis Chan, China is secretly imprisoning close to 1 million people — but they've left 2 big
pieces of evidence behind, May. 30, 2018
http://www.businessinsider.com/how-many-people-are-imprisoned-in-xinjiang-china-government
-documents-2018-5

10. Xinjiang Political ‘Re-Education Camps’ Treat Uyghurs ‘Infected by Religious Extremism’: CCP
Youth League, RFA, Aug 8, 2018.
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/infected-08082018173807.html

11. Shawn Zhang, List of Re-education Camps in Xinjiang 新疆再教育集中营列表, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/list-of-re-education-camps-in-xinjiang-%E6%96%B0%E7
%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%90%A5%E
5%88%97%E8%A1%A8-99720372419c

12. Shawn Zhang, Detention Camp Construction is Booming in Xinjiang, Jun 19, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/detention-camp-construction-is-booming-in-xinjiang-a2525
044c6b1

13. Shawn Zhang, Xinjiang’s re-education system is a hybrid of Gulag and Indian Residential School,
Jun 13, 2018
https://medium.com/@shawnwzhang/latest-re-education-campaign-in-karshgar-xinjiang-167668a
d5729

14. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 3 新疆再教育集中营卫星图3,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-%E6%96
%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%9
0%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-96691b1a0d62

15. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 1 新疆再教育集中营卫星图1,
May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-3-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-3-bae61bef8028

16. 阿图什市人民政府http://www.xjats.gov.cn/ のweb.archive.org バックアップサイト
https://web.archive.org/web/20180706221430/http://www.xjats.gov.cn/P/C/1736.htm

17. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 23 新疆再教育集中营卫星图
23, May 20, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/satellite-imagery-of-xinjiang-re-education-camp-1-%E6%9
6%B0%E7%96%86%E5%86%8D%E6%95%99%E8%82%B2%E9%9B%86%E4%B8%AD%E8%
90%A5%E5%8D%AB%E6%98%9F%E5%9B%BE-1-eea378e8ed8b

18. Shawn Zhang, Satellite Imagery of Xinjiang “Re-education Camp” 29 新疆再教育集中营卫星图
29 (Largest Re-education Camp?). 26 Jul, 2018.
https://medium.com/@shawnwzhang/largest-re-education-camp-d7d6ce15e273

19. XINJIANG AUTHORITIES BUILD MASSIVE UNDERGROUND PRISON, Aug 20, 2018
https://bitterwinter.org/massive-underground-prison/

20. Omir Bekali talks about the psychological stress he endured in a Chinese internment camp
http://www.abc.net.au/news/2018-05-18/omir-bekali/9773366
http://www.businessinsider.com/what-is-life-like-in-xinjiang-reeducation-camps-china-2018-5

21. 水谷尚子, 「ウイグル「絶望」収容所──中国共産党のウイグル人大量収監が始まった」Newsweeks
日本版2018.02.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9547.php

22. 水谷尚子「, イスラーム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所」、Newsweeks
日本版2018.05.18; https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php

23. Video: ‘This person will simply disappear’: Chinese secretive ‘reeducation camps’ in spotlight at

Kazakh trial
https://www.hongkongfp.com/2018/07/17/person-will-simply-disappear-chinese-secretive-reedu
cation-camps-spotlight-kazakh-trial/

24. Kazakh court frees woman who fled Chinese re-education camp
https://www.theguardian.com/world/2018/aug/01/kazakh-court-frees-woman-who-fled-chinese-r
e-education-camp

25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19
http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719

26. Radio Free Asia, 「ホータンの収容所で558 人が肺の伝染病が明らかになった」
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghurda-lager-05282018133938.html?encoding=la
tin

27. Uyghur Teenager Dies in Custody at Political Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.03.14
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

28. Uyghur Father of Two Dies After Falling Ill in Xinjiang Re-Education Camp, Radio Free Asia news,
2018.04.11
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

29. 遺体安置所Radio Free Asia news, 2018.06.25
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/medeniyet-tarix/jeset-bir-terep-qilish-06252018164051.ht
ml?searchterm%3Autf8%3Austring=depne&encoding=latin

30. 「中国では人命はとても安い、臓器のほうが高値だ」元医師の告白
http://www.epochtimes.jp/2017/10/28953.html

31. 中国当局がウイグル地域各地に急ピーチで火葬場建設
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html?enc
oding=latin

32. ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
https://m.wlmq.com/0010155185.html

33. 「ニューズウィーク日本版」ウェブ編集部, 中国共産党、ウイグル「絶望収容所」の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/212978?page=4

34. 「トランプ政権 中国がウイグル族を不当に収容と非難」, NHK New Web, 2018 年7 月27 日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180727/k10011551041000.html?utm_int=all_side_rankingsocial_
002

35. Hearing on Surveillance, Suppression, and Mass Detention: Xinjiang’s Human Rights Crisis
https://www.youtube.com/watch?v=rE8Ve2nxPds&feature=youtu.be&t=1623

36. 米政権「ウイグル、数十万人を拘束」中国当局を批判、毎日新聞, 2018 年7 月28 日
https://mainichi.jp/articles/20180729/k00/00m/030/079000c


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

2017 年から大々的に大に行われるようになった思想改造目的の強制収容施設での不当な拘束
が今も続いている。そしてウイグル人社会に何らかの影響を持つ著名人、教育界のエリートたち、
著名なイスラム学者、人気のスポーツ選手、音楽家、経済界で成功した経営者が続々と強制収容
所に入れられている。以下には、代表的な例を挙げる。(ここで挙げた例はメディアなどで公開さ
れた情報のみであって、氷山の一角にすぎない。)


1.【教育界】
1. 自治区教育庁の庁長長 サッタル・サウット (Sattar Sawut)
2017 年、「重大大な規律違反」で拘束され、強制収容施設に送ら
れた。サッタル氏が任期中に編纂したウイグル語教材は、自治区
自治区内で教科書として使われていた。『参考資料』
http://www.sohu.com/a/144868168_260616
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

2. 自治区政府党委員会元秘書官、教育庁副長官長、新疆新聞社 社
長長を務めたアリムジャン・メメットイミン (Alimjan
Memtimin)(59)『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

3. ウイグル自治区社会科学院副院長長や新疆教育出版社 社長長
アブドゥラザク・サイム(Aburazaq Siyim) (61)
『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.ht
m

上記三名の方はウイグル語の教科書の編集、出版にかかわる人物であった。そのウイグル語
教材は、自治区内で教科書として使われていたが、それらが「文文学、歴史、道徳分野には、
民族分離を煽る内容が含まれており、それを12 年間も現場で使ったため大勢大の若者が深刻
な洗脳を受けた」と糾弾され、ほぼ同時期に収容施設に送られたのである。『参考資料』
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


第三章 ウイグル人社会各界のエリートも収容所に

4. 新疆大学大学 学長長 タシポラット・ティップ (Tashpulat Tiyip, 塔
西甫拉提·特依拜)
自治区最大大の教育機関である新疆大学大学 学長長を2010 年から務
めていたタシポラット・ティップ教授(60)は昨年3 月月に解任され、
それ以降は当局に拘束されていると、今年2 月月にRFA の取材に答え
た大学大学関係者が明かした。新疆大学大学を卒業後、東京理科大学
大学で理学博士号を取得。研究プロジェクトの成果から中国教育省に
賞を与えられたことも多数あり、新疆では著名な学者だった。タシポ
ラット氏は, 1996 年から新疆大学大学の副学長、2010 年から2017 年
まで同大学学長、党副書記と務めていた。
『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/university-president-02202018173959.html


5. 新疆医科大学の元長学長 ハリムラット・グプル (Halmurat Ghopur,
哈木拉提·吾甫尔)
新疆医科大学の元長学長・教授で昨年からは自治区⾷品医薬品監督庁
長だったハリムラット・グプル氏(58)も、今年になってから消息不
明だ。ハリムラットは収容施設で死亡したとの説もある。彼は中国伝
統医療を学ぶ上海中医薬大学を卒業し、ロシアのサンクトペテルブル
ク医科大学で博⼠号を取得。中国全国最優秀研究者の1 人に選ばれる
など、中国全⼟でも名を知られる有名教授だった。医科大学で彼はウ
イグル伝統医学の継承にも力を注ぎ、民族医学教育ではウイグル語に
よる授業をずっと続けてきた。ハリムラット氏は, 1998 年から新疆医
科大学の副学長、2008 年から2017 年まで同大学学長、党副書記と務めていた。


『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/arrest-01122018152937.html

不思議なことに、上記両大学ホームページの歴任学長リスト『参考リンク』から、新疆大学
元長学長タシポラット氏と新疆医科大学の元長学長 ハリムラット氏の名前が消されている。
これは中国が歴史・事実を平気で消すまたは変えてしまうことの証拠でもある。
新疆大学歴任学長 http://www.xju.edu.cn/xxgk/lrxz.htm
新疆医科大学歴任学長http://www.xjmu.org/xqzl/lrld.htm

6. 新疆師範大学教授 アブドゥカディリ・ジャラリディン (Abduqadir
Jalalidin)
知名度の高いウイグル文学者で新疆師範大学教授でもあるアブドゥ
カディリ・ジャラリディン(54)は今年1 月にウルムチ市国家安全
局に拘束された。アブドゥカディリはカシュガル師範学院を卒業後、
ウイグル文学者の道を歩んだ。彼は00 年代初頭、石川県に数カ月滞
在したことがあり、その体験を記した本の一部がウイグル語教科書
に引用された。ウルムチ市の中で最大級と言われている収容施設に
収監されているとされる。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-04252018140407.html


7. 新疆大学教授 ラヒレ・ダウット (Rahile Dawut)
ウイグル文化研究の先駆者で新疆大学人類学研究所教授、博士であ
るラヒレ・ダウット(52 歳)が、2017 年12 月北京で消息不明とな
ったとニューヨークタイムズ電子版が8 月10 日に報道した。ダウ
ット氏の家族は、黙っていることで再教育施設、拘留施設から解放
されないことが分かったため、ダウット氏が消えてから8 か月後の
今、これを話すことを決めたと語ったという。ダウット教授は、日
本人研究者の菅原 純と共著で中央ユーラシアにおけるイスラム聖
堂に関する研究をテーマにした、「マザール、MAZAR」という本を
出版していた。『参考資料』
Star Scholar Disappears as Crackdown Engulfs Western China, The New York Times
https://www.nytimes.com/2018/08/10/world/asia/china-xinjiang-rahile-dawut.html
Mazar: Studies on Islamic Sacred Sites in Central Eurasia, Sugawara Jun, Rahile Dawut, 2016
https://www.amazon.co.jp/Mazar-Studies-Islamic-Central-Eurasia/dp/4904575512


2.【宗教界】

8. 著名なウイグル人イスラム学者 ムハンマド・サリヒ (Muhammad
Salih)
著名なウイグル人イスラム学者で、『クルアーン』のウイグル語訳者
として名を知られる82 歳のムハンマド・サリヒ師が17 年12 月中旬、
中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの自宅から突然何者かに連
行された。サリヒ師は中国共産党の強制収容施設に収監され、約40
日後の18 年1 月24 日に死亡した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-012920181
80427.html

9. 全国イスラム協会副主席、ウイグル自治区政協の副主席、ホータンイ
スラム協会主席、ホータンモスクのイマム アブドレティプ・アブド
レヒム・ダモッラ(Abdulletip Abdurehim Damollam)
2017 年に3 年刑で刑務所に入れられた。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/abduletip-abdurehim-dam
olla-tutqun-05102017142750.html?encoding=latin

10. カシュガル・トックズタシモスクのイマム アブリミット・ダモッラ
(Ablimit Damollam)
アブリミット・ダモッラは自宅から突然連行され、収容所に収監され
た2 カ月後の昨年6 月に死亡した。
アブリミット・ダモッラ(81)は、80 年代に新疆ウイグル自治区で
初めて寄宿舎付きの私立学校「カシュガル語学・技術専門学校」を開
校したベテラン教育家でもある。
アブリミットは学校にウイグル語で英語、中国語、アラビア語、トル
コ語を教えるクラスと、看護師・歯科医師を育成するコースを設置。
全日制だけでなく夜間制の学生も受け入れ、経済的に恵まれない人も教育を受けられるよう


にした。付属病院も開設し貧しい者への医療費免除など慈善事業を行って人々の支持を集め
たが、2000 年頃に中国当局が施設を強制的に封鎖していた。アメリカの短波ラジオ放送「ラ
ジオ・フリー・アジア(RFA)」の報道によると、アブリミットは身柄拘束から2 カ月後の昨
年6 月に死亡した。死因は知らされず、葬儀は当局の厳重な監視のもと、弟子たち、周りの
住民の参加が許されず家族だけで行われたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616201
7193458.html?encoding=latin

11. ケリヤ県政協副主席、県メインモスクのイマム イミン・ダモッラ
(Imin Damollam)
2017 年5 月に18 年の実刑判決で刑務所に監禁さられた。罪は2016
のメッカーへのハッジ(大巡礼)で「ウイグル分裂意識のある」人
にハッジ代行費を渡したことであった。『参考資料』
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/uyghur-kadir-052120
18160053.html?encoding=latin
12. ニルカ(Nilqa)県 イスラム学者 アブドレシット・ハジム
(Abdureshit Hajim)(65)
アブドレシット氏は強制収容所に監禁されてから9 か月間たった今
年の6 月5 日に、収容所内で死亡し、頭部分が白い布で覆われた遺
体が家族に返された。しかし、家族が遺体の頭・体部分を見ること
も許されず、死因が不明のまま、警察の厳重な監視下で埋葬されて
いたことがRFA の取材で明らかになった。
参考資料:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060820182
34941.html?encoding=latin

13. ホータン スラーム学者 アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet
Mexsum)(87)
2017 年11 月拘束され、収容施設で死亡していたことが今年5 月に
イスタンブルに住んでいる親戚の調べで分かった。アブドルエヘッ
ド・ハジムは7 人の弟子にイスラム知識を教授したことが拘束の原
因だったという。


『参考資料』:

https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-m
exsum-ghayibane-namaz-06012018225457.html?encoding=latin


3.【スポーツ界】

14. 人気のサッカー選手エリパン・ヘズムジャン (Erpan Hezimjan)
人気のあったウイグル人サッカー選手エリパン・ヘズムジャンの失
踪は、漢人の熱烈なファンたちがソーシャルメディア上で告発して
発覚した。今年19 歳の彼は15 歳から中国のサッカーチームでプレ
ーをし、失踪前は中国スーパーリーグの江蘇省チームに所属してい
た。
今年2 月末頃に里帰りしたが、3 月に南京で行われた試合に姿がな
かったことを心配する書き込みが相次いだ。RFA は4 月、彼の地
元ドルビリジン県へ電話取材をし、同県警察署職員の証言で2 月頃
に強制収容所に送られたことが判明した。
所属チームの主戦力として1〜2 月にかけて、スペインやアラブ首長国連邦で試合に出ていた
が、「外国に行ったこと」を理由に、県中心部から約10 キロ離れたトゥルグン村の強制収容
施設に送られたという。そこにはウイグル人約1000 人が収容されている。
『参考資料』:
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/erpan-hezimjan-terbiyeleshte-04162018153
838.html?encoding=latin
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/footballer-04132018162312.html
https://www.hongkongfp.com/2018/07/07/rising-star-footballer-among-million-uyghurs-sent-ch
inese-re-education-camps/


4.【芸能界】
15. 民謡歌手 アブドゥレヒム・ヘイット (Abdurehim Heyit)
ウイグル人の幅広い年齢層に愛されている民謡歌手でドゥッ
タル奏者(ドゥッタル王)のアブドゥレヒム・ヘイット(56)は、
昨年4 月に公安警察に連行されてから行方不明になった。アブ
ドゥレヒムは北京の中央民族歌舞団や新疆ウイグル自治区歌
舞団で活躍し、数多くのアルバムも発表した。ウイグルの民族
文化に誇りを持ち、前を向いて生きていこうと呼びかけるメッ
セージ性の高い曲が多いこと、特にウイグル人に広く知られる
歌謡「お父さんたち」の歌詞が問題視されたという。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/musician-11022017162302.html
https://freemuse.org/news/uyghur-dutar-king-detained-in-china/


16. ポップス歌手 アブラジャン・アユップ (Ablajan Ayup)
若くハンサムなポップス歌手も収監されている。若い女性を中心に
熱狂的人気を誇るアブラジャン・アユップ(34)は、「ウイグルの
ジャスティン・ビーバー」と欧米誌に紹介されたこともある。ウイ
グル語のみならず英語や中国語でも歌っていたから漢人にも人気
だった。今年2 月に上海でコンサートを行った2 日後、ウルムチで
拘束された。昨年マレーシアを訪問したことや、民族や故郷への愛
を歌っていたことなどが原因とささやかれている。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/singer-05182018131924.html
https://freemuse.org/news/uyghur-pop-star-detained-in-china/


5.【メディア関連】
17. ミスラニン・ドットコム(misranim.com)の創設者 アバベキ
リ・ムフタル (Ababekri Muxtar)
インターネットのウイグル語サイトも一昨年から昨年にかけて
続々と閉鎖され、運営者がことごとく拘束された。また、同サ
イト管理人トゥルスンジャン・メメット(Tursunjan Memet)
も行方不明になっている。トゥルスンジャンの父親はRFA の取
材に応えて、「自宅から6 人の公安に連れ去られ、どこに居る
かさえ分からない」と証言した。『参考資料』
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/authorities-detain-uyghuer-web-masters-and-writ
ers-in-chinas-xinjiang-06132016153910.html


18. 「バクダシ(bagdax.cn)」創設者 アクバル・エゼッド (Akbar Eset)、


19. 「ボズキル(bozqir.net)」の創設者で自治区教育庁職員のアデル・リシット (Adil Rishat)、


20. テレビ番組の脚本家として知られるオマルジャン・ヘセン (Omarjan Hesen)


21. 新疆人民ラジオ局記者で新疆教育出版社の教科書編集者でもあったジャ
ーナリストのヤルクン・ルーズ (Yalqun Ruzi)(52)も行方不明になっ
ている『参考資料』。最近の情報では、17年刑で刑務所に入れられたと
いう。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php

ウイグル語書籍は粛清のため書店や一般家庭から没収された。新疆ウイグル
自治区文学芸術連合の元会長で、詩人のイミン・アフメディ (Imin Ahmidi)は昨年6 月、RFA の
取材に対し「過去に出版されたウイグル人作家の著作が再検査されている」と語った。ウイグル
人に愛読され、現代ウイグル文学を代表する小説であるアブドゥレヒム・オトキュル (Abdurehim
Otkur)『目覚めた大地』や『足跡』、ゾルドゥン・サビリ (Zordon Sabir)『母なる故郷』なども
規制の対象になった。『参考資料』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10388.php


6.【経済界】

22. イリ・カザフ自治州 慈善家・不動産開発商 ヌルタイ・アジ(Nurtay Haji、努尔塔依・阿吉)
ChinaAid がイリ・カザフ自治州及びカザフスタン人の商人から得た情報によると、有名な慈善
事業、不動産開発商のヌルタイ・アジが昨年、20 年刑で刑務所に送られたという。ヌルタイ氏は
ヌルタイ氏個人の全額寄付で孤児、貧しい子供たちのための、全寮制の寄宿学校「努尔塔依阿吉
学校」を建設し、これまでに多くの学生を支援していた。
ChinaAid の情報では、ヌルタイ氏と一緒に10 数名のウイグル、カザフ商人が逮捕されたとい
う。ウイグルの他の地域でも銀行に一定額(100 万〜数100 万元)以上の貯金がある人たちも次々
と拘束されている。
http://www.chinaaid.net/2018/07/blog-post_11.html

2017 年5 月に、カシュガル地区で最も成功した経営者ウイグル人の以下4 名が「宗教的過激主義」
という罪で投獄された:


23. カシュガル貿易協会会長 物質運送会社経営者 アブドジェリル・ハジム(Abdujelil Hajim)

24. カシュガル Emin 貿易市場のオーナー ゲニ・ハジ(Gheni Hajim),

25. カシュガルEziz Diyar 市場のオーナー メメット・トルソン・ハジム(Memet Tursun Hajim),

26. カシュガルIbnsina 歯科病院 オーナー イミン・ハジム(Imin Hajim)
以上の4 人いずれにも「ハジム」という名称がついているのは、イスラム聖地のメッカーにハッ
ジに行って来たことを意味する。RFA の電話インタビューに答えた現地の保安員の情報によると、
罪は「承認されていない民間の巡礼に行った」、「宗教的過激派の兆しがあった」という。4 人は8
年から18 年の懲役刑を言い渡された。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/wealthiest-01052018144327.html


27. カシュガルKasir ホテルのオーナー レストラン経
営者 オブルカスム・ハージ (Obulkasim Haji)
RFA のインタビュー情報によると、67 歳のオブル
カスムは2017 年12 月5 日入院していたウルムチ
市の病院から公安に連行され、再教育キャンプ(強
制収容施設)に送られたそうだが、拘束理由や監禁
場所がいまだに不明。
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/hotelier-05072018130431.html
努尔塔依阿吉学校


7.【官僚・公安関係者】

28. ウイグル自治区林業庁庁長 エズズ・ケユム (Ezir Qeyum)
29. ホータン地区公安局副局長 ニジャティ・アウドン (Nijat Awudon)
30. ホータン地区公安局元副局長 エリ・イミン (Eli Imin)
31. ウイグル自治区特捜部ホータン支部隊長 アブドカデル・アブラ (Abduqadir Abla)
32. ホータン市公安局副書記 政委 ヤリクン・アブドラザク (Yalqun Abdurazaq)
33. カシュガル カラカシ県(Qaraqash)公安局元副書記 政委 アバベキリ・イリ(Ababekri Eli)
34. ホータン地区公安局国保支部課長級捜査員 モハタル・トスン(Muxtar Tursun)
らが「重大な規律違反」で拘束され、最近の状況は不明である。
参考資料:
http://www.xinhuanet.com/politics/2017-02/09/c_129473389.htm
http://news.sohu.com/20170209/n480334060.shtml


35. ウイグル自治区チャルチャン県公安局政
治委員 アリフ・トルソン(Ghalip Tursun)
8 月18 日の現地新聞が、アリフ氏が「テ
ロリスト、3 種勢力と協力し、庇った」と
し、拘束されたことを報じた。参考資料:
(右写真)
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qan
un/cherchen-uyghur-08202018153604.ht
ml?encoding=latin


8.【地方の党・政府責任者】

2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、権力を誇示する最初の威圧的行動は、ホータ
ン地区基層の97 名幹部への問責・免職処分を実行することだった。陳の指示で組織された共産党
幹部らの査察グループが2017 年3 月12 日からホータン地区の各町、村に入り、たった一週間ほ
どの調べを行ったあと、3 月26 日各種の理由で97 名幹部(ほとんどウイグル人)に一気に免職
処分を下した。処分内容から人権侵害の典型的な例であることがわかる。例えば、ホータン県の
ブザク郷(布札克乡(郷))党支部書記のジェリリ・マイティニヤズ(Jelil Memetniyaz)は「宗
教師の前でタバコを吸うことに躊躇した」理由で懲戒免職された。97 人の懲戒免職理由には、そ
のほかに、「毎朝の国旗揚げの怠慢、揚げ回数の誤報、住民宅へ走訪・個人情報データの収集を徹
底していない」など様々なレッテルがあった。
参考資料:
http://www.china.com.cn/news/2017-04/10/content_40588424_2.htm
https://www.boxun.com/news/gb/china/2018/01/201801301321.shtml
http://news.sina.com.cn/c/nd/2017-04-09/doc-ifyeceza1781280.shtml


9.【収容所内死亡者リスト】

ここに挙げたリストはメディアに知られた名前のみである。
1.ムハンマド・サリヒ (Muhammad Salih)、82 歳、18 年1 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/scholar-death-01292018180427.html

2.アブリミット・ダモッラ (Ablimit Damollam) 、81 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/ablimit-damollam-wapat-boldi-0616
2017193458.html?encoding=latin

3.アブドレシット・ハジム (Abdureshit Hajim)、65 歳、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdureshit-seley-hajining-olumi-060
82018234941.html?encoding=latin

4.アブドルエヘッド・メフスム (Abdulehet Mexsum)、87 歳、18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/abdulehed-mexsum-ghayibane-nama
z-06012018225457.html?encoding=latin

5.アイハン・メメット(Ayxan Memet)、78 歳、Dolqun Eysa の母、18 年5 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mother-07022018164214.html

6.ヌリマングル・メメット(Nurimangul Memet)、24 歳、18 年6月死亡
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06042018154152.html?enc
oding=latin

7.アブドジャッパル(Abdujappar)、グルジャGhulja Bayandaz

8.アブドガッパル (Abdughappar)、34 歳、グルジャGhulja Bayandaz 18 年6 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/father-04122018153525.html

9.ホータン・チンバグ卿 アブドルエヘット・バッカル(37 歳)ら26 名
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qanun/yepiq-terbiyelesh-06142018181109.html?enc
oding=latin

10. ヤクプジャン・ナマン(17 歳)、カシュガル・ヨプルガ県、18 年3 月死亡
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/teenager-03142018154926.html

11. 在日ウイグル人弟(24 歳)、ウルムチ、18 年5 月死亡

第四章 “新疆のウイグル自治区”:中国高度な監視下の野外刑務所

1.中国当局はウイグル地域を「野外刑務所」化
東トルキスタン(現“新疆ウイグル自治区”)は、古代からヨーロッパと東アジアをつなぐ要衝
であるだけでなく、石炭、石油、天然ガス等地下資源の豊富な地域でもある。1949 年に中国人民
解放軍が東トルキスタンに侵攻し、「新疆ウイグル自治区」として共産党の支配下に組み込んだ。
それ以来、中国当局によるウイグル人への差別的、抑圧的政策がずっと続いている。


1.1【漢民族の大量移住】

中国内陸から漢民族をウイグル地域に大量移住させるのと同時に、多くの若いウイグル人・未
婚女性を労働力として中国内陸の工場などに移送し、ウイグル自治区におけるウイグル人口比率
の減少を図っている。他に少数民族までに適用された“計画生育”制度も功を奏して、1949 年に6%
だった漢民族人口が、2010 年には40.1%に達している(新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人
口普查主要数据公报)『参考資料1』。「新疆軍区」数十万軍人とその家族、300 万人以上とされる
「新疆生産建設兵団」の人口はこれに含まれない。
漢民族がこの地に大挙進出してきて、経
済発展の恩恵を独占した結果でウイグル
族との格差が広がる一方である。中国当局
によりウイグル人に対して差別的政策が
実施され、憲法で定めたウイグル人固有の
言語、文化的・宗教的権利も侵害されてき
た。

1.2【7・5 ウルムチ虐殺】
そんな中、2009 年6 月に中国広東省の
第四章 “新疆ウイグル自治区”:
中国高度な監視下の野外刑務所


玩具工場で労働者として勤務しているウイグル人が中国人に襲撃され多数が殺傷された事件に対
する中国政府の対応への不満がきっかけに、ウイグル人の怒りがさらに高まった。同年7 月5 日
にウルムチ市でウイグル学生らによる大規模なデモが発生した。平和的な抗議行動は、中国当局
の軍、武装警察によって、過剰な武力行使を通して残虐に制圧され、数千人がウルムチの町で殺
害され(中国当局の発表では197 人死亡)、殆どのデモ参加者が逮捕された。これは「7・5 ウル
ムチ騒乱」「7.5 ウルムチ虐殺」と呼ばれる。『参考資料2』


1.3【悪漢・陳全国】
2009 年以降、中国共産党当局によるウイグル人の監視はさらに強まった。特に、元中国共産党
チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳全国が、2016 年に新疆ウ
イグル自治区の書記に就任してから、ウイグル人への監視・弾圧が特段に強まった。新疆ウイグ
ル自治区は、習近平政権が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の戦略的要衝で
もあり、そこに完全に監視され・封じ込められた社会を作り上げることが習近平政権の謀略と言
えるだろう。
陳は、1 年も経たない間に、9 万人を越す治安関係ポストを募集し、ウイグル地域における「監
視社会」の完成を手掛け、2017 年一年間でウイグル自治区の警察の人員が2015 年の6 倍にまで
膨れあがった『参考資料3』。
ウイグル自治区全地域で、500m間隔で交番(便民警務站)が設置され、一つに8−30 名の武
装警察が配備された。アクト県だけで2017 年10 月以降、68 個の交番を新たに設置したことを現
地で当番中の警察がRFA のインタビューで明らかにした『参考資料4』。
陳全国は、ウイグル全地域で上述した「再教育センター」というナチス式強制収容所や以下で
述べる監視社会を作り上げた首謀者・真犯人である。
1.4【最先端の監視技術の実験場】
中国国内には昨年秋の時点で監視カメラが1 億7000 万台設置されており、今後3 年間でさら
に4 億台が追加されると推定されている。監視カメラの多くには人工知能(AI)が搭載され、顔
認証技術などを備えている。その「最先端の監視技術を試行する実験場」となったのは新疆ウイ
グル自治区である。中国政府は2017 年第1 四半期(1〜3 月)にウイグル自治区で10 億ドル(約
1130 億円)以上に相当するセキュリティー関連の投資計画を発表したとウォール・ストリート・
ジャーナル紙が明らかにした『参考資料5』。
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は明らかにした情報によると、中国当局
は、問題を起こす危険のある人物を特定し、先んじて拘束するため、新疆ウイグル自治区に大量
のデータを駆使した監視プラットフォームを配備している。この「予測による治安維持」プラッ
トフォームについて、当局が監視カメラの映像や、通話・旅行記録、宗教的志向などの個人情報
を統合・分析し、危険人物を特定するためのものだと説明する。カシュガル市だけで今年3 月、
5100 万ドル(約55 億円)以上を投じて、統合データプラットフォームを含む監視システムを購
入・設置した。この監視カメラシステムは、瞬時にして人の顔と歩き方を識別して個人を特定し、
データベースと照合して年齢、性別、身長、民族アイデンティティを判定。その上、親族や知人
といった人的ネットワークまで割り出すことができるという『参考資料6』。
1.5【政治的信頼度点数表】
ウイグル人の研究者で記者のタヒール・イミン(Tahir Imin)氏は昨年2 月、新疆から米国に
亡命した。同氏はウルムチに住む友人が6 月、当局に拘束されたと話す。定期的な礼拝、パスポ
ートの所持、トルコへの渡航記録が減点の対象となったという。そして「マイナスポイントが70
を上回ると、危険人物と見なされ、警察に通報される。警察はこれを受け、拘束した人物を再教育センターに送る」と明かした『参考資料7』。
以下の「人口個人情報採集表(表1、『参考資料5』)」は、ウイグル自治区全地域で「危険人物」
を割り出すために使われているものである。表の右側に「重要情報」とされた内容は、年齢が(15
〜55 歳)、ウイグル人か、失業者か、パスポート保持者か、毎日礼拝するか、宗教知識があるか、
26 の“センシティブな”国に行ったことがあるか、海外とのつながりがあるかなどである。
また、ウルムチ市の各社区で実際の
登記に使われている「常住戸民族語系
点数表(下表2)『参考資料7』」による
と、各住民一人一人に10 カテゴリーで
10 点ずつ点数付け、ウイグル人の政治
的信頼度を評価している。
例えば、この表の1 番目のイブライ
ム・イスマイル氏(83 歳)には50 点付
けられ、「一般注意人物」とされている。
ウイグル人であれば10 点、パスポート保持者であれば10 点、礼拝していれば10 点、宗教知
識があれば10 点、対象の26 か国のどれかに行ったことがあれば10 点それぞれ引かれ、合計点
数は50 点となっている。この点数が低いほど「危険人物」とされる。もし、この方が55 歳以下
で、海外とのつながりがある人だった場合は、点数が30 点(マイナス70 点)で、即拘束対象と
なり、収容所(再教育センター)に送られることになる。
亡命者の証言によると、誰が礼拝しているか、誰が断食しているか(イスラム・ラマダンの時
期にどの家の人が夜中に起きて明かりをつけているか、職場、学校でお昼ご飯を食べていないか
など)を常にチェックするため、町、村、学校で10 人を1グループにし、相互監視体制を作って
いる。知っている情報を隠した人も罰せられるようになっている。また、政府幹部に住民と「親
戚(双親)」を作らせ、住民の宗教意識、共産党への忠誠心を調べ、人ひとりに点数をつける任務
を与えている。その中で、収容所に入れられた若いウイグル女性がいる家に「親戚」となった漢
族男性が寝泊まりするケースもあるという。


表 1. 人口個人情報採集表 表 2. 常住戸・民族語系

1.6【一般家庭に政府幹部が宿泊】
国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が「ウイグル人家族の家に中国共産党政
府職員がホームステイしている」と5 月13 日に報告を発表した『参考資料8-9』。報告によると、
ウイグル人密集地域の一般家庭が近年、政府幹部による定期的な「ホームステイ」の受け入れを
強いられている。中国政府による「民族団結」を名目とした厳しい監視が目的とみられ、官製メ
ディアの情報として、当局は2017 年に職員100 万人を同地農村へ派遣したと伝えている。職員
をウイグル人家族と「共に食べ、共に住み、共に労働し、共に学習」させるという。
1.7【スマートフォンにスパイウェアを強制装着】
中国にいるウイグル人はまた、2017 年4 月からスマートフォンにスパイウェア・アプリをイン
ストールすることを強制されている。「ラジオ・フリー・アジア」の報道によれば、「百姓安全」、
「Jinwang」と呼ばれるこのアプリは、政府が市民の携帯デバイスをスキャンし、「テロリストや
違法な宗教に関する映像・写真・ファイル類を所持していないか確認する」ためのものだという。
これらのアプリをインストールすると微信(Wechat)やSNS「微博(Weibo)」のログ、SIMカード
情報、Wi-Fi のログイン情報などがサーバーに送信される。インストールを拒否したり、一度イ
ンストールしたアプリを削除したりすると、10 日間拘束されることがあるとのこと『参考資
料10-13』。
今はすべてのウイグル人が24 時間監視され、Wechat などを通して海外にいる親戚と連絡する
ことも一切できなくなっている。我々海外にいる人たちはウイグルにいる親戚から「連絡しない
で」と言われている。公安警察からハラスメントや脅迫を受けていると思われる。
1.8【全車両にGPS を強制装着】
中国当局また、ウイグル地域にあるすべて自動車に対し、中国版全地球測位システム(GPS)
「北斗」の端末の設置を義務付けたと米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝え
た『参考資料14』。昨年の6 月30 日までに全車両への「北斗」の端末設置を終える計画となって
いた。重機や工事用の車両なども対象となり、端末を設置していない車両は、ガソリンスタンド
で給油が拒否されるほか、中古車市場で取引ができない。
1.9【ウイグル人のパスポートを没収】
中国国内でパスポートを持っている全てのウイグル人からパスポートが没収され、観光や留学
のため海外に行くことは非常に難しくなった『参考資料15』。海外留学のため、新しくパスポート
を作ることはできなくなった。両親のことが心配で海外から一時帰国した学生のパスポートも没
収されるほか、再教育センターに入れられたケースもある『参考資料16』
1.10【ウイグル人逮捕者数が全国の21%】
中国の人権を監視する国際NGO 組織・中国人権擁護(Chinese Human Rights Defenders)は、
7月25日にウイグル人逮捕者数を発表した『参考資料17』。中国政府が発表した数字によると、
2017 年に新疆ウイグル自治区で、刑事的罪で逮捕された人数は全国の同じ罪で逮捕された総数の
21%を占めたという。新疆人口は中国全国人口のわずか1.5%を占めているにもかかわらずだ。
中国人権擁護は、2008〜2017 年間にウイグル自治区で逮捕された人数の比較調査を行い、2017
年一年で227,882 人が逮捕されたこと、これは2016 年の逮捕者数27,404 人の8.3 倍だったこと
を明らかにした。報告では、これは中国当局が「三股勢力」(暴力恐怖主義、民族分裂主義、宗教
極端主義)名目の厳打(厳しく取り締まり)運動の結果との認識を示した『参考資料18』。


2.中国当局はウイグル住民からDNA など生体データを採集

2.1【検診名目でDNA 採集】
中国国営の新華社通信は2017 年11 月、衛生当局の統計として、新疆の総人口の9 割に相当す
る約1900 万人がこの「検診」を受けたと伝えた。また、中国最大手インターネットポータルサイ
ト「新浪(Sina)」が2017 年11 月1 日、新疆ウイグル自治区衛生計画生育委員会から入手した情
報として、ウイグル自治区は昨年15.85 億元投資し、全自治区で1884.48 万人、その中、南疆4
地区・州(ウイグル密集地域)で912.71 万人(100%)の検診を終えたと伝えた

『参考資料19』。
国際NGO 人権組織の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)」は、このよ
うな大規模な強制収集は国際人権規約を踏みにじるものだと批判した。
当局に「全民検診」と呼ばれたこの無料のプロジェクトは、12 歳から65 歳までの住民を対象
にDNA や血液のサンプル、指紋、虹彩、血液型などの生体データを集めている『参考資20-23』。


2.2【臓器狩り】

中国新疆出身の在英の元外科医エンヴァー・トフティ(Enver Tohti)氏は、こうした不合理な
新疆地区住民のDNA 採取について、中国移植権威で富裕層や外国人移植希望者のための移植用
臓器となる「生きた臓器バンク」とし、住民を秘密裏に「ドナー登録」しているのではないかと
の推測を述べた『参考資料19』。

中国衛生部(厚生省)の前副部長・黄潔夫氏は7 月26 日、AP 通信のインタビューで、国内ド
ナー登録者は21 万人を数え、2020 年には、中国は米国を抜いて世界一の移植大国になると主張
した『参考資料24』。

第一章でも述べたが、これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて、家族に返す・見せ
ることなく、新しく設けられた一般人が入ることのできない遺体処理・安置所で処理されている。
臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
以下の写真1,2 はその証拠である。これは観光でウイグルに行った日本人により今年1 月にカ
シュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空


運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで監禁されている人から
強制的に臓器を摘出していることを示す徹底的証拠である。


3.海外在住のウイグル人(留学生、永住者、帰化者)も監視対象に

3.1【在日ウイグル人の被害】

新疆ウイグル自治区で100 万人を超えるウイグル人が「再教育センター」と呼ばれる収容所に
収監され、著しく人権被害を受けていることをアメリカ、ヨーロッパ各国のメディア、政府機関、
国連などが続々報道し、厳しく非難し始めた(下画:アメリカ政府報道)。しかし、日本ではほと
んど報道されていなかった。
2018 年7 月19 日ついに、NHK-BS1 テレビチャンネルの国際報道番組「中国でウイグル族大
量拘束 今何が?」で、中国のウイグル人への弾圧、収容所の実態を報道した『参考資料25』。こ
れは日本において、主要メディアとして初めての報道であった。在日のウイグル人として、まず
NHKの勇気に感謝したい。本当にありがとうございます!

当番組で在日のウイグル人4 名が「家族が収容所に送られ、全く連絡がつかず、生きているか
死んでいるかもわからない」と証言した。8人がインタビューを受け、証言していたようですが
が、時間の制限により全部伝えきれなかったと思われる。この8 名がいずれも、家族が収容所に
収監され、現在どうなっているか全くわからない状況だという。日本にそれ以外にも多くのウイ
グル人の家族が中国で被害を受けている。しかし、その多くはウイグルにいる家族、親戚がさら
なる被害・弾圧を受けることを恐れて、沈黙しているのが実情である。だが、「今こそ、国で沈黙
せざるを得ない同胞に代わって、国外に住む私たちが声を上げるべきときだ」という在日ウイグ
ル人も増えている。
当NHK 番組でも紹介されたが、在日ウイグル人人権団体である「日本ウイグル協会」の呼び
かけで、7 月1 日東京の中心繁華街である新宿で大規模なデモが行われた。これまでに沈黙して
きたウイグル人100 人以上が参加した。デモでは、「不当な拘束をやめろ」、「強制収容所を閉鎖し
ろ」、「家族を返せ」、「お父さんを返せ」、「ウイグルに自由を」、「日本人は我々を助けてください」
と訴えた。7 月7 日また六本木、中国大使館前で150 人以上のウイグル人によるデモがあった。
これほど多くの在日ウイグル人が中国のウイグル人弾圧を訴え、このようなデモに参加したのは
初めてであった。
私たち有識者会が把握した情報では、例えば、一年前に娘を連れて一時帰国したお母さん(M
さん)は、パスポートが没収され、母子とも日本に戻れていない;在日ウイグル人Gさんの弟(24
歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返してくれなかったという。死因は何なのか、
遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた
親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」といっただけで、他に何も言えなかったという。
その他、在日ウイグル人で中国パスポートの有効期限が近づき、中国大使館に更新手続きに行
ったところ、中国新疆に帰って現地で更新してくるように言われ、更新できなかった人が何人も
いる。その中にパスポートの有効期限が既に切れ、中国に帰ることもできず(中国に帰ると収容
所に送られることが明白であるため)、困っているウイグル人がいる。また、日本の大学院を卒業
したらウイグルに帰るつもりで、日本で就職活動をやっていなかった人で、中国に帰ることを恐
れて、日本に残らざるを得ない人や日本滞在ビザの心配をしている学生も多数いる。
在日ウイグル人(帰化者を含む)の被害状況をまとめると以下になる。


・日本(海外)にいるウイグル人は中国にいるご家族と連絡が取れなくなっている。
・在日ウイグル人でもご家族が収容所に収監された人が多数いる。
・在日中国大使館がウイグル人のパスポート更新申請を受け付けなくなっている。
・一時帰国者が収容所に入れられたりして日本に戻ってこられなくなっている。
・中国にいる家族が人質に取られて、留学生ら自身は帰国やスパイ活動が強要され、「従わないと
家族を再教育センターに送る」と脅迫されるケースが増えている。
・帰化やビザ申請に必要な書類の中国からの取り寄せができなくなっている。


3.2【海外にいるウイグル人の被害】

中国政府はウイグル弾圧の手を海外まで伸ばしている。例えば、以下のような報道がある。

・エジプトで中国のウイグル族の拘束・強制送還相次ぐ
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2017/09/0901.html
Uyghur Students in Egypt Detained, Sent Back to China
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/students-07072017155035.html
・海外にいるウイグル人にスパイ活動を強要
Spy for Us — Or Never Speak to Your Family Again
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-uighur-spies-surveillance?utm_term=.ndzvJGJgbG
#.aaplb9bgm9
・親族訪問・一時帰国者のパスポート没収、「再教育センター」へ収監
“Uighur graduate student goes missing upon returning to China”
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/


『参考資料』

1. 《新疆维吾尔自治区2010 年第六次全国人口普查主要数据公报》
http://www.stats.gov.cn/tjsj/tjgb/rkpcgb/dfrkpcgb/201202/t20120228_30407.html
2. 2009 年「7・5 ウイグル騒乱」
https://ja.wikipedia.org/wiki/2009%E5%B9%B4%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3
%83%AB%E9%A8%92%E4%B9%B1
3. 「AI に顔認証……中国がウイグルで実験し始めた監視社会の実態」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=13986
4. 500m 間隔で武装警察交番設置, RFA 2017.08.17
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/aqtuda-68-saqchi-ponkiti-08172017213200.
html?encoding=latin
5. 中国「完全監視社会」の実験場、新疆を行く, Josh Chin and Clément Bürge, The Wall Street Journal,
2017.12.22

https://jp.wsj.com/articles/SB11070217722261694869804583589052841366988


6. ビッグデータで危険人物「予測」 中国の治安対策, The Wall Street Journal, 2018.02.28
https://jp.wsj.com/articles/SB12343497592033114173304584071460854064956
7. ウイグル人の信頼度を決める点数表があった、RFA, 2017.12.20
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/siyaset/uyghur-jedwel-07122017141518.html?encoding=la
tin
8. China: Visiting Officials Occupy Homes in Muslim Region, HRW
https://www.hrw.org/news/2018/05/13/china-visiting-officials-occupy-homes-muslim-region
9. Chinese Uyghurs forced to welcome Communist Party into their homes
https://edition.cnn.com/2018/05/14/asia/china-xinjiang-home-stays-intl/index.html
10. 中国、ウイグル族にスパイウェアのインストールを強制, ベンジャミン・フィアナウ, NewsWeek
Japan, 2017.7.26
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8062.php
11. RFA 独家:新疆强迫居民安装手机监控软件 10 哈族妇女微信发言被拘, 2017.07.13
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql2-07132017112039.html
12. Report: Xinjiang Residents Forced to Download Spyware App, Chinese Regime Can Track and
Censor Users
https://www.ntd.tv/2018/04/13/report-xinjiang-residents-forced-to-download-spyware-app-chin
ese-regime-can-track-and-censor-users/
13. China forces Xinjiang Uyghurs to install mobile spyware, enforces with stop-and-frisk
https://boingboing.net/2017/07/26/jingwang.html
14. Vehicles to Get Compulsory GPS Tracking in Xinjiang, RFA 2017.02.20
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/xinjiang-gps-02202017145155.html
http://www.alertchina.com/archives/2265113.html
15. China confiscates passports of Xinjiang people
https://www.bbc.co.uk/news/world-asia-china-38093370
16. Uighur graduate student goes missing upon returning to China
https://www.amnesty.org/en/latest/news/2018/07/uighur-graduate-student-goes-missing-uponreturning-
to-china/
17. Criminal Arrests in Xinjiang Account for 21% of China’s Total in 2017. NCHRD, Jul 25, 2018
https://www.nchrd.org/2018/07/criminal-arrests-in-xinjiang-account-for-21-of-chinas-total-in-2
017/
18. 人权组织指中国当局2017 年以刑事罪逮捕的穆斯林人数是上一年的7 倍多, RFA, 2018.07.25
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/d-07252018162042.html
19. 新疆投入15 亿多元完成新一轮全民健康体检工程, 新浪(Sina), 2017.11.01
http://news.sina.com.cn/o/2017-11-01/doc-ifynmnae1006240.shtml
20. 中国当局、新疆で1900 万人のDNA 採集 「無料の全民検診」実施, The Epoch Times, 2017.12.15,
http://www.epochtimes.jp/2017/12/30173.html
21. 中国:少数民族からDNA サンプルを数百万人規模で採取
https://www.hrw.org/ja/news/2017/12/13/312755
22. China collecting DNA, biometrics from millions in Xinjiang: report
https://edition.cnn.com/2017/12/12/asia/china-xinjiang-dna/index.html
23. China Is Vacuuming Up DNA Samples from Xinjiang's Muslims
https://www.buzzfeed.com/meghara/china-is-quietly-collecting-dna-samples-from-millions-of?ut
m_term=.reOnBXBjGX#.mabNxJxZqJ
24. 中国衛生部の前副部長・黄潔夫氏「中国は3 年後世界一の移植大国になると主張」
http://www.epochtimes.jp/2017/08/28097.html
25. NHK-BS1 国際報道「中国でウイグル族大量拘束 今何が?」2018.07.19


http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=180719
その他:
ウイグル人の政治的迫害 - 個別事件の簡単な説明概要
Political Persecution of the Uyghurs—Brief Description of Some Individual Cases
https://freedomsherald.wordpress.com/2018/01/19/political-persecution-of-the-uyghurs-brief-descrip
tion-of-some-individual-cases/


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

1949 年に中国人民解放軍の侵攻により共産党支配下に置かれ、1955 年に設置された新疆ウイ
グル自治区(東トルキスタン)の当初は、東トルキスタン・イリ政府と中国共産党の交渉、平和
条約の約束通り、それまでに展開されてきたウイグル言語など独自の民族言語による教育が継続
された。1950 年初頭からは漢語が選択科目として導入されていた。
しかし、1960 年代に入ると次第に漢語教育が重要視されるようになり、漢語が民族学校におい
て必須科目となる一方、漢語学校に設置されていたウイグル語の選択科目は廃止された(リズワ
ン, 2009)。
1977 年から新疆ウイグル自治区政府は少数民族への漢語教育の強化を政策課題としてさらに
強調するようになった(リズワン, 2009;Mamtimyn 他, 2015)。
1982 年制定の中華人民共和国憲法では、少数民族言語による教育が保護されることになった
(Grose, 2010)が、実際には教育現場における漢語への一元化が推進されていった。
1990 年代末からは少数民族の漢語習得、主流文化の吸収が強く促されるようになる(王, 2006)。
2004 年に交付された「全面的に双語教育を推進することに関する決定(関与大力推進双語教学
的決定)」により、ウイグル語の授業のみをウイグル語で行い、その他の科目はすべて漢語で教え
る「双語教育」に取って代わられることとなった(アナトラ,2013;リズワン他, 2014)。
2010 年からウイグル全地域において幼稚園、小学校一年から「双語教育」が実施されるように
なり、中国内陸からウイグル語が知らない漢族教師が大量に投入された(例えば、2017 年4 月
26 ホータン地区・チラ県政府ウェブサイトでの募集(参考資料8)によると、人口13 万人のこの
県だけで1093 人の教師を中国内陸から募集している;またホータン地区政府からも中国内陸向け
の同様な募集(参考資料9)があり、現地一般教師給与の2 倍以上の賃金が提示されている。これ
により、学校ではウイグル語の授業がほとんど行われなくなり、漢語を習い始めたばかりの子ど
もたちに、すべての授業を漢語で行うようになった。一方、これまでに長年ウイグル語による授
業をやって来たベテランの優秀な教師たちが、漢語水準が満たない理由で「下放」された(教育
現場から追い出された)。教育レベル、学生の知力が著しく落ちていった。
この時、ウイグル言語に対する危機を感じた有志の教育者が私立のウイグル語幼稚園、小学校
の設立を試みた。現在トルコ在住のアブドワリ・アユップ(Abduweli Ayup)氏(参考10)がウ
イグル語学校設立を仕掛けた一人である。アブドワリは2011 年アメリカ留学から帰国したあと、
カシュガルでウイグル語学校を立ち上げた。しかし、2013 年にアブドワリ氏を含む学校設立に関
わった3 人(他Dilyar Obul, Muhemmet Sidik Abdurshit)が、寄付で集まった支援金の「横領罪」
で投獄され(明らかに冤罪である)、ウイグル語学校計画が滅ぼされたのである。(その後、アブ
ドワリ氏は治病のためトルクに渡り、現在もウイグル語保護活動を続けている)。
また、中国でウイグル族が直面している現実への理解と問題解決を訴え、当局の政策に批判的
な声を上げた知識人、中央民族大学(北京)の著名なウイグル族経済学者、イリハム・トフティ
ウイグル語教育 → 「双語」教育 → 漢語のみの教育への転化
→ 幼稚園、小・中・高校、大学でのウイグル語使用全面禁止へ


第五章 中国のウイグル言語への侵害状況

准教授(Ilham Tohti, 伊力哈木·土赫提)が「国家分裂罪」に問われ、2014 年9 月23 日、無期懲
役判決で投獄された(参考資料11)。
2016 年に元中国共産党チベット自治区委員会の書記で、チベット人の弾圧で手腕を発揮した陳
全国が新疆ウイグル自治区の書記に就任してから、ウイグル語の使用禁止、漢語教育のみを実施と
いう重大な人権侵害、同化・民族浄化政策を露骨に展開してきた。これは陳の指示で設置した洗脳
のための「再教育センター、強制収容所」や監視社会体制以外のもう一つ謀略である。
ウイグル語禁止政策は以下の各地区政府の通知・通達の内容から見取れる。
2017 年7 月5 日、ホータン地区政府のホームページに、「ホータン地区双語教育規定5 カ条、
小中学校双語教育強化」(《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》(参考資料12))
という規定を発表した。内容は(1)国家通用言語文字(漢語)を全面普及し、民族言語を付加
した双語教育原則を堅持すること、(2)2017 年秋学期から小学校入学前の3 年で国家通用言語
文字教育を徹底し、小学校1 年、中
学校1 年から国家通用言語文字教
学を全面実施、2020 年には国家通
用言語文字教学を全体的に実現す
ること、(3)漢語教師がウイグル
語で研修受けるという間違ったや
り方を止めること、(4)教育系統
内、学校内でウイグル語文字、スロ
ーガン、図画などの使用を断固禁止
すること、(5)教育系統の集団活
動、公共活動、管理ワークの中でウ
イグル語の使用を断固禁止するこ
と。以上の双語教育政策に対しての
怠慢、不履行、小細工などをした人
は、「両面派」、「両面人」として厳
重に懲罰される、であった。
そのほか、「ホータン地区学前(入
学前)教師8 カ条ルール」、「ホータ
ン地区国語教育5 カ条規定」などが
ある(参考資料13)。
2017 年10 月10 日、イリ・カザフ自治州イニン県教育局が、自治区教育庁の「少数民族文字教
材補選使用に関する通知」(《关于少数民族文字教材教辅选用有关工作的通知》)を通達し、当県に
おいて、(1)全てのウイグル語とカザフ語の「国語」教材の使用を停止すること、学校にすでに
ある教材は封存すること、(2)国家統編の教材「道徳と法治」、「歴史」教材の少数民族文字に翻
訳が終わっていないものを含め、使用を停止すること、(3)関連学科少数民族文字の教材・補助
資料の使用を停止すること、(4)この「通知」要求により、各学校が教材・補助教材選択・使用
規定に違反してはいけない、問題発覚時はすぐ報告すること、という内容を発表した(参考資料14)。


ウイグル語使用禁止と同時にウイグル語教科書、文学・歴史に関係する出版物の焼却が各地で
行われた(参考資料15-16)。


『参考資料』

1. 新井 凜子, 大谷 順子, 2016, 「新疆ウイグル自治区の漢語教育に見る言語とアイデンティティの
関係」. 21 世紀東アジア社会学2016-第8 号, 1-18.
2. リズワン・アブリミティ, 2009, 「中華人民共和国成立後の新疆における「民族学校」の漢語教育
をめぐる一考察」『アジア・アフリカ言語文化研究』78, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文
化研究所, 43-77
3. Mamtimyn S., Feng A. and Adamson, B., 2015, “Trilingualism and Uyghur Identity in the People’s
Republic of China” in Evans, D. Eds., Language and Identity Discourse in the World. Bloomsbury.
4. Grose, T.A., 2010, “The Xinjiang Class: Education, Integration, and the Uyghurs” Journal of
Muslim Minority Affairs Vol.30 No.1, The Institute of Muslim Minority Affairs, 97-109.
5. 王柯, 2006, 『20 世紀中国の国家建設と「民族」』東京大学出版社
6. アナトラ・グリジャナティ, 2013, 「中国新疆ウイグル自治区における少数民族双語教育に関する
研究」富士ゼロックス株式会社小林節太郎記念基金
7. リズワン・アブリミティ, 大谷順子, 2014, 「中国新疆におけるウイグル族の学校選択」『21 世紀
東アジア社会学』第6 号, 日中社会学会, 156-171
8. 策勒县人民政府《2017 新疆和田地区策勒县双语教师招聘1093 人公告》,2017 年4 月26 日
http://www.offcn.com/jiaoshi/2017/0426/153572.html
9. 《和田地区于田县面向内地招聘教师简章》2017.08.18
http://www.gzsjyzx.com/client/article/1384
10. ウイグル学校設立者 アブドワリ・アユップ https://en.wikipedia.org/wiki/Abduweli_Ayup
11. ウイグル族経済学者、イリハム・トフティ准教授が「国家分裂罪」で投獄
https://ja.wikipedia.org/wiki/イリハム・トフティ
12. 《和田地区制定双语教育五条规定,加强中小学双语教育》, ホータン地区ウェブサイトより
https://archive.is/nybWu
13. 《新疆禁止幼教信教 教育系统内禁维语》, Radio Free Asia ウェブサイトより
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/xl1-09252017102937.html
14. 《RFA 独家:新疆全面停用维、哈文字辅选教材》
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/ql1-10132017100200.html
15. 《新疆伊犁、和田等地收缴民族语言教科书》ChinaAid, 2018.04.02
http://www.chinaaid.net/2018/04/blog-post_2.html?m=1
16. Thousands of Uighur Books burned by Chinese Authorities
http://unpo.org/article/101


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

ウイグル人は、ユーラシア大陸のほぼ中央に位置し、シルクロードとも言われてきた東トルキ
スタン(現“新疆ウイグル自治区”)を中心に暮らす、独自の歴史と文化を持つイスラム教を信仰
する人々である。
ウイグル人は、8-9世紀に約100 年継続した「ウイグル可汗国」(Oghuz Orkhon Khanate)、
9〜13 世紀に約300 年繁栄した「天山ウイグル王国(Uyghur Kingdom of Qocho, 天山山脈北
麓)」と「カラ・ハン朝 (Kara-Khanids Dynasty, タリム盆地)」、16−17 世紀に165 年繁栄した
「セイディア汗国」(Saidia Khanate, ヤルカンド)などを建国していた。
こうした独立のウイグル国家は18 世紀から清朝の支配下におかれ、1884 年に「新しい領土」
を意味する「新疆」という名前が付けられた。それでも、ウイグルの反抗が途絶えず1933 年と
1944 年に「東トルキスタン共和国」として独立国家を設立していた。しかし、1949 年に再び中
国人民解放軍の侵略により、共産党支配下に置かれた。
ウイグルは、かつて仏教やマニ教も信仰した歴史もあったが、8 世紀からはずっとイスラム教
を信仰してきた平和を愛する農耕民・遊牧民である。
ウイグルは、長い歴史の中でアジア、ヨーロッパ文化も吸収しながら、独自の言語(ウイグル
語)や文化・習慣を培って、守ってきたのである。
ウイグルは、古代から音楽・踊りを生活の一部として、それを発展させながら、非常に明るく
平和に暮らしていた。ウイグルの古典音楽「12ムカム」は歌、ダンス、音楽が一体となったも
ので、その素晴らしさが認められ、「世界無形文化遺産」に登録されたほどである。ウイグル人
は中国で「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれてきた。
ウイグルは、何千年もの歴史の中で、男性はヒゲを生やすのと伝統的な帽子をかぶり、女性は
ベールをかぶるのと肌脚を露出しないようにロングスカートを着るという習慣を作ってきた。
しかし、今現在、中国共産党の支配下にある、実際に全く「自治」のないこの「新疆ウイグル
自治区」で何が起こっているだろうか。
中国でいま、ウイグルアイデンティティーを破壊する重大な人権侵害、同化・民族浄化が行わ
れているのだ!


1.【ウイグル文化への侵害】

1)ウイグルの男性(老人以外)は髭を生やすことが禁止されている。
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

2)ウイグルの女性はベールやロングスカートを着用することが禁止されている。
新疆ウイグル自治区当局は昨年4月1日から、ひげや公共の場所での顔などを覆うベールの着
用を禁じる新たな法律を発効した。
「新疆ウイグル自治区でひげやベール禁止、過激思想対策」(2017.04.01)
https://www.cnn.co.jp/world/35099111.html


第六章 中国のウイグル文化・宗教への侵害状況

China Uighurs: Xinjiang ban on long beards and veils
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-39460538

3)街の中で民族衣装、ワンピースや長めのシャツが強制的にカットされる。
これらの写真は、2018 年7 月13 日ウルムチ市内で撮影され、WeChat に投稿されたもの

4)ウイグル学生に中華漢族衣装を着させ、孔子・漢族思想教育を強要されている。

・ウイグルアイデンティティーの破壊・同化
http://freedomsherald.org/ET/cmp/


5)伝統的ウイグル歌舞の代わりに中国漢族文化の戏剧を強要されている。
ウイグル音楽「十二ムカム」が世界無形文化遺産に登録されているなど、ウイグル音楽・
舞踊が有名であり、ウイグル人は「能歌善舞」(歌も踊りも上手な)民族と呼ばれることがあ
るが、このような文化を漢族文化に置き換えようとしている。


6)ウイグル女性を漢民族の男性と強制結婚させられている。
https://news.so-net.ne.jp/article/detail/1582964/
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/

漢族の男性がウイグル族女性の親族を監禁して強要結婚……涙に濡れる花嫁の姿
http://www.cyzo.com/2018/06/post_164302_entry.html
Beijing accused of forcing Uyghur-Han intermarriages
http://www.atimes.com/article/beijing-accused-of-forcing-uyghur-han-intermarriages/
31


2.【宗教への侵害】

1)モスクの閉鎖、モスクへ中国旗と監視カメラを設置
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
http://america.aljazeera.com/articles/2013/9/18/uighurs-bow-downtochineseflagatxinjiang
mosque.html
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/urumqi-07072010084824.html
https://www.engadget.com/2018/02/22/china-xinjiang-surveillance-tech-spread/
2)モスクに政府系監視係の職員を配置
Xinjiang Authorities Convert Uyghur Mosques Into Propaganda Centers
https://www.rfa.org/english/news/uyghur/mosques-08032017153002.html
3)18 歳以下の全員、学生、教師、職員の礼拝、断食など禁止
https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/5794696/Chinese-authorities-ban
-Uighurs-from-mosques.html
https://www.theepochtimes.com/communist-regime-bans-people-under-18-from-attendingmosques-
in-xinjiang-china_1730829.html
4)モスクで行われて来たウイグル伝統的葬式に家族以外の人々の参加禁止
5)ウイグル人ボランティアの遺体清浄禁止
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/din/meyit-yuyghuchi-ayal-02192018135741.html?enc
oding=latin
6)当局管理下の遺体処理・葬儀場(葬儀サービスセンター)を設立
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/xitay-uyghur-miyit-ishlirigha-qol-tiqti-
04062018235849.html?encoding=latin
7)ウイグル人密集地に火葬場建設
ウルムチ沙依巴克区 火葬场保安員の公募
33
中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート
在日ウイグル人有識者会議
https://m.wlmq.com/0010155185.html
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06122018145148.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06132018153137.html
?encoding=latin
https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/jeset-koydurush-06142018151310.html
?encoding=latin
8)新生児にイスラム系の名前を付けることを禁止するほか、一部大人の名前の改名を強要
https://www.voanews.com/a/china-issues-ban-on-many-muslim-names-in-xinjiang/3826118
.html
https://www.telegraph.co.uk/news/2017/04/25/china-bans-islamic-baby-names-muslim-maj
ority-xinjiang-province/
9)収容所でウイグル人に豚肉とアルコールを強要
イスラム教徒に豚とアルコールを強要する中国・ウイグル「絶望」収容所
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10194.php


【ウイグル人収容所から死者が続出】
http://uyghur-j.org/20180908/uyghur_japan_report_20180908.pdf


これまでの報道で各収容所から続々死者が出ていて『参考資料28-29、第三章死者リスト参照』、

一部の老人遺体以外は家族に返されず、家族に合わせることもなく、新しく設けられた一般人が
入ることのできない遺体処理・安置所『参考資料30』で焼却処分されていると思われる
(ウイグル人の民族習慣では亡くなった人に葬儀を行い、故人を専用墓地に埋葬する)。


臓器売買のため、臓器が抜き取られた痕跡のある遺体もあったという噂がある。
そして、それを裏付ける写真もあった。

上の写真3は、観光でウイグルに行った日本人により今年1月にカシュガル空港で撮られた写真であり、空港では「人体器官運送通路」、「人体寄付、移植器官航空運送保障プロセス」標識の専用通路やスペースが用意され、国家ぐるみで人の臓器を強盗していることを示す徹底的証拠である。


在日ウイグル人一人の証言によると、彼女の弟(24 歳)が今年5月に収容所で亡くなり、遺体を家族に返さずに当局の監視下で直接処理されたそうだ。死因は何なのか、遺体はどこに、どういう方法で処理されたかなどの情報は一切聞かされていない。電話に答えた親族は「党のケアの元で葬送した、さようなら」と言い他に何も言えなかったという。



http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/669.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK251] 総理はこのままでは政権を維持できなくなる。(谷間の百合) 赤かぶ
12. 2018年9月27日 07:10:46 : Pdn7Cvxqfo : KshNia7O188[11]

〇トランプ革命の檄文としての就任演説 2017年1月24日  田中 宇
http://tanakanews.com/170124trump.htm

ユダヤ金融・人殺しのCIA軍産と対峙する米国トランプ大統領の誕生により、ヤラセのISILが駆逐され、ヤラセのテロ、ヤラセの日朝ミサイル詐欺が出来なくなると共に、世界の支配構造が一極支配から多極化へ移行しつつあります。それに伴って、戦前・戦後を通じて維持されていた日本の支配構造に変化が起こり始めたということ。

アヘン王子の安倍晋三(李晋三)もCIAの麻薬密売ルートが断たれ、麻薬資金が枯渇し、犯罪集団である清和会(日本会議・統一教会)が資金不足に陥り、安倍政権は転落の道を突き進む。戦後70余年続いてきた疑似民主主義(贋作民主主義・民主化詐欺)を終わらせることができるかもしれない。

CSISの「アミ/ナイ・レポート」に沿って憲法違反の悪法を強行採決してきた安倍政権。そのCSISには、日本企業・日本政府が多額の寄付をしている。猿田佐世氏の言う「ワシントン拡声器」であることに気付かなければならない。だから悪法の成立後、アーミテージ、ラズムフェルドなど、人殺し軍産の手先に勲章を授与した。授与したのは、安倍内閣・宮内庁・今上天皇である。もちろん戦争財閥の意も加わっている。安倍も麻生も三菱財閥も皇室と姻戚にある。すべては明治維新の時代から繋がっていたのである。ナチスとブッシュ家のように。

___________________________________________

>みんなが知らない「日本の支配構造」
http://rakusen.exblog.jp/iv/detail/?s=22922833&i=201509%2F19%2F00%2Fe0069900_02503226.jpg
>自民党とは、日本を隷属国家にすべくCIAに作られ、米政府隷従DNAを埋め込まれた日本奴隷化装置http://ameblo.jp/utzsugi-rei/entry-11943422801.html
>「外務省が機密解除に反対」CIAの自民政治家へ資金 米元諮問委員が証言、
・・・・西日本新聞 2016年01月06日 03時00分
http://blog.livedoor.jp/mikagetarou/archives/10911075.html
>日本の中のCIAエージェント
〜吉田茂、辰巳栄一、緒方竹虎、岸信介、児玉誉士夫、笹川良一、正力松太郎・・・
http://blog.goo.ne.jp/yamanooyaji0220/e/31b8776d983469bad82ffec40288122b

>CNNによると、アメリカは、過去数十年かにわたり日本の選挙に干渉し続け、米国追随者を勝たせたことを認めました〜アメリカが47カ国の選挙に干渉 2017年07月16日18時25分
http://parstoday.com/ja/news/world-i32790
>「擬似民主主義」 https://www.reddit.com/r/tikagenron/comments/5abnsb/

>【貴族・財閥の政治】世襲議員だらけの安倍晋三政権!麻生太郎も天皇家と縁戚。
https://matome.naver.jp/odai/2141399564919548601
>天皇ファミリーと日本の政治癒着が凄すぎワロタwww 安倍晋三と三菱財閥
https://matome.naver.jp/odai/2138003103465347501?page=2

>安倍晋三は 李晋三である
http://www.asyura2.com/18/senkyo243/msg/850.html#c8
>日本人の覚醒【The Awakening of The Japanese】
小泉と安倍のルーツは朝鮮人である重複コメントリンク認定
>経団連と東レは朝鮮人 崔定征 通名 榊原定征に乗っ取られた! 消費税増税と法人税減税 血税泥棒 國賊 パソナ竹中平蔵 ハニートラップの舘 仁風林 小野寺五典 米倉弘昌とモンサント
http://blog.livedoor.jp/matrix_zero1/archives/2115315.html

>ブッシュとナチスの結託 政府公文書で確証http://cybervisionz.jugem.jp/?eid=50
〜911事件以降 イラク(中東)に於いて "自由・解放"の名の下に殺戮を繰り返す米ブッシュ大統領の家系は、第二次大戦当時 祖父のプレスコット・ブッシュによってナチス・ヒットラーとの関係により財を成してきた家系であることが政府公文書で確証されている。

>ジョージ・W・ブッシュの曾祖父であるプレスコット・ブッシュが1926年から1942年までナチス・ドイツヘ投資を行なっていたことが、米国公文書により明らかとなった。ブッシュはドイツにファンドを設立し、軍需物資による投資を行ない莫大な利益を確保したという。当時のドイツにはスタンダード石油、GM、フォード、デュポン、IBM、ゼネラル・エレクトロニクス、JPモルガン、チェース・マンハッタンなど米国企業が進出している。これにより米国資本がナチスの軍事費へ還流され、ホロコーストの原資となった。なお、ユダヤ民族の浄化というナチズムの核心は、ゴルトンの優生学思想が基礎であるとされている。経堂雪乃著「略奪者のロジック」より

___________________________________________


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/353.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK251] テレビで森友問題。父親の無念は計り知れず、OBも「底が抜けた」と。行政の崩壊は絶対に止めないといけない 小沢一郎(事務所 赤かぶ
2. 2018年9月27日 07:12:50 : tyVjyaD8L6 : 1JNW6IIXr38[481]
おそらくこの国の歴史は嘘で塗り固められている

家康も、信長も、秀吉も、竜馬も、西郷も、作られた虚像かもしれない


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/367.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK251] 「拉致被害者家族会」の考えが変だ変だと思って来たが安倍真理教かも知れない(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
12. 2018年9月27日 07:13:15 : yPSzEtKy2U : KbYFeFqm2rg[3]
家族会の誰も、これ以上の生存者がいないことを明確にわかっているのではないか。DNA鑑定も嘘っぱちであることは当事者たちであるから、外部の一般人より鋭い嗅覚でかぎ分けているはずであり、そうした情報は内部的には共有されているはずである。しかし、安倍の指示により外部に向けては、安倍同様にウソを言い続けている。それは、拉致被害者であり続けることが安倍により求められているからであろう。それが日本国の国益になると信じているのだろう。そして、経済的支援があるからであろう。拉致被害者や家族会が日本国民を代表して、安倍を頼り盛り立てる、安倍は拉致被害者即ち国民のために立ち上がるという分かり易い嘘っぱちが完成する。つまり、拉致という事実とは無関係に、安倍応援団としてツール化されてしまっているのである。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/351.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK251] 見たくない光景!誰も聞かない安倍の国連演説!   赤かぶ
9. ソーカそうかそうだね[1] g1yBW4NKgruCpIKpgruCpIK@gss 2018年9月27日 07:15:45 : kxk7MnCbWU : S0swXCpT_BE[-2633]
>投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 9 月 26 日 22:40:05
>2018/09/26 21:03 半歩前へ

CIA関係者は聞きたくない演説だったろうなあ。

なんと、RCEPの推進など中国との貿易促進を訴えて、昨年にはあった北朝鮮への「圧力」などという軍薬向けの文言がなかった!

これは、アベ外交が「軍薬に遠慮しなくなった」という、大きな方針変更だ!!

俺たちが心配していた「憲法改正」は、これから3年間はない、という安心感を与えてくれた演説だった!!!

トランプとの共同声明の内容も、俺としては納得内容で、これからもアベを支援していく用意はできた。

アベは、そんなにバカじゃない、ミツビシの大学(成蹊大学)を出ているんだもの。

ホモを制するにはホモ(フランスのマクロンのように)、軍薬ミツビシを制するにはアベ、毒を制するには毒だよね。

https://kotobank.jp/word/%E6%AF%92%E3%82%92%E4%BB%A5%E3%81%A6%E6%AF%92%E3%82%92%E5%88%B6%E3%81%99%E3%82%8B-341388


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/357.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK251] 見たくない光景!誰も聞かない安倍の国連演説!   赤かぶ
10. 地下爺[2807] km6Jupbq 2018年9月27日 07:21:50 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[-394]


   大丈夫 晋三ぼっちゃまは 確実に 成長されています!!

漢字もよく書けない安倍晋三の忌むべき日本語の創造(?),  << 引用
「後ろ倒し」といった聞き慣れない用語に対して抱く
「違和感=不自然さ」は当然の印象
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1072559614.html

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/357.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK251] 安倍総理は翁長知事に嫌がらせを続け、沖縄の民意を軽んじてきた。この闘い、負ける訳にはいかない。 小沢一郎(事務所) 赤かぶ
2. 2018年9月27日 07:24:38 : CzYJx39lTc : FaXl5LfuFC0[1199]

本土の人間は今まで「沖縄を犠牲にして返り見なかった」ことから、

沖縄では「本土人は信用がない」

しかし、「翁長県政でオール沖縄の心が」本土にも浸透した。

今度の「沖縄県知事選に応援のエールを送りたい人たちは大勢いる。

この事を沖縄県の人たちに伝えたい。

『オール沖縄、デニー玉城候補 本土から応援しているよ』

『オール沖縄、デニー玉城候補 本土から応援しているよ!』

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/365.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK251] 見たくない光景!誰も聞かない安倍の国連演説!   赤かぶ
11. 地下爺[2808] km6Jupbq 2018年9月27日 07:27:23 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[-393]

    下記を ご覧ください 2016年時点で 書けなかった


    成蹊学園の 「成』の字が 正しく お書きになることできるように

    
    なりました。 還暦をすぎて この成長力 素晴らしい。

             by 安倍晋三の信者風@コメント.50円おくれ 〜

IMFがアベノミクスに警告!IMF「安倍政権のアベノミクスは   << 引用
効果的ではないことが分かった。放棄するべき」
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-12153.html


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/357.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK251] テレビで森友問題。父親の無念は計り知れず、OBも「底が抜けた」と。行政の崩壊は絶対に止めないといけない 小沢一郎(事務所 赤かぶ
3. 2018年9月27日 07:30:40 : IQG1xWvLEY : m_kMI97TdT0[31]

>>2 同意!

http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/208.html#c8
日本を含め世界の歴史は、ウソの塗り重ねで作り上げた虚構であり壮大なペテンである。学校教育では、明治以降の歴史は殆んど教えない。嘘が発覚・露呈することを恐れているからである。天皇家、昭和天皇などが、無欲で高潔で平和主義者だったなど、完全な捏造に過ぎません。
福沢諭吉の進言に従い、明治天皇と三菱が良家の子女や田舎の若い女性を騙して売春婦として売り飛ばし、火薬を手に入れると同時に自分の懐に蓄財してきたことは歴史の闇に閉ざされている。今上天皇についてはともかくも、昭和天皇に関する広報は嘘と偽りに満ちている。(1)
__以下略



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/367.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK251] 見たくない光景!誰も聞かない安倍の国連演説!   赤かぶ
12. エレ爺[-7] g0eDjJbq 2018年9月27日 07:33:38 : kxk7MnCbWU : S0swXCpT_BE[-2635]
この演説は米国CIAクリントンNYタイムズ派との「決別宣言」ですね。

演説を聴かなかった(もしくは命令通りに演説に耳をふさいでいた?)CIA工作員には「従来通り」のアベだと思ったのだろうけれど。

IoTの推進(TRONの推進)にも、米国からの圧力には負けない、という力強い応援になった。

いいぞ、アベ、ガンバレ!


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/357.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK251] 安倍総理は翁長知事に嫌がらせを続け、沖縄の民意を軽んじてきた。この闘い、負ける訳にはいかない。 小沢一郎(事務所) 赤かぶ
3. 2018年9月27日 07:34:23 : tyVjyaD8L6 : 1JNW6IIXr38[482]
目抜き通りに大勢の赤いシャツを着た団体が並んで手を振っている
会社から指示を受けて集まっている、大声で「サキマ」を連呼している

この人たちは「美ら海を埋めて人殺し目的の基地建設を進めよう」と叫んでいることに気がついているのだろうか? 戦で身内を亡くした痛みを忘れたのだろうか?

今が良ければいい、自分さえ良ければいい、子や孫は? マブイを落とした愚か者
 

http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/365.html#c3

コメント [原発・フッ素50] 韓国、運転期間残る原発閉鎖へ 4基新設は白紙化 (共同)  魑魅魍魎男
1. 2018年9月27日 07:37:22 : SFf0iMP1N6 : pGJUxgu1uKE[34]
安部と自民党はみんなセシウム被曝するだろう。

むしろしたほうが良い可能性が高い。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-489.html
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/355.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK251] 「拉致被害者家族会」の考えが変だ変だと思って来たが安倍真理教かも知れない(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
13. 2018年9月27日 07:41:32 : ecAZsodHcQ : A4Zt82elUQE[82]
違うな。

拉致被害者は北朝鮮に拉致され、
家族会は安倍晋三に拉致されてるんだよ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/351.html#c13

記事 [国際24] トランプ氏、中東「2国家解決」を初めて支持 年内に和平計画提示へ(ニューズウィーク)
トランプ氏、中東「2国家解決」を初めて支持 年内に和平計画提示へ
http://www.afpbb.com/articles/-/3191084?cx_part=latest
2018年9月27日 6:12 発信地:国連本部/米国 ニューズウィーク


米ニューヨークでのベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相との会談で発言するドナルド・トランプ米大統領(2018年9月26日撮影)。(c)Nicholas Kamm / AFP


【9月27日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、国連総会(UN General Assembly)に合わせ米ニューヨークでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と会談し、中東和平に向けた計画を年内に提示すると明言するとともに、イスラエルとパレスチナの「2国家解決」への支持を初めて表明した。同大統領は引き続きイスラエル側を支持する一方で、パレスチナ側の和平交渉復帰に自信を見せた。

 トランプ大統領は計画を提示する日程について、「今後2、3か月の間だろう」と語った。また、同大統領はこの会談で初めて「2国家解決」への支持を明言し、「それが一番うまくいくと思っている」と発言。「本当に何かが起こると信じている。それを1期目の任期終了(2021年1月)までに達成することが私の夢だ」と続けた。

 中東和平プロセスは昨年、トランプ大統領がエルサレム(Jerusalem)をイスラエルの首都として認定し、それに抗議したパレスチナ側がトランプ政権との接触を遮断したことを受け、実質的に停止。さらに、米・パレスチナ関係はここ数週、米政府がパレスチナ難民向けの資金援助を削減したことを受けて悪化している。

 しかしトランプ大統領は会談で、「彼らは絶対に交渉に戻ってくる」「絶対に、100%だ」と述べ、パレスチナ側が近く交渉に復帰することへの確信を示した。

 また、同大統領は「良いことがたくさん起きている」と述べる一方、「イスラエルは何か相手側にとって良いことをしなければならない」と語り、イスラエル側の譲歩を促した。(c)AFP/Jerome CARTILLIER




http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/143.html

コメント [政治・選挙・NHK251] 緊急!沖縄の知人に電話をかけてください!   赤かぶ
3. 2018年9月27日 07:50:45 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8170]
米重 克洋‏認証済みアカウント @kyoneshige · 11時間11時間前
沖縄県知事選 終盤情勢 玉城氏リード、佐喜真氏追う。投票意向は序盤から大きな変動無し|リサーチコム電話調査 | 日本最大の選挙・政治情報サイトの選挙ドットコム
http://go2senkyo.com/articles/2018/09/26/37797.html
https://twitter.com/kyoneshige
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/361.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK251] 沖縄で極右を支援し続ける小泉進次郎! 赤かぶ
6. 2018年9月27日 07:52:16 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[-14]

   ■ 進次郎は支配権力(国際金融資本)のサンドイッチマン

     先の戦争で5人に1人が死んだ沖縄県民は玉城候補支持が圧倒的に多い

     進次郎は不正開票の足跡づくり新潟の二番煎じに気をつけよう・・・

     支配権力は悪の限りを尽くす!



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/352.html#c6

コメント [原発・フッ素50] 東海第二原発で福島第一原発事故並みの事故が起きたら東京は完全にアウトだろうな(かいけつニュース速報) 怪傑
2. 2018年9月27日 07:55:52 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8169]
2018年9月26日

東海第2原発の審査書案の正式決定に抗議する(談話)

社会民主党幹事長 吉川はじめ

1.原子力規制委員会は本日、日本原子力発電東海第2原子力発電所(茨城県東海村)について、新規制基準への適合を意味する審査書案を正式決定した。東日本大震災で被害を受けた原発では初めてである。2014年以降続けられた今回の東海第2原発の審査は、内容的にも、またスケジュール的にも非常に無理があったと感じている。首都圏にある東海第2原発は事故を起こしたらそれこそ取り返しがつかない。社民党は、再稼働ありきで前のめりで進められた今回の規制委員会の審査書案の正式決定に断固抗議する。

2.東海第二原発は、東日本大震災の発生時に原子炉こそ自動停止したものの、津波で外部電源を失い、安定する冷温停止まで通常の2倍を超える3日半を要した原発であり、過酷事故の寸前だったといえる事態を引き起こしている。今年11月に40年の運転期限を迎えるが、老朽化し、被災した東海第二原発は、老朽化も相まって多くのリスクを抱えている。沸騰水型軽水炉としての危険性も指摘され、加えて防潮堤の基礎の液状化、ケーブルの防火対策、水蒸気爆発の危険性なども解決のめどがたっていない。

3.業績と財務状態が惨憺たる日本原電が、追加の安全対策費を確保できるかも焦点となっていた。東京電力と東北電力が資金支援を表明したが、実質国有化された東電は、福島第一原発事故の収束と廃炉、被災者への賠償を最優先にすべきである。特に、原発事故被害者の賠償についてはADRの和解案を拒否し続ける一方で、他社の原発の再稼働を支援することは、理解できるものではなく、断じて許されない。

4.再稼働には、法令で定める40年の運転期限である今年11月27日までに20年の運転延長など二つの認可を得るほか、県と30キロ圏6市村の同意が必要である。規制委員会に対し、今後続く東海第2原発の審査においても、スケジュールありきの安易な判断をしないよう求める。周辺の30キロ圏には全国の原発で最も多い約96万人が住むが、周辺14市町の避難計画の完成時期は未定となっている。防潮堤など再稼働に必要な工事も完成していない。茨城県内17の市町村は、運転延長に反対する意見書を可決している。改めて東海第2原発の問題点を徹底追及するとともに、多くの市民の皆さんと一緒に、再稼働を許さない取り組みに全力を挙げる。

以上

http://www5.sdp.or.jp/comment/2018/09/26/%e6%9d%b1%e6%b5%b7%e7%ac%ac%ef%bc%92%e5%8e%9f%e7%99%ba%e3%81%ae%e5%af%a9%e6%9f%bb%e6%9b%b8%e6%a1%88%e3%81%ae%e6%ad%a3%e5%bc%8f%e6%b1%ba%e5%ae%9a%e3%81%ab%e6%8a%97%e8%ad%b0%e3%81%99%e3%82%8b%ef%bc%88/
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/352.html#c2

コメント [経世済民128] 住宅用太陽光発電の誤算、「10年で投資回収」は大ウソだった(週刊ダイヤモンド)  赤かぶ
13. 2018年9月27日 07:56:35 : 8TJuzvyxkI : MrRlCwth9k0[1]

いままで災害に遭ったり見てきたりしていて、未だに

「金になるから太陽光発電を!」とかバカだろw

非常用の電源として独立した電源を確保すると言う

考えにはならんのか?

Youtubeなんか見るとオーストラリア等での個人宅の

太陽光発電 + 蓄電池(パナの小型の蓄電池)の

システムなんてその気になればこの国でもすぐできるが、

土人政府やその仲間が許可しないんだよなw
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/581.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK251] テレビで森友問題。父親の無念は計り知れず、OBも「底が抜けた」と。行政の崩壊は絶対に止めないといけない 小沢一郎(事務所 赤かぶ
4. 2018年9月27日 07:58:30 : JrYpa47Utc : vhko@dPPRMk[1]
 検事って、金持ちなのよ。給料がいいの。

 いまの日本人の平均年収の倍以上。皮相的に言えば、これは長年、自民党政権が続けてきた公務員給与のアップ策が実った結果ともいえる。

 検事にしろ、警察官僚にしろ、官庁の役人にしろ、給与がいいのだから、いまの生活を守るため、上からの命令には唯々諾々と従う。もちろん、身の保全のためには悪事にも加担する。

 だから、検察も警察もお上に対しては何もやらない。何もやらないことがいまの体制を守り、結果、自分たちの生活を守ることになる。

 すべてはカネ。カネをもらっていれば、怒りも覚えない。


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/367.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK251] <兵頭正俊氏>10月から生活保護、67%世帯で減額。国会議員と官僚の給料、大幅に上げといて、腐った日本です。 赤かぶ
4. 2018年9月27日 07:58:59 : Q1ffANYBRg : Kuq3b9QG@N8[3]
>日本経済新聞とテレビ東京が9月22−23日に実施した合同調査で、自民党総裁選後の安倍内閣の支持率が8月に比べ55%となった。日本経済新聞が報じた。

そんなヒトデナシ安倍政権の支持率が55%だとさ。この数値、信じてる?
そして安倍の言う「安倍内閣は国民の皆さんの信任を得た内閣なんです」も?
もし信じてるなら、船橋選管の「不正選挙なんてありませんよ!」も信じる?
___________________________________________

>【1214不正選挙】船橋開票所 ○井「まずいっす。」http://sayuflatmound.com/?p=6555
〜「開票作業は見せないけど、不正選挙はありませんよ!」「でも、見られたらまずいっす。」

>「不正選挙なんて無い」と思っている、天使のようなあなたへの10の質問
https://www.reddit.com/r/tikagenron/comments/6gkax1/
Q:現在、自民党政権はさまざまな疑惑を向けられているにも関わらず、木で鼻をくくったような対応をしています。彼らが次の選挙で負ける可能性を考慮に入れていると思いますか?

Q:過去、政権交代がありえなかった55年体制においても、自民党が国民を舐めたふるまいをすると自民党支持層でさえ「お灸を据える」投票行動をとり、自民党が負けていました。なぜ第二次安倍政権でだけその現象が起きないのだと思いますか?

Q:共謀罪は「時の政権」に逆らう人を好き勝手に監視・逮捕・拘留できるチート法です。自民党や公明党が、将来、自公以外の政権が共謀罪を使って自分たちの支持団体を攻撃する可能性を考えなくて済む理由は何だと思いますか?

Q:東京都知事選では石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子の得票数は、各選挙区でぴったり同じ比率になっています。これは生徒会選挙に例えてみると、歴代生徒会長に票を入れた人の比率が常にクラスごとに一定であったようなものです(ある年で生徒会長になった人にA組で投票した人の数がB組の2倍、C組の半分だったら、次の年もその次の年でもB組の2倍、C組の半分)。偶然の一致だと思いますか?

Q:小泉政権下で導入された期日前投票制度では、投票日よりも前に投じられた票を当日票とよく混ぜてから数えることになっています。なぜそんなルールがあるのだと思いますか?
Q:似た筆跡の票が大量にあるという理由で立ち合い人がハンコを押すのを拒んだ例があります。なぜこんなことが起きるのでしょうか?

Q:何万枚もの投票用紙が誤廃棄された事件が報道されたことがあります。単なるミスだと思いますか?
Q:三重県の投票所でなぜか滋賀県の投票用紙で投じられた票が一枚だけ見つかった珍事がありました。どういう経緯でそんなことが起きたのだと思いますか?

Q:大阪堺市の票集計プログラムにはバックドアが仕込んであると報じられています(40分くらいから。50分くらいにバックドアの話)。外部からデータを書き換えられるように最初から作ってあったわけです。何のためにそんなことをしたと思いますか?

Q:安倍総理が森友問題や加計問題で頑なに資料を出すのを拒んだのを見て、多くの人が「やましいことがあるから隠すのだ」という感想を持ちました。常識的な推論だと思います。ところで、数多く起こされた不正選挙裁判では一度も保管されている投票済み用紙の調査(再開票)を裁判所が命じたことがないのですが、どう思いますか?

>「擬似民主主義」 https://www.reddit.com/r/tikagenron/comments/5abnsb/
>不正選挙の時代と手口まとめ https://www.reddit.com/r/tikagenron/comments/582f3q/

>野党共闘と不正選挙 https://www.reddit.com/r/tikagenron/comments/750w65/
__つまり野党共闘には二種類あった。小沢の「不正選挙のもとでも勝つ野党共闘」と、民進の「負けるための野党共闘」だ。勝てる状況が揃いつつあるのに野党共闘を捨てるのが小沢の仕業であるはずがない。負けることができる状況でなくなると55年体制のような状況を求めるのが民進党。これは前原に限った話ではないのだろう。つまり「小沢アレルギー」とは「自公に勝つ気があるかどうか」「政権を担う気があるかどうか」もっと言うなら「『業者』の書く筋書きから外れる気があるかどうか」「政治主導で『業者』と戦う気があるかどうか」というパラメータだ。・・・


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/366.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK251] 「拉致被害者家族会」の考えが変だ変だと思って来たが安倍真理教かも知れない(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
14. 2018年9月27日 08:01:48 : zceOrixgDQ : g1JmdKWlI3s[1]
家族会のだれか知らないが、

北朝鮮はともかく、韓国まで批判するとは、まったく解せないな。

全然筋が通らないし、他の日本人の名誉と国益も損ねる。

そんな発言を素通りさせている政府関係者やマスゴミもおかしい。

完全なネトウヨ大会になってるだろ。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/351.html#c14

コメント [マスコミ・電通批評15] 「週刊金曜日」発行の「金曜日」社長に植村隆氏(かいけつニュース速報) 怪傑
4. 2018年9月27日 08:03:52 : vAkJ4LoRsI : jdLnDmraKes[1]
>>1
君は「チョーセンパカスルナ、カスマプゲラ、プゲプゲラ」と言いたいのかね?
http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/453.html#c4
コメント [カルト19] 日本キムチ会議の百合子サックスが沖縄入り、新潮サックスが45廃刊、テレ東が職員父を取材、アッキードと甘利喚問である。 ポスト米英時代
6. 2018年9月27日 08:03:56 : LFdj7v4TY2 : oNChsjs1RfI[191]
百合子の会見映像を久しぶりにみたら、顔中たるんでいてお婆さんみたいだった。
都知事選、都議選から数年でこの顔か!? と思うほどの変貌ぶりだった。
功を焦ってしくじり、あてにしていた小泉親子にも裏切られ安倍自民の解散衆院選
に利用され…。敵方ではあるが一方で気の毒だなとも思う。
東京2020の直前にはクビになるだろう。自分は猪瀬が再登板するのではと思う。
五輪のオペレーションについては百合子より上だろう。政府や鮫の脳味噌にも気に
入られている。百合子はNYにでも逃げてジョージソロスと巻き返しを図るか、そ
のまま晩年を過ごすのではないか。
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/647.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK251] 安倍首相、3選ピークに御威光は落ちるだけ。(かっちの言い分) 一平民
5. 2018年9月27日 08:04:45 : gWGIwqtVtt : vRamY7yxZ00[4]
安倍主導で不正財投


財投3兆円投入、リニアは第3の森加計問題:日経ビジネスオンライン


https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/081500232/082400011/


葛西JR東海名誉会長という「無二の親友」への巨額融資。森友学園や加計学園への「お友だち優遇」の比ではない「第3の疑惑」を追うと、融資スキームの直前に、2人が頻繁に会合を重ねていた事実に突き当たる。

無担保で3兆円を貸し、30年間も元本返済を猶予する。しかも、超長期なのに金利は平均0.8%という低金利を適用する──。



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/358.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK251] 沖縄で極右を支援し続ける小泉進次郎! 赤かぶ
7. 2018年9月27日 08:10:03 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[-13]

          ■ 日本政治の最大の問題点

民意を形成する為の洗脳装置であるメディアが軍産国際金融資本の手に握られている

その国際金融資本の下に日米合同委員会(在日米軍と高級官僚の月2回の会合)が有り

ここで決められた法案等をインチキ国会で承認可決する 植民地統治そのものである

矢部宏冶氏によれば日米合同委員会は憲法よりも上位に有るとの事



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/352.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK241] 安倍内閣の弾圧で廃刊になった雑誌が放った最終号の暗黒日本暴露の特大スクープ フランクリン
37. てんさい(い)[942] gsSC8YKzgqKBaYKigWo 2018年9月27日 08:13:10 : 0kUGInjLpY : VLecBnM2280[606]
このスレの内容を含む電子書籍がKindle Unlimited無料で公開された

安倍のゾンビ政治に誑かされている日本人に覚醒させるための天命が下った
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/553.html


http://www.asyura2.com/18/senkyo241/msg/511.html#c37

コメント [カルト19] ムサックスが使えぬらしい自公サックスは、台風サックスと期日前サックスで知事選逆転を狙うようである。 ポスト米英時代
16. 2018年9月27日 08:15:11 : LFdj7v4TY2 : oNChsjs1RfI[192]
佐喜真に吹く琉球の嵐は人工台風と見て間違いない。製造者はアメリカだろう。
佐喜真当選の飴をくれてやるから米国とFTAを結んで奴隷になれ…虎親父の
恫喝である。

http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/649.html#c16
コメント [国際24] トランプ氏、国連総会でイラン非難 グローバリズム否定  うまき
2. 2018年9月27日 08:22:35 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8174]
【田岡×北丸】トランプの崖っぷち/ローゼンスタイン#辞任するな!/東シナ海 20180925
.
デモクラシータイムス.
2018/09/26 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=SKbVglJspyE
http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/132.html#c2
コメント [お知らせ・管理21] コメントが不適切な件 研
20. 日高見連邦共和国[10589] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2018年9月27日 08:23:29 : NwWQYiC8iY : NhAAyv4W0iw[1273]
なるほどね!管理人さん、さっすが!!

http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/539.html#c20
コメント [カルト19] ムサックスが使えぬらしい自公サックスは、台風サックスと期日前サックスで知事選逆転を狙うようである。 ポスト米英時代
17. 2018年9月27日 08:25:46 : LFdj7v4TY2 : oNChsjs1RfI[193]
>>13
文氏のお師匠さんのノムヒョン氏の急死は辛かっただろう。あれは自殺ではない。
李明博と朴クネの2人による陰謀だろう。そこからの韓国民の皆さんの動きは素晴らしかった。李も朴も投獄され、ノムヒョン氏の懐刀文在寅氏の登場。韓国は日本
より一歩早く国家の正常化に向けて動き出した。日本国民も見習うべきである。
http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/649.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK251] 日本が「国後・択捉」領有権を主張できる根拠は存在しない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
169. ボケ老人[-192] g3uDUJhWkGw 2018年9月27日 08:26:26 : QHkUDaloVM : nhEL_@HJWto[-3085]
>147.日高見連邦共和国:いやむしろもっと刺激的な表現を用いれば『第二次大戦で戦火を交えた米英蘭ソは全て“悪だ”』

刺激的でも何でもない。
私が言う大侵略時代の終末期とはまさにこのことです。
西欧列強の真似をして、最後に悪の道に走った日本を【イエローモンキーが偉そうに】とばかりに寄ってたかって、出る杭として叩きのめされたのだ。

独伊に関しては白人間の勢力争いに破れたに過ぎないが、日本は非白人国を代表するでもなく、一人だけ抜け駆けをしようとして上流階級国家群から突き飛ばされたと言う事です。


さて、敗戦により日本は
茫然自失、“精神”を喪失状態ではあったものの
『もう2度と戦争は嫌だ』
あれほど「鬼畜米英」と叫び特攻機6千機を用意して本土決戦をやる気でいたにもかかわらず
225万人の陸軍、125万人の海軍将兵がスパッと武器を置いて武装解除に応じたのです。
それもマッカーサーが仰天するほど見事に

このときに、あの石原莞爾にだけは言われたくはないわと思うが、
「戦に負けた以上はキッパリと潔く軍をして有終の美をなさしめて、軍備を撤廃した上、今度は世界の輿論に、吾こそ平和の先進国である位の誇りを以て対したい……世界の最優秀国に伍して絶対劣らぬ文明国になり得る……こんなに美しい偉大な仕事はあるまい」

日本の国をこんなにした最大の責任者ですらこう変化したのです。
70年後にこれを忘れて、戦争できる国にして、千島を取り返すこともできず、対米盲従する情けなさ。

    
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/180.html#c169

コメント [政治・選挙・NHK251] 安倍総理は翁長知事に嫌がらせを続け、沖縄の民意を軽んじてきた。この闘い、負ける訳にはいかない。 小沢一郎(事務所) 赤かぶ
4. 2018年9月27日 08:27:23 : JrYpa47Utc : vhko@dPPRMk[2]
 単純に考える。

 73年前、沖縄の美しい自然と平和を望んだ島民はアメリカに蹂躙された。本土の“捨て石”にされた。火炎放射器で焼き尽くされ、多くの島民が命を落とした。
 もちろん、過去を引きずってばかりいては新たな未来が開けないのは理解している。ただ、それは対等の関係においてのみ、成立する。

 いまの沖縄が日本本土、そしてアメリカと対等の関係にあるか? 
 日本本土は相変わらず、沖縄を“捨て石”にして、アメリカに従属し、一部の人間だけが甘い汁を吸っている。
 沖縄ではいつ落ちるか分からないオスプレイが飛び回り、アメリカの軍人、軍属に若い女性が被害に遭う。

 こうした沖縄に新たな流れを生み出そうとしたひとが翁長さんである。かつては自民党に所属し、民主主義を望んだひとである。
 沖縄の自立、結果としてそれは日本全体のアメリカからの自立にもつながる行動、運動にまい進した。

 なぜ、こんな沖縄から佐喜真のような人物が出てきて、またそんな彼を支持する人間がいるのか? 
 民主主義本来の実践を望んだ翁長さん、その流れを継ごうとしているデニーさんに対抗しているのが、かつてとは大きく姿を変えてしまった安倍自民党である。自由民主主義を標榜しているいまの自民党が、沖縄の自立を妨害し、アメリカへの従属を推進している。

 これが自由民主主義か?

 つくづく火炎放射器の悲惨な惨劇を味わった沖縄から、佐喜真のような人間が出てくることが分からない。

 
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/365.html#c4

記事 [原発・フッ素50] 8年連続で女の子が多く生まれる福島県飯舘村(めげ猫「タマ」の日記)
8年連続で女の子が多く生まれる福島県飯舘村
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2662.html
2018/09/26(水) 19:43:38 めげ猫「タマ」の日記


8月中の福島県の福島県の人口動態(1)が発表になったので、福島県飯舘村の今年1−8月の赤ちゃん誕生数を集計したら
 男の子 11人
 女の子 17人
で、女の子が多く生まれています。これで、8年連続で女の子が多くなっています。事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれる2012年1月以降を集計すると
 男の子 151人
 女の子 211人
で、女の子が多くなっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら統計的な差があるとさえる5%(2)を下回っています。通常は男の子が多く生まれるので(3)異常な事態です。

 福島事故直後に二種類の避難区域が設定されました。警戒区域と計画的避難区域です。警戒区域は事故直後の2011年3月12日に設定されました。計画的避難区域は事故後にしばらくしてから放射線量が高いことが判明し設定された避難区域で、設定されたのは事故から1ヶ月以上が過ぎた2011年4月22日です(4)。さらには、警戒区域では残された家畜は殺処分となりました(5)。一方で、計画的避難区域では一定の条件下で家畜の持ち出しが認められました(6)。計画的避難区域は逃げ遅れた、さらには家畜の持ち出し等の為になかなか逃げなった避難区域です。飯舘村の全域と葛尾村の大部分が計画的避難区域になりました。また、逆に全域ないしは大部分が計画的避難区域に指定されたのは飯舘村と葛尾村だけす(4)。事故前の飯舘村には「飯舘牛」なるブランド牛がありました(7)。葛尾村では3,448頭の牛と3,863頭の豚が飼育されていした(8)。これは葛尾村の事故前の人口1,531人(9)を超えます。。両村とも畜産が盛んでした。家畜の移動で被ばくした方も多いと思います。福島事故で何かが起こるとすれば、この2村で強く出るはずです。以下に位置を示します。


 ※1(10)の数値データを元に(11)に示す手法で9月1日時点に換算
 ※2 旧計画的避難区域は(4)による
 図−1 旧計画的避難区域

 図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(12)を超えた地域が広がっています。事故8年目の福島も汚染されています。 
 2017年8月中の人口動態が発表(1)になったので、福島県飯舘村の今年1−8月の赤ちゃん誕生数を集計したら
 男の子 11人
 女の子 17人
で、女の子が多く生まれています。以下に各年(通年)の赤ちゃん誕生数を示します。

事故後は女の子が多く生まれる福島県飯舘村

 ※1(1)を集計
 ※2 各年1月からの1年間、ただし2018年は8月まで
 図―2  福島県飯舘村の赤ちゃん誕生数

 図に示す様に8年連続で女の子が多く生まれています。妊娠期間は概ね280日なので(13)、2012年1月からは概ね事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれます。そこで、2012年1月以降に生まれた赤ちゃんを集計すと
 男の子 151人
 女の子 211人
で、で、女の子が多くなっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的な差があるとさえる5%(2)を下回まわる2.3%でした。通常は男の子が多く生まれるので(3)異常な事態です。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果(飯舘村)
 ※計算方法な(=^・^=)の過去の記事による(14)

有意差検定表(飯舘村)

同じような事が、葛尾村でも起こっています。同村の2012年1月から18年8月までの赤ちゃん誕生数は
  男の子 29人
  女の子 49人
で、女の子が多くなっています。2村を合計すると
  男の子 180人
  女の子 243人
です。この様な事が偶然に起こる確率を計算したら0.2%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果(2村合計)
 ※計算方法な(=^・^=)の過去の記事による(14)

有意差検定表(2村)


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。

福島のナシをPRする福島県の綺麗な女性(チームMIRAIそうま)

 ※(15)を引用
 図―3 福島の綺麗な女性(チームMIRAIそうま)

でも、喜んでばかりいられないようです。
 福島県県民健康管理調査によれば
「将来生まれてくる自分の子や孫など次世代以降の人への影響(次世代影響)が起こる<中略>『可能性は高い』は 20.9%、『可能性は非常に高い』は 15.2%であった。」 
と(16)、福島事故による遺伝的影響を36.1%の方が心配しています(「可能性が高い」、「可能性は非常に高い」の合計)。ABCCは1947年にアメリカ政府で設立された研究機関で、広島や長崎に投下された原爆の影響について調査しました。その後1972年に日米共同の「放射線影響研究所」に改組され(16)、現在も続いています。放射線影響研究所は我が国において放射線影響に関し最も実績のある研究機関です。そこが広島・長崎の原爆投下では遺伝的影響がないとしています。その根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことあげています(17)(18)。
以下に福島県の自然死産率の推移を示します。

 全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)

 ※(19)を転載
 図―4 福島県の自然死産率の推移

 事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれるであろう2012年より増加しています。偶然に起こる確率を計算したら、統計的に差があるとされる5%(2)を下回る1.3%でした。放射線影響研究所は自然死産の増加などの出生時の異常ななかった事も広島・長崎の原爆投下では遺伝的影響がない根拠としています(17)。

 広島や長崎で起こらかった事が福島で起きています。広島や長崎の結果を元に「福島は安全」とする説明は(20)、「非科学的」です。前政権時代に立案された福島でのDNA調査(21)は、安倍が出戻ってウヤムヤになったようです。これでは福島の皆様は不安だと思います。

 9月23日に福島県知事は大相撲開く場所で優勝した力士に福島産ブロッコリーを贈ったそうです(22)。福島のブロッコリーは春と秋冬に「旬」があるそうです(23)。まもなく10月(24)、福島の秋冬のブロッコリーシーズンが始まったようです。福島のブロッコリーは緑濃く、しっかりとしたドーム形状で、食べては花蕾の食感が良く柔らかいそうです。しかも、料理しやすいそうです(23)。福島県は福島産ブロッコリーは「安全」だと主張しています(25)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産ブロッコリーはありません。

他県産はあっても福島産ブロッコリーが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 ※(26)を引用
 図―5 福島産ブロッコリーが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2662.html
(1)福島県の推計人口(平成30年9月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(3)出生性比
(4)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(5)警戒区域内の家畜の安楽死処分の対応に関するQ&A:農林水産省
(6)計画的避難区域及び緊急時避難準備区域における家畜の取扱い等について:農林水産省
(7)「飯舘牛」復活へ向け、牧草地に放牧の実証実験 : 福島原発 : 読売詳報_緊急特集グループ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(8)わが葛尾村の農業 -022/036page
(9)葛尾村 - Wikipedia
(10)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(11)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(12)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(13)「十月十日」妊娠週数の数え方・出産予定日の計算 [妊娠の基礎知識] All About
(14)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(14)トピックス | JAふくしま未来
(15)第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)の開催について - 福島県ホームページ中の資料2-1 平成28年度「こころの健康度・生活習慣に関する調査」結果概要 [PDFファイル/332KB]
(16)原爆傷害調査委員会 - Wikipedia
(17)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 – 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
(18)全文 - 放射線影響研究所
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(20)放射線 放射性物質 Q&A これから生まれる子どもに被ばくの影響は | 東日本大震災 | 福島民報
(21)(新)福島におけるゲノム解析による放射線遺伝影響調査(福島ゲノム調査)
(22)1001勝・白鵬関に天のつぶ、福島牛 大相撲秋場所5場所ぶりV:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(23)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(24)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(25)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中のやさい編 [PDFファイル/173KB]
(26)平尼子店 - 新鮮安い食品スーパーマルト



http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/356.html

コメント [経世済民128] 日経平均が24000円に乗せる(在野のアナリスト) 赤かぶ
1. 2018年9月27日 08:30:02 : UohDuikM9s : SPi9nZD9anc[147]
⇒《自民党総裁選、沖縄県知事選、この重要日程で勝利を期すために、安倍ノミクスは成功しているという印象を与えたい。》

安倍晋三、山口那津男じゃダメだな。
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/603.html#c1

記事 [国際24] ソ連時代に逆戻り? 政治将校を復活させるロシア ナチス絶滅収容所「告発映画」に透けるロシアの意図  

ソ連時代に逆戻り? 政治将校を復活させるロシア


インターネットによる軍の規律乱れを恐れるプーチン大統領

2018.9.27(木) 小泉 悠
【写真特集】ロシア「史上最大」の軍事演習「ボストーク2018」
ロシア軍が11日から17日まで実施した軍事演習「ボストーク18」の様子をまとめた。写真は日本海沿岸スリャビャンカ郊外にあるクレルク演習場で行われた訓練の様子(2018年9月13日撮影)。(c)AFP PHOTO / Mladen ANTONOV〔AFPBB News〕

 今年9月はじめ、ロシアの有力紙『イズヴェスチヤ』が、ロシア軍の各部隊に政治担当補佐官(ザムポリト)が復活する予定であると報じた。

 ザムポリトと言われても、多くの読者には何のことだか分からないだろう。しかし、その通称である「政治将校」という言葉なら聞いたことのある方も多いのではないだろうか。

 ソ連軍を舞台にした映画や小説には必ず(大体は好ましくない姿で)登場する、共産党のお目付役である。

軍のお目付け役で嫌われ者
 例えばトム・クランシー原作の傑作映画『レッド・オクトーバーを追え』では、ショーン・コネリー扮するソ連の原潜艦長とその部下たちが潜水艦ごと米国に亡命を企てた。

 その際、邪魔者として真っ先に消されたのは政治将校であった。ちなみに全くの偶然ながら、この時の気の毒な政治将校の名は(イワン・)プーチン氏だった。

 政治将校については、かなり以前に小欄でも触れたことがある(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35471)。

 政治将校の役割はソ連共産党によるソ連軍の統制(言うなれば「赤いシビリアン・コントロール」)を確保することであり、それゆえに軍内部の嫌われ者というイメージを持たれてきた。

 しかし、実際の政治将校が西側のフィクションのような扱いを受けていたという証拠は乏しい。

 どちらかいうと部隊内の規律維持や司令官の補佐、さらにはレクリエーション活動のロジに至るまで、軍隊生活の運営に関して不可欠の役割を果たす特殊な軍人という方が公平な政治将校像ではないかと思われる。

 ただ、政治将校とは共産党による一党独裁体制を軍事面で支えるための制度であったから、ソ連が崩壊すると、共産党の出先機関であるソ連軍政治総局(GPU)とともに姿を消した。

旧ソ連軍に近い組織として復活
 これに代わって設置されたのが規律業務総局(GUVR。名称やステータスは度々変化している)であり、部隊内の規律維持、愛国教育、士気向上などを任務とする点では軍政治総局のそれを一部引き継ぐものであったと言える。

 また、麻薬の流通をはじめとする部隊内の犯罪に目を光らせ、事前に防止することも規律将校の重要な役割であった。

 しかし、GUVRの規律将校は政治将校のように全軍の隅々に配置されているわけではなく、特定のイデオロギーを掲げるわけでもないという点で政治将校とは異なる存在であっと言える。

 ところが『イズヴェスチヤ』が報じた匿名情報によると、新たに設置される政治担当補佐官はどうもかつての政治将校により近い存在を目指しているようだ。

 まず、この政治担当補佐官は連隊、大隊、さらには中隊レベルにまで設置されるとのことであるから、ロシア軍の隅々にまで配属されることになろう。

 その任務も部隊内の規律維持だけにとどまらず、レクリエーションの企画、兵士やその家族に対する窓口業務、さらには将校や兵士の間に「国防政策に関する「深い理解と支持」を育む」ことまで含むという。

 特定政党の出先機関ではない、という点を除けば、たしかにその任務上の性格は政治将校と極めてよく似ている。

ソ連崩壊後初となる「政治」看板の復活
 組織の名称も前述のGUVRから軍事政治総局(GVPUR)となり、ソ連崩壊後初めて「政治」の看板が復活するという。

 ロシア軍が今になって「政治将校」を復活させようとしているのは、軍内部におけるさらなる規律強化の必要性が認識されているためであろう。

 昨今、西側社会ではロシアによるプロパガンダ戦が問題視されているが、ロシア自身は自国こそが西側による情報工作の対象になっていると認識しており、このことは大統領の演説や各種政策文書でも度々強調されてきた。

 特に最近のロシア政府が神経を尖らせているのは軍人によるインターネット利用である。

 ウクライナ問題やシリア問題に関して西側の見解(ロシア政府に言わせればプロパガンダ)に軍人たちが感化されたり、SNSを通じて作戦の実態が流出することが懸念されている。

 このため、ロシア政府は軍人のSNS利用を登録制にしたり軍事情報をインターネットで暴露した場合に罰則を科すなどして情報漏洩対策を進めている。

インターネットの情報解釈が新任務
 しかし、インターネット上にあふれる膨大な情報(例えばその中にはBBCロシア語版など、ロシア政府の立場に否定的な西側発の情報も含まれている)をどう解釈するかは軍人たちの判断に委ねられている。

 政治担当補佐官の当面の任務は、こうした情報をどのように解釈すべきかをロシア政府の立場に従って示し、「国防政策に関する『深い理解と支持』を育む」ことであると思われる。

 また、ウラジーミル・プーチン政権が社会不安の拡大や政権以降に伴う混乱に備え、軍への統制強化の必要性を認識すれば、政治担当補佐官の役割はさらに拡大していく可能性が高い。

 21世紀版政治将校の去就は、ロシアにおける政治と社会、そして軍との関係を図る指標となるだろう。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54202


 


ナチス絶滅収容所「告発映画」に透けるロシアの意図

ユダヤ人問題の認識を持って見るべき『ヒトラーと戦った22日間』
2018.9.27(木) 新潮社フォーサイト
新潮社の会員制国際情報サイト「新潮社フォーサイト」から選りすぐりの記事をお届けします。
映画館に設けられた作品の宣伝コーナー=東京・新宿で(筆者撮影、以下同)
(文:国末憲人)

 600万人ものユダヤ人の命を奪ったホロコーストの現場と言うと、多くの人は「アウシュヴィッツ強制収容所」を思い浮かべる。現ポーランド南部クラクフ近郊にナチス・ドイツが設けたこの施設は、ナチスの残虐行為を象徴するモニュメントとして位置づけられている。100万人以上という最大の犠牲者を出したこと、一部の建造物が破壊されずに残されたこと、絶滅施設と同時に強制労働施設を伴っていたため10万人以上の収容者が生き延びて実態を伝えたこと、などからである。

 ただ、アウシュヴィッツで虐殺が本格化したのは1943年から44年にかけてで、41年に始まったホロコーストの歴史の中では後半に過ぎない。ホロコーストの犠牲者は約半分が銃殺で、約半分が収容所での虐殺だが、前半の収容所犠牲者は、現ポーランドの辺境にナチスが設けた三大絶滅収容所に集中する。ベウジェツ、ソビブル(映画では「ソビボル」と表記)、トレブリンカの3カ所である。

 その1つ、ソビブル絶滅収容所を舞台にしたロシア映画『ヒトラーと戦った22日間』(原題『ソビブル』)が9月、日本各地で公開された。三大絶滅収容所の死亡率は99.9%に及ぶが、100%にならなかったのは、ソビブルとトレブリンカで暴動が起き、遺体処理や兵舎維持などに携わっていたそれぞれ数十人のユダヤ人労働者が脱走に成功したからである。映画はこのうち、1943年10月14日に起きたソビブルでの暴動を描く(ヒトラーと戦う場面はなく、邦題は完全なミスリード)。この暴動の後、ソビブル絶滅収容所は閉鎖された。整地し、植林まで施し、悪事の痕跡を消し去ってナチスは撤退した。

 私は現地を一昨年に2度訪れたが、収容所の跡地には松林が広がるばかりで、アウシュヴィッツのような建物は残されていない。2014年に発掘調査が実施されるまで、ガス室の場所も判明していなかった。 

大枠で史実に沿っている
 こうして闇に葬られてきたホロコースト前期の実態に光を当てる試みとして、この映画は大いに評価できる。エンターテインメントとしても優れており、収容者同士のロマンスや脱走劇の部分に多少の脚色があるものの、大枠では史実に沿っている。エピソードの多くも実際の出来事に基づいている。

 他方、ロシア(当時はソ連)を善玉とする勧善懲悪主義的な色彩も強く、結果的にロシア現政権の宣伝となっている面は否めない。製作者の意図かどうかはともかく、プーチン政権は実際、この映画をプロパガンダとして使っている。

 つまり、極めて政治的な意味合いを持つ作品なのである。鑑賞には、それなりの注意と警戒が必要だ。

ナチス・ドイツによるホロコーストの舞台となった現ポーランドのソビブル絶滅収容所跡。ユダヤ人を運んできた当時の線路が今も残る
 ソビブル絶滅収容所とは何か。まず史実をざっと振り返りたい。結果的にこれが映画のネタバレとなるが、ご容赦いただきたい。

 ソビブルは現在のポーランドの東の端、ウクライナとベラルーシの国境に近い湿地帯にある寒村である。収容所が設けられたのは、村から数キロ離れた鉄道の木材積み出し駅の脇だった。人里離れた鉄道の近くという立地は、三大絶滅収容所に共通する。欧州各地からユダヤ人を鉄道で運び、外部に漏れないよう殺害するためだった。

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・「欧州ポピュリズム」と「イスラム過激派」が重なる「分断」というキーワード

60余人が生き延びる
 ソビブル絶滅収容所は、1942年5月から本格稼働した。殺害手段として、後にアウシュヴィッツで使われたシアン化水素の殺鼠剤「チクロンB」ではなく、より簡便な排気ガスが使われた。列車から降ろされたユダヤ人は、即座にガス室に送られ、虐殺された。

 ただ、その中から職人や特殊技術を持った人物、肉体労働に向いた人々は殺されず、ナチス親衛隊(SS)員の監視の下、施設内で作業員として働かされた。遺体の処理、遺体から回収された金属の加工、遺物の衣服や持ち物の整理と出荷、施設の修復や拡張工事などに携わった。その数は最終的に600人ほどに及んだ。

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 ただ、自分たちもいずれは殺される運命にある。それに気づいた彼らは、親衛隊員を1人ずつ呼び出して殺害し、一斉脱走を試みた。収容者の中でその行動を指揮したのが、ロシア系グループにいたソ連軍将校アレクサンドル・ペチェルスキー(通称サーシャ)と、ポーランド系グループを率いていたレオン・フェルトヘンドラーだった。サーシャは、恋仲になった収容者の少女ルカとの密会を装ってフェルトヘンドラーと会合を持ち、計画を練った。暴動では、収容者の約半分にあたる300人前後が脱出に成功したが、その多くは逃亡途中に警備兵の追撃や地雷、地元住民の襲撃の犠牲になった。生き延びて戦後を迎えたのは、サーシャを含め62人前後だったと言われる。

 フェルトヘンドラーは逃亡に成功したものの、現ポーランド東部のルブリンに潜伏中の1945年に殺害された。ルカの消息は伝えられていない。収容所周辺で殺害されたと考えられる。

 サーシャは戦後、ソ連南部ロストフで暮らし、1990年に亡くなった。スターリン体制下の反ユダヤ主義の風潮の中で出国を禁じられ、冷遇されて苦労したという。2度と会えなかったルカへの思いは強く、彼女を18歳のオランダ人だと信じ込んでいた。実際には、ルカはドイツ・ドルトムント出身のゲルトルード・ポッパート=ションボルンという28歳の人妻だった。同じソビブルの収容者だった夫は、暴動後に殺害された。
 

ラシュキのノンフィクション『ソビブルからの脱出』
 サーシャは生前、米記録作家リチャード・ラシュキらの訪問を受け、その証言はラシュキの著書『ソビブルからの脱出』(未邦訳)に描かれている。

ロシア政権の意向に沿った作品
 ソビブルを題材にした映像作品は、すでにいくつか知られている。最も有名なのはルトガー・ハウアー主演の1987年英テレビ映画『脱走戦線 ソビボーからの脱出』で、ラシュキの著書を原作としており、筋立ては今回の映画と似ている。記録映画としては、ホロコーストをテーマにした9時間半の大作ドキュメント『ショア』で知られる映画監督クロード・ランズマンが生存者の1人イェフダ・レルネルの証言をまとめた『ソビブル、1943年10月14日午後4時』がある。また、2007年から09年にかけては、ソビブル村に近いポーランド東部の街ウオダヴァで、教育事業の一環として記録映画の連作が製作された。

ソビブル絶滅収容所近くの森に残る当時の有刺鉄線
 これらの先行作品に比べ、『ヒトラーと戦った22日間』は圧倒的に娯楽性に優れている。だからこそ、日本でも劇場公開されたのだろう。ロシアを代表する俳優で今回初めて監督も務めたコンスタンチン・ハベンスキーがサーシャを、スウェーデンの女優フェリス・ヤンケルがルカを演じた。脱走に向けて場面が盛り上がる中で、その悲恋は画面に余韻を残す。なお、映画の終幕で、撃たれたルカをサーシャが抱きかかえて脱走する場面があるが、これは創作である。実際には、サーシャは逃亡中に松林の中でルカを捜し回ったが見つけられなかったと、戦後証言している。

 一方、この映画で奇妙なのは、暴動のもう1人の立役者であるフェルトヘンドラーがほとんど描かれていないことである。最初から最後まで、スポットライトはサーシャに当てられている。作品の中で、この暴動が「凶悪なドイツに対するロシア人の抵抗ドラマ」に仕立てられているのは、そのためだろう。その構図は、ドイツのメルケル政権との対立を強めるプーチン政権の思惑に、結果的に沿っている。
 

 監督のハベンスキーにどこまでその意図があったのか、私にはわからない。プーチンの強権政治によって表現の自由への制約が年々強まるロシアだが、『リヴァイアサン』(邦題『裁かれるは善人のみ』)などで知られる映画監督アンドレイ・ズビャギンツェフのように、良質の作品を発表している映画人は少なくない。ハベンスキー自身も世界的に評価される俳優であり、ハリウッドにも進出しており、政権の単なる操り人形ではないだろう。一方で、ハベンスキーはプーチンと親交があり、今回の作品も完成前のものをプーチンに提示している。現在、あらゆる行動が政治的に判断されるロシアで、この作品は少なくとも、政権の意向から外れないものだったと言える。

 プーチンは2016年、サーシャに対して勇敢勲章を没後授賞した。今年5月には、モスクワで開かれた対独戦勝利記念日のパレードに、ソビブル生還者の遺族を招いた。ソビブルの暴動とサーシャの活躍をイメージ戦略として活用するロシアの意図は、こうした面からもうかがえる。

ナチズムの状況認識なしに見られない映画
 もっと露骨にこの作品を宣伝する動きも見られる。

 ロシアのミハイル・ガルージン駐日大使は、9月4日に東京女子大学で開かれた試写会で挨拶し、こう述べた。

アウシュヴィッツ強制収容所に隣接するビルケナウ強制収容所。アンネ・フランクはここを生き延びたが移送先で死亡した
「今日、強制収容所が存在した場所から、文字通り数百キロメートルしか離れていない地点で、再び、ナチが賞讃され、SSとその同胞のパレードが行われ、残忍極まりない反ユダヤ主義が再燃している現状において、映画『ヒトラーと戦った22日間』の持つ意義は非常に大きいものと言えるでしょう」

 

 大使はこれが、ウクライナなどを念頭に置いた発言であることを説明した。「ウクライナでナチスが影響力を強めている」との主張はロシアの決まり文句である。ただ、それはロシアのウクライナ侵略を正当化するお題目に過ぎない。ソビブルの悲劇を繰り返さないために、クリミア半島を併合し、ドンバスに軍事介入する――。国際社会には到底受け入れられない論理である。

 何より、欧州各国でナチスの理念を引き継ぐ右翼団体やポピュリズム政党と協力し、財政面や理念の面で支援しているのは、プーチン政権に他ならない。それでいて「過ちを繰り返すな」と説教するのは、壮大なマッチポンプ以外の何物でもない。

 ドイツ語通訳翻訳者のマライ・メントライン氏は、この映画について「最近のナチ系史劇ドラマと違い、『ナチズム』ではなく『ドイツ人』そのものを『悪辣で冷酷』だ、とする演出ポリシーが貫かれている」と明確に批判している。こうした認識なくして、できのいい歴史ドラマとしてこの映画を無邪気に称賛するのは、能天気のそしりを免れまい。ホロコーストはまさに、能天気の積み重ねの末に起きたのである。

 ロシア・ソ連とユダヤ人問題との関係は、かつても今も複雑である。そもそもこの地域でナチスがこれほどの蛮行を展開できた理由の1つは、1939年のモロトフ=リッベントロップ協定(独ソ不可侵条約)によって天敵であったはずのヒトラーとスターリンが手を結んだことにある。その意味で、ソ連が問われるべき責任は小さくない。現代でも、プーチン政権がサーシャを叙勲し、この映画を支持する一方で、プーチン個人の周辺では「ユダヤ人陰謀論」を振りかざす反ユダヤ主義知識人たちが影響力を持つに至っている。

 世界は決して、映画が描くような「ユダヤ人を守るロシア対ユダヤ人を迫害するドイツ」といった対立構造にはない。この映画は、そうはっきりと認識したうえで観るべき作品なのである。


国末憲人
1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員を経て、現在はGLOBE編集長、青山学院大学仏文科非常勤講師。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など。

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http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54200
http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/144.html

コメント [政治・選挙・NHK251] テレビで森友問題。父親の無念は計り知れず、OBも「底が抜けた」と。行政の崩壊は絶対に止めないといけない 小沢一郎(事務所 赤かぶ
5. 2018年9月27日 08:32:24 : RoiU4qkqEA : eByWIIKxPQ0[4]
やっぱり内閣人事局が問題だろう。

「制度そのものは悪くはない。国民が選んだ与党政治家が人事を握って官僚をコントロールすべきだ」という人もいるが、その与党政治家が、あくまで「国民の生活を第一」に思い、かつ「行政に明るい勉強家」でかつ、「私心を持たない公平な人物ばかり」という、理想的な「性善説」を前提にした制度など、欠陥品でしかない。

昔から「権力は腐敗する」というが、モリカケでは見事なまでにその「性悪説」が実証されてしまった。


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/367.html#c5

記事 [戦争b22] F2後継戦闘機の選定次第で自衛隊の「米軍下請け化」が進む!?  中国との対決に備え、米国が空軍も大増強へ 

2018年9月26日 週刊ダイヤモンド編集部
F2後継戦闘機の選定次第で自衛隊の「米軍下請け化」が進む!?

米軍のF22
米軍のF22。自衛隊の次期戦闘機も米国製の"買い物"になれば国内防衛産業の基盤が揺らぐ Photo:U.S.Air Force
 ロッキード事件やダグラス・グラマン事件など、航空機の受注合戦が世を騒がせることは珍しくない。年末に向け大詰めを迎える自衛隊の次期戦闘機の選定にも、名だたる軍需企業が受注に意欲を示しており、決定までには紆余曲折ありそうだ。

 政府が調達するのは2030年代の退役が見込まれるF2戦闘機(保有機数約90機)の後継機。機種の決定が迫り、国内外の軍需企業間でつばぜり合いが激化していると思いきや、表面的には不気味なほど静かだ。

 防衛省関係者は「武器を買わせたい米トランプ政権の圧力がある上、政治家も省内も国産派と対米重視派に分かれており、自説を主張するのは危険だ」と声を潜める。

 こうしたぴりぴりムードの中、有力視されているのが米ロッキード・マーチンの提案だ。

 最強の戦闘機と評される米軍のF22に、高い情報処理能力を持つF35のシステムを搭載した戦闘機を日米共同開発するというもので、「実績もあり無難に見える」(政府関係者)。

 しかし、この提案には懸念を持つ防衛関係者が多い。自衛隊が武器の調達で米国に依存しており、戦闘機は世代交代するごとに技術の「ブラックボックス化」が進んできた。今年から自衛隊が導入し始めたF35に至っては、日本が独自に技術開発したり、改良したりする権限はほぼない。

せめて改良の自由は必要
 日本がかなり自由に改良できたF2が退役し、米国が認めた改良しかできない戦闘機ばかりになれば、その弊害は小さくない。

 戦闘機は50年にわたり運用されることもあり得る。その間、小まめに改良できなければ早く陳腐化するし、作戦の柔軟性も失われる。敵国の知らぬ間に搭載可能なミサイルが増えているといった未知の能力向上がないとみられてしまえば、自衛隊の抑止力は弱まる。

 そのため、「外国製品を多用してもいいから、性能や役割を柔軟に変えられる戦闘機を日本主導で開発するのが望ましい」(自衛隊元幹部)との声が高まっているのだ。

 ただ、こうした日本主導派の主張には弱みがある。

 戦闘機開発の経験や米国との交渉力に乏しい日系企業が取りまとめ役になれば、開発コストが膨らみかねないのだ。

 このような指摘に日本主導派はデータで反論する必要がある。三菱重工業が民間航空機の製造で培ったノウハウを戦闘機に適用すれば、どれだけコストを抑えられるかといった具体的な打ち返しがなければ、米国の政治力に押し切られるだけだ。

 ロッキード案のコストも1機200億円超とみられ、安くはない。日本主導の開発の可能性を追求した上で戦闘機を選ばなければ、自衛隊の「米軍下請け」化がますます進むことになるだろう。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 千本木啓文)
https://diamond.jp/articles/-/180401


中国との対決に備え、米国が空軍も大増強へ


10年で戦力を25%増強する「386個飛行隊」建設構想
2018.9.27(木) 北村 淳

米国が現在開発中のB-21爆撃機(写真:ノースロップ・グラマン社)
 ヘザー・ウィルソン米空軍長官は「米空軍は2025年から2030年の間までには戦力を386個飛行隊に拡張しなければならない」と空軍協会の講演で語った。現在米空軍の戦力は312個飛行隊であるから、これから10年前後で空軍戦力を量的に25%ほど増強しようというのである。
 ウィルソン長官によると、このような空軍戦力の強化は、ジェームス・マティス国防長官が提示したアメリカ国防戦略の大転換、すなわち「テロとの戦い」から「大国間角逐」へという大変針に必要不可欠なものであるという。
386個飛行隊構想と海軍の355隻艦隊建設
ヘザー・ウィルソン米空軍長官
 米空軍が打ち出した386個飛行隊構想は、トランプ政権によって実行に移されている米海軍の355隻艦隊構想を彷彿とさせる。
 米海軍の戦闘艦艇数を355隻に拡大することは、トランプ陣営にとっては選挙公約の1つであった。当初は350隻ということであったが、中国海軍の戦力拡大の目を見張るスピードやロシア海軍再興の兆しなどを考慮すると400隻でも少ないという海軍側からの声なども若干考慮されて355隻艦隊を構築することが法制化された。
 ただし大統領選挙中、そしてトランプ政権が発足してからしばらくの間は、トランプ政権に中国やロシアと軍事的対決姿勢を固めるという意識はなかった。ただ海軍の常識として、場合によっては強力な敵となるかもしれない中国海軍(ならびにロシア海軍)が軍備増強に邁進しているという現実がある以上、アメリカ海軍もできうる限り増強しておかなければならないという論理に拠っていた(もちろん、対中強硬派の人々は、常に中国との対決を想定していたのであるが)。
 それ以上に、トランプ大統領にとって「大海軍再建」は、選挙期間中からのスローガンである「偉大なるアメリカの再興」を目に見える形で内外に示すために格好の事業であった。なぜならば、シーパワーであるアメリカの「強さ」は軍事的には強力な海軍力と空軍力を中心とした海洋戦力によって誇示されることになるし、その海洋戦力に裏付けされた強力な海運力によって経済力の「強さ」の一角も支えられるからである。同時に、大量の軍艦の製造はアメリカ製造業の活性化につながり、まさにトランプ大統領(そして米海軍、裾野の広い軍艦建造関連企業と労働者たち)にとっては355隻海軍建設は最高の政策ということになる。
「テロとの戦い」から「大国間角逐」へ
 ただし、トランプ政権と中国との蜜月は1年と持たず、なかなか改善しない米中貿易摩擦へのトランプ大統領の不満が募るとともに、トランプ政権の国防戦略は大転換を遂げるに至った。すなわち、2017年12月にホワイトハウスが発表した国家安全保障戦略と、それと連動して2018年1月にペンタゴンが公表した国防戦略概要には、アメリカの防衛戦略は「テロとの戦いを制する」から「大国間角逐に打ち勝つ」ための戦略へと変針することとなったのである。
 大国すなわち軍事大国として具体的に名指ししているのは中国とロシアである。とりわけ中国は、アメリカが打ち勝つべき「大国間角逐」にとっての筆頭仮想敵と定義された。
 このようなトランプ政権の軍事戦略大転換は、355隻海軍建設にとどまらない海洋戦力強化の必要性を前面に押し出すこととなった。これまで17年間にわたってアメリカ軍が戦い続けてきた主敵は武装叛乱集団やゲリラ戦士であった。しかし、そのような陸上戦力が主役であった時代は過ぎ去ろうとしているのだ。「大国間角逐」は、とりわけ中国との直接的軍事衝突や戦争は、主として海洋戦力によって戦われることになるからである。
最大に強化されるのは爆撃機部隊
 ウィルソン長官そして空軍参謀総長デイビット・ゴールドフィン大将によると、米空軍にとって現在のところ最も脅威となりつつあるのは、急速に能力を伸展している中国軍航空戦力(空軍・海軍航空隊)である。
 太平洋方面での中国軍との戦いは、航空戦力を持たない中東方面のテロリストとの戦闘とは完全に様相が異なり、米空軍の徹底した戦力の再構築が必要となる。そのため、空軍では戦力見直しと再構築についての検討作業を半年以上にわたって続けてきた。
 このほど公表した386個飛行隊構想はあくまで中間報告であって、来年(2019年)3月頃を目途に、より詳細な戦力強化策を完成させるということである。たしかに、今回の386個飛行隊構想では、単に2025〜2030年までに増加させる飛行隊の数が示されただけである。それぞれの組織の具体的内容、たとえば航空機の種類や戦力などは来年3月に提示されるものと思われる。
 ただし、空軍内部で検討されている飛行隊を増加させる草案からも、太平洋方面を主たる戦域として中国と戦うための布石が読み取れる。
 2025〜2030年までに、米空軍で最大の規模になるのはC2ISR(指揮・統制・諜報・監視・偵察)部門と戦闘機部門であり、それぞれ62個飛行隊となる。現在、55個飛行隊と最大規模の戦闘機部門は7個飛行隊の増加(13%の増強)となる。一方、現在40個飛行隊であるC2ISR部門は22個飛行隊の増加(55%の増強)ということになる。
 C2ISR部門に次いで飛行隊数の増加が望まれているのが空中給油飛行隊だ。現在40個飛行隊のところ14個飛行隊の増加(35%の増強)が考えられており、輸送機部門とならび54個飛行隊となる。
 飛行隊そのものの数はそれらに比べると少ないものの、増強率が56%と最も高いのが爆撃機部隊だ。現在9個飛行隊のところ14個爆撃飛行隊が目指されている。
 このように、爆撃機部門、C2ISR機部門、空中給油機部門をとりわけ重視しているのは、各種長射程ミサイルと並んで空軍の長距離攻撃戦力こそが中国と戦火を交える際には先鋒戦力となり勝敗の趨勢を握ることになると考えられているからである。なぜならば、中国軍は対艦弾道ミサイルをはじめ多種多様の接近阻止領域拒否態勢を固めている。なんらの接近阻止戦力も保有していないテロリスト集団との戦いにおいては無敵の存在であった空母打撃群を、中国軍が手ぐすねを引いて待ち構えている東シナ海や南シナ海の戦域に先鋒戦力として送り込むわけにはいかないというわけだ。
 ウィルソン空軍長官やゴールドフィン空軍参謀総長が述べているように、いまだ空軍は戦力大増強の基礎となる新戦略も具体的な装備や組織案も打ち出してはいない。だが、ホワイトハウスやペンタゴンが打ち出した「大国間角逐」に打ち勝つため、中国を主たる仮想敵とした空軍戦力大増強策を検討中であることだけは確かなようである。
中国攻撃には不安が伴うB-52爆撃機(写真:米空軍)
焦るアメリカ、我関せずの日本
 米国では財政的観点から「空軍の386個飛行隊建設など夢物語にすぎない」と批判するシンクタンク研究者も少なくない。しかしながら海軍の355隻艦隊建設構想に対してもシンクタンクの研究者たちからは同じような批判が加えられていた。ともかくトランプ政権下では、夢物語かどうかは、蓋を開けてみなければわからない状況だ。
 いずれにせよ、日本の“軍事的保護者”であるアメリカ軍が、中国人民解放軍とりわけその海洋戦力の増強に深刻な脅威を感じて国防戦略そのものを大転換させ、海軍力大増強に踏み切り、空軍力の大増強の検討も進めている。それにもかかわらず、中国海洋戦力と直接最前面で対峙することになる日本では、あいかわらず国防政策最大の課題といえば憲法第9条云々といった状態が続いている。
 今こそ日本を取り巻く軍事的脅威を直視する勇気を持たなければ、気がついたときには“軍事的保護者”が変わっていた、という状況になりかねない。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54199


 

http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/342.html

コメント [政治・選挙・NHK251] 沖縄で極右を支援し続ける小泉進次郎! 赤かぶ
8. 2018年9月27日 08:35:27 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[-12]
  
      ■ 世界最大最強の権力《通貨発行権》

お金を(通貨発行権)支配する者は人を(政治)支配できる

通貨発行権を支配しているのは国際金融資本であるロスチャイルド一族ロックフェラー一族等です

お金を実際動かしているのは国家ではなく民間の彼らで各国の中央銀行制度も握っています

しかしこの問題に日本の政党は共産党から自民党まで一切言及しませんおそらくタブーなのでしょう

我々の生活に直結するお金の問題及び政治にタブーがあってはなりません



http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/352.html#c8

記事 [経世済民128] 安倍3選で金融緩和継続 ハゲタカ勢がもてあそぶ日本市場(日刊ゲンダイ) 
      


安倍3選で金融緩和継続 ハゲタカ勢がもてあそぶ日本市場
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238248
2018/09/27 日刊ゲンダイ

 
 これからもっと上がる?(C)AP

 株式市場は米中貿易戦争の激化など、どこ吹く風だ。25日、日経平均は前週末比70円高の2万3940円(終値)と7日続伸。この2週間あまりで1600円以上も上昇した。

「上昇相場を牽引しているのは海外勢です。9月上旬まで売り越しだった外国人投資家が日本市場に戻ってきています」(ちばぎん証券アナリストの安藤富士男氏)

 海外勢は年初から9月第1週(3〜7日)まで約4・5兆円を売り越した。ところが、第2週の動きは違った。

「現物は売り越しでしたが、先物を大きく買い越したのです。この先、日本株は上昇すると踏んでいるのでしょう」(安藤富士男氏)

 NYダウは連日のように史上最高値を更新している。投資ファンドは米国市場で儲けた資金を、割安感のある日本市場へ投入し始めたらしい。

「大規模な金融緩和を続けているのは日本だけです。安倍3選で、海外勢は金融緩和も継続と読んだのでしょう。株価が下がっても、日銀やGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が下支えしてくれる。それを見越して、海外勢は日本市場に再参入してきたのです。完全に見透かされています」(市場関係者)

 実際、日本株は割安だ。日経平均のPER(株価収益率)は13・5倍程度だが、NYダウは約17倍ある。

「日経平均がNYダウ並みになると3万円超です。16倍でも2万8000円弱。そこまでの上昇余地はあるということです」(IMSアセットマネジメント代表の清水秀和氏)

 海外勢の爆買いを予感させるが、一方で警鐘を鳴らす投資関係者もいる。

「きのうは1ドル=112円台後半まで円安が進行し、株高の要因となりましたが、今週中にも円安はピークをつける可能性があります。そうなると、株価は下落傾向を見せるでしょう」(投資顧問会社エフピーネットの松島修代表)

 トランプ米大統領がツイッターで「円安(ドル高)は問題」とつぶやいただけで為替相場は激変する。

 ハゲタカ勢が仕掛けた株価上昇に乗っかると、痛い目に遭いかねない。しばらくは要警戒だ。










http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/604.html

コメント [政治・選挙・NHK251] 「拉致被害者家族会」の考えが変だ変だと思って来たが安倍真理教かも知れない(まるこ姫の独り言) かさっこ地蔵
15. 2018年9月27日 08:36:58 : SKI2GjWrn6 : KoIpEdXzMXE[146]
運動のための運動になっているのではないか、もう何かやってないと不安で仕方がないんだ、もはや被害者が生存しているとか生存してないとかは関係なくなっている。横田さんを見れば分かる、親が運動するだけでなく、兄弟までも完全に取り込まれている。世代を超えてこの運動を続けていくのだろうか。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/351.html#c15
コメント [リバイバル3] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 新スレ 中川隆
111. 中川隆[-13526] koaQ7Jey 2018年9月27日 08:37:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18853]

2018年09月27日
金融庁が問題視する毎月分配投信とは


毎月分配型は手数料を払って自分のお金を毎月引き出すこと


画像引用:http://www.asahi-shinkin.co.jp/saving/img/bunpai01.jpg

銀行とネット証券で投信の成績に差

金融庁は個人投資家が投資信託で損失を受けていると問題視しています。

2018年3月末時点で、銀行から投信を購入した46%が含み損の状態にあると発表していました。

その後銀行は反論し、利益を確定した投資家が解約したから損失の客が多いと説明していました。




なるほど儲かったから解約した人もいるでしょうが、解約しなかった46%が損失という事実は変わりません。

3メガバンクが販売した投信だけを見ると、平均43%ほどで金融庁の数字とほぼ同じだった。

一方でネット証券大手4社の調査では64%が運用益を出し、含み損は36%だったので銀行より10%ほど良い。


銀行と証券会社が売っているのは同一の商品だが、銀行は銀行マンが顧客にかわって取引を行うことが多い。

ネット証券は顧客が自分で売買するのが普通で、証券会社の担当者に売買を任せる人は居ない。

このことから銀行は売買を繰り返して手数料を稼いだり、手数料が高い投信を選んで利益を上げていると指摘されている。

100%負ける投資があった

金融庁が新たに問題視しているのが毎月分配型投信で、多くの投資家が損失を受けたと指摘している。

2017年10月の金融レポートでは毎月分配型投資信託について「元本を毎月切り崩して分配しているだけ」とぶった切っている。

実際のところ毎月分配型投信は確かに自分の金を毎月下ろしているのであって、それ以上の行為ではない、。


問題は証券会社や銀行はあたかも「毎月利益が出る」かのように錯覚させ、元本を切り崩しているのを知らせないようにしている。

100万円払って手数料を払って毎月1万円下ろしていたら、100万円下ろす前に元本はなくなります。

これが正に毎月分配型投信がやっていることで、「手数料を払って自分の金を引き出している」のです。


投資に100%は無いと言われますが、100%負ける投資なら毎月分配型投信がそうだと指摘できます。

金融庁は日本の投信の問題点を「リスクに見合うリターンをあげていない」「パフォーマンスの良い投信が少ない」「売買回数が多い」「短期的なテーマ型投信が多い」「手数料が高い」としている。

くわえて販売会社と運用会社の結びつきが強い、つまり運用会社と銀行や証券がグルになっているとも指摘している。


こうした事が日本の投資信託で損失が多い原因になっている。
http://www.thutmosev.com/archives/77641886.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c111

コメント [政治・選挙・NHK251] 高裁で原発再稼働判決が相次いで出るのはなぜだろうか。(日々雑感(My impressions daily)) 笑坊
8. 2018年9月27日 08:39:26 : UohDuikM9s : SPi9nZD9anc[148]
「太陽光と風力が最安」、原子力の専門家が報告書で指摘

「世界原子力産業現状報告」の2018年版(WNISR2018)
・太陽光と風力が電力網に接続される電源として現在最も安価

・原子力発電所の新設は核兵器保有国に限られており、公的支援による投資で支えられている
・それらは利権や汚職絡みで進められることも多い

・石炭火力などは世界全体では1%の成長にとどまっており、中国以外の世界各国では0.4%の下落

https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/092611525/

再生可能エネルギーへ、シフトしていきましょう。
原発はゼロ。温室効果ガスもできるだけ少なく。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/342.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK251] 画期的な採択!「普天間、必要なら本土移転」と東京・小金井市議会!  赤かぶ
5. 2018年9月27日 08:44:07 : ecAZsodHcQ : A4Zt82elUQE[83]
全国知事会の日米地位協定抜本的見直し提言といい、
この小金井市の決議といい、
自公政権の暴走中央集権に対する地方からのアンチテーゼのようで大歓迎。

スレ違いかも知れないけど、
デニーさんのインタビュー記事に表されている彼の政策には
民主党2009年マニフェストの理念がしっかり受け継がれていて、
沖縄知事選を境に再び地方自立、地方分権の狼煙が上がる希望が出てきた。

30日はなんとしてでも佐喜真のような傀儡に負けないでほしい。

余談だけど、小沢さんは本当に良い人材を残すね。


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/355.html#c5

コメント [昼休み54] 北海道停電で露呈した「原発を稼働しないリスク」 中川隆
23. 中川隆[-13525] koaQ7Jey 2018年9月27日 08:49:37 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18853]

「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を 2018-09-27

 北海道電力の苫東厚真発電所の4号機が稼働し、北海道の電力供給は「一息」ついています。


 また、北電はメンテナンス中だった知内発電所2号機を、予定を一か月以上も早めて9月25日に再稼働。


 結果、電力供給力は461万キロワットとなり、9月の想定ピーク需要は確保が可能となっています。


 もっとも、北海道の電力需要は、これから冬にかけて膨張していきます。18年1月のピーク時は、525万キロワットに達しました。

 全ての(老朽化発電所含む)の発電機を動かしたとしても、「ギリギリ」の状況が続くだけです。北海道の方々は、突発的な停電やブラックアウトに怯えながら、「北海道の冬」を乗り切らなければなりません。


 まさに、発展途上国です。


 泊原発を再稼働するしかありません。


『動かぬ原発、老朽火力頼み 思考停止が大規模停電招く エネルギー日本の選択 北海道地震が問う危機(上)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3568510023092018SHA000/
 6日午前3時すぎ、緊急地震速報のアラームがなった。「震源は苫東厚真火力発電所に近い」。この情報に北海道電力の社員は身構えた。今の北海道電にとって苫東厚真の役割が重いことを知っていたからだ。
 苫東厚真発電所の停止が大規模停電を引き起こした(北海道電力提供)
 北海道全域で295万戸が停電するブラックアウト。最大の原因は発電能力の過度な集中だった。電力供給の約半分を出力165万キロワットの苫東厚真火力が一手に背負う。砂上の楼閣のようなアンバランスがなぜ放置されていたのか。
 「泊原発が最優先だった」。電力関係者は指摘する。207万キロワットの出力をもちながら停止中の泊原発が再稼働すれば供給が安定するのは確か。問題は安全審査の通過が見通せず再稼働時期がまったくわからないのに、現実を直視した対策を打たなかったことだ。(後略)』


 「思考停止が大規模停電招く」という見出しだったため、
「思考停止的に原発を停止していたため、ブラックアウトが起きた」
 と、反省の弁を述べるのかと思いましたが、何と、
「思考停止的に原発に固執したから、ブラックアウトが起きた」
 という、斜め上の記事でございました。

 あのね、火力発電所の建設は場所の選定から含めると、十年はかかるのですよ。


 菅直人が「不法」に原発を停止させ、北海道電力は手足を縛られた状況で、北海道民の生活やビジネスを守るためにやれることをやってきました。


 2011年時点では原子力規制委員会が、ここまで頭がおかしい(活断層がないことを証明しろ!)組織となるなど、誰にも予想がつきませんでした。しかも、自民党政権になったため、政治がもう少しまともに動く(原発を再稼働させる)と期待しても、仕方がない話です。


 そもそも、原発が停止した時点で火力発電の建設に手を付けても、2018年には間に合いませんでした。しかも、火力発電は原油はLNGの輸入を増やすため、北海道の電気料金は確実に上昇します。


 北海道電力は、「電力の安定供給」と「電気料金上昇を防ぐ」という課題を「手足を縛られたまま」達成しようとし、原発の耐震化や防災に投資を集中させたのです。それを非専門家の部外者(しかも、道民でもない)日系の記者が、
『再稼働に向けた工事を優先し、他の発電所への投資は後回しになった。当然、全体の電源バランスの改善は進まない。』
 などと、偉そうに書く。


 吐き気がします。

 しかも、日経の記事は、


『原発はいつ、何基を再稼働できるかわからない。頼みの火力発電も老朽化で停止リスクを抱え、特に石炭火力は世界的な地球温暖化対策の流れのなか新設も難しい。早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固めなければ、日本のエネルギー危機は回避できない。』


 ろいう文章で記事を絞めているくせに、原発再稼働には一言も触れない。


「早急に思考停止を脱し、災害にも強い電力システムの将来像を固める」
 ために、どうしたらいいのかは一言も書かない。原発再稼働無しで、災害に強い電力システムを早急に構築できるはずがないでしょう。


 思考停止に陥っているのは、むしろ日経新聞の方です。


 思考停止から脱し、現実の北海道電力危機を解決するために、政府が泊原発の再稼働を決断すれば「冬」にはまだ間に合うのです。


 「原発は動かさない」という思考停止からの脱却を!
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12407855100.html
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/261.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK251] 沖縄で極右を支援し続ける小泉進次郎! 赤かぶ
9. 2018年9月27日 08:51:00 : I06kUeD8iM : Pokccs7o7wE[-11]

日本政治を間接統治する国際金融資本彼らの傀儡が日本を統治支配しているのです

国際金融資本の傀儡に成り得なかった政治家は手先機関であるメディア、東京地検特捜部により

事件をでっち上げられ失脚させられました田中角栄然り小沢一郎然りです

日本を変革するのに右だとか左だとか言ってる場合ではないですよ!。


http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/352.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK251] 米韓自由貿易協定よりも劣ることになる日米自由貿易協定  天木直人  赤かぶ
1. 2018年9月27日 08:51:00 : SKI2GjWrn6 : KoIpEdXzMXE[147]
今朝のNHKニュース、安倍のスピーチ、日本は何の問題もないウインウインの関係だと言ってましたよ、ただやることは物品だけの交渉を開始しただけ、アメリカは日本の立場理解してくれているからTPPで合意した以上のことはないとのこと。良かった、よかった、安倍総理はすばらしい。みなさん安倍のいう事、そしてNHKが開設してること信じましょう。日本は心配することはないのです、今まで通りです。ニュースによる私の理解が間違っているでしょうか、みなさん(笑)。
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/363.html#c1
コメント [経世済民128] 住宅用太陽光発電の誤算、「10年で投資回収」は大ウソだった(週刊ダイヤモンド)  赤かぶ
14. ボケ老人[-191] g3uDUJhWkGw 2018年9月27日 08:53:04 : QHkUDaloVM : nhEL_@HJWto[-3084]
このダイアモンドの記事も嘘ではない。
いろいろな試算をするとこういうこともある、ということです。

かたや、FITが無くなっても、20\/kwhもする系統電力よりも自家発電自家消費で10円台後半が可能との試算もある。
系統電力を離れると電源開発税も復興税も不必要です。
別に自家発電を勧めているわけではないが、
問題は、シャープと三洋が開発したパネルが韓国中国製に制覇されている現状です。
シャープの離職者を受け入れたアイリス大山が業績を上げている。
鴻海が経営するとシャープがV字回復する
パナは三洋を吸収しても白物家電はハイアールに売り飛ばし、最先端のLIB開発で気を吐くも韓国中国の足音が迫っている。

日本の経済政策の失敗と経団連を筆頭とする財界の弱体化が問題なのです。
【身内さえ、お友達さえ良ければ】
これを是認する限り未来はない。

    
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/581.html#c14

コメント [国際24] ソ連時代に逆戻り? 政治将校を復活させるロシア ナチス絶滅収容所「告発映画」に透けるロシアの意図   うまき
1. 中川隆[-13524] koaQ7Jey 2018年9月27日 08:53:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18853]
プーチンは曲がった事が大嫌いなんだ:


Putin Delivers Speech on Moral Crisis of Western States - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=tlaHubJ-fKk

プーチンが小児性愛者の討伐を開始! 米の“一流ペドフィリア・グループ”がロシアの子どもを虐待中でブチ切れ 2017.04.19.
https://tocana.jp/2017/04/post_12938_entry.html


ロシアのプーチン大統領が、アメリカにはびこる小児性愛者(ペドフィリア)からロシアの子どもを守るため、ロシアとアメリカ間の養子縁組を禁止する法案にサインした――。


■米ロ間の養子縁組禁止法案が採決

banningadoptions1.JPG 「Waking Times」の記事より

 今回の米ロ間における養子縁組を禁止するための法案は、ロシアの議会で可決されたものだ。その投票結果は反対4名、棄権2名で賛成400名と圧倒的多数での可決だった。アメリカは海外の子どもとの養子縁組がもっとも盛んな国で、これまでロシアの子どもにとってもアメリカが最多の養子縁組先である。1999年以降、実に4万5000人以上ものロシア人の子どもがアメリカ人の養子になっている。

 ドゥーマ(ロシア連邦議会)の上下両院で強行採決されたこの法律は、驚きをもって迎えられた。プーチン大統領はロシアと各国のジャーナリストが集まった会場で、この法案について説明と質疑応答を行った。

 プーチンによると、アメリカには小児性愛が蔓延しており「アメリカ政府は、ロシアの子どもたちが(アメリカの)小児性愛者によって虐待されていることに何ら責任を負っていない」ときっぱりと述べた。そして、「トランプ大統領が性的人身売買に断固たる対策を取って、ワシントンD.C.の『エリート小児性愛者グループ』の泥沼を干からびさせるまでこの措置は続く」と言い放った。

 ジャーナリストとの質疑応答は4時間にもわたり、「なぜあなた(プーチン大統領)は最貧困で無力な子どもたちを政権闘争の道具にするのか?」という意見も出た。やり取りはロシアのテレビで中継されていたが、プーチンは断固として法案の正当性を主張した。彼は、「アメリカのエリートたちがロシアの子どもたちを虐待している。それが普通だとあなたは思うのですか」と激しく反論した。

■ワシントンD.C.に性的人身売買目的で養子縁組を行なう組織がある

banningadoptions2.JPG 「YourNewsWire.com」の記事より

 プーチン大統領が小児性愛者に関して西側諸国を批判するのは、これが初めてではない。

 昨年、プーチンはクリスマスの定例記者会見で、「西側のリベラル・エリートたちは、国を偉大にした伝統的な価値観を捨てた」と語り、堅実なキリスト教の価値観を基盤にした未来を作る代わりに、過度に誇張された“ポリティカリー・コレクト文化”を作ったと西側諸国批判を繰り広げた。そしてこの傾向は、いずれ西洋文明の崩壊につながるとも警告したのだ。

 またプーチン大統領は、「西側諸国では“通常の家族”と“ホモセクシュアルの家族”を法的に同等に扱っており、それらの行き過ぎたポリティカリー・コレクトの風潮が、いわば小児性愛者の合法化に道を拓くことにもつながってしまうのだ」と訴えた。

 しかし、実際にプーチン大統領が指摘するように、米国の首都ワシントンD.C.には「エリート小児性愛者グループ」があるらしいと囁かれている。そしてワシントンD.C.の子どもは、アメリカ国内でもっとも危険にさらされているというデータもあるのだ。

 米国保健福祉局のデータによれば、ワシントンD.C.では1,000人あたり23.5人の子どもが性的虐待を受け、同じく小児性愛者のハブ(基地的存在)となっているニューヨークでは、1000人中17.4人が性的虐待を受けている。

 もちろん、ロシアから養子を貰うアメリカ人の親の大多数は、恵まれない子どもを家族の一員に迎え入れたいという尊敬すべき親心を持っている。しかし一方で、アメリカにはびこる「エリート小児性愛者グループ」は、性的人身売買を目的にロシア人の子どもと養子縁組をしているともいわれている。ロシアからやって来た子どもたちが虐待に耐えかねて失踪しているケースも指摘され、大きな社会問題になっているのも事実なのだ。


■マグニツキー法に対しての「外交的報復」か?

banningadoptions3.JPG 「Neon Nettle」の記事より

 さて、以前プーチン大統領は「ソチオリンピックではあらゆる差別は排除される。同性愛者も安心していいが、ただし子どもたちには近づくことは許されない」と述べ、欧米諸国から「同性愛と小児性愛を混同している」という猛批判を浴びた。

 今回プーチン大統領が繰り広げた「欧米のゲイ容認の風潮は小児性愛者の増加につながる」という論法も、これと同じといえるだろう。オバマ前アメリカ大統領は在職中、「マグニツキー法(人権侵害の疑いのあるロシア市民が、アメリカへの旅行や不動産をはじめとする資産を所有することを禁止する法案)に署名している。そのため、米ロ間の養子縁組を禁止する法案に関して、「マグニツキー法に対しての“外交的報復”であり、助けの必要な子どもたちを政治に絡ませている」と批判するアメリカの有識者も多い。

 プーチン大統領が法案にサインしたことで、法的手続きの最中にあった数百人のロシアの子どもたちの養子縁組が宙に浮いている状態だという。恵まれない子どもたちを、どうか政争の具にだけはして欲しくないものだ。

http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/144.html#c1

コメント [国際24] ソ連時代に逆戻り? 政治将校を復活させるロシア ナチス絶滅収容所「告発映画」に透けるロシアの意図   うまき
2. 中川隆[-13523] koaQ7Jey 2018年9月27日 08:56:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18853]

腐敗しているのはアメリカ大統領の方だね:

白人エリート小児性愛者御用達「ロリコン島」でのヤバすぎる乱交パーティが発覚!
中心人物エプスタインの顧客に超有名セレブの名も 2017.07.23.
https://tocana.jp/2017/07/post_13798_entry.html


かつてプーチン大統領にも指摘された「欧米のエリート小児愛者の秘密サークル」。欧米のエリートと政府上層部の間で小児性愛、性的虐待、およびオカルト儀式が蔓延しているという噂は、以前から頻繁にささやかれてきた。しかし何と米国の元大統領、そして現大統領までそのグループに名を連ねている可能性が――。


■エリートビジネスマン所有の“乱交パーティー島”とは?

orgyisland1.JPGエプスタイン(左)と彼を訴えている被害者の一人バージニア・ロバーツ(中央) 「Daily Mail」の記事より

 ジェフリー・エプスタインのケースは、これらのおぞましい「秘密サークル」を知る上で最も手っ取り早い。エプスタインはウォールストリートの億万長者のビジネスマンとして、2005年頃から金融エリートの間ではよく知られていた。しかし彼は2009年に性犯罪者として登録され、全米の注目を集めた。彼は「秘密サークル」で売春する若い女の子を募集した罪で有罪判決を受けたのだ。

 億万長者であるエプスタインはアメリカ領ヴァージン諸島に、タブロイド紙から「オージー・アイランド(乱交パーティー島)」と揶揄されるリトル・セント・ジェームズ島を所有している。その島に自分や友人が行く時に搭乗するプライベートジェットも所有しており、その飛行機は「ロリータ・エクスプレス」と呼ばれていた。エプスタインの所有する島は、小児性愛者にとって最高の楽園となったのだ。

 エプスタインは「乱交パーティー島」に連れていく目的で、わずか12歳くらいの少女を探すための組織化されたグループを持っていた。警察の調査によれば、エプスタインのスタッフは12歳から16歳の年齢の女の子たちと毎日、あるいはもっと頻繁に連絡を取り合っていたという明確な証拠があると述べている。またエプスタインは自身の島での犯罪行為だけではなく、アメリカ全土に所有する自宅でも同様の行為を行っていたらしい。


■エプスタインの「スイート・ディール」

 被害者の少女に訴えられたエプスタインは、14歳の少女を売春に誘った行為で罪を認めた。その結果、エプスタインは18カ月の刑を言い渡されたが、実際は13カ月しか刑務所で過ごさなかった。

 また彼は昼間、事務所へ仕事に行くことが許されており、刑務所には夜戻るだけという非常に甘い刑罰であった。今回、エプスタインの受けた、いわゆる「スイート・ディール(甘い取引)」に対し、2人の被害者は、連邦犯罪被害者権利法に違反しているとして連邦政府を訴えた。また多くの人々が、エプスタインへの量刑が犯した罪にふさわしいものであったか大いに疑問に感じているという。


■エプスタインと関係を持った著名人たち

 エプスタインのプライベートジェットである「ロリータ・エクスプレス」の飛行記録には、驚くような著名な人物が記載されている。まずビル・クリントン元大統領。彼の名前は飛行記録に何と26回も記載されている。

 そしてモデルのナオミ・キャンベル、アカデミー賞俳優のケヴィン・スペイシー、英国のアンドリュー王子、元米国財務長官ラリー・サマーズ、その他多くの著名な政治家が含まれている。現米国大統領のドナルド・トランプも、エプスタインと付き合いがあり、複数のエリートセックスパーティーで13歳の少女を強姦したという件で訴えられたが、その後、裁判で無罪を勝ち取った。

orgyisland2.JPGニューヨークを歩くエプスタインと“友人”の英国・アンドリュー王子) 「Daily Mail」の記事より

「クリントン元大統領、そしてジェフリー・エプスタインと付き合いのあったニューヨーク中の人々全員が、トランプが小児性愛者であることを知っていた」とジャーナリストのコンチータ・サーノフ氏は語る。彼女は、調査を止めるようにとのエプスタインからの賄賂の申し出を拒否したが、人身売買の闇を暴くために自分の命を危険にさらしている。

 サーノフ氏はエプスタインの事件に関する本も書いており、「元大統領はなぜそんな男と付き合ったのだろう?」といぶかしがる。元米国国務省のスティーブ・ピチェシニク元高官は、「クリントン元大統領は、ロリータ・エクスプレスにおいて大きな部分を占めている」と説明する。

 そして「ロリータ・エクスプレス」には、クリントン元大統領だけでなくその妻ヒラリー・クリントンも搭乗していたという。被害者の1人のバージニア・ロバーツは、エプスタインによって15歳で人身売買されたと訴えているが、2002年にエプスタインの島でクリントン夫妻を見たと話している。


■被害女性に入念な買収工作か?

 なぜエプスタインの被害者が少なくとも30人いるにもかかわらず、彼は売春婦募集に関する1件の罪に対して裁かれたのみなのだろうか。実はエプスタインは被害者を買収することで知られており、おそらくそのために被害者の多くは裁判で証言することを拒否したのであろう。

 この事件に関わった検察官事務所は、請託など不正の事実がないことを明言した上で、とにかく被害を受けた女性が名乗り出ないことが大きく影響し、この「甘い刑罰」を余儀なくされたと説明している。おそらく根本的な問題には、司法システムが強姦と人身売買の被害者に対し、安全な場所を提供していないこと――特に政府とエリートが関与している場合――もあるだろう。

被害者の2人を代表する弁護士は、エプスタインの司法取引を「現代史における最も寛大なもの」と批判している。確かにエプスタインのケースは、ほかの小児性愛者の量刑と比較しても明らかに軽いもので、それは彼自身の社会的地位の高さや、その階層内の腐敗への関与と関連していることは間違いない。

 恐るべきことに、欧米の政治上層部かつエリートが小児性愛者や性奴隷に関与することは特別目新しいことではない。

 元FBI特別捜査官でLA事務所長であったテッド・ガンダーソン氏は、エリート層や政府上層部によって行われた小児性愛、性的虐待、悪魔儀式に関する情報を明らかにするために長年、調査を続けてきている。そして2005年、米国元下院議員のシンシア・マッキニー氏も民間軍事会社である「DynCorp」の人身売買疑惑について元国防長官のドナルド・ラムズフェルドを議会で追及している。

The Clinton Pedophilia Connection 動画は「YouTube」より

 欧米のエリートや政治家の中でひそかに浸透している「小児性愛サークル」。まるで映画のようだと思ったが、どうやらその実態はフィクションを超えたレベルのようだ。一刻も早くこのサークルの全貌が暴かれることを願う。世界を揺るがす大スキャンダルになることは間違いない。


The Clinton Pedophilia Connection - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=12zVlaZyX3Q

What did Bill Clinton know Former president named in Epstien sex slavery lawsuit - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=ZHCWLtRv4Qo

http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/144.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK251] 二度と見たくない人  今、米国で  赤かぶ
18. 2018年9月27日 08:57:18 : KqBkTpQwBY : G23smvAaP84[1]
日本人は〇〇に懸命で自分らがガス抜きさせられてることに気づいてない。
こういう「いかにもな場所」でこれじゃあな。
テレビのワイドショーと一緒
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/329.html#c18

   

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