国連 新たな軍縮行動計画発表へ 米ロの核軍縮交渉促進に重点/nhk
4月23日 10時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180423/k10011413871000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_010
国連はアメリカとロシアの対立やシリアの内戦など世界の安全保障環境が悪化しているとして、来月、軍縮に関する新たな行動計画を打ち出し、国連の優先課題として取り組むことになりました。
これは国連で軍縮問題の責任者を務める中満泉事務次長がNHKの取材に対して明らかにしたものです。
中満氏は「安全保障の環境が悪化している今こそ、軍縮、軍備管理、不拡散の問題を再び国際社会の議論の場で焦点を当てる決意で、軍縮をめぐる大きな運動を再開していく」と述べ、来月末にグテーレス事務総長が軍縮に関する新たな行動計画を発表し、国連の優先課題として取り組む方針を明らかにしました。
具体的には、世界の核兵器の90%以上を保有するアメリカとロシアの核軍縮交渉が進展していないことが世界の核軍縮を停滞させているとして、双方の交渉を促すことに重点をおくとしています。
さらに、紛争の激化につながる武器の不正な取り引きを減らすことや、人工知能を駆使した未来型の兵器のリスクを検討するとしています。
米ロの対立や北朝鮮の核・ミサイル開発、シリアの内戦など、世界で安全保障をめぐる課題が山積する中、国連が軍縮の分野で主導権を発揮し、緊張の緩和につなげていけるのか問われることになります。
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/501.html