「化学兵器は捏造」ロシアメディアの報道に仏政府は 4月21日、TBS報道特集
米国のシリア空爆から一週間、今、この軍事行動をめぐってあるロシアメディアの存在が欧米諸国から問題視されている。仏で取材した。
現場にいた救助隊員を名乗る男性「何者かが化学兵器による攻撃だと叫んだ。それにより救急隊員が子どもたりに水を浴びせぜんそく吸引器を与えた」
これは空爆直前の今月13日、ロシア政府が100%出資するニュース専門局「ロシアトゥデー」が放送したものだ。
19日には、当時現場にいたという少年が”NGOから病院に行くように言われ突然水をかけられた”と話す様子を放送。このように現地にいたとされる人々の証言などを通して”化学兵器使用の根拠とされる映像はねつ造された疑いがある”と報じ欧米諸国から問題視されている。
去年12月、「ロシアトゥデー」は仏での放送を開始、米、英など世界38カ国で1日3500万人が視聴者数を誇るが仏政府からは警戒されていると言う。
マクロン大統領(隣にプーチンの立っている席で)「選挙でロシアトゥデーなどは報道機関やジャーナリストとして活動しなかった」
去年5月、就任後間もないマクロン大統領は質問したロシアトゥデーの代表者に突如怒りを露わにした。
マクロン「あなたたちは情報操作やプロオパガンダをしていた」
仏大統領選挙でフェイクニュースを拡散させたとプーチン大統領の目の前でロシアメディアを批判した。
CIAなどの報告では、”ロシアトゥデーが2016年米大統領選挙でソーシャルメディアを通してロシア政府の意図を反映する形で関与”とされている。しかし、ロシアトゥデーは”政府からの指示は一切ない”と否定している。
クセニア・フェドロヴァ代表(ロシアトゥデー・フランス)「ロシア政府の方針に反対することも放送します。私たちは多様な意見や異なる見方を伝えているのです」
軍事攻撃という局面で繰り広げられる熾烈な情報戦、真実が何なのかが問われている。
(番組はこれだけ、省略なし)
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/847.html