10日、中国のポータルサイト・今日頭条に、中国で多くの工場が倒産している理由について分析する記事が掲載された。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。写真は中国の工場。
中国で多くの工場が倒産している3つの理由―中国ネット
http://www.recordchina.co.jp/b180375-s0-c20.html
2017年11月13日(月) 6時10分
2017年11月10日、中国のポータルサイト・今日頭条に、中国で多くの工場が倒産している理由について分析する記事が掲載された。
記事は、十数年前までは出稼ぎと言えば工場で働く場合が多く、たくさんの出稼ぎ労働者を工場は受け入れていたが、今では多くの工場が倒産するようになっていると指摘。その理由を分析した。
1つ目の理由は「コスト」の問題だ。時代の進歩や科学技術の発展に伴い、多くの物の値段が安くなっており、工場の利潤を圧迫していると分析。人件費は不可欠なコストであるものの、最近ではロボットなどを活用した無人工場もあり、労働コストを下げられない工場が倒産しているのだという。
2つ目の理由は「事業転換」だ。これは工場の宿命で、転換できないなら倒産を意味すると主張。ハイテクノロジーが絶えず出現しており、遅れた会社は事業転換できないと潰れてしまうのだという。
3つ目の理由は「大企業の倒産が中小工場の倒産を招いていること」だ。大企業が倒産すると注文が取れなくなり、中小工場は生き残れないのだという。
これに対し、中国のネットユーザーから「工場を開いて苦労して稼ぐより、不動産投機した方がもうかるからだ」、「中小工場は東南アジアへ移転しているんだよ。家賃も人件費も安いから」、「不動産が値上がりし続けていることが主な原因だ」などの意見が寄せられた。(翻訳・編集/山中)