ベルギー・ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で話すテリーザ・メイ英首相(左)とドナルド・トランプ米大統領(2017年5月25日撮影)。(c)AFP/Matt Dunham
【9月16日 AFP】英国の首都ロンドン(London)の地下鉄で15日に起きた爆発事件について、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領はツイッター(Twitter)への投稿で、実行犯である「負け犬のテロリスト」に関する情報を英警察が事前につかんでいたと主張した。これを受けロンドンでは怒りの声が上がり、テリーザ・メイ(Theresa May)英首相も反発を示した。
トランプ氏は投稿で、混雑した客車内で起き29人が負傷した事件を非難し、「またロンドンで負け犬のテロリストによる攻撃が起きた」と主張。
さらに「これらはロンドン警視庁(Metropolitan Police、Scotland Yard)の視界内にいた病気で頭のおかしい人々だ。先を見越して行動しなければ!」と、ロンドン警視庁から得た非公開の機密情報を開示するかのような書き込みを行い、英当局の捜査に落ち度があったことを示唆した。
メイ首相はロンドンで記者団に対し、「進行中の捜査に関して臆測することは、誰がするにしても決して役に立つことではない」と述べ、トランプ氏やその他の人々に事件に関する臆測を控えるよう要請。ロンドン警視庁も同様に、トランプ氏のコメントは「役に立たない」との見解を示した。(c)AFP/Andrew BEATTY
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