米首都ワシントンにある連邦捜査局(FBI)本部(2013年5月3日撮影)。(c)AFP/BRENDAN SMIALOWSKI
トランプ米大統領、FBIを非難 「情報漏えい防げていない」
http://www.afpbb.com/articles/-/3119186
2017年02月25日 15:40 発信地:ワシントンD.C./米国
【2月25日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は24日、国家の安全に関わる情報の漏えいを防げていないとして連邦捜査局(FBI)を非難し、FBI内部からさえ機密が漏らされていると述べた。米大統領がFBIを非難するのは異例。
トランプ政権とロシアの不適切な接触の疑惑をめぐり、米議会とFBIで複数の調査が進む中、トランプ大統領はツイッター(Twitter)とフェイスブック(Facebook)にFBIに対する非難を投稿した。その中で「FBIは長年にわたってわが国の政府に浸透している国家安全保障に関する情報の『漏えい者』を止めることが全くできていない」「彼らはFBI自体の内部の漏えい者さえ発見できない。米国に壊滅的な影響を及ぼしかねない機密情報がメディアに渡されている。(漏えい者を)今すぐ見つけ出せ」と書いた。
トランプ大統領のこれらの投稿は、米CNNテレビの報道を受けたもの。CNNは、ホワイトハウス(White House)が最近FBIに対し、昨年の大統領選のさなかにトランプ氏の顧問らがロシアの情報部員の可能性がある人物らと接触していたとされる報道を否定するよう要請したが、FBIがそれを拒否したというニュースを伝えた。CNNのこの報道は「複数の匿名の米当局者」への取材に基づいていた。
米情報機関はこれまでに、昨年の大統領選で結果がトランプ氏に有利となるようロシアが介入したと結論付けている。(c)AFP