野村HD:社員の賃上げ決定、若手は2%アップ−在宅勤務制度も導入
中川寛之
2017年2月22日 16:24 JST
野村ホールディングスは22日、給与水準引き上げと合わせ、人材の能力発揮を促す働き方改革への取り組みなどを発表した。傘下の野村証券と野村アセットマネジメントの社員の給与は、若手中心の「初級職」で平均2%の引き上げとなる。
野村証の発表によると、初級職の賃上げは4期連続で、引き上げ率は累計10.7%となる。総合職A、B社員の初任給を24万5000円とした。4月から実施する。同社広報担当の山下兼史氏によると、初級職は主に20歳代で対象人数は約1500人。引き上げ額は一律5000円となる。
また野村は働き方改革の一環として、在宅勤務制度や人間ドック休暇、語学研修サポートなどを導入する。今週末から実施されるプレミアムフライデーについても、午後の半日有給休暇の取得を促進するとした。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-22/OLRK6H6K50XT01
英バークレイズ、投資銀行部門のボーナス3年連続でカット−関係者
Macarena Munoz、Aaron Kirchfeld、Stephen Morris
2017年2月23日 09:06 JST
英銀バークレイズは投資銀行部門の従業員に支払うボーナスの総額を3年連続で減らした。事情に詳しい関係者が明らかにしたもので、減額幅は前年並みだった。
金額の減少は2016年の人員削減と採用凍結が一因だと、関係者が匿名を条件に述べた。ポンド安のためドルでの支払いのポンド建て金額が大きくなり、減額幅がやや小さくなったという。若手バンカーのためのボーナス準備は人材つなぎ留めのため増えたことから、減額の影響を受けたのは主にシニアバンカーとトレーダーだった。
バークレイズ銀の企業ロゴ
バークレイズ銀の企業ロゴ Photographer: Waldo Swiegers/Bloomberg
1年前には、投資銀行部門のボーナスの総額は前年比7%減の9億7600万ポンド(約1380億円)となっていた。減額は3年目で、10年に比べると60%以上減っている。ジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は、投資銀行を分離するよう求める声には否定的だが、従業員を削減し、アジアやロシア、ブラジルなどのオフィスの大半を閉鎖した。
また、ボーナスの支払い繰り延べについて今まで部門によって異なっていたポリシーを同行全体で同じにする計画だと関係者の1人が述べた。
広報担当のウィル・バウエン氏はコメントを控えた。
原題:Barclays Said to Cut Investment Bank Bonus Pool for Third Year(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-23/OLSI4KSYF01T01
http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/442.html