記者会見でメディアへの不信感をあらわにしたトランプ次期米大統領 CNN
トランプ大統領と米国メディアの喧嘩は、けだし見物である
http://xn--gmq27weklgmp.com/2017/01/13/post-5897/
13Jan2017 天木直人のブログ
トランプ次期大統領の初の記者会見で、トランプ氏とCNNの敏腕記者と激しいやり取りが世界に放映された。
鋭い質問をしようと執拗に食い下がるCNN記者と、あくまでもそれを拒否するトランプ氏との攻防は、安倍首相や菅官房長官と日本の記者との間で行われる御用記者会見では絶対に見られない面白いものだった。
しかし、私がここで言いたいのは日本と米国の記者会見の模様の違いではない。
メディアを無視するトランプ氏の傲慢さと、それに反発する米国メディアの今後の攻防についてである。
質問を拒否される事はメディアにとって耐えがたい侮辱である。
しかも民主主義のチャンピオンである米国のメディアだ。
ここまでトランプ氏に馬鹿にされて、このままスゴスゴと引き下がるようでは米国のメディアもお終いだ。
果たして米国のメディアは今度のトランプ氏の対応を見て反撃に出るのだろうか。
もし米国のメディアが、トランプ氏を許せないと一致団結して、トランプ氏が大統領になったら敵対することになれば、トランプ大統領の前途は危うい。
トランプ大統領と米国メディアの今後の攻防は、けだし見ものである(了)
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トランプ氏会見、CNNにも矛先 意に沿わぬ報道切り捨てか
http://www.cnn.co.jp/usa/35094867.html
2017.01.12 Thu posted at 12:00 JST CNN
ニューヨーク(CNNMoney) 米国のドナルド・トランプ次期大統領は11日に開いた選挙後初の記者会見で、英情報機関の工作員がまとめたとされるメモをネットメディアの米バズフィードが未確認のまま公開したことを引き合いに、マスコミの報道は信用できないとする主張を展開した。
CNNは問題のメモについて確認を取った上で10日、2ページに要約した内容がトランプ氏とオバマ大統領に提示された極秘資料に添えられたと伝えていた。
トランプ氏はバズフィードが公表した内容を「偽ニュース」「いんちき」と決めつけ、「あの偽ニュースは主に1つのグループと1つのテレビ局によって書かれた」と主張してバズフィードとCNNを批判。バズフィードを「ごみの山」と形容し、CNNは「道を外れて」バズフィードをもとに報道したとかみついた。
CNNのジム・アコスタ記者からの質問は、「あなたのネットワークはひどい」「偽ニュースだ」と言って受け付けなかった。ただ数分後、別のCNN記者ジェレミー・ダイアモンド氏の質問には応じた。
大統領報道官に就任予定のショーン・スパイサー氏も記者会見の冒頭でバズフィードに触れ、「次期大統領に敵対していた左翼ブログが極めてみだらな偽情報を、大統領が就任する数日前にインターネットに掲載するのは言語道断であり非常に無責任」と酷評した。
質問しようとするCNN記者の発言を制する場面も
スパイサー氏はCNNについても事実無根の内容を報じたと主張したが、CNNによれば、それは事実と異なる。ロシアがトランプ氏に対する不正侵入を試みていたとされる情報が同氏に提示されていたとCNNが報じた内容に誤りはなく、問題のメモの詳細について確認できなかった部分についてはCNNは報道を差し控えていた。
マイク・ペンス次期副大統領も、ニュースメディアが「偽ニュース」を流していると批判し、米国民はそうした報道に「むかつき、うんざりしている」と発言した。
CNNは記者会見後に発表した声明でバズフィードとの違いを強調し、「念入りな取材に基づいて我が国の政府の動向についての情報を公にしたCNNの判断は、裏付けのないメモの公表に踏み切ったバズフィードの判断とはまったく異なる」と主張。「トランプ陣営はそのことを知りながら、バズフィードの判断を利用してCNNの報道から注意をそらそうとしている」と分析している。
トランプ氏、ペンス氏、スパイサー氏が繰り返し「偽ニュース」をやり玉に挙げた背景には、そうした読者をだます意図をもって作成されたコンテンツを引き合いに、トランプ政権が自分たちの意に沿わない一切の報道を切り捨てようとする姿勢を強めていることがうかがえる。
バズフィードがメモの全文を公開したことに対しては、大手メディアやジャーナリストからも批判の声が相次いでいた。
2分半で振り返るトランプ次期大統領の初会見
http://www.cnn.co.jp/video/15824.html
2017.01.12 Thu posted at 10:13 JST CNN
米国のドナルド・トランプ次期大統領は11日、大統領選挙で勝利して以来初の記者会見を行った。選挙前に起きたハッキング事件にロシアが関与していたとの見方を初めて肯定したほか、医療保険制度改革法(オバマケア)の撤廃やメキシコ国境での壁建設といった政策について、就任後即座に取り組む考えを示した