(題名から続き)・・・ひとつの楽曲になってしまう。
演奏は57分頃から。
聞きました?いやあ、これには感動した。
日本の演歌は、田中穂積の「ジンタ」に始まり、中山晋平がひきつぎ、古賀政男が完成させたのですな。ま、これ自体は、定説なのだろうが、こういう風に実証的にやられると感動的だな。
なぜこうなるかというと、もともと長崎の女学校で愛唱された曲が、当時の市民楽団ブームにのって普及し、チンドン屋のジンタにまでなり、日本の津々浦々で流れたからなのですな。おそらく、日本で初めて、日本人のほとんどの耳に馴染んだメロディーになった。
このことを中山晋平という日本の歌謡曲の祖がかぎつけて、船頭小唄を作り、継承者である古賀政男が船頭小唄を骨格に、「影を慕いて」と「悲しい酒」を作り、それが昭和演歌のテンプレートとなり、なん千曲と言う亜流が作られる。
結局、特別な音楽的能力を持たないオレのような庶民にとって、好きなメロディーというのは、「どっかで聞いたことがあるような」メロディーなのだな。
あがたもりおの「赤色エレジー」なんかもそう。「美しき天然」とそっくり。そのうち、Finale notepad に両曲を打ち込んで、同じことをやってみる(笑)
ではでは