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2016年12月22日23時05分 〜
記事 [経世済民117] 「また日本に先を越された」「日本が滅びることはなさそう」=日本の“イプシロン打ち上げ成功”に韓国ネットも大注目!
21日、韓国メディアによると、日本が小型ロケット「イプシロン2号機」の打ち上げに成功した。このニュースは韓国のネット上でも話題となっている。資料写真。


「また日本に先を越された」「日本が滅びることはなさそう」=日本の“イプシロン打ち上げ成功”に韓国ネットも大注目!
http://www.recordchina.co.jp/a158417.html
2016年12月22日(木) 19時0分


2016年12月21日、韓国・中央日報によると、日本が小型ロケット「イプシロン2号機」の打ち上げに成功した。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日午後8時、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から「イプシロンロケット2号機」を打ち上げた。約13分後に搭載されていた科学衛星が予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。

「イプシロンロケット2号機」はJAXAが開発し、IHI(石川島播磨重工業)が製作した。米国やロシア、欧州メーカーがし烈な争いを繰り広げている小型衛星打ち上げ市場に挑戦するため、液体燃料ではなく、日本が独自製作した固体燃料を推進剤に使用し、「低コスト、高性能」を実現した。打ち上げ費用は約50億円で、日本の代表的な液体燃料ロケット「H2A」のほぼ半分だという。

今回打ち上げられた科学衛星は「あらせ」と命名された。重量は約350キログラムで、高度約300〜3万キロの楕円軌道を回り、地球周辺の宇宙空間に広がる電磁波などを観測する。

このニュースは韓国のネット上でも話題となり、ネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「すごい。称賛に値する快挙だ」

「うらやましい。韓国には泥棒が多過ぎるから無理…」

「日本とはさまざまな分野で差が大きいと感じる」

「無能な政府のせいでまた日本に先を越された」

「日本は生命工学分野も米国と同レベル。ロボット工学分野も世界最高レベルを誇っている。日本が滅びることはなさそうだ」

「日本の研究員には純粋に研究を楽しんでいる人が多いから」

「核を搭載したら核ミサイルになるのでは?危険な武器を持つ北朝鮮と日本に囲まれているというのに、韓国政府は一体何をしているのか…」(翻訳・編集/堂本)


http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/126.html

コメント [政治・選挙・NHK217] ≪NHKをぶっこわす!≫朝日新聞「NHK批判ばかりの市議がなぜ相次ぎ誕生?」⇒答え「NHKが全国的に嫌われているから」 赤かぶ
13. 2016年12月22日 23:05:59 : JW4kQkOW9o : dSI7DqbtatE[18]
朝日新聞も同類として見ているので忘れないように

アホの朝日新聞 線路突き落としの朝鮮人をどう報道したかご覧ください
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1481600424/

朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASJDF2GF1JDFPTIL004.html
>女性突き落とし容疑の男「力込めて触ったら落ちた」

>大阪市浪速区のJR新今宮駅のホームで11日に女性2人が突き飛ばされ、1人が線路に転落した事件で、大阪府警は13日、大津市の無職中川晃大(あきひろ)容疑者(28)を殺人未遂容疑で逮捕し、発表した。「女性の背中か腕に力を込めて触ったらホームに落ちた。殺そうなんて気持ちはない。逮捕されると思い、必死で逃げた」と供述しているという。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161213-OYT1T50019.html
>線路突き落とし、28歳男を殺人未遂容疑で逮捕

>大阪市浪速区のJR新今宮駅ホームで11日、女性2人が突き飛ばされ、1人が線路に転落した事件で、大阪府警は13日、大津市南志賀、朝鮮籍の無職中川(本名・裴はい)晃大あきひろ容疑者(28)を殺人未遂容疑で逮捕した。


・通名と本名の両方を公表するのが当然なんだけどな。
・朝日新聞だけだと日本人の犯行みたいだ
・中日新聞なんか仏像すらいまだにスルーだぜ
これも載らないな
・ビジネスホテルも朝日から地元紙や読売に変わった所が結構あるな
朝日じゃ読みたくないもんな
・こういう事するから犯罪が起こる度に犯人が在日認定されるんだよな
いい加減気付けクソ朝日

・今回の突き落とし犯人逮捕の各メディアの報道

朝日新聞 大津市の無職中川晃大(あきひろ)容疑者(28)
http://www.asahi.com/articles/ASJDF2GF1JDFPTIL004.html?iref=comtop_8_04

毎日新聞 無職の中川晃大(あきひろ)容疑者(28)=大津市南志賀3=
http://mainichi.jp/articles/20161213/k00/00e/040/148000c

読売新聞 大津市南志賀、朝鮮籍の無職中川(本名・裴はい)晃大あきひろ容疑者(28)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161213-OYT1T50019.html

日経 無職の朝鮮籍、裴晃大容疑者(28)=大津市南志賀3=
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H1W_T11C16A2CC0000/

産経新聞 大津市内の無職男(28)=朝鮮籍=
http://www.sankei.com/west/news/161213/wst1612130021-n1.html

・何が何でも朝鮮人をかばう朝日新聞って本当に凄いよなw
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/735.html#c13

記事 [アジア21] 韓国国政介入事件、崔順実被告が聴聞会の欠席理由をまた書き間違いか=韓国ネット「低レベル」「こんな人に演説文を直されていた
21日、韓国の国政介入事件に関する国政調査特別委員会の聴聞会に崔順実被告が重ねて出席を拒否したことを受け、特別委員を務める与党セヌリ党の議員が崔被告直筆の「欠席事由書」を公開した。写真は事件に関連しソウルで行われたデモ。


韓国国政介入事件、崔順実被告が聴聞会の欠席理由をまた書き間違いか=韓国ネット「低レベル」「こんな人に演説文を直されていた朴大統領が情けない」
http://www.recordchina.co.jp/a157757.html
2016年12月22日(木) 22時50分


2016年12月21日、韓国の国政介入事件の真相究明のため開かれている国政調査特別委員会の聴聞会に、事件の張本人とされる崔順実(チェ・スンシル)被告が重ねて出席を拒否したことを受け、特別委員を務める与党セヌリ党の議員が崔被告直筆の「欠席事由書」を公開した。

河泰慶(ハ・テギョン)議員がフェイスブックで公開した、22日の第5回聴聞会への欠席理由を記した書面を見ると、「現在、捜査と拘束・収監により平素の持病として心身が会廃していることをご了解いただきたい」「(法律の規定により)国会での証言に困難があることをご了解いただきたい」などとある。ここに書かれた「会廃(フェペ)」という表現は韓国語にはない。そのため「疲弊(ピペ)」または「荒廃(ファンペ)」と書くべきところを誤ったのではないかと指摘されている。

河議員は、崔被告が7日の聴聞会への欠席事由書で、病名の「パニック障害」を指す韓国語「恐慌(コンファン)障害」を誤って「空港(コンハン)障害」と書いたとされることから「崔順実は“空港”障害はよくなった。代わりに心身が“会廃(?)”しているという。この会廃は荒廃と疲弊を合成した新語ですか?」と皮肉り、崔被告が朴槿恵(パク・クネ)大統領の演説草稿に手を入れていたとされることから「崔順実の演説文の世界は非常にミステリアスだ」とフェイスブックにつづった。

この報道を受け、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「引きずってでも証人席に座らせろ!」
「おまえのせいで国民は空港障害だ」
「言葉を創造してるのか?しかし低レベルだな」

「(初公判で)法廷に出てきてカメラをにらんでる目を見るに、元気そうだったけど?」
「なんと、ここまで無知だったとは」
「こんな人に演説文を直されていた朴大統領が情けないよ」

「正しいつづりも知らない女にたぶらかされた人たちはいったい何なんだ?」
「ハングルが書けないなら弁護士に聞いて書きなよ。あるいは英語で書くか…」
「『ご了解』?了解できないと伝えてくれ」(翻訳・編集/吉金)

http://www.asyura2.com/16/asia21/msg/794.html

コメント [政治・選挙・NHK217] 池上彰が安倍政権の正体をテレビで暴露!「神社本庁(日本会議)と創価学会(公明党)2つの巨大宗教組織によって支えられている 赤かぶ
88. 2016年12月22日 23:08:02 : RzOr01j02A : X0rqIHJ31aI[268]
簡単にいうと、これは
中原を襲った満州遊牧略奪民の
 
穏やかな文明を営んでいた南部の長江文明族に対する
侵略同化の攻撃が
秘密裡に行われ続けてきたのだという
結論になります。

世界は遊牧民が定住農耕民を駆逐してきた
歴史を持っています。
遊牧民は後に貴族化しますが(アジアでは
唐王朝の王族・支配者集団「関隴集団かんろうしゅうだん、
別名=武川鎮軍閥ぶせんちんぐんばつ」にみられるように。

その過程において、略奪は
避けられないものでした。彼らが
戦争を必要とする(つくってきた)理由は、
一重に略奪して財産を
我が物とするためなのです。

人々をたすけ、最初の文明をつくってきた
穏やかでかつ才能をもつ遺伝子は、
そのような野望の血に狙われ、
攻撃されて)いるのです。(一重に
嫉妬のためらしいのですが・・・ 
個人的にはこの心理は理解できないでいます。
なぜそこまで自分勝手になれるのか?と。)

彼らが明治に息を吹き返したことにより
(田布施八幡宮で行われた、
京都公卿たちによる
「王政復古の大号令」を手始めに

嵐が吹きすさぶことになったのです。
この流れの延長で、以降
世界の「南北問題」が激化している、
とらえてよいかと思います。


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/870.html#c88

コメント [原発・フッ素47] カルビーのポテトチップス(千葉県/茨城県で製造)が放射能汚染されていた  赤かぶ
8. 2016年12月22日 23:08:12 : 4aNu6KGiCg : kCwEEpLPtUQ[562]

  ●:茨城・栃木・千葉・東京東部はダメッショ・・・

  http://www.atmos-chem-phys.net/13/1425/2013/acp-13-1425-2013.pdf#page=10

  Fig.8  

  http://bww.jp/r/image/planetta321map.jpg
  http://benedict.co.jp/wp-content/uploads/2015/08/CesiumOnJapa.gif

  ======

  新中学生の心電図の以上が約半数だった茨城のケース。
  教育委員会が隠して親たちが訴訟を起こしてた件はどうなったんだべぇ・・・

  ======

  渡り鳥なんぞ、放射能のホコリを、自分が飛んで飛んで、吸って吸って被爆しまくって、
  免疫力が低下して、鳥インフルエンザになっちゃうべさぁ・・・
  次に、渡り鳥が地元の鳥に移しちゃうさぁ・・・

   「マグロの次は人間」===⇒「人間の次は鳥かい」 梅毒はこの5年で5倍に


http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/168.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK217] 小沢一郎代表「次の選挙で政権交代する!」野党共闘の実現度を春香クリスティーンが根掘り葉掘り! ホウドウキョク 赤かぶ
12. 2016年12月22日 23:09:07 : JW4kQkOW9o : dSI7DqbtatE[19]
↓について根掘り葉掘り探れやコラ


中2男子自殺  同級生に「無罪」 盛岡家裁
毎日新聞2016年12月22日 21時51分(最終更新 12月22日 21時51分)
http://mainichi.jp/articles/20161223/k00/00m/040/086000c

 岩手県矢巾町の中学2年村松亮さん=当時(13)=が昨年7月、いじめを苦に自殺した問題で、盛岡家裁が、村松さんへの暴行容疑で送致された同級生の少年を、少年審判で不処分としたことが22日、分かった。刑事裁判の無罪判決に当たる。21日付。少年の付添人弁護士が明らかにした。


 付添人弁護士によると、家裁は「2人の間に何らかのトラブルは起きていたが、暴行の経緯は不明」と判断した。

 盛岡地検は、少年が村松さんの背中をたたいたり胸ぐらをつかんだりしたとして、暴行容疑で6月に同家裁に送致した。少年は「絶対にやっていない」と容疑を否認していた。(共同)
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/909.html#c12

コメント [経世済民117] 少子化を止められないダメな日本政治、生まれる赤ちゃん100万人を下回る 公平君
7. 2016年12月22日 23:12:54 : 5aI56T6iSI : sw70NwJcbE8[196]
>>6
子供6人に1人が貧困、少子化を進めるためですね

http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/115.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK217] 国債借金、一般会計の1/3に膨らむ。アベノミクス崩壊は明らか。(かっちの言い分) 笑坊
4. 2016年12月22日 23:13:18 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6729]
 赤字国債発行以外にも外為特会まで取り崩して予算を編成。加えて社会保障費減額、コストプッシュ型インフレの進行、そして近い将来に消費税が10%にアップ。更に強行採決連発の暴政促進となれば愚か者でも現政権に執政させておくと危ないということに気がつく。米国で新政権が発足する頃から潮目が変わるはず。
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/923.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK217] ≪批判殺到≫農水省が「子ども食堂」で「食育」を企画。ネット民は激昂!「馬鹿じゃねぇのこいつら」「本当に腹が立つわこれ…… 赤かぶ
20. 2016年12月22日 23:17:26 : 4aNu6KGiCg : kCwEEpLPtUQ[563]

  日本の「子供の貧困率」はOECD加盟国で10番目に高い
  http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2016121346261.html

    主な原因は、

   *大企業で働いても貧困 年収200万以下 3年で2割増 非正規雇用の急増で
   *出会い系売春で生き延びるしかない シングルマザーの過酷な実態

  =========


   非正規雇用の急増  非正規雇用の急増  非正規雇用の急増  非正規雇用の急増

   出会い系売春で生き延びるシングルマザー  出会い系売春で生き延びるシングルマザー

   
   小泉君と竹中君の願いどおりになったじゃないかぁ・・・

    JAの443兆円は進次郎が米国に盗ませる気だし・・・

     年金は小泉法案で株で損した振りして米国ファンドにプレゼント・・・

      アヘン王子は「竹中先生には是非委員会に入ってもらって」るからねぇ・・・

  =======

   食べれなきゃ、戦争に行って来い・・・政策?!

     食べれなきゃ、原発を受け入れよ・・・政策!?

  =======

   CIA壷売りカルト=棄民党・官僚・戦争財閥の、棄民政策が爆裂中・・・・



http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/842.html#c20

記事 [経世済民117] この円安はドル独歩高の裏返し、日本経済の行方は米政策次第だ 来年は政治強権化 個人投資家は上昇率に注目 ネット販売進まず

【第15回】 2016年12月22日 野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]
この円安はドル独歩高の裏返し、日本経済の行方は米政策次第だ
 アメリカ大統領選の結果判明後、円安が進んだ。株価も上昇した。
 2013〜14年頃の円安と違い、今回は、ドル高の側面が強い。そのため、アメリカの政策によって大きく影響される。将来どう推移するかには、大きな不確実がある。
大統領選直後の金利上昇と
ドル高の進行

 大統領選の結果判明後、アメリカの金利が急上昇した。この連載ですでに示したように、10年国債の利回りで見ると、1.8%程度から2.3%程度へという大きな変化だ(第11回「トランプの経済政策で懸念される円安と金利上昇」2016年11月24日)。
 これまで、政策金利の引き上げにもかかわらず、長期金利は低下を続けていたので、かなり大きな変化である。
 これは、トランプ政権のマクロ政策(減税とインフラ投資増)の結果、長期資金市場がタイトになり、金利が上昇するとの見通しによる。
 これとほぼ歩調を合わせて、図表1に示すように、ドルの実効レートが急上昇した。11月1日の123.482から11月15日の126.5164まで、2.46%も上昇した。
 つまり、ドルは円だけでなく、他の通貨に対しても増価したのである。その意味で、これは、円安というより、ドル高である。
◆図表1:ドルの名目実効レート(短期)

 なお、図表2に示すように、円の実効レートも下落している。11月1日の91.8から11月15日の90.29まで1.64%下落した。
 そのかなりの部分は、ドル高によって引き起こされたものだ。ただし、それ以外の要因もある。実際、円はユーロに対しても減価した。
 これは、世界的な投機資金が、リスクオフからリスクオンに切り替わったことの影響なのだろう。
 日本の貿易や輸入物価に影響するのは、円ドルレートではなく、円の実効レートである。
 BIS(国際決済銀行)のデータによれば、日本の実効レートにおけるドルの比重は、15.2%だ。
 したがって、円ドルレートだけを見ていると、影響を過大評価する危険がある。日本の企業利益や輸入物価などに対する影響を評価するには、円ドルレートの変化を見るよりは、円の実効レートの変化を見るほうがよい。
◆図表2:円の名目実効レート(短期)

10月中旬に
ドル高期待が高まる
「円安でなくドル高」ということは、シカゴ・マーカンタイル取引所における投機取引(非商業取引)の残高を見ても言える。
 まず、図表3に示すドルの先物残高を見ると、ロングが10月中旬に急に増えた。なぜこうなったのか、理由は分からない。先物市場は、この時点において、トランプ勝利とそれによるドル高の進行を予測したのであろうか?
 それ以降、ドルのロングがショートを大幅に上回る状態が続いている。ただし、両者の差はほぼ一定値に留まっている。
◆図表3:シカゴ取引所における投機筋のドル先物残高

 つぎに、図表4に示す円の先物残高を見ると、大統領選後しばらくの間は、ロングがショートを上回る状態が続いていた。すなわち、ドル高を期待しての投機は増えたが、円安を期待しての投機は、急激には増えなかったのだ。
 ただし、円ショートは徐々に増えた。つまり、円安を期待しての投機が徐々に増えた。
◆図表4:シカゴ取引所における投機筋の円先物残高

FRB利上げによって
さらに円安が進行した
 以上で見た大統領選の結果による変化は、一応、出尽くしたと考えられる。
 10年債金利も上げ止まった。また、図表1に示したドルの実効レートも、11月下旬からは緩やかな下落に転じた。
 その後、11月下旬に、FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)の利上げが確実になったことから、アメリカ2年債利回りが上昇した。ただし、上昇幅はあまり大きくはない。
 ドル実効レートも、あまり大きくは変化しなかった。
 利上げがドルの実効レートに大きく影響しなかったのは、すでに市場が織り込み済みだったからだろう。
 しかし、円ドルレートは、115円から118円まで下落した。
 つまり、ドルと他国通貨との関係はあまり変わらずに、円が下落したのである。その意味で、これは、ドル高と言うよりは円安だ。
 円に対する見方が変わったことは、投機筋の残高にも見て取れる
 ドルの先物残高はあまり変わらなかったが、日本円のショートが増えた。そして、11月末からは、ショートがロングを上回る状態になった。
 円安が進んだことによって、投機筋が、今後さらに円安が進むとの予測に転換したことを示している。
円安とドル高は
どこが違うか
 以上で見たように、最近では円安の側面が見られるものの、今回の為替レートの変化は、全体として見ると、ドル高の側面が強い。
 これは、2013年頃の状況とは異なるものである。
 図表5に見るように、この頃はドルの実効為替レートはあまり変化しなかった。しかし、円の実効レートが非常に大きく低下したのである。これは、円がそれまではユーロ危機から脱出する資金のセイフヘイブンとしての役割を果たしていたが、その役割がなくなったことによる。
 この時期には、アメリカの実効レートが変化しなかったことが重要である。
 なぜなら、貿易収支があまり影響を受けないので、政治問題にならないからだ。
 しかし、今回は状況が異なる。図表1で見たようにドル高が顕著に進行したので、アメリカの貿易収支に影響が及ぶ可能性が高いからだ。
 トランプ氏は選挙戦中、中国や日本が為替操作を行なっているとの批判を展開していた。
 したがって、アメリカの貿易収支が悪化すると、ドル高抑制策を取る可能性が否定できない。
 その結果、アメリカに資金が流入しなくなれば、日本に流入して円高になる。
 もちろん、これは、アメリカにとって合理的な政策ではない。現在のアメリカの製造業は、アップルに典型的に見られるように、生産活動を海外で行なっている。こうした企業にとっては、ドル高のほうが望ましい。
◆図表5:円とドルの名目実効レート(長期)

マクロ環境には
大きな不確実性がある
 以上で見たように、為替レートは円安基調に転じた。しかし、この基調がどこまで続くかは不透明である。
 将来を見ると、いくつかの不確実性を指摘できる。
 第1は、アメリカの金利引き上げのスピードだ。FRBは利上げのスピードを速めていく意向を持っているが、トランプ政権下でこれが実現できるかどうか、不透明だ。
 最大の不確実性は、本稿の最初に述べた変化が、まだ実現していない将来のアメリカのマクロ政策の予測に基づいていることだ。実際の政策がその通りになる保証はない。減税やインフラ投資が期待通りに進まなければ、上記の過程は逆転する。
 トランプ氏はまた、アメリカ企業が海外に保有する留保資金をアメリカに還流させる計画を持っている。
 留保資金は主としてヨーロッパに存在すると考えられるので、これが実現して実際に資金がアメリカに還流すれば、ユーロに対してドル高になるだろう。
 これはアメリカの金利上昇を抑えるだろう。
 すると、日米の金利差が縮小することから、円高になる可能性もある。
日本経済への大きな問題は
金利上昇の可能性
 円安が進んで日本の輸入物価が2割程度上昇すれば、消費者物価の対前年比は、半年程度の遅れを伴って、1〜2%程度に上昇する。2017年の下半期には、こうした事態が実現する可能性がある。
 表面上は、日銀のインフレ目標に近づくことになる。しかし、これは日銀の政策によって実現することではなく、海外情勢の変化によって実現するものだ。
 実は、13年頃の円安下の物価上昇も、日銀の政策によって実現したというよりは、世界的な投機資金の流れの変化によって実現したのである。
 日本経済にとっての大きな問題は、金利が上昇する可能性があることだ。
 全世界的に資金がアメリカに流入し、ドル高と他国通貨安が進む。そして、全世界的に金利が上昇する。
 日本も例外ではない。すでに上昇し始めている。これが続く可能性がある。
 これに対抗しないと、日本経済は大混乱に陥ってしまうので、是が非でも対応しなければならない。金利の上昇を抑えるためには国債購入を増やす必要があるが、それが実行できるだろうか?
 他方で、物価が上昇すると、日銀が緩和政策を続ける理由はなくなる。むしろ、緩和政策からの脱却を図る必要がある。しかし、それは、金利抑制と相反する。
 来年の中頃には、この問題への判断が必要になるだろう。
 最も重要なことは、13年頃には円安の進行で株価は上昇したが、物価が上昇し、実質消費が減退したことだ。今回もそうなるだろう。
 日本経済は、為替レートによって振り回されている。しかも、日本の経済政策によってではなく、海外の事情によって振り回されている。このような状況から脱却することが必要だ。
(早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問 野口悠紀雄)
http://diamond.jp/articles/-/112246 

 
日本人が知らない本当の世界経済の授業
【第20回】 2016年12月22日 松村嘉浩
2017年は政治の強権化の年になる:トランプ当選を的中させたプロと語る市場の行く末(後篇)
各方面から絶賛されたストーリー仕立ての異色の経済書、『増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』。その著者・松村嘉浩氏と、トランプ大統領の誕生を見事に予測した、フコクしんらい生命保険の資産運用業務全般を統括する林宏明氏との対談・後篇です。
不安定な経済を押さえ込む「強い政治」を求める時代を、2人はどのように見ているのでしょうか。


“プロレスラー”トランプの危険性

松村 中国はトランプに対して取り立てて反論もせず、黙っているわけですが、トランプのアピールの仕方がプロレスにおけるマイクパフォーマンスのようなものであり、さすがに本気ではないと考えているからだと思います。

 問題は、プロレスの観衆はあくまでショーであることを理解していますが、政治においては民衆がトランプの勇ましいマイクパフォーマンスに酔っているわけですから、プロレスのような落とし所がきれいに見つかるのかは、分からないということです。

林 中国が対応に困っているのは間違いないですね。フェィクのつもりの蹴りが間違えて顔面に入って本気の乱闘になるリスクも十分あるでしょう。

松村 笑い事ではないですが、プロレスのつもりがK-1になってしまうということですよね。日本で民主党政権になったときも、大衆迎合のために実現不可能な政策を並べて、実現できずにグダグダになったわけですが、政策のつじつまが合わないことが明らかになれば市場は逆に暴落ということになるんじゃないでしょうか。

林 そのとおりです。私は昨年と同様に、2017年も年初から市場は危うくなるのではないかと考えています。先ほども申し上げたように、来年1/20の大統領就任演説が大きな山場ですね。大統領就任演説とは、たとえばオバマの核廃絶のように、デフォルメした大きなビジョンを示すものです。どのようにしてこれまでの主張と整合性をつけるのか、過去に例のない状況で実に見ものだと思います。

松村 それがこれまでどおりのマイクパフォーマンスであれば、世界は腰を抜かすでしょうし、そうでなくておとなしいものになれば国民からは大ブーイングということですね。そして、たとえ大統領就任演説を通過しても次は予算教書というハードルがあります。

林 ええ、すでに市場は4兆ドルの減税と1兆ドルの公共投資を期待しているわけですが、さすがにそれは現実的な数字ではないでしょう。それが調整されれば市場には明らかにネガティブでしょうし、その数字どおりだとしても織り込み済みとなるのではないでしょうか。先ほどおっしゃった民主党政権の例ではないですが、期待を裏切ったときの反動は極めて大きなものとなるはずです。

予測される中央銀行と金利の動向

松村 しかしながら、現状はトランプに期待し、そこにおんぶに抱っこになろうとしています。12月にFRBは予定どおり利上げしましたが、経済見通しをほとんど変えていないにもかかわらず、おどろいたことに予想された年2回の利上げペースを3回に上げてきました。これは、トランプの期待が続いているうちに早急に利上げしておこうというFRBの意図が露骨に出たものだと思います。

林 FRBとしては、糊代をつくっておきたいわけですから、この際できるだけ利上げしておきたいということでしょう。ちなみに、FRBが利上げできないというシナリオは、トランプの財政政策によって修正となりましたね。

松村 日銀がマイナス金利政策に突っ込んで金融政策の限界を露呈し、実質的にはテーパリングに入りました。ECBも、テーパリングではないと言い張っていますが、同様にテーパリングに入っています。このように金融政策がもはや手詰まりになるなかで、昨年は財政政策に舵をとろうと国際的な掛け声があって、安倍政権が財政を拡張させたものの他国が追随することはありませんでした。ところが、ここにきて突如、米国が大盤振る舞いすることになった……。これは中央銀行にとって負担軽減の、正に恵みの雨という話ですね。

 言い方は良くないですが、日銀もどさくさに紛れてテーパリングをアグレッシブにやるべきだと思います。

林 しかし、それはトランプの政策が機能する前提の議論にすぎません。本当に中央銀行が引き締めていって大丈夫なのかといえば、そんなことはないでしょう。そもそも、過去と異なるのは、現状の経済が膨大なレバレッジによって成り立っているという事実です。金利が上がることによるインパクトは安易に考えるべきではないでしょう。

松村 おっしゃるとおりだと思います。トランプの背中にみんなで乗っかろうとしているわけですが、親亀こけたらみなこけたというような事態になってもおかしくありません。現状は、「グレート・ローテーション」といって、景気が良くなって株が上がり金利が上昇するというバラ色のシナリオで動いていますが、それは昔の経済だから成り立った議論です。実際に膨大な財政政策で長期金利が上昇すれば、現在のようなレバレッジ型の経済は持たないはずです。

 そもそも、米国株の上昇要因が基本的には「自社株買い」、つまり低金利で債券を発行し自社株を買うというレバレッジに依存している構造であることを忘れるべきではないでしょう。

林 そもそも財政政策によって目先のGDPは上がるかもしれませんが、長期的に経済成長に寄与するのかどうかは甚だ疑問です。『増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』に書かれておられたように、未来の人から借金しているだけの話なのですから。

松村 私がよく言う朝三暮四の議論ですね。すでに多大な借金をして成長しない状態に陥っている中で、選択する打開策がさらに借金をすることというのは、完全に間違いです。今さえよければ良いという思考は、将来に多大な禍根を残すことになるでしょう。

2017年は、政治の強権化の年になる

松村 ここまでトランプ大統領の影響について話してきましたが、他の面では、来年はどんな年になるんでしょうか?

林 なにがトリガーになるのか明確にイメージできませんが、先ほどから申し上げているように、いずれ過剰な期待が剥がれたときに、ずいぶんと悲惨なことになると思います。また、来年は欧州の選挙の年ですから、トランプ・サンダース現象のムーブメントがヨーロッパに波及して、ユーロの崩壊の始まりを示すことになるのではないでしょうか。私は、フランスでは反EUと反移民を掲げるルペン大統領が誕生すると思っています。

松村 たしかに、今となってはその可能性も否定できません。世界が行き詰まり不満が拡大する中で、世の中は暴力的な利害調整を要求し、それに応える強権型の政治家が増えてきています。

 11/28の日本経済新聞の中沢克二編集員の『「大統領」狙う強権 習氏に死角 トランプ現象は中国でも』という記事によれば、習近平首席の権力を強化して、いずれは大統領にしようという試みが共産党の中で行なわれているそうです。つまり、強権化を推し進めなければ、共産党が不満分子によってつぶされてしまうという危機感があるというもので、大変すぐれた洞察でした。こうした動きが示唆するのは、やはり極めて危険な流れのなかに我々はいるし、そのスピードは加速しているということだと思います。

林宏明(はやし・ひろあき)
フコクしんらい生命保険取締役執行役員財務部長。
1982年早稲田大学法学部卒。同年、富国生命保険入社。証券金融市場での経歴は25年近くに渡る。富国生命保険では国内の国債・地方債・財投機関債、海外の国債、地方債、エージェンシー債、カバードボンド等幅広く内外公社債市場の運用を担当するとともに、短期金融市場での運用にも従事。また、内外のクレジット市場、証券化商品の投資には深く関わってきた。現在は、フコクしんらい生命保険において、公社債市場・株式市場を始め、資産運用業務全般を統括している。
http://diamond.jp/articles/-/112177


 

低位株待ち伏せ投資
【第4回】 2016年12月22日 吉川英一 [個人投資家]
個人投資家は上昇率に注目しなさい!
業績も財務状況もよくない低位株。だが、個人投資家が儲けるには最も効率的な投資対象だという。『低位株待ち伏せ投資』の著者・吉川英一氏が、低位株投資の魅力を語った。


大きく増やすには低位株効果を利用する

 私が低位株をすすめるのには、ちゃんとした理由があります。それは、低位株効果と呼ばれるものがあるからです。

 一般的に、値がさ株より低位株のほうが上昇率が高くなる傾向があります。例えば、株価50円の株が100円になる可能性と、5000円の株が1万円になる可能性では、どちらが高いでしょうか?

 理論的には、どちらも倍になる可能性を聞いているのですから、本来は同じであると思われるかもしれません。しかし、現実は違います。

 仮に売買単位がどちらも1000株単位だとしたら、50円の株は5万円で買うことができますので、誰でも気軽に参戦することが可能です。一方、5000円の株は500万円を持っていないと買えないので、個人投資家で参加できる人は極端に減ってしまいます。過去の相場においても、全員参加型の安い株のほうが意外高を演じているのは言うまでもありません。

 値がさ株の代表銘柄でもあるファーストリテイリング(ユニクロ)の株価は、12月19日の終値で4万3130円しているのですが、売買単位が100株なので、買う場合は少なくとも431万3000円と手数料分を用意しなければいけません。個人投資家が簡単に参戦できる銘柄ではないのです。

 そして、この株がここから株価倍増を果たすには、よほど大きなニュースや大幅な利益増加がないと無理だと言えます。

 なぜなら、多くのアナリストや機関投資家、証券会社などによって将来の予想利益や成長性までリサーチされているので、サプライズな変化が起きる可能性が低いからです。そんな銘柄が、ある日突然、上昇しだしたり、株価が短期で倍になることはまずありえません。

 投資資金を早く大きく増やそうと思ったら、値がさ株に比べて上昇率で勝っている低位株を中心に売買するのが一番効率的だと言えます。

 株の初心者は、とくに誰もが知っているトヨタやファナック、村田製作所、武田薬品などの値がさ株に投資しがちですが、これらの株は低位株のように株価が短期間で倍になることはありません。株で儲けようと思ったら、誰も知らないような安い銘柄を買って、大きく上昇し始めるまで持ち続けることです。

 いつ上がるかわからない株を所有し続けるのは心配ですし、売却するまではずーっと不安だけが募りますが、ひたすら信じて待つことによって、思わぬ上昇相場に遭遇することがあるものです。

 株というものは、上がらないからといって、しびれを切らして売った途端に上昇することがよくあります。私の過去の経験からも、乗り換えて損をするパターンのほうが圧倒的に多いです。
http://diamond.jp/articles/-/112039

 

DOL特別レポート
2016年12月22日 森山真二
百貨店の「ネット販売」がいつまで経っても進まない理由

高島屋は百貨店業界で最もオムニ化に熱心だが、売上高の構成比ではわずか1%強にすぎない Photo by Ryosuke Shimizu
なぜ、百貨店はネットと店舗を融合したオムニチャネル化が進まないのか――。「オムニチャネル化は重要な戦略の一つ」と、百貨店経営者の発言は異口同音だ。しかし、その実態は「オムニ化に着手した」、あるいは「軌道に乗ってきた」という話をあまり聞かない。合理的なオムニチャネル化が進まない理由は、百貨店の古くて古い前時代の遺物となったような商慣習があった。(流通ジャーナリスト 森山真二)

ネットとの融合が進まない
百貨店の商慣行

 米アマゾン・ドット・コムが無人レジの店舗を開発し、米ウォルマート・ストアーズがダークストア(来店できない倉庫型の品ぞろえセンター)によるネットスーパーのピックアップ方式を順調に伸ばしているこの時世に、日本の流通は百貨店を始めとして、遅々として近代化が進んでいない。このままいくと、アマゾンがあれよあれよという間に1兆円の売上高を獲得したように、ネットに長けた流通外資に市場を席巻されてしまう懸念も出てきた。

 日本のオムニ化で、懸念の最たる場所が百貨店だ。もちろん、「晴れの日」を演出するという流通での役割からすると、簡単にデジタル化と相容れない世界なのかもしれない。そうだとしても店舗の機能や役割を変革して、オムニ化に舵を切ることはできるはずだ。

 しかし、そこには障害となる商慣習が横たわっている。

 グループでオムニ化に取り組んでいるセブン&アイホールディングスは別にして、百貨店のなかでもオムニ化に熱心な高島屋は、昨年の2015年2月に「オムニチャネル推進室」を設けて、取り組み始めている。木本茂社長による肝いりのプロジェクトだ。

 このプロジェクトも約2年が経過しようとしているが、ネットの売上高が前期は2割程度増加し、120億円程度。伸び率は大きいが、高島屋全体の売上高である9250億円(17年2月期見込)の構成比では1%強ということでしかない。

 先駆的に取り組んでいる高島屋ですらこういう状態だから、他百貨店は推して知るべしだ。

 なぜ、百貨店のオムニ化が進まないのか。それはアパレルメーカーと百貨店が共同で作り上げてきた、相互にリスクを持たない仕組みが横たわっているからだ。

 一つは店で売上の発生と同時に仕入が計上される消化仕入れという商慣行であり、さらに今ひとつはアパレルの支店単位の仕入れで、百貨店の本部が集中して購買する集中仕入れ体制ではないことだ。

 つまり、今では改善されているようだが、百貨店側は長らく販売の情報を保有する体制にない状態だった。

 また百貨店は自らがモノづくりに踏み込めなかった(何度かやって失敗)。そして消化仕入れや支店単位の仕入れ体制では、アパレル側は売上が鈍化すれば製造原価を落として対応するという手法をとってきており、悪循環を招いてきた。

 結果として、いつの間にか百貨店業界全体の衣料品売上高は2兆円超と、ユニクロとしまむらの売上高を足した数字にかなわない状況となっていた訳だ。

それでも高島屋は
オンワード樫山と取り組んだ

 百貨店とアパレルの商慣習の何がオムニ化の障壁となっているのか。

 オムニ化はいつでもどこでも、顧客が欲しいときに欲しい商品を提供し、顧客の利便性を高める手段といっていい。そのため、まず商品がどこにどれくらいあるのかを把握しておかなければ、話にならない。

 百貨店が主導的に在庫状況を把握していれば、仮に品切れしていた場合でも迅速な対応で顧客にあたれる。しかし、百貨店側とアパレル側の慣習では、多くはそうなっておらず、アパレル側が一方的に商品の在庫の所在を把握している状態だ。百貨店側が主導的に支店を含めて在庫状況を検索し、在庫がある店から顧客の自宅に出荷できるようにしているところはない。

 それでも高島屋は、オンワード樫山と在庫の同期化に取り組んだ。店舗のオンワードのショップ内にタブレット端末を持ち込み、高島屋のオンラインサイト「セレクトストア」とオンワードの在庫情報を一元化した。

 顧客の欲しい商品の色やサイズが店頭になかったら、オンワードの複数のブランドショップに持ち込んだ同端末から高島屋のセレクトストアへと発注できるようにした。従来、在庫があるかないかは、いちいちアパレルに電話で連絡して確認していたことを考えれば、かなりの進歩ではある。

 それにしても百貨店のスマートフォンサイトやPCサイトはまったく使い勝手がよくない。実際、百貨店のスマホの対応を見てみると分かる。売れ筋商品を品切れさせておいて放置しているし、店舗で受け取ったり、近くのコンビニで受け取れるようになっていない。それどころか、初めての購入では会員登録しないと買えない。これでは面倒臭くて普通なら購入を諦めてしまう。

決済革命が進んでいる米国
アマゾンは無人レジの店舗も

 これに対し米国では決済革命が進んでいる。ウォルマートの会員制ホールセールクラブであるサムズクラブで、スキャン&ゴーという決済の仕組みが導入されている。
 アプリをスマホにダウンロードし、商品のバーコードを顧客自らがスキャンするだけで決済が済む。最終的にアプリで決済が終わったことを通知するバーコードが出てくる。従業員がそれをチェックし検品すれば終了となる。混雑するレジに並ばなくても済むし、買い物のスピードも格段に早くなるのだ。

 米アマゾンでは無人レジの店舗を開設しつつある。カメラやセンサーなどに店内の"目"とAI(人工知能)、アルゴリズムで買い物をしたかどうかをジャッジし決済する。もはやこうした時代に、百貨店ではいまだにカードをレジまで持っていき、決済するところが多いのは驚きだ。

 事前に店舗に誘導する仕組みであるウェブルーミングもこれとてまだまだ。ネットをみながら、思わず来店したくなるような仕組み、仕掛けができているところは皆無なのが現状だ。時代はどんどん先に進み、日本の百貨店流通は古色蒼然としてきた。

 米アマゾンは20年までに現在の米アパレル事業の売上高約1兆9800億円を6兆4400億円に引き上げる計画を打ち出している。進出している日本でも、アパレルの取り扱いを始めている。アマゾンの都内なら1時間で届くという配送の仕組み、決済の仕組みを使えば、そのうち日本でもアパレルの売上が拡大する可能性はある。

 水は低いところに流れる。価格が「高い」ところよりも「安い」ところ。「複雑な仕組み」のところよりも「簡単な仕組み」のところ。配送が「遅い」ところよりも「早い」ところなど。

 流通外資の仕組みを持ち込めば市場攻略ができる。アマゾンがその好例だ。今のうちから布石を打っておかないと、アッという間に市場がひっくり返されることになりかねない。
http://diamond.jp/articles/-/112337

http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/127.html

記事 [経世済民117] 中国人のクルーズ船観光が急増中、世界の海を席巻へ 女子会のノリで世界一周 旅慣れた中国人たち 日本を飛び越え、世界へ
莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見
2016年12月22日 莫 邦富 [作家・ジャーナリスト]
中国人のクルーズ船観光が急増中、世界の海を席巻へ

中国人観光客のクルージングによる旅が急増している(写真はイタリアのコスタビクトリア)
「豪華客船楽しむ時代に」

 約6年半前の2010年3月6日、私は日本の全国紙にこのようなタイトルで、中国人観光客がクルージング用の大型豪華客船に乗って世界中を旅行する時代が訪れた、とコラムで取り上げた。

 その年の2月、豪華客船による初の世界周遊ツアーが実現したので、当時の中国のメディアは、中国もクルージング元年を迎えた、とはしゃいだ。

 イタリアの「歌詩達」(コスタ)、米国の「皇家加勒比」(ロイヤルカリビアン)などの社名が豪華客船と重なり、多くの中国人の心に焼き付けられた。地中海の青い空、太平洋を横断する爽快さ、船の横を流れていく無名の島、海の水面をかすめて飛ぶ魚……。これらが豊かになった億単位の中国人が追い求める新しい生活スタイルとなりつつある、と私は書いた。

 実は、その時点から中国の沿岸部で新しい競争も始まった。「郵輪母港」つまりクルーズ専用の港になるべく、大連、青島、上海、寧波、アモイ、海南の三亜などの沿海都市が名乗りをあげている。タイタニックよりはるかに大きい皇家加勒比の22万トン客船が、2009年12月に初航海をした。それを聞いた海南では、すぐに25万トンの大型客船が停泊できる規模の埠頭の建設に取り掛かった。いうまでもなく、その大型客船の寄港に狙いを定めている。

 歳月はあっという間に過ぎ去ってしまい、中国のメディアはまた、2015年はクルーズ元年と騒ぎ出した。同じく「元年」という言葉を使っているが、その着眼点が違う。前者はクルーズが中国に登場したことに力点を入れて強調しているのに対して、後者はその市場規模がある程度になったことに力点を置いて見ているのだ。

 その着眼点の違いからは、市場の変化と乗客の顔ぶれが読み取れてくるので、なかなか面白い。

女子会のノリで世界一周
旅慣れた中国人たち

 12月9日〜20日まで、航路としては、横浜から神戸を経て、さらに上海に寄港したうえ、シンガポールにたどり着いた。これは私が乗った区間の航路だ。

 私が乗りこんだのはオーシャン・ドリーム号という客船だが、30年前後もある船齢の船だが、1000人規模の乗客を載せて世界一周の旅に出るのだ。神戸、上海、シンガポールから乗船する人もかなりいる。私が降りた後、客船はインド洋に進み、南極を経て、世界一周の旅を本格的に展開させていく。

 私は、上海から乗船した中国人乗客の大半は初のクルーズ体験ではないか、と事前に推測していたが、実際、乗ってきた中国人乗客に話を聞いたら、びっくりする事実が出てくる。

 たとえば、趙さん(79歳)という上海出身の男性乗客は、今回の航海を除いて、すでに8回もクルーズの乗船経験を持っている。

 本人の話を聞くと、「アメリカのクルーズ“量子號”はこれまで乗ってきたなかで最大の客船です。その量子號の処女航海に参加するため、上海からわざわざスペインに飛んでいって乗船したのですよ。世界一周のクルーズの旅も今回を入れて2回となりますが、ただ、2回とも南半球の旅だった」という。やや残念がっている口ぶりがいかにも旅慣れた様子だったが、初クルーズ体験は2013年だったということを知って、そのクルーズ利用頻度にただただ驚いたのだった。

 ちなみに、趙さんが言う“量子號”はロイヤルカリビアン社の海洋量子號(英語名:MS Quantum of the Seas)のことを言う。16万トンで4000人も載せる量子號は上海を母港とするクルーズだ。処女航海は2014年の11月だった。

 もう一人の男性にもインタビューをしてみた。74歳の呉さんだ。クルージング体験はすでに4回だ。ヴォルガ川、ナイル川、ドバイなどでクルージングしたことがある、という。

 もう一つの現象は旦那さんを家に残して、女子会のノリで世界一周のクルーズ旅に出る女性も相当いることである。船上で積極的に日本人に声をかけたり日本人が作った自主企画に参加して交流したりしている。言葉が通じないとか、受け入れてもらえるのかといった悩みなど、まったく見せない。海外旅行に慣れてきた中国人客がだいぶ増えたという実感を一層強くした。

80年代とは大違い
日本を飛び越え、世界へ

 1981年、私は初めて日本を訪問したとき、瀬戸内海にひとめぼれした。フェリーの手すりに寄りかかって、瀬戸内海の夕日を眺めるのが好きだった。これから多くの中国人観光客もその瀬戸内海の美景に陶酔するだろう、と想像していた。

 しかし、いまや大勢の中国人はクルーズの手すりに寄りかかって、世界の川と海の景色を楽しみ始めている。しかも急速な勢いでそのクルージング人口を増やしていく。

 2002年から2012年までの間に、中国人のクルージング人口は毎年30%の勢いで増え続けている。2015年、中国はすでに世界のクルージング人口ランキングにおいては、7位に食い込んだ。これからは間違いなく世界最大の規模を誇るようになるだろうと、多くのクルーズ会社が中国を熱く見つめている。だが残念ながら、日本のクルーズ会社にとっては中国はまだ近くて遠い市場のようだ。

(作家・ジャーナリスト 莫 邦富)
http://diamond.jp/articles/-/112331
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/128.html

コメント [政治・選挙・NHK217] 木村草太氏の天皇退位への提言は見事  小林よしのり 赤かぶ
31. 山田ミー太郎[128] jlKTY4N@gVuRvphZ 2016年12月22日 23:25:11 : IE7yy8dFd6 : 5xNUB@zd5sE[5]
例えば、今上陛下や皇太子殿下の代では考えられないが、
将来、個性の強い天皇が現れ、わざと退位して「上皇」となり、
上皇の立場から政治的に容喙しようとするケースもあり得る。

よって「生前退位」を可能とした場合、将来的には
憲法99条に、憲法尊重擁護の義務を負うものとして上皇も
加えられるべきと考える。

また、天皇派と上皇派で世論が割れる、などのケースを
想定した議論も必要だ。

このように、今上陛下のご意向を最大限尊重しつつも、
今後、天皇や皇室が悪用されないための法制度を
いかにして整備するか、という観点から議論することが、
結果的には今上陛下のお気持ちにも叶うものと信ずる。
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/901.html#c31

コメント [経世済民117] 今度ははがきを62円に値上げ!  赤かぶ
2. 2016年12月22日 23:26:36 : 7Hyf7geeak : 2ypT0q@oobg[8]
民営化の弊害が出たな。

まずは年賀状をボイコットしましょう。

今年は200枚ほど出すが、来年はどうしても必要な20枚以下に抑えることを宣言します。

http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/124.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK217] 木村草太氏の天皇退位への提言は見事  小林よしのり 赤かぶ
32. 山田ミー太郎[129] jlKTY4N@gVuRvphZ 2016年12月22日 23:27:00 : IE7yy8dFd6 : 5xNUB@zd5sE[6]
>>31のつづき)

したがって、今上陛下もすでにご高齢であることに鑑み、
特例法をもって、とりあえずは陛下のご意向に沿うための
環境を整備し、しかるのちに、もっと根本的な議論を
深め、制度を整えて行くという手法自体は悪いものではない。

だが、それもこれも時の政権がまともであってこそ可能なこと。

今回画策されている特例法が悪しき前例となり、天皇や皇室を、
時の政権が恣意的に利用する事態を招きかねない、という
木村草太氏の懸念は、安倍や、それに類する政権が続く限り、
決して取り越し苦労には当たらない。
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/901.html#c32

コメント [日本の事件31] 島根女子大学生バラバラ殺人事件は冤罪 志井 相栄
11. 2016年12月22日 23:30:00 : BsoQ4JxbOA : PW4YaPmssLU[7]
>>9

佐伯まおが書いた証拠はあるんですか?
適当な事を言っていない根拠を提示してください。
できないなら、あんたが言ったコメントは嘘っぱちです。
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/882.html#c11

記事 [経世済民117] ≪原油価格≫OPEC減産合意の「死角」 2月に40ドル割れも? 米トランプ政権の中東政策にも留意(ZUU online)

【原油価格】OPEC減産合意の「死角」 2月に40ドル割れも? 米トランプ政権の中東政策にも留意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161222-00000016-zuuonline-bus_all
ZUU online 12/22(木) 17:10配信


いまから1年前、「2016年の原油価格の見通し」は弱気に大きく傾いていた。筆者はもちろん、ウォール街の市場関係者の多くが弱気のシナリオを描いていた。しかし、原油価格は年初こそ急落したものの、その後はV字回復となったのは周知の通りである。この年末は前年水準を大きく上回るとともに、年初来の高値圏で新年を迎えそうな情勢だ。

問題は2017年の見通しであるが、ウォール街ではOPEC(石油輸出国機構)を始めとする主要産油国の減産合意を素直に受け止めるムードもあり、「やや強気派が優勢」のように感じられる。果たして期待通りの展開となるのか? 「2017年の原油市場」を展望してみたい。

■なぜ、計算が合わないのか? OPEC減産は本当に可能か

OPECによると、世界の原油需給は2017年後半に均衡する見通しである。2017年のOPEC産原油の需要が3260万バレル(日量、以下同)と予想される一方で、OPECが生産量を3250万バレルに制限することで合意しているからだ。

しかし、この計算は非常に怪しい。

OPECは11月30日の総会で、2017年1月より2016年10月の生産量から日量120万バレル程度減産し、同3250万バレルに引き下げるとした。だが、公表された数字をどう計算してもこの数字にはならない。

OPECが減産基準としている生産量には国内事情が考慮されてインドネシア、リビア、ナイジェリアの3カ国が除外されている。3カ国を除いた合計は3124万バレル。この3124万バレルに除外された3カ国の10月の生産量を加えると3414万バレルとなり、減産量の116万バレルを差し引くと、3298万バレルとなる。

計算が合わないのは、アンゴラの基準値が175万バレルと9月の数字となっており、10月の157万バレルを大きく上回っていること。そしてイランの基準値が398万バレルと10月の371万バレルを大きく上回っていることが主な要因だ。

イランの基準値(398万バレル)は9万バレルの増産が認められたにもかかわらず、1月からの生産量が380万バレルとなっていることも不可思議だ。イランは生産枠として400万バレルを求めていたので、1月は10月比9万バレル増の380万バレルでスタートし、その後400万バレルまでの増産を容認するのかも知れない。

イランを380万バレルで固定し、減産を除外された3カ国の生産量を10月から据え置いたとしても、合計は3271万バレルとなるので、3260万バレルの需要を上回る計算だ。

適用が除外された3カ国はいずれも生産量が回復途上にあり、今後はさらに拡大する可能が高い。イランが400万バレルまで増産した場合は供給過剰はさらに拡大する。

それでなくとも、過去の減産合意の経験から各国の減産遵守には懐疑的な声が少なくない。非OPECが本当に協調するのかも不透明である。

懸念材料は色々とあるが、需給見通しで最も注意すべき点は、そもそも今回の減産合意では「1月からOPECの生産量が3250万バレルに制限される計算にはならない」ことだ。約120万バレルの減産を実施したとしても、OPECの生産量が需給均衡に向かう水準に達していない点を警戒しておくべきだろう。

■減産合意の背景に「トランプ政権の誕生」あり?

主要産油国は今年2月、原油価格の急落を受けて「増産凍結」で暫定合意したものの、サウジアラビアとイランの対立により4月には物別れに終わった。

今回の減産合意に関しても、イランは減産に応じないとの見方から事前予想では合意に否定的な見方も多く、減産合意はむしろサプライズに近かった。

なぜ4月にできなかったことが11月にはできたのか。なぜイランの「増産」をサウジは受け入れたのかは素朴な疑問として残る。

このナゾを解く鍵は、4月にはなくて11月にはあったもの、かつイランとサウジの関係に影響があるものとなる。そう、それは「トランプ政権の誕生」だ。

■米国とサウジは再び蜜月関係へ

1971年にブレトンウッズ体制が崩壊し、金・ドル本位制は原油・ドル本位制へと移行することになるが、この背後には「リヤド密約」があったとされている。すなわち、米国はサウジアラビアの安全を保証する変わりに、サウジは石油代金をドルで受け取り、原油を安定的に供給するというものだ。

かつては蜜月だった米サウジの関係も、オバマ政権ではサウジへの武器輸出を制限する法案が提出されるほどまで冷え切っていた(注:法案は共和党の反対で否決されている)。

しかし、トランプ政権の誕生で現在の「冷たい」関係は再び「蜜月」となる公算が大きい。

現在、サウジアラビアとイランはイエメンを舞台に代理戦争の真っ只中にある。トランプ次期政権は親イスラエルであり、イランに対しては強硬姿勢で臨んでいることから「敵の敵は味方」となる。

イランと米国を含む6カ国は昨年7月に核合意し、今年1月からは経済制裁が解除されている。この経済制裁の解除により、イランからの原油輸出が増加したことも原油急落の背景にある。

トランプ氏はイランとの核合意を破棄することを公約としており、新たな経済制裁を検討中である。米国がイランへの経済制裁を再び強めるのであれば、サウジはイランと「減産」で合意する必要はないと考えても不思議ではない。

■シェール企業とサウジを結ぶ「点と線」

トランプ氏は次期政権でのエネルギー長官に前テキサス州知事のリック・ペリー氏を起用する方針だ。

テキサス州は言わずと知れたシェール企業の牙城である。

さらに、次期国務長官には石油メジャー、エクソンモービルの会長兼CEOであるティラーソン氏を指名しており、テキサスとサウジを結ぶ橋渡しも万全である。

トランプ氏はエネルギーの自立を政策の柱に掲げているが、米国内の原油生産量は原油価格の下落を受けて低下しており、関連する雇用も減少した。米国内で雇用を創出し、エネルギーの自立を目指すのであれば、価格はある程度上昇する必要がある。トランプ次期政権にとって、価格はむしろ上昇したほうが政策目標は達成しやすいと言える。

米国内ではリグ稼動数が増加しているものの、シェールオイルの生産量は微増に留まっている。シェール企業にとっても原油安は頭痛の種であり、価格の反落を恐れて増産には慎重となっている様子だ。また、利益を確保するためには価格の上昇がまだ不十分で、増産には55〜65ドルが必要との見方もある。

サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は12月10日、「米シェール企業が来年、供給面で大規模な反応を示すとは予想していない」と述べている。ファリハ氏が何の根拠もなく期待だけで発言しているとは考えづらい。

トランプ新政権の誕生、シェール企業の慎重な増産姿勢、イラン増産でもOPECが減産合意という流れを踏まえると、サウジはシェール企業から「価格が値崩れするような増産をするつもりはない」といったメッセージを何らかの形で受け取っているのかも知れない。

■コアレンジは40〜60ドル、上下どちらにもリスクを内包

原油価格は今年4月から11月のOPEC減産合意まではおおむね40〜50ドルのレンジ内を推移しており、下値の目途は40ドルと考えて問題なさそうだ。一方、OPECが目標価格を55〜60ドルと設定しているので、上値目処は60ドルが妥当であろう。

したがって、2017年の原油価格は40〜60ドルのレンジを中心とした動きが予想され、ここがベースラインとなるが、上下どちらにもリスクがあり、注意が必要だ。

まず、下方リスクはOPECが減産を遵守しないことである。数字で確認できるのは「2月」となるが、恐らく、期待された数字にはならず、需給の均衡見通しは2018年以降にずれ込むことになりそうだ。この場合、一時的には40ドルを割り込む場面も想定される。ただし、これまで同様、40ドルを割り込めば追加減産などの「口先介入」などで相場は下げ止まることになるだろう。

また、シェール企業の増産が加速することもリスクとして残されている。サウジアラビアの見込みが外れ、米生産が急速に回復し価格が弱含むようだと、OPECとシェール企業が再びシェア争いに戻り、下値を模索する可能性がある。

上方リスクは米国の対イラン政策となる。経済制裁となれば、イランからの供給減で需給均衡が前倒しとなるかも知れない。また、トランプ政権の中東への関与が中東情勢を緊迫化させ、短期的に価格の上昇を招く恐れもある。

米シェールオイルの増産ペースが需要の増加ペース並みとなり、歩調を合わせてサウジも増産を見送るなどした場合、テキサスとサウジの暗黙の了解が予想外に需給改善ペースを速める可能性がある。2017年のうちに需給が均衡するとの見方が強まれば、年後半の中心レンジが60ドルを超えてくるかも知れない。(NY在住ジャーナリスト スーザン・グリーン)

http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/129.html

コメント [政治・選挙・NHK217] 安倍政権が外国にばらまいた金額一覧  赤かぶ
1. 2016年12月22日 23:33:22 : svbaxheZ5w : HvFWciug80Y[42]
これの7割から8割位のお金が安倍関連のファミリー企業へ受注と言う形で日本に戻ってくる、日本国民の税金横流し横領詐欺政治です。
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/927.html#c1
コメント [国際16] トランプを勝たせたロシアのスパイ、その見事な手口 ヒラリーを標的にウィキリークスと巧みに連携、さて日本訪問では・・・ 赤かぶ
1. 2016年12月22日 23:35:35 : Qk0z0gVGLY : lQZkNLxHm_4[740]
スパイ一人でその国のトップ決める選挙勝てるなら楽なもんだな。
金にがめついヒラリー側がなぜそういう手段を使わなかったのか?ってことになる。

http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/787.html#c1
コメント [経世済民116] 自動車業界が2017年に歴史的転換点を迎える理由 キーワードは「EV」と「自動運転」、そして「北米市場」(JBpres) 赤かぶ
3. 2016年12月22日 23:35:53 : C4nhwMcfAc : pXB8iz5IT_Y[172]
当方の予想では、2017年は石油が高騰する。西側諸国の対ロシア封じ込め政策のため、石油価格をわざと安くしてロシア経済に打撃を与えるための政策だったが、親ロシアのトランプ氏が次期大統領に就任することにより、ロシアに対する経済制裁は解消される。これが、石油価格の高騰の始まりとなる。

石油が上がれば、世の中は一挙に電気自動車志向が強まる。量産型電気自動車のパイオニア、三菱アイ・ミーブが、現在のところ中古車価格がべらぼうに安い。電気自動車が全くの不人気であるためだ。これは日産リーフも同じだ。

しかし、石油価格が上がりだせば、世の中の雰囲気も一変する。確実に電気自動車の走行費用がガソリン車に対して安くなる。ガソリンの価格が上がれば上がるほど、電気自動車が有利になっていく。

当方は、現在のところ中古車価格が「激安」の三菱アイ・ミーブや日産リーフが、いずれ人気車種となって、値上がりすると見ている。だとすれば、今のうちに買っておくとよい。

アイ・ミーブにリーフは、登場時期が早いこともあって、電気自動車特有の弱点を持っていることは事実だ。航続距離の短さとか、冷暖房の弱さとかである。しかし、ガソリン車にはない「絶対的な優位性」も持っているのである。

電気自動車は、騒音や振動を発生させない。走っていても、驚くほど静かだ。このことから、カーオーディオの持ち味を最大限引き出せる。電気自動車は、「走るオーディオルーム」なのである。当方は、三菱アイ・ミーブの中古車で、スムースジャスを楽しんでいます。

●2017年は、内燃機関の自動車に不利な時代の幕開けになるでしょう。内燃機関と言うとガソリンエンジンの他にディーゼルエンジンも含まれますが、西欧諸国ではこれまでディーゼル乗用車に力を入れてきました。ディーゼル乗用車は、低燃費で経費も安くつくためです。西欧諸国では、小型車にまでディーゼルエンジンが普及しました。

ところが、ディーゼルエンジンの不正が発覚したのがフォルクスワーゲン。ディーゼルエンジンの燃料噴射装置は、西欧諸国の自動車メーカーはどこもボッシュの製品を使っています。このため、不正問題は他のメーカーにも波及。それと共に、西欧諸国の大都会の深刻な大気汚染問題が、槍玉に上がることに。

フランスは1970年代からディーゼル乗用車の普及を進めてきましたが、これらの乗用車から排出される微粒子が深刻な大気汚染の原因になっています。パリの大気汚染は深刻で、2ストロークエンジンの2輪車を禁止するなど対策を取ってきましたが、自動車が手付かずでは改善の見込みはない。行き着くところ、内燃機関の禁止しかないと言う結論に至ったのであります。

これから確実に電気自動車の時代になる。それを見越して、電気自動車のパイオニア、三菱アイ・ミーブの大規模マイナーチェンジが、この12月に行なわれました。ガソリン車の時代から10年になる同車ですが、欧州および北米の衝突安全基準に合格している貴重な車種であることから、この先も改良を繰り返して生産され続けるそうです。

日産リーフも、改良を加えて生産を継続していますが、これまでの日本車はトヨタに対抗上、どうしてもモデルチェンジ周期が短かった。しかし三菱アイ・ミーブや日産リーフのような電気自動車は、この常識を打ち破りつつある。トヨタの「計画的旧式化」商法は、いよいよ過去のものとなっていきそうです。これは日本の自動車産業にとって、革命的な出来事となるでしょう。

トヨタの時代が終わる。これは確実です。
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/829.html#c3

コメント [戦争b19] シリアの「悲惨な現状」を訴える偽市民をRTが暴露/在トルコ露大使が銃殺される お天道様はお見通し
4. 2016年12月22日 23:36:47 : Qk0z0gVGLY : lQZkNLxHm_4[741]
英語がよくおできになる、という時点でバレてしまうのが難点だな。

http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/373.html#c4
記事 [経世済民117] 日本の有休消化率、世界28カ国で最下位 消化率は何%?(ZUU online)

日本の有休消化率、世界28カ国で最下位 消化率は何%?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161222-00000008-zuuonline-bus_all
ZUU online 12/22(木) 7:40配信


「有給休暇 国際比較調査2016」が発表され、対象の28カ国・地域中、日本の有休消化率は50%で、3年ぶりに最下位であることが分かった。1位はブラジル、フランス、スペイン、オーストリア、香港で、有休消化率100%という結果だ。

調査はエクスペディア・ジャパンが毎年インターネットで行っているもので、対象国は日本、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、ブラジル、韓国など世界28カ国の9424人。

■日本の有休消化率は50%

この調査では「休み不足を感じている人の割合」についても調べている。こちらもランキングにすると日本が最下位で、「休み不足を感じている」という人は34%しかいない。

一方、1位のスペインでは68%、2位の韓国では65%の人が休み不足を感じている。ちなみに、日本の有休付与日数は最大で20日だが、スペインでは30日、韓国では15日だ。

この2つの調査結果からは、「日本人は有休消化はしないけれど、休みが足りないとは感じていない」ということが分かる。

また、「自分の有休支給日を知らない人の割合」の調査では、日本はダントツだ。実に47%の人が自分の有休日数を把握していない。2位は韓国21%、3位はオーストリア15%と続くが、日本の数字は突出している。エクスペディア・ジャパンは「休みに無頓着な日本人」と表現している。

日本人が「休み不足を感じていない」「休みに無頓着」という側面は確かにあるだろう。なぜそうなってしまったのか。それは、日本に「有給休暇を積極的に消化する」という風土がないからではないだろうか。

[参考サイト]
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000003373.html

■欧米の休暇制度は参考になるのか

ニューヨーク在住ジャーナリストの安部かすみさんが、2016年7月の自身のコラムで「ニューヨーカーの有給休暇とその過ごし方」について書いている。

コラムでは、「無制限休暇制度」のあるIT企業勤務Eさんが休暇を利用して猫カフェをオープンした話や、「ワーク&ライフ・プログラム」という休暇制度を利用して3カ月間の週休4日制を実現させたSさんの話を紹介している。安部さんは、「日本人もアメリカ人も、一生懸命に働くためには、一生懸命に休暇を取ることが必要だ」と結んでいる。

同じように日本の企業が休暇制度を充実させたなら、日本人はもっと休むようになるのだろうか。また、現在、日本では有休取得を義務化する動きがあるが、労働者の権利を義務化することで、はたして改善されるのだろうか。

早稲田大学の黒田祥子教授は、「時季指定権が労働者側にある日本では、職場に対する遠慮から労働者が休暇を申し出にくい雰囲気が醸成されやすい」と述べている(2014年10月の「THE PAGE」より)。

実はヨーロッパ諸国では、休暇の時季指定権は企業側にあるという。「年の始めに、誰がどの時季に長期休暇を取得するかを決定するのが慣例」で、「企業側は休暇を取る時季が分散するよう、休暇取得の時季を労働者に指定できる権利を持っている」のだそうだ。事前に休暇のスケジュールが分かるので、バックアップ体制も整備しやすい仕組みになっている。

冒頭のエクスペディア・ジャパンの調査によると、日本人の「有給取得に罪悪感を覚える人の割合」は59%にのぼる。「休みを取らない理由」をたずねたところ、1位「人手不足」、2位「職場の同僚が休んでいない」という結果となった。やはり、黒田教授の言うように「職場に対する遠慮」が大きく働いているようだ。

「遠慮」という言葉はとても優しい表現だ。実際に働いている人の生の声を聞くと、「有休を取らないのではなく、取れる環境にない」「下請けや中小企業は仕事量が多く休めない」「有休を申請すると嫌みを言われる。白い目で見られる」などの具体例が出てくる。

[参考サイト]
http://bylines.news.yahoo.co.jp/abekasumi/20160716-00059402/

https://thepage.jp/detail/20141018-00000006-wordleaf?page=1

http://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20161027-00000016-zuuonline-bus_all&s=lost_points&o=desc&t=t&p=1

■働きやすい環境や風土づくり

前出の黒田教授は、日本では個人の仕事の分担が曖昧であるという点にも言及し、「いつ誰が休んでも仕事が回るようなバックアップ体制を整備しておくことが不可欠」だとしている。人手不足が深刻な職場では難しい話だと思うかもしれないが、それを見越した採用活動や制度づくりを行っていく努力が、企業には必要なのではないだろうか。

「バカンスを楽しむ国へ変わっていくためには、制度だけでなく職場の働き方も併せて変えていく必要がある」とする黒田教授の話は、明るい未来を想像させる。「バカンス」と「日本人」という取り合わせにはいささか違和感があるが、1カ月の休暇をとってもすんなり職場に戻れる風土が生まれれば、産休や育休から戻るときの置いて行かれた感覚や後ろめたさも薄れるに違いない。

法律や制度に縛られるのではなく、慣例や諸外国の例にとらわれるのではなく、誰もが働きやすい環境や風土が自発的につくられていく未来を望みたい。祝日を増やさなければ休みをとることのできない日本人のままでは、大勢は変わらない。(渡邊祐子、フリーライター)
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/130.html

記事 [経世済民117] 百一文と年の暮れ(きっこのブログ)
百一文と年の暮れ
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2016/12/post-4b6e.html
2016.12.22 きっこのブログ


ついこないだ年が明けたと思ってたのに、もう年末ですかぁ〜〜〜!‥‥ってなワケで、子どものころの1年は長かったのに、人間て年を取るたびに1年を短く感じるようになってくる。あたしの感覚で言うと、小学3年生や4年生のころの1年の長さの感覚を「100」とすると、中学生になってからは「90」くらいで、高校生になってからは「80」くらいで、高校を卒業して専門学校に入ってからは「70」くらいで、専門学校を卒業して社会人になった20歳の時には「50〜60」くらいになってた。つまり、10歳の時に感じてた1年の長さが、20歳になった時には半分くらいになってたワケだ。

そして、あたしは、30歳になり、40歳になったワケだけど、40歳を過ぎた今の感覚だと、まるでフォーミュラーマシンが目の前を通過するように、1年が「ヒュン!」と過ぎ去っていく。中学生の時に、国語で「光陰、矢の如し」という言葉を習ったけど、その時には言葉の意味を理解しただけで、感覚としてはぜんぜん理解できなかった。でも、今なら、この言葉の意味を感覚としても理解できる。時間と言うものは、年月と言うものは、ホントに弓から放たれた矢のように、一瞬のうちに過ぎ去っていくものなんだ。

まだ40歳を過ぎたばかりなのに、それでも「光陰、矢の如し」的に年末を迎えちゃったと言うことは、50歳を過ぎたら、60歳を過ぎたら、今の母さんと同じ70歳を過ぎたら、いったい1年の感覚ってどうなっちゃうんだろう?‥‥なんて、いろいろと複雑な心境で迎えた今年の年末だけど、年末と言えば、「とりあえず今年も何とか無事に過ごせたな」という安堵感と、「無事に年が越せるかなあ?」という不安感との入り混じった、何とも言えない年末特有の感覚になる。

子どものころは、生活のことはすべて親まかせだったから、年末になると「お正月には、いくらお年玉をもらえるかな?」なんてノンキなことを考えてたけど、大人になってからは、1年を必死に生きてきて、年末が迫ってくるたびに、仕事上での支払いの清算とか、生活上での家賃や光熱費の支払いなどで、いつも厳しい状況に立たされてきた。実際の仕事上の年末は「3月」だけど、江戸っ子の血を引く東京っ子のあたしとしては、「宵越しの銭は持たねえ」って感じで、できる限り溜まってた支払いを済ませて、スッキリとした気分でお正月を迎えるようにしてた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、借金がある人もない人も、年末と言えばそれなりにお金が必要で、こんな世の中だから、クレジットカードでキャッシングしたり、消費者金融でお金を借りたりしないと年が越せない人もたくさんいると思う。でも、これは、今に始まったことじゃなくて、昔からの日本の伝統みたいなものだ。そして、昔はクレジットカードなんてなかったけど、どうしてもお金が必要な人たちのために、それぞれの時代に、それぞれの消費者金融である「金貸し」が存在した。

たとえば、江戸時代には、通称「百一文(ひゃくいちもん)」と呼ばれる「金貸し」があった。これは、その日の朝に100文(もん)を借して、その日の夕方までに利息の1文を足した「101文」を返済させたり、翌朝までに「101文」を返済させるというシステムの「金貸し」だった。カラスは1日のうちで朝と夕方に「カ〜カ〜」と鳴くから、朝、カラスが鳴いたころに100文を借して、夕方、カラスが鳴くころまでに返済させるとか、カラスが「カ〜」と鳴くたびに利息がつくということから、別名「カラス金(がね)」とも呼ばれてた。

100文借りて利息が1文ということは、1万円借りて利息が100円ということだから、一瞬、ワリと良心的な感じがする。だけど、1日で1%の利息ということは、10日で10%、つまり、10日で1割の利息がつく高利貸しの「十一(といち)」と同じだ。それに、この「百一文」というのは、あくまでも1日決済の短期金融の通称で、実際の利息は「1文」じゃなかった。低いところでも2〜3%で、中には10%もの暴利を取る「百一文」もあったという。

江戸時代には、大工さんなど手に職を持つ人たちの生活はワリと安定してた。一般的な大工さんの日当が、現代に置き換えると1万2000円くらいで、仕事さえあれば月に30万円くらいは稼ぐことができた。そして、長屋の家賃は1年25万円くらい、1カ月2万円前後だったので、余裕で奥さんや子どもを養うことができたと思う。

一方、手に職のない人たちは、物売りをするくらいしかないので、「棒手振り(ぼてふり)」と呼ばれる行商をするケースが多かった。長い天秤棒を担いで、その両端に籠をぶらさげて、そこに魚や野菜、日用品などを入れて売り歩くものだ。でも、魚や野菜を売り歩くのなら、朝早く河岸とかに仕入れに行かなきゃならないし、仕入れをするにはお金が必要だ。でも、こうした「棒手振り」は日銭商売なので、中には1日の稼ぎをぜんぶ酒や博打に使っちゃう人もいた。

そうなると、翌日の仕入れのお金がなくなり、翌朝、お金を持たずに河岸に行くことになる。そして、「今日1日、魚を売って金ができたら払うから」ということで、その日の仕入れのお金を夕方まで借りることになる。これが「百一文」の始まりだと言われてる。江戸時代は240年以上もあるから、貨幣価値もずいぶん変化してるけど、落語によく出てくる「二八蕎麦は2×8=18文」という江戸中期の貨幣価値で見ると、当時の1文は現代の18円くらいに当たる。

だから、この「百一文」を具体的に想像してみると、昨日の稼ぎをぜんぶ飲んじゃった「棒手振り」が、朝、河岸へ行き、魚を卸してる親方から100文(1800円)を借りて、そのお金で売れそうな魚をみつくろって仕入れ、町へと売りに行く。だいたい、10文で仕入れた魚を20文で売るような感じだったので、1800円で仕入れた魚がぜんぶ売れれば3600円になり、夕方、2〜3%の利息をつけて親方に返済しても、手元に1300〜1400円が残る計算だ。

当時はクーラーボックスなんてないから、早く売り切らないと、売れ残った魚は腐ってしまう。仕入れの2倍の値段で売り歩いたとしても、半分売れ残ったら儲けはゼロだ。だから、魚を扱う「棒手振り」は、それぞれがお得意さんを持っていたそうだ。魚を扱う「棒手振り」と言えば、時代劇の「一心太助」くらいしか思い浮かばないけど、酒はほどほどにして、博打になど手を出さずに真面目に働いていれば、この「棒手振り」から始めても、商売を大きくすることができたと思う。


‥‥そんなワケで、こんなふうに始まった「百一文」だったけど、そのうちに「百一文」専門の金貸しが現われ始めて、「棒手振り」以外の人たちも利用するようになった。幕府から許可を得て営業してた大店の金貸しは、主に武士を相手に五両とか十両とかの大金を貸して商売をしてたので、何の担保もない町民はなかなか利用できなかった。そのため、町の「百一文」はいろいろな人たちが利用するようになったそうだ。

町人でも、商売道具など金目のものを持っていれば、それを質草にして質屋さんでお金を作ることができた。だけど、商売道具を質に入れちゃったら仕事ができなくなるから、その質草を出せなくなってしまう。そんな時に利用したのが、担保がなくてもお金が借りられる「百一文」だった。そして、これも現代の消費者金融と同じで、生活費を借りる人もいれば、吉原へ遊びに行くお金や博打を打ちに行くお金を借りる人もいた。


‥‥そんなワケで、江戸っ子の血を引く東京っ子のあたし的には、年末にお金がなくても借金するのは嫌なので、時として100円が何万円にもなるタナボタ的な「有馬記念」に期待するしかない。でも、あたしの「有馬記念」の成績は、本格的に競馬を始めるキッカケになった2007年の「有馬記念」でマツリダゴッホの大穴を当てたくらいで、あとは2009年のドリームジャーニーと2012年のゴールドシップで中配当を当てただけ、過去9年で3勝6敗と負け越してる。今年は好きな馬が1頭も出ないけど、年末に大金が転がり込むと言えば落語の「芝浜」なので、これにあやかり、「芝コースで浜中ジョッキーが勝てば芝浜だ!」というワケで、浜中ジョッキーのミッキークイーンから買ってようと思ってる今日この頃なのだヒヒ〜ン♪



http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/131.html

コメント [原発・フッ素47] ラーメンによる体調不良 続報 (5) 相変わらずラーメン店の休業・廃業が非常に多い 魑魅魍魎男
6. 2016年12月22日 23:43:25 : Qk0z0gVGLY : lQZkNLxHm_4[742]
安全な食材で基本自炊だよなあ。

でもラーメン好きなんで年一回ぐらいは食べる。それも九州で店員が健康そうな店でだけ。
韓国産のインスタントラーメンはけっこういける。

http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/170.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK217] 松井大阪府知事(維新代表)が、カジノ法案反対の民進党をバカな政党と公言。だったら大手新聞全紙がバカか! gataro
14. 2016年12月22日 23:44:24 : JW4kQkOW9o : dSI7DqbtatE[20]
民進がバカで売国なのは真実ですが何か

情報公開に消極的な民進党

 ・ 民主党政府が"非公開の検討委員会"で「在日朝鮮学校」授業料無償化を決定

 ・ 菅政権、震災/原発事故で設置した10の対策会議で議事録が無く、初期対応の検証が困難に・・

 ・ 原発事故の調書問題で、民主党・菅元首相や枝野元官房長官らは条件を付けたので一部非公開に・・

 ・ 野田首相と3閣僚らが原発再稼働へ向けて協議・・官僚を退席させて議事録もなし
 
→ 安倍首相、野田政権の『 原発事故収束宣言 』を撤回・・「政府として収束したとはいえず」
→ 安倍政権、閣議や閣僚会議懇の議事録を公表・・憲政史上初


■ 民主党政権、中国漁船事故の隠ぺいで”尖閣ビデオ”が流出して「秘密保全」が必要と主張
http://i.imgur.com/53fGbgO.jpg

 仙谷長官、中国漁船衝突映像を非公開にしたのは「全て正しかった」と豪語
 岡田副総理、「野党議員にも防衛などの守秘義務を課すべきだ」=秘密保全法案で
 民主党政権、秘密保全法案の有識者会議・・議事録がなく法案策定の検証が困難に

→ 安倍政権で【 秘密保護法案 】に徹底反対する民主党
http://i.imgur.com/I7X1EgB.jpg

→ 安倍首相が 「”尖閣ビデオ”は特定秘密の対象ではない」と会見w

http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1482416219/抜粋
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/110.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK217] 安倍政権が外国にばらまいた金額一覧  赤かぶ
2. 2016年12月22日 23:48:07 : JW4kQkOW9o : dSI7DqbtatE[21]
で、

民進や共産はそこのところを何で突っ込まないの?

途上国へ支援している安倍の功績として認めちゃうわけ?


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/927.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK217] ≪いつまで飯食ってんだぁ?≫安倍総理と「ひるおび」田崎史郎氏&「NHK日曜討論」島田敏男氏が「京都つゆしゃぶ」で忘年会! 赤かぶ
25. 2016年12月22日 23:50:13 : HrFTRFNcGS : QtQYPlSKr2A[269]
どうしようもないやつらだねぇ!
安倍が首相だから飲み食いするのか?
権力にすり寄る程度の低い人間たちか?
それとも友達か?
友達なら安倍が失脚しても見捨てるなよ(笑)
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/875.html#c25
コメント [戦争b19] アレッポ陥落、オバマは何を間違えたのか?(ニューズウィーク) 赤かぶ
9. 2016年12月22日 23:53:36 : Z2u0978tjc : nphunypIPgY[57]

あらためて,ニューズウィークはデマ新聞だと確認できた.
http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/367.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK217] 木村草太氏の天皇退位への提言は見事  小林よしのり 赤かぶ
33. 2016年12月22日 23:55:31 : HrFTRFNcGS : QtQYPlSKr2A[270]
1は相変わらず考えが浅い!
木村先生が1のような浅はかな考えのはずがないだろ(笑)
無理に書き込みしなくてもよし!
http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/901.html#c33
コメント [政治・選挙・NHK217] 翁長知事がTBSのインタビューで政府に激怒!「法治国家ではない」「日本の独立は神話である」 赤かぶ
16. 2016年12月22日 23:58:53 : kDVop4u7Ig : htN6NjVH0Kc[300]
日本はアメリカ様が勝ち取った戦利品「不沈空母」なの。道具のようなものです。独立国家じゃないよ。
強奪占領した土地を返してやるから、感謝しろう!守ってやるから新しい『基地』を作れ!だってさ!

国民の生活を脅かす存在が、国民の「安全・安心」を守っているだと、これも立派な『神話』と言えますね。

中東の次はアジア地域の紛争を手招きする。日本は「対中戦争」の前線部隊です。覚悟はできているのか?


http://www.asyura2.com/16/senkyo217/msg/907.html#c16

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