「BNEF: 最も安価なエネルギー源は太陽光発電・単価は石炭火力の半額」
(businessnewsline 2016/12/17)
http://business.newsln.jp/news/201612171206200000.html
Posted Yesterday , by Oscar Stanley
太陽光発電(太陽電池)の発電コストは風力発電を下回り、世界でもっとも安価なエネルギー源となったことがエネルギー調査大手のBloomberg New Energy Finance (BNEF) がまとめた最新の全世界の種類別発電コスト統計により明らかとなった。
2016年度の最新の統計によると、風力発電のコストは166万ドル/MWとなったのに対して、太陽光発電のコストは165万ドル/MWとなった。
166万ドル/MWというコストは石炭火力の半値ともなっており、化石燃料は、CO2排出削減という観点だけでなく、発電コストという観点からも再生可能エネルギーには太刀打ちできなくったこととなる。
太陽光発電のコストは2010年には、552万ドル/MWで、風力発電の177万ドル/MWの3.1倍にも達していた。しかし、その後、2011年に日本で福島第一原発事故が起こったことを受けて、世界で再生エネルギーへの移行が促進化されてきたことを受けて、太陽光発電のコストはその後は急速な低価格化が進んでいた。
BNEFでは、最近の再生可能エネルギーブームの特徴は「北から南(先進国から開発途上国)」にあるとも述べており、これまでブームの中心は、欧米などの先進工業国だったのに対して、その後、中国やインドなどが、欧米各国を上回るペースで積極的に再生エネルギーの導入に進めたことが、世界の太陽光発電のコストを更に押し下げる方向に進める結果となったと分析している。
BNEFによる今回の調査結果を受けて、既に先進国では長期的には廃止の方向性が強まってきている原子力発電に関しては、今後は、開発途上国向けとしても導入が進むことは限りなく小さくなってきたこととなる。
Source: Bloomberg New Energy Finance (BNEF)
-------(引用ここまで)----------
火力発電ですら再生可能エネルギーにコストで太刀打ちできなくなりつつあります。
原子力は全く勝負になりません。完全に終わりです。
さようなら原子力、さようなら原発。
(関連情報)
「太陽光発電のコストは原子力発電よりも大幅に安い、一体なぜこうなったのか? (Businessnewsline) 」
(拙稿 2016/9/10)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/448.html
「海外ではものすごい勢いで再生可能エネルギーの普及が進んでいる」 (拙稿 2016/9/12)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/457.html
「イギリス、太陽光による発電量が半年間に渡って石炭火力の発電量を上回る (businessnewsline)」
(拙稿 2016/10/7)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/581.html
「たかが発電 再生エネルギー大躍進で巨大な発電設備が必要という洗脳は完全崩壊、もはや通用しない 」
(拙稿 2016/11/4)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/726.html
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/148.html